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JP2004353820A - Tripot constant velocity universal joint part, and tripot constant velocity universal joint - Google Patents

Tripot constant velocity universal joint part, and tripot constant velocity universal joint Download PDF

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Publication number
JP2004353820A
JP2004353820A JP2003155010A JP2003155010A JP2004353820A JP 2004353820 A JP2004353820 A JP 2004353820A JP 2003155010 A JP2003155010 A JP 2003155010A JP 2003155010 A JP2003155010 A JP 2003155010A JP 2004353820 A JP2004353820 A JP 2004353820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tripod
constant velocity
roller
velocity joint
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003155010A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Tomohiko Sato
智彦 佐藤
Takeo Yamamoto
武郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003155010A priority Critical patent/JP2004353820A/en
Publication of JP2004353820A publication Critical patent/JP2004353820A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a tripot constant velocity universal joint part for smooth movement of an outer roller with respect to a tripot shaft. <P>SOLUTION: The tripot constant velocity universal joint part 90 has : a rotational shaft 30; the tripot shaft 50 attached to the rotational shaft 30 and extending in a direction different from an extending direction of the rotational shaft 30; the outer roller 40 installed to the tripot shaft 50 through a ball 53. The outer roller 40 is rotatable in a first direction. The outer roller 40 is rotatable in a second direction different from the first direction so that the rotational shaft in the first direction forms at an angle to the tripot shaft 50. Rotation of the outer rotor 40 in the second direction moves the ball 53 in the second direction. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トリポート型等速ジョイント部品およびトリポート型等速ジョイントに関し、特に、車両で用いられるトリポート型等速ジョイント部品およびトリポート型等速ジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エンジンの回転を駆動輪に伝達する動力伝達系にはトリポート型等速ジョイントが用いられる。このトリポート型等速ジョイントは、たとえば特開2000−346088号公報(特許文献1参照)に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−346088号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のトリポート型等速ジョイントでは、ある方向にローラが回動すると外側ジョイント部品との間にスピン抵抗が発生するという問題があった。つまり、トリポート型等速ジョイントが傾いて回転した場合に、ローラが傾いた状態となるため、スピンモーメントが発生してすべり状態となり、ジョイント部に振動を発生させるという問題があった。
【0005】
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、ローラと外側ジョイント部品との間の抵抗を低減するトリポート型等速ジョイント部品およびトリポート型等速ジョイントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に従ったトリポート型等速ジョイント部品は、回転軸と、回転軸に取付けられ、回転軸の延びる方向と異なる方向に延びるトリポート軸と、トリポート軸に転動体を介在させて取付けられ、かつ転動体と接触する第1のローラとを備える。第1のローラは第1の方向に回転可能である。第1のローラは第1の方向の回転軸がトリポート軸に対して角度をなすように第1の方向と異なる第2の方向に回動可能である。
【0007】
このように構成されたトリポート型等速ジョイント部品では、第1のローラは第1の方向に回転可能であり、かつ第1の方向と異なる第2の方向にも回動可能である。その結果、第1のローラが相手部材に対してさまざまな方向に回転および回動することが可能であり、動きがスムーズなトリポート型等速ジョイント部品を得ることができる。
【0008】
また好ましくは、トリポート型等速ジョイント部品は、トリポート軸に取付けられてトリポート軸の延びる方向に沿って移動可能な第2のローラをさらに備える。第2のローラの外周面には転動体を案内するための溝が形成されている。この場合、第2のローラはトリポート軸の延びる方向に沿って移動可能であるため、トリポート軸の延びる方向に沿って、この第2のローラに取付けられた第1のローラが移動することができる。その結果、第1のローラがさまざまな方向に移動することができる。また、第2のローラの外表面には転動体を案内するための溝が形成されているため、転動体は第2のローラの外表面に沿って移動することが可能となる。
【0009】
この発明に従ったトリポート型等速ジョイントは、上述のいずれかのトリポート型等速ジョイント部品と、第1のローラを受入れる溝を有する外側ジョイント部品とを備える。この場合、外側ジョイント部品に対してトリポート型等速ジョイント部品がさまざまな方向に移動することができ、スムーズな動作が可能なトリポート型等速ジョイントを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では、同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
【0011】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイントの一部断面を含む側面図である。図2および図3は、図1で示すトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。図1および図2を参照して、この発明の実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント100を構成するトリポート型等速ジョイント部品90は、回転軸30と、回転軸30に取付けられ、回転軸30の延びる方向と異なる方向に延びるトリポート軸50と、トリポート軸50に転動体であるボール53を介在させて取付けられ、かつボール53に接触する第1のローラとしてのアウターローラ40とを備える。アウターローラ40は第1の方向である矢印R3で示す方向に回転可能である。アウターローラ40は、矢印R3で示す方向の回転の回転軸がトリポート軸50に対して角度をなすように、第1の方向と異なる矢印R4で示す第2の方向に回動可能である。
【0012】
トリポート型等速ジョイント部品90は、トリポート軸50に取付けられてトリポート軸50の延びる方向に沿って移動可能な第2のローラとしてのインナーローラ51をさらに備える。インナーローラ51の外表面には、ボール53を案内するための溝52が形成されている。
【0013】
トリポート型等速ジョイント100は、上述のトリポート型等速ジョイント部品90と、アウターローラ40を受入れる溝21を有する外側ジョイント部品としてのアウターレース20とを備える。
【0014】
回転軸30は一方向に延びて、自動車の車輪またはディファレンシャルギアなどの駆動系に接続されている。回転軸30の端部には、3本のトリポート軸50が設けられている。なお、図1で示す断面では、トリポート軸50は1本しか図示されていない。3本のトリポート軸50の各々は回転軸30と直交する方向に延び、互いに120°の角度をなすように配置される。トリポート軸50の一方端が回転軸30に接続され、他方端には図2で示すようにインナーローラ51が接続されている。アウターローラ40は、図2の2点鎖線で示す位置まで首振り運動をすることが可能である。
【0015】
図3で示すように、インナーローラ51は矢印51aで示す方向にスライド可能であり、2点鎖線で示す位置まで移動することが可能である。インナーローラ51の外表面には、互いに平行に延びる3本の溝52が形成されている。なお、溝52の数は図で示される本数に制限されるものではなく、さらに少なくてもよく、さらに多くてもよい。溝52は複数のボール53を受入れている。ボール53は溝52に沿ってインナーローラ51の外周表面上を移動することが可能である。溝52はインナーローラ51の外表面を取囲むように構成されているため、ボール53はインナーローラ51の外表面全体を周回することが可能である。
【0016】
アウターローラ40の内周面には、複数本の溝41が形成されている。複数本の溝41はそれぞれが円弧状であり、その円弧の中心はトリポート軸50上に存在する。それぞれの円弧の中心は同一点であり、溝41はアウターローラ40の内周全体に形成されている。溝41はアウターローラ40の内周面の上端から下端まで形成されており、この溝41内をボール53が移動可能である。すなわち、ボール53は、溝52上を移動可能であり、かつ溝41上を移動可能である。
【0017】
トリポート型等速ジョイント部品90は、トリポート軸50の軸方向に摺動可能に挿入され、外周部に少なくとも1つ以上の円環状の溝52が形成されたインナーローラ51と、インナーローラ51の外側に設けられ、内外形状を球面形状としたアウターローラ40とを備える。アウターローラ40の内径面には、アウターローラ40の軸方向に少なくとも1つ以上の溝41が形成されている。溝41と溝52とを、転動可能なボール53で支持している。
【0018】
図4は、トリポート軸に対して傾斜したアウターローラを説明するために示すアウターローラの一部断面を含む側面図である。図4を参照して、ボール53は溝52および溝41上を移動可能であるため、アウターローラ40はトリポート軸50に対して傾斜することが可能である。この場合、ボール53の並ぶ方向はトリポート軸50の延びる方向に対して傾斜する。すなわち、アウターローラ40がトリポート軸50に対して首振り可能に設けられており、その首振り運動の際にはボール53が運動の方向へ移動する。図1を参照して、アウターローラ40は、トリポート型等速ジョイント100が1回転する間に矢印R1で示す方向と矢印R2で示す方向に往復運動する。この際には、溝21とアウターローラ40との間に抵抗が発生するが、アウターローラ40が首振り運動することにより、この抵抗を低下させることが可能となる。このトリポート型等速ジョイント100では、アウターローラ40はトリポート軸50に対して、3次元的に、すなわち矢印R3で示す方向、矢印R4で示す方向および矢印51aで示す方向に移動することが可能となる。
【0019】
図5は、アウターローラと溝との接触面を説明するために示すアウターローラの一部断面を含む側面図である。図6は、ボールの位置決め機構を説明するために示す側面図である。図7は面圧が高い領域を説明するために示すグラフである。図5から図7を参照して、楕円60で囲まれる領域がアウターローラ40と溝21との接触面である。この部分に面圧が加わる。この実施の形態では、アウターローラ40と溝21との接触面である楕円60の長軸方向に複数のボール53が配列されている。これにより、荷重を負担するボール53の数を増やし、ボール53の1個当りの荷重を低減し、最大面圧を低減している。これにより、ボール53および溝41および52の耐摩耗性を向上している。
【0020】
図6を参照して、ボール53の位置はインナーローラの溝52とアウターローラの内側の溝41の交差する点である。そのため2つの溝41および52の交差する点を決定すればボール53の配置が決定する。
【0021】
図7を参照して、楕円60内において、領域61は面圧が非常に高い領域である。この領域に多くのボールを配置することで、ボール1個当りの面圧を低減し、最大面圧を低減することができる。なお、図7のX軸はアウターローラ40の回転方向と平行であり、Y軸はアウターローラ40の回転軸と垂直方向に位置する。
【0022】
このように構成された、この発明の実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント部品およびそれを用いたトリポート型等速ジョイントでは、アウターローラ40がさまざまな方向に運動することが可能であり、図2で示す首振り運動の方向の際には、ボール53が回転する。これにより、アウターローラ40がスムーズに移動することが可能となる。
【0023】
つまり、アウターローラ40が首振り運動をするため、アウターローラ40がスピンモーメントを吸収でき、振動の発生を抑制することができる。
【0024】
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2に従ったトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。図8を参照して、この発明の実施の形態2に従ったトリポート型等速ジョイント部品90では、ボール53が1個だけ設けられており、アウターローラ40の内周面に溝が設けられていない点で、実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント部品90と異なる。溝52の数が1本であるため、実施の形態2に従ったトリポート型等速ジョイント部品90では、溝52の幅が大きく、これに伴いボール53の寸法も大きくなる。アウターローラ40の内周面に溝が形成されていないために、ボール53はアウターローラ40の内周面のさまざまな位置と接触することが可能となる。
【0025】
このように構成された、この発明の実施の形態2に従ったトリポート型等速ジョイント部品90でも、実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント部品90と同様の効果がある。
【0026】
(実施の形態3)
図9は、この発明の実施の形態3に従ったトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。図9を参照して、この発明の実施の形態3に従ったトリポート型等速ジョイント部品90では、アウターローラ40の内周面に溝41が設けられている点で、実施の形態2に従ったトリポート型等速ジョイント部品90と異なる。チューリップローラとしてのアウターローラ40の内周面には溝41が形成されるが、ボール53の数が1つであり、1つのボール53が実施の形態1のボール53に比べて大きいため溝41の幅も大きくなる。そのため、アウターローラ40の内周面に形成される溝41の本数は実施の形態1(図2参照)よりも少なくなる。
【0027】
このように構成された、この発明の実施の形態3に従ったトリポート型等速ジョイント部品90でも、実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント部品90と同様の効果がある。
【0028】
(実施の形態4)
図10は、この発明の実施の形態4に従ったトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。図10を参照して、この発明の実施の形態4に従ったトリポート型等速ジョイント部品90では、アウターローラ40の内周面に溝が設けられていない点で、実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント部品と異なる。このように構成された、この発明の実施の形態4に従ったトリポート型等速ジョイント部品90でも、実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイント部品90と同様の効果がある。
【0029】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0030】
【発明の効果】
この発明に従えば、アウターローラがスムーズに移動することが可能なトリポート型等速ジョイント部品およびそれを用いたトリポート型等速ジョイントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に従ったトリポート型等速ジョイントの一部断面を含む側面図である。
【図2】図1で示すトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。
【図3】図1で示すトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。
【図4】トリポート軸に対して傾斜したアウターローラを説明するために示すアウターローラの一部断面を含む側面図である。
【図5】アウターローラと溝との接触面を説明するために示すアウターローラの一部断面を含む側面図である。
【図6】ボールの位置決め機構を説明するために示す側面図である。
【図7】面圧が高い領域を説明するために示すグラフである。
【図8】この発明の実施の形態2に従ったトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。
【図9】この発明の実施の形態3に従ったトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。
【図10】この発明の実施の形態4に従ったトリポート型等速ジョイント部品の一部断面を含む側面図である。
【符号の説明】
10,30 回転軸、20 アウターレース、21 溝、40 アウターローラ、41,52 溝、50 トリポート軸、51 インナーローラ、53 ボール、90 トリポート型等速ジョイント部品、100 トリポート型等速ジョイント。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a tripod constant velocity joint part and a tripod constant velocity joint, and more particularly to a tripod constant velocity joint part and a tripod constant velocity joint used in a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Generally, a tripod type constant velocity joint is used for a power transmission system for transmitting rotation of an engine to drive wheels. This tripod type constant velocity joint is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-346088 (see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-346088 A
[Problems to be solved by the invention]
The conventional tripod constant velocity joint has a problem that when the roller rotates in a certain direction, a spin resistance is generated between the outer joint part and the roller. In other words, when the tripod-type constant velocity joint rotates in an inclined manner, the roller is in an inclined state, so that a spin moment is generated to cause a slip state, and there is a problem that a vibration is generated in the joint portion.
[0005]
Therefore, the present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a tripod constant velocity joint part and a tripod constant velocity joint that reduce the resistance between the roller and the outer joint part. The purpose is to:
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A tripod-type constant velocity joint part according to the present invention includes a rotating shaft, a tripod shaft attached to the rotating shaft and extending in a direction different from the direction in which the rotating shaft extends, and a tripod shaft attached with a rolling element interposed therebetween, and A first roller for contacting the rolling element. The first roller is rotatable in a first direction. The first roller is rotatable in a second direction different from the first direction such that the rotation axis in the first direction is at an angle to the tripod axis.
[0007]
In the tripod-type constant velocity joint component configured as described above, the first roller is rotatable in the first direction, and is also rotatable in a second direction different from the first direction. As a result, the first roller can rotate and rotate in various directions with respect to the mating member, and a tripod-type constant velocity joint component that moves smoothly can be obtained.
[0008]
Also preferably, the tripod constant velocity joint component further includes a second roller attached to the tripod shaft and movable along a direction in which the tripod shaft extends. A groove for guiding the rolling element is formed on the outer peripheral surface of the second roller. In this case, since the second roller is movable along the direction in which the trip axis extends, the first roller attached to the second roller can move along the direction in which the trip axis extends. . As a result, the first roller can move in various directions. Further, since a groove for guiding the rolling element is formed on the outer surface of the second roller, the rolling element can move along the outer surface of the second roller.
[0009]
A tripod constant velocity joint according to the present invention includes any of the above-described tripod constant velocity joint parts, and an outer joint part having a groove for receiving the first roller. In this case, the tripod-type constant velocity joint part can move in various directions with respect to the outer joint part, and a tripod-type constant velocity joint capable of performing a smooth operation can be provided.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, the same or corresponding portions are denoted by the same reference characters, and description thereof will not be repeated.
[0011]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a side view including a partial cross section of a tripod constant velocity joint according to Embodiment 1 of the present invention. 2 and 3 are side views including a partial cross section of the tripod type constant velocity joint part shown in FIG. Referring to FIGS. 1 and 2, a tripod-type constant velocity joint component 90 constituting a tripod-type constant velocity joint 100 according to the first embodiment of the present invention is attached to rotation axis 30 and rotation axis 30. A tripod shaft 50 extending in a direction different from the direction in which the rotating shaft 30 extends, and an outer roller 40 as a first roller that is attached to the tripod shaft 50 with a ball 53 as a rolling element interposed therebetween and contacts the ball 53. Prepare. The outer roller 40 is rotatable in a direction indicated by an arrow R3 which is a first direction. The outer roller 40 is rotatable in a second direction indicated by an arrow R4 different from the first direction such that a rotation axis of rotation in a direction indicated by an arrow R3 forms an angle with respect to the trip shaft 50.
[0012]
The tripod constant velocity joint component 90 further includes an inner roller 51 as a second roller attached to the tripod shaft 50 and movable along a direction in which the tripod shaft 50 extends. A groove 52 for guiding a ball 53 is formed on the outer surface of the inner roller 51.
[0013]
The tripod constant velocity joint 100 includes the above-described tripod constant velocity joint part 90 and the outer race 20 as an outer joint part having the groove 21 for receiving the outer roller 40.
[0014]
The rotating shaft 30 extends in one direction and is connected to a driving system such as a vehicle wheel or a differential gear. At the end of the rotating shaft 30, three tripod shafts 50 are provided. In the cross section shown in FIG. 1, only one tripod shaft 50 is shown. Each of the three tripod shafts 50 extends in a direction orthogonal to the rotation shaft 30 and is arranged so as to form an angle of 120 ° with each other. One end of the tripod shaft 50 is connected to the rotating shaft 30, and the other end is connected to an inner roller 51 as shown in FIG. The outer roller 40 can swing to the position shown by the two-dot chain line in FIG.
[0015]
As shown in FIG. 3, the inner roller 51 is slidable in a direction indicated by an arrow 51a and can move to a position indicated by a two-dot chain line. On the outer surface of the inner roller 51, three grooves 52 extending parallel to each other are formed. Note that the number of grooves 52 is not limited to the number shown in the drawing, and may be smaller or larger. The groove 52 receives a plurality of balls 53. The ball 53 can move on the outer peripheral surface of the inner roller 51 along the groove 52. Since the groove 52 is configured to surround the outer surface of the inner roller 51, the ball 53 can go around the entire outer surface of the inner roller 51.
[0016]
A plurality of grooves 41 are formed on the inner peripheral surface of the outer roller 40. Each of the plurality of grooves 41 has an arc shape, and the center of the arc exists on the trip shaft 50. The center of each arc is the same point, and the groove 41 is formed on the entire inner periphery of the outer roller 40. The groove 41 is formed from the upper end to the lower end of the inner peripheral surface of the outer roller 40, and the ball 53 can move in the groove 41. That is, the ball 53 can move on the groove 52 and can move on the groove 41.
[0017]
The tripod type constant velocity joint component 90 is inserted slidably in the axial direction of the tripod shaft 50, and has an inner roller 51 having at least one or more annular grooves 52 formed on an outer peripheral portion thereof, and an outer side of the inner roller 51. And an outer roller 40 having a spherical inner and outer shape. At least one groove 41 is formed in the inner diameter surface of the outer roller 40 in the axial direction of the outer roller 40. The grooves 41 and 52 are supported by rolling balls 53.
[0018]
FIG. 4 is a side view including a partial cross section of the outer roller shown for describing the outer roller inclined with respect to the tripod axis. Referring to FIG. 4, since ball 53 is movable on groove 52 and groove 41, outer roller 40 can be inclined with respect to trip shaft 50. In this case, the direction in which the balls 53 are arranged is inclined with respect to the direction in which the tripod shaft 50 extends. That is, the outer roller 40 is provided so as to be swingable with respect to the tripod shaft 50, and the ball 53 moves in the direction of the movement during the swinging movement. Referring to FIG. 1, outer roller 40 reciprocates in a direction indicated by arrow R1 and a direction indicated by arrow R2 while tripod constant velocity joint 100 makes one rotation. At this time, a resistance is generated between the groove 21 and the outer roller 40, but the resistance can be reduced by swinging the outer roller 40. In the tripod constant velocity joint 100, the outer roller 40 can move three-dimensionally with respect to the tripod shaft 50, that is, in the direction indicated by the arrow R3, the direction indicated by the arrow R4, and the direction indicated by the arrow 51a. Become.
[0019]
FIG. 5 is a side view including a partial cross section of the outer roller for illustrating a contact surface between the outer roller and the groove. FIG. 6 is a side view for explaining a ball positioning mechanism. FIG. 7 is a graph illustrating a region where the surface pressure is high. Referring to FIGS. 5 to 7, a region surrounded by ellipse 60 is a contact surface between outer roller 40 and groove 21. Surface pressure is applied to this part. In this embodiment, a plurality of balls 53 are arranged in the major axis direction of the ellipse 60, which is the contact surface between the outer roller 40 and the groove 21. As a result, the number of balls 53 that bear the load is increased, the load per ball 53 is reduced, and the maximum surface pressure is reduced. Thereby, the wear resistance of the ball 53 and the grooves 41 and 52 is improved.
[0020]
Referring to FIG. 6, the position of ball 53 is a point where groove 52 of the inner roller intersects groove 41 inside the outer roller. Therefore, if the intersection of the two grooves 41 and 52 is determined, the arrangement of the ball 53 is determined.
[0021]
Referring to FIG. 7, in ellipse 60, region 61 is a region where the surface pressure is extremely high. By arranging many balls in this area, the surface pressure per ball can be reduced, and the maximum surface pressure can be reduced. Note that the X axis in FIG. 7 is parallel to the rotation direction of the outer roller 40, and the Y axis is located in a direction perpendicular to the rotation axis of the outer roller 40.
[0022]
In the thus configured tripod constant velocity joint component and the tripod constant velocity joint using the same according to the first embodiment of the present invention, outer roller 40 can move in various directions. In the direction of the swing motion shown in FIG. 2, the ball 53 rotates. Thereby, the outer roller 40 can move smoothly.
[0023]
That is, since the outer roller 40 makes a swing motion, the outer roller 40 can absorb the spin moment and can suppress the generation of vibration.
[0024]
(Embodiment 2)
FIG. 8 is a side view including a partial cross section of a tripod-type constant velocity joint part according to Embodiment 2 of the present invention. Referring to FIG. 8, in tripod-type constant velocity joint component 90 according to the second embodiment of the present invention, only one ball 53 is provided, and a groove is provided on the inner peripheral surface of outer roller 40. This is different from the tripod-type constant velocity joint component 90 according to the first embodiment in that there is no point. Since the number of the grooves 52 is one, in the tripod-type constant velocity joint component 90 according to the second embodiment, the width of the grooves 52 is large, and accordingly, the size of the ball 53 is also large. Since no groove is formed on the inner peripheral surface of the outer roller 40, the ball 53 can come into contact with various positions on the inner peripheral surface of the outer roller 40.
[0025]
The tripod-type constant velocity joint component 90 according to the second embodiment of the present invention thus configured has the same effect as the tripod constant velocity joint component 90 according to the first embodiment.
[0026]
(Embodiment 3)
FIG. 9 is a side view including a partial cross section of a tripod-type constant velocity joint component according to Embodiment 3 of the present invention. Referring to FIG. 9, a tripod constant velocity joint component 90 according to a third embodiment of the present invention is similar to the second embodiment in that a groove 41 is provided on the inner peripheral surface of outer roller 40. This is different from the tripod type constant velocity joint part 90. Although a groove 41 is formed on the inner peripheral surface of the outer roller 40 as a tulip roller, the number of the balls 53 is one, and since one ball 53 is larger than the ball 53 of the first embodiment, the groove 41 is formed. Also increases in width. Therefore, the number of grooves 41 formed on the inner peripheral surface of outer roller 40 is smaller than that in the first embodiment (see FIG. 2).
[0027]
The tripod-type constant velocity joint component 90 according to the third embodiment of the present invention thus configured has the same effect as the tripod-type constant velocity joint component 90 according to the first embodiment.
[0028]
(Embodiment 4)
FIG. 10 is a side view including a partial cross section of a tripod-type constant velocity joint component according to Embodiment 4 of the present invention. Referring to FIG. 10, tripod constant velocity joint component 90 according to the fourth embodiment of the present invention conforms to the first embodiment in that no groove is provided on the inner peripheral surface of outer roller 40. Different from tripod type constant velocity joint parts. The tripod-type constant velocity joint component 90 according to the fourth embodiment of the present invention thus configured has the same effects as the tripod-type constant velocity joint component 90 according to the first embodiment.
[0029]
The embodiments disclosed this time are to be considered in all respects as illustrative and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[0030]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a tripod constant velocity joint part capable of smoothly moving the outer roller and a tripod constant velocity joint using the same.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view including a partial cross section of a tripod constant velocity joint according to Embodiment 1 of the present invention.
FIG. 2 is a side view including a partial cross section of the tripod constant velocity joint part shown in FIG.
FIG. 3 is a side view including a partial cross section of the tripod constant velocity joint part shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a side view including a partial cross section of the outer roller shown for explaining the outer roller inclined with respect to the tripod axis.
FIG. 5 is a side view including a partial cross section of the outer roller for illustrating a contact surface between the outer roller and a groove.
FIG. 6 is a side view for explaining a ball positioning mechanism.
FIG. 7 is a graph illustrating a region where the surface pressure is high.
FIG. 8 is a side view including a partial cross section of a tripod-type constant velocity joint component according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side view including a partial cross section of a tripod-type constant velocity joint part according to Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 10 is a side view including a partial cross section of a tripod-type constant velocity joint component according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10, 30 rotating shafts, 20 outer races, 21 grooves, 40 outer rollers, 41, 52 grooves, 50 tripod shafts, 51 inner rollers, 53 balls, 90 tripod constant velocity joint parts, 100 tripod constant velocity joints.

Claims (3)

回転軸と、
前記回転軸に取付けられ、前記回転軸の延びる方向と異なる方向に延びるトリポート軸と、
前記トリポート軸に転動体を介在させて取付けられ、かつ前記転動体と接触する第1のローラとを備え、
前記第1のローラは第1の方向に回転可能であり、
前記第1のローラは前記第1の方向の回転軸が前記トリポート軸に対して角度をなすように、前記第1の方向と異なる第2の方向に回動可能である、トリポート型等速ジョイント部品。
A rotation axis,
A tripod shaft attached to the rotating shaft and extending in a direction different from a direction in which the rotating shaft extends;
A first roller that is attached to the tripod shaft with a rolling element interposed therebetween, and that contacts the rolling element;
The first roller is rotatable in a first direction;
A tripod constant velocity joint, wherein the first roller is rotatable in a second direction different from the first direction such that a rotation axis in the first direction is at an angle to the tripod axis. parts.
前記トリポート軸に取付けられて前記トリポート軸の延びる方向に沿って移動可能な第2のローラをさらに備え、
前記第2のローラの外周面には前記転動体を案内するための溝が形成されている、請求項1に記載のトリポート型等速ジョイント部品。
A second roller attached to the tripod shaft and movable along a direction in which the tripod shaft extends;
2. The tripod constant velocity joint part according to claim 1, wherein a groove for guiding the rolling element is formed on an outer peripheral surface of the second roller.
請求項1または2に記載のトリポート型等速ジョイント部品と、
前記第1のローラを受入れる溝を有する外側ジョイント部品とを備えた、トリポート型等速ジョイント。
A tripod-type constant velocity joint part according to claim 1 or 2,
An outer joint part having a groove for receiving the first roller.
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