JP2004217609A - Toothpaste composition for electric toothbrush - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電動歯ブラシの使用時に、ブラシ上で飛散せずかつ口中の泡の分散性に優れ、良好な使用感を有す電動歯ブラシ用歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、口腔衛生・審美の観点から歯牙表面の汚れ(歯垢、ステイン等)の除去、付着予防を達成するため、日常の手段として、歯ブラシによるブラッシングとその効果を補完する目的から、殺菌剤、抗炎症剤、歯垢分解酵素等の有効成分と研磨剤を配合した歯磨剤が併用されている。
【0003】
一方、近年、健康志向の高まりから、歯垢除去効果の高いとされている電動歯ブラシを使用する人が増え、電動歯ブラシに適した歯磨剤の要望が高まっている。しかしながら、現状では、大部分の電動歯ブラシ使用者は一般に従来のペースト歯磨を使用しており、電動ブラシにのせた後、急速な回転・振幅によりペーストが落下する、あるいは飛び散るという使用上の問題があった。さらに、いったん口中にペーストを含みブラッシングした場合においても、電動ブラッシング時に口中からペーストが飛び散り、しかもその現象は、前歯部分を電動ブラッシングしている時に顕著であった。さらに電動歯ブラシ特有の局所的な細かな高速回転・振動の特性から口腔全体の泡のまきこみが通常のマニュアルブラシと異なり低く、泡の分散性にも問題点があった。
【0004】
そのため、電動歯ブラシ使用時のペースト飛散予防と、口中での泡の分散性に優れる電動歯ブラシ用歯磨剤の開発が待望されていたが、これまでのところ、電動歯ブラシ使用時のペースト飛散性の予防と、口中での泡の分散性の良好な両特性を併せ持つ電動ハブラシに適した歯磨剤の組成開発の手段に関しては全く開示されていなかった。例えば、特開平8−333237号公報(特許文献1)には、粘結剤配合洗口液にメントールを添加し、研磨剤無配合の洗口液に水溶性高分子を添加し粘性を付与した組成が開示されている。しかし、この技術は粘度が2〜3500cpと口中に含み洗口する場合を想定しており、歯刷子上へのせて使うには不適切である。特開平6−239722号(特許文献2)には、特に電動歯ブラシを使用してブラシッシングする場合に従来の研磨剤ではエナメル質、歯ぐきを傷める恐れがあるため、ソフトな使用感を付与する目的で0.01〜5重量%のカルボキシビニルポリマー、および15重量%を越えない量の球状シリカを配合した組成が開示されている。しかしながら、電動歯ブラシ使用時のペースト飛散性の予防と、口中での良好な泡の分散性に関する技術は開示されていない。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−333237号公報
【特許文献2】
特開平6−239722号公報
【特許文献3】
特開平4−210908号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、電動歯ブラシ使用時のペースト飛散性の予防と、口中での泡の分散性の良好な電動歯ブラシ用歯磨組成物を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、研磨剤を含まない組成物中に、キサンタンガム、ポリアクリル酸塩、更に特定の2種の化合物を組み合わせて配合し、pHが6〜7であり、しかも特定の粘度とすることによって、電動歯ブラシ使用時のペースト飛散性予防と、口中での泡の分散性に優れる電動歯ブラシに適した歯磨剤組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
【0008】
即ち、本発明によれば、研磨剤を含まない電動歯ブラシ用歯磨組成物であって、キサンタンガムとポリアクリル酸塩及び多塩基酸/多塩基酸塩を併用し、pHが6〜7であり、25℃の粘度が3.5〜18Pa・sであることを特徴とする電動歯ブラシ用歯磨組成物が提供される。
又、本発明によれば、研磨剤を含まない電動歯ブラシ用歯磨組成物であって、キサンタンガムとポリアクリル酸塩及びリン酸二水素ナトリウム/リン酸一水素ナトリウムを配合し、pHが6〜7であり、25℃の粘度が3.5〜18Pa・sであることを特徴とする電動歯ブラシ用歯磨組成物が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき詳細に説明する。
【0010】
本発明の電動歯ブラシ用歯磨組成物は、ソフトジェル歯磨、液状ジェル歯磨の歯磨類に調製できるものであって、実質上研磨剤を含まない歯磨組成物である。研磨剤が含まれると、泡に独特の粘り、粘つきが発生し良好な使用感が得られない場合がある。例えば、特開平4−210908号公報(特許文献3参照)には、研磨剤、キサンタンガム、ポリアクリル酸塩を含有し、特定の粘土と降伏値物性を有する液状歯磨が開示されているが、このものでは高速に反転運動する電動ハブラシに使用した場合、ペーストの飛散性は防止できるが、口中での泡の分散性が充分でなく、当初の問題は解決できない。
【0011】
本発明の第1成分のキサンタンガムは、歯磨剤分野で知られた化合物であって、マンノース、グルコース及びグルクロン酸を構成糖とする多糖類である。その配合量は、本発明の所望の粘度をも発現するように適宜配合するが、通常組成物中に0.1〜1.0%(質量百分率、以下同様)、特に0.15〜0.7%の範囲内である。配合量が0.1%に満たないと満足な飛散性抑制効果が得られない場合があり、1.0%を超えると泡の口中分散性が低下すると共に独特の異味・粉っぽさが生じ使用感が著しく劣るので望ましくない。
【0012】
本発明の第2成分のポリアクリル酸塩も歯磨剤分野で知られた化合物であって架橋型、非架橋型の何れでも良く、塩としてはナトリウム塩が好ましい。その中でも、その0.5%水溶液の粘度(B型回転粘度型20r.p.m.、25℃)が8〜12Pa・sであるものが好適に用いられる。その配合量は、本発明の所望の粘度をも発現するように適宜配合するが、通常組成物中に0.2〜1.5%、特に0.3〜1.5%の範囲内である。配合量が0.2%に満たないと満足な飛散性抑制効果が得られない場合があり、1.5%を超えると泡の口中分散性が低下すると共に独特の異味・粉っぽさが生じ使用感が著しく劣るので望ましくない。
【0013】
本発明に用いられる第3成分/第4成分の多塩基酸/多塩基酸塩としては、緩衝作用を有する酸とその塩との組み合わせが用いられる。塩としては、好ましくはナトリウム塩とカリウム塩が、特にはナトリウム塩が好適に用いられる。好ましくはクエン酸/クエン酸ナトリウム、リンゴ酸/リンゴ酸ナトリウムの組み合わせが挙げられるが、特に好ましくはクエン酸/クエン酸ナトリウムが挙げられる。その他の多塩基酸/多塩基酸塩として酒石酸/酒石酸ナトリウム、フマル酸/フマル酸ナトリウム、コハク酸/コハク酸ナトリウム及びマレイン酸/マレイン酸ナトリウム等を挙げることができる。本発明において、これら第3成分の量は0.01〜1%、特には0.02〜0.8%である。0.01%未満では、組成物の粘度を安定にすることが困難であり、1%を超えると独特の酸味が発生し使用感が著しく落ちる。又、第4成分の量は0.01〜2%、特には0.1〜1.5%である。0.01%未満では、pHの変動が大きく、香味安定性の面で問題が生じ、2%を越えると、使用時に独特の塩味が生じ使用感を著しく劣化させる傾向がある。
【0014】
又、本発明の第3成分/第4成分として、リン酸二水素ナトリウム/リン酸一水素ナトリウムの組み合わせを用いることもできる。本発明において、リン酸二水素ナトリウムの配合量は、好ましくは0.02〜2.0%、特には0.04〜1.0%である。0.02%未満では、経時で不溶物が析出し製剤安定性に問題があり、2.0%を超えると独特の異味が発生し、使用感に問題が有る。又、リン酸一水素ナトリウムの配合量は、好ましくは0.01〜2.0%、特には0.04〜1.0%である。0.01%未満では、低温保存で濁りが生じる場合があり、組成物としての外観の劣化が生じ、2.0%を超えると、独特の塩味が増し使用感を損ねる。
【0015】
本発明の電動歯ブラシ用歯磨組成物は、pHが6〜7に調整される調整は主に第3成分と第4成分により達成することができるが、場合により補助的に歯磨分野で用いられる一般的なpH調整剤(水酸化アルカリ金属、グルコン酸塩等)を本発明の効果を著しく阻害しない範囲で配合することができる。
【0016】
本発明の電動歯ブラシ用歯磨組成物は、更に25℃の粘度が3.5〜18Pa・s、特に好ましくは4.0〜8.0Pa・sになるように調整される。この粘度調整は組成物の配合成分の種類と配合量を適宜選定することにより達成される。25℃の粘度が3.5Pa・s未満では、使用時に容器から組成物が垂れ落ちることがあるとともにブラシから組成物が垂れ落ちることもあり使用性に問題があり、18Pa・sを超えると高速で回転する電動歯ブラシから組成物が飛び散りやすくなるとともに口腔内分散性も十分ではない。
【0017】
本発明の電動歯ブラシ用歯磨組成物は、上記必須成分に加えて、歯磨剤分野で用いられる各種の任意成分を配合できる。例えば、湿潤剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、色素、香料等を配合でき、これら成分と水とを混合して製造することができる。なお、これら成分の配合量は、本発明の効果を著しく阻害しない限り、通常量とすることができる。
【0018】
湿潤剤としては、ソルビット、グリセリン、プロピレングリッコール、ポリオキシエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット等、界面活性剤としては、アニオン活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配合し得、具体的にはラルリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルサルコシネート、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、プルロニック等、甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒソ、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が例示される。
【0019】
各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第一錫、フッ化ストロンチウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフェノール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、ムタナーゼ、デキストラナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物が例示される。
【0020】
香料としては、l−メントール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン類又はその誘導体等、着色剤として、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が例示される。
【0021】
更に、研磨性を有しない粉体として結晶セルロース、増粘性シリカ、プラスチック等も配合することができる。
【0022】
本発明の電動歯ブラシ用歯磨組成物を収容する容器の材質は特に制限されず、口腔用組成物に使用される通常の容器を使用できる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等のプラスチック容器等が使用できる。
【0023】
【発明の効果】
本発明の電動歯ブラシ用歯磨組成物は、電動歯ブラシの使用時に、ブラシ上でおよびブラッシング時に飛散せずかつ口中での泡の分散性に優れ、良好な使用感を有し、各種電動歯ブラシ用歯磨剤に調製して幅広く使用することができる。
【0024】
【実施例】
以下、実験例及び実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、各例中の%はいずれも質量%である。
【0025】
[実験例]
表1と表2に示す組成の電動歯ブラシ用歯磨組成物を調製し、以下の手順によりブラシ上飛散性、ブラッシング時飛散性及び分散性を評価した。結果を表に併記した。
【0026】
<ブラシ上飛散性評価>
電動歯ブラシ(商標:Crest Spinbrush、ロット番号123223、販売元:プロクター&ギャンブル社)上に表1、表2記載の歯磨組成物を約0.5g載せた後に起動し、次いでブラシ部分を上向きに静置し、10秒間ブラシ周辺を観察して、以下の基準でその飛散性を評価した。
〇:まったく飛散しない
△:やや飛散する
×:激しく飛散する
【0027】
<ブラッシング時飛散性評価>
電動歯ブラシ(クレストスピンブラシ)上に表1、表2記載の歯磨組成物を約0.5g載せ、起動後に口中で3分間ブラッシング(歯面あたり約3秒)し、以下の基準でブラッシング中の泡の口中からの飛散性を評価した。
〇:口中から製剤唾液混合物が飛散しない
△:口中から製剤唾液混合物がやや飛散する
×:口中から製剤唾液混合物が激しく飛散する
【0028】
<口腔内分散性評価>
電動歯ブラシ(商標:Crest Spinbrush、ロット番号123223、販売元:プロクター&ギャンブル社)上に表1、表2記載の歯磨組成物を約0.5g載せ、起動後口中で3分間ブラッシング(歯面あたり約3秒)し、以下の基準で泡の口腔内分散性を評価した。
〇:口腔内に速やかに分散する
△:口腔内にやや速やかに分散する
×:口腔内での分散が遅い
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a toothpaste composition for an electric toothbrush that does not fly on the brush when the electric toothbrush is used, has excellent dispersibility of foam in the mouth, and has a good feeling of use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, from the viewpoint of oral hygiene and esthetics, in order to achieve the removal of tooth surfaces (plaque, stains, etc.) and the prevention of adhesion from the viewpoint of oral hygiene and esthetics, as a daily means, brushing with a toothbrush and the purpose of complementing its effects, A dentifrice containing an abrasive and an active ingredient such as an anti-inflammatory agent and plaque-decomposing enzyme is used in combination.
[0003]
On the other hand, in recent years, people who use an electric toothbrush which is considered to have a high plaque removing effect have increased due to an increase in health consciousness, and a demand for a dentifrice suitable for the electric toothbrush has increased. However, at present, most electric toothbrush users generally use conventional paste toothpaste, and there is a problem in that the paste falls or scatters due to rapid rotation and amplitude after being put on the electric brush. there were. Furthermore, even when the mouth is once brushed with the paste, the paste scatters from the mouth during electric brushing, and the phenomenon was remarkable when the front teeth were brushed electrically. Furthermore, due to the local fine high-speed rotation and vibration characteristics of the electric toothbrush, the foaming of the entire oral cavity is lower than that of a normal manual brush, and there is a problem in the dispersibility of the foam.
[0004]
Therefore, the prevention of paste scattering when using an electric toothbrush and the development of a toothpaste for an electric toothbrush with excellent foam dispersibility in the mouth have been anticipated. No means has been disclosed for developing a composition of a dentifrice suitable for an electric toothbrush having both properties of good dispersibility of foam in the mouth. For example, JP-A-8-333237 (Patent Document 1) discloses that menthol is added to a binder-containing mouthwash, and a water-soluble polymer is added to an abrasive-free mouthwash to impart viscosity. A composition is disclosed. However, this technique assumes a case where the viscosity is 2 to 3500 cp in the mouth and the mouth is washed, and is not suitable for use on a toothbrush. Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-239722 (Patent Document 2) discloses that a conventional abrasive may damage enamel and gums, especially when brushing with an electric toothbrush. A composition is disclosed which incorporates 0.01 to 5% by weight of a carboxyvinyl polymer and no more than 15% by weight of spherical silica. However, there is no disclosure of a technique relating to prevention of paste scattering when using an electric toothbrush and good foam dispersibility in the mouth.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-333237 [Patent Document 2]
JP-A-6-239722 [Patent Document 3]
JP-A-4-210908 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to provide a dentifrice composition for an electric toothbrush which prevents the paste from scattering when using an electric toothbrush and has a good dispersibility of foam in the mouth.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to achieve the above object, and as a result, in a composition containing no abrasive, a combination of xanthan gum, polyacrylate, and two specific compounds, and having a pH of 6 It is found that a dentifrice composition suitable for an electric toothbrush excellent in dispersibility of paste in use of an electric toothbrush and foam in the mouth can be obtained by using a specific viscosity. The present invention has been accomplished.
[0008]
That is, according to the present invention, there is provided a dentifrice composition for an electric toothbrush containing no abrasive, wherein xanthan gum is used in combination with a polyacrylate and a polybasic acid / polybasic acid salt, and has a pH of 6 to 7, A toothpaste composition for an electric toothbrush is provided, which has a viscosity at 25 ° C of 3.5 to 18 Pa · s.
Further, according to the present invention, there is provided a dentifrice composition for an electric toothbrush containing no abrasive, comprising xanthan gum, polyacrylate, and sodium dihydrogen phosphate / sodium monohydrogen phosphate, and having a pH of 6 to 7. Wherein the viscosity at 25 ° C. is 3.5 to 18 Pa · s.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0010]
The dentifrice composition for an electric toothbrush of the present invention can be prepared into dentifrices such as soft gel dentifrice and liquid gel dentifrice, and is a dentifrice composition containing substantially no abrasive. If an abrasive is contained, the foam may have unique stickiness and stickiness, and a good feeling in use may not be obtained. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-210908 (see Patent Document 3) discloses a liquid dentifrice containing an abrasive, xanthan gum, and a polyacrylate, and having specific clay and yield properties. When used in an electric toothbrush that reverses at a high speed, the paste can be prevented from scattering, but the foam cannot be sufficiently dispersed in the mouth, and the initial problem cannot be solved.
[0011]
The first component xanthan gum of the present invention is a compound known in the dentifrice field, and is a polysaccharide having mannose, glucose and glucuronic acid as constituent sugars. The compounding amount is appropriately compounded so as to also exhibit the desired viscosity of the present invention, and is usually 0.1 to 1.0% (mass percentage, the same applies hereinafter), particularly 0.15 to 0. It is within the range of 7%. If the amount is less than 0.1%, a satisfactory effect of suppressing scattering may not be obtained. If the amount exceeds 1.0%, the dispersibility of the foam in the mouth is reduced and the unique off-taste and powderiness are reduced. The resulting feeling of use is extremely poor, which is not desirable.
[0012]
The polyacrylate of the second component of the present invention is also a compound known in the field of dentifrice, and may be either a crosslinked type or a non-crosslinked type. The salt is preferably a sodium salt. Among them, those having a 0.5% aqueous solution having a viscosity (B-type rotational viscosity type at 20 rpm, 25 ° C.) of 8 to 12 Pa · s are preferably used. The compounding amount is appropriately adjusted so as to also exhibit the desired viscosity of the present invention, but is usually in the range of 0.2 to 1.5%, particularly 0.3 to 1.5% in the composition. . If the compounding amount is less than 0.2%, a satisfactory scattering control effect may not be obtained, and if it exceeds 1.5%, the dispersibility of the foam in the mouth is reduced and the unique taste and powderiness are reduced. The resulting feeling of use is extremely poor, which is not desirable.
[0013]
As the third component / fourth component polybasic acid / polybasic acid salt used in the present invention, a combination of a buffering acid and a salt thereof is used. As the salt, a sodium salt and a potassium salt are preferably used, and particularly, a sodium salt is suitably used. Preferred are combinations of citric acid / sodium citrate and malic acid / sodium malate, and particularly preferred are citric acid / sodium citrate. Other polybasic acids / polybasic acid salts include tartaric acid / sodium tartrate, fumaric acid / sodium fumarate, succinic acid / sodium succinate, and maleic acid / sodium maleate. In the present invention, the amount of these third components is 0.01 to 1%, particularly 0.02 to 0.8%. If it is less than 0.01%, it is difficult to stabilize the viscosity of the composition, and if it exceeds 1%, a unique acidity is generated and the feeling of use is significantly reduced. The amount of the fourth component is 0.01 to 2%, particularly 0.1 to 1.5%. If it is less than 0.01%, the fluctuation of pH is large, and there is a problem in terms of flavor stability. If it exceeds 2%, a unique salty taste is generated at the time of use and the feeling of use tends to be significantly deteriorated.
[0014]
Further, as the third component / fourth component of the present invention, a combination of sodium dihydrogen phosphate / sodium monohydrogen phosphate can be used. In the present invention, the blending amount of sodium dihydrogen phosphate is preferably 0.02 to 2.0%, particularly preferably 0.04 to 1.0%. If it is less than 0.02%, insolubles precipitate over time and there is a problem in the stability of the preparation, and if it exceeds 2.0%, a unique off-flavor is generated and there is a problem in the feeling upon use. Further, the blending amount of sodium monohydrogen phosphate is preferably 0.01 to 2.0%, particularly preferably 0.04 to 1.0%. If it is less than 0.01%, turbidity may occur during low-temperature storage, and the appearance of the composition will be deteriorated. If it exceeds 2.0%, a unique salty taste will increase and the feeling of use will be impaired.
[0015]
In the dentifrice composition for an electric toothbrush of the present invention, the adjustment to adjust the pH to 6 to 7 can be achieved mainly by the third component and the fourth component. A suitable pH adjuster (alkali metal hydroxide, gluconate, etc.) can be added in a range that does not significantly impair the effects of the present invention.
[0016]
The toothpaste composition for an electric toothbrush of the present invention is further adjusted so that the viscosity at 25 ° C. becomes 3.5 to 18 Pa · s, particularly preferably 4.0 to 8.0 Pa · s. This viscosity adjustment can be achieved by appropriately selecting the types and amounts of the components of the composition. If the viscosity at 25 ° C. is less than 3.5 Pa · s, the composition may hang from the container during use, and the composition may hang from the brush, causing a problem in usability. In addition, the composition is easily scattered from the electric toothbrush rotating at the rotation speed, and dispersibility in the oral cavity is not sufficient.
[0017]
The dentifrice composition for an electric toothbrush of the present invention may contain various optional components used in the dentifrice field in addition to the above essential components. For example, wetting agents, surfactants, sweeteners, preservatives, various active ingredients, pigments, fragrances, and the like can be blended, and can be produced by mixing these components with water. In addition, the compounding amount of these components can be a usual amount as long as the effects of the present invention are not significantly impaired.
[0018]
As humectants, sorbitol, glycerin, propylene glycol, polyoxyethylene glycol, xylitol, maltitol, lactit, etc., and as surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants, nonionic surfactants, etc. are compounded. Specifically, specifically, sodium rallylsulfate, sodium α-olefin sulfonate, N-acyl sarcosinate, N-acyl glutamate, 2-alkyl-N-carboxymethyl-N-hydroxyethyl imidazolium betaine, N-acyl tau And sucrose fatty acid ester, alkylol amide, polyoxyethylene sorbitan monostearate, pluronic, etc., as sweeteners, saccharin sodium, stevioside, stevia extract, paramethoxycinnamic aldehiso, Jill hydro chalcone, perillartine, etc., as preservatives, parahydroxybenzoate ester, sodium benzoate and the like.
[0019]
Various active ingredients include sodium fluoride, potassium fluoride, stannous fluoride, strontium fluoride, fluorides such as sodium monofluorophosphate, allantoinchlorohydroxyaluminum, hinokitiol, ascorbic acid, lysozyme chloride, glycyrrhizic acid and Copper compounds such as salts thereof, sodium chloride, tranexamic acid, epsilon aminocaproic acid, dl-tocophenol acetate, α-bisabolol, isopropylmethylphenol, chlorohexidine salts, cetylpyridinium chloride, azulene, glycyrrhetinic acid, sodium copper chlorophyllin, and copper gluconate. , Aluminum lactate, strontium chloride, potassium nitrate, berberine, hydroxamic acid and its derivatives, sodium tripolyphosphate, zeolite, mutanase, dex Lanase, amylase, methoxyethylene-maleic anhydride copolymer, polyvinylpyrrolidone, epidihydrocholesterine, benzethonium chloride, dihydrocholesterol, trichlorocarbanilide, zinc citrate, soft cane extract, oak extract, clove, rosemary, orgon And extracts such as safflower.
[0020]
Examples of the fragrance include terpenes such as l-menthol, carvone, anethole, and limonene or derivatives thereof, and examples of the colorant include Blue No. 1, Yellow No. 4, and titanium dioxide.
[0021]
Further, crystalline cellulose, thickening silica, plastic, and the like can be blended as a powder having no abrasiveness.
[0022]
The material of the container containing the dentifrice composition for an electric toothbrush of the present invention is not particularly limited, and a usual container used for an oral composition can be used. Specifically, a plastic container of polyethylene, polypropylene, polyethylene terephthalate, nylon or the like can be used.
[0023]
【The invention's effect】
The toothpaste composition for an electric toothbrush of the present invention does not disperse on the brush and during brushing when the electric toothbrush is used, has excellent foam dispersibility in the mouth, has a good feeling in use, and has various toothpastes for various electric toothbrushes. It can be widely used after being prepared into an agent.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to experimental examples and examples, but the present invention is not limited to the following examples. In addition,% in each example is all mass%.
[0025]
[Example of experiment]
Toothpaste compositions for electric toothbrushes having the compositions shown in Tables 1 and 2 were prepared, and the following procedures were used to evaluate the brush-to-brush dispersibility, the brush-to-brush dispersibility, and the dispersibility. The results are shown in the table.
[0026]
<Evaluation of scattering on brush>
Approximately 0.5 g of the dentifrice composition described in Tables 1 and 2 is placed on an electric toothbrush (trade name: Crest Spinbrush, Lot No. 123223, sales agency: Procter & Gamble), and then the brush portion is turned upward. The brush periphery was observed for 10 seconds, and its scattering property was evaluated based on the following criteria.
〇: not scattered at all △: slightly scattered X: scattered violently
<Evaluation of scattering during brushing>
About 0.5 g of the dentifrice composition described in Tables 1 and 2 was placed on an electric toothbrush (crest spin brush), and after starting, brushing was performed for 3 minutes (about 3 seconds per tooth surface) in the mouth after starting. The scattering property of the foam from the mouth was evaluated.
〇: The preparation saliva mixture does not scatter from the mouth △: The preparation saliva mixture scatters slightly from the mouth X: The preparation saliva mixture scatters violently from the mouth [0028]
<Evaluation of dispersibility in oral cavity>
About 0.5 g of the dentifrice composition described in Tables 1 and 2 is placed on an electric toothbrush (trade name: Crest Spinbrush, Lot No. 123223, sales agency: Procter & Gamble Company), and brushed for 3 minutes in the mouth after startup (per tooth surface) (Approximately 3 seconds), and the dispersibility of the foam in the oral cavity was evaluated according to the following criteria.
〇: disperse promptly in the oral cavity △: disperse somewhat promptly in the oral cavity X: disperse slowly in the oral cavity [0029]
[Table 1]
[0030]
[Table 2]
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