JP2004359911A - カレンダー成形性を改良したポリオレフィン組成物およびこれを用いた壁紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)50〜99.7重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%、高分子量ポリエチレン(C)0.3〜15重量%、さらにこれら(A)、(B)、(C)100重量部に対し無機充填剤(D)0〜250重量部を添加してなる組成物またはこれを用いた壁紙
【効果】本発明の樹脂組成物は、カレンダーロールの剥離性に優れるため、高速でのカレンダー成形が可能となる。また、本発明の樹脂組成物を用いることで、エンボス適性に優れた壁紙が可能となり、成形性と品質のバランスを改良することが可能である。
Description
【産業上の利用分野】
本発明はポリオレフィンからなる床材、および壁紙に関し、更に詳しくは良好なカレンダー成形性およびエンボス適性を有した床材、および壁紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリ塩化ビニル(PVC)は成形が容易で多彩な着色および意匠が可能であり、これを用いた床材、および壁紙は、施工性、防汚性、加工性、耐薬品性が優れることなどから広く用いられている。
しかし近年、PVC系廃棄物の燃焼時に発生するハロゲン化水素ガスの問題や使用されるジオクチルフタレート等の可塑剤や残留モノマーの室内への飛散による人体に与える影響が憂慮されるようになり、ポリオレフィンを中心とする地球環境への付加が少ない床材および壁紙の開発が進んでいる。
【0003】
床材および壁紙の成形方法としてはカレンダー成形が知られている。しかしながら、一般のポリオレフィン系樹脂は、ロールへの粘着性、ロールへの食い込み性が不良であり、カレンダー成形性には適さないと考えられてきた。
一方、例えば特開2000−281844号公報や特開平11−091049号公報などによると、原料樹脂物性の最適化、または加工助剤の添加等によりカレンダー成形性を改良する方法が提案されている。(特許文献1、2)
【0004】
【特許文献1】特開2000−281844号公報
【0005】
【特許文献2】特開平11−091049号公報
しかしながらこれらの方法を用いても成形速度には限界があり、現在さらなる成形速度の向上が求められている。また、樹脂密度を下げることでカレンダー成形性を向上させると、製品表面のべた付き発生、さらにはエンボス適性の悪化も発生する。
このため成形性の向上と製品品質のバランス改良も求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高速カレンダー成形が可能であり、さらにエンボス適性も良好なカレンダー成型用オレフィン系樹脂組成物を提供し、さらにはこれらを用いた床材および壁紙を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の樹脂組成物は、1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)50〜99.7重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%、高分子量ポリエチレン(C)0.3〜30重量%、さらにこれら(A)、(B)、(C)100重量部に対し無機充填剤(D)0〜250重量部を添加してなり、
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.920g/cm3、
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜150g/10分
(iii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.910g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜40g/10分であり、
低密度ポリエチレン(B)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.900〜0.940g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜20g/10分であり、
高分子量ポリエチレン(C)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.870〜0.970g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜5g/10分、または135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が1.5〜7
であることを特徴とする成分から得ることができる。
さらに、本発明の床材および壁紙は、上記樹脂組成物、および樹脂組成物100重量部に対しその他滑剤0.1〜10重量部配合し、これをカレンダーで成形して得られる。あるいは、上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)100重量部に対し、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カリウム等の金属脂肪酸塩、脂肪酸アミド、ポリエチレンワックス、その他滑剤等から選ばれる少なくとも1種の成分を計0.05〜5.0重量部添加し、これをカレンダー成形して得られる。
次にこれらの各構成について具体的に説明する。
【0008】
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)
本発明のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)は下記特徴を有するものである。
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.920g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜150g/10分
(iii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下。
【0009】
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)の製造法については特に制限はないが、ラジカル重合触媒、フィリップス触媒、チーグラー・ナッタ触媒、あるいはメタロセン触媒を用いて、エチレンとα−オレフィンとを共重合することによって製造することができる。特にメタロセン触媒を用いて製造された共重合体は通常分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、本発明に好ましく利用できる。
【0010】
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)は、エチレンと少なくとも1種の炭素数3〜20のαオレフィン、好ましくは炭素数3〜10のα−オレフィンとの共重合体であり、その分子構造は、直鎖状であってもよいし、長鎖または短鎖の側鎖を有する分岐状であってもよい。
【0011】
コモノマーとして使用される炭素数3から20のα−オレフィンの具体例としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンおよびそれらの組み合わせを挙げることができ、中でもプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましい。また、必要に応じて他のコノモマー、例えば1,6−ヘキサジエン、1,8−オクタジエン等のジエン類や、シクロペンテン等の環状オレフィン類等を少量含有してもよい。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)の密度(ASTM 150523℃)は0.850〜0.920g/cm3、好ましくは0.860〜0.910g/cm3、より好ましくは0.880〜0.900g/cm3である。
【0012】
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)のASTM D−1238に準拠し、190℃、2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(以下、MFR(190℃)と略記する)は0.01〜150(g/10分)、好ましくは0.3〜100(g/10分)の範囲にある。エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下、好ましくは2.5以下、より好ましくは2.3以下である。
このようなエチレン・αオレフィン共重合体の重合方法については特許公開平10−212382号に記載されている。
【0013】
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)
本発明のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)は、上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)1種または2種以上から形成される。複数のブレンド体の場合は、分子量(MFR)の異なる2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)を用いると成形性の点で好ましい。複数のブレンド体の場合、例えばヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、タンブラーミキサー、ロールや押出機等の混合機にて混錬したものを用いてもよく、またはこれらの混錬機を用いず、ペレット状態で直接配合(ドライブレンド)したものを用いてもよい。
【0014】
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)における密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.910g/cm3、好ましくは0.870〜0.905g/cm3、より好ましくは0.880〜0.900g/cm3にあると、柔軟性と耐熱性とを備えシート表面のベタツキが少なく、柔らかい感触の成形品が得られる。
また、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)におけるMFR(190℃)が0.1〜40(g/10分)、好ましくは0.1〜20(g/10分)の範囲にあると、無機充填剤との混練性に優れ、かつカレンダー成形機のロールへの食い込み性が良好となる。
【0015】
低密度ポリエチレン(B)
本発明の樹脂組成物における低密度ポリエチレン(B)は、一般に高圧法プロセスで重合される、分子骨格中に長鎖分岐を有するものであり、その密度が0.900〜0.940g/cm3、好ましくは0.900〜0.930g/cm3であり、MFR(190℃)は0.1〜20g/10分、好ましくは0.5〜10g/10分である。密度およびメルトフローレートがこの範囲にあると、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体の溶融張力を高め、その結果、樹脂組成物のシート成形加工性を助け、均一厚さ、外観良好なシートが得られる。
【0016】
またこの低密度ポリエチレンは、190℃で測定されたメルトテンション(mN at 190℃)(MT)とメルトフローレート(g/10分 at 190℃)(MFR)とが次式を満たしていることが好ましい。
40×(MFR)−0.67 ≦ MT ≦ 250×(MFR)−0.67
この関係式を満たすことで、この低密度ポリエチレンを含有する樹脂組成物は、適度の溶融張力を有し、シート成形性が良好となる。ここで、メルトテンション(MT)は、溶融させた低密度ポリエチレンを一定速度で延伸したときの応力を測定することにより求められる値である。実際のメルトテンションの測定は、東洋整機製MT測定器を用い、樹脂温度190℃、押出速度15mm/分、巻取り速度15m/分、ノズル径2.09mmφ、ノズル長さ8mmの条件で行われる。
【0017】
高分子量ポリエチレン(C)
本発明の樹脂組成物の高分子量ポリエチレン(C)は、エチレンのホモ重合体またはエチレン・α−オレフィンランダム共重合体であり、その密度が0.870〜0.970g/cm3、好ましくは0.900〜0.965/cm3である。エチレン・α−オレフィンランダム共重合体の場合、エチレンと少なくとも1種の炭素数3〜20のαオレフィン、好ましくは炭素数3〜10のα−オレフィンとの共重合体であり、その分子構造は、直鎖状であってもよいし、長鎖または短鎖の側鎖を有する分岐状であってもよい。
【0018】
コモノマーとして使用される炭素数3から20のα−オレフィンの具体例としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンおよびそれらの組み合わせを挙げることができる。高分子量ポリエチレン(C)の分子量としてはMFR(190℃)または極限粘度[η]により規定できる。MFR(190℃)が0.01〜5g/10分、好ましくは0.03〜3g/10分、または[η]が1.5〜7dl/g、好ましくは2.5〜6dl/gのどちらかを満たせばよい。
【0019】
このとき、極限粘度[η]は135℃のデカリン溶液中で測定される値である。このような高分子量ポリエチレン(C)としては、密度が0.900〜0.940g/cm3であり、示差走査熱量分析(DSC)により確認される融解熱量ピークにおいて最大発熱量を示す融解ピークが90〜125℃にある低密度ポリエチレン(C1)、または密度が0.920〜0.970g/cm3であり、示差走査熱量分析(DSC)により確認される融解熱量ピークにおいて最大発熱量を示す融解ピークが110〜135℃にある高密度ポリエチレン(C2)を具体的に挙げることができる。
また、低密度ポリエチレン(C1)および高密度ポリエチレン(C2)を併用することも可能である。
【0020】
高分子量ポリエチレン(C)の製造法については特に制限はないが、ラジカル重合触媒、フィリップス触媒、チーグラー・ナッタ触媒、あるいはメタロセン触媒を用いて、エチレン単独またはエチレンとα−オレフィンとを共重合することによって製造することができる。
【0021】
無機充填剤(D)
本発明で使用される無機充填剤(C)としては、特に制限はないが例えば、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、タルク、石英粉末、ガラス繊維、クレーまたはマイカなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上を用いることができるが、好ましくは炭酸カルシウムである。その平均粒径は0.1〜100μmであり、好ましくは平均粒子径が0.1〜30μm以下、さらに好ましくは0.3〜15μmである微粒子状無機化合物である。ここで平均粒子径は、BET法による比表面積から求めることができる。また、本発明で使用される無機充填剤(C)は、ステアリン酸やオレイン酸等の脂肪酸等で表面化学処理されたものであっても好ましく利用でき、上記平均粒子径のもつ微粒子が凝集体を形成していてもよい。
【0022】
樹脂組成物
本発明の樹脂組成物は、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)、低密度ポリエチレン(B)、高分子量ポリエチレン(C)、および無機充填剤(D)からなる。
これらの各成分を混合する方法としては、実質的に均一に分散される方法であれば、特に制限はなく周知の方法が使用できる。例えば、ロール、ボールミル、タンブラー、ブラベンダー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、1軸ないしは2軸の押出機等の混練機が挙げられるが、特に好ましくは押出機を用いた混合である。
【0023】
これらの割合としては、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が50〜99.7重量%、好ましくは60〜90重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%、好ましくは0〜30重量%、高分子量ポリエチレン(C)0.3〜30重量%、好ましくは1〜25重量%、そしてこれら(A)、(B)、(C)100重量部に対し無機充填剤(D)0〜250重量部、好ましくは30〜150重量部である。
【0024】
本発明の樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて公知の、安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤、難燃剤、架橋剤及び/又は充填剤を配合することができる。
【0025】
さらに、本発明の樹脂組成物を用いて発泡体を形成するために、これらの樹脂組成物100重量部に対し、化学発泡剤を0.5〜12重量部、好ましくは1.5〜6重量部添加することが可能である。化学発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸亜鉛、硝酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の無機系化学発泡剤、そしてアゾ化合物、ニトロソ化合物、スルホニルヒドラジド化合物、スルホニルセミカルバジド化合物、トリアゾール化合物、テトラゾール化合物等の有機系化学発泡剤が挙げられる。
その他滑剤
本発明で使用されるその他滑剤としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カリウム等の金属脂肪酸塩、脂肪酸アミド、ポリエチレンワックス、その他金属ロールと樹脂組成物とのべた付きを抑制するための添加剤を用いることが可能である。
【0026】
床材シートおよび床材
本発明の床材シートおよび床材は、前記樹脂組成物およびその他滑剤を用い、カレンダー成形して得られるものである。この場合、樹脂組成物およびその他滑剤は、あらかじめロール、ボールミル、タンブラー、ブラベンダー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、1軸ないしは2軸の押出機等の混練機を用いて混合されたものを用いることが好ましいが、一部または全ての成分を成形直前にドライブレンド(ペレットまたはパウダーの状態で分散させる)して配合することも可能である。
【0027】
本発明の樹脂組成物を床材に用いる場合の無機充填剤(D)の量は、好ましくは30〜250重量部である。
【0028】
カレンダー成形して得られる床材シートの厚みは通常500〜2500μm、好ましくは1000〜1500μmであり、必要に応じて印刷、裏打ち層、さらには表面保護層を設けることで床材として利用できる。また、発泡剤を混練した樹脂組成物を用いて発泡層とすることで、クッションフロアとすることも可能である。
【0029】
壁紙用シートおよび壁紙
本発明の壁紙は、前記樹脂組成物、化学発泡剤およびその他滑剤を用い、これをカレンダー成形して得られるものである。この場合、樹脂組成物、化学発泡剤およびその他滑剤は、あらかじめロール、ボールミル、タンブラー、ブラベンダー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、1軸ないしは2軸の押出機等の混練機を用いて混合されたものを用いることが好ましいが、一部または全ての成分を成形直前にドライブレンド(ペレットまたはパウダーの状態で分散させる)して配合することも可能である。
【0030】
本発明の樹脂組成物を床材に用いる場合の無機充填剤(D)の量は、好ましくは30〜150重量部である。カレンダー成形して得られる壁紙用シートの厚みは通常80〜200μm、好ましくは100〜150μmである。
【0031】
このようにして得られた壁紙用シートに裏打ち紙を貼り合わせ、印刷、および必要に応じてフィルム等で表面保護層を設け、これをオーブン等の高温雰囲気下で2〜10倍に発泡させ、さらにエンボス加工して壁紙として利用できる。
【0032】
【製造例】
特開2003−073494号公報実施例に準じた方法でメタロセン触媒を用いてエチレン・1−ブテン共重合体(EBR)を製造した。
【0033】
【実施例】
以下に実施例、比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
本実施例の評価項目である▲1▼ロール剥離性、▲2▼エンボス適性については以下の基準で評価した。
▲1▼ ロール剥離性
以下の各実施例および比較例で用いるサンプルを、コリン社の6インチオープンロール(混練ロール径:15cm、テイクロール径:10cm)を用い、下記評価条件にてロール成形しシート分出しを行った。
ロール成形条件:
混練ロール温度:130℃、145℃
混練ロールギャップ(シート厚み):130μm設定
混練ロール回転数(速度):10rpm(4.7m/min)
引き取り速度(テイクロール速度):混練ロール速度と同調。
ロール剥離性については、引き取り時に溶融シートが混練ロールから剥離するときの位置(基準点からの距離 cm)を測定した(図1)。
▲2▼エンボス適性
以下の各実施例および比較例で用いるサンプルを130μmのシートに成形し、これに裏打ち紙を熱ラミして220℃のオーブンで発泡させて壁紙サンプルを作成した(発泡倍率は4〜4.5倍)。このサンプルを用い、由利ロール株式会社のエンボステスト試験機(自動油圧式2本ロールテスト機、エンボスロールは串団子柄(圧縮面積比 36%))を用い、次の評価基準にてエンボス適性を評価した。
○:壁紙サンプルがエンボスロールに取られることがなく、また転写されたエンボス柄が明確に確認できる
△:壁紙サンプルがややエンボスロールに取られ、転写されたエンボス柄が一部不明瞭と なる
×:壁紙サンプルがエンボスロールに取られ、一部樹脂層が剥ぎ取られる
エンボス試験条件:
エンボスロール温度:60℃〜80℃
エンボス圧力:1t
ロール速度:10m/min 。
【0034】
【実施例1】
MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が0.04g/10分、密度が0.952g/cm3、メルトテンション(MT)が 220mN(at 190℃)の高分子量ポリエチレン(HMPE−1)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練し、樹脂組成物1を作成した(表.1参照)。これを用いて、上記方法によりロール剥離性評価を行った(表.2参照)。
さらに、樹脂組成物1に化学発泡剤(永和化成工業株式会社製 ビニホールAC#3)を添加し、これを用いて壁紙サンプル1を作成した(表.3参照)。これを用いて、上記方法によりエンボス適性評価を行った(表.4参照)。
【0035】
【実施例2】
MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が7.2g/10分、密度が0.917g/cm3、メルトテンション(MT)が 27.8mN(at 190℃)の低密度ポリエチレン(LD−1)、MFR(190℃)が0.3g/10分、密度が0.921g/cm3、メルトテンション(MT)が 237mN(at 190℃)の高分子量ポリエチレン(HMPE−1)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練し、樹脂組成物2を作成した(表.1参照)。これを用いて、上記方法によりロール剥離性評価を行った(表.2参照)。
【0036】
さらに、樹脂組成物2に化学発泡剤(永和化成工業株式会社製 ビニホールAC#3)を添加し、これを用いて壁紙サンプル2(表.3参照)を作成した。これを用いて、上記方法によりエンボス適性評価を行った(表.4参照)。
【0037】
【実施例3】
MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が7.2g/10分、密度が0.917g/cm3、メルトテンション(MT)が 27.8mN(at 190℃)の低密度ポリエチレン(LD−1)、MFR(190℃)が0.04g/10分、密度が0.952g/cm3、メルトテンション(MT)が 220mN(at 190℃)の高分子量ポリエチレン(HMPE−2)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練し、樹脂組成物3を作成した(表.1参照)。これを用いて、上記方法によりロール剥離性評価を行った(表.2参照)。
【0038】
さらに、樹脂組成物3に化学発泡剤(永和化成工業株式会社製 ビニホールAC#3)を添加し、これを用いて壁紙サンプル3を作成した(表.3参照)。これを用いて、上記方法によりエンボス適性評価を行った(表.4参照)。
【0039】
【比較例1】
MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が7.2g/10分、密度が0.917g/cm3、メルトテンション(MT)が 27.8mN(at 190℃)の低密度ポリエチレン(LD−1)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練し、樹脂組成物4を作成した(表.1参照)。これを用いて、上記方法によりロール剥離性評価を行った(表.2参照)。
さらに、樹脂組成物4に化学発泡剤(永和化成工業株式会社製 ビニホールAC#3)を添加し、これを用いて壁紙サンプル4(表.3参照)を作成した。これを用いて、上記方法によりエンボス適性評価を行った(表.4参照)。
【0040】
【比較例2】
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が18g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が11モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−3)、MFR(190℃)が7.2g/10分、密度が0.917g/cm3、メルトテンション(MT)が 27.8mN(at 190℃)の低密度ポリエチレン(LD−1)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練し、樹脂組成物5を作成した(表.1参照)。これを用いて、上記方法によりロール剥離性評価を行った(表.2参照)。
さらに、樹脂組成物5に化学発泡剤(永和化成工業株式会社製 ビニホールAC#3)を添加し、これを用いて壁紙サンプル5を作成した(表.3参照)。これを用いて、上記方法によりエンボス適性評価を行った(表.4参照)。
【0041】
【比較例3】
MFR(190℃)が2.5g/10分、密度が0.940g/cm3、酢酸ビニル含有量が19重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA−1)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練し、樹脂組成物6を作成した(表.1参照)。これを用いて、上記方法によりロール剥離性評価を行った(表.2参照)。
さらに、樹脂組成物6に化学発泡剤(永和化成工業株式会社製 ビニホールAC#3)を添加し、これを用いて壁紙サンプル6を作成した(表.3参照)。これを用いて、上記方法によりエンボス適性評価を行った(表.4参照)。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【図1】
【効果】
本発明の樹脂組成物は、カレンダーロールの剥離性に優れるため、高速でのカレンダー成形が可能となる。また、本発明の樹脂組成物を用いることで、エンボス適性に優れた壁紙が可能となり、成形性と品質のバランスを改良することが可能である。
Claims (6)
- 1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)50〜99.7重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜50重量%、高分子量ポリエチレン(C)0.3〜30重量%、さらにこれら(A)、(B)、(C)100重量部に対し無機充填剤(D)0〜250重量部を添加してなる樹脂組成物であって
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.920g/cm3、
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜150g/10分
(iii)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.910g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜40g/10分
低密度ポリエチレン(B)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.900〜0.940g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜20g/10分であり、
高分子量ポリエチレン(C)が
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.870〜0.970g/cm3
(ii)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜5g/10分、または135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が1.5〜7
であることを特徴とする。 - 前記高分子量ポリエチレン(C)が下記特徴を有する低密度ポリエチレン(C1)であることを特長とする、請求項1記載の樹脂組成物。
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.900〜0.940g/cm3
(ii) 190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜5g/10分、または135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が1.5〜7
(iii) 示差走査熱量分析(DSC)により確認される融解熱量ピークにおいて最大発熱量を示す融解ピークが90〜125℃ - 前記高分子量ポリエチレン(C)が下記特徴を有する高圧法高密度ポリエチレン(C2)であることを特長とする、請求項1記載の樹脂組成物。
(i)密度(ASTM 1505 23℃)が0.920〜0.970g/cm3
(ii) 190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.01〜5g/10分、または135℃のデカリン溶液中で測定される極限粘度[η]が1.5〜7
(iii) 示差走査熱量分析(DSC)により確認される融解熱量ピークにおいて最大発熱量を示す融解ピークが110〜135℃ - 請求項1〜3記載の樹脂組成物からなることを特長とする床材シートおよび床材。
- 請求項1〜3記載の樹脂組成物に化学発泡剤を配合して得られる壁紙用シート、およびこれを発泡させて得られる壁紙。
- 請求項1〜3記載の樹脂組成物、および樹脂組成物100重量部に対しその他滑剤0.1〜10重量部配合し、これをカレンダーで成形して得られることを特長とした、請求項4、および5記載の床材、および壁紙。
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