JP2004361305A - Ultrasonic thickness measuring method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波を利用して物体の厚みの測定を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波を利用して物体の厚みの測定を行う技術の一例として、特許文献1に開示されている技術について図3を参照しながら説明する。
図3では、ハンドリング装置101に押圧調整手段105を介して保持されている超音波探触子103における被測定物102側に位置する面に超音波透過性の弾性体104を配置していることを示している。ここで、押圧調整手段105により超音波探触子103で弾性体104を介して被測定物102を押圧する。こうすると、超音波探触子103は面直状態を保ったまま弾性体104を介して被測定物102の測定点に対し接触配置され、しかも、押圧調整手段105による押圧調整により弾性体104の弾性変形度合いは一定に保たれる。
【0003】
この状態において、超音波探触子103から超音波mを送信し、弾性体104を通じて被測定物102内へ被測定物102の表面に対し面直な方向から入射させる。この超音波mは被測定物102の底面で反射されて再び被測定物102の表面に対し面直な方向に向かい、弾性体104を通じて超音波探触子103へ戻る。このときに超音波探触子103で受信される、超音波探触子103から出射した超音波についての被測定物102表面及び裏面の各々からの戻り超音波の検出タイミングの時間差等から被測定物102の厚さ情報を得る。
【0004】
特許文献1には、以上のようにして被測定物102の厚み測定を自動化するという技術が開示されている。
上述した厚み測定の方法において、超音波探触子103で受信される超音波の測定波形としては、例えば図4の(a)に示すものが得られる。なお、図4(a)及び(b)の横軸は時間の経過を示しており、縦軸は超音波の振幅の大きさを示している。
【0005】
図4(a)において、送信波波形10の後に現れる波形が、被測定物102の表面からの反射波の波形である表面波波形11、若しくは被測定物102の裏面からの反射波の波形である裏面波波形12のいずれかの反射波波形であるとしてそれぞれ認定するための条件として、閥値20が一般的に設定されている。
【0006】
ところで、例えば被測定物がごく小さなものであることにより、あるいは超音波反射面の形状の影響により、この反射波が微小にしか得られない被測定物を対象として厚み測定を行う場合には、ー般的には増幅器を用いることによる反射波形信号の増幅が行われる。
【0007】
図4(a)の例のように、反射波波形のみが開値20を超えているときには、表面波波形11と閥値20との交点から裏面波波形12と閥値20との交点までの時間、及び既知の音速から被測定物102の厚みを算出することができる。
ここで、超音波探触子103で受信される超音波の測定波形における基線21は通常は平坦であるものの、測定器内外からの電磁波等の影響により、実際には測定波形に微小なノイズ成分が絶えず混入している。そのため、信号レベルの大きなノイズ成分が突発的に混入すると、図4の(b)に示すように、そのノイズ波形30が増幅器によって増幅されることにより、瞬間的に閥値20に到達してしまうことがある。この図4(b)の場合には、ノイズ波形30を裏面からの反射波による波形と誤認して厚さを算出してしまうため、厚み測定の結果として誤った値を測定結果としてしまう。
【0008】
この課題を解決するために、例えば特許文献2においては、あらかじめ表面波波形11と裏面波波形12とが出現する時刻を予め把握しておき,その時刻付近以外には測定波形を無視するための禁止ゲートを設けることでノイズ成分を無視する手法が提案されている。図5は特許文献2に開示されている手法における測定値の取り扱いの工程をフローチャートで示したものであり、ノイズ成分を無視するための禁止ゲートを設けたことにより、S60の工程において前述した手法により厚み測定値の算出結果を取得した後はS61の工程でそのままの測定値を出力することで正しい厚み測定値を提示することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−233952号公報
【特許文献2】
特開平9−152325号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献2に開示されている、禁止ゲートでノイズ成分を除去する手法においては、正規の反射波の波形が現れる測定波形上の位置を把握しておかなければならない。
【0011】
また、測定波形において、正規の反射波の波形と禁止ゲートとの間の隙間をゼロにすることは困難である。このため、この隙間の部分にノイズ成分が混入してしまうと厚みの測定結果に誤りが生じてしまう。
また、反射波が微小にしか得られない被測定物においては、測定波形に微小な揺らぎが生じることがあり、この揺らぎによって数ミクロン程度の測定値のばらつきが生じてしまい、測定精度が低下するという課題がある。
【0012】
本発明は上述した問題を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、超音波を用いた厚みの測定において、反射波が微小にしか得られない被測定物であっても精度よく厚みの測定を行えるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発せられた超音波についての反射波のうち、被測定物の表面から到来したものと該被測定物の裏面から到来したものとの間での到来時間の差の観測を行い、該到来時間の差から該表面と該裏面との間の距離を算出することによって該被測定物の厚みの測定を行う厚み測定方法を前提とする。
【0014】
そして、本発明の態様のひとつである超音波厚み測定方法は、前述した測定を複数回行うことによって測定の度に得られた当該被測定物の厚みを示す複数個の測定値を取得し、前述した反射波として誤って観測され得るノイズの影響を受けていないとみなされて当該複数個の測定値から抽出される測定値に基づいて算出がされる値を当該被測定物の厚みの測定結果として提示するようにすることによって前述した課題を解決する。
【0015】
こうすることにより、ノイズ混入の影響を受けていない測定値に基づいて被測定物の厚みの測定結果が算出されるので、反射波が微小にしか得られない被測定物であっても精度よく厚みの測定を行えるようになる。
なお、上述した本発明に係る超音波厚み測定方法において、前述した抽出は、当該複数個の測定値についての度数分布に基づいて行われるようにすることができる。
【0016】
ノイズの発生は不規則であり、また、ノイズが測定に影響を及ぼす頻度も決して多くはないので、当該複数個の測定値の度数分布のうち、その度数が最大のものは少なくともノイズ混入の影響を受けていない適正な測定値であるとみなすことができ、また、その度数が最大のものの近傍の測定値についても適正な測定値であるとみなすことができる。従って、このような測定値を抽出して被測定物の厚みの測定結果の算出に使用することにより、反射波が微小にしか得られない被測定物であっても精度よく厚みの測定を行えるようになる。
【0017】
また、前述した本発明に係る超音波厚み測定方法において、前述した提示は、当該複数個の測定値の個数に対する当該ノイズの影響を受けていないとみなされて抽出された測定値の個数の割合が所定の割合以上であったと判定された場合に行われるようにすることができる。
【0018】
こうすることにより、取得された複数の測定値にノイズ混入の影響を受けているものが多く含まれているときには、被測定物の厚みの測定結果が提示されないので、厚みの測定結果の精度がノイズ混入の影響によって著しく低下することがない。
【0019】
また、前述した本発明に係る超音波厚み測定方法において、前述した提示は、前記複数個の測定値に揺らぎがないと判定された場合に行われるようにすることができる。
例えば、適正な測定値であるとみなすことができるものである、当該複数個の測定値の度数分布のうち度数が最大のものの度数が、その近傍の測定値の度数に比べて顕著に大きければ、前記複数個の測定値に揺らぎがないと判定することができる。この判定を行うことにより、厚みの測定結果の精度の低下が抑制される。
【0020】
なお、前述した本発明に係る超音波厚み測定方法において、前述した提示のために行われる算出では、当該抽出がされた測定値についての当該測定値の取得個数に基づいた加重平均の算出を行うようにすることができる。
こうすることにより、被測定物の厚みの測定結果の精度を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る超音波を利用して物体の厚みの測定を行う方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態においては、超音波を被測定物に対して面直な方向から入射させたときにその超音波が被測定物の表面及び裏面において反射することによって到来する反射波である表面波及び裏面波を検出し、この表面波と裏面波との到来時間の差に音速を乗じる計算を行うことによって被測定物の厚みを測定結果の値として得る方法は、図3を用いて説明した方法をそのまま使用するものとする。
【0022】
まず図1について説明する。同図は本発明に係る厚み測定結果の処理方法の手順をフローチャートで示したものである。
まず、S30の工程において、図3に示した方法により得られた被測定物の厚みについての測定結果である測定値を取得し、続くS31の工程において、その測定値を示すデータを半導体メモリ等の記憶装置に保存する。なお、このデータの保存数は任意に設定可能であり、本実施形態においてはこの保存数がi個に設定されているものとする。また、本実施形態においては、被測定物の厚みの測定値がマイクロメートル(μm)のオーダーで得られるものとする。
【0023】
S32の工程では、S30の工程において行われる測定値の取得回数nが、設定されているデータの保存数i以上となったか否かが判定され、この判定結果がYesならばS33に手順を進める。一方、この判定結果がNoならばS30へと手順を戻し、上述したS30及びS31の工程が繰り返される。
【0024】
S33の工程では、前述したS31の工程によって保存されている測定値に対して後述する測定値処理が施され、続くS34の工程では、その測定値処理の結果が被測定物の厚みの測定結果として出力されて測定者に提示され、この図1に示した手順が終了する。
【0025】
次に、図1におけるS33の工程において行われる測定値処理の処理内容について、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、S40の工程では、図1のS31の工程によって保存されている測定値の度数分布が調べられ、このうち最も出現回数(度数)の大きい測定値(以下、「最頻値」と称することとする)が抽出され、続くS41の工程において、保存されている測定値における最頻値の出現回数が求められる。この最頻値の出現回数は保存される。
【0026】
S42の工程では、図1のS31の工程によって保存されている測定値において、上述した最頻値の値から1[μm]だけ大きい値が測定値として出現した回数が求められる。
S43の工程では、図1のS31の工程によって保存されている測定値において、上述した最頻値の値から1[μm]だけ小さい値が測定値として出現した回数が求められる。
【0027】
S44の工程では、上述したS41からS43にかけての各工程において求められた出現回数の合計が算出され、この合計数についての、図1のS31の工程によって保存されている測定値の保存数に対する割合が算出され、この割合が所定の割合以上であるかどうかが判定される。この所定の割合は任意に設定することが可能であり、例えば90%などと設定される。この、「最頻値±1[μm]」の割合が所定割合以上であれば、複数回行われた被測定物の厚み測定の測定結果としては、ノイズ成分の混入による測定への影響は許容し得るものであると考えることができる。
【0028】
S44の工程の判定により、「最頻値±1[μm]」の割合が所定割合以上と判定されたときには、続くS45の工程において、前述した最頻値に揺らぎがなく、被測定物の厚み測定の測定結果としてこの最頻値が安定して得られているかどうかが判定される。この安定性の判定方法としては、例えば、下記の不等式
(最頻値の出現回数)>[{(最頻値+1[μm])の出現回数}+{(最頻値−1[μm])の出現回数}]
が成立するか否かを判定することによって行うようにする。
【0029】
このS45の工程の判定により、最頻値が被測定物の厚み測定の測定結果として揺らぎがなく安定して得られていると判定されたときには、S46の工程により、測定者に提示する被測定物の測定結果を、図1のS31の工程によって保存されている測定結果のデータから下記の式に従って算出する。
(測定結果)=[(最頻値の出現回数)×(最頻値)+{(最頻値+1[μm])の出現回数}×(最頻値+1[μm])+{(最頻値−1[μm])の出現回数}×(最頻値−1[μm])]÷[(最頻値の出現回数)+{(最頻値+1[μm])の出現回数}+{(最頻値−1[μm])の出現回数}]
なお、上式は、加重平均を算出するもの、すなわち、最頻値及び最頻値±1[μm]に対して最頻値及び最頻値±1[μm]の値の各々の出現回数に基づいた重み付けを施した上でこれらの平均を算出するものである。つまり、前述したS31の工程によって保存されている複数の測定値のうち、ノイズ成分の混入による測定への影響がないとみなせる、最頻値及び最頻値±1[μm]の値に基づいて被測定物の厚みの測定結果の算出が行われる。
【0030】
なお、加重平均を算出するために用いる式としては上掲した算出式に限定されるものではなく、他の算出式を用いてもよい。
以上までの工程により得られた測定結果が図1のS34の工程によって被測定物の厚みの測定結果として出力されて測定者に提示される。
【0031】
以上のようにすることで、図3を用いて説明した方法をそのまま使用して行う厚み測定であっても、被測定物の厚さの測定を複数回行って得られた測定値が処理されることでノイズ成分の混入による測定への影響が抑圧されるので、被測定物の厚さを精度良く得ることが可能となる。
【0032】
なお、上述したS44及びS45の工程のうちのいずれかにおいて、保存されている測定値が適切なものではないと判定された場合には、被測定物の厚み測定をやり直すようにする。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、発せられた超音波についての反射波のうち、被測定物の表面から到来したものと該被測定物の裏面から到来したものとの間での到来時間の差の観測を行い、該到来時間の差から該表面と該裏面との間の距離を算出することによって該被測定物の厚みの測定を行うときに、当該測定を複数回行うことによって測定の度に得られた当該被測定物の厚みを示す複数個の測定値を取得し、当該反射波として誤って観測され得るノイズの影響を受けていないとみなされて当該複数個の測定値から抽出される測定値に基づいて算出がされる値を当該被測定物の厚みの測定結果として提示するようにする。
【0034】
こうすることにより、反射波が微小にしか得られない被測定物であっても精度よく厚みの測定を行えるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定方法の手順をフローチャートで示した図である。
【図2】測定値処理の処理内容をフローチャートで示した図である。
【図3】超音波を用いた厚み測定の方法を示す図である。
【図4】超音波の測定波形の例を示す図である。
【図5】従来の方法における測定値の取り扱い方法を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 送信波波形
11 表面波波形
12 裏面波波形
20 閾値
21 基線
30 ノイズ波形
101 ハンドリング装置
102 被測定物
103 超音波探触子
104 弾性体
105 押圧調整手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for measuring the thickness of an object using ultrasonic waves.
[0002]
[Prior art]
As an example of a technique for measuring the thickness of an object using ultrasonic waves, a technique disclosed in Patent Document 1 will be described with reference to FIG.
In FIG. 3, an ultrasonically permeable
[0003]
In this state, the ultrasonic wave m is transmitted from the
[0004]
Patent Literature 1 discloses a technique for automatically measuring the thickness of the
In the above-described thickness measurement method, for example, the waveform shown in FIG. 4A is obtained as the measurement waveform of the ultrasonic wave received by the
[0005]
4A, a waveform appearing after the
[0006]
By the way, for example, when the thickness of an object to be measured is extremely small, or due to the shape of the ultrasonic reflecting surface, when measuring the thickness of the object to be measured, the reflected wave can be obtained only minutely. Generally, the reflected waveform signal is amplified by using an amplifier.
[0007]
As shown in the example of FIG. 4A, when only the reflected wave waveform exceeds the
Here, although the
[0008]
In order to solve this problem, for example, in Patent Document 2, the time at which the
[0009]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-233952 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-152325
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method disclosed in Patent Document 2 for removing a noise component using a forbidden gate, it is necessary to grasp the position on the measurement waveform where the waveform of the regular reflected wave appears.
[0011]
Further, in the measurement waveform, it is difficult to make the gap between the waveform of the regular reflected wave and the forbidden gate zero. Therefore, if a noise component is mixed in the gap, an error occurs in the thickness measurement result.
Also, in an object to be measured in which a reflected wave can be obtained only minutely, a small fluctuation may occur in the measurement waveform, and the fluctuation may cause a variation of about several microns in the measurement value, thereby lowering the measurement accuracy. There is a problem that.
[0012]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and a problem to be solved is to measure the thickness using an ultrasonic wave, even if the object to be measured can obtain only a minute reflected wave. The purpose is to be able to measure the thickness well.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention performs observation of the difference in arrival time between the reflected wave of the emitted ultrasonic wave and that arriving from the front surface of the measured object and that arriving from the back surface of the measured object, It is assumed that a thickness measurement method for measuring the thickness of the measured object by calculating the distance between the front surface and the back surface from the difference in the arrival times.
[0014]
And the ultrasonic thickness measurement method which is one of the aspects of the present invention obtains a plurality of measurement values indicating the thickness of the measured object obtained at each measurement by performing the above-described measurement a plurality of times, The value calculated based on the measurement value extracted from the plurality of measurement values, which is regarded as not being affected by noise that may be erroneously observed as the reflected wave, is used to measure the thickness of the object to be measured. The above-mentioned problem is solved by presenting as a result.
[0015]
By doing so, the measurement result of the thickness of the object to be measured is calculated based on the measurement value that is not affected by the noise contamination. The thickness can be measured.
In the above-described ultrasonic thickness measuring method according to the present invention, the above-described extraction may be performed based on a frequency distribution of the plurality of measured values.
[0016]
Since the occurrence of noise is irregular and the frequency of noise does not affect the measurement at all, the frequency distribution of the plurality of measured values with the highest frequency is at least affected by noise contamination. It can be considered that the measurement value is an appropriate measurement value that has not been received, and that the measurement value in the vicinity of the measurement having the highest frequency is also an appropriate measurement value. Therefore, by extracting such a measured value and using it for calculating the measurement result of the thickness of the object to be measured, the thickness of the object to be measured can be accurately measured even if the object has only a minute reflected wave. Become like
[0017]
Further, in the ultrasonic thickness measuring method according to the present invention described above, the above-mentioned presentation is a ratio of the number of measurement values extracted as being not affected by the noise to the number of the plurality of measurement values. May be performed when it is determined that is equal to or more than the predetermined ratio.
[0018]
By doing so, when a large number of acquired measurement values are affected by noise contamination, the measurement results of the thickness of the object to be measured are not presented. There is no significant reduction due to the influence of noise mixing.
[0019]
In the above-described ultrasonic thickness measuring method according to the present invention, the above-mentioned presentation may be performed when it is determined that there is no fluctuation in the plurality of measured values.
For example, if the frequency of the largest frequency in the frequency distribution of the plurality of measured values is remarkably larger than the frequency of the measured value in the vicinity, the frequency can be regarded as an appropriate measured value. It can be determined that there is no fluctuation in the plurality of measured values. By performing this determination, a decrease in the accuracy of the thickness measurement result is suppressed.
[0020]
In the above-described ultrasonic thickness measurement method according to the present invention, in the calculation performed for the above-described presentation, a weighted average is calculated based on the number of acquired measurement values for the extracted measurement values. You can do so.
By doing so, the accuracy of the measurement result of the thickness of the measured object can be improved.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a method for measuring the thickness of an object using ultrasonic waves according to the present invention will be described with reference to the drawings.
In this embodiment, when an ultrasonic wave is incident on the object to be measured from a direction perpendicular to the surface of the object, the ultrasonic wave is reflected by the front and back surfaces of the object to be measured. A method of detecting the wave and the backside wave and calculating the difference between the arrival times of the surface wave and the backside wave by the speed of sound to obtain the thickness of the measured object as the value of the measurement result will be described with reference to FIG. The method used shall be used as it is.
[0022]
First, FIG. 1 will be described. FIG. 5 is a flowchart showing a procedure of a method of processing a thickness measurement result according to the present invention.
First, in the step of S30, a measurement value as a measurement result of the thickness of the object to be measured obtained by the method shown in FIG. 3 is obtained, and in the subsequent step of S31, data indicating the measurement value is stored in a semiconductor memory or the like. To a storage device. The number of stored data can be set arbitrarily, and in the present embodiment, the number of stored data is set to i. In the present embodiment, it is assumed that the measured value of the thickness of the object to be measured is obtained on the order of micrometers (μm).
[0023]
In the step of S32, it is determined whether or not the number n of acquisitions of the measured values performed in the step of S30 is equal to or larger than the set number i of stored data. If the determination result is Yes, the procedure proceeds to S33. . On the other hand, if the determination result is No, the procedure returns to S30, and the above-described steps S30 and S31 are repeated.
[0024]
In the step S33, the measured value stored in the above-described step S31 is subjected to a measured value processing described later, and in the subsequent step S34, the result of the measured value processing is a measurement result of the thickness of the measured object. Is output and presented to the measurer, and the procedure shown in FIG. 1 ends.
[0025]
Next, the processing content of the measurement value processing performed in the step S33 in FIG. 1 will be described with reference to the flowchart shown in FIG.
First, in the step of S40, the frequency distribution of the measured values stored in the step of S31 of FIG. 1 is examined, and among these, the measured value having the largest number of appearances (frequency) (hereinafter, referred to as “mode”) Is extracted, and in the subsequent step S41, the number of appearances of the mode in the stored measured values is obtained. The number of appearances of this mode is stored.
[0026]
In the step S42, the number of times that a value larger by 1 [μm] than the mode value described above appears as a measured value in the measured values stored in the step S31 of FIG. 1 is obtained.
In the step S43, the number of times that a value smaller by 1 [μm] from the mode value described above as a measured value in the measured values stored in the step S31 of FIG. 1 is obtained.
[0027]
In step S44, the total of the number of appearances determined in each of the above-described steps S41 to S43 is calculated, and the ratio of the total number to the number of stored measurement values stored in step S31 in FIG. Is calculated, and it is determined whether or not this ratio is equal to or greater than a predetermined ratio. This predetermined ratio can be set arbitrarily, and is set to, for example, 90%. If the ratio of the “mode ± 1 [μm]” is equal to or more than a predetermined ratio, the measurement result of the thickness measurement of the object to be measured performed a plurality of times may not have an influence on the measurement due to the inclusion of the noise component. It can be considered as something that can be done.
[0028]
When it is determined in the step S44 that the ratio of “mode ± 1 [μm]” is equal to or more than the predetermined ratio, in the subsequent step S45, the mode does not fluctuate and the thickness of the object to be measured is not changed. It is determined whether or not this mode value is stably obtained as a measurement result of the measurement. As a method of determining the stability, for example, the following inequality (the number of appearances of the mode)> the number of appearances of [{(mode + 1 [μm])) + {(mode-1 [μm]) Number of occurrences of]
Is determined by determining whether or not.
[0029]
When it is determined in the step S45 that the mode is obtained stably without fluctuation as a measurement result of the thickness measurement of the measured object, the measured value presented to the measurer is determined in the step S46. The measurement result of the object is calculated from the data of the measurement result stored in step S31 in FIG. 1 according to the following equation.
(Measurement result) = [(mode number of appearance) × (mode) + {(mode + 1 [μm]) appearance} × (mode + 1 [μm]) + {(mode Number of occurrences of value-1 [μm])) × (Mode-1 [μm])] ÷ [(Number of appearances of mode) + {Number of occurrences of (mode + 1 [μm])} + { (Mode of occurrence of mode-1 [μm])}]
Note that the above equation calculates the weighted average, that is, the mode and the mode ± 1 [μm] with respect to the mode and the mode ± 1 [μm] The average is calculated after weighting is performed based on the weight. That is, based on the mode value and the mode value ± 1 [μm] which can be regarded as having no influence on the measurement due to the mixing of the noise component among the plurality of measurement values stored in the step S31 described above. Calculation of the measurement result of the thickness of the measured object is performed.
[0030]
The equation used to calculate the weighted average is not limited to the above-described equation, and another equation may be used.
The measurement results obtained by the above steps are output as the measurement results of the thickness of the object to be measured in the step of S34 in FIG. 1 and presented to the measurer.
[0031]
As described above, even in the thickness measurement performed using the method described with reference to FIG. 3 as it is, the measurement value obtained by performing the measurement of the thickness of the object to be measured a plurality of times is processed. This suppresses the influence of noise components on the measurement, which makes it possible to accurately obtain the thickness of the measured object.
[0032]
If it is determined in any of the above-described steps S44 and S45 that the stored measurement value is not appropriate, the thickness measurement of the measured object is performed again.
In addition, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various improvements and modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
[0033]
【The invention's effect】
As described in detail above, the present invention provides a method of arriving between reflected waves of an emitted ultrasonic wave that arrive from a surface of an object to be measured and those that arrive from a back surface of the object to be measured. Observe the time difference, when measuring the thickness of the object to be measured by calculating the distance between the front surface and the back surface from the arrival time difference, by performing the measurement a plurality of times Obtain a plurality of measurement values indicating the thickness of the measured object obtained at each measurement, and assume that the plurality of measurement values are not affected by noise that may be erroneously observed as the reflected wave. The value calculated based on the measurement value extracted from the measurement target is presented as the measurement result of the thickness of the measured object.
[0034]
By doing so, there is an effect that the thickness of the object to be measured can be measured with high accuracy even when the object to be reflected can only obtain a very small reflected wave.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing a procedure of a measuring method according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a processing content of a measurement value processing in a flowchart.
FIG. 3 is a diagram showing a method of measuring thickness using ultrasonic waves.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a measurement waveform of an ultrasonic wave.
FIG. 5 is a flowchart showing a method for handling measured values in a conventional method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記測定を複数回行うことによって測定の度に得られた前記被測定物の厚みを示す複数個の測定値を取得し、
前記反射波として誤って観測され得るノイズの影響を受けていないとみなされて前記複数個の測定値から抽出される測定値に基づいて算出がされる値を前記被測定物の厚みの測定結果として提示する、
ことを特徴とする超音波厚み測定方法。Of the reflected waves of the emitted ultrasonic waves, the difference in the arrival time between the one arriving from the front surface of the object to be measured and the one arriving from the rear surface of the object to be measured is observed, and the time of arrival is measured. In an ultrasonic thickness measurement method for measuring the thickness of the object to be measured by calculating the distance between the front surface and the back surface from the difference,
Obtain a plurality of measurement values indicating the thickness of the measured object obtained at each measurement by performing the measurement a plurality of times,
The measurement result of the thickness of the object to be measured is a value calculated based on the measurement value extracted from the plurality of measurement values assuming that it is not affected by noise that may be erroneously observed as the reflected wave. Present as
An ultrasonic thickness measuring method, characterized in that:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003161662A JP2004361305A (en) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | Ultrasonic thickness measuring method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003161662A JP2004361305A (en) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | Ultrasonic thickness measuring method |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=34054011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010029241A (en) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Furuno Electric Co Ltd | Shape detection device, shape detection method and bone strength diagnostic device using shape detection device |
-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003161662A patent/JP2004361305A/en not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010029241A (en) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Furuno Electric Co Ltd | Shape detection device, shape detection method and bone strength diagnostic device using shape detection device |
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