JP2004350985A - 肺吸引用液滴吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】肺吸引用液滴吐出装置において、利用者への薬剤などの液剤の投与量を容易且つ確実に管理できる様にすることである。
【解決手段】肺吸引用液滴吐出装置1において、利用者の口と連通する開口部を持つシリンダー3内にピストン4が2つの位置の間で可動に設けられ、呼気に応じてピストン4が一方の位置を取るときにシリンダー3内の開口部側に最大容積の液滴室が形成され、吸気に応じてピストン4が他方の位置を取るときにシリンダー3内の開口部側に最小容積の液滴室が形成される。さらに、液剤収納器11を収容する収容部と、ピストン4が一方の位置付近にあるのを検知して液剤収納器11から所定量の液滴を液滴室内に噴出させる為の検知手段7が設けられる。
【選択図】 図2
【解決手段】肺吸引用液滴吐出装置1において、利用者の口と連通する開口部を持つシリンダー3内にピストン4が2つの位置の間で可動に設けられ、呼気に応じてピストン4が一方の位置を取るときにシリンダー3内の開口部側に最大容積の液滴室が形成され、吸気に応じてピストン4が他方の位置を取るときにシリンダー3内の開口部側に最小容積の液滴室が形成される。さらに、液剤収納器11を収容する収容部と、ピストン4が一方の位置付近にあるのを検知して液剤収納器11から所定量の液滴を液滴室内に噴出させる為の検知手段7が設けられる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者が薬剤など液剤の小液滴を肺に吸入する為に用いられる肺吸引用液滴吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、タンパク製剤の薬液などの患者への投与は皮下注射によって行われていた。この際、投与量はシリンダー目盛りの目視確認にて調整される。
【0003】
しかし、近来、皮下注射器は、苦痛を伴うこと、針痕が傷として残ること、同じ個所に重ねてできないこと、他の薬物の投与器として流用されやすいこと、廃棄の問題があること等の問題があり、生理的、器具管理的にも扱い難くなってきているため、皮下注射器以外の投薬器が求められている。
【0004】
こうした状況において、皮下注射の代用として、気管を通して肺静脈毛細血管に微小薬液滴を投与できることが解ってきた。各医療機関の実験によると、液滴径が3ミクロン程度になると気管壁や液滴通過器官に滞ることなく、ほぼ100%肺毛細血管に到達することが解った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、径3ミクロン程度の小液滴はインクジェット応用技術で形成可能であることは解っているが、利用者(患者)への投薬量の管理が課題としてある。また、この為の肺吸引用液滴吐出装置(典型的には肺吸引式投薬器)を構成する場合、その操作方法、保守、携帯性等、色々な課題が存在する。
【0006】
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、利用者への薬剤などの液剤の投与量を容易且つ確実に管理することを可能にした構成を持つ肺吸引式投薬器などの肺吸引用液滴吐出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の肺吸引用液滴吐出装置は、使用時に利用者の口と連通する開口部を持つシリンダー部材内にピストン部材が第1の位置と第2の位置との間で可動に設けられ、利用者の呼気に応じてピストン部材が第1の位置を取るときにシリンダー部材内の開口部側に最大容積の液滴室が形成され、利用者の吸気に応じてピストン部材が第2の位置を取るときにシリンダー部材内の開口部側に最小容積の液滴室が形成される様に構成され、液滴を吐出する液剤収納器の吐出ヘッド部が液滴室内に臨むように液剤収納器を収容する収容部を有し、さらにピストン部材が第1の位置付近にあることを検知して吐出ヘッド部から所望所定量の液滴を液滴室内に噴出させる為の検知手段が設けられていることを特徴とする。この構成では、利用者の呼吸に応じて膨張・収縮する液滴室に対して上記の如き様態で液滴を吐出するので、開口部(銜え口)を口に銜えて液滴室と利用者の呼吸器官と連通させておいたままで呼気時に一定量の液剤を準備し、吸気時にこの準備された一定量の液剤を吸入でき、この繰り返し回数により利用者ごとに投与量を適正に合わせられる。こうして、例えば、公知のインクジェット方式で一定量生産された微小液滴を患者の呼吸を利用して何回吸い込むかで投薬量が決定でき、投薬量は呼吸数をカウントして容易且つ確実に管理できる。
【0008】
上記の基本構成に基づいて、以下のような態様が可能である。
液滴室の最大容積を越える呼気量は、シリンダー部材などに設けられた増圧力弁にて液滴室外部に逃がす様に構成されてもよい。また、液滴室が最小容積に達した後、ピストン部材などに設けられた減圧力弁にて液滴室外空気を液滴室内に更に吸引できる様に構成されてもよい。
【0009】
シリンダー部材は、構成材料に帯電剤を混入して成型する等の方法で、内壁部が液滴ミストと同電位となる様に構成されてもよい。さらに、ピストン部材が第2の位置を取るとき、ピストン部材に設けられた弾性材などから成るヘッドキャップにて吐出ヘッド部の液滴吐出面を覆う様に構成されてもよい。この場合、ヘッドキャップの液滴吐出面への押圧力は、上記減圧力弁を用いる構成により、一定圧である様にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を明らかにすべく具体的な実施例を図に沿って説明する。
【0011】
(第1の実施例)
図1に第1の実施例の外観図を示す。また、図2、図3に異なる状態にある本実施例の模式断面図を示す。これらの図において、1は空気孔1aを持つ肺吸引式投薬器(肺吸引用液滴吐出装置)の本体であり、本体1は、薬液収納タンクと薬液吐出ヘッドを有するカートリッジ11が交換自在に収納できる収納部を有する。カートリッジ11は収納部に収まったとき、その表面に露出した複数の電気コンタクト11a及び本体1側のヘッドコンタクト6を介して、装置全体を電気的に制御するコントロール基板21に導通する。本体1には、また、導気管部3aを持つシリンダー3内に形成される液滴室と利用者(患者)の呼吸器官とを連通させる為の銜え口2が本体1内に収納可能な形態で(本実施例では、その円筒状部2aの回りで回転可能に)装着されている。回転可能な2aと導気管部3aの間はシール2bによりシーリングが施されている。さらに、シリンダー3内には、シール4aでシーリングが施されてピストン4が滑らかに摺動可能に嵌め込まれていると共に、ピストン4の往動端位置を検出する為のマイクロスイッチ7が設けられている。このピストン4の前面には、弾性材から成るヘッドキャップ5が貼付されている。本体1の最後尾部には、コントロール基板21用の電源となるバッテリ31を収容する為のバッテリ収容部が設けられている。
【0012】
本実施例のカートリッジ11は、熱或いは圧電効果を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出する。これはプリンタなどの記録装置で実用化されているインクジェット方式と呼ばれる方式と基本的に同じであるが、医療用として使用するために、吐出ヘッドやタンクについて記録装置とは異なる特徴を幾つか有している。例えば、吐出ヘッドの構成材料としては、薬剤などと反応しない金メッキされたもの、セラミック、ガラスなどを用いる。また、吐出する薬剤の種類や投与の方法(肺まで到達させる必要があるか否か等)に応じて、吐出口(ノズル)の配列や形状を異なったものとする。
【0013】
本実施例において、熱を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出する場合、この方式は駆動波形をパルス状とすることで、吐出される液滴の数をパルスの数によって制御できるため、吐出量を正確に管理する用途に適している。ピストン4の1往復単位の薬量が決定でき、利用者は必要薬量をピストン4の往復回数、即ち、呼吸数で管理できる。
【0014】
しかしながら本実施例では、医療用として使用するために記録装置とは異なる吐出制御を行っている。すなわち、記録装置は紙などの記録媒体に上方からインクを吐出して記録を行うが、本実施例の吐出装置ないし吸入器では、ミストあるいはエアロゾル状となるように薬剤を吐出して利用者の吸入空気と共に薬剤を肺まで到達させる必要がある。
【0015】
このため、通常の記録装置よりも液滴のサイズを遥かに小さくし、かつこの様な小さなサイズの液滴を適量だけ確実に吐出させるように制御する必要がある。液滴のサイズが小さくなると、吐出された液滴の運動エネルギーが小さいため、弾道が決まらないが、吐出方向については記録装置の様にヨレ量を小とする必要はなく、同時吐出した液滴同士が反発して、ヨレが大きくなってもよい。
【0016】
次に本実施例の動作を説明する。図2は利用者の呼気後の状態を示す。利用者が図示の如く銜え口2を銜えて呼気の力にてシリンダー3内のピストン4を図2右方に往動させると、マイクロスイッチ7が往動端に来たピストン4を検知し、薬液吐出ヘッドの薬液吐出面がシリンダー3の液滴室内に臨んだカートリッジ11より一定量の薬液滴が吐出される。このとき、マイクロスイッチ7によるピストン4の検知とほぼ同時に薬液滴の吐出が開始されてもよいし、検知から所定時間後に薬液滴が吐出され始める様にしてもよい。このマイクロスイッチ7は圧力センサなどに置き換えられてもよく、この場合は液滴室内の圧力が呼気で増加したことを検知して一定量の薬液滴が吐出される。
【0017】
この往動の際、空気孔1aを介して空気が、ピストン4の右側に形成されたシリンダー3の室内から流れ出して、ピストン4の往動を助ける。シリンダー3内は適当な手段により(例えば、構成材料に帯電剤を混入してシリンダー3を成型する)液滴室内の薬液滴とほぼ同電位に保たれており、また薬液滴は粒径ほぼ3ミクロン程度の微小重量液滴である為、薬液滴はブラウン現象(ブラウン運動)によりシリンダー3の内壁に付着することなくシリンダー3の液滴室内に浮遊して、充満される。ピストン4をマイクロスイッチ7が検知し、利用者が息を止めている短い時間内に一定量の薬液滴でシリンダー3の液滴室内が充満されてから、残呼気は利用者の鼻から放出される。このシリンダー3内の浮遊薬液滴が一吸入当たりの投薬量となる。この量はケースに応じて決められるものである。
【0018】
図3は、図2の状態に続く吸気後の状態を示す。利用者の吸気の力がピストン4を図3左方へ復動させ、シリンダー3の液滴室内に充満していた薬液滴が利用者の呼吸器官内に吸引される。このとき、空気孔1aを介して空気が、ピストン4の右側に形成されるシリンダー3の室内に流れ込んで、ピストン4の復動を助ける。ピストン4が復動端位置に達したとき、ピストン4の前面に貼付されたヘッドキャップ5がカートリッジ11の薬液吐出ヘッドの薬液吐出面を覆う。これにより、更なる吸気力によりカートリッジ11の薬液吐出ヘッドから直に薬液が漏出して利用者に吸引されるのを防止すると共に、不使用時にカートリッジ11の薬液吐出ヘッドの薬液吐出口が乾燥するのを防止する。さらには、薬液吐出口付近の防塵の役目も果たす。薬液滴吸引後の不足吸気は鼻で行われる。
【0019】
こうして、利用者の呼気時に一定量の薬液がシリンダー3の液滴室内に準備され、吸気時にこの一定量の薬液が利用者の肺に吸入される。そして、この繰り返し回数が利用者により確実にカウントされて、利用者ごとの投薬量が確実に投与される。
【0020】
(第2の実施例)
図4に第2の実施例の模式断面図を示す。上記実施例の構成において、利用者の呼気にてピストン4を動作させる為、シリンダー3の液滴室内には唾液や薬液の漏出分が溜まる恐れがある。これを確実に防止する為に、第2の実施例ではシリンダー3にドレーン部3bを設けた。ドレーン部3bには排出口が形成され、ここに圧縮バネ8aで付勢された増圧力弁8が設けられている。シリンダー3の液滴室内が呼気で増圧する時にのみバネ8aの付勢力に抗して圧力弁8が排出口から離れて、排出口は開状態になる。これにより、ピストン4の復動で漏出薬液はドレーン部3bに掃き寄せられ、呼気時にピストン4が往動停止端迄移動した後、液滴室内の呼気圧上昇により圧力弁8が動いて排出口が開放され、残呼気とともにドレーン部3bの貯留物は排出口を通って本体1外に放出される。本実施例では、マイクロスイッチ7によるピストン4の検知から一定時間後に薬液滴が吐出される様にするのがよい。なぜなら、液滴室内の圧力が高くて排出口が開放されている状態で薬液滴が吐出されると、その一部も本体1外に放出されてしまう恐れがあるからである。
【0021】
(第3の実施例)
図5に第3の実施例の模式断面図を示す。本実施例は、利用者の吸気にてピストン4を復動端迄移動した後、銜え口2内部や導気管部3a内部に残った薬液滴を全て吸入できる様にする為、シリンダー3の液滴室外部の空気を弁口部4bを介して更に吸引するようにしたものである。ピストン4が復動端迄移動した後、銜え口2や導気管部3a内部が更に吸気により減圧すると、圧縮バネ9aで閉位置に付勢された減圧力弁9が開放されてシリンダー3の液滴室外部の空気が流入し、残薬液滴が吸入できる。この際、バネ9aの作用によりヘッドキャップ5は一定力にてカートリッジ11の薬液吐出部に押圧される為、吸気による過大なキャップ圧がカートリッジ11の薬液吐出ヘッドの薬液吐出面にかからない様になっている。
【0022】
勿論、第2の実施例のドレーン部3bと第3の実施例の弁口部4bを共に備える構成にすることもできる。この構成や、第2の実施例や第3の実施例の構成によれば、圧力弁8、9を介してシリンダー3の液滴室内から或いは内へ余剰空気が出入できるので、利用者は銜え口2を銜えたまま呼吸でき易くなる。
【0023】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、肺吸引用の液滴吐出装置において、呼吸回数で液剤の投与量を容易且つ確実に管理できる様になる。すなわち、インクジェット方式による小径液滴(例えば、3ミクロン程度)の量が1吸入当たり容易且つ確実に定量化でき、吸入回数を確実にカウントできるで、投薬必要量の個人差の管理などが容易に可能となった。よって、皮下注射に代わる投薬などが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の肺吸引用液滴吐出装置の第1の実施例を示す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例の呼気時の状態を示す模式断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の吸気時の状態を示す模式断面図である。
【図4】本発明の肺吸引用液滴吐出装置の第2の実施例を示す模式断面図である。
【図5】本発明の肺吸引用液滴吐出装置の第3の実施例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 肺吸引用液滴吐出装置の本体
1a 本体の空気孔
2 銜え口
2a 銜え口の円筒状部
2b、4a シール
3 シリンダー
3a シリンダーの導気管部
3b シリンダーのドレーン部
4 ピストン
4b ピストンの弁口部
5 ヘッドキャップ
6 ヘッドコンタクト
7 マイクロスイッチ
8 圧力弁(増圧開)
8a、9a 圧縮バネ
9 圧力弁(減圧開)
11 液剤カートリッジ
11a カートリッジの電気コンタクト
21 電気制御部
31 バッテリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者が薬剤など液剤の小液滴を肺に吸入する為に用いられる肺吸引用液滴吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、タンパク製剤の薬液などの患者への投与は皮下注射によって行われていた。この際、投与量はシリンダー目盛りの目視確認にて調整される。
【0003】
しかし、近来、皮下注射器は、苦痛を伴うこと、針痕が傷として残ること、同じ個所に重ねてできないこと、他の薬物の投与器として流用されやすいこと、廃棄の問題があること等の問題があり、生理的、器具管理的にも扱い難くなってきているため、皮下注射器以外の投薬器が求められている。
【0004】
こうした状況において、皮下注射の代用として、気管を通して肺静脈毛細血管に微小薬液滴を投与できることが解ってきた。各医療機関の実験によると、液滴径が3ミクロン程度になると気管壁や液滴通過器官に滞ることなく、ほぼ100%肺毛細血管に到達することが解った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、径3ミクロン程度の小液滴はインクジェット応用技術で形成可能であることは解っているが、利用者(患者)への投薬量の管理が課題としてある。また、この為の肺吸引用液滴吐出装置(典型的には肺吸引式投薬器)を構成する場合、その操作方法、保守、携帯性等、色々な課題が存在する。
【0006】
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、利用者への薬剤などの液剤の投与量を容易且つ確実に管理することを可能にした構成を持つ肺吸引式投薬器などの肺吸引用液滴吐出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の肺吸引用液滴吐出装置は、使用時に利用者の口と連通する開口部を持つシリンダー部材内にピストン部材が第1の位置と第2の位置との間で可動に設けられ、利用者の呼気に応じてピストン部材が第1の位置を取るときにシリンダー部材内の開口部側に最大容積の液滴室が形成され、利用者の吸気に応じてピストン部材が第2の位置を取るときにシリンダー部材内の開口部側に最小容積の液滴室が形成される様に構成され、液滴を吐出する液剤収納器の吐出ヘッド部が液滴室内に臨むように液剤収納器を収容する収容部を有し、さらにピストン部材が第1の位置付近にあることを検知して吐出ヘッド部から所望所定量の液滴を液滴室内に噴出させる為の検知手段が設けられていることを特徴とする。この構成では、利用者の呼吸に応じて膨張・収縮する液滴室に対して上記の如き様態で液滴を吐出するので、開口部(銜え口)を口に銜えて液滴室と利用者の呼吸器官と連通させておいたままで呼気時に一定量の液剤を準備し、吸気時にこの準備された一定量の液剤を吸入でき、この繰り返し回数により利用者ごとに投与量を適正に合わせられる。こうして、例えば、公知のインクジェット方式で一定量生産された微小液滴を患者の呼吸を利用して何回吸い込むかで投薬量が決定でき、投薬量は呼吸数をカウントして容易且つ確実に管理できる。
【0008】
上記の基本構成に基づいて、以下のような態様が可能である。
液滴室の最大容積を越える呼気量は、シリンダー部材などに設けられた増圧力弁にて液滴室外部に逃がす様に構成されてもよい。また、液滴室が最小容積に達した後、ピストン部材などに設けられた減圧力弁にて液滴室外空気を液滴室内に更に吸引できる様に構成されてもよい。
【0009】
シリンダー部材は、構成材料に帯電剤を混入して成型する等の方法で、内壁部が液滴ミストと同電位となる様に構成されてもよい。さらに、ピストン部材が第2の位置を取るとき、ピストン部材に設けられた弾性材などから成るヘッドキャップにて吐出ヘッド部の液滴吐出面を覆う様に構成されてもよい。この場合、ヘッドキャップの液滴吐出面への押圧力は、上記減圧力弁を用いる構成により、一定圧である様にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を明らかにすべく具体的な実施例を図に沿って説明する。
【0011】
(第1の実施例)
図1に第1の実施例の外観図を示す。また、図2、図3に異なる状態にある本実施例の模式断面図を示す。これらの図において、1は空気孔1aを持つ肺吸引式投薬器(肺吸引用液滴吐出装置)の本体であり、本体1は、薬液収納タンクと薬液吐出ヘッドを有するカートリッジ11が交換自在に収納できる収納部を有する。カートリッジ11は収納部に収まったとき、その表面に露出した複数の電気コンタクト11a及び本体1側のヘッドコンタクト6を介して、装置全体を電気的に制御するコントロール基板21に導通する。本体1には、また、導気管部3aを持つシリンダー3内に形成される液滴室と利用者(患者)の呼吸器官とを連通させる為の銜え口2が本体1内に収納可能な形態で(本実施例では、その円筒状部2aの回りで回転可能に)装着されている。回転可能な2aと導気管部3aの間はシール2bによりシーリングが施されている。さらに、シリンダー3内には、シール4aでシーリングが施されてピストン4が滑らかに摺動可能に嵌め込まれていると共に、ピストン4の往動端位置を検出する為のマイクロスイッチ7が設けられている。このピストン4の前面には、弾性材から成るヘッドキャップ5が貼付されている。本体1の最後尾部には、コントロール基板21用の電源となるバッテリ31を収容する為のバッテリ収容部が設けられている。
【0012】
本実施例のカートリッジ11は、熱或いは圧電効果を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出する。これはプリンタなどの記録装置で実用化されているインクジェット方式と呼ばれる方式と基本的に同じであるが、医療用として使用するために、吐出ヘッドやタンクについて記録装置とは異なる特徴を幾つか有している。例えば、吐出ヘッドの構成材料としては、薬剤などと反応しない金メッキされたもの、セラミック、ガラスなどを用いる。また、吐出する薬剤の種類や投与の方法(肺まで到達させる必要があるか否か等)に応じて、吐出口(ノズル)の配列や形状を異なったものとする。
【0013】
本実施例において、熱を利用したインクジェット方式に基づいて液状の薬剤を微小液滴として吐出する場合、この方式は駆動波形をパルス状とすることで、吐出される液滴の数をパルスの数によって制御できるため、吐出量を正確に管理する用途に適している。ピストン4の1往復単位の薬量が決定でき、利用者は必要薬量をピストン4の往復回数、即ち、呼吸数で管理できる。
【0014】
しかしながら本実施例では、医療用として使用するために記録装置とは異なる吐出制御を行っている。すなわち、記録装置は紙などの記録媒体に上方からインクを吐出して記録を行うが、本実施例の吐出装置ないし吸入器では、ミストあるいはエアロゾル状となるように薬剤を吐出して利用者の吸入空気と共に薬剤を肺まで到達させる必要がある。
【0015】
このため、通常の記録装置よりも液滴のサイズを遥かに小さくし、かつこの様な小さなサイズの液滴を適量だけ確実に吐出させるように制御する必要がある。液滴のサイズが小さくなると、吐出された液滴の運動エネルギーが小さいため、弾道が決まらないが、吐出方向については記録装置の様にヨレ量を小とする必要はなく、同時吐出した液滴同士が反発して、ヨレが大きくなってもよい。
【0016】
次に本実施例の動作を説明する。図2は利用者の呼気後の状態を示す。利用者が図示の如く銜え口2を銜えて呼気の力にてシリンダー3内のピストン4を図2右方に往動させると、マイクロスイッチ7が往動端に来たピストン4を検知し、薬液吐出ヘッドの薬液吐出面がシリンダー3の液滴室内に臨んだカートリッジ11より一定量の薬液滴が吐出される。このとき、マイクロスイッチ7によるピストン4の検知とほぼ同時に薬液滴の吐出が開始されてもよいし、検知から所定時間後に薬液滴が吐出され始める様にしてもよい。このマイクロスイッチ7は圧力センサなどに置き換えられてもよく、この場合は液滴室内の圧力が呼気で増加したことを検知して一定量の薬液滴が吐出される。
【0017】
この往動の際、空気孔1aを介して空気が、ピストン4の右側に形成されたシリンダー3の室内から流れ出して、ピストン4の往動を助ける。シリンダー3内は適当な手段により(例えば、構成材料に帯電剤を混入してシリンダー3を成型する)液滴室内の薬液滴とほぼ同電位に保たれており、また薬液滴は粒径ほぼ3ミクロン程度の微小重量液滴である為、薬液滴はブラウン現象(ブラウン運動)によりシリンダー3の内壁に付着することなくシリンダー3の液滴室内に浮遊して、充満される。ピストン4をマイクロスイッチ7が検知し、利用者が息を止めている短い時間内に一定量の薬液滴でシリンダー3の液滴室内が充満されてから、残呼気は利用者の鼻から放出される。このシリンダー3内の浮遊薬液滴が一吸入当たりの投薬量となる。この量はケースに応じて決められるものである。
【0018】
図3は、図2の状態に続く吸気後の状態を示す。利用者の吸気の力がピストン4を図3左方へ復動させ、シリンダー3の液滴室内に充満していた薬液滴が利用者の呼吸器官内に吸引される。このとき、空気孔1aを介して空気が、ピストン4の右側に形成されるシリンダー3の室内に流れ込んで、ピストン4の復動を助ける。ピストン4が復動端位置に達したとき、ピストン4の前面に貼付されたヘッドキャップ5がカートリッジ11の薬液吐出ヘッドの薬液吐出面を覆う。これにより、更なる吸気力によりカートリッジ11の薬液吐出ヘッドから直に薬液が漏出して利用者に吸引されるのを防止すると共に、不使用時にカートリッジ11の薬液吐出ヘッドの薬液吐出口が乾燥するのを防止する。さらには、薬液吐出口付近の防塵の役目も果たす。薬液滴吸引後の不足吸気は鼻で行われる。
【0019】
こうして、利用者の呼気時に一定量の薬液がシリンダー3の液滴室内に準備され、吸気時にこの一定量の薬液が利用者の肺に吸入される。そして、この繰り返し回数が利用者により確実にカウントされて、利用者ごとの投薬量が確実に投与される。
【0020】
(第2の実施例)
図4に第2の実施例の模式断面図を示す。上記実施例の構成において、利用者の呼気にてピストン4を動作させる為、シリンダー3の液滴室内には唾液や薬液の漏出分が溜まる恐れがある。これを確実に防止する為に、第2の実施例ではシリンダー3にドレーン部3bを設けた。ドレーン部3bには排出口が形成され、ここに圧縮バネ8aで付勢された増圧力弁8が設けられている。シリンダー3の液滴室内が呼気で増圧する時にのみバネ8aの付勢力に抗して圧力弁8が排出口から離れて、排出口は開状態になる。これにより、ピストン4の復動で漏出薬液はドレーン部3bに掃き寄せられ、呼気時にピストン4が往動停止端迄移動した後、液滴室内の呼気圧上昇により圧力弁8が動いて排出口が開放され、残呼気とともにドレーン部3bの貯留物は排出口を通って本体1外に放出される。本実施例では、マイクロスイッチ7によるピストン4の検知から一定時間後に薬液滴が吐出される様にするのがよい。なぜなら、液滴室内の圧力が高くて排出口が開放されている状態で薬液滴が吐出されると、その一部も本体1外に放出されてしまう恐れがあるからである。
【0021】
(第3の実施例)
図5に第3の実施例の模式断面図を示す。本実施例は、利用者の吸気にてピストン4を復動端迄移動した後、銜え口2内部や導気管部3a内部に残った薬液滴を全て吸入できる様にする為、シリンダー3の液滴室外部の空気を弁口部4bを介して更に吸引するようにしたものである。ピストン4が復動端迄移動した後、銜え口2や導気管部3a内部が更に吸気により減圧すると、圧縮バネ9aで閉位置に付勢された減圧力弁9が開放されてシリンダー3の液滴室外部の空気が流入し、残薬液滴が吸入できる。この際、バネ9aの作用によりヘッドキャップ5は一定力にてカートリッジ11の薬液吐出部に押圧される為、吸気による過大なキャップ圧がカートリッジ11の薬液吐出ヘッドの薬液吐出面にかからない様になっている。
【0022】
勿論、第2の実施例のドレーン部3bと第3の実施例の弁口部4bを共に備える構成にすることもできる。この構成や、第2の実施例や第3の実施例の構成によれば、圧力弁8、9を介してシリンダー3の液滴室内から或いは内へ余剰空気が出入できるので、利用者は銜え口2を銜えたまま呼吸でき易くなる。
【0023】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、肺吸引用の液滴吐出装置において、呼吸回数で液剤の投与量を容易且つ確実に管理できる様になる。すなわち、インクジェット方式による小径液滴(例えば、3ミクロン程度)の量が1吸入当たり容易且つ確実に定量化でき、吸入回数を確実にカウントできるで、投薬必要量の個人差の管理などが容易に可能となった。よって、皮下注射に代わる投薬などが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の肺吸引用液滴吐出装置の第1の実施例を示す外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例の呼気時の状態を示す模式断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の吸気時の状態を示す模式断面図である。
【図4】本発明の肺吸引用液滴吐出装置の第2の実施例を示す模式断面図である。
【図5】本発明の肺吸引用液滴吐出装置の第3の実施例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 肺吸引用液滴吐出装置の本体
1a 本体の空気孔
2 銜え口
2a 銜え口の円筒状部
2b、4a シール
3 シリンダー
3a シリンダーの導気管部
3b シリンダーのドレーン部
4 ピストン
4b ピストンの弁口部
5 ヘッドキャップ
6 ヘッドコンタクト
7 マイクロスイッチ
8 圧力弁(増圧開)
8a、9a 圧縮バネ
9 圧力弁(減圧開)
11 液剤カートリッジ
11a カートリッジの電気コンタクト
21 電気制御部
31 バッテリ
Claims (6)
- 使用時に利用者の口と連通する開口部を持つシリンダー部材内にピストン部材が第1の位置と第2の位置との間で可動に設けられ、利用者の呼気に応じてピストン部材が第1の位置を取るときにシリンダー部材内の開口部側に最大容積の液滴室が形成され、利用者の吸気に応じてピストン部材が第2の位置を取るときにシリンダー部材内の開口部側に最小容積の液滴室が形成される様に構成され、液滴を吐出する液剤収納器の吐出ヘッド部が液滴室内に臨むように液剤収納器を収容する収容部を有し、さらにピストン部材が第1の位置付近にあることを検知して吐出ヘッド部から所望所定量の液滴を液滴室内に噴出させる為の検知手段が設けられていることを特徴とする肺吸引用液滴吐出装置。
- 液剤収納器の吐出ヘッド部はインクジェットヘッド構造を有する請求項1記載の肺吸引用液滴吐出装置。
- 液滴室の最大容積を越える呼気量は、増圧力弁にて液滴室外部に逃がす様に構成されている請求項1または2記載の肺吸引用液滴吐出装置。
- 液滴室が最小容積に達した後、減圧力弁にて液滴室外空気を液滴室内に更に吸引できる様に構成されている請求項1乃至3の何れかに記載の肺吸引用液滴吐出装置。
- シリンダー部材は、内壁部が液滴と同電位となる様に構成されている請求項1乃至4の何れかに記載の肺吸引用液滴吐出装置。
- ピストン部材が第2の位置を取るとき、ピストン部材に設けられたヘッドキャップにて吐出ヘッド部の液滴吐出面を覆う様に構成されている請求項1乃至5の何れかに記載の肺吸引用液滴吐出装置。
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- 2003-05-29 JP JP2003153193A patent/JP2004350985A/ja active Pending
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