JP2004216964A - Inter-vehicle distance control device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自車両と先行車両との車間距離を所望の車間距離に一致させる車間距離制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車間距離制御装置として、車間距離をステップ的(段階的)に設定可能にし、その設定された車間距離に実際の車間距離を一致させるように車速を制御する車間距離制御装置がある(例えば特許文献1参照)。これにより、運転者は、所望の車間距離への設定を容易にすることができる。特に、車間距離を大きく変更したい場合は便利である。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−1789号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
車間距離をステップ的に設定するような構成の場合、車間距離の設定の微調整ができなくなる。例えば、運転者は、ある段階に車間距離を設定したものの、走行シーンに応じてさらにその車間距離を微調整したい場合がある。しかし、従来では、車間距離の設定の微調整ができないので、運転者が望む車間距離にすることができない。その一方で、車間距離を無段階(アナログ的)に設定できるようにすれば、車間距離を大きく変更したい場合、不便になる。
【0005】
また、車間距離制御中にブレーキ操作をしてしまうと、車間距離制御が解除されてしまい、再度制御をセットしなおす必要があるなど、運転者の意に沿わない結果となる。
本発明は、前述の実情に鑑みてなされたものであり、運転者が簡単に所望の車間距離に設定することができる車間距離制御装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の問題を解決するために、請求項1記載の発明に係る車間距離制御装置は、運転者がブレーキ操作を開始したときに、自車両と先行車両との車間距離を設定車間距離に合致させる車間距離制御を中止して、運転者によるブレーキ操作が終了した後に、前記車間距離制御を復帰させる。
【0007】
また、請求項4記載の発明に係る車間距離制御装置は、自車両と先行車両との車間距離を検出する車間距離検出手段と、設定車間距離を設定する車間距離設定手段と、前記車間距離検出手段が検出した車間距離が前記車間距離設定手段が設定した設定車間距離に合致するように、自車両の制駆動力を制御する制駆力制御手段と、を備えている。そして、この請求項4記載の発明に係る車間距離制御装置は、運転者によるブレーキ操作をブレーキ操作検出手段により検出し、前記ブレーキ操作検出作手段がブレーキ操作の開始を検出したときに、前記制駆動力制御手段による制駆動力の制御を止めて前記車間距離制御を中止し、前記ブレーキ操作検出作手段がブレーキ操作の終了を検出したときに、前記制駆動力制御手段による制駆動力の制御を再開させて前記車間距離制御を復帰させる処理を車間距離制御復帰手段により行う。
【0008】
このように、本発明に係る車間距離制御装置は、自車両と先行車両との車間距離を設定車間距離に合致させる車間距離制御をするものであり、運転者がブレーキ操作を開始したときに、その車間距離制御を中止して、運転者によるブレーキ操作が終了した後に、そのように中止していた車間距離制御を復帰させる。例えば、これにより、ブレーキ操作最中はその制動力により車間距離が長くなり、ブレーキ操作終了後にはもとの設定車間距離に合致する車間距離になる。
特に、請求項2及び5記載の発明に係る車間距離制御では、車間距離制御の復帰時の車間距離を設定車間距離としている。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、ブレーキ操作をすることで運転者の意図に合致した先行車両との相対位置関係にすることができるとともに、ブレーキ操作終了後は車間距離制御に復帰するので、車間距離制御の利便性も確保できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す概略構成図であって、図中、1FL,1FRは従動輪としての前輪であり、1RL,1RRは駆動輪としての後輪であって、エンジン2の駆動力が自動変速機3、プロペラシャフト4、最終減速装置5及び車軸6を介して伝達されて回転駆動される。また、図2は車両の各構成部を制御する走行制御用コントローラ30及びこの走行制御用コントローラ30により制御等される各構成部を示す。
【0011】
図1に示すように、前輪1FL,1FR及び後輪1RL,1RRには、それぞれ制動力を発生するディスクブレーキ7が設けられていると共に、これらディスクブレーキ7の制動油圧が制動制御装置8により制御される。
制動制御装置8は、ブレーキペダル15の踏み込みを検出するブレーキ操作センサ18からの検出結果に基づいて制動油圧を発生してディスクブレーキ7に供給するように構成されている。また、制動制御装置8は、走行制御用コントローラ30から供給される制動圧指令値PBDの大きさに応じた制動油圧を発生してディスクブレーキ7に供給するように構成されている。
【0012】
また、エンジン2には、その出力を制御するエンジン出力制御装置9が設けられている。アクセルペダル14の操作状態がアクセルセンサ17により検出されており、エンジン出力制御装置9は、アクセルセンサ17の検出に基づいてエンジン2の出力を制御する。ここで、エンジン出力の制御方法として、スロットルバルブの開度を調整してエンジン回転数を制御する方法と、アイドルコントロールバルブの開度を調整してエンジン2のアイドル回転数を制御する方法とが考えられ、実施の形態では、例えばスロットルバルブの開度を調整する方法を採用している。
【0013】
一方、車両の前方側の車体下部には、先行車両との車間距離Lpsを検出するレーダ装置で構成される車間距離センサ12が設けられている。例えば、車間距離センサ12は、レーザ光を前方に掃射して先行車両からの反射光を受光することにより、先行車両と自車両との車間距離Lpsを計測するレーダ装置や電波や超音波を利用して車間距離Lpsを計測する距離センサである。
【0014】
また、車両には、自動変速機3の出力側に配設された出力軸の回転数を検出することにより、自車速VSを検出する車速センサ13が配設されている。
走行制御用コントローラ30は、車間距離センサ12により検出した車間距離Lpsと車速センサ13により検出した自車速VSとに基づいて、制動制御装置8及びエンジン出力制御装置9を制御することにより、先行車両との間に適正な車間距離を維持しながら追従走行する車間距離制御(ACC制御、以下の説明では追従走行制御ともいう。)や一定の車速で走行する定速走行制御(ASCD制御)を行う。ここで、車間距離制御は、車間距離に基づいて自車両の走行速度を調節して、自車両と先行車両との相対位置関係を制御するものである。ここで、車間距離制御の目標値である設定車間距離は、具体的には車間時間を基準としたものである。なお、車間時間とは、車間距離を自車速で割ることで得られる値である。また、定速走行制御は、目標車速になるように自車両の走行速度を制御するものである。このような制御では、運転者により設定された設定車速、場合によっては制御限界値として設定されている設定車速となるように走行速度を制御するようになっている。例えば、制御限界値による設定速度の設定としては、運転者により設定した設定車速で走行していたが、先行車両との車間距離を短くしたために、運転者が設定した設定車速を、当該運転者が設定した設定車速よりも小さい制限限界値に再設定すること等が挙げられる。
【0015】
図2は、走行制御用コントローラ30及び走行制御用コントローラ30に接続されている部分の構成の詳細を示す。この図2に示すように、車両は、車速検出部19、車間検出部20、制御復帰決定部41並びに操作及び設定部42を備えている。
車速検出部19は、車速センサ13の検出結果に基づいて自車速VSを取得するように構成されている。例えば、車速センサ13は車速に応じてパルスを出力し、車速検出部19は、前記車速センサ13からのパルスの周期を計測して、自車速VSを算出する。車速検出部19は、この算出した自車速VSを走行制御用コントローラ30に出力する。
【0016】
車間検出部20は、車間距離センサ12の検出結果に基づいて車間距離Lpsを検出するように構成されている。例えば、車間検出部20は、車間距離センサ12がレーザ光を掃射してから先行車両の反射光を受光するまでの時間を計測し、自車両と先行車両との車間距離Lpsを算出する。
さらに、車間検出部20は、先行車両の車速VS_P、及び自車速VSと先行車両の車速VS_Pとの差分である相対速度ΔVを検出するようにも構成されている。車間検出部20は、相対速度ΔVを検出する構成として、車間距離Lpsを例えばバンドパスフィルタ処理するバンドパスフィルタを備えている。そして、車間制御部15は、検出した相対速度ΔVと車速検出部19が検出した自車速VSとに基づいて先行車両の車速VS_Pを算出する。車間検出部20は、算出したこれら車間距離Lps、相対速度ΔV及び先行車両の車速VS_Pを、走行制御用コントローラ30、制御復帰決定部41、操作及び設定部42に適宜出力する。
【0017】
制御復帰決定部41は、ブレーキ操作に応じて追従走行制御の解除、或いは中止及び復帰の決定をする。図3はその処理手順を示す。
先ずステップS1において、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作がなされたか否かを判定する。例えば、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作センサ18からのブレーキ操作信号Brがオン(入力開始)され、その後オフ(入力終了)されたことにより、ブレーキ操作があったと判断する。ここで、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作があった場合、ステップS2に進む。
【0018】
ステップS2では、制御復帰決定部41は、先行車両と自車両との車間距離(以下、現車間距離という。)Lpsを算出する。このステップS2は、ブレーキ操作の終了後に実施されるので、ここで算出した現車間距離Lpsは、運転者によるブレーキ操作で車両が減速するので、ブレーキ操作前の車間距離よりも大きい値になる。
【0019】
続いてステップS3において、制御復帰決定部41は、現車間距離Lpsが接触可能性車間距離Lthよりも大きいか否かを判定する。例えば、接触可能性車間距離Lthは、相対車速ΔVに応じて決定される。具体的には、図4に示すように、相対速度ΔVが大きい値で、接触可能性車間距離Lthは大きい値となる。例えば、制御復帰決定部41は、この図4に示すような特性図をテーブルとして持っており、このテーブルに基づいて相対速度ΔVに対応する接触可能性車間距離Lthを得る。
【0020】
ここで、制御復帰決定部41は、現車間距離Lpsが接触可能性車間距離Lthよりも大きい場合、ステップS4に進み、現車間距離Lpsが接触可能性車間距離Lth以下の場合、ステップS9に進む。
ステップS9では、制御復帰決定部41は、追従走行制御を解除する処理を行い、当該図3に示す処理を終了する。具体的には、走行制御用コントローラ30は、ブレーキ操作があった場合に追従走行制御を中止(制駆力制御を中止)しており、制御復帰決定部41は、追従走行制御の解除の処理として、直接或いは操作及び設定部42を介して走行制御用コントローラ30に制御解除命令を出す。これにより、走行制御用コントローラ30は、この制御解除命令の入力により、追従走行制御の中止状態から解除状態に移行する。
【0021】
ステップS4では、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作量(ブレーキ踏み込み量)Baが操作量(踏み込み量)規定値Bath未満か否かを判定する。例えば、操作量規定値Bathは、現車間距離Lpsに応じて決定される。具体的には、図5に示すように、操作量規定値Bathは現車間距離Lpsに応じて決定される。この例では、現車間距離Lpsが小さい場合には、現車間距離Lpsが大きくなるに従い、操作量規定値Bathも大きくなり、接触可能性が高い車間距離α以上の車間距離では、操作量規定値Bathが一定値となる。例えば、制御復帰決定部41は、この図5に示すような特性図をテーブルとして持っており、このテーブルに基づいて現車間距離Lpsに対応する操作量規定値Bathを得て、この操作量規定値Bathとブレーキ操作量Baとを比較する。
【0022】
ここで、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作量Baが操作量規定値Bath未満の場合、ステップS5に進み、ブレーキ操作量Baが操作量規定値Bath以上の場合、前記ステップS9に進む。
ステップS5では、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作時間(ブレーキ踏み込み時間)Btが操作時間(踏み込み時間)規定値Btth未満か否かを判定する。例えば、操作時間規定値Btthは、現車間距離Lpsに応じて決定される。具体的には、図6に示すように、操作時間規定値Btthは現車間距離Lpsに応じて決定される。この例では、現車間距離Lpsが小さい場合には、現車間距離Lpsが大きくなるに従い、操作時間規定値Btthも大きくなり、接触可能性が高い車間距離α以上の車間距離では、操作時間規定値Btthが一定値となる。例えば、制御復帰決定部41は、この図6に示すような特性図をテーブルとして持っており、このテーブルに基づいて現車間距離Lpsに対応する操作時間規定値Btthを得て、この操作時間規定値Btthとブレーキ操作時間Btとを比較する。
【0023】
ここで、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作時間Btが操作時間規定値Btth未満の場合、ステップS6に進み、ブレーキ操作時間Btが操作時間規定値Btth以上の場合、前記ステップS9に進む。
ステップS6では、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作速度(ブレーキ踏み込み速度)Bvが操作速度(ブレーキ踏み込み速度)規定値Bvth未満か否かを判定する。例えば、操作速度規定値Bvthは、現車間距離Lpsに応じて決定される。具体的には、図7に示すように、操作速度規定値Bvthは現車間距離Lpsに応じて決定される。この例では、現車間距離Lpsが小さい場合には、現車間距離Lpsが大きくなるに従い、操作速度規定値Bvthも大きくなり、接触可能性が高い車間距離α以上の車間距離では、操作速度規定値Bvthが一定値となる。例えば、制御復帰決定部41は、この図7に示すような特性図をテーブルとして持っており、このテーブルに基づいて現車間距離Lpsに対応する操作速度規定値Bvthを得て、この操作速度規定値Bvthとブレーキ操作速度Bvとを比較する。
【0024】
ここで、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作速度Bvが操作速度規定値Bvth未満の場合、ステップS7に進み、ブレーキ操作速度Bvが操作速度規定値Bvth以上の場合、前記ステップS9に進む。
ステップS7では、制御復帰決定部41は、現車間距離Lpsに対応した車間時間TAに基づいて車間距離(設定車間距離)を設定する。すなわち、制御復帰決定部41は、所定の車間距離特性となるように目標車間を設定する。具体的には、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作終了時の現車間距離Lpsと自車速VSとから下記式により車間時間TAを算出し、当初用いていた車間時間をこの算出した車間時間TAに変更する。
【0025】
車間時間TA=現車間距離Lps/自車速VS
そして、制御復帰決定部41は、このように変更した車間時間TA及び自車速VSに基づいて下記式により設定車間距離を決定する。
設定車間距離=更新後の車間時間TA×自車速VS
そして、制御復帰決定部41は、続くステップS8において、このように決定した車間距離(設定車間距離)になるように追従走行制御を再開或いは復帰する処理を行う。具体的には、走行制御用コントローラ30は、ブレーキ操作があった場合に追従走行制御(具体的には追従走行制御のための制動力制御)を中止させており、制御復帰決定部41は、追従走行制御の再開或いは復帰の処理として、直接或いは操作及び設定部42を介して走行制御用コントローラ30に制御再開(復帰)命令を出す。これにより、走行制御用コントローラ30は、この制御再開(復帰)命令の入力により、追従走行制御を中止状態から復帰させている。
【0026】
以上のように、制御復帰決定部41は、ブレーキ操作に応じて追従走行制御の解除、又は中止及び復帰の処理を行う。
操作及び設定部42は、各種操作部及びセンサを備え、その各種操作部やセンサの情報等を取得するように構成されている。すなわち、操作及び設定部42は、運転者の指示を受けて車速制御するためのスイッチ類からなり、コースト/セット(COAST/SET)スイッチ、キャンセル(CANCEL)スイッチ、レジューム/アクセル(RESUME/ACCELERATE)スイッチ及び車間距離設定スイッチを備えている。
【0027】
ここで、コースト/セットスイッチは、運転者により走行速度制御の設定開始を可能にし(セット機能)、運転者により走行速度制御中に減速設定を可能にする(コースト機能)スイッチである。また、キャンセル(CANCEL)スイッチは、運転者により走行速度制御を中止するスイッチである。また、レジューム/アクセルスイッチは、運転者により走行速度制御を復帰可能にし(レジューム機能)、運転者により走行速度制御中に加速設定を可能にする(アクセル機能)スイッチである。また、車間距離設定スイッチは、運転者により先行車両との車間距離の設定を可能にするスイッチである。
【0028】
前記車間距離の設定では、押し操作による段階的な設定、例えば長、中、短の三段階の設定が可能になっている。具体的には、長、中、短の三段階で設定可能な車間距離は、車間時間を基準として決定されている。例えば、「中」の車間距離を車間時間で2秒程度として、「長」及び「短」の車間距離をそれぞれ、その「中」での車間時間に応じた車間時間を基準として「長」及び「短」の車間距離をそれぞれ決定している。
【0029】
操作及び設定部42は、このようなスイッチ操作により入力された各種信号を走行制御用コントローラ30に出力する。例えば、操作及び設定部42は、車間距離設定スイッチが操作されて設定された車間距離、或いは制御復帰決定部41が決定した、追従走行制御の復帰の際の車間距離を走行制御用コントローラ30に出力する。或いは、制御復帰決定部41から操作及び設定部42に追従走行制御の解除、或いは再開(復帰)の命令が入力されている場合には、操作及び設定部42は、この命令を走行制御用コントローラ30に出力する。
【0030】
走行制御用コントローラ30は、図2に示すように、車間制御部31、車速指令値選択部32及び車速制御部33を備えている。
車間制御部31は、自車両と先行車両との間に適正な車間距離を維持しながら先行車両に追従走行するように走行速度制御が実行されるように構成されている。車間制御部31は、次のように追従走行制御のための処理を行う。
【0031】
車間制御部31は、入力された車間距離Lpsを目標車間距離L*に一致させるように目標車速V*を算出する。この車間制御部31は、操作及び設定部42から入力される設定車間距離を目標車間距離L*とし、この目標車間距離L*になるような目標車速V*を算出する。
ここで、設定車間距離は、車間距離設定スイッチが操作されて設定された車間距離、又は制御復帰決定部41が決定した、追従走行制御の復帰の際の車間距離である。すなわち、車間制御部31は、制御復帰決定部41或いは操作及び設定部42からの追従走行制御の再開(復帰)命令が入力された場合には、制御復帰決定部41が決定した設定車間距離を目標車間距離L*とし、この目標車間距離L*になるような目標車速V*を算出する。
【0032】
車速指令値選択部32は、自車速を選択するように構成されている。
前記走行速度制御は、車間距離を目標値として走行速度制御を行う車間距離制御モードと、一定の速度を目標速度として走行速度制御を行う定速走行制御モードとの間で選択可能になっている。車速指令値選択部32は、操作及び設定部32からのこのような車間距離制御モード又は定速走行制御モードの選択情報に基づいて、車間距離制御又は定速走行制御を実現する車速指令値を選択する部分として構成されている。そして、車速指令値選択部32は、コースト/セットスイッチによるタップダウン操作やレジューム/アクセルスイッチ43によるタップアップ操作があった場合、そのタップダウン操作やタップアップ操作に基づいて設定した設定車速を自車速(目標車速)として選択する。
【0033】
車速制御部33は、目標車速V*に自車速Vsを一致させるための目標制駆動力F*を算出するように構成されている。具体的には、車速制御部33は、車速指令値選択部32における選択に応じて自車速を制御するようになっている。すなわち、前記車間距離制御モードが選択されている場合、その目標車速V*を前記車間制御部31により得た目標車速V*とし、また、前記定速走行制御モードが選択されている場合には、コースト/セットスイッチによるタップダウン操作やレジューム/アクセルスイッチ43によるタップアップ操作により設定された設定車速を目標車速V*にする。そして、車速制御部33は、このように各モード毎に、当該モードでの目標車速V*に自車速VSを一致させるように、目標制駆動力F*を算出する。例えば、車速制御部33は、目標車速V*に自車速Vsを一致させるための目標制駆動力F*を算出する車速サーボ系として構成されている。
【0034】
そして、この車速制御部33は、算出した目標制駆動力F*に基づいてエンジントルク指令値及び目標ブレーキ液圧指令値を算出し、この算出したエンジントルク指令値及び目標ブレーキ液圧指令値をエンジン出力制御装置9及び制動制御装置8にそれぞれ出力する。
エンジン出力制御装置9は、エンジントルク指令値に基づいてエンジン2を制御して所定の駆動力を出力させ、また、制動制御装置8は、目標ブレーキ液圧指令値に基づいて各輪1FL,1FR,1RL,1RRの各ディスクブレーキ7を制御して所定の制動力を出力させる。これにより、車両は、追従走行或いは定速走行用の速度で走行するようになる。
【0035】
また、走行制御用コントローラ30は、追従走行制御中のブレーキ操作に対応する処理として次のような処理を行う。走行制御用コントローラ30は、追従走行制御中にブレーキ操作があった場合、制駆動力制御を中止し、制御復帰決定部41或いは操作及び設定部42からの制御復帰命令や制御解除命令を待つ。そして、走行制御用コントローラ30は、待機状態において、制御解除命令を受けた場合には追従制御を解除し、また、制御復帰命令を受けた場合には追従走行制御を再開する。走行制御用コントローラ30は、追従走行制御を開始する場合、制御復帰決定部41が決定した車間距離になるように各部を制御する。
【0036】
次に動作を説明する。
追従走行制御では、車間距離設定スイッチにより設定された車間距離設定に対応した車間距離になるように、車間距離センサ12から検出した車間距離Lpsや車速センサ13から検出した自車速VS等に基づいて制動制御装置8及びエンジン出力制御装置9を制御する。また、車間距離設定スイッチが操作され、車間距離設定値が変更された場合には、その変更後の車間距離設定に対応した車間距離になるように制動制御装置8及びエンジン出力制御装置9を制御する。このような追従走行制御により、自車両は、先行車両との間に適正な車間距離を維持しながら追従走行するようになる。
【0037】
また、定速走行制御(ASCD制御)では、設定された車速になるように、車速センサ13から検出した自車速VS等に基づいて制動制御装置8及びエンジン出力制御装置9を制御する。また、コースト/セットスイッチによるタップダウン操作やレジューム/アクセルスイッチによるタップアップ操作があった場合には、その操作に応じて制動制御装置8及びエンジン出力制御装置9を制御する。このような定速走行制御により、自車両は、適正な車速を維持しながら走行するようになる。
【0038】
次に、追従走行制御中にブレーキ操作があった場合の動作を説明する。図8は、その動作を示すタイムチャートである。
図8中(A)は、ブレーキ操作結果に基づいて追従走行制御を中止状態から再開に移行する場合を示し、図8中(B)、(C)及び(D)は、ブレーキ操作結果に基づいて追従走行制御を解除する場合を示す。以下、具体的に説明する。
【0039】
先ず、図8中(A)を用いて説明する。ブレーキ操作があった場合、ブレーキ操作フラグがONになる。そして、このブレーキ操作フラグがONの期間中、ブレーキ操作量Ba、ブレーキ操作時間Bt及びブレーキ操作速度Bvを計測する。そして、ブレーキ操作が終了した場合、すなわちブレーキ操作フラグがOFFになった場合(前記ステップS1)、現車間距離Lpsが接触可能性車間距離Lthよりも大きいことを条件に(前記ステップS2及びステップS3)、それまで計測したブレーキ操作量Ba、ブレーキ操作時間Bt及びブレーキ操作速度Bvに基づいて、ブレーキ操作がどのようなものであったかを判定する。
【0040】
すなわち、ブレーキ操作量Baと操作量規定値Bathとを比較し、また、ブレーキ操作時間Btと操作時間規定値Btthとを比較し、また、ブレーキ操作速度Bvと操作速度規定値Bvthとを比較する(前記ステップS4、ステップS5及びステップS6)。このとき、操作量規定値Bath、操作時間規定値Btth及び操作速度規定値Bvthは、ブレーキ操作終了時の現車間距離Lpsに基づいて決定されている。このようにブレーキ操作についての計測値と規定値との比較は、その計測値と規定値とを比較してON又はOFFされる制御キャンセルフラグをみて行う。
【0041】
そして、図8中(A)に示すように、ブレーキ操作量Baが操作量規定値Bath未満であり、かつブレーキ操作時間Btが操作時間規定値Btth未満であり、かつブレーキ操作速度Bvが操作速度規定値Bvth未満の場合、すなわち、ブレーキ操作量Ba、ブレーキ操作時間Bt及びブレーキ操作速度Bvの全てがそれぞれ規定値未満の場合(前記制御キャンセルフラグがONになっていない場合)、現車間距離Lpsに対応した車間時間TAで車間距離(設定車間距離)を設定し(前記ステップS7)、この設定した車間距離になるように、追従走行制御を再開する(前記ステップS8)。
【0042】
これにより、例えば、運転者による車間距離設定スイッチ操作で車間距離設定がされた後に、ブレーキ操作がなされた場合には、そのブレーキ操作の終了の際の現車間距離Lpsに対応した車間時間TAで設定した車間距離(設定車間距離)になるように追従走行制御を再開する。すなわち、ブレーキ操作前では、運転者が車間距離設定スイッチを操作して設定した車間距離設定(車間時間)になるように追従走行制御を実施し、ブレーキ操作後では、そのブレーキ操作終了の際の車間距離(具体的には車間距離に対応した車間時間)になるように追従走行制御を実施する。
【0043】
次に、図8中(B)、(C)及び(D)を用いて説明する。図8中(B)に示すように、ブレーキ操作量Baが操作量規定値Bath以上の場合や、図8中(C)に示すように、ブレーキ操作時間Btが操作時間規定値Btth以上の場合や、図8中(D)に示すように、ブレーキ操作速度Bvが操作速度規定値Bvth以上の場合には、すなわち、ブレーキ操作量Ba、ブレーキ操作時間Bt又はブレーキ操作速度Bvのいずれかが規定値以上の場合(前記制御キャンセルがONになっている場合)、ブレーキ操作で追従走行制御を中止している状態から追従走行制御の解除を行う。
【0044】
なお、この実施の形態でいえば、図8中(A)に示すように、従来は、ブレーキ操作がされれば前記制御キャンセルフラグがONになっていたことになる。
次に効果を説明する。
前述したように、運転者がブレーキ操作を行った場合に追従走行制御を中止するとともに、そのブレーキ操作が終了した場合には、追従走行制御を再開している。これにより、運転者がブレーキ操作することで、車間距離が長くなるので、自車両と先行車両との相対位置関係を運転者の意図に合致したものにすることができるとともに、ブレーキ操作終了後に追従走行制御を再開することで、追従走行制御の利便性をあわせて確保することができる。
【0045】
また、ブレーキ操作終了後の追従走行制御では、そのブレーキ操作終了時の車間距離に基づいて設定した車間距離に基づいて制御を行っている。これにより、運転者のブレーキ操作により運転者の意図にあった車間距離の設定をすることができる。
また、車間距離設定スイッチによる車間距離の設定では、段階的な設定、例えば長、中、短の三段階で設定を行うような構成になっている。その一方で、車間距離設定スイッチにより設定された車間距離が、ブレーキ操作後には、そのブレーキ操作終了の際の車間距離に基づく値に変更されるようになっている。これにより、運転者は、車間距離設定スイッチを操作してステップ的に車間距離を設定することができるので、その設定を容易にすることができ、さらに、運転者は、ブレーキ操作することで、そのように設定した車間距離を変更することができるようになる。これにより、運転者は、車間距離設定スイッチを操作し、ある段階の車間距離を設定し、その後、ブレーキ操作することで、実際の走行シーン等に応じてその段階の車間距離近傍できめ細かく車間距離を変更することができる。すなわち、運転者は、設定距離を容易かつ、きめ細やかに設定することができる。
【0046】
また、ブレーキ操作状態を示す操作量、操作時間及び操作速度に基づいて、ブレーキ操作終了後に、追従走行制御を再開するか、或いは解除するかを決定している。すなわち、ブレーキ操作量、ブレーキ操作時間及びブレーキ操作速度等といったブレーキ操作状態に基づいて運転者の制御中止意図、或いは制御解除意図を検出し、その検出結果(運転者の意図)に基づいて、追従走行制御を再開或いは解除している。これにより、運転者の意図を反映させた追従走行制御の再開或いは解除を実現している。
【0047】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、目標車間距離の設定を車間時間に基づいて行っているが、これに限定されるものではない。例えば、車間距離の設定を、車間時間を基準にすることなく車間距離そのものとして設定するようにしてもよい。
【0048】
また、前述の実施の形態では、制御復帰決定部41が、ブレーキ操作に基づいて追従走行制御の解除、或いは中止及び復帰を決定している。しかし、これに限定されるものではない。例えば、制御復帰決定部41に代えて、走行制御用コントローラ30が、追従走行制御の解除、或いは中止及び復帰を行うようにしてもよい。
【0049】
また、前述の実施の形態では、図4乃至図7を示して、車間距離やブレーキ操作状態を判断する特性図或いはテーブルについて説明した。しかし、これに限定されるものではなく、車間距離やブレーキ操作状態を判断するために他の特性図或いはテーブルを用いてもよい。さらに、ブレーキ操作状態が所定操作であるか否かは他の判断基準を用いて行ってもよい。
【0050】
また、前述の実施の形態では、ブレーキ操作終了後の追従走行制御では、そのブレーキ操作終了時の車間距離に基づいて設定した車間距離に基づいて制御を行っている。しかし、これに限定されるものではない。ブレーキ操作終了後の追従走行制御では、元々設定されていた車間距離に基づいて制御を行ってもよい。この場合でも、運転者がブレーキ操作することで、自車両と先行車両との相対位置関係を運転者の意図に合致したものにすることができるとともに、ブレーキ操作終了後に追従走行制御を再開することで、追従走行制御の利便性をあわせて確保することができる。
【0051】
なお、前述の実施の形態の説明では、車間距離センサ12、車間検出部20及び制御復帰決定部41による図3に示すステップS2は、自車両と先行車両との車間距離を検出する車間距離検出手段を実現しており、設定及び操作部20(具体的には車間距離設定スイッチ)は、設定車間距離を設定する車間距離設定手段を実現しており、走行制御用コントローラ30は、前記車間距離検出手段が検出した車間距離が前記車間距離設定手段が設定した設定車間距離に合致するように、自車両の制駆動力を制御する制駆力制御手段を実現しており、ブレーキ操作センサ18は、運転者によるブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段を実現しており、ブレーキ操作時の走行制御用コントローラ30による制駆力制御の中止処理並びに制御復帰決定部41による図3に示すステップS1、ステップS4、ステップS5、ステップS6、ステップS7及びステップS8は、前記ブレーキ操作検出作手段がブレーキ操作の開始を検出したときに、前記制駆動力制御手段による制駆動力の制御を止めて前記車間距離制御を中止し、前記ブレーキ操作検出作手段がブレーキ操作の終了を検出したときに、前記制駆動力制御手段による制駆動力の制御を再開させて前記車間距離制御を復帰させる車間距離制御復帰手段を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】前記実施の形態の走行制御用コントローラ等の含めた構成を示すブロック図である。
【図3】ブレーキ操作に応じて追従走行制御の解除、又は中止及び復帰の決定をする処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】相対速度ΔVに対応する接触可能性車間距離Lthを得るための説明に使用した特性図である。
【図5】現車間距離Lpsに対応する操作量規定値Bathを得るための説明に使用した特性図である。
【図6】現車間距離Lpsに対応する操作時間規定値Btthを得るための説明に使用した特性図である。
【図7】現車間距離Lpsに対応する操作速度規定値Bvthを得るための説明に使用した特性図である。
【図8】動作の説明に使用した動作タイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
2 エンジン
3 自動変速機
7 ディスクブレーキ
8 制動制御装置
9 エンジン出力制御装置
12 車間距離センサ
13 車速センサ
14 アクセルペダル
15 ブレーキペダル
17 アクセルセンサ
18 ブレーキ操作センサ
19 車速検出部
20 車間検出部
30 走行制御用コントローラ
31 車間制御部
32 車速指令値選択部
33 車速制御部
41 制御復帰決定部
42 操作及び設定部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an inter-vehicle distance control device that makes the inter-vehicle distance between a host vehicle and a preceding vehicle equal to a desired inter-vehicle distance.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an inter-vehicle distance control device, there is an inter-vehicle distance control device that enables the inter-vehicle distance to be set stepwise (stepwise) and controls the vehicle speed so that the actual inter-vehicle distance matches the set inter-vehicle distance (for example, Patent Document 1). Thereby, the driver can easily set the desired inter-vehicle distance. In particular, it is convenient when the inter-vehicle distance needs to be largely changed.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-1789 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of a configuration in which the inter-vehicle distance is set stepwise, fine adjustment of the inter-vehicle distance setting cannot be performed. For example, the driver may set the inter-vehicle distance at a certain stage but want to further fine-tune the inter-vehicle distance according to the traveling scene. However, conventionally, fine adjustment of the setting of the inter-vehicle distance cannot be performed, so that the inter-vehicle distance desired by the driver cannot be set. On the other hand, if the inter-vehicle distance can be set in a stepless (analog-like) manner, it becomes inconvenient if the inter-vehicle distance needs to be largely changed.
[0005]
Further, if the brake operation is performed during the following distance control, the following distance control is released, and it is necessary to reset the control again, which results in a result unfit for the driver.
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and has as its object to provide an inter-vehicle distance control device that allows a driver to easily set a desired inter-vehicle distance.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, an inter-vehicle distance control device according to the first aspect of the present invention matches the inter-vehicle distance between a host vehicle and a preceding vehicle with a set inter-vehicle distance when a driver starts a brake operation. The inter-vehicle distance control is stopped, and after the driver's braking operation is completed, the inter-vehicle distance control is restored.
[0007]
An inter-vehicle distance control device according to a fourth aspect of the present invention includes an inter-vehicle distance detection unit that detects an inter-vehicle distance between the host vehicle and a preceding vehicle, an inter-vehicle distance setting unit that sets a set inter-vehicle distance, and the inter-vehicle distance detection. A braking / driving force control means for controlling a braking / driving force of the own vehicle such that the inter-vehicle distance detected by the means matches the inter-vehicle distance set by the inter-vehicle distance setting means. The inter-vehicle distance control device according to the invention according to claim 4, wherein the brake operation by the driver is detected by the brake operation detection means, and when the brake operation detection operation means detects the start of the brake operation, the braking control is performed. When the control of the braking / driving force by the driving force control means is stopped and the inter-vehicle distance control is stopped, and the braking operation detecting means detects the end of the braking operation, the control of the braking / driving force by the braking / driving force control means is performed. Is resumed and the inter-vehicle distance control is restored by the inter-vehicle distance control restoring means.
[0008]
As described above, the inter-vehicle distance control device according to the present invention performs inter-vehicle distance control that matches the inter-vehicle distance between the own vehicle and the preceding vehicle with the set inter-vehicle distance, and when the driver starts the brake operation, The inter-vehicle distance control is stopped, and after the driver's braking operation is completed, the inter-vehicle distance control that has been so stopped is restored. For example, this makes the inter-vehicle distance longer due to the braking force during the brake operation, and becomes the inter-vehicle distance that matches the original set inter-vehicle distance after the end of the brake operation.
In the inter-vehicle distance control according to the second and fifth aspects of the present invention, the inter-vehicle distance when the inter-vehicle distance control is restored is set as the set inter-vehicle distance.
[0009]
【The invention's effect】
According to the present invention, by performing the brake operation, the relative positional relationship with the preceding vehicle that matches the driver's intention can be obtained, and after the brake operation is completed, the vehicle returns to the inter-vehicle distance control. Convenience can be secured.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention, in which 1FL and 1FR are front wheels as driven wheels, and 1RL and 1RR are rear wheels as driving wheels. The driving force is transmitted via the
[0011]
As shown in FIG. 1, the front wheels 1FL, 1FR and the rear wheels 1RL, 1RR are provided with
The
[0012]
Further, the
[0013]
On the other hand, the lower part of the vehicle body on the front side of the vehicle has an inter-vehicle distance L with respect to the preceding vehicle.psIs provided with an
[0014]
The vehicle detects the rotation speed of an output shaft disposed on the output side of the
The
[0015]
FIG. 2 shows the details of the configuration of the
The
[0016]
The inter-vehicle detecting
Further, the following
[0017]
The control return determination unit 41 determines whether to cancel the follow-up running control or stop and return according to the brake operation. FIG. 3 shows the processing procedure.
First, in step S1, the control return determination unit 41 determines whether a brake operation has been performed. For example, the control return determination unit 41 determines that a brake operation has been performed when the brake operation signal Br from the
[0018]
In step S2, the control return determination unit 41 determines an inter-vehicle distance (hereinafter, referred to as a current inter-vehicle distance) L between the preceding vehicle and the host vehicle.psIs calculated. Since this step S2 is performed after the brake operation is completed, the current inter-vehicle distance L calculated here is calculated.psIs larger than the inter-vehicle distance before the brake operation because the vehicle is decelerated by the brake operation by the driver.
[0019]
Subsequently, in step S3, the control return determination unit 41 determines that the current inter-vehicle distance LpsIs possible contact distance LthIt is determined whether it is greater than or equal to. For example, the contact possibility inter-vehicle distance LthIs determined according to the relative vehicle speed ΔV. Specifically, as shown in FIG. 4, when the relative speed ΔV is a large value, the contact possibility inter-vehicle distance LthIs a large value. For example, the control return determination unit 41 has a characteristic diagram as shown in FIG. 4 as a table, and based on the table, the contact possibility inter-vehicle distance L corresponding to the relative speed ΔV.thGet.
[0020]
Here, the control return determination unit 41 determines the current inter-vehicle distance LpsIs possible contact distance LthIf it is larger than the current distance, the process proceeds to step S4, wherepsIs possible contact distance LthIn the following cases, the process proceeds to step S9.
In step S9, the control return determination unit 41 performs a process of canceling the following travel control, and ends the process illustrated in FIG. Specifically, the
[0021]
In step S4, the control return determination unit 41 determines that the brake operation amount (brake depression amount) Ba is the operation amount (depression amount) specified value Ba.thIt is determined whether it is less than. For example, the manipulated variable prescribed value BathIs the current inter-vehicle distance LpsIs determined according to Specifically, as shown in FIG.thIs the current distance LpsIs determined according to In this example, the current inter-vehicle distance LpsIs smaller, the current inter-vehicle distance LpsBecomes larger, the manipulated variable prescribed value BathBecomes larger, and at an inter-vehicle distance equal to or more than the inter-vehicle distance α where the possibility of contact is high, the manipulated variable prescribed value BathBecomes a constant value. For example, the control return determination unit 41 has a characteristic diagram as shown in FIG. 5 as a table, and based on this table, the current inter-vehicle distance LpsManipulated variable prescribed value Ba corresponding tothTo obtain the manipulated variable prescribed value Ba.thAnd the brake operation amount Ba are compared.
[0022]
Here, the control return determination unit 41 determines that the brake operation amount Ba is equal to the operation amount specified value Ba.thIf it is less than the predetermined value, the process proceeds to step S5, where the brake operation amount Ba is set to the operation amount specified value Ba.thIn the above case, the process proceeds to step S9.
In step S5, the control return determination unit 41 determines that the brake operation time (brake depression time) Bt is equal to the operation time (depression time) specified value Bt.thIt is determined whether it is less than. For example, the operation time prescribed value BtthIs the current inter-vehicle distance LpsIs determined according to Specifically, as shown in FIG.thIs the current distance LpsIs determined according to In this example, the current inter-vehicle distance LpsIs smaller, the current inter-vehicle distance LpsBecomes larger, the operation time prescribed value BtthBecomes larger, and at an inter-vehicle distance equal to or more than the inter-vehicle distance α where the possibility of contact is high, the operation time prescribed value BtthBecomes a constant value. For example, the control return determination unit 41 has a characteristic diagram as shown in FIG. 6 as a table, and based on the table, the current inter-vehicle distance LpsOperation time specified value Bt corresponding tothAnd the operation time prescribed value BtthAnd the brake operation time Bt are compared.
[0023]
Here, the control return determination unit 41 determines that the brake operation time Bt is equal to the operation time specified value Bt.thIf it is less than the predetermined time, the process proceeds to step S6, where the brake operation time Bt is set to the specified operation time value Bt.thIn the above case, the process proceeds to step S9.
In step S6, the control return determination unit 41 determines that the brake operation speed (brake depression speed) Bv is equal to the operation speed (brake depression speed) specified value Bv.thIt is determined whether it is less than. For example, the operation speed regulation value BvthIs the current inter-vehicle distance LpsIs determined according to Specifically, as shown in FIG.thIs the current distance LpsIs determined according to In this example, the current inter-vehicle distance LpsIs smaller, the current inter-vehicle distance LpsBecomes larger, the operation speed prescribed value BvthBecomes larger, and at an inter-vehicle distance equal to or more than the inter-vehicle distance α where the possibility of contact is high, the operation speed prescribed value BvthBecomes a constant value. For example, the control return determination unit 41 has a characteristic diagram as shown in FIG. 7 as a table, and based on this table, the current inter-vehicle distance LpsOperation speed specified value Bv corresponding tothAnd the operation speed prescribed value BvthAnd the brake operation speed Bv.
[0024]
Here, the control return determination unit 41 determines that the brake operation speed Bv is equal to the specified operation speed value Bv.thIf it is less than the predetermined value, the process proceeds to step S7, and the brake operation speed BvthIn the above case, the process proceeds to step S9.
In step S7, the control return determination unit 41 determines that the current inter-vehicle distance LpsInter-vehicle time T corresponding toAThe inter-vehicle distance (set inter-vehicle distance) is set based on. That is, the control return determination unit 41 sets the target following distance so as to have a predetermined following distance characteristic. Specifically, the control return determination unit 41 determines the current inter-vehicle distance L at the end of the brake operation.psAnd own vehicle speed VSAnd the following time TAIs calculated, and the inter-vehicle time initially used is calculated as the calculated inter-vehicle time T.AChange to
[0025]
Inter-vehicle time TA= Current inter-vehicle distance Lps/ Vehicle speed VS
Then, the control return determination unit 41 determines the inter-vehicle time T thus changed.AAnd own vehicle speed VSIs set based on the following equation.
Set inter-vehicle distance = inter-vehicle time T after updateA× own vehicle speed VS
Then, in the subsequent step S8, the control return determination unit 41 performs a process of restarting or returning the following travel control so as to have the inter-vehicle distance thus determined (set inter-vehicle distance). Specifically, the
[0026]
As described above, the control return determination unit 41 performs the processing of releasing, stopping, and returning the following travel control in accordance with the brake operation.
The operation and setting
[0027]
Here, the coast / set switch is a switch that enables the driver to start setting of the traveling speed control (set function) and enables the driver to set the deceleration during the traveling speed control (coast function). The cancel (CANCEL) switch is a switch for stopping the traveling speed control by the driver. The resume / accelerator switch is a switch that enables the driver to resume the traveling speed control (resume function) and enables the driver to set an acceleration during the traveling speed control (accelerator function). The inter-vehicle distance setting switch is a switch that enables the driver to set the inter-vehicle distance with the preceding vehicle.
[0028]
In the setting of the inter-vehicle distance, stepwise setting by a push operation, for example, three steps of long, medium, and short can be set. Specifically, the inter-vehicle distance that can be set in three stages of long, medium, and short is determined based on the inter-vehicle time. For example, the "intermediate" inter-vehicle distance is set to about 2 seconds, and the "long" and "short" inter-vehicle distances are set to "long" and "long" respectively based on the inter-vehicle time corresponding to the "intermediate" inter-vehicle time. The "short" inter-vehicle distance is determined.
[0029]
The operation and setting
[0030]
As shown in FIG. 2, the
The
[0031]
The
Here, the set inter-vehicle distance is the inter-vehicle distance set by operating the inter-vehicle distance setting switch, or the inter-vehicle distance at the time of return of the follow-up running control determined by the control return determination unit 41. That is, when a restart (return) command of the following travel control is input from the control return determination unit 41 or the operation and setting
[0032]
The vehicle speed command
The running speed control can be selected between an inter-vehicle distance control mode in which running speed control is performed with the inter-vehicle distance as a target value and a constant speed running control mode in which running speed control is performed with a constant speed as a target speed. . The vehicle speed command
[0033]
The vehicle
[0034]
The
The engine
[0035]
The traveling
[0036]
Next, the operation will be described.
In the following travel control, the inter-vehicle distance L detected from the
[0037]
In the constant speed traveling control (ASCD control), the own vehicle speed V detected from the
[0038]
Next, an operation when a brake operation is performed during the follow-up traveling control will be described. FIG. 8 is a time chart showing the operation.
(A) in FIG. 8 shows a case in which the following traveling control is shifted from the suspension state to the restart based on the brake operation result, and (B), (C), and (D) in FIG. 8 show the case based on the brake operation result. This shows a case in which the follow-up running control is canceled. Hereinafter, a specific description will be given.
[0039]
First, a description will be given with reference to FIG. When a brake operation is performed, the brake operation flag is turned ON. Then, while the brake operation flag is ON, the brake operation amount Ba, the brake operation time Bt, and the brake operation speed Bv are measured. When the brake operation is completed, that is, when the brake operation flag is turned off (step S1), the current inter-vehicle distance LpsIs possible contact distance LthOn the condition that the brake operation is larger than the above (Steps S2 and S3), it is determined what kind of brake operation was based on the brake operation amount Ba, the brake operation time Bt, and the brake operation speed Bv measured so far. .
[0040]
That is, the brake operation amount Ba and the operation amount specified value BathAnd the brake operation time Bt and the operation time prescribed value Bt are compared.thAnd the brake operation speed Bv and the operation speed specified value Bvth(Steps S4, S5, and S6). At this time, the manipulated variable prescribed value Bath, Operation time prescribed value BtthAnd operation speed regulation value BvthIs the current inter-vehicle distance L at the end of the braking operation.psIs determined based on In this way, the comparison between the measured value and the specified value for the brake operation is performed by comparing the measured value with the specified value and looking at the control cancel flag that is turned ON or OFF.
[0041]
Then, as shown in FIG. 8A, the brake operation amount Ba is changed to the operation amount specified value Ba.thAnd the brake operation time Bt is less than the specified operation time value Bt.thAnd the brake operation speed Bv is equal to or less than the specified operation speed value Bv.thIn other words, when the brake operation amount Ba, the brake operation time Bt, and the brake operation speed Bv are all smaller than the specified values (when the control cancel flag is not ON), the current inter-vehicle distance LpsInter-vehicle time T corresponding toAThen, the inter-vehicle distance (set inter-vehicle distance) is set (step S7), and the following cruise control is restarted so as to reach the set inter-vehicle distance (step S8).
[0042]
Thus, for example, if a brake operation is performed after the inter-vehicle distance setting switch is operated by the driver, the current inter-vehicle distance L at the end of the brake operationpsInter-vehicle time T corresponding toAThe following cruise control is restarted so that the inter-vehicle distance set in (i.e., the set inter-vehicle distance) is reached. In other words, before the brake operation, the following cruise control is performed so that the inter-vehicle distance setting (inter-vehicle time) set by the driver operating the inter-vehicle distance setting switch is performed. The following travel control is performed so as to be the following distance (specifically, the following time corresponding to the following distance).
[0043]
Next, a description will be given using (B), (C) and (D) in FIG. As shown in FIG. 8B, the brake operation amount Ba is changed to the operation amount specified value Ba.thIn the above case and as shown in FIG. 8C, the brake operation time Bt is equal to the operation time specified value Bt.thIn the above case or as shown in FIG. 8D, the brake operation speed Bv is changed to the operation speed specified value Bv.thIn the above case, that is, when any of the brake operation amount Ba, the brake operation time Bt, or the brake operation speed Bv is equal to or more than a specified value (when the control cancellation is ON), the follow-up traveling control by the brake operation is performed. Is canceled from the state in which is stopped.
[0044]
In this embodiment, as shown in FIG. 8A, conventionally, when a brake operation is performed, the control cancel flag is set to ON.
Next, the effects will be described.
As described above, when the driver performs the brake operation, the following travel control is stopped, and when the brake operation is finished, the following travel control is restarted. As a result, the driver operates the brake to increase the inter-vehicle distance, so that the relative positional relationship between the host vehicle and the preceding vehicle can be made to match the driver's intention, and the driver can follow the vehicle after the brake operation ends. By restarting the travel control, it is possible to ensure the convenience of the follow-up travel control.
[0045]
In the follow-up running control after the end of the brake operation, the control is performed based on the following distance set based on the following distance at the end of the braking operation. As a result, the inter-vehicle distance can be set according to the driver's intention by the driver's brake operation.
In the setting of the inter-vehicle distance by the inter-vehicle distance setting switch, the configuration is such that the setting is performed stepwise, for example, in three stages of long, medium and short. On the other hand, the inter-vehicle distance set by the inter-vehicle distance setting switch is changed to a value based on the inter-vehicle distance at the end of the brake operation after the brake operation. With this, the driver can operate the inter-vehicle distance setting switch to set the inter-vehicle distance in a step-by-step manner, so that the setting can be facilitated. The thus set inter-vehicle distance can be changed. Thereby, the driver operates the inter-vehicle distance setting switch, sets the inter-vehicle distance at a certain stage, and then performs a brake operation, so that the inter-vehicle distance at that stage can be finely adjusted according to the actual driving scene or the like. Can be changed. That is, the driver can easily and finely set the set distance.
[0046]
Further, based on the operation amount, the operation time, and the operation speed indicating the brake operation state, it is determined whether to resume or cancel the following traveling control after the brake operation is completed. That is, the driver's intention to stop control or intention to release control is detected based on the brake operation state such as the brake operation amount, the brake operation time, and the brake operation speed, and the following is performed based on the detection result (driver's intention). The running control is restarted or released. As a result, resumption or cancellation of the follow-up traveling control reflecting the driver's intention is realized.
[0047]
The embodiment of the invention has been described. However, the present invention is not limited to being realized as the above-described embodiment.
That is, in the above-described embodiment, the target inter-vehicle distance is set based on the inter-vehicle time. However, the present invention is not limited to this. For example, the inter-vehicle distance may be set as the inter-vehicle distance itself without reference to the inter-vehicle time.
[0048]
Further, in the above-described embodiment, the control return determination unit 41 determines release, suspension, or return of the following travel control based on the brake operation. However, it is not limited to this. For example, instead of the control return determination unit 41, the
[0049]
In the above-described embodiment, the characteristic diagram or the table for determining the following distance or the brake operation state has been described with reference to FIGS. 4 to 7. However, the present invention is not limited to this, and another characteristic diagram or table may be used to determine the following distance or the brake operation state. Further, whether or not the brake operation state is a predetermined operation may be determined using another criterion.
[0050]
Further, in the above-described embodiment, in the follow-up running control after the end of the brake operation, the control is performed based on the following distance set based on the following distance at the end of the braking operation. However, it is not limited to this. In the follow-up running control after the brake operation is completed, the control may be performed based on the originally set inter-vehicle distance. Even in this case, by performing the brake operation by the driver, the relative positional relationship between the host vehicle and the preceding vehicle can be made to match the driver's intention, and the following cruise control can be resumed after the brake operation is completed. Therefore, it is possible to ensure the convenience of the follow-up traveling control.
[0051]
In the description of the above-described embodiment, the step S2 shown in FIG. 3 by the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration including a travel control controller and the like of the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure of a process of canceling or stopping and returning the follow-up running control in accordance with a brake operation.
FIG. 4 shows a contact possibility inter-vehicle distance L corresponding to a relative speed ΔV.thFIG. 6 is a characteristic diagram used for explanation for obtaining the above.
FIG. 5: Current inter-vehicle distance LpsManipulated variable prescribed value Ba corresponding tothFIG. 6 is a characteristic diagram used for explanation for obtaining the above.
FIG. 6: Current vehicle distance LpsOperation time specified value Bt corresponding tothFIG. 6 is a characteristic diagram used for explanation for obtaining the above.
FIG. 7: Current inter-vehicle distance LpsOperation speed specified value Bv corresponding tothFIG. 6 is a characteristic diagram used for explanation for obtaining the above.
FIG. 8 is a diagram showing an operation time chart used for explaining the operation.
[Explanation of symbols]
2 Engine
3 automatic transmission
7 Disc brake
8 Brake control device
9 Engine output control device
12 Inter-vehicle distance sensor
13 Vehicle speed sensor
14 accelerator pedal
15 Brake pedal
17 Accelerator sensor
18 Brake operation sensor
19 Vehicle speed detector
20 Inter-vehicle detector
30 Travel control controller
31 Inter-vehicle control unit
32 Vehicle speed command value selector
33 Vehicle speed control unit
41 Control return determination unit
42 Operation and setting unit
Claims (10)
設定車間距離を設定する車間距離設定手段と、
前記車間距離検出手段が検出した車間距離が前記車間距離設定手段が設定した設定車間距離に合致するように、自車両の制駆動力を制御する制駆力制御手段と、
運転者によるブレーキ操作を検出するブレーキ操作検出手段と、
前記ブレーキ操作検出作手段がブレーキ操作の開始を検出したときに、前記制駆動力制御手段による制駆動力の制御を止めて前記車間距離制御を中止し、前記ブレーキ操作検出作手段がブレーキ操作の終了を検出したときに、前記制駆動力制御手段による制駆動力の制御を再開させて前記車間距離制御を復帰させる車間距離制御復帰手段と、
を備えたことを特徴とする車間距離制御装置。An inter-vehicle distance detecting means for detecting an inter-vehicle distance between the own vehicle and the preceding vehicle,
An inter-vehicle distance setting means for setting a set inter-vehicle distance;
Driving force control means for controlling the braking / driving force of the own vehicle, such that the inter-vehicle distance detected by the inter-vehicle distance detection means matches the set inter-vehicle distance set by the inter-vehicle distance setting means,
Brake operation detecting means for detecting a brake operation by a driver;
When the brake operation detecting means detects the start of the brake operation, the control of the braking / driving force by the braking / driving force control means is stopped to stop the inter-vehicle distance control. When detecting the end, an inter-vehicle distance control returning unit that restarts the control of the braking and driving force by the braking and driving force control unit and returns the inter-vehicle distance control,
An inter-vehicle distance control device comprising:
前記車間距離設定手段は、ブレーキ操作前に前記車間距離入力手段から入力された車間距離を前記設定車間距離として設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の車間距離制御装置。The vehicle further includes an inter-vehicle distance input means for inputting the inter-vehicle distance step by step,
6. The inter-vehicle distance control device according to claim 4, wherein the inter-vehicle distance setting unit sets an inter-vehicle distance input from the inter-vehicle distance input unit before a brake operation as the set inter-vehicle distance. 7.
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