JP2004353250A - 屋外階段及び屋外階段の構築方法 - Google Patents
屋外階段及び屋外階段の構築方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004353250A JP2004353250A JP2003151202A JP2003151202A JP2004353250A JP 2004353250 A JP2004353250 A JP 2004353250A JP 2003151202 A JP2003151202 A JP 2003151202A JP 2003151202 A JP2003151202 A JP 2003151202A JP 2004353250 A JP2004353250 A JP 2004353250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stair
- support
- support beam
- landing
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
【解決手段】2本の支柱2と、連結梁61と階段梁62と踊り場梁63からなる側梁6と、階段支持梁7と、階段パーツ8とからなる。2本の支柱2を立設し、側梁6の階段梁62の前後を2本の支柱2に取り付ける。階段支持梁7を側梁6の建物本体1の構造材に取り付ける。階段支持梁7に階段パーツ8を取り付ける。なお階段パーツ8は上側階段パーツ81と下側階段パーツ82からなる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は屋外階段及び屋外階段の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外階段としては、従来、種々なものが知られている。
一般的な屋外階段としては、特許文献1に記載されている階段と略同じ形式の階段が多い。
この屋外階段は、ささら桁、踏板、蹴込板等を組み立てた略一直線状の階段パーツと、水平規制片と垂直規制片とからなるL字形の第1受け材と、平坦でボルト挿通用の長孔を設けた第2受け部材とからなり、施工現場では、予め、建物本体の廊下等の階段取付部に階段受け桁を設け、更に、この階段受け桁の両側にそれぞれ支柱と短支柱を設けていて、支柱に第1受け材を取り付け、短支柱に第2受け部材を取り付け、この第1受け材と第2受け材に階段パーツのささら桁の上端部を取り付けるものである。
【0003】
また、特許文献2に記載されている屋外階段も知られている。
この特許文献2に記載されている屋外階段は、矩形状の4隅に立設された第1支柱、第2支柱、第3支柱、第4支柱からなる4本の支柱と、第1支柱の下端部と第2支柱の下端部とを連結する下端部階段支持梁と、第1支柱の上端部と第2支柱の上端部とを連結する上端部階段支持梁と、第3支柱の中央部と第4支柱の中央部とを連結する中央部階段支持梁と、第1支柱の中央部と第3支柱の中央部とを連結する第1階段梁と、第2支柱の中央部と第4支柱の中央部とを連結する第2階段梁と、この第1階段梁と第2階段梁が延長され、この延長された梁の先端を連結して構成されたコ字形の踊り場支持梁とからなる階段フレームを備えていて、この階段フレームの下端部階段支持梁と中央部階段支持梁に下側階段パーツを取り付け、中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に上側階段パーツを取り付け、踊り場支持梁に踊り場床を取り付けたものである。
【0004】
この屋外階段の支柱は取り付ける階の高さと略同じであって、2階以上にこの屋外階段を設置する場合には、下階の屋外階段の支柱の上に上階の屋外階段の支柱を接続するというように、積み重ねて使用する。
【0005】
【特許文献1】
実開平5−83144号公報
【特許文献2】
特開平6−212758号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載されている屋外階段では、重い階段パーツを支えながらささら桁の上端部を第1受け材と第2受け材に取り付ける作業が困難で、そのため、現場施工工数が多くなり、高価になる。又、高所での作業が多く、危険であるという問題がある。
また、この屋外階段は、1直線状の階段パーツを使用し、この階段パーツを支柱で支持しているので、支柱が通行の邪魔になって、支柱と階段の入口との間にある階段下の部分がデットスペースとなり、土地を有効利用し難い。
【0007】
一方、特許文献2に記載されている屋外階段は、階段フレームの4本の支柱によって自立しているので、重い階段パーツを支えながら取り付ける必要がないし、連結部に階段パーツの荷重がかからないので、この階段フレームと建物本体との接続構造も簡単な構造でよく屋外階段を構築し易い。
しかも、階段フレームは簡単な構造で製造し易いし、この階段フレームや下側階段パーツと上側階段パーツと踊り場床等を工場で製造し、これを施工現場で単に組み立てるだけで屋外階段とすることができ、極めて便利なものである。
【0008】
しかし、この屋外階段では、積み重ねたときに下階の上端部階段支持梁と、取り付ける階の下端部階段支持梁とが重なるので、この部分が2重になっていて不経済である。
また、第1支柱と第3支柱とを連結する第1階段梁と、第2支柱と第4支柱とを連結する第2階段梁とが階段の略中央を横切っていて、この第1階段梁や第2階段梁が昇降する人の目に入るので、昇降する人が外側を見るときの邪魔になるし、外側から見ると、この第1階段梁や第2階段梁や4本の支柱等多くの梁材が見えて階段の外観を壊して美麗でないという問題がある。
【0009】
そこで、この発明の目的は、重い階段パーツを支えながら取り付ける必要がなく構築し易く、階段下を有効利用し易いし、部材点数が少なく、しかも、階段梁が邪魔になったり外観を壊すことのない美麗な屋外階段と、この屋外階段の構築方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に記載の発明は、第1支柱と第2支柱からなる2本の支柱と、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁と、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁からなる階段支持梁と、下側階段パーツと上側階段パーツからなる階段パーツと、踊り場床とからなり、建物本体には、上階の廊下の屋外階段取付位置と反対側の梁を延長した階段取付梁が設けられ、2本の支柱が、建物本体から下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計と略等しい距離だけ隔てた位置に、略平行に立設され、側梁が、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続させた状態に、配置され、この側梁の階段梁と連結梁との境界近傍が第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍が第2支柱にそれぞれ取り付けられ、上端部階段支持梁が、側梁の連結梁と階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、中央部階段支持梁が、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、下側階段パーツが地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁とに架け渡されて取り付けられ、上側階段パーツが中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に架け渡されて取り付けられ、踊り場床が踊り場支持梁に取り付けられている屋外階段を特徴とするものである。
【0011】
本発明における地上とは地面や、この地面の上に設けられた基礎やたたき等の付属物等をいう。
この請求項1記載の発明に使用する第1支柱、第2支柱等の支柱や上端部階段支持梁や中央部階段支持梁等の階段支持梁や階段梁や踊り場支持梁等の梁は、機械的強度の大きな長尺体であればよく、材料、形状は適宜でよい。例えば、鉄骨等の金属製であってもよいし、木材等の木製でもよい。又、金属製の場合には、丸棒、角棒等の棒状体や、丸筒や角筒等の筒体であってもよいし、断面C字形長尺体のC形鋼や断面H字形長尺体のH形鋼等の異形材であってもよい。特に、H形鋼や筒体が材料の単位体積当たりの機械的強度が大きく好適である。
【0012】
また、請求項1記載の発明に使用する踊り場床は板状体であればよいが、屋外階段であるので、耐水性や耐候性に優れた板状体が好ましい。しかも、この上に人が載るので、機械的強度の大きな板状体が好ましい。かかる踊り場床としては、ALC板、鉄線入りセメント押し出し成形板等が好ましい。又、この板状体の下側や側縁部等に鉄板や枠組等を取り付けて補強してもよい。
【0013】
また、この請求項1記載の発明における建物本体の構造材とは、屋外階段の階段パーツ等の荷重がかかる上端部階段支持梁や中央部階段支持梁を取り付けても変形したり破壊しない程の大きな機械的強度を有する部材をいう。かかる構造材としては、柱、間柱等の縦方向の構造材や梁、まぐさ等の横方向の構造材等がある。
【0014】
この請求項1記載の発明では、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍が第1支柱に取り付けられ、上端部階段支持梁が、側梁の連結梁と階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられているというように、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍には第1支柱と上端部階段支持梁とが取り付けられていが、この取り付けられている位置は同じ場所でもよいし、異なった場所でもよい。同じ場所の場合には、第1支柱に側梁と上端部階段支持梁とを重ねて取り付ければよい。
【0015】
また、請求項1記載の発明では、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍が第2支柱に取り付けられ、中央部階段支持梁が、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられているというように、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍には第2支柱と中央部階段支持梁とが取り付けられていが、この取り付けられている位置は同じ場所でもよいし、異なった場所でもよい。同じ場所の場合には、第2支柱に側梁と中央部階段支持梁とを重ねて取り付ければよい。
【0016】
また、請求項1記載の発明では、上端部階段支持梁が側梁と建物本体の構造材に取り付けられているが、この上端部階段支持梁が取り付けられる場所は、階段の上部であり、ここには、建物本体の床梁等の梁があるので、請求項2記載のように、この建物本体の構造材が建物本体の梁であることが好ましい。又、中央部階段支持梁が側梁と建物本体の構造材に取り付けられているが、この中央部階段支持梁が取り付けられる場所はその階の略中央部分になっていて、ここには梁がなく、柱があるので、請求項2記載の発明のように、この建物本体の構造材が建物本体の柱であることが好ましい。
【0017】
即ち、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記上端部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が梁であり、前記中央部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が柱である。
【0018】
また、この請求項1記載の発明の屋外階段では、踊り場支持梁に踊り場床が取り付けられているが、この踊り場床がはり場支持梁だけに取り付けられてもよいし、この場所には中央部階段支持梁があるので、踊り場支持梁と中央部階段支持梁とに取り付けられていてもよいが、請求項3記載の発明のように、この踊り場支持梁と中央部階段支持梁に踊り場支持補助梁を取り付けると、踊り場床を取り付け易くなるので好ましい。
【0019】
即ち、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記踊り場支持梁と中央部階段支持梁には、梁材をL字形に組み立てた踊り場支持補助梁が、L字形の両側の端部をそれぞれ踊り場支持梁と中央部階段支持梁とに連結した状態に、取り付けられているものである。
【0020】
請求項4記載の発明は、建物本体の上階の廊下にある屋外階段取付位置と反対側の梁を延長して階段取付梁とし、2本の支柱を、建物本体から略下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計の距離だけ隔てた位置に、略平行に立設し、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している上側階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁を、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続した状態に配置して、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍を第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍を第2支柱にそれぞれ取り付け、上端部階段支持梁を、側梁の連結梁と上側階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、中央部階段支持梁を、上側階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、下側階段パーツを地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁の一方の側に架け渡して取り付け、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁の他方の側に架け渡して取り付け、踊り場床を踊り場支持梁に取り付け、廊下の階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とで囲まれた空間に床面材を取り付けて上階の廊下の延長部分とする屋外階段の構築方法を特徴とするものである。
【0021】
(作用)
請求項1記載の発明では、第1支柱と第2支柱からなる2本の支柱と、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁と、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁からなる階段支持梁と、下側階段パーツと上側階段パーツからなる階段パーツと、踊り場床とからなるので、特許文献2記載の屋外階段と比較すると、第3支柱と第4支柱の2本の支柱や下端部階段支持梁がないし、階段梁が2個でなく1個であるし、連結梁と階段梁と踊り場支持梁が連結されて側梁となっているというように、部品点数が少ない。
【0022】
また、建物本体には、上階の廊下の屋外階段取付位置と反対側の梁を延長した階段取付梁が設けられ、側梁が、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続させた状態に、配置されているので、この階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とを3辺とする矩形状の空間に床面材を取り付けると、上階の廊下の延長部分となり、この廊下の延長部分を階段を昇降する上階の階段前の広場とすることができる。
【0023】
また、2本の支柱が、建物本体から下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計と略等しい距離だけ隔てた位置に、略平行に立設され、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍が第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍が第2支柱にそれぞれ取り付けられているので、側梁の階段梁の両側近傍が第1支柱と第2支柱に取り付けられている。即ち、この階段梁の外側にある連結梁と踊り場支持梁の先端部には支柱が存在しない。
従って、この連結梁と踊り場支持梁の下方の空間を人が通過することができ、屋外階段の連結梁や踊り場支持梁の下を有効利用することができる。
【0024】
また、上端部階段支持梁が、側梁の連結梁と階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、中央部階段支持梁が、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられているので、この上端部階段支持梁と中央部階段支持梁は、第1支柱と第2支柱で支持されている側梁と建物本体の構造材とに強固に取り付けられる。
【0025】
また、下側階段パーツが地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁とに架け渡されて取り付けられ、上側階段パーツが中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に架け渡されて取り付けられ、踊り場床が踊り場支持梁に取り付けられているので、屋外階段は、地上または床から下側階段パーツを昇って踊り場床に達し、この踊り場床の上で回転して反対方向に向き、踊り場床から上側階段パーツを昇って上階に行くことができるし、床から上側階段パーツを降りて踊り場床に達し、この踊り場床で回転して反対方向に向き、踊り場床から下側階段パーツを降りて下階に行くことができる。
【0026】
この際、この上側階段パーツや下側階段パーツは第1支柱と第2支柱で支持されている側梁と建物本体の構造材とに取り付けられている上端部階段支持梁や中央部階段支持梁に架け渡されているので、この上側階段パーツや下側階段パーツの上を安心して昇降することができる。
【0027】
そして、屋外階段を構築する際には、階段パーツが下側階段パーツと上側パーツとに別れているので、特許文献1に記載されている1個の直線状の階段パーツより軽く、しかも、この下側階段パーツを基礎、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁とに載置して取り付けたり、上側階段パーツを中央階段支持梁と上端部階段支持梁とに載置して取り付ければよい。このように載置した状態で取り付ければよいので、重い階段パーツを支えながら取り付ける必要がなく、構築し易い。
【0028】
また、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この上側階段パーツは、階段梁に沿って取り付けられるし、下側階段パーツを地上、廊下、下階の上間部階段支持梁と中央部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この下側階段パーツの横には階段梁がない。
従って、外側から見ると、この上側階段パーツと階段梁とが重なっていてどちらか一方のみが見えるだけであって、屋外階段を昇降する人が外側を見るときに階段梁が邪魔にならない。
【0029】
しかも、外側から見た骨格としては、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁に差し渡された1本の側梁と2本の支柱があるだけである。従って、全体がスッキリとした形状になり、美麗である。
【0030】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明に係り、前記上端部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が梁であり、前記中央部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が柱であるので、上端部階段支持梁や中央部支持梁を建物本体の構造材に取り付け易い。
【0031】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明に係り、前記踊り場支持梁と中央部階段支持梁には、梁材をL字形に組み立てた踊り場支持補助梁が、L字形の両側の端部をそれぞれ踊り場支持梁と中央部階段支持梁とに連結した状態に、取り付けられているので、踊り場支持梁と中央部階段支持梁と踊り場支持補助梁とからなる矩形状の梁の上に踊り場床を載置するだけで、簡単に、且つ、強固に取り付けることができ、便利である。
【0032】
そして、この踊り場支持梁は階段梁の延長した方向にあるので、この踊り場支持梁に取り付けられた踊り場床は、下側階段パーツを昇った人が、その進行方向にある踊り場床の上に立ち易いし、上側階段パーツを降りた人が、その進行方向にある踊り場床の上に立ち易い。
【0033】
請求項4記載の発明では、建物本体の上階の廊下にある屋外階段取付位置と反対側の梁を延長して階段取付梁とし、2本の支柱を、建物本体から略下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計の距離だけ隔てた位置に、略平行に立設し、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している上側階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁を、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続した状態に配置して、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍を第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍を第2支柱にそれぞれ取り付け、上端部階段支持梁を、側梁の連結梁と上側階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、中央部階段支持梁を、上側階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、下側階段パーツを地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁の一方の側に架け渡して取り付け、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁の他方の側に架け渡して取り付け、踊り場床を踊り場支持梁に取り付け、廊下の階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とで囲まれた空間に床面材を取り付けて上階の廊下の延長部分とする屋外階段の構築方法を特徴とするので、この屋外階段の構築方法で構築した屋外階段は、請求項1記載の屋外階段となる。
【0034】
即ち、階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とを3辺とする矩形状の空間に床面材が取り付けられた上階の廊下の延長部分は、階段を昇降する階段前の広場となり、ここに人が立ち易く、地上または廊下から下側階段パーツを昇って踊り場床に達し、この踊り場床の上で回転して反対方向に向き、踊り場床から上側階段パーツを昇って上階の廊下の延長部分に行くことができるし、廊下の延長部分から上側階段パーツを降りて踊り場床に達し、この踊り場床で回転して反対方向に向き、踊り場床から下側階段パーツを降りて下階に行くことができる屋外階段となる。
【0035】
そして、請求項1記載の発明の作用の項に記載されているように、特許文献2記載の屋外階段と比較すると、2本の支柱、下端部階段支持梁がないし、階段梁が2個でなく1個であるし、連結梁と階段梁と踊り場支持梁が連結された側梁となっているというように、部品点数が少なく、それだけ安価に構築できる。
また、側梁の階段梁の両側に第1支柱と第2支柱が取り付けられていて、階段梁の両側にある連結梁と踊り場支持梁の先端部には支柱が存在せず、この連結梁と踊り場支持梁の下方の空間を人が通過することができ、屋外階段の連結梁や踊り場支持梁の下を有効利用することができる。
【0036】
また、この上端部階段支持梁と中央部階段支持梁は第1支柱と第2支柱で支持されている側梁と建物本体の構造材に強固に取り付けられていて、下側階段パーツが地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかとこの強固に取り付けられている中央部階段支持梁とに取り付けられ、上側階段パーツがこの強固に取り付けられている中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に架け渡されているので、安心してこの下側階段パーツと上側階段パーツの上を昇降することができる。
【0037】
そして、屋外階段を構築する際には、階段パーツが下側階段パーツと上側パーツとに別れているので、特許文献1に記載されている1個の直線状の階段パーツより軽いし、しかも、この下側階段パーツを基礎または廊下と中央部階段支持梁とに載置して取り付けたり、上側階段パーツを中央階段支持梁と上端部階段支持梁とに載置し取り付けることができる。従って、重い階段パーツを支えながら取り付ける必要がなく、構築し易い。
また、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この上側階段パーツは、階段梁に沿って取り付けられるし、下側階段パーツを地上または廊下と中央部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この下側階段パーツの横には階段梁がない。
【0038】
従って、外側から見ると、この上側階段パーツと階段梁とが重なっていてどちらか一方のみが見えるだけであって、屋外階段を昇降する人が外側を見るときに階段梁が邪魔にならない。
しかも、外側から見た骨格としては、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁に差し渡された1本の側梁と2本の支柱があるだけである。従って、全体がスッキリとした形状になり、美麗である。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例で説明する。
図1〜図8は本発明の一実施例を示すもので、図1は建物本体の骨格の一部を示す斜視図、図2は梁と柱とを接続している状態を示す斜視図、図3は屋外階段を組み立てている状態を示す斜視図、図4は建物本体の2階に屋外階段を取り付けた状態を示す側面図、図5は図4のA−A線における断面図、図6は下側階段パーツを示す縦断面図、図7は上側階段パーツを示す縦断面図、図8(イ)は表面を上にした状態の踊り場床を示す斜視図、(ロ)と裏面を上にした状態を示す斜視図である。
【0040】
図1〜図8において、Hは3階建ての建物であり、この建物Hは、建物本体1に屋外階段4が取り付けられたものである。
建物本体1の骨格は、図1に示すように、基礎99の上に設けられた1階の鋼製の断面H形長尺体の梁2と、この梁2の所々に立設された1階の鋼製の柱3と、この柱3の上端面に架け渡された2階の鋼製の断面H形長尺体の梁2と、この梁2の所々に立設された2階の鋼製の柱3と、この柱3の上に架け渡された3階の鋼製の断面H形長尺体の梁2と、この梁2の所々に立設された3階の鋼製の柱3と、この柱3の上に架け渡された屋根を構成する鋼製の断面H形長尺体の梁2とからなる。
【0041】
尚、柱3には、鋼製の断面H形長尺体の柱3−1と鋼製の4角筒体の柱3−2の2種類ある。
この梁2と柱3−1の接続構造を図2を参照しながら説明する。
梁2の上側フランジ21や下側フランジ21にはそれぞれ、柱3−1を取り付ける位置に、中央のウエッブ22を挟んで2個ずつ合計4個の通孔23が設けられている。
【0042】
また、柱3−1の上端部および下端部のウエッブ32には、2個の鋼製のL字形短尺の補強片35が、一方の片351と他方の片352を向かい合わせるようにして、設けられ、柱3−1のフランジ31とウエッブ32と一方の片351や他方の辺352とで囲まれている空間の端部には、連結板36が取り付けられている。
【0043】
このようにして、柱3−1の上端部及び下端部には、ウエッブ32の両側に2個ずつ、合計4個の補強板35と連結板36が設けられている。尚、この連結板36には通孔361が設けられている。
そして、図2に示すように、梁2の上に柱3−1が立設され、梁2の通孔23と連結板36の通孔361とに通された図示しないボルトとナットとで柱3−1の下端部が連結され、この柱3−1の上に梁2が載置し、梁2の通孔23と連結板36の通孔361とに通されたボルトとナットとで柱3−1の上端部が連結されている。
【0044】
建物本体1は、上記骨格に外壁面材や内壁面材や天井面材や間仕切り壁や屋根が等が取り付けられたものである。
4は屋外階段であり、この屋外階段4は、図3〜図5に示すように、支柱5と、側梁6と、上端部階段支持梁71と中央部階段支持梁72からなる階段支持梁7と、下側階段パーツ81と上側階段パーツ82からなる階段パーツ8と、踊り場床9と、踊り場支持補助梁95とからなる。
【0045】
支柱5は、第1支柱51と第2支柱52からなる。
この第1支柱51と第2支柱52は、地上から2階の屋外階段4を取り付ける位置までの距離と略等しい長さの鋼製の4角筒状の長尺体である。
側梁6は、略水平な連結梁61と斜め下方向に傾斜している階段梁62と略水平な踊り場支持梁63とがこの順に略一平面状に連結され鋼製の四角筒状の長尺体でる。
【0046】
階段支持梁7は、上端部階段支持梁71と中央部階段支持梁72とからなり、この両者は、下側階段パーツ81の幅と上側階段パーツ82の幅の合計と略等しい長さの鋼製の角筒体であって、上端部階段支持梁71は第1支柱51と建物本体1の構造材である梁2とを連結するものであり、中央部階段支持梁72は第2支柱52と建物本体1の構造材である柱3−2とを連結するものである。
【0047】
即ち、上端部階段支持梁71の両端部には、図3に示すように、連結板75が設けられていて、この一方の連結板75に1個の通孔76が設けられている。また、第1柱51に2個の通孔53が、又、側梁6の連結梁61と階段梁62の境界近傍に設けられた2個の通孔68が、それぞれ設けられていて、連結板75の通孔76と、連結梁61の通孔68と、第1支柱51の通孔53が合わされ、この通孔76、通孔68、通孔53に通されたボルト79−1と図示しないナットで、第1支柱51に側梁6と上端部階段支持梁71とが取り付けられている。
【0048】
また、この上端部階段支持梁71の反対側の端部には、2個の通孔77が設けられ、梁2には、補強板25が設けられ、この補強板25には、2個の通孔26が設けられている。又、連結板73には、4個の通孔78が設けられている。
そして、上端部階段支持梁71が梁2に当接され、この接合部に連結板73が差し渡され、2個の通孔77と連結板73の2個の通孔78が合わされ、この通孔77と連結板73の通孔78に通されたボルト79−2と図示しないナットとで上端部階段支持梁7と連結板73とが連結され、連結板73の残りの2個の通孔78と梁2の補強板25の2個の通孔26が合わされ、この通孔78と通孔26に通されたボルト79−3と図示しないナットで、連結板73が梁2に取り付けられている。このようにして、上端部階段支持梁71は第1支柱51と梁2とに差し渡されて取り付けられている。
【0049】
また、中央部階段支持梁72の一端と、側梁6の階段梁62と踊り場支持梁63との境界近傍が、同様な方法で、第2支柱52に取り付けられている。
また、中央部階段支持梁72の他端部には図示しない通孔が設けられ、柱3−2には連結板39が取り付けられ、この連結板38には通孔39が設けられている。
【0050】
そして、中央部階段支持梁72が柱3−2に当接され、柱3−2の連結板38の通孔39と中央部階段支持梁72の図示しない通孔が合わされ、この通孔391と図示しない通孔に通された図示しないボルトとナットで中央部階段支持梁72が柱3−2に取り付けられている。
【0051】
階段パーツ8の下側階段パーツ81は、図6に示すように、両側の略平行なささら桁811と、この両側のささら桁811に差し渡された踏板812と蹴込板813と、ささら桁811の上端に設けられた上側連結板814と、下端に設けられた下側連結板816とからなり、上側連結板814には、4個の通孔815が設けられ、下側連結板816には、4個の通孔817が設けられている。
【0052】
階段パーツ8の上側階段パーツ82は、図7に示すように、下側階段パーツ81と同様に、両側の略平行なささら桁821と、この両側のささら桁821に差し渡された踏板822と蹴込板823と、ささら桁の上端に設けられた上側連結板824と、下端に設けられた下側連結板826とからなり、この上側連結板824には、4個の通孔825が設けられ、下側連結板826には、4個の通孔827が設けられている。
この上側階段パーツ81と下側階段パーツ82とを比較すると略同じ構造であるが、向きが異なることと、取り付ける場所が異なるために、ささら桁811、821の上下部分の構造が若干異なるだけである。
【0053】
そして、1階では、下側階段パーツ81が地上と中央部階段支持梁72に架け渡され、上側階段パーツ82が中央階段支持梁72と上端部階段支持梁71に架け渡されて、固定されている。
また、2階では下階階段パーツ81が1階の上端部階段支持梁71と中央部階段支持梁72に架け渡され、上側階段パーツ82が中央階段支持梁72と上端部階段支持梁71に架け渡され固定されている。
【0054】
踊り場支持補助梁95は、鋼製の断面H形長尺体の梁材を、後述の踊り場床9の隣り合う2辺と略同じ形状のL字形に枠組したものであって、踊り場支持梁63の先端部と中央部階段支持梁72の先端部に、踊り場支持補助梁95のL字形の両側の端部951、952を接続して、取り付けられている。
踊り場床9は、図8に示すように、枠92とブレース93からなる枠体の中に6枚の厚みが略50mmの鉄線入りセメント押し出し成形板が取り付けられたものである。
【0055】
次に、この屋外階段の構築方法及び作用について説明する。
工場で、梁2、柱3、支柱5、側梁6、階段支持梁7、階段パーツ8、踊り場床9、踊り場支持補助梁95等を製造する。
この梁2、柱3、支柱5、側梁6、階段支持梁7、階段パーツ8、踊り場9、踊り場支持補助梁95をを施工現場に運搬する。
【0056】
施工現場では、既に、設けられている基礎99の上に梁2を設け、この梁2の所々に柱3を立設し、この柱3の上端面に梁2を架け渡し、この梁2の所々に柱3を立設し、この柱3の上に梁2を架け渡し、この梁2の所々に柱3を立設し、この柱3の上に梁2と架け渡して3階建ての建物本体1の骨格を組み立てる。
また、階段を取り付ける2階と3階の位置には、廊下を構成する階段取付位置と反対側の梁2を延長させて階段取付梁Kとする。
【0057】
次に、この階段取付梁Kに屋外階段4を構築する方法について説明する。
2本の支柱5(第1支柱51と第2支柱52)を建物本体1から略下側階段パーツ81の幅と上側階段パーツ82の幅の合計の距離だけ隔てた位置に、略平行に立設する。
なお、この2本の梁の間の距離は側梁6の斜め下方向に傾斜している階段梁62の水平投射面の距離と略等しくする。
【0058】
次に、側梁6を、連結梁61の先端を階段取付梁Kの先端に近接した状態に配置して、側梁6の階段梁62と連結梁61との境界近傍と上端部階段支持梁71とを重ねて第1支柱51に当接させ、第1支柱51の通孔53、連結梁61の通孔68、上端部階段支持梁71の連結板75の通孔76を合わせ、これ等の通孔に通されたボルト79−3とナットで、第1支柱51に側梁6と上端部階段支持梁71を取り付ける。
【0059】
また、上端部階段支持梁71の他端部を梁2に当接させ、この接続部に連結板73を差し渡し、上端部階段支持梁71の通孔77と連結板73の通孔78とを合わし、両方の通孔に通したボルトと、ナットで上端部階段支持梁71を梁2に取り付ける。
また、側梁6の階段梁62と踊り場支持梁63との境界近傍と中央部階段支持梁72とを重ねて第2支柱52に当接させ、第2支柱52の通孔54、踊り場支持梁63の通孔69、中央部階段支持梁72の連結板77の通孔78を合わせ、これ等の通孔に通された図示しないボルトとナットで、第2支柱に側梁6と中央部階段支持梁72を取り付ける。
【0060】
また、中央部階段支持梁72の他端部を柱3−2に当接させ、柱3−2の連結板38の通孔39と中央部階段支持梁72の図示しない通孔を合わし、これ等の通孔に通したボルト、ナットで中央部階段支持梁72を柱3−2に取り付ける。このように、上端部階段支持梁71と中央部階段支持梁72とは、それぞれ側梁6と、建物本体1の構造材である梁2や柱3−2に差し渡されて取り付けられているので、この上端部階段支持梁71と中央部階段支持梁72とは、強固に取り付けられる。
【0061】
次に、踊り場支持梁63と中央階段支持梁72に踊り場支持補助梁95を、踊り場支持補助梁95のL字形の両端部を踊り場支持梁63と中央階段支持梁72に接続して、取り付け、この踊り場支持梁63と踊り場支持補助梁95に踊り場床9を載置して取り付ける。
すると、中央階段支持梁72と踊り場支持梁63と踊り場支持補助梁95とは、踊り場床8の外周と略同じ形状に組み立てられていて、この踊り場支持梁47の上に踊り場を載置し固定するだけで強固に取り付けることができる。
【0062】
また、下側階段パーツ81を基礎99と中央部階段支持梁72とに差し渡し、一方に寄せて取り付け、上側階段パーツ82を中央部階段支持梁72と上端部階段支持梁71とに差し渡し、下側階段パーツ81の隣に取り付けると1階の屋外階段4が構築される。
そして、階段取付梁Kと梁2と上端部階段支持梁71とで囲まれた空間に、厚み100mmのALC板の屋外廊下板59を取り付けて、屋外階段を昇降する人の立つことのできる廊下の一部とする。
このようにして、1階と2階に階段を設ける。
【0063】
次に、建物本体1の骨格に外壁パネル、内壁パネル、天井パネル、屋根パネル等を取り付けたり、その他の仕上げを行うと建物が完成する。
このようにして構築された屋外階段4は、階段取付梁Kと連結梁61と上端部階段支持梁71とを3辺とする矩形状の空間に床面材59が取り付けられて上階の廊下の延長部分が形成されされていて、この廊下の延長部分が、階段を昇降する階段前の広場となっていて、ここに人が立ち易い。
【0064】
また、地上または廊下から下側階段パーツ81を昇って踊り場床9に達し、この踊り場床9の上で回転して反対方向に向き、踊り場床9から上側階段パーツ82を昇って上階の廊下の延長部分に行くことができるし、廊下の延長部分から上側階段パーツ82を降りて踊り場床9に達し、この踊り場床9で回転して反対方向に向き、踊り場床9から下側階段パーツ81を降りて下階に行くことができる屋外階段4である。
【0065】
また、この屋外階段4は、2本の支柱5と、側梁6と、階段支持梁7と、階段パーツ8と、踊り場床9と、踊り場支持補助梁95とからなるので特許文献2記載の屋外階段と比較すると、支柱3と支柱4とからなる2本の支柱と下端部階段支持梁がないし、階段梁が2個でなく1個であるし、連結梁と階段梁と踊り場支持梁が連結された側梁となっているというように、部品点数が少なく、それだけ安価に構築できる。
【0066】
また、側梁6の階段梁62の両側が第1支柱5−1と第2支柱5−2に取り付けられていて、階段梁62の両側にある連結梁61と踊り場支持梁63の先端部には支柱が存在しない。従って、この連結梁61と踊り場支持梁63の下方の空間を人が通過することができ、屋外階段4の下を有効利用することができる。
【0067】
また、この上端部階段支持梁71と中央部階段支持梁72は、第1支柱5−1と第2支柱5−2で支持されている側梁6と建物本体1の構造材である梁2と柱3に強固に取り付けられ、下側階段パーツ81が地上または廊下とこの強固に取り付けられている中央部階段支持梁72とに取り付けられ、上側階段パーツ82が中央部階段支持梁72と上端部階段支持梁71に取り付けられるので、この下側階段パーツ81と上側階段パーツ82は強固に取り付けられる。従って、この下側階段パーツ81と上側階段パーツ82の上を人が昇降しても落下したり破損することがなく、安心して昇降することができる。
【0068】
そして、屋外階段4を構築する際には、階段パーツ8が下側階段パーツ81と上側パーツ82とに別れているので、特許文献1に記載されている1個の直線状の階段パーツより軽く、しかも、この下側階段パーツ81を基礎または廊下と中央部階段支持梁72とに載置したり、上側階段パーツ82を中央階段支持梁72と上端部階段支持梁71とに載置し、この載置した状態で取り付けることができる。従って、重い階段パーツを支えながら取り付ける必要がなく、構築し易い。
【0069】
このように、上側階段パーツ82を中央部階段支持梁72と上端部階段支持梁71とに差し渡して取り付けると、この上側階段パーツ82は、階段梁62に沿って取り付けられるし、下側階段パーツ81を地上と中央部階段支持梁72とに差し渡して取り付けると、この下側階段パーツ81の横には階段梁がなく、屋外階段4を昇降する人が外側を見るときに階段梁62が邪魔にならない。
従って、外側から見ると、この上側階段パーツ82と階段梁62とが重なっていてどちらか一方のみが見えるだけであり、骨格としては、1本の側梁6と2本の支柱5だけであり、全体がスッキリとした形状で美麗である。
【0070】
以上、この発明の実施の形態を実施例で詳細に説明したが、具体的な構成は、この実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
【0071】
例えば、この実施例では、梁勝ちに組み立てられた鉄骨系の建物について説明したが、その他の建物でもよい。例えば、柱勝ちの鉄骨系の建物でもよいし、木造建物でもよい。また、現地で組み立てる建物でもよいし、工場で建物ユニットに組み立てて、施工現場で建物ユニットを組み立てるユニット建物でもよいし、材料を組み立てて、施工現場で組み立てるプレハブ建物でもよい。
また、踊り場床を踊り場支持梁と中央階段支持梁と踊り場支持補助梁とに取り付けているが、踊り場支持補助梁を取り付けず、踊り場支持梁と中央階段支持梁に取り付けてもよいし、踊り場支持補助梁だけに取り付けてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1記載の発明は、第1支柱と第2支柱からなる2本の支柱と、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁と、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁からなる階段支持梁と、下側階段パーツと上側階段パーツからなる階段パーツと、踊り場床とからなり、建物本体には、上階の廊下の屋外階段取付位置と反対側の梁を延長した階段取付梁が設けられ、2本の支柱が、建物本体から下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計と略等しい距離だけ隔てた位置に、略平行に立設され、側梁が、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続させた状態に、配置され、この側梁の階段梁と連結梁との境界近傍が第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍が第2支柱にそれぞれ取り付けられ、上端部階段支持梁が、側梁の連結梁と階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、中央部階段支持梁が、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、下側階段パーツが地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁とに架け渡されて取り付けられ、上側階段パーツが中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に架け渡されて取り付けられ、踊り場床が踊り場支持梁に取り付けられているから、階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とを3辺とする矩形状の空間に床面材を取り付けて上階の廊下の延長部分とすると、この廊下の延長部分を階段を昇降する階段前の広場とすることができ、地上または床から下側階段パーツを昇って踊り場床に達し、この踊り場床の上で回転して反対方向に向き、踊り場床から上側階段パーツを昇って上階の階段前の広場に行くことができるし、階段前の広場から上側階段パーツを降りて踊り場床に達し、この踊り場床で回転して反対方向に向き、踊り場床から下側階段パーツを降りて下階に行くことができる屋外階段である。
【0073】
また、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁は第1支柱と第2支柱で支持されている側梁と建物本体の構造材に強固に取り付けられ、地上または廊下とこの中央部階段支持梁とに架け渡された下側階段パーツと、中央部階段支持部に架け渡された上側階段パーツは強固に取り付けられていて、この上を人が昇降しても落下したり破損することがなく、安心して昇降することができる。
【0074】
そして、屋外階段を構築する際には、階段パーツが下側階段パーツと上側パーツとに別れているので、特許文献1に記載されている1個の直線状の階段パーツより軽く、しかも、この下側階段パーツを基礎または廊下と中央部階段支持梁とに載置し、この載置した状態で取り付けることができるし、上側階段パーツを中央階段支持梁と上端部階段支持梁とに載置し、この載置した状態で取り付けることができ、構築し易いし、特許文献2記載の屋外階段と比較すると、2本の支柱、下端部階段支持梁がないし、階段梁が2個でなく1個であるし、連結梁と階段梁と踊り場支持梁が連結された側梁となっているというように、部品点数が少なく、それだけ安価に屋外階段を構築することができる。
【0075】
また、側梁の階段梁の両側に第1支柱と第2支柱が取り付けられ、階段梁の両側にある連結梁と踊り場支持梁の先端部には支柱が存在せず、従って、この連結梁と踊り場支持梁の下方の空間を人が通過することができ、屋外階段の下を有効利用することができる。
【0076】
また、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この上側階段パーツは、階段梁に沿って取り付けられるし、下側階段パーツを地上と中央部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この下側階段パーツの横には階段梁のない。従って、外側から見ると、この上側階段パーツと階段梁とが重なっていてどちらか一方のみが見えるだけであるし、屋外階段を昇降する人が外側を見るときに階段梁が邪魔にならない。
しかも、外側から見た骨格としては、1本の側梁と2本の支柱だけであり、スッキリとした形状になり、美麗である。
【0077】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記上端部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が梁であり、前記中央部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が柱であるから、上端部階段支持梁や中央部支持梁を建物本体の構造材に取り付けることができるし、取り付け易い。
【0078】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明に係り、前記踊り場支持梁と中央部階段支持梁には、梁材をL字形に組み立てた踊り場支持補助梁が、L字形の両側の端部をそれぞれ踊り場支持梁と中央部階段支持梁とに連結した状態に、取り付けられているから、踊り場支持梁と中央部階段支持梁と踊り場支持補助梁とからなる矩形状の梁の上に踊り場床を載置するだけで強固に取り付けることができ、便利である。又、この踊り場支持梁は階段梁の延長した方向にあり、この踊り場支持梁に取り付けられた踊り場床は、下側階段パーツを昇った人が、その進行方向にある踊り場床の上に立ち易いし、上側階段パーツを降りた人が、その進行方向にある踊り場床の上に立ち易い。
【0079】
請求項4記載の発明は、建物本体の上階の廊下にある屋外階段取付位置と反対側の梁を延長して階段取付梁とし、2本の支柱を、建物本体から略下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計の距離だけ隔てた位置に、略平行に立設し、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している上側階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁を、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続した状態に配置して、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍を第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍を第2支柱にそれぞれ取り付け、上端部階段支持梁を、側梁の連結梁と上側階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、中央部階段支持梁を、上側階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、下側階段パーツを地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁の一方の側に架け渡して取り付け、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁の他方の側に架け渡して取り付け、踊り場床を踊り場支持梁に取り付け、廊下の階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とで囲まれた空間に床面材を取り付けて上階の廊下の延長部分とする屋外階段の構築方法を特徴とするから、この構築方法で構築された屋外階段は請求項1記載の屋外階段となる。
【0080】
即ち、この屋外階段の構築方法で構築した屋外階段は、階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とを3辺とする矩形状の空間に床面材が取り付けられた上階の廊下の延長部分が、階段を昇降する階段前の広場となり、ここに人が立ち易く、地上または床から下側階段パーツを昇って踊り場床に達し、この踊り場床の上で回転して反対方向に向き、踊り場床から上側階段パーツを昇って上階の廊下の延長部分に行くことができるし、廊下の延長部分から上側階段パーツを降りて踊り場床に達し、この踊り場床で回転して反対方向に向き、踊り場床から下側階段パーツを降りて下階に行くことができる屋外階段となる。
【0081】
従って、請求項1記載の発明の作用の項に記載されているように、特許文献2記載の屋外階段と比較すると、2本の支柱、下端部階段支持梁がないし、階段梁が2個でなく1個であるし、連結梁と階段梁と踊り場支持梁が連結された側梁となっているというように、部品点数が少なく、それだけ安価に構築できる。
【0082】
また、側梁の階段梁の両側に第1支柱と第2支柱が取り付けられていて、階段梁の両側にある連結梁と踊り場支持梁の先端部には支柱が存在せず、この連結梁と踊り場支持梁の下方の空間を人が通過することができ、屋外階段の下を有効利用することができる。
【0083】
また、この上端部階段支持梁と中央部階段支持梁は第1支柱と第2支柱で支持されている側梁と建物本体の構造材に強固に取り付けられ、地上または廊下とこの強固に取り付けられている中央部階段支持梁とに下側階段パーツを取り付け、中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に上側階段パーツを取り付けるので、この下側階段パーツと上側階段パーツは強固に取り付けられ、この下側階段パーツと上側階段パーツの上を人が昇降しても落下したり破損することがなく、安心して昇降することができる。
【0084】
そして、屋外階段を構築する際には、階段パーツが下側階段パーツと上側パーツとに別れているので、特許文献1に記載されている1個の直線状の階段パーツより軽いし、しかも、この下側階段パーツを基礎または廊下と中央部階段支持梁とに載置し、この載置した状態で取り付けたり、上側階段パーツを中央階段支持梁と上端部階段支持梁とに載置し、この載置した状態で取り付けることができる。従って、重い階段パーツを支えながら取り付ける必要がなく、構築し易い。
【0085】
また、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この上側階段パーツは、第4支柱の中央部と第2支柱の上端部とを連結する階段梁に沿って取り付けられるし、下側階段パーツを地上と中央部階段支持梁とに差し渡して取り付けると、この下側階段パーツの横には階段梁がない。
従って、屋外階段を昇降する人が外側を見るときに階段梁が邪魔にならないし、外側から見た骨格としては、1本の側梁と2本の支柱だけであり、スッキリとした形状になり、美麗である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、建物本体の骨格の一部を示す斜視図である。
【図2】梁と柱とを接続している状態を示す斜視図である。
【図3】屋外階段を組み立てている状態を示す斜視図である。
【図4】建物本体の2階に屋外階段を取り付けた状態を示す側面図である。
【図5】図4のA−A線における断面図である。
【図6】下側階段パーツを示す縦断面図である。
【図7】上側階段パーツを示す縦断面図である。
【図8】(イ)は表面を上にした状態の踊り場床を示す斜視図、(ロ)と裏面を上にした状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
H 建物
K 階段取付梁
1 建物本体
2 梁
3 柱
4 屋外階段
5 支柱
51 第1支柱
52 第2支柱
6 側梁
61 連結梁
62 階段梁
63 踊り場支持梁
7 階段支持梁
71 上端部階段支持梁
72 中央部階段支持梁
8 階段パーツ
81 下側階段パーツ
82 上側階段パーツ
9 踊り場床
95 踊り場支持補助梁
Claims (4)
- 第1支柱と第2支柱からなる2本の支柱と、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁と、上端部階段支持梁と中央部階段支持梁からなる階段支持梁と、下側階段パーツと上側階段パーツからなる階段パーツと、踊り場床とからなり、建物本体には、上階の廊下の屋外階段取付位置と反対側の梁を延長した階段取付梁が設けられ、2本の支柱が、建物本体から下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計と略等しい距離だけ隔てた位置に、略平行に立設され、側梁が、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続させた状態に、配置され、この側梁の階段梁と連結梁との境界近傍が第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍が第2支柱にそれぞれ取り付けられ、上端部階段支持梁が、側梁の連結梁と階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、中央部階段支持梁が、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡されて取り付けられ、下側階段パーツが地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁とに架け渡されて取り付けられ、上側階段パーツが中央部階段支持梁と上端部階段支持梁に架け渡されて取り付けられ、踊り場床が踊り場支持梁に取り付けられていることを特徴とする屋外階段。
- 前記上端部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が梁であり、前記中央部階段支持梁が取り付けられた建物本体の構造材が柱であることを特徴とする請求項1記載の屋外階段。
- 前記踊り場支持梁と中央部階段支持梁には、梁材をL字形に組み立てた踊り場支持補助梁が、L字形の両側の端部をそれぞれ踊り場支持梁と中央部階段支持梁とに連結した状態に、取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の屋外階段。
- 建物本体の上階の廊下にある屋外階段取付位置と反対側の梁を延長して階段取付梁とし、2本の支柱を、建物本体から略下側階段パーツの幅と上側階段パーツの幅の合計の距離だけ隔てた位置に、略平行に立設し、略水平な連結梁と斜め下方向に傾斜している上側階段梁と略水平な踊り場支持梁とがこの順に略一平面状に連結された側梁を、連結梁の先端を前記階段取付梁に近接または接続した状態に配置して、側梁の階段梁と連結梁との境界近傍を第1支柱に、また、側梁の階段梁と踊り場支持梁との境界近傍を第2支柱にそれぞれ取り付け、上端部階段支持梁を、側梁の連結梁と上側階段梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、中央部階段支持梁を、上側階段梁と踊り場支持梁との境界近傍と、建物本体の構造材とに差し渡して取り付け、下側階段パーツを地上、廊下、下階の上端部階段支持梁のいずれかと中央部階段支持梁の一方の側に架け渡して取り付け、上側階段パーツを中央部階段支持梁と上端部階段支持梁の他方の側に架け渡して取り付け、踊り場床を踊り場支持梁に取り付け、廊下の階段取付梁と連結梁と上端部階段支持梁とで囲まれた空間に床面材を取り付けて上階の廊下の延長部分とすることを特徴とする屋外階段の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003151202A JP4257153B2 (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | 屋外階段及び屋外階段の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003151202A JP4257153B2 (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | 屋外階段及び屋外階段の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004353250A true JP2004353250A (ja) | 2004-12-16 |
JP4257153B2 JP4257153B2 (ja) | 2009-04-22 |
Family
ID=34046801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003151202A Expired - Fee Related JP4257153B2 (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | 屋外階段及び屋外階段の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4257153B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101277065B1 (ko) * | 2012-01-02 | 2013-06-20 | 박기영 | 침대용 사다리 |
CN111206731A (zh) * | 2020-03-02 | 2020-05-29 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种装配式楼梯系统及其快速施工方法 |
CN111719785A (zh) * | 2020-07-23 | 2020-09-29 | 广东海龙建筑科技有限公司 | 箱式模块化工厂预制钢结构楼梯 |
WO2021184540A1 (zh) * | 2020-03-18 | 2021-09-23 | 常州工程职业技术学院 | 一种全装配式楼梯体系及装配方法 |
-
2003
- 2003-05-28 JP JP2003151202A patent/JP4257153B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101277065B1 (ko) * | 2012-01-02 | 2013-06-20 | 박기영 | 침대용 사다리 |
CN111206731A (zh) * | 2020-03-02 | 2020-05-29 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种装配式楼梯系统及其快速施工方法 |
WO2021184540A1 (zh) * | 2020-03-18 | 2021-09-23 | 常州工程职业技术学院 | 一种全装配式楼梯体系及装配方法 |
US11692356B2 (en) | 2020-03-18 | 2023-07-04 | Changzhou Vocational Institute Of Engineering | Fully-assembled staircase system and assembly method |
CN111719785A (zh) * | 2020-07-23 | 2020-09-29 | 广东海龙建筑科技有限公司 | 箱式模块化工厂预制钢结构楼梯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4257153B2 (ja) | 2009-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013047453A (ja) | 歩道橋 | |
JP2009541612A (ja) | 建設現場用階段 | |
KR20120131834A (ko) | 가설벤트를 이용한 조립식 고하중 안전계단 | |
JP2023508960A (ja) | 建設方法 | |
KR101048470B1 (ko) | 정자 구조를 지닌 전망대 | |
JP2004353250A (ja) | 屋外階段及び屋外階段の構築方法 | |
KR20190096187A (ko) | 조립식 케이지 | |
JP4171350B2 (ja) | 屋外階段及び屋外階段の構築方法 | |
CN213654353U (zh) | 一种集装箱 | |
JP5476701B2 (ja) | 階段 | |
JP3084246B2 (ja) | らせん階段の仮設足場 | |
JPH07331882A (ja) | 重層式吊り構造の構築方法 | |
CN214615101U (zh) | 一种钢结构悬挑楼梯 | |
JPH09235849A (ja) | 外部階段 | |
CN113502956B (zh) | 高空异形倒斜面幕墙施工方法 | |
CN214941801U (zh) | 一种装配式钢结构楼梯单元及多层钢结构楼梯 | |
JP4047211B2 (ja) | 手摺および手摺ユニット | |
JPH06180052A (ja) | 階段の踊り場構造 | |
JPH09268756A (ja) | 踊場付き仮設階段、及び踊場付き仮設階段の立坑内での多段構築方法 | |
JPH054504B2 (ja) | ||
JPH02300459A (ja) | 階段構造 | |
JPH073108B2 (ja) | 階段室の構造 | |
JPH0497037A (ja) | スキップフロア用住宅ユニット | |
JP2019190047A (ja) | 屋外構造体の上端支持構造 | |
JPH0113140Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080716 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090107 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090202 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4257153 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |