JP2004236977A - 刺激装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の使用状況に応じて適確なマッサージの刺激の強さを発生することができる刺激装置を提供すること。
【解決手段】施療子の作動により使用者に刺激を与える刺激装置において、個人データ入力部11により特定された使用者の刺激装置の使用回数を第1の記憶部13に記憶しておき、刺激部17はこの第1の記憶部13に記憶された刺激装置の使用回数に応じて施療子の刺激の強さを変化させるようにしている。
【選択図】 図2
【解決手段】施療子の作動により使用者に刺激を与える刺激装置において、個人データ入力部11により特定された使用者の刺激装置の使用回数を第1の記憶部13に記憶しておき、刺激部17はこの第1の記憶部13に記憶された刺激装置の使用回数に応じて施療子の刺激の強さを変化させるようにしている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体に刺激を疲労回復効果、リラクゼーション効果を得ることができるマッサージ機などの刺激装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用マッサージ機が徐々に普及されてきている。利便性に優れたマッサージ機について知られている(特許文献1)。この特許文献1のものは、マッサージ情報が記録されているとともに、マッサージ機に着脱自在な記録媒体と、当該記録媒体の情報を読み取る読み取り手段と、読み取ったマッサージ情報に従ってマッサージ部材でマッサージを施す制御手段とで構成されている。このマッサージ情報とは、マッサージ部材がマッサージを施すべき治療コースを含んだものであり、煩雑なコース選択動作がなくなるとされている。
【0003】
他方、マッサージ機以外の装置においても、使用者の快適性を高める工夫がなされている(特許文献2)。この特許文献2のものは、シャワーヘッドから吐水される吐水形態の変更を円滑かつ多様に行えるようにするもので、操作パネルにおいて吐水指定ボタンを用いて吐水形態を指定し、登録ボタン等を用いて吐水形態を順次登録し、プログラム吐水指定ボタン等で登録された、すなわち使用者が好みによって指定した手順でシャワーを浴びせることができるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−334011号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平6−108503号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような身体に対して直接刺激を与える刺激装置において、使用者がその刺激装置を初めて使用したり、あるいは極少ない回数のみを使用したことがあったり、あるいは一定期間以上使用しない時間をおいて久しぶりに使用するケースがある。
【0007】
このようなケースの場合に、使用者がいきなり強い刺激を受けると、使用者がドキッとしたり、痛いとかの不快な感情を抱くことがある。この様な場合に、使用者はその刺激を受け入れているとはいえず、刺激装置の使用を中止してしまうことも考えられる。
【0008】
また、刺激装置を使用し続けた場合にも刺激を受け入れていない、すなわち身構えたり抵抗したりしている状態では、疲労回復効果、リラクゼーション効果は期待できない。すなわち、あまり使用頻度が多くない不慣れな使用者は疲労やストレス過多の状態に陥っているとしても効果は認められないという問題を有している。
【0009】
しかし、特許文献1では、治療コースの内容を着脱自在な記録媒体に記録することによって、刺激媒体の新旧に関わらず常に最新の治療コースの刺激が受けられるものの、特許文献2では吐水形態を登録することによって使用者の希望どおりの刺激(シャワー)が得られるようになっているものの、不慣れな使用者に対する問題に関して何らかの解決策を開示しているものではない。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者の使用状況に応じて適確なマッサージの刺激の強さを発生することができる刺激装置を提供することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、施療子の作動により使用者に刺激を与える刺激装置において、使用者指定手段により特定された使用者の刺激装置の使用回数を使用回数記憶手段に記憶しておき、駆動手段はこの使用回数記憶手段に記憶された刺激装置の使用回数に応じて施療子の刺激の強さを変化させるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。まず、図2を参照して刺激装置としてのエアーマッサージ機のシステム構成について説明する。図2において、11はマッサージ機を使用する使用者の個人情報を入力する使用者指定手段としての個人データ入力部である。この個人データ入力部11にはマッサージ機を初めて使用するときに操作する操作ボタン11aが備えられている。個人データ入力部11及び操作ボタン11aは後述するリモートコントロール装置60に設けられている。この個人データ入力部11は例えば指紋照合装置などで構成されるバイオメトリクス認識装置を有する。この個人データ入力部11から入力される例えば指紋等の個人情報は個人情報登録部12に入力される。
【0013】
この個人情報登録部12は登録された個人情報を第1の記憶部13に出力する。この第1の記憶部13は使用者毎の使用履歴データを記憶する。この使用履歴データとは使用者がマッサージ機を使用した日付、時刻、何回目の使用であるかを示すデータである。個人データ入力部11から入力された使用者の個人情報と個人情報登録部12に登録されている個人情報は認識部14において照合される。この認識部14において、個人情報を認識することにより使用者を特定している。
【0014】
頻度判定部15は、第1の記憶部13に記憶されている使用者毎の使用履歴データに基づいて、使用者の使用頻度を判定している。
【0015】
動作決定部16は頻度判定部15で判定された使用者の使用頻度に応じてマッサージ機の動作、つまり強度を決定する。例えば、このマッサージ機をはじめて使用したり、極わずかしか使っていない使用者であれば、強度は弱く、マッサージ機の使用頻度が多い場合には強度は強く決定される。
【0016】
駆動手段としての刺激部17は、動作決定部16で決定された強度で刺激を発生する。この実施の形態では「強」、「中」、「弱」の刺激を発生する。この刺激を発生する機構については図3を参照して後述する。
【0017】
刺激部17は、刺激した日付、時刻、何回目の使用であるかの使用履歴を第1の記憶部13に出力される。
【0018】
なお、第2の記憶部18は刺激部17における刺激が終わった時点で、刺激強さ、刺激の持続時間、および刺激のパターンなどを記憶する。つまり、この第2の記憶部18には、一番最近使用者が刺激部17で受けた刺激に関するデータを記憶する。
【0019】
次に、図3を参照してエアーマッサージ機の構成について説明する。図3において、21は椅子式エアーマッサージ機の椅子本体で、この椅子本体21はほぼ水平に設けられた座部22、この座部22の後側に配設されこの座部22に対して所定の角度傾斜して設けられた背もたれ部23および前記座部22の両側に位置して設けられた肘掛け部24とから構成されている。そして、前記座部22には気密性を有するとともに軟質部材からなり圧搾空気つまりエアーの給排気に伴い膨縮する腿用袋体26および尻用袋体27が配設されている。
【0020】
また、前記背もたれ部23には、枠部材(図示しない)が設けられ、この枠部材に支持されてエラーの給排気に伴い膨縮する腰用袋体28、背筋用袋体29、背中用袋体30および首・肩部用マッサージ手段31が配設されている。なお、首・肩部用マッサージ手段31は前述した枠部材に縦方向つまり上下方向に沿って形成された長溝状の案内孔に沿って上下方向に移動可能にかつ任意に位置決めできるようにして設けられている。
【0021】
また、袋体26ないし30は、内袋(図示しない)に収納し、この内袋を前記座部22および背もたれ部23に配置して設けられ、この内袋は布等のカバー23aに覆われている。
【0022】
また、前記椅子本体21の前記座部22の下方にはエアーコンプレッサ40が取り付けられている。このエアーコンプレッサ40には、ロータリー弁(図示しない)等からなる従来周知のエアー分配器が設けられており、前記袋体26〜30はこのエアー配管を介してエアーコンプレッサ40に接続されている。
【0023】
また、前記椅子本体21には座部22の前方に位置して図示しない回転軸によって上下方向に回動可能に設けられた脚載置台50が配設されており、この載置台50は両側に設けた側壁51a、51bおよびこの両側壁51a、51bの間に位置して設けた中央壁51cとによって形成された一対の略U字状の脚載部52a、52bが形成されている。また、これら脚載部52a、52bの互いに対向する両側壁つまり側壁51aとこの側壁51aと対向する中央壁51cおよび側壁51bとこの側壁51bと対向する中央壁51cにはそれぞれエアーの給排気により膨縮する脚用袋体(図示しない)が配設されており、これら脚用袋体にはエアーホース(図示しない)によってエアー分配器に接続され、このエアー分配器を介してエアーの給排気がなされて膨縮し、脚部をマッサージするようになっている。
【0024】
また、椅子本体21の一方の肘掛け部24の下方にはリード線60aが接続されたリモートコントロール装置60が収納部61に取り出し自在に収納されており、このリモートコントロール装置60は、例えば所定の順序と時間にしたがって各袋体26ないし30を膨縮させて全身または上半身、下半身および脚部をマッサージしたり、首・肩部、腰あるいは脚等各部をマッサージするモードを備えている。
【0025】
次に、上記のように構成された本発明の一実施の形態について説明する。まず、マッサージ機を初めて使用する人であるかが判定される(ステップS1)。これは、操作ボタン11aが操作されたかで判定している。このステップS1において「YES」と判定された場合には、個人データを個人データ入力部11から入力する(ステップS2)。この個人データ入力部11から入力された個人情報は個人情報登録部12に登録される(ステップS3)。この個人データ入力部11から入力される例えば指紋等の個人情報は個人情報登録部12に入力される。
【0026】
そして、動作決定部16において無条件に刺激が「弱」と決定される(ステップS4)。
【0027】
そして、刺激部17において、「弱」の刺激が発生される(ステップS5)。この刺激が終了すると、マッサージ機の使用実績が第1の記憶部13及び第2の記憶部18に記憶される(ステップS6)。
【0028】
ところで、前述したステップS1の判定で「NO」、つまり初めてマッサージ機を使用するのではないと判定された場合には、使用者は個人データ入力部11から個人情報を入力する(ステップS7)。
【0029】
次に、個人データ入力部11から入力された個人情報と個人情報登録部12に登録されている個人情報を比較してどの使用者であるかが認識部14において判定される(ステップS8)。つまり、個人情報登録部12に登録されているどの指紋と個人データ入力部11から入力された指紋とが一致したかが判定される。
【0030】
次に、第1の記憶部13に記憶されている使用者の履歴データより最後にマッサージを使用した日付を得て、前回マッサージを使用してからの期間が3ケ月を越えているかが判定される(ステップS10)。このステップS10の判定で「YES」と判定された場合には、前述したステップS4の処理に進む。つまり、最後に使用してから所定日数、例えば3ケ月を越えている場合には、初めてマッサージ機を使用した人と同じように刺激部17において、「弱」の刺激が発生される。このように、マッサージ機を最後に使用してから所定日数を経過した場合には、自動的に初めて使用する人と同じ強さでマーサージを施すようにしたので、使用者は最後に使用してから経過した日数を意識しないでも、マッサージ機の強度を適確な強度に設定することができる。
【0031】
ところで、ステップS9の判定で「NO」と判定された場合には、第1の記憶部13に使用履歴として記憶されているマッサージ機を使用した回数が判定される(ステップS10)。つまり、動作決定部16は使用回数が「1〜5」であれば、マッサージ機の強度を「弱」に設定し、使用回数が「6〜10」であれば、マッサージ機の強度を「中」に設定し(ステップS11)、使用回数が「≧11」であればマッサージ機の強度を「強」に設定する(ステップS12)。
【0032】
そして、刺激部17において、動作決定部16で決定された刺激が発生される(ステップS5)。この刺激が終了すると、マッサージ機の使用実績が第1の記憶部13及び第2の記憶部18に記憶される(ステップS6)。
【0033】
このように、使用者がマッサージ機を使用した回数に応じて刺激部17から発生される刺激の強さを変化させるようにした。これは、マッサージ機の使用回数が多くなると、使用者がマッサージ機の刺激に慣れてくるので、刺激の強さを強くなるようにした。これにより、マッサージ機の使用頻度に応じて適確な刺激の強さを発生することができる。
【0034】
なお、図2に示すように第2の記憶部18を設け、刺激部17における刺激が終わった時点で、刺激強さ、刺激の持続時間、および刺激のパターンなどを記憶させておくようにしても良い。このようにすれば、認識部14で認識結果が一致した場合には、第2の記憶部に記憶されている最新の刺激強さ、刺激の持続時間、および刺激のパターンに基づいて刺激部17から刺激を発生することができる。従って、最新に受けたマッサージ機の刺激と同じ刺激を得ることができるので、違和感を感じることはない。
【0035】
さらに、上記した実施の形態の形態では、初めてマッサージ機を使用する人は操作ボタン11aを操作するようにしたが、個人データ入力部11の特定ボタンを押しながら電源をオンするようにしても良い。
【0036】
なお、上記した実施の形態では、本発明を袋体を用いて使用者に刺激を与えるエアーマッサージ機に適用した場合について説明したが、もみ玉を使用したメカ式のマッサージ機においても同様に適用することができる。
【0037】
さらに、本発明を低周波治療器に適用した場合には、両電極間に与える電圧を変化させることにより刺激の強さを変化させるようにすれば良い。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、使用者の使用状況に応じて適確なマッサージの刺激の強さを発生することができる刺激装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るマッサージ機の動作を説明するためのフローチャート。
【図2】同実施の形態に係るマッサージ機のブロック図。
【図3】同実施の形態に係るマッサージ機の斜視図。
【符号の説明】
11…個人データ入力部、11a…操作ボタン、12…個人情報登録部、13…第1の記憶部、14…認識部、15…頻度判定部、16…動作判定部、17…刺激部、18…第2の記憶部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体に刺激を疲労回復効果、リラクゼーション効果を得ることができるマッサージ機などの刺激装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用マッサージ機が徐々に普及されてきている。利便性に優れたマッサージ機について知られている(特許文献1)。この特許文献1のものは、マッサージ情報が記録されているとともに、マッサージ機に着脱自在な記録媒体と、当該記録媒体の情報を読み取る読み取り手段と、読み取ったマッサージ情報に従ってマッサージ部材でマッサージを施す制御手段とで構成されている。このマッサージ情報とは、マッサージ部材がマッサージを施すべき治療コースを含んだものであり、煩雑なコース選択動作がなくなるとされている。
【0003】
他方、マッサージ機以外の装置においても、使用者の快適性を高める工夫がなされている(特許文献2)。この特許文献2のものは、シャワーヘッドから吐水される吐水形態の変更を円滑かつ多様に行えるようにするもので、操作パネルにおいて吐水指定ボタンを用いて吐水形態を指定し、登録ボタン等を用いて吐水形態を順次登録し、プログラム吐水指定ボタン等で登録された、すなわち使用者が好みによって指定した手順でシャワーを浴びせることができるようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−334011号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平6−108503号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような身体に対して直接刺激を与える刺激装置において、使用者がその刺激装置を初めて使用したり、あるいは極少ない回数のみを使用したことがあったり、あるいは一定期間以上使用しない時間をおいて久しぶりに使用するケースがある。
【0007】
このようなケースの場合に、使用者がいきなり強い刺激を受けると、使用者がドキッとしたり、痛いとかの不快な感情を抱くことがある。この様な場合に、使用者はその刺激を受け入れているとはいえず、刺激装置の使用を中止してしまうことも考えられる。
【0008】
また、刺激装置を使用し続けた場合にも刺激を受け入れていない、すなわち身構えたり抵抗したりしている状態では、疲労回復効果、リラクゼーション効果は期待できない。すなわち、あまり使用頻度が多くない不慣れな使用者は疲労やストレス過多の状態に陥っているとしても効果は認められないという問題を有している。
【0009】
しかし、特許文献1では、治療コースの内容を着脱自在な記録媒体に記録することによって、刺激媒体の新旧に関わらず常に最新の治療コースの刺激が受けられるものの、特許文献2では吐水形態を登録することによって使用者の希望どおりの刺激(シャワー)が得られるようになっているものの、不慣れな使用者に対する問題に関して何らかの解決策を開示しているものではない。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者の使用状況に応じて適確なマッサージの刺激の強さを発生することができる刺激装置を提供することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、施療子の作動により使用者に刺激を与える刺激装置において、使用者指定手段により特定された使用者の刺激装置の使用回数を使用回数記憶手段に記憶しておき、駆動手段はこの使用回数記憶手段に記憶された刺激装置の使用回数に応じて施療子の刺激の強さを変化させるようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。まず、図2を参照して刺激装置としてのエアーマッサージ機のシステム構成について説明する。図2において、11はマッサージ機を使用する使用者の個人情報を入力する使用者指定手段としての個人データ入力部である。この個人データ入力部11にはマッサージ機を初めて使用するときに操作する操作ボタン11aが備えられている。個人データ入力部11及び操作ボタン11aは後述するリモートコントロール装置60に設けられている。この個人データ入力部11は例えば指紋照合装置などで構成されるバイオメトリクス認識装置を有する。この個人データ入力部11から入力される例えば指紋等の個人情報は個人情報登録部12に入力される。
【0013】
この個人情報登録部12は登録された個人情報を第1の記憶部13に出力する。この第1の記憶部13は使用者毎の使用履歴データを記憶する。この使用履歴データとは使用者がマッサージ機を使用した日付、時刻、何回目の使用であるかを示すデータである。個人データ入力部11から入力された使用者の個人情報と個人情報登録部12に登録されている個人情報は認識部14において照合される。この認識部14において、個人情報を認識することにより使用者を特定している。
【0014】
頻度判定部15は、第1の記憶部13に記憶されている使用者毎の使用履歴データに基づいて、使用者の使用頻度を判定している。
【0015】
動作決定部16は頻度判定部15で判定された使用者の使用頻度に応じてマッサージ機の動作、つまり強度を決定する。例えば、このマッサージ機をはじめて使用したり、極わずかしか使っていない使用者であれば、強度は弱く、マッサージ機の使用頻度が多い場合には強度は強く決定される。
【0016】
駆動手段としての刺激部17は、動作決定部16で決定された強度で刺激を発生する。この実施の形態では「強」、「中」、「弱」の刺激を発生する。この刺激を発生する機構については図3を参照して後述する。
【0017】
刺激部17は、刺激した日付、時刻、何回目の使用であるかの使用履歴を第1の記憶部13に出力される。
【0018】
なお、第2の記憶部18は刺激部17における刺激が終わった時点で、刺激強さ、刺激の持続時間、および刺激のパターンなどを記憶する。つまり、この第2の記憶部18には、一番最近使用者が刺激部17で受けた刺激に関するデータを記憶する。
【0019】
次に、図3を参照してエアーマッサージ機の構成について説明する。図3において、21は椅子式エアーマッサージ機の椅子本体で、この椅子本体21はほぼ水平に設けられた座部22、この座部22の後側に配設されこの座部22に対して所定の角度傾斜して設けられた背もたれ部23および前記座部22の両側に位置して設けられた肘掛け部24とから構成されている。そして、前記座部22には気密性を有するとともに軟質部材からなり圧搾空気つまりエアーの給排気に伴い膨縮する腿用袋体26および尻用袋体27が配設されている。
【0020】
また、前記背もたれ部23には、枠部材(図示しない)が設けられ、この枠部材に支持されてエラーの給排気に伴い膨縮する腰用袋体28、背筋用袋体29、背中用袋体30および首・肩部用マッサージ手段31が配設されている。なお、首・肩部用マッサージ手段31は前述した枠部材に縦方向つまり上下方向に沿って形成された長溝状の案内孔に沿って上下方向に移動可能にかつ任意に位置決めできるようにして設けられている。
【0021】
また、袋体26ないし30は、内袋(図示しない)に収納し、この内袋を前記座部22および背もたれ部23に配置して設けられ、この内袋は布等のカバー23aに覆われている。
【0022】
また、前記椅子本体21の前記座部22の下方にはエアーコンプレッサ40が取り付けられている。このエアーコンプレッサ40には、ロータリー弁(図示しない)等からなる従来周知のエアー分配器が設けられており、前記袋体26〜30はこのエアー配管を介してエアーコンプレッサ40に接続されている。
【0023】
また、前記椅子本体21には座部22の前方に位置して図示しない回転軸によって上下方向に回動可能に設けられた脚載置台50が配設されており、この載置台50は両側に設けた側壁51a、51bおよびこの両側壁51a、51bの間に位置して設けた中央壁51cとによって形成された一対の略U字状の脚載部52a、52bが形成されている。また、これら脚載部52a、52bの互いに対向する両側壁つまり側壁51aとこの側壁51aと対向する中央壁51cおよび側壁51bとこの側壁51bと対向する中央壁51cにはそれぞれエアーの給排気により膨縮する脚用袋体(図示しない)が配設されており、これら脚用袋体にはエアーホース(図示しない)によってエアー分配器に接続され、このエアー分配器を介してエアーの給排気がなされて膨縮し、脚部をマッサージするようになっている。
【0024】
また、椅子本体21の一方の肘掛け部24の下方にはリード線60aが接続されたリモートコントロール装置60が収納部61に取り出し自在に収納されており、このリモートコントロール装置60は、例えば所定の順序と時間にしたがって各袋体26ないし30を膨縮させて全身または上半身、下半身および脚部をマッサージしたり、首・肩部、腰あるいは脚等各部をマッサージするモードを備えている。
【0025】
次に、上記のように構成された本発明の一実施の形態について説明する。まず、マッサージ機を初めて使用する人であるかが判定される(ステップS1)。これは、操作ボタン11aが操作されたかで判定している。このステップS1において「YES」と判定された場合には、個人データを個人データ入力部11から入力する(ステップS2)。この個人データ入力部11から入力された個人情報は個人情報登録部12に登録される(ステップS3)。この個人データ入力部11から入力される例えば指紋等の個人情報は個人情報登録部12に入力される。
【0026】
そして、動作決定部16において無条件に刺激が「弱」と決定される(ステップS4)。
【0027】
そして、刺激部17において、「弱」の刺激が発生される(ステップS5)。この刺激が終了すると、マッサージ機の使用実績が第1の記憶部13及び第2の記憶部18に記憶される(ステップS6)。
【0028】
ところで、前述したステップS1の判定で「NO」、つまり初めてマッサージ機を使用するのではないと判定された場合には、使用者は個人データ入力部11から個人情報を入力する(ステップS7)。
【0029】
次に、個人データ入力部11から入力された個人情報と個人情報登録部12に登録されている個人情報を比較してどの使用者であるかが認識部14において判定される(ステップS8)。つまり、個人情報登録部12に登録されているどの指紋と個人データ入力部11から入力された指紋とが一致したかが判定される。
【0030】
次に、第1の記憶部13に記憶されている使用者の履歴データより最後にマッサージを使用した日付を得て、前回マッサージを使用してからの期間が3ケ月を越えているかが判定される(ステップS10)。このステップS10の判定で「YES」と判定された場合には、前述したステップS4の処理に進む。つまり、最後に使用してから所定日数、例えば3ケ月を越えている場合には、初めてマッサージ機を使用した人と同じように刺激部17において、「弱」の刺激が発生される。このように、マッサージ機を最後に使用してから所定日数を経過した場合には、自動的に初めて使用する人と同じ強さでマーサージを施すようにしたので、使用者は最後に使用してから経過した日数を意識しないでも、マッサージ機の強度を適確な強度に設定することができる。
【0031】
ところで、ステップS9の判定で「NO」と判定された場合には、第1の記憶部13に使用履歴として記憶されているマッサージ機を使用した回数が判定される(ステップS10)。つまり、動作決定部16は使用回数が「1〜5」であれば、マッサージ機の強度を「弱」に設定し、使用回数が「6〜10」であれば、マッサージ機の強度を「中」に設定し(ステップS11)、使用回数が「≧11」であればマッサージ機の強度を「強」に設定する(ステップS12)。
【0032】
そして、刺激部17において、動作決定部16で決定された刺激が発生される(ステップS5)。この刺激が終了すると、マッサージ機の使用実績が第1の記憶部13及び第2の記憶部18に記憶される(ステップS6)。
【0033】
このように、使用者がマッサージ機を使用した回数に応じて刺激部17から発生される刺激の強さを変化させるようにした。これは、マッサージ機の使用回数が多くなると、使用者がマッサージ機の刺激に慣れてくるので、刺激の強さを強くなるようにした。これにより、マッサージ機の使用頻度に応じて適確な刺激の強さを発生することができる。
【0034】
なお、図2に示すように第2の記憶部18を設け、刺激部17における刺激が終わった時点で、刺激強さ、刺激の持続時間、および刺激のパターンなどを記憶させておくようにしても良い。このようにすれば、認識部14で認識結果が一致した場合には、第2の記憶部に記憶されている最新の刺激強さ、刺激の持続時間、および刺激のパターンに基づいて刺激部17から刺激を発生することができる。従って、最新に受けたマッサージ機の刺激と同じ刺激を得ることができるので、違和感を感じることはない。
【0035】
さらに、上記した実施の形態の形態では、初めてマッサージ機を使用する人は操作ボタン11aを操作するようにしたが、個人データ入力部11の特定ボタンを押しながら電源をオンするようにしても良い。
【0036】
なお、上記した実施の形態では、本発明を袋体を用いて使用者に刺激を与えるエアーマッサージ機に適用した場合について説明したが、もみ玉を使用したメカ式のマッサージ機においても同様に適用することができる。
【0037】
さらに、本発明を低周波治療器に適用した場合には、両電極間に与える電圧を変化させることにより刺激の強さを変化させるようにすれば良い。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、使用者の使用状況に応じて適確なマッサージの刺激の強さを発生することができる刺激装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るマッサージ機の動作を説明するためのフローチャート。
【図2】同実施の形態に係るマッサージ機のブロック図。
【図3】同実施の形態に係るマッサージ機の斜視図。
【符号の説明】
11…個人データ入力部、11a…操作ボタン、12…個人情報登録部、13…第1の記憶部、14…認識部、15…頻度判定部、16…動作判定部、17…刺激部、18…第2の記憶部。
Claims (3)
- 施療子の作動により使用者に刺激を与える刺激装置において、
使用者を特定する使用者指定手段と、
使用者の刺激装置の使用回数を記憶する使用回数記憶手段と、
この使用回数記憶手段に記憶された刺激装置の使用回数に応じて施療子の刺激の強さを変化させる駆動手段とを具備したことを特徴とする刺激装置。 - 上記駆動手段は、上記使用回数記憶手段に記憶された刺激装置の使用回数が所定回数より少ない場合には、前記施療子の刺激を通常より小さくするように上記施療子を作動させることを特徴とする請求項1記載の刺激装置。
- 施療子の作動により使用者に刺激を与える刺激装置において、
使用者を特定する使用者指定手段と、
この使用者指定手段で特定された使用者毎に刺激装置を使用した日時情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶されている刺激装置を使用した日時情報に基づいて使用者が刺激装置を使用するのが所定日数以上である場合には前記施療子の刺激を通常より小さくするように上記施療子を作動させる駆動手段とを具備したことを特徴とする刺激装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003031396A JP2004236977A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 刺激装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=32958005
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JP (1) | JP2004236977A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175016A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Matsushita Electric Works Ltd | エア式マッサージ機 |
JP2009240687A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Panasonic Electric Works Co Ltd | マッサージ機 |
JP2010046449A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-03-04 | Family Co Ltd | 椅子型マッサージ機 |
KR101886636B1 (ko) * | 2017-11-22 | 2018-08-09 | 오레스트 주식회사 | 리모컨의 사용자 설정이 가능한 안마의자 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003031396A patent/JP2004236977A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175016A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Matsushita Electric Works Ltd | エア式マッサージ機 |
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