JP2004226430A - Optical device and optical apparatus using same optical device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバと投光用部品、受光用部品を光学的に接続するために利用される光学素子および当該光学素子を用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【非特許文献1】疋田誠、NTT光エレクトロニクス研究所、「最近のポリマー光導波路デバイスの研究動向」1998年電子情報通信学会総合大会、電子通信学会発行、第361頁
【0003】
図1は、上記非特許文献1に示されているインターコネクション構造の光トランシーバ1の斜視図、図2はこの光トランシーバ1の光ファイバ結合側の端面を示す拡大正面図である。この光トランシーバ1は、光導波路2、投光用部品3および受光用部品4によって構成されている。光導波路2は、透明フィルムによって構成されたクラッド部5の内部に、クラッド部5よりも高屈折率の透明樹脂からなるコア6a、6bをそれぞれ複数本埋め込んだものである。クラッド部5の一方端面は垂直面(光ファイバ接続側端面7)となっており、他方端面は45度の角度に傾斜した傾斜面8となっている。各コア6a、6bの一方端面は、クラッド部5の光ファイバ接続側端面7で露出しており、各コア6a、6bの他方端面はクラッド部の傾斜面8で露出している。
【0004】
また、傾斜面8の下方には、複数個の投光素子を配列させた投光用部品3と、複数個の受光素子を配列させた受光用部品4とが配置されている。投光用部品3は一組のコア6aと対をなすように配置されており、投光用部品3を構成する各投光素子は各コア6aの端面の垂直下方に位置している。同様に、受光用部品4は別な一組のコア6bと対をなすように配置されており、受光用部品4を構成する各受光素子は各コア6bの端面の垂直下方に位置している。図示しないが、光ファイバ接続側端面7においては、各コア6a、6bの端面には光ファイバが接続される。
【0005】
図3(a)(b)は上記光トランシーバ1において光信号が伝搬する様子を説明する概略断面図である。図3(a)は投光用部品3と光導波路2との結合する様子を説明する図であって、投光用部品3から真上に向けて出射された光はクラッド部5の下面を透過してコア6a内に進入し、コア6aの端面(傾斜面)で全反射することによってコア6の光軸方向に進行方向を曲げる。こうしてコア6内を伝搬した光は、コア6の他端に対向している光ファイバに結合する。
【0006】
光ファイバから出射され、受光用部品4と対をなしているコア6bの端面からコア6b内に入った光は、図3(b)に示すようにコア6b内を伝搬し、コア6bの他端(傾斜面)で全反射することによって下方へ進行方向を曲げ、クラッド部5の下面から出射して受光用部品4で受光される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構造の光トランシーバ1においては、投光用部品3から出射した光と受光用部品4へ入射する光を一つの平面(傾斜面8)で反射させているので、傾斜面8側におけるコア6aの端部とコア6bの端部の間の間隔は、投光用部品3と受光用部品4の間の間隔と等しくなる。一方、投光側と受光側との間におけるクロストークを防止するためには、投光用部品3や受光用部品4の間に所定の間隔が必要とされる。よって、傾斜面8側におけるコア6aとコア6bの端部間にも投光用部品3及び受光用部品4と同じだけの広い間隔が必要とされる。これに対し、送信用の光ファイバと受信用の光ファイバはファイバアレイやコネクタとして束ねられていることが多いので、光ファイバどうしの間隔は狭く、それに伴って光ファイバ接続側端面7側におけるコア6aとコア6bの端部間は間隔が狭くなっている。
【0008】
そのため、従来の光トランシーバ1では、光ファイバ接続側端面7付近でコア6aの端部とコア6bの端部を平行に揃えると共にそのコア間隔を狭くし、傾斜面8の付近でコア6aの端部とコア6bの端部を平行に揃えると共にコア間隔を広くし、このように間隔の異なるコア6a、6bの端部どうしを結ぶため、コア6a、6bの途中にS字状に湾曲した部分を形成している。
【0009】
しかしながら、このようにコア6a、6bの中間部分にS字状に湾曲した部分を形成するためには、コア6a、6bを2箇所(コア間隔を広げる部分とコアどうしを平行に戻す部分)で弧状に湾曲させなければならず、しかも、コア6a、6bとクラッド部5との間の屈折率の差は比較的小さいため、光ファイバを大きな曲率で曲げると光がコア6a、6bから漏れて損失が大きくなる。そのため、曲げ部分を大きな曲率で曲げることができず、コア6a、6bの途中に2箇所で緩やかにS字状に湾曲した部分を形成しなければならないので、光トランシーバ1が長くなり、コア長さ方向の寸法を短くすることが困難であった。
【0010】
【発明の開示】
本発明は、上記従来例の解決課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、第1及び第2の偏向面と光ファイバ側との間で光の光路を2度以上曲げる必要をなくし、光ファイバから入射する光又は光ファイバへ出射する光の光軸方向における寸法の短い光学素子と当該光学素子を用いた光送受信用モジュールやコネクタ等の光学装置を提供することにある。
【0011】
本発明にかかる光学素子は、光ファイバから入射した光を受光用部品の配置される方向へ導き、投光用部品の配置される方向から入射した光を光ファイバの方向へ導くための光学素子であって、光ファイバから入射する光の光軸と光ファイバへ導かれる光の光軸は、透光性材料からなる素子本体の一方において、互いに平行となるように設定され、前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸は、前記素子本体の他方において、前記光ファイバに入出射する光の光軸に対して垂直な平面内にほぼ位置するように設定され、光ファイバから入射して受光用部品へ導かれる光を反射させてその光路をほぼ90°曲げるための第1の偏向面と、投光用部品の方向から入射して光ファイバへ導かれる光を反射させてその光路をほぼ90°曲げるための第2の偏向面とが前記素子本体の外面に形成され、前記第1の偏向面と前記第2の偏向面は、少なくとも一方が実質的に湾曲した面、又は、同一平面上にない2平面によって構成されていることを特徴としている。ここで、投光用部品とは、1個又は複数個の発光素子などであるが、これに限るものではない。受光用部品とは、1個又は複数個の受光素子などであるが、これに限るものではない。第1及び第2の偏向面は、入射した光を全反射させるものでもよく、ミラーによって反射させるものでもよい。また、実質的に湾曲した面とは、多面体によって全体として湾曲した形状になっている場合も含むものである。
【0012】
本発明の光学素子によれば、素子本体の外面に形成された第1の偏向面により、光ファイバから入射して受光用部品へ導かれる光を反射させてその光路を曲げると共に、前記素子本体の外面に形成された第2の偏向面により、投光用部品の方向から入射して光ファイバへ導かれる光を反射させてその光路を曲げるようにした光学素子において、第1の偏向面と第2の偏向面のうち少なくとも一方を曲面とするか、あるいは、同一平面上にない2平面によって構成しているので、第1及び第2の偏向面によって光をほぼ90度の大きな角度で曲げることができると共に第1の偏向面と第2の偏向面により光を曲げる方向もそれぞれ互いに単独で設計することができる。よって、第1の偏向面と第2の偏向面によって光路を短い距離で大きな角度曲げることが可能になり、かつ、光の曲げ方向の自由度も高くなり、第1及び第2の偏向面と素子本体の光ファイバ側端面との間において光を1度曲げるだけ、あるいは全く曲げないで構成することができる。この結果、光学素子の長さを短くすることができる。なお、第1又は第2の偏向面を曲面とすれば、その偏向面に光の集光作用を持たせることができ、光の利用効率を向上させることができる。
【0013】
本発明の実施態様による光学素子においては、前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸は、前記素子本体の他方において、互いに平行となるように設定され、前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸との間隔を、光ファイバから入射する光の光軸と光ファイバへ導かれる光の光軸との間隔よりも広くするための導光用コアを前記素子本体内に埋め込んでいる。このような実施態様によれば、コアを1箇所で湾曲又は屈曲させてコア間の間隔を広げるだけで投受光用部品側において光軸間の間隔を広くすることができ、しかも、第1及び第2の偏向面で光を反射させることにより光をほぼ90度の角度で大きく曲げて投受光用部品側の光軸を平行に揃えることができる。よって、コアを1箇所で湾曲又は屈曲させるだけで、両側で光軸が平行となった光学素子を実現することができ、光学素子の長さを短くすることができる。
【0014】
素子本体内にコアを埋め込まれた上記実施態様においては、前記コアの一部を素子本体の外面に露出させ、当該コアの露出部分によって前記第1又は第2の偏向面を形成してもよい。このように構成すれば、第1及び第2の偏向面の近傍においても光の閉じ込め効果を高くすることができる。
【0015】
素子本体内にコアを埋め込まれた上記実施態様においては、前記コアを分岐した形状とし、光を出射する前記光ファイバと光を入射される前記光ファイバを同一の光ファイバとし、コアの非分岐側端面を光ファイバに結合させ、コアの分岐側端面を第1及び第2の偏向面に対向させてもよい。このような構成によれば、送信用と受信用を1本の光ファイバで構成することができる。
【0016】
また、本発明の別な実施態様による光学素子によれば、前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸は、前記素子本体の他方において、互いに平行となるように設定され、前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸との間隔を、光ファイバから入射する光の光軸と光ファイバへ導かれる光の光軸との間隔よりも広くするための光反射面を前記素子本体の外面に設けている。
【0017】
このような実施態様によれば、素子本体の外面に露出している光反射面によって短い距離で入射側の光路と出射側の光路との間隔を大きく広げることができ、さらに第1及び第2の偏向面によって短い距離で光路を大きく曲げて平行に揃えることができるので、第1及び第2の偏向面と素子本体の光ファイバ側端面との間において素子本体内にコアが必要なくなるか、あるいは、コアを用いる場合でもコアを曲げる必要がなくなり、光学素子の長さを短くすることができる。この実施態様において、前記光反射面を実質的に湾曲した面によって形成すれば、光反射面に集光作用を持たせることができ、光の利用効率を向上させることができる。
【0018】
また、本発明のさらに別な実施態様によれば、前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸は、前記素子本体の他方における前記光ファイバに入出射する光の光軸にほぼ垂直な面内で、投光用部品及び受光用部品が配置される側で広がるように設定され、前記第1の偏向面は、その偏向面に入射した光を第2の偏向面に入射する光と非平行となる方向へ向けて反射させるように形成され、前記第2の偏向面は、その偏向面に入射した光を第1の偏向面に入射する光と平行となる方向に向けて反射させるように形成されていることを特徴としている。
【0019】
このような実施態様によれば、第1及び第2の偏向面で光を反射させることにより、光をほぼ90度の大きな角度で曲げることができると共に投受光用部品側で光軸どうしを非平行として光路間の間隔を広げることができる。よって、このような実施態様では、素子本体内で光を直進させてもよいので、第1及び第2の偏向面と素子本体の光ファイバ側端面との間において素子本体内にコアを設けることなく光を直進させるか、あるいは、コアを用いる場合でもコアを曲げる必要がなくなり、光学素子の長さを短くすることができる。
【0020】
また、本発明のさらに別な実施態様によれば、前記素子本体は、前記投光用部品又は前記受光用部品のうち少なくとも一方を納めるための引っ込み部を有している。素子本体に投光用部品又は受光用部品を納めるための引っ込み部を設けておけば、光学素子が投光用部品又は受光用部品と重なる場合でも、投光用部品、受光用部品を引っ込み部に納めることにより、投光用部品、受光用部品及び光学素子を同じ面上に実装することが可能になり、実装性ないし組立性がより良好になる
【0021】
また、本発明のさらに別な実施態様によれば、前記素子本体に設けた窪み又は孔の内面に前記偏向面を形成している。このような実施態様は、特に偏向面を複数個設ける場合で、素子本体の表面にすべての偏向面を設けることができないときに有効である。
【0022】
本発明にかかる光送受信用モジュールは、本発明にかかる光学素子と、前記光学素子の他方において前記第1の偏向面に結合させるように設けられた受光用部品と、前記光学素子の他方において前記第2の偏向面に結合させるように設けられた投光用部品とを備えたものである。
【0023】
本発明にかかるコネクタは、本発明にかかる光送受信モジュールと、プラグの光ファイバが前記光送受信モジュールと接続される位置でプラグを保持するレセプタとを備えたものである。
【0024】
本発明にかかるインターコネクションは、本発明にかかる光学素子と、光学素子の他方において配列された複数個の受光素子からなる受光用部品と、光学素子の他方において配列された複数個の投光素子からなる投光用部品と、光学素子の一方において配列された、前記受光素子と結合させるための複数本の光ファイバと、光学素子の一方において配列された、前記投光素子と結合させるための複数本の光ファイバとを備えたものである。
【0025】
本発明の光学素子の長さが短くなる結果、これらの送受信用モジュール、コネクタ、インターコネクションを小型化することが可能になる。
【0026】
なお、この発明の以上説明した構成要素は、可能な限り組み合わせることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図4は、本発明の一実施形態による光学素子20の概略斜視図である。本発明の光学素子20は、透光性を有する樹脂材料やガラス等からなる素子本体をベースとして形成されている。光学素子20は、透明樹脂やガラスなどの透明材料でなる下クラッド21と、透明材料でなる上クラッド26と、下クラッド21の表面に設けられた溝22、23内に形成されたコア24及び25と、透明材料でなる光路変換部27とから構成されている。この実施形態では、下クラッド21、上クラッド26及び光路変換部27によって素子本体が構成されており、コア24、25は素子本体よりも屈折率の高い透明樹脂やガラスなどの透明材料からなる。また、光路変換部27は下クラッド21と一体に成形されており、両端に略1/8球面状若しくは略1/8非球面状の偏向面28a、28bを備えている。光路変換部27の下面には、集光レンズ29a、29bが設けられている。
【0028】
コア24、25は、下クラッド21の背面側の端面から正面に向かって互いに平行に伸び、1箇所の曲げ部36a、36bで屈曲又は湾曲して次第に離間するように伸びている。そのため、両コア24、25の間隔は下クラッド21の背面側の端面付近よりも、下クラッド21の正面側の端面付近のほうで広くなっている。
【0029】
図5は、光学素子20を用いた光トランシーバ120の概略斜視図である。また、図6(a)(b)は、光トランシーバ120の平面図及び正面図である。この光トランシーバ120は、発光ダイオード等の投光素子(投光用部品)31とフォトダイオード等の受光素子(受光用部品)32と光学素子20とからなる。投光素子31及び受光素子32は、それぞれ発光面及び受光面を上にして回路基板(図示せず)などに実装され、光学素子20も投光素子31及び受光素子32と共に回路基板などの上に固定される。投光素子31と受光素子32は光路変換部27の下方に配置され、集光レンズ29aの光軸と投光素子31の中心とが一致し、集光レンズ29bの光軸と受光素子32の受光面の中心とが一致するように配置されている。また、このように配置された投光素子31と受光素子32はクロストークが発生しない程度に離れている。コア24の光出射端には光ファイバ34を光学的に接続し、コア25の光入射端には光ファイバ35を光学的に接続している。
【0030】
しかして、投光素子31から垂直上方に出射された光は、集光レンズ29aに入射して光路変換部27の偏向面28aのごく小さな一領域に向けて集光させられ、偏向面28aで全反射してコア24の光入射端に結合させられる。光はコア24内を伝搬し、コア24を出射した光は、光ファイバ34のコアに結合する。
【0031】
また、光ファイバ35からコア25に入射した光は、コア25内を伝搬して光出射端から出射される。コア25の光出射端から出射された光は光路変換部27の偏向面28bで全反射させられて集光レンズ29に入射し、集光レンズ29aによって受光素子32に結合させられる。
【0032】
ここでは、偏向面28a、28bは空気との界面で光を全反射させるようにしているので、コア24、25と下クラッド21との界面よりも大きな角度で(つまり、ほぼ90°の角度で)光を曲げることができる。ただし、偏向面28a、28bの表面に、アルミニウムなど反射率の高い金属材料を蒸着させることによってミラーを形成し、そのミラー面で光を反射させるようにしていても差し支えない。また、偏向面28a、28bの内面は凹面鏡状に湾曲しているので、偏向面28a、28bで光を反射させると共に反射した光を集光させることができ、投光素子31及び受光素子32と光ファイバ34、35との光結合効率を向上させることができる。なお、偏向面28a、28bで集光させる必要がない場合には、偏向面28aは、互いに同一平面上にない平面によって形成してもよい。
【0033】
この光トランシーバ120は、双方向で通信を行う機器、たとえばパーソナルコンピュータやサーバ、これらと接続されるHUBやルータ、プリンタ、スキャナ、ターミナルアダプタなどのオフィス機器や、テレビ、ビデオ、DVD、プロジェクタなどのAV機器の内部で使用される。
【0034】
光ファイバ34、35は通常光ファイバアレイなどとして微小な間隔で並べられている。一方、投光素子31と受光素子32はクロストークを防止する必要があるので、投光素子31と受光素子32の光軸間距離(中心間距離)は光ファイバ34間の距離に比べて大きい。そのため、この実施形態にあっては、コア24、25を曲げることによって投光素子31及び受光素子32側で光軸間距離が広がるようにしている。しかし、コア24、25によって広げた光軸間は、コア24、25によって戻すことはなく、偏向面28a、28bによって光軸を曲げる際に平行に戻すようにしているので、短い距離で光軸を平行に戻すことができる。よって、コア24、25の曲げ部36a、36bがそれぞれ1箇所で済み、光学素子の奥行き方向の長さを短くすることができる。
【0035】
さらに、この光学素子20にあっては、偏向面28a、28bによって投光素子31側の光軸と受光素子32側の光軸を水平方向から光学素子20の裏面側へ向けて垂直に折り曲げているので、投光素子31や受光素子32を光学素子20の配置される面(例えば、回路基板等)に実装することができ、投光素子31や受光素子32の実装が容易になり、光トランシーバ120の組立てが容易になる。しかも、偏向面28a、28bが光軸を下方へ折り曲げる機能と光軸を平行に戻す機能とを兼ねているので、光学素子20の奥行きを短くしてより小型化することができる。
【0036】
光学素子20の側面で光学素子20と投光素子31や受光素子32を接続する場合、高さ調整を行わなければならないが、本発明のように光軸を垂直方向に向けて投光素子31と受光素子32を回路基板等の上に配設すれば、煩雑な高さ調整を行う必要がない。また、投光素子31と受光素子32を基板に直接かつ確実に固定できるので、光トランシーバ120の使用中に投光素子31や受光素子が外れたりずれたりしにくく、光学素子20と投光素子や受光素子の間での位置ずれ(光軸のずれ)が原因で生じる光トランシーバ120の故障を抑制することができる。
【0037】
また、この光学素子20は、下クラッド21と光路変換部27を樹脂成形品として一体成形することができるので、形状の自由度が高くなり、偏向面28a、28bを自由な曲面に形成することができる。また、下クラッド21の上面に成形した溝22、23内にコア24、25を設けることにより、コア24、25と偏向面28a、28bのアライメントも不要になる。
【0038】
(第2の実施形態)
図7、図8は、本発明の別な実施形態による光学素子30の概略斜視図および概略分解斜視図である。本発明の光学素子30は、樹脂やガラスなど透光性物質の成形品である導波路43と、導波路43の下クラッド21表面に設けられている溝22、23の内部に形成されたコア24、25と、コア24、25を上方から覆う上クラッド26とで構成されている。コア24、25は、導波路43の下クラッド21よりも屈折率の高い樹脂やガラスなどの透明物質で成形されている。また、上クラッド26は導波路43の下クラッド21と同じ物質であっても良く、下クラッド21とは異なる物質であっても良いが、上クラッド26は、コア24、25よりも屈折率が小さな透明物質で成形されている。
【0039】
導波路43は、図8の一点鎖線によって仮想的に分割して考えることができる。すなわち、導波路43は、表面に溝22、23が形成されている下クラッド21と、2つの光路変換部37a、37bとで構成されている。光路変換部37aには、光の反射により光軸をほぼ90度曲げて投受光素子側で光路の間隔を広げるための光反射面38a、光の反射により光軸をほぼ90度曲げて投受光素子側で光軸を平行に揃えるための偏向面39a、及び投光素子実装部(引っ込み部)41が形成されている。光路変換部37bには、光の反射により光軸をほぼ90度曲げて投受光素子側で光路の間隔を広げるための光反射面38b、光の反射により光軸をほぼ90度曲げて投受光素子側で光軸を平行に揃えるための偏向面39b、及び受光素子実装部(引っ込み部)42が形成されている。なお、導波路43は、下クラッド21と光路変換部37aと光路変換部37bを一体成形したものであってもよいし、それぞれを別々に製造しておいて接着一体化したものであっても良い。また、光路変換部37a、37bが一体になったものと下クラッド21とを別々に製造して接着一体化させたものであってもよい。光反射面38a、38bと偏向面39a、39bの表面は、アルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着させたミラーにしてもよい。
【0040】
図9は、本発明の光学素子30を用いた光トランシーバ130の概略斜視図である。また、図10(a)(b)は、図9の光トランシーバ130の平面図および正面図である。この光トランシーバ130は、回路基板上に光学素子30と投光素子31、受光素子32を実装して、光学素子30のコア24の端面に光ファイバ34を光学的に接続し、コア25の端面に光ファイバ35を光学的に接続したものである。投光素子31は、投光素子実装部41内に納められ、受光素子32は受光素子実装部42内に納められる。
【0041】
この光トランシーバ130は、双方向で通信を行う機器、たとえばパーソナルコンピュータやサーバ、これらと接続されるHUBやルータ、プリンタ、スキャナ、ターミナルアダプタなどのオフィス機器や、テレビ、ビデオ、DVD、プロジェクタなどのAV機器の内部で使用される。
【0042】
図9、図10において、光学素子30の内部での光の伝搬の様子は太実線の矢印で示している。投光素子31から上方へ出射された光(信号)は、光路変換部37aに入射して、偏向面39aで全反射されて水平方向へ光路を約90°変換されて、次に光反射面38aで全反射されて水平面内で光路を約90°変換させられて、コア24に入射して内部を伝搬し、外部の装置やネットワークに接続された光ファイバ34に入射する。
【0043】
また、外部の装置やネットワークに繋がった光ファイバ35の内部を伝搬してきた光(信号)は、コア25に入射して、コア25内を伝搬し、光路変換部37bに入射する。光路変換部37bに入射した光は、先ず光反射面38bで反射して水平面内で光路を約90°変換させられ、次に偏向面39bで反射して光路を下向きに約90°変換させられて、その下方に設けられた受光素子32に入射させられる。
【0044】
このような光トランシーバ130では、クロストーク防止のためには投光素子31と受光素子32を一定距離だけ離して配置しなければならないが、本発明の光学素子30は光反射面38a、38bと偏向面39a、39bで光路を大きく変化させることができるため、光ファイバ34、35のコア間の間隔が投光素子31と受光素子32の間隔に比べて狭い光ファイバ34、35を並べて固定一体化した光フェルールや光ファイバアレイを用いることができる。
【0045】
また、本発明の光学素子30の幅は回路基板上に配置した投光素子31と受光素子32の間の距離によって決まるが、本発明の光学素子30は光反射面38a、38bと偏向面39a、39bで光路を大きく曲げることができ、コア24、25を曲げる必要がないため光学素子30の奥行きを短くすることができる。したがって小型の光トランシーバ130を得ることができる。
【0046】
また、本発明の光トランシーバ130を用いれば投光素子31や受光素子32を回路基板に直接実装できるので、光学素子30と投光素子31と受光素子32で高さ方向のアライメントが必要なく、製造工程を簡略化することができる。また、投光素子31や受光素子32を回路基板に直接実装すれば、投光素子31や受光素子32への電気的配線を簡略化できる。回路基板上に実装された投光素子31や受光素子32は上方から光学素子30で覆われるので、投光素子31の光出射面や受光素子32の受光面にほこりなどが付着したり傷がつく恐れが無く、故障も起こりにくい。
【0047】
なお、この実施形態でも、光反射面38a、38bや偏向面39a、39bは、対角方向に傾斜した平面となっていてもよい。
【0048】
(第3の実施形態)
図11は、本発明のさらに別な実施形態による光学素子40を用いた光トランシーバ140の概略斜視図である。また、図12は、光トランシーバ140の右側面図である。本実施形態の光学素子40は、表面にV溝44、45が形成された下クラッド21と、投光素子実装部41、偏向面39a及び光反射面38aが形成された光路変換部37aと、受光素子実装部42、偏向面39b及び光反射面38bが形成された光路変換部37bとで構成されている。光反射面38a、38b及び偏向面39a、39bは、アルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着させてミラーにしてもよい。
【0049】
下クラッド21のV溝44、45に光ファイバ34、35を乗せて、光ファイバ34、35の端面をそれぞれ光路変換部37aと光路変換部37bに押し当てれば、光ファイバ34、35をV溝44、45で位置決めして光ファイバ34、35と光路変換部37a、37bとを光学的に接続することができる。なお、V溝44、45に乗せた光ファイバ34、35は、その上方から接着剤を滴下して硬化させるなどして、光学素子40に固定するとよい。
【0050】
投光素子31から出射された光(信号)は、光路変換部37aに入射して、偏向面39aで光路を約90°変換され、次に光反射面38aでも光路を約90°変換させられて、外部の装置やネットワークに接続された光ファイバ34に入射する。
【0051】
また、外部の装置やネットワークから光ファイバ35内を伝搬してきた光(信号)は、光路変換部37bに入射して、先ず光反射面38bで反射されて光路を約90°変換させられ、次に偏向面39bで反射させられて光路を約90°変換させられ、下方に設けられた受光素子32に入射させられる。
【0052】
本実施形態の光学素子40のように、光ファイバ34、35を乗せるだけで自動的に位置合わせして光学素子40と光ファイバ34、35とを光学的に接続することができるV溝44、45を形成しておけば、1本ずつばらばらになった光ファイバ34、35を用いたときにも、その取り付けを簡単に行うことができる。
【0053】
(第4の実施形態)
図13は、本発明のさらに別な実施形態による光学素子46の概略斜視図、図14(a)(b)はその光学素子46を用いた光トランシーバ146の平面図及び正面図である。この実施形態においては、導波路43の光ファイバ接続側端面から投光素子実装部41又は受光素子実装部42にかけて導波路43の内部に屈曲したコア24、25を埋め込んでいる。このコア24、25は、それぞれ光反射面38a、38bと偏向面39a、39bの位置で水平方向と垂直方向でほぼ90度屈曲しており、コア24、25のコーナー部はそれぞれ光反射面38a、38bと偏向面39a、39bで露出していて光反射面38a、38bと偏向面39a、39bの一部を構成している。
【0054】
しかして、図14(a)(b)に示すように、投光素子31から上方へ出射された光は、光路変換部37aでコア24の端面に入射し、コア24内を上方へ伝搬し、コア24のコーナー部(偏向面39a)で全反射されて水平方向へ光路を約90°変換され、次にコア24のコーナー部(光反射面38a)で全反射されて水平面内で光路を約90°変換させられ、コア24内部を伝搬して光ファイバ34に入射する。
【0055】
また、光ファイバ35の内部を伝搬してきた光は、コア25に入射してコア25内を伝搬する。コア25内を伝搬した光は光路変換部37bに入ると、コア25のコーナー部(光反射面38b)で反射して水平面内で光路を約90°変換させられ、次にコア25のコーナー部(偏向面39b)で反射して光路を下向きに約90°変換させられ、コア25の下面から出射して受光素子32に受光される。
【0056】
このような光トランシーバ146では、光をコア24、25内に閉じ込めながら伝搬させることができるので、光の漏れを少なくして投光素子31及び受光素子32と光ファイバ34、35との間の光の結合効率を高めることができる。
【0057】
なお、この実施形態で説明したような端から端まで連続したコアは、このような構造以外の光学素子でも用いることができる。特に、図21の実施形態でも用いることができる。
【0058】
(第5の実施形態)
図15は、本発明のさらに別な実施形態による光学素子50の概略斜視図である。本実施形態の光学素子50は、導波路53と、導波路53の表面の溝22、23の内部に形成されたコア24、25と、コア24、25の上面を覆う上クラッド26とで構成されている。
【0059】
導波路53は、表面に溝22、23が形成されている下クラッド21と、球面又は非球面の偏向面48a及び投光素子実装面51が形成された光路変換部47aと、偏向面48b及び受光素子実装面52が形成された光路変換部47bとで構成されている。偏向面48a、48bは、光路変換部47a、47bの内部に中心又は焦点を有する球面等の一部である。偏向面48a、48bの表面はアルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着させてミラーにしてもよい。
【0060】
図16は、光学素子50を用いた光トランシーバ150の概略斜視図であって、太実線で示されている矢印は光学素子50の内部での光の伝搬の様子を示している。この光トランシーバ150は、回路基板上に実装された光学素子50のコア24及びコア25の端面に光ファイバ34、35を光学的に接続し、投光素子実装面51と受光素子実装面52に投光素子31と受光素子32を配設したものである。
【0061】
投光素子31から出射された光は、投光素子実装面51から斜めに光路変換部47aに入射して偏向面48aで全反射させられて(傾いた面内でほぼ90°光路を曲げられる。)コア24に入射し、コア24の内部を伝搬して、外部の装置やネットワークに接続された光ファイバ34に入射する。
【0062】
また、外部の装置やネットワークに接続されている光ファイバ35からコア25に入射した光は、コア25内を伝搬して光路変換部47bに入射し、偏向面48bで斜め方向へ全反射されて(傾いた面内でほぼ90°光路を曲げられる。)受光素子32に入射する。
【0063】
本実施形態の光学素子50は、一組の偏向面48a、48bが投受光素子側で光軸間を広げる働きと投受光素子側で光軸を下方へほぼ90度曲げる働きを兼ねており、しかも、反射によって光を大きな角度で曲げることができるので、コア24及び25を屈曲させる必要が無く、光学素子20の奥行きを短くすることができ、小型の光トランシーバ140を得ることができる。
【0064】
また、本実施形態の光学素子50は、投光素子31の光出射面や受光素子32の受光面が投光素子実装面51や受光素子実装面52で塞がれるため、投光素子31の光出射面や受光素子32の受光面にほこりが付着したり傷がつく恐れがない。
【0065】
回路基板の表面には、投光素子31や受光素子32を乗せて回路基板と電気的に接続するための斜面を形成しておくとよく、投光素子31や受光素子32をこの斜面に固定して光学素子50には直接接着しなくともよい。また、回路基板上の所定の位置に投光素子31や受光素子32を配設できるだけのスペースを設けるようにすれば、必ずしも図15に示すような平面の投光素子実装面51と受光素子実装面52は設けなくともよい。あるいは、フィルム基板に投光素子31と受光素子32を実装しても良い。
【0066】
なお、この実施形態においても、偏向面48a、48bに集光機能を持たせる必要がない場合には、偏向面48a、48bをそれぞれ平面によって形成してもよい。また、コア24、25を用いることなく、光ファイバ35から偏向面48bへ直接光を出射させ、また、偏向面48aで反射した光を直接光ファイバ34へ入射させるようにしてもよい。
【0067】
(第6の実施形態)
図17は、本発明のさらに別な実施形態による光学素子60を用いた光トランシーバ160の概略斜視図である。本実施形態の光学素子60は、透明樹脂やガラスなどの透明材料でなる下クラッド21と、下クラッド21の表面に設けられた溝の内部に形成された、下クラッド21よりも屈折率の高い樹脂やガラスなどの透明材料でなるY字型のコア64と、コア64よりも屈折率の小さな透明樹脂やガラスなどの透明材料でなる上クラッド26と、両端に略1/8球面状若しくは略1/8非球面状の偏向面28a、28bを備え下面に集光レンズ29a、29bを備えた光路変換部27から構成されている。ただし、この実施形態でも、偏向面28a、28bは、互いに同一平面上にない平面によって形成してもよい。
【0068】
コア64は、非分岐コア64aと分岐コア64b、64cで構成されている。コア64の分岐部付近の分岐コア64bには、投光素子31から出射される波長λ1の光は透過し、それ以外の波長の光は反射させるフィルタ65が設けられている。偏向面28a、28bの表面は、アルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着させたミラーにしておいてもよい。
【0069】
光トランシーバ160は、この光学素子60の集光レンズ29a、29bの下方に投光素子31と受光素子32を配設し、分岐コア64b、64cの端面をそれぞれ偏向面28a、28bに対向させ、非分岐コア64aの端面に1本の光ファイバ34を接続したものである。
【0070】
投光素子31から出射された波長λ1の光は、集光レンズ29aで集光され、光路変換部27の偏向面28aで反射されて分岐コア64bの端面に結合させられる。この光は分岐コア64b内を伝搬してフィルタ65を透過し、非分岐コア64a内を伝搬して光ファイバ34に結合させられる。
【0071】
また、光ファイバ34から出射された波長λ2(≠λ1)の光は、非分岐コア64a内を伝搬して分岐部に到達するが、分岐コア64bに入射しようとするとフィルタ65によって反射させられるので、結局は分岐コア64cにのみ伝搬して、その光出射端から光路変換部27に入射し、偏向面28bで反射させられて集光レンズ29bで集光され、受光素子32に入射する。よって、このような光トランシーバ160を用いれば、1本の光ファイバによって全二重双方向通信が可能になる。
【0072】
なお、図17に示すように、フィルタ65を分岐コア64bに設ける場合、送信と受信のタイミングを時分割で調整する必要のない全二重双方向通信を行うことができる。これに対し、送信信号と受信信号を時分割的に(一定の時間間隔で交互に)伝送する半二重双方向通信を行う場合には、上記のようなフィルタ65を省くことができる。
【0073】
(第7の実施形態)
図18は、本発明のさらに別なの実施形態による光学素子70を用いた光トランシーバ170の概略斜視図である。本実施形態の光学素子70にあっては、透明樹脂やガラスなどの透明材料でなる下クラッド21の表面に設けられた溝の内部にコア24が形成されており、コア24は下クラッド21よりも屈折率の高い透明樹脂やガラスなどの透明材料で形成されていて1箇所で屈曲している。コア24及び下クラッド21の上面は、コア24よりも低屈折率の分離層71を介して上クラッド26で覆われている。上クラッド26の下面に形成された溝には、コア24と同じ比較的屈折率の高い透明樹脂やガラスなどの透明材料でなるコア25が埋め込まれており、コア25は1箇所で屈曲している。光路変換部27a、27bは、それぞれ球面若しくは非球面の偏向面28a、28bと集光レンズ29a、29bとを備えており、段違いに形成されている。下クラッド21と分離層71と上クラッド26層は同じ物質で形成されていても良いし、異なる物質であっても良いが、コア24、25よりも屈折率が小さな物質で形成される。偏向面28a、28bの表面は、アルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着させたミラーにしておいてもよい。
【0074】
光トランシーバ170は、この光学素子70の集光レンズ29a、29bの下方に投光素子31と受光素子32を配設し、コア24の端面を偏向面28aに対向させると共にコア25の端面を偏向面28bに対向させ、コア24とコア25の端面に1本の光ファイバ34の端面を対向させるように配置したものである。図18に示すように、コア24、25の端面のうち光ファイバ34との接続側は、上下に重なりあっている。
【0075】
投光素子31から出射された光は、集光レンズ29aで集光され、光路変換部27の偏向面28aで反射されてコア24の端面に結合させられる。コア24内を伝搬して光出射端から出射される光は光ファイバ34のコアに結合させられる。
【0076】
また、光ファイバ34から出射された光は、コア25の内部を伝搬してコア25の端面から出射され、光路変換部27bの偏向面28bで反射させられて、さらに集光レンズ29bで集光され、受光素子32に入射する。
【0077】
図19に示すものは上記実施形態の光トランシーバの変形例であって、1箇所で屈曲した2つのコア24、25を下クラッド21の上面に形成された溝内に形成し、2つのコア24、25を横に並べて配置したものである。コア24の端面は光路変換部27の偏向面28aに対向し、コア25の端面は偏向面28bに対向し、コア24及び25の端面は1本の光ファイバ34の端面に対向している。
【0078】
(第8の実施形態)
図20は、本発明のさらに別な実施形態による光学素子80を用いたインターコネクション構造の光トランシーバ(インターコネクション)180の概略分解斜視図である。本実施形態の光学素子80は、導波路72、複数本のコア24a、24b、24c、24d、複数本のコア25a、25b、25c、25d及び上クラッド26で構成されている。導波路72は、コア24a〜24d及びコア25a〜25dを形成するための溝を備えた下クラッド21と、偏向面81、複数の光反射面85、86、87、88及び投光素子実装部41が形成された光路変換部73と、複数の光反射面91、92、93、94、偏向面95及び受光素子実装部42が形成された光路変換部74とで構成されている。
【0079】
光反射面85、91は、光路変換部73、74の正面側の外面に形成され、光反射面86〜88、92〜94は、光路変換部73、74に上下方向にあけた貫通孔の内壁面に形成されている。偏向面81、95は光路変換部73、74の側面上部に前後方向に長く形成されている。光反射面85〜88、91〜94と偏向面81、95の表面は、アルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着させたミラーで形成してもよい。
【0080】
投光素子実装部41及び受光素子実装部42の下方の回路基板上には、複数個の投光素子31a〜31d(投光素子31b〜31dは図外)を前後方向に並べて接着一体化した投光素子アレイ75と、複数個の受光素子32a〜32dを前後方向に並べて接着一体化した受光素子アレイ76を配設する。コア24a〜24dには、複数本の光ファイバ77a〜77dを並べて一体化した光ファイバアレイ77を光学的に接続する。また、コア25a〜25dには、複数本の光ファイバ78a〜78dを並べて一体化した光ファイバアレイ78を光学的に接続する。
【0081】
投光素子31aから出射された光は、光路変換部73の偏向面81で反射され、さらに光反射面85で反射されてコア24dに入射し、コア24d内を伝搬する。コア24dの光出射端から出射された光は光ファイバ77dのコアに結合する。同様に、投光素子31b〜31dから出射された光は、光路変換部73の偏向面81で反射され、さらに光反射面86、87、88で反射されてそれぞれコア24c、24b、24aに入射してコア24c、24b、24a内を伝搬する。コア24c、24b、24aの光出射端から出射された光は光ファイバ77c、77b、77aのコアに結合する。
【0082】
また、光ファイバ78aからコア25aに入射した光はコア25a内を伝搬し、光反射面91で反射し、次に偏向面95で反射して受光素子32aに入射する。同様に、光ファイバ78b、78c、78dからコア25b、25c、25dに入射した光は、コア25b、25c、25d内を伝搬して光反射面92、93、94で反射し、次に偏向面95で反射して受光素子32b、32c、32dに入射する。
【0083】
投光素子アレイ75や受光素子アレイ76を構成する隣り合う投光素子31a〜31dや受光素子32a〜32dどうしの間隔は、光ファイバアレイ77、78の隣り合う光ファイバ77a〜77d、78a〜78dの間隔と異なるが、本実施形態の光学素子80は、このような投光素子アレイ75と受光素子アレイ76と光ファイバアレイ77、78用いて光トランシーバ180を構成することができる。
【0084】
(第9の実施形態)
図21は、本発明のさらに別な実施形態によるインターコネクション構造の光トランシーバ(インターコネクション)の概略斜視図である。本実施形態に用いられている光学素子90は、導波路103、複数本のコア24a、24b、24c、24d、複数本のコア25a、25b、25c、25d、複数本のコア88a、88b、88c、88d、複数本のコア99a、99b、99c、99d及び上クラッド26a、26b、26cで構成されている。
【0085】
導波路103は、下クラッド21と光路変換部101と光路変換部102で構成されている。下クラッド21の表面にはコア24a〜24d及びコア25a〜25dを形成するための溝が形成されている。また、光路変換部101には、偏向面39aと、複数の光反射面85、86、87、88と、投光素子実装部41と、コア88a〜88dを内部に形成するための溝が形成されている。また光路変換部102には、複数の光反射面91、92、93、94と、偏向面39bと、受光素子実装部42と、コア99a〜99dを内部に形成するための溝が形成されている。光反射面85〜88、光反射面91〜94及び偏向面39a、39bの表面はアルミニウムなど反射率の高い物質を蒸着したミラーで形成してもよい。
【0086】
この光学素子90の投光素子実装部41及び受光素子実装部42の下方の回路基板上に、複数個の投光素子31a〜31d(投光素子31b〜31dは図外)を前後方向に並べて接着一体化した投光素子アレイ75と、複数個の受光素子32a〜31dを前後方向に並べて接着一体化した受光素子アレイ76を配設し、コア24a〜24dとコア25a〜25dの露出している方の端面には光ファイバや光ファイバアレイ(図示せず)を光学的に接続する。
【0087】
投光素子31aから出射された光は、光路変換部101の偏向面39aで全反射され、コア88aに入射してその内部を伝搬し、さらに光反射面85で全反射されてコア24dに入射し、コア24d内を伝搬する。コア24dの光出射端から出射された光は対向する光ファイバのコアに結合する。同様に、投光素子31b、31c、31dから出射された光は、光路変換部101の偏向面39aで全反射され、コア88b、88c、88dに入射してその内部を伝搬し、光反射面86、87、88で全反射されて、それぞれコア24c、24b、24aに入射してその内部を伝搬する。コア24c、24b、24aの光出射端から出射された光はそれぞれ対向する、図示していない光ファイバのコアに結合する。
【0088】
また、図示していない光ファイバから出射され、その光ファイバの端面と対向したコア25aに入射した光は、コア25a内を伝搬して光反射面91で全反射され、コア99aに入射してその内部を伝搬する。コア99aから出射された光は、偏向面39bで全反射して受光素子32aに入射する。同様に、コア25b、25c、25dの端面から入射した光は、コア25b、25c、25d内を伝搬して光反射面92、93、94で全反射し、コア99b、99c、99dの端面に入射してコア99b、99c、99dの他方の端面から偏向面39bに出射される。偏向面39bで全反射された光は、その下方に配置された受光素子32b、32c32dの受光面に入射する。
【0089】
本実施形態の光学素子90は、コア88a〜88dを備えているので、それぞれの投光素子31a〜31dから出射された光が混じり合ってノイズが発生しにくくなる。また、コア99a〜99dを備えているので、受光素子32a〜32dに入射する光が混じり合ってノイズが発生しにくくなる。
【0090】
また、この実施形態の変形例としては、各光ファイバと対向する端面から投光素子31a〜31d又は受光素子32a〜32dと対向する位置までコアを連続的に形成してもよい。すなわち、図13の実施形態で説明したようなコアを用いてもよい。
【0091】
(第10の実施形態)
図22(a)(b)は本発明のさらに別な実施形態によるインターコネクション構造の光トランシーバ(インターコネクション)を示す光ファイバを省略した平面図及び正面図である。この光トランシーバで用いる光学素子100は、図21に示した光学素子90とほぼ同様な構造を有しているが、光反射面の構造が異なっている。この実施形態では、光反射面85〜88及び光反射面91〜94はいずれも対角方向に沿って隣接するように形成されている。例えば、図22(a)に示すように、光路変換部73、74に上下方向に貫通させた三角柱状の貫通孔82、96の対角方向の内壁面に沿って光反射面85〜88及び光反射面91〜94を形成してもよく、あるいは、光路変換部73、74の外面に対角方向に沿って光反射面85〜88及び光反射面91〜94を形成してもよい。
【0092】
この実施形態では、各投光素子31a〜31dとコア24a〜24dの組み合わせが図21の実施形態とは逆になり、コア25a〜25dと受光素子32a〜32dの組み合わせも図21の実施形態とは逆になる。すなわち、投光素子31aから出射された光は、光路変換部101の偏向面39aで全反射され、コア88aに入射してその内部を伝搬し、さらに光反射面85で全反射されてコア24aに入射し、コア24a内を伝搬する。コア24aの光出射端から出射された光は対向する光ファイバのコアに結合する。同様に、投光素子31b、31c、31dから出射された光は、光路変換部101の偏向面39aで全反射され、コア88b、88c、88dに入射してその内部を伝搬し、光反射面86、87、88で全反射されて、それぞれコア24b、24c、24dに入射してその内部を伝搬する。コア24b、24c、24dの光出射端から出射された光はそれぞれ対向する光ファイバのコアに結合する。
【0093】
また、光ファイバから出射され、その光ファイバの端面と対向したコア25aに入射した光は、コア25a内を伝搬して光反射面94で全反射され、コア99dに入射してその内部を伝搬する。コア99dから出射された光は、偏向面39bで全反射して受光素子32dに入射する。同様に、コア25b、25c、25dの端面から入射した光は、コア25b、25c、25d内を伝搬して光反射面93、92、91で全反射し、コア99c、99b、99aの端面に入射してコア99c、99b、99aの他方の端面から偏向面39bに出射される。偏向面39bで全反射された光は、その下方に配置された受光素子32c、32b、32aの受光面に入射する。
【0094】
このような実施形態によれば、投光素子31a〜31dからコア24a〜24dへ至る各光路の光路長をほぼ等しくすることができるので、各コア24a〜24dから出射される光のレベルを等しくすることができる。また、コア25a〜25dから受光素子32d〜32aへ至る各光路の光路長をほぼ等しくすることができるので、各受光素子32a〜32dに入射する光の受光レベルを等しくすることができる。
【0095】
(第11の実施形態)
図23は、第1の実施形態で説明した光学素子20とソケット141とを接着一体化したコネクタ145の概略斜視図である。ソケット141には、一方の側面から対面する側面に貫通した差込口142が設けられており、光学素子20の光ファイバ34、35と対面させるコア24、25端面が露出している面と差込口142が形成されている面とを接着する。
【0096】
図24に示す光フェルール144は、プラグ143によって光ファイバ34、35の端面付近を固定し、その先端部分から光ファイバ34、35の端面を露出させたものである。この光フェルール144をコネクタ145の差込口142に差し込むと、爪147が引っかかって、光ファイバ34、35と光学素子20のコア24、25とを光学的に接続した状態でソケット141の内部でプラグ143が固定される。
【0097】
なお、ソケット141と一体化させる光学素子は、第1の実施形態に示したもの以外の光学素子であってもよい。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、上記実施形態から明らかなように、光トランシーバ等に用いられる光学素子の長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非特許文献1に示されている光トランシーバの斜視図である。
【図2】図1の光トランシーバの拡大背面図である。
【図3】(a)(b)はいずれも図1の光トランシーバの作用説明図である。
【図4】本発明の一実施形態による光学素子の概略斜視図である。
【図5】図4に示す光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図6】(a)(b)は図5の光トランシーバの平面図および正面図である。
【図7】本発明の別な実施形態による光学素子の概略斜視図である。
【図8】図7に示す光学素子の概略分解斜視図である。
【図9】図7に示す光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図10】(a)(b)は図9に示す光トランシーバの平面図および正面図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態による光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図12】図11に示す光トランシーバの右側面図である。
【図13】本発明のさらに別な実施形態による光学素子の概略斜視図である。
【図14】(a)(b)は図13に示す光学素子を用いた光トランシーバの概略平面図及び概略正面図である。
【図15】本発明のさらに別な実施形態による光学素子の概略斜視図である。
【図16】図15に示す光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図17】本発明のさらに別な実施形態による光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図18】本発明のさらに別の実施形態による光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図19】上記実施形態の変形例である光トランシーバの概略斜視図である。
【図20】本発明のさらに別な実施形態による光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図21】本発明のさらに別な実施形態による光学素子を用いた光トランシーバの概略斜視図である。
【図22】(a)(b)は本発明のさらに別な実施形態による光学素子を用いた光トランシーバの一部省略した概略平面図及び概略正面図である。
【図23】本発明の光学素子を用いたコネクタの概略斜視図である。
【図24】図23のコネクタと光フェルールの概略斜視図である。
【符号の説明】
20 光学素子
21 下クラッド
24 コア
25 コア
26 上クラッド
27 光路変換部
28a、28b 偏向面
29a、29b 集光レンズ
30 光学素子
37a、37b 光路変換部
38a、38b 光反射面
39a、39b 偏向面
41 投光素子実装部
42 受光素子実装部
50 光学素子
47a、47b 光路変換部
48a、48b 偏向面
51 投光素子実装部
52 受光素子実装部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical element used for optically connecting an optical fiber to a light projecting part and a light receiving part, and an apparatus using the optical element.
[0002]
[Prior art]
[Non-Patent Document 1] Makoto Hikita, NTT Optoelectronics Research Laboratories, "Recent Trends in Polymer Optical Waveguide Device Research" 1998 IEICE General Conference, published by IEICE, p. 361
[0003]
FIG. 1 is a perspective view of an
[0004]
Below the
[0005]
FIGS. 3A and 3B are schematic cross-sectional views illustrating how an optical signal propagates in the
[0006]
Light emitted from the optical fiber and entering the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the
[0008]
Therefore, in the conventional
[0009]
However, in order to form an S-shaped curved portion in the intermediate portion between the
[0010]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and has as its object to bend the optical path of light between the first and second deflecting surfaces and the optical fiber side at least twice. An object of the present invention is to provide an optical element having a short dimension in the optical axis direction of light incident from an optical fiber or light emitted to the optical fiber, and an optical device such as an optical transmitting / receiving module and a connector using the optical element. .
[0011]
An optical element according to the present invention is an optical element for guiding light incident from an optical fiber in a direction in which a light receiving component is arranged, and guiding light incident from a direction in which a light projecting component is arranged in the direction of the optical fiber. The optical axis of light incident from the optical fiber and the optical axis of light guided to the optical fiber are set so as to be parallel to each other on one of the element bodies made of a translucent material, The optical axis of the light incident from the direction in which the component is arranged and the optical axis of the light guided in the direction in which the light receiving component is arranged are the optical axes of the light entering and exiting the optical fiber in the other of the element main bodies. A first deflecting surface for reflecting light incident from the optical fiber and guided to the light receiving component to bend the optical path by approximately 90 °; Light is incident from the direction of the optical component A second deflecting surface for reflecting the light guided to the bar and bending the optical path by approximately 90 ° is formed on the outer surface of the element body, and the first deflecting surface and the second deflecting surface are at least It is characterized in that one is constituted by a substantially curved surface or two planes which are not on the same plane. Here, the light projecting component is one or a plurality of light emitting elements or the like, but is not limited thereto. The light receiving component is one or a plurality of light receiving elements, but is not limited thereto. The first and second deflecting surfaces may be those that totally reflect incident light or those that reflect light by a mirror. The term “substantially curved surface” includes a case where the surface is curved as a whole by a polyhedron.
[0012]
According to the optical element of the present invention, the first deflecting surface formed on the outer surface of the element body reflects light guided from the optical fiber to the light receiving component to bend its optical path, An optical element configured to reflect light guided from the direction of the light projecting component and guided to the optical fiber to bend its optical path by the second deflecting surface formed on the outer surface of Since at least one of the second deflecting surfaces is a curved surface or is constituted by two planes that are not on the same plane, the first and second deflecting surfaces bend light at a large angle of approximately 90 degrees. In addition, the directions in which light is bent by the first deflecting surface and the second deflecting surface can be designed independently of each other. Therefore, the optical path can be bent at a large angle by a short distance by the first deflecting surface and the second deflecting surface, and the degree of freedom in the bending direction of the light is increased. Light can be bent only once or not at all between the end face of the element body and the optical fiber. As a result, the length of the optical element can be reduced. If the first or second deflecting surface is a curved surface, the deflecting surface can have a light condensing function, and the light use efficiency can be improved.
[0013]
In the optical element according to the embodiment of the present invention, the optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged are the element main body. On the other hand, the distance between the optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged is set so as to be parallel to each other. Is embedded in the element body to make the distance between the optical axis of the light incident from the optical fiber and the optical axis of the light guided to the optical fiber wider. According to such an embodiment, it is possible to widen the interval between the optical axes on the light emitting and receiving component side only by bending or bending the core at one place to increase the interval between the cores. By reflecting the light on the second deflecting surface, the light can be largely bent at an angle of about 90 degrees to align the optical axes on the light projecting / receiving component side in parallel. Therefore, an optical element having optical axes parallel on both sides can be realized by simply bending or bending the core at one location, and the length of the optical element can be reduced.
[0014]
In the above embodiment in which the core is embedded in the element body, a part of the core may be exposed to the outer surface of the element body, and the first or second deflection surface may be formed by the exposed portion of the core. . With this configuration, the light confinement effect can be enhanced even near the first and second deflection surfaces.
[0015]
In the above embodiment in which the core is embedded in the element body, the core has a branched shape, the optical fiber for emitting light and the optical fiber for receiving light are the same optical fiber, and the core is not branched. The side end surface may be coupled to the optical fiber, and the branch end surface of the core may be opposed to the first and second deflection surfaces. According to such a configuration, transmission and reception can be configured with one optical fiber.
[0016]
According to the optical element of another embodiment of the present invention, the optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged Is set to be parallel to each other on the other side of the element body, and the optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the light guided in the direction in which the light receiving component is arranged. A light reflecting surface is provided on the outer surface of the element body so as to make the distance from the optical axis wider than the distance between the optical axis of light incident from the optical fiber and the optical axis of light guided to the optical fiber.
[0017]
According to such an embodiment, the distance between the light path on the incident side and the light path on the output side can be greatly increased in a short distance by the light reflecting surface exposed on the outer surface of the element body. The optical path can be largely bent at a short distance by the deflecting surface and can be aligned in parallel, so that a core is not required in the element main body between the first and second deflecting surfaces and the optical fiber side end surface of the element main body, Alternatively, even when a core is used, it is not necessary to bend the core, and the length of the optical element can be shortened. In this embodiment, if the light reflecting surface is formed of a substantially curved surface, the light reflecting surface can have a light collecting effect, and the light use efficiency can be improved.
[0018]
According to still another embodiment of the present invention, the optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged are: The first deflection is set so as to spread on the side where the light projecting component and the light receiving component are arranged in a plane substantially perpendicular to the optical axis of light entering and exiting the optical fiber on the other side of the element body. The surface is formed so as to reflect light incident on the deflecting surface in a direction that is non-parallel to light incident on the second deflecting surface, and the second deflecting surface is incident on the deflecting surface. It is characterized in that it is formed so as to reflect light in a direction parallel to the light incident on the first deflecting surface.
[0019]
According to such an embodiment, by reflecting light on the first and second deflecting surfaces, the light can be bent at a large angle of approximately 90 degrees, and the optical axes on the light projecting / receiving component side can be non-aligned. The distance between the optical paths can be widened as parallel. Therefore, in such an embodiment, since light may travel straight in the element body, a core may be provided in the element body between the first and second deflection surfaces and the end face of the element body on the optical fiber side. In this case, it is not necessary to make the light go straight or to bend the core even when the core is used, so that the length of the optical element can be shortened.
[0020]
According to still another embodiment of the present invention, the element main body has a recess for receiving at least one of the light projecting component and the light receiving component. If a recess is provided in the element body to accommodate a light-emitting or light-receiving component, the light-emitting or light-receiving component can be retracted even if the optical element overlaps the light-emitting or light-receiving component. , It is possible to mount the light projecting component, the light receiving component, and the optical element on the same surface, and the mountability or assemblability becomes better.
[0021]
According to still another embodiment of the present invention, the deflecting surface is formed on an inner surface of a recess or a hole provided in the element body. Such an embodiment is effective particularly when a plurality of deflection surfaces are provided and all the deflection surfaces cannot be provided on the surface of the element body.
[0022]
The optical transmitting and receiving module according to the present invention includes an optical element according to the present invention, a light receiving component provided to be coupled to the first deflection surface on the other of the optical elements, and a light receiving component on the other of the optical elements. And a light projecting component provided to be coupled to the second deflecting surface.
[0023]
A connector according to the present invention includes the optical transceiver module according to the present invention, and a receptor that holds the plug at a position where the optical fiber of the plug is connected to the optical transceiver module.
[0024]
The interconnection according to the present invention includes an optical element according to the present invention, a light receiving component including a plurality of light receiving elements arranged in the other of the optical elements, and a plurality of light emitting elements arranged in the other of the optical elements. And a plurality of optical fibers arranged in one of the optical elements, for coupling with the light receiving element, and arranged in one of the optical elements, for coupling with the light projecting element. It is provided with a plurality of optical fibers.
[0025]
As a result of shortening the length of the optical element of the present invention, it is possible to reduce the size of these transmitting / receiving modules, connectors, and interconnections.
[0026]
The components of the present invention described above can be combined as much as possible.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
FIG. 4 is a schematic perspective view of the
[0028]
The
[0029]
FIG. 5 is a schematic perspective view of an
[0030]
Thus, the light emitted vertically upward from the
[0031]
The light that has entered the core 25 from the
[0032]
Here, since the deflecting surfaces 28a and 28b totally reflect light at the interface with air, the deflecting surfaces 28a and 28b are formed at an angle larger than the interface between the
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
Further, in the
[0036]
When the
[0037]
Further, in the
[0038]
(Second embodiment)
7 and 8 are a schematic perspective view and a schematic exploded perspective view of an
[0039]
The
[0040]
FIG. 9 is a schematic perspective view of an
[0041]
The
[0042]
9 and 10, the state of light propagation inside the
[0043]
The light (signal) propagating inside the
[0044]
In such an
[0045]
Further, the width of the
[0046]
Further, if the
[0047]
Also in this embodiment, the
[0048]
(Third embodiment)
FIG. 11 is a schematic perspective view of an
[0049]
The
[0050]
The light (signal) emitted from the
[0051]
Further, light (signal) propagating in the
[0052]
As in the
[0053]
(Fourth embodiment)
FIG. 13 is a schematic perspective view of an
[0054]
Thus, as shown in FIGS. 14A and 14B, the light emitted upward from the
[0055]
Light that has propagated inside the
[0056]
In such an
[0057]
Note that a core continuous from end to end as described in this embodiment can be used in an optical element other than such a structure. In particular, it can be used in the embodiment of FIG.
[0058]
(Fifth embodiment)
FIG. 15 is a schematic perspective view of an
[0059]
The
[0060]
FIG. 16 is a schematic perspective view of an
[0061]
The light emitted from the
[0062]
Light incident on the core 25 from the
[0063]
In the
[0064]
In the
[0065]
It is preferable to form a slope on the surface of the circuit board for mounting the
[0066]
Also in this embodiment, when it is not necessary to provide the deflecting surfaces 48a and 48b with a light collecting function, the deflecting surfaces 48a and 48b may be formed as flat surfaces, respectively. Further, the light may be emitted directly from the
[0067]
(Sixth embodiment)
FIG. 17 is a schematic perspective view of an
[0068]
The
[0069]
In the
[0070]
The light of wavelength λ1 emitted from the
[0071]
The light of wavelength λ2 (≠ λ1) emitted from the
[0072]
When the
[0073]
(Seventh embodiment)
FIG. 18 is a schematic perspective view of an
[0074]
The
[0075]
The light emitted from the
[0076]
The light emitted from the
[0077]
FIG. 19 shows a modified example of the optical transceiver of the above embodiment, in which two
[0078]
(Eighth embodiment)
FIG. 20 is a schematic exploded perspective view of an optical transceiver (interconnection) 180 having an interconnection structure using an
[0079]
The
[0080]
On the circuit board below the light emitting
[0081]
The light emitted from the
[0082]
Light incident on the
[0083]
The distance between the adjacent
[0084]
(Ninth embodiment)
FIG. 21 is a schematic perspective view of an optical transceiver (interconnection) having an interconnection structure according to still another embodiment of the present invention. The
[0085]
The
[0086]
On the circuit board below the light emitting
[0087]
The light emitted from the
[0088]
Light emitted from an optical fiber (not shown) and incident on the
[0089]
Since the
[0090]
As a modification of this embodiment, the core may be formed continuously from the end face facing each optical fiber to a position facing the
[0091]
(Tenth embodiment)
FIGS. 22A and 22B are a plan view and a front view of an optical transceiver (interconnection) having an interconnection structure according to still another embodiment of the present invention, in which optical fibers are omitted. The
[0092]
In this embodiment, the combination of each of the
[0093]
Light emitted from the optical fiber and incident on the
[0094]
According to such an embodiment, since the optical path lengths of the respective optical paths from the
[0095]
(Eleventh embodiment)
FIG. 23 is a schematic perspective view of the
[0096]
The
[0097]
Note that the optical element to be integrated with the
[0098]
【The invention's effect】
According to the present invention, as is apparent from the above embodiment, the length of an optical element used for an optical transceiver or the like can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an optical transceiver disclosed in
FIG. 2 is an enlarged rear view of the optical transceiver of FIG. 1;
3 (a) and 3 (b) are explanatory diagrams of the operation of the optical transceiver of FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic perspective view of an optical element according to an embodiment of the present invention.
5 is a schematic perspective view of an optical transceiver using the optical element shown in FIG.
FIGS. 6A and 6B are a plan view and a front view of the optical transceiver of FIG.
FIG. 7 is a schematic perspective view of an optical element according to another embodiment of the present invention.
8 is a schematic exploded perspective view of the optical element shown in FIG.
9 is a schematic perspective view of an optical transceiver using the optical element shown in FIG.
10A and 10B are a plan view and a front view of the optical transceiver shown in FIG.
FIG. 11 is a schematic perspective view of an optical transceiver using an optical element according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a right side view of the optical transceiver shown in FIG. 11;
FIG. 13 is a schematic perspective view of an optical element according to still another embodiment of the present invention.
14A and 14B are a schematic plan view and a schematic front view of an optical transceiver using the optical element shown in FIG.
FIG. 15 is a schematic perspective view of an optical element according to still another embodiment of the present invention.
16 is a schematic perspective view of an optical transceiver using the optical element shown in FIG.
FIG. 17 is a schematic perspective view of an optical transceiver using an optical element according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a schematic perspective view of an optical transceiver using an optical element according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a schematic perspective view of an optical transceiver that is a modification of the above embodiment.
FIG. 20 is a schematic perspective view of an optical transceiver using an optical element according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a schematic perspective view of an optical transceiver using an optical element according to still another embodiment of the present invention.
FIGS. 22 (a) and 22 (b) are a schematic plan view and a schematic front view, partially omitted, of an optical transceiver using an optical element according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 23 is a schematic perspective view of a connector using the optical element of the present invention.
24 is a schematic perspective view of the connector and the optical ferrule of FIG.
[Explanation of symbols]
20 Optical elements
21 Lower cladding
24 core
25 core
26 Upper cladding
27 Optical path conversion unit
28a, 28b deflection surface
29a, 29b condenser lens
30 optical elements
37a, 37b Optical path conversion unit
38a, 38b Light reflecting surface
39a, 39b deflection surface
41 Light emitting element mounting part
42 Light receiving element mounting part
50 optical elements
47a, 47b optical path conversion unit
48a, 48b deflection surface
51 Projector mounting part
52 Light receiving element mounting part
Claims (14)
光ファイバから入射する光の光軸と光ファイバへ導かれる光の光軸は、透光性材料からなる素子本体の一方において、互いに平行となるように設定され、
前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸は、前記素子本体の他方において、前記光ファイバに入出射する光の光軸に対して垂直な平面内にほぼ位置するように設定され、
光ファイバから入射して受光用部品へ導かれる光を反射させてその光路をほぼ90°曲げるための第1の偏向面と、投光用部品の方向から入射して光ファイバへ導かれる光を反射させてその光路をほぼ90°曲げるための第2の偏向面とが前記素子本体の外面に形成され、
前記第1の偏向面と前記第2の偏向面は、少なくとも一方が実質的に湾曲した面、又は、同一平面上にない2平面によって構成されていることを特徴とする光学素子。An optical element for guiding light incident from the optical fiber in a direction in which the light receiving component is arranged, and guiding light incident from the direction in which the light projecting component is arranged in the direction of the optical fiber,
The optical axis of the light incident from the optical fiber and the optical axis of the light guided to the optical fiber are set so as to be parallel to each other in one of the element bodies made of a translucent material,
The optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged enter and exit the optical fiber at the other side of the element body. It is set to be located almost in a plane perpendicular to the optical axis of light,
A first deflecting surface for reflecting light incident from the optical fiber and guided to the light receiving component and bending the optical path by approximately 90 °, and light incident from the direction of the light projecting component and guided to the optical fiber. A second deflecting surface for reflecting and bending the optical path by approximately 90 ° is formed on the outer surface of the element body;
An optical element, wherein at least one of the first deflecting surface and the second deflecting surface is formed by a substantially curved surface or two planes that are not on the same plane.
前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸との間隔を、光ファイバから入射する光の光軸と光ファイバへ導かれる光の光軸との間隔よりも広くするための導光用コアを前記素子本体内に埋め込んでいることを特徴とする、請求項1に記載の光学素子。The optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged are set to be parallel to each other on the other side of the element body. And
The distance between the optical axis of the light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of the light guided in the direction in which the light receiving component is arranged is defined as the optical axis of the light incident from the optical fiber. The optical element according to claim 1, wherein a light guiding core for widening a distance from an optical axis of light guided to a fiber is embedded in the element body.
前記投光用部品の配置される方向から入射する光の光軸と前記受光用部品の配置される方向へ導かれる光の光軸との間隔を、光ファイバから入射する光の光軸と光ファイバへ導かれる光の光軸との間隔よりも広くするための光反射面を前記素子本体の外面に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の光学素子。The optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged are set to be parallel to each other on the other side of the element body. And
The distance between the optical axis of the light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of the light guided in the direction in which the light receiving component is arranged is defined as the optical axis of the light incident from the optical fiber. 2. The optical element according to claim 1, wherein a light reflecting surface is provided on an outer surface of the element main body so as to widen a distance from an optical axis of light guided to the fiber.
前記第1の偏向面は、その偏向面に入射した光を第2の偏向面に入射する光と非平行となる方向へ向けて反射させるように形成され、
前記第2の偏向面は、その偏向面に入射した光を第1の偏向面に入射する光と平行となる方向に向けて反射させるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の光学素子。The optical axis of light incident from the direction in which the light projecting component is arranged and the optical axis of light guided in the direction in which the light receiving component is arranged are light entering and exiting the optical fiber on the other side of the element body. In a plane substantially perpendicular to the optical axis of, the light emitting component and the light receiving component are set to spread on the side where they are arranged,
The first deflecting surface is formed so as to reflect light incident on the deflecting surface in a direction non-parallel to light incident on the second deflecting surface,
2. The second deflecting surface is formed so as to reflect light incident on the deflecting surface in a direction parallel to light incident on the first deflecting surface. An optical element according to item 1.
前記光学素子の他方において前記第1の偏向面に結合させるように設けられた受光用部品と、
前記光学素子の他方において前記第2の偏向面に結合させるように設けられた投光用部品とを備えた光送受信モジュールAn optical element according to claim 1,
A light receiving component provided to be coupled to the first deflection surface on the other side of the optical element;
A light transmitting / receiving module comprising: a light projecting component provided to be coupled to the second deflection surface at the other of the optical elements.
プラグの光ファイバが前記光送受信モジュールと接続される位置でプラグを保持するレセプタとを備えたコネクタ。An optical transceiver module according to claim 12,
A connector for holding the plug at a position where the optical fiber of the plug is connected to the optical transceiver module.
光学素子の他方において配列された複数個の受光素子からなる受光用部品と、
光学素子の他方において配列された複数個の投光素子からなる投光用部品と、光学素子の一方において配列された、前記受光素子と結合させるための複数本の光ファイバと、
光学素子の一方において配列された、前記投光素子と結合させるための複数本の光ファイバとを備えたインターコネクション。An optical element according to claim 1,
A light-receiving component comprising a plurality of light-receiving elements arranged on the other side of the optical element;
A light projecting component consisting of a plurality of light projecting elements arranged on the other side of the optical element, and a plurality of optical fibers for coupling with the light receiving element, arranged on one side of the optical element,
An interconnection comprising a plurality of optical fibers arranged on one of the optical elements and coupled to the light projecting element.
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