JP2004218894A - 空気調和機及び空気調和方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】調和空気を居室の床面に効果的に到達させて快適性の向上及び空気調和効率の向上を図ることのできる空気調和機及び空気調和方法を提供する。
【解決手段】空気調和機の室内機1は壁面W1の上部に取り付けられ、吸込口4及び吹出口5がそれぞれ室内機1の前面及び下部に設けられる。吹出口5には前方水平方向から後方下方に亙って回動可能な横ルーバ11a、11bが配されている。暖房運転が開始されると、吸込口4から室内の空気が室内機1に取り込まれ、横ルーバ11a、11bによって壁面W1に向けて斜め下方に熱交換した調和空気が送出される。調和空気はコアンダ効果によって壁面W1に沿って下降し、床面F上を流通して室内を循環する。
【選択図】 図1
【解決手段】空気調和機の室内機1は壁面W1の上部に取り付けられ、吸込口4及び吹出口5がそれぞれ室内機1の前面及び下部に設けられる。吹出口5には前方水平方向から後方下方に亙って回動可能な横ルーバ11a、11bが配されている。暖房運転が開始されると、吸込口4から室内の空気が室内機1に取り込まれ、横ルーバ11a、11bによって壁面W1に向けて斜め下方に熱交換した調和空気が送出される。調和空気はコアンダ効果によって壁面W1に沿って下降し、床面F上を流通して室内を循環する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空気を調和して送出する空気調和機及び空気調和方法に関し、特に、暖房運転を行う空気調和機及び空気調和方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機は特願2002−266437号等に示される。図6はこの空気調和機による暖房運転時の室内の気流の挙動を示している。空気調和機の室内機1は側壁W1の上部に取付けられている。室内機1の下部には調和空気を送出する吹出口(不図示)が設けられる。
【0003】
暖房運転の開始直後は速やかに室内の空気を循環させる必要があるため、吹出口(不図示)から矢印Bに示すように風速「強」(約5〜6m/sec)で略真下方向に勢いよく送出される。そして、図中、矢印に示すように居室R内を流通して室内機1の上部または前部に設けられた吸込口4に戻る。
【0004】
吸込口4から吸引された空気の温度と設定温度との温度差が小さくなったことを検知すると、徐々に送風量が低下して風速「弱」(約3〜4m/sec)で調和空気が送出される。図7はこの時の室内の気流の挙動を示している。吹出口から矢印B’に示すように略真下方向に送出される調和空気は、居室R内を流通して吸込口4に戻る。居室R内の温度が設定温度よりも降下すると風速が増加される。これにより、室内温度を設定温度に維持するようになっている。
【0005】
また、風速「強」或いは風速「弱」で調和空気を送出し、吸込口4の吸気温度が設定温度を超える所定温度に到達すると調和空気の送出を停止して、吸込口4の吸気温度が設定温度よりも低くなると再度調和空気が送出されるように制御してもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図8、図9はそれぞれ風速「強」(図6)、風速「弱」(図7)で暖房運転した時の室内の温度分布を示している。室内温度の設定温度は28℃、居室Rの大きさは6畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き2400mm)である。計測ポイントは図6、図7に一点鎖線Dで示した部屋Rの中央断面を600mm間隔で高さ方向と横方向にそれぞれ6点、8点の合計48点計測している。
【0007】
風速「強」の場合は、図6に示すように室内機1から直下方向乃至前方下方に送出された暖気は比重が小さく強い浮力を受けるため、床面に達する前に風向が前方に大きく曲げられる。これにより、居住空間に暖気が直接降り注ぐ。このため、暖気が使用者の頭部に継続的に降り注ぐ場合には、使用者に不快感を与えるという問題があった。
【0008】
風速「弱」の場合は、図7に示すように室内機1から直下方向に送出された調和空気は風速が弱い上に比重が小さくて強い浮力を受けるため、矢印B’に示すように上昇する。これにより、図9に示すように居室Rの上部のみが温められて床面近傍は温められない。即ち、足元が寒く、頭部に暖気が直接当たって使用者に著しく不快感を与える問題があった。
【0009】
また、図6、図7によると、室内機1から送出された調和空気の一部は矢印B”に示すように上昇し、居室R内を循環せずに直ちに室内機1に取込まれる所謂ショートサーキットが生じる。このため、図8、図9に示すように室内機1の周囲の空気が過加熱され、吸込口4近傍の温度が設定温度28℃に対して3℃以上高い所謂暖気溜りEが生じる。これにより、空気調和効率が低下する問題もあった。
【0010】
更に、風速「強」(図6)で暖房運転が行なわれている時にショートサーキットにより暖気溜りEが生ずると、吸込口4より取り込んだ空気の温度が高く設定温度に近づいたと検知される。このため、居室R全体が充分に暖められる前に風速「弱」に切り替えられる。ところが、暖気溜りEによって室内機1の周囲の温度が高いため風速「強」に切り替えられず、足元が寒く、頭部には暖気が直接当たるという不快感を使用者に継続的に与えてしまうという問題があった。
【0011】
本発明は、快適性の向上及び空気調和効率の向上を図ることのできる空気調和機及び空気調和方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の空気調和機は、室内の壁面に取り付けられるとともに下部に吹出口を有し、室内の空気を取り込んで該壁面に向けて斜め下方に調和空気を送出できることを特徴としている。また、室内の2壁面が交差したコーナーに取り付けられるとともに下部に吹出口を有し、室内の空気を取り込んで該コーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出できることを特徴としている。
【0013】
これら構成によると、空気調和機は室内の上部に取り付けられ、暖房運転を行うと取り付けられた壁面或いはコーナーに向けて吹出口から鉛直下方よりも後方に調和空気が送出され、コアンダ効果によって一壁面または二壁面に沿って調和空気が降下した後、床面上を流通して室内を循環する。
【0014】
また本発明の空気調和方法は、室内の壁面の上部に取り付けられた空気調和機により室内の空気を取り込んで該壁面に向けて斜め下方に調和空気を送出することを特徴としている。
【0015】
また本発明の空気調和方法は、室内の二壁面が交差したコーナーの上部に取り付けられた空気調和機により室内の空気を取り込んで該コーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図6〜図9と同一の部分については同一の符号を付している。図1は第1実施形態の空気調和機を示す側面断面図である。室内機1はキャビネット2により本体部が保持されている。キャビネット2は後面に爪部(不図示)が設けられており、居室Rの側壁W1に取り付けられた取付板(不図示)に該爪部を嵌合することにより支持される。
【0017】
キャビネット2の前面側には、本体部を覆うようにフロントパネル3が着脱自在に取り付けられている。キャビネット2の上面部および前面部には吸込口4が設けられている。フロントパネル3の下端部とキャビネット2の下端部との間隙には、室内機1の幅方向に延びる吹出口5が形成されている。
【0018】
室内機1の内部には、吸込口4から吹出口5に連通する送風経路6が形成され、送風経路6内には空気を送出する送風ファン7が配されている。送風ファン7として、例えばクロスフローファン等を用いることができる。
【0019】
フロントパネル3に対向する位置には、吸込口4から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集・除去するエアフィルタ8が設けられている。送風ファン7とエアフィルタ8との間には、室内熱交換器9が配置されている。フロントパネル3と室内熱交換器9との間には所定間隔の空間が設けられており、吸込口4から取り入れられた空気が該空間を通って室内熱交換器9と広い面積で接触するようになっている。
【0020】
室内熱交換器9は圧縮機(不図示)に接続されており、圧縮機の駆動により冷凍サイクルが運転される。冷凍サイクルの運転によって、冷房時には室内熱交換器9が周囲温度よりも低温に冷却される。暖房時には、室内熱交換器9が周囲温度よりも高温に加熱される。尚、室内熱交換器9とエアフィルタ8との間には吸い込まれた空気の温度を検知する温度センサ61が設けられ、室内機1の側部には空気調和機の駆動を制御する制御部(不図示)が設けられている。
【0021】
室内熱交換機9の前後の下部には冷房または除湿時に室内熱交換器9から落下した結露を補集するドレンパン10が設けられている。前方のドレンパン10はフロントパネル3に取り付けられ、後方のドレンパン10はキャビネット2と一体に形成されている。
【0022】
送風経路6内の吹出口5の近傍には、外部に臨んで垂直方向の吹出角度を前方略水平乃至後方下方に段階的に変更可能な横ルーバ11a、11bが設けられている。横ルーバ11a、11bによって冷房運転時には調和空気を前方略水平方向乃至前方下方に吹き出すことができるとともに、暖房運転時には前方下方乃至後方下方に吹き出すことができる。また、横ルーバ11a、11bの奥側には左右方向の吹出角度を変更可能な縦ルーバ12が設けられている。
【0023】
上記構成の空気調和機において、暖房運転を開始すると、横ルーバ11a、11bが後方下方に向けて配置される。送風ファン7が回転駆動され、室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機1内には吸込口4から空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によって空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0024】
室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と熱交換して加熱される。そして、送風経路6を流通して吹出口5及び横ルーバ11a、11bの隙間から矢印に示すように後方斜め下方、即ち室内機1が取り付けられている側壁W1に向けて風速が例えば5m/secで送出される。
【0025】
図2は、この時の調和空気の居室R内の挙動を示す透視斜視図である。吹出口5から側壁W1に向けて送出された調和空気は、比重が小さいために強い浮力を受けるが、コアンダ効果によって巻き上がらずに側壁W1に沿って下降する。そして、矢印Cに示すように床面F、側壁W1に対向する側壁W2、天井壁Sを順次伝って吸込口4に戻る。
【0026】
吸込口4から吸引された空気の温度が設定温度を超えた所定温度に到達したことを温度センサ61により検知すると、冷凍サイクルの運転が停止される。そして、温度センサ61により吸気の温度が設定温度よりも低くなると調和空気が送出され、温度センサ61の検知により送風と停止が繰り返し行われる。
【0027】
図3は、暖房運転時の室内の温度分布を示している。室内温度の設定温度は28℃であり、居室Rの大きさは6畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き2400mm)である。前述の図8、図9と同様に、計測ポイントは一点鎖線Dで示した居室Rの中央断面を600mm間隔で高さ方向と横方向にそれぞれ6点、8点の合計48点計測している。
【0028】
同図に示すように、温度の高い調和空気が床面Fを伝って足元に到達するため、居室Rの床面中央部の温度は33℃〜35℃になっている。前述の図8、図9に示す従来例によると同じ位置で31℃〜32℃(図8)及び23℃(図9)程度であるため、足下の温度をより高くして使用者の不快感を低減し、快適性を大幅に向上させることができる。
【0029】
また、室内機1から送出された調和空気はコアンダ効果によって巻き上がらないためショートサーキットが生じない。このため、室内機1の周囲が過剰に暖められる暖気溜りE(図8参照)も生じず、吸込口4近傍の温度は設定温度である28℃と同じ程度になっている。従って、空気調和効率が向上されるとともに、室内が充分温まった状態で運転が停止される。
【0030】
また、吸込口4から吸引された空気の温度と設定温度との温度差が小さくなったことを温度センサ61により検知すると、例えば風速を3m/secに切り替えて調和空気を送出してもよい。この場合も上記と同様に調和空気は浮力が働いてもコアンダ効果によって側壁W1に沿って流通する。このため、ショートサーキットが生じず、暖気溜りE(図9参照)を低減して空気調和効率を向上させることができる。
【0031】
尚、使用者によっては、暖房運転の開始直後や居室Rの室内温度が所望の温度に達していない時に暖気を直接浴びたい場合がある。また、居室Rの室内温度が所望の温度に達した後には、暖気を直接浴びると不快感を感じるため、暖気を直接浴びることなく室内温度を所望の温度に保ちたいと要望する場合もある。
【0032】
このような場合に、前述の図6の従来例に示すように調和空気を前方下方に送出した後、図1、図2に示すように後方下方に送出するとよい。即ち、暖房運転を開始した直後や吸込口4に取り込まれる空気の温度が所望の温度に到達する前に、横ルーバ11a、11bを回動して図6に示すように前方下方に調和空気を送出する。これにより、暖気を使用者に直接浴びせることができる。
【0033】
そして、吸込口4に取り込まれる空気の温度が所望の温度に近づくと調和空気を後方下方に送出する。これにより、ユーザは暖気を直接浴びることなく、部屋の温度を所望の温度に保つことができる。従って、使用者の利便性を大幅に向上させることができる。
【0034】
次に、図4は第2実施形態の空気調和機の室内機を示す断面図である。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の室内機21は、図5に示すように居室Rの隣接する2側壁W3、W4が交差したコーナーLの天井壁Sに接する位置に取り付けられ、所謂コーナーエアコンになっている。図4は図3における一点鎖線Eで切断した断面を示している。
【0035】
図4において、室内機21のキャビネット2の側壁W3、W4(図5参照)に接する面には爪部(不図示)が設けられており、側壁W3、W4に取り付けられた取付板(不図示)に該爪部を嵌合することにより支持される。キャビネット2の前面側には断面円弧状のフロントパネル3が設けられ、フロントパネル3には吸込口4が設けられている。フロントパネル3の下端とキャビネット2の下端との間には吹出口5が形成されている。
【0036】
室内機21の内部には、吸込口4から吹出口5に連通する送風経路6が形成されている。送風経路6内のキャビネット2の前方には空気を送出する送風ファン7が配されている。送風ファン7として、例えばクロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等を用いることができる。
【0037】
送風経路6内の吹出口5の近傍には、外部に臨んで垂直方向の吹出角度を前方略水平乃至後方下方に段階的に変更できる横ルーバ11が設けられている。横ルーバ11によって、冷房運転時には調和空気を略水平方向乃至前方下方に吹き出すことができる。また、暖房運転時には前方下方乃至前方後方に吹き出すことができる。更に、横ルーバ11の奥側には左右方向の吹出角度を変更可能な縦ルーバ12が設けられている。その他の部分は第1実施形態の空気調和機の室内機1(図1参照)と同様である。
【0038】
上記構成の空気調和機において、暖房運転を開始すると、図4に示すように横ルーバ11の向きが設定される。送風ファン7が回転駆動され、室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機21内には吸込口4から空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によって空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0039】
室内機21内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と熱交換し加熱される。そして、送風経路6を流通して吹出口5及び横ルーバ11の隙間から矢印に示すように後方斜め下方、即ち室内機21が設置されている側壁W3、W4が交差するコーナーLに向けて例えば風速5m/secで送出される。
【0040】
図5に示すように、コーナーLに向けて送出された調和空気は、コーナーL及び側壁W3、W4に沿って下降し、矢印Cに示すように床面F、側壁W3、W4に対向する側壁W5、W6、天井壁Sを順次伝って吸込口4に戻る。これにより暖気が居室R内を循環して暖房運転が行われる。
【0041】
本実施形態によると、室内機1bから後方下方に送出された調和空気(暖気)はコーナーL及び側壁W3、W4に沿って下降する。この時、調和空気は比重が小さいために強い浮力を受けるが、壁面によるコアンダ効果のため、巻き上がらずにコーナーL及び側壁W3、W4に沿い続ける。
【0042】
このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、コーナーL、側壁W3、W4、を伝って下降した調和空気は床面F上で図5に示すように放射状に広がるため、床面F全体に幅広く暖気を行き渡らせることができ、幅広い快適空間を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によると、空気調和機が取り付けられる壁面またはコーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出するので、壁面とのコアンダ効果によって温度の高い調和空気を床面に到達させることができる。従って、足元が寒く、頭部には暖気が直接当たるという不快感を低減して快適性を大幅に向上させることができる。
【0044】
また、壁面とのコアンダ効果によって調和空気は巻き上がらないためショートサーキットが生じない。このため、空気調和機の周囲に暖気溜りも生じず、空気調和効率が向上されるとともに、室内が充分温まった状態で運転停止或いは風速の低下が行われる。従って、継続的な不快感を使用者に与えることも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機を示す側面断面図である。
【図2】は、本発明の第1実施形態の空気調和機による居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図3】は、本発明の第1実施形態の空気調和機による居室内の温度分布を示す図である。
【図4】は、本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機を示す側面断面図である。
【図5】は、本発明の第2実施形態の空気調和機による居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図6】は、従来の空気調和機により風速を強にした時の居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図7】は、従来の空気調和機により風速を強にした時の居室内の温度分布を示す図である。
【図8】は、従来の空気調和機により風速を弱にした時の居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図9】は、従来の空気調和機により風速を弱にした時の居室内の温度分布を示す図である。
【符号の説明】
1、21 室内機
2 キャビネット
3 フロントパネル
4 吸込口
5 吹出口
6 送風経路
7 送風ファン
9 室内熱交換器
11、11a、11b 横ルーバ
12 縦ルーバ
61 温度センサ
W1〜W6 側壁
S 天井壁
F 床面
L コーナー
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空気を調和して送出する空気調和機及び空気調和方法に関し、特に、暖房運転を行う空気調和機及び空気調和方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機は特願2002−266437号等に示される。図6はこの空気調和機による暖房運転時の室内の気流の挙動を示している。空気調和機の室内機1は側壁W1の上部に取付けられている。室内機1の下部には調和空気を送出する吹出口(不図示)が設けられる。
【0003】
暖房運転の開始直後は速やかに室内の空気を循環させる必要があるため、吹出口(不図示)から矢印Bに示すように風速「強」(約5〜6m/sec)で略真下方向に勢いよく送出される。そして、図中、矢印に示すように居室R内を流通して室内機1の上部または前部に設けられた吸込口4に戻る。
【0004】
吸込口4から吸引された空気の温度と設定温度との温度差が小さくなったことを検知すると、徐々に送風量が低下して風速「弱」(約3〜4m/sec)で調和空気が送出される。図7はこの時の室内の気流の挙動を示している。吹出口から矢印B’に示すように略真下方向に送出される調和空気は、居室R内を流通して吸込口4に戻る。居室R内の温度が設定温度よりも降下すると風速が増加される。これにより、室内温度を設定温度に維持するようになっている。
【0005】
また、風速「強」或いは風速「弱」で調和空気を送出し、吸込口4の吸気温度が設定温度を超える所定温度に到達すると調和空気の送出を停止して、吸込口4の吸気温度が設定温度よりも低くなると再度調和空気が送出されるように制御してもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図8、図9はそれぞれ風速「強」(図6)、風速「弱」(図7)で暖房運転した時の室内の温度分布を示している。室内温度の設定温度は28℃、居室Rの大きさは6畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き2400mm)である。計測ポイントは図6、図7に一点鎖線Dで示した部屋Rの中央断面を600mm間隔で高さ方向と横方向にそれぞれ6点、8点の合計48点計測している。
【0007】
風速「強」の場合は、図6に示すように室内機1から直下方向乃至前方下方に送出された暖気は比重が小さく強い浮力を受けるため、床面に達する前に風向が前方に大きく曲げられる。これにより、居住空間に暖気が直接降り注ぐ。このため、暖気が使用者の頭部に継続的に降り注ぐ場合には、使用者に不快感を与えるという問題があった。
【0008】
風速「弱」の場合は、図7に示すように室内機1から直下方向に送出された調和空気は風速が弱い上に比重が小さくて強い浮力を受けるため、矢印B’に示すように上昇する。これにより、図9に示すように居室Rの上部のみが温められて床面近傍は温められない。即ち、足元が寒く、頭部に暖気が直接当たって使用者に著しく不快感を与える問題があった。
【0009】
また、図6、図7によると、室内機1から送出された調和空気の一部は矢印B”に示すように上昇し、居室R内を循環せずに直ちに室内機1に取込まれる所謂ショートサーキットが生じる。このため、図8、図9に示すように室内機1の周囲の空気が過加熱され、吸込口4近傍の温度が設定温度28℃に対して3℃以上高い所謂暖気溜りEが生じる。これにより、空気調和効率が低下する問題もあった。
【0010】
更に、風速「強」(図6)で暖房運転が行なわれている時にショートサーキットにより暖気溜りEが生ずると、吸込口4より取り込んだ空気の温度が高く設定温度に近づいたと検知される。このため、居室R全体が充分に暖められる前に風速「弱」に切り替えられる。ところが、暖気溜りEによって室内機1の周囲の温度が高いため風速「強」に切り替えられず、足元が寒く、頭部には暖気が直接当たるという不快感を使用者に継続的に与えてしまうという問題があった。
【0011】
本発明は、快適性の向上及び空気調和効率の向上を図ることのできる空気調和機及び空気調和方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の空気調和機は、室内の壁面に取り付けられるとともに下部に吹出口を有し、室内の空気を取り込んで該壁面に向けて斜め下方に調和空気を送出できることを特徴としている。また、室内の2壁面が交差したコーナーに取り付けられるとともに下部に吹出口を有し、室内の空気を取り込んで該コーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出できることを特徴としている。
【0013】
これら構成によると、空気調和機は室内の上部に取り付けられ、暖房運転を行うと取り付けられた壁面或いはコーナーに向けて吹出口から鉛直下方よりも後方に調和空気が送出され、コアンダ効果によって一壁面または二壁面に沿って調和空気が降下した後、床面上を流通して室内を循環する。
【0014】
また本発明の空気調和方法は、室内の壁面の上部に取り付けられた空気調和機により室内の空気を取り込んで該壁面に向けて斜め下方に調和空気を送出することを特徴としている。
【0015】
また本発明の空気調和方法は、室内の二壁面が交差したコーナーの上部に取り付けられた空気調和機により室内の空気を取り込んで該コーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図6〜図9と同一の部分については同一の符号を付している。図1は第1実施形態の空気調和機を示す側面断面図である。室内機1はキャビネット2により本体部が保持されている。キャビネット2は後面に爪部(不図示)が設けられており、居室Rの側壁W1に取り付けられた取付板(不図示)に該爪部を嵌合することにより支持される。
【0017】
キャビネット2の前面側には、本体部を覆うようにフロントパネル3が着脱自在に取り付けられている。キャビネット2の上面部および前面部には吸込口4が設けられている。フロントパネル3の下端部とキャビネット2の下端部との間隙には、室内機1の幅方向に延びる吹出口5が形成されている。
【0018】
室内機1の内部には、吸込口4から吹出口5に連通する送風経路6が形成され、送風経路6内には空気を送出する送風ファン7が配されている。送風ファン7として、例えばクロスフローファン等を用いることができる。
【0019】
フロントパネル3に対向する位置には、吸込口4から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集・除去するエアフィルタ8が設けられている。送風ファン7とエアフィルタ8との間には、室内熱交換器9が配置されている。フロントパネル3と室内熱交換器9との間には所定間隔の空間が設けられており、吸込口4から取り入れられた空気が該空間を通って室内熱交換器9と広い面積で接触するようになっている。
【0020】
室内熱交換器9は圧縮機(不図示)に接続されており、圧縮機の駆動により冷凍サイクルが運転される。冷凍サイクルの運転によって、冷房時には室内熱交換器9が周囲温度よりも低温に冷却される。暖房時には、室内熱交換器9が周囲温度よりも高温に加熱される。尚、室内熱交換器9とエアフィルタ8との間には吸い込まれた空気の温度を検知する温度センサ61が設けられ、室内機1の側部には空気調和機の駆動を制御する制御部(不図示)が設けられている。
【0021】
室内熱交換機9の前後の下部には冷房または除湿時に室内熱交換器9から落下した結露を補集するドレンパン10が設けられている。前方のドレンパン10はフロントパネル3に取り付けられ、後方のドレンパン10はキャビネット2と一体に形成されている。
【0022】
送風経路6内の吹出口5の近傍には、外部に臨んで垂直方向の吹出角度を前方略水平乃至後方下方に段階的に変更可能な横ルーバ11a、11bが設けられている。横ルーバ11a、11bによって冷房運転時には調和空気を前方略水平方向乃至前方下方に吹き出すことができるとともに、暖房運転時には前方下方乃至後方下方に吹き出すことができる。また、横ルーバ11a、11bの奥側には左右方向の吹出角度を変更可能な縦ルーバ12が設けられている。
【0023】
上記構成の空気調和機において、暖房運転を開始すると、横ルーバ11a、11bが後方下方に向けて配置される。送風ファン7が回転駆動され、室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機1内には吸込口4から空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によって空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0024】
室内機1内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と熱交換して加熱される。そして、送風経路6を流通して吹出口5及び横ルーバ11a、11bの隙間から矢印に示すように後方斜め下方、即ち室内機1が取り付けられている側壁W1に向けて風速が例えば5m/secで送出される。
【0025】
図2は、この時の調和空気の居室R内の挙動を示す透視斜視図である。吹出口5から側壁W1に向けて送出された調和空気は、比重が小さいために強い浮力を受けるが、コアンダ効果によって巻き上がらずに側壁W1に沿って下降する。そして、矢印Cに示すように床面F、側壁W1に対向する側壁W2、天井壁Sを順次伝って吸込口4に戻る。
【0026】
吸込口4から吸引された空気の温度が設定温度を超えた所定温度に到達したことを温度センサ61により検知すると、冷凍サイクルの運転が停止される。そして、温度センサ61により吸気の温度が設定温度よりも低くなると調和空気が送出され、温度センサ61の検知により送風と停止が繰り返し行われる。
【0027】
図3は、暖房運転時の室内の温度分布を示している。室内温度の設定温度は28℃であり、居室Rの大きさは6畳(高さ2400mm、横3600mm、奥行き2400mm)である。前述の図8、図9と同様に、計測ポイントは一点鎖線Dで示した居室Rの中央断面を600mm間隔で高さ方向と横方向にそれぞれ6点、8点の合計48点計測している。
【0028】
同図に示すように、温度の高い調和空気が床面Fを伝って足元に到達するため、居室Rの床面中央部の温度は33℃〜35℃になっている。前述の図8、図9に示す従来例によると同じ位置で31℃〜32℃(図8)及び23℃(図9)程度であるため、足下の温度をより高くして使用者の不快感を低減し、快適性を大幅に向上させることができる。
【0029】
また、室内機1から送出された調和空気はコアンダ効果によって巻き上がらないためショートサーキットが生じない。このため、室内機1の周囲が過剰に暖められる暖気溜りE(図8参照)も生じず、吸込口4近傍の温度は設定温度である28℃と同じ程度になっている。従って、空気調和効率が向上されるとともに、室内が充分温まった状態で運転が停止される。
【0030】
また、吸込口4から吸引された空気の温度と設定温度との温度差が小さくなったことを温度センサ61により検知すると、例えば風速を3m/secに切り替えて調和空気を送出してもよい。この場合も上記と同様に調和空気は浮力が働いてもコアンダ効果によって側壁W1に沿って流通する。このため、ショートサーキットが生じず、暖気溜りE(図9参照)を低減して空気調和効率を向上させることができる。
【0031】
尚、使用者によっては、暖房運転の開始直後や居室Rの室内温度が所望の温度に達していない時に暖気を直接浴びたい場合がある。また、居室Rの室内温度が所望の温度に達した後には、暖気を直接浴びると不快感を感じるため、暖気を直接浴びることなく室内温度を所望の温度に保ちたいと要望する場合もある。
【0032】
このような場合に、前述の図6の従来例に示すように調和空気を前方下方に送出した後、図1、図2に示すように後方下方に送出するとよい。即ち、暖房運転を開始した直後や吸込口4に取り込まれる空気の温度が所望の温度に到達する前に、横ルーバ11a、11bを回動して図6に示すように前方下方に調和空気を送出する。これにより、暖気を使用者に直接浴びせることができる。
【0033】
そして、吸込口4に取り込まれる空気の温度が所望の温度に近づくと調和空気を後方下方に送出する。これにより、ユーザは暖気を直接浴びることなく、部屋の温度を所望の温度に保つことができる。従って、使用者の利便性を大幅に向上させることができる。
【0034】
次に、図4は第2実施形態の空気調和機の室内機を示す断面図である。説明の便宜上、前述の図1に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態の室内機21は、図5に示すように居室Rの隣接する2側壁W3、W4が交差したコーナーLの天井壁Sに接する位置に取り付けられ、所謂コーナーエアコンになっている。図4は図3における一点鎖線Eで切断した断面を示している。
【0035】
図4において、室内機21のキャビネット2の側壁W3、W4(図5参照)に接する面には爪部(不図示)が設けられており、側壁W3、W4に取り付けられた取付板(不図示)に該爪部を嵌合することにより支持される。キャビネット2の前面側には断面円弧状のフロントパネル3が設けられ、フロントパネル3には吸込口4が設けられている。フロントパネル3の下端とキャビネット2の下端との間には吹出口5が形成されている。
【0036】
室内機21の内部には、吸込口4から吹出口5に連通する送風経路6が形成されている。送風経路6内のキャビネット2の前方には空気を送出する送風ファン7が配されている。送風ファン7として、例えばクロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等を用いることができる。
【0037】
送風経路6内の吹出口5の近傍には、外部に臨んで垂直方向の吹出角度を前方略水平乃至後方下方に段階的に変更できる横ルーバ11が設けられている。横ルーバ11によって、冷房運転時には調和空気を略水平方向乃至前方下方に吹き出すことができる。また、暖房運転時には前方下方乃至前方後方に吹き出すことができる。更に、横ルーバ11の奥側には左右方向の吹出角度を変更可能な縦ルーバ12が設けられている。その他の部分は第1実施形態の空気調和機の室内機1(図1参照)と同様である。
【0038】
上記構成の空気調和機において、暖房運転を開始すると、図4に示すように横ルーバ11の向きが設定される。送風ファン7が回転駆動され、室外機(不図示)からの冷媒が室内熱交換器9へ流れて冷凍サイクルが運転される。これにより、室内機21内には吸込口4から空気が吸い込まれ、エアフィルタ8によって空気中に含まれる塵埃が除去される。
【0039】
室内機21内に取り込まれた空気は室内熱交換器9と熱交換し加熱される。そして、送風経路6を流通して吹出口5及び横ルーバ11の隙間から矢印に示すように後方斜め下方、即ち室内機21が設置されている側壁W3、W4が交差するコーナーLに向けて例えば風速5m/secで送出される。
【0040】
図5に示すように、コーナーLに向けて送出された調和空気は、コーナーL及び側壁W3、W4に沿って下降し、矢印Cに示すように床面F、側壁W3、W4に対向する側壁W5、W6、天井壁Sを順次伝って吸込口4に戻る。これにより暖気が居室R内を循環して暖房運転が行われる。
【0041】
本実施形態によると、室内機1bから後方下方に送出された調和空気(暖気)はコーナーL及び側壁W3、W4に沿って下降する。この時、調和空気は比重が小さいために強い浮力を受けるが、壁面によるコアンダ効果のため、巻き上がらずにコーナーL及び側壁W3、W4に沿い続ける。
【0042】
このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、コーナーL、側壁W3、W4、を伝って下降した調和空気は床面F上で図5に示すように放射状に広がるため、床面F全体に幅広く暖気を行き渡らせることができ、幅広い快適空間を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によると、空気調和機が取り付けられる壁面またはコーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出するので、壁面とのコアンダ効果によって温度の高い調和空気を床面に到達させることができる。従って、足元が寒く、頭部には暖気が直接当たるという不快感を低減して快適性を大幅に向上させることができる。
【0044】
また、壁面とのコアンダ効果によって調和空気は巻き上がらないためショートサーキットが生じない。このため、空気調和機の周囲に暖気溜りも生じず、空気調和効率が向上されるとともに、室内が充分温まった状態で運転停止或いは風速の低下が行われる。従って、継続的な不快感を使用者に与えることも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機を示す側面断面図である。
【図2】は、本発明の第1実施形態の空気調和機による居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図3】は、本発明の第1実施形態の空気調和機による居室内の温度分布を示す図である。
【図4】は、本発明の第2実施形態の空気調和機の室内機を示す側面断面図である。
【図5】は、本発明の第2実施形態の空気調和機による居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図6】は、従来の空気調和機により風速を強にした時の居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図7】は、従来の空気調和機により風速を強にした時の居室内の温度分布を示す図である。
【図8】は、従来の空気調和機により風速を弱にした時の居室内の気流の挙動を示す透視斜視図である。
【図9】は、従来の空気調和機により風速を弱にした時の居室内の温度分布を示す図である。
【符号の説明】
1、21 室内機
2 キャビネット
3 フロントパネル
4 吸込口
5 吹出口
6 送風経路
7 送風ファン
9 室内熱交換器
11、11a、11b 横ルーバ
12 縦ルーバ
61 温度センサ
W1〜W6 側壁
S 天井壁
F 床面
L コーナー
Claims (6)
- 室内の壁面に取り付けられるとともに下部に吹出口を有する空気調和機であって、室内の空気を取り込んで該壁面に向けて斜め下方に調和空気を送出できることを特徴とする空気調和機。
- 室内の2壁面が交差したコーナーに取り付けられるとともに下部に吹出口を有する空気調和機であって、室内の空気を取り込んで該コーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出できることを特徴とする空気調和機。
- 調和空気の送出により室内を暖房することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
- 室内の壁面の上部に取り付けられた空気調和機により室内の空気を取り込んで該壁面に向けて斜め下方に調和空気を送出することを特徴とする空気調和方法。
- 室内の2壁面が交差したコーナーの上部に取り付けられた空気調和機により室内の空気を取り込んで該コーナーに向けて斜め下方に調和空気を送出することを特徴とする空気調和方法。
- 調和空気の送出により室内を暖房することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の空気方法。
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