JP2004340832A - 回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置 - Google Patents
回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004340832A JP2004340832A JP2003139381A JP2003139381A JP2004340832A JP 2004340832 A JP2004340832 A JP 2004340832A JP 2003139381 A JP2003139381 A JP 2003139381A JP 2003139381 A JP2003139381 A JP 2003139381A JP 2004340832 A JP2004340832 A JP 2004340832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- inspection
- circuit board
- image data
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Image Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の回路基板の外観検査方法は、部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、決定した部品領域における回路基板画像データから特徴量を導出する特徴量導出ステップと、回路基板画像データから導出した特徴量と、予め記憶された部品の特徴量とその部品に関する検査情報とを相互に関連付けた検査情報群とを比較して、部品領域に実装されている部品を特定し、検査情報群の中からその部品に関連付けられた検査情報を選択する検査情報選択ステップと、選択した検査情報に基づいて部品領域の外観検査を行う検査ステップと、を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板に搭載された電子部品の実装状態及び半田付けの良否等の検査を行う回路基板の外観検査方法、及び回路基板の外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板(回路基板)に電子部品を実装し半田付けした後に(部品が実装され半田付けされたプリント基板を「部品実装基板」と呼ぶ。)、電子部品の実装状態及び半田付け状態等の検査を行う外観検査装置がある。一般的に、従来の外観検査装置においては、部品実装基板に搭載された部品の領域(部品領域)とその部品領域に対する検査情報とを関連付けて登録するティーチング作業を行い、登録された検査情報に基づいて、検査対象物である部品実装基板の外観検査を行う。まず検査対象物の部品実装基板を撮像し、部品検査に用いる検査データ(検査領域(部品領域)の位置、検査アルゴリズム及び検査パラメータ情報等)の作成を行う(ティーチング作業)。その後、ティーチング(教示)作業で作成した検査データを元に部品検査を行っている。
【0003】
従来、このティーチング作業として、作業者が実際の部品実装基板又は撮像した基板画像を目視しながら、部品の位置及び種類を特定するとともに、部品検査を行うための検査領域(部品領域)の設定、検査アルゴリズムの設定及び検査パラメータ情報の設定を行っていた。このため、プリント基板上に実装される部品点数が増えてくると、作業者の負担が多くなり、ティーチングに多くの時間を費やすという問題があった。
【0004】
そこで、ティーチング作業時間を削減するために様々な回路基板の外観検査方法の教示方法が開発されてきた。例えば、特許文献1(特開2001−24321号公報)には、電極領域の外形情報とその電極領域を有する部品種類に対する検査情報とを関連付けて予め記憶しておき、撮像した基板画像から電子部品の電極画像を作成し、電極画像から電子部品の位置及び種類を推定し、予め記憶していたその検査情報でその部品領域の検査データを作成する回路基板の外観検査方法が開示されている。これにより、ティーチング時間の短縮を図っている。
特許文献2(特開平2−187607号公報)には、部品実装基板を撮像した基板画像の高さ情報を用いて部品位置及び形状を教示し、基板画像の輝度情報を用いてランド部の位置及び形状を教示する回路基板の外観検査方法が開示されている。これにより、ティーチング時間の短縮を図っている。
【0005】
特許文献3(特開平11−311508号公報)には、部品形状情報を入力することにより、予め記憶されている検査パラメータ情報導出方法に従い検査パラメータ情報の作成を行い、部品のリード端子検査領域の設定を行い、検査データを作成する回路基板の外観検査方法が開示されている。これにより、ティーチング時間の短縮を図っている。
特許文献4(特開平5−35849号公報)には、CAD/CAMやNCデータ等の外部データより部品位置や部品種類、部品形状を取得し、予め用意している部品検査に関する情報と対応させることにより、手入力操作を必要としないで検査データを作成する回路基板の外観検査方法が開示されている。これにより、ティーチング時間の短縮を図っている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−24321号公報
【特許文献2】
特開平2−187607号公報
【特許文献3】
特開平11−311508号公報
【特許文献4】
特開平5−35849号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された回路基板の外観検査方法は、基板画像を撮像し、電極が抽出できる部品についてのティーチングを自動的に行う方法である。この回路基板の外観検査方法によれば、電極が抽出できない部品(典型的には、回路基板に部品を実装した状態において、電極が外部から見えない部品)に対しては従来通り手動により検査データを作成しなければならない。
特許文献2に記載された回路基板の外観検査方法は、検査アルゴリズムや検査パラメータ情報等を各部品領域に自動的に対応させることができない。そのため、それらの情報を従来通り手動により、それぞれの部品実装基板毎に作成しなければならない。
【0008】
特許文献3に記載された回路基板の外観検査方法は、部品形状情報を入力する必要がある。この外観検査方法は部品認識を行わない故に、部品の位置に関するデータを手動で設定するか、又は外部から部品の位置に関するデータを読み込む必要がある。部品の位置に関するデータが用意できなかった場合には、部品の位置に関するデータを手動で、それぞれの部品実装基板毎に設定しなければならない。
特許文献4に記載された回路基板の外観検査方法は、予め用意されたCAD/CAMデータ等の検査対象物の実装基板データを入力する必要がある。それらの実装基板データが用意できない場合は、作業者が手動でそれぞれの部品実装基板毎に検査データを作成する必要がある。
【0009】
以上のような従来の回路基板の外観検査方法においては、特定の部品しか自動的に検査できなかったり、特定の情報のみしか自動的に読み込まなかったり、予め外部データを用意する必要があった。自動的に検査情報を作成する条件を満たさない場合は、手動により検査領域(部品領域)や検査アルゴリズム、検査パラメータ情報等の検査データをそれぞれの部品実装基板毎に作成する必要があった。部品実装基板に実装された部品点数が多くなると、その部品実装基板についてのティーチングに時間がかかるという問題があった。
【0010】
本発明は、検査対象の部品を限定することなく、予めCAD/CAMデータ等の外部データを用意する必要も無く、かつ作業者が検査データを手動入力する必要が無く、それぞれの部品実装基板について自動的に検査情報を生成し、それを用いて部品実装基板の外観検査を実行する回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は下記の構成を有する。本発明の請求項1に記載の発明は、部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、決定した前記部品領域における前記回路基板画像データから特徴量を導出する特徴量導出ステップと、前記回路基板画像データから導出した前記特徴量と、予め記憶された部品の特徴量とその部品に関する検査情報とを相互に関連付けた検査情報群とを比較して、前記部品領域に実装されている部品を特定し、前記検査情報群の中からその部品に関連付けられた前記検査情報を選択する検査情報選択ステップと、選択した前記検査情報に基づいて前記部品領域の外観検査を行う検査ステップと、を有することを特徴とする回路基板の外観検査方法である。
【0012】
本発明の回路基板の外観検査方法によれば、作業者が手動でそれぞれの部品実装基板毎に検査データを作成する必要が無い。本発明の回路基板の外観検査方法は、部品を特定する特徴量とその部品に関する検査情報で構成される検査情報群を予め記憶し、回路基板の画像データから部品領域の位置と特徴量とを導出することにより、それぞれの部品実装基板の外観検査に用いる検査データ(部品領域の位置及びその検査情報)を自動的に作成する。本発明は、それぞれの部品実装基板について自動的に検査情報を生成し、それを用いて部品実装基板の外観検査を実行する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。
【0013】
個々の部品実装基板毎に全ての部品について検査情報を登録する従来の作業と比較して、部品を特定する特徴量とその部品に関する検査情報で構成される検査情報群を生成する作業(本発明においては、予め検査情報群を作成する必要がある。この検査情報群は、個々の回路基板と無関係に生成される。)は、はるかに容易で少ない作業量で出来ることは、言うまでもない。例えば従来の外観検査方法によれば、新しい部品実装基板の外観検査を行う毎に、その部品実装基板に搭載されている全ての部品について検査情報を登録し、検査データを作成する作業が発生するが、本発明の外観検査方法によれば、検査データを作成することなく、その部品実装基板で初めて採用された部品の検査情報を新たに検査情報群に登録するだけで良い。
【0014】
1つの部品領域について、検査情報を選択し、選択した検査情報を用いてその部品領域の外観検査を行い、次に他の部品領域について同様に検査情報の選択とその部品領域の外観検査とを行い、全ての部品領域について同様の処理を順次行っても良い(各部品領域毎に検査情報選択ステップと検査ステップとを交互に繰り返す。)。又は、回路基板全体の各部品領域の検査情報を全て選択した後(この時、各部品領域の外観検査を実行しない。)、回路基板の全ての部品領域の位置とその部品領域における検査情報とを対応させた検査データ(回路基板全体の検査情報)を自動的に生成し、その後、検査データを用いて回路基板の全ての部品領域の外観検査を行っても良い(他の請求項においても同様)。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、決定した前記部品領域における前記回路基板画像データから部品の特徴量を導出する特徴量導出ステップと、前記回路基板画像データから導出した前記特徴量と、予め記憶された部品種類の特徴量とその部品種類に関する検査情報とを相互に関連付けた検査情報群とを比較して、前記部品領域に実装されている部品種類を特定する部品種類決定ステップと、前記検査情報群の中からその部品種類に関連付けられた前記検査情報を選択する検査情報選択ステップと、選択した前記検査情報に基づいて前記部品領域の外観検査を行う検査ステップと、を有することを特徴とする回路基板の外観検査方法である。
【0016】
本発明は、それぞれの部品実装基板について自動的に検査情報を生成し、それを用いて部品実装基板の外観検査を実行する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。
本発明は、部品種類により検査情報が異なる場合であっても、測定した回路基板画像データから各部品領域の部品種類を特定し、部品種類毎に検査情報を選択して、自動的に検査データを作成し、その検査データを用いて部品実装基板の外観検査を実行する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項3に記載の発明は、部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、決定した前記部品領域における前記回路基板画像データから部品形状情報を含む部品の特徴量を導出する特徴量導出ステップと、予め記憶された部品種類の特徴量と部品の形状情報とその部品の検査パラメータ情報とを相互に関連付けた複数の部品ライブラリを有する部品ライブラリ群と、前記回路基板画像データから導出した前記特徴量とを比較して、前記部品領域に実装されている部品種類を特定する部品種類決定ステップと、決定した前記部品種類と同一種類の部品ライブラリを、前記部品ライブラリ群の中から1つ以上選択する同一種類ライブラリ選択ステップと、前記同一種類ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの中から、導出した前記部品形状情報と同一形状の前記部品ライブラリを選択する同一形状ライブラリ選択ステップと、前記同一形状ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を選択する検査情報選択ステップと、選択した前記検査パラメータ情報に基づいて前記部品領域の外観検査を行う検査ステップと、を有することを特徴とする回路基板の外観検査方法である。
【0018】
本発明は、それぞれの部品実装基板について自動的に検査情報(検査パラメータ情報を含む。)を生成し、それを用いて部品実装基板の外観検査を実行する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。
本発明の回路基板の外観検査方法によれば、作業者が手動でそれぞれの部品実装基板毎に検査データ(部品領域の位置及び検査情報)を作成する必要が無い。本発明の回路基板の外観検査方法は、部品種類情報、形状情報及び検査パラメータ情報を含む部品ライブラリ群を予め記憶し、回路基板の画像データから部品領域の位置と部品種類と部品形状情報とを導出して、外観検査に用いる検査データを自動的に作成出来る。
本発明は、種類及び形状により検査情報が異なる部品を搭載した部品実装基板上が検査対象物である場合においても、測定した回路基板画像データから各部品領域を特定し、部品種類、部品形状毎に適切な検査情報を選択して、自動的に検査データを作成し、それを用いて回路基板の外観検査を実行する方法を実現できるという作用を有する。
部品種類を特定するための特徴量は、例えば部品輝度情報及び/又は部品形状情報である。
【0019】
本発明の請求項4に記載の発明は、前記回路基板画像データが実装された前記回路基板の高さ情報を有し、前記部品領域決定ステップは、実装された前記部品と前記回路基板自体の表面との相対的な高さの情報を含む相対高さ画像データを作成する相対高さ画像作成ステップを有し、作成した前記相対高さ画像データを用いて前記部品領域を決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、部品高さ、部品体積等の3次元の特徴量をその部品領域の特徴量として導出できる。これを用いて正確に部品等を特定し、その部品領域に適切な検査情報を関連付けることができるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項5に記載の発明は、前記相対高さ画像作成ステップは、計測した前記回路基板画像データから、前記回路基板自体の表面の高さレベルを近似的に示す画像データである基板近似面画像データを作成する基板近似面画像作成ステップと、作成した前記基板近似面画像データと、計測した前記回路基板画像データとの差分処理により前記相対高さ画像データを作成する差分画像作成ステップと、を有することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、正確な部品領域を決定し、その部品領域に搭載されている部品の正確な部品形状情報(部品高さ、部品体積等)を導出することができる。
【0021】
本発明の請求項6に記載の発明は、前記相対高さ画像作成ステップは、部品実装前の前記回路基板を計測した画像データと検査対象物である部品実装後の前記回路基板を計測した前記回路基板画像データとの差分処理により、前記相対高さ画像データを作成することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、検査対象である部品領域の決定を容易に行うことが出来、部品高さ、部品体積等の部品領域の3次元特徴量を容易に導出することができる。
【0022】
本発明の請求項7に記載の発明は、前記基板近似面画像作成ステップにおいて、作成した前記基板近似面画像データのばらつきを算出するばらつき算出ステップと、ばらつきが所定の閾値を超える領域については、その周辺領域の前記基板近似面画像データを用いて補間処理を行って生成した画像データを、その領域の基板近似面画像データに置き換える補間処理ステップと、を有することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、高い精度で基板近似面画像データを生成し、正確な部品領域を決定し、その部品領域に搭載されている部品の正確な部品形状情報(例えば部品高さ、部品体積等の3次元特徴量)を導出することができる。
【0023】
本発明の請求項8に記載の発明は、前記基板近似面画像作成ステップは、計測した前記回路基板画像データと作成した前記基板近似面画像データとの差分が所定の閾値を超える領域の前記回路基板画像データを、前記基板近似面画像データに置き換える置き換えステップと、置き換えられた前記回路基板画像データを用いて前記基板近似面画像データを再度生成する基板近似面画像再作成ステップと、を有し、置き換えられた前記回路基板画像データが全て前記所定の閾値以内に収まるまで上記のステップを繰り返し行って、最終的に作成された前記基板近似面画像データと前記回路基板画像データとの差分処理により前記相対高さ画像データを作成することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の外観検査方法である。
【0024】
本発明によれば、高い精度で基板近似面画像データを生成し、正確な部品領域を決定し、その部品領域に搭載されている部品の正確な部品形状情報(例えば部品高さ、部品体積等の3次元特徴量)を導出することができる。
例えば、置き換えステップにおいて、計測した回路基板画像データの中で、その回路基板の基板近似面画像データに近い値の回路基板画像データを残し、その他の値の領域の相対高さ画像データを”0”画素として(回路基板画像データを基板近似面画像データに置き換えて)、基板基準面画像データを作成する。
【0025】
本発明の請求項9に記載の発明は、前記部品領域決定ステップは、前記相対高さ画像データより部品領域を検出する閾値を導出して、導出した前記閾値以上の高さ領域から前記部品領域を決定することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法である。本発明によれば、検査対象物の回路基板に搭載されている部品領域を容易に且つ正確に決定することができる。
【0026】
本発明の請求項10に記載の発明は、前記部品領域決定ステップは、前記相対高さ画像データの中の所定の閾値以上の高さを有する領域からなる部品候補画像データを作成する部品候補画像作成ステップと、作成した前記部品候補画像データの各連結領域を部品領域候補とする部品領域候補決定ステップと、前記部品領域候補毎の平均高さを導出する平均高さ導出ステップと、導出した前記平均高さの高い前記部品領域候補から部品領域を検出する部品領域検出ステップと、を有することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法である。
例えば高さの高い部品の周辺が走査レーザの陰になって回路基板画像データを生成できない、又は実際の高さより測定値が高くなることが発生する場合がある。これに起因して、相対高さの高い部品の周辺に配置された相対高さの低い部品の部品領域を決定することが困難である場合がある。本発明は、このような場合においても、最初に相対高さが高い部品の部品領域を決定することにより、相対高さの低い部品の部品領域を決定する際、相対高さが高い部品の影響を排除し易い。例えば、高さの高い部品の周辺の一定の領域については部品領域を検出する処理を行わない(周辺の領域をマスクする。)。これにより、部品領域の精度が向上する。
【0027】
本発明の請求項11に記載の発明は、前記部品領域決定ステップは、前記相対高さ画像データの中の第1の閾値以上の高さを有する領域を部品領域として検出する第1の部品領域検出ステップと、前記第1の部品領域検出ステップの後に、前記閾値よりも低い値を新たな閾値として設定し、新たな閾値以上の高さを有する領域を部品領域として新たに検出する第2の部品領域検出ステップと、を有し、閾値を徐々に下げて、閾値が第2の閾値(第2の閾値は第1の閾値より小さな値)以下になるまで前記第2の部品領域検出ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、部品点数が多い部品実装基板の外観検査を実行する場合、相対高さの高い部品から順番に部品領域を決定することにより、部品領域の決定においてその部品より相対高さの高い部品からの影響を排除し易い。これにより、部品領域を決定する工数を少なくし、短時間でより正確にその部品領域に実装された部品を決定できる。
【0028】
本発明の請求項12に記載の発明は、前記部品領域決定ステップにおいて、決定した部品領域及びその近傍の領域に対してマスク処理を行い、マスク処理した領域において部品領域の検出を行わないことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかの請求項に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明は、一旦決定した部品領域をその後の検査により再度修正する必要がなく、効率良く部品領域の決定を行うことができる。
【0029】
本発明の請求項13に記載の発明は、前記部品領域決定ステップは、部品の電極領域を決定する電極領域決定ステップと、決定した1つの前記電極領域から電極形状情報を導出する電極形状情報導出ステップと、導出した前記電極形状情報と同一の電極形状情報を有する部品種類の部品サイズ領域を推定する推定ステップと、推定した前記部品サイズ領域内において、決定した前記電極領域と対となる電極領域を検出し、前記相対高さ画像データから前記電極領域および電極間領域の形状情報を抽出し、その形状情報に基づいて前記部品領域を決定する決定ステップと、を有することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法である。
【0030】
電極間の高さが低い部品又は電極間の高さが低く計測され易い部品については、高さ情報だけに基づいて部品領域を決定することが困難である。本発明は、これらの部品について、1つ電極領域を抽出し、他の電極(例えばその電極の対になる電極)を更に抽出し、それらの電極の間の部品領域を確実に検出する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。
電極間の高さが低く計測され易い部品とは、例えばレーザの放射を利用した三角測量法により高さを測定する計測方法を実行した場合における、低い輝度のパッケージを有するトランジスタ、チップ抵抗等である。
【0031】
本発明の請求項14に記載の発明は、前記部品種類決定ステップにおいて、既知部品の部品領域の特徴量に基づいて、部品を部品種類毎のカテゴリに分けるための判定基準を算出する判別関数を自動的に生成する判別関数生成ステップを有し、前記特徴量導出ステップで導出した前記特徴量を前記判別関数に代入して判定基準を導出し、導出した前記判定基準に基づいて、前記部品領域に実装されている前記部品の部品種類を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回路基板の外観検査方法である。
【0032】
本発明によれば、部品を部品種類毎のカテゴリに分類する判別関数により、検査対象の部品領域の部品種類を容易に決定することができる。
好ましくは、どの位置にどのような形状を有する部品が搭載されているかが既知である、部品が実装された回路基板を計測して得られた回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定し、その部品の特徴量を導出する。既知の部品実装基板を用いて、検査対象物の外観検査と同様の処理により、既知の部品の部品領域の特徴量を入力する。これにより、手入力の手間が省け、且つ検査対象物の外観検査により得られる特徴量と、判定基準とする特徴量との導出条件がほぼ同一になるので、正確な部品種類の決定を行うことが出来る。
【0033】
本発明の請求項15に記載の発明は、前記部品種類決定ステップにおいて、導出した部品種類と導出時に用いた前記特徴量を基に前記判別関数を修正し、修正した前記判別関数を記憶することを特徴とする請求項14に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明は、部品を部品種類ごとのカテゴリに分類する判別関数を、検査対象の部品領域の部品種類と特徴量より自動的に修正することが出来るため、該判別関数を検査対象物の回路基板に対して最適化することができる。
【0034】
本発明の請求項16に記載の発明は、前記部品種類決定ステップにおいて、前記部品領域の前記回路基板画像データに含まれる輝度情報を用いて輝度特徴量を導出し、導出した前記輝度特徴量を含む前記特徴量に基づいて部品種類を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、他の種類の部品と比較して、輝度特徴量がはっきりしている(特徴的である)部品については、輝度特徴量から部品種類の決定を行うことができる。
【0035】
本発明の請求項17に記載の発明は、前記部品種類決定ステップは、部品のリード端子が存在すると推定するリード端子検査領域を前記部品領域の上下左右方向に設定するリード端子検査領域設定ステップと、前記リード端子検査領域における前記回路基板画像データに含まれる輝度情報を用いて各リード端子のリード肩領域を検出するリード肩領域検出ステップと、検出した前記リード肩領域の形状特徴量を導出するリード肩領域形状特徴量導出ステップと、導出した前記リード肩形状特徴量に基づいて、各々の前記リード端子検査領域のリード端子特徴量を導出するリード端子検査領域リード端子特徴量導出ステップと、導出した上下左右方向の前記リード端子検査領域の前記リード端子特徴量より前記部品領域のリード端子特徴量を導出する部品領域リード端子特徴量導出ステップと、を有し、導出した前記部品領域リード端子特徴量を用いて、前記部品領域に実装されている部品種類を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回路基板の外観検査方法である。
本発明によれば、ICパッケージやコネクタ、ダイオードやトランジスタなどリード端子を有する部品について、検査領域の周辺領域から特徴量を導出することにより部品種類の決定を行うことができる。
【0036】
本発明の請求項18に記載の発明は、前記同一形状ライブラリ選択ステップは、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の前記部品ライブラリが無い場合に、前記同一種類ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの中から前記部品ライブラリ(近似部品ライブラリ)を選択する近似部品ライブラリ選択ステップと、前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、前記近似部品ライブラリの形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、前記近似部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を修正して新たな前記検査パラメータ情報を生成する部品ライブラリ修正ステップと、を有し、新たな前記検査パラメータ情報を前記部品領域の検査パラメータ情報として設定することを特徴とする請求項3に記載の回路基板の外観検査方法である。
【0037】
本発明は、部品ライブラリが検査対象の部品領域と同一形状の部品ライブラリを記憶していない場合においても、同一種類の部品ライブラリを記憶していれば該部品領域に対する検査パラメータ情報を既存の部品ライブラリから作成する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。
好ましくは近似部品ライブラリ選択ステップにおいて、同一種類の部品ライブラリの中から、特徴量導出ステップで導出した部品形状情報に近似する形状の近似部品ライブラリを選択する。
【0038】
本発明の請求項19に記載の発明は、前記同一形状ライブラリ選択ステップは、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の前記部品ライブラリが無い場合に、前記同一種類ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの中から前記部品ライブラリ(近似部品ライブラリ)を選択する近似部品ライブラリ選択ステップと、前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、前記近似部品ライブラリの形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、前記近似部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を修正して新たな前記検査パラメータ情報を生成する部品ライブラリ修正ステップと、修正した形状情報と新たな前記検査パラメータ情報とを相互に関連付けた新たな部品ライブラリを登録する新規部品ライブラリ登録ステップと、を有し、登録した新たな前記部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を前記部品領域の検査パラメータ情報として設定することを特徴とする請求項3に記載の回路基板の外観検査方法である。
【0039】
本発明は、部品ライブラリが検査対象の部品領域と同一形状の部品ライブラリを記憶していない場合においても、同一種類の部品ライブラリを記憶していれば該部品領域に対する検査パラメータ情報を既存の部品ライブラリから作成し、記憶する回路基板の外観検査方法を実現できるという作用を有する。本発明によれば、部品ライブラリ群が自動的に充実される。
【0040】
本発明の請求項20に記載の発明は、前記特徴量は部品形状情報を含み、検査情報選択ステップは、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の部品の検査情報が無い場合に、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と最も近似した形状の部品の前記特徴量及び前記検査情報を選択する近似部品選択ステップと、前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、最も近似した形状の部品の部品形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、最も近似した形状の部品の前記検査情報を修正して新たな前記検査情報を生成する検査情報修正ステップと、を有し、新たな前記検査情報を前記部品領域の検査情報として設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板の外観検査方法である。本発明によれば、部品の検査情報を自動的に生成できる。
【0041】
本発明の請求項21に記載の発明は、前記特徴量は部品形状情報を含み、検査情報選択ステップは、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の部品の検査情報が無い場合に、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と最も近似した形状の部品の前記特徴量及び前記検査情報を選択する近似部品選択ステップと、前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、最も近似した形状の部品の部品形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、最も近似した形状の部品の前記検査情報を修正して新たな前記検査情報を生成する検査情報修正ステップと、修正した形状情報と新たな検査情報とを相互に関連付けて新たに登録する新規部品登録ステップと、を有し、登録した新たな前記検査情報を前記部品領域の検査情報として設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板の外観検査方法である。本発明によれば、部品の検査情報が自動的に充実される。
【0042】
本発明の請求項22に記載の発明は、請求項1から請求項21のいずれかの請求項に記載の回路基板の外観検査方法を実行することを特徴とする回路基板の外観検査装置である。
本発明は、作業者が手動により検査データを入力することなく、事前に部品の位置データを用意する必要も無く、実際に検査を行う回路基板を搬入することにより、部品実装基板の検査データを自動的に作成する外観検査装置を実現できるという作用を有する。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
【0044】
《実施の形態1》
図1〜11を用いて、本発明の実施の形態1の回路基板の外観検査方法及び外観検査装置を説明する。図1は、本発明の実施の形態1の外観検査装置の構成を示すブロック図である。外観検査装置101は、プリント基板に実装された電子部品の実装状態及び半田付け状態等の外観検査を行う装置である。図1において、外観検査装置101は、計測部111、画像作成部112、領域決定部113、特徴量導出部114、記憶部115、検査データ作成部116、検査部117、判定部118を有する。外観検査装置101は、本発明の回路基板の外観検査方法によって自動的に検査データを作成し、その検査データを用いて検査対象物のプリント基板(部品実装基板)を検査する。実施の形態1において、記憶部115は、その部品を特定する特徴量とその部品に関する検査情報とで構成される検査情報群を予め記憶しておく。
【0045】
図2は、外観検査装置101の回路基板の外観検査方法を示すフローチャートである。図2を用いて、回路基板の外観検査方法の全体的な流れを説明する。
計測部111は、検査対象物の部品実装基板を撮像し画像データ(回路基板画像データ)を出力する(ステップ201)。画像作成部112は、画像データに基づいて、プリント基板の表面との相対的な高さにより構成される相対高さ画像データを作成する。
領域決定部113は、高さ画像データに基づいて、部品領域を決定する(ステップ202)。特徴量導出部114は、部品領域の画像データに基づいて、部品領域の特徴量を導出する(ステップ203)。検査データ作成部116は、記憶部115が記憶している検査情報群の中から、ステップ203で導出した特徴量と実質的に同一の特徴量に関連付けられている検査情報を選択する(ステップ204)。検査データ作成部116は、部品領域の位置と検査情報とを用いて、検査データを自動で作成する(ステップ205)。
全ての部品について、検査データの作成が終了したか否か判断する(ステップ206)。終了していなければ、ステップ203に戻り、他の部品領域に対しての検査データを作成する。全ての部品についての検査データの作成が終了すれば、検査部117は、検査データを用いて、プリント基板の部品の実装状態を検査する(ステップ207)。判定部118は、検査部117の検査結果の良否を判定する(ステップ208)。
【0046】
次に各部の詳細な動作について説明する。実施の形態1において、計測部111は、レーザ光源を用いてプリント基板を計測し、3次元画像データを取得する。図3及び図4を用いて、計測部111の動作を説明する。図3は、レーザ光源を用いてプリント基板を計測する原理を示す図である。図3において、301はプリント基板、302はその上に実装された電子部品である。レーザ光源311から照射された入射光321は、ミラー312を介して電子部品302に照射される。電子部品302で反射した反射光322(一般に電子部品の表面は鏡面ではない故に、反射光322はある空間分布で放射する。)は、ミラー313によって集光され、ミラー312を介して受光部314で受光される。受光部314が受け取った反射光322の位置の情報に基づいて公知の三角測量法により得る3次元画像データを得ることができる。
実施の形態1において、受光部314は、半導体光センサ、例えばPSD(Position Sensitive Detector)である。半導体光センサは、入力スポット光の位置に比例したアナログ信号を出力する位置検出デバイスである。
【0047】
図4は三角測量法の原理を示す図である。電子部品302がない場合、レーザ光源L311より垂直入射された入射光321は、点線の光路を辿り反射位置r1で反射される。受光部314は、受光位置x1で反射光322を受光する。電子部品302がある場合、入射光321は、実線の光路を辿り反射位置r2で反射される。受光部314は、受光位置x2で反射光322を受光する。
受光部314は、受光位置x1、受光位置x2を検出し、それぞれアナログ信号Ia及びIbを出力する。式(1)及び式(2)を用いて、計測位置(x、y)における反射光量を示す輝度値B(x、y)と対象物の高さH(x、y)を求める。
【0048】
B(x,y)=Ia(x,y)+Ib(x,y) ・・・(1)
H(x,y)=Ia(x,y)/(Ia(x,y)+Ib(x,y)) ・・・(2)
【0049】
上記方法をプリント基板全面に行うことにより、計測部111は、プリント基板の表面形状データ(3次元画像データである高さ画像データ)及び輝度データ(2次元画像データである輝度画像データ)を作成する。
【0050】
画像作成部112は、計測部111が作成したプリント基板の回路基板画像データ(高さ画像及び輝度画像)に基づいて、相対高さ画像データを作成する。図5〜8を用いて、画像作成部112の動作を説明する。
図5は、相対高さ画像データの作成方法を示すフローチャートである。画像作成部112は、計測部111が出力した部品実装基板の回路基板画像データを入力し、基板パターン面601を抽出する(ステップ501、図6)。基板パターン面とは、プリント基板上において、部品間を接続する配線領域および部品ランド領域等の高さが安定して測定できる領域のことである。
【0051】
図6は、基板画像(高さ画像及び輝度画像)からパターン面を抽出する過程を示す図である。画像作成部112は、計測部111より得られる高さ画像(図6(a))と輝度画像(図6(b))に対して2値化閾値を導出し、2値化画像を作成する。高さ画像については、所定の閾値よりも小さい画素値を残し(図6(c))、輝度画像については、所定の閾値より大きい画素値を残す(図6(d))。各々の2値化画像の論理積よりパターン高さ画像を作成する(図6(e))。
ここで、2値化処理における閾値として、大津の2値化(大津展之、栗田多喜夫、関田巌 著、行動計量学シリーズ12”パターン認識 理論と応用一”、第71項、朝倉書店、1996)方法等の自動閾値決定方法により得られる閾値や固定閾値を用いることが出来る。さらに、輝度画像について所定の閾値よりも小さい画素値を残し、高さ画像については所定の閾値よりも大きい画素値を残し、それらの論理和の否定からもパターン面高さ画像は得られる。
【0052】
画像作成部112は、パターン面高さ画像を基に基板近似面画像データを作成する(ステップ502、図7)。図7は基板近似面画像データ作成時に実行する画像分割とそれから抽出されたヒストグラムとを示す図である。パターン面高さ画像に対して、図7(a)に示すように所定の大きさに分割する。次に、図7(b)に示すように、分割した各領域について、高さレベル毎に画素の数をカウントする。その結果得られる度数分布における最大ヒストグラムの画素値(高さの値)を各領域の代表値とする。各領域の代表値の高さを基に、基板近似面画像データを作成する。基板近似面画像データの作成方法として、線形補間法、3次補間法、スプライン補間法等の補間方法により各座標での回路基板画像データの画素値を補正し、補正した回路基板画像データから基板近似面画像データを作成する方法がある。
上記説明において、代表値を最大ヒストグラムにより決定したが、分割した各領域について、各画素の高さレベルの平均値を各領域の代表値としても良い。
【0053】
画像作成部112は、近似面の精度の向上を図る(ステップ503、図8)。図8(a)は前工程にて導出した基板近似面画像データ(各領域の代表値の集合である。)の高さ分布を示す図である。図中の斜線領域が他の領域よりも高い領域である。図8(b)は直線XX上の高さ分布を示した図である。まず作成した基板近似面画像データより基板近似面画像データの高さ平均値とその標準偏差(以下σ)を導出する。そして、基板近似面画像データの平均高さに対して±3σ以内の画素値のみを用いて新規パターン面高さ画像を作成する(±3σを閾値とする。)。このとき、平均高さの±3σ以上の領域に対して周辺領域の基板近似面画像データを用いて補間処理を行い補正された画素値を算出する。得られた新規パターン面高さ画像を元に基板近似面画像データを再度作成する。
【0054】
再度生成された基板近似面画像データの平均高さ及び±3σを再度計算し、すべての画素値が±3σ以内になるまで上記の処理を繰り返しても良い。
これにより、平均高さから±3σ以上の領域が省かれた基板近似面画像データを作成することができる。ここでは平均高さの±3σ以上を異常領域としたが、±2σ、±σの場合も同様に行うことで基板近似面画像データの精度を向上させることができる。
【0055】
画像作成部112は、測定部111により得られた基板高さ画像(回路基板画像データに含まれる。)から基板近似面画像データを差し引いて、部品相対高さ画像データを導出する(ステップ504)。
【0056】
領域決定部113は、画像作成部112が作成した相対高さ画像データを用いて、多段階部品決定方法により部品領域を決定する。図9及び図10を用いて、領域決定部113の動作を説明する。図9は多段階部品決定方法を示すフローチャートである。図10は多段階部品決定方法における検査対象物の例を示す図である。実施の形態1は、3段階(H1、H2、H3)部品決定方法を用いる。
領域決定部113は、まず高さH1を閾値として設定する。領域決定部113は、全ての部品領域(部品A〜Eが実装されている。)の高さの値が閾値H1より大きいか(高いか)否かそれぞれ判断する(ステップ901)。部品領域の高さの値が閾値H1より大きければ(高ければ)、特徴量導出部114は、その部品が存在する領域(部品領域)について、部品領域の特徴量を導出する。領域決定部113は、その特徴量を基にノイズ除去を行い部品領域として決定する。図10において、部品A及び部品Cを有する部品領域を抽出する(ステップ902)。
【0057】
ステップ901及び902において、高さの値が閾値H1より大きい(高い)全ての部品領域を抽出する。決定された部品領域及びその周辺領域についてマスク処理を行い(これらの領域については、以後、部品領域を検出する処理を行わない。)、他の領域(未決定領域)と区別する。例えば三角測量を用いた計測においては、背の高い部品周辺や、輝度が低い領域が、受光センサの死角領域になったり、反射光の輝度レベルが低くなる故に実際より高さを低く計測する恐れがある。又は、背の高い部品の間の領域(部品がないとする。)が実際より高く計測され、2つの部品領域をつながった1つの部品領域と誤認したり、2つの部品領域の間に偽の部品領域があると誤認したりする恐れも有る。上記のマスク処理により、これらの誤認を防止できる。
【0058】
ステップ901において、部品領域の高さの値が閾値H1以下であれば、閾値H2より大きいか(高いか)否か判断する(ステップ903)。部品領域の高さの値が閾値H2より大きければ、特徴量導出部114は、その部品が存在する領域について、部品の特徴量を導出する。領域決定部113は、その特徴量を基にノイズ除去を行い部品領域として決定する。図10において、部品Dを有する部品領域を抽出する(ステップ904)。ステップ903及び904において、高さの値が閾値H2より大きい(高い)全ての部品領域を抽出する。決定された部品領域及びその周辺領域についてマスク処理を行い、他の領域(未決定領域)と区別する。
【0059】
部品領域の高さの値が閾値H3より大きいか(高いか)否か判断する(ステップ905)。部品領域の高さの値が閾値H3より大きければ、特徴量導出部114は、その部品が存在する領域について、部品の特徴量を導出する。領域決定部113は、その特徴量を基にノイズ除去を行い部品領域として決定する。図10において、部品Bを有する部品領域を抽出する(ステップ906)。ステップ905及び906において、高さの値が閾値H3より大きい(高い)全ての部品領域を抽出する。決定された部品領域及びその周辺領域についてマスク処理を行い、他の領域(未決定領域)と区別する。
【0060】
最後に、電極の高さが閾値H3より大きいか(高いか)否か判断する(ステップ907)。実施の形態において、所定の閾値より大きな輝度を有する領域を電極と推定する。電極の高さが閾値H3より大きければ、その領域を電極領域として抽出する。図9において、部品Eを有する領域を電極領域として抽出する(ステップ908)。
このとき、部品Eについては電極領域しか抽出されていないため、そのままではノイズ除去処理時にノイズとして処理され、部品として認識されない場合がある。そこで、領域決定部113は、電極領域から部品サイズを推定し、その部品領域を決定する。その後、決定された部品領域及びその周辺領域についてマスク処理を行い、他の領域(未決定領域)と区別する。
【0061】
上記の部品領域決定ステップが、最初に相対高さ画像データの中の第1の閾値以上の高さを有する領域を部品領域として検出する第1の部品領域検出ステップと、第1の部品領域検出ステップの後に、閾値よりも低い値を新たな閾値として設定し、新たな閾値以上の高さを有する領域を部品領域として新たに検出する第2の部品領域検出ステップと、を有し、閾値を徐々に下げて、閾値が第2の閾値(第2の閾値は第1の閾値より小さな値)以下になるまで第2の部品領域検出ステップを繰り返し行っても良い。
【0062】
領域決定部113は、相対高さ画像データの中の所定の閾値以上の高さを有する領域からなる部品候補画像データを作成する部品候補画像作成ステップと、作成した部品候補画像データの各連結領域を部品領域候補とする部品領域候補決定ステップと、部品領域候補毎の平均高さを導出する平均高さ導出ステップと、導出した平均高さの高い部品領域候補から部品領域を検出する部品領域検出ステップと、を有する部品領域決定ステップを実行しても良い。
【0063】
図11は、チップ部品補間工程を示すフローチャートである。領域決定部113は、ステップ908で抽出した電極領域を探索する(ステップ1101)。この探索方法としては、検査対象の部品領域の面積及び/又は輝度情報に基づいて、電極領域である部品領域を抽出する方法がある。
特徴量導出部114は、発見された電極領域に対して領域サイズを導出し、そのサイズから部品サイズを推定する(ステップ1102)。部品E(チップコンデンサ又はチップ抵抗等)は、0603チップ(0.6mm×0.3mm)、1105チップ(1.0mm×0.5mm)等、一般的にパッケージ寸法が決まっている。このため、これらの部品形状情報や電極情報を予め記憶しておき、ステップ1101により得られた電極情報と予め記憶していた部品に関する電極情報とを比較することにより、部品サイズの推定を行う。
【0064】
推定した部品サイズから検査領域を設定する(ステップ1103)。検査領域内で電極と対となる電極(部品)が有るか否か判断する(ステップ1104)。このときの電極領域の探索方法は、ステップ1101と同様である。検査対象の部品領域の面積や輝度情報から電極領域を抽出する。対となる電極が存在しなかった場合は、チップ補間処理を終了する。対となる電極が存在した場合は、両電極領域と両電極の間の領域の高さ情報及び探索工程において導出した電極領域に関する形状情報及び輝度情報を基に、それが部品であるか否かを判定する(ステップ1105)。部品と判定されなければ、チップ補間処理を終了する。部品と判定されれば、先に推定した部品サイズ内の領域をマスク処理して(ステップ1106)、チップ補間処理を終了する。
以上のようなチップ補間処理方法(抽出した電極領域から部品サイズを推定し、推定した領域内に対となる電極を探索し、両電極領域と電極間の高さ情報及び電極情報を基に部品判定を行うこと)により、電極領域しか抽出されない部品領域(例えば、図10の部品E)についても、部品として抽出することができる。
【0065】
検査データ作成部116は、上記工程で特徴量導出部114が導出した特徴量に基づいて、記憶部115内の検査情報群の中から部品領域に関する検査情報を選択し、検査データを自動で作成する。検査データとは、部品領域の位置と検査情報とを対応させたデータである。
検査部117は、検査データ作成部116が作成した検査データを用いて、プリント基板の電子部品の実装状態の外観検査を行う。判定部121は、検査部117の検査結果に基づいて、良否の判定を行う。
【0066】
なお、実施の形態1において、プリント基板上の部品について説明した。これに限定されず、プリント基板上に塗布されたはんだやランドについても適用できる。予めはんだ特徴量及びランド特徴量に対する検査パラメータ情報を記憶しておくことで、はんだの特徴量やランドの特徴量を用いて、検査対象の部品領域毎に検査データ(はんだ状態検査及びランド検査)を自動的に作成することができる。
【0067】
《実施の形態2》
図12を用いて、本発明の実施の形態2の回路基板の外観検査方法を説明する。実施の形態2は、画像作成部112の基板近似面画像データの精度向上方法(図5のステップ503)が、実施の形態1と異なる。それ以外の点においては、実施の形態1と同一である。図12は、実施の形態2の繰返しによる基板近似面画像データの精度向上方法を示すフローチャートである。
【0068】
画像作成部112は、基板高さ画像データ(回路基板画像データに含まれる。)と基板近似面画像データとの差分画像を導出する(ステップ1201)。差分画像の画素値としては、基板近似面画像データ近傍の所定の範囲内の画素値のみ使い、その他の領域は画素値を”0”とする。即ち、差分値が所定の閾値を超える領域の基板高さ画像データを基板近似面画像データで置き換える。
画像作成部112は、導出した差分画像を新たなパターン面高さ画像として(置き換えられた基板高さ画像データを用いて)、基板近似面画像データを再作成する(ステップ1202)。繰り返し回数が所定の回数(N回)を超えるまで(ステップ1203)、上記工程を繰り返す。全ての置き換えられた基板高さ画像データと基板近似面画像データとの差分値が所定の閾値以内になった時点で、処理を終えても良い。これにより、高い精度の基板近似面画像データを生成できる。
【0069】
《実施の形態3》
図13を用いて、本発明の実施の形態3の回路基板の外観検査方法を説明する。実施の形態3は、部品相対高さ画像データの導出方法が、実施の形態1(図5)と異なる。それ以外の点においては、実施の形態1と同一である。実施の形態1の計測部111は、部品実装後のプリント基板を撮像した。実施の形態3の計測部111は、部品実装前のプリント基板(「生基板」と呼ぶ。)と部品実装後のプリント基板(部品実装基板)とを撮像する。
図13は、生基板と部品実装基板との高さ画像の差分により作成される領域を導出する方法を示すフローチャートである。計測部111は、部品実装前のプリント基板を計測し、生基板画像データ(高さの画像データ)を取得する(ステップ1301)。次に、部品実装後のプリント基板(部品実装基板)の回路基板画像データ(高さの画像データを含む。)を計測する(ステップ1302)。
【0070】
画像作成部112は、基板上に存在する補正マーク等を用いて、生基板画像データと部品実装基板の回路基板画像データとの位置合わせを行う(ステップ1303)。画像作成部112は、回路基板画像データから生基板画像データを差し引いて、差分画像データを作成する(ステップ1304)。最後に、作成した差分画像データに対して、ノイズ除去処理を行うことで、所定の面積を有する領域により構成される相対高さ画像データを作成する。
部品が実装された部品領域の画素値(高さの値)は、他の領域の画素値よりも大きい(高い)ために、部品領域を容易に抽出できる。但し、差分画像データを用いた部品領域の抽出精度は、部品実装基板の回路基板画像データと生基板画像データとの基準位置合わせの精度に依存する故、計測する部品実装基板と生基板とは同一基板(パターンが同一)を用いて行うほうが良い。
【0071】
《実施の形態4》
図14を用いて、本発明の実施の形態4の外観検査装置を説明する。図14は、実施の形態4の外観検査装置の構成を示す図である。実施の形態4の外観検査装置は、実施の形態1の外観検査装置に部品種類決定部1401を追加した構成である。図14において、図1と同一のブロックには同一符号を付している。
実施の形態4において記憶部115は、部品種類の特徴量と、その部品種類に関する検査情報とを相互に関連付けた検査情報群を予め記憶している。検査データ作成部116は、部品種類決定部1401が決定した部品種類に基づいて、記憶部115に記憶されている検査情報を選択し、検査データを自動作成する。
【0072】
部品種類決定部1401の部品種類決定方法について説明する。実施の形態4の外観検査装置は、特徴量導出部114が導出した特徴量に基づいて、部品領域の部品種類を決定する。部品種類決定方法は、判別分析による方法、部品特徴量による方法、リード端子領域の特徴による方法がある。
まず、判別分析による方法について説明する。部品種類決定部1401は、予め、既知の電子部品について、その部品特徴量を導出し、部品種類を説明変数とする判別関数を作成して記憶しておく。判別関数は、あるカテゴリ毎にまとめられている判別対象に対して、その諸特性を示す複数個の説明変数を用いて、いずれかのカテゴリに分類する関数である。
部品種類決定部1401は、予め記憶している判別関数に部品特徴量を代入して、得られる値から判別対象をいずれかのカテゴリに分類して、部品の種類を決定する。判別関数は、導出した部品分類と導出時に用いたその部品の部品特徴量を基に、それ自体を修正することが可能である。
【0073】
次に、部品特徴量による部品判定方法を説明する。特徴量導出部114は、領域決定部113が決定した部品領域から、部品特徴量を導出する。部品特徴量とは、部品形状情報(部品サイズ、部品高さ)、及び極性マークの輝度情報と極性マーク以外の輝度情報との差等である。部品種類決定部1401は、特徴量導出部114が導出した部品固有の特徴量を用いて、部品の種類を決定する。
【0074】
最後に、リード端子領域の特徴に基づく部品判定方法を説明する。特徴量導出部114はリード端子領域情報を導出する。部品種類決定部1401は検査対象の部品領域のリード端子特徴量から部品判定を行う。
【0075】
図15はリード端子領域でのリード端子情報導出過程を示すフローチャートである。SOPやQFP等のICパッケージに用いられているガルウィング型のリード端子は、基板との接地面よりリード肩領域(ICパッケージに接するリード端子の根元部分及びその近傍の領域)の方が高い位置にある。ガルウィング型のリード端子のリード肩領域にレーザビームを照射して得られる輝度値は、基板の他の部分の輝度値と比較して大きい。このことを利用し、リード端子領域を抽出する。
特徴量導出部114は、領域決定部113が抽出した部品領域の上下左右方向に所定の幅の周辺領域(各矩形の領域を設定する。そこに部品のリード端子が存在すると推定する領域である。)をリード端子検査領域として設定する(ステップ1501)。リード端子検査領域内において、回路基板画像データ(輝度のデータ)を2値化する閾値を導出し、輝度画像を2値化する(ステップ1502)。2値化閾値の導出方法としては、大津の2値化方法による2値化閾値の導出方法や固定閾値による方法等がある。
【0076】
導出した2値化画像に対してリード肩領域の探索を行う(ステップ1503)。探索方法としては、境界追跡やラベリング等によりある程度の面積を有する領域に対して輝度情報に基づいてリード肩領域の判定を行う。特徴量導出部114は、先に抽出されたリード肩領域に対して、形状情報(領域サイズ、高さ等の形状特徴量)を導出する(ステップ1504)。
部品周辺の上下左右領域でのリード端子の抽出が終了か否か判断し(ステップ1505)、終了でなければステップ1501に戻る。部品周辺の上下左右に対して、リード端子の抽出が終了していればステップ1506に進む。
本実施の形態においてステップ1504は、導出したリード肩形状特徴量に基づいて、各々のリード端子検査領域のリード端子特徴量を導出するリード端子検査領域リード端子特徴量導出ステップと、導出した上下左右方向のリード端子検査領域のリード端子特徴量より部品領域のリード端子特徴量を導出する部品領域リード端子特徴量導出ステップと、を含む。
最後に、部品種類決定部1401は、特徴量導出部114が導出したリード端子領域の形状情報より総リード端子数、リード端子間距離、リード端子の存在するリード端子領域の方向を導出し(ステップ1506)、それらを基に検査部品の部品種類を決定する。
【0077】
本実施の形態において、部品種類決定部1401は、判別関数を用いて部品の種類を決定する方法と、部品特徴量に基づいて部品の種類を決定する方法と、リード端子領域特徴に基づいて部品の種類を決定する方法とを組み合わせて、各部品領域の部品の種類を決定する。
【0078】
《実施の形態5》
図16を用いて、本発明の実施の形態5の外観検査装置を説明する。図16は、実施の形態5の外観検査装置の構成を示す図である。実施の形態5の外観検査装置は、実施の形態4の外観検査装置に部品ライブラリ群1601を追加した構成である。図16において、図14と同一のブロックには同一符号を付している。
部品ライブラリ群1601は、部品種類の特徴量、部品の形状情報、その部品の検査パラメータ情報等の各種情報を相互に関連付けた複数の部品ライブラリを有する部品ライブラリ群を有し、予め記憶部115に記憶されている。
実施の形態5において、特徴量導出部114は、領域決定部113が決定した部品領域における画像データ(回路基板画像データ)から部品形状情報を含む部品特徴量を導出する。
例えば部品ライブラリ群は、部品種類毎にまとめられている複数の上位部品ライブラリを有する。各上位部品ライブラリは、同一形状の部品(部品種類は同一の部品)の集合である1又は複数の下位部品ライブラリを有する。部品種類のパラメータと、形状情報のパラメータとを有する部品ライブラリ群から、各パラメータに基づいて任意に部品ライブラリをソートできても良い。
【0079】
図17を用いて、部品ライブラリ群を用いて検査データを自動作成する方法について説明する。検査データ作成部116は、まず全ての部品ライブラリ群1601の中から、同一部品種類のライブラリ群を抽出し、更にその中から形状が同一の部品ライブラリを一つ抽出する。図17は、検査データの作成方法を示すフローチャートである。
検査データ作成部116は、部品種類決定部1401が決定した部品種類と同一部品種類の部品ライブラリ群が部品ライブラリ群1601の中に有るか否か判断する(ステップ1701)。同一部品種類の部品ライブラリ群が有れば、同一部品種類ライブラリ群を抽出し(ステップ1702)、ステップ1706に進む。
【0080】
部品種類決定部1401が決定した部品種類と同一種類の部品ライブラリ群が部品ライブラリ群1601に無ければ、最も近い部品種類の部品ライブラリ群を選択するか否か判断する(ステップ1703)。最も近い部品種類の部品ライブラリ群を選択する場合、最も近い種類の部品ライブラリ群を抽出し(ステップ1704)、ステップ1706に進む。
部品種類決定部1401が決定した部品種類に近い部品ライブラリ群がない場合は、検査データの自動作成ができないことをユーザに通知し、部品領域を表示して、手動で検査データの作成を行う(ステップ1705)。
【0081】
検査対象の部品領域の形状情報と同一の形状情報を有する部品ライブラリが、同一又は最も近い部品種類の部品ライブラリ群の中に有るか否か判断する(ステップ1706)。形状情報が同一か否かの判断は、同一種類部品ライブラリ群の形状情報と部品種類決定部1401が導出した形状情報との差分値を用いて判断する。差分値が所定の範囲内である場合は、同一形状と判定する。又は、部品ライブラリ群1601の形状情報と部品種類決定部1401が導出した形状情報との比とが、所定の範囲内である場合に、同一形状として判定しても良い。
ステップ1706において、同一形状と判断されれば、ステップ1708に進む。同一形状でなければ、導出した形状情報を基に部品ライブラリの形状情報を修正する(ステップ1707)。
【0082】
検査データ作成部116は、選択した部品ライブラリの検査パラメータ情報(同一形状の部品ライブラリの検査パラメータ情報、又は形状情報を修正した部品ライブラリの検査パラメータ情報を修正して生成した検査パラメータ情報)を検査対象の部品領域の検査パラメータ情報として選択し、検査データを作成する(ステップ1708)。
ステップ1706において、検査対象の部品領域の形状情報と同一の形状情報を有する部品ライブラリを(又は同一の形状情報を有する部品ライブラリがなければ、最も近似する形状を有する部品ライブラリを)、同一の部品種類の部品ライブラリ群のみの中から検出しても良い。
【0083】
ステップ1707において、導出した形状情報を基に部品ライブラリの形状情報を修正する場合を説明する。例えば、半導体において、半導体チップのパッケージは同一であり、端子の本数のみが異なる場合がある。このような場合、ステップ1707以下の処理が有効である。例えば、リード端子が4本の半導体を部品ライブラリに登録しているが、導出した形状情報によれば、同一のパッケージでリード端子が3本の部品であるとする。この場合、登録されている部品ライブラリに基づいて、1本のリード端子を削除した部品領域を生成する。又、ステップ1708において、リード端子が4本の半導体に関連付けられている検査データから、存在しない1本のリード端子の検査データを取り除いた新たな検査データを生成し、この部品領域について、新たな検査データにより検査を行う。
導出した形状情報によれば、登録されているリード端子が4本の半導体より、リード端子が2本多い同一のパッケージであれば、追加されている2本のリード端子について、リード端子が4本の半導体に関連付けられている検査データの中のリード端子に関する検査データを2本分追加した新たな検査データを生成し、この部品領域について、新たな検査データにより検査を行う。
【0084】
以上のように、抽出した部品領域に対して、部品ライブラリ群1601の中から同一種類で同一形状の(又はこれに近似する)部品ライブラリを選択することにより、各部品領域に対する検査データを自動的に作成することができる。検査データ作成部116は、上記の工程を繰り返し、検査対象物のプリント基板に搭載された全ての部品の検査データを作成する。
【0085】
《実施の形態6》
図18を用いて、本発明の実施の形態6の外観検査装置を説明する。図18は実施の形態6の外観検査装置の構成を示すブロック図である。実施の形態6の外観検査装置は、実施の形態5の外観検査装置に修正部1801を追加した構成である。図18において、図16と同一のブロックには同一符号を付している。
修正部1801は、新規部品ライブラリを部品ライブラリ群1601に登録する機能を有する。図17のステップ1707において、特徴量導出部114が導出した形状情報を基に部品ライブラリの形状情報を修正し、修正部1801は、修正後の形状情報を有する部品ライブラリを新規部品ライブラリとして記憶部115の部品ライブラリ群1601に設定登録する。
【0086】
《実施の形態7》
図19及び図20を用いて、本発明の実施の形態7の回路基板の外観検査方法及び外観検査装置を説明する。図19は、実施の形態7の外観検査装置の構成を示す図である。図19において、図1と同一ブロックには同一符号を付している。実施の形態1から実施の形態6の外観検査装置は、回路基板全体についての検査データを作成する検査データ作成部116を有し、検査データ作成部116が回路基板全体の検査データを作成した後、検査部117は、部品実装基板の外観検査を行った。実施の形態7の外観検査装置1901は、検査データ作成部116に代えて検査データ抽出部1916を有する。検査データ抽出部1916は、回路基板全体の検査データを作成せず、部品領域毎に検査データを抽出する。それ以外の点においては、実施の形態1から実施の形態6と同一である。
図20は、回路基板の外観検査方法を示すフローチャートである。図20において、図2と同一ステップには、同一符号を付している。回路基板の外観検査方法は、検査データの作成(図2のステップ205)を行わない。
【0087】
計測部111は、検査対象物のプリント基板を撮像して画像データ(回路基板画像データ)を出力する(ステップ201)。画像作成部112は、画像データに基づいて、プリント基板の表面との相対的な高さにより構成される相対高さ画像データを作成する。
領域決定部113は、高さ画像データに基づいて、部品領域を決定する(ステップ202)。特徴量導出部114は、部品領域の画像データに基づいて、部品領域の特徴量を導出する(ステップ203)。検査データ抽出部1916は、特徴量に基づいて、記憶部115の検査情報群の中から検査情報を選択する(ステップ204)。検査部117は、部品領域を検査する(ステップ2001)。判定部118は、検査部117の検査結果の良否を判定する(ステップ2002)。全ての部品について、検査が終了したか否か判断する(ステップ2003)。未検査の部品領域が存在すれば、ステップ203に戻る。全ての部品領域について、検査が終了すれば、処理を終了する。
本発明の回路基板の外観検査方法によれば、検査データを作成することなく部品検査を行うことができる。これにより、例えば実施の形態1等と比較して、回路基板の外観検査装置において、大容量のメモリが不要になる。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、予め部品や部品種類に対する検査情報を記憶しておき、検査対象物の基板画像を取得することにより、検査対象物の回路基板に関する検査データを自動的に作成することができるため、検査データ作成時間を大幅に短縮する回路基板の外観検査方法及び外観検査装置を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、予め部品や部品種類に対する検査情報を記憶しておき、検査対象物の回路基板画像を取得することにより、検査対象物の回路基板に対して自動的に部品検査を行うことができるため、それぞれの部品実装基板毎に検査データを作成する時間は必要なく検査を行う上で費やされる時間を大幅に短縮する回路基板の外観検査方法及び外観検査装置を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の回路基板の外観検査装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1の回路基板の外観検査方法を示すフローチャート
【図3】レーザ測定装置の原理図
【図4】三角測量の原理図
【図5】本発明の実施の形態1における相対高さ画像データの作成方法を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1におけるパターン面高さ画像の作成方法を説明する図
(a) 実施の形態1における高さ画像
(b) 実施の形態1における輝度画像
(c) 高さ画像(a)の高さ2値化画像A
(d) 輝度画像(b)の輝度2値化画像B
(e) 高さ2値化画像と輝度2値化画像より作成したパターン面高さ画像
【図7】本発明の実施の形態1における近似面作成方法を説明するための概略図
(a) 基板近似面画像データの分割図
(b) 分割領域のヒストグラム
【図8】本発明の実施の形態1における標準偏差を用いた基板近似面画像データ精度向上方法を説明するための図
(a) 作成した基板近似面画像データ
(b) 基板近似面画像データの直線XXでの断面図
【図9】本発明の実施の形態1における多段階部品抽出方法の部品抽出過程を示すフローチャート
【図10】本発明の実施の形態1における多段階部品抽出方法を示す概略図
(a) 実施の形態1における検査対象物の回路基板図
(b) 実施の形態1における検査対象物の回路基板の断面図
【図11】本発明の実施の形態1におけるチップ部品補間方法のフローチャート
【図12】本発明の実施の形態2における繰返しによる基板近似面画像データ精度向上方法を示すフローチャート
【図13】本発明の実施の形態3における部品実装前後の基板を用いて部品領域を抽出する方法を示すフローチャート
【図14】本発明の実施の形態4の回路基板の外観検査装置の構成図
【図15】本発明の実施の形態4におけるリード端子領域抽出方法を示すフローチャート
【図16】本発明の実施の形態5の回路基板の外観検査装置の構成図
【図17】本発明の実施の形態5における部品ライブラリと検査対象の部品領域との対応方法を示すフローチャート
【図18】本発明の実施の形態6の回路基板の外観検査装置の構成図
【図19】本発明の実施の形態7の回路基板の外観検査装置の構成図
【図20】本発明の実施の形態7における回路基板の外観検査方法を示すフローチャート
【符号の説明】
101 外観検査装置
111 計測部
112 画像作成部
113 領域決定部
114 特徴量導出部
115 記憶部
116 検査データ作成部
117 検査部
118 判定部
301 プリント基板
302 電子部品
311 レーザ光源
312 ミラー
313 ミラー
314 受光部
321 入射光
322 反射光
401 結像レンズ
1401 部品種類決定部
1601 部品ライブラリ群
1801 修正部
1916 検査データ抽出部
Claims (22)
- 部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、
決定した前記部品領域における前記回路基板画像データから特徴量を導出する特徴量導出ステップと、
前記回路基板画像データから導出した前記特徴量と、予め記憶された部品の特徴量とその部品に関する検査情報とを相互に関連付けた検査情報群とを比較して、前記部品領域に実装されている部品を特定し、前記検査情報群の中からその部品に関連付けられた前記検査情報を選択する検査情報選択ステップと、
選択した前記検査情報に基づいて前記部品領域の外観検査を行う検査ステップと、
を有することを特徴とする回路基板の外観検査方法。 - 部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、
決定した前記部品領域における前記回路基板画像データから部品の特徴量を導出する特徴量導出ステップと、
前記回路基板画像データから導出した前記特徴量と、予め記憶された部品種類の特徴量とその部品種類に関する検査情報とを相互に関連付けた検査情報群とを比較して、前記部品領域に実装されている部品種類を特定する部品種類決定ステップと、
前記検査情報群の中からその部品種類に関連付けられた前記検査情報を選択する検査情報選択ステップと、
選択した前記検査情報に基づいて前記部品領域の外観検査を行う検査ステップと、
を有することを特徴とする回路基板の外観検査方法。 - 部品が実装された検査対象物である回路基板を計測して得られた2次元画像データ及び/又は3次元画像データである回路基板画像データに基づいて、実装された部品の領域である部品領域を決定する部品領域決定ステップと、
決定した前記部品領域における前記回路基板画像データから部品形状情報を含む部品の特徴量を導出する特徴量導出ステップと、
予め記憶された部品種類の特徴量と部品の形状情報とその部品の検査パラメータ情報とを相互に関連付けた複数の部品ライブラリを有する部品ライブラリ群と、前記回路基板画像データから導出した前記特徴量とを比較して、前記部品領域に実装されている部品種類を特定する部品種類決定ステップと、
決定した前記部品種類と同一種類の部品ライブラリを、前記部品ライブラリ群の中から1つ以上選択する同一種類ライブラリ選択ステップと、
前記同一種類ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの中から、導出した前記部品形状情報と同一形状の前記部品ライブラリを選択する同一形状ライブラリ選択ステップと、
前記同一形状ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を選択する検査情報選択ステップと、
選択した前記検査パラメータ情報に基づいて前記部品領域の外観検査を行う検査ステップと、
を有することを特徴とする回路基板の外観検査方法。 - 前記回路基板画像データが実装された前記回路基板の高さ情報を有し、
前記部品領域決定ステップは、実装された前記部品と前記回路基板自体の表面との相対的な高さの情報を含む相対高さ画像データを作成する相対高さ画像作成ステップを有し、作成した前記相対高さ画像データを用いて前記部品領域を決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記相対高さ画像作成ステップは、
計測した前記回路基板画像データから、前記回路基板自体の表面の高さレベルを近似的に示す画像データである基板近似面画像データを作成する基板近似面画像作成ステップと、
作成した前記基板近似面画像データと、計測した前記回路基板画像データとの差分処理により前記相対高さ画像データを作成する差分画像作成ステップと、
を有することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記相対高さ画像作成ステップは、部品実装前の前記回路基板を計測した画像データと検査対象物である部品実装後の前記回路基板を計測した前記回路基板画像データとの差分処理により、前記相対高さ画像データを作成することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法。
- 前記基板近似面画像作成ステップにおいて、
作成した前記基板近似面画像データのばらつきを算出するばらつき算出ステップと、
ばらつきが所定の閾値を超える領域については、その周辺領域の前記基板近似面画像データを用いて補間処理を行って生成した画像データを、その領域の基板近似面画像データに置き換える補間処理ステップと、
を有することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記基板近似面画像作成ステップは、
計測した前記回路基板画像データと作成した前記基板近似面画像データとの差分が所定の閾値を超える領域の前記回路基板画像データを、前記基板近似面画像データに置き換える置き換えステップと、
置き換えられた前記回路基板画像データを用いて前記基板近似面画像データを再度生成する基板近似面画像再作成ステップと、
を有し、
置き換えられた前記回路基板画像データが全て前記所定の閾値以内に収まるまで上記のステップを繰り返し行って、最終的に作成された前記基板近似面画像データと前記回路基板画像データとの差分処理により前記相対高さ画像データを作成することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記部品領域決定ステップは、前記相対高さ画像データより部品領域を検出する閾値を導出して、導出した前記閾値以上の高さ領域から前記部品領域を決定することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法。
- 前記部品領域決定ステップは、
前記相対高さ画像データの中の所定の閾値以上の高さを有する領域からなる部品候補画像データを作成する部品候補画像作成ステップと、
作成した前記部品候補画像データの各連結領域を部品領域候補とする部品領域候補決定ステップと、
前記部品領域候補毎の平均高さを導出する平均高さ導出ステップと、
導出した前記平均高さの高い前記部品領域候補から部品領域を検出する部品領域検出ステップと、
を有することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記部品領域決定ステップは、
前記相対高さ画像データの中の第1の閾値以上の高さを有する領域を部品領域として検出する第1の部品領域検出ステップと、
前記第1の部品領域検出ステップの後に、前記閾値よりも低い値を新たな閾値として設定し、新たな閾値以上の高さを有する領域を部品領域として新たに検出する第2の部品領域検出ステップと、
を有し、
閾値を徐々に下げて、閾値が第2の閾値(第2の閾値は第1の閾値より小さな値)以下になるまで前記第2の部品領域検出ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記部品領域決定ステップにおいて、決定した部品領域及びその近傍の領域に対してマスク処理を行い、マスク処理した領域において部品領域の検出を行わないことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかの請求項に記載の回路基板の外観検査方法。
- 前記部品領域決定ステップは、
部品の電極領域を決定する電極領域決定ステップと、
決定した1つの前記電極領域から電極形状情報を導出する電極形状情報導出ステップと、
導出した前記電極形状情報と同一の電極形状情報を有する部品種類の部品サイズ領域を推定する推定ステップと、
推定した前記部品サイズ領域内において、決定した前記電極領域と対となる電極領域を検出し、前記相対高さ画像データから前記電極領域および電極間領域の形状情報を抽出し、その形状情報に基づいて前記部品領域を決定する決定ステップと、
を有することを特徴とする請求項4に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記部品種類決定ステップにおいて、既知部品の部品領域の特徴量に基づいて、部品を部品種類毎のカテゴリに分けるための判定基準を算出する判別関数を自動的に生成する判別関数生成ステップを有し、
前記特徴量導出ステップで導出した前記特徴量を前記判別関数に代入して判定基準を導出し、導出した前記判定基準に基づいて、前記部品領域に実装されている前記部品の部品種類を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記部品種類決定ステップにおいて、導出した部品種類と導出時に用いた前記特徴量を基に前記判別関数を修正し、修正した前記判別関数を記憶することを特徴とする請求項14に記載の回路基板の外観検査方法。
- 前記部品種類決定ステップにおいて、前記部品領域の前記回路基板画像データに含まれる輝度情報を用いて輝度特徴量を導出し、導出した前記輝度特徴量を含む前記特徴量に基づいて部品種類を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回路基板の外観検査方法。
- 前記部品種類決定ステップは、
部品のリード端子が存在すると推定するリード端子検査領域を前記部品領域の上下左右方向に設定するリード端子検査領域設定ステップと、
前記リード端子検査領域における前記回路基板画像データに含まれる輝度情報を用いて各リード端子のリード肩領域を検出するリード肩領域検出ステップと、
検出した前記リード肩領域の形状特徴量を導出するリード肩領域形状特徴量導出ステップと、
導出した前記リード肩形状特徴量に基づいて、各々の前記リード端子検査領域のリード端子特徴量を導出するリード端子検査領域リード端子特徴量導出ステップと、
導出した上下左右方向の前記リード端子検査領域の前記リード端子特徴量より前記部品領域のリード端子特徴量を導出する部品領域リード端子特徴量導出ステップと、
を有し、
導出した前記部品領域リード端子特徴量を用いて、前記部品領域に実装されている部品種類を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記同一形状ライブラリ選択ステップは、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の前記部品ライブラリが無い場合に、前記同一種類ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの中から前記部品ライブラリ(以下、「近似部品ライブラリ」と呼ぶ。)を選択する近似部品ライブラリ選択ステップと、
前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、前記近似部品ライブラリの形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、前記近似部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を修正して新たな前記検査パラメータ情報を生成する部品ライブラリ修正ステップと、
を有し、
新たな前記検査パラメータ情報を前記部品領域の検査パラメータ情報として設定することを特徴とする請求項3に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記同一形状ライブラリ選択ステップは、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の前記部品ライブラリが無い場合に、前記同一種類ライブラリ選択ステップで選択された前記部品ライブラリの中から前記部品ライブラリ(以下、「近似部品ライブラリ」と呼ぶ。)を選択する近似部品ライブラリ選択ステップと、
前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、前記近似部品ライブラリの形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、前記近似部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を修正して新たな前記検査パラメータ情報を生成する部品ライブラリ修正ステップと、
修正した形状情報と新たな前記検査パラメータ情報とを相互に関連付けた新たな部品ライブラリを登録する新規部品ライブラリ登録ステップと、
を有し、
登録した新たな前記部品ライブラリの前記検査パラメータ情報を前記部品領域の検査パラメータ情報として設定することを特徴とする請求項3に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記特徴量は部品形状情報を含み、
検査情報選択ステップは、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の部品の検査情報が無い場合に、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と最も近似した形状の部品の前記特徴量及び前記検査情報を選択する近似部品選択ステップと、
前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、最も近似した形状の部品の部品形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、最も近似した形状の部品の前記検査情報を修正して新たな前記検査情報を生成する検査情報修正ステップと、
を有し、
新たな前記検査情報を前記部品領域の検査情報として設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板の外観検査方法。 - 前記特徴量は部品形状情報を含み、
検査情報選択ステップは、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と同一形状の部品の検査情報が無い場合に、前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報と最も近似した形状の部品の前記特徴量及び前記検査情報を選択する近似部品選択ステップと、
前記近似部品ライブラリの検査パラメータ情報を選択する選択ステップと、
前記特徴量導出ステップで導出した前記部品形状情報を用いて、最も近似した形状の部品の部品形状情報を修正し、前記修正個所に応じて、最も近似した形状の部品の前記検査情報を修正して新たな前記検査情報を生成する検査情報修正ステップと、
修正した形状情報と新たな検査情報とを相互に関連付けて新たに登録する新規部品登録ステップと、
を有し、
登録した新たな前記検査情報を前記部品領域の検査情報として設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板の外観検査方法。 - 請求項1から請求項21のいずれかの請求項に記載の回路基板の外観検査方法を実行することを特徴とする回路基板の外観検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003139381A JP2004340832A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | 回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003139381A JP2004340832A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | 回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004340832A true JP2004340832A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33528484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003139381A Pending JP2004340832A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | 回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004340832A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250609A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回路実装基板の外観検査方法 |
JP2006292409A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基板高さ計測方法 |
JP2007234856A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品実装装置および電子部品実装装置における実装状態検査方法 |
JP2010177291A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Omron Corp | 基板外観検査用のライブラリデータの作成方法および検査データ作成方法 |
JP2012053016A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Saki Corp:Kk | 外観検査装置及び外観検査方法 |
JP2012180034A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Nec Corp | 目標標定装置及び目標標定方法 |
JP2013069340A (ja) * | 2009-07-03 | 2013-04-18 | Koh Young Technology Inc | 基板検査装置及び検査方法 |
JP2013145422A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Panasonic Corp | 作業検知システムの設定方法及びそれを用いた作業検知システム |
JP2014095710A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Koh Young Technology Inc | 電子部品のリード検査方法 |
WO2015115274A1 (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | オムロン株式会社 | 物体判別装置、画像センサ、物体判別方法 |
KR20160104357A (ko) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 한화테크윈 주식회사 | 부품 정보 티칭 방법 |
US20170363548A1 (en) * | 2014-12-16 | 2017-12-21 | Koh Young Technology Inc. | Method and apparatus of inspecting a substrate with a component mounted thereon |
WO2018020533A1 (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 画像処理装置、複製システム、及び複製方法 |
JP2018136260A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | オムロン株式会社 | 光学計測装置 |
JP2018151172A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | オムロン株式会社 | 3次元測定装置、3次元測定方法、およびプログラム |
JP2019100753A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | アンリツ株式会社 | プリント基板検査装置及びプリント基板検査方法 |
KR20190080792A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 주식회사 고영테크놀러지 | 기판에 삽입된 커넥터에 포함된 복수의 핀의 삽입 상태를 검사하는 방법 및 기판 검사 장치 |
KR20190105093A (ko) * | 2017-02-13 | 2019-09-11 | 주식회사 고영테크놀러지 | 인쇄 회로 기판에 실장된 부품을 검사하는 장치, 그 동작 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 |
JP2020122800A (ja) * | 2020-04-28 | 2020-08-13 | オムロン株式会社 | 3次元測定装置、3次元測定方法、およびプログラム |
WO2022003919A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | ヤマハ発動機株式会社 | 検査データ作成方法、検査データ作成装置および検査装置 |
JP2022530711A (ja) * | 2019-02-22 | 2022-06-30 | ケーエルエー コーポレイション | 半導体デバイスの位置ずれ測定方法及び装置 |
CN115854892A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-03-28 | 上海赫立智能机器有限公司 | 用于pcb检测的零平面校正方法 |
-
2003
- 2003-05-16 JP JP2003139381A patent/JP2004340832A/ja active Pending
Cited By (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006250609A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 回路実装基板の外観検査方法 |
JP4613644B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-01-19 | パナソニック株式会社 | 回路実装基板の外観検査方法 |
JP2006292409A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 基板高さ計測方法 |
JP4735010B2 (ja) * | 2005-04-06 | 2011-07-27 | パナソニック株式会社 | 基板高さ計測方法 |
JP2007234856A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-09-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品実装装置および電子部品実装装置における実装状態検査方法 |
JP4569496B2 (ja) * | 2006-03-01 | 2010-10-27 | パナソニック株式会社 | 電子部品実装装置および電子部品実装装置における実装状態検査方法 |
JP2010177291A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Omron Corp | 基板外観検査用のライブラリデータの作成方法および検査データ作成方法 |
CN103185549A (zh) * | 2009-07-03 | 2013-07-03 | 株式会社高永科技 | 电路板检查装置及检查方法 |
CN103185549B (zh) * | 2009-07-03 | 2015-11-18 | 株式会社高永科技 | 电路板检查装置及检查方法 |
JP2013069340A (ja) * | 2009-07-03 | 2013-04-18 | Koh Young Technology Inc | 基板検査装置及び検査方法 |
US9470752B2 (en) | 2009-07-03 | 2016-10-18 | Koh Young Technology Inc. | Board inspection apparatus and method |
US9091725B2 (en) | 2009-07-03 | 2015-07-28 | Koh Young Technology Inc. | Board inspection apparatus and method |
JP2012053016A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Saki Corp:Kk | 外観検査装置及び外観検査方法 |
JP2012180034A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Nec Corp | 目標標定装置及び目標標定方法 |
JP2013145422A (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Panasonic Corp | 作業検知システムの設定方法及びそれを用いた作業検知システム |
JP2014095710A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-05-22 | Koh Young Technology Inc | 電子部品のリード検査方法 |
WO2015115274A1 (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | オムロン株式会社 | 物体判別装置、画像センサ、物体判別方法 |
US20170363548A1 (en) * | 2014-12-16 | 2017-12-21 | Koh Young Technology Inc. | Method and apparatus of inspecting a substrate with a component mounted thereon |
EP3236200A4 (en) * | 2014-12-16 | 2018-07-18 | Koh Young Technology Inc. | Inspection method and inspection apparatus for substrate having components loaded thereon |
US10330609B2 (en) | 2014-12-16 | 2019-06-25 | Koh Young Technology Inc. | Method and apparatus of inspecting a substrate with a component mounted thereon |
KR20160104357A (ko) * | 2015-02-26 | 2016-09-05 | 한화테크윈 주식회사 | 부품 정보 티칭 방법 |
KR102099112B1 (ko) * | 2015-02-26 | 2020-04-09 | 한화정밀기계 주식회사 | 부품 정보 티칭 방법 |
WO2018020533A1 (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 画像処理装置、複製システム、及び複製方法 |
KR20210095975A (ko) * | 2017-02-13 | 2021-08-03 | 주식회사 고영테크놀러지 | 인쇄 회로 기판에 실장된 부품을 검사하는 장치, 그 동작 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 |
US11481893B2 (en) | 2017-02-13 | 2022-10-25 | Koh Young Technology Inc. | Apparatus for inspecting components mounted on printed circuit board, operating method thereof, and computer-readable recording medium |
KR20190105093A (ko) * | 2017-02-13 | 2019-09-11 | 주식회사 고영테크놀러지 | 인쇄 회로 기판에 실장된 부품을 검사하는 장치, 그 동작 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 |
CN110291855A (zh) * | 2017-02-13 | 2019-09-27 | 株式会社高永科技 | 检查在印刷电路板贴装的部件的装置、其运转方法及计算机可读记录介质 |
EP3582599A4 (en) * | 2017-02-13 | 2020-01-15 | Koh Young Technology Inc. | COMPONENT INSPECTION APPARATUS MOUNTED ON A PRINTED CIRCUIT BOARD, METHOD OF OPERATING THE SAME AND COMPUTER READABLE RECORDING MEDIUM |
KR102317464B1 (ko) * | 2017-02-13 | 2021-10-28 | 주식회사 고영테크놀러지 | 인쇄 회로 기판에 실장된 부품을 검사하는 장치, 그 동작 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 |
KR102285760B1 (ko) | 2017-02-13 | 2021-08-05 | 주식회사 고영테크놀러지 | 인쇄 회로 기판에 실장된 부품을 검사하는 장치, 그 동작 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 |
US10997714B2 (en) | 2017-02-13 | 2021-05-04 | Koh Young Technology Inc. | Apparatus for inspecting components mounted on printed circuit board, operating method thereof, and computer-readable recording medium |
JP2018136260A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | オムロン株式会社 | 光学計測装置 |
JP2018151172A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | オムロン株式会社 | 3次元測定装置、3次元測定方法、およびプログラム |
JP2019100753A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | アンリツ株式会社 | プリント基板検査装置及びプリント基板検査方法 |
KR102249225B1 (ko) * | 2017-12-28 | 2021-05-10 | 주식회사 고영테크놀러지 | 기판에 삽입된 커넥터에 포함된 복수의 핀의 삽입 상태를 검사하는 방법 및 기판 검사 장치 |
US11547033B2 (en) | 2017-12-28 | 2023-01-03 | Koh Young Technology Inc. | Method for inspecting insertion states of plurality of pins included in connector inserted into substrate, and substrate inspection apparatus |
KR20190080792A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 주식회사 고영테크놀러지 | 기판에 삽입된 커넥터에 포함된 복수의 핀의 삽입 상태를 검사하는 방법 및 기판 검사 장치 |
JP2022530711A (ja) * | 2019-02-22 | 2022-06-30 | ケーエルエー コーポレイション | 半導体デバイスの位置ずれ測定方法及び装置 |
JP7153147B2 (ja) | 2019-02-22 | 2022-10-13 | ケーエルエー コーポレイション | 半導体デバイスの位置ずれ測定方法及び装置 |
JP7088232B2 (ja) | 2020-04-28 | 2022-06-21 | オムロン株式会社 | 検査装置、検査方法、およびプログラム |
JP2020122800A (ja) * | 2020-04-28 | 2020-08-13 | オムロン株式会社 | 3次元測定装置、3次元測定方法、およびプログラム |
JPWO2022003919A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | ||
WO2022003919A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | ヤマハ発動機株式会社 | 検査データ作成方法、検査データ作成装置および検査装置 |
JP7448655B2 (ja) | 2020-07-02 | 2024-03-12 | ヤマハ発動機株式会社 | 検査データ作成方法、検査データ作成装置および検査装置 |
TWI841850B (zh) * | 2020-07-02 | 2024-05-11 | 日商山葉發動機股份有限公司 | 檢查資料製作方法、檢查資料製作裝置及檢查裝置 |
CN115854892A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-03-28 | 上海赫立智能机器有限公司 | 用于pcb检测的零平面校正方法 |
CN115854892B (zh) * | 2022-12-05 | 2024-02-02 | 上海赫立智能机器有限公司 | 用于pcb检测的零平面校正方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004340832A (ja) | 回路基板の外観検査方法及び回路基板の外観検査装置 | |
JP3051279B2 (ja) | バンプ外観検査方法およびバンプ外観検査装置 | |
CN107945184B (zh) | 一种基于彩色图像分割和梯度投影定位的贴装元件检测方法 | |
CN108802046B (zh) | 一种混合集成电路组件缺陷光学检测装置及其检测方法 | |
US6246788B1 (en) | System and method of optically inspecting manufactured devices | |
US20060291713A1 (en) | Board inspecting apparatus, its parameter setting method and parameter setting apparatus | |
JP4610702B2 (ja) | 電子基板検査方法 | |
JP7302599B2 (ja) | 欠陥判別方法、欠陥判別装置、欠陥判別プログラム及び記録媒体 | |
CN110487189B (zh) | 平坦度检测方法、平坦度检测装置及存储介质 | |
KR102027986B1 (ko) | 비전 카메라를 이용한 비드 인식 장치 및 그 방법 | |
JP5045591B2 (ja) | 検査領域の領域設定データの作成方法および基板外観検査装置 | |
JP2005121546A (ja) | 欠陥検査方法 | |
US20220207686A1 (en) | System and method for inspecting an object for defects | |
JP2006250609A (ja) | 回路実装基板の外観検査方法 | |
US7561751B2 (en) | Image processing method | |
JP4539355B2 (ja) | 基板検査装置並びにそのパラメータ設定方法およびパラメータ設定装置 | |
JP4506395B2 (ja) | 基板検査装置並びにそのパラメータ設定方法およびパラメータ設定装置 | |
KR101358370B1 (ko) | 반도체 패키지 검사 장치 및 그 검사 방법 | |
CN114264243B (zh) | 一种检测压接焊点以及测量压接焊点之间线弧高度的方法 | |
US20060023935A1 (en) | Printed circuit substrate appearance inspection method, printed circuit substrate appearance inspection program and printed circuit substrate appearance inspection apparatus | |
JP4821647B2 (ja) | 電子部品の端子位置検出方法 | |
KR101383827B1 (ko) | 인쇄회로기판의 솔더링 영역 자동검출 시스템 및 방법 | |
WO2022250584A1 (en) | A method and an electronic device for analysing an image | |
JP2002277409A (ja) | プリント基板パターンの検査装置 | |
CN117974662B (zh) | 一种芯片的检测方法、电子设备及存储介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050527 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060413 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20061129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081028 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090818 |