JP2004306062A - Method of machining vehicle wheel - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミ合金等の軽合金製の車両ホイールを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミ合金製の車両ホイールを鋳造により製造する方法は良く知られている。この方法で用いられる鋳型は、下型と、昇降可能な上型と、水平移動する一対若しくは二対の横型とを有している。鋳型が型締め状態にある時、成形用キャビティが形成される。このキャビィティは車両ホイールの最終形状に近い形状をなし、ディスク部成形用空間とリム部成形用空間とを有している。下型には、キャビティのディスク部成形用空間の中央に接続される湯道が形成され、この湯道からアルミ合金の低圧の溶湯をキャビティに充填して、最終形状に近い車両ホイールを得る。この後、切削加工等を経て最終形状の車両ホイールを得る。
【0003】
上記鋳造では、湯道から最も遠い部位、すなわちリム部成形用空間におけるディスク部成形用空間の反対側の縁から凝固が始まり、湯道に向かって徐々に凝固が進み、最後にディスク部の中心近傍が凝固する。リム部成形用空間では急速に凝固がなされるので材質の劣化が生じないが、ディスク部成形用空間では凝固が遅れるので材質が劣化する。この材質劣化を補い必要な強度を得るために、ディスク部を厚くする必要がある。
【0004】
また、上記溶湯の凝固は収縮を伴う。この収縮によるヒケや巣の発生を抑制するためには、凝固が始まっている部位に溶湯を補充する必要がある。上記鋳造では、溶湯の補充を確保するためにディスク部成形用空間の流通断面積を広くしており、このことも、鋳造ホイールのディスク部を厚くする要因となる。
【0005】
上記ディスク部の材質の劣化を回避し薄肉軽量化を図るために、WO00/43153号公報に開示された鋳造方法が開発されている。この鋳造方法では、ディスク部成形用空間の中央に接続された湯道を介して高圧の溶湯をキャビティに充填する。この高圧鋳造では、溶湯に高圧を付与することにより、十分な押湯が可能であり、ディスク部での溶湯の流通断面積を比較的狭くすることができる。また、上記押湯の作用が高いので鋳型の型温を低くし溶湯の冷却能力を強化することが可能となり、リム部成形用空間のみならずディスク部成形用空間での凝固を早くすることができ、高圧付与による組織の微細化も図れるので、ディスク部の材質劣化を免れる。その結果、ディスク部の薄肉軽量化を図ることができる。
【0006】
他方、特開2000−79801号公報には、リム部を薄肉軽量化する車両ホイールの製造方法が開示されている。詳述すると、同公報の鋳型の成形用キャビティはディスク部成形用空間とリム原形部整形用空間を有している。リム原形部成形用空間の断面積は最終形状のリム部より大きい。ディスク部成形用空間の中央に湯道が接続される点は最初に述べた周知技術と同様である。この鋳型で低圧鋳造がなされ、最終形状またはそれに近い形状のリム部より厚肉のリム原形部を有する車両ホイールのプリフォームが得られる。その後、このリム原形部に減肉を伴うスピニング加工(フローフォーミング加工)を施すことにより最終形状に近いリム部を得る。このスピニング加工により、リム部は巣等の内部欠陥を圧着により解消され、組織の微細化,組織の異方性(圧延組織),加工硬化も得られ強度が向上する。そのため、従来の鋳造ホイールのリム部よりも薄肉軽量化することができる。
【0007】
【特許文献1】
WO00/43153号公報
【特許文献2】
特開2000−79801号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
WO00/43153号公報に開示された方法では、ディスク部の薄肉軽量化を図ることができる。しかし、高圧鋳造ではブローホールの残留が問題となる。すなわち、キャビティに溶湯が充填される際に溶湯が空気をまき込んで乱流となるためにブローホールが生じる。高圧鋳造では型温が低いため、溶湯はブローホールを内包したまま急速凝固される。特にリム部でブローホールが残留し易い。リム部はこのブローホールにより強度低下を招くため、薄肉,軽量化することができない。
特開2000−79801号公報に開示された方法では、低圧鋳造であるため周知技術と同様にディスク部の材質劣化を改善できず、ディスク部を薄肉軽量化することができない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、(イ)型締め状態でディスク部成形用空間とリム原形部成形用空間とを有する成形用キャビティが形成されるとともに、上記ディスク部成形用空間に接続される湯道が形成される鋳型を用い、この湯道を介してキャビティに高圧の溶湯を充填することにより、ディスク部とリム原形部とを有する車両ホイールのプリフォームを鋳造する高圧鋳造工程と、(ロ)上記プリフォームのリム原形部に減肉を伴うスピニング加工を施すことにより、最終形状または最終形状に近いリム部を得る加工工程と、を備えたことを特徴とする車両ホイールの製造方法を要旨とする。
【0010】
上記方法によれば、高圧鋳造なので鋳型の型温が低く冷却能力を高くすることができ、リム原形部のみならずディスク部成形用空間での溶湯の凝固を急速に行うことができ、凝固遅延による材質劣化を防止することができる。また、溶湯に高圧が付与されて押湯が効くので、リム部成形用空間への溶湯の補充路を確保するために流通断面積を広くせずに済む。その結果、ディスク部の薄肉軽量化を図ることができる。また、プリフォームのリム原形部ではブローホールが残留しているが、減肉を伴うスピニング加工を施すことによりこのブローホールを潰すことができ、その結果、リム部の強度を向上させることができ、その薄肉軽量化も図ることができる。
【0011】
好ましくは、上記リム原形部はその幅方向中間からディスク部の反対側の縁部にわたって環状厚肉部を有し、この環状厚肉部をスピニング加工することにより、リムドロップとディスク部の反対側のビードシートおよびフランジを得る。これによれば、特に湯口から遠くブローホールが残留し易い部位をスピニング加工することにより、リム部の強度向上を確実に果たすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態をなす車両ホイールの製造方法について図1,図2を参照しながら説明する。まず、鋳造工程で用いられる鋳型について説明する。図1に示すように、この鋳型10は、ベース11と、このベース11上に固定された下型12と、この下型12に対して昇降する上型13と、一対(複数)の半割りされた横型14とを有している。一対の横型14は、紙面と直交する方向に対峙し、同方向に移動して接合,離反するようになっている。各型12〜14には冷却水が通る冷却通路が形成されている。
【0013】
鋳型10の型締め時には、一対の横型14の互いの接合面が大きな荷重、例えば1000〜1500tonをもって当たり、上型13が下降してこれら横型14の上面に当たることにより、下型12と上型13とで一対の横型14を所定の荷重をもって挟むようになっている。この型締め状態において、下型12と上型13と一対の横型14により、プリフォーム成形用のキャビティ20が形成される。
【0014】
上記キャビティ20は、下型12と上型13の対向面間に形成されたディスク部成形用空間21と、下型12と上型13の外周面と一対の横型14の内周面間に形成されたリム原形部成形用空間22とを有している。このリム原形部成形用空間22は、下側の第1部分22aと中間の第2部分22bと上側の第3部分22cとを有している。上記第1部分22aは、最終形状の車両用ホイールのリム部の対応箇所に近い形状をなしている。第2部分22bは短い円筒形状をなし、第3部分22cは先端に向かって広がる円錐状形状をなしている。これら第2部分22b,第3部分22cは、最終形状の車両用ホイールのリム部の対応箇所と異なる形状をなし、それより厚くなっている。
【0015】
さらに鋳型10の下型12およびベース11には湯道25が形成され、この湯道25の上端部のゲート25xはディスク部成形用空間21の中央に接続されている。ベース11の下面には溶湯充填機30が連結され、この溶湯充填機30のシリンダ部31が上記湯道25の下端部に連なっている。シリンダ部31にはプランジャ32が進退するように収容されている。
【0016】
上記鋳型10を用いた車両ホイールのプリフォームの高圧鋳造工程について説明する。上記溶湯充填機30のシリンダ31に溶湯を充填した状態で、プランジャ32を比較的低速で前進させることにより、溶湯は湯道25を経てそのゲート25xが位置するディスク部成形用空間21に達し、ここからディスク部成形用空間21に充填されるとともに、リム原形部成形用空間22に充填される。また、溶湯の充填は、プリフォームのリム形状は幅狭く厚く、通常のホイールの幅広く薄いリム形状とは大きく異なるため、比較的低速で充填させることができ、WO00/43153のようなブローホールの発生そのものを低減できる。充填後にプランジャ32を介して溶湯に高圧を加えることにより、強制的に押湯を効かす。ここで高圧とは低圧鋳造の場合(1Kg/cm2未満)に比べて遥かに高い圧力(100Kg/cm2以上)を意味する。本実施形態では1000Kg/cm2程度である。
【0017】
上記溶湯の凝固は、湯道25のゲート25xから最も遠い部位、すなわちリム部成形用空間22の先端縁部(ディスク部成形用空間21の反対側の縁部)で始まり、ゲート部25xに向かって凝固が進み、ゲート25xに達する。その後、プランジャ32を後退させ、型開き後に鋳物を得る。通常形状のホイールと比べ、凝固の進行する経路が短いため、ゲート25xへの指向性凝固が取りやすい。
【0018】
上記鋳造により、図2(A)に示す車両ホイールのプリフォーム50が得られる。このプリフォーム50は、上記ディスク部成形用空間21での溶湯の凝固により形成されたディスク部51と、リム原形部成形用空間22での溶湯の凝固により形成されたリム原形部52とを有している。リム原形部52は、リム原形部成形用空間22の第1部分22aに対応したディスク部側フランジ52a,ディスク部側ビードシート52bを有している。これら部位は、車両ホイールの最終形状に近い形状を有している。さらにリム原形部52は、リム原形部成形用空間22の第2部分22b,第3部分22cに対応した環状厚肉部52x,52yを有している。なお、ディスク部21の中央には、湯道25のゲート25x近傍の溶湯凝固による突起が形成されている。
【0019】
上記高圧鋳造工程では、型温が低く溶湯の冷却能力が高いので、リム原形部成形用空間22のみならずディスク部成形用空間21で急速な凝固がなされるので組織が微細となり、凝固遅延による材質劣化はリム原形部52のみならずディスク部51でも生じない。そのため、ディスク部51は鋳造に伴う材質劣化を補うために厚肉にせずに済む。また、高圧付与により十分な押湯が効くので、リム部成形用空間22への広い溶湯経路を確保する必要がなくデイスク部成形用空間21の流通断面積を最小限に抑えることができる。その結果、ディスク部51の軽量薄肉化を図ることができる。
【0020】
上記高圧鋳造工程において、リム原形部成形用空間22は、大きな流通断面積を有しているので、上記溶湯の高圧付与と相俟って凝固が生じた部位への溶湯の補充を良好に行うことができ、ヒケや巣の発生を確実に抑制することができる。ただし、ブローホールの残留が問題となる。すなわち、キャビティに溶湯が充填される際に溶湯が空気をまき込んで乱流となるためにブローホールが生じる。高圧鋳造では型温が低いため、溶湯はブローホールを内包したまま急速凝固される。特に湯道25から遠いリム原形部52では急速凝固によるブローホールの残留が多い。
【0021】
上記鋳造工程の次に、前加工工程を実行する。この前加工工程で、バリ取りを行う。また、湯道25のゲート25x近傍の溶湯凝固により形成された突起を切断するとともに、ディスク部51の中央にハブ穴51aを形成する。
【0022】
次に、本加工工程を実行する。本加工工程では、上記プリフォーム50を加熱した後、スピニング加工(フローフォーミング加工)を行う。なお、鋳造工程から短時間で本加工工程を実行する場合には、スピニング加工前の加熱を省略できる。スピニング加工では図2(A)に示すように、車両ホイールの最終形状に近い外周形状を有するマンドレル41にプリフォーム50を取り付け、このマンドレル41を回転させ、ローラ42をプリフォーム50に押し付けながらマンドレル41の周面形状に沿ってマンドレル41の軸方向に移動させる。
【0023】
上記スピニング加工により、環状厚肉部52x,52yがローラ42によりしごかれながら減肉(薄肉化)されるとともにマンドレル41の周面形状に沿って幅方向に広がり、図2(B)に示すように最終形状に近いリム部52’を有する車両ホイール50’が得られる。このリム部52’において、ディスク部51側のフランジ52aとビードシート52bは、上述した鋳造により既に最終形状に近い形状となっている。環状厚肉部52xのスピニング加工により主にリム部52’のリムドロップ52cが形成され、環状厚肉部52yのスピニング加工により主にディスク部51の反対側のビードシート52dおよびフランジ52eが形成される。
【0024】
上記スピニング加工は、リム原形部52の環状厚肉部52x,52yの材料の大きな流動を伴い、巣の圧着,組織の微細化(動的再結晶),組織の異方性(圧延組織),加工硬化を実現できる。また、上記高圧鋳造時にリム原形部52に生じたブローホールも潰すことができる。その結果、リム部52’は材質劣化を補うために厚肉にせずに済み、薄肉軽量化を図ることができる。
【0025】
上記スピニング加工の後に、熱処理し、必要に応じてショットブラストによりディスク部51の意匠面の表面処理を行い、リム部52’の外周面を切削加工し、塗装を施すことにより、車両ホイールが完成する。切削加工の際に、リム部52’は若干減肉されて最終形状となる。なお、切削加工を行わない場合にはスピニング加工後の形状が車両ホイールの最終形状となる。
【0026】
なお、高圧鋳造では溶湯の急速凝固がなされるので生産性が良い。プリフォーム50は3分で1個形成される。スピニング加工は1分で1個処理できるから、3個の鋳型10と、1個のスピニング加工装置とを組合わせることにより、効率良く車両ホイールを生産することができる。
前述したように、横型14の型締め力が大きいので、プリフォーム50を真円に近い状態で鋳造でき、その後のスピニング加工の作業性が良い。
高圧鋳造では、キャビティ20の内面に潤滑剤を塗布する必要がある。例えば黒鉛粉を水に溶かし、型開きの状態で型内面に吹き付ける。そのため、高圧鋳造されたプリフォーム50の内外周面にはこの潤滑剤が付着している。一般にスピニング加工の際にはマンドレル41の外周面に潤滑剤を塗布して材料の焼き付きを防止するようにしているが、本実施形態では、上記のようにプリフォーム50の内周面に既に潤滑剤が付着しているので、マンドレル41外周面への潤滑剤の塗布を省略することができる。
【0027】
本発明は上記の実施形態に制約されず種々の形態が可能である。例えば上記実施形態では、横型は4分割したものを使用できる。フローフォーミング加工においては、ローラ側を固定してマンドレルを軸方向に移動することで、目的形状に成形することもできる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のよれば、ディスク部およびリム部の両方とも高い強度を保持しつつ薄肉軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の第1実施形態において車両ホイールのプリフォームを鋳造するための鋳型を示す縦断面図である。
【図2】上記鋳型で鋳造されたプリフォームをスピニング加工する工程を示す断面図であり、(A)は加工前のプリフォームとスピニング加工装置を示し、(B)は加工後の最終形状に近い車両ホイールを示す。
【符号の説明】
10 鋳型
11 下型
12 上型
13 横型
20 キャビティ
21 ディスク部成形用空間
22 リム原形部成形用空間
25 湯道
25x ゲート
40 スピニング加工装置
50 プリフォーム
51 ディスク部
52 リム原形部
52x,52y 厚肉環状部
52’ リム部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a vehicle wheel made of a light alloy such as an aluminum alloy.
[0002]
[Prior art]
Methods of manufacturing aluminum alloy vehicle wheels by casting are well known. The mold used in this method has a lower mold, an upper mold that can move up and down, and one or two pairs of horizontal molds that move horizontally. When the mold is in the clamped state, a molding cavity is formed. This cavity has a shape close to the final shape of the vehicle wheel, and has a space for forming a disk portion and a space for forming a rim portion. A runner connected to the center of the cavity for forming the disc portion of the cavity is formed in the lower die, and a low-pressure molten metal of an aluminum alloy is filled into the cavity from the runner to obtain a vehicle wheel close to the final shape. Thereafter, a vehicle wheel having a final shape is obtained through cutting and the like.
[0003]
In the above-mentioned casting, solidification starts at a portion farthest from the runner, that is, at an edge of the rim portion forming space opposite to the disk forming space, gradually solidifies toward the runner, and finally reaches the center of the disk portion. The neighborhood solidifies. In the space for forming the rim portion, the material is not deteriorated because it is rapidly solidified, but in the space for forming the disk portion, the material is deteriorated because the solidification is delayed. In order to compensate for this material deterioration and obtain the required strength, it is necessary to increase the thickness of the disk portion.
[0004]
The solidification of the molten metal is accompanied by shrinkage. In order to suppress the occurrence of sink marks and nests due to this shrinkage, it is necessary to replenish the molten metal at the site where coagulation has begun. In the casting described above, the flow cross-sectional area of the disc-forming space is widened in order to ensure replenishment of the molten metal, which also causes the disc to be thicker in the casting wheel.
[0005]
A casting method disclosed in WO 00/43153 has been developed in order to avoid the deterioration of the material of the disk portion and to reduce the thickness and weight. In this casting method, the cavity is filled with a high-pressure molten metal via a runner connected to the center of the disk portion forming space. In this high-pressure casting, by applying a high pressure to the molten metal, sufficient riser is possible, and the flow cross-sectional area of the molten metal in the disk portion can be made relatively narrow. Further, since the action of the feeder is high, it is possible to lower the mold temperature of the mold and enhance the cooling capacity of the molten metal, and to quickly solidify not only in the space for forming the rim but also in the space for forming the disk. Since the structure can be made finer by applying high pressure, deterioration of the material of the disk portion can be avoided. As a result, the thickness and weight of the disk portion can be reduced.
[0006]
On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-79801 discloses a method for manufacturing a vehicle wheel in which a rim portion is made thinner and lighter. More specifically, the molding cavity of the mold in the publication has a space for molding the disk portion and a space for shaping the rim prototype. The cross-sectional area of the rim prototype molding space is larger than the final shape rim. The point in which the runner is connected to the center of the disk part forming space is the same as the well-known technique described first. Low pressure casting is performed with this mold to obtain a vehicle wheel preform having a rim prototype that is thicker than the rim of the final or near shape. Thereafter, a spinning process (flow forming process) with a reduced thickness is performed on the rim prototype to obtain a rim close to the final shape. By this spinning, the rim portion is freed from internal defects such as cavities by compression, and the structure is refined, the structure is anisotropic (rolled structure), and work hardening is obtained, and the strength is improved. For this reason, it is possible to make the rim portion of the conventional cast wheel thinner and lighter.
[0007]
[Patent Document 1]
WO 00/43153 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-79801
[Problems to be solved by the invention]
According to the method disclosed in WO 00/43153, the thickness and weight of the disk portion can be reduced. However, in high-pressure casting, residual blowholes pose a problem. That is, when the cavity is filled with the molten metal, the molten metal blows in air and becomes turbulent, so that a blow hole is generated. Since the mold temperature is low in high pressure casting, the molten metal is rapidly solidified while containing the blowhole. In particular, blow holes are likely to remain at the rim. Since the strength of the rim is reduced by the blow hole, the rim cannot be made thinner and lighter.
In the method disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-79801, since the casting is performed at a low pressure, the deterioration of the material of the disk portion cannot be improved similarly to the known technology, and the disk portion cannot be reduced in thickness and weight.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-mentioned problems. (A) A molding cavity having a disk part molding space and a rim prototype part molding space in a mold-clamped state is formed, and the disk part molding is performed. By using a mold having a runner connected to the working space and filling the cavity with high-pressure molten metal through the runner, a preform of a vehicle wheel having a disk portion and a rim prototype is cast. A high-pressure casting step; and (b) a step of obtaining a rim portion having a final shape or a shape close to the final shape by subjecting the rim prototype of the preform to spinning with thickness reduction. The gist is a method of manufacturing a vehicle wheel.
[0010]
According to the above method, since the casting pressure is high, the mold temperature of the mold is low and the cooling capacity can be increased, and the molten metal can be rapidly solidified not only in the rim prototype but also in the disk molding space, and the solidification delay This can prevent the material from being deteriorated. Further, since high pressure is applied to the molten metal and the riser is effective, it is not necessary to widen the flow cross-sectional area in order to secure a replenishment path of the molten metal to the rim forming space. As a result, the thickness and weight of the disk portion can be reduced. In addition, although blowholes remain in the rim original part of the preform, the blowholes can be crushed by spinning with thinning, and as a result, the strength of the rim can be improved. In addition, the thickness and weight can be reduced.
[0011]
Preferably, the rim prototype has an annular thick portion from the widthwise middle to the edge on the opposite side of the disc portion, and by spinning this annular thick portion, the opposite side of the rim drop and the disc portion is formed. To obtain a bead seat and flange. According to this, the strength of the rim portion can be reliably improved by spinning a portion far from the gate, where a blow hole is likely to remain.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a method of manufacturing a vehicle wheel according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. First, a mold used in the casting process will be described. As shown in FIG. 1, the
[0013]
When the
[0014]
The
[0015]
Further, a
[0016]
A high-pressure casting process of a preform for a vehicle wheel using the
[0017]
The solidification of the molten metal starts at a portion of the
[0018]
By the above casting, a
[0019]
In the high-pressure casting step, since the mold temperature is low and the cooling capacity of the molten metal is high, rapid solidification is performed not only in the
[0020]
In the high-pressure casting step, since the rim prototype
[0021]
Next to the casting step, a pre-processing step is performed. In this pre-processing step, deburring is performed. In addition, a protrusion formed by solidification of the molten metal near the
[0022]
Next, the main processing step is performed. In this processing step, after the
[0023]
By the spinning process, the annular
[0024]
The spinning process involves a large flow of the material of the annular
[0025]
After the above spinning process, heat treatment is performed, and if necessary, the surface of the design surface of the
[0026]
In the high-pressure casting, the molten metal is rapidly solidified, so that the productivity is good. One
As described above, since the clamping force of the
In high pressure casting, it is necessary to apply a lubricant to the inner surface of the
[0027]
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modes are possible. For example, in the above embodiment, the horizontal type may be divided into four parts. In the flow forming process, the mandrel can be formed in a desired shape by moving the mandrel in the axial direction while fixing the roller side.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to reduce the thickness and weight while maintaining high strength in both the disk portion and the rim portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a mold for casting a preform of a vehicle wheel in a first embodiment of the method of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are cross-sectional views showing a step of spinning a preform cast by the mold, wherein FIG. 2A shows a preform and a spinning apparatus before processing, and FIG. 2B shows a final shape after processing. Shows the near vehicle wheel.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
(ロ)上記プリフォームのリム原形部に減肉を伴うスピニング加工を施すことにより、最終形状または最終形状に近いリム部を得る加工工程と、
を備えたことを特徴とする車両ホイールの製造方法。(A) A mold is used in which a molding cavity having a disk portion molding space and a rim prototype shape molding space is formed in a mold-clamped state, and a runner connected to the disk portion molding space is formed. A high-pressure casting step of casting a preform of a vehicle wheel having a disk portion and a rim prototype by filling a cavity with high-pressure molten metal through the runner;
(B) a step of obtaining a rim portion having a final shape or a shape close to the final shape by subjecting the rim prototype portion of the preform to spinning with thickness reduction;
A method for manufacturing a vehicle wheel, comprising:
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