JP2004226054A - Ceiling-recessed air-conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、事務所,ホテル,病院等の室内の空気を加熱及び/又は冷却する空調装置に関し、特に、天井埋込型の空調装置であるとともに加湿機能を備えた空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空調装置により暖房運転がされている場合であっても、室内の空気が乾燥している(湿度が低下している)と、人体からの水分の蒸発により、暖かさは感じられない。また、人の健康管理上、相対温度50%RH以下である場合には、風邪のウイルスが存在する可能性が高くなる。また、冬場における静電気も湿度が低下している場合に発生しやすく、また、コンタクトレンズを使用している者にとっては、空気の乾燥が目に与える悪影響は大きい。また、こうした湿度の低下は、暖房運転時ばかりではなく、冷房運転時においても、冷房運転時の除湿作用により室内の空気が乾燥し静電気の発生によりOA機器の誤作動も発生する。したがって、室内における湿度は、上述した理由から適度に調整されていることが好ましく、一定の範囲においては、法律により所定の湿度とされていることが決められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした要請の中、室内を加湿する手段としては、蒸気式,気化式,水噴霧式の3つの方式に分けることができる。しかしながら、蒸気式では、ボイラ設備が必要であり一般の室内用空調装置には適さず、特に、天井埋込型空調装置においては、ケース内部の空間が狭いことから十分な加湿機能を保証できない。なお、天井埋込型の空調装置に、こうした蒸気式の加湿器を構成要素としたものとして、例えば、特開2002−267215号公報に開示された空調装置が提案されているが、空調装置のコンパクト化に大きな支障を来たしている。また、上記気化式を採用する場合には、設備が複雑となるばかりではなく、暖房運転時においては、運転開始時から十分な湿度となるまでに時間がかかり、一方、冷房運転時のような低温域においては、気化効率が悪く、十分な湿度を確保することができない。したがって、暖房運転時においても冷房運転時においても、十分な加湿機能を期待できる方式は、水噴霧式であるが、その一方で、この水噴霧式を採用する場合には、空調装置内に部材に噴霧された霧が凝結し、再び水となって室内に垂れ落ちる危険性がある。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の天井埋込型空調装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、加湿機能を十分確保できるよう水噴霧式を採用しながら、噴霧された霧が再び水となって室内に垂れ落ちる危険性を有効に防止することができる新規な天井埋込型空調装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、空気が吸い込まれる吸込口と空気が吹き出される吹出口とを有するケースと、このケース内に設けられた熱交換器及びファンと、を備えた天井埋込型空調装置であって、上記ケース内には、上記ファンの駆動により生ずる気流の経路途中に平均粒子径15ミクロン以下の霧を噴霧する噴霧ノズルが配設され、この噴霧ノズルの配設位置は、該噴霧ノズルの先端と該噴霧ノズルからの霧の噴霧方向に位置する他の部材との距離が15cm以上とされてなることを特徴とするものである。
【0006】
この第1の発明では、ファンの駆動により生ずる気流の経路途中に霧を噴霧する噴霧ノズルが配設されてなることから、暖房運転時であると冷房運転時であるとを問わず、噴霧ノズルから霧が噴霧されることから、蒸気式や気化式の加湿手段に比べて効率良く所定の湿度とすることができる。特に、この第1の発明では、噴霧ノズルから噴霧される霧は、平均粒子径15ミクロン以下とされているとともに、該噴霧ノズルの先端と該噴霧ノズルからの霧の噴霧方向に位置する他の部材との距離が15cm以上とされてなることから、ケースの内部空間が極めて狭い天井埋込型空調装置であっても、噴霧された霧が再び水となって室内に垂れ落ちる危険性を有効に防止することができる。換言すれば、本発明は、上述した構成とされていることから、空調装置のケースを大型化することなく、従来の天井埋込型空調装置においてもケースの大きさを大型化するような設計変更の必要性がない。
【0007】
なお、上記噴霧ノズルは、ケースの大型化を避けるとともに、噴霧された霧が再び水となって室内に垂れ落ちる危険性を有効に防止する点から、平均粒子径は可能な限り細かい(例えば、10ミクロン以下)ことが好ましいが、さらに平均粒子径が細かい霧を噴霧する噴霧ノズルを採用することにより、該噴霧ノズルからの霧の噴霧時に騒音が発生する可能性が高い。したがって、噴霧ノズルから噴霧される霧の平均粒子径は、平均粒子径15ミクロン以下とすることが好ましい。また、この噴霧ノズルの配設位置、とりわけ、該噴霧ノズルの先端と該噴霧ノズルからの霧の噴霧方向に位置する他の部材との距離は、上述のように、噴霧される霧の平均粒子径によって異なるが、この平均粒子径が細かい場合であっても、噴霧ノズルの先端と他の部材との距離が余り短い場合には、霧が他の部材に付着して再び水となる可能性が高いことから、少なくとも15cm以上離間していることが好ましく、より霧が水となる可能性を避けるためには、装置内の部材に対して20cm以上離間されていることが好ましい。なお、こうした他の部材との距離は、噴霧ノズルの先端と該噴霧ノズルからの霧の噴霧方向に位置する部材との距離であり、噴霧ノズルから放射方向に存在する部材との距離ではない。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記ケースに形成された吸込口と上記噴霧ノズルとの間には空気が流通自在となされた遮音板が配設されてなることを特徴とするものである。
【0009】
この第2の発明では、ケースに形成された吸込口と上記噴霧ノズルとの間には遮音板が配設されてなることから、噴霧ノズルから生ずる騒音を効果的に遮音することができ、したがって、噴霧される霧の平均粒子径が細かい噴霧ノズルを構成要素とすることができる。しかも、この第2の発明を構成する遮音板は、ケースに形成された吸込口と上記噴霧ノズルとの間に配設されてなるとともに、空気が流通自在となされてなるものであることから、たとえ噴霧ノズルから又は装置内に設けられた部材から水滴がこの遮音板に落ちた場合であっても、この水滴は気化される可能性が高く、該遮音板から室内に落下する危険性を有効に防止することが可能となる。
【0010】
なお、上述した遮音板は、例えば、グラスウールを板状に成形したものや、或いは、発泡ウレタン樹脂や発泡ポリエチレン樹脂のように、全体に多数の独立した気泡(細かい孔)が形成され、部分的に空気が吸い込まれる透孔が形成されたものであっても良いし、全体に連続した多数の透孔が形成され、該透孔からケース内に空気が吸い込まれるように構成されてなるものであっても良く、また、全体に多数の連続した透孔が形成され該透孔からケース内に空気が吸い込まれるようにされてなるもの、或いは、グラスウールを板状に成形したもの(請求項4記載の発明)であっても良い。こうした構成とされた遮音板を構成要素とすることにより、該遮音板の含水率を増加させることができるとともに、該遮音板に含まれた水を効果的に気化させることが可能となる。
【0011】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記噴霧ノズルは湿度センサと接続され、この湿度センサにより所定の湿度よりも低いことが検出された場合には、前記ファンの駆動に連動して霧が噴霧されるように構成されてなることを特徴とするものである。
【0012】
この第3の発明によれば、熱交換器が動作しない場合であっても、湿度センサにより所定の湿度よりも低いことが検出された場合には、ファンの駆動により噴霧ノズルから霧が噴霧されることから、室温が、例えば、摂氏約20度付近であり、熱交換器が動作しない場合であっても、確実に湿度を高めることが可能となり、また、噴霧ノズルから霧が噴霧される場合には、必ずファンが駆動することから、水滴の発生を効果的に防止することができる。
【0013】
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、上記第1,第2,第3又は第4の発明において、前記噴霧ノズルに供給される水は純水であることを特徴とするものである。
【0014】
この第5の発明では、前記噴霧ノズルに供給される水は純水であることから、水道水に含まれるカルシウム等の不純物により、該噴霧ノズルに形成された微細な噴霧孔が詰まったり、或いは、その不純物が室内に拡散され、例えば、パーソナルコンピュータのモニター画面に付着する等の悪影響を有効に防止することができる。
【0015】
また、第6の発明(請求項6記載の発明)は、上記第1,第2,第3,第4又は第5の何れかの発明において、前記噴霧ノズルは、該噴霧ノズルに水又は純水を供給するとともに中途部には第1の開閉バルブが設けられた第1の導管と、該噴霧ノズルに圧縮空気を供給するとともに中途部には第2の開閉バルブが設けられた第2の導管とにそれぞれ接続されてなるとともに、上記噴霧ノズルからの霧の噴射の停止は、上記第1の開閉バルブを閉塞した後に上記第2の開閉バルブを閉塞するよう構成されてなることを特徴とするものである。
【0016】
この第6の発明では、記噴霧ノズルからの霧の噴射の停止は、上記第1の開閉バルブを閉塞した後に上記第2の開閉バルブを閉塞するよう構成されてなることから、第1の開閉バルブから噴霧ノズルまでの水又は純水は全て噴霧される。したがって、この第6の発明によれば、第1の開閉バルブから噴霧ノズルまでの水又は純水が腐り、又は、噴霧ノズルから第1の開閉バルブまでの第1の導管11の腐食を有効に防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る天井埋込型空調装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
この実施の形態に係る天井埋込型空調装置(以下、空調装置と言う。)1は、図1に示すように、構造物のスラブ2の下方に設けられた天井ボード3に取り付けられてなるケース4と、このケース4に内蔵されてなる電動ファン5と、上記ケース4に内蔵され上記電動ファン5の側方に固定されてなる熱交換器6とを備えている。
【0019】
上記ケース4は、合成樹脂により外形形状が略直方体に成形されてなるものであり、下面の周囲には、上面が上記天井ボード3の下面に密着されるフランジ部4aが形成され、図2に示すように、下面中央には、室内の空気が吸い込まれる吸込口4bが形成され、この吸込口4bの周囲には、細長い4つの吹出口4cが形成されている。また、上記電動ファン5は、電動モータ7とこの電動モータ7の図示しない駆動軸に固定されてなるファン本体8とから構成され、このファン本体8は、上記吸込口4bの上方に位置している。また、この電動ファン5が内蔵された上記ケース4内は、上記吸込口4bと上記4つの吹出口4cとを仕切る4つの仕切り板部4dが形成され、この仕切り板部4dの上端側には、それぞれ上記熱交換器6が配設されている。これらの熱交換器6は、この空調装置1が設置される室内の気温を測定する図示しない温度センサによる室温の検出により冷房運転・暖房運転として駆動するよう構成されてなるものであり、それぞれ上記電動ファン5の側方に配設されている。また、これらの熱交換器6は、上記電動ファン5を構成するファン本体8の回転駆動により、上記吸込口4bからケース4内に流入した空気が上記4つの吹出口4cから外部に放出される空気経路の中途部に配設されている。なお、上記各熱交換器6の下方であって、上記仕切り板部4dの上端には、それぞれ該熱交換器6から発生する水滴を受けるドレインパン4eが形成されている。
【0020】
そして、上記ケース4内であって、上記電動ファン5の下方には、噴霧ノズル10が配設されている。この噴霧ノズル10は、先端に図示しない噴霧孔が形成されてなるとともに、水(純水)が流入する第1の導管11と、圧縮空気が流入する第2の導管12とに接続されており、該第2の導管12から流入した圧縮空気により第1の導管11から内部に流入した純水が微細な霧となって上記噴霧孔から噴霧される、所謂2流体ノズルからなるものである。すなわち、この噴霧ノズル10は、図3に示すように、ノズルボディー30と、このノズルボディー30の先端側から内部に挿入されてなるフルイドキャップ31と、上記ノズルボディー30内であってこのフルイドキャップ31の外側に装着されたパッキン32と、上記ノズルボディー30の先端に装着されたエアーキャップ33とを備えている。上記ノズルボディー30の中心には、上記水(純水)が流入する第1の水流入管部30aと、圧縮空気が流入する空気流入管部30bとが形成されている。上記第1の水流入管部30aは、上記第1の導管11が接続される部位であり、上記空気流入管部30bは、上記第2の導管12が接続される部位である。また、上記フルイドキャップ31は、上記第1の水流入管部30a内に挿入された軸部31aを有し、この軸部31aの中心には、第2の水流入管部31bが形成されている。なお、この第2の水流入管部31bの先端側は小径化されている。また、このフルイドキャップ31の先端側であって上記第2の水流入管部31bの外周側には、空気が流入する第1の空気流入孔31cが多数形成されている。また、上記パッキン32は、ゴムによりリング状に成形されてなるとともに、上記軸部31aに外嵌挿されてなるものである。そして、このパッキン32には、ノズルボディー30に形成された上記空気流入管部30bと、上記フルイドキャップ31に形成された第1の空気流入孔31cとにそれぞれ連通してなる第2の空気流入孔32aが形成されている。また、上記エアーキャップ33の中心には、上記第2の水流入管部31bに連通し、水(純水)が外部に噴射される噴霧孔33aが形成されている。なお、この噴霧孔33aは、エアーキャップ33の先端側にかけて徐々に大径化されてなるものであり、該噴霧孔33aの周囲には、上記フルイドキャップ31に形成された第1の空気流入孔31cと該噴霧孔33aとに連通する第3の空気流入孔33bが複数形成されている。したがって、2流体ノズルであるこの噴霧ノズル10を構成する上記エアーキャップ33の噴霧孔33aからは、上記ノズルボディー30の第1の水流入管部30a内に流入した水(純水)と、空気流入管部30bから流入した圧縮空気とが混ざり合い、細かい霧となって放出される。なお、この実施の形態に係る空調装置1においては、この噴霧ノズル10からは平均粒子径が約7〜10ミクロンの超微霧が噴霧される。また、この実施の形態においては、上記噴霧ノズル10は、図1に示すように、やや斜めから上記電動ファン5に噴霧されるように傾斜して固定されてなり、且つ、該噴霧ノズル10の先端から噴霧方向に存在する該電動ファン5との距離Lが20cm離間して固定されている。すなわち、上記噴霧ノズル10の先端から20cm以内には、上記電動ファン5を含めて何らの部材も存在しない。
【0021】
そして、上記噴霧ノズル10の下方には、遮音板13が配設されている。この遮音板13は、グラスウールを板状に成形されてなるものであって、上記吸込口4bを閉塞する面積に成形されてなるとともに、多数の微細な孔と、室内の空気がケース4内に流入する図示しない細長い開口が形成されている。
【0022】
なお、上記ケース4内には、端子箱15が内蔵され、この端子箱15には、室内の壁板などに固定されこの空調装置1に主電源を供給するメインスイッチを備えたリモコンスイッチ16に接続されている。また、この端子箱15は、室外に設置された空調制御盤17に電気的に接続されているとともに、上記電動ファン5にも電気的に接続されている。また、上記空調装置1が設置された室外には、上記空調制御盤17に電気的に接続されてなるとともに、上記噴霧ノズル10に前記第2の導管12を介して接続された圧縮機(コンプレッサ)18と、同じく上記空調制御盤17に電気的に接続されてなるとともに、上記噴霧ノズル10に前記第1の導管11を介して接続された純水装置19とが設置されている。なお、上記純水装置19は、図示しない水道に接続されてなるとともに内部で純水を製造するものであり、上記噴霧ノズル10との間には、該噴霧ノズル10の取付位置よりも下方に設置された給水タンク20が設けられている。また、上記空調装置1が設置された室内には、上記空調制御盤17に電気的に接続され、この空調装置1が設置された室内の湿度を検出する湿度センサ21が取り付けられている。なお、上記給水タンク20と上記純水装置19とを接続する第3の導管22の中途部には、上記空調制御盤17に電気的に接続された第1の電磁弁(第1の開閉バルブ)22aが設けられ、上記圧縮機18と噴霧ノズル10とを接続する上記第2の導管12の中途部には、上記空調制御盤17に電気的に接続された第2の電磁弁(第2の開閉バルブ)12aが設けられている。
【0023】
したがって、上述した空調装置1によれば、使用者により上記リモコンスイッチ16に設けられたメインスイッチがオン操作され、また、上記湿度センサ21により所定の湿度以下であることが検出されると、上記空調制御盤17を介して上記電動ファン5及び上記圧縮機18が駆動を開始するとともに、上記第1及び第2の電磁弁22a,12aが開放される。こうした動作により、上記噴霧ノズル10の先端からは、平均粒子径が約7〜10ミクロンの微霧が噴霧される。したがって、この空調装置1が設置された室内の空気は、上記電動ファン5の駆動により、吸込口4bからケース4内に流入し、上記噴霧ノズル10の先端から噴霧された微霧と混合され気化した状態で上記熱交換器6を通過し、図2に示す矢印のように、4つの吹出口4cから偏ることなく室内に満遍なく放出される。なお、この実施の形態に係る空調装置1においては、前述した図示しない温度センサにより検出された温度に基づいて、室内が所定の低温(例えば、摂氏18度以下)である場合には、暖房運転がなされ、上記熱交換器6を介して摂氏約30度に加熱された空気が上記吹出口4cから放出され、室内が高温(例えば、摂氏30度以上)である場合には、冷房運転がなされ、上記熱交換器6を介して摂氏約18度に冷却された空気が上記吹出口4cから放出される。
【0024】
そして、この実施の形態に係る空調装置1においては、上述したように、噴霧ノズル10から霧が噴霧されている状態において、該噴霧ノズル10の噴霧方向には、該噴霧ノズル10とケース4内の他の部材との距離Lは、15cm以上離間してなるとともに、この霧(微霧)は、電動ファン5によって攪拌され気化した状態で吹出口4cから室内に放出されることから、該噴霧ノズル10から噴霧された微霧が、水滴となって室内に落下するおそれがない。また、上記噴霧ノズル10に供給される水は、純水であることから、該噴霧ノズル10の先端に形成された微細な孔が不純物により詰まったり、室内に不純物が拡散される危険性も有効に防止することができる。さらに、上記噴霧ノズル10の下方には、吸込口4bを閉塞する遮音板13が配設されてなることから、騒音が発生する噴霧ノズル10を採用しても、その騒音はこの遮音板13により遮音される。さらに、この遮音板13は、上記噴霧ノズル10の下方に配設されていることから、この噴霧ノズル10又は上記仕切り板部4d等のケース4内に存在する他の部材から、たとえ水滴が落下したとしても、この水滴はこの遮音板13に受けられ室内に落下することがないとともに、この遮音板13に受けられた水滴は、上記電動ファン5の駆動による気流によって気化される。したがって、この遮音板13から室内に水滴が落下する危険性を有効に防止することができる。
【0025】
なお、上述したように、上記噴霧ノズル10から微霧が噴霧されている場合において、上記湿度センサ21により、この空調装置1が設置された室内の湿度が所定の数値を満たしたことが検出されると、先ず、上記空調制御盤17を介して、上記第1の電磁弁22aが閉塞され、この第1の電磁弁22aの閉塞時から所定の時間が経過した後(数分後)に、上記第2の電磁弁12aが閉塞される。この実施の形態に係る空調装置1においては、このように純水を噴霧ノズル10に供給する導管(符号は省略する。)を開閉する第1の電磁弁22aを最初に閉塞し、次いで、圧縮空気を供給する導管を開閉する第2の電磁弁12aを閉塞することにより、該第1の電磁弁22aから噴霧ノズル10までの純水(給水タンク20内及び第1の導管11内の純水)は全て噴霧される。したがって、こうした動作とすることにより、第1の電磁弁22aから噴霧ノズル10までの純水が腐りや第1の導管11の腐食を有効に防止することが可能となる。
【0026】
なお、上述した実施の形態に係る空調装置1では、ケース4に4つの吹出口4cが形成されているが、本発明に係る空調装置は、このように必ずしも4つの吹出口が形成されている必要はなく、例えば、中央に形成された吸込口の左右両側にそれぞれ吹出口が形成されているものであっても良い。
【0027】
【発明の効果】
上述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、ファンの駆動により生ずる気流の経路途中に霧を噴霧する噴霧ノズルが配設されてなることから、暖房運転時であると冷房運転時であるとを問わず、噴霧ノズルから霧が噴霧されることから、蒸気式や気化式の加湿手段に比べて効率良く所定の湿度とすることができる。特に、この第1の発明では、噴霧ノズルから噴霧される霧は、平均粒子径15ミクロン以下とされているとともに、該噴霧ノズルの先端と該噴霧ノズルからの霧の噴霧方向に位置する他の部材との距離が15cm以上とされてなることから、ケースの内部空間が極めて狭い天井埋込型空調装置であっても、噴霧された霧が再び水となって室内に垂れ落ちる危険性を有効に防止することができる。換言すれば、本発明は、上述した構成とされていることから、空調装置のケースを大型化することなく、従来の天井埋込型空調装置においてもケースの大きさを大型化するような設計変更の必要性がない。
【0028】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、ケースに形成された吸込口と上記噴霧ノズルとの間には遮音板が配設されてなることから、噴霧ノズルから生ずる騒音を効果的に遮音することができ、したがって、噴霧される霧の平均粒子径が細かい噴霧ノズルを構成要素とすることができる。しかも、この第2の発明を構成する遮音板は、ケースに形成された吸込口と上記噴霧ノズルとの間に配設されてなるとともに、空気が流通自在となされてなるものであることから、たとえ噴霧ノズルから又は装置内に設けられた部材から水滴がこの遮音板に落ちた場合であっても、この水滴は気化される可能性が高く、該遮音板から室内に落下する危険性を有効に防止することが可能となる。
【0029】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、熱交換器が動作しない場合であっても、湿度センサにより所定の湿度よりも低いことが検出された場合には、ファンの駆動により噴霧ノズルから霧が噴霧されることから、室温が、例えば、摂氏約20度付近であり、熱交換器が動作しない場合であっても、確実に湿度を高めることが可能となり、また、噴霧ノズルから霧が噴霧される場合には、必ずファンが駆動することから、水滴の発生を効果的に防止することができる。
【0030】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、遮音板の含水率を増加させることができるとともに、該遮音板に含まれた水を効果的に気化させることが可能となり、この遮音板から水滴が室内に落下する危険性を有効に防止することができる。
【0031】
また、第5の発明(請求項5記載の発明)では、前記噴霧ノズルに供給される水は純水であることから、水道水に含まれるカルシウム等の不純物により、該噴霧ノズルに形成された微細な噴霧孔が詰まったり、或いは、その不純物が室内に拡散され、例えば、パーソナルコンピュータのモニター画面に付着する等の悪影響を有効に防止することができる。
【0032】
また、第6の発明(請求項6記載の発明)では、記噴霧ノズルからの霧の噴射の停止は、上記第1の開閉バルブを閉塞した後に上記第2の開閉バルブを閉塞するよう構成されてなることから、第1の開閉バルブから噴霧ノズルまでの水又は純水は全て噴霧される。したがって、この第6の発明によれば、第1の開閉バルブから噴霧ノズルまでの水又は純水が腐り、又は、噴霧ノズルから第1の開閉バルブまでの第1の導管の腐食を有効に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る天井埋込型空調装置を示す側断面図である。
【図2】図1に示す天井埋込型空調装置の底面図である。
【図3】噴霧ノズルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 天井埋込型空調装置
4 ケース
4b 吸込口
4c 吹出口
5 電動ファン
6 熱交換器
10 噴霧ノズル
11 第1の導管
12 第2の導管
12a 第2の電磁バルブ
13 遮音板
22a 第1の電磁バルブ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an air conditioner that heats and / or cools air in a room such as an office, a hotel, and a hospital, and more particularly to an air conditioner that is embedded in a ceiling and has a humidifying function. is there.
[0002]
[Prior art]
Even when the air conditioner performs the heating operation, if the indoor air is dry (the humidity is reduced), warmth is not felt due to evaporation of moisture from the human body. When the relative temperature is 50% RH or less for human health management, the possibility of the presence of a cold virus increases. In addition, static electricity in winter is likely to be generated when the humidity is low, and for a person using a contact lens, air drying has a large adverse effect on the eyes. In addition, such a decrease in humidity not only during the heating operation but also during the cooling operation causes the indoor air to dry due to the dehumidifying action during the cooling operation and the malfunction of the OA equipment due to generation of static electricity. Therefore, the humidity in the room is preferably adjusted appropriately for the above-described reason, and within a certain range, it is determined by law that the humidity is set to a predetermined value.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Under such demands, means for humidifying the room can be divided into three types: a steam type, a vaporization type, and a water spray type. However, the steam type requires boiler equipment and is not suitable for general indoor air conditioners. In particular, in a ceiling-mounted air conditioner, a sufficient humidifying function cannot be guaranteed due to the small space inside the case. An air conditioner disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-267215 has been proposed as an example of a ceiling-mounted air conditioner that includes such a steam-type humidifier as a component. It has been a major obstacle to downsizing. In addition, when the above vaporization method is adopted, not only the equipment becomes complicated, but also in the heating operation, it takes time from the start of the operation to a sufficient humidity, and on the other hand, as in the cooling operation. In a low temperature range, the vaporization efficiency is poor and sufficient humidity cannot be secured. Therefore, the system that can expect a sufficient humidification function both during the heating operation and during the cooling operation is the water spray type, while, when the water spray type is adopted, the member inside the air conditioner is installed. There is a danger that the mist sprayed on the surface will condense and become water again and drool down into the room.
[0004]
Therefore, the present invention has been proposed in order to solve the problems of the above-mentioned conventional ceiling-mounted air conditioner, and was sprayed while adopting a water spray method so as to sufficiently secure a humidifying function. It is an object of the present invention to provide a novel ceiling-mounted air conditioner that can effectively prevent the danger of fog becoming water again and dripping into a room.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been proposed to achieve the above object, and the first invention (the invention according to claim 1) has a suction port through which air is sucked and an air outlet through which air is blown out. A ceiling-mounted air conditioner including a case, a heat exchanger and a fan provided in the case, wherein the case has an average particle diameter in the middle of a path of an airflow generated by driving the fan. A spray nozzle for spraying a mist of 15 microns or less is provided, and the disposition position of the spray nozzle is 15 cm between the tip of the spray nozzle and another member located in the spray direction of the mist from the spray nozzle. It is characterized by the above.
[0006]
In the first aspect, since the spray nozzle for spraying the mist is provided in the middle of the path of the airflow generated by the driving of the fan, the spray nozzle is used regardless of whether the operation is the heating operation or the cooling operation. Since the mist is sprayed from the humidifier, the predetermined humidity can be more efficiently set as compared with the steam type or vaporizing type humidifying means. In particular, according to the first aspect, the mist sprayed from the spray nozzle has an average particle diameter of 15 microns or less, and the tip of the spray nozzle and another mist positioned in the spray direction of the mist from the spray nozzle. Since the distance from the member is set to 15 cm or more, even if the air-conditioning system is a ceiling-embedded type where the internal space of the case is extremely narrow, the danger that the sprayed mist becomes water again and drops into the room is effective. Can be prevented. In other words, since the present invention is configured as described above, it is possible to design a case in which the size of the case is increased even in the conventional ceiling-mounted air conditioner without increasing the size of the case of the air conditioner. No need to change.
[0007]
In addition, the above-mentioned spray nozzle has an average particle diameter as small as possible from the viewpoint of avoiding upsizing of the case and effectively preventing a risk that the sprayed mist becomes water again and droops into the room (for example, (Less than 10 microns) is preferable, but by employing a spray nozzle that sprays a mist with a finer average particle diameter, there is a high possibility that noise is generated when the mist is sprayed from the spray nozzle. Therefore, it is preferable that the average particle diameter of the mist sprayed from the spray nozzle be 15 μm or less. Further, the disposition position of the spray nozzle, in particular, the distance between the tip of the spray nozzle and another member located in the spray direction of the mist from the spray nozzle is, as described above, the average particle size of the sprayed mist. Depending on the diameter, even if this average particle diameter is small, if the distance between the tip of the spray nozzle and other members is too short, the mist may adhere to other members and become water again. Is high, the distance is preferably at least 15 cm or more, and in order to further avoid the possibility that the mist becomes water, it is preferable that the distance is 20 cm or more with respect to members in the apparatus. Note that the distance to such another member is the distance between the tip of the spray nozzle and the member located in the spray direction of the mist from the spray nozzle, and is not the distance from the member existing in the radial direction from the spray nozzle.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, a sound insulating plate is provided between the suction port formed in the case and the spray nozzle so that air can flow freely. It is characterized by being provided.
[0009]
In the second aspect of the invention, since the sound insulating plate is provided between the suction port formed in the case and the spray nozzle, noise generated from the spray nozzle can be effectively shielded. A spray nozzle having a fine average particle diameter of sprayed mist can be used as a component. In addition, the sound insulation plate constituting the second invention is provided between the suction port formed in the case and the spray nozzle, and allows air to flow freely. Even if water droplets fall on the sound insulating plate from the spray nozzle or from a member provided in the apparatus, there is a high possibility that the water droplets are vaporized, and the danger of falling into the room from the sound insulating plate is effective. Can be prevented.
[0010]
In addition, the above-mentioned sound insulation plate has a large number of independent air bubbles (fine holes) formed entirely, for example, a glass wool molded into a plate shape, or a foamed urethane resin or a foamed polyethylene resin. A through hole through which air is sucked may be formed, or a large number of continuous through holes may be formed as a whole, and air may be sucked into the case from the through hole. A large number of continuous through holes are formed in the whole, and air is sucked into the case through the through holes, or a glass wool is formed into a plate shape. Described invention). By using the sound insulating plate having such a configuration as a constituent element, the water content of the sound insulating plate can be increased, and the water contained in the sound insulating plate can be effectively vaporized.
[0011]
Further, according to a third invention (an invention according to claim 3), in the first or second invention, the spray nozzle is connected to a humidity sensor, and the humidity sensor detects that the humidity is lower than a predetermined humidity. In this case, fog is sprayed in conjunction with driving of the fan.
[0012]
According to the third aspect, even when the heat exchanger does not operate, when the humidity sensor detects that the humidity is lower than the predetermined humidity, the spray nozzle sprays the mist by driving the fan. Therefore, even when the room temperature is, for example, about 20 degrees Celsius and the heat exchanger does not operate, it is possible to surely increase the humidity, and when the mist is sprayed from the spray nozzle. In this case, since the fan is always driven, the generation of water droplets can be effectively prevented.
[0013]
Further, a fifth invention (an invention according to claim 5) is characterized in that, in the first, second, third or fourth invention, the water supplied to the spray nozzle is pure water. Things.
[0014]
In the fifth aspect, since the water supplied to the spray nozzle is pure water, the fine spray holes formed in the spray nozzle are clogged with impurities such as calcium contained in tap water, or In addition, it is possible to effectively prevent such impurities from diffusing into the room and adhering to a monitor screen of a personal computer, for example.
[0015]
According to a sixth invention (an invention according to claim 6), in any one of the first, second, third, fourth, and fifth inventions, the spray nozzle is provided with water or pure water. A first conduit provided with a first opening / closing valve in the middle while supplying water, and a second conduit provided with a second opening / closing valve in the middle while supplying compressed air to the spray nozzle. And being connected to the respective conduits, wherein the stop of the spray of the mist from the spray nozzle is configured to close the second open / close valve after closing the first open / close valve. Is what you do.
[0016]
In the sixth aspect of the invention, the mist injection from the spray nozzle is stopped by closing the first opening / closing valve and then closing the second opening / closing valve. All water or pure water from the valve to the spray nozzle is sprayed. Therefore, according to the sixth aspect, the water or pure water from the first opening / closing valve to the spray nozzle rots or the corrosion of the
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a ceiling-mounted air conditioner according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0018]
As shown in FIG. 1, a ceiling embedded air conditioner (hereinafter, referred to as an air conditioner) 1 according to this embodiment is attached to a ceiling board 3 provided below a
[0019]
The case 4 is formed by molding a substantially rectangular parallelepiped outer shape with a synthetic resin. Around the lower surface, a
[0020]
A
[0021]
A
[0022]
A
[0023]
Therefore, according to the air conditioner 1 described above, when the user turns on the main switch provided on the
[0024]
In the air conditioner 1 according to this embodiment, as described above, in a state where the mist is being sprayed from the
[0025]
As described above, when the fine nozzle is sprayed from the
[0026]
In the air conditioner 1 according to the above-described embodiment, four
[0027]
【The invention's effect】
As is clear from the above description of the embodiment of the present invention, in the present invention (the invention described in claim 1), a spray nozzle for spraying mist is provided in the middle of the path of the airflow generated by driving the fan. Therefore, irrespective of whether it is during the heating operation or the cooling operation, the mist is sprayed from the spray nozzle, so that the predetermined humidity is efficiently achieved as compared with the steam type or vaporization type humidification means. be able to. In particular, according to the first aspect, the mist sprayed from the spray nozzle has an average particle diameter of 15 microns or less, and the tip of the spray nozzle and another mist positioned in the spray direction of the mist from the spray nozzle. Since the distance from the member is set to 15 cm or more, even if the air-conditioning system is a ceiling-embedded type where the internal space of the case is extremely narrow, the danger that the sprayed mist becomes water again and drops into the room is effective. Can be prevented. In other words, since the present invention is configured as described above, it is possible to design a case in which the size of the case is increased even in the conventional ceiling-mounted air conditioner without increasing the size of the case of the air conditioner. No need to change.
[0028]
Further, in the second invention (the invention according to claim 2), since the sound insulation plate is provided between the suction port formed in the case and the spray nozzle, the noise generated from the spray nozzle is reduced. Thus, a spray nozzle having a small average particle diameter of sprayed mist can be used as a component. In addition, the sound insulation plate constituting the second invention is provided between the suction port formed in the case and the spray nozzle, and allows air to flow freely. Even if water droplets fall on the sound insulating plate from the spray nozzle or from a member provided in the apparatus, there is a high possibility that the water droplets are vaporized, and the danger of falling into the room from the sound insulating plate is effective. Can be prevented.
[0029]
Further, according to the third invention (the invention according to claim 3), even when the heat exchanger does not operate, if the humidity sensor detects that the humidity is lower than the predetermined humidity, the fan is not operated. Since the mist is sprayed from the spray nozzle by driving, even when the room temperature is, for example, about 20 degrees Celsius and the heat exchanger does not operate, the humidity can be reliably increased, and When the mist is sprayed from the spray nozzle, the fan is always driven, so that the generation of water droplets can be effectively prevented.
[0030]
According to the fourth invention (the invention according to claim 4), the water content of the sound insulating plate can be increased, and the water contained in the sound insulating plate can be effectively vaporized, It is possible to effectively prevent the danger of water drops falling indoors from the sound insulating plate.
[0031]
In the fifth invention (the invention according to claim 5), since water supplied to the spray nozzle is pure water, the water formed in the spray nozzle by impurities such as calcium contained in tap water. It is possible to effectively prevent adverse effects such as clogging of fine spray holes or diffusion of impurities into a room, for example, adhesion to a monitor screen of a personal computer.
[0032]
Further, in the sixth invention (the invention according to claim 6), the stopping of the injection of the mist from the spray nozzle is configured to close the first opening / closing valve and then close the second opening / closing valve. Therefore, all the water or pure water from the first opening / closing valve to the spray nozzle is sprayed. Therefore, according to the sixth aspect, the water or pure water from the first opening / closing valve to the spray nozzle is rotten, or the corrosion of the first conduit from the spray nozzle to the first opening / closing valve is effectively prevented. It is possible to do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing an embedded ceiling air conditioner according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a bottom view of the ceiling-mounted air conditioner shown in FIG.
FIG. 3 is a sectional view showing a spray nozzle.
[Explanation of symbols]
1 Ceiling embedded air conditioner
4 cases
4b Suction port
4c outlet
5 Electric fan
6 heat exchanger
10 Spray nozzle
11 First conduit
12 Second conduit
12a Second electromagnetic valve
13 Sound insulation board
22a first electromagnetic valve
Claims (6)
上記ケース内には、上記ファンの駆動により生ずる気流の経路途中に平均粒子径15ミクロン以下の霧を噴霧する噴霧ノズルが配設され、この噴霧ノズルの配設位置は、該噴霧ノズルの先端と該噴霧ノズルからの霧の噴霧方向に位置する他の部材との距離が15cm以上とされてなることを特徴とする天井埋込型空調装置。A ceiling-mounted air conditioner including a case having a suction port into which air is sucked and an air outlet from which air is blown out, and a heat exchanger and a fan provided in the case,
In the case, a spray nozzle for spraying mist having an average particle diameter of 15 μm or less is provided in the middle of the path of the airflow generated by driving the fan, and the position of the spray nozzle is set at the tip of the spray nozzle. An embedded ceiling air conditioner, wherein a distance from another member located in a spray direction of the mist from the spray nozzle is 15 cm or more.
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