JP2004358732A - 追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】既印刷部分の情報を把握し、その情報に基づいて算出された余白情報に基づいて、正確に位置決めし追加印刷を行うことができる追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】出力情報解析手段5により得られた出力情報(余白情報)に基づき、印刷データに出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段9と、印刷手段4により用紙6の表面に印刷された出力情報を走査し、出力情報を読み取る読取手段7と、読取手段7によって読み取られた情報を解析する読取情報解析手段8とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】出力情報解析手段5により得られた出力情報(余白情報)に基づき、印刷データに出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段9と、印刷手段4により用紙6の表面に印刷された出力情報を走査し、出力情報を読み取る読取手段7と、読取手段7によって読み取られた情報を解析する読取情報解析手段8とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
用紙や円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷技術に関し、既に印刷済の記録メディアに対して追加印刷を行うための追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーインクジェットプリンタやカラーレーザープリンタなどの普及により、一般家庭でも簡単で安価にカラー印刷を行うことが出来るようになった。
【0003】
また、円形状メディアであるCD−R/RWや記録型DVDなどの普及により、オリジナルディスクの作成の機会も増えた。オリジナルディスクの表面に印刷が出来るよう、レーベル面がインクジェットプリンタ印刷に最適化されたメディアも増えた。ユーザーはそれらの光メディアのレーベル面を自分の好きなように作成したいという要求もあり、カラーインクジェットプリンタではそれら光メディア上に印刷可能な印刷装置が増えている。
【0004】
さらに気軽に写真や映像を撮影・保存できるデジタルカメラ、デジタルビデオもカラープリンタと同様に著しく普及しており、アルバム印刷など、既に印刷された用紙上に、さらに追加して印刷をしたい要望が多くなっている。
【0005】
これは追記型光メディアも同様であって、既にデータが書かれ、レーベル面にコンテンツの内容やイメージを印刷したメディア上に、新たに追加したデータを追加し、追加したデータに関するコンテンツの内容や写真を追記型光メディアのレーベル面に追加して印刷したいという要望がある。
【0006】
また環境保護の観点からも、既に印刷済であるが余白が大きく残っているような用紙に対して、余白を有効活用することは紙の節約に貢献することとなる。
【0007】
印刷前のメディアに対して、余白データを求める方法は存在する(例えば特許文献1参照。)。また、円形のメディアに印刷する際の位置あわせを行う方法は存在する(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平3−96374号公報
【特許文献2】
特開平9−109366号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の追加印刷装置においては、追加印刷を行うためのものではない。
【0010】
既に印刷されている印刷記録メディアに追加印刷するためには、既印刷部分の情報を何らかの形で把握する必要がある。
【0011】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、既印刷部分の情報を把握し、その情報に基づいて算出された余白情報に基づいて、正確に位置決めされた位置に追加印刷を行うことができる追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る印刷装置は、用紙や円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷装置において、前記用紙または前記円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、複数の色を印刷可能な印刷手段と、前記印刷手段によって出力される情報を解析する出力情報解析手段と、前記出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、前記印刷データに前記出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、前記印刷手段により印刷された前記用紙または円形状メディアの表面に印刷された前記出力情報を走査し、前記表面に記載された情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
なお、本発明は、上記追加印刷装置として実現することができるだけでなく、上記追加印刷装置が備える特徴的な手段をステップとする追加印刷方法として実現したり、それらのステップをパソコン等のコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、そのようなプログラムをCD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、用紙や円形状メディア上に、印刷データに基づいて、複数の色で印刷を行う追加印刷装置において、用紙または円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、複数の色を印刷可能な印刷手段と、印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段と、出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、印刷データに出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの表面に印刷された出力情報を走査し、出力情報を読み取る読取手段と、読取手段によって読み取られた情報を解析する読取情報解析手段と、を備えることを特徴とする追加印刷装置としたものであり、これにより、印刷された情報を印刷後に把握可能という作用を有する。
【0015】
請求項2に記載の発明は、出力情報解析手段により解析された出力情報に基づいて、印刷された用紙または円形状メディアの余白の範囲を示す余白情報を出力情報再構築手段により付加して新たな印刷データとして印刷することを特徴とする請求項1記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白部分にのみ等、所望した部分にのみ追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0016】
請求項3に記載の発明は、出力情報再構築手段により付加される余白情報は、印刷手段が印刷可能な色のうち最も視覚的に視認できない色で印刷することを特徴とする請求項2記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白情報を目立たない形で印刷することができるという作用を有する。
【0017】
請求項4に記載の発明は、出力情報再構築手段により付加された余白情報は、印刷された用紙または円形状メディアの印刷面の上部に印刷手段により印刷されることを特徴とする請求項2または3に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより少ない搬送量および短時間で余白情報を読み取ることが可能という作用を有する。
【0018】
請求項5に記載の発明は、出力情報構築手段により印刷データに付加された余白情報は、印刷手段により印刷を実行される前に、印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの余白情報を読取手段によって読み取り可能な位置まで搬送手段によって搬送され、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報を読取手段により走査することを特徴とする請求項2から4のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより印刷された余白情報に基づいて追加印刷情報を構築することが可能という作用を有する。
【0019】
請求項6に記載の発明は、用紙または円形状メディアの余白が、複数存在する場合、その印字順に余白情報を出力情報再構築手段が記録することを特徴とする請求項2から5のいずれかの項に記載の追加印刷装置において、追加印刷装置としたものであり、これにより余白情報が1つ以上の場合でも余白情報を記録でき、その情報に応じた追加印刷情報の印刷が可能という作用を有する。
【0020】
請求項7に記載の発明は、出力情報再構築手段は、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報より、余白の大きさに基づき、その大きさに収まるようにように追加印刷情報を拡大縮小することを特徴とする請求項2から6のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白の大きさに収まるように、追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0021】
請求項8に記載の発明は、余白情報は、円形状メディアを印刷する場合、余白を円形状メディアの中心を原点とした半径、開始角度、終了角度にて示すことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白が円形または扇形の場合も、余白情報が出力可能という作用を有する。
【0022】
請求項9に記載の発明は、円形状メディアを印刷する場合、メディアの半径方向の位置指定のために円形状メディアの円周部に1箇所以上の位置決め情報の印刷を行うことを特徴とする請求項2から8のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより円形または扇形をした余白の位置を定義可能という作用を有する。
【0023】
請求項10に記載の発明は、余白情報は、余白が矩形状の場合、用紙の左上を原点とし、矩形状の余白の対角に位置する余白開始位置と終了位置のX座標とY座標にて示すことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより少ない情報量で余白情報を印刷することが可能という作用を有する。
【0024】
請求項11に記載の発明は、用紙または円形状メディア上に、印刷データに基づいて、複数の色で印刷を行い、搬送手段により用紙または円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する追加印刷方法において、複数の色を印刷可能な印刷ステップと、印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析ステップと、出力情報解析ステップにより得られた出力情報に基づき、印刷データに出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築ステップと、印刷ステップにより印刷された用紙または円形状メディアの表面に印刷された出力情報を走査し、出力情報を読み取る読み取りステップと、読み取りステップによって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析ステップと、を含むことを特徴とする追加印刷方法としたものであり、これにより印刷された情報を印刷後に把握可能という作用を有する。
【0025】
請求項12に記載の発明は、出力情報解析ステップにより解析された出力情報に基づいて、印刷された用紙または円形状メディアの余白の範囲を示す余白情報を出力情報再構築ステップにより付加して新たな印刷データとして印刷することを特徴とする請求項11記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白部分にのみ等、所望した部分に追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0026】
請求項13に記載の発明は、出力情報再構築ステップにより付加される余白情報は、印刷手段が印刷可能な色のうち最も視覚的に視認できない色で印刷することを特徴とする請求項12記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白情報を目立たない形で印刷することが可能という作用を有する。
【0027】
請求項14に記載の発明は、出力情報再構築ステップにより付加される余白情報は、印刷された用紙または円形状メディアの印刷面の上部に印刷ステップにより印刷されることを特徴とする請求項12または13に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより少ない搬送量および短時間で余白情報を読み取ることが可能という作用を有する。
【0028】
請求項15に記載の発明は、出力情報構築ステップにより印刷データに付加される余白情報は、印刷手段により印刷を実行される前に、印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの余白情報を読み取りステップによって読み取り可能な位置まで搬送手段によって搬送され、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報を読み取りステップにより走査することを特徴とする請求項12から14のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより印刷された余白情報に基づいて追加印刷情報を構築することが可能という作用を有する。
【0029】
請求項16に記載の発明は、用紙または円形状メディアの余白が、複数存在する場合、その印字順に余白情報を出力情報再構築ステップが記録することを特徴とする請求項12から15のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白情報が1つ以上の場合でも余白情報を記録でき、その情報に応じた追加印刷情報の出力が可能という作用を有する。
【0030】
請求項17に記載の発明は、出力情報再構築ステップは、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報より、余白の大きさを把握し、その大きさに収まるようにように追加印刷情報を拡大縮小することを特徴とする請求項12から16までのいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白の大きさに収まるように追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0031】
請求項18に記載の発明は、余白情報は、円形状メディアを印刷する場合、余白を円形状メディアの中心を原点とした半径、開始角度、終了角度を示すことを特徴とする請求項12から17のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白が円形または扇形の場合も余白情報を印刷可能という作用を有する。
【0032】
請求項19に記載の発明は、円形状メディアを印刷する場合、メディアの半径方向の位置指定のために円形状メディアの円周部に1箇所以上の位置決め情報の印刷を行うことを特徴とする請求項12から18のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより円形または扇形をした余白の位置を定義可能という作用を有する。
【0033】
請求項20に記載の発明は、余白情報は、余白が矩形状の場合、用紙の左上を原点とし、矩形状の余白の対角に位置する余白開始位置と終了位置のX座標とY座標を示すことを特徴とする請求項12から17のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより少ない情報量で余白情報を印刷することが可能という作用を有する。
【0034】
請求項21に記載の発明は、用紙および円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷装置のためのプログラムであって、請求項11から20のいずれか1項に記載の追加印刷方法におけるステップをコンピュータに実行させることを特徴とする追加印刷制御プログラムとしたものであり、これによりプログラムコードを実行することによって前述した追加印刷装置と同様の働きをさせることが可能という作用を有する。
【0035】
請求項22に記載の発明は、請求項21記載の手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としたものであり、このようなソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記録媒体に記録されたプログラムコードを読み出し実行することによって、前述した追加印刷装置と同様の作用を得ることが可能となる。
【0036】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】
(実施の形態1)
実施の形態1における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図を図1に示す。当実施の形態1における追加印刷装置1は、用紙2を印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段3と、複数の色を用紙2上に吐出または定着させる印刷手段4と、前記印刷手段4によって印刷される印刷データを解析して結果を出力情報として出力する出力情報解析手段5と、前記印刷手段4により印刷された用紙6または用紙の表面に既に印刷された情報を読取手段7により読み取り、解析する読取情報解析手段8と、印刷データに出力情報解析手段5の出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段9から構成される。
【0038】
以下、図2の実施の形態1における追加印刷装置のフローチャートより、本実施の形態の追加印刷装置の動作を説明する。
【0039】
まずは、何も印刷されていない用紙に印刷する場合を説明する。
【0040】
通常の印刷の場合、用紙2を用紙トレイにセットし(図示せず)、追加印刷装置1に接続された制御装置(図示せず)の一例であるパーソナルコンピュータもしくは追加印刷装置1の制御手段(図示せず)より印刷指示があった場合には、搬送手段3が用紙2を印刷手段4へ搬送する(S01)。
【0041】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御手段からの印刷情報に基づいた印刷データが、出力情報解析手段5に送られる(S02)。
【0042】
印刷の際に、印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加しないことを選択している場合、出力情報解析手段5によって、追加印字を行うかどうかを印刷データより判別し、追加印字しないのでS04へ移行する(S03)。
【0043】
出力情報解析手段5にて出力した出力情報である余白情報を、印刷データにつけるかどうかを判別し、余白情報を付加しないので、S05へ移行する(S04)。
【0044】
追加印字および余白情報の付加のどちらも行わないので、通常の印刷を行う(S05)。
【0045】
印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加して出力することを選択している場合は、出力情報解析手段5にて追加印字を行うかどうかを印刷データより判別し、追加印字をしないのでS04へ移行する(S03)。
【0046】
出力情報解析手段5にて余白情報をつけるかどうか判別し、余白情報を付加するのでS06へ移行する(S04)。
【0047】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御部より送られた印刷データに、出力情報解析手段5により、出力時に余白となる部分を求め、求められた余白情報を印刷データに付加する(S06)。
【0048】
出力情報再構築手段9より印刷手段4に送られ、余白情報とともに印刷情報が用紙2に印刷された用紙6とする(S07)。
【0049】
この時の印刷例を図3に示す。図3は実施の形態1における追加印刷装置の出力例を示す図である。
【0050】
余白情報領域10は用紙6の印刷面の上部に印刷される。余白情報領域10は既印刷部20の情報より出力情報解析手段5が解析し、その結果得られた余白部30の部分の座標情報が記載されている。
【0051】
印刷手段4は余白情報に基づき、用紙6の上部の余白情報領域10に、例えば、イエローのインクで印刷する。余白情報を印刷する位置は特に問わないが、読取手段7により読み取りを行うため、可能な限り用紙6の印刷面の先頭にあるほうが望ましい。また読取手段7の用紙6の走査を左から右とした場合には用紙6の左側、右から左とした場合には用紙6の右側にあるほうが、より早く余白情報の解析が実現できる。
【0052】
また、印刷装置によってはシアン、マゼンタ、イエローの3色以外にこれらのインクよりも濃度が薄く、目視で目立ちにくいライトインクを持っているものもあるが、この際のインクの色は目立たない色であれば特に指定はしない。印刷する余白情報としては、用紙の印刷面の左上を原点とした、開始XY座標、終了XY座標などを書き込む。
【0053】
次に、前述のように余白情報を印刷した印刷物である用紙6に対して、その余白に追加印刷を行う場合を説明する。
【0054】
まず余白データを印刷した印刷物である用紙6を用紙トレイにセットする。出力情報解析手段5にて追加印刷を行うと判別した場合は(S03)、あらかじめ所定の位置(余白情報領域10)に書き込んである余白情報が読取手段7の位置まできたときに、読取手段7は余白情報領域10の内容である余白情報を読み取る(S08)。
【0055】
読取手段7は印刷手段4と一体になっていてもかまわない。読取手段7により余白情報が読み取られると、用紙2は搬送手段3を印刷方向とは逆に移動させてトレイに戻す(S09)。
【0056】
その余白情報が読取手段7から出力情報再構築手段9に送られ、追加印刷するデータとあわせて、余白部分に追加印刷データが印刷されるようにデータを再構築され、出力情報再構築手段9により再構築された印刷データが印刷手段4に送られる(S10)。
【0057】
その後、搬送手段3は、再度、用紙2を印刷手段4へ搬送する(S11)。
【0058】
形成された印刷内容に応じたパターンを吐出または露光し、印刷手段4より出力される(S12)。このようにして、用紙6に対しての余白に追加印刷を行うことが可能となる。
【0059】
(実施の形態2)
実施の形態2における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図を図4に示す。実施の形態1との違いは、印刷対象が用紙から光ディスクなど円形状メディアになったことである。
【0060】
本実施の形態2における追加印刷装置1は、円形状メディアである光ディスク2−2を印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段3と、複数の色を光ディスク2−2に吐出または定着させる印刷手段4と、前記印刷手段4によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段5と、前記印刷手段4により印刷された光ディスク6−2または光ディスク2−2の表面に既に記載された情報を読取手段7により読み取り、解析する読取情報解析手段8と、印刷データに出力情報解析手段5の出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段9から構成される。
【0061】
以下、図2のフローチャートより、本実施の形態の追加印刷装置の動作を説明する。
【0062】
まずは、何も印刷されていない光ディスク2−2に印刷する場合を説明する。
【0063】
通常の印刷の場合、光ディスク2−2を用紙トレイにセットし(図示せず)、追加印刷装置に接続された制御装置(図示せず)もしくは追加印刷装置1の制御部より印刷指示があった場合には、搬送手段3が光ディスク2−2を印刷手段4へ搬送する(S01)。
【0064】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御部からの印刷情報に基づいた印刷データが、出力情報解析手段5に送られる(S02)。
【0065】
印刷の際に、印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加しないことを選択している場合、出力情報解析手段5によって、追加印字を行うかどうかをデータより判別し、追加印字しないのでS04へ移行する(S03)。
【0066】
出力情報解析手段5にて、余白情報を印刷データつけるかどうかを判別し、余白情報を付加しないので、S05へ移行する(S04)。
【0067】
追加印字および余白情報の付加のどちらも行わないので、通常の印刷を行う(S05)。
【0068】
印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加して出力することを選択している場合は、出力情報解析手段5にて追加印字を行うかどうかを印刷データより判別し、追加印字をしないのでS04へ移行する(S03)。
【0069】
出力情報解析手段5にて、余白情報を印刷データにつけるかどうか判別し、余白情報を付加しないので、S05へ移行する(S04)。
【0070】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御部より送られた印刷データに、出力情報解析手段5により、出力時に余白となる部分を求め、求められた余白情報を印刷データに付加する(S06)。
【0071】
出力情報再構築手段9より印刷手段4に送られ、余白情報とともに印刷情報が光ディスク2−2に印刷された光ディスク6−2とする(S07)。
【0072】
この時の出力例を図5に示す。図5は実施の形態2における追加印刷装置の出力例を示す図である。
【0073】
余白情報領域50は、光ディスク6−2の印刷面の上部に印刷される。余白情報領域50は、既印刷部60の情報より出力情報解析手段5が解析し、その結果得られた余白部70の部分の座標情報が記載している。
【0074】
印刷手段4は余白情報に基づき、光ディスク6−2の上部に余白情報領域50を例えばイエローのインクで印刷する。余白情報領域50の位置は特に問わないが、読取手段7により読み取りを行うため、可能な限り光ディスク6−2の先頭にあるほうが望ましい。また読取手段7の走査を左から右とした場合には光ディスク6−2の左側、右から左とした場合には光ディスク6−2の右側にあるほうがより早く余白情報の解析が実現できる。
【0075】
また、印刷装置によってはシアン、マゼンタ、イエローの3色以外にこれらのインクよりも濃度が薄く、目視で目立ちにくいライトインクを持っているものもあるが、この際のインクの色は目立たない色であれば特に指定はしない。印刷出力する余白情報としては、光ディスク6−2の中心を原点とした、半径、開始角度、終了角度などを書き込む。
【0076】
また光ディスク6−2の場合は、追加印刷を行う際に円形状であるため位置決めが必要である。この位置決めは光ディスク6−2の円周上の1箇所以上にマーキングすることで行う。可能であれば2箇所以上あればさらに正確な位置決めを行うことが可能となる。位置決めのために光ディスク6−2の円周上の1箇所にマーキング40を行う。本実施の形態では、余白情報読取時の速度を向上させるため、光ディスク6−2の円周部が一番最初に印刷手段4を通過する部分に行っている。これを光ディスク6−2に追加印刷をする際に、あらかじめトレイ上に記された位置決め用のマーカ(図示せず)と合わせてトレイにセットすることで、角度方向の位置決めをおこなう。このマーキング40は余白情報と同様に、イエローのインクで行う。なお、マーキング41のように2箇所のマーキングを行うことで、余白情報の読み取り速度は低下するが、より正確な位置決めを行うことが可能になる。
【0077】
次に、前述のように余白情報領域50を印刷した印刷物である光ディスク6−2に対して、その余白に追加印刷を行う場合を説明する。
【0078】
まず余白データを印刷した印刷物である光ディスク6−2を用紙トレイにセットする。この際に光ディスク6−2上にマーキングした位置あわせのマーキング40と、トレイ上のマーカとをあわせる。
【0079】
出力情報解析手段5にて追加印刷を行うと判別した場合は(S03)、あらかじめ所定の位置(余白情報領域50)に書き込んである余白情報が読取手段7の位置まできたときに、読取手段7は余白情報領域50の内容を読み取る(S08)。
【0080】
読取手段7は印刷手段4と一体になっていてもかまわない。余白情報が読み取られると、光ディスク6−2は搬送手段3を印刷方向とは逆に移動させてトレイに戻す(S09)。
【0081】
その余白情報が出力情報再構築手段9に送られ、追加印刷するデータとあわせて、余白部分に追加印刷データが印刷されるようにデータが再構築され、出力情報再構築手段9により再構築された印刷データが印刷手段4に送られる(S10)。
【0082】
その後、搬送手段3は、再度、光ディスク6−2を印刷手段4へ搬送する(S11)。
【0083】
形成された印刷内容に応じたパターンを吐出または露光し、印刷手段4より出力される(S12)。このようにして光ディスクなどの円形状メディアに対して、余白に追加印刷を行うことが可能となる。
【0084】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る追加印刷装置は、用紙や円形状メディア上に複数の色で印刷を行う追加印刷装置であって、用紙または円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、複数の色を印刷可能な印刷手段と、前記印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段と、前記出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、印刷データとして出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、前記印刷手段により印刷された用紙またはメディアの表面に記載された情報を走査し、前記表面に記載された情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析手段とを備えることを特徴とする。
【0085】
これによって、印刷手段により取得された出力情報を余白情報とし、出力情報解析手段により解析して、出力情報再構築手段によりこの余白情報に基づいて、印刷データに付加することで、余白内に追加印刷を行うことが可能となるので、アルバム印刷された印刷物に追加の写真を印刷できたり、光メディアのデータ追記を行った際にレーベル面にも内容の追加印刷を行ったりすることが可能となり、よりユーザーのニーズに適したレイアウトでの印刷を行うことが可能となる。
【0086】
また余白を複数回の印刷に活用することで、資源の有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1における追加印刷装置のフローチャート
【図3】実施の形態1における追加印刷装置の出力例を示す図
【図4】実施の形態2における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図
【図5】実施の形態2における追加印刷装置の出力例を示す図
【符号の説明】
1 追加印刷装置
2 用紙
3 搬送手段
4 印刷手段
5 出力情報解析手段
6 用紙
7 読取手段
8 読取情報解析手段
9 出力情報再構築手段
2−2 光ディスク
6−2 光ディスク
10 余白情報領域
20 既印刷部
30 余白部
40 マーキング
41 マーキング
50 余白情報領域
60 既印刷部
70 余白部
【発明の属する技術分野】
用紙や円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷技術に関し、既に印刷済の記録メディアに対して追加印刷を行うための追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーインクジェットプリンタやカラーレーザープリンタなどの普及により、一般家庭でも簡単で安価にカラー印刷を行うことが出来るようになった。
【0003】
また、円形状メディアであるCD−R/RWや記録型DVDなどの普及により、オリジナルディスクの作成の機会も増えた。オリジナルディスクの表面に印刷が出来るよう、レーベル面がインクジェットプリンタ印刷に最適化されたメディアも増えた。ユーザーはそれらの光メディアのレーベル面を自分の好きなように作成したいという要求もあり、カラーインクジェットプリンタではそれら光メディア上に印刷可能な印刷装置が増えている。
【0004】
さらに気軽に写真や映像を撮影・保存できるデジタルカメラ、デジタルビデオもカラープリンタと同様に著しく普及しており、アルバム印刷など、既に印刷された用紙上に、さらに追加して印刷をしたい要望が多くなっている。
【0005】
これは追記型光メディアも同様であって、既にデータが書かれ、レーベル面にコンテンツの内容やイメージを印刷したメディア上に、新たに追加したデータを追加し、追加したデータに関するコンテンツの内容や写真を追記型光メディアのレーベル面に追加して印刷したいという要望がある。
【0006】
また環境保護の観点からも、既に印刷済であるが余白が大きく残っているような用紙に対して、余白を有効活用することは紙の節約に貢献することとなる。
【0007】
印刷前のメディアに対して、余白データを求める方法は存在する(例えば特許文献1参照。)。また、円形のメディアに印刷する際の位置あわせを行う方法は存在する(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開平3−96374号公報
【特許文献2】
特開平9−109366号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の追加印刷装置においては、追加印刷を行うためのものではない。
【0010】
既に印刷されている印刷記録メディアに追加印刷するためには、既印刷部分の情報を何らかの形で把握する必要がある。
【0011】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、既印刷部分の情報を把握し、その情報に基づいて算出された余白情報に基づいて、正確に位置決めされた位置に追加印刷を行うことができる追加印刷装置および追加印刷方法、追加印刷制御プログラムならびにそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る印刷装置は、用紙や円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷装置において、前記用紙または前記円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、複数の色を印刷可能な印刷手段と、前記印刷手段によって出力される情報を解析する出力情報解析手段と、前記出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、前記印刷データに前記出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、前記印刷手段により印刷された前記用紙または円形状メディアの表面に印刷された前記出力情報を走査し、前記表面に記載された情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
なお、本発明は、上記追加印刷装置として実現することができるだけでなく、上記追加印刷装置が備える特徴的な手段をステップとする追加印刷方法として実現したり、それらのステップをパソコン等のコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、そのようなプログラムをCD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、用紙や円形状メディア上に、印刷データに基づいて、複数の色で印刷を行う追加印刷装置において、用紙または円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、複数の色を印刷可能な印刷手段と、印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段と、出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、印刷データに出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの表面に印刷された出力情報を走査し、出力情報を読み取る読取手段と、読取手段によって読み取られた情報を解析する読取情報解析手段と、を備えることを特徴とする追加印刷装置としたものであり、これにより、印刷された情報を印刷後に把握可能という作用を有する。
【0015】
請求項2に記載の発明は、出力情報解析手段により解析された出力情報に基づいて、印刷された用紙または円形状メディアの余白の範囲を示す余白情報を出力情報再構築手段により付加して新たな印刷データとして印刷することを特徴とする請求項1記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白部分にのみ等、所望した部分にのみ追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0016】
請求項3に記載の発明は、出力情報再構築手段により付加される余白情報は、印刷手段が印刷可能な色のうち最も視覚的に視認できない色で印刷することを特徴とする請求項2記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白情報を目立たない形で印刷することができるという作用を有する。
【0017】
請求項4に記載の発明は、出力情報再構築手段により付加された余白情報は、印刷された用紙または円形状メディアの印刷面の上部に印刷手段により印刷されることを特徴とする請求項2または3に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより少ない搬送量および短時間で余白情報を読み取ることが可能という作用を有する。
【0018】
請求項5に記載の発明は、出力情報構築手段により印刷データに付加された余白情報は、印刷手段により印刷を実行される前に、印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの余白情報を読取手段によって読み取り可能な位置まで搬送手段によって搬送され、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報を読取手段により走査することを特徴とする請求項2から4のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより印刷された余白情報に基づいて追加印刷情報を構築することが可能という作用を有する。
【0019】
請求項6に記載の発明は、用紙または円形状メディアの余白が、複数存在する場合、その印字順に余白情報を出力情報再構築手段が記録することを特徴とする請求項2から5のいずれかの項に記載の追加印刷装置において、追加印刷装置としたものであり、これにより余白情報が1つ以上の場合でも余白情報を記録でき、その情報に応じた追加印刷情報の印刷が可能という作用を有する。
【0020】
請求項7に記載の発明は、出力情報再構築手段は、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報より、余白の大きさに基づき、その大きさに収まるようにように追加印刷情報を拡大縮小することを特徴とする請求項2から6のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白の大きさに収まるように、追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0021】
請求項8に記載の発明は、余白情報は、円形状メディアを印刷する場合、余白を円形状メディアの中心を原点とした半径、開始角度、終了角度にて示すことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより余白が円形または扇形の場合も、余白情報が出力可能という作用を有する。
【0022】
請求項9に記載の発明は、円形状メディアを印刷する場合、メディアの半径方向の位置指定のために円形状メディアの円周部に1箇所以上の位置決め情報の印刷を行うことを特徴とする請求項2から8のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより円形または扇形をした余白の位置を定義可能という作用を有する。
【0023】
請求項10に記載の発明は、余白情報は、余白が矩形状の場合、用紙の左上を原点とし、矩形状の余白の対角に位置する余白開始位置と終了位置のX座標とY座標にて示すことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載の追加印刷装置としたものであり、これにより少ない情報量で余白情報を印刷することが可能という作用を有する。
【0024】
請求項11に記載の発明は、用紙または円形状メディア上に、印刷データに基づいて、複数の色で印刷を行い、搬送手段により用紙または円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する追加印刷方法において、複数の色を印刷可能な印刷ステップと、印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析ステップと、出力情報解析ステップにより得られた出力情報に基づき、印刷データに出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築ステップと、印刷ステップにより印刷された用紙または円形状メディアの表面に印刷された出力情報を走査し、出力情報を読み取る読み取りステップと、読み取りステップによって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析ステップと、を含むことを特徴とする追加印刷方法としたものであり、これにより印刷された情報を印刷後に把握可能という作用を有する。
【0025】
請求項12に記載の発明は、出力情報解析ステップにより解析された出力情報に基づいて、印刷された用紙または円形状メディアの余白の範囲を示す余白情報を出力情報再構築ステップにより付加して新たな印刷データとして印刷することを特徴とする請求項11記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白部分にのみ等、所望した部分に追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0026】
請求項13に記載の発明は、出力情報再構築ステップにより付加される余白情報は、印刷手段が印刷可能な色のうち最も視覚的に視認できない色で印刷することを特徴とする請求項12記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白情報を目立たない形で印刷することが可能という作用を有する。
【0027】
請求項14に記載の発明は、出力情報再構築ステップにより付加される余白情報は、印刷された用紙または円形状メディアの印刷面の上部に印刷ステップにより印刷されることを特徴とする請求項12または13に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより少ない搬送量および短時間で余白情報を読み取ることが可能という作用を有する。
【0028】
請求項15に記載の発明は、出力情報構築ステップにより印刷データに付加される余白情報は、印刷手段により印刷を実行される前に、印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの余白情報を読み取りステップによって読み取り可能な位置まで搬送手段によって搬送され、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報を読み取りステップにより走査することを特徴とする請求項12から14のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより印刷された余白情報に基づいて追加印刷情報を構築することが可能という作用を有する。
【0029】
請求項16に記載の発明は、用紙または円形状メディアの余白が、複数存在する場合、その印字順に余白情報を出力情報再構築ステップが記録することを特徴とする請求項12から15のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白情報が1つ以上の場合でも余白情報を記録でき、その情報に応じた追加印刷情報の出力が可能という作用を有する。
【0030】
請求項17に記載の発明は、出力情報再構築ステップは、用紙または円形状メディアの表面に印刷された余白情報より、余白の大きさを把握し、その大きさに収まるようにように追加印刷情報を拡大縮小することを特徴とする請求項12から16までのいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白の大きさに収まるように追加印刷を行うことが可能という作用を有する。
【0031】
請求項18に記載の発明は、余白情報は、円形状メディアを印刷する場合、余白を円形状メディアの中心を原点とした半径、開始角度、終了角度を示すことを特徴とする請求項12から17のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより余白が円形または扇形の場合も余白情報を印刷可能という作用を有する。
【0032】
請求項19に記載の発明は、円形状メディアを印刷する場合、メディアの半径方向の位置指定のために円形状メディアの円周部に1箇所以上の位置決め情報の印刷を行うことを特徴とする請求項12から18のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより円形または扇形をした余白の位置を定義可能という作用を有する。
【0033】
請求項20に記載の発明は、余白情報は、余白が矩形状の場合、用紙の左上を原点とし、矩形状の余白の対角に位置する余白開始位置と終了位置のX座標とY座標を示すことを特徴とする請求項12から17のいずれかの項に記載の追加印刷方法としたものであり、これにより少ない情報量で余白情報を印刷することが可能という作用を有する。
【0034】
請求項21に記載の発明は、用紙および円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷装置のためのプログラムであって、請求項11から20のいずれか1項に記載の追加印刷方法におけるステップをコンピュータに実行させることを特徴とする追加印刷制御プログラムとしたものであり、これによりプログラムコードを実行することによって前述した追加印刷装置と同様の働きをさせることが可能という作用を有する。
【0035】
請求項22に記載の発明は、請求項21記載の手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としたものであり、このようなソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記録媒体に記録されたプログラムコードを読み出し実行することによって、前述した追加印刷装置と同様の作用を得ることが可能となる。
【0036】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0037】
(実施の形態1)
実施の形態1における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図を図1に示す。当実施の形態1における追加印刷装置1は、用紙2を印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段3と、複数の色を用紙2上に吐出または定着させる印刷手段4と、前記印刷手段4によって印刷される印刷データを解析して結果を出力情報として出力する出力情報解析手段5と、前記印刷手段4により印刷された用紙6または用紙の表面に既に印刷された情報を読取手段7により読み取り、解析する読取情報解析手段8と、印刷データに出力情報解析手段5の出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段9から構成される。
【0038】
以下、図2の実施の形態1における追加印刷装置のフローチャートより、本実施の形態の追加印刷装置の動作を説明する。
【0039】
まずは、何も印刷されていない用紙に印刷する場合を説明する。
【0040】
通常の印刷の場合、用紙2を用紙トレイにセットし(図示せず)、追加印刷装置1に接続された制御装置(図示せず)の一例であるパーソナルコンピュータもしくは追加印刷装置1の制御手段(図示せず)より印刷指示があった場合には、搬送手段3が用紙2を印刷手段4へ搬送する(S01)。
【0041】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御手段からの印刷情報に基づいた印刷データが、出力情報解析手段5に送られる(S02)。
【0042】
印刷の際に、印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加しないことを選択している場合、出力情報解析手段5によって、追加印字を行うかどうかを印刷データより判別し、追加印字しないのでS04へ移行する(S03)。
【0043】
出力情報解析手段5にて出力した出力情報である余白情報を、印刷データにつけるかどうかを判別し、余白情報を付加しないので、S05へ移行する(S04)。
【0044】
追加印字および余白情報の付加のどちらも行わないので、通常の印刷を行う(S05)。
【0045】
印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加して出力することを選択している場合は、出力情報解析手段5にて追加印字を行うかどうかを印刷データより判別し、追加印字をしないのでS04へ移行する(S03)。
【0046】
出力情報解析手段5にて余白情報をつけるかどうか判別し、余白情報を付加するのでS06へ移行する(S04)。
【0047】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御部より送られた印刷データに、出力情報解析手段5により、出力時に余白となる部分を求め、求められた余白情報を印刷データに付加する(S06)。
【0048】
出力情報再構築手段9より印刷手段4に送られ、余白情報とともに印刷情報が用紙2に印刷された用紙6とする(S07)。
【0049】
この時の印刷例を図3に示す。図3は実施の形態1における追加印刷装置の出力例を示す図である。
【0050】
余白情報領域10は用紙6の印刷面の上部に印刷される。余白情報領域10は既印刷部20の情報より出力情報解析手段5が解析し、その結果得られた余白部30の部分の座標情報が記載されている。
【0051】
印刷手段4は余白情報に基づき、用紙6の上部の余白情報領域10に、例えば、イエローのインクで印刷する。余白情報を印刷する位置は特に問わないが、読取手段7により読み取りを行うため、可能な限り用紙6の印刷面の先頭にあるほうが望ましい。また読取手段7の用紙6の走査を左から右とした場合には用紙6の左側、右から左とした場合には用紙6の右側にあるほうが、より早く余白情報の解析が実現できる。
【0052】
また、印刷装置によってはシアン、マゼンタ、イエローの3色以外にこれらのインクよりも濃度が薄く、目視で目立ちにくいライトインクを持っているものもあるが、この際のインクの色は目立たない色であれば特に指定はしない。印刷する余白情報としては、用紙の印刷面の左上を原点とした、開始XY座標、終了XY座標などを書き込む。
【0053】
次に、前述のように余白情報を印刷した印刷物である用紙6に対して、その余白に追加印刷を行う場合を説明する。
【0054】
まず余白データを印刷した印刷物である用紙6を用紙トレイにセットする。出力情報解析手段5にて追加印刷を行うと判別した場合は(S03)、あらかじめ所定の位置(余白情報領域10)に書き込んである余白情報が読取手段7の位置まできたときに、読取手段7は余白情報領域10の内容である余白情報を読み取る(S08)。
【0055】
読取手段7は印刷手段4と一体になっていてもかまわない。読取手段7により余白情報が読み取られると、用紙2は搬送手段3を印刷方向とは逆に移動させてトレイに戻す(S09)。
【0056】
その余白情報が読取手段7から出力情報再構築手段9に送られ、追加印刷するデータとあわせて、余白部分に追加印刷データが印刷されるようにデータを再構築され、出力情報再構築手段9により再構築された印刷データが印刷手段4に送られる(S10)。
【0057】
その後、搬送手段3は、再度、用紙2を印刷手段4へ搬送する(S11)。
【0058】
形成された印刷内容に応じたパターンを吐出または露光し、印刷手段4より出力される(S12)。このようにして、用紙6に対しての余白に追加印刷を行うことが可能となる。
【0059】
(実施の形態2)
実施の形態2における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図を図4に示す。実施の形態1との違いは、印刷対象が用紙から光ディスクなど円形状メディアになったことである。
【0060】
本実施の形態2における追加印刷装置1は、円形状メディアである光ディスク2−2を印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段3と、複数の色を光ディスク2−2に吐出または定着させる印刷手段4と、前記印刷手段4によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段5と、前記印刷手段4により印刷された光ディスク6−2または光ディスク2−2の表面に既に記載された情報を読取手段7により読み取り、解析する読取情報解析手段8と、印刷データに出力情報解析手段5の出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段9から構成される。
【0061】
以下、図2のフローチャートより、本実施の形態の追加印刷装置の動作を説明する。
【0062】
まずは、何も印刷されていない光ディスク2−2に印刷する場合を説明する。
【0063】
通常の印刷の場合、光ディスク2−2を用紙トレイにセットし(図示せず)、追加印刷装置に接続された制御装置(図示せず)もしくは追加印刷装置1の制御部より印刷指示があった場合には、搬送手段3が光ディスク2−2を印刷手段4へ搬送する(S01)。
【0064】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御部からの印刷情報に基づいた印刷データが、出力情報解析手段5に送られる(S02)。
【0065】
印刷の際に、印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加しないことを選択している場合、出力情報解析手段5によって、追加印字を行うかどうかをデータより判別し、追加印字しないのでS04へ移行する(S03)。
【0066】
出力情報解析手段5にて、余白情報を印刷データつけるかどうかを判別し、余白情報を付加しないので、S05へ移行する(S04)。
【0067】
追加印字および余白情報の付加のどちらも行わないので、通常の印刷を行う(S05)。
【0068】
印刷データが、追加印字をせずに、余白情報を付加して出力することを選択している場合は、出力情報解析手段5にて追加印字を行うかどうかを印刷データより判別し、追加印字をしないのでS04へ移行する(S03)。
【0069】
出力情報解析手段5にて、余白情報を印刷データにつけるかどうか判別し、余白情報を付加しないので、S05へ移行する(S04)。
【0070】
制御装置もしくは追加印刷装置1の制御部より送られた印刷データに、出力情報解析手段5により、出力時に余白となる部分を求め、求められた余白情報を印刷データに付加する(S06)。
【0071】
出力情報再構築手段9より印刷手段4に送られ、余白情報とともに印刷情報が光ディスク2−2に印刷された光ディスク6−2とする(S07)。
【0072】
この時の出力例を図5に示す。図5は実施の形態2における追加印刷装置の出力例を示す図である。
【0073】
余白情報領域50は、光ディスク6−2の印刷面の上部に印刷される。余白情報領域50は、既印刷部60の情報より出力情報解析手段5が解析し、その結果得られた余白部70の部分の座標情報が記載している。
【0074】
印刷手段4は余白情報に基づき、光ディスク6−2の上部に余白情報領域50を例えばイエローのインクで印刷する。余白情報領域50の位置は特に問わないが、読取手段7により読み取りを行うため、可能な限り光ディスク6−2の先頭にあるほうが望ましい。また読取手段7の走査を左から右とした場合には光ディスク6−2の左側、右から左とした場合には光ディスク6−2の右側にあるほうがより早く余白情報の解析が実現できる。
【0075】
また、印刷装置によってはシアン、マゼンタ、イエローの3色以外にこれらのインクよりも濃度が薄く、目視で目立ちにくいライトインクを持っているものもあるが、この際のインクの色は目立たない色であれば特に指定はしない。印刷出力する余白情報としては、光ディスク6−2の中心を原点とした、半径、開始角度、終了角度などを書き込む。
【0076】
また光ディスク6−2の場合は、追加印刷を行う際に円形状であるため位置決めが必要である。この位置決めは光ディスク6−2の円周上の1箇所以上にマーキングすることで行う。可能であれば2箇所以上あればさらに正確な位置決めを行うことが可能となる。位置決めのために光ディスク6−2の円周上の1箇所にマーキング40を行う。本実施の形態では、余白情報読取時の速度を向上させるため、光ディスク6−2の円周部が一番最初に印刷手段4を通過する部分に行っている。これを光ディスク6−2に追加印刷をする際に、あらかじめトレイ上に記された位置決め用のマーカ(図示せず)と合わせてトレイにセットすることで、角度方向の位置決めをおこなう。このマーキング40は余白情報と同様に、イエローのインクで行う。なお、マーキング41のように2箇所のマーキングを行うことで、余白情報の読み取り速度は低下するが、より正確な位置決めを行うことが可能になる。
【0077】
次に、前述のように余白情報領域50を印刷した印刷物である光ディスク6−2に対して、その余白に追加印刷を行う場合を説明する。
【0078】
まず余白データを印刷した印刷物である光ディスク6−2を用紙トレイにセットする。この際に光ディスク6−2上にマーキングした位置あわせのマーキング40と、トレイ上のマーカとをあわせる。
【0079】
出力情報解析手段5にて追加印刷を行うと判別した場合は(S03)、あらかじめ所定の位置(余白情報領域50)に書き込んである余白情報が読取手段7の位置まできたときに、読取手段7は余白情報領域50の内容を読み取る(S08)。
【0080】
読取手段7は印刷手段4と一体になっていてもかまわない。余白情報が読み取られると、光ディスク6−2は搬送手段3を印刷方向とは逆に移動させてトレイに戻す(S09)。
【0081】
その余白情報が出力情報再構築手段9に送られ、追加印刷するデータとあわせて、余白部分に追加印刷データが印刷されるようにデータが再構築され、出力情報再構築手段9により再構築された印刷データが印刷手段4に送られる(S10)。
【0082】
その後、搬送手段3は、再度、光ディスク6−2を印刷手段4へ搬送する(S11)。
【0083】
形成された印刷内容に応じたパターンを吐出または露光し、印刷手段4より出力される(S12)。このようにして光ディスクなどの円形状メディアに対して、余白に追加印刷を行うことが可能となる。
【0084】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る追加印刷装置は、用紙や円形状メディア上に複数の色で印刷を行う追加印刷装置であって、用紙または円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、複数の色を印刷可能な印刷手段と、前記印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段と、前記出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、印刷データとして出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、前記印刷手段により印刷された用紙またはメディアの表面に記載された情報を走査し、前記表面に記載された情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析手段とを備えることを特徴とする。
【0085】
これによって、印刷手段により取得された出力情報を余白情報とし、出力情報解析手段により解析して、出力情報再構築手段によりこの余白情報に基づいて、印刷データに付加することで、余白内に追加印刷を行うことが可能となるので、アルバム印刷された印刷物に追加の写真を印刷できたり、光メディアのデータ追記を行った際にレーベル面にも内容の追加印刷を行ったりすることが可能となり、よりユーザーのニーズに適したレイアウトでの印刷を行うことが可能となる。
【0086】
また余白を複数回の印刷に活用することで、資源の有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1における追加印刷装置のフローチャート
【図3】実施の形態1における追加印刷装置の出力例を示す図
【図4】実施の形態2における追加印刷装置の機能構成を示すブロック図
【図5】実施の形態2における追加印刷装置の出力例を示す図
【符号の説明】
1 追加印刷装置
2 用紙
3 搬送手段
4 印刷手段
5 出力情報解析手段
6 用紙
7 読取手段
8 読取情報解析手段
9 出力情報再構築手段
2−2 光ディスク
6−2 光ディスク
10 余白情報領域
20 既印刷部
30 余白部
40 マーキング
41 マーキング
50 余白情報領域
60 既印刷部
70 余白部
Claims (22)
- 用紙や円形状メディア上に、印刷データに基づいて、複数の色で印刷を行う追加印刷装置において、
前記用紙または前記円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する搬送手段と、
複数の色を印刷可能な印刷手段と、
前記印刷手段によって印刷される印刷データを解析する出力情報解析手段と、
前記出力情報解析手段により得られた出力情報に基づき、前記印刷データに前記出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築手段と、
前記印刷手段により印刷された用紙または円形状メディアの表面に印刷された前記出力情報を走査し、前記出力情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段によって読み取られた情報を解析する読取情報解析手段と、
を備えることを特徴とする追加印刷装置。 - 前記出力情報解析手段により解析された前記出力情報に基づいて、印刷された前記用紙または前記円形状メディアの余白の範囲を示す余白情報を出力情報再構築手段により付加して新たな印刷データとして印刷することを特徴とする請求項1記載の追加印刷装置。
- 前記出力情報再構築手段により付加される前記余白情報は、前記印刷手段が印刷可能な色のうち最も視覚的に視認できない色で印刷することを特徴とする請求項2記載の追加印刷装置。
- 前記出力情報再構築手段により付加された余白情報は、印刷された前記用紙または前記円形状メディアの印刷面の上部に印刷手段により印刷されることを特徴とする請求項2または3に記載の追加印刷装置。
- 前記出力情報構築手段により前記印刷データに付加された前記余白情報は、前記印刷手段により印刷を実行される前に、前記印刷手段により印刷された前記用紙または前記円形状メディアの前記余白情報を前記読取手段によって読み取り可能な位置まで前記搬送手段によって搬送され、前記用紙または前記円形状メディアの表面に印刷された前記余白情報を前記読取手段により走査することを特徴とする請求項2から4のいずれかの項に記載の追加印刷装置。
- 前記用紙または前記円形状メディアの前記余白が、複数存在する場合、その印字順に前記余白情報を出力情報再構築手段が記録することを特徴とする請求項2から5のいずれかの項に記載の追加印刷装置。
- 前記出力情報再構築手段は、前記用紙または前記円形状メディアの表面に印刷された前記余白情報より、余白の大きさに基づき、その大きさに収まるようにように追加印刷情報を拡大縮小することを特徴とする請求項2から6のいずれかの項に記載の追加印刷装置。
- 前記余白情報は、前記円形状メディアを印刷する場合、余白を前記円形状メディアの中心を原点とした半径、開始角度、終了角度にて示すことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載の追加印刷装置。
- 前記円形状メディアを印刷する場合、メディアの半径方向の位置指定のために円形状メディアの円周部に1箇所以上の位置決め情報の印刷を行うことを特徴とする請求項2から8のいずれかの項に記載の追加印刷装置。
- 前記余白情報は、余白が矩形状の場合、前記用紙の左上を原点とし、矩形状の前記余白の対角に位置する余白開始位置と終了位置のX座標とY座標にて示すことを特徴とする請求項2から7のいずれかの項に記載の追加印刷装置。
- 用紙または円形状メディア上に、印刷データに基づいて、複数の色で印刷を行い、搬送手段により前記用紙または前記円形状メディアを印刷方向とその逆方向に搬送する追加印刷方法において、
複数の色を印刷可能な印刷ステップと、
前記印刷手段によって出力される情報を解析する出力情報解析ステップと、
前記出力情報解析ステップにより得られた出力情報に基づき、前記印刷データに前記出力情報を付加して新たな印刷データを作成する出力情報再構築ステップと、
前記印刷ステップにより印刷された用紙または円形状メディアの表面に印刷された前記出力情報を走査し、前記出力情報を読み取る読み取りステップと、
前記読み取りステップによって読み取られた情報を解析する読み取り情報解析ステップと、
を含むことを特徴とする追加印刷方法。 - 前記出力情報解析ステップにより解析された前記出力情報に基づいて、印刷された前記用紙または前記円形状メディアの余白の範囲を示す余白情報を出力情報再構築ステップにより付加して新たな印刷データとして印刷することを特徴とする請求項11記載の追加印刷方法。
- 前記出力情報再構築ステップにより付加される前記余白情報は、前記印刷手段が印刷可能な色のうち最も視覚的に視認できない色で印刷することを特徴とする請求項12記載の追加印刷方法。
- 前記出力情報再構築ステップにより付加される余白情報は、印刷された前記用紙または前記円形状メディアの印刷面の上部に印刷ステップにより印刷されることを特徴とする請求項12または13に記載の追加印刷方法。
- 前記出力情報構築ステップにより前記印刷データに付加される余白情報は、前記印刷手段により印刷を実行される前に、前記印刷手段により印刷された前記用紙または円形状メディアの前記余白情報を前記読み取りステップによって読み取り可能な位置まで前記搬送手段によって搬送され、前記用紙または前記円形状メディアの表面に印刷された前記余白情報を前記読み取りステップにより走査することを特徴とする請求項12から14のいずれかの項に記載の追加印刷方法。
- 前記用紙または前記円形状メディアの前記余白が、複数存在する場合、その印字順に前記余白情報を出力情報再構築ステップが記録することを特徴とする請求項12から15のいずれかの項に記載の追加印刷方法。
- 前記出力情報再構築ステップは、前記用紙または前記円形状メディアの表面に印刷された前記余白情報より、余白の大きさを把握し、その大きさに収まるようにように追加印刷情報を拡大縮小することを特徴とする請求項12から16のいずれかの項に記載の追加印刷方法。
- 前記余白情報は、前記円形状メディアを印刷する場合、余白を前記円形状メディアの中心を原点とした半径、開始角度、終了角度を示すことを特徴とする請求項12から17のいずかの項に記載の追加印刷方法。
- 前記円形状メディアを印刷する場合、メディアの半径方向の位置指定のために円形状メディアの円周部に1箇所以上の位置決め情報の印刷を行うことを特徴とする請求項12から18のいずれかの項に記載の追加印刷方法。
- 前記余白情報は、余白が矩形状の場合、前記用紙の左上を原点とし、矩形状の前記余白の対角に位置する余白開始位置と終了位置のX座標とY座標を示すことを特徴とする請求項12から17のいずれかの項に記載の追加印刷方法。
- 用紙および円形状メディア上に複数の色で印刷を行う印刷装置のためのプログラムであって、
請求項11から20のいずれか1項に記載の追加印刷方法におけるステップをコンピュータに実行させる
ことを特徴とする追加印刷制御プログラム。 - 請求項21記載の手順を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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