JP2004352406A - シート集積装置及びこれを備えたシート後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排紙スタッカー202上の積載シートを検出するシート高さ検出レバー222を該排紙スタッカーにシートを搬送する搬送ガイド203からのシートの移動軌跡を過ぎって上方の退避位置から下方の排紙スタッカーと当接する検出位置との間で揺動自在に構成する。そしてこの検出レバー222にシートの排出時は上記退避位置に該検出レバーを保持する作動手段227を連結した構成。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置から排出されたシートを順次積載収納するシート集積装置及びこれを用いたシート穴明け、捺印スタンプ、ステップル綴じなどの後処理を施す後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献] US6412774B1】
一般にこの種の装置は複写機、プリンター、印刷機或いはファクシミリなどの画像形成装置から画像を形成したシートを受け取りこれを上下に積み重ねて収納するスタック装置として知られている。
そしてシートを固定したトレイに積み上げるトレイ固定式と、上下に移動するトレイにシートを積載し、その移動量に応じて除々にトレイを降下するトレイ移動式に大別される。このトレイ固定式、トレイ移動式いずれにあってもトレイ上のシート高さ(積み上げ量)を検出し、満杯(許容最大積載量)として装置を停止させ、トレイを段階的に降下させ、或いは使用者がトレイ上のシートを除去したのを検知するなど種々の制御を行っている。
従来のようなスタッカー上のシートの高さを検知する方法としては、スタッカーの上方から検出レバーを垂下させその基端部を回動自在に支持し、このレバー先端を最上シートに当接するように臨ませ基端部にホトセンサーマイクロスイッチなどのセンサーを配置した構造が広く知られている。
【0003】
しかし、このような構造ではシートはスタッカーに進入する際このレバーを押し上げなければならず、薄いシート或いはカールしたシートは湾曲して正しくスタックできない問題があり、逆に検出レバーは非常に軽く移動(揺動)し易い構造にしなければならないことは良く知られていることである。
一方、シートをスタッカーに搬入する手前で束状にステップル綴じしたり、穴明けパンチ或いは捺印スタンプなどの処理を行ったシートはカールの程度が激しい為、シートの隅部が大きく膨らんで収容されている。このため紙面検出には紙面をある程度強く押さえながら膨らみを矯正しながら検出しなければならない。
そこでこのようなカールや部分的な膨らみによる誤動作を解決する為前掲特許文献のものはシートスタッカーへの進入路を防げない位置でスタッカーの側壁上端部からアーム状の回転レバーを突出されている。 そしてシートがこのレバー先端(検出部)に潜り込むタイミングでこのレバーをソレノイドなどの駆動で退避させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような従来のシート進入路と最上シートとの間の限られたスペース(空間)で検知レバーを揺動動作させる構造にあってはカールした用紙が搬入されるとこのレバー上に乗り上がってその上に積み上げられることがあり、装置の故障を招く恐れがある。特にステップル綴じしたシート束を収納する装置ではステップル針の部分がこの検出レバーの検出位置に当たるとこの乗り上げ現象が頻発する欠点があった。
本発明はスタッカー上に積載されたシートを適正な強さで押圧して紙面レベルを検出することが出来、しかもシートの任意の位置に検出用のレバーを臨ませてもシートの進入を妨害することがなくカールしたシートやステップル綴じしたシート束を整然と収容しその紙面レベルを正しく検出することの可能なシート集積装置の提供をその主な課題としている。 更に本発明はシート集積部(シートスタッカー)のシート搬入手前側にシートの後処理手段を設け、その際に集積部の紙面レベル検出機構が後処理時のシート動作に影響を及ぼすことのない後処理装置の提供をその課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決する為に排紙スタッカー上の積載シートを検出するシート高さ検出レバーを該排紙スタッカーに搬入するシートの移動軌跡を過ぎって上下移動自在に構成し、これによりスタッカー上の積載シートの中央部の高さを検出してステップルなどのシート隅部の膨らみによる誤検出と検出レバー上への乗り上げによる故障を無くすとの知見に基づく。またこの場合のシート流入(搬入)時にはこの検出レバーをシート移動軌跡から退避した位置に保持することによってシート搬入の妨げとならないようにしたものである。
【0006】
つまり請求項1の発明は、シートを搬送する搬送ガイドと、この搬送ガイドに設けられ順次シートを搬出する排紙手段と、この排紙手段の下方に段差を設けて配置されたスタッカーと、この排紙スタッカーの最上と接するシート高さレバーと、この検出レバー位置を検出する検知センサーとを備え、上記検出レバーを上記排紙手段から排紙スタッカーに至るシートの移動軌跡を過って上方の退避位置から下方の排紙スタッカーと当接する検出位置との間で揺動自在に構成し、この検出レバーにシートの排出時は上記退避位置に該検出レバーを保持する作動手段を連結した構成であり、これによりシート高さ検出レバーは従来の排紙スタッカーに搬入するシートの経路(軌跡)と積載された最上シートの間から最上シート上に接する姿勢と退避した姿勢との間で進退する構成に比べ排紙スタッカー上の最上シートの最適位置でその高さ(レベル)を検出することが可能となり、前述の課題を達成することとなる。
【0007】
請求項2の発明は請求項1の構成において、前記検出レバーの作動手段は、このレバーの自重によって上方の退避位置から排紙スタッカー上に移動すると共に、下方の排紙スタッカーから退避位置に移動する駆動源を具えた構成であり、これにより前記検出レバーの作動手段はカム等の簡単な構成でシートが排紙スタッカーに搬入される際に退避位置に移動されシートが搬入される迄その位置に保持されることとなる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2の構成において、前記作動手段の駆動源は前記排紙手段の駆動源と共通に構成し該作動手段と駆動源との間に動作タイミングを規制するカム手段を設けた構成であって、これにより排紙スタッカーにシートを搬入する排紙手段の駆動源(駆動モータ)から検出レバーの作動手段を簡単な構成で特別な駆動源を備える必要がない。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1の構成において、前記搬送ガイドはシートを一時的に載置するトレイ形状に構成され該搬送ガイド上に載置されたシート穴明けステップル綴じなどの後処理手段を備えた構成であり、これにより排紙スタッカーの上流側に準備された搬送ガイドにシートを一時的に積載し、この積載されたシートに後処理を施し、後処理後のシートを排紙スタッカーに収納されたシート束の高さを適確に検出でき満杯などの処理を正確に行なうことが可能である。
【0010】
請求項5の発明は、シートを順次搬送するシート搬送手段と、このシート搬送手段からのシートを一時的に載置するトレイ状の搬送ガイドと、この搬送ガイドに設けられてシートを搬出する排紙手段と、この排紙手段の下方に段差を設けて配置された排紙スタッカーと、この排紙スタッカーの最上シートと接するシート高さ検出レバーと、この検出レバーの位置を検出する検知センサーを備え、上記検出レバーを上記シート搬送手段から上記搬送ガイドに至るシートの移動軌跡の上方に設けた退避位置と上記排紙スタッカーの最上シートと当接する検出位置との間で移動自在に構成し、この検出レバーに上記シート搬送手段から上記搬送ガイドへのシート移送時該検出レバーを退避位置に保持する作動手段を連結した構成であり、これにより前述の課題を達成することが可能となる。
【0011】
請求項6の発明は、前記請求項5の構成において、前記トレイ状の搬送ガイドにシートの穴明け、ステップル綴じなどの後処理手段を設けた構成であって、これにより搬送ガイドに一時的に載置したシートにステップルなどの後処理を施すことができる。
【0012】
請求項7の発明は、順次シートを搬出するシート搬出手段と、このシート搬出手段からのシートを一時的に保持するトレイ状の搬送ガイドと、この搬送ガイド上のシートに後処理を施す後処理手段と、この搬送ガイドからのシートを排紙スタッカーに搬送する排紙手段と、この排紙スタッカー上の最上シートと当接するシート高さ検出レバーと、この検出レバーを検知するセンサー手段とを備え、
上記検出レバーを上記シート搬出手段から上記搬送ガイドに至るシートの移動経路と上記排送ガイドから上記排紙スタッカーに至るシートの移動経路を過って上方の退避位置から下方の排紙スタッカーと当接する検出位置との間で揺動自在に構成し、この検出レバーに上記シート搬出手段からシートが上記排紙スタッカーに移送されるシートの排出時は上記退避位置に上記検出レバーを保持する作動手段を連結した構成であって、これにより画像形成装置などから搬出されたシートをステップル綴じなどの後処理を施した後に排紙スタッカーに集積する過程でこの排紙スタッカー上の集積シートの積載量を適確に検出することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図示の実施形態に基づいて本発明を説明する。
図2は本発明を実施した画像形成装置の全体図を、図1はその要部の説明図を示している。
【0014】
図2において画像形成装置は、画像形成ユニット100と後処理ユニット200及び画像読取ユニット300と原稿送りユニット350とで構成され、それぞれが独立したケーシング内に組み込まれたユニット構造になっている。この各ユニットを組み合わせることによって種々の用途に供することが出来るようにしてある。そして図示のものは、画像形成ユニット100の上部に後処理ユニット200が据付けられ、その後処理ユニット200の上部に画像読取ユニット300とこれに取り付けた原稿送りユニット350が据付けられている。
【0015】
これは装置の設置スペースを小さくするため各ユニットを順次積み上げて画像形成装置を構成するようにしたものである。
まず、画像形成ユニット100は例えばコンピュータと連結してその出力用プリンターとして用いられるか或いは後述の画像読取ユニット300と連結して複写機として用いられるように次の構造を備えている。
【0016】
ケーシング101内には給紙カセット110と印刷手段140と定着手段150と、順次この順に用紙を搬送する搬送経路130、排紙経路160が組込んである。上記給紙カセット110は図示しないが ケーシング101に装着及び離脱可能に組込まれ内部に所定の用紙(シート)が収納出来るようになっている。そしてこの給紙カセット110は装置内に装着された状態でその最上紙と係合する位置に給紙ローラ120が図2反時計方向に回転するよう設けられ、同時に給紙カセットには図示しないコーナ爪が設けられている。従って上記給紙ローラ120を回転させると最上紙のみが分離されて搬送経路130側に繰出されるようになっている。
【0017】
搬送経路130には搬送ローラ131とレジストローラ132が設けられている。そこで搬送経路130に導かれた用紙は搬送ローラ131でレジストローラ対132まで送られ待機する。レジストローラ132の下流側には印刷手段140が設けられる。この印刷手段としては種々のものが知られ、例えばインクジェット印刷方式や熱転写印刷方法、或いはオフセット印刷方式などが採用可能である。図示のものは静電印刷方式を採用した場合を示している。図示141は静電ドラム(感光体)で、その周囲には静電ドラム上に潜像を形成するレーザービーム発信器と、トナーインクを付着する現像器と、用紙にインクを転写する帯電器が配置されている。
【0018】
そこでコンピュータなどから送られる画像信号に応じてレーザ発信器で上記静電ドラム上に潜像を形成し、この潜像上に現像器でトナーインクを付着させ、上記レジストローラ対132位置に待機する用紙を繰り出して順次用紙上にトナーインクを転写する。図示150は定着手段で互いに圧接した加熱ローラで構成され、用紙上のトナーインクを定着させながら排紙経路160に送る。
【0019】
この排紙経路160先端の排紙口161には排紙ローラ190、191と排紙スタッカー192が設けてあり、用紙を排紙ローラ190、191で排紙スタッカー192上に集積するようになっている。従って給紙カセット110からの用紙(シート)は印刷手段140で所定の印刷が施され定着手段150で定着された後、排紙口161から排紙スタッカー192上に積み重ねられて収納されることとなる。
【0020】
そこで前記排紙経路160には上記排紙口161に向かう経路から分岐して後述する後処理ユニット200に用紙を導く連結経路162が設けてあり、切換ゲート170で用紙を排紙口161に向けるか連結経路162に向けるか選択できるようになっている。つまり切換ゲート170は図2の状態から反時計方向に所定角回転し排紙口161に向かう経路を遮閉すると同時に連結経路162側に用紙を給送するように切換ゲート170にはソレノイドから成る駆動手段(図示せず)が設けてある。
【0021】
「後処理ユニット」
後処理ユニット200は、前記画像形成ユニット100から順次排出された用紙(シート)を一時的に保持する支持トレイ203と、この支持トレイに支持された用紙を所定部数毎に束ねる紙綴じステップル、用紙の所定位置に穴明けするパンチ、用紙に捺印するスタンプなどの後処理手段218と、この後処理した後の用紙を収納する集積スタッカー202とをケーシング201に内蔵して構成されている。
そして、画像形成ユニット100の連結経路162と連なる搬入経路207の排紙口204には排紙ローラ205a、205bとが用紙をニップして図2右側に搬出するよう配置され、その下方に前記用紙を一時的に保持する支持トレイ203が配置され、更に支持トレイ203の下方に集積スタッカー202がそれぞれ段差を形成するように配置されている。
【0022】
従って画像形成ユニット100で画像形成されたシートは連結経路162から後処理ユニット200の搬入経路207に導かれ、排紙口204から支持トレイ203に収容され、この支持トレイ203で後処理された用紙は集積スタッカー202に収納されることとなる。後処理ユニットの詳細は後述する。
【0023】
「画像読取ユニット」
図示の画像形成装置は後処理ユニットの上方に画像読取ユニット300が原稿送りユニット350と共に取付けてある。
画像読取ユニット300は、ケーシング301内に原稿をセットするプラテン302と、このプラテン302に沿って往復動自在のキャリッジ303と、このキャリッジ303に搭載された光源304、ミラー305、及びレンズ306、光電変換素子307が組込んである。
上記キャリッジ303は、ケーシング301に固定したガイドレール310に保持され、一対のプーリ間に掛け渡されたエンドレスベルト308に連結されている。そしてキャリッジ303は上記プーリに連結した駆動モータ309によって図4左右方向に移動自在に構成され、図示の駆動モータ309はパルスモータ、上記エンドレスベルト308は歯付きタイミングベルトでキャリッジ303の位置制御が出来るようになっている。尚図3に示すキャリッジ303は鎖線位置がホームポジションに設定されている。
【0024】
従ってプラテン302上にセットされた原稿は読取開始信号を得てキャリッジ303がホームポジションから図4右側に移動し、その移動の過程で光源からの光は原稿面に反射してミラー305に至り、レンズ306を介して光電変換素子307上に結像されて電気的信号に変換され出力される。図示の光電変換素子307はCCD(チャージカップルディバイス)で原稿からの反射光で蓄積した電荷を所定のクロックで外部に放出し、この電気信号を画像データとして前記画像形成ユニット100或いは外部のコンピュータなどに送ることとなる。
【0025】
「原稿送りユニット」
この画像読取ユニット300には、原稿送りユニット350がアタッチメントとして取付けてある。この原稿送りユニット350は原稿の給紙トレイ351と、このトレイ上の原稿を一枚づつ分離して給送する給紙ローラ352と、この給紙ローラ352からの原稿を前記画像読取ユニット300のプラテン302に導く給紙経路353と、この給紙経路353からの原稿を収納する排紙トレイ354とから構成されている。
【0026】
図示355は給紙経路353のプラテン302に対向する部位に(読取位置)に設けられたバックアッププレートであり、読取位置で原稿を背面側から支持して画像の乱れを防止する為のものである。図示356は給紙経路353に設けられた搬送ローラ対であり、図示357は排紙ローラ対でそれぞれ駆動モータに連結されている。 従って給紙トレイ351上に原稿をセットし、スタート信号を送ればこのトレイ上の原稿は順次給紙経路353の読取位置に送られる。
そこで画像読取ユニット300のキャリッジ303は図3実線位置に静止した状態に置きこの所定速度で送られる原稿を順次光学的に読取る。読取った後の原稿は排紙ローラ357を介して排紙トレイ354上に収納する。
【0027】
「後処理ユニットの構造」
前述の後処理ユニット200について詳細に説明すると、画像形成ユニット100で画像形成されたシートは該ユニット100の連結経路162から後処理ユニット200の搬入経路207に導かれる。搬入経路207の排紙口204にはその下方にシートを一時的に保持する支持トレイ203が配置され、この支持トレイ203の更に下方に集積スタッカー202が配置され、排紙口204からシートを支持トレイ203に、次いで集積スタッカー202に搬送するように構成されている。
【0028】
図示の支持トレイ203と集積スタッカー202はシートを載置するに十分な形状のトレイで構成され、シート搬出方向先端側が高くなるように傾斜して配置され、後端側にはシートの端面を規制するストッパー壁203aと202aがそれぞれ設けてある。従って排紙口204からのシートはまず支持トレイ203に沿って搬出されストッパー壁203aに規制されて順次積み上げられる。次いでこのシートは後処理が施された後、集積スタッカー202上に搬出され上記ストッパー壁202aに規制されて積み上げられることとなる。
【0029】
尚、上記支持トレイ203の形状はシートの搬出方向(図1左右方向)をシートの長さより大きく(長く)形成しても良いが図示のものは小さく(短く)してあり、これにより装置の小型化を図っている。従って全てのシート若しくは少なくとも最長サイズのシートはその後端側を支持トレイ203で、先端側を集積スタッカー202でブリッジ状に支持されることとなる。
【0030】
そこで、前記排紙口204にはシートをニップして搬出する一対の排紙ローラ205a、205bと、この排紙ローラからのシートを支持トレイ203上に導く排紙ベルト206が設けられている。
排紙ローラ205a、bは通常のゴム或いは合成樹脂のローラで形成され装置フレームに取り付けられた回転軸210a、210bの互いに圧接する位置に取り付けられている。排紙ベルト206は表面に突起条が形成されたゴム製のエンドレスベルト所謂キャタピラベルトで一対のプーリ212、213間に掛け渡されている。そして一方のプーリ212は前記回転軸210bに固定され、他方のプーリ213はこの回転軸210bに回動自在に取り付けたブラケット214に支持されている。
従って、排紙ベルト206はプーリ212側を中心にプーリ213側が図1上下方向に揺動自在となり、プーリ213側は支持トレイ203上の積載シートに接しながらその積載量に応じて昇降することとなる。
【0031】
そして上記回転軸210bには後述する駆動モータが連結され、排紙ローラ205b及び排紙ベルト206を図1において時計方向に回転するようになっている。この排紙ローラ205bと圧接する排紙ローラ205aは従動ローラで構成されている。また排紙口204にはパドル215が図4に示す位置に設けてあり、このパドル215は軟質ゴムの板状片で形成され装置フレームに取り付けた回転軸216に固定されている。そこでこの回転軸216は支持トレイ203上のシートをストッパー壁203a側に向けて移動させるように回転制御され、その詳細は後述する。
【0032】
また、前記支持トレイ203には積載したシートを幅寄せする整合部材219が図1表裏方向(シートの搬送方向と直交する方向)に移動自在に設けられている。(図3参照)この整合部材219は支持トレイ203上にシートの側縁と係合してシートを搬送直交方向に移動するよう板状部材を往復動自在に取付け、この板状部材に支持トレイ203の背面側に配置したラックを連結し、このラックに正逆転モータに連結したピニオンを噛合して往復動するように構成されている。
【0033】
また支持トレイ203には積載したシートに後処理を施す後処理手段218が配置され、図示のものは支持トレイ203上に載置したシート束を綴じるステップル機構を示している。このステップル機構218は図示しないが線状の連結した針を内蔵し、この針をコ字状に折曲げるフォーマーと、コ字状に折曲げた針をシートに挿入するドライバーとを駆動モータで勢い良く移動させてシート束に打ち込み、シートの反対側(裏面側)に設けた針先端を折曲げるアンビルでステップル綴じを実行する構成になっている。この他後処理手段218としてはシートに穴明けするパンチ機構或いはシートに捺印処理を施すスタンプ機構などが上記ステップル機構に代え或いはステップル機構と共に支持トレイ203上に配置することが可能であり、その機構は既に種々のものが知られている。更に支持トレイ203には後処理を施したシートを集積トレイ202に搬出するシート押出し部材217が設けられている。
【0034】
図示のシート押出し部材217は支持トレイ203に図1左右方向に形成した2つの長溝に突起状のシート押出片217を嵌合して支持トレイ203上に移動自在に設けられている。このシート押出片217はシート束の後端縁と当接してこれを押出すシート当接面217aとこの当接面217aと連結し、シート上層面と当接するシート押え面217bとを有する形状に構成されている。シート押出し部材217は支持トレイ203の背面側に設けた移送ベルト218に固定され、この移送ベルト218は支持トレイ203の背面側に取付けたプーリ219、220間に張設されたエンドレスベルトで構成されている。この移送ベルトの駆動については後述する。
【0035】
図示221aはシート搬入経路207に設けたシートの先端と後端を検出するセンサーレバーであり、図示221はこのセンサーレバーの動作を電気的に検出するセンサーである。またシートの集積スタッカー202には最上シートを押圧するシート押え223が設けられている。このシート押え223はスタッカー上に積載したシートがカール或いはステップル綴じなどで部分的に盛り上がり荷崩れ現象や、満杯検知センサーの誤動作をひき起す為、最上シートを常に押圧する。
【0036】
図示224(図6)は押圧力をシート押え223に付与する付勢スプリングで図3時計方向にシート押えを付勢している。このシート押え223は支持トレイ202からシートが送られてくるときは積載シート上から退避する必要があり、この為図示のシート押え223はレバー状部材の基端部を軸225に回転自在に軸承し、図6(a)の押圧位置と同(d)の退避位置との間で揺動するようになっている。このシート押え223にはカムフォロアーピン226が一体に設けてあり、このカムフォロアーピン226にカム227が係合してあり、カム227の回転(図6反時計方向)によってスプリング224に抗してシート押え223を押圧位置から退避位置に移動するようになっている。カム227の駆動については後述する。
【0037】
また集積スタッカー202には積載されたシートの最上位置を検出する満杯検知レバー222が設けてあり、図示のものはアーム状のレバー222を支持トレイ203の上方から集積スタッカー202上に垂下してあり、図示228はこのレバーの動きを検出するセンサーである。このように満杯検知レバー222を支持トレイ203の上方からスタッカー202上に垂下させたのはスタッカー上のシートの出来るだけ中央寄りの位置でシート量を検出することにより、シート端縁がステップル綴じなどの後処理で膨らんだ場合でも適正に積載量を検出できる為である。これに伴って、満杯検知レバー222はシート排紙口204から支持トレイ203上に搬出される際にはその移送経路から退避する必要があり、図示のものはレバー222の基端部を軸229で回動自在に支持し、この基端部にカムフォロアー230が一体に設けてある。
【0038】
このカムフォロアー230には前述のパドル215を取付けた回転軸216に固定したカム231が係合するようになっている。そこで、前記排紙ローラ205、排紙ベルト212、パドル215、シート押出し部材217およびシート押え部材223、満杯検知レバー222の駆動および制御について説明する。図5に示すように正逆転可能な駆動モータMの回動は伝動ベルトおよび歯車を介して排紙ローラ205bと排紙ベルト212を取付けた回転軸210に回転を伝達するようになっている。この回転軸210とこれに取付けた伝動歯車との間にはワンウェイクラッチ231が内蔵してあり、正逆転する駆動モータMの回転を一方向図示矢印方向にのみ伝えるようになっている。
【0039】
駆動モータMは伝動歯車列232を介してパドル215を取付けた回転軸216に伝動するようになっているが、図示中間軸236に取付けた歯車234と、これと噛合する回転軸216の歯車235とは間欠的に駆動伝達されるようになっている。つまり歯車235は扇形ギアーで構成されその外周の一部では歯車234と非係合状態となる。
【0040】
またこの扇形ギアーから成る歯車235は常時一方向に回転するように付勢スプリング237が装置フレームとの間に架け渡してあり、この付勢スプリング237による回転を阻止するように回転軸216にはラッチホイール238とこのホイールに係合するソレノイド239が装備してある。そこでソレノイド239に通電してアクチュエータをラッチホイール238から切り離すと回転軸216は付勢スプリング237で回転し歯車235は駆動モータMに連結した歯車234と噛合し、回転力が付与される。
【0041】
この状態でソレノイド239への通電を絶つとアクチュエータはラッチホイールの外周に当接して滑りながら回転軸216は一回転し歯車234と歯車235の噛合が解かれ、付勢スプリング237によって回転軸216は係止される。この回転軸216にはパドル214と前記満杯検知レバー222を退避させるカム231が取付けられている。従って駆動モータMを回転した状態で搬入経路207に進入したシートはその先端をセンサー221で検出され、排紙ローラ205a、bおよび排紙ベルト206で排出口204から搬出される。このセンサー221からの信号で所定時間後にソレノイド239に通電して回転軸216を回転させる。
【0042】
するとカム231が図1時間方向に回転しカムフォロアー230を反時計方向に回転させこれと一体に形成した満杯検知レバー222も回転軸216を中心に支持トレイ203上方に退避する。回転軸216の回転に伴ってこれに取付けたパドル214も図1時計方向に回転し支持トレイ203上に進入したシート後端をストッパー壁203a側に送ることとなる。一方前記搬送モータMには電磁クラッチ240を介して前記移送ベルト218のプーリ220を取付けた回転軸241に歯車伝動されている。
【0043】
この移送ベルト218にはシート押出し部材217が取付けてあり、電磁クラッチ240を結合状態にすると駆動モータMの回動が回転軸241に伝わりシート押出し部材217を図5右側に移動し、駆動モータMの回転を逆転するとシート押出し部材217は図5左側に移動するようになっている。上記回転軸241には歯車列242を介して前記シート押え部材223のカム227が連結され、このカム227は回転軸241の回転に伴なってシート押え部材223をシート押圧位置から退避位置に移動させるようになっている。
【0044】
この段階で搬送モータMを逆回転させるとパドル215の回転軸216は歯車234と歯車237とが非係合状態で回転が伝達されず、排紙ローラ205a、b及び排紙ベルト206もワンウェイクラッチ231が空転して、回転が伝達されない。一方回転軸217には逆方向の回転力が付与されて、移送ベルト218とシート押え部材223は退避位置に復帰するようになっている。
【0045】
以上説明した後処理ユニット200に本発明を採用した形態について以下説明する。前記排紙スタッカー202は通常のシートを積載するトレイで構成され後処理ユニット200のフレームに取付けられている。この排紙スタッカー202には最大積載量に応じた段差を形成する位置に搬送ガイドとこの搬送ガイドに沿ってシートを搬出する排紙手段が隣接して装備される。図示のものは搬送ガイドとシートを一時的に保持する支持トレイ203で構成してあり、排紙手段を前記シート押出部材217で構成してある。
【0046】
本発明にあって搬送ガイドはシートを一時的に保持することなく順次移送されるシートを案内するガイドで構成しても良く、また排紙手段は通常のローラ或いはベルトでシートをニップして移送する構成であっても良い。
【0047】
図示のものは搬送ガイドを構成する支持トレイ203の上流側に段差を隔てて搬入経路207と排紙口204が準備してあり、排紙口204には前述の排紙ローラ205、排紙ベルト206から成るシート搬出手段が設けられている。
つまり画像形成ユニット100から順次送られたシートは経路207の排紙口204からシート搬出手段(前記排紙ローラ205、排紙ベルト206)で搬送ガイド(前記支持トレイ203)に移送される。そしてこのシートは排紙ガイドに沿って排紙手段(前記シート押出部材217)で排紙スタッカー202上に搬出されるようになっている。
かかる構成において、排紙スタッカー202上の最上紙と接してシートの積載量を検出する満杯検知レバー222は図1に示すように搬送ガイド(203)から排紙スタッカー202に至るシートの移動軌跡を過ぎるように排紙スタッカー202の上方から垂下してある。同時にこの満杯検知レバー222は前記排紙口204から搬送ガイド203に至るシートの移送軌跡も過る位置から垂下してあり、図1に示すように排紙スタッカー202の上方に設けた軸229にレバー部材の基端部を揺動自在に軸承してある。
【0048】
満杯検知レバー222には板状のアクチュエータ228aとカムフォロアー230が一体に形成してあり、検知レバー222とアクチュエータ228aとカムフォロアー230は軸229を中心に一体的に回動するように構成されている。
そしてこの三者は自重で検知レバー222が常に排紙スタッカー202に当接するように付勢されている。上記アクチュエータ228aは検知センサー228と満杯検知レバー222が所定の最大積載位置のとき係合し、その状態を検知するようになっている。
【0049】
前記満杯検知レバー222と一体のカムフォロアー230は前記パドル215の回転軸216に取付けたカム231と係合するように構成され、カム231の回転運動で検知レバー222を排紙スタッカー202の上方に退避させるようになっている。つまりカム231を取付けた回転軸216は扇形ギアーから成る歯車235、歯車234、中間軸236、伝動歯車列232を介して駆動モータMに連結されている。同時に回転軸216にはラッチホイール238と付勢スプリング237が備えられラッチホイール238にはソレノイド239が係合してある。このラッチホイール238はソレノイド239のアクチュエータと係合した状態で回転軸216を静止させ、この時扇形ギアー235と中間軸236の歯車234は非係合状態に置かれ、回転軸216のカム231は図1の状態に置かれる。つまり回転軸216が静止したホームポジションでカム231とカムフォロアー230は非係合状態でカムフォロアー230は所定角度自由に回転軸229を中心に回動することが出来るようになっている。
従って回転軸216がソレノイド239によって静止したホームポジションで検知レバー222は所定角度自由に回動することが可能となり、該検知レバー222の先端は排紙スタッカー202上のシート積載量に追従して回転軸229を中心に回転し、この検知レバー222と一体のアクチュエータ228aが検知センサー228を作動して所定の最大積載量に到達したことを知らせるようになっている。
【0050】
次に上述の後処理装置の動作を図6乃至図8に従って説明する。
画像形成ユニット100の印刷手段140で画像形成されたシートは排紙経路16に導かれる。このときシート上に後処理を施す動作モードが選択されていると切換ゲート170は連結経路162にシートを送る。
そこで連結経路162からのシートは後処理ユニット200の搬入経路207に導かれ搬出手段(図示の排紙ローラ205、排紙ベルト206)によって排紙口204に搬出される。この過程でシート先端がセンサーレバー221aを作動してセンサー221でこれを検出し、このタイミング信号で後続の動作を制御する。
この時前述の駆動モータMは画像形成ユニット100からの信号で回転起動していて搬出手段をシート搬出方向に回転駆動している。この搬出手段の回転に伴ってシートは図1右側に移送されシート先端は搬送ガイド(図示の支持トレイ203)に沿って移動する。
次いで前記センサー211からのシート先端検知信号からタイマーなどの遅延手段で所定時間後に前記ソレノイド239が作動される。ソレノイド239の作動でそのアクチュエータは回転軸216のラッチホイール238との係合が解除され、回転軸216は付勢スプリング237で所定角回転される。すると回転軸216の扇形歯車235は駆動モータMと連結され回転している歯車234と噛合し、駆動モータMの回転を回転軸216に伝達する。回転軸216は図1及び図6の停止したポジションから同図時計方向に回転し、カム231も図7の方向に回転する。このカム231の回転でカムフォロアー230はカム面231aによって軸229を中心に検知レバー222を反時計方向に図7の状態に揺動する。
この時検知レバー222の先端は搬送ガイド(図示の支持スタッカー203)に沿って移動するシートの移送軌跡から退避した位置に置かれる。続いて回転軸216の時計方向への回転に伴ってこの回転軸216に取付けられたパドル215はシートを搬送ガイド203に沿って図7左側に移送し図8の状態にシートを搬送ガイド203上に整列させる。この過程で検知レバー222のカムフォロアー230はカム231のカム面231b上を滑って排紙スタッカー202上方のシート移送軌跡から退避した位置(姿勢)に保持されている。
【0051】
以上の動作を図6、7、8の状態説明図に従って説明すると、まず図1の初期状態で画像形成ユニット100からシート排出の信号を得て後処理ユニット200の駆動モータは回転起動する。この駆動モータMの回転は回転軸210に伝えられシート排出手段を構成する排紙ローラ205、排紙ベルト206を図1においてシートを右側に排出するように回転する。この時パドル215とカム231を取付けた回転軸216はソレノイド239がラッチホイール238と係合して回転停止した状態に置かれ、駆動モータMと回転軸216とは扇形歯車235と中間軸236の歯車が非係合状態で伝動が絶たれている。
【0052】
シートが搬入経路207に進入すると図6に示すようにセンサー221のレバー221aがシート先端を検出し、レバー位置にシート先端が到達したタイミングを検出する。このセンサー221の作動信号からシート先端が満杯検出レバー222の位置に到達する前の適時タイミングでソレノイド239に通電信号が制御回路から発せられる。するとソレノイド239はラッチホイール238を解除し、回転軸216はフリー(非拘束)となる。そこで回転軸216は付勢スプリング237で付勢回転され扇形歯車235と中間軸214の歯車234が噛合し、駆動モータMの回転は歯車列232、中間軸236を介して回転軸216に伝達され図6において時計方向に回転を始める。回転軸216の回転に伴ってカム231とパドル215は図6時計方向に回転し、カム231はそのカム面231aがカムフォロアー230を軸229を中心に反時計方向に回転させ図7の状態に検出レバー222を排紙スタッカー上方の退避位置に移動する。この状態でシートは搬送ガイド(図示の支持トレイ203)上に進入し、その先端は排紙スタッカー202に到達する。
【0053】
シートが搬送ガイド上に完全に搬出された状態で図7に示すようにパドル215がこのシートを搬出方向と逆方向同図左側に逆送させ、シートは後端を搬送ガイド上の突出部に突き当てられ規定位置に停止する。その後パドル215はシートから離れて図8に示すように回転軸216と共に時計方向に回転する。一方カム231はカムフォロアー230をその外周のカム面231bで常に検出レバー222を退避位置に保持する。
そこで回転軸216が一回転するとソレノイド239のアクチュエータがラッチホイール238と係合して回転軸216を停止し、扇形歯車235と中間軸の歯車234は非係合となり、図1の状態に戻る。この時検出レバー222はカム231とカムフォロアー230が非係合状態となり、該レバー222は自重で排紙スタッカー202側に落下するが、搬送ガイド上に搬出されたシートと接した状態に保たれる。
【0054】
上記の動作を繰り返すことによって搬送ガイド(支持トレイ203)上にはシートが順次積み上げられることとなる。搬送ガイド上に所定のシートが積み上げられると画像形成ユニットからのジョブ終了の信号を得て後処理手段218が搬送ガイド上のシート束にステップル綴じなどの後処理を施す。後処理手段218からの動作終了信号を得て前記駆動モータMの回転を電磁クラッチ240で回転軸241に伝達する(図5参照)。するとこの回転軸241に取付けたプーリ210がエンドレスベルト218を図1時計方向に回転し、このベルト218に取付けられたシート押出部材217が搬送ガイド203上のシート束を図8右側に押出す。従ってこのシート押出部材217が搬送ガイド203上のシートの排紙手段を構成することとなる。
【0055】
搬送ガイド上を押出されたシートは排紙スタッカー202上に集積され、このシートの最上紙に接した検出レバー222は排紙スタッカー上の積載シートの最上紙と当接した姿勢で静止する。そこでシート押出部材217の搬出動作終了の後適時タイミングでセンサー228の状態信号を得て排紙スタッカー202上のシートの満杯を判別する。つまりセンサー228がアクチュエータ228aによって作動された状態が満杯位置となるように設定されている。
【0056】
尚上述の動作は搬送ガイド203上にシートを積載する場合について説明したが、この搬送ガイド203にシートを積載することなく順次排紙スタッカー202に搬出しても良い。この場合には前述の図8の状態、即ち検出レバー222がカム231で退避位置に保持された状態でシート押出部材(排紙手段)を動作させ、搬送ガイド203上のシートを排紙スタッカー202に繰出せば良い。
【0057】
【発明の効果】
本発明は上述のように排紙スタッカー上のシートの積載量を検出する検出レバーを搬送ガイドから排紙スタッカーに至るシートの移動軌跡を上方から下方に過って揺動自在に構成し、この検出レバーをシート排出時上方の退避位置に保持したものであるから、スタッカー上のシートの中央部の積載量を検出することが出来、後処理装置などでシート隅部をステップル綴じした場合或いはカールしたシートなどの部分的に膨らんだシート隅部を検出することによる不適切な積載量の検出を防止できる。また排紙スタッカーにシートを搬入する際は検出レバーがシートの通過経路から上方に退避した姿勢で保持されシートの妨げとならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した後処理装置の要部を示す説明図である。
【図2】本発明を用いた後処理装置及び画像形成装置の全体を示す縦断断面図である。
【図3】図2の装置の異なる断面の説明図である。
【図4】図2の装置の駆動機構を説明する斜視図である。
【図5】図2の装置の後処理ユニットの駆動機構の説明である。
【図6】図2の装置における検出レバーの動作状態の説明図である。
【図7】図2の装置における検出レバーの動作状態の説明図である。
【図8】図2の装置における検出レバーの動作状態の説明図である。
【符号の説明】
100 画像形成ユニット
200 後処理ユニット
202 排紙スタッカー
203 搬送ガイド
205 搬出手段(排紙ローラ)
206 搬出手段(排紙ベルト)
207 搬入経路
216 回転軸
217 排紙手段(シート押出部材)
222 検出レバー
229 軸
230 カムフォロアー
231 カム
300 画像読取ユニット
350 原稿送りユニット
M 駆動手段
Claims (7)
- シートを搬送する搬送ガイドと、
この搬送ガイドに設けられ順次シートを搬出する排紙手段と、
この排紙手段の下方に段差を設けて配置されたスタッカーと、
この排紙スタッカーの最上と接するシート高さレバーと、
この検出レバー位置を検出する検知センサーとを備え、
上記検出レバーを上記排紙手段から排紙スタッカーに至るシートの移動軌跡を過って上方の退避位置から下方の排紙スタッカーと当接する検出位置との間で揺動自在に構成し、
この検出レバーにシートの排出時は上記退避位置に該検出レバーを保持する作動手段を連結したことを特徴とする集積装置。 - 前記検出レバーの作動手段は、このレバーの自重によって上方の退避位置から排紙スタッカー上に移動すると共に、
下方の排紙スタッカーから退避位置に移動する駆動源を具えていることを特徴とする請求項1記載のシート集積装置。 - 前記作動手段の駆動源は前記排紙手段の駆動源と共通に構成し該作動手段と駆動源との間に動作タイミングを規制するカム手段を設けたことを特長とする請求項2記載のシート集積装置。
- 前記搬送ガイドはシートを一時的に載置するトレイ形状に構成され該搬送ガイド上に載置されたシート穴明けステップル綴じなどの後処理手段を備えていることを特徴とするシート集積装置。
- シートを順次搬送するシート搬送手段と、
このシート搬送手段からのシートを一時的に載置するトレイ状の搬送ガイドと、この搬送ガイドに設けられてシートを搬出する排紙手段と、
この排紙手段の下方に段差を設けて配置された排紙スタッカーと、
この排紙スタッカーの最上シートと接するシート高さ検出レバーと、
この検出レバーの位置を検出する検知センサーを備え、
上記検出レバーを上記シート搬送手段から上記搬送ガイドに至るシートの移動軌跡の上方に設けた退避位置と上記排紙スタッカーの最上シートと当接する検出位置との間で移動自在に構成し、
上記検出レバーに上記シート搬送手段から上記搬送ガイドへのシート移送時該検出レバーを退避位置に保持する作動手段を連結したことを特徴とするシート集積装置。 - 前記トレイ状の搬送ガイドにシートの穴明け、ステップル綴じなどの後処理手段を設けた請求項5記載のシート集積装置。
- 順次シートを搬出するシート搬出手段と、
このシート搬出手段からのシートを一時的に保持するトレイ状の搬送ガイドと、この搬送ガイド上のシートに後処理を施す後処理手段と、
この搬送ガイドからのシートを排紙スタッカーに搬送する排紙手段と、
この排紙スタッカー上の最上シートと当接するシート高さ検出レバーと、
この検出レバーを検知するセンサー手段とを備え、
上記検出レバーを上記シート搬出手段から上記搬送ガイドに至るシートの移動経路と上記排送ガイドから上記排紙スタッカーに至るシートの移動経路を過って上方の退避位置から下方の排紙スタッカーと当接する検出位置との間で揺動自在に構成し、
この検出レバーに上記シート搬出手段からシートが上記排紙スタッカーに移送されるシートの排出時は上記退避位置に上記検出レバーを保持する作動手段を連結したことを特徴とするシート後処理装置。
Priority Applications (3)
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Cited By (2)
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CN103058004A (zh) * | 2011-10-21 | 2013-04-24 | 株式会社理光 | 片状记录介质处理装置及图像形成装置 |
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-
2003
- 2003-05-28 JP JP2003150032A patent/JP2004352406A/ja active Pending
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CN103058004B (zh) * | 2011-10-21 | 2015-06-10 | 株式会社理光 | 片状记录介质处理装置及图像形成装置 |
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