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JP2004359065A - 車両のグローブボックス構造 - Google Patents

車両のグローブボックス構造 Download PDF

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JP2004359065A
JP2004359065A JP2003158615A JP2003158615A JP2004359065A JP 2004359065 A JP2004359065 A JP 2004359065A JP 2003158615 A JP2003158615 A JP 2003158615A JP 2003158615 A JP2003158615 A JP 2003158615A JP 2004359065 A JP2004359065 A JP 2004359065A
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JP
Japan
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lid
fixed
movable
holder
side pressing
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JP2003158615A
Other languages
English (en)
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Toru Oba
透 大葉
Takahiro Mori
孝裕 森
Eiji Muto
英治 武藤
Eiji Nozawa
英司 野澤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

【課題】リッドの裏面に携帯電話を確実に掛け止めることのできる車両のグローブボックス構造を提供することにある。
【解決手段】ホルダー30は、リッド裏面23に固定した固定部材31と、この固定部材31に設けた固定側押部32と、前記固定部材31にスライド可能に取付けた可動部材33と、この可動部材33に設けた可動側押部34と、この可動側押部34を前記固定側押部32へ押し出すように前記固定部材31と可動部材33とに介在させ、弾性体取付け部35に備えた弾性体36とからなる。
【効果】ホルダーは、固定部材と、固定部材にスライド可能に取付けた可動部材からなる可動式のため、多種多様なサイズの携帯電話を固定することができる。
また、固定部材の固定側押部と可動部材の可動側押部を有するので、携帯電話の傷付きを防止することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車両のインストルメントパネルに備えるグローブボックス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インストルメントパネルのグローブボックス構造としては、リッドにコップ飲料や缶飲料を立て置くテーブル構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公平2−11217号公報(第2頁、第1図、第2図)
【0004】
図7は特許文献1の第1図の再掲図である。ただし、符号は振り直す。101はグローブボックス、102は蓋、103は孔、104はリング、105はテーパー容器、106は係合突起、107は係合孔である。
【0005】
図8は特許文献1の第2図の再掲図であり、符号は図7と同様に振り直すと共に、説明の便宜上、一部手を加えた図面とし、蓋102を開き、コップ立て孔108にコップ109を立て置いた状態である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図8では、テーパー容器105をコップ飲料や缶飲料などのホルダーとして利用する場合を示した。しかし、近年、携帯電話を利用したデータ通信機能を有するカーナビゲーションシステムにおいて、携帯電話を据え置くホルダーが必要とされている。そこで、例えばグローブボックス101の蓋102に取付けたテーパー容器105部の凹部を改良して、携帯電話のホルダーとして形状を変えた場合を考える。
【0007】
携帯電話は、ただ単に凹部に置かれただけでは、走行中の振動による傷付きや飛び出しにより破損に至る可能性が大きい。また、仮に凹部とマジックファスナー(登録商標)やゴムバンドを組合わせて携帯電話を固定した場合は、走行中に携帯電話はがたつく可能性があり、完全な固定設置にはならない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、以上の課題を解決するために、リッドの裏面に携帯電話を確実に掛け止めることのできる車両のグローブボックス構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車両のインストルメントパネルにグローブボックスを備え、このグローブボックスの開口をリッドで被い、リッドを開くことで前記グローブボックスへ物品を出入れすることができるようにした車両のグローブボックス構造において、前記リッドの裏面に、携帯電話を掛け止めることのできるホルダーを備えたことを特徴とする。
【0010】
リッドにホルダーを設け、このホルダーに携帯電話を掛け止めることができるので、携帯電話をリッドに確実に止めることができる。
ホルダーはリッドの裏面に設けたので、携帯電話を使用しないときには、実質的にグローブボックスに収納することができ、車室内の美観性を保つことができる。
【0011】
請求項2は、ホルダーは、リッドに固定した固定部材と、この固定部に設けた固定側押部と、固定部材にスライド可能に取付けた可動部材と、この可動部材に設けた可動側押部と、この可動側押部を前記固定側押部へ押し出すように前記固定部材と可動部材とに介在させた弾性体とを備えたことを特徴とする。
【0012】
ホルダーは、固定部材と、固定部材にスライド可能に取付けた可動部材からなる可動式のため、多種多様なサイズの携帯電話を固定することができる。
また、固定部材の固定側押部と可動部材の可動側押部を有するので、携帯電話の傷付きを防止することができる。
【0013】
さらに、固定部材と可動部材とに介在させた弾性体を有するので、携帯電話を固定するときに、固定部材の固定側押部と可動部材の可動側押部は、前記弾性体の作用により隙間無く携帯電話を固定することができる。その結果、走行中は携帯電話のがたつきを抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るインストルメントパネル一部分の斜視図であり、助手席近傍を示す図である。車両のインストルメントパネル10は、セーフティパッド11と、そのセーフティパッド11の一部に備えるエアーバック装着部12と、そのエアーバック装着部12の下方に備える空調調整口13、13と、その空調調整口13、13の横に備えるディスプレイ14と、そのディスプレイ14の下方に備えるオーディオ及び空調制御部15と、そのオーディオ及び空調制御部15の隣に備わるグローブボックス20とからなる構成体である。
【0015】
ここでは、グローブボックス20のリッド21は開いており、リッド21の裏面のホルダー30を臨むことができる。このホルダー30に、携帯電話などを確実に掛け止めることができる。
【0016】
図2は本発明に係るグローブボックスの断面図であり、グローブボックス20は、リッド21と、リッド21を構成するリッド前面22及びリッド裏面23と、
開閉ノブ24と、開閉ノブ24に取付けたフック25と、ボックス内面26とからなる構成体である。
リッド21は、リッド裏面23から水平方向に延びる支持棒27…(…は複数個を示す。以下同様。)を摩擦溶接法によりリッド前面22に結合して摩擦溶接結合部28を形成し、この摩擦溶接結合部28により確実にリッド前面22と結合した構成体である。
【0017】
リッド21のリッド裏面23にはホルダー30をホルダー取付けネジ41とホルダー取付けネジ42により取付ける。前記ホルダー30は、リッド裏面23に固定した固定部材31と、この固定部材31に設けた固定側押部32と、前記固定部材31にスライド可能に取付けた可動部材33と、この可動部材33に設けた可動側押部34と、この可動側押部34を前記固定側押部32へ押し出すように前記固定部材31と可動部材33とに介在させ、弾性体取付け部35に備えた弾性体36とからなる構成体である。
【0018】
次に、本発明のホルダーをグローブボックスに取付けるときの要領の一例を説明する。
図3はホルダーの組立要領図である。
(a)はリッド裏面23にホルダー30を組付ける要領を示したものであり、ホルダー30の固定部材31にあるネジ組付け部37及び38にホルダー取付けネジ41及び42を矢印▲1▼のように嵌合する。
【0019】
(b)は(a)で組付けたリッド裏面23とホルダー30とホルダー取付けネジ41、42の組立体をリッド前面22に組付ける要領を示したものであり、リッド裏面23に備わった支持棒27…をリッド前面22に接触させて摩擦溶接法(振動、超音波など)による摩擦熱を利用して矢印▲2▼のように溶着する。
【0020】
(c)はリッド21とホルダー30の組立が完了した状態であり、リッド裏面23に備わった支持棒27…を摩擦溶接法によりリッド前面22に溶着し、摩擦溶接結合部28が円錐状に固まった状態である。
【0021】
以上、(a)に示すようにホルダー30をリッド裏面23に先に固定することで、ホルダー30を完全に固定できると共に、その後の組付け作業を円滑に進めることができる。
【0022】
また、(b)に示すようにリッド裏面23に備わった支持棒27…をリッド前面22に溶着することで、樹脂の特性を十分に生かした組立ができると共に、先にリッド裏面23に固定したホルダー30を傷つけること無く、ホルダー30とリッド21を組立ることができる。
【0023】
次に本発明のホルダーの作用を説明する。
図4はホルダーの作用図である。
(a)はリッド裏面23に取付けたホルダー30の作動前を示し、ホルダー30の固定側押部32と可動側押部34の間の距離はLで一定である。
【0024】
(b)はホルダー30の固定部材31に当接した可動部材33を手で引き離した状態を示し、弾性体取付け部35に取付けた弾性体36を縮め、固定側押部32と可動側押部34の間の距離をΔLだけ長くした。
【0025】
(c)は(b)の状態でホルダー30に携帯電話51を挟み付けた状態を示し、携帯電話51は、弾力性のある固定側押部32と可動側押部34により隙間無く確実に固定される。
【0026】
ホルダー30は、固定部材31と、固定部材31にスライド可能に取付けた可動部材33からなる可動式のため、固定側押部32と可動側押部34の間の距離を自由に変更でき、多種多様なサイズの携帯電話を固定することができる。
また、固定部材31の弾力性のある固定側押部32と可動部材33の弾力性のある可動側押部34を有するので、携帯電話51を挟み付けても傷付きを防止することができる。
【0027】
さらに、固定部材31と可動部材33とに介在させた弾性体36を有するので、携帯電話51を固定するときに、固定部材31の固定側押部32と可動部材33の可動側押部34は、弾性体36の働きにより隙間無く携帯電話51を固定することができる。その結果、走行中は携帯電話51のがたつきを抑制できる。
【0028】
次に、本発明における別実施例を示す。本発明のグローブボックス20のリッド21は、ホルダー30を取付けない仕様でも適用可能であるため、その仕様に対応するインストルメントパネル10の構成について説明する。
図5は図1の別実施例を示す図であり、すなわち、車両のインストルメントパネル10は、セーフティパッド11と、そのセーフティパッド11の一部に備えるエアーバック装着部12と、そのエアーバック装着部12の下方に備える空調調整口13、13と、その空調調整口13、13の横に備えるディスプレイ14と、そのディスプレイ14の下方に備えるオーディオ及び空調制御部15と、そのオーディオ及び空調制御部15の隣に備わるグローブボックス20とからなる構成体であり、リッド21には何も取付けない状態(ホルダーの無い状態)である。
【0029】
図6は図5に示すリッドの組立要領図である。
(a)はリッド裏面23をリッド前面22に組付ける要領を示したものであり、
リッド裏面23に備わった支持棒27…をリッド前面22に接触させて摩擦溶接法(振動、超音波など)による摩擦熱を利用して矢印▲3▼のように溶着する。
【0030】
(b)はリッド裏面23とリッド前面22の組付けが完了した状態であり、リッド裏面23に備わった支持棒27…を摩擦溶接法によりリッド前面22に溶着し、摩擦溶接結合部28が円錐状に固まった状態である。
リッド裏面23に備わった支持棒27…をリッド前面22に溶着することで、樹脂の特性を十分に生かした組立が可能となる。
【0031】
尚、ホルダー30の固定部材31や可動部材33の樹脂材質は、射出成形により形成されて耐候性に優れるものであれば、特に種類を問わない。
また、固定側押部32と可動側押部34の材質は弾力性のあるゴム系のものであれば種類を問わない。
【0032】
さらに、リッド裏面23とリッド前面22は摩擦溶接法により溶着するので、射出成形により形成された樹脂成形品であるリッド裏面23とリッド前面22の弾性率、剛性、厚さなどを考慮して材質を選定することが重要である。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1によれば、リッドにホルダーを設け、このホルダーに携帯電話を掛け止めることができるので、携帯電話をリッドに確実に止めることができる。
ホルダーはリッドの裏面に設けたので、携帯電話を使用しないときには、実質的にグローブボックスに収納することができ、車室内の美観性を保つことができる。
【0034】
請求項2によれば、ホルダーは、固定部材と、固定部材にスライド可能に取付けた可動部材からなる可動式のため、多種多様なサイズの携帯電話を固定することができる。
また、固定部材の固定側押部と可動部材の可動側押部を有するので、携帯電話の傷付きを防止することができる。
【0035】
さらに、固定部材と可動部材とに介在させた弾性体を有するので、携帯電話を固定するときに、固定部材の固定側押部と可動部材の可動側押部は、前記弾性体の作用により隙間無く携帯電話を固定することができる。その結果、走行中は携帯電話のがたつきを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインストルメントパネル一部分の斜視図
【図2】本発明に係るグローブボックスの断面図
【図3】ホルダーの組立要領図
【図4】ホルダーの作用図
【図5】図1の別実施例を示す図
【図6】図5に示すリッドの組立要領図
【図7】特許文献1の第1図の再掲図
【図8】特許文献1の第2図の再掲図
【符号の説明】
10…インストルメントパネル、20…グローブボックス、21…リッド、22…リッド前面、23…リッド裏面、27…支持棒、28…摩擦溶接結合部、30…ホルダー、31…固定部材、32…固定側押部、33…可動部材、34…可動側押部、36…弾性体。

Claims (2)

  1. 車両のインストルメントパネルにグローブボックスを備え、このグローブボックスの開口をリッドで被い、リッドを開くことで前記グローブボックスへ物品を出入れすることができるようにした車両のグローブボックス構造において、前記リッドの裏面に、携帯電話を掛け止めることのできるホルダーを備えたことを特徴とする車両のグローブボックス構造。
  2. 前記ホルダーは、前記リッドに固定した固定部材と、この固定部に設けた固定側押部と、前記固定部材にスライド可能に取付けた可動部材と、この可動部材に設けた可動側押部と、この可動側押部を前記固定側押部へ押し出すように前記固定部材と可動部材とに介在させた弾性体とを備えたことを特徴とする請求項1記載の車両のグローブボックス構造。
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