JP2004361256A - Surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance measuring apparatus - Google Patents
Surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance measuring apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004361256A JP2004361256A JP2003160234A JP2003160234A JP2004361256A JP 2004361256 A JP2004361256 A JP 2004361256A JP 2003160234 A JP2003160234 A JP 2003160234A JP 2003160234 A JP2003160234 A JP 2003160234A JP 2004361256 A JP2004361256 A JP 2004361256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plasmon resonance
- surface plasmon
- light
- sensor
- optical path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/55—Specular reflectivity
- G01N21/552—Attenuated total reflection
- G01N21/553—Attenuated total reflection and using surface plasmons
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Optical Measuring Cells (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検知対象物質であるターゲットの定性及び定量を行うコンパクトな表面プラズモン共鳴センサー及び、その表面プラズモン共鳴センサーを使用する表面プラズモン共鳴測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生体分子間の相互作用を標識なしでリアルタイムにモニターすることができる装置として、従来から表面プラズモン共鳴(以下、「SPR」という。)を測定原理とする表面プラズモン共鳴測定装置(以下、「SPR測定装置」とする)がある。
【0003】
このSPR測定装置では、生体分子の相互作用を分子レベルで測定するため、相互作用を起こす生体分子の一方がセンサーチップ面に固定され、これに作用する分子を含んだサンプル液がマイクロ流路等を介してセンサーチップ表面に流される。そして、2分子間の結合・解離に伴うセンサーチップ面近傍での微量な屈折率変化がSPRシグナルとして検出され、このシグナルの経時変化がセンサーグラムと呼ばれるグラフとして表示される。そして、センサーチップ表面での分子の相互作用をリアルタイムにモニターすることにより、このセンサーチップに対して特異的に認識するターゲット(微量物質)を検出することが可能である。
【0004】
こうしたSPR測定装置には、光学系の配置の違いなどからいくつかの方式がある。これらについては「生体物質相互作用のリアルタイム解析実験方法(永田和宏、半田宏、編集シュプリンガーフェアラーク東京(株)発行)」に記載されている。
【0005】
ところでSPR測定装置には、作業能率を高めるため、多項目計測や複数のサンプル液の分析を一度にまとめて行いたいという要求がある。
そうした要求に対して特開平9−292333号公報には、多数のサンプル液についての分析を一度にまとめて行い、高い分析精度を得ることができる表面プラズモン共鳴センサー(以下「SPRセンサー」とする)が提案されている。ここで図10及び図11は、それぞれ同公報に記載されたSPRセンサーの平面形状、側面形状を示した図である。
【0006】
このSPRセンサー200では、5本の光ビーム240が、入射側シリンドリカルレンズ221から、平面視状態で平行光にする入射側シリンドリカルレンズ222を介し、更に入射側シリンドリカルレンズ223によって集光させてプリズム230と5個の金属膜210との界面に同時に照射される。
一方、金属膜210とプリズム230との界面231で全反射した光ビーム240は、平行光化する出射側シリンドリカルレンズ224と集光する出射側シリンドリカルレンズ225を介して光検出手段250によって検出される。
【0007】
そして、光検出手段250の各受光素子列毎に出力される光検出信号Sm は、全反射した光ビーム240の強度Iを入射角θ毎に示すものとなる。また、特定の入射角θSPで入射した光は、金属膜210とサンプル液260との界面に表面プラズモンを励起させるので、この光については反射光強度Iが鋭く低下する。
そのため光検出手段250の各受光素子毎に出力される光検出信号Sを用いれば上記入射角θSPが分かり、このθSPの時間的変化からサンプル液260中の特定物質の定量性や親和性を分析することができる。
【0008】
また、5つの金属膜210に向けてそれぞれ光ビーム240が照射されるので、光検出手段250の各受光素子列毎に光検出信号S1、S2、S3、S4、S5が出力され、各金属膜210に接触している5個のサンプル液260の分析を同時に行うことができ、複数のサンプル液260について短い時間間隔で一度にまとめて行なえる。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−292333号公報(第2−3頁、第1図)
【非特許文献1】
生体物質相互作用のリアルタイム解析実験方法(永田和宏、半田宏、編集シュプリンガーフェアラーク東京(株)発行)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載するような従来のSPRセンサー200では、光ビーム240の進行方向である図面の左右にかけて、半導体レーザーアレイ220、プリズム230、シリンドリカルレンズ221〜225及び光検出手段250が一方向に並べられて配置されている。そのため、測定位置である金属膜210を挟んでSPRセンサー200の構成部品が広く配置された構成になってしまい、SPRセンサー200を大型化させていた。このことは、SPRセンサー200を利用した表面プラズモン共鳴測定装置が大型化して設置スペースが広くなる欠点にもなっていた。
【0011】
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、コンパクトな表面プラズモン共鳴センサー及び表面プラズモン共鳴測定装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーは、感応膜と金属膜とから構成される表面プラズモン共鳴検知面を備える透明のチップ基板と、そのチップ基板に重ねられ、光源からの照射光を前記チップ基板へ案内する開口部が穿設されたセンサー基板と、前記センサー基板のチップ基板側に配置され、光源からの入射光を前記表面プラズモン共鳴検知面に反射させた反射光の強度を出力する受光手段と、前記チップ基板に対してセンサー基板の反対側に取り付けられた前記表面プラズモン共鳴検知面に、前記センサー基板の開口部からの入射光を所定角度で反射させて前記受光手段へ受光させるように、前記センサー基板とチップ基板との界面から前記表面プラズモン共鳴検知面との間に設けられた光路偏向手段とを有することを特徴とする。
【0013】
よって本発明は、表面プラズモン共鳴検知面への入射角を固定し、サンプル液内のターゲットが表面プラズモン共鳴検知面に相互作用している場合の反射光強度の変化から微量物質の定性及び定量を測定するようにしたものである。その構成として、光源からの照射光を光路偏向手段によって偏向させて入射し、その入射光を表面プラズモン共鳴検知面に対して反射させて受光手段まで送るようにしたので、可動装置を用いることなく、さらに前述した特許文献1に記載されているように光学レンズ系を複雑にする必要がない。またそうした光学レンズ系の配置スペースが必要なくなってセンサー全体をコンパクトにすることができる。
【0014】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーは、入射光を前記表面プラズモン共鳴検知面へ所定の角度で入射させるための入射側光路偏向手段に回折格子、ミラー、プリズムを用い、前記表面プラズモン共鳴検知面を反射した反射光を前記受光手段に受光させるための受光側光路偏向手段として必要な場合に回折格子、ミラー、プリズムを用いたことを特徴とする。
よって、本発明によれば、光路偏向手段を用いることによって、センサーをコンパクトに抑えることができた。また、その構成も回折格子、ミラー、プリズムを利用することで極めて簡単に達成することができた。
【0015】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーで、前記光源の照射方向に対して直交する向きに表面プラズモン共鳴検知面が配置される場合には、入射光側の光路偏向手段において2方向に光路を分けて2箇所に配置された前記表面プラズモン共鳴検知面へ所定の角度で入射させるようにすることが可能でチャンネル数を高集積化できることを特徴とする。
よって、本発明によれば、一つの入射光から2箇所の表面プラズモン共鳴検知面へ光を反射させるようにして、サンプル液を一度に2箇所で測定することができ、しかも一つの入射光を利用しているのでセンサーをコンパクトにすることができる。
【0016】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーで、前記光路偏向手段に回折格子を用いた場合に、等間隔又は不等間隔で形成されたものであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、回折格子を等間隔以外に不等間隔にすることによって、表面プラズモン共鳴検知面の各位置に異なる角度で光が入射し、そして反射したその光から反射光強度を測定することができる。
【0017】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーは、前記チップ基板の前記センサー基板との界面及び前記表面プラズモン共鳴検知面が取り付けられた面であって、前記光路偏向手段及び表面プラズモン共鳴検知面を除く部分に、反射防止膜が設けられたものであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、反射防止膜によってチップ基板内において迷光の発生を防ぐことができる。
【0018】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーは、前記チップ基板のすべてあるいは表面プラズモン共鳴検知面を含んだ前記チップ基板の一部が分割され、前記センサー基板側から分離可能なものであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、サンプル液を変える場合には、チップ基板を分離して取り外し、新たな表面プラズモン共鳴検知面を備えたチップ基板を装着することによって効率よく、またコンタミを低減して多種類のサンプル液について測定を行うことができる。
【0019】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーは、センサー基板に対して直交して光が入射する場合において、前記表面プラズモン共鳴検知面と受光手段とが、前記開口部を挟んでそれぞれ対称的な位置に配置されたものであって、前記入射側光路偏光手段は、入射光を2方向に光路を分けて2箇所に配置された前記表面プラズモン共鳴検知面へ所定の角度で入射させるようにしたものであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、開口部を通る一つの入射光から2箇所の表面プラズモン共鳴検知面へ光を反射させるようにして、サンプル液を一度に2箇所で測定することができ、しかも一つの入射光を利用しているので表面プラズモン共鳴センサーをコンパクトにすることができる。
【0020】
また、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサーは、前記表面プラズモン共鳴検知面、光路偏向手段及び受光手段を有する測定部を複数設け、1個以上の光源から照射された光を平行光にしてかつP偏光に変換して、それぞれの測定部に入射するようにしたものであることを特徴とする。
よって、本発明によれば、一度に複数のサンプル液やあるいは多項目について測定することができるため、センサー全体をコンパクトにすることができる。
【0021】
本発明に係る表面プラズモン共鳴測定装置は、前記請求項1乃至請求項10のいずれかに記載する表面プラズモン共鳴センサーと、その表面プラズモン共鳴センサーから出力された反射光強度信号から反射光強度の変化に基づいてサンプル液内のターゲットについて定性及び定量を解析する演算処理装置とを有することを特徴とする。
【0022】
よって本発明は、表面プラズモン共鳴検知面への入射角を固定し、サンプル液内のターゲットが表面プラズモン共鳴検知面と相互作用している場合に、シフトした反射光強度の変化から微量物質の定性及び定量を測定するようにしたものである。そして、そのための構成として表面プラズモン共鳴検知面を光源の照射方向に対してある角度に固定し、光路偏向手段によって光路を偏向させて入射光を受光手段まで送るようにしたので、従来のように表面プラズモン共鳴検知面や光源、受光部を動かす高い分解能をもつ可動装置が必要でなく、また前述した特許文献1に記載するもののように光学レンズ系を複雑にする必要がないため、装置全体をコンパクトにすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る表面プラズモン共鳴センサー及び、表面プラズモン共鳴測定装置の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。
先ず、表面プラズモン共鳴センサーの検出原理について簡単に説明する。図1は表面プラズモン共鳴センサーを簡略化して示した図である(特に、検出部を示している)。この表面プラズモン共鳴センサー(以下、「SPRセンサー」とする)100は、ガラスなどのチップ基板111の一面に金膜112が45nm程度成膜されている。その上に検出対象であるターゲットと相互作用を選択的に起こす感応膜113が成膜されている。このようなSPRセンサー100では、図示するようにある角度θで入射光114が与えられると、チップ基板111と金膜112との境界面で反射した反射光115の強度が測定できる。
【0024】
次に図2は、SPRセンサー100の感応膜113について詳細に示した拡大断面図である。前述したようにチップ基板111の一方の面に金膜112が形成されている。表面プラズモン共鳴(SPR)させるには、金や銀などのある種の金属が必要だからである。そして。化学的不活性、SPRシグナルの発生効率の良さなどの理由から一般的には金が用いられる。金膜112の表面には、リンカー層116を形成し、その上にターゲット118と相互作用をするリガント117を固定する。ここで前述の感応膜113は、リンカー層116とリガント117と定義する。この状態でターゲット118を含んだサンプル液を感応膜113の表面に流すことによって、目的のターゲット118がリガント117と相互作用を起こすように構成されている。
【0025】
そこで、表面プラズモン共鳴測定装置では、レーザーダイオードや発光ダイオードなどの光源から、図1に示すようにSPRセンサー100に入射光114を入射されると、全反射した反射光115を不図示のフォトダイオードアレイなどの受光手段によって反射光115の強度を検出する。このとき、チップ基板111と金膜112との界面で全反射するように光が照射され、金膜112側にエバネッセント波と呼ばれるエネルギー波が生じる。エバネッセント波では金膜112の自由電子がプラズモンの共鳴に使われるため、反射光115の強度が特定の入射角度において、エネルギーの消失がみられる。
【0026】
図3は、表面プラズモン共鳴センサーによって検出される反射光強度の入射角度依存性を示したSPR曲線である。図示するように反射光強度の入射角度依存性を測定すると、ある特定の角度において反射光115の強度が減衰した「光の谷」が認められる。この光学現象がSPRである。そして、図2に示すようにリガント117とターゲット118が相互作用を起こすと、金膜112表面の屈折率が変化し、図3に示すようにAからBのように共鳴角がシフトする。従って、このシフト量の時間的変化を検出すれば、リガント117と相互作用したサンプル液内のターゲット118について、その定性情報及び定量情報を得ることができる。
【0027】
本実施形態の表面プラズモン共鳴センサーは、例えば図3において入射角をθ1に固定し、シフトした反射光強度の変化ΔIからターゲットの定性及び定量を測定するようにしたものである。
そこで次に、こうした測定方法を実行するためのSPRセンサー及び、そのSPRセンサーを利用した表面プラズモン共鳴測定装置(以下、「SPR測定装置」とする)について具体的に説明する。
【0028】
図4は、本実施形態のSPR測定装置を示した概念図である。本実施形態のSPR測定装置1は、感応膜が成膜されたチップ基板2とセンサー基板3からなるSPRセンサー10、そのセンサー基板3へ光を照射するレーザーダイオード(LD)や発光ダイオード(LED)などの光源4、それにその光源4からの光をセンサー部に向けて平行光にするためのコリメーションレンズ5及び、表面プラズモンを共鳴させることができるP偏光のみを通過させるための偏光板6が配置されている。SPRセンサー10は、その感応膜がターゲットを含んだサンプル液が流されるマイクロ流路7内に面するように配置される。
【0029】
続いて、SPR測定装置1を構成するSPRセンサー10の構造について具体的に説明する。図5は、SPRセンサーを示した断面図である。このSPRセンサー10は、シリコン基板などで作られたセンサー基板11、反射防止膜12、それにガラスなどの透明なチップ基板13、そして反射防止膜14が層状に重ねられている。そして、反射防止膜12の層には光路偏向手段として等間隔の回折格子15が設けられ、もう一方の反射防止膜14の層にはマイクロ流路7内(図4参照)に位置することとなるプラズモン共鳴検知面16が設けられている。
【0030】
センサー基板11は、チップ基板13へ光を誘導する円形、多角形或いは切りかき等の開口部17が穿設されており、偏光板6(図4参照)を介して照射された光からある決まった角度の直進光のみを取り出すため、迷光をカットするアパーチャ18をその入口に取り付けることもできる。
【0031】
こうしてSPRセンサー10への入射光19は、開口部17を通ってチップ基板13へと導かれるが、開口部17の出口にあたるセンサー基板11とチップ基板13との界面に光路偏向手段として回折格子15が設けられている。回折格子15は、入射光19がチップ基板13中を所望の角度で回折できるように形成されており、具体的には、プラズモン共鳴検知面16への入射角が図3に示すθ1になるように形成されている。チップ基板13は、この回折格子15による回折角度からその材質(屈折率)が決定される。
【0032】
ところで、共鳴角は測定するターゲットによって角度が異なるため、それぞれに適した角度で入射光及び反射光が得られるように設計製作が行われる。本実施形態では、その適切な範囲で、図3で示すように反射光強度の変化ΔIをとるための共鳴角(入射角)を固定するが、変化ΔIが大きくなるように入射角θ1が設定される。
【0033】
次に、回折格子15によって回折した入射光19の照射先にはプラズモン共鳴検知面16が設けられている。プラズモン共鳴検知面16は、金膜20と感応膜21とが重ねて構成されたものであり、感応膜21は、図2を示して説明したようにリンカー層116上にリガント117を結合させて形成されている。そして、その感応膜21は、ターゲットに対して特異的に結合するものであって、その感応膜21上を流れるサンプル液内のターゲットと相互作用が発生するようになっている。
更に、SPRセンサー10には、このプラズモン共鳴検知面16を挟んだ入射側の回折格子15と対称的な位置であって、センサー基板11とチップ基板13との界面に、受光手段としてフォトダイオード22が配置されている。
【0034】
ところで、チップ基板13の上下両面には回折格子15やプラズモン共鳴検知面16以外の部分が反射防止膜12,14によって覆われているが、これはチップ基板13内において迷光の発生を防ぐためである。そして、このSPRセンサー10は、センサー基板11とチップ基板13とが分離可能な構成になっており、使用に際しては、マイクロ流路7を流れる検出対象物質を含んだ液体などと直接触れるプラズモン共鳴検知面16の取り替えが可能な構成になっている。また図示はしていないが、プラズモン共鳴検知面16を包含したチップ基板13の一部を分割して、その分割されたプラズモン共鳴検知面16側のみを取り替えることも可能な構成としてもよい。その場合には、分割面の界面にマッチングオイルなどを介して光学的整合を取る。
【0035】
次に、図6は、図4に示したSPR測定装置1の構成をより具体的に示した外観斜視図である。
SPR測定装置1は、流路システム31にSPRセンサー10が装着され、図示するように下方から光源4によって光が照射されるようになっている。流路システム31には複数のサンプル注入穴32,32…が形成されており、そこから注入されたサンプル液が流路システム31内に連通する複数のマイクロ流路7(図4参照)を通るよう構成されている。
【0036】
図5に示したSPRセンサー10は、一つのマイクロ流路7に対する一つの測定部を示しているが、実際には図5の紙面を貫く方向と横方向に複数の測定部が連設されている。そのため、図6に示すように流路システム31にSPRセンサー10を装着した状態で、複数あるマイクロ流路7のそれぞれに図5で示す測定構造が構成されるようになっており、SPR測定装置1は、一度に複数のサンプル液について測定可能なマルチチャンネルである。
【0037】
ところで、サンプル注入穴32に注入されたサンプル液は、マイクロ流路7を流れてSPRセンサー10のプラズモン共鳴検知面16へ到達するように送らなければならない。そのための送液手段には、例えば毛細管現象を利用したものや、あるいは強制的にマイクロポンプなどで液を送り込むようにした構成がとられている。
【0038】
流路システム31に装着されたSPRセンサー10は、前述したように上下の層で2分割できるようになっており、図5に示すセンサー基板11及びチップ基板13が、偏光板6と一体になって流路システム31の底面に固定されている。一方、センサー基板11と分離可能なチップ基板13は、流路システム31に対してスライドして取り出すことができる着脱可能なものとなっている。なお、具体的には図示しないが、プラズモン共鳴検知面16を含む部分でチップ基板13を分割できるようにし、その分割部分を流路システム31に対してスライドして取り出すことができる着脱可能なものとしてもよい。
そして、こうした流路システム31に装着されたSPRセンサー10に対し、流路システム31の下方から光を照射する光源4及び照射光を平行光にするコリメーションレンズ5が配置されている。
【0039】
更に、SPR測定装置1は、SPRセンサー10のセンサー基板11にインターフェース33が取り付けられ、センサー基板11内のフォトダイオード22と信号ラインによって接続されている。そして、このインターフェース33には不図示のパーソナル・コンピューター等が接続され、検出された情報をパーソナル・コンピューター等の演算装置で解析できるようになっている。また、パーソナル・コンピューター等は光源4側にも接続され、照射の制御も行えるようになっている。
一方、流路システム31の上方には温調器34が設けられている。この温調器34は、サンプル液とプラズモン共鳴検知面16の温度を一定に保つためのものであり、例えばペルチェなどの冷却素子が用いられる。
【0040】
続いて、以上のような構成によるSPRセンサー10及びSPR測定装置1の作用について以下に説明する。
先ず、図4及び図6に示すように光源4から照射された光は、コリメーションレンズ5を介して平行光となり、更に偏光板6でP偏光のみがSPRセンサー10へ入射する。SPRセンサー10への入射光は、図5に示すようにアパーチャ18を介して、光学系の配置で決まった角度の直進光のみが開口部17に入り、そこを通ってセンサー基板11とチップ基板13との界面に設けられた回折格子15によって回折する。
【0041】
回折格子15により回析した入射光は、チップ基板13内を所定の角度で進む。そして、所定の角度で入った入射光はプラズモン共鳴検知面16を反射し、その反射光が、入射側の回折格子15と同一平面にある受光側のフォトダイオード22へ入る。このとき、回折格子15、プラズモン共鳴検知面16及びフォトダイオード22以外の面は反射防止膜12.14によって迷光の発生が防止されている。
【0042】
一方、SPR測定装置1では、流路システム31のサンプル注入穴32,…からはサンプル液が注入され、マイクロ流路7を通ってSPRセンサー10に沿ってサンプル液が流れる(図4参照)。このとき、図5に示すプラズモン共鳴検知面16のうちマイクロ流路7側にある感応膜21は、サンプル液に含まれたターゲットと選択的に、生体分子等による相互作用を起こす場を提供し、その表面で起こる分子の化学反応に起因する屈折率変化をSPRシグナルに変換するシグナルトランスデューサーの役目を果たしている。
【0043】
そして、SPRセンサー10への入射光は、表面プラズモン共鳴角が検出できる角度になるように回折格子15で回折されて照射されているため、チップ基板13と境界面となる金膜20で光が反射するが、プラズモン共鳴検知面16ではターゲットが感応膜21と相互作用することによって表面に屈折率の変化が生じる。表面プラズモン共鳴を発生させた反射光は、その後フォトダイオード22で受光され、フォトダイオード22では反射光の強度に比例した出力電圧が生ずる。そしてフォトダイオード22から出力されたその測定信号がインターフェース33を介してパーソナル・コンピューターへと送信される。パーソナル・コンピューターでは、この測定信号に基づいてターゲットに関する定性及び定量情報が反射光強度の変化ΔIに基づいて解析される。
【0044】
すなわち本実施形態では、図3に示すようにθ1の入射角が入射光角度と回折格子15によって設定されており、その角度における反射光強度の情報が得られる。そのため、感応膜21におけるターゲットの有無により屈折率が変化して共鳴角がΔθだけシフトすることで、共鳴角θ1における反射光強度にもΔIの変化が生じることになる。従って、この差を測定信号によって検出することができ、その結果ターゲットの定性及び定量が情報として得られる。
【0045】
よって、本実施形態では、表面プラズモン共鳴検知面16への入射角をθ1に固定し、サンプル液内のターゲットが表面プラズモン共鳴検知面16と相互作用している場合に、シフトした反射光強度の変化ΔIからターゲットの定性及び定量を測定するようにしたものであり、そのための構成として表面プラズモン共鳴検知面16に所定の角度で光を入射するためSPRセンサー10への入射光の角度を、回折格子15による光路偏向によって設定するようにしたので、従来のように表面プラズモン共鳴検知面や光源、受光部を動かす高い分解能をもつ可動装置が不要となり、また前述した特許文献1に記載するもののように光学レンズ系を複雑にする必要がないため、SPRセンサー10を小型にして、センサー全体をコンパクトにすることができた。
【0046】
以上、SPRセンサー及びSPR測定装置について一実施形態を説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、SPRセンサーに関し図7乃至図9に記載するような変形例を挙げることができる。なお、前記実施形態のものと同じ構成要素については同じ符号を付して説明する。
【0047】
図7に示すSPRセンサー40は、シリコンからなるセンサー基板11とガラスなどの透明なチップ基板13とが一体になり、そのチップ基板13に形成された両端の傾斜部分に入射側ミラー41と反射側ミラー42とが取り付けられている。そのチップ基板13には、金膜20と感応膜21とが重ねられた表面プラズモン共鳴検知面16が設けられ、更に反射防止膜12,14を備え、反射光検出用のフォトダイオード22がセンサー基板11との界面近傍に設置されている。このように、本例において前記実施形態と大きく異なるのは、光路偏向手段に入射側ミラー41及び反射側ミラー42を用いて、光をプラズモン共鳴検知面16で反射させてフォトダイオード22へ受光させるようにした点である。
【0048】
すなわち、その入射側ミラー41及び反射側ミラー42は、入射光が通る開口部17部分とフォトダイオード22の配置された部分とに、それぞれ所定の傾きをもって配置され、表面プラズモン共鳴検知面16に所定の角度で光が入射し、そこで反射した光がフォトダイオード22に受光されるよう構成されている。
よって、本例のように、光路偏向手段に入射側ミラー41及び反射側ミラー42を利用することによっても、前記実施形態のものと同様にSPRセンサー40を小型にして、センサー全体をコンパクトにすることができる。
【0049】
次に、図8に示すSPRセンサー50は、シリコン等からなるセンサー基板11と反射防止膜12、それにガラスなどのチップ基板13、そして反射防止膜14が層状に重ねられている。反射防止膜12の層には入射光が通る開口部17部分と、フォトダイオードアレー51が配置され、もう一方の反射防止膜14の層にはマイクロ流路7内(図4参照)に配置されるようになるプラズモン共鳴検知面16が設けられている。
本例において前記実施形態と大きく異なるのは、回折格子が等間隔であったのに対し、不等間隔回折格子52になっている点であり、特にプラズモン共鳴検知面16に対して入射光が収束するように形成されている点である。
【0050】
こうした図8に示すSPRセンサー50でも、前記実施形態のものと同様に小型化が可能となり、全体をコンパクトにすることができた。更に、本例では、不等間隔回折格子52とフォトダイオードアレー51を用いることにより、従来用いられていた可動装置を用いることなく複数の角度で反射させた反射光強度を測定することができるようになった。
【0051】
図9に示すSPRセンサー60では、さらにチャンネル数を高集積にするために、表面プラズモン共鳴検知面16,16とフォトダイオード22,22とをともに光源の照射方向に対して直交する向きに配置し、開口部17を通った一つの入射光を回折格子61によって2方向に偏向させ、2箇所の表面プラズモン共鳴検知面16,16へ光を所定角度で反射させるようにしている。
これにより本例では、サンプル液を一度に2箇所で測定することができるようになり、一つの入射光によって2箇所の感応膜で検出が可能になり、より高集積化が期待でき、コンパクトにすることができた。
【0052】
更に、前記実施形態などでは、光路偏向手段として回折格子やミラーを用いることにより、プラズモン共鳴検知面16に対する光の入射角を制御していた。しかし、これに対して例えば、表面弾性波を用いて周波数でプラズモン共鳴検知面16への光の入射角を制御するような機構を、センサー基板11とチップ基板13の界面近傍に設置し、これを光路偏向手段として同様な効果を持たせることも可能である。
【0053】
【発明の効果】
本発明は、感応膜と金属膜とから構成される表面プラズモン共鳴検知面に光源からの入射光を反射させ、その反射光を受光した受光手段から反射光強度を出力するものであって、前記光源から照射された入射光を当該表面プラズモン共鳴検知面に所定の角度で反射させて前記受光手段に受光させるように光路を偏向する光路偏向手段を有する構成としたので、コンパクトな表面プラズモン共鳴センサーを提供することが可能となった。
【0054】
また、本発明は、感応膜と金属膜とから構成される表面プラズモン共鳴検知面と、光源からの入射光をその表面プラズモン共鳴検知面に反射させた反射光から反射光強度を出力する受光手段とを有するものであって、センサー基板とチップ基板とが重ねられ、センサー基板は、光源からの照射光を前記チップ基板へ案内する開口部が穿設され、前記チップ基板側でチップ基板との界面に前記受光手段を備えるものであり、チップ基板は、センサー基板の反対側に前記表面プラズモン共鳴検知面が取り付けられ、前記センサー基板の開口部からの入射光を所定角度で前記表面プラズモン共鳴検知面に反射させて前記受光手段へ受光させるように、開口部から前記表面プラズモン共鳴検知面の間の位置に回折格子やミラー等の光路偏向手段を設けた構成としたので、表面プラズモン共鳴センサーを小型化してコンパクトな表面プラズモン共鳴センサーを提供することが可能となった。
【0055】
また、表面プラズモン共鳴検知面が、前記光源の照射方向に対してある角度でセンサー基板に入射するように固定され、前記光源から照射された入射光を当該表面プラズモン共鳴検知面に所定の角度で反射させて前記受光手段に受光させるように光路を偏向する光路偏向手段を有する表面プラズモン共鳴センサーであって、その表面プラズモン共鳴センサーから出力された反射光強度信号から反射光強度の変化に基づいてサンプル液内のターゲットについて定性及び定量を解析する演算処理装置を有する構成としたので、表面プラズモン共鳴センサーが小型になることで、装置全体のコンパクト化を図ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面プラズモン共鳴センサーの検出部を簡略化して示した図である。
【図2】表面プラズモン共鳴センサーの感応膜について詳細に示した拡大断面を示した図である。
【図3】表面プラズモン共鳴センサーによって検出される反射光強度の入射角度依存性を示したSPR曲線である。
【図4】表面プラズモン共鳴測定装置の一実施形態を示した概念図である。
【図5】表面プラズモン共鳴センサーを示した断面図である。
【図6】表面プラズモン共鳴測定装置を示した外観斜視図である。
【図7】表面プラズモン共鳴センサーの第1変形例を示した断面図である。
【図8】表面プラズモン共鳴センサーの第2変形例を示した断面図である。
【図9】表面プラズモン共鳴センサーの第3変形例を示した断面図である。
【図10】従来の表面プラズモン共鳴センサーを示した平面図である。
【図11】従来の表面プラズモン共鳴センサーを示した側面図である。
【符号の説明】
1 表面プラズモン共鳴測定装置
2 チップ基板
3 センサー基板
4 光源
5 コリメーションレンズ
6 偏光板
7 マイクロ流路
10 表面プラズモン共鳴センサー
11 センサー基板
12,14 反射防止膜
13 チップ基板
15 回折格子
16 プラズモン共鳴検知面
18 アパーチャ
19 入射光
20 金膜
21 感応膜
22 フォトダイオード
31 流路システム
32 サンプル注入穴
33 インターフェース
34 温調器
40 SPRセンサー
41 入射側ミラー
42 反射側ミラー
50 SPRセンサー
51 フォトダイオードアレー
52 不等間隔回折格子
60 SPRセンサー
61 回折格子[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a compact surface plasmon resonance sensor for qualitatively and quantitatively determining a target as a detection target substance, and a surface plasmon resonance measurement device using the surface plasmon resonance sensor.
[0002]
[Prior art]
As a device capable of monitoring the interaction between biomolecules in real time without a label, a surface plasmon resonance measurement device (hereinafter, referred to as “SPR measurement”) that uses surface plasmon resonance (hereinafter, referred to as “SPR”) as a measurement principle has been conventionally used. Device).
[0003]
In this SPR measurement device, one of the biomolecules causing the interaction is immobilized on the sensor chip surface, and the sample liquid containing the molecule acting on the biomolecule is transferred to a microchannel or the like. Through the sensor chip surface. Then, a slight change in the refractive index near the sensor chip surface due to the binding / dissociation between the two molecules is detected as an SPR signal, and the change over time of this signal is displayed as a graph called a sensorgram. By monitoring the interaction of molecules on the surface of the sensor chip in real time, it is possible to detect a target (a trace substance) that specifically recognizes the sensor chip.
[0004]
There are several types of such SPR measurement devices due to differences in the arrangement of optical systems and the like. These are described in "Experimental method for real-time analysis of biological material interaction (published by Kazuhiro Nagata, Hiroshi Handa, edited by Springer Verlag Tokyo Co., Ltd.)".
[0005]
By the way, there is a demand for the SPR measurement device to perform a multi-item measurement and an analysis of a plurality of sample liquids at one time in order to improve work efficiency.
In response to such a demand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-292333 discloses a surface plasmon resonance sensor (hereinafter, referred to as an “SPR sensor”) capable of simultaneously analyzing a large number of sample liquids and obtaining high analysis accuracy. Has been proposed. Here, FIG. 10 and FIG. 11 are diagrams showing a planar shape and a side surface shape of the SPR sensor described in the publication, respectively.
[0006]
In the
On the other hand, the
[0007]
The light detection signal Sm output for each light receiving element array of the light detection means 250 indicates the intensity I of the totally reflected
Therefore, the incident angle θSP can be determined by using the light detection signal S output for each light receiving element of the light detection means 250, and the quantitative property and affinity of the specific substance in the
[0008]
In addition, since the
[0009]
[Patent Document 1]
JP-A-9-292333 (page 2-3, FIG. 1)
[Non-patent document 1]
Experimental method for real-time analysis of biological material interaction (published by Kazuhiro Nagata, Hiroshi Handa, edited by Springer Verlag Tokyo Co., Ltd.)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the
[0011]
Therefore, an object of the present invention is to provide a compact surface plasmon resonance sensor and a surface plasmon resonance measurement device in order to solve such a problem.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
A surface plasmon resonance sensor according to the present invention has a transparent chip substrate having a surface plasmon resonance detection surface composed of a sensitive film and a metal film, and is superimposed on the chip substrate, and emits light from a light source to the chip substrate. A sensor substrate having an opening for guiding, and a light receiving unit that is disposed on the chip substrate side of the sensor substrate and outputs the intensity of reflected light that reflects incident light from a light source to the surface plasmon resonance detection surface; On the surface plasmon resonance detection surface attached to the opposite side of the sensor substrate with respect to the chip substrate, so that the incident light from the opening of the sensor substrate is reflected at a predetermined angle and received by the light receiving means, An optical path deflecting means provided between the interface between the sensor substrate and the chip substrate and the surface plasmon resonance detection surface is provided.
[0013]
Therefore, the present invention fixes the angle of incidence on the surface plasmon resonance detection surface, and determines the qualitative and quantitative determination of the trace substance from the change in the reflected light intensity when the target in the sample liquid interacts with the surface plasmon resonance detection surface. It is intended to be measured. As the configuration, the irradiation light from the light source is deflected by the optical path deflecting means and incident, and the incident light is reflected on the surface plasmon resonance detection surface and sent to the light receiving means, so that the movable device is not used. Further, there is no need to complicate the optical lens system as described in
[0014]
Further, the surface plasmon resonance sensor according to the present invention uses a diffraction grating, a mirror, and a prism as an incident-side optical path deflecting unit for causing incident light to enter the surface plasmon resonance detection surface at a predetermined angle, and performs the surface plasmon resonance detection. A diffraction grating, a mirror, and a prism are used when necessary as light receiving side light path deflecting means for allowing the light receiving means to receive the light reflected by the surface.
Therefore, according to the present invention, the use of the optical path deflecting means makes it possible to reduce the size of the sensor. Also, the configuration could be achieved very easily by using a diffraction grating, a mirror, and a prism.
[0015]
Further, in the surface plasmon resonance sensor according to the present invention, when the surface plasmon resonance detection surface is arranged in a direction orthogonal to the irradiation direction of the light source, the optical path is deflected in two directions by the optical path deflecting means on the incident light side. The surface plasmon resonance detection surfaces separately arranged at two positions can be incident at a predetermined angle, and the number of channels can be highly integrated.
Therefore, according to the present invention, the sample liquid can be measured at two places at a time by reflecting light from one incident light to two surface plasmon resonance detection surfaces, and one incident light can be measured at one time. Since it is used, the sensor can be made compact.
[0016]
Further, in the surface plasmon resonance sensor according to the present invention, when a diffraction grating is used for the optical path deflecting unit, the sensor is formed at regular intervals or irregular intervals.
Therefore, according to the present invention, by making the diffraction grating non-equidistant other than the equidistant, light enters each position of the surface plasmon resonance detection surface at a different angle, and the reflected light intensity is calculated from the reflected light. Can be measured.
[0017]
Also, the surface plasmon resonance sensor according to the present invention is a surface on which the interface of the chip substrate with the sensor substrate and the surface plasmon resonance detection surface are attached, excluding the optical path deflecting means and the surface plasmon resonance detection surface. An antireflection film is provided on a portion.
Therefore, according to the present invention, the generation of stray light in the chip substrate can be prevented by the antireflection film.
[0018]
Further, the surface plasmon resonance sensor according to the present invention is characterized in that the entire chip substrate or a part of the chip substrate including the surface plasmon resonance detection surface is divided and separable from the sensor substrate side. And
Therefore, according to the present invention, when changing the sample liquid, the chip substrate is separated and removed, and a chip substrate having a new surface plasmon resonance detection surface is efficiently attached and the contamination is reduced. Measurement can be performed for various types of sample liquids.
[0019]
Further, in the surface plasmon resonance sensor according to the present invention, when light is orthogonally incident on the sensor substrate, the surface plasmon resonance detection surface and the light receiving unit are symmetrically positioned with respect to the opening. Wherein the incident side optical path polarizing means divides an optical path in two directions and makes the incident light incident on the surface plasmon resonance detection surfaces arranged at two positions at a predetermined angle. It is characterized by being.
Therefore, according to the present invention, the sample liquid can be measured at two places at a time by reflecting light from one incident light passing through the opening to two surface plasmon resonance detection surfaces. Since two incident lights are used, the surface plasmon resonance sensor can be made compact.
[0020]
Further, the surface plasmon resonance sensor according to the present invention is provided with a plurality of measurement units each having the surface plasmon resonance detection surface, an optical path deflecting unit, and a light receiving unit, and converts light emitted from one or more light sources into parallel light, It is characterized in that the light is converted into polarized light and is incident on each measuring part.
Therefore, according to the present invention, it is possible to measure a plurality of sample liquids or multiple items at a time, so that the entire sensor can be made compact.
[0021]
A surface plasmon resonance measuring apparatus according to the present invention includes a surface plasmon resonance sensor according to any one of
[0022]
Therefore, according to the present invention, when the angle of incidence on the surface plasmon resonance detection surface is fixed, and when the target in the sample liquid interacts with the surface plasmon resonance detection surface, And quantitative measurement. As a configuration for this, the surface plasmon resonance detection surface is fixed at a certain angle with respect to the irradiation direction of the light source, and the optical path is deflected by the optical path deflecting means so that the incident light is sent to the light receiving means. A movable device having a high resolution for moving the surface plasmon resonance detection surface, the light source, and the light receiving unit is not required, and the optical lens system does not need to be complicated as described in
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of a surface plasmon resonance sensor and a surface plasmon resonance measurement device according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, the detection principle of the surface plasmon resonance sensor will be briefly described. FIG. 1 is a simplified view of a surface plasmon resonance sensor (in particular, a detection unit is shown). In this surface plasmon resonance sensor (hereinafter, referred to as “SPR sensor”) 100, a
[0024]
Next, FIG. 2 is an enlarged sectional view showing the
[0025]
Therefore, in the surface plasmon resonance measuring apparatus, when the
[0026]
FIG. 3 is an SPR curve showing the incident angle dependency of the reflected light intensity detected by the surface plasmon resonance sensor. As shown in the figure, when the incident angle dependence of the reflected light intensity is measured, a “light valley” in which the intensity of the reflected
[0027]
In the surface plasmon resonance sensor of the present embodiment, for example, the incident angle is fixed to θ1 in FIG. 3, and qualitative and quantitative measurements of the target are measured from the shift ΔI of the reflected light intensity shifted.
Therefore, an SPR sensor for executing such a measurement method and a surface plasmon resonance measurement device (hereinafter, referred to as “SPR measurement device”) using the SPR sensor will be specifically described.
[0028]
FIG. 4 is a conceptual diagram showing the SPR measurement device of the present embodiment. The
[0029]
Subsequently, the structure of the
[0030]
The
[0031]
In this way, the incident light 19 to the
[0032]
By the way, since the resonance angle varies depending on the target to be measured, design and manufacture are performed so that incident light and reflected light can be obtained at angles suitable for each target. In the present embodiment, the resonance angle (incident angle) for obtaining the change ΔI in the reflected light intensity is fixed within an appropriate range as shown in FIG. 3, but the incident angle θ1 is set so that the change ΔI becomes large. Is done.
[0033]
Next, a plasmon
Further, the
[0034]
By the way, the portions other than the
[0035]
Next, FIG. 6 is an external perspective view more specifically showing the configuration of the
In the
[0036]
Although the
[0037]
Incidentally, the sample liquid injected into the
[0038]
As described above, the
Further, a
[0039]
Further, in the
On the other hand, a
[0040]
Next, the operation of the
First, as shown in FIGS. 4 and 6, light emitted from the
[0041]
The incident light diffracted by the
[0042]
On the other hand, in the
[0043]
The light incident on the
[0044]
That is, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, the incident angle of θ1 is set by the incident light angle and the
[0045]
Therefore, in the present embodiment, the angle of incidence on the surface plasmon
[0046]
As described above, one embodiment of the SPR sensor and the SPR measurement device has been described, but the present invention is not limited to such an embodiment, and various changes can be made without departing from the gist of the embodiment.
For example, modifications of the SPR sensor as shown in FIGS. 7 to 9 can be given. Note that the same components as those of the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals and described.
[0047]
The
[0048]
That is, the incident-
Therefore, as in the present embodiment, by using the
[0049]
Next, in the
In this example, the difference from the above-described embodiment is that the diffraction gratings are irregularly spaced, whereas the diffraction gratings are equally spaced. The point is that they are formed so as to converge.
[0050]
The
[0051]
In the
As a result, in this example, the sample liquid can be measured at two places at a time, and detection can be performed with two sensitive films by one incident light, so that higher integration can be expected and compactness can be achieved. We were able to.
[0052]
Further, in the above-described embodiment and the like, the incident angle of light on the plasmon
[0053]
【The invention's effect】
The present invention reflects incident light from a light source on a surface plasmon resonance detection surface composed of a sensitive film and a metal film, and outputs reflected light intensity from a light receiving unit that receives the reflected light, Since the apparatus has an optical path deflecting means for deflecting an optical path so that incident light emitted from a light source is reflected at a predetermined angle on the surface plasmon resonance detecting surface and received by the light receiving means, a compact surface plasmon resonance sensor is provided. It became possible to provide.
[0054]
Further, the present invention provides a surface plasmon resonance detecting surface composed of a sensitive film and a metal film, and a light receiving means for outputting reflected light intensity from reflected light obtained by reflecting incident light from a light source on the surface plasmon resonance detecting surface. Wherein the sensor substrate and the chip substrate are overlapped, the sensor substrate is provided with an opening for guiding irradiation light from a light source to the chip substrate, and the sensor substrate and the chip substrate are connected to each other. The chip substrate has the surface plasmon resonance detecting surface attached to the opposite side of the sensor substrate, and detects incident light from an opening of the sensor substrate at a predetermined angle at the interface. An optical path deflecting means such as a diffraction grating or a mirror is provided at a position between the opening and the surface plasmon resonance detection surface so that the light is reflected by the surface and received by the light receiving means. Since a configuration, the surface plasmon resonance sensor has become possible to provide a compact surface plasmon resonance sensor is miniaturized.
[0055]
Further, the surface plasmon resonance detection surface is fixed so as to be incident on the sensor substrate at a certain angle with respect to the irradiation direction of the light source, and the incident light emitted from the light source is incident on the surface plasmon resonance detection surface at a predetermined angle. A surface plasmon resonance sensor having an optical path deflecting unit that deflects an optical path so that the light is reflected and received by the light receiving unit, based on a change in reflected light intensity from a reflected light intensity signal output from the surface plasmon resonance sensor. Since the apparatus has an arithmetic processing unit for analyzing qualitative and quantitative amounts of the target in the sample liquid, the size of the surface plasmon resonance sensor can be reduced, so that the entire apparatus can be made more compact.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a simplified view of a detection unit of a surface plasmon resonance sensor.
FIG. 2 is an enlarged sectional view showing a sensitive film of the surface plasmon resonance sensor in detail.
FIG. 3 is an SPR curve showing the incident angle dependence of the intensity of reflected light detected by a surface plasmon resonance sensor.
FIG. 4 is a conceptual diagram showing an embodiment of a surface plasmon resonance measurement device.
FIG. 5 is a sectional view showing a surface plasmon resonance sensor.
FIG. 6 is an external perspective view showing a surface plasmon resonance measurement device.
FIG. 7 is a sectional view showing a first modification of the surface plasmon resonance sensor.
FIG. 8 is a sectional view showing a second modification of the surface plasmon resonance sensor.
FIG. 9 is a sectional view showing a third modification of the surface plasmon resonance sensor.
FIG. 10 is a plan view showing a conventional surface plasmon resonance sensor.
FIG. 11 is a side view showing a conventional surface plasmon resonance sensor.
[Explanation of symbols]
1 Surface plasmon resonance measurement device
2 Chip substrate
3 Sensor board
4 Light source
5 Collimation lens
6 Polarizing plate
7 Micro channel
10. Surface plasmon resonance sensor
11 Sensor board
12,14 Anti-reflective coating
13 Chip substrate
15 Diffraction grating
16 Plasmon resonance detection surface
18 Aperture
19 Incident light
20 Gold film
21 Sensitive membrane
22 Photodiode
31 Channel system
32 sample injection hole
33 Interface
34 Temperature controller
40 SPR sensor
41 Entry side mirror
42 Reflection side mirror
50 SPR sensor
51 Photodiode array
52 Irregularly spaced diffraction grating
60 SPR sensor
61 diffraction grating
Claims (11)
そのチップ基板に重ねられ、光源からの照射光を前記チップ基板へ案内する開口部が穿設されたセンサー基板と、
前記センサー基板のチップ基板側に配置され、光源からの入射光を前記表面プラズモン共鳴検知面に反射させた反射光の強度を出力する受光手段と、
前記チップ基板に対してセンサー基板の反対側に取り付けられた前記表面プラズモン共鳴検知面に、前記センサー基板の開口部からの入射光を所定角度で反射させて前記受光手段へ受光させるように、前記センサー基板とチップ基板との界面から前記表面プラズモン共鳴検知面との間に設けられた光路偏向手段とを有することを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。A transparent chip substrate having a surface plasmon resonance detection surface composed of a sensitive film and a metal film,
A sensor substrate, which is superimposed on the chip substrate and has an opening for guiding irradiation light from a light source to the chip substrate,
Light receiving means disposed on the chip substrate side of the sensor substrate and outputting the intensity of reflected light that reflects incident light from a light source to the surface plasmon resonance detection surface,
On the surface plasmon resonance detection surface attached to the opposite side of the sensor substrate with respect to the chip substrate, so that light incident from an opening of the sensor substrate is reflected at a predetermined angle and received by the light receiving means, A surface plasmon resonance sensor comprising: an optical path deflecting unit provided between an interface between a sensor substrate and a chip substrate and the surface plasmon resonance detection surface.
前記表面プラズモン表面検知面からの反射光を前記受光手段へ偏向させる光路偏向手段を有し、その光路偏向手段が、回折格子、ミラー又はプリズムであることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to claim 1 or 2,
A surface plasmon resonance sensor having an optical path deflecting unit for deflecting the reflected light from the surface plasmon surface detecting surface to the light receiving unit, wherein the optical path deflecting unit is a diffraction grating, a mirror or a prism.
入射側には前記光路偏向手段のうちいずれか1つ以上を用い、受光側には必要に応じて前記光路偏向手段のうちいずれか1つ以上を用いることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to claim 2 or claim 3,
A surface plasmon resonance sensor characterized in that at least one of the optical path deflecting means is used on the incident side, and at least one of the optical path deflecting means is used as necessary on the light receiving side.
入射側の前記光路偏向手段が等間隔又は不等間隔で形成された回折格子であることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 4,
A surface plasmon resonance sensor, wherein the optical path deflecting means on the incident side is a diffraction grating formed at equal or unequal intervals.
前記チップ基板には、前記センサー基板との界面及び、前記表面プラズモン共鳴検知面が取り付けられた面であって、前記光路偏向手段及び表面プラズモン共鳴検知面を除く部分に、反射防止膜が設けられたものであることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 5,
The chip substrate is provided with an anti-reflection film at an interface with the sensor substrate and a surface to which the surface plasmon resonance detection surface is attached, except for the optical path deflecting unit and the surface plasmon resonance detection surface. A surface plasmon resonance sensor characterized in that:
前記チップ基板が、前記センサー基板側から分離可能なものであるか、あるいは表面プラズモン共鳴検知面を包含した一部が分割して分離可能なものであることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 6,
The surface plasmon resonance sensor, wherein the chip substrate is separable from the sensor substrate side, or a part including a surface plasmon resonance detection surface can be separated and separated.
前記表面プラズモン共鳴検知面、光路偏向手段及び受光手段を有する測定部が複数設けられたものであることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 7,
A surface plasmon resonance sensor comprising a plurality of measurement units each having the surface plasmon resonance detection surface, an optical path deflecting unit, and a light receiving unit.
前記表面プラズモン共鳴検知面と受光手段とが、前記開口部を挟んでそれぞれ対称的な位置に配置されたものであって、
前記入射側の前記光路偏向手段が、光源から前記表面プラズモン共鳴検知面に対して直交する向きに照射された照射光を、2方向に光路を偏向させて2箇所に配置された前記表面プラズモン共鳴検知面へ所定の角度で入射させるようにしたものであることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 8,
The surface plasmon resonance detection surface and light receiving means are arranged at symmetrical positions with respect to the opening,
The optical path deflecting means on the incident side deflects an irradiation light emitted from a light source in a direction orthogonal to the surface plasmon resonance detection surface in two directions, thereby arranging the surface plasmon resonance light arranged in two places. A surface plasmon resonance sensor characterized by being incident on a detection surface at a predetermined angle.
前記表面プラズモン共鳴検知面、光路偏向手段及び受光手段を有する測定部を複数設け、少なくとも1個以上の光源から照射された光をそれぞれ平行光にしてかつP偏光に変換する機構を備え、それぞれの開口部に入射するようにしたものであることを特徴とする表面プラズモン共鳴センサー。The surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 9,
A plurality of measurement units each having the surface plasmon resonance detection surface, an optical path deflecting unit, and a light receiving unit are provided, and a mechanism for converting light emitted from at least one or more light sources into parallel light and converting the light into P-polarized light is provided. A surface plasmon resonance sensor characterized by being incident on an opening.
その表面プラズモン共鳴センサーから出力された反射光強度信号から反射光強度の変化に基づいてサンプル液内のターゲットについて定性及び定量を解析する演算処理装置とを有することを特徴とする表面プラズモン共鳴測定装置。A surface plasmon resonance sensor according to any one of claims 1 to 10,
A surface plasmon resonance measuring apparatus, comprising: an arithmetic processing unit for analyzing qualitative and quantitative amounts of a target in a sample liquid based on a change in reflected light intensity from a reflected light intensity signal output from the surface plasmon resonance sensor. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160234A JP2004361256A (en) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | Surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance measuring apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003160234A JP2004361256A (en) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | Surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance measuring apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004361256A true JP2004361256A (en) | 2004-12-24 |
Family
ID=34053068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003160234A Pending JP2004361256A (en) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | Surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance measuring apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004361256A (en) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006208359A (en) * | 2004-12-27 | 2006-08-10 | Toshiba Corp | Biochemical sensor chip of optical waveguide type and manufacturing method therefor |
JP2006234817A (en) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Agilent Technol Inc | Micro fluid device having spr detection capability |
JP2007071615A (en) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Tohoku Univ | Surface plasmon resonance angle spectrum measuring device |
JP2007170960A (en) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Kobe Steel Ltd | Apparatus and method for measuring thermoelastic property |
JP2009150908A (en) * | 2004-12-27 | 2009-07-09 | Toshiba Corp | Optical waveguide type biochemical sensor chip, its design method, and method of measuring object to be measured |
JP2009168469A (en) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Univ Of Tokyo | Spr sensor chip and spr sensor using it |
WO2011111472A1 (en) * | 2010-03-08 | 2011-09-15 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | Surface-plasmon-enhanced fluorescence measurement device and chip structure |
JP2015141108A (en) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 京セラ株式会社 | Optical sensor module, and optical sensor device |
JP2016072331A (en) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 京セラ株式会社 | Photosensor module |
JP2021063792A (en) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 采▲ぎょく▼科技股▲ふん▼有限公司VisEra Technologies Company Limited | Biosensor and method of distinguishing light beam |
US11630062B2 (en) | 2019-10-10 | 2023-04-18 | Visera Technologies Company Limited | Biosensor and method of forming the same |
-
2003
- 2003-06-05 JP JP2003160234A patent/JP2004361256A/en active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4673714B2 (en) * | 2004-12-27 | 2011-04-20 | 株式会社東芝 | Optical waveguide type biochemical sensor chip and manufacturing method thereof |
JP2006208359A (en) * | 2004-12-27 | 2006-08-10 | Toshiba Corp | Biochemical sensor chip of optical waveguide type and manufacturing method therefor |
JP2009150908A (en) * | 2004-12-27 | 2009-07-09 | Toshiba Corp | Optical waveguide type biochemical sensor chip, its design method, and method of measuring object to be measured |
JP4549985B2 (en) * | 2005-02-23 | 2010-09-22 | アジレント・テクノロジーズ・インク | Microfluidic device having SPR detection capability |
JP2006234817A (en) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Agilent Technol Inc | Micro fluid device having spr detection capability |
JP2007071615A (en) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Tohoku Univ | Surface plasmon resonance angle spectrum measuring device |
JP2007170960A (en) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Kobe Steel Ltd | Apparatus and method for measuring thermoelastic property |
JP4496164B2 (en) * | 2005-12-21 | 2010-07-07 | 株式会社神戸製鋼所 | Thermoelastic property measuring device, thermoelastic property measuring method |
JP2009168469A (en) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Univ Of Tokyo | Spr sensor chip and spr sensor using it |
JPWO2011111472A1 (en) * | 2010-03-08 | 2013-06-27 | コニカミノルタ株式会社 | Surface plasmon enhanced fluorescence measuring apparatus and chip structure |
WO2011111472A1 (en) * | 2010-03-08 | 2011-09-15 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | Surface-plasmon-enhanced fluorescence measurement device and chip structure |
JP2015141108A (en) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 京セラ株式会社 | Optical sensor module, and optical sensor device |
JP2016072331A (en) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 京セラ株式会社 | Photosensor module |
JP2021063792A (en) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 采▲ぎょく▼科技股▲ふん▼有限公司VisEra Technologies Company Limited | Biosensor and method of distinguishing light beam |
JP7079802B2 (en) | 2019-10-10 | 2022-06-02 | 采▲ぎょく▼科技股▲ふん▼有限公司 | Equipment and methods for distinguishing objects to be analyzed |
US11630062B2 (en) | 2019-10-10 | 2023-04-18 | Visera Technologies Company Limited | Biosensor and method of forming the same |
US11705472B2 (en) | 2019-10-10 | 2023-07-18 | Visera Technologies Company Limited | Biosensor and method of distinguishing a light |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5146311B2 (en) | Chip for surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance sensor | |
AU771594B2 (en) | A surface plasmon resonance sensor | |
US6738141B1 (en) | Surface plasmon resonance sensor | |
US8045141B2 (en) | Detecting element, detecting device and detecting method | |
US6801317B2 (en) | Plasmon resonance sensor | |
US7586615B2 (en) | Measuring unit | |
JP2005257455A (en) | Measuring apparatus and measuring unit | |
US20210356386A1 (en) | Detection chip, detection system, and detection method | |
US20030156292A1 (en) | Sensor utilizing evanescent wave | |
JP2004361256A (en) | Surface plasmon resonance sensor and surface plasmon resonance measuring apparatus | |
JP2014232098A (en) | Target substance capturing device and target substance detection apparatus | |
US7218401B2 (en) | Surface plasmon sensor, surface plasmon resonance measurement device, and detection chip | |
JP2006105914A (en) | Measuring method and measuring device | |
JP2007225354A (en) | Measuring device | |
US6788415B2 (en) | Turntable measuring apparatus utilizing attenuated total reflection | |
KR101109148B1 (en) | Surface plasmon resonance sensor and sensing method using surface plasmon resonance | |
EP2108941A2 (en) | Surface plasmon sensor | |
JP2005337940A (en) | Surface plasmon resonator | |
JP2005147891A (en) | Surface plasmon resonance sensor | |
JP2007127449A (en) | Measuring container | |
JP5060160B2 (en) | Prismless SPR sensor and refractive index measuring instrument using the same | |
JP2006266906A (en) | Measuring method and measuring instrument | |
JP4299798B2 (en) | Photothermal conversion measuring device, sample cell | |
WO2014178385A1 (en) | Target substance-capturing device and target substance detection device | |
FI84940B (en) | Sensor based on the surface plasma resonance phenomenon |