JP2004221736A - Doorphone system - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、迷惑防止機能付きドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドアホン装置としては、図6に示すようなものが知られている。
図6に示す従来のドアホン装置は、主装置101と、ボタン電話機(子機)105と、テレビドアホン106と、CPU114と、画像処理部119と、画像メモリ120とにより、電話装置として構成される。(例えば、特許文献1参照)。
このように構成されたドアホン装置において、テレビドアホン106で呼出操作が行われたときに、テレビドアホン106のテレビカメラからの画像データを主装置101の画像処理部119で受信させて処理させ、この処理された画像データと画像メモリ120に予め登録されていた画像データとの比較処理を行い、登録されたものと一致すれば、CPU114がボタン電話機(子機)105に対して着信音を鳴らすよう指示し、ボタン電話機(子機)105において着信音を鳴らす。
【0003】
【特許文献1】
特開平09―107399号公報、
(第3、4頁、段落番号0007乃至0015、図面番号図3)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来のドアホン装置においては、各々の住戸でデータベースを構築しているため、同一来訪者を複数の住戸で登録するためには余分な手間がかかるという問題があった。
また、訪問販売や不審人物等の情報は複数の住戸で共有する方がセキュリティの向上につながるが、従来のドアホン装置では個別に設定する必要があるため、情報の共有化が難しいという問題があった。
また、ドアホンを鳴らす人物を登録するため、交友関係の広い住戸では多くの来訪者を登録しなければいけないことになり、登録に多大な手間を要するという問題があった。
また、不審人物や犯罪者等の情報が登録されないため、そのような人物の訪問があったことを識別する手段がなく、従って警察等への通報は行われず、周辺のセキュリティは良くならないという問題があった。
また、住人不在時に、来訪者に関係する住人や、応対をお願いした近所へ連絡する手段がなく、住人が不在で対応できないことによって、来訪者が不快になるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、複数の住戸で共有したい来訪を望まない人物の情報を、容易に共有することができ、セキュリティを向上させるドアホン装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるドアホン装置は、来訪者の個人特定情報を取得するドアホン子機と、応対不必要な来訪者の個人特定情報を記憶し複数の住戸で共用する共用データベースと、来訪者の個人特定情報が前記共用データベースに登録された個人特定情報と一致しない場合にのみ呼び出し音を発生するドアホン親機とを備えるという構成を有している。この構成により、複数の住戸で共用データベースを共用化することにより、ある1件の住戸で来訪者を共用データベースに登録するだけで、複数の住戸全てにおいてその来訪者が再度来訪してもドアホンを鳴らさないようにすることが可能になる。また、ドアホンを鳴らさない人物のみを登録することにより、交友関係の広い住戸においても登録の手間を省くことが可能になる。
【0007】
本発明におけるドアホン装置は、前記個人特定情報が、来訪者を特定できる前記来訪者の画像または特徴であるという構成を有している。この構成により、来訪者に対する応対の可否を決める個人特定情報を来訪者の顔画像またはホクロ等目立つ特徴を採用したことにより、正確に応対不必要な来訪者を見分けることができる。
【0008】
本発明におけるドアホン装置は、前記ドアホン親機が、前記共用データベースに記録された来訪者に対する今後の応対の有無を登録する応対登録手段を有するという構成を有している。この構成により、集合住宅の各々の住戸でも来訪者情報を共用データベースに記憶できるようになり、他の住戸で共用データベースに登録された来訪者に対しても、各々の住戸の要望に応じてドアホンを鳴らすか鳴らさないかを決めることができることとなる。
【0009】
本発明におけるドアホン装置は、前記共用データベースに記録される前記来訪者に対する今後の応対の有無の登録が、住戸毎且つ来訪者毎に行われるという構成を有している。この構成により、来訪者に対する今後の対応の有無は、各住戸の判断により行うことができるので、共用データベースに登録された来訪者に対しても、各々の住戸の要望に応じてドアホンを鳴らすようにすることが可能になる。
【0010】
本発明におけるドアホン装置は、前記共用データベースが来訪者の個人特定情報とともに前記来訪者毎に来訪を通報する通報先を登録し、前記ドアホン親機は来訪者の個人特定情報が前記共用データベースに登録されている前記個人特定情報と一致したときに前記通報先に通報する通報手段を有するという構成を有している。この構成により、通報を必要とする来訪者が確認された場合には、通報先に自動的に通報することができる。
【0011】
本発明におけるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項1ないし5のいずれかに記載された共用データベースに登録された来訪者の個人特定情報及び各個人特定情報に対する通報先データを記録したという構成を有している。この構成により、共用データベースに記録されている来訪者の対応の可否情報及び通報先情報を他のコンピュータで容易に取得することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1ないし第3の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態におけるドアホン装置の構成を説明する。図1に示す、本実施の形態における第1の住戸のドアホン装置31のテレビカメラ付きドアホン子機1は、テレビカメラ前の映像を撮像して画像信号として出力するテレビカメラ10と、テレビカメラ付きドアホン子機1の前に居る来訪者がテレビモニタ付きドアホン親機2の前に居る住人との通話を成立するために用いる子機マイク11及び子機スピーカ12と、テレビモニタ付きドアホン親機2を呼び出す場合に用いられる呼出ボタン13と、テレビカメラ10で撮像された映像と子機マイク11から採取された音声と呼出ボタンの押下信号を多重化して送信し、後述するテレビモニタ付きドアホン親機2で入力された音声を受信する多重回路14とで構成されており、多重回路14はテレビモニタ付きドアホン親機2の多重回路20に接続されている。
【0013】
また、図1に示す、本実施の形態におけるドアホン装置のテレビモニタ付きドアホン親機2は、テレビカメラ付きドアホン子機1から受信した映像と音声と呼出ボタン13の押下信号とを分離し、ハンドセット29から入力した音声を送信する多重回路20と、テレビカメラ付きドアホン子機1のテレビカメラ10で撮像した映像信号を出力する映像信号制御回路22と、映像信号制御回路22から出力した映像信号から来訪者の顔画像を切り出し、共用データベース41に登録されている顔画像と同一人物のものか否かを判定する顔画像認識装置23と、映像信号制御回路22から出力した映像信号によりテレビカメラ付きドアホン子機1のテレビカメラ10で撮像した来訪者の画像を映すテレビモニタ21と、顔画像認識装置23で共用データベース41に登録された顔画像と同一人物であると判定された場合に、呼出音を発生するよう指示する呼出音発生切替部25と、呼出音を発生させる呼出音発生回路26と、テレビカメラ付きドアホン子機1からテレビモニタ付きドアホン親機2を呼び出す場合で、かつ呼出音発生切替部25で呼出音を発生すると判定された場合に呼出音を鳴動させるスピーカ27と、テレビモニタ付きドアホン親機2の前に居る住人がテレビカメラ付きドアホン子機1の前に居る来訪者との通話を成立させるために用いるハンドセット29と、ハンドセット29で送受信される音声信号を適宜に信号処理する音声信号制御回路28と、集合住宅(第1の住戸31、第2の住戸32、・・・、第3の住戸33)で共用可能な来訪者の個人特定情報(詳細は後述する)を記憶したデータベースである共用データベース41と、各住戸で今後応対したくない来訪者の顔画像の共用データベース41への登録をテレビモニタ付きドアホン親機2に指示する登録ボタン30とにより構成される。
【0014】
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態におけるドアホン装置の動作を説明する。まず、第1の住戸のドアホン装置31のテレビカメラ付きドアホン子機1のテレビカメラ10によって撮像された画像を、テレビモニタ付きドアホン親機2の顔画像認識装置23により共用データベース41に予め登録されている全ての顔画像のうち、いずれかの顔画像と一致するかどうかを判定する。顔画像認識装置23における認識結果により、撮像された画像が共用データベース41に登録された全ての顔画像と一致しないと判定された場合は、呼出音発生切替部25から呼出音発生回路26に対し呼出音発生を指示し、呼出音発生回路26により呼出音を発生して、スピーカ27で呼出音を鳴らす。逆に、いずれかの顔画像と一致する場合は、呼出音発生回路26は呼出音発生指示は行わず、その結果、スピーカ27を鳴動させない。
【0015】
さらに、応対の結果、住人が今後応対したくないと思った来訪者に対しては、登録ボタン30を押すことにより、顔画像認識装置23で切り出された来訪者の顔画像を共用データベース41に登録する。
また、共用データベース41には、ドアホンを鳴らす来訪者ではなく、ドアホンを鳴らさない来訪者のみを登録している。この理由は、ドアホンを鳴らす来訪者を共用データベース41へ登録すると、交友関係は住戸毎に大きく異なっていることが多いため、各住戸で多くの人物を登録しなければならなくなり、共用化する長所は少ないという問題が生じるが、ドアホンを鳴らさない来訪者のみを共用データベース41へ登録すると、訪問販売や不審人物等の、全ての住戸で対応したくないと考えられる人物を登録できるため、住戸全体に対してより有用な共用データベースを構築できるからである。
【0016】
なお、共用データベース41のデータを、ネットワークで当該住戸以外に転送を可能にしたり、リムーバブルなハードディスクやメモリ等に記録して、当該住戸以外でも利用できるようにしても構わない。当該住戸以外で利用する場合の一例としては、近所への引越しが挙げられ、この場合は共用データベースがリムーバブルなハードディスクやメモリで構成されていたり、あるいは引越し前と引越し後の住宅がネットワーク等で共用データベースのデータを転送できる状態であれば、引越し先の共用データベース41にコピーして使用することが可能になる。
【0017】
また、共用データベース41に登録された人物は、第2の住戸のドアホン装置32、及び第3の住戸のドアホン装置33を含めた、共用データベース41を利用する住戸全てに共通に呼出音が鳴らさなくする。なお、第1の住戸のドアホン装置31の場合と同様に、第2の住戸のドアホン装置32及び第3の住戸のドアホン装置33からも共用データベース41に登録することができる。また、警察等の公共機関のデータベースともデータの授受が可能であり、例えば警察が犯罪者や要注意人物を共用データベース41に登録しても構わない。
【0018】
なお、テレビモニタ付きドアホン親機2に、共用データベース41に登録された顔画像データを消去する機能を設けても良い。データを消去された人物については、以降該当する住戸あるいは集合住宅全体を訪問すると、呼出音が鳴らない状態から鳴る状態に変化することになる。
また、共用データベース41に記憶して来訪者に応対するかしないかの認識対象とする来訪者の個人特定情報は、本実施の形態では顔画像として説明してきたが、顔画像だけとする必要はなく、顔画像から抽出可能な特徴的な情報を記録しても構わない。例えば、目・鼻・口の形状、顔の形状、黒子の位置等の情報も挙げられる。
また、認識対象は顔画像だけである必要はなく、その他の認識対象、例えば音声や顔画像以外の画像としたり、顔画像と併用しても良い。
【0019】
このような本発明の第1の実施の形態のドアホン装置によれば、複数の住戸で共用データベースを共用化して、共用データベースとして利用することにより、ある1件の住戸を訪れた来訪者を登録ボタンで共用データベースに登録するだけで、複数の住戸全てにおいてその来訪者が再度来訪してもドアホンを鳴らさないようにすることが可能になり、複数の住戸で個別に来訪者を登録する必要がなくなるため、訪問販売や不審人物等の複数の住戸で共有したい情報を、手間を掛けず容易に共有することが可能になり、セキュリティも向上させることができる。
【0020】
(第2の実施の形態)
次に、図2を参照して、本発明の第2の実施の形態におけるドアホン装置の構成を説明する。本実施の形態におけるドアホン装置は、上記の第1の実施の形態におけるドアホン装置とは、共用データベース41に記録された人物に対して今後の応対の有無を登録する応対登録ボタン34を追加した点で相違する。なお、応対登録ボタン34には共用データベース41に記録されている特定の人物を呼び出すためのボタン等を設けてもよい。その他の構成要素は第1の実施の形態のものと同様のため、詳細な説明は省略する。
【0021】
次に、図2及び図3を参照して、本発明の第2の実施の形態におけるドアホン装置の動作を説明する。なお、以下の動作の説明では、第1の実施の形態における動作と異なる点についてのみ説明する。
共用データベース41に来訪者を登録した後、各住戸では応対登録ボタン34の操作により、個々の来訪者に対してドアホンの呼出音を鳴らすまたは鳴らさないを選択して登録することができる。
以下、図3を参照して、各住戸で決定した応対情報が、共用データベース41にどのように記録されるかを説明する。応対の有無を登録する際には、共用データベース41に記憶されている来訪者の画像を表示しながら、その来訪者への応対の有無を登録する。すなわち、応対登録ボタン34を操作することにより共用データベース41から希望する来訪者の画像を呼出し、顔画像認識装置に入力するとともにテレビモニタ21に入力して、呼出した来訪者の画像を表示する。操作者は来訪者の画像の表示を見ながら以下に示すような呼出音を「鳴らす」「鳴らさない」を決定する。
【0022】
図3に示す情報で、「鳴らさない」は、当該来訪者(現在の来訪者)が再度来訪したときに呼出音を鳴らさない。「鳴らす」は、当該来訪者が再度来訪したときに呼出音を鳴らすという意味である。
図3の登録情報には、来訪者の画像データだけでなく、来訪者に対する各住戸での対応も一緒に記録される。例えば、来訪者1に対しては、第1の住戸のドアホン装置31、第2の住戸のドアホン装置32、第3の住戸のドアホン装置33とも「鳴らさない」と設定しており、来訪者2に対しては、第2の住戸のドアホン装置32のみが「鳴らす」、第1の住戸のドアホン装置31及び第3の住戸のドアホン装置33では「鳴らさない」と設定し、来訪者3に対しては、第3の住戸のドアホン装置33のみが「鳴らす」、第1の住戸のドアホン装置31及び第2の住戸のドアホン装置32が「鳴らさない」と設定し、来訪者nに対しては、第2の住戸のドアホン装置32及び第3の住戸のドアホン装置33が「鳴らさない」、第1の住戸のドアホン装置31が「鳴らす」と設定していることがわかる。なお、「鳴らす」「鳴らさない」という情報は、例えば、0が記憶されていれば「鳴らす」、1が記憶されていれば「鳴らさない」というように、記憶内容を単純化して記憶しても構わない。また、来訪者を共用データベース41に新規登録する場合には、登録した住戸の初期設定は「鳴らさない」とし、登録した住戸以外の住戸の初期設定は、各住戸の希望や周辺のセキュリティレベル等の状況に応じて、「鳴らす」「鳴らさない」のどちらに設定しても構わない。顔画像認識装置23では、共用データベース41に記憶されているデータから、自分の住戸の対応が「鳴らさない」と登録されている来訪者の顔画像データのみを引き出して照合を行う。
なお、各住戸の対応は、適宜各住戸から変更できるようにしても構わない。
【0023】
このような本発明の第2の実施の形態のドアホン装置によれば、他の住戸から共用データベース41に登録された来訪者に対して、登録ボタンでドアホンの呼び出し音を鳴らすまたは鳴らさないを選択することにより、各住戸の応対情報も共用データベース41に記憶できるようになるため、共用データベース41に登録された来訪者に対しても、各々の住戸の要望に応じてドアホンを鳴らすようにすることができるようになり、複数の住戸のニーズが複雑化しても、住戸の要望に応じたきめ細かい対応を実現することができる。
【0024】
(第3の実施の形態)
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態におけるドアホン装置の構成を説明する。本実施の形態におけるドアホン装置は、上記の第1の実施の形態におけるドアホン装置とは、公衆電話網61に接続する通報装置71を設け、公衆電話網61から警察52、第1の携帯電話53及び第2の携帯電話54に接続するようにした点で相違する。その他の構成要素は第1の実施の形態のものと同様のため、詳細な説明は省略する。
【0025】
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第3の実施の形態におけるドアホン装置の動作を説明する。なお、以下の動作の説明では、第1の実施の形態における動作と異なる点についてのみ説明する。
顔画像認識装置23で切り出した来訪者の顔画像が、共用データベース41に登録した顔画像と一致すると、共用データベース41に記録されている来訪者に対応する通報先へ、自動的に公衆電話網61を経由して通報し、来訪者がどのような人物であるか、どの住戸に来訪したかを情報として流す。例えば、図5に示すように、共用データベース41には、各々の来訪者の画像に対応して、通報先の電話番号を追加しておき、来訪者2の顔画像と一致した場合には警察52へ通報し、来訪者3の顔画像と一致した場合には第1の携帯電話53へ通報し、来訪者4の顔画像と一致した場合には第2の携帯電話54へ通報し、通報先なしとなっている場合にはどこにも通報しないようにするというものである。
なお、通報先は警察や携帯電話だけである必要はなく、その他一般住宅、集合住宅等の端末でも構わない。例えば、不在時に応対が必要な人物が来訪しそうな場合には、通報先として、予め不在時の応対を依頼した近所の電話番号を共用データベース41へ登録しておいて、登録した人物が来訪した場合には、自動的に通報先である近所へ通報して、代わりに応対してもらうという用途が考えられる。
【0026】
また、本実施の形態では、通報経路を公衆電話網を経由するものとしたが、それ以外の通報経路を使用しても構わない。例えば、LAN/WAN等のネットワークを使用する、住戸と通報先との直結回線を使用する、通報専用に無線回線を使用する等の方法も考えられる。警察等の確実に通報すべき通報先には、犯罪発生時に犯罪者に切断される可能性がある電話回線以外に、別の経路も併用する方が望ましい。
【0027】
このような本発明の第3の実施の形態のドアホン装置によれば、顔画像認識装置23が共用データベース41に登録されている通報を必要とする来訪者を認識した場合には、共用データベース41に登録されている通報先へ通報装置が自動的に通報することができ、通報の手間をなくすことが可能になる。また、共用データベース41に登録されている通報が必要な来訪者を顔画像認識装置23で認識すると、予め来訪者と対応付けて登録されている通報先へ通報装置が自動的に通報してくれるため、不審人物や犯罪者等を捕捉する機会が多くなり、周辺のセキュリティレベルが向上する。また、不在時でも来訪者に応じて家族や近所へ自動的に連絡して、家族や近所が直ちに来訪者に対応することも可能になるため、住人が不在で応対できないことによる来訪者の不快感を少なくすることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明におけるドアホン装置は、上記のように構成され、特に、応対が不必要な来訪者に関する個人を特定できる情報を格納した複数の住戸で共用できる共用データベースを設けることにより、訪問販売や不審人物等の複数の住戸で共有したい情報を、手間を掛けずに容易に共有することが可能になり、セキュリティも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるドアホン装置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるドアホン装置の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるドアホン装置の共用データベースの記録内容の説明図、
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるドアホン装置の構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるドアホン装置の共用データベースの記録内容の説明図、
【図6】従来のドアホン装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 テレビカメラ付きドアホン子機
2 テレビモニタ付きドアホン親機
10 テレビカメラ
11 子機マイク
12 子機スピーカ
13 呼出ボタン
14、20 多重回路
21 テレビモニタ
22 映像信号制御回路
23 顔画像認識装置
25 呼出音発生切替部
26 呼出音発生回路
27 スピーカ
28 音声信号制御回路
29 ハンドセット
30 登録ボタン
31 第1の住戸のドアホン装置
32 第2の住戸のドアホン装置
33 第3の住戸のドアホン装置
41 共用データベース
52 警察
53 第1の携帯電話
54 第2の携帯電話
61 公衆電話網
71 通報装置
101 主装置
105 ボタン電話機(子機)
114 CPU
119 画像処理部
120 画像メモリ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a door phone device with a nuisance prevention function.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an intercom apparatus, one shown in FIG. 6 has been known.
The conventional intercom apparatus shown in FIG. 6 is configured as a telephone apparatus by a main apparatus 101, a key telephone (child unit) 105, a
In the intercom apparatus configured as described above, when a calling operation is performed on the
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-09-107399,
(3rd and 4th pages, paragraph numbers 0007 to 0015, drawing number FIG. 3).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional intercom apparatus, since a database is constructed in each dwelling unit, there is a problem that it takes extra time to register the same visitor in a plurality of dwelling units.
Sharing information about door-to-door sales and suspicious individuals among multiple dwelling units can improve security, but conventional door intercom devices must be set individually, which makes it difficult to share information. Was.
In addition, since the person who rings the doorphone is registered, many visitors must register in dwelling units with a wide friendship, and there is a problem that the registration requires a lot of trouble.
In addition, since information on suspicious persons, criminals, etc. is not registered, there is no means to identify that such a person has been visited, so no report is sent to the police, etc., and the surrounding security is not improved. was there.
In addition, when the resident is absent, there is no means for contacting the resident related to the visitor or the neighborhood where the reception was requested, and there was a problem that the visitor was uncomfortable because the resident was not able to respond.
[0005]
The present invention has been made in order to solve such a conventional problem, and a door phone device that can easily share information of a person who does not want to visit to be shared by a plurality of dwelling units and improves security is provided. To provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The door phone apparatus according to the present invention includes a door phone handset that acquires personal identification information of a visitor, a shared database that stores personal identification information of a visitor who does not need to respond and is shared by a plurality of dwelling units, and personal identification information of a visitor. Has an intercom base unit that generates a ringing tone only when it does not match the personal identification information registered in the shared database. With this configuration, the shared database is shared by a plurality of dwelling units, so that a visitor can be registered in the shared database at a certain dwelling unit, and the intercom can be used even if the visitor returns to all of the plurality of dwelling units. It becomes possible not to sound. In addition, by registering only persons who do not ring the doorphone, it is possible to save the trouble of registration even in dwelling units with a wide friendship.
[0007]
The door phone apparatus according to the present invention has a configuration in which the personal identification information is an image or feature of the visitor that can identify the visitor. According to this configuration, the visitor who does not need to be handled can be accurately identified by adopting a prominent feature such as the face image of the visitor or the mole as the personal identification information for determining whether or not to accept the visitor.
[0008]
The door phone apparatus according to the present invention has a configuration in which the door phone master unit has a service registration unit for registering whether or not there is a future service for the visitor recorded in the shared database. With this configuration, the visitor information can be stored in the shared database at each dwelling unit of the apartment house, and doorphones can be provided to visitors registered in the shared database at other dwelling units in accordance with the request of each dwelling unit. You can decide whether to sound or not.
[0009]
The door phone device according to the present invention has a configuration in which the registration of the future response to the visitor recorded in the shared database is performed for each dwelling unit and for each visitor. With this configuration, it is possible to determine whether or not to respond to the visitor in the future based on the judgment of each dwelling unit, so that even for the visitor registered in the shared database, the intercom can be sounded according to the request of each dwelling unit. It becomes possible to.
[0010]
In the intercom apparatus according to the present invention, the shared database registers a report destination for reporting a visit for each visitor together with the visitor's personal identification information, and the intercom master device registers the visitor's personal identification information in the shared database. And reporting means for reporting to the report destination when the information coincides with the personal identification information. With this configuration, when a visitor requiring a report is confirmed, the report can be automatically made to the report destination.
[0011]
A computer-readable recording medium according to the present invention has a configuration in which personal identification information of a visitor registered in the shared database according to any one of
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, first to third embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
(First Embodiment)
First, the configuration of the door phone device according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The
[0013]
Also, as shown in FIG. 1, the
[0014]
Next, an operation of the door phone device according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. First, an image captured by the
[0015]
Further, as a result of the reception, for the visitor whose resident does not wish to respond in the future, the
Further, only the visitors who do not ring the doorphone are registered in the shared database 41, not the visitors who ring the doorphone. The reason for this is that, when a visitor who rings a door phone is registered in the shared database 41, the friendship relationship often differs greatly from one dwelling unit to another, so that many persons must be registered in each dwelling unit. However, if only the visitors who do not ring the doorphone are registered in the shared database 41, it is possible to register persons who do not want to respond in all the dwelling units, such as door-to-door sales and suspicious persons, so that the entire dwelling unit can be registered. This is because a more useful shared database can be constructed for.
[0016]
The data of the shared database 41 may be transferred to a place other than the dwelling unit via a network, or may be recorded on a removable hard disk, a memory, or the like so that the data can be used outside the dwelling unit. An example of use outside the dwelling unit is moving to a neighborhood.In this case, the shared database is made up of removable hard disks and memory, or the house before and after the move is shared over a network, etc. If the data of the database can be transferred, the data can be copied to the shared database 41 at the moving destination and used.
[0017]
In addition, the person registered in the shared database 41 does not generate a ringing sound in common to all the dwelling units using the shared database 41, including the
[0018]
Note that the door
In the present embodiment, the personal identification information of a visitor to be stored in the shared database 41 and to be recognized as to whether or not to respond to the visitor has been described as a face image. Instead, characteristic information that can be extracted from a face image may be recorded. For example, information such as the shape of the eyes, nose, and mouth, the shape of the face, the position of the mole, and the like are also included.
The recognition target need not be only a face image, but may be another recognition target, for example, an image other than a voice or a face image, or may be used together with a face image.
[0019]
According to such a door phone apparatus of the first embodiment of the present invention, a shared database is shared by a plurality of dwelling units, and by using the shared database as a shared database, a visitor who has visited a certain dwelling unit is registered. By simply registering with the button in the shared database, it is possible to prevent the doorphone from ringing even if the visitor returns to all of the multiple dwelling units, and it is necessary to register the visitor individually in multiple dwelling units Therefore, information that is desired to be shared by a plurality of dwelling units, such as door-to-door sales and suspicious persons, can be easily shared without hassle, and security can be improved.
[0020]
(Second embodiment)
Next, a configuration of a door phone device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The intercom apparatus according to the present embodiment is different from the intercom apparatus according to the first embodiment in that a reception registration button 34 for registering the presence or absence of a future response to a person recorded in the shared database 41 is added. Is different. Note that the reception registration button 34 may be provided with a button for calling a specific person recorded in the shared database 41 or the like. The other components are the same as those of the first embodiment, and thus the detailed description is omitted.
[0021]
Next, an operation of the door phone device according to the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description of the operation, only points different from the operation in the first embodiment will be described.
After registering the visitor in the shared database 41, each dwelling unit can select and register whether or not to ring the intercom by operating the response registration button 34 for each visitor.
Hereinafter, how the response information determined in each dwelling unit is recorded in the shared database 41 will be described with reference to FIG. When registering the presence or absence of reception, the presence or absence of reception for the visitor is registered while displaying the image of the visitor stored in the shared database 41. That is, by operating the response registration button 34, an image of a desired visitor is called from the shared database 41, and is input to the face image recognition device and to the
[0022]
In the information shown in FIG. 3, “do not ring” does not sound a ringing tone when the visitor (current visitor) visits again. “Ring” means that a ringing tone sounds when the visitor returns.
In the registration information of FIG. 3, not only the image data of the visitor but also the correspondence of each dwelling unit to the visitor is recorded. For example, for the
The correspondence of each dwelling unit may be appropriately changed from each dwelling unit.
[0023]
According to such a door phone apparatus of the second embodiment of the present invention, for a visitor registered in shared database 41 from another dwelling unit, select whether or not to ring the door phone using the registration button. By doing so, the service information of each dwelling unit can be stored in the shared database 41, so that the doorphone can be sounded according to the demands of each dwelling unit even for visitors registered in the shared database 41. Thus, even if the needs of a plurality of dwelling units become complicated, it is possible to realize a detailed response according to the demands of the dwelling units.
[0024]
(Third embodiment)
Next, a configuration of a door phone device according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. The intercom apparatus according to the present embodiment is different from the intercom apparatus according to the first embodiment in that a reporting device 71 connected to a
[0025]
Next, an operation of the intercom apparatus according to the third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description of the operation, only points different from the operation in the first embodiment will be described.
When the face image of the visitor cut out by the face
It should be noted that the report destination does not need to be only the police or a mobile phone, but may be a terminal such as a general house or an apartment house. For example, in the case where a person who needs to be answered when visiting is absent is likely to visit, the telephone number of the neighborhood where the request was made in advance is registered in the shared database 41 as a report destination, and the registered person visited. In such a case, it is conceivable to automatically report to the neighborhood that is the report destination and have the person respond instead.
[0026]
Also, in the present embodiment, the report route is via the public telephone network, but other report routes may be used. For example, a method using a network such as a LAN / WAN, using a direct connection line between a dwelling unit and a report destination, and using a wireless line exclusively for reporting can be considered. It is desirable that the police and other reporting destinations not only use telephone lines that may be cut off by a criminal in the event of a crime, but also use other routes.
[0027]
According to the intercom apparatus of the third embodiment of the present invention, when the face
[0028]
【The invention's effect】
The intercom apparatus according to the present invention is configured as described above, and in particular, by providing a shared database that can be shared by a plurality of dwelling units and stores information that can identify an individual regarding a visitor who does not need to be handled, so that a door-to-door sales or a suspicious person can be performed. , Etc., information to be shared by a plurality of dwelling units can be easily shared without trouble, and security can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a door phone device according to a first embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a door phone device according to a second embodiment of the present invention;
FIG. 3 is an explanatory diagram of recorded contents of a shared database of an intercom apparatus according to a second embodiment of the present invention;
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of a door phone device according to a third embodiment of the present invention;
FIG. 5 is an explanatory diagram of recorded contents of a shared database of an intercom apparatus according to a third embodiment of the present invention;
FIG. 6 is a block diagram showing a configuration of a conventional door phone device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
114 CPU
119 image processing unit 120 image memory
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|---|---|
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- 2003-01-10 JP JP2003004437A patent/JP2004221736A/en active Pending
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