JP2004304411A - 無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線基地局において、個別チャネル呼設定制御ブロック1−3から各ユーザー端末の付随個別チャネルの送信停止情報をスケジューラ1−2に渡す。スケジューラ1−2は、エアーの状態、パケットデータの優先度、コンプレスモード時の付随個別チャネルの送信停止情報を基に、各ユーザー端末の付随個別チャネルの送信停止区間と、そのユーザー端末に割り当てる共有チャネルの送信タイミングとが重ならないように、キューバッファ1−2に蓄えられたパケットデータの送信タイミングのスケジューリングを行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はスケジューリング処理装置に関し、特に、高速パケット無線アクセスシステムにおいて、複数のユーザー端末(例えば、移動局)で共有され、無線基地局から各ユーザー端末(例えば、移動局)へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー宛てパケットデータの割り当てを行うスケジューリング処理装置に関する。
【0002】
近年のインターネットの急速な普及、情報の多元化、大容量化に伴い、移動通信の分野においても、2Mbpsを超えるような高速の情報伝送ビットレートの無線アクセス方式の開発が急務となっている。特に、ネットワーク側からユーザー端末(移動局)側へのパケットデータを伝送する下り回線では、データベースやWebサイトから画像や大量のファイルデータやビデオ等の情報データをダウンロードすることが頻繁に行われ、高速・大容量のトラフィックが増加している。そのため、増大するデータトラフィックに適応した高速パケット伝送技術が必要不可欠である。
【0003】
W−CDMA(Wide band Code Division Multiple Access)方式による移動通信システムでは、各通信者(ユーザー)に割り当てた個別チャネルを用いて情報データの伝送を行うが、高速パケット無線アクセスシステムでは、パケットデータを送信するチャネルに、複数のユーザーで共有される下り回線シェアードチャネル(HS−DSCH)を用い、該共有チャネルにより複数の通信者(ユーザー)にアクセスする。
【0004】
この共有チャネルは、時分割により各ユーザー端末(移動局)へのパケットデータの送信タイミングを割り当てて使用される。このため、各ユーザー端末(移動局)へのパケットデータの送信タイミングを割り当てるスケジューリングが必要不可欠となる。このスケジューリング処理は、1つの無線ゾーンであるセル全体のスループットの向上、ユーザー間の割り当ての公平性の保持などを目的として実行される。
【0005】
【従来の技術】
高速パケット無線アクセスシステムにおける一般的なスケジューリング処理について説明する。図22に、下り回線チャネルにおける高速パケットデータの送信タイミング割り当てのスケジューリングの概要を示す。図22において、図示省略のネットワーク側から各ユーザー端末(移動局)#1,#2,#3宛てのパケットデータが到来し、それらはユーザー端末(移動局)#1,#2,#3毎及び伝送の優先度毎の各キューバッファ(Queue Buffer)にそれぞれ蓄えられる。
【0006】
無線基地局(BTS)のスケジューラは、その中から1つのキュー(Queue)を選択して1つのパケットデータを取り出し、該取り出したパケットデータを1つの共有チャネルに時分割的に割り当てて送信する。一方、ユーザー端末(移動局)側は、自己宛のパケットデータが送信されているタイミングを別チャネル経由で通知され、そのタイミングのパケットデータのみを共有チャネルから受信し、自己宛のパケットデータを取り込む。
【0007】
図23に無線基地局とユーザー端末(移動局)との間の付随個別チャネル及び共有チャネルの関係を示す。付随個別チャネルは、高速パケット無線アクセスを行う各ユーザーに必ず割り当てられるチャネルで、図23では、ユーザー#1とユーザー#2とに付随個別チャネルが割り当てられている例を示している。この付随個別チャネル(a),(b)によって、パケットデータを伝送するための制御情報が通知される。
【0008】
実際のユーザーへの情報内容のパケットデータは、複数のユーザーが時分割により共用する共有チャネルによって伝送される。図23の例では、ユーザー#1とユーザー#2とが共有チャネル(c)を使用している。共有チャネル(c)における送信タイミングの各ユーザーへの割り当てのスケジューリングは、無線基地局により行われる。該スケジューリングは、ネットワークの上位レイヤから指定される送信パケットデータの優先度情報や、ユーザー端末(移動局)から報告されるエアー(無線)環境の情報などを基に行われる。
【0009】
ここで、コンプレスモードについて説明する。ユーザー端末(移動局)と無線基地局との間で、通信中の周波数と異なる他の周波数の無線信号に、通信中に切り替える所謂異周波間ハンドオーバーを行うために、他の異周波数無線信号の品質測定が必要となる。
【0010】
単一周波数の無線信号のみを受信し、同時には異周波数の無線信号を受信しないシングルレシーバのユーザー端末(移動局)に対して、下り回線の送信をあるタイミング区間停止し、ユーザー端末(移動局)はその送信停止区間に異周波数の無線信号の品質測定を行う。このように、あるタイミング区間送信を停止するモードをコンプレスモードと言い、また、その送信停止区間をGAPと言う。コンプレスモードは、下り回線のみ、上り回線のみ、及び上下両方の回線に送信停止区間を設ける3種類のものが存在する。
【0011】
図24にコンプレスモードの付随個別チャネルと共有チャネルとの関係を示す。付随個別チャネルには通常の個別チャネルと同様にコンプレスモードが存在する。同図の(a)はユーザー#1の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミングを示し、同図の(b)は、ユーザー#2の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミングを示している。
【0012】
付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミング位置は、ユーザー毎に予め定まった位置である。一方、図24(c)に示すように、共有チャネルへの各ユーザー端末(移動局)宛のパケットデータの送信タイミングは、スケジューラによって付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)とは無関係に割り当てられる。
【0013】
そのため、図24(c)に示す例のように、共有チャネルの送信タイミング区間T2において、ユーザー#1宛てのパケットデータが割り当てられ、そのタイミングが丁度ユーザー#1の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることがある。また、ユーザー#2宛てのパケットデータが割り当てられた送信タイミング区間T4も、同様にユーザー#2の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることがある。
【0014】
このように、付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なった送信タイミング区間T2,T4のパケットデータに対するユーザー端末(移動局)での処理動作は、この区間T2,T4で送信された共有チャネルのパケットデータを無視してそのデータを破棄するため、正常受信の旨の応答を返送しない。その結果、該パケットデータは無線基地局から再度スケジューリングが行われて送信されることとなる。
【0015】
次に、上り個別制御チャネルと共有チャネルとの関係について説明する。図25に上り個別制御チャネルと共有チャネルとの関係を示す。同図の(a),(b)に示す上り個別制御チャネルは、付随個別チャネルに対応した上り回線のチャネルであり、共有チャネルにより伝送されたパケットデータがユーザー端末(移動局)でエラー無しで正常に受信されたかどうかを示す確認情報(ACK/NACK)の返送に使用される。
【0016】
この確認情報(ACK/NACK)を返送するタイミングは、共有チャネルのパケットデータの送信タイミング位置に対して予め定められた時間t(s)後に返送することと規定され、図25に示すように、共有チャネルのタイミング区間T1に割り当てられたユーザー#2宛てのパケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)は、同図(b)に示すように、タイミング区間T1から時間t(s)経過後にユーザー#2の上り個別制御チャネルに載せられる。
【0017】
また、共有チャネルのタイミング区間T2に割り当てられたユーザー#1宛てのパケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)は、同図(a)に示すように、タイミング区間T2から時間t(s)経過後にユーザー#1の上り個別制御チャネルに載せられる。
【0018】
図26にコンプレスモード時の上り個別制御チャネルと共有チャネルとの関係を示す。コンプレスモード時に、各ユーザー端末( 移動局) は、付随個別チャネルと同一のタイミング区間( GAP)で上り個別制御チャネルの送信を停止することになっている。
【0019】
従って、図26の(a),(b)に示すように、コンプレスモード時の上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)と、共有チャネルのパケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)を送信するタイミングとが重なった場合は、ユーザー端末( 移動局) は確認情報(ACK/NACK)を送信しない。
【0020】
そのため、無線基地局側のスケジューラは、ACK確認信号が返ってこないことにより、ユーザー端末( 移動局) 側で正常に共有チャネルのパケットデータが受信されなかったものと判断して、既に送信したパケットデータを、ユーザー端末( 移動局) 側で正常に受信されたにも拘らず、再送することとなる。
【0021】
本発明に関連する先行技術文献として下記の文献が挙げられる。下記の特許文献1記載のものは、基地局にスケジューリング機能を保有させつつ、基地局間でパケット番号などの送信順序の同期を制御することができるようにしたものである。特許文献2には段落0099等に、コンプレスモードに対してもシンボル分の転送時間を調整することにより、他のキャリアを受信することが可能になる技術について記載されている。
【0022】
特許文献3には、コンプレスドモードにおけるダミービットの位置が最適となるように、使用するインタリーバに応じてダミービットを挿入可能な送信機とその受信機とが記載されている。特許文献4には、インタリーブにおいて使用するギャップ生成ビット数を決定し、ギャップ生成による影響をインタリーブ周期に分散する技術が記載されている。
【0023】
また、下記の非特許文献1及び2には、共有チャネルで高速パケットデータを伝送する技術(HDPA:High Speed Downlink Packet Access )について、非特許文献3には、確認情報(ACK/NACK)が返送されない場合の再送について、非特許文献4には、コンプレスモードの規格について記載されている。
【0024】
【特許文献1】
特開2002−26919号公報
【特許文献2】
特開2002−300083号公報
【特許文献3】
特開2000−332618号公報
【特許文献4】
特開2002−135216号公報
【非特許文献1】
3GPP TS25.308 Ver.5.2.0 第3世代移動通信の世界規格の仕様書
【非特許文献2】
3GPP TS25.321 Ver.5.1.0 第3世代移動通信の世界規格の仕様書
【非特許文献3】
3GPP TS25.214 Ver.5.1.0 第3世代移動通信の世界規格の仕様書
【非特許文献4】
3GPP TS25.212 Ver.5.2.0 第3世代移動通信の世界規格の仕様書
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来のスケジューリング処理は、ユーザー端末( 移動局)毎の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と、そのユーザー端末( 移動局)宛てパケットデータの共有チャネルの送信割り当てタイミングとが重なると、ユーザー端末( 移動局)は、異周波数無線信号の品質測定のために、現在受信中のパケットデータの受信を中断し、それまで受信したパケットデータを破棄するため、全体のスループットが落ちてしまう。
【0026】
また、上り個別制御チャネルにおける確認情報(ACK/NACK)を送信するタイミングと、コンプレスモードによる上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミングとが重なると、ACK確認情報を返送することができないため、本来必要のないパケットデータの再送処理が発生することとなり、この場合も全体のスループットが落ちてしまう。
【0027】
本発明は、コンプレスモード時に共有チャネルで伝送する下り回線のパケットデータの破棄の発生回数を減少させることによりスループットを向上させ、また、上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)と確認情報(ACK/NACK)の送信タイミングとが重なってACK確認信号が返送不可となり、共有チャネルのパケットデータの再送回数が増えてしまうのを回避し、スループットを向上させることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置は、(1)複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、各ユーザー端末対応の付随個別チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、該付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたものである。
【0029】
また、(2)複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、下り回線共有チャネルのパケットデータの受信確認情報をユーザー端末から無線基地局へ送信する各ユーザー端末対応の上り個別制御チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該上り個別制御チャネルの送信停止区間の情報を基に、下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータに対する前記確認情報の送信タイミングが、前記上り個別制御チャネルの送信停止区間と重なるユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたものである。
【0030】
また、(3)前記ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段は、前記付随個別チャネルの送信停止区間の情報を、各ユーザー端末から入手し、該ユーザー端末から入手した付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てるものである。
【0031】
また、(4)複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置を備え、該上位装置は、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を無線基地局から入手し、該付随個別チャネルが予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータの流量を制限する手段を有するものである。
【0032】
また、(5)複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置を備え、該上位装置は、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を無線基地局から入手し、該付随個別チャネルが周期的に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータを、該付随個別チャネルの送信停止区間の周期と同一又はその整数倍の周期で、かつ、該付随個別チャネルの送信停止区間と異なるタイミング位置で無線基地局に送出する手段を有するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施形態のスケジューリング処理装置のブロック図を示す。本発明の第1の実施形態において、ユーザー端末( 移動局)毎に付随個別チャネルの呼設定制御を行う個別チャネル呼設定制御ブロック1−3から、各付随個別チャネルの送信停止情報をスケジューラ1−2に渡す。
【0034】
スケジューラ1−2は、元々、ユーザー端末(移動局)から報告されるエアー(無線)の状態と、上位装置から指定されるパケットデータの優先度を基に、共有チャネルの使用を各ユーザー端末(移動局)に割り振り、キューバッファ1−1に格納されたパケットデータの送信タイミングのスケジューリングを行っている。この元々のスケジューリングのための情報に、コンプレスモード時の付随個別チャネルの送信停止情報を付加し、スケジューラ1−2は、この付随個別チャネルの送信停止情報を加味してスケジューリングを行う。
【0035】
元々のスケジューリングのための情報に、付随個別チャネルの送信停止情報を追加することにより、スケジューラ1−2は、付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミングを予め認識しておくことができ、各ユーザー端末(移動局)毎の付随個別チャネルの送信停止のタイミング(GAP)と、そのユーザー端末(移動局)に割り当てる共有チャネルの送信タイミングとが重ならないようにスケジューリングを行う。
【0036】
各ユーザー端末(移動局)の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と、そのユーザー端末(移動局)に割り当てる共有チャネルの送信タイミングとが重ならないので、共有チャネルで送信したパケットデータがユーザー端末(移動局)で破棄される回数を減少させることができ、スループットを向上させることができる。
【0037】
図2に本発明の第2の実施形態のスケジューリング処理装置のブロック図を示す。本発明の第2の実施形態において、上り個別制御チャネルの呼設定を行う個別チャネル呼設定制御部2−3から、各上り個別制御チャネルの送信停止情報をスケジューラ2−2に渡す。
【0038】
スケジューラ2−2は、元々、ユーザー端末(移動局)から報告されるエアー( 無線)の状態と、上位装置から指定されるパケットデータの優先度の情報を基に、共有チャネルの使用を各ユーザー端末(移動局)に割り振り、キューバッファ2−1に格納されたパケットデータの送信タイミングのスケジューリングを行っている。この元々のスケジューリングのための情報に、コンプレスモード時の上り個別制御チャネルの送信停止情報を付加し、スケジューラ2−2は、この上り個別制御チャネルの送信停止情報を加味してスケジューリングを行う。
【0039】
元々のスケジューリングのための情報に、上り個別制御チャネルの送信停止情報を付加することにより、スケジューラ2−2は、上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミングを予め認識しておくことができ、各ユーザー端末(移動局)毎の上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)と、そのユーザー端末(移動局)からの共有チャネルのパケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)の送信タイミングとが重ならないように、各ユーザー端末(移動局)宛てのパケットデータの送信タイミングのスケジューリングを行う。
【0040】
このようにスケジューリングを行うことにより、共有チャネルで送信したパケットデータに対するユーザー端末(移動局)からの確認情報(ACK/NACK)の返送不能回数が減少し、共有チャネルでのパケットデータの再送処理回数を減少させ、スループットを向上させることができる。
【0041】
【実施例】
図3に本発明の第1の実施例のブロック及びフローチャートを示す。この実施例は、前述の本発明の第1の実施形態の実施例である。同図の(a)はその機能ブロック、同図の(b)はその処理フローを示す。スケジューラ3−2は、キューバッファ3−1に格納されたパケットデータの中から順次1つのパケットデータを選択して共有チャネルに割り振るブロックである。
【0042】
スケジューラ3−2には、付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミング情報、上位装置から指定されるキュー毎の優先度情報、及びユーザー端末( 移動局)毎のエアー(無線)環境情報等を含むスケジューリング決定要因情報を基に、共有チャネルに割り振るパケットデータを決定し選択する。
【0043】
図3の(b)に共有チャネルに割り振るパケットデータを選択する手順の処理フローを示す。まず、キューバッファ3−1に蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を入手する( ステップS31)。図4の表1の情報テーブルに、ユーザー情報及びキュー情報の具体例を示す。この表1の情報テーブルのユーザー情報及びキュー情報は、スケジューラ3−2がパケットデータの選択をした後に毎回更新される。
【0044】
図4の表1の情報テーブルは、パケットデータの入力順に付された項番と、該パケットデータの宛て先ユーザー端末(移動局)情報と、該パケットデータが格納されているキューのキュー情報とを保持している。各パケットデータはその優先度に応じて、優先度対応の各キューにそれぞれ格納されている。
【0045】
次に図3(b)のフローチャートに示すように、呼設定を制御しているブロックから、ユーザー毎の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手する (ステップS32)。図4の表2に、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)の情報テーブルの具体例を示す。スケジューラ3−2は、送信を割り当てるタイミングと重なる下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のユーザーを、スケジューリングの選択対象から最初に除外する(ステップS33)。
【0046】
残ったユーザー端末( 移動局)宛てのパケットデータの中から、ユーザー端末( 移動局)から報告されたエアー(無線)環境、上位装置から指定される優先度等の情報を指標として、共有チャネルに割り当てるパケットデータを選択し決定する(ステップS34)。図5の表3にエアー(無線)環境の情報テーブルの具体例を、表4に優先度の情報テーブルの具体例を示す。
【0047】
図6に本発明の第1の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す。共有チャネルの送信タイミングT1に対するスケジューリング処理は、上述の手順通りに順番に行う。まず、図4の表1の情報テーブルから、キューバッファに蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を把握し、表2の付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報から、ユーザー端末( 移動局) 毎の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手し、送信タイミングT1が送信停止区間(GAP)となるユーザー#3は、スケジューリングの選択対象から除外する。
【0048】
次に、図5の表3のエアー( 無線)環境の情報テーブルより、ユーザー#2が最も良好な状態なので、ユーザー#2が選択され、表4の優先度の情報テーブルより、ユーザー#2のパケットデータの中のキュー番号#0のキューが最も高い優先度を有するので、このユーザー#2のキュー#0のパケットデータが選択される。このようなスケジューリング手順によって、共有チャネルに割り当てられたパケットデータの送信タイミングは、その宛て先のユーザー端末(移動局)の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることはない。
【0049】
送信タイミングT2,T3,T4についても同様に上述の処理手順でスケジューリングを行うことにより、共有チャネルに割り当てられた各ユーザー端末(移動局)宛てのパケットデータは、その送信タイミングと各ユーザー端末(移動局)の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることはない。
【0050】
図6の送信タイミングT2において、ユーザー#3のキュー#0のパケットデータが選択された例を示し、この送信タイミングT2ではユーザー#3の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)となっていないことを示している。送信タイミングT3,T4においても同様である。なお、送信タイミングT2,T3,T4において、図4及び図5にそれぞれ示した表1〜表4の情報内容は、時々刻々変化して送信タイミングT1におけるものとは異なるものとなり、スケジューリング処理毎に新たなテーブル情報の内容に従ってスケジューリングが行われる。
【0051】
図7に本発明の第2の実施例のブロック図及びフローチャートを示す。この実施例は、前述の本発明の第2の実施形態の実施例である。同図の(a)はその機能ブロック、同図の(b)はその処理フローを示す。スケジューラ7−2は、キューバッファ7−1に格納されたパケットデータの中から順次1つのパケットデータを選択して共有チャネルに割り振るブロックである。
【0052】
スケジューラ7−2には、上り個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミング情報、上位装置から指定されるキュー毎の優先度情報、及びユーザー端末( 移動局)毎のエアー(無線)環境情報等を含むスケジューリング決定要因情報を基に、共有チャネルに割り振るパケットデータを決定し選択する。
【0053】
図7の(b)に共有チャネルに割り振るパケットデータを選択する手順の処理フローを示す。まず、キューバッファ7−1に蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を入手する( ステップS71)。図8の表5の情報テーブルに、ユーザー情報及びキュー情報の具体例を示す。この表5のユーザー情報及びキュー情報は、スケジューラ7−2がパケットデータの選択をした後に毎回更新される。
【0054】
図8の表5の情報テーブルは、パケットデータの入力順に付された項番と、該パケットデータの宛て先ユーザー端末(移動局)情報と、該パケットデータが格納されているキュー情報とを保持している。各パケットデータはその優先度に応じて、優先度対応の各キューにそれぞれ格納されている。
【0055】
次に図7(b)のフローチャートに示すように、呼設定を制御しているブロックから、ユーザー毎の上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手する (ステップS72)。図8の表6に、上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)情報の具体例を示す。スケジューラ7−2は、送信を割り当てるタイミングから所定の時間t(s)経過後の時間が、上り個別チャネルの送信停止区間(GAP)となるユーザーを、スケジューリングの選択対象から最初に除外する(ステップS73)。
【0056】
ここで、所定の時間t(s)は、共有チャネルに割り当てたパケットデータの送信後から、ユーザー端末( 移動局)でそのパケットデータがエラーなしに受信されたかどうかの確認情報(ACK/NACK)が返送されてくるまでの経過時間である。
【0057】
残ったユーザー端末( 移動局)宛てのパケットデータの中から、ユーザー端末( 移動局)から報告されたエアー(無線)環境、上位装置から指定される優先度等の情報を指標として、共有チャネルに割り当てるパケットデータを選択し決定する(ステップS74)。図9の表7にこの実施例におけるエアー(無線)環境の情報テーブルの具体例を、表8にこの実施例における優先度の情報テーブルの具体例を示す。
【0058】
図10に本発明の第2の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す。共有チャネルの送信タイミングT1に対するスケジューリング処理は、上述の手順通りに行う。まず、図8の表5の情報テーブルから、キューバッファに蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を把握し、表6の上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)情報から、ユーザー端末( 移動局) 毎の上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手し、送信を割り当てるタイミングから所定の時間t(s)経過後のタイミングが、上り個別チャネルの送信停止区間(GAP)となるユーザーを、スケジューリングの選択対象から除外する。ここでは、タイミングT1のスケジューリングに際し、ユーザー#1が対象外となる。
【0059】
残ったユーザーの中から、ユーザーから報告されるエアー( 無線) 環境、上位から指定されるパケットデータの優先度情報等を指標として、共有チャネルに割り当てるユーザー番号とキュー番号のパケットデータを決定する。具体的には表7のエアー( 無線) 環境情報を基にユーザー#2が選択されて、表8の優先度情報を基にキュー#0が選択される。
【0060】
このようなスケジューリングによって、共有チャネルに割り当てられたパケットデータの確認情報(ACK/NACK)の返送タイミングが、その宛て先のユーザー端末(移動局)の上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることはない。
【0061】
図11に本発明の第3の実施例のブロック図及びフローチャートを示す。この実施例は、前述の本発明の第1の実施形態を再送データ送信時のスケジューリングにも適用した実施例である。同図の(a)はその機能ブロック、同図の(b)はその処理フローを示す。スケジューラ11−2は、キューバッファ11−1に格納されたパケットデータの中から順次1つのパケットデータを選択して共有チャネルに割り振るブロックである。
【0062】
スケジューラ11−2には、付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミング情報、上位装置から指定されるキュー毎の優先度情報、及びユーザー端末( 移動局)毎のエアー(無線)環境情報等を含むスケジューリング決定要因情報、及び再送制御情報を入力し、スケジューラ11−2はそれらの情報を基に共有チャネルに割り振るパケットデータを決定し選択する。
【0063】
図11の(b)に共有チャネルに割り振るパケットデータを選択する手順の処理フローを示す。まず、キューバッファ11−1に蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を入手する(ステップS111)。図12の表9の情報テーブルに、ユーザー情報及びキュー情報の具体例を示す。この表9のユーザー情報及びキュー情報は、スケジューラ11−2がパケットデータの選択をした後に毎回更新される。
【0064】
無線基地局はユーザー端末( 移動局)側から再送制御情報として、送信パケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)を受信する。ユーザー毎の確認情報(ACK/NACK)を格納した情報テーブルの具体例を図12の表10の情報テーブルに示す。スケジューラ11−2は、次に送信するパケットデータとして、新規のパケットデータか再送パケットデータかを選択する(ステップS112)。
【0065】
次に、呼設定を制御するブロックから、ユーザー毎に下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手する(ステップS113)。図12の表11の情報テーブルに、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報の具体例を示す。スケジューラ11−2は、送信を割り当てるタイミングと重なる下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のユーザーを、スケジューリングの選択対象から最初に除外する(ステップS114)。
【0066】
残ったユーザー端末( 移動局)宛てのパケットデータの中から、ユーザー端末( 移動局)から報告されたエアー(無線)環境、上位装置から指定される優先度等の情報を指標として、共有チャネルに割り当てるパケットデータを選択し決定する(ステップS115)。図13の表12にエアー(無線)環境の情報テーブルの具体例を、表13に優先度の情報テーブルの具体例を示す。
【0067】
図14に本発明の第3の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す。共有チャネルの送信タイミングT1に対するスケジューリング処理は、上述の手順通りに行う。まず、図12の表9の情報テーブルから、キューバッファに蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を把握する。また、表10の情報テーブルに示すような再送情報を、ユーザー端末(移動局)側からの確認情報(ACK/NACK)を基に入手し、再送パケットデータを送信するのか新規パケットデータを送信するのかを選択する。
【0068】
次に、呼設定を制御しているブロックから、表11の情報テーブルのような、ユーザー毎の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手し、割り当てる送信タイミングT1と下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)とが重なるユーザー#3を、スケジューリングの選択対象から除外する。
【0069】
第1の実施例においては、新規に送信するパケットデータを割り当てるスケジューリング処理についてのみ説明したが、第3の実施例においては、初回の送信に失敗したパケットデータに対する再送のスケジューリングについても同様に、送信タイミングT1が送信停止区間(GAP)となるユーザー#3の再送パケットデータを、スケジューリングの選択対象から除外する構成とすることができる。
【0070】
そして、残ったユーザーのなかから、表12に示すようなユーザーから報告されるエアー( 無線) 環境、表13に示すような上位から指定される優先度情報等を指標として、共有チャネルに割り当てるユーザー番号とキュー番号とを決定し、送信タイミングT1に割り当てるパケットデータを決定する。このようなスケジューリングにより、共有チャネルに割り当てられるパケットデータは、新規データであろうと再送データであろうと、同時刻に付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることはない。
【0071】
図15に本発明の第4の実施例のブロック図及びフローチャートを示す。この実施例は、前述の本発明の第1の実施形態における付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を、ユーザー端末(移動局)から入手する実施例である。同図の(a)はその機能ブロック、同図の(b)はその処理フローを示す。スケジューラ15−2は、キューバッファ15−1に格納されたパケットデータの中から順次1つのパケットデータを選択して共有チャネルに割り振るブロックである。
【0072】
スケジューラ15−2には、付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のタイミング情報、上位装置から指定されるキュー毎の優先度情報、及びユーザー端末( 移動局)毎のエアー(無線)環境情報等を含むスケジューリング決定要因情報を入力し、スケジューラ15−2はそれらの情報を基に共有チャネルに割り振るパケットデータを決定し選択する。
【0073】
図15の(b)に共有チャネルに割り振るパケットデータを選択する手順の処理フローを示す。まず、キューバッファ15−1に蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を入手する(ステップS151)。図16の表14の情報テーブルに、ユーザー情報及びキュー情報の具体例を示す。この表14のユーザー情報及びキュー情報は、スケジューラ15−2がパケットデータの選択をした後に毎回更新される。
【0074】
次に、ユーザー端末(移動局)側から、ユーザー毎の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を入手する(ステップS152)。第4の実施例の特徴として、このユーザー毎の下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報をユーザー端末(移動局)から入手するところにある。図16の表15の情報テーブルに、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報の具体例を示す。スケジューラ15−2は、送信を割り当てるタイミングと重なる下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のユーザーを、スケジューリングの選択対象から最初に除外する(ステップS153)。
【0075】
残ったユーザー端末( 移動局)宛てのパケットデータの中から、ユーザー端末( 移動局)から報告されたエアー(無線)環境、上位装置から指定される優先度等の情報を指標として、共有チャネルに割り当てるパケットデータを選択し決定する(ステップS154)。図17の表16にエアー(無線)環境の情報テーブルの具体例を、表17に優先度の情報テーブルの具体例を示す。
【0076】
図18に本発明の第4の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す。まず、図16の表14の情報テーブルから、キューバッファに蓄えられているパケットデータのユーザー情報及びキュー情報を把握する。次に、表15に示すような送信停止区間(GAP)情報をユーザー端末(移動局)側から入手する。
【0077】
ユーザー端末(移動局)側から、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)の最初のタイミング位置と、その送信停止区間(GAP)の周期を知ることができれば、次の送信停止区間(GAP)のタイミング位置を予測することが可能となる。
【0078】
その予測した送信停止区間(GAP)のタイミング位置と、送信パケットデータを割り当てるタイミング位置とが重なるユーザー宛のパケットデータは、割り当て対象外とする。タイミングT1のスケジューリングを行う場合は、ユーザー#3宛のパケットデータが対象外となる。残ったユーザーのなかから、図17の表16に示すようなユーザーから報告されるエアー環境、表17に示すような上位から指定される優先度情報等を指標として、共有チャネルに割り当てるユーザー番号とキュー番号のパケットデータを決定する。このスケジューリングによって、共有チャネルに割り当てられるパケットデータは、割り当てられた送信タイミングが下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と重なることはない。
【0079】
図19に本発明の第5の実施例5のブロック図を示す。同図において、無線網制御部(RNC:Radio Network Controller)19−1は、無線基地局(BTS)19−2に送出するパケットデータの流量制御を行っている。まず、無線網制御部(RNC)19−1から無線基地局(BTS)19−2に、図20の表18のテーブルに示すような、これから送信するパケットのデータ量を含むリクエスト命令を送信する。
【0080】
上記リクエスト命令に対して、無線基地局(BTS)19−2は、エアー(無線)の送信状況とキューバッファの空き状況等から判断して、パケットデータの流量制御を行う無線網制御部(RNC)19−1のブロックに、図20の表19のテーブルに示すような、1回分の送信データ量及び送信間隔の情報を含むアロケーション情報を返送する。
【0081】
また、無線網制御部(RNC)19−1の流量制御ブロックに、無線基地局(BTS)19−2から、図20の表20のテーブルに示すような、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報を与えることにより、無線網制御部(RNC)19−1は、送信停止区間(GAP)が存在するユーザー宛のパケットデータ送信の流量を抑える制御を行う。表20のテーブルに示す例の場合、ユーザー#4のパケットデータの送信は流量が抑えられることとなる。
【0082】
このようにスケジューリングを制御することにより、無線基地局(BTS)19−2側のキューバッファでは、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)のないユーザー宛のパケットデータの送信量が増え、送信停止区間(GAP)が存在するユーザー宛てのパケットデータの送信量は減少する。この状態で、キューバッファに蓄積されたパケットデータを共有チャネルに割り当てることにより、付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)と共有チャネルに割り当てたパケットデータの送信タイミングとが重なる確率を減少させることができる。
【0083】
図21に本発明の第6の実施例のブロック図を示す。同図の(a)において、上位装置21−1は、下り回線パケットデータの送信間隔Tpを制御する。まず、無線基地局(BTS)21−2側から上位装置21−1側に、図21の表21の情報テーブルに示すように、下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)情報として、コンプレスモードの送信停止区間(GAP)の周期TGAP を通知する。
【0084】
上位装置21−1側は、それぞれのユーザー宛のパケットデータの送信間隔Tpを、各ユーザーの送信停止区間(GAP)の周期TGAP と同じ間隔にし、更に、パケットデータの送信タイミングとコンプレスモードの送信停止区間(GAP)のタイミングとにオフセットTOFF を付加してずらし、コンプレスモードの送信停止区間(GAP)のタイミングと共有チャネルの送信割り当てタイミングとが重ならないようにする(図21の(b)のタイミングチャート参照)。
【0085】
このようなスケジューリングを行うことによって、共有チャネルに割り当てられる送信パケットデータは、割り当てられた送信タイミングがコンプレスモードの送信停止区間(GAP)と重なることはない。なお、図21の(b)に示すように、付随個別チャネルに対応した各ユーザー宛のパケットデータの送信間隔Tpを、送信停止区間(GAP)の周期TGAP と同じ間隔にする構成のほかに、パケットデータの送信間隔Tpを、送信停止区間(GAP)の周期TGAP の整数倍とする構成でも、同様の作用効果が得られる。但し、パケットデータの送信間隔Tpは、1つのパケットデータが送信元から宛先まで達し、その応答が送信先から送信元まで返送されるまでに要する時間RTD(Round Trip Delay time )以上の時間である。
【0086】
( 付記1) 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、各ユーザー端末対応の付随個別チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、該付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたことを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
(付記2) 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、下り回線共有チャネルのパケットデータの受信確認情報をユーザー端末から無線基地局へ送信する各ユーザー端末対応の上り個別制御チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該上り個別制御チャネルの送信停止区間の情報を基に、下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータに対する前記確認情報の送信タイミングが、前記上り個別制御チャネルの送信停止区間と重なるユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたことを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
(付記3) 前記ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段は、前記付随個別チャネルの送信停止区間の情報を、各ユーザー端末から入手し、該ユーザー端末から入手した付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てることを特徴とする付記1に記載の無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
(付記4) 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置を備え、該上位装置は、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を無線基地局から入手し、該付随個別チャネルが予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータの流量を制限する手段を有することを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
(付記5) 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置を備え、該上位装置は、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を無線基地局から入手し、該付随個別チャネルが周期的に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータを、該付随個別チャネルの送信停止区間の周期と同一又はその整数倍の周期で、かつ、該付随個別チャネルの送信停止区間と異なるタイミング位置で無線基地局に送出する手段を有することを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
(付記6) 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、各ユーザー端末対応の付随個別チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、該付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛ての再送パケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたことを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルの送信タイミングを、各ユーザー宛のパケットデータに割り当てるスケジューリング制御において、該下り回線の共有チャネルに割り当てる各ユーザー宛てのパケットデータの送信タイミングが、該ユーザーの下り回線個別チャネルの送信停止区間(GAP)に重ならないように、スケジューリングすることによって、該共有チャネルで送信されたパケットデータがユーザー端末で破棄される回数が減少し、スループットを向上させることができる。
【0088】
また、各ユーザー端末から無線基地局への制御情報の伝送に使用される上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)の情報をスケジューラに与え、上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)と、下り共有チャネルで送信したパケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)の返送タイミングとが重ならないように、下り回線共有チャネルに割り当てるパケットデータの送信タイミングのスケジューリング制御を行うことにより、下り共有チャネルで送信したパケットデータに対する確認情報(ACK/NACK)が返送されないケースの発生回数が減少し、パケットデータの再送回数が減少し、スループットを向上させることができる。
【0089】
また、下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置が、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を基に、該付随個別チャネルが予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータの流量を制限することにより、該ユーザー端末宛のパケットデータを割り当てるタイミングと、該ユーザー端末の付随個別チャネルの送信停止区間とが重なる確率を減少させ、パケットデータがユーザー端末で破棄される回数が減少し、スループットを向上させることができる。
【0090】
また、下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置が、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を基に、該付随個別チャネルが周期的に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータを、該付随個別チャネルの送信停止区間の周期と同一又はその整数倍の周期で、かつ、該付随個別チャネルの送信停止区間と異なるタイミング位置で無線基地局に送出することにより、パケットデータがユーザー端末(移動局)で破棄される回数が減少し、スループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のスケジューリング処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態のスケジューリング処理装置のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例のブロック図及びフローチャートである。
【図4】(表1)パケットデータのユーザー情報及びキュー情報、(表2)下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図5】(表3)エアー(無線)環境の情報、(表4)優先度の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例のブロック図及びフローチャートを示す図である。
【図8】(表5)パケットデータのユーザー情報及びキュー情報、(表6)上り個別制御チャネルの送信停止区間(GAP)の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図9】(表7)エアー(無線)環境の情報、(表8)優先度の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例のブロック図及びフローチャートを示す図である。
【図12】(表9)パケットデータのユーザー情報及びキュー情報、(表10)確認情報(ACK/NACK)の情報、(表11)下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図13】(表12)エアー(無線)環境の情報、(表13)優先度の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す図である。
【図15】本発明の第4の実施例のブロック図及びフローチャートを示す図である。
【図16】(表14)パケットデータのユーザー情報及びキュー情報、(表15)下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図17】(表16)エアー(無線)環境の情報、(表17)優先度の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施例のスケジューリングのタイミングチャートを示す図である。
【図19】本発明の第5の実施例5のブロック図を示す図である。
【図20】(表18)リクエスト命令、(表19)アロケーション情報、(表20)下り付随個別チャネルの送信停止区間(GAP)の情報テーブルの具体例を示す図である。
【図21】本発明の第6の実施例のブロック図を示す図である。
【図22】下り回線チャネルにおける高速パケットデータの送信タイミング割り当てのスケジューリングの概要を示す図である。
【図23】無線基地局とユーザー端末(移動局)との間の付随個別チャネル及び共有チャネルの関係を示す図である。
【図24】コンプレスモードの付随個別チャネルと共有チャネルとの関係を示す図である。
【図25】上り個別制御チャネルと共有チャネルとの関係を示す図である。
【図26】コンプレスモード時の上り個別制御チャネルと共有チャネルとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1−1 キューバッファ
1−2 スケジューラ
1−3 個別チャネル呼設定制御ブロック
Claims (5)
- 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、
各ユーザー端末対応の付随個別チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、該付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたことを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。 - 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、
下り回線共有チャネルのパケットデータの受信確認情報をユーザー端末から無線基地局へ送信する各ユーザー端末対応の上り個別制御チャネルが、ユーザー端末毎に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止される場合に、該上り個別制御チャネルの送信停止区間の情報を基に、下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータに対する前記確認情報の送信タイミングが、前記上り個別制御チャネルの送信停止区間と重なるユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段を備えたことを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。 - 前記ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てる手段は、前記付随個別チャネルの送信停止区間の情報を、各ユーザー端末から入手し、該ユーザー端末から入手した付随個別チャネルの送信停止区間の情報を基に、付随個別チャネルの送信停止区間と重なる下り回線共有チャネルでのユーザー端末宛てのパケットデータを除外して、各ユーザー端末宛てのパケットデータを下り回線共有チャネルに割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
- 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、
下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置を備え、該上位装置は、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を無線基地局から入手し、該付随個別チャネルが予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータの流量を制限する手段を有することを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。 - 複数のユーザー端末で共有され、無線基地局から各ユーザー端末へのパケットデータの伝送に使用される下り回線共有チャネルに、各ユーザー端末宛てのパケットデータを割り当てるスケジューリング処理装置において、
下り回線共有チャネルへのパケットデータの流量制御を行う上位装置を備え、該上位装置は、各ユーザー端末対応の下り付随個別チャネルの送信停止の情報を無線基地局から入手し、該付随個別チャネルが周期的に予め定まったタイミング区間毎に送信が停止されるユーザー端末宛のパケットデータを、該付随個別チャネルの送信停止区間の周期と同一又はその整数倍の周期で、かつ、該付随個別チャネルの送信停止区間と異なるタイミング位置で無線基地局に送出する手段を有することを特徴とする無線アクセスシステムにおけるスケジューリング処理装置。
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