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JP2004232996A - Refrigeration cycle device - Google Patents

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JP2004232996A
JP2004232996A JP2003023943A JP2003023943A JP2004232996A JP 2004232996 A JP2004232996 A JP 2004232996A JP 2003023943 A JP2003023943 A JP 2003023943A JP 2003023943 A JP2003023943 A JP 2003023943A JP 2004232996 A JP2004232996 A JP 2004232996A
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JP
Japan
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refrigerant
passage
accumulator tank
evaporator
liquid
Prior art date
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JP2003023943A
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Shigeki Ito
繁樹 伊藤
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a refrigeration cycle device with a compact accumulator tank. <P>SOLUTION: This refrigeration cycle device separates gas-liquid of outlet side refrigerant of an evaporator 4 inside the accumulator tank 7, takes out gas refrigerant inside the accumulator tank 7 and liquid refrigerant rest in the lower part in the accumulator tank 7 and returns both the refrigerant to the suction side of a compressor 1. The device communicates the outlet side of the evaporator 4 with the suction side of the compressor via a main passage 5, branches part of the outlet side refrigerant of the evaporator 4 with a branch passage 6 from the main passage 5 for introduction into the accumulator tank 7, takes out the gas refrigerant inside the accumulator tank 7 and the liquid refrigerant rest in the lower part in the accumulator tank 7 into a refrigerant return passage 8, and joins the outlet side of the refrigerant return passage 8 to a downstream side portion of the main passage 5 than a restriction portion 11. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蒸発器出口側冷媒の気液を分離するアキュムレータタンクを有する冷凍サイクル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の蒸発器出口側冷媒の気液を分離するアキュムレータタンクを有する冷凍サイクル装置は種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4、図5は従来の冷凍サイクル装置およびアキュムレータタンクを示すものであり、蒸発器4の出口側冷媒の全量をアキュムレータタンク7内に導入し、この導入冷媒の気液をアキュムレータタンク7内にて分離し、液冷媒をタンク7内の下部に溜める。
【0004】
そして、タンク7内にU字状冷媒戻し管73を配置し、この冷媒戻し管73の上部のガス吸入口73aからタンク7内上部のガス冷媒を冷媒戻し管73内に吸入するとともに、冷媒戻し管73の底部に開けたオイル戻し穴73bから液冷媒および液冷媒中に溶け込んでいるオイルを冷媒戻し管73内に吸入する。この冷媒戻し管73内で液冷媒およびオイルをガス冷媒に混合し、この混合冷媒を圧縮機1に吸入させる構成になっている。
【0005】
【特許文献1】
実開昭48−99940号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来技術では、蒸発器出口側冷媒の全量をアキュムレータタンク7内に導入して気液分離を行うので、アキュムレータタンク7の必要内容積がどうしても大きくなり、アキュムレータタンク7の搭載スペースが増大する。車両用の場合にはアキュムレータタンク7をスペース的制約が強いエンジンルーム内に搭載しているので、アキュムレータタンク7の車両搭載性において非常に問題があった。
【0007】
本発明は上記点に鑑みて、アキュムレータタンクの小型化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、蒸発器(4)の出口側冷媒の気液をアキュムレータタンク(7)内で分離し、アキュムレータタンク(7)内のガス冷媒、およびアキュムレータタンク(7)内下部に溜まる液冷媒と液冷媒に溶け込んだオイルを取り出して圧縮機(1)の吸入側に戻す冷凍サイクル装置において、
蒸発器(4)の出口側を圧縮機(1)の吸入側に連通させるメイン通路(5)と、メイン通路(5)から蒸発器(4)出口側冷媒の一部を分岐させアキュムレータタンク(7)内に導入する分岐通路(6)と、アキュムレータタンク(7)内のガス冷媒、およびアキュムレータタンク(7)内下部に溜まる液冷媒と液冷媒に溶け込んだオイルを取り出す冷媒戻し通路(8)とを有し、冷媒戻し通路(8)の出口部を、メイン通路(5)のうち分岐通路(6)の分岐位置よりも下流側に合流させることを特徴とする。
【0009】
これによると、蒸発器(4)出口側冷媒の一部をメイン通路(5)から分岐通路(6)に分岐し、この分岐冷媒をアキュムレータタンク(7)内に導入して冷媒の気液を分離するから、アキュムレータタンク(7)の冷媒気液分離のための空間容積を従来技術に比較して大幅に縮小でき、アキュムレータタンク(7)を小型化できる。
【0010】
また、冷媒戻し通路(8)を通してアキュムレータタンク(7)内のガス冷媒、およびアキュムレータタンク(7)内下部の液冷媒と液冷媒に溶け込んだオイルを圧縮機(1)の吸入側に戻すことができるから、アキュムレータタンク(7)内に溜まる液冷媒量の調整によるサイクル内循環冷媒流量の調整機能およびオイル戻し機能は通常のものと同様に発揮できる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、メイン通路(5)、分岐通路(6)、および冷媒戻し通路(8)をアキュムレータタンク(7)内に設けたことを特徴とする。
【0012】
これによると、メイン通路(5)の入口部を蒸発器(4)出口側に接続し、メイン通路(5)の出口部を圧縮機(1)の吸入側に接続するだけでよく、分岐通路(6)や冷媒戻し通路(8)のための冷媒通路接続部を新たに追加する必要がない。従って、分岐通路(6)を追加してもアキュムレータタンク(7)の通路接続作業は従来と同様の作業にて簡単に行うことができる。
【0013】
請求項3に記載の発明では、請求項1または2において、メイン通路(5)のうち、分岐通路(6)の分岐位置と冷媒戻し通路(8)の合流位置との間に絞り部(11)を配置したことを特徴とする。
【0014】
これにより、絞り部(11)の前後に発生する差圧によって、サイクル循環冷媒流量の小流量時にも、冷媒戻し通路(8)からメイン通路(5)の合流部に流出するガス冷媒量を確保でき、これに伴って、冷媒戻し通路(8)に吸入される液冷媒量も確保できる。従って、小流量時にもオイル戻し量を確実に確保できる。
【0015】
請求項4に記載の発明では、請求項1または2において、メイン通路(5)内を流れる冷媒中の液冷媒を取り込んで分岐通路(6)にガイドするガイド部材(12)をメイン通路(5)に配置したことを特徴とする。
【0016】
これにより、メイン通路(5)内の液冷媒をガイド部材(12)によって確実に分岐通路(6)からアキュムレータタンク(7)内に導入できる。そのため、圧縮機(1)の起動時のように圧縮機(1)の吸入圧が急低下して圧縮機(1)への液戻りが発生しやすい条件下(過渡時)においても、圧縮機(1)への液戻りの発生を抑制できる。
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による冷凍サイクル装置の基本構成図であり、車両空調用冷凍サイクル装置に適用した場合を示している。図2は図1のアキュムレータタンク部の断面図である。
【0019】
冷凍サイクル装置の圧縮機1は図示しない電磁クラッチ等を介して車両エンジン(図示せず)によりベルト駆動される。圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器2に流入する。凝縮器2は冷媒の放熱器であり、図示しない電動冷却ファンにより外気が送風される。そのため、吐出ガス冷媒は外気中に放熱して凝縮する。
【0020】
凝縮器2で凝縮した液冷媒は減圧装置3で減圧され、低圧の気液2相状態となる。減圧装置3はオリフィス、ノズル、キャピラリーチューブ等の固定絞りで構成してある。なお、減圧装置3を高圧冷媒の状態(圧力、温度)に応じて開度が調整される可変絞り、あるいは固定絞りと可変絞りの組み合わせで構成してもよい。
【0021】
蒸発器4は減圧装置3を通過した低圧冷媒を図示しない空調用送風機の送風空気から吸熱して蒸発させるものである。蒸発器4は図示しない空調室内ユニットのケース内に配置され、蒸発器4で冷却された冷風は周知のごとく図示しないヒータコア部で温度調整された後に車室内へ吹き出す。
【0022】
蒸発器4の出口側には蒸発器4の出口冷媒(蒸発器4で蒸発したガス冷媒を含む飽和ガス)の主流が流れるメイン通路5を設けるとともに、このメイン通路5から蒸発器出口冷媒の一部を分岐する分岐通路6を設け、この分岐通路6からの分岐冷媒をアキュムレータタンク7内に導入し、このアキュムレータタンク7内にて導入冷媒の気液を分離するようになっている。
【0023】
そして、アキュムレータタンク7内のガス冷媒および液冷媒と、液冷媒に溶け込んだオイルを戻し通路8からメイン通路5に合流させ、メイン通路5を通過する蒸発器出口冷媒の主流とアキュムレータタンク7内からの戻し冷媒とを圧縮機1に吸入させるようになっている。。
【0024】
図2に示すように、アキュムレータタンク7は縦長の略円筒形状のタンク本体70を有している。このタンク本体70はアルミニウム等の金属で構成され、その内部に気液混合のための空間71を形成する。タンク本体70の上面壁部72は空間71の上部を区画するものであり、この上面壁部72を水平方向に貫通するように円形の貫通穴を開けてメイン通路5を形成している。
【0025】
このメイン通路5の一端部(上流端)は入口側接続通路9を介して蒸発器4の出口に連通する。また、メイン通路5の他端部(下流端)は出口側接続通路10を介して圧縮機1の吸入側に連通する。そして、メイン通路5の中間部位には絞り11を設けている。タンク本体70の上面壁部72において絞り11の上流側部位に、メイン通路5と空間71内とを上下方向に連通する連通穴を開けて分岐通路6を形成している。
【0026】
一方、タンク本体70の空間71内にはU字状の冷媒戻し管73を配置し、この冷媒戻し管73のU字状の一端部を空間71内上部のガス冷媒域に開口してガス吸入口73aを形成している。また、冷媒戻し管73のU字状の底部を空間71内下部の液冷媒域に配置するとともに、このU字状底部に微小径の円形穴からなるオイル戻し穴73bを開口している。このオイル戻し穴73bから液冷媒および液冷媒に溶け込んでいるオイルを冷媒戻し管73内に吸入するようになっている。
【0027】
冷媒戻し管73のU字状の他端部をタンク本体70の上面壁部72の穴部72aに嵌合固定するとともに、冷媒戻し管73の他端部をメイン通路5のうち絞り11の下流側部位に合流させている。従って、図2のタンク構成では冷媒戻し管73内部の通路によって図1の冷媒戻し通路8が形成される。
【0028】
タンク本体70の空間71内において分岐通路6の下方(出口)開口端と冷媒戻し管73のガス吸入口73aとの間の中間部位に邪魔板74が配置されている。この邪魔板74は円板状の板形状であり、取付穴74aを有し、この取付穴74aの部分で邪魔板74を冷媒戻し管73に嵌合固定するようになっている。
【0029】
邪魔板74は分岐通路6から空間71内に流入する入口冷媒を衝突させてガス吸入口73aに入口冷媒が直接流入することを防止するものである。また、邪魔板74の円板外周部とタンク本体70の内周面との間に所定の隙間部75を形成し、邪魔板74に衝突した後の冷媒がこの隙間部75を通過して下方へ移動するようになっている。
【0030】
次に、上記構成において作動を説明する。圧縮機1が運転されると、圧縮機1の吐出ガスが凝縮器2で放熱して凝縮し、この凝縮後の液冷媒は減圧装置3で減圧され、低温低圧の気液2相状態となる。この低圧冷媒は蒸発器4に流入して空調空気から吸熱して蒸発する。蒸発器4の出口では通常の冷房熱負荷条件ではガス冷媒と液冷媒が共存する飽和状態にあり、この蒸発器出口の飽和冷媒の主流はメイン通路5を通過して圧縮機1の吸入側へ向かう。
【0031】
メイン通路5の途中には絞り11が配置され、この絞り11の前後間に所定の差圧が発生する。このため、蒸発器出口の飽和冷媒の一部は絞り11の上流部から分岐通路6に分岐され、この分岐通路6を通過してアキュムレータタンク7のタンク本体70内に導入される。
【0032】
この分岐通路6からの導入冷媒は邪魔板74の上面に衝突し、その後、邪魔板74の円板外周部の隙間部75を通過してタンク本体70の空間71内の下方へ移動する。ここで、邪魔板74は導入冷媒がガス吸入口73aに直接流入することを防止するとともに、導入冷媒がタンク本体70内の液冷媒の液面Aに衝突して液面Aを乱すことを防止することにより、タンク本体70の空間71内部における気液分離作用を向上させる。
【0033】
タンク本体70の空間71内においてガス冷媒と液冷媒の密度差により液冷媒が下方に溜まり、ガス冷媒は液冷媒の液面Aの上方に分離される。そして、空間71内上部に開口しているガス吸入口73aからガス冷媒が冷媒戻し管73内に吸入される。液冷媒中に開口しているオイル戻し穴73bから、液冷媒および液冷媒に溶け込んでいるオイルが冷媒戻し管73内に吸入される。
【0034】
従って、この液冷媒およびオイルが冷媒戻し管73内においてガス吸入口73aからのガス冷媒と混合して、メイン通路5の絞り11の下流部に合流する。そのため、メイン通路5を通過する蒸発器出口冷媒の主流に冷媒戻し管73からの戻し冷媒が合流した状態で圧縮機1に冷媒が吸入される。
【0035】
そして、蒸発器4の冷房熱負荷が増大して、蒸発器4の出口冷媒が過熱度を持つ過熱ガス状態になると、分岐通路6からアキュムレータタンク7のタンク本体70内に過熱ガス冷媒が導入され、タンク本体70内の貯留液冷媒を蒸発させる。これにより、タンク本体70内の貯留液冷媒をガス冷媒として圧縮機1の吸入側に供給でき、サイクル内循環冷媒流量を増加できる。これにより、蒸発器4の出口冷媒が飽和状態に戻る。
【0036】
逆に、蒸発器4の冷房熱負荷が減少すると、蒸発器4の出口の飽和冷媒の乾き度が減少するので、タンク本体70内に溜まる液冷媒量を増加させてサイクル内循環冷媒流量を減少できる。これにより、蒸発器4の出口冷媒の乾き度が過度に減少して、圧縮機1に液冷媒が吸入されること(液バック)を防止する。
【0037】
ところで、本実施形態によると、蒸発器4の出口冷媒の主流はメイン通路5を通過して圧縮機1に直接吸入され、蒸発器4の出口冷媒の一部のみを分岐通路6に分岐してアキュムレータタンク7のタンク本体70内に導入するようにしているから、図4、5に示す従来技術のように蒸発器4の出口冷媒の全量をアキュムレータタンク7のタンク本体70内に導入するものに比較して、タンク本体70の気液分離のための空間スペースを縮小でき、アキュムレータタンク7を小型化できる。
【0038】
このようにアキュムレータタンク7を効果的に小型化するためには、分岐通路6への分岐冷媒の割合をメイン通路5を通過する主流冷媒の割合よりも小さくすることが好ましい。
【0039】
また、アキュムレータタンク7のタンク本体70自身にメイン通路5および分岐通路6を形成し、メイン通路5の絞り部11の下流部に冷媒戻し管73(冷媒戻し通路8)の出口部を合流しているから、アキュムレータタンク7の外部冷媒通路9、10との接続箇所は、メイン通路5の上流端と下流端の2箇所のみにすることができる。そのため、分岐通路6を形成しても、図5の一般的なアキュムレータタンク7に対して接続箇所が増加せず、冷媒通路接続作業を簡単に行うことができる。
【0040】
また、従来技術では冷媒戻し管73のうち、オイル戻し穴73bの下流側で、且つ、液面Aの上方部位に、圧縮機1の停止時における液冷媒戻しを防止するための均圧穴73cを開けなければならない。すなわち、圧縮機1の停止時にアキュムレータタンク7の温度が圧縮機1吸入側より高くなって、アキュムレータタンク7内の冷媒圧力が圧縮機1吸入側の冷媒圧力より高くなると、アキュムレータタンク7の液冷媒がオイル戻し穴73bから圧縮機1吸入側へ押し出されるという現象が発生する。しかし、均圧穴73cを形成すると、冷媒戻し管73のうち、オイル戻し穴73bの下流側圧力がアキュムレータタンク7内の冷媒圧力と同じになるので、液冷媒がオイル戻し穴73bから圧縮機1吸入側へ押し出されることを防止できる。
【0041】
これに対し、本実施形態によると、冷媒戻し管73の出口部をメイン通路5の絞り11の下流部に合流しているから、圧縮機1の停止時に冷媒戻し管73の出口部はメイン通路5および分岐通路6を通してアキュムレータタンク7内の冷媒圧力と同じ状態(均圧状態)に維持される。従って、冷媒戻し管73に特別に均圧穴73cを形成しなくても、アキュムレータタンク7内の液冷媒がオイル戻し穴73bから圧縮機1吸入側へ押し出されることを防止できる。
【0042】
また、従来技術によると、蒸発器4の出口冷媒の全量をアキュムレータタンク7のタンク本体70内に導入するから、タンク本体70内に導入した冷媒が邪魔板74に衝突して広範囲に飛散するので、邪魔板74の必要面積が大きくなる。しかも、ガス吸入口73aおよび均圧穴73cの両方を覆うように邪魔板74を傘形状に形成する必要がある。これらの理由から邪魔板74の製造コストが高くなる。
【0043】
これに対し、本実施形態によると、蒸発器4の出口冷媒の一部のみを分岐通路6に分岐してアキュムレータタンク7のタンク本体70内に導入するから、邪魔板74への衝突後における冷媒飛散範囲が小さくなり、邪魔板74の必要面積を従来技術の邪魔板74より小さくできる。これに加え、均圧穴73cを廃止できるから、邪魔板74の形状を単純な円板状にすることができる。そのため、邪魔板74の製造コストを従来技術より低減できる。
【0044】
(第2実施形態)
図3は第2実施形態を示すものであり、メイン通路5のうち分岐通路6との分岐部に、メイン通路5内の液冷媒を選択的(優先的)に分岐通路6側へガイドするガイド部材12を配置している。
【0045】
ところで、アキュムレータタンク7の入口側接続通路9(蒸発器4の出口側通路)およびメイン通路5においては、その内部を飽和冷媒の液冷媒とガス冷媒が環状流になって流れる。すなわち、液冷媒はガス冷媒に比較して粘性が高いので、通路9、5の内壁面に沿って液冷媒が環状に流れ、この環状の液冷媒流れの中心部をガス冷媒が流れる。
【0046】
そこで、第2実施形態では、メイン通路5のうち分岐通路6との分岐部に設けるガイド部材12を第1、第2ガイド面12a、12bを持つ断面L形状に形成している。第1ガイド面12aはメイン通路5の下側内壁面に沿う円弧状に形成され、第2ガイド面12bは第1ガイド面12aの下流端に垂直に結合される。この第2ガイド面12bの先端(下端)は、メイン通路5の下側内壁面のうち分岐通路6の上方(入口)開口端の下流位置に固定されている。
【0047】
これにより、メイン通路5の下側内壁面と第1ガイド面12aとの間に流入した液冷媒を第2ガイド面12bにより分岐通路6の上方開口端内に確実に流入させることができる。
【0048】
車両空調用の冷凍サイクル装置においては、圧縮機1の作動を電磁クラッチにより断続することにより蒸発器4の吹出空気温度を制御することが行われる。従って、圧縮機1は頻繁に作動、停止を繰り返すことになる。そして、圧縮機1が停止後、再起動した直後には圧縮機1の吸入圧が急低下して圧縮機1への液冷媒戻りが発生しやすいが、第2実施形態によると、メイン通路5の内壁面に沿って流れる液冷媒Bをガイド部材12によって選択的に分岐通路6からタンク本体70内に導入できる。これにより、圧縮機1の再起動直後における液冷媒戻りの発生を抑制できる。
【0049】
また、蒸発器4の出口冷媒の乾き度が低下して液冷媒の比率が高くなると、液冷媒Bは重力の影響を受けてメイン通路5の内壁面の円周方向において下側部位に移行してくる。そのため、このメイン通路5の下側内壁面に移行した液冷媒Bをガイド部材12によってタンク本体70内に効果的に導入できる。
【0050】
なお、第2実施形態では、メイン通路5を通過する冷媒の一部をガイド部材12により確実にタンク本体70内に導入できるので、第1実施形態の絞り部11を設置していない。
【0051】
また、第2実施形態では、ガイド部材12をメイン通路5の内壁面の円周方向において下側部位のみに円弧状に形成しているが、ガイド部材12をメイン通路5の内壁面の円周方向の全周に至る環状の形状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す冷凍サイクルの回路図である。
【図2】第1実施形態のアキュムレータタンクの断面図である。
【図3】第2実施形態のアキュムレータタンクの断面図である。
【図4】従来技術の冷凍サイクルの回路図である。
【図5】従来技術のアキュムレータタンクの断面図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…凝縮器(放熱器)、3…減圧装置、4…蒸発器、
5…メイン通路、6…分岐通路、7…アキュムレータタンク、
8…冷媒戻し通路。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a refrigeration cycle apparatus having an accumulator tank for separating gas-liquid of an evaporator outlet side refrigerant.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various types of refrigeration cycle devices having an accumulator tank for separating the vapor-liquid of the evaporator outlet-side refrigerant have been proposed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
4 and 5 show a conventional refrigeration cycle apparatus and an accumulator tank, in which the entire amount of the refrigerant on the outlet side of the evaporator 4 is introduced into the accumulator tank 7, and the gas-liquid of the introduced refrigerant is stored in the accumulator tank 7. And the liquid refrigerant is stored in the lower part of the tank 7.
[0004]
Then, a U-shaped refrigerant return pipe 73 is arranged in the tank 7, and the gas refrigerant in the upper part of the tank 7 is sucked into the refrigerant return pipe 73 from the gas suction port 73 a at the upper part of the refrigerant return pipe 73, and the refrigerant is returned. The liquid refrigerant and the oil dissolved in the liquid refrigerant are sucked into the refrigerant return pipe 73 from an oil return hole 73b opened at the bottom of the pipe 73. The liquid refrigerant and the oil are mixed with the gas refrigerant in the refrigerant return pipe 73, and the mixed refrigerant is sucked into the compressor 1.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-48-99940 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described conventional technology, the entire amount of the evaporator outlet-side refrigerant is introduced into the accumulator tank 7 to perform gas-liquid separation. Increase. In the case of a vehicle, since the accumulator tank 7 is mounted in an engine room where space restrictions are strong, there is a serious problem in mounting the accumulator tank 7 on the vehicle.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to reduce the size of an accumulator tank.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the invention, the gas-liquid of the refrigerant on the outlet side of the evaporator (4) is separated in the accumulator tank (7), and the gas refrigerant in the accumulator tank (7); In a refrigeration cycle device, a liquid refrigerant collected in a lower portion of an accumulator tank (7) and oil dissolved in the liquid refrigerant are taken out and returned to a suction side of the compressor (1).
A main passage (5) for connecting the outlet side of the evaporator (4) to the suction side of the compressor (1), and a part of the evaporator (4) outlet side refrigerant branched from the main passage (5) to accumulator tank ( A branch passage (6) introduced into the accumulator tank (7), a gas refrigerant in the accumulator tank (7), and a refrigerant return passage (8) for removing liquid refrigerant accumulated in the lower portion of the accumulator tank (7) and oil dissolved in the liquid refrigerant. And the outlet of the refrigerant return passage (8) is joined to the main passage (5) downstream of the branch position of the branch passage (6).
[0009]
According to this, a part of the refrigerant on the outlet side of the evaporator (4) is branched from the main passage (5) to the branch passage (6), and the branched refrigerant is introduced into the accumulator tank (7) to remove gas-liquid of the refrigerant. Since the separation is performed, the space volume for refrigerant gas-liquid separation in the accumulator tank (7) can be significantly reduced as compared with the related art, and the accumulator tank (7) can be downsized.
[0010]
Further, the gas refrigerant in the accumulator tank (7), the liquid refrigerant in the lower part of the accumulator tank (7), and the oil dissolved in the liquid refrigerant can be returned to the suction side of the compressor (1) through the refrigerant return passage (8). Therefore, the function of adjusting the flow rate of the circulating refrigerant in the cycle and the function of returning the oil by adjusting the amount of the liquid refrigerant accumulated in the accumulator tank (7) can be exerted in the same manner as the normal one.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the main passage (5), the branch passage (6), and the refrigerant return passage (8) are provided in the accumulator tank (7).
[0012]
According to this, it is only necessary to connect the inlet of the main passage (5) to the outlet of the evaporator (4) and to connect the outlet of the main passage (5) to the suction of the compressor (1). (6) It is not necessary to newly add a refrigerant passage connecting portion for the refrigerant return passage (8). Therefore, even if the branch passage (6) is added, the work of connecting the accumulator tank (7) can be easily performed by the same work as the conventional one.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the throttle portion (11) is provided between the branch position of the branch passage (6) and the merging position of the refrigerant return passage (8) in the main passage (5). ) Is arranged.
[0014]
Due to this, the amount of gas refrigerant flowing out from the refrigerant return passage (8) to the junction of the main passage (5) is ensured even when the cycle circulation refrigerant flow rate is small, due to the differential pressure generated before and after the throttle portion (11). Accordingly, the amount of the liquid refrigerant sucked into the refrigerant return passage (8) can be secured. Therefore, the oil return amount can be ensured even at a small flow rate.
[0015]
According to the fourth aspect of the present invention, in the first or second aspect, the guide member (12) that takes in the liquid refrigerant in the refrigerant flowing in the main passage (5) and guides the refrigerant to the branch passage (6) is provided. ).
[0016]
Thus, the liquid refrigerant in the main passage (5) can be reliably introduced from the branch passage (6) into the accumulator tank (7) by the guide member (12). Therefore, even when the suction pressure of the compressor (1) suddenly drops and liquid returns to the compressor (1) is likely to occur, such as when the compressor (1) is started (transient), The occurrence of liquid return to (1) can be suppressed.
[0017]
In addition, the code | symbol in the parenthesis of each said means shows the correspondence with the concrete means described in embodiment mentioned later.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a basic configuration diagram of a refrigeration cycle device according to a first embodiment, and shows a case where the present invention is applied to a refrigeration cycle device for vehicle air conditioning. FIG. 2 is a cross-sectional view of the accumulator tank shown in FIG.
[0019]
The compressor 1 of the refrigeration cycle apparatus is belt-driven by a vehicle engine (not shown) via an electromagnetic clutch or the like (not shown). The high-temperature and high-pressure gas refrigerant discharged from the compressor 1 flows into the condenser 2. The condenser 2 is a radiator of the refrigerant, and the outside air is blown by an electric cooling fan (not shown). Therefore, the discharged gas refrigerant radiates heat to the outside air and condenses.
[0020]
The liquid refrigerant condensed in the condenser 2 is decompressed by the decompression device 3 to be in a low-pressure gas-liquid two-phase state. The pressure reducing device 3 is configured by a fixed restrictor such as an orifice, a nozzle, a capillary tube, and the like. Note that the pressure reducing device 3 may be configured by a variable throttle whose opening is adjusted according to the state (pressure and temperature) of the high-pressure refrigerant, or a combination of a fixed throttle and a variable throttle.
[0021]
The evaporator 4 is for evaporating the low-pressure refrigerant that has passed through the pressure reducing device 3 by absorbing heat from the air blown by an air-conditioning blower (not shown). The evaporator 4 is arranged in a case of an air-conditioning indoor unit (not shown), and the cool air cooled by the evaporator 4 is blown into the vehicle interior after its temperature is adjusted by a heater core (not shown) as is well known.
[0022]
The outlet side of the evaporator 4 is provided with a main passage 5 through which a main flow of the outlet refrigerant of the evaporator 4 (saturated gas containing the gas refrigerant evaporated by the evaporator 4) flows. A branch passage 6 for branching the section is provided, the branch refrigerant from the branch passage 6 is introduced into the accumulator tank 7, and gas and liquid of the introduced refrigerant are separated in the accumulator tank 7.
[0023]
Then, the gas refrigerant and the liquid refrigerant in the accumulator tank 7 and the oil dissolved in the liquid refrigerant are joined from the return passage 8 to the main passage 5, and the main flow of the evaporator outlet refrigerant passing through the main passage 5 and the inside of the accumulator tank 7 Is returned to the compressor 1. .
[0024]
As shown in FIG. 2, the accumulator tank 7 has a vertically long, substantially cylindrical tank body 70. The tank body 70 is made of a metal such as aluminum, and forms a space 71 for gas-liquid mixing therein. The upper wall 72 of the tank body 70 defines the upper part of the space 71, and a circular through hole is formed so as to penetrate the upper wall 72 in the horizontal direction to form the main passage 5.
[0025]
One end (upstream end) of the main passage 5 communicates with the outlet of the evaporator 4 via the inlet connection passage 9. The other end (downstream end) of the main passage 5 communicates with the suction side of the compressor 1 via the outlet connection passage 10. A throttle 11 is provided at an intermediate portion of the main passage 5. A branch hole 6 is formed in the upper surface wall 72 of the tank body 70 at a position upstream of the throttle 11 by opening a communication hole that vertically communicates the main passage 5 with the inside of the space 71.
[0026]
On the other hand, a U-shaped refrigerant return pipe 73 is disposed in the space 71 of the tank body 70, and one end of the U-shaped refrigerant return pipe 73 is opened to a gas refrigerant area in the upper part of the space 71 to perform gas suction. The mouth 73a is formed. In addition, the U-shaped bottom of the refrigerant return pipe 73 is arranged in the liquid refrigerant area in the lower part of the space 71, and an oil return hole 73b composed of a small diameter circular hole is opened in the U-shaped bottom. The liquid refrigerant and oil dissolved in the liquid refrigerant are sucked into the refrigerant return pipe 73 from the oil return hole 73b.
[0027]
The other end of the U-shaped refrigerant return pipe 73 is fitted and fixed in the hole 72 a of the upper wall 72 of the tank body 70, and the other end of the refrigerant return pipe 73 is located downstream of the throttle 11 in the main passage 5. It merges into the side part. Accordingly, in the tank configuration of FIG. 2, the refrigerant return passage 8 of FIG. 1 is formed by the passage inside the refrigerant return pipe 73.
[0028]
In the space 71 of the tank body 70, a baffle plate 74 is disposed at an intermediate portion between the lower (outlet) opening end of the branch passage 6 and the gas suction port 73a of the refrigerant return pipe 73. The baffle plate 74 has a disk-like plate shape and has a mounting hole 74a. The baffle plate 74 is fitted and fixed to the refrigerant return pipe 73 at the portion of the mounting hole 74a.
[0029]
The baffle plate 74 collides the inlet refrigerant flowing into the space 71 from the branch passage 6 to prevent the inlet refrigerant from directly flowing into the gas suction port 73a. Also, a predetermined gap 75 is formed between the outer peripheral portion of the disk of the baffle plate 74 and the inner peripheral surface of the tank body 70, and the refrigerant that has collided with the baffle plate 74 passes through the gap portion 75 and goes down. To move to.
[0030]
Next, the operation of the above configuration will be described. When the compressor 1 is operated, the discharge gas of the compressor 1 radiates heat in the condenser 2 and condenses, and the condensed liquid refrigerant is decompressed by the decompression device 3 to be in a low-temperature low-pressure gas-liquid two-phase state. . The low-pressure refrigerant flows into the evaporator 4 and absorbs heat from the conditioned air to evaporate. At the outlet of the evaporator 4, under normal cooling heat load conditions, the gas refrigerant and the liquid refrigerant coexist in a saturated state, and the main flow of the saturated refrigerant at the evaporator outlet passes through the main passage 5 to the suction side of the compressor 1. Heading.
[0031]
A throttle 11 is arranged in the middle of the main passage 5, and a predetermined differential pressure is generated between before and after the throttle 11. Therefore, a part of the saturated refrigerant at the outlet of the evaporator is branched from the upstream portion of the throttle 11 to the branch passage 6, passes through the branch passage 6, and is introduced into the tank body 70 of the accumulator tank 7.
[0032]
The refrigerant introduced from the branch passage 6 collides with the upper surface of the baffle plate 74, and then moves downward in the space 71 of the tank main body 70 through the gap 75 at the outer periphery of the baffle plate 74. Here, the baffle plate 74 prevents the introduced refrigerant from flowing directly into the gas suction port 73a, and also prevents the introduced refrigerant from colliding with the liquid level A of the liquid refrigerant in the tank body 70 and disturbing the liquid level A. By doing so, the gas-liquid separation action inside the space 71 of the tank body 70 is improved.
[0033]
The liquid refrigerant accumulates below in the space 71 of the tank body 70 due to the density difference between the gas refrigerant and the liquid refrigerant, and the gas refrigerant is separated above the liquid surface A of the liquid refrigerant. Then, the gas refrigerant is sucked into the refrigerant return pipe 73 from the gas suction port 73 a opened at the upper part in the space 71. The liquid refrigerant and oil dissolved in the liquid refrigerant are sucked into the refrigerant return pipe 73 from the oil return hole 73b opened in the liquid refrigerant.
[0034]
Therefore, the liquid refrigerant and the oil are mixed with the gas refrigerant from the gas suction port 73 a in the refrigerant return pipe 73 and join the downstream side of the throttle 11 of the main passage 5. Therefore, the refrigerant is sucked into the compressor 1 in a state where the return refrigerant from the refrigerant return pipe 73 joins the main flow of the evaporator outlet refrigerant passing through the main passage 5.
[0035]
When the cooling heat load of the evaporator 4 increases and the outlet refrigerant of the evaporator 4 enters a superheated gas state having a degree of superheat, the superheated gas refrigerant is introduced from the branch passage 6 into the tank body 70 of the accumulator tank 7. Then, the stored liquid refrigerant in the tank body 70 is evaporated. Thereby, the liquid refrigerant stored in the tank body 70 can be supplied to the suction side of the compressor 1 as a gas refrigerant, and the flow rate of the circulating refrigerant in the cycle can be increased. Thereby, the outlet refrigerant of the evaporator 4 returns to the saturated state.
[0036]
Conversely, when the cooling heat load of the evaporator 4 decreases, the dryness of the saturated refrigerant at the outlet of the evaporator 4 decreases, so that the amount of liquid refrigerant accumulated in the tank body 70 increases and the circulating refrigerant flow rate in the cycle decreases. it can. As a result, the dryness of the refrigerant at the outlet of the evaporator 4 is excessively reduced, and the refrigerant is prevented from being sucked into the compressor 1 (liquid back).
[0037]
By the way, according to the present embodiment, the main flow of the outlet refrigerant of the evaporator 4 passes through the main passage 5 and is directly sucked into the compressor 1, and only a part of the outlet refrigerant of the evaporator 4 branches to the branch passage 6. Since it is designed to be introduced into the tank body 70 of the accumulator tank 7, the entire amount of the outlet refrigerant of the evaporator 4 is introduced into the tank body 70 of the accumulator tank 7 as in the prior art shown in FIGS. In comparison, the space for gas-liquid separation of the tank body 70 can be reduced, and the accumulator tank 7 can be downsized.
[0038]
In order to effectively reduce the size of the accumulator tank 7, it is preferable that the ratio of the branch refrigerant to the branch passage 6 be smaller than the ratio of the mainstream refrigerant passing through the main passage 5.
[0039]
Further, the main passage 5 and the branch passage 6 are formed in the tank main body 70 of the accumulator tank 7 itself, and the outlet of the refrigerant return pipe 73 (refrigerant return passage 8) is joined to the main passage 5 downstream of the throttle portion 11. Therefore, the connection points of the accumulator tank 7 with the external refrigerant passages 9 and 10 can be limited to only two positions, the upstream end and the downstream end of the main passage 5. Therefore, even if the branch passage 6 is formed, the number of connection points does not increase with respect to the general accumulator tank 7 in FIG. 5, and the refrigerant passage connection operation can be easily performed.
[0040]
In the prior art, a pressure equalizing hole 73c for preventing liquid refrigerant return when the compressor 1 is stopped is provided in the refrigerant return pipe 73 on the downstream side of the oil return hole 73b and above the liquid level A. Must be opened. That is, when the temperature of the accumulator tank 7 becomes higher than the suction side of the compressor 1 when the compressor 1 is stopped, and the refrigerant pressure in the accumulator tank 7 becomes higher than the refrigerant pressure on the compressor 1 suction side, the liquid refrigerant in the accumulator tank 7 Is pushed out from the oil return hole 73b toward the compressor 1 suction side. However, when the equalizing hole 73c is formed, the downstream pressure of the oil return hole 73b in the refrigerant return pipe 73 becomes equal to the refrigerant pressure in the accumulator tank 7, so that the liquid refrigerant draws the compressor 1 from the oil return hole 73b. It can be prevented from being pushed out to the side.
[0041]
On the other hand, according to the present embodiment, since the outlet of the refrigerant return pipe 73 joins the downstream of the throttle 11 of the main passage 5, the outlet of the refrigerant return pipe 73 is connected to the main passage when the compressor 1 is stopped. 5 and the branch passage 6 are maintained at the same state (equalized state) as the refrigerant pressure in the accumulator tank 7. Therefore, it is possible to prevent the liquid refrigerant in the accumulator tank 7 from being pushed out from the oil return hole 73b to the compressor 1 suction side without forming the pressure equalizing hole 73c in the refrigerant return pipe 73.
[0042]
Further, according to the prior art, since the entire amount of the refrigerant at the outlet of the evaporator 4 is introduced into the tank body 70 of the accumulator tank 7, the refrigerant introduced into the tank body 70 collides with the baffle plate 74 and scatters widely. Thus, the required area of the baffle plate 74 increases. Moreover, it is necessary to form the baffle plate 74 in an umbrella shape so as to cover both the gas suction port 73a and the equalizing hole 73c. For these reasons, the manufacturing cost of the baffle plate 74 increases.
[0043]
On the other hand, according to the present embodiment, only a part of the outlet refrigerant of the evaporator 4 branches into the branch passage 6 and is introduced into the tank main body 70 of the accumulator tank 7, so that the refrigerant after the collision with the baffle plate 74 The scattering range is reduced, and the required area of the baffle plate 74 can be made smaller than that of the conventional baffle plate 74. In addition, since the pressure equalizing hole 73c can be eliminated, the shape of the baffle plate 74 can be made a simple disk shape. Therefore, the manufacturing cost of the baffle plate 74 can be reduced as compared with the related art.
[0044]
(2nd Embodiment)
FIG. 3 shows a second embodiment, in which a liquid refrigerant in the main passage 5 is selectively (preferentially) guided toward the branch passage 6 at a branch portion of the main passage 5 from the branch passage 6. The member 12 is arranged.
[0045]
By the way, in the inlet-side connection passage 9 (outlet-side passage of the evaporator 4) and the main passage 5 of the accumulator tank 7, the saturated refrigerant liquid refrigerant and the gas refrigerant flow in an annular flow. That is, since the liquid refrigerant has a higher viscosity than the gas refrigerant, the liquid refrigerant flows annularly along the inner wall surfaces of the passages 9 and 5, and the gas refrigerant flows through the center of the annular liquid refrigerant flow.
[0046]
Therefore, in the second embodiment, the guide member 12 provided at a branch portion of the main passage 5 with the branch passage 6 is formed in an L-shaped cross section having first and second guide surfaces 12a and 12b. The first guide surface 12a is formed in an arc shape along the lower inner wall surface of the main passage 5, and the second guide surface 12b is vertically connected to the downstream end of the first guide surface 12a. The distal end (lower end) of the second guide surface 12b is fixed at a position downstream of the upper (inlet) open end of the branch passage 6 on the lower inner wall surface of the main passage 5.
[0047]
Thus, the liquid refrigerant flowing between the lower inner wall surface of the main passage 5 and the first guide surface 12a can be reliably flown into the upper open end of the branch passage 6 by the second guide surface 12b.
[0048]
In a refrigeration cycle device for vehicle air conditioning, the operation of the compressor 1 is interrupted by an electromagnetic clutch to control the temperature of the air blown out of the evaporator 4. Therefore, the compressor 1 repeatedly operates and stops frequently. Immediately after the compressor 1 is stopped and restarted, the suction pressure of the compressor 1 rapidly drops and liquid refrigerant returns to the compressor 1 easily. However, according to the second embodiment, the main passage 5 The liquid refrigerant B flowing along the inner wall surface of the tank can be selectively introduced into the tank main body 70 from the branch passage 6 by the guide member 12. Thereby, the occurrence of the return of the liquid refrigerant immediately after the restart of the compressor 1 can be suppressed.
[0049]
When the dryness of the outlet refrigerant of the evaporator 4 decreases and the ratio of the liquid refrigerant increases, the liquid refrigerant B moves to the lower part in the circumferential direction of the inner wall surface of the main passage 5 under the influence of gravity. Come. Therefore, the liquid refrigerant B transferred to the lower inner wall surface of the main passage 5 can be effectively introduced into the tank main body 70 by the guide member 12.
[0050]
In the second embodiment, since a part of the refrigerant passing through the main passage 5 can be surely introduced into the tank main body 70 by the guide member 12, the throttle portion 11 of the first embodiment is not provided.
[0051]
Further, in the second embodiment, the guide member 12 is formed in an arc shape only on a lower portion in the circumferential direction of the inner wall surface of the main passage 5, but the guide member 12 is formed in a circular shape on the inner wall surface of the main passage 5. It may be formed in an annular shape extending all around in the direction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram of a refrigeration cycle showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the accumulator tank according to the first embodiment.
FIG. 3 is a sectional view of an accumulator tank according to a second embodiment.
FIG. 4 is a circuit diagram of a conventional refrigeration cycle.
FIG. 5 is a sectional view of a conventional accumulator tank.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Compressor, 2 ... Condenser (radiator), 3 ... Decompression device, 4 ... Evaporator,
5 main passage, 6 branch passage, 7 accumulator tank,
8 ... Coolant return passage.

Claims (4)

圧縮機(1)と、前記圧縮機(1)から吐出された吐出冷媒の放熱を行う放熱器(2)と、前記放熱器(2)を通過した高圧冷媒を減圧する減圧装置(3)と、前記減圧装置(3)を通過した低圧冷媒を蒸発させる蒸発器(4)と、前記蒸発器(4)出口側の冷媒が流入し、前記蒸発器(4)出口側冷媒の気液を分離するアキュムレータタンク(7)とを有し、
前記アキュムレータタンク(7)内のガス冷媒、および前記アキュムレータタンク(7)内下部に溜まる液冷媒と液冷媒に溶け込んだオイルを取り出して前記圧縮機(1)の吸入側に戻す冷凍サイクル装置において、
前記蒸発器(4)の出口側を前記圧縮機(1)の吸入側に連通させるメイン通路(5)と、
前記メイン通路(5)から前記蒸発器(4)出口側冷媒の一部を分岐させ前記アキュムレータタンク(7)内に導入する分岐通路(6)と、
前記アキュムレータタンク(7)内のガス冷媒、および前記アキュムレータタンク(7)内下部に溜まる液冷媒と液冷媒に溶け込んだオイルを取り出す冷媒戻し通路(8)とを有し、
前記冷媒戻し通路(8)の出口部を、前記メイン通路(5)のうち前記分岐通路(6)の分岐位置よりも下流側に合流させることを特徴とする冷凍サイクル装置。
A compressor (1), a radiator (2) for radiating the refrigerant discharged from the compressor (1), and a decompression device (3) for decompressing the high-pressure refrigerant passing through the radiator (2). An evaporator (4) for evaporating the low-pressure refrigerant that has passed through the decompression device (3); a refrigerant at an outlet side of the evaporator (4) flows into the evaporator (4); An accumulator tank (7),
In a refrigeration cycle apparatus, a gas refrigerant in the accumulator tank (7), a liquid refrigerant accumulated in a lower portion of the accumulator tank (7), and oil dissolved in the liquid refrigerant are taken out and returned to a suction side of the compressor (1).
A main passage (5) for communicating an outlet side of the evaporator (4) with a suction side of the compressor (1);
A branch passage (6) for branching a part of the refrigerant on the outlet side of the evaporator (4) from the main passage (5) and introducing the branched refrigerant into the accumulator tank (7);
A gas refrigerant in the accumulator tank (7), a liquid refrigerant collected in a lower portion of the accumulator tank (7), and a refrigerant return passage (8) for extracting oil dissolved in the liquid refrigerant;
A refrigeration cycle apparatus wherein the outlet of the refrigerant return passage (8) is joined to the main passage (5) downstream of a branch position of the branch passage (6).
前記メイン通路(5)、前記分岐通路(6)、および前記冷媒戻し通路(8)を前記アキュムレータタンク(7)内に設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。The refrigeration cycle apparatus according to claim 1, wherein the main passage (5), the branch passage (6), and the refrigerant return passage (8) are provided in the accumulator tank (7). 前記メイン通路(5)のうち、前記分岐通路(6)の分岐位置と前記冷媒戻し通路(8)の合流位置との間に絞り部(11)を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。The throttle (11) is arranged between the branch position of the branch passage (6) and the merging position of the refrigerant return passage (8) in the main passage (5). 3. The refrigeration cycle apparatus according to 2. 前記メイン通路(5)内を流れる冷媒中の液冷媒を取り込んで前記分岐通路(6)にガイドするガイド部材(12)を前記メイン通路(5)に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。The guide member (12) for taking in a liquid refrigerant in the refrigerant flowing in the main passage (5) and guiding the refrigerant to the branch passage (6) is arranged in the main passage (5). 3. The refrigeration cycle apparatus according to 2.
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