JP2004344628A - コンピューター化した付け爪用デザインの製作方法及びこれを用いた付け爪 - Google Patents
コンピューター化した付け爪用デザインの製作方法及びこれを用いた付け爪 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】使用者が任意のデザインを選べて、専門家が施す完成度を、その技術がないものでも制作可能にし、それを用いた付け爪を短時間で提供する。
【解決手段】付け爪にデザインする方法を技術者による手作業ではなく、コンピューターを用い、そのデザインを耐久性粘着フィルムにドライインクを使い印刷する。耐久性粘着フィルムは熱を当てることで伸縮する素材を使い、印刷したインクが液体でないため、ひび割れを起こすことがない。
【選択図】図3
【解決手段】付け爪にデザインする方法を技術者による手作業ではなく、コンピューターを用い、そのデザインを耐久性粘着フィルムにドライインクを使い印刷する。耐久性粘着フィルムは熱を当てることで伸縮する素材を使い、印刷したインクが液体でないため、ひび割れを起こすことがない。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者がコンピューター内のデザインから任意のデザインを選択しやすく、付け爪にデザインする技術がなくとも製作できる付け爪の作成方法と、それを用いた付け爪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファッションとして手や足の爪にデザインを施すネイルアートの従来の方法は、基本として自らの爪に、専用の絵の具を用い自由に絵や色、図形等を描くことにあるが、体裁よくデザインを施すには特殊な技能、才能が要求される上、特に利き手のデザインを施すには、たとえ熟練者といえども容易ではなく、非常に面倒であった。
【0003】
そこで、専門家が希望者の爪にデザインを施すネイルサロンも発足されたが、利用者へのコスト負担が高く経済的ではないことや、ひとつの商品を完成させるまでに2時間ほどかかる為、希望者に時間的余裕がないことも問題として挙げられ、一般に普及するまでには至っていない。(例えば、非特許文献1参照。)
【0004】
また粘着テープや接着剤を使い自らの爪に貼り付ける人工爪も開発されたが、ここでもデザインは自ら行うか、コスト負担の大きい専門家に任せるしか方法がなかった。
【0005】
さらに誰でも簡単にネイルアートが出来るように、自らの手や人工爪に貼り付けるシールや、デザイン済みの人工爪なども開発されたが、この際、独自のアート性にかけることや、完成度の低さで需要は広がりを見せていない。(例えば、特許文献1参照。)
【0006】
【非特許文献1】
日本ネイリスト協会発刊、レディブティックシリーズ通巻1623号
【特許文献1】
特開2002−291518号公報
登録実用新案第3068444号公報
特開2001−169823号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記で述べたように、使用者が任意のデザインを選べて、専門家が施す完成度を、その技術がないものでも製作可能にし、それを用いた付け爪を短時間で提供することにある。
【0008】
技術者によるデザインの施工は写真などを描くことは不可能で、また技術料が高く、時間も2時間ほどかかる。
【0009】
シールなどを使うデザインの方法は、爪にシールを貼る際に湾曲することでしわができ、伸びのあるフィルムを使用し、インクジェット方式の印刷方法で印刷すると、貼り付ける際にインクのひび割れが起きる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
耐候性、耐熱性、寸法安定性などに優れた耐久性粘着フィルムを使用し、接着剤を含む厚さ80〜100μmにすることで、付け爪に接着した際、薄さによる透明感をあたえる。
【0011】
フィルムないしシートは熱を当てることで伸縮する素材で、その伸び率が120%〜200%を特徴とし、これにより湾曲部分でしわがよることがない。
【0012】
印刷で使用するインクはドライインクを使用することで、水溶性インクに比べて、にじみが無く鮮明な印刷が可能になった。
【0013】
印刷方法は溶融型熱転写方式にし、インクは水分を含まない顔料系のドライインクを厚さ2.5μmの薄膜フィルムに4層構造で印刷することにより、表面に安定定着させるため、ドット径の膨張や画質の劣化が起こらず、インクのひび割れが起こらない。
【0014】
技術のないものに作成方法を説明することにより、技術者が製作した付け爪の完成度を備えた付け爪の製作が、およそ20分足らずで製作可能になった。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施体系は、図面を参照しながら説明していく。
【0016】
まず図1は、3の透明ないし有色の粘着フィルムに2のように3層でドライインクを印刷し、1の4層目をクリアーコートでインクを保護したところ、細部まで鮮明に印刷できた。
【0017】
使用者はコンピューター内の画像より図形、色、写真、文字等を選び、付け爪を印刷することや、デジタルカメラの写真や、デジタルスキャナーを使用した任意のデザインを印刷することができる。
【0018】
図2は粘着フィルムに図形、色、写真、文字等を印刷した図で、爪の大きさにより画像の大きさが異なる印刷を行い、この印刷枠は付け爪を覆う大きさないしは同等の大きさを有するものとする。
【0019】
図3の9は基盤となる付け爪で、その上に図2のフィルムを貼った。この際、限りなく本物の爪に見えるように、トップコートといわれる無色のマニュキアを塗装したところ、商品としての完成度が高くなった。
【0020】
上記の製作過程を行う事により、デザインは自由になり、完成度が高く、トップコートの上から飾り石やラメ等も付属で付けることも可能である。
【0021】
【発明の効果】
上述したように本実施体系による付け爪は完成度の高い、また経済的な付け爪を短時間で製作でき提供できる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】デザインの印刷済みの粘着フィルムの拡大断面図である。
【図2】印刷後のフィルムの平面図である。
【図3】人工爪にフィルムを貼った状態の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 クリアーコート層
2 ドライインク層
3 フィルム
4 接着剤
5 付け爪用デザイン
6 粘着フィルム
7 トップコート
8 印刷済み粘着フィルム
9 人工爪
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者がコンピューター内のデザインから任意のデザインを選択しやすく、付け爪にデザインする技術がなくとも製作できる付け爪の作成方法と、それを用いた付け爪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ファッションとして手や足の爪にデザインを施すネイルアートの従来の方法は、基本として自らの爪に、専用の絵の具を用い自由に絵や色、図形等を描くことにあるが、体裁よくデザインを施すには特殊な技能、才能が要求される上、特に利き手のデザインを施すには、たとえ熟練者といえども容易ではなく、非常に面倒であった。
【0003】
そこで、専門家が希望者の爪にデザインを施すネイルサロンも発足されたが、利用者へのコスト負担が高く経済的ではないことや、ひとつの商品を完成させるまでに2時間ほどかかる為、希望者に時間的余裕がないことも問題として挙げられ、一般に普及するまでには至っていない。(例えば、非特許文献1参照。)
【0004】
また粘着テープや接着剤を使い自らの爪に貼り付ける人工爪も開発されたが、ここでもデザインは自ら行うか、コスト負担の大きい専門家に任せるしか方法がなかった。
【0005】
さらに誰でも簡単にネイルアートが出来るように、自らの手や人工爪に貼り付けるシールや、デザイン済みの人工爪なども開発されたが、この際、独自のアート性にかけることや、完成度の低さで需要は広がりを見せていない。(例えば、特許文献1参照。)
【0006】
【非特許文献1】
日本ネイリスト協会発刊、レディブティックシリーズ通巻1623号
【特許文献1】
特開2002−291518号公報
登録実用新案第3068444号公報
特開2001−169823号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記で述べたように、使用者が任意のデザインを選べて、専門家が施す完成度を、その技術がないものでも製作可能にし、それを用いた付け爪を短時間で提供することにある。
【0008】
技術者によるデザインの施工は写真などを描くことは不可能で、また技術料が高く、時間も2時間ほどかかる。
【0009】
シールなどを使うデザインの方法は、爪にシールを貼る際に湾曲することでしわができ、伸びのあるフィルムを使用し、インクジェット方式の印刷方法で印刷すると、貼り付ける際にインクのひび割れが起きる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
耐候性、耐熱性、寸法安定性などに優れた耐久性粘着フィルムを使用し、接着剤を含む厚さ80〜100μmにすることで、付け爪に接着した際、薄さによる透明感をあたえる。
【0011】
フィルムないしシートは熱を当てることで伸縮する素材で、その伸び率が120%〜200%を特徴とし、これにより湾曲部分でしわがよることがない。
【0012】
印刷で使用するインクはドライインクを使用することで、水溶性インクに比べて、にじみが無く鮮明な印刷が可能になった。
【0013】
印刷方法は溶融型熱転写方式にし、インクは水分を含まない顔料系のドライインクを厚さ2.5μmの薄膜フィルムに4層構造で印刷することにより、表面に安定定着させるため、ドット径の膨張や画質の劣化が起こらず、インクのひび割れが起こらない。
【0014】
技術のないものに作成方法を説明することにより、技術者が製作した付け爪の完成度を備えた付け爪の製作が、およそ20分足らずで製作可能になった。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施体系は、図面を参照しながら説明していく。
【0016】
まず図1は、3の透明ないし有色の粘着フィルムに2のように3層でドライインクを印刷し、1の4層目をクリアーコートでインクを保護したところ、細部まで鮮明に印刷できた。
【0017】
使用者はコンピューター内の画像より図形、色、写真、文字等を選び、付け爪を印刷することや、デジタルカメラの写真や、デジタルスキャナーを使用した任意のデザインを印刷することができる。
【0018】
図2は粘着フィルムに図形、色、写真、文字等を印刷した図で、爪の大きさにより画像の大きさが異なる印刷を行い、この印刷枠は付け爪を覆う大きさないしは同等の大きさを有するものとする。
【0019】
図3の9は基盤となる付け爪で、その上に図2のフィルムを貼った。この際、限りなく本物の爪に見えるように、トップコートといわれる無色のマニュキアを塗装したところ、商品としての完成度が高くなった。
【0020】
上記の製作過程を行う事により、デザインは自由になり、完成度が高く、トップコートの上から飾り石やラメ等も付属で付けることも可能である。
【0021】
【発明の効果】
上述したように本実施体系による付け爪は完成度の高い、また経済的な付け爪を短時間で製作でき提供できる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】デザインの印刷済みの粘着フィルムの拡大断面図である。
【図2】印刷後のフィルムの平面図である。
【図3】人工爪にフィルムを貼った状態の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 クリアーコート層
2 ドライインク層
3 フィルム
4 接着剤
5 付け爪用デザイン
6 粘着フィルム
7 トップコート
8 印刷済み粘着フィルム
9 人工爪
Claims (4)
- 合成樹脂ないしエナメル及びアクリル製の人工爪に、接着剤を含む厚さ80〜100μmの透明ないしは着色のフィルムまたはシートに、コンピューターを使い図形、色、写真、文字等をデザインしたものを接着し、トップコートを塗った付け爪の作成方法。
- 印刷方式は溶融型熱転写方式を使ったドライインクの印刷であることを特徴とする請求項1の作成方法。
- フィルムないしシートは熱を当てることで伸縮する素材で、その伸び率が120%〜200%を特徴とする請求項1の作成方法。
- 図形、色、写真、文字等を請求項2の印刷方式で印刷した請求項3のフィルムを人工爪に接着し、トップコートを塗った付け爪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183574A JP2004344628A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | コンピューター化した付け爪用デザインの製作方法及びこれを用いた付け爪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183574A JP2004344628A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | コンピューター化した付け爪用デザインの製作方法及びこれを用いた付け爪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004344628A true JP2004344628A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33535342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003183574A Pending JP2004344628A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | コンピューター化した付け爪用デザインの製作方法及びこれを用いた付け爪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004344628A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005201275A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | General Electric Co <Ge> | バイパス回路を有するガスタービンエンジン構成部品 |
WO2007013554A1 (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-01 | Se Planning Co. Ltd. | 樹脂板の印刷成型システム及び樹脂板の印刷・成型装置 |
JP2007055255A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Se Planning Co Ltd | 樹脂板の印刷成型システム及び樹脂板の印刷・成型装置 |
WO2007092732A1 (en) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Paul Randal Tufts | Illuminated nails |
JP2012110667A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Sung Yong Chang | 立体形状の飾り物付き人工ネイル及びその製造方法 |
KR101226696B1 (ko) | 2011-10-31 | 2013-01-25 | 장성용 | 원터치 장착식 인조네일 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003183574A patent/JP2004344628A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005201275A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | General Electric Co <Ge> | バイパス回路を有するガスタービンエンジン構成部品 |
WO2007013554A1 (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-01 | Se Planning Co. Ltd. | 樹脂板の印刷成型システム及び樹脂板の印刷・成型装置 |
JP2007055255A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-03-08 | Se Planning Co Ltd | 樹脂板の印刷成型システム及び樹脂板の印刷・成型装置 |
WO2007092732A1 (en) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Paul Randal Tufts | Illuminated nails |
US8689806B2 (en) | 2006-02-08 | 2014-04-08 | Paul Randal Tufts | Illuminated nails |
JP2012110667A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Sung Yong Chang | 立体形状の飾り物付き人工ネイル及びその製造方法 |
KR101226696B1 (ko) | 2011-10-31 | 2013-01-25 | 장성용 | 원터치 장착식 인조네일 |
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