JP2004309466A - Optical fiber gyroscope - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は偏光子の機能及び分岐光導波路が形成された基板型光集積回路を備え、光ファイバコイルに印加されるそのコイル軸心回りの角速度を検出する光ファイバジャイロに関する。
BACKGROUND OF THE
光ファイバジャイロにおいては、光ファイバコイルの両端にそれぞれ光ビームを入射し、その光ファイバコイルを伝搬してコイルの両端から出射される。これら両出射光の位相差は、その光ファイバコイルに、その軸心回りの角速度が印加されていない状態ではゼロであるが、前記角速度が印加されている状態では、その印加角速度に応じて、前記両出射光の位相差が変化する。よってこの位相差を検出することにより前記光ファイバコイルに印加される角速度が検出される。光ファイバコイルに複屈折性があるとこれを伝搬する光ビームは、その直交する2つの直線偏光成分により、光の伝搬速度が異なる。従って、光ファイバコイルを伝搬した出射光中の各2つの直線偏光のうち同一の直線偏光ビームを互いに干渉させて前記角速度を検出する。この一方の直線偏光の出射ビームの間の干渉光ビームを得るために、偏光子が用いられている。またこの偏光子により選定された直線偏光が光ファイバコイルを伝搬するように、偏波面保存光ファイバにより光ファイバコイルが構成されていた。 In an optical fiber gyro, a light beam enters each end of an optical fiber coil, propagates through the optical fiber coil, and is emitted from both ends of the coil. The phase difference between these two emitted lights is zero in the state where the angular velocity around the axis is not applied to the optical fiber coil, but in the state where the angular velocity is applied, according to the applied angular velocity, The phase difference between the two emitted lights changes. Therefore, by detecting this phase difference, the angular velocity applied to the optical fiber coil is detected. If the optical fiber coil has birefringence, the light beam propagating therethrough has a different light propagation speed due to two orthogonal linearly polarized components. Accordingly, the angular velocity is detected by causing the same linearly polarized beams among the two linearly polarized lights in the outgoing light propagating through the optical fiber coil to interfere with each other. A polarizer is used to obtain an interference light beam between the one linearly polarized output beam. Further, the optical fiber coil is constituted by the polarization-maintaining optical fiber so that the linearly polarized light selected by the polarizer propagates through the optical fiber coil.
しかし偏波面保存光ファイバはシングルモード光ファイバと比較して可成り高価である。この点からシングルモード光ファイバを光ファイバコイルとして用いられるようになったシングルモード光ファイバコイルにおいても、その曲げ状態などはよりわずかであるが複屈折性が生じており、しかもこれを伝搬する光の直線偏光状態が、なんらかの影響により容易に変動する。このためデポラライザを用いて一方の直線偏光と他方の直線偏光とを互いに干渉が生じない等振幅のものとして、つまり無偏光状態にして光ファイバコイルの両端に光を入射することが行われている。 However, polarization-maintaining optical fibers are considerably more expensive than single-mode optical fibers. From this point, even in a single mode optical fiber coil in which a single mode optical fiber is used as an optical fiber coil, the bending state and the like are slightly smaller, but the birefringence is generated, and the light propagating therethrough Changes easily due to some influence. Therefore, using a depolarizer, one linearly polarized light and the other linearly polarized light are of equal amplitude that do not interfere with each other, that is, light is incident on both ends of the optical fiber coil in a non-polarized state. .
光源よりの光を分岐して光ファイバコイルの両端に入射し、その光ファイバコイルの両端よりの出射光ビームを干渉させるための分岐器と、所定の直線偏光とするための偏光子とを、光導波路を備える基板型光集積回路に機能させることが提案されている。この基板型光集積回路とシングルモード光ファイバとを用いて光ファイバジャイロを構成すると、光源から基板型光集積回路の光導波路に入射された光は、その光導波路の伝搬モードであるTEモードで伝搬し、2つに分岐されて光ファイバコイルの両端に入射されるが、光導波路の消光モードであるTMモードの光が光導波路外へ漏洩し、基板型光集積回路の基板の底面で反射され、光ファイバコイルに入射され、つまりTEモード光に基づく直線偏光のみならず、これと直交する直線偏光も、前記漏洩したTMモードの迷光に基づき入射され、偏光子としての消光比が劣化される。この問題を解決するために米国特許第5,475,772号明細書(1995年12月12日発行)では、光集積回路の基板の底面に空間フィルタを形成している。しかし、TMモードの漏洩光がTMモード光として、光ファイバコイルに入射するのみならず、この漏洩光が、TEモードに変換されて、光ファイバコイルに入射され、光導波路を伝搬した本来のTEモード光に悪影響して、結果的に偏光子としての消光比を劣化することが判明した。 A splitter for splitting the light from the light source and entering both ends of the optical fiber coil, and a splitter for causing the emitted light beams from both ends of the optical fiber coil to interfere with each other, and a polarizer for making predetermined linearly polarized light, It has been proposed to make a substrate-type optical integrated circuit having an optical waveguide function. When an optical fiber gyro is configured using this substrate-type optical integrated circuit and a single-mode optical fiber, light incident on the optical waveguide of the substrate-type optical integrated circuit from the light source is transmitted in the TE mode, which is the propagation mode of the optical waveguide. The light propagates, is split into two, and enters both ends of the optical fiber coil. However, light in the TM mode, which is the extinction mode of the optical waveguide, leaks out of the optical waveguide and is reflected at the bottom of the substrate of the substrate-type optical integrated circuit. Then, not only the linearly polarized light based on the TE mode light but also the linearly polarized light orthogonal thereto is incident on the optical fiber coil based on the leaked stray light of the TM mode, and the extinction ratio as a polarizer is deteriorated. You. In order to solve this problem, US Pat. No. 5,475,772 (issued on December 12, 1995) forms a spatial filter on the bottom surface of a substrate of an optical integrated circuit. However, not only the leaked light in the TM mode enters the optical fiber coil as the TM mode light, but the leaked light is converted into the TE mode, is incident on the optical fiber coil, and propagates through the optical waveguide. It has been found that the extinction ratio as a polarizer is deteriorated as a result of adversely affecting the mode light.
基板型光集積回路を用いる場合のこれらの問題を解決する光ファイバジャイロが非特許文献1に記載されている。以下にこの光ファイバジャイロを図1を参照して説明する。
光源10から出射された光ビームは第1の光ファイバ11、光ファイバカプラ12及び第2の光ファイバ13を通じて基板型光集積回路14に入射される。第1の光ファイバ11、光ファイバカプラ12及び第2の光ファイバ13は共に偏波面保存光ファイバで構成されている。光ファイバカプラ12は2本の偏波面保存光ファイバの中間部の側面が互に融着されてその両コア部が互いに接近されている。また、光集積回路14は、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)の光学結晶基板に、プロトン交換法によって作製されたY分岐型の光導波路15と、その2本の分岐した光導波路部分にそれぞれ形成された光変調器16及び17とを備えている。
Non-Patent
The light beam emitted from the
Y分岐型光導波路15に入射した光は第1及び第2の2つの光に分岐され、第1の光は第3の光ファイバ18を通じて光ファイバコイル20の一端に入射され、この光ファイバコイル20中を時計回り方向(以下、CW方向と称す)に伝搬する。分岐された第2の光は第4の光ファイバ21を通じて光ファイバコイル20の他端に入射され、この光ファイバコイル20中を反時計回り方向(以下、CCW方向と称す)に伝搬する。第3及び第4の光ファイバ18及び21は偏波面保存光ファイバで構成され、これら偏波面保存光ファイバ18及び21はそれぞれ、その固有軸(一般に伝搬速度が速い方の直線偏光の電界方向)が、光集積回路14の光導波路15に、その伝搬TEモードの電界方向と45度ずらされて接続されており、光導波路15と共にデポラライザとして機能する。光ファイバコイル20はシングルモード光ファイバで構成されている。
The light incident on the Y-branch
光ファイバコイル20が、その軸心回りに回転されると、光ファイバコイル20中をCW方向に伝搬する光とCCW方向に伝搬する光との間に位相差が生じ、これら光がY分岐型光導波路15に入射して結合されることによって干渉光が生じ、この干渉光は光ファイバカプラ12によって分岐されて受光器25に入射され、干渉光の強度に対応する電気信号が受光器25から出力される。この受光器25の出力信号は検波回路26に供給される。
光変調器17は検出感度を高めるために使用される。光変調器17には変調信号発生器27から位相変調信号(例えば正弦波信号)が印加され、分岐された一方の光導波路を伝搬する光を位相変調する。また変調信号発生器27から位相変調信号と同期した信号が検波回路26に供給されこの信号により、受光器25から出力される電気信号が同期検波される。
When the
The
検波回路26からの入力角速度に対応する検波出力はフィードバック信号発生回路28に供給される。フィードバック信号発生回路28から、その入力である検波出力の大きさに対応するフィードバック信号が発生され、これが光変調器16に供給され、検波回路26の検波出力がゼロになるように制御される。フィードバック信号発生回路28から発生されるフィードバック信号から光ファイバジャイロの出力信号を得る。この図1に示した構成においては光源10から光ファイバカプラ12を経由して光集積回路14に至る光路が全て偏波面保存光ファイバで構成されている。偏波面保存光ファイバはその複屈折性を利用して光の伝搬中に偏波面が変動しないようにされているがその複屈折性に基づきこの光ファイバを伝搬する2つの直交する直線偏光間に伝搬速度に差が生じる。光源10と光集積回路14との間の光路長は例えば1m程度は必要とする。よって通常の光ファイバジャイロに用いられるスーパールミネセンスダイオード(SLD)のような光源の場合には出射される光のコヒーレンス(可干渉性)に関しては、光源10からの出射光が偏波面保存光ファイバを10数cm程度伝搬すれば、両直線偏光の伝搬速度差に基づく両直線偏光の波頭間距離はコヒーレンスを十分に越えるため、直線偏光の間に可干渉性はなくなっている。従って、偏波面保存光ファイバ13よりの一方の直線偏光は光集積回路14の光導波路の伝搬モードであるTEモードとして光導波路を伝搬するが、他方の直線偏光が光導波路にTMモードとして結合入射し、このTMモード光が光導波路から漏洩し前述したように迷光としてTMモードとして、又はモード変換されてTEモードとして不規則に、光導波路又は偏波面保存光ファイバ18及び21に再結合しても、前述したように光導波路を伝搬する直線偏光と、前記迷光との間に可干渉性がないため、前記再結合は角速度検出に何等影響を与えない。従って、光集積回路14の基板底面に、迷光の影響を抑圧するための空間フィルタを形成する必要もない。
A detection output corresponding to the input angular velocity from the
図1に示した光ファイバジャイロにおいては、偏波面保存光ファイバ18及び21の長さLは、それぞれこれを伝搬する互いに直交した2つの直線偏光間に可干渉性が十分なくなる程度とされている。長さLは下記の式の条件を満たすように設定される。
Lλ/B>Lc (1)
ここで、Bはビート長(典型値2mm)、λは光の波長(典型値0.83μm)、Lcは光のコヒーレンス長(光ファイバジャイロの典型値50μm)を示し、これらの典型値を上記式に代入すると、L>0.12mとなる。上記式において、L/Bは直交直線偏光間の伝搬速度の違いによる位相差を表し、Lλ/Bは直交直線偏光の波頭(wave front)間の距離を表す。
In the optical fiber gyro shown in FIG. 1, the length L of the polarization-maintaining
Lλ / B> Lc (1)
Here, B indicates the beat length (typical value of 2 mm), λ indicates the wavelength of light (typical value of 0.83 μm), Lc indicates the coherence length of light (typical value of optical fiber gyro: 50 μm), and these typical values will be described above. Substituting into the equation, L> 0.12m. In the above equation, L / B represents a phase difference due to a difference in propagation speed between orthogonal linearly polarized lights, and Lλ / B represents a distance between wave fronts of orthogonal linearly polarized lights.
またこれら両偏波面保存光ファイバ18及び21はその固有軸は、光集積回路14の光導波路のTEモードにおける電界方向に対し、45度傾斜されて光導波路と接続されている。従って、光導波路と偏波面保存光ファイバ18及び21とによりそれぞれデポラライザが構成され、光集積回路14からの光は、シングルモードの光ファイバコイル20の両端にそれぞれ無偏光状態で入射される。
このような構成により光ファイバコイル20をシングルモード光ファイバで構成しても、角速度を精度よく検出することができる。なお前述したシングルモード光ファイバコイルの使用に伴う問題、また偏光子及び分岐器を兼ねる基板型光集積回路を用いる問題は、光ファイバジャイロのバイアス誤差の変動として現われる。つまり角速度が印加されていない状態では光ファイバジャイロの検出出力はゼロであるべきであるが、検出出力がバイアスとして生じ、そのバイアス誤差が変動し、検出精度が劣化する。
The polarization-maintaining
With such a configuration, even if the
前記文献には両偏波面保存光ファイバ18及び21の長さについて述べていないが、非特許文献2にその長さについて説明されている。つまり両偏波面保存光ファイバ18及び21の各長さLが1:2とされ、これらによりLYOT型デポラライザとして作用するようにされ、かつこれら両長さの差が、シングルモード光ファイバコイル20での複屈折性に基づく、両直線偏光の位相が最悪の場合でも、これら直線偏光を互いに干渉しない程度に位相差を与える長さになるようにされている。
基板型光集積回路14の光導波路15の端面に対する偏波面保存光ファイバの接続は、先ず、基板型集積回路14の基板と同一材料よりなるキャリアを偏波面保存光ファイバの端部に装着し接着固定し、次いで、このキャリアの端面を基板型光集積回路14の端面に接着固定していた。つまり例えば図2に示すようにキャリア31は四角柱の一側面にファイバ保持溝32が形成されてあり、このファイバ保持溝32に偏波面保存光ファイバ13の一端部を挿入し、この光ファイバ13の端面をキャリア31の一端面と一致させた状態で、光ファイバ13内のその軸心を挟み軸心と平行な2本の応力付与部13aの端面を顕微鏡で視認しながら、2本の応力付与部13aの配列方向33が、キャリア31の一側面(基準面)31aと平行になるようにして光ファイバ13とキャリア31を接着剤34で互いに固定する。この場合、顕微鏡のヘアラインとキャリア31の基準面31aとを一致させておくことにより、比較的容易にかつ精度よく配列方向33と基準面31aとを平行状態にすることができる。
Although the above document does not describe the length of both polarization-maintaining single-
To connect the polarization-maintaining optical fiber to the end face of the
次に、光集積回路14を、その基板の底面を、接続器にその基準面と一致させて取付け、またその接続器に、その基準面にキャリア31の基準面31aと直角な側面31bを一致させてキャリア31を取付け、その後接続器を操作してその基準面に垂直方向及び水平方向にキャリア31を移動制御して、図3A及び図3Bに示すように、光導波路15と光ファイバ13とが一直線上に位置し、かつキャリア31及び光ファイバ13の端面を光集積回路14の端面に接触させてこれらを互いに接着固定する。このようにして偏波面保存光ファイバ13の固有軸が光導波路15のTEモードの電界方向と一致する。通常は2本の応力付与部13aの配列方向33と直角方向(速相軸)が前記TEモードの電界方向と一致するようにされる。図3A及び図3Bはその状態を示している。
Next, the optical
偏波面保存光ファイバ18や21を光導波路15に接続するに当たって先ず偏波面保存光ファイバ18にキャリア31を装着するが、その際に図2中に破線で示すように、2本の応力付与部18aの配列方向が基準面31aに対し45度になるように、顕微鏡で視認しながら行った後、偏波面保存光ファイバ18とキャリア31を互いに接着する。その後のキャリア31の光集積回路14への固定は図3を参照して説明したと同様に行う。偏波面保存光ファイバ21と光導波路15との接続も同様の方法で行う。
しかし応力付与部の配列方向を基準面31aに対し45度に視認により行うことは、応力付与部の配列方向を基準面31aと平行にすることより、一般に角度合せの精度が悪い。例えば基準面31aと平行にする場合の角度合せのずれは、光ファイバジャイロのバイアス誤差で数度/hourであるが、基準面31aに対し45度にする場合の角度合せのずれはバイアス誤差で数10度/hourとなる。つまり偏波面保存光ファイバ18,21の各個有軸が光導波路15のTEモードの電界方向に対し正しく45度になっていないと、シングルモード光ファイバコイル20に入射される光が正確に無偏光状態にならず、検出角速度の精度が低下する。
When connecting the polarization-maintaining
However, when the arrangement direction of the stress applying portions is visually recognized at 45 degrees with respect to the
基板型光集積回路を用いたオープンループ光ファイバジャイロが例えば特開平8−029184号公報(1996年2月2日発行)に示されている。このようなオープンループ光ファイバジャイロに対しても、図1に示したように光集積回路の光源側光路の全てを偏波面保存光ファイバで構成し、光集積回路と光ファイバコイルとの間にそれぞれ偏波面保存光ファイバを挿入することにより基板型光集積回路で生じる問題を同様に解決できる。しかし光集積回路とコイル側の偏波面保存光ファイバとの接続角度合せの問題が同様にある。
この発明の目的は、偏光子の機能及び光導波路をもつ光集積回路からシングルモード光ファイバコイルに入射する光を正しく無偏光状態にすることができる光ファイバジャイロを提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an optical fiber gyro capable of properly setting light incident on a single mode optical fiber coil from an optical integrated circuit having a function of a polarizer and an optical waveguide to a non-polarized state.
この発明によれば、光源からの光を光ファイバ及び光ファイバカプラを通じて、偏光子の機能と分岐光導波路とを有する基板型光集積回路に入射し、この光集積回路において分岐された光をシングルモードの光ファイバコイルの両端に時計回り光及び反時計回り光としてそれぞれ入射し、上記光ファイバコイルを伝搬した時計回り光及び反時計回り光を上記光集積回路において結合して干渉させ、この干渉光を上記光ファイバカプラから受光器に導入してその強度を電気信号に変換し、この電気信号から上記光ファイバコイルに印加されるその軸心回りの回転角速度を検出する光ファイバジャイロにおいて、上記光集積回路の分岐光導波路の2つの入出射端面にそのTMモードの電界方向と個有軸とがそれぞれ一致された第1及び第2偏波面保存光ファイバの各一端が接続され、これら第1及び第2偏波面保存光ファイバの他端にそれぞれ個有軸が45度ずらされて第3及び第4偏波面保存光ファイバの一端が接続され、これら、第3及び第4偏波面保存光ファイバの他端は上記光ファイバコイルの両端に接続され、上記第3偏波面保存光ファイバは発明の背景の項で述べた不等式(1)の条件を満たす前記長さLと同様に設定され、第4偏波面保存光ファイバの長さは2L以上とされている。 According to the present invention, light from a light source is made incident on a substrate type optical integrated circuit having a function of a polarizer and a branched optical waveguide through an optical fiber and an optical fiber coupler, and the light branched in the optical integrated circuit is converted into a single light. The clockwise light and the counterclockwise light are incident on both ends of the mode optical fiber coil as clockwise light and counterclockwise light, respectively, and the clockwise light and counterclockwise light propagated through the optical fiber coil are combined and interfere in the optical integrated circuit. In the optical fiber gyro, the light is introduced from the optical fiber coupler into the light receiver to convert the intensity into an electric signal, and the rotational angular velocity about the axis applied to the optical fiber coil is detected from the electric signal. First and second polarization planes in which the direction of the electric field of TM mode and the axis of the individual coincide with the two input / output end faces of the branch optical waveguide of the optical integrated circuit. One end of each of the preserved optical fibers is connected, and the other end of each of the first and second polarization-maintaining optical fibers is connected to one end of each of the third and fourth polarization-maintaining optical fibers with their individual axes shifted by 45 degrees. The other ends of the third and fourth polarization-maintaining optical fibers are connected to both ends of the optical fiber coil, and the third polarization-maintaining optical fiber meets the condition of inequality (1) described in the background section of the invention. And the length of the fourth polarization-maintaining single-mode fiber is 2 L or more.
上記構成によれば、デポラライザとし作用されるための45度の軸合せは光ファイバ間の接続で行うことができ、この接続は偏波面保存光ファイバの応力付与部を側方から光学的に観測しながら画像解析して正確に任意の相対角度になるように光ファイバを融着接続することが市販の偏波面保存光ファイバ融着接続機により行うことができる。よって正しく無偏光状態とされた光をシングルモード光ファイバコイルの両端に入射することができ、検出精度が高い光ファイバジャイロが得られる。 According to the above configuration, the 45-degree axis alignment for acting as a depolarizer can be performed by connecting the optical fibers, and this connection is performed by optically observing the stress applying portion of the polarization-maintaining optical fiber from the side. Image analysis is performed while the optical fiber is fusion spliced so as to be at an arbitrary relative angle by a commercially available polarization-maintaining optical fiber fusion splicer. Therefore, the light that has been correctly made unpolarized can be incident on both ends of the single mode optical fiber coil, and an optical fiber gyro with high detection accuracy can be obtained.
この発明をクローズドループ方式の光ファイバジャイロに適用した実施例の構成を、図4を参照して説明する。なお、図4において、図1と対応する素子や部分には同一参照符号を付けて示し、必要のない限りそれらの説明を省略する。
光源10から出射された光は第1の光ファイバ51、光ファイバカプラ52、第2の光ファイバ53及び第3の光ファイバ54を通じて基板型光集積回路14に入射される。この実施例では第1及び第2の光ファイバ51及び53、また光ファイバカプラ52はシングルモード光ファイバで構成され、第3の光ファイバ54は長さLの偏波面保存光ファイバで構成され、この第3の光ファイバ54の一方の個有軸は光集積回路14の光導波路15のTEモードの電界方向Exと一致させられている(この様子は第4の光ファイバ55と光導波路15との接続において図5を参照して説明する)。ここで、光源10からの光についてコヒーレンスが生じない程度に、直交する2つの直線偏光間に十分な群遅延時間差を与える偏波面保存光ファイバの長さの1単位をLとする。
The configuration of an embodiment in which the present invention is applied to a closed-loop optical fiber gyro will be described with reference to FIG. In FIG. 4, elements and portions corresponding to those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted unless necessary.
The light emitted from the
基板型光集積回路14は、偏光子機能と分岐光導波路を備えるもので、例えば先に述べた先行技術と同様に、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)の光学結晶基板に、プロトン交換法によって作製されたY分岐型の光導波路15を備え、この例では2つの光変調器16及び17も同様に備えている。なお光集積回路14の光源10側光路をシングルモード光ファイバを主体として短かい偏波面保存光ファイバを光集積回路14との接続に用いることは本発明者らにより米国特許出願第10/700,312で提案した。
Y分岐型光導波路15に入射した光は第1及び第2の2つの光ビームに分岐され、この実施例では第1の光は第4の光ファイバ55を通じ、更に第5の光ファイバ56を通じて光ファイバコイル20の一端に入射し、この光ファイバコイル20中を時計回り方向に伝搬する。分岐された第2の光は第6の光ファイバ57を通じ、更に第7の光ファイバ58を通じて光ファイバコイル20の他端に入射し、この光ファイバコイル20中を反時計回り方向に伝搬する。光ファイバコイル20中をCW方向に伝搬する光波とCCW方向に伝搬する光波はY分岐型光導波路15によって結合され、さらに光ファイバカプラ52によって分岐されて受光器25に入力し、干渉光の強度を示す電気信号として出力される。
The substrate-type optical
The light that has entered the Y-branch
第4、第5、第6及び第7の光ファイバ55,56,57及び58はそれぞれ偏波面保存光ファイバで構成されている。これら光ファイバ間の融着点を太くして示してある。図5に示すように第4及び第6の光ファイバ55及び57の各個有軸、この例では速相軸の方の固有軸、つまり各2本の応力付与部55a及び57aの配列方向33と直角方向は、それぞれ光集積回路14の各光導波路15のTEモードの電界方向Exと同一方向とさせられ、かつ図6に示すように第5及び第7の光ファイバ56及び58の各速相軸(この例では各2本の応力付与部56a及び58aの各配列方向35と各直角な方向)と45度ずらされている。図では光ファイバ55と56を区別するためわずかずらしてある。
The fourth, fifth, sixth, and seventh
更にこの実施例では第4,…,第7の光ファイバ55,56,57及び58の各長さL2,L3,L4及びL5はそれぞれ2L以上、8L以上、4L以上及び16L以上とされると共に、これらのうち何れの2つも互いの長さの差は1L以上に設定されている。
この構成によれば、第3の光ファイバ54の長さはL以上であるから、第3の光ファイバ54から光集積回路14へ入射する直交した直線偏光は互いに干渉がない状態になっている。従って光集積回路14内に前述した基板内に生じた迷光が光導波路15の伝搬中あるいは第4及び第6の光ファイバ55及び57に入射する際に再結合されても、その再結合光による影響は、図1に示したものと同様にない。
Further, in this embodiment, the lengths L2, L3, L4 and L5 of the fourth,..., Seventh
According to this configuration, since the length of the third
光導波路15と第4及び第6の光ファイバ55及び57との接続は光導波路15のTEモードの電界方向と各偏波面保存光ファイバの個有軸とが平行とされているため、これらの接続は高い精度で角度合せされ、第4及び第6の光ファイバ55及び57に入射される光は実質的に、この例では偏波面保存光ファイバの速相軸を伝搬するTEモード光のみである。また第4及び第6の光ファイバ55及び57と第5及び第7の光ファイバ56及び58との接続はこれらの個有軸が高い精度で個有軸が互いに45度ずらされている。従って第4及び第6の光ファイバ55及び57から第5及び第7の光ファイバ56及び58に、実質的に速相軸直線偏光のみが等強度で速相軸と遅相軸とに分割されて入射される。
The connection between the
第5及び第7の光ファイバ56及び58の各長さL3及びL5はそれぞれL以上であり、かつ1:2とされているため、第5及び第7の光ファイバ56及び58から光ファイバコイル20にそれぞれ入射される光は正しく無偏光状態となっており、第5及び第7の光ファイバ56と58とによりLYOT型デポラライザとして作用し、光ファイバコイル20から光集積回路14に入射される各光は正しい無偏光状態になっている。よって、これらの光が光集積回路14内で生じる迷光の再結合の影響がない。ここで光ファイバコイル20のシングルモード光ファイバの複屈折性は偏波面保存光ファイバの複屈折率よりも2〜3桁程度小さく、しかも各所でランダムに発生し測定が困難であるがそのランダム性より、全体としては互いに打ち消し合って、この複屈折性を無視してよいことを見いだした。
Since the lengths L3 and L5 of the fifth and seventh
以上の説明より、第4及び第6の光ファイバ55及び57の長さL2及びL4は第4及び第6の光ファイバ55及び57と光導波路15との各接続、また第5及び第7の光ファイバ56及び58との各接続の作業がやり易い範囲でなるべく短かいものとしてもよい。この場合はL2=L4としてよい。このようにこの光ファイバジャイロによれば、前記平行とする軸合せ作業を比較的簡単に比較的高い精度で行うことができ、かつ45度の軸合せを市販の接続機により高い精度で行うことができ、それだけ検出角速度の精度が向上する。またこの例では光集積回路14より光源10側の光路で用いる偏波面保存光ファイバは例えば10数cmとすることもでき、図1に示したものでは1m程度以上も必要とした場合と比較して安価に構成することができる。
From the above description, the lengths L2 and L4 of the fourth and sixth
光集積回路14から第3の光ファイバ54へ光の入射において、TMモード迷光が第3の光ファイバ54に入射され、モード変換されて再結合した迷光を含むTEモードがわずか第3の光ファイバ54の遅相軸伝送光として入射されるおそれがある。しかしこの実施例では第4及び第5の光ファイバ55及び56の長さの和L2+L3と第6及び第7の光ファイバ57及び58の長さの和L4+L5との差が、第3の光ファイバ54の長さLより長いため、各偏波面保存光ファイバの伝搬により形成されたその速相軸伝搬光と遅相軸伝搬光との波頭間、つまり位相差が、第3の光ファイバ54の伝搬により小さくなっても、第3の光ファイバ54から光源10側に出射する速相軸光と遅相軸光、つまり直交する直線偏光間に可干渉性が生じるおそれはない。
When light enters the third
光導波路15のTEモード電界方向と第4及び第6の光ファイバ55及び57の各速相軸と平行にすることは前述したように比較的高い精度で行うことができる。しかしこの軸合せは視認によるためその精度には限度がある。このため、光導波路15から第4及び第6光ファイバ55及び57の遅相軸伝送光がわずか入射される。従って、これらによる影響を除去することが好ましい。この点から第3の光ファイバ54の長さLと第4及び第6の光ファイバ55及び57の各長さL2及びL4との差をそれぞれL以上とするとよい。
更にこれら第4及び第5の光ファイバ55及び56により、また第6及び第7の光ファイバ57及び58により、それぞれLYOT型デポラライザを構成し、かつ第4及び第5の光ファイバ55及び56と第6及び第7の光ファイバ57及び58とによりLYOT型デポラライザを構成するとよい。この点でこの実施例ではL2=2L以上、L3=4L以上、L4=8L以上、L5=16L以上と、かつこれらのいずれの2つの値の差がL以上になるようにされている。このようにすることにより角速度検出精度が著しく高い光ファイバジャイロを構成することができる。
Making the direction of the TE mode electric field of the
Further, the fourth and fifth
以上の説明から理解されるように、第3、第4及び第6の光ファイバ54,55及び57と光導波路15との各接続の軸合せが正しく行われていれば、第3の光ファイバ54で光導波路15とTEモード結合する直線偏光とTMモード結合する直線偏光との群遅延差は、例えば光導波路15と第4の光ファイバ55との結合の際に、迷光のTMモード光が第4の光ファイバ55に結合しても、第4の光ファイバ55において両直線偏光の群遅延差が更に大とされる。従って全ての場合にL1、L3、L5はそれぞれL以上であることを前提とし、
|(L1+L2)−L3|>L,|(L1+L4)−L5|>L (2)
であり、かつ光ファイバコイル20の伝搬におけるランダムな複屈折性の影響を避けるために、
||(L1+L2)−L3|−|(L1+L4)−L5||>L (3)
とすればよい。|a−b|はaとbの差の絶対値を表わす。あるいは式(2)の条件を満すと共に
|L3−L5|>L、 又は L3:L5
が1:2又は2:1としてもよい。式(2)の2つの条件の一方がイコールで成立っている場合は他方の条件を2L以上とすればよいともいえる。このような条件が成り立てばL2=L4でもよく、またL1〜L5のうちL1を最小値にする必要はない。また|L1−L3|>L、|L1−L5|>Lかつ||L1−L3|−|L1−L5||>Lとしてもよい。
As can be understood from the above description, if the axes of the connections between the third, fourth and sixth
| (L1 + L2) −L3 | > L, | (L1 + L4) −L5 | > L (2)
And to avoid the effect of random birefringence on the propagation of the
| (L1 + L2) -L3 |-| (L1 + L4) -L5 || > L (3)
And it is sufficient. | Ab | represents the absolute value of the difference between a and b. Alternatively, while satisfying the condition of the expression (2), | L3-L5 | > L, or L3: L5
May be 1: 2 or 2: 1. When one of the two conditions of the equation (2) is equal, it can be said that the other condition may be set to 2L or more. If such a condition is satisfied, L2 = L4 may be satisfied, and L1 among L1 to L5 does not need to be minimized. | L1-L3 | > L, | L1-L5 | > L and || L1-L3 |-| L1-L5 || > L.
次に第3、第4及び第6の光ファイバ54,55及び57と光導波路15との各接続の軸合せのわずかのずれに基づく影響をも抑圧する場合について述べる。この場合は第3の光ファイバ54の速相軸偏光成分が例えば第4の光ファイバ55の遅相軸偏光として、また迷光となった遅相軸偏光成分が速相軸偏光としても、わずかであるが伝搬することになる。よって第3の光ファイバ54で付けられた速相軸偏光成分と遅相軸偏光成分との群遅延差、つまり位相差が第4の光ファイバ55の伝搬により減少する成分が生じる。従って、L2,L4もL以上であり、かつ下記式(4)の条件を満す必要がある。
Next, a case will be described in which the influence due to a slight displacement of the axis alignment of each connection between the third, fourth and sixth
|L1−L2|>L , |L1−L4|>L (4)
第4の光ファイバ55よりの両直線偏光は第5の光ファイバ56の速相軸及び遅相軸にそれぞれ等分配される。このため、第5の光ファイバ56の伝搬により、前記減少された群遅延差(位相差)が更に減少される成分が生じる。このため下記式(5)の条件を満す必要がある。
||L1−L2|−L3|>L,||L1−L4|−L5|>L (5)
更に光ファイバコイル20の伝搬におけるランダムな複屈折性の影響を避けるために下記(6)式の条件を満す必要がある。
| L1-L2 | > L, | L1-L4 | > L (4)
Both linearly polarized lights from the fourth
|| L1-L2 | -L3 | > L, || L1-L4 | -L5 | > L (5)
Further, in order to avoid the influence of random birefringence on the propagation of the
|||L1−L2|−L3|−||L1−L4|−L5||>L (6)
つまり式(5)のこの条件中の一方がイコールで満される場合は他方の条件を2L以上とする。最も短かい場合は1:2又は2:1の関係にすればよいことになる。これらの条件を満せばよく、L1〜L5中でL1を最小値にしなくてもよい。
この発明において最も重要な点は、光集積回路14と直接接続する光ファイバコイル20側の偏波面保存光ファイバと光導波路との接続では軸をずらさず、45度軸をずらす接続は偏波面保存光ファイバ同士の接続で行う点にある。従って光集積回路14の光源10側の光路は図1に示したものと同様に全て偏波面保存光ファイバで構成してもよい。つまり図7に図1及び図4と対応する部分に同一参照符号を付けて示す構成としてもよい。
| L1-L2 | -L3 |-|| L1-L4 | -L5 || > L (6)
That is, if one of the conditions in the equation (5) is satisfied with the equal, the other condition is set to 2L or more. In the shortest case, the relationship may be 1: 2 or 2: 1. It is sufficient that these conditions are satisfied, and L1 does not have to be the minimum value among L1 to L5.
The most important point in the present invention is that the connection between the polarization-maintaining optical fiber and the optical waveguide on the side of the
この場合は光集積回路14の光源10側の偏波面保存光ファイバの長さは前述したように例えば1m以上程度と長く、従ってこの偏波面保存光ファイバで生じる直交偏光の群遅延差(位相差)は光集積回路14の光ファイバコイル20側で発生する直交偏光の群遅延差(位相差)より著しく大きい。従って光導波路15と第3、第4及び第6の光ファイバ54,55及び57との軸合せのずれの影響を無視する場合は下記条件を満たせばよい。
L3>L , L5>L , |L3−L5|>L (7)
前記軸合せのずれの影響を抑えたい場合は下記条件を満たせばよい。
In this case, the length of the polarization-maintaining optical fiber on the
L3 > L, L5 > L, | L3-L5 | > L (7)
When it is desired to suppress the influence of the misalignment, the following condition may be satisfied.
|L2−L3|>L , |L4−L5|>L
||L2−L3|−|L4−L5||>L (8)
なお上述において各偏波面保存光ファイバの長さの各条件は以上としているが、経済性の点からは各条件を満しかつなるべく短かい方がよい。
上記実施例ではこの発明をクローズドループ方式の光ファイバジャイロに適用した場合について説明したが、この発明はオープンループ方式の光ファイバジャイロにも同様に適用することができ、同様の作用効果が得られることはいうまでもない。また上記実施例ではニオブ酸リチウム(LiNbO3)の光学結晶基板にプロトン交換法によって作製されたY分岐型の光導波路を備えた光集積回路を使用したが、光学結晶基板はチタン酸リチウム(LiTiO3)であってもよい。或いは、例えば両偏波モード、つまりTEモード及びTMモードの光を伝送することができるチタン拡散型のニオブ酸リチウムの光導波路の一部に局所的なデバイスとして何らかの偏光子を組み込んだ構成の光集積回路を使用してもよい。要するに、光集積回路は偏光子の機能と分岐光導波路とを有するものであればよい。各偏波面保存光ファイバとしては2本の応力付与部をもつものに限らず、他の各種のものも用いることもできる。
| L2-L3 | > L, | L4-L5 | > L
|| L2-L3 |-| L4-L5 || > L (8)
In the above description, the conditions for the length of each polarization-maintaining single-mode fiber are as described above. However, from the viewpoint of economy, it is preferable that each condition is satisfied and the length is as short as possible.
In the above embodiment, the case where the present invention is applied to a closed loop type optical fiber gyro has been described. However, the present invention can be similarly applied to an open loop type optical fiber gyro, and the same operation and effect can be obtained. Needless to say. In the above embodiment, an optical integrated circuit having a Y-branch type optical waveguide manufactured by a proton exchange method was used for an optical crystal substrate of lithium niobate (LiNbO 3 ). 3 ). Alternatively, for example, light having a structure in which a certain polarizer is incorporated as a local device in a part of a titanium diffusion type lithium niobate optical waveguide capable of transmitting light in both polarization modes, that is, TE mode and TM mode. An integrated circuit may be used. In short, the optical integrated circuit only needs to have a function of a polarizer and a branch optical waveguide. Each polarization-maintaining optical fiber is not limited to one having two stress applying portions, and other various types can also be used.
なお図4において光ファイバ55及び57を省略して、光ファイバ56及び58を、個有軸をTEモードの電界方向に対し45度ずらして光導波路15に直接接続する場合の光ファイバの長さの条件は、次式を満せばよい。
L1>L,L3>L,L5>L,|L1−L3|>L,|L1−L5|>L,
||L1−L3|−|L1−L5||>L
In FIG. 4, the
L1 > L, L3 > L, L5 > L, | L1-L3 | > L, | L1-L5 | > L,
|| L1-L3 |-| L1-L5 || > L
Claims (6)
上記光ファイバカプラと上記光集積回路の光導波路との間に接続され、その光導波路のTEモードの電界方向と個有軸が合わされ、長さL1の第1偏波面保存光ファイバと、
上記光集積回路の上記光導波路の他の2つの端面と、それぞれの一端が、その光導波路のTEモードの電界方向と個有軸とが合されて接続され、長さがそれぞれL2及びL4の第2及び第3偏波面保存光ファイバと、
上記第2及び第3偏波面保存光ファイバの他端と、それぞれの一端が、これら両者の個有軸が互いに45度ずらされて接続され、それぞれの他端が上記光ファイバコイルの両端にそれぞれ接続され、長さがそれぞれL3及びL5の第4及び第5偏波面保存光ファイバとを備え、
上記第1偏波面保存光ファイバを除く上記光源と上記光集積回路間の光ファイバは全てシングルモード光ファイバで構成され、
上記各偏波面保存光ファイバの直交偏光間に群遅延時間差を上記光源の光のコヒーレンス長を越えるだけ生じさせる長さをLとすると、
L1>L,L3>L,L5>L
|(L1+L2)−L3|>L,|(L1+L4)−L5|>L
||(L1+L2)−L3|−|(L1+L4)−L5||>L
の条件を満していることを特徴とする光ファイバジャイロ。 Light from a light source passes through an optical fiber and an optical fiber coupler in sequence, and is incident on a substrate type optical integrated circuit having a function of a polarizer and a branch optical waveguide, and the light branched in the optical integrated circuit is converted into a single mode optical fiber. The clockwise light and the counterclockwise light are respectively incident on both ends of the coil as clockwise light and counterclockwise light, and the clockwise light and the counterclockwise light propagated through the optical fiber coil are combined and interfere in the optical integrated circuit. In the optical fiber gyro, which is introduced from the fiber coupler into the light receiver and converts the light intensity into an electric signal, and from the electric signal, the optical fiber coil is detected, and an angular velocity applied around the axis is detected.
A first polarization-maintaining optical fiber connected between the optical fiber coupler and the optical waveguide of the optical integrated circuit, the direction of the electric field of the TE mode of the optical waveguide being aligned with a unique axis, and having a length L1;
The other two end faces of the optical waveguide of the optical integrated circuit are connected to one end of each of the optical waveguides in such a manner that the electric field direction of the TE mode of the optical waveguide and the individual axis are combined, and have lengths of L2 and L4, respectively. Second and third polarization-maintaining optical fibers;
The other ends of the second and third polarization-maintaining single-mode fibers are connected to each other with their respective axes shifted by 45 degrees from each other, and the other ends are respectively connected to both ends of the optical fiber coil. And fourth and fifth polarization-maintaining single-mode fibers having lengths L3 and L5, respectively.
All the optical fibers between the light source and the optical integrated circuit except the first polarization-maintaining optical fiber are constituted by single-mode optical fibers,
Assuming that the length that causes the group delay time difference between the orthogonal polarizations of the respective polarization-maintaining optical fibers to exceed the coherence length of the light from the light source is L,
L1 > L, L3 > L, L5 > L
| (L1 + L2) -L3 | > L, | (L1 + L4) -L5 | > L
|| (L1 + L2) -L3 |-| (L1 + L4) -L5 || > L
An optical fiber gyro characterized by satisfying the following conditions.
|L1−L3|>L , |L1−L5|>L
かつ|||L1−L3|−|L1−L5||>L
の条件を満すことを特徴とする光ファイバジャイロ。 The optical fiber gyro according to claim 1,
| L1-L3 | > L, | L1-L5 | > L
And ||| L1-L3 |-| L1-L5 || > L
An optical fiber gyro characterized by satisfying the following conditions.
L2>L,L4>L
||L1−L2|−L3|>L,||L1−L4|−L5|>L
かつ|||L1−L2|−L3|−||L1−L4|−L5||>L
の条件を満していることを特徴とする光ファイバジャイロ。 The optical fiber gyro according to claim 1,
L2 > L, L4 > L
|| L1-L2 | -L3 | > L, || L1-L4 | -L5 | > L
And ||| L1-L2 | -L3 |-|| L1-L4 | -L5 || > L
An optical fiber gyro characterized by satisfying the following conditions.
L2>2L,L3>4L,L4>8L、L5>16L
であることを特徴とする光ファイバジャイロ。 The optical fiber gyro according to claim 3,
L2 > 2L, L3 > 4L, L4 > 8L, L5 > 16L
An optical fiber gyro characterized by the following.
上記光集積回路の上記光導波路の他の2つの端面とそれぞれ一端が、その光導波路のTEモードの電界方向と個有軸とが合されて接続され、長さがそれぞれL2及びL4の第2及び第3偏波面保存光ファイバと、
上記第2及び第3偏波面保存光ファイバの他端と、それぞれの一端が、これら両者の個有軸が互いに45度ずらされて接続され、それぞれの他端が上記光ファイバコイルの両端にそれぞれ接続され、長さがそれぞれL3及びL5の第4及び第5偏波面保存光ファイバとを備え、
上記各偏波面保存光ファイバの直交偏光間に群遅延時間差を、上記光源の光のコヒーレンス長を越えるだけ生じさせる長さをLとすると、
L3>L , L5>L , |L3−L5|>L
の条件を満していることを特徴とする光ファイバジャイロ。 The light from the light source sequentially passes through the polarization-maintaining optical fiber and the polarization-maintaining optical fiber coupler, enters the substrate-type optical integrated circuit having the function of the polarizer and the branching optical waveguide, and is branched in the optical integrated circuit. The clocked light and the counterclockwise light propagating through the optical fiber coil are coupled and interfere with each other in the optical integrated circuit. An optical fiber that introduces the interference light from the optical fiber coupler into a light receiver, converts the light intensity into an electric signal, and detects an angular velocity applied from the electric signal to the optical fiber coil around its axis. In the gyro,
The other two end faces and one end of the optical waveguide of the optical integrated circuit are connected so that the direction of the electric field in the TE mode of the optical waveguide is aligned with the individual axis, and the second ends of the lengths L2 and L4, respectively. And a third polarization-maintaining optical fiber;
The other ends of the second and third polarization-maintaining single-mode fibers are connected to each other with their respective axes shifted by 45 degrees from each other, and the other ends are respectively connected to both ends of the optical fiber coil. And fourth and fifth polarization-maintaining single-mode fibers having lengths L3 and L5, respectively.
The group delay time difference between the orthogonal polarizations of the respective polarization-maintaining optical fibers, L is a length that causes the coherence length of the light of the light source to exceed L,
L3 > L, L5 > L, | L3-L5 | > L
An optical fiber gyro characterized by satisfying the following conditions.
|L2−L3|>L,|L4−L5|>L
||L2−L3|−|L4−L5||>L
の条件を満していることを特徴とする光ファイバジャイロ。 The optical fiber gyro according to claim 5,
| L2-L3 | > L, | L4-L5 | > L
|| L2-L3 |-| L4-L5 || > L
An optical fiber gyro characterized by satisfying the following conditions.
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