JP2004227503A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【目的】ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用するができる印刷システムを提供すること。
【構成】ユーザが印刷装置に登録する登録データを記憶する登録データ記憶手段と、前記登録データを管理する登録データ管理手段と、前記登録データを印字する印字手段を持ち、ユーザの登録データとユーザの利用する通信端末装置の関係を管理するユーザ情報管理手段と、ユーザの通信端末装置の状態によってユーザの登録データを消去する登録データ消去手段を含んで印刷システムを構成する。
【選択図】 図1
【構成】ユーザが印刷装置に登録する登録データを記憶する登録データ記憶手段と、前記登録データを管理する登録データ管理手段と、前記登録データを印字する印字手段を持ち、ユーザの登録データとユーザの利用する通信端末装置の関係を管理するユーザ情報管理手段と、ユーザの通信端末装置の状態によってユーザの登録データを消去する登録データ消去手段を含んで印刷システムを構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末を含む印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
事務処理に於けるOA化が進み、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の機器を利用し、印刷装置へデータを転送して印刷を行う文書、図面も一般的となってきている。又、事務機のネットワーク化も進み、複数のコンピュータ、印刷装置が1つのネットワークに繋がり、印刷装置を共有して利用するような環境も整ってきている。
【0003】
このような背景の中、より効率的な印刷を求め、同じような文書は、変更のない部分を予め印刷装置の記憶装置に登録しておき、変更のある部分だけをデータとして予め登録しておいたデータ(オーバレイデータ)と合成して印字を行うオーバレイ印字や、何度も印字するようなデータをユーザ毎に印刷装置に登録しておき、必要に応じて何度も登録しておいたデータ(ストアデータ)を印字するストア印刷といった、印字データを印刷装置に登録しておく印字データ登録機能を持った印刷装置が現れている。
【0004】
又、ネットワークの普及により複数のユーザが1台の印刷装置を利用することも可能となったことから、印刷装置より印刷される文書が他のユーザに見られないよう機密性を守るため、ユーザが印刷装置にデータを送った場合にすぐに印刷を開始して文書を排紙するのではなく、ユーザが印刷装置の場所に来て、文書を受け取れる準備ができた時点で、操作パネル等により印刷を開始するセキュア印刷(セキュアデータの印刷)と呼ばれる機能をサポートするような印刷装置も存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の印刷システムにおいては、上記のような登録データをユーザが消去し忘れてしまったり、セキュア印刷を行うために、送ったデータを印字し忘れて放置してしまい、そのまま、補助記憶装置の記憶領域を圧迫してしまうという問題があった。
【0006】
又、セキュア印刷等では、機密保持のために、自動的に、データを消すような印刷装置も存在するが、時間的な制約があることから、ユーザが印字しようとした場合に、制約時間を超えてしまい、結果として、再度データを送る必要が出るというような使いづらい面もあった。
【0007】
本発明は、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用するができる印刷システムを提供することを目的とする。
【0008】
又、本発明は、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、ユーザの知らないうちに自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぎ、再度データを送るというような手間を防ぐことができる印刷システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ユーザが印刷装置に登録する登録データを記憶する登録データ記憶手段と、前記登録データを管理する登録データ管理手段と、前記登録データを印字する印字手段を持ち、ユーザの登録データとユーザの利用する通信端末装置の関係を管理するユーザ情報管理手段と、ユーザの通信端末装置の状態によってユーザの登録データを消去する登録データ消去手段を含んで印刷システムを構成したことを特徴とする。
【0010】
従って、本発明によれば、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0011】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、ユーザの知らないうちに自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぎ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
<実施の形態1>
先ず、本発明の実施の形態を適用可能な印刷システムの一例としてレーザビームプリンタと携帯電話等の通信端末装置から成る構成例を説明する。
【0014】
図1は本発明を適用した印刷システムにおける図であり、中央にあるレーザビームプリンタ1030と、ホストコンピュータA1001、ホストコンピュータB1002がネットワーク1003を介して繋がっており、又、通信端末装置A1100及び通信端末B1101が存在し、レーザビームプリンタと通信を行える環境にある。
【0015】
次に、本発明におけるレーザビームプリンタのシステム構成を図2に示す。
【0016】
レーザビームプリンタ1030は、通信線1003を介してネットワーク1000に接続されており、レーザビームプリンタ1030内の1031は、プリンタ全体の動作を司るレーザビームプリンタ制御ユニットである。
【0017】
制御ユニットには、他の機器との入出力を司る入出力I/F部1032を通じて、制御コード、各通信手段からデータの送受信を行うための入出力バッファ(1033)、制御ユニット全体の動作を制御するCPU1034、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM1035、前記制御コード、データの解釈や印刷に必要な計算、印字データの処理のためのワークメモリに利用されるRAM1036、ホストコンピュータから受信したデータの設定より各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部1037、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像を印刷装置エンジンに転送するビットマップ画像転送部1038、実際に紙に印刷を行う印刷装置エンジン部1039と制御ユニットとエンジン部を繋ぐエンジンI/F部1040、印刷装置の操作を行う操作パネル1041、制御ユニットと操作パネル1041を繋ぐパネルI/F部1042及び印字データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ1043と制御ユニットと外部メモリを繋ぐメモリI/F部1044、各通信端末装置との通信を行う通信装置部1070と制御ユニットと通信装置部を繋ぐ通信装置I/F1071、そして各ユニットを繋ぐシステムバス1045からシステムは構成されている。
【0018】
又、プログラムROM内には、ユーザより指定された各種登録データを管理する登録データ管理部1060と、ユーザの利用する通信端末装置等のユーザ情報を管理するユーザ情報管理部1061及び登録データの消去を監視する登録データ消去監視部1062の各プログラムが内蔵されている。
【0019】
図3は本実施の形態のレーザビームプリンタのエンジン部1039の構成を示す図である。
【0020】
レーザビームプリンタ1030は、図2に示すように、筐体2001を備え、筐体2001には、エンジン1039を構成するための各機構と、その各機構による各印字プロセス処理(例えば、給紙処理等)に関する制御を行うエンジン制御部1046及びプリンタコントローラ1031(図2に示す)を収納する制御ボード収納部2003とが内蔵されている。
【0021】
エンジン部1039を構成するための各機構としては、レーザ光の操作による感光ドラム上への静電潜像形成、その静電潜像の顕像化、その顕像の印刷用紙への転写を行うための光学処理機構、印刷用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着処理機構、印刷用紙の給紙処理機構、印刷用紙の搬送処理機構が設けられている。
【0022】
光学処理機構は、レーザスキャナ部2022において、半導体レーザ(図示せず)から発射されるレーザ光をプリンタコントローラ1031から供給されたイメージデータに応じてオン、オフ駆動するレーザドライバ2006を有し、半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡2007により走査方向に振られる。その主走査方向振られたレーザ光は反射ミラー2008を介して感光ドラム2005に折り返して導かれ、感光ドラム2005上を主走査方向に露光する。
その際、先行して一次帯電器2023で一様に帯電された感光ドラム2005上には、レーザ光による走査露光によって静電潜像が形成され、その潜像は現像器2020から供給されるトナー(本実施の形態において、該トナーには、K(ブラック)のトナーが用いられている)によってトナー像に顕像化される。次に、感光ドラム2005上のトナー像は、転写帯電器2025により給紙処理機構によって副走査方向に同期して給紙される印刷用紙2027に転写される。
【0023】
尚、感光ドラム2005及び現像器2020は、筐体2001から着脱可能なドラムユニット2004に収容されている。
【0024】
又、反射ミラー2008は、半透過型ミラーから成り、その裏面側にはビームディテクタ2009が配置され、該ビームディテクタ2009はレーザ光を検出し、その検出信号はプリンタコントローラ1031に与えられる。プリンタコントローラ1031は、ビームディテクタ2009の検出信号に基づき主走査方向への露光タイミングを決定する水平同期信号を生成し、その水平同期信号は、プリンタコントローラ1031に出力される。2024はクリーナで、感光ドラム2005上に残存するトナーを取り除く。2021は前露光ランプで、感光ドラム2005を除電する。
【0025】
一方、定着処理機構は、印刷用紙に転写されたトナー像を過熱するためのヒータが設けられている。ヒータは、所定の定着温度が得られるよううにエンジン制御部1046からの信号により温調制御(尚、印刷待機中は、パワーを落とす制御も行われている)されている。
【0026】
又、印刷用紙の給紙機構は、印刷用紙2027を収容するカセット2010と給紙トレイ2019の印刷用紙、そして、着脱可能な給紙装置としてオプション給紙装置1(2060)、オプション給紙装置2(2070)が用意されており、その印刷用紙2064,2074及び反転給紙ユニット2011の印刷用紙を選択的に給紙するように構成されている。
【0027】
尚、カセット2010は筐体2001内に装着され、カセット2060,2070は、オプション給紙装置内に装着されている。カセット2010,2060,2070には、仕切り板(図示せず)の移動位置に応じて印刷用紙のサイズを電気的に検知するサイズ検知機構が設けられている。カセット2010,2060,2070からは収容されるその最上の印刷用紙から1枚単位でカセット給紙クラッチ2012,2060,2072の回転駆動によって給紙ローラ2013,2061,2071まで搬送される。
【0028】
カセット給紙クラッチ2012,2061,2071は、給紙毎に駆動手段(図示せず)によって間欠的に回転駆動されるカムから成り、そのカムが1回転する毎に1枚の印刷用紙が給紙される。
【0029】
給紙ローラ2013,2061,2071は印刷用紙をその先端部がレジストシャッタ2014に対応する位置まで搬送し、レジストシャッタ2014は、給紙された印刷用紙の押圧及びその解除によって、その印刷用紙の給紙停止及びその解除を行い、そのレジストシャッタ2014の動作はレーザ光の副走査に同期するように制御される。
【0030】
これに対し、手差しトレイ2019は筐体2001に設けられ、ユーザによって手差しトレイ2019に搭載された印刷用紙は、給紙ローラ2015でレジストシャッタ2014に向けて給紙される。
【0031】
一方、印刷用紙の搬送処理機構は、レジストシャッタ2014による押圧が解除された印刷用紙を感光ドラム2005に向けて搬送する搬送ローラ2016と、定着器2017から排出された印刷用紙を筐体2001上部に形成された排紙口FDまで導くための各フラッパ2030,2031と各搬送ローラ2032,2033と、各搬送ローラ2032,2033を駆動するための駆動手段(図示せず)とを有する。
【0032】
フラッパ2031は、切り替えることによって、筐体2001上部に形成された排紙口FD、筐体2001側面に形成された排紙口FUの排紙先を切り替えることが可能であり、フェースダウンの印字(印刷の終了した文書の若いページの表面が下になって印字される)を行う場合には、FDへ、フェースアップの印字(文書の若いページの表面が上になって印字される)を行う場合には、FUへ排紙する。
【0033】
それぞれのFD、FUの排紙口には、用紙の排紙枚数が多過ぎて紙詰まりが起きないように、用紙の有無をチェックする用紙有無検知センサ2050,2051が付いている。
【0034】
又、フラッパ2030を切り替えることによって両面印字を行うことも可能である。2011は反転給紙ユニットであり、エンジン搬送ローラ2034,2035,2036及びフラッパ2037を備える。両面印字を行いフェースダウンで印字する場合(排紙口FDに表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、印刷用紙2027は、先ず裏面の印字から行われ、カセット2010から給紙された場合(矢印▲1▼)、裏面が印字され(矢印▲2▼)、フラッパ2030により搬送ローラ2038,2034によって反転給紙ユニットへ導かれる(矢印▲4▼)。不図示のセンサが印刷用紙2027の後端を検知すると、印刷用紙2027は、搬送ローラ2034を逆回転させ、フラッパ2037を切り替えることにより搬送ローラ2035によって、反転給紙ユニット内に給紙カセット2011と平行に納められる。このとき、印刷用紙に印字された面(裏面)は、上を向いている。
【0035】
次に、給紙先を反転給紙ユニット2011を指定すると、搬送ローラ2036、給紙ローラ2013を経て(矢印▲8▼)、再度、転写帯電器2025、定着器2017を通り表面が印字され(矢印▲9▼)、フラッパ2030,2031を切り替えることによって、排紙口FD(矢印10)排紙されることになる。又、両面印字を行いフェースアップで印字する場合(排紙口FUに排紙する場合で表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、先に表面を印字して、反転給紙ユニット2011に排紙し、裏面を印字して、反転給紙ユニット2011から排紙口FU(矢印11)へ排紙することになる。
【0036】
筐体2001には、パネル部1041を構成するための操作パネル2002が取り付けられている。操作パネル2002には、指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器、LCD表示器が設けられている。又、プリンタコントローラ1031により印字データ等の記憶に利用される外部メモリ部1043を構成するための外部メモリユニット2040が取り付けられている。
【0037】
図4に本実施の形態のレーザビームプリンタの通信装置部1070のシステム構成を示す。通信装置部1070は、アンテナ4001を介して各通信端末装置との間で電波信号を送受信する送受信部4002、通信装置部全体の動作を制御するCPU4003、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM4004、通信端末装置とのデータの送受信や、通信に必要な各種計算のためのワークメモリに利用されるRAM4005、通信端末装置から受信した電波の電界強度を検出する電界強度検出部4006、各装置の電波の出力と、電界強度の情報から、各通信端末装置との距離を計算して解析する距離解析処理部4007、各携帯端末の状態を管理する形態端末装置状態管理部4008とユニットを繋ぐシステムバス4020から成る。
【0038】
図5に本実施の形態の通信端末装置1100,1101のシステム構成を示す。
【0039】
通信端末装置1100は、アンテナ5001を介してレーザビームプリンタの通信装置部との間で電波信号を送受信する送受信部5002、通信端末装置全体の動作を制御するCPU5003、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM5004、レーザビームプリンタとのデータの送受信や、通信に必要な各種計算のためのワークメモリに利用されているRAM5005、レーザビームプリンタの電界強度を検出する電界強度検出部5006、通信端末装置を操作するユーザ及び周囲の音を電気信号に変換するマイク5007、ユーザ及び周辺に対して電気信号を音に変換して出力するためのスピーカ5008、ユーザが本通信端末装置に対して指令を与えるための操作部5009、ユーザ及び周辺に対して機器の状態やメッセージを表示する表示部5010、通信先の情報や通信端末固有の情報を電源OFF時にも保持するための不揮発性ROM5011、各ユニットを繋ぐシステムバス5020から成る。
【0040】
次に、上述したシステム構成でのプリンタコントローラでの動作について、登録データとして、セキュア印刷時の文書データを例に取って、以下に処理過程を図6のフローチャートにより詳述する。
【0041】
先ず、ユーザがホストコンピュータより印字を開始すると、ホストコンピュータより受信したデータを元に、図形や、文字、イメージデータ等の各種データに対応して、中間オブジェクトとなる画像オブジェクトの生成を行う。ページ内のオブジェクトの生成が終了したかどうかをチェックし(6001)、終了していなければ(6001でNO)、先ず解像度や階調、用紙サイズや給紙口の設定等、ページに設定されている各種情報の設定を行い(6002)、画像オブジェクトの生成を行い(6003)、ページ内の画像オブジェクトの生成が終了するまで画像オブジェクトの生成を行う。
【0042】
ページ内のオブジェクトの生成が終了した場合(6001でYES)、ユーザよりセキュア印刷が指定されているかどうかをチェックし(6004)、セキュア印刷が指定されていない場合には、画像オブジェクトをビットマップに展開して(6005)、エンジンに画像転送を行い(6006)、通常の印字を行う。そして、6007において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし(6007)、終了した場合には(6007でYES)、印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(6007でNO)、6001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。6004で、ユーザよりセキュア印刷が指定されている場合には(6004でYES)、そのまま印字処理を続行せずに、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開し(6008)、外部メモリに画像を保存し(6009)、必要な情報を登録データ管理部に登録して(6010)画像をメモリに保存しておくことになる。
【0043】
そして、6007において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし(6007)、終了した場合には(6007でYES)、印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(6007でNO)、6001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。
【0044】
ここで、登録データ管理部には、図7のような情報が登録されることになる。登録データ1,2には、データの種類(1列目)として、セキュアデータが登録されていることを示し、登録したデータのユーザ名(2列目)が、ユーザAとユーザBであることを示している。3列目は、セキュア印刷を行う際のパスワードがAAAAAAとBBBBBBであることを示しており、4列目は、格納されたデータに付けられたファイル名がそれぞれFile1、File2であること、又、最後の列は、それぞれのユーザA、ユーザBの持つ通信端末装置1100,1101を識別するためのIDがID1,ID2であることを示している。パスワードは、セキュアデータを選択した際に、ホストコンピュータより設定される項目であり、自分のユーザ名及び通信端末ID(例えば通信端末の電話番号等)は、ホストコンピュータに予め個人情報として設定されていて、セキュアデータを印字する際に、印字データと共に、ユーザ情報データとして送られてくる。
【0045】
次に、セキュアデータの印字について図8のフローチャートを利用して説明する。
【0046】
先ず、セキュアデータの印字をレーザビームプリンタの操作パネルから選択すると、登録されているセキュアデータを表示する(8001)。これは、例えば、図7におけるユーザ名とファイル名が表示される。ユーザによって、印字するセキュアデータが選択されると(8002)、そのデータのパスワードをユーザに要求する(8003)。ユーザは、そのデータのパスワードを入力し(8004)、入力されたパスワードが正しければ(8005でYES)、外部メモリより登録されているセキュアデータを読み出し(8006)、エンジンに対して用紙サイズ、解像度等の各種ページ情報を設定し(8007)、エンジンに画像転送を行う(8008)。入力されたパスワードが正しくなければ(8005でNO)、エラー処理を行い(8009)、セキュアデータの印字を終了する。1ページ分のエンジンへの画像転送が終了すると、全てのページの処理が終了かをチェックし(8010)、終了していなければ(8010でNO)、8006からの処理を繰り返し、終了していれば(8010でYES)、セキュアデータの印字を終了する。
【0047】
登録されたデータは、従来の印刷装置においては、予め設定されている保存時間によって自動的に消去されていたが、本実施の形態では、通信端末装置を利用して消去を行う。
【0048】
レーザビームプリンタの通信装置部1070では、各通信端末装置の状態を監視しており、レーザビームプリンタの通信装置部1070と、各通信端末装置1100,1101が物理的に近づき、互いに電波が送受信可能になると、通信装置部1070の電界強度検出部4006により電界強度の減衰量を検出し、通信装置部は、距離解析処理部4007において予め通信装置部、各通信端末装置の電波の出力を固定とした場合、電波の電界強度の減衰量の検出結果と伝搬距離との換算式からレーザビームプリンタと通信端末装置の距離を求めることが可能となり、携帯端末状態管理部4008により、各通信端末装置の情報と距離を管理する。例えば、図1の状態では、図11のように、ID1とID2の2つの通信端末装置1100,1101が認識されており、それぞれ電界強度E1,E2より20m、100mの距離にあるということを示している。
【0049】
一方、セキュアデータが登録されると、登録データ消去監視部1062において、登録された登録データ(セキュアデータ)を消去しても良いかを監視することになる。
【0050】
次に、登録データ消去監視部1062における処理過程を図9のフローチャートを用いて説明する。
【0051】
先ず、登録データが存在するかをチェックし(9001)、存在しない場合には(9001でNO)、登録データ消去監視を終了する(9002)。登録データが存在する場合には(9003)、次にチェックする登録データを選択し(9003)、通信端末装置のIDを登録データ情報管理部1061から抽出する。そして、通信装置部よりIDに対応する携帯端末創始hがレーザビームプリンタよりどの位の距離離れているかを携帯端末状態管理部より検索し(9005)、予め設定されている距離Mより離れている場合には(9006でYES)、ユーザが既に登録データを利用しないと判断して、登録データを消去する(9007)。
【0052】
離れていなければ、未だ登録データを利用する可能性があると判断して、そのまま次の処理へと移る(9006でNO)。そして、全登録データのチェックが終了したかどうかをチェックし(9008)、終了していなければ(9008でNO)、9003からの処理をチェックしていない登録データが無くなるまで繰り返す。全登録データのチェックが一度終われば(9008でYES)、再度全データのチェックをやり直す。
【0053】
図1及び図11の例では、20m<M<100mとすれば、ユーザAの居場所、即ちユーザAの持つ通信端末装置Aのレーザビームプリンタからの距離は20mで、Mより内側であるため、ユーザAの登録したセキュアデータである登録データ1は保持されることになるが、ユーザBの居場所、即ち、ユーザBの持つ通信端末装置Bは、レーザビームプリンタBからM以上の距離離れているため(100m)、セキュアデータである登録データ2は消去されることになる。このMの距離を調整することにより、印刷装置やホストコンピュータのある場所にユーザがいる間は、データが消えないような設定を行うことも可能となる。
【0054】
上記実施の形態においては、或る一定距離以上の場合に一定時間を測定しているが、通信端末装置の電源を切っている場合には、電波の届かない距離(無限大)の位置に通信端末装置があると考えることによって、通信端末装置の電源が一定時間切れていた場合に、登録データを消去することも容易に実現が可能であることは明白である。
【0055】
上記のように、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に応じてセキュアデータの管理を行うことにより、無駄なセキュアデータを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0056】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に応じて、セキュアデータの管理を行うことにより、一定距離内にいる間は、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぐことができ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0057】
<実施の形態2>
上記の実施例においては、レーザビームプリンタと通信端末装置の距離を利用して、登録データであるセキュアデータの消去を行ったが、通信端末装置がどの位の時間離れているかを検出して、セキュアデータの消去を行うことも可能である。この場合、印刷システムのシステム構成は、実施の形態1と全く同じであるが、図9に対応する登録データ消去監視における処理過程が異なる。
【0058】
通信装置部1070では、携帯端末状態管理部4008により、各通信端末装置距離を管理すると共に距離M以上離れている場合には、その時間を計測し、M以内に入った場合には、その時間をリセットする処理を行う。例えば、図12の状態では、図13のように、ID1とID2の2つの通信端末装置1100,1101が認識されており、それぞれ、電界強度E1,E2より、120m、100mの距離にあるということが認識されており、更に、距離M以上離れている時間がそれぞれ10分、60分であることを示している。
【0059】
図10に登録データ消去監視における処理過程を示す。
【0060】
先ず、登録データが存在するかをチェックし(10001)、存在しない場合には(10001でNO)、登録データ消去監視を終了する(10002)。登録データが存在する場合には(10003)、次にチェックする登録データを選択し(10003)、通信端末装置のIDを登録データ情報管理部1061から抽出する。そして、通信装置部よりIDに対応する携帯端末装置がレーザビームプリンタよりどの位の距離及び距離M以上離れている時間を携帯端末状態管理部より検索し(10005)、予め設定されている距離Mより離れている場合には(10006でYES)、更に、距離M以上離れている時間が時間Sを超えているかどうかをチェックする。このとき、時間Sを超えて、距離M以上離れている場合には(10007でYES)、ユーザが既に登録データを利用しないと判断して登録データを消去する(10008)。時間Sを超えていなければ、一次的に離れているため、未だ登録データを利用する可能性があると判断して、そのまま次の処理へと移る(10007でNO)。
【0061】
そして、全登録データのチェックが終了したかどうかをチェックし(10009)、終了していなければ(10009でNO)、10003からの処理をチェックしていない登録データが無くなるまで繰り返す。全登録データのチェックが一度終われば(10009でYES)、再度全データのチェックをやり直す。図12の例では、20m<M<100m、ユーザAの居場所、即ちユーザA,Bの持つ通信端末装置A,Bのレーザビームプリンタからの距離は120m、100mで、Mより外側であるが、離れている時間の制限を30分=Sとすれば、図13のような状態では、Mより外側に離れている時間が10分であるユーザAの登録したセキュアデータである登録データ1は保持されることになるが、Mより外側に離れている時間が60分であるユーザBの登録したセキュアデータである登録データ2は、消去されることになる。
【0062】
上記のように、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に加えて、一定時間以上の状態に応じて、セキュアデータの管理を行うことにより、ユーザが不在になる等による無駄なセキュアデータを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0063】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に加えて、一定時間以上の状態に応じて、セキュアデータの管理を行うことにより、一定距離内に一定時間いる間は、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぐことができ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0064】
<実施の形態3>
前記実施例の形態1,2においては、セキュアデータの自動消去に対して通信端末装置を利用したが、登録データとして、オーバレイデータを利用する場合にも適用することが可能である。この場合、印刷システムのシステム構成は、実施の形態1と全く同じであるが、オーバレイ登録開始時の処理及びオーバレイ印字時における処理過程が異なる。
【0065】
図14にオーバレイデータ登録における処理過程を示す。
【0066】
先ず、ユーザがホストコンピュータよりオーバレイデータの登録が開始されると、ホストコンピュータより受信したデータを元に、図形や、文字、イメージデータなどの各種データに対応して、オーバレイデータ登録用の中間オブジェクトとなる画像オブジェクトの生成を行う。
【0067】
ページ内のオブジェクトの生成が終了したかどうかをチェックし(14001)、終了していなければ(14001でNO)、先ず解像度や階調、カラー/モノクロの設定等、ページに設定されている各種情報の設定を行い(14002)、画像オブジェクトの生成を行い(14003)、ページ内の画像オブジェクトの生成が終了するまで画像オブジェクトの生成を行う。ページ内のオブジェクトの生成が終了した場合(14001でYES)、画像オブジェクトをオーバレイデータとなるビットマップ画像に展開して(14004)、外部メモリに画像を保存し(14005)、必要な情報を登録データ管理部に登録して(14006)画像をメモリに保存しておくことになる。
【0068】
そして、14007において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし、終了した場合には(14007でYES)、印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(14007でNO)、14001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。
【0069】
ここで、登録データ管理部には、図15のような情報が登録されることになる。登録データ1,2は実施の形態1と同様であるが、登録データ3には、データの種類(1列目)として、オーバレイデータが登録されていることを示し、登録したデータのユーザ名(2列目)がユーザAであることを示している。3列目はセキュアデータではないので、パスワードがないことを示しており、4列目は格納されたデータに付けられたファイル名がFile3であること、又、最後の列は、それぞれのユーザAの持つ通信端末装置1100を識別するためのIDがID1であることを示している。自分のユーザ名及び通信端末ID(例えば通信端末の電話番号等)は、ホストコンピュータに予め個人情報として設定されていて、オーバレイデータを登録する際に、ユーザ情報データとして送られてくる。
【0070】
次に、登録されたオーバレイデータを利用してのオーバレイ印字について説明する。図16にオーバレイデータ印字における処理過程を示す。
【0071】
先ず、ユーザがホストコンピュータよりオーバレイデータの利用が指定されたデータの印字が開始されると、先ず、オーバレイデータと共に印字する通常データの処理を行い、ホストコンピュータより受信したデータを元に、図形や文字、イメージデータ等の各種データに対応して、オーバレイデータ用の中間オブジェクトとなる画像オブジェクトの生成を行う。ページ内のオブジェクトの生成が終了したかどうかをチェックし(16001)、終了していなければ(16001でNO)、先ず解像度や階調、カラー/モノクロの設定等、ページに設定されている各種情報の設定を行い(16002)、画像オブジェクトの生成を行い(16003)、ページ内の画像オブジェクトの生成が終了するまで画像オブジェクトの生成を行う。
【0072】
ページ内のオブジェクトの生成が終了した場合(16001でYES)、登録データ/情報管理部1060から利用するよう指定されているオーバレイデータを検索し(16004)、対応するオーバレイのデータを外部メモリより読み出す(16005)。次に、16003で生成した通常データのオブジェクトをビットマップ画像に展開して(16006)、16005で読み出したオーバレイのビットマップ画像と合成する(16007)。続いて、エンジンに各種ページ情報を設定して(16008)、エンジンに画像転送(16009)することにより、オーバレイデータを利用した印字が行われる。
【0073】
そして、16010において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし、終了した場合には(16010でYES)、オーバレイデータ印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(16010でNO)、16001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。例えば、図17の上段の画像をオーバレイデータとして登録して、中段左右の2ページの通常データに上記オーバレイデータ印字を行った場合には、上段のデータと合成され、図中、下段左右の2ページが結果として印字されることになる。
【0074】
上記のように、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することによってオーバレイデータの管理を行うことにより、ユーザが不在になる等による無駄なオーバレイデータを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0075】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することによって、オーバレイデータの管理を行うことにより、一定距離内に一定時間いる間は、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぐことができ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0076】
実施の形態3においては、或る合成のためのデータをオーバレイ登録データとして登録する例をしめしたが、通常のデータがない場合には、登録データのみの印字を行うことになるため、一時的に、印刷装置に登録を行い、それを何度も利用して印刷を行うようなストアデータにおいても同様に実現することが可能であることは明白である。
【0077】
又、印刷装置に登録しておくデータであれば、同様の制御により、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することによって、登録データの管理を行うことにより、同様の効果を得ることが可能であることは明白である。
【0078】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することを可能ならしめた。
【0079】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぎ、再度データを送るというような手間を防ぐことを可能ならしめた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷システムのシステム構成を説明する図である。
【図2】本発明を適用したレーザビームプリンタのシステム構成を説明する図である。
【図3】本発明を適用したレーザビームプリンタのエンジン部を説明する図である。
【図4】本発明を適用したレーザビームプリンタの通信装置部のシステム構成を説明する図である。
【図5】本発明を適用した通信端末装置のシステム構成を示す図である。
【図6】本発明を適用した印刷システムのセキュア印刷を実行する際の処理過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明を適用した登録データ/ユーザ情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明を適用したセキュア印刷の処理過程を示すフローチャートである。
【図9】本発明を適用した登録データ消去監視の処理過程を示すフローチャートである。
【図10】本発明を適用した登録データ消去監視の処理過程を示すフローチャートである。
【図11】本発明を適用した通信端末情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図12】本発明を適用した印刷システムのシステム構成を説明する図である。
【図13】本発明を適用した通信端末情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図14】本発明を適用したオーバレイデータ登録の処理過程を示すフローチャートである。
【図15】本発明を適用した登録データ/ユーザ情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図16】本発明を適用したオーバレイデータ印字の処理過程を示すフローチャートである。
【図17】本発明を適用したオーバレイデータ印字を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1001 ホストコンピュータA
1002 ホストコンピュータB
1003 ネットワーク
1030 レーザビームプリンタ
1031 プリンタコントローラ
1032 入出力I/F部
1033 入出力バッファ
1034 CPU
1035 プログラムROM
1036 RAM
1037 画像情報生成部
1038 ビットマップ画像展開/転送部
1039 印刷装置エンジン部
1040 エンジンI/F部
1041 操作パネル部
1042 パネルI/F部
1043 外部メモリ部
1044 メモリI/F部
1045 システムバス
1046 エンジン制御部
1060 登録データ/情報管理部
1061 ユーザ情報管理部
1062 登録データ消去監視部
2001 筐体
2002 操作パネル
2003 制御ボード収納部
2004 ドラムユニット
2005 感光ドラム
2006 レーザドライバ
2007 回転多面鏡
2008 反射ミラー
2009 ビームディテクタ
2010 カセット
2011 反転給紙ユニット
2012 給紙クラッチ
2013 給紙ローラ
2014 レジストシャッタ
2015 給紙ローラ
2016 搬送ローラ
2017 定着器
2019 給紙トレイ
2020 現像器
2021 前露光ランプ
2022 レーザスキャナ部
2023 一次帯電器
2024 クリーナ
2025 転写帯電器
2027 印刷用紙
2028 レジストシャッタ
2029 給紙ローラ
2030 フラッパ
2031 フラッパ
2032 搬送ローラ
2033 搬送ローラ
2034 搬送ローラ
2035 搬送ローラ
2036 搬送ローラ
2037 フラッパ
2038 給紙ローラ
2040 外部メモリユニット
2050 用紙有無検知センサー
2051 用紙有無検知センサー
2060 オプション給紙装置1
2061 給紙ローラ
2062 カセット給紙クラッチ
2063 カセット
2064 印刷用紙
2065 給紙装置制御ユニット
2071 給紙ローラ
2072 カセット給紙クラッチ
2073 カセット
2074 印刷用紙
2075 給紙装置制御ユニット
4001 アンテナ
4002 送受信部
4003 CPU
4004 プログラムROM
4005 RAM
4007 距離解析処理部
4008 通信端末状態管理部
5001 アンテナ
5002 送受信部
5003 CPU
5004 プログラムROM
5005 RAM
5007 マイク
5008 スピーカ
5009 操作部
5010 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末を含む印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
事務処理に於けるOA化が進み、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の機器を利用し、印刷装置へデータを転送して印刷を行う文書、図面も一般的となってきている。又、事務機のネットワーク化も進み、複数のコンピュータ、印刷装置が1つのネットワークに繋がり、印刷装置を共有して利用するような環境も整ってきている。
【0003】
このような背景の中、より効率的な印刷を求め、同じような文書は、変更のない部分を予め印刷装置の記憶装置に登録しておき、変更のある部分だけをデータとして予め登録しておいたデータ(オーバレイデータ)と合成して印字を行うオーバレイ印字や、何度も印字するようなデータをユーザ毎に印刷装置に登録しておき、必要に応じて何度も登録しておいたデータ(ストアデータ)を印字するストア印刷といった、印字データを印刷装置に登録しておく印字データ登録機能を持った印刷装置が現れている。
【0004】
又、ネットワークの普及により複数のユーザが1台の印刷装置を利用することも可能となったことから、印刷装置より印刷される文書が他のユーザに見られないよう機密性を守るため、ユーザが印刷装置にデータを送った場合にすぐに印刷を開始して文書を排紙するのではなく、ユーザが印刷装置の場所に来て、文書を受け取れる準備ができた時点で、操作パネル等により印刷を開始するセキュア印刷(セキュアデータの印刷)と呼ばれる機能をサポートするような印刷装置も存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の印刷システムにおいては、上記のような登録データをユーザが消去し忘れてしまったり、セキュア印刷を行うために、送ったデータを印字し忘れて放置してしまい、そのまま、補助記憶装置の記憶領域を圧迫してしまうという問題があった。
【0006】
又、セキュア印刷等では、機密保持のために、自動的に、データを消すような印刷装置も存在するが、時間的な制約があることから、ユーザが印字しようとした場合に、制約時間を超えてしまい、結果として、再度データを送る必要が出るというような使いづらい面もあった。
【0007】
本発明は、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用するができる印刷システムを提供することを目的とする。
【0008】
又、本発明は、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、ユーザの知らないうちに自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぎ、再度データを送るというような手間を防ぐことができる印刷システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ユーザが印刷装置に登録する登録データを記憶する登録データ記憶手段と、前記登録データを管理する登録データ管理手段と、前記登録データを印字する印字手段を持ち、ユーザの登録データとユーザの利用する通信端末装置の関係を管理するユーザ情報管理手段と、ユーザの通信端末装置の状態によってユーザの登録データを消去する登録データ消去手段を含んで印刷システムを構成したことを特徴とする。
【0010】
従って、本発明によれば、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0011】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、ユーザの知らないうちに自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぎ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
<実施の形態1>
先ず、本発明の実施の形態を適用可能な印刷システムの一例としてレーザビームプリンタと携帯電話等の通信端末装置から成る構成例を説明する。
【0014】
図1は本発明を適用した印刷システムにおける図であり、中央にあるレーザビームプリンタ1030と、ホストコンピュータA1001、ホストコンピュータB1002がネットワーク1003を介して繋がっており、又、通信端末装置A1100及び通信端末B1101が存在し、レーザビームプリンタと通信を行える環境にある。
【0015】
次に、本発明におけるレーザビームプリンタのシステム構成を図2に示す。
【0016】
レーザビームプリンタ1030は、通信線1003を介してネットワーク1000に接続されており、レーザビームプリンタ1030内の1031は、プリンタ全体の動作を司るレーザビームプリンタ制御ユニットである。
【0017】
制御ユニットには、他の機器との入出力を司る入出力I/F部1032を通じて、制御コード、各通信手段からデータの送受信を行うための入出力バッファ(1033)、制御ユニット全体の動作を制御するCPU1034、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM1035、前記制御コード、データの解釈や印刷に必要な計算、印字データの処理のためのワークメモリに利用されるRAM1036、ホストコンピュータから受信したデータの設定より各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部1037、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像を印刷装置エンジンに転送するビットマップ画像転送部1038、実際に紙に印刷を行う印刷装置エンジン部1039と制御ユニットとエンジン部を繋ぐエンジンI/F部1040、印刷装置の操作を行う操作パネル1041、制御ユニットと操作パネル1041を繋ぐパネルI/F部1042及び印字データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ1043と制御ユニットと外部メモリを繋ぐメモリI/F部1044、各通信端末装置との通信を行う通信装置部1070と制御ユニットと通信装置部を繋ぐ通信装置I/F1071、そして各ユニットを繋ぐシステムバス1045からシステムは構成されている。
【0018】
又、プログラムROM内には、ユーザより指定された各種登録データを管理する登録データ管理部1060と、ユーザの利用する通信端末装置等のユーザ情報を管理するユーザ情報管理部1061及び登録データの消去を監視する登録データ消去監視部1062の各プログラムが内蔵されている。
【0019】
図3は本実施の形態のレーザビームプリンタのエンジン部1039の構成を示す図である。
【0020】
レーザビームプリンタ1030は、図2に示すように、筐体2001を備え、筐体2001には、エンジン1039を構成するための各機構と、その各機構による各印字プロセス処理(例えば、給紙処理等)に関する制御を行うエンジン制御部1046及びプリンタコントローラ1031(図2に示す)を収納する制御ボード収納部2003とが内蔵されている。
【0021】
エンジン部1039を構成するための各機構としては、レーザ光の操作による感光ドラム上への静電潜像形成、その静電潜像の顕像化、その顕像の印刷用紙への転写を行うための光学処理機構、印刷用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着処理機構、印刷用紙の給紙処理機構、印刷用紙の搬送処理機構が設けられている。
【0022】
光学処理機構は、レーザスキャナ部2022において、半導体レーザ(図示せず)から発射されるレーザ光をプリンタコントローラ1031から供給されたイメージデータに応じてオン、オフ駆動するレーザドライバ2006を有し、半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡2007により走査方向に振られる。その主走査方向振られたレーザ光は反射ミラー2008を介して感光ドラム2005に折り返して導かれ、感光ドラム2005上を主走査方向に露光する。
その際、先行して一次帯電器2023で一様に帯電された感光ドラム2005上には、レーザ光による走査露光によって静電潜像が形成され、その潜像は現像器2020から供給されるトナー(本実施の形態において、該トナーには、K(ブラック)のトナーが用いられている)によってトナー像に顕像化される。次に、感光ドラム2005上のトナー像は、転写帯電器2025により給紙処理機構によって副走査方向に同期して給紙される印刷用紙2027に転写される。
【0023】
尚、感光ドラム2005及び現像器2020は、筐体2001から着脱可能なドラムユニット2004に収容されている。
【0024】
又、反射ミラー2008は、半透過型ミラーから成り、その裏面側にはビームディテクタ2009が配置され、該ビームディテクタ2009はレーザ光を検出し、その検出信号はプリンタコントローラ1031に与えられる。プリンタコントローラ1031は、ビームディテクタ2009の検出信号に基づき主走査方向への露光タイミングを決定する水平同期信号を生成し、その水平同期信号は、プリンタコントローラ1031に出力される。2024はクリーナで、感光ドラム2005上に残存するトナーを取り除く。2021は前露光ランプで、感光ドラム2005を除電する。
【0025】
一方、定着処理機構は、印刷用紙に転写されたトナー像を過熱するためのヒータが設けられている。ヒータは、所定の定着温度が得られるよううにエンジン制御部1046からの信号により温調制御(尚、印刷待機中は、パワーを落とす制御も行われている)されている。
【0026】
又、印刷用紙の給紙機構は、印刷用紙2027を収容するカセット2010と給紙トレイ2019の印刷用紙、そして、着脱可能な給紙装置としてオプション給紙装置1(2060)、オプション給紙装置2(2070)が用意されており、その印刷用紙2064,2074及び反転給紙ユニット2011の印刷用紙を選択的に給紙するように構成されている。
【0027】
尚、カセット2010は筐体2001内に装着され、カセット2060,2070は、オプション給紙装置内に装着されている。カセット2010,2060,2070には、仕切り板(図示せず)の移動位置に応じて印刷用紙のサイズを電気的に検知するサイズ検知機構が設けられている。カセット2010,2060,2070からは収容されるその最上の印刷用紙から1枚単位でカセット給紙クラッチ2012,2060,2072の回転駆動によって給紙ローラ2013,2061,2071まで搬送される。
【0028】
カセット給紙クラッチ2012,2061,2071は、給紙毎に駆動手段(図示せず)によって間欠的に回転駆動されるカムから成り、そのカムが1回転する毎に1枚の印刷用紙が給紙される。
【0029】
給紙ローラ2013,2061,2071は印刷用紙をその先端部がレジストシャッタ2014に対応する位置まで搬送し、レジストシャッタ2014は、給紙された印刷用紙の押圧及びその解除によって、その印刷用紙の給紙停止及びその解除を行い、そのレジストシャッタ2014の動作はレーザ光の副走査に同期するように制御される。
【0030】
これに対し、手差しトレイ2019は筐体2001に設けられ、ユーザによって手差しトレイ2019に搭載された印刷用紙は、給紙ローラ2015でレジストシャッタ2014に向けて給紙される。
【0031】
一方、印刷用紙の搬送処理機構は、レジストシャッタ2014による押圧が解除された印刷用紙を感光ドラム2005に向けて搬送する搬送ローラ2016と、定着器2017から排出された印刷用紙を筐体2001上部に形成された排紙口FDまで導くための各フラッパ2030,2031と各搬送ローラ2032,2033と、各搬送ローラ2032,2033を駆動するための駆動手段(図示せず)とを有する。
【0032】
フラッパ2031は、切り替えることによって、筐体2001上部に形成された排紙口FD、筐体2001側面に形成された排紙口FUの排紙先を切り替えることが可能であり、フェースダウンの印字(印刷の終了した文書の若いページの表面が下になって印字される)を行う場合には、FDへ、フェースアップの印字(文書の若いページの表面が上になって印字される)を行う場合には、FUへ排紙する。
【0033】
それぞれのFD、FUの排紙口には、用紙の排紙枚数が多過ぎて紙詰まりが起きないように、用紙の有無をチェックする用紙有無検知センサ2050,2051が付いている。
【0034】
又、フラッパ2030を切り替えることによって両面印字を行うことも可能である。2011は反転給紙ユニットであり、エンジン搬送ローラ2034,2035,2036及びフラッパ2037を備える。両面印字を行いフェースダウンで印字する場合(排紙口FDに表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、印刷用紙2027は、先ず裏面の印字から行われ、カセット2010から給紙された場合(矢印▲1▼)、裏面が印字され(矢印▲2▼)、フラッパ2030により搬送ローラ2038,2034によって反転給紙ユニットへ導かれる(矢印▲4▼)。不図示のセンサが印刷用紙2027の後端を検知すると、印刷用紙2027は、搬送ローラ2034を逆回転させ、フラッパ2037を切り替えることにより搬送ローラ2035によって、反転給紙ユニット内に給紙カセット2011と平行に納められる。このとき、印刷用紙に印字された面(裏面)は、上を向いている。
【0035】
次に、給紙先を反転給紙ユニット2011を指定すると、搬送ローラ2036、給紙ローラ2013を経て(矢印▲8▼)、再度、転写帯電器2025、定着器2017を通り表面が印字され(矢印▲9▼)、フラッパ2030,2031を切り替えることによって、排紙口FD(矢印10)排紙されることになる。又、両面印字を行いフェースアップで印字する場合(排紙口FUに排紙する場合で表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、先に表面を印字して、反転給紙ユニット2011に排紙し、裏面を印字して、反転給紙ユニット2011から排紙口FU(矢印11)へ排紙することになる。
【0036】
筐体2001には、パネル部1041を構成するための操作パネル2002が取り付けられている。操作パネル2002には、指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器、LCD表示器が設けられている。又、プリンタコントローラ1031により印字データ等の記憶に利用される外部メモリ部1043を構成するための外部メモリユニット2040が取り付けられている。
【0037】
図4に本実施の形態のレーザビームプリンタの通信装置部1070のシステム構成を示す。通信装置部1070は、アンテナ4001を介して各通信端末装置との間で電波信号を送受信する送受信部4002、通信装置部全体の動作を制御するCPU4003、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM4004、通信端末装置とのデータの送受信や、通信に必要な各種計算のためのワークメモリに利用されるRAM4005、通信端末装置から受信した電波の電界強度を検出する電界強度検出部4006、各装置の電波の出力と、電界強度の情報から、各通信端末装置との距離を計算して解析する距離解析処理部4007、各携帯端末の状態を管理する形態端末装置状態管理部4008とユニットを繋ぐシステムバス4020から成る。
【0038】
図5に本実施の形態の通信端末装置1100,1101のシステム構成を示す。
【0039】
通信端末装置1100は、アンテナ5001を介してレーザビームプリンタの通信装置部との間で電波信号を送受信する送受信部5002、通信端末装置全体の動作を制御するCPU5003、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM5004、レーザビームプリンタとのデータの送受信や、通信に必要な各種計算のためのワークメモリに利用されているRAM5005、レーザビームプリンタの電界強度を検出する電界強度検出部5006、通信端末装置を操作するユーザ及び周囲の音を電気信号に変換するマイク5007、ユーザ及び周辺に対して電気信号を音に変換して出力するためのスピーカ5008、ユーザが本通信端末装置に対して指令を与えるための操作部5009、ユーザ及び周辺に対して機器の状態やメッセージを表示する表示部5010、通信先の情報や通信端末固有の情報を電源OFF時にも保持するための不揮発性ROM5011、各ユニットを繋ぐシステムバス5020から成る。
【0040】
次に、上述したシステム構成でのプリンタコントローラでの動作について、登録データとして、セキュア印刷時の文書データを例に取って、以下に処理過程を図6のフローチャートにより詳述する。
【0041】
先ず、ユーザがホストコンピュータより印字を開始すると、ホストコンピュータより受信したデータを元に、図形や、文字、イメージデータ等の各種データに対応して、中間オブジェクトとなる画像オブジェクトの生成を行う。ページ内のオブジェクトの生成が終了したかどうかをチェックし(6001)、終了していなければ(6001でNO)、先ず解像度や階調、用紙サイズや給紙口の設定等、ページに設定されている各種情報の設定を行い(6002)、画像オブジェクトの生成を行い(6003)、ページ内の画像オブジェクトの生成が終了するまで画像オブジェクトの生成を行う。
【0042】
ページ内のオブジェクトの生成が終了した場合(6001でYES)、ユーザよりセキュア印刷が指定されているかどうかをチェックし(6004)、セキュア印刷が指定されていない場合には、画像オブジェクトをビットマップに展開して(6005)、エンジンに画像転送を行い(6006)、通常の印字を行う。そして、6007において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし(6007)、終了した場合には(6007でYES)、印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(6007でNO)、6001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。6004で、ユーザよりセキュア印刷が指定されている場合には(6004でYES)、そのまま印字処理を続行せずに、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開し(6008)、外部メモリに画像を保存し(6009)、必要な情報を登録データ管理部に登録して(6010)画像をメモリに保存しておくことになる。
【0043】
そして、6007において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし(6007)、終了した場合には(6007でYES)、印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(6007でNO)、6001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。
【0044】
ここで、登録データ管理部には、図7のような情報が登録されることになる。登録データ1,2には、データの種類(1列目)として、セキュアデータが登録されていることを示し、登録したデータのユーザ名(2列目)が、ユーザAとユーザBであることを示している。3列目は、セキュア印刷を行う際のパスワードがAAAAAAとBBBBBBであることを示しており、4列目は、格納されたデータに付けられたファイル名がそれぞれFile1、File2であること、又、最後の列は、それぞれのユーザA、ユーザBの持つ通信端末装置1100,1101を識別するためのIDがID1,ID2であることを示している。パスワードは、セキュアデータを選択した際に、ホストコンピュータより設定される項目であり、自分のユーザ名及び通信端末ID(例えば通信端末の電話番号等)は、ホストコンピュータに予め個人情報として設定されていて、セキュアデータを印字する際に、印字データと共に、ユーザ情報データとして送られてくる。
【0045】
次に、セキュアデータの印字について図8のフローチャートを利用して説明する。
【0046】
先ず、セキュアデータの印字をレーザビームプリンタの操作パネルから選択すると、登録されているセキュアデータを表示する(8001)。これは、例えば、図7におけるユーザ名とファイル名が表示される。ユーザによって、印字するセキュアデータが選択されると(8002)、そのデータのパスワードをユーザに要求する(8003)。ユーザは、そのデータのパスワードを入力し(8004)、入力されたパスワードが正しければ(8005でYES)、外部メモリより登録されているセキュアデータを読み出し(8006)、エンジンに対して用紙サイズ、解像度等の各種ページ情報を設定し(8007)、エンジンに画像転送を行う(8008)。入力されたパスワードが正しくなければ(8005でNO)、エラー処理を行い(8009)、セキュアデータの印字を終了する。1ページ分のエンジンへの画像転送が終了すると、全てのページの処理が終了かをチェックし(8010)、終了していなければ(8010でNO)、8006からの処理を繰り返し、終了していれば(8010でYES)、セキュアデータの印字を終了する。
【0047】
登録されたデータは、従来の印刷装置においては、予め設定されている保存時間によって自動的に消去されていたが、本実施の形態では、通信端末装置を利用して消去を行う。
【0048】
レーザビームプリンタの通信装置部1070では、各通信端末装置の状態を監視しており、レーザビームプリンタの通信装置部1070と、各通信端末装置1100,1101が物理的に近づき、互いに電波が送受信可能になると、通信装置部1070の電界強度検出部4006により電界強度の減衰量を検出し、通信装置部は、距離解析処理部4007において予め通信装置部、各通信端末装置の電波の出力を固定とした場合、電波の電界強度の減衰量の検出結果と伝搬距離との換算式からレーザビームプリンタと通信端末装置の距離を求めることが可能となり、携帯端末状態管理部4008により、各通信端末装置の情報と距離を管理する。例えば、図1の状態では、図11のように、ID1とID2の2つの通信端末装置1100,1101が認識されており、それぞれ電界強度E1,E2より20m、100mの距離にあるということを示している。
【0049】
一方、セキュアデータが登録されると、登録データ消去監視部1062において、登録された登録データ(セキュアデータ)を消去しても良いかを監視することになる。
【0050】
次に、登録データ消去監視部1062における処理過程を図9のフローチャートを用いて説明する。
【0051】
先ず、登録データが存在するかをチェックし(9001)、存在しない場合には(9001でNO)、登録データ消去監視を終了する(9002)。登録データが存在する場合には(9003)、次にチェックする登録データを選択し(9003)、通信端末装置のIDを登録データ情報管理部1061から抽出する。そして、通信装置部よりIDに対応する携帯端末創始hがレーザビームプリンタよりどの位の距離離れているかを携帯端末状態管理部より検索し(9005)、予め設定されている距離Mより離れている場合には(9006でYES)、ユーザが既に登録データを利用しないと判断して、登録データを消去する(9007)。
【0052】
離れていなければ、未だ登録データを利用する可能性があると判断して、そのまま次の処理へと移る(9006でNO)。そして、全登録データのチェックが終了したかどうかをチェックし(9008)、終了していなければ(9008でNO)、9003からの処理をチェックしていない登録データが無くなるまで繰り返す。全登録データのチェックが一度終われば(9008でYES)、再度全データのチェックをやり直す。
【0053】
図1及び図11の例では、20m<M<100mとすれば、ユーザAの居場所、即ちユーザAの持つ通信端末装置Aのレーザビームプリンタからの距離は20mで、Mより内側であるため、ユーザAの登録したセキュアデータである登録データ1は保持されることになるが、ユーザBの居場所、即ち、ユーザBの持つ通信端末装置Bは、レーザビームプリンタBからM以上の距離離れているため(100m)、セキュアデータである登録データ2は消去されることになる。このMの距離を調整することにより、印刷装置やホストコンピュータのある場所にユーザがいる間は、データが消えないような設定を行うことも可能となる。
【0054】
上記実施の形態においては、或る一定距離以上の場合に一定時間を測定しているが、通信端末装置の電源を切っている場合には、電波の届かない距離(無限大)の位置に通信端末装置があると考えることによって、通信端末装置の電源が一定時間切れていた場合に、登録データを消去することも容易に実現が可能であることは明白である。
【0055】
上記のように、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に応じてセキュアデータの管理を行うことにより、無駄なセキュアデータを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0056】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に応じて、セキュアデータの管理を行うことにより、一定距離内にいる間は、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぐことができ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0057】
<実施の形態2>
上記の実施例においては、レーザビームプリンタと通信端末装置の距離を利用して、登録データであるセキュアデータの消去を行ったが、通信端末装置がどの位の時間離れているかを検出して、セキュアデータの消去を行うことも可能である。この場合、印刷システムのシステム構成は、実施の形態1と全く同じであるが、図9に対応する登録データ消去監視における処理過程が異なる。
【0058】
通信装置部1070では、携帯端末状態管理部4008により、各通信端末装置距離を管理すると共に距離M以上離れている場合には、その時間を計測し、M以内に入った場合には、その時間をリセットする処理を行う。例えば、図12の状態では、図13のように、ID1とID2の2つの通信端末装置1100,1101が認識されており、それぞれ、電界強度E1,E2より、120m、100mの距離にあるということが認識されており、更に、距離M以上離れている時間がそれぞれ10分、60分であることを示している。
【0059】
図10に登録データ消去監視における処理過程を示す。
【0060】
先ず、登録データが存在するかをチェックし(10001)、存在しない場合には(10001でNO)、登録データ消去監視を終了する(10002)。登録データが存在する場合には(10003)、次にチェックする登録データを選択し(10003)、通信端末装置のIDを登録データ情報管理部1061から抽出する。そして、通信装置部よりIDに対応する携帯端末装置がレーザビームプリンタよりどの位の距離及び距離M以上離れている時間を携帯端末状態管理部より検索し(10005)、予め設定されている距離Mより離れている場合には(10006でYES)、更に、距離M以上離れている時間が時間Sを超えているかどうかをチェックする。このとき、時間Sを超えて、距離M以上離れている場合には(10007でYES)、ユーザが既に登録データを利用しないと判断して登録データを消去する(10008)。時間Sを超えていなければ、一次的に離れているため、未だ登録データを利用する可能性があると判断して、そのまま次の処理へと移る(10007でNO)。
【0061】
そして、全登録データのチェックが終了したかどうかをチェックし(10009)、終了していなければ(10009でNO)、10003からの処理をチェックしていない登録データが無くなるまで繰り返す。全登録データのチェックが一度終われば(10009でYES)、再度全データのチェックをやり直す。図12の例では、20m<M<100m、ユーザAの居場所、即ちユーザA,Bの持つ通信端末装置A,Bのレーザビームプリンタからの距離は120m、100mで、Mより外側であるが、離れている時間の制限を30分=Sとすれば、図13のような状態では、Mより外側に離れている時間が10分であるユーザAの登録したセキュアデータである登録データ1は保持されることになるが、Mより外側に離れている時間が60分であるユーザBの登録したセキュアデータである登録データ2は、消去されることになる。
【0062】
上記のように、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に加えて、一定時間以上の状態に応じて、セキュアデータの管理を行うことにより、ユーザが不在になる等による無駄なセキュアデータを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0063】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握し、印刷装置と通信端末装置との距離に加えて、一定時間以上の状態に応じて、セキュアデータの管理を行うことにより、一定距離内に一定時間いる間は、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぐことができ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0064】
<実施の形態3>
前記実施例の形態1,2においては、セキュアデータの自動消去に対して通信端末装置を利用したが、登録データとして、オーバレイデータを利用する場合にも適用することが可能である。この場合、印刷システムのシステム構成は、実施の形態1と全く同じであるが、オーバレイ登録開始時の処理及びオーバレイ印字時における処理過程が異なる。
【0065】
図14にオーバレイデータ登録における処理過程を示す。
【0066】
先ず、ユーザがホストコンピュータよりオーバレイデータの登録が開始されると、ホストコンピュータより受信したデータを元に、図形や、文字、イメージデータなどの各種データに対応して、オーバレイデータ登録用の中間オブジェクトとなる画像オブジェクトの生成を行う。
【0067】
ページ内のオブジェクトの生成が終了したかどうかをチェックし(14001)、終了していなければ(14001でNO)、先ず解像度や階調、カラー/モノクロの設定等、ページに設定されている各種情報の設定を行い(14002)、画像オブジェクトの生成を行い(14003)、ページ内の画像オブジェクトの生成が終了するまで画像オブジェクトの生成を行う。ページ内のオブジェクトの生成が終了した場合(14001でYES)、画像オブジェクトをオーバレイデータとなるビットマップ画像に展開して(14004)、外部メモリに画像を保存し(14005)、必要な情報を登録データ管理部に登録して(14006)画像をメモリに保存しておくことになる。
【0068】
そして、14007において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし、終了した場合には(14007でYES)、印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(14007でNO)、14001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。
【0069】
ここで、登録データ管理部には、図15のような情報が登録されることになる。登録データ1,2は実施の形態1と同様であるが、登録データ3には、データの種類(1列目)として、オーバレイデータが登録されていることを示し、登録したデータのユーザ名(2列目)がユーザAであることを示している。3列目はセキュアデータではないので、パスワードがないことを示しており、4列目は格納されたデータに付けられたファイル名がFile3であること、又、最後の列は、それぞれのユーザAの持つ通信端末装置1100を識別するためのIDがID1であることを示している。自分のユーザ名及び通信端末ID(例えば通信端末の電話番号等)は、ホストコンピュータに予め個人情報として設定されていて、オーバレイデータを登録する際に、ユーザ情報データとして送られてくる。
【0070】
次に、登録されたオーバレイデータを利用してのオーバレイ印字について説明する。図16にオーバレイデータ印字における処理過程を示す。
【0071】
先ず、ユーザがホストコンピュータよりオーバレイデータの利用が指定されたデータの印字が開始されると、先ず、オーバレイデータと共に印字する通常データの処理を行い、ホストコンピュータより受信したデータを元に、図形や文字、イメージデータ等の各種データに対応して、オーバレイデータ用の中間オブジェクトとなる画像オブジェクトの生成を行う。ページ内のオブジェクトの生成が終了したかどうかをチェックし(16001)、終了していなければ(16001でNO)、先ず解像度や階調、カラー/モノクロの設定等、ページに設定されている各種情報の設定を行い(16002)、画像オブジェクトの生成を行い(16003)、ページ内の画像オブジェクトの生成が終了するまで画像オブジェクトの生成を行う。
【0072】
ページ内のオブジェクトの生成が終了した場合(16001でYES)、登録データ/情報管理部1060から利用するよう指定されているオーバレイデータを検索し(16004)、対応するオーバレイのデータを外部メモリより読み出す(16005)。次に、16003で生成した通常データのオブジェクトをビットマップ画像に展開して(16006)、16005で読み出したオーバレイのビットマップ画像と合成する(16007)。続いて、エンジンに各種ページ情報を設定して(16008)、エンジンに画像転送(16009)することにより、オーバレイデータを利用した印字が行われる。
【0073】
そして、16010において全てのページの処理が終了したかどうかをチェックし、終了した場合には(16010でYES)、オーバレイデータ印字を終了する。全てのページの処理が終了していない場合には(16010でNO)、16001からの処理を全てのページの処理が終了するまで繰り返すことになる。例えば、図17の上段の画像をオーバレイデータとして登録して、中段左右の2ページの通常データに上記オーバレイデータ印字を行った場合には、上段のデータと合成され、図中、下段左右の2ページが結果として印字されることになる。
【0074】
上記のように、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することによってオーバレイデータの管理を行うことにより、ユーザが不在になる等による無駄なオーバレイデータを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
【0075】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することによって、オーバレイデータの管理を行うことにより、一定距離内に一定時間いる間は、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぐことができ、再度データを送るというような手間を防ぐことが可能となる。
【0076】
実施の形態3においては、或る合成のためのデータをオーバレイ登録データとして登録する例をしめしたが、通常のデータがない場合には、登録データのみの印字を行うことになるため、一時的に、印刷装置に登録を行い、それを何度も利用して印刷を行うようなストアデータにおいても同様に実現することが可能であることは明白である。
【0077】
又、印刷装置に登録しておくデータであれば、同様の制御により、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することによって、登録データの管理を行うことにより、同様の効果を得ることが可能であることは明白である。
【0078】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、無駄な登録データを削除することによって印刷装置の記憶領域を有効に利用することを可能ならしめた。
【0079】
又、ユーザの状態を通信端末装置によって把握することにより、ユーザの知らないうちに、自分の登録していたデータが消えてしまうという状態を防ぎ、再度データを送るというような手間を防ぐことを可能ならしめた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷システムのシステム構成を説明する図である。
【図2】本発明を適用したレーザビームプリンタのシステム構成を説明する図である。
【図3】本発明を適用したレーザビームプリンタのエンジン部を説明する図である。
【図4】本発明を適用したレーザビームプリンタの通信装置部のシステム構成を説明する図である。
【図5】本発明を適用した通信端末装置のシステム構成を示す図である。
【図6】本発明を適用した印刷システムのセキュア印刷を実行する際の処理過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明を適用した登録データ/ユーザ情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図8】本発明を適用したセキュア印刷の処理過程を示すフローチャートである。
【図9】本発明を適用した登録データ消去監視の処理過程を示すフローチャートである。
【図10】本発明を適用した登録データ消去監視の処理過程を示すフローチャートである。
【図11】本発明を適用した通信端末情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図12】本発明を適用した印刷システムのシステム構成を説明する図である。
【図13】本発明を適用した通信端末情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図14】本発明を適用したオーバレイデータ登録の処理過程を示すフローチャートである。
【図15】本発明を適用した登録データ/ユーザ情報の管理テーブルの一例を示す図である。
【図16】本発明を適用したオーバレイデータ印字の処理過程を示すフローチャートである。
【図17】本発明を適用したオーバレイデータ印字を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1001 ホストコンピュータA
1002 ホストコンピュータB
1003 ネットワーク
1030 レーザビームプリンタ
1031 プリンタコントローラ
1032 入出力I/F部
1033 入出力バッファ
1034 CPU
1035 プログラムROM
1036 RAM
1037 画像情報生成部
1038 ビットマップ画像展開/転送部
1039 印刷装置エンジン部
1040 エンジンI/F部
1041 操作パネル部
1042 パネルI/F部
1043 外部メモリ部
1044 メモリI/F部
1045 システムバス
1046 エンジン制御部
1060 登録データ/情報管理部
1061 ユーザ情報管理部
1062 登録データ消去監視部
2001 筐体
2002 操作パネル
2003 制御ボード収納部
2004 ドラムユニット
2005 感光ドラム
2006 レーザドライバ
2007 回転多面鏡
2008 反射ミラー
2009 ビームディテクタ
2010 カセット
2011 反転給紙ユニット
2012 給紙クラッチ
2013 給紙ローラ
2014 レジストシャッタ
2015 給紙ローラ
2016 搬送ローラ
2017 定着器
2019 給紙トレイ
2020 現像器
2021 前露光ランプ
2022 レーザスキャナ部
2023 一次帯電器
2024 クリーナ
2025 転写帯電器
2027 印刷用紙
2028 レジストシャッタ
2029 給紙ローラ
2030 フラッパ
2031 フラッパ
2032 搬送ローラ
2033 搬送ローラ
2034 搬送ローラ
2035 搬送ローラ
2036 搬送ローラ
2037 フラッパ
2038 給紙ローラ
2040 外部メモリユニット
2050 用紙有無検知センサー
2051 用紙有無検知センサー
2060 オプション給紙装置1
2061 給紙ローラ
2062 カセット給紙クラッチ
2063 カセット
2064 印刷用紙
2065 給紙装置制御ユニット
2071 給紙ローラ
2072 カセット給紙クラッチ
2073 カセット
2074 印刷用紙
2075 給紙装置制御ユニット
4001 アンテナ
4002 送受信部
4003 CPU
4004 プログラムROM
4005 RAM
4007 距離解析処理部
4008 通信端末状態管理部
5001 アンテナ
5002 送受信部
5003 CPU
5004 プログラムROM
5005 RAM
5007 マイク
5008 スピーカ
5009 操作部
5010 表示部
Claims (7)
- ユーザが印刷装置に登録する登録データを記憶する登録データ記憶手段と、前記登録データを管理する登録データ管理手段と、前記登録データを印字する印字手段を持ち、ユーザの登録データとユーザの利用する通信端末装置の関係を管理するユーザ情報管理手段と、ユーザの通信端末装置の状態によってユーザの登録データを消去する登録データ消去手段を持つことを特徴とする印刷システム。
- 前記ユーザの通信端末装置の状態は、印刷装置とユーザの通信端末装置との距離を測る距離測定手段によって測定された距離が一定距離以上離れた状態であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記ユーザの通信端末装置の状態は、印刷装置とユーザの通信端末装置との距離を測る距離測定手段によって測定された距離が一定距離以上、一定時間以上の間離れた状態であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記ユーザの通信端末装置の状態は、ユーザの通信端末装置が一定時間以上印刷装置と送受信ができない状態であることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記登録データは、セキュアデータであることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記登録データは、オーバレイデータであることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記登録データは、記憶装置に保存しておくストアデータであることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
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2003
- 2003-01-27 JP JP2003017722A patent/JP2004227503A/ja active Pending
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