JP2004348571A - 入退場等管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】身長制限が必要な施設利用の自動化が可能となり、かつ、閉じた空間での施設利用料金の精算処理を自動化することができ、利用者は退場時にまとめて精算が可能となる入退場等管理システムを提供する。
【解決手段】遊園地への入場時に利用者の顔認証とともに身長推定を行ない、遊園地内の施設利用時に利用者の顔認証を行なうとともに、入場時に推定した身長による施設の利用制限を行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】遊園地への入場時に利用者の顔認証とともに身長推定を行ない、遊園地内の施設利用時に利用者の顔認証を行なうとともに、入場時に推定した身長による施設の利用制限を行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、入場した利用者が利用料金を支払って利用する身長制限のある遊戯施設を有する遊園地(エリア)への入退場や当該遊園地内における遊戯施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、入場した利用者が利用料金を支払って利用する遊戯施設を有する遊園地にあっては、安全性の面等から、特定の遊戯施設(たとえば、ジェットコースタ等)に、利用条件として当該施設を利用する利用者の身長に制限が設けられている場合がある。その場合、従来は係員がその都度目視により利用者の身長を推定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
係員がその都度目視により利用者の身長を推定していたので、係員によって推定結果が異なる可能性があり、その場合、利用者との間でトラブルが発生する恐れがある。また、利用者の身長推定が必要な場面で必ず係員がチェックする必要がある。
【0004】
そこで、本発明は、身長制限が必要な施設利用の自動化が可能となり、かつ、閉じた空間での施設利用料金の精算処理を自動化することができ、利用者は退場時にまとめて精算が可能となる入退場等管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の入退場等管理システムは、入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する登録手段と、エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記登録手段に登録された顔画像とを照合する照合手段と、この照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段とを具備している。
【0006】
また、本発明の入退場等管理システムは、入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段とを具備している。
【0007】
さらに、本発明の入退場等管理システムは、入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段と、エリアの退場部において当該エリアを退場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第4の画像取得手段と、この第4の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第3の照合手段と、この第3の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、前記利用料金精算手段による当該利用者に対する施設利用料金の精算処理が終了しているか否かを判定する第2の判定手段と、この第2の判定手段の判定結果に基づき当該エリアからの退場可否を決定する退場可否決定手段とを具備している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る入退場等管理システムの構成を概略的に示すものである。この入退場等管理システムは、たとえば、入場した利用者が所定の利用料金を支払って利用する身長制限のある遊戯施設を有する遊園地(エリア)への入退場や当該遊園地内における遊戯施設利用の管理等を行なうもので、遊園地の入場口(入場部)11に設置された顔認証装置12、遊園地内における各遊戯施設13の入口部にそれぞれ設置された顔認証装置14、遊園地内の精算口15に設置された顔認証装置16、遊園地の退場口(退場部)17に設置された顔認証装置18、遊園地の管理センタ19に設置された管理サーバ20、および、これら相互間を通信可能に接続するLANなどの通信回線21から構成されている。
【0009】
顔認証装置12,14,16,18は、利用者の顔認証処理および身長推定処理などを行なうもので、たとえば、図2に示すように、利用者の少なくとも顔を含む画像(以下、顔画像と称す)を取得する画像取得手段としてのビデオカメラ31、ビデオカメラ31の位置(設置高さ)を上下方向(利用者の身長方向)に調整(移動)する移動機構32、移動機構32を制御するカメラ位置制御部33、ビデオカメラ31からの画像情報を取込むビデオキャプチャボード34、通信回線21を介して管理サーバ20と通信を行なう通信部35、各種情報を記憶する記憶部36、各種処理および制御を行なうCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)37、各種情報を表示する表示部38、各種情報を入力するキーボードなどの入力部39、および、ハードディスク装置などの2次記憶装置40などから構成されている。
【0010】
次に、このような構成において、遊園地への入場時に利用者の身長推定を行ない、遊園地内の施設利用時に入場時推定した身長による施設の利用制限を行なう場合の動作を説明する。
【0011】
まず、入場処理について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地への入場時、入場口11に設置された顔認証装置12で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS1)。この処理が本発明における第1の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS2)。
【0012】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS3)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS4)、ステップS1に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS3にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS5)。これらの処理が本発明における身長推定手段(第1の身長推定手段)に対応している。
【0013】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を推定した身長情報とともに通信部35および通信回線21を介して管理サーバ20へ送信し、登録する(ステップS6)。すなわち、管理サーバ20内には、たとえば、図4に示すような顔情報テーブルT1が設けられていて、この顔情報テーブルT1に図示のように登録される。このとき、利用者の氏名やパスワードなどの登録も行なわれる。この処理が本発明における登録手段(第1の登録手段)に対応している。
【0014】
次に、CPU37は、顔情報および身長情報の登録が成功したか否かを判定し(ステップS7)、顔情報および身長情報の登録が成功しなかった場合、ステップS1に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、顔情報および身長情報の登録が成功すれば、処理を終了する。
【0015】
次に、遊戯施設を利用する際の処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊戯施設を利用する際、遊戯施設13の入口部に設置された顔認証装置14で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS11)。この処理が本発明における第2の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS12)。
【0016】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS13)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置14から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置14へ返送するものである。この処理が本発明における照合手段(第1の照合手段)に対応している。
【0017】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS14)、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0018】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置14へ送信される。
【0019】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、対象遊戯施設に身長制限があるか否かをチェックする(ステップS15)。この身長制限があるか否かのチェックは、たとえば、2次記憶装置40にあらかじめ身長制限の有無を示す身長制限有無フラグが記憶されていて、この身長制限有無フラグを参照することにより行なわれる。
【0020】
ステップS15のチェックの結果、身長制限がある場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報と2次記憶装置40にあらかじめ記憶されている制限身長情報とを照合し(ステップS16)、身長制限の条件を満足するか否かをチェックする(ステップS17)。この処理が本発明における判定手段(第1の判定手段)に対応している。
【0021】
次に、CPU37は、ステップS17のチェックの結果、身長制限の条件を満足しない場合、当該遊戯施設の利用は不可として(ステップS18)、利用不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内し、身長制限の条件を満足する場合、当該遊戯施設の利用は許可とする(ステップS19)。これらの処理が本発明における利用可否決定手段に対応している。
【0022】
次に、CPU37は、このときの利用施設名と利用料金とからなる利用情報を管理サーバ20へ送信し、登録する(ステップS20)。すなわち、管理サーバ20内には、たとえば、図6に示すような利用情報テーブルT2が設けられていて、この利用情報テーブルT2に図示のように登録される。この処理が本発明における第2の登録手段に対応している。
【0023】
なお、ステップS15のチェックの結果、身長制限がない場合、CPU37は、ステップS16,17,18をジャンプしてステップS19に進み、上記同様な動作を行なう。
【0024】
次に、遊園地から退場する前の精算処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地からの退場前、精算口15に設置された顔認証装置16で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS21)。この処理が本発明における第3の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS22)。
【0025】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS23)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置16から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置16へ返送するものである。この処理が本発明における第2の照合手段に対応している。
【0026】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS24)、ステップS21に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0027】
管理サーバ20からの照合結果が一致の場合(ステップS24)、CPU37は、管理サーバ20から利用情報テーブルT2内に登録されている当該利用者の利用情報(利用施設名、利用料金)の一覧を取得する(ステップS25)。そして、この取得した利用情報の一覧に基づき合計料金を算出し、この算出した合計料金および利用情報の一覧を表示部38に表示する(ステップS26)。ここで、利用者は、表示部38の表示内容を確認したのに基づき、施設利用料金の精算を行なう。これらの処理が本発明における利用料金精算手段に対応している。
【0028】
施設利用料金の精算が終了すると(ステップS27)、CPU37は、当該精算情報を管理サーバ20へ送信することにより、管理サーバ20において、利用情報テーブルT2から精算済みの利用情報が削除される(ステップS28)。
【0029】
次に、遊園地から退場する際の処理について図8に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地から退場する際、退場口17に設置された顔認証装置18で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS31)。この処理が本発明における第4の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS32)。
【0030】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS33)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置18から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置18へ返送するものである。この処理が本発明における第3の照合手段に対応している。
【0031】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS34)、ステップS31に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0032】
管理サーバ20からの照合結果が一致の場合(ステップS34)、CPU37は、管理サーバ20内の利用情報テーブルT2に当該利用者の未清算の利用情報が残っていないかをチェックする(ステップS35)。この処理が本発明における第2の判定手段に対応している。
【0033】
このチェックの結果、未清算の利用情報が残っていない場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は許可とし(ステップS36)、管理サーバ20内の顔情報テーブルT1から当該利用者の情報を削除する(ステップS37)。
ステップS35のチェックの結果、未清算の利用情報が残っている場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は不可として(ステップS38)、退場不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内する(ステップS39)。これらの処理が本発明における退場可否決定手段に対応している。
【0034】
次に、遊園地に入場後、遊園地内の施設利用時に利用者の身長推定を行ない、身長による施設の利用制限を行なう場合の動作を説明する。
【0035】
まず、入場処理について図9に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地への入場時、入場口11に設置された顔認証装置12で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS41)。この処理が本発明における第1の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS42)。
【0036】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信し、前述同様に顔情報テーブルT1に登録する(ステップS43)。この処理が本発明における登録手段(第1の登録手段)に対応している。
【0037】
次に、遊戯施設を利用する際の処理について図10に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊戯施設を利用する際、遊戯施設13の入口部に設置された顔認証装置14で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS51)。この処理が本発明における第2の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS52)。
【0038】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS53)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS54)、ステップS51に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS53にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS55)。これらの処理が本発明における身長推定手段に対応している。
【0039】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS56)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置14から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置14へ返送するものである。この処理が本発明における照合手段に対応している。
【0040】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS57)、ステップS51に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0041】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、前述同様に、対象遊戯施設に身長制限があるか否かをチェックする(ステップS58)。このチェックの結果、身長制限がある場合、CPU37は、ステップS55で推定した身長情報と2次記憶装置40にあらかじめ記憶されている制限身長情報とを照合し(ステップS59)、身長制限の条件を満足するか否かをチェックする(ステップS60)。この処理が本発明における判定手段に対応している。
【0042】
次に、CPU37は、ステップS60のチェックの結果、身長制限の条件を満足しない場合、当該遊戯施設の利用は不可として(ステップS61)、利用不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内し、身長制限の条件を満足する場合、当該遊戯施設の利用は許可とする(ステップS62)。これらの処理が本発明における利用可否決定手段に対応している。
なお、ステップS58のチェックの結果、身長制限がない場合、CPU37は、ステップS62に進み、当該遊戯施設の利用は許可とする。
【0043】
次に、遊園地内の施設利用時に利用者の身長推定を行ない、さらに遊園地入場時に登録した身長と一致するかを照合した上で、身長による施設の利用制限を行なう場合の動作を説明する。
まず、入場処理についてであるが、この処理は先に図3で説明した入場処理と同様であるので説明は省略する。
【0044】
次に、遊戯施設を利用する際の処理について図11に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊戯施設を利用する際、遊戯施設13の入口部に設置された顔認証装置14で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS71)。この処理が本発明における第2の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS72)。
【0045】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS73)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS74)、ステップS71に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS73にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS75)。これらの処理が本発明における第2の身長推定手段に対応している。
【0046】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS76)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置14から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置14へ返送するものである。この処理が本発明における第1の照合手段に対応している。
【0047】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS77)、ステップS71に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0048】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置14へ送信される。
【0049】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報とステップS75で推定した身長情報とを照合し(ステップS78)、所定の一定の誤差を許容した上で、両身長情報が一致するか否かをチェックする(ステップS79)。この処理が本発明における第2の照合手段に対応している。
【0050】
ステップS79のチェックの結果、両身長情報が一致した場合、CPU37は、前述同様に、対象遊戯施設に身長制限があるか否かをチェックする(ステップS80)。このチェックの結果、身長制限がある場合、CPU37は、ステップS75で推定した身長情報と2次記憶装置40にあらかじめ記憶されている制限身長情報とを照合し(ステップS81)、身長制限の条件を満足するか否かをチェックする(ステップS82)。この処理が本発明における判定手段に対応している。
【0051】
次に、CPU37は、ステップS79のチェックの結果、両身長情報が一致しなかった場合、あるいは、ステップS82のチェックの結果、身長制限の条件を満足しない場合、当該遊戯施設の利用は不可として(ステップS83)、利用不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内し、身長制限の条件を満足する場合、当該遊戯施設の利用は許可とする(ステップS84)。これらの処理が本発明における利用可否決定手段に対応している。
なお、ステップS80のチェックの結果、身長制限がない場合、CPU37は、ステップS84に進み、当該遊戯施設の利用は許可とする。
【0052】
次に、遊園地内での施設利用料金の精算時に顔認証とともに利用者の身長推定を行ない、遊園地入場時に登録した身長と照合する場合の動作を説明する。
まず、入場処理についてであるが、この処理は先に図3で説明した入場処理と同様であるので説明は省略する。また、遊戯施設を利用する際の処理は先に図5で説明した処理と同様であるので説明は省略する。
【0053】
次に、遊園地から退場する前の精算処理について図12に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地からの退場前、精算口15に設置された顔認証装置16で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS91)。この処理が本発明における第3の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS92)。
【0054】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS93)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS94)、ステップS71に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS73にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS95)。これらの処理が本発明における第2の身長推定手段に対応している。
【0055】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS96)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置16から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置16へ返送するものである。この処理が本発明における第2の照合手段に対応している。
【0056】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS97)、ステップS91に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0057】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置16へ送信される。
【0058】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報とステップS95で推定した身長情報とを照合し(ステップS98)、所定の一定の誤差を許容した上で、両身長情報が一致するか否かをチェックする(ステップS99)。この処理が本発明における第3の照合手段に対応している。
【0059】
ステップS99のチェックの結果、両身長情報が一致した場合、CPU37は、管理サーバ20から利用情報テーブルT2内に登録されている当該利用者の利用情報(利用施設名、利用料金)の一覧を取得する(ステップS100)。そして、この取得した利用情報の一覧に基づき合計料金を算出し、この算出した合計料金および利用情報の一覧を表示部38に表示する(ステップS101)。ここで、利用者は、表示部38の表示内容を確認したのに基づき、施設利用料金の精算を行なう。これらの処理が本発明における利用料金精算手段に対応している。
【0060】
施設利用料金の精算が終了すると(ステップS102)、CPU37は、当該精算情報を管理サーバ20へ送信することにより、管理サーバ20において、利用情報テーブルT2から精算済みの利用情報が削除される(ステップS103)。
【0061】
なお、ステップS99のチェックの結果、両身長情報が一致しなかった場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、精算処理を終了する。
【0062】
次に、遊園地からの退場時に顔認証とともに利用者の身長推定を行ない、遊園地入場時に登録した身長と照合する場合の動作を説明する。
まず、入場処理についてであるが、この処理は先に図3で説明した入場処理と同様であるので説明は省略する。また、遊戯施設を利用する際の処理は先に図5で説明した処理と同様であるので説明は省略する。さらに、遊園地から退場する前の精算処理は先に図7で説明した処理と同様であるので説明は省略する。
【0063】
次に、遊園地から退場する際の処理について図13に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地から退場する際、退場口17に設置された顔認証装置18で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS111)。この処理が本発明における第4の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS112)。
【0064】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS113)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS114)、ステップS111に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS113にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS115)。これらの処理が本発明における第2の身長推定手段に対応している。
【0065】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS116)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置18から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置18へ返送するものである。この処理が本発明における第3の照合手段に対応している。
【0066】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS117)、ステップS111に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0067】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置16へ送信される。
【0068】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報とステップS115で推定した身長情報とを照合し(ステップS118)、所定の一定の誤差を許容した上で、両身長情報が一致するか否かをチェックする(ステップS119)。この処理が本発明における第4の照合手段に対応している。
【0069】
ステップS119のチェックの結果、両身長情報が一致した場合、CPU37は、管理サーバ20内の利用情報テーブルT2に当該利用者の未清算の利用情報が残っていないかをチェックする(ステップS120)。この処理が本発明における第2の判定手段に対応している。
【0070】
ステップS120のチェックの結果、未清算の利用情報が残っていない場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は許可とし(ステップS121)、管理サーバ20内の顔情報テーブルT1から当該利用者の情報を削除する(ステップS122)。
【0071】
ステップS119のチェックの結果、両身長情報が一致しなかった場合、あるいは、ステップS120のチェックの結果、未清算の利用情報が残っている場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は不可として(ステップS123)、退場不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内する(ステップS124)。これらの処理が本発明における退場可否決定手段に対応している。
【0072】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、利用者の身長推定を自動的に行なうことにより、身長制限が必要な遊戯施設利用の自動化が可能となる。また、遊園地のような閉じた空間での施設利用の精算処理を、顔認証あるいは更に身長推定をも加えることにより自動化が可能となる。さらに、利用者は遊戯施設を利用するごとに利用料金を支払うのではなく、退場時にまとめて支払うことが可能となり、極めて利便性に優れている。
【0073】
なお、前記実施の形態では、顔認証技術を利用して利用者の身長を推定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、特願2002−116389号に開示されているように、複数の身長推定用のセンサを設けることにより身長推定を行なってもよく、さらには他の方法を用いて身長推定を行なってもよい。
【0074】
また、前記実施の形態では、入場した利用者が利用料金を支払って利用する身長制限のある遊戯施設を有する遊園地への入退場や当該遊園地内における遊戯施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要は、入場した利用者が利用料金を支払って利用する身長制限のある施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムであれば適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、身長制限が必要な施設利用の自動化が可能となり、かつ、閉じた空間での施設利用料金の精算処理を自動化することができ、利用者は退場時にまとめて精算が可能となる入退場等管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る入退場等管理システムの構成を概略的に示すブロック図。
【図2】顔認証装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図3】入場時の処理を説明するフローチャート。
【図4】管理サーバ内の顔情報テーブルの構成を示す図。
【図5】遊戯施設利用時の処理を説明するフローチャート。
【図6】管理サーバ内の利用情報テーブルの構成を示す図。
【図7】精算時の処理を説明するフローチャート。
【図8】退場時の処理を説明するフローチャート。
【図9】入場時の処理を説明するフローチャート。
【図10】遊戯施設利用時の処理を説明するフローチャート。
【図11】遊戯施設利用時の処理を説明するフローチャート。
【図12】精算時の処理を説明するフローチャート。
【図13】退場時の処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…遊園地の入場口(入場部)、12…顔認証装置、13…遊戯施設、14…顔認証装置、15…遊園地内の精算口15、16…顔認証装置、17…遊園地の退場口(退場部)、18…顔認証装置、19…管理センタ、20…管理サーバ、21…通信回線、31…ビデオカメラ(画像取得手段)、32…移動機構、33…カメラ位置制御部、34…ビデオキャプチャボード、35…通信部、36…記憶部、37…CPU、40…表示部、39…入力部、40…2次記憶装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、入場した利用者が利用料金を支払って利用する身長制限のある遊戯施設を有する遊園地(エリア)への入退場や当該遊園地内における遊戯施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、入場した利用者が利用料金を支払って利用する遊戯施設を有する遊園地にあっては、安全性の面等から、特定の遊戯施設(たとえば、ジェットコースタ等)に、利用条件として当該施設を利用する利用者の身長に制限が設けられている場合がある。その場合、従来は係員がその都度目視により利用者の身長を推定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
係員がその都度目視により利用者の身長を推定していたので、係員によって推定結果が異なる可能性があり、その場合、利用者との間でトラブルが発生する恐れがある。また、利用者の身長推定が必要な場面で必ず係員がチェックする必要がある。
【0004】
そこで、本発明は、身長制限が必要な施設利用の自動化が可能となり、かつ、閉じた空間での施設利用料金の精算処理を自動化することができ、利用者は退場時にまとめて精算が可能となる入退場等管理システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の入退場等管理システムは、入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する登録手段と、エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記登録手段に登録された顔画像とを照合する照合手段と、この照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段とを具備している。
【0006】
また、本発明の入退場等管理システムは、入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段とを具備している。
【0007】
さらに、本発明の入退場等管理システムは、入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段と、エリアの退場部において当該エリアを退場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第4の画像取得手段と、この第4の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第3の照合手段と、この第3の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、前記利用料金精算手段による当該利用者に対する施設利用料金の精算処理が終了しているか否かを判定する第2の判定手段と、この第2の判定手段の判定結果に基づき当該エリアからの退場可否を決定する退場可否決定手段とを具備している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る入退場等管理システムの構成を概略的に示すものである。この入退場等管理システムは、たとえば、入場した利用者が所定の利用料金を支払って利用する身長制限のある遊戯施設を有する遊園地(エリア)への入退場や当該遊園地内における遊戯施設利用の管理等を行なうもので、遊園地の入場口(入場部)11に設置された顔認証装置12、遊園地内における各遊戯施設13の入口部にそれぞれ設置された顔認証装置14、遊園地内の精算口15に設置された顔認証装置16、遊園地の退場口(退場部)17に設置された顔認証装置18、遊園地の管理センタ19に設置された管理サーバ20、および、これら相互間を通信可能に接続するLANなどの通信回線21から構成されている。
【0009】
顔認証装置12,14,16,18は、利用者の顔認証処理および身長推定処理などを行なうもので、たとえば、図2に示すように、利用者の少なくとも顔を含む画像(以下、顔画像と称す)を取得する画像取得手段としてのビデオカメラ31、ビデオカメラ31の位置(設置高さ)を上下方向(利用者の身長方向)に調整(移動)する移動機構32、移動機構32を制御するカメラ位置制御部33、ビデオカメラ31からの画像情報を取込むビデオキャプチャボード34、通信回線21を介して管理サーバ20と通信を行なう通信部35、各種情報を記憶する記憶部36、各種処理および制御を行なうCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)37、各種情報を表示する表示部38、各種情報を入力するキーボードなどの入力部39、および、ハードディスク装置などの2次記憶装置40などから構成されている。
【0010】
次に、このような構成において、遊園地への入場時に利用者の身長推定を行ない、遊園地内の施設利用時に入場時推定した身長による施設の利用制限を行なう場合の動作を説明する。
【0011】
まず、入場処理について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地への入場時、入場口11に設置された顔認証装置12で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS1)。この処理が本発明における第1の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS2)。
【0012】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS3)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS4)、ステップS1に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS3にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS5)。これらの処理が本発明における身長推定手段(第1の身長推定手段)に対応している。
【0013】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を推定した身長情報とともに通信部35および通信回線21を介して管理サーバ20へ送信し、登録する(ステップS6)。すなわち、管理サーバ20内には、たとえば、図4に示すような顔情報テーブルT1が設けられていて、この顔情報テーブルT1に図示のように登録される。このとき、利用者の氏名やパスワードなどの登録も行なわれる。この処理が本発明における登録手段(第1の登録手段)に対応している。
【0014】
次に、CPU37は、顔情報および身長情報の登録が成功したか否かを判定し(ステップS7)、顔情報および身長情報の登録が成功しなかった場合、ステップS1に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、顔情報および身長情報の登録が成功すれば、処理を終了する。
【0015】
次に、遊戯施設を利用する際の処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊戯施設を利用する際、遊戯施設13の入口部に設置された顔認証装置14で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS11)。この処理が本発明における第2の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS12)。
【0016】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS13)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置14から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置14へ返送するものである。この処理が本発明における照合手段(第1の照合手段)に対応している。
【0017】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS14)、ステップS11に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0018】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置14へ送信される。
【0019】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、対象遊戯施設に身長制限があるか否かをチェックする(ステップS15)。この身長制限があるか否かのチェックは、たとえば、2次記憶装置40にあらかじめ身長制限の有無を示す身長制限有無フラグが記憶されていて、この身長制限有無フラグを参照することにより行なわれる。
【0020】
ステップS15のチェックの結果、身長制限がある場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報と2次記憶装置40にあらかじめ記憶されている制限身長情報とを照合し(ステップS16)、身長制限の条件を満足するか否かをチェックする(ステップS17)。この処理が本発明における判定手段(第1の判定手段)に対応している。
【0021】
次に、CPU37は、ステップS17のチェックの結果、身長制限の条件を満足しない場合、当該遊戯施設の利用は不可として(ステップS18)、利用不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内し、身長制限の条件を満足する場合、当該遊戯施設の利用は許可とする(ステップS19)。これらの処理が本発明における利用可否決定手段に対応している。
【0022】
次に、CPU37は、このときの利用施設名と利用料金とからなる利用情報を管理サーバ20へ送信し、登録する(ステップS20)。すなわち、管理サーバ20内には、たとえば、図6に示すような利用情報テーブルT2が設けられていて、この利用情報テーブルT2に図示のように登録される。この処理が本発明における第2の登録手段に対応している。
【0023】
なお、ステップS15のチェックの結果、身長制限がない場合、CPU37は、ステップS16,17,18をジャンプしてステップS19に進み、上記同様な動作を行なう。
【0024】
次に、遊園地から退場する前の精算処理について図7に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地からの退場前、精算口15に設置された顔認証装置16で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS21)。この処理が本発明における第3の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS22)。
【0025】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS23)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置16から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置16へ返送するものである。この処理が本発明における第2の照合手段に対応している。
【0026】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS24)、ステップS21に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0027】
管理サーバ20からの照合結果が一致の場合(ステップS24)、CPU37は、管理サーバ20から利用情報テーブルT2内に登録されている当該利用者の利用情報(利用施設名、利用料金)の一覧を取得する(ステップS25)。そして、この取得した利用情報の一覧に基づき合計料金を算出し、この算出した合計料金および利用情報の一覧を表示部38に表示する(ステップS26)。ここで、利用者は、表示部38の表示内容を確認したのに基づき、施設利用料金の精算を行なう。これらの処理が本発明における利用料金精算手段に対応している。
【0028】
施設利用料金の精算が終了すると(ステップS27)、CPU37は、当該精算情報を管理サーバ20へ送信することにより、管理サーバ20において、利用情報テーブルT2から精算済みの利用情報が削除される(ステップS28)。
【0029】
次に、遊園地から退場する際の処理について図8に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地から退場する際、退場口17に設置された顔認証装置18で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS31)。この処理が本発明における第4の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS32)。
【0030】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS33)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置18から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置18へ返送するものである。この処理が本発明における第3の照合手段に対応している。
【0031】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS34)、ステップS31に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0032】
管理サーバ20からの照合結果が一致の場合(ステップS34)、CPU37は、管理サーバ20内の利用情報テーブルT2に当該利用者の未清算の利用情報が残っていないかをチェックする(ステップS35)。この処理が本発明における第2の判定手段に対応している。
【0033】
このチェックの結果、未清算の利用情報が残っていない場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は許可とし(ステップS36)、管理サーバ20内の顔情報テーブルT1から当該利用者の情報を削除する(ステップS37)。
ステップS35のチェックの結果、未清算の利用情報が残っている場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は不可として(ステップS38)、退場不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内する(ステップS39)。これらの処理が本発明における退場可否決定手段に対応している。
【0034】
次に、遊園地に入場後、遊園地内の施設利用時に利用者の身長推定を行ない、身長による施設の利用制限を行なう場合の動作を説明する。
【0035】
まず、入場処理について図9に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地への入場時、入場口11に設置された顔認証装置12で顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS41)。この処理が本発明における第1の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS42)。
【0036】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信し、前述同様に顔情報テーブルT1に登録する(ステップS43)。この処理が本発明における登録手段(第1の登録手段)に対応している。
【0037】
次に、遊戯施設を利用する際の処理について図10に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊戯施設を利用する際、遊戯施設13の入口部に設置された顔認証装置14で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS51)。この処理が本発明における第2の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS52)。
【0038】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS53)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS54)、ステップS51に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS53にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS55)。これらの処理が本発明における身長推定手段に対応している。
【0039】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS56)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置14から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置14へ返送するものである。この処理が本発明における照合手段に対応している。
【0040】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS57)、ステップS51に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0041】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、前述同様に、対象遊戯施設に身長制限があるか否かをチェックする(ステップS58)。このチェックの結果、身長制限がある場合、CPU37は、ステップS55で推定した身長情報と2次記憶装置40にあらかじめ記憶されている制限身長情報とを照合し(ステップS59)、身長制限の条件を満足するか否かをチェックする(ステップS60)。この処理が本発明における判定手段に対応している。
【0042】
次に、CPU37は、ステップS60のチェックの結果、身長制限の条件を満足しない場合、当該遊戯施設の利用は不可として(ステップS61)、利用不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内し、身長制限の条件を満足する場合、当該遊戯施設の利用は許可とする(ステップS62)。これらの処理が本発明における利用可否決定手段に対応している。
なお、ステップS58のチェックの結果、身長制限がない場合、CPU37は、ステップS62に進み、当該遊戯施設の利用は許可とする。
【0043】
次に、遊園地内の施設利用時に利用者の身長推定を行ない、さらに遊園地入場時に登録した身長と一致するかを照合した上で、身長による施設の利用制限を行なう場合の動作を説明する。
まず、入場処理についてであるが、この処理は先に図3で説明した入場処理と同様であるので説明は省略する。
【0044】
次に、遊戯施設を利用する際の処理について図11に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊戯施設を利用する際、遊戯施設13の入口部に設置された顔認証装置14で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS71)。この処理が本発明における第2の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS72)。
【0045】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS73)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS74)、ステップS71に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS73にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS75)。これらの処理が本発明における第2の身長推定手段に対応している。
【0046】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS76)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置14から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置14へ返送するものである。この処理が本発明における第1の照合手段に対応している。
【0047】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS77)、ステップS71に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0048】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置14へ送信される。
【0049】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報とステップS75で推定した身長情報とを照合し(ステップS78)、所定の一定の誤差を許容した上で、両身長情報が一致するか否かをチェックする(ステップS79)。この処理が本発明における第2の照合手段に対応している。
【0050】
ステップS79のチェックの結果、両身長情報が一致した場合、CPU37は、前述同様に、対象遊戯施設に身長制限があるか否かをチェックする(ステップS80)。このチェックの結果、身長制限がある場合、CPU37は、ステップS75で推定した身長情報と2次記憶装置40にあらかじめ記憶されている制限身長情報とを照合し(ステップS81)、身長制限の条件を満足するか否かをチェックする(ステップS82)。この処理が本発明における判定手段に対応している。
【0051】
次に、CPU37は、ステップS79のチェックの結果、両身長情報が一致しなかった場合、あるいは、ステップS82のチェックの結果、身長制限の条件を満足しない場合、当該遊戯施設の利用は不可として(ステップS83)、利用不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内し、身長制限の条件を満足する場合、当該遊戯施設の利用は許可とする(ステップS84)。これらの処理が本発明における利用可否決定手段に対応している。
なお、ステップS80のチェックの結果、身長制限がない場合、CPU37は、ステップS84に進み、当該遊戯施設の利用は許可とする。
【0052】
次に、遊園地内での施設利用料金の精算時に顔認証とともに利用者の身長推定を行ない、遊園地入場時に登録した身長と照合する場合の動作を説明する。
まず、入場処理についてであるが、この処理は先に図3で説明した入場処理と同様であるので説明は省略する。また、遊戯施設を利用する際の処理は先に図5で説明した処理と同様であるので説明は省略する。
【0053】
次に、遊園地から退場する前の精算処理について図12に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地からの退場前、精算口15に設置された顔認証装置16で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS91)。この処理が本発明における第3の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS92)。
【0054】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS93)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS94)、ステップS71に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS73にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS95)。これらの処理が本発明における第2の身長推定手段に対応している。
【0055】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS96)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置16から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置16へ返送するものである。この処理が本発明における第2の照合手段に対応している。
【0056】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS97)、ステップS91に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0057】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置16へ送信される。
【0058】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報とステップS95で推定した身長情報とを照合し(ステップS98)、所定の一定の誤差を許容した上で、両身長情報が一致するか否かをチェックする(ステップS99)。この処理が本発明における第3の照合手段に対応している。
【0059】
ステップS99のチェックの結果、両身長情報が一致した場合、CPU37は、管理サーバ20から利用情報テーブルT2内に登録されている当該利用者の利用情報(利用施設名、利用料金)の一覧を取得する(ステップS100)。そして、この取得した利用情報の一覧に基づき合計料金を算出し、この算出した合計料金および利用情報の一覧を表示部38に表示する(ステップS101)。ここで、利用者は、表示部38の表示内容を確認したのに基づき、施設利用料金の精算を行なう。これらの処理が本発明における利用料金精算手段に対応している。
【0060】
施設利用料金の精算が終了すると(ステップS102)、CPU37は、当該精算情報を管理サーバ20へ送信することにより、管理サーバ20において、利用情報テーブルT2から精算済みの利用情報が削除される(ステップS103)。
【0061】
なお、ステップS99のチェックの結果、両身長情報が一致しなかった場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、精算処理を終了する。
【0062】
次に、遊園地からの退場時に顔認証とともに利用者の身長推定を行ない、遊園地入場時に登録した身長と照合する場合の動作を説明する。
まず、入場処理についてであるが、この処理は先に図3で説明した入場処理と同様であるので説明は省略する。また、遊戯施設を利用する際の処理は先に図5で説明した処理と同様であるので説明は省略する。さらに、遊園地から退場する前の精算処理は先に図7で説明した処理と同様であるので説明は省略する。
【0063】
次に、遊園地から退場する際の処理について図13に示すフローチャートを参照して説明する。
利用者は、遊園地から退場する際、退場口17に設置された顔認証装置18で身長推定および顔認証を行なう。すなわち、利用者はカメラ31の前に対峙することにより、顔画像を入力する(ステップS111)。この処理が本発明における第4の画像取得手段に対応している。カメラ31で入力された顔画像はビデオキャプチャボード34により取込まれ、CPU37により顔領域の切り出し処理が行なわれる(ステップS112)。
【0064】
次に、CPU37は、顔領域が正しく切り出せたか否かを判定し(ステップS113)、顔領域が正しく切り出せなかった場合、カメラ位置制御部33および移動機構32を介してカメラ31の位置(高さ)を上方または下方に調整して(ステップS114)、ステップS111に戻り、再び上記同様な動作を繰り返す。その結果、ステップS113にて顔領域が正しく切り出せた場合、CPU37は、その時点におけるカメラ31の位置(高さ)から当該利用者の身長を推定する(ステップS115)。これらの処理が本発明における第2の身長推定手段に対応している。
【0065】
次に、CPU37は、切出した顔領域内の顔情報を入力された画像情報から抽出し、抽出した顔情報を管理サーバ20へ送信して照合し、管理サーバ20から照合結果を得る(ステップS116)。すなわち、管理サーバ20は、顔認証装置18から送信された顔情報と顔情報テーブルT1に登録されている顔情報とを照合し、その照合結果を顔認証装置18へ返送するものである。この処理が本発明における第3の照合手段に対応している。
【0066】
次に、CPU37は、管理サーバ20からの照合結果が不一致(両顔情報が不一致)の場合(ステップS117)、ステップS111に戻って上記同様な動作を繰り返す。なお、当該照合処理を所定回数繰り返しても照合結果が不一致の場合、CPU37は、当該利用者は入場時の利用者と同一人物でないと判断し、処理を終了する。
【0067】
管理サーバ20からの照合結果が一致(両顔情報が一致)の場合、管理サーバ20からは照合結果とともに当該照合に用いた顔情報と対応して顔情報テーブルT1に登録されている身長情報が顔認証装置16へ送信される。
【0068】
さて、管理サーバ20からの照合結果が一致の場合、CPU37は、管理サーバ20から送信された身長情報とステップS115で推定した身長情報とを照合し(ステップS118)、所定の一定の誤差を許容した上で、両身長情報が一致するか否かをチェックする(ステップS119)。この処理が本発明における第4の照合手段に対応している。
【0069】
ステップS119のチェックの結果、両身長情報が一致した場合、CPU37は、管理サーバ20内の利用情報テーブルT2に当該利用者の未清算の利用情報が残っていないかをチェックする(ステップS120)。この処理が本発明における第2の判定手段に対応している。
【0070】
ステップS120のチェックの結果、未清算の利用情報が残っていない場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は許可とし(ステップS121)、管理サーバ20内の顔情報テーブルT1から当該利用者の情報を削除する(ステップS122)。
【0071】
ステップS119のチェックの結果、両身長情報が一致しなかった場合、あるいは、ステップS120のチェックの結果、未清算の利用情報が残っている場合、CPU37は、当該遊戯施設からの退場は不可として(ステップS123)、退場不可である旨を警告音や音声、画面表示などで利用者に案内する(ステップS124)。これらの処理が本発明における退場可否決定手段に対応している。
【0072】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、利用者の身長推定を自動的に行なうことにより、身長制限が必要な遊戯施設利用の自動化が可能となる。また、遊園地のような閉じた空間での施設利用の精算処理を、顔認証あるいは更に身長推定をも加えることにより自動化が可能となる。さらに、利用者は遊戯施設を利用するごとに利用料金を支払うのではなく、退場時にまとめて支払うことが可能となり、極めて利便性に優れている。
【0073】
なお、前記実施の形態では、顔認証技術を利用して利用者の身長を推定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、特願2002−116389号に開示されているように、複数の身長推定用のセンサを設けることにより身長推定を行なってもよく、さらには他の方法を用いて身長推定を行なってもよい。
【0074】
また、前記実施の形態では、入場した利用者が利用料金を支払って利用する身長制限のある遊戯施設を有する遊園地への入退場や当該遊園地内における遊戯施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要は、入場した利用者が利用料金を支払って利用する身長制限のある施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムであれば適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、身長制限が必要な施設利用の自動化が可能となり、かつ、閉じた空間での施設利用料金の精算処理を自動化することができ、利用者は退場時にまとめて精算が可能となる入退場等管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る入退場等管理システムの構成を概略的に示すブロック図。
【図2】顔認証装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図3】入場時の処理を説明するフローチャート。
【図4】管理サーバ内の顔情報テーブルの構成を示す図。
【図5】遊戯施設利用時の処理を説明するフローチャート。
【図6】管理サーバ内の利用情報テーブルの構成を示す図。
【図7】精算時の処理を説明するフローチャート。
【図8】退場時の処理を説明するフローチャート。
【図9】入場時の処理を説明するフローチャート。
【図10】遊戯施設利用時の処理を説明するフローチャート。
【図11】遊戯施設利用時の処理を説明するフローチャート。
【図12】精算時の処理を説明するフローチャート。
【図13】退場時の処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…遊園地の入場口(入場部)、12…顔認証装置、13…遊戯施設、14…顔認証装置、15…遊園地内の精算口15、16…顔認証装置、17…遊園地の退場口(退場部)、18…顔認証装置、19…管理センタ、20…管理サーバ、21…通信回線、31…ビデオカメラ(画像取得手段)、32…移動機構、33…カメラ位置制御部、34…ビデオキャプチャボード、35…通信部、36…記憶部、37…CPU、40…表示部、39…入力部、40…2次記憶装置。
Claims (7)
- 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記登録手段に登録された顔画像とを照合する照合手段と、
この照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。 - 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、
この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、
前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、
この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、
この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。 - 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する身長推定手段と、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、
この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する第1の判定手段と、
この第1の判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とからなる利用情報を登録する第2の登録手段と、
前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、
この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、
この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段と、
エリアの退場部において当該エリアを退場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第4の画像取得手段と、
この第4の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第3の照合手段と、
この第3の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、前記利用料金精算手段による当該利用者に対する施設利用料金の精算処理が終了しているか否かを判定する第2の判定手段と、
この第2の判定手段の判定結果に基づき当該エリアからの退場可否を決定する退場可否決定手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。 - 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
この第1の画像取得手段により取得された顔画像を登録する登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の身長を推定する身長推定手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記登録手段に登録された顔画像とを照合する照合手段と、
この照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、前記第2の身長推定手段により推定された身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。 - 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する第1の身長推定手段と、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記第1の身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の身長を推定する第2の身長推定手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、
この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記登録手段に登録されている身長と前記第2の身長推定手段により推定された身長とを照合する第2の照合手段と、
この第2の照合手段による照合の結果、両身長の一致が得られた場合、当該身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。 - 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する第1の身長推定手段と、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記第1の身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、
この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、
前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の身長を推定する第2の身長推定手段と、
前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、
この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、
この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長と前記第2の身長推定手段により推定された身長とを照合する第3の照合手段と、
この第3の照合手段による照合の結果、両身長の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。 - 入場した利用者が利用する施設を有するエリアへの入退場や当該エリア内における施設利用の管理等を行なう入退場等管理システムにおいて、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の身長を推定する第1の身長推定手段と、
エリアの入場部において当該エリアへ入場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段と、
前記第1の身長推定手段により推定された身長および前記第1の画像取得手段により取得された顔画像を対応させて登録する第1の登録手段と、
エリアへ入場した利用者が当該エリア内の施設を利用する際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、
この第2の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第1の照合手段と、
この第1の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長とあらかじめ設定された制限身長とを照合することにより条件を満足するか否かを判定する第1の判定手段と、
この第1の判定手段の判定結果に基づき当該施設の利用可否を決定する利用可否決定手段と、
この利用可否決定手段から施設利用可能の決定が得られた場合、当該施設名とその利用料金とを有する利用情報を登録する第2の登録手段と、
前記利用者が当該エリアから退場しようとする際、当該利用者の少なくとも顔画像を取得する第3の画像取得手段と、
この第3の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第2の照合手段と、
この第2の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、当該利用者が利用した施設の利用情報を前記第2の登録手段から取得し、この取得した利用情報に基づき施設利用料金の精算処理を行なう利用料金精算手段と、
エリアの退場部において当該エリアを退場する利用者の身長を推定する第2の身長推定手段と、
エリアの退場部において当該エリアを退場する利用者の少なくとも顔画像を取得する第4の画像取得手段と、
この第4の画像取得手段により取得された顔画像と前記第1の登録手段に登録された顔画像とを照合する第3の照合手段と、
この第3の照合手段による照合の結果、両顔画像の一致が得られた場合、その一致が得られた顔画像と対応して前記第1の登録手段に登録されている身長と前記第2の身長推定手段により推定された身長とを照合する第4の照合手段と、
この第4の照合手段による照合の結果、両身長の一致が得られた場合、前記利用料金精算手段による当該利用者に対する施設利用料金の精算処理が終了しているか否かを判定する第2の判定手段と、
この第2の判定手段の判定結果に基づき当該エリアからの退場可否を決定する退場可否決定手段と、
を具備したことを特徴とする入退場等管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003146492A JP2004348571A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 入退場等管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003146492A JP2004348571A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 入退場等管理システム |
Publications (1)
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ID=33533329
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020179333A1 (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 顔認証システムおよび顔認証方法 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003146492A patent/JP2004348571A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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