JP2004208815A - Pinball game machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技盤の盤面上に形成された遊技領域内に、弾球遊技機の下部位置から遊技球を打ち出して遊技を行う弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技盤の盤面上に形成された遊技領域内に、該遊技盤の下部側方位置から遊技球を打ち出して遊技を行う弾球遊技機として、例えば遊技盤の下部側方(遊技機に向かって左側)位置に発射装置を設け、該発射装置から遊技球を上方の遊技領域に向けて打ち出すように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−35264号公報(第4−6頁、第1−4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これら遊技盤の下部側方位置から遊技球を打ち出して遊技を行う弾球遊技機は、発射装置を遊技機のハンドル近傍に有するものに比較して、発射レールの設置等の制約を受けることがないため、遊技盤上の遊技領域の大きさ、特には上下方向の大きさを大きくでき、遊技盤のほぼ中央部位置に設けられている可変表示装置である液晶パネル等の大型化にあって、これら液晶パネル等の大型化による遊技盤形成への制約を解消することが可能となることから、その有用性が高まってきている。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された弾球遊技機にあっては、遊技盤の下方位置に設けられた発射装置から打ち出された遊技球を、上方の遊技領域に向けて誘導するための発射球誘導路を構成する外バンドが遊技盤の前面側に配置されていたため、遊技領域を遊技盤の前面における上下幅方向に向けて拡大することは出来るものの、遊技領域を遊技盤の前面における左右幅方向に向けて拡大しようとする場合に、前記外バンドにて構成される発射球誘導路の配置位置による制約を受けることになり、遊技領域を拡大することが困難であった。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、発射装置から打ち出された遊技球を遊技領域に導くための発射球誘導路の配置位置による制約を受けることなく、遊技領域を遊技機枠内において極力拡大することが出来るようにした弾球遊技機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の弾球遊技機は、弾球遊技機の下部位置に設けられ、遊技に使用するための遊技球を貯留するための打球貯留部と、弾球遊技機の下部位置に設けられ、該打球貯留部に貯留されている遊技球を遊技機枠に取り付けられた遊技盤の前面側に形成された遊技領域内に打ち出すための発射装置と、を備える弾球遊技機において、
前記打球貯留部に貯留されている遊技球を前記発射装置における遊技球の発射位置に供給するための遊技球供給路と、
前記発射装置から打ち出された遊技球を前記遊技領域に導くための発射球誘導路と、を備え、
前記発射球誘導路は、前記発射位置の上方に位置する第1誘導路部と、該第1誘導路部内を上方に向けて移動する遊技球を前記遊技領域内の側方上部位置に配置した流出口に導く第2誘導路部と、を備え、
前記第1誘導路部を前記遊技盤の後面側に配置したことを特徴としている。
この特徴によれば、弾球遊技機の下部位置に設けられた発射装置から打ち出された遊技球は、第1誘導路部により遊技盤の後面側で上方に向けて移動した後、第2誘導路部を経て前面側に導かれ、流出口から遊技領域に流出されることになるため、発射球誘導路の配置位置による制約を受けることなく、遊技領域を遊技機枠内において極力拡大することが出来る。
【0008】
本発明の弾球遊技機の前記発射球誘導路を構成する発射球誘導路部材は、前記遊技機枠に取り付けられていることが好ましい。
このようにすれば、遊技盤を取り付けるための強度の高い遊技機枠に取り付けられることで発射球誘導路部材の安定性が向上するため、発射装置から打ち出された発射球を遊技領域に確実に導くことが出来るばかりか、遊技盤の交換とともに発射球誘導路部材を交換する必要がないので、コストを低減することが出来る。
【0009】
本発明の弾球遊技機の前記発射球誘導路を構成する発射球誘導路部材は、前記遊技盤に取り付けられていることが好ましい。
このようにすれば、発射球誘導路を遊技盤の後面に近接して設けることが出来るので、発射球誘導路をコンパクトに設けることが出来るばかりか、清掃等のメンテナンス作業を遊技盤の交換に伴って行うことが出来る。
【0010】
本発明の弾球遊技機は、前記第2誘導路部は前記遊技盤を前後方向に貫通して形成されていることが好ましい。
このようにすれば、遊技盤の後面側の第1誘導路部を移動してきた遊技球を、外観上の違和感なく、前面側の遊技領域内に発射させることが出来る。
【0011】
本発明の弾球遊技機の前記発射装置から発射され、前記遊技領域に到達しなかった遊技球をファール球として回収するためのファール球通路を備え、
該ファール球通路の少なくとも一部が、前記遊技盤の後面側に配置されていることが好ましい。
このようにすれば、ファール球通路の少なくとも一部が遊技盤の後面側に配置されることで、ファール球通路の配置位置による制約を受けることなく、遊技領域を遊技機枠内において極力拡大することが出来るばかりか、弾球遊技機を並設する際にファール球通路が邪魔になることがない。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0013】
本実施例の弾球遊技機であるパチンコ機2は、該パチンコ機2の側部位置に1対1にて配置される遊技用装置であるカードユニット3とともに、図示しない遊技島の前後面に複数並設されて使用される。
【0014】
これらパチンコ機2並びにカードユニット3が並設される遊技島の内部には、前記各パチンコ機2にパチンコ球を供給する供給樋や、前記各パチンコ機2にて使用され、排出されたパチンコ球を集めて前記供給樋に揚送する揚送装置等(図示略)が設けられているとともに、高さ方向略中央部には前記各カードユニット3より排出された紙幣を所定方向島端に設けられた回収ボックス(図示略)に搬送可能な紙幣搬送路(図示略)や、同様に前記各カードユニット3より排出された硬貨及びプリペイドカードを前記所定方向島端の回収ボックスに混合搬送可能な混合搬送路(図示略)等が設けられている。
【0015】
本実施例の弾球遊技機であるパチンコ機2を主に図1〜図6に基づいて説明すると、該パチンコ機2は、遊技機枠としての前面扉枠200と、該前面扉枠200の前面側に開閉自在に枢支され、中央にガラス板が設けられたガラス扉枠202と、前面扉枠200を開閉自在に枢支する四角枠状に形成された基枠201と、からなる。
【0016】
前面扉枠200の下部前面には、図4に示すように、貸し出された球並びに払い出された賞球を貯留するための打球貯留部としての打球供給皿203が一体に設けられており、該打球供給皿203の上面所定箇所には操作部14が設けられている。前面扉枠202の前面における打球供給皿203の下方には、打球を発射する打球操作ハンドル(以下、操作ノブという)205、とが設けられている。なお、図1中の241はガラス扉枠202を開放操作するためのシリンダ錠である。
【0017】
打球操作ハンドル205の近傍には、遊技に関連する演出装置を操作するための演出装置操作ボタン112a〜112cが配設されている。この演出装置操作ボタン112a〜112cは、本実施例においては使用されていないが、例えば機種変更等に伴って遊技に関連する演出装置を設けた場合において、このような演出装置に関連する何らかの操作をする際に使用されるボタンである。
【0018】
前記演出装置とは、具体的にいうと、例えば後述する遊技盤206の所定箇所に可動自在に設けられた可動部材(例えばパチンコ機のタイトルキャラクタをモチーフにして構成された役物)や、後述する可変表示装置とは別個に構成された演出用可変表示装置等を含み、演出装置操作ボタン112a〜112cは、これら可動部材を可動させるための操作や、演出用可変表示装置を可変表示させることにより行われるミニゲーム等を停止表示または選択するための操作に使用されるものである。
【0019】
これら演出装置操作ボタン112a〜112cは、打球操作ハンドル205の近傍に設けられているため、遊技者は打球操作ハンドル205を操作しながら、該ハンドルを操作する手で演出装置操作ボタン112a〜112cを操作することが出来るため、打球操作を中断することなく演出装置の操作を行うことが可能である。なお、これら演出装置操作ボタン112a〜112c内には例えば複数色に発光可能なLED(図示略)等が内蔵されている。
【0020】
操作部14には、図4に示すように、遊技者により前記カードユニット3に設けられた後述するカード挿入口314(図1参照)に挿入された遊技用記録媒体であるプリペイドカードより読み出された遊技用価値である度数を表示する度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿203に持球が少なくなったまたは無くなった際に押圧操作されて、前記度数表示部17に残度数が存在する場合に所定数量のパチンコ球の貸出を実施するための貸出ボタン16と、遊技を終了する際に押圧操作されることにより、前記カードユニット3に挿入されているプリペイドカードに新たな残度数が記録されて返却がなされる返却ボタン15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
【0021】
前面扉枠200には、図3及び図6に示すように、略中央部に形成された開口200c内に遊技盤206が着脱自在に取付けられている。また、パチンコ機2を正面から見て打球供給皿203の左側方下部位置における前面扉枠200の後面200bには、該遊技盤206の前面206aに形成される遊技領域207に向けてパチンコ球を発射するための発射装置500が取付けられている。また、該発射装置500の上側には、該発射装置500から発射されたパチンコ球を遊技領域207に導くための発射球誘導路600を構成する第1通路部材604及び第2通路部材605が上方に向けて設けられている。
【0022】
また、図3に示されるように、前記第2通路部材605内は、前記発射装置500にて打ち出されたが、発射勢いが弱いために前記遊技領域207に到達しなかったファール球を流下させるためのファール球流路295が形成されている。該第2通路部材605の下端部は、前面扉枠200の後面200bにおける前記開口200cの下部に左右方向に延びるように設けられた傾斜樋607の上流側端部に連結されており、ファール球流路295は該傾斜樋607内に傾斜された傾斜流路608に連通されている。よって、ファール球はファール球流路295、傾斜流路608を流下して、前面扉枠200に形成された払出口623を介して打球供給皿203に返却されるようになっている(図3参照)。
【0023】
前面扉枠200における打球供給皿203の下部には、図4及び図10に示されるように、該打球供給皿203に貯留されているパチンコ球を整列して、発射装置500に供給するように設けられた整流装置420が設けられており、打球供給皿203に貯留されているパチンコ球は、打球供給皿203における傾斜最下位部側に形成された流出口421(図4参照)から流出して、発射球供給路420aを有する整流装置420に流下され、この整流装置420によって、発射装置500の発射動作に連動してパチンコ球が1個ずつ、発射装置500の発射位置500aに供給されるようになっている。
【0024】
打球供給皿203における流出口421の上流側近傍位置には、打球供給皿203内のパチンコ球を排出するための第1排出口422が形成されているとともに、この第1排出口422の下面からは第1排出流路423が中央方向に向かって連設されている。また、打球供給皿203における傾斜最上位部側には、払出口623から流出されたパチンコ球を排出するための第2排出口424が形成されいるとともに、この第2排出口424下面からは第2排出流路425が中央方向に向かって連設されている。前記第1排出流路423と第2排出流路425とは打球供給皿203の中央付近にて合流され、その合流部下面には合流排出口426が形成されおり、第1排出口422及び第2排出口424から下方に排出されたパチンコ球は、打球供給皿203の下面に設けられる合流排出口426から排出されるようになっている。
【0025】
なお、特に詳細な図示はしないが、第1排出口422は、通常時においては開閉自在に設けられた開閉板により閉塞されており、図1に示されるように前面扉枠200に左右方向にスライド移動自在に設けられた返却操作レバー296を操作することにより、スライド移動して第1排出口422が開放されるようになっている。また、第2排出口424は、通常時においては開閉自在に設けられた開閉板により閉塞されており、図1に示されるように打球供給皿203の下部前面に左右方向にスライド移動自在に設けられた返却操作レバー234を操作することにより、スライド移動して第2排出口424が開放されるようになっている。
【0026】
ここで、整流装置400及び発射装置500について説明するが、本実施例においては従来公知の整流機構及び発射機構が適用されているため、ここでは機構の概略を図10(b)に基づいて説明する。
【0027】
発射装置500及び整流装置400は、打球供給皿203の傾斜下部側の所定箇所に互いに近接して設けられている。整流装置400は、打球供給皿203から流出口421から流下してきたパチンコ球を発射装置500の発射位置500aに導く発射球供給路420aが形成されているとともに、発射装置500への流入の規制及び解除が可能な規制部材(図示略)が揺動自在に設けられている。前記規制部材は、発射装置500の発射動作に連動して上下動する連動部材(図示略)に連係されており、連動部材の上下動により揺動されることにより、パチンコ球の発射装置500内への流入の規制を解除して、発射球供給路420aを介して発射装置500の発射位置500aに1個のパチンコ球を流入させて供給するようになっている。
【0028】
発射装置500は、回転軸501を中心に揺動自在に軸支された発射アーム502が設けられており、発射モータ511(図13参照)の駆動により発射アーム502が回転することにより、整流装置420により発射位置500aに供給された1個のパチンコ球が左斜め上方に向けて打ち出されるように構成されている。発射モータ511は、後述する発射制御基板291の発射制御部により駆動制御されるようになっており、操作ノブ205の操作に応じて駆動されるようになっている。また、発射装置500は、図8に示すように、発射位置500aが遊技盤206の後面206b側に配置されるように、前面扉枠200の後面200b側にネジを介して固設されている。
【0029】
発射アーム502の回動により上方に向けて打ち出されたパチンコ球は、発射装置500の外装ケース上面に形成された開口を通過して、該開口から上方に向けて延設された後述する発射球通路600内に流入され、発射球通路600内を上方に向けて移動して遊技領域207内に打ち出されるようになっている。また、発射アーム502による1個のパチンコ球の打ち出し動作に関連して前記整流装置420の規制部材による規制が解除されて、整流装置420から1個のパチンコ球が発射装置500内に供給されて発射位置500aにセットされる。このような発射アーム502の発射動作が繰り返し行われることで、パチンコ球が連続して遊技領域207内に打ち出されるようになっている。
【0030】
次に、前述した発射球誘導路600の詳細な構成を、主に図3及び図6〜図9に基づいて説明する。発射球誘導路600は、図6に示されるように、発射装置500の上面から上方に向けて延設される第1通路部材604と、該第1通路部材604の上部に延設される第2通路部材605と、遊技盤206の前面206aに形成された遊技領域207の左方上部位置に設けられる第3通路部材606とにより構成されている。
【0031】
第1通路部材604は、図7(a)〜(c)に示されるように、横断面コ字状に形成された合成樹脂材にて構成されており、その下端部は、発射装置500の上面における発射位置500aの上方位置に形成された開口(図示略)に連結されているとともに、その上端部は、前記傾斜樋607の底板607aに形成された開口を介して傾斜流路608内部を挿通し、傾斜樋607の上板に形成された開口624まで延設されている。
【0032】
この第1通路部材604は、図12に示されるように上方に向けて左側に若干傾斜するように設けられており、発射装置500から打ち出された発射球が後述する第2通路部材605の左側壁の内面上部に向けて打ち出されるようになっている。この第1通路部材604は、その軸心が第2通路部材605の円弧状の左側壁における接線方向を向くように設けられているため、発射装置500から打ち出されたパチンコ球が第2通路部材605の左側壁内面に沿ってスムーズに滑走するように設けられている。
【0033】
第2通路部材605は、図6に示されるように、下半部が左右方向に幅広に形成されるとともに、上半部が上方に向かうに従い幅狭となるとともに、遊技領域207の外周を囲むように遊技盤206の前面206aに設けられるレール部材110の左方上部の円弧状部に沿うように、内向きに湾曲するように形成されている。第2通路部材605は、その外周所定箇所に複数形成された取付片605aに取り付けたネジ(図示略)を取付板609に止着することで遊技盤206の後面206b側に配設されている。なお、取付板609は、図8に示されるように、前面扉枠200の後面200bにおける開口200cの周辺部に設けられたボス610にネジ611を止着することにより前面扉枠200に固定されている。
【0034】
第2通路部材605の前面上部には、長方形状の開口部612が形成されており、遊技盤206を開口200cに取り付けたときに、後述する第3通路部材606の後面側に形成された開口部と対向するようになっている。前記開口部612に対応する第2通路部材605の内部後面には、パチンコ球を遊技盤206の前面206a側に誘導するための板状の誘導リブ613が、パチンコ球の移動方向に延びるように設けられている。誘導リブ613の前端面613aは、下方から上方に向かうに従って前面側に向けて次第に膨出する湾曲状に形成されており、上方に向けて移動してきたパチンコ球がこの前端面613aに案内されて、上方に移動しながら徐々に前方(図9(a)中矢印方向)に移動されるようになっている。
【0035】
また、この誘導リブ613の側面上部には、該リブにより誘導されるパチンコ球を検出する発射球センサ614が設けられており、該発射球センサ614によりパチンコ球の通過が検出されると、後述する第3通路部材606の前面に設けられる3個の発射LED615が所定時間(例えば0.5秒)点灯し、後述する流出口618から1個のパチンコ球が発射されたことが報知されるようになっている。
【0036】
本実施例においては、後述するように発射装置500から打ち出されたパチンコ球が遊技盤206の後面206側を上方に移動するようになっているため、このように流出口618から1個のパチンコ球が発射されたことが発射LED615の点灯により報知されるようにすることで、パチンコ球の遊技領域207への発射状況を遊技者にわかりやすく伝達することが出来る。
【0037】
なお、本実施例においては発射LED615の点灯により発射状況が報知されるように構成されていたが、このように発射状況を報知する手段はLEDのような発光手段に限定されるものではなく、例えば液晶表示装置等の表示手段による表示内容にて発射状況を報知するようにしたり、音出力手段(スピーカ等)による音の出力により報知するようにしたり、あるいは可動自在に設けられた機械的構造物の動作等により報知するようにしてもよい。また、これら各種報知手段はそれぞれ単独で適用して報知を行うようにしてもよいし、複数種の報知手段を併用して報知を行うようにしてもよい。
【0038】
第3通路部材606は、図6に示されるように、合成樹脂材により横断面が後向きに開放する略コ字状をなすとともに、遊技領域207の外周に設けられたレール部材110の左方上部の円弧状部に沿うように、内向きに湾曲するように形成されており、図8及び図9に示されるように、遊技盤206を前後方向に貫通するように形成された貫通口616内に後部が嵌合されることにより遊技盤206に固設されている。
【0039】
第3通路部材606の内部前面には、遊技盤206を前面扉枠200に取り付けた状態において、前記第2通路部材605の誘導リブ613に対向する誘導リブ617が、パチンコ球の移動方向に延びるように設けられている。誘導リブ617は、前記誘導リブ613とほぼ同形状に形成され、誘導リブ613とは上下逆向きの状態となるように形成されている。遊技盤206を前面扉枠200に取り付けた状態において、これら誘導リブ617の後端面617aと誘導リブ613の前端面613aとは、図9(b)に示されるように互いに前後方向に対向するように、かつ、これら前端面613aと後端面617bとの間がパチンコ球の直径以上離間するように配置される。よって、第2通路部材605及び第3通路部材606の側壁と、誘導リブ613、617とによってパチンコ球の移動通路、すなわち、遊技盤206の後面206b側を移動するパチンコ球を前面206a(遊技領域207)側に導くための第2誘導路部としての第2誘導路602が形成されている。
【0040】
また、第3通路部材606の上端部には、第2誘導路602内を移動してきたパチンコ球が遊技領域207内に流出される流出口618が形成されているとともに、この流出口618には、流出口618内へのパチンコ球の逆流入を防止するための逆流防止片619(図6参照)が設けられている。
【0041】
なお、本実施例における第1通路部材604、第2通路部材605、第3通路部材606及び誘導リブ613、617は合成樹脂材により構成されているが、これら材質は合成樹脂材に限定されるものではなく、例えばステンレス材等にて構成されていてもよい。また、好ましくは、発射装置500から打ち出されたパチンコ球の発射誘導路600内における移動速度の低減を防止するために、これら部材における少なくともパチンコ球との接触面を、例えば自己潤滑性、耐疲労性に富むポリアセタール樹脂材等、摩擦抵抗の小さい素材にて構成すれば、移動速度の低減や接触による摩耗等を効果的に防止することが出来る。
【0042】
このように構成された第2通路部材605と第3通路部材606とは、図8及び図9に示されるように、遊技盤206が開口200c内に取り付けられた状態において、第2通路部材605の開口部612と第3通路部材606の後面開口とが互いに合致して、図9(a)に示されるような第2誘導路602が形成されることになる。
【0043】
図6及び図8に示されるように、これら遊技盤206の後面側に配設される第1通路部材604及び第2通路部材605の下半部により、発射装置500から発射されたパチンコ球を遊技盤206の後面206b側を移動させるための第1誘導路部としての第1誘導路601が形成されるとともに、第2通路部材605の上半部及び第3通路部材606により、第1誘導路601内を上方に向けて移動してきたパチンコ球を遊技領域207に誘導するための第2誘導路602が形成されており、これら第1誘導路601及び第2誘導路602により発射球誘導路600が形成されている。
【0044】
よって、発射装置500から上方に向けて打ち出されたパチンコ球は、図11に示されるように、第1通路部材604、第2通路部材605、第3通路部材606により構成された発射球誘導路600内を上方に向けて移動し、遊技領域207の左側方上部に配置された流出口618から遊技領域207内に発射されることになる。
【0045】
また、発射装置500から打ち出されたが、流出口618から流出されずに遊技領域207に到達しなかったパチンコ球は、この第2通路部材605における第1誘導路601内を略鉛直方向に向けて流下して傾斜樋607内に落下し、傾斜流路608を流下して打球供給皿203に返却されるようになっている。すなわち、第2通路部材605における第1誘導路601内はファール球流路295としても機能するようになっている。
【0046】
詳しくは、図7に示されるように、傾斜樋607内における第1通路部材604の左側には、上方から落下するファール球の飛び跳ねによる逸脱または第1通路部材604内への流入を防止するための縦向きの傾斜リブ620が複数設けられているとともに、この傾斜リブ620の後方には、該傾斜リブ620により後方に誘導されたファール球を滞留させることなく傾斜流路608の流下方向に向けて誘導する横向きの滞留防止リブ621が複数設けられている。
【0047】
このように、発射装置500から打ち出されたが、流出口618から流出されずに遊技領域207に到達しなかったパチンコ球は、図12に示されるように、第2通路部材605における第1誘導路601内を略鉛直方向に向けて流下して、開口624(図7(c)参照)を介して傾斜樋607内に落下し、傾斜流路608内を流下して打球供給皿203に返却されることになる。詳しくは、前述したように発射装置500から打ち出されたパチンコ球は、第2通路部材605における第1誘導路601内における左斜め上方に向けて打ち出されるため、勢いがなく第2通路部材605内において落下した場合には第1通路部材604の上端開口内に落下することはなく、その側方に形成された開口624から傾斜樋607内に流入することになる。
【0048】
次いで、遊技盤206及び該遊技盤206aの前面に形成された遊技領域207の構成を図3に基づいて説明する。
【0049】
遊技領域207の中央上部付近には、図3に示すように、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報可変表示するための可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる個別図柄(本実施例では「○」と「×」)が、交互点灯される表示器210とを含む可変表示装置208が設けられている。尚、本実施例では、可変表示部209はLCD表示器(液晶表示器)にて形成されていて、特別図柄を可変表示可能とされている。具体的に、可変表示部209の表示エリアにおいては、縦横方向に並ぶ態様で9つの可変表示エリアを表示上形成し、それらのエリアにおいて、各エリアに共通の複数図柄が個々に独立して可変表示される。
【0050】
また、表示器210は、左右2つのLEDを有し、可変表示部209に表示される特別図柄は、後述するように打球が始動入賞口214へ始動入賞することに基づいて可変開始される。一方、可変表示部210に表示される普通図柄は、後述するように打球が第1通過ゲート211aを通過することに基づいて可変開始される。
【0051】
可変表示部209の下部には、始動入賞口214に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器218が設けられている。本実施例では、4個を上限として、始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器218のLEDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示部209において特別図柄の可変表示が開始される毎に、LEDが1つ滅灯する。
【0052】
可変表示装置208の側部には、打球を導く第1通過ゲート211aが設けられている。第1通過ゲート211aには、第1通過ゲート211aを通過した打球を検出するゲートスイッチ212aがある。
【0053】
また、始動入賞口214には可動片215が設けられていて、ソレノイド216によって開状態とされ、始動入賞口214に入賞した始動入賞球は、遊技盤206の背面に導かれ、始動口スイッチ217によって検出される。
【0054】
また、始動入賞口214の下方には、第2通過ゲート211b並びに第3通過ゲート211cが設けられていて、両通過ゲート211b,211cにはそれぞれ、通過した打球を検出するためのゲートスイッチ212b,212cが設けられており、第2通過ゲート211bを打球が通過した場合には、遊技領域207の中央下方位置に設けられている役物装置269の可動片269aの開閉動作が2回実施され、第3通過ゲート211cを打球が通過した場合には、役物装置269の可動片269aの開閉動作が1回実施される。
【0055】
この両通過ゲート211b,211cの下方位置には、開閉板220が設けられた可変入賞球装置219が取付けられている。遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)となれば、ソレノイド221によって開閉板220が開成し、可変入賞球装置219の大入賞口が開口する。大入賞口に進入した球のうち特定入賞領域(Vポケット)に入った入賞球はVカウントスイッチ222で検出される。一方、大入賞口内における特定入賞領域以外の通常入賞領域へ入賞した入賞球はカウントスイッチ223で検出される。
【0056】
また、遊技領域207の中央下部位置には、役物装置269が設けられており、該役物装置269の左右上部外周には、ソレノイド269bにより開閉される可動片269aが設けられているとともに、その中央位置には、回転体駆動モータ269eにて駆動回転される回転体269cが設けられていて、該回転体269cの上面外周の役物装置269内部中央位置には、打球が入賞することで遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)の発生となるV入賞口269dが形成されており、V入賞口269dに入賞した打球がV球検出スイッチ269gにより検出されることで大当り状態(特定遊技状態)となる。また、V入賞口269dの両側領域は空隙とされていて、該V入賞口269dに入賞しなかった打球が該空隙内に落下して入賞球検出スイッチ269fにて検出されるようになっている。
【0057】
また、遊技盤206には、複数の入賞口224a〜cが設けられている。遊技領域207の左右周辺には、遊技中に点灯表示される装飾ランプ225が設けられ、下部には、前記いずれの入賞口にも入賞しなかった打球をアウト球として回収するアウト口226が設けられている。
【0058】
また、図1に示すように、遊技領域207の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ227が設けられているとともに、遊技領域207の外周には、遊技効果LED228aおよび遊技効果ランプ228b、228cが設けられている。そして、一方のスピーカ227の近傍には、賞球払出時に点灯する賞球ランプ251が設けられ、他方のスピーカ227の近傍には、補給球が切れたときに点灯する球切れランプ252が設けられている。
【0059】
前記打球操作ノブ205の操作によって発射装置500から発射された打球は遊技領域207に入り、該遊技領域207を流下していく。該打球が通過ゲート211aを通ってゲートスイッチ212aで検出されると、表示器210に停止表示されている普通図柄が可変開始する。なお、表示器210の可変表示中に打球が通過ゲート211aを通過した場合にはその通過が記憶され、表示器210が停止して再度変動を開始可能な状態になってから前記通過記憶を「1」減算して表示器210が可変表示制御される。この通過記憶の上限はたとえば「4」に定められており、現時点での通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示される。
【0060】
また、打球が始動入賞口214に入賞し、始動入賞口スイッチ217で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示部209に表示される特別図柄がスクロールを始める。たとえば、すでに可変表示が開始されて特別図柄が変動中である等の理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できる状態でなければ、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0061】
表示器210の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(例えば、前記「○」に対応する向かって左側のLEDが点灯)となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片215が所定時間開成して、パチンコ球が該始動入賞口214に入賞し易くなる遊技者にとって有利な状態となる。
【0062】
この始動入賞口214にパチンコ球が入賞して始動入賞口スイッチ217で検出されると、特別図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示装置208の可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、9エリアの特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)が所定のライン上に揃った場合に、該表示態様に該当する秒数の間、前記役物装置269の可動片269aが開放され、打球が前記回転体269cの上面に流入可能となる。
【0063】
この可動片269aの開放中に前記回転体269cの上面に流入した打球のいずれか1つが前記V入賞口269dに入賞した場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように可動片269aの開放がなされる特定の表示態様は、大当り図柄と呼ばれ、この例では予め複数種類定められている。
【0064】
このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置219の開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過、或いは打球の所定個数(たとえば10個)の入賞、のいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置219の大入賞口内に進入した打球が特定入賞領域(Vポケット)に入賞してVカウントスイッチ222により検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って開閉板220が開成されて再度第1の状態となる。この第1の状態の繰返し継続制御は、本実施例では最大15回まで実行可能とされている。このような最大15回実行可能である第1の状態となっている時期は、繰返し継続制御のラウンド(回)と呼ばれる。この例では、繰返し継続制御は、第1ラウンドから最大第15ラウンドまで繰返し実行可能である。
【0065】
また、可変表示装置208の可変表示部209で可変表示された9つのエリアの特別図柄が同じ図柄の種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、その大当り図柄が複数のライン、或いは全ての9つのエリアに異なる特別図柄が表示された場合において、前記V入賞口269dへの入賞が為された場合には、通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)となる。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄と呼ばれる。以下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りといい、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発生する大当りである通常大当りと区別している。
【0066】
通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発生すると、その確率変動状態は、たとえば、少なくとも予め定められた確変継続回数(たとえば、1回、あるいは2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によるものであった場合には、確率変動の生じていない通常遊技状態に戻る。
【0067】
可変表示装置208の可変表示部209においては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示装置208の可変表示部209が可変開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。言い換えれば、リーチとは、前記可変表示装置208の表示結果がまだ導出表示されていない段階で、前記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせるための表示状態をいう。そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部209による可変表示を行う状態もリーチ表示状態に含まれる。さらにリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチ(ノーマルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすいものがある。このような特定のリーチをスーパーリーチという。
【0068】
また、リーチ状態とは、可変表示装置208の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域209の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様となる条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0069】
また、役物装置269の可動片269aの開閉は、第2通過ゲート211b並びに第3通過ゲート211cの通過によっても実施され、該開閉により前記回転体269cの上面に打球が流入し、V入賞口269dに入賞した場合にも大当り状態(特定遊技状態)が発生するが、この場合には、前記繰返し継続制御が、第1ラウンドから最大第8ラウンドまで繰返し実行可能とされる。尚、これら大当り中に可変表示部209の表示結果が、特定の表示態様(たとえば777)となった場合には、大当りの終了をまって、前記可動片269aの開放が実施されるようになっている。
【0070】
次に、パチンコ機2の背面の構造を図2及び図5、図6に基づいて説明する。パチンコ機2の遊技盤206の後面側には、前記前面扉枠200に回動自在に枢支された機構板236が設けられており、該機構板236には、可変表示部209の表示制御を行う表示制御基板280等が搭載された可変表示制御ユニット229、遊技制御基板ボックス232に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板231、パチンコ球の払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球制御基板237が設置されている。さらに、機構板236の上部位置の向かって右側角部位置には、前記揚送ユニット400並びに発射装置500の動作制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載された発射揚送制御基板291と、遊技効果LED228a、遊技効果ランプ228b、228cに信号を送るためのランプ制御基板235と、スピーカ227から出力する音声制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載された音声制御基板270と、が設けられている。
【0071】
また、図2中の290は、前記傾斜流路208の流下経路に設けられて、打球供給皿203の満タンを検出するための満タンスイッチ213や、前記球払出装置297の上流部に設けられて球切れを検出するための球切れスイッチ233や、カウントスイッチ223、Vカウントスイッチ222、賞球用カウントスイッチ248a、貸出球カウントスイッチ248b等各種スイッチからの信号を前記遊技制御基板231に中継するための枠用スイッチ中継基板である。
【0072】
この機構板236の上部には球タンク238が設けられ、前記遊技島の前記供給樋より導出された供給管(図示略)よりパチンコ球が球タンク238に供給される。球タンク238内のパチンコ球は、誘導樋239を通って球払出装置297に供給される。
【0073】
この誘導樋239の下流側終端部には、カーブ樋243、球供給樋244を介して2条の球供給通路245が連設されているとともに、この球供給通路245の下端部が、入賞の発生等により付与された賞球の払出や貸球の払出を行う球払出装置297に連設されており、誘導樋239を流下するパチンコ球は、取付ボスを支点として揺動自在に垂下されて取り付けられている球ならし部材249により、上下2段となって流下する球が球ならし部材249により埋設される重錘の作用によって1段とされるとともに誘導樋239にて2条に分流された後、カーブ樋243により左右方向から下方へ流下方向が変換され、球供給樋244並びに球供給通路245を介して、球払出装置297に供給されるようになっている。
【0074】
また、球供給通路245の経路中には球切れスイッチ233が各条に対応して設けられており、この球切れスイッチ233により払出装置297での1回の球貸球数である25球のパチンコ球が球供給通路245内に準備されているか否かが検出されるようになっている。
【0075】
また、前記カーブ樋243の屈曲部には球抜き弁247が設けられており、該球抜き弁247を作動する作動レバー(図示略)をパチンコ機2の前面側から操作することにより、その屈曲部より上流側の誘導樋239並びに球タンク238に待機する球を、前記球供給通路245とほぼ平行に設けられている球抜通路246を介して遊技島のアウト球タンクに排出される。
【0076】
球払出装置297は、特に詳細な図示はしないが、球供給通路245の各条に対応して設けられた球切り用のスプロケット(図示略)が払出モータ(図示略)の駆動により回転されることで切欠内に入り込んだパチンコ球が1球ずつ下方に排出されるようになっているとともに、前記スプロケットの下方には、前記球払出装置297から払い出されたパチンコ球の通過を検出するための賞球用カウントスイッチ248a並びに貸出球カウントスイッチ248b(図19参照)が、賞球用に払い出されるパチンコ球と貸出用に払い出されるパチンコ球を独立して検出するようになっており、該賞球用カウントスイッチ248a並びに貸出球カウントスイッチ248bの上流位置には、振分ソレノイド(図示略)の励磁または解除により揺動し、前記スプロケットの回転により排出されたパチンコ球の流下経路を、賞球用カウントスイッチ248aの検出経路、または貸出球カウントスイッチ248b側の検出経路のいずれか一方に切り替えるための流路切替弁(図示略)が設けられている。
【0077】
この球払出装置297では、前記流路切替弁により、賞球の払出時には前記スプロケットの回転により排出されたパチンコ球が賞球用カウントスイッチ248aにて検出された後、賞球通路273に排出されるようになっている。また、球貸の払出時には、前記スプロケットの回転により排出されたパチンコ球が貸出球カウントスイッチ248bにて検出された後、賞球通路273に排出されるようになっている。
【0078】
賞球通路273の下流位置には、打球供給皿203に連通する傾斜樋607の上流側後面に形成された流入口622(図7(b)参照)に連通する連通口274が設けられており、球払出装置297から払い出されたパチンコ球は、賞球通路273並びに連通口274を通って打球供給皿203に払い出され、貯留されるようになっている。
【0079】
機構板236の内面側の構成について説明すると、主に図5及び図6に示されるように、機構板236の内面側には、入賞球を誘導する入賞球誘導通路276とアウト球を誘導するアウト球通路277とが形成されている。入賞球誘導通路276の上方は、入賞球落下入口278となっており、前記遊技盤206の後面206bを覆うように形成された入賞球誘導カバー体(図示略)にて収集されて放出される入賞球を受け入れるようになっており、その受け入れた入賞球を入賞球誘導通路276が一側方に向かって誘導し、機構板236に形成された連通口279から機構板236の後面側に導き、さらにその連通口279と前記球抜き通路246の下流部とを連通する合流通路286に導くようになっている。球抜き通路246は、合流通路286との合流部の上流位置にて、機構板236の外周縁に沿って逆L字状に屈曲され、合流排出通路287に最終的に合流するようになっている。
【0080】
したがって、前記遊技盤206から排出されて入賞球誘導カバー体を介して入賞球落下入口278から受け入れられた入賞球は、入賞球誘導通路276、連通口279、合流通路286、球抜き通路246の最下流部、及び合流排出通路287を介してパチンコ機2の外部に誘導されるようになっている。なお、入賞球落下入口278と入賞球誘導通路276との間の空間には、入賞球落下入口278から落下する入賞球によって振動するように支持されると共に、入賞球誘導通路276上を転動する入賞球を一列に整列させる誘導部材が設けられている。
【0081】
また、アウト球通路277は、前記入賞球落下入口278の側方に形成される凹部281の下方に入賞球誘導通路276と上下方向に重複するように形成され、その流下端の機構板236の主体に連通口282が開設されて前記合流排出通路287に連通するようになっている。なお、上記した凹部281は、遊技盤206の下部を裏面から固定するために遊技盤収納枠下部のほぼ中央に取り付けられる遊技盤係止レバーを収容するためのものである。
【0082】
しかし、遊技盤206のアウト口226から取り込まれたアウト球は、遊技盤206の裏面に刻設形成されるアウト球排出通路(図示しない)に導かれ、さらに前記遊技盤収納枠の下部の板状部分に形成されるアウト球連通口を経由して上記したアウト球通路277に導かれた後、連通口282並びに前記合流排出通路287を通ってパチンコ機2の外部に導かれる。つまり、上記した合流排出通路287には、球抜き通路246からの球抜き球、アウト球通路277からのアウト球、入賞球誘導通路276からの入賞球がすべて合流されてパチンコ機2の外部に誘導され、該合流排出通路287からパチンコ機2の外部へ排出される。
【0083】
この合流排出通路287の向かって左側位置には、図2に示されるように内部に複数の電圧の異なる電源を生成する電源ユニット基板を収容する電源ユニットボックス272が設けられている。電源ユニット基板は、電源線が接続される電源コネクタが実装されている。電源コネクタに接続される電源線は、機構板236の裏面側に形成される配線処理溝(図示しない)に沿って機構板236の下部まで引き通され、機構板236の主体に設けられる各開口から該主体の表側に引き出されて電源コネクタに接続される。電源線によって供給される電圧はAC24Vの電圧であり、電源ユニット基板(電源生成基板)で生成される複数の電圧は、DC30V、DC21V、DC12V、DC5Vの4種類である。(但し、他の基板に対してAC24Vも供給する。)
【0084】
また、電源ユニット基板は、遊技制御基板231及び賞球制御基板237の各CPUに駆動電源が供給されていない間、各基板に設けられているRAMの記憶内容をバックアップ(保持)するために各基板にバックアップ電源を供給するようになっている。なお、電源ユニット基板(電源生成基板)から電源断信号が出力されることによって遊技制御基板231及び賞球制御基板237は、バックアップをするための処理を行うようになっている。
【0085】
上記した電源ユニットボックス272の背面側には、遊技動作を制御する遊技制御基板231を収容する遊技制御基板ボックス232が着脱自在に取り付けられるようになっている。その取付は、機構板236の開口窓240の下辺よりやや上部にブリッジ状に掛け渡される横架突出板284に取り付けられるものである。横架突出板284は、遊技制御基板ボックス232を取り付けたときに、遊技制御基板ボックス232の裏面が前記電源ユニットボックス272と前記遊技盤206の裏面側に取り付けられるランプ制御基板235及び音声制御基板270を収容する制御基板ボックスに当接しないように重畳的に設けられる高さに設定されており、前記したL字状突出板の高さとほぼ同じ高さとなっている。
【0086】
ここで、本実施例のパチンコ機2の遊技制御基板231における回路構成の一例を図13に基づいて説明すると、遊技制御基板231は、プログラムに従ってパチンコ機2を制御する基本回路253と、入賞球検出スイッチ269f、V球検出スイッチ269g、ゲートスイッチ212a〜c、始動入賞口スイッチ217、Vカウントスイッチ222、カウントスイッチ223、入賞球検出スイッチ299a〜c、満タンスイッチ213(傾斜流路608の満タンを検出する満タンスイッチ213)、球切れスイッチ233、賞球用カウントスイッチ248a、貸出球カウントスイッチ248b、演出装置操作ボタン112a〜112cの操作を検出する操作ボタンスイッチ114a〜114cからの信号を基本回路253に与えるスイッチ回路258と、可動片215を開閉するソレノイド216および開閉板220を開閉するソレノイド221、可動片269aを開閉するソレノイド269b並びに回転体269cを回転駆動する回転体駆動モータ269eを基本回路253からの指令に従って駆動するモータ・ソレノイド回路259と、始動入賞記憶表示器218の点灯および点滅を行うとともに、表示器210と装飾ランプ225とを駆動するランプ・LED回路260とを含む。
【0087】
また、遊技制御基板231は、基本回路253から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示装置208の可変表示に利用された始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等を外部の管理コンピュータ等に対して出力する第1情報出力回路264を含む。
【0088】
基本回路253は、ROM254、RAM255、CPU256、I/Oポート257、および、クロック発生部250を含む。ROM254は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶するためのものである。RAM255は、ワークメモリとして使用されるためのものである。CPU256は、ゲーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに従って遊技制御動作等の制御動作を行う。I/Oポート257は、データおよび信号等の各種情報の入出力用に設けられた複数のポートを有する。クロック発生部250は、基本回路253が動作する場合の基準タイミングとなる動作クロックをCPU256等の基本回路253内の各部に与えるものである。
【0089】
さらに、遊技制御基板231には、電源投入時に基本回路253をリセットするための初期リセット回路266と、電源投入後に基本回路253を定期的にリセットするための定期リセット回路265と、基本回路253から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート257のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路267とが設けられている。
【0090】
基本回路253は、電源投入時において、初期リセット回路266により初期リセットされる。また、電源投入後、基本回路253は、定期リセット回路265により定期的(例えば、2ms毎)にリセットされ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位置から再度実行される。
【0091】
打球を発射する打球発射装置500は、発射制御基板291上の回路により制御される。発射装置500による発射球の発射勢いは、前記操作ノブ205の操作量に従って発射装置500内部に設けられている発射強度調整用モータ512の動作が制御され、前記発射用スプリング504の付勢力が調節されることで、操作ノブ205の操作量に従って調整される。すなわち、発射制御基板291上の回路によって、操作ノブ205の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。また、発射制御基板291には発射球センサ614及び発射LED615が接続されており、発射球センサ614からの信号に基づいて発射LED615の点灯制御を行う。
【0092】
また、遊技制御基板231から表示制御基板280には、可変表示装置208の可変表示部209の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンドデータと、ストローブ信号としての割込信号(以下、表示制御信号INTともいう)とが伝送される。表示制御基板280側では、表示制御コマンドデータCDの指令内容にしたがって、可変表示部209の表示制御を行う。
【0093】
遊技制御基板231からランプ制御基板235には、ランプ制御基板235により制御が行われる遊技効果LED228a、賞球ランプ251、球切れランプ252、および、遊技効果ランプ228b、228cの制御に関する指令情報としてのランプ制御信号等の情報が伝送される。
【0094】
遊技制御基板231から音声制御基板270には、音声制御基板270によりスピーカ227から出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報としての音声制御用コマンドデータ等の情報が伝送される。この音声制御用コマンドデータに応じて、音声制御基板270内に設けられた音声制御用のマイクロコンピュータは、スピーカ227からの効果音の発生等の音声制御を行う。
【0095】
また、基本回路253は、入賞球検出スイッチ299a〜c検出信号と始動入賞口スイッチ217の検出信号、Vカウントスイッチ222の検出信号、カウントスイッチ223の検出信号に基づいて、所定個数の賞球を払出すための賞球信号を賞球制御基板237に出力する。賞球制御基板237では、その出力されてきた賞球信号に基づいて球払出装置297を制御して所定個数の賞球を払出すための制御を行う。
【0096】
具体的には、可変入賞球装置219の大入賞口に入賞した入賞球については1個の入賞球がカウントSWに検出されることで例えば15個の賞球が払出され、始動入賞口214に入賞した入賞球については1個の入賞球が始動入賞口SWに検出されることでたとえば5個の賞球が払出され、その他の入賞口224a〜cのいずれかに入賞した入賞球については入賞球1個が各入賞口に対応して設けられた入賞球検出SW299a〜cのいずれかに検出されることでたとえば5個の賞球が払出されるように制御される。
【0097】
このような2種類の個数の賞球を払出制御するべく、遊技制御基板231は次のように制御動作を行う。入賞球検出スイッチ269f、V球検出スイッチ269g、始動入賞口スイッチ217、Vカウントスイッチ222またはカウントスイッチ223からの検出信号が入力されると、その検出信号を賞球の払出個数決定の際に用いる払出個数決定用データとして、スイッチに応じた賞球の払出個数別に一時的に内部に記憶する。その後、入賞球検出スイッチ299a〜cのいずれかの検出信号が入力されれば、その入力以前に始動入賞口スイッチ217からの検出信号があったかどうかを払出個数決定用データを参照することによって判断し、あった場合には遊技制御基板231は賞球制御基板237に対し「5」の賞球個数を払出指令するための賞球指令信号を出力する。また、カウントスイッチ223またはVカウントスイッチ222からの検出信号があった場合には、「15」の賞球個数を払出指令するための賞球指令信号を出力する。一方、入賞球検出スイッチ299a〜cのいずれかからの検出信号があった場合において、それ以前に始動入賞口スイッチ217、カウントスイッチ223またはVカウントスイッチ222からのいずれかからも検出信号が入力されていなかった場合には、遊技制御基板231は「5」の賞球個数の賞球指令信号を賞球制御基板237に出力する。賞球制御基板237においては、賞球指令信号に基づいて、球払出装置297から賞球を払出させる制御が払出制御用マイクロコンピュータにより実行される。
【0098】
また、満タンスイッチ213からの検出信号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じて、賞球禁止指令信号を賞球制御基板237へ送り、球払出装置297による賞球の払出を停止させる。
【0099】
また、賞球制御基板237上には、第2情報出力回路部268が設けられており、これら賞球制御基板237において制御される賞球の払い出し数の情報等を外部出力できるようになっている。
【0100】
また、賞球制御基板237は、前記カードユニット3のカードユニット制御基板(図示略)に設けられたI/Oポート319に接続ケーブル262並びに接続コネクタ263(図2参照)を介して接続されており、後述の貸出完了信号(EXS)やパチンコ機レディー信号(PRDY)が前記カードユニット3に設けられた後述のマイクロプロセッシングユニット(MPU)321に出力されるようになっているとともに、前記カードユニット3のMPU321より出力される後述のカードユニットレディー信号(BRDY)や貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0101】
また、前記操作基板18は、図2並びに図14に示すように、前記カードユニット3のI/Oポート319に接続ケーブル262並びに前記接続コネクタ263を介して接続されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者による球貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタン15が操作されて遊技者による後述のカード挿入口314に挿入されたプリペイドカードの返却操作がなされた場合に出力される返却入力信号が前記カードユニット3のMPU321に出力されるようになっているとともに、該MPU321からは、前記度数表示部17の表示制御を行う度数信号が入力されるようになっており、これら度数表示部17の表示制御が前記カードユニット3のMPU321からの出力信号によって実施されるようになっている。
【0102】
次いで、本実施例に用いたカードユニット3について図1並びに図14に基づき説明すると、該カードユニット3の前面には、図1に示すように、点灯によりカードユニット3の動作を報知する動作ランプ301と、プリペイドカードが使用可能状態であるか否かを表示する使用可能表示器302と、当該カードユニット3がいずれの側のパチンコ機2に対応しているか否かを表示するための連結台方向表示器303と、プリペイドカードを挿入可能とされたカード挿入口314と、が設けられている。
【0103】
このカードユニット3の構成を説明すると、図14に示すように、前記動作ランプ301や、使用可能表示器302や、連結台方向表示器303に加えて、前記カード挿入口314に連設され、挿入されるプリペイドカードに記録されている後述の識別情報(ID)や遊技用価値である度数の読み出し並びに遊技により更新された新たな度数の書き込み等を行うカードリーダライタ317と、前記挿入されたプリペイドカードから読み出しおよび書き込まれる度数等を記憶するとともに、後述するMPU321が実行する制御内容等が記述された制御プログラム等を記憶する記憶部318と、前記接続ケーブル262が接続され、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力が行われるI/Oポート319と、通信ケーブルを介して図示しない管理コンピュータとのデータ通信を行うための通信部325と、これら各部並びに前記操作基板18に実装された度数表示部17の表示制御や入力検出等を行うMPU321と、を具備しており、これら各部は図14に示すように接続されている。
【0104】
また、これら各カードユニット3は、前述のように、図示しない管理コンピュータに接続されており、前記プリペイドカードが挿入された場合や、該挿入されているプリペイドカードから読み出され記憶部318に記憶されている度数に変更が加えられた場合や、該挿入されているプリペイドカードの返却処理並びに回収処理等が行われた場合に、該プリペイドカードに記録された後述の識別情報(ID)や度数データ、変更された新たな度数データ等が前記管理コンピュータに出力されるようになっている。
【0105】
前記カード挿入口312に挿入されるプリペイドカードには、個々のプリペイドカードを識別可能な識別情報(ID)が付与、記録されているとともに、前記管理コンピュータにおいてこれらプリペイドカードのIDと、該当するプリペイドカードが該当する度数とが対応付けて登録されており、前記プリペイドカードに記録された識別情報(ID)に基づいて、該プリペイドカードにより使用可能な度数が、前記管理コンピュータにて特定され、該カードユニット3に通知されて前記記憶部318に記憶されることで、該記憶された度数に基づき前記パチンコ機2の遊技に使用されるパチンコ球の貸出を行う貸出処理が実施可能とされている。
【0106】
この貸出処理の制御状況を図15に基づいて説明すると、まず前記パチンコ機2の賞球制御基板237は、該パチンコ機2の球タンク238(図2参照)に球が供給されてパチンコ球の払出が可能な状態となるとスタンバイ状態となり、前記PRDYをLOWとしてカードユニット3のMPU321に出力する(S1)。
【0107】
このようにPRDYがLOWとされている状態において前記貸出ボタン16が操作されると、カードユニット3のMPU321は、前記BRDYをLOWとして前記賞球制御基板237に出力し(S2)、この状態において、更に前記BRQをLOWとして前記賞球基板237に出力する(S3)。
【0108】
次いで、前記賞球制御基板237は、前記MPU321より出力されているBRDYを検出している状態においてBRQを検出すると、前記EXSをLOWとしてMPU321に出力する(S4)。
【0109】
該EXSのLOWを検出したMPU321は、前記BRQの出力をHIGHとし、該BRQのHIGHを検出した賞球制御基板237は、球払出装置297に球払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当する球数(本実施例では25球)の払出が実施されるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSの出力をHIGHとする(S5)。
【0110】
該EXSのHIGHを検出したMPU321は、前記カードユニット3のカード挿入部314に挿入されているプリペイドカードより読み出されて記憶部318に記憶されている度数から1度を減算するとともに、前記度数表示部17に表示されている度数から1度を減算して表示更新する(S6)。
【0111】
MPU321は、これら(S3)〜(S6)の制御を、1回の貸出ボタン16の操作に基づいて貸し出される度数分繰返し実施し(図21中においては5度分)、これら制御が終了した後、BRDYをHIGHとして、貸出処理を完了する(S7)。
【0112】
このようにカードユニット3のMPU321からBRQが出力される回数に基づき、前記賞球基板237は1度分に該当する数量(25球)のパチンコ球の貸出を実施するようになっており、このようにして貸出されたパチンコ球を使用して遊技者はパチンコ機2における遊技を実施できるようになっている。
【0113】
次に、図6〜図12に基づいて、パチンコ機2の構造及び作用の詳細を説明する。
【0114】
遊技盤206は、図6に示されるように、合成樹脂製の前面扉枠200とは別個に、木製の板材により前面扉枠200に形成された開口200aに嵌合可能な形状に形成されており、開口200a内に前面扉枠200の前方から嵌合し、前面扉枠200に設けられた図示しない取付手段(例えば回転爪等)を介して前面扉枠200に対して着脱自在に取り付けられている。
【0115】
遊技盤206の前面206aには、合成樹脂により構成された枠状のレール部材110が固着されており、このレール部材110に囲まれた内部領域が遊技領域207とされている。このレール部材110は所定幅を有し、パチンコ球の遊技領域207からの逸脱を防止するとともに、遊技盤206の前面206aにおける遊技領域207の下部中央に形成されたアウト口226にパチンコ球を誘導するように構成されている。このアウト口226は、発射装置500から発射された後、後述するいずれの入賞口にも入賞しなかったパチンコ球をアウト球として回収するためのアウト球回収部を構成している。
【0116】
なお、遊技領域207を構成するレール部材110は、本実施例においては合成樹脂により形成されているため、パチンコ球との衝突音の発生が効果的に抑制されていたが、レール部材110の材質は合成樹脂に限定されるものではなく、従来公知のようにステンレス等の金属材等により形成してもよい。
【0117】
本実施例における発射装置500は、図6及び図8に示されるように、前面扉枠200の後面200bにおける左側下部位置、すなわち、遊技盤206の前面206aに形成された遊技領域207の左側下方に取り付けられているため、遊技盤206の前面206a下部に従来のパチンコ機が備えていた発射レール等を設ける必要がないことから、遊技領域207が従来のパチンコ機の遊技領域に比較して下方に向けて大きく拡大されている。
【0118】
また、図8に示されるように、発射装置500は、発射位置500aが遊技盤206の後面206b側に配置されるように、前面扉枠200の後面200bに固設されているとともに、該発射装置500の上方に設けられ、発射装置500から打ち出されたパチンコ球を発射装置500の上方に設けられる遊技領域207の上部側方位置に導くための発射球誘導路600における第1誘導路601を構成する第1通路部材604、第2通路部材605は、遊技盤206の後面206b側に配置されている。
【0119】
よって、前面扉枠200の上下方向に向かって延設される発射球誘導路600に制約を受けることなく、遊技盤206を左右幅方向に向けて拡大することが出来る。すなわち、この遊技盤206の前面206aに形成される遊技領域207の左右幅を、前面扉枠200の左右幅を最大限に利用して、前面扉枠200の左右幅内において極力拡大することが出来る。このように遊技領域207を拡大することで、具体的に言えば、図3中点線で示される発射球誘導路600の前面側にも大型の表示器や多数の役物等を遊技領域207内に多数配置することが可能となり、多種多様な遊技を実現出来るため、遊技の興趣を効果的に向上させることが出来る。
【0120】
また、発射球誘導路600の一部には、第1誘導路601を上方に向けて移動してきたパチンコ球を、遊技領域207における正面から見て左側方上部位置に配置した流出口618に導くための第2誘導路602が、第2通路部材605の一部及び第3通路部材606により形成されているため、第1誘導路601、すなわち、遊技盤206の後面206b側を上方に向けて移動してきたパチンコ球は、第2誘導路602を介して遊技領域207にスムーズに誘導され、流出口618から流出されることになる。
【0121】
なお、第2誘導路602は遊技盤206を前後方向に貫通して形成された貫通口616内に形成されているため、遊技盤206の後面206b側の第1誘導路601を移動してきたパチンコ球を、外観上の違和感を生じさせることなく、第2誘導路602を介して遊技領域207内に発射させることが出来る。
【0122】
また、第2誘導路602を構成する誘導リブ613、617は、上方に移動するに従って後面206b側から前面206a側に向けて徐々に移動方向が変換されるように形成されているため、パチンコ球の移動速度を著しく低減させることなく前面206a側に導くことが出来る。
【0123】
さらに、発射球誘導路600を構成する第1通路部材604、第2通路部材605は、前述したように、前面扉枠200の後面200bに固定された取付板609にネジを介して取り付けられていることで、遊技盤206を前面扉枠200に対して着脱させるときに第1通路部材604や第2通路部材605を前面扉枠200から取り外したりする必要がないので、遊技盤206の交換等に影響を及ぼすことがない。また、遊技領域207が形成される遊技盤206を固定するための支持強度が必要となる前面扉枠200に取り付けられることで、発射球誘導路600の安定性が向上するため、発射球は遊技領域207まで確実に導かれることになるばかりか、遊技盤206の交換とともに発射球誘導路600を構成する第1通路部材604、第2通路部材605を交換する必要がなくなるので、コストを低減することが出来る。
【0124】
また、発射球誘導路600を構成する第1通路部材604、第2通路部材605を例えば基枠201等に取り付ける場合、基枠201に対して前面扉枠200を開閉させると、発射球誘導路600を発射装置500や遊技盤206から分離させる必要が生じるが、前面扉枠200に取り付けられていることで、発射球誘導路600を発射装置500や遊技盤206から分離させたりする必要がないため、発射装置500や遊技盤206とのパチンコ球の連係構造が複雑化することが回避される。
【0125】
なお、本実施例においては、図8に示されるように、発射球誘導路600における第1誘導路601全体が遊技盤206の後面206b側に配置されているため、遊技盤206の上下幅をさらに下方向に向けて拡大することが可能であることが好ましいが、本発明にあっては、発射球誘導路600における遊技盤206の後面206b側と対向配置される誘導路部分が、遊技盤206の後面206b側に配置されて第1誘導路601を構成していれば、例えば遊技盤206の下端よりも下方に位置する第1通路部材604の一部や、発射装置500における発射位置500a等が遊技盤206の後面206bよりも前方位置に配置されていてもよい。
【0126】
また、発射装置500は遊技盤206の下方に配置されているため、発射装置500の一部が後面206bよりも前方に配置されているが、発射装置500全体を遊技盤206の後面206bよりも後方に配置すれば、遊技盤206をさらに下方に拡大することが出来る。
【0127】
また、本実施例におけるファール球流路295は、前述したように遊技盤206の後面206b側に配置される第2通路部材605内に設けられているため、前面扉枠200の上下方向に向かって延設されるファール球流路295に制約を受けることなく、遊技盤206を左右幅方向に向けて拡大することが出来る。すなわち、この遊技盤206の前面206aに形成される遊技領域207の左右幅を、前面扉枠200の左右幅を最大限に利用して、前面扉枠200の左右幅内において極力拡大することが出来るとともに、ファール球流路295を構成する第2通路部材605が前面扉枠200の後面200bに取り付けられていることで、遊技盤206を前面扉枠200に対して着脱させるときに第2通路部材605を前面扉枠200から取り外したりする必要がないので、遊技盤206の交換等に影響を及ぼすことがない。
【0128】
なお、本実施例においては、ファール球流路295は発射球誘導路600の一部を構成する第2通路部材605内に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第2通路部材605とは別個のファール球通路部材を設けてファール球流路を構成するようにしてもよい。この場合において、ファール球通路部材は遊技盤206の後面206b側に配置することが好ましい。
【0129】
図16には、本発明の変形例としてのパチンコ機2’の構造を示す分解斜視図が示されている。なお、本変形例において前述の実施例のパチンコ機2と構成や機能が同一である部位には、前述の実施例において付した符号と同様の符号を付すことによりここでの詳細な説明は省略するものとする。
【0130】
以下、本変形例としてのパチンコ機2’において前述の実施例のパチンコ機2と相違する点は、第2通路部材605が、前面扉枠200ではなく、遊技盤206の後面206b側に直接取り付けられている点である。
【0131】
このように本発明にあっては、発射球誘導路600は、前面扉枠200に遊技盤206が取り付けられた状態において、遊技盤206の後面206b側に配置されていれば、その発射球誘導路600を構成する通路部材は前面扉枠200に取り付けられていなくてもよく、図16に示されるように、遊技盤206の後面206b側に取り付けられていてもよい。
【0132】
このようにすれば、発射球誘導路600を遊技盤206の後面206bに近接して設けることが出来るので、発射球誘導路600を後方に張り出させることなくコンパクトに設けることが出来るばかりか、第2通路部材605と第3通路部材606とをそれぞれ正確に位置あわせして予め遊技盤206に固設しておくことが出来るため、遊技盤206を交換するために前面扉枠200から着脱しても、遊技盤206を開口200cに取り付けたときに第2通路部材605の前面の開口部612と第3通路部材606の後面開口との位置合わせ等を行う必要がないため、第2誘導路602内に段差等が生じて、パチンコ球の移動に支障をきたすこと等がない。また、発射球誘導路600内の清掃等のメンテナンス作業を遊技盤206の交換に伴って行うことが出来る。
【0133】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0134】
本発明の請求項1は、弾球遊技機(パチンコ機2、2’)の下部位置に設けられ、遊技に使用するための遊技球(パチンコ球)を貯留するための打球貯留部(打球供給皿203)と、弾球遊技機の下部位置に設けられ、該打球貯留部に貯留されている遊技球を遊技機枠(前面扉枠200)に取り付けられた遊技盤(206)の前面(206a)側に形成された遊技領域(207)内に打ち出すための発射装置(500)と、を備える弾球遊技機において、
前記打球貯留部に貯留されている遊技球を前記発射装置における遊技球の発射位置(500a)に供給するための発射球供給路(420a)と、
前記発射装置から打ち出された遊技球を前記遊技領域に導くための発射球誘導路(600)と、を備え、
前記発射球誘導路は、前記発射位置の上方に位置する第1誘導路部(第1誘導路601)と、該第1誘導路部内を上方に向けて移動する遊技球を前記遊技領域内の側方上部位置に配置した流出口(618)に導く第2誘導路部(第2誘導路602)と、を備え、
前記第1誘導路部を前記遊技盤の後面(200b)側に配置した。
【0135】
本発明の請求項2は、前記発射球誘導路(600)を構成する発射球誘導路部材(第1通路部材604、第2通路部材605)は、前記遊技機枠(前面扉枠200)に取り付けられている。
【0136】
本発明の請求項3は、前記発射球誘導路(600)を構成する発射球誘導路部材(第1通路部材604、第2通路部材605)は、前記遊技盤(206)に取り付けられている。
【0137】
本発明の請求項4は、前記第2誘導路部(第2誘導路602)は前記遊技盤(206)を前後方向に貫通して形成されている。
【0138】
本発明の請求項5は、前記発射装置(500)から発射され、前記遊技領域(207)に到達しなかった遊技球(パチンコ球)をファール球として回収するためのファール球通路(ファール球流路295(第2通路部材605内))を備え、
該ファール球通路の少なくとも一部が、前記遊技盤(206)の後面(206b)側に配置されている。
【0139】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0140】
例えば、上記実施例における発射装置500は、カム駆動モータ511の駆動によりパチンコ球を発射可能に構成されていたが、遊技領域207にパチンコ球を打ち出すための発射装置の発射駆動手段はモータに限定されるものではなく、発射駆動手段としてローターソレノイドやソレノイド等を適用してもよい。
【0141】
また、上記実施例においては、発射球誘導路600が第1通路部材604、第2通路部材605、第3通路部材606により構成されていたが、これら各通路部材が一体化された1つの通路部材にて構成されていてもよい。
【0142】
また、上記実施例においては、発射装置500はパチンコ機2における左方下部位置に配置されていたが、右側方下部位置や中央下部位置に配設されていてもよい。さらに流出口618は遊技領域207内における左方上部位置に配設されていたが、右側方上部位置や中央上部位置に配設されていてもよい。
【0143】
また、上記実施例においては、発射装置500は発射制御基板291に設けられる発射制御部にて制御されるように構成されていたが、賞球制御基板237に発射制御部を設け、賞球制御基板237に接続するように構成してもよい。
【0144】
また、上記実施例においては、遊技領域207を構成するレール部材110及びアウト口226は、遊技盤206に設けられていたが、前面扉枠200に設けてもよく、このようにすれば、レール部材110やアウト口226を例えば機種変更等に伴う遊技盤206の交換の度に製造する必要がないため、製造コストの低減化を図ることが出来る。
【0145】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0146】
(a)請求項1の発明によれば、弾球遊技機の下部位置に設けられた発射装置から打ち出された遊技球は、第1誘導路部により遊技盤の後面側で上方に向けて移動した後、第2誘導路部を経て前面側に導かれ、流出口から遊技領域に流出されることになるため、発射球誘導路の配置位置による制約を受けることなく、遊技領域を遊技機枠内において極力拡大することが出来る。
【0147】
(b)請求項2の発明によれば、遊技盤を取り付けるための強度の高い遊技機枠に取り付けられることで発射球誘導路部材の安定性が向上するため、発射装置から打ち出された発射球を遊技領域に確実に導くことが出来るばかりか、遊技盤の交換とともに発射球誘導路部材を交換する必要がないので、コストを低減することが出来る。
【0148】
(c)請求項3の発明によれば、発射球誘導路を遊技盤の後面に近接して設けることが出来るので、発射球誘導路をコンパクトに設けることが出来るばかりか、清掃等のメンテナンス作業を遊技盤の交換に伴って行うことが出来る。
【0149】
(d)請求項4の発明によれば、遊技盤の後面側の第1誘導路部を移動してきた遊技球を、外観上の違和感なく、前面側の遊技領域内に発射させることが出来る。
【0150】
(e)請求項5の発明によれば、ファール球通路の少なくとも一部が遊技盤の後面側に配置されることで、ファール球通路の配置位置による制約を受けることなく、遊技領域を遊技機枠内において極力拡大することが出来るばかりか、弾球遊技機を並設する際にファール球通路が邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての弾球遊技機並びにカードユニットを示す正面図である。
【図2】図1の弾球遊技機並びにカードユニットを示す背面図である。
【図3】図1の弾球遊技機におけるガラス扉枠の開放状態を示す図である。
【図4】図1の弾球遊技機における前面下部部分の構成を示す拡大図である。
【図5】図1の弾球遊技機における機構板によるパチンコ球流路を示す図である。
【図6】図1の弾球遊技機の構造を示す分解斜視図である。
【図7】(a)は図3のA−A断面図であり、(b)は(a)の要部拡大平面図であり、(c)は(b)のC−C断面図である。
【図8】図3のB−B断面図である。
【図9】(a)は図8の要部拡大断面図であり、(b)は(a)のE−E断面図であり、(c)は図8のD−D断面図である。
【図10】(a)は打球供給皿の内部構造を示す図であり、(b)は発射装置と整流装置の構造を示す概略図である。
【図11】通常時の遊技球の流れを示す図である。
【図12】ファール球の流れを示す図である。
【図13】本発明の実施例における弾球遊技機の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例における弾球遊技機とカードユニットとの接続状況並びに該カードユニットの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施例における弾球遊技機の賞球制御基板とカードユニットとから出力される各信号の出力状況を示す図である。
【図16】本発明の変形例としての弾球遊技機の構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機)
200 前面扉枠
203 打球供給皿(上皿)
206 遊技盤
206b 後面
207 遊技領域
295 ファール球流路
420a 発射球供給路
500 発射装置
600 発射球誘導路
601 第1誘導路
602 第2誘導路
604 第1通路部材
605 第2通路部材
606 第3通路部材
618 流出口[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a ball game machine that launches a game ball from a lower position of a ball game machine into a game area formed on a board of a game board to play a game.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a ball game machine that launches a game ball from a lower side position of the game board in a game area formed on a board surface of the game board to perform a game, for example, a lower side of the game board (for a game machine). There is a configuration in which a launching device is provided at a position (left side as viewed), and a game ball is launched from the launching device toward an upper game area (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-35264 (pages 4-6, FIGS. 1-4)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
A ball game machine that launches a game ball from the lower side position of these game boards to play a game is subject to restrictions such as installation of a launch rail compared to a game machine having a launch device near the handle of the game machine. Therefore, the size of the game area on the game board, in particular, the size in the vertical direction can be increased, and the size of the liquid crystal panel, which is a variable display device provided at a substantially central position of the game board, is increased. Since the restriction on the formation of the game board due to the enlargement of these liquid crystal panels and the like can be eliminated, the usefulness thereof is increasing.
[0005]
However, in the ball-and-ball game machine described in Patent Document 1, a launch for guiding a game ball launched from a launch device provided at a lower position of a game board toward an upper game area. Since the outer band forming the ball guideway was arranged on the front side of the game board, the game area could be expanded in the vertical width direction on the front of the game board, but the game area could be expanded on the left and right on the front of the game board. When trying to expand in the width direction, it is restricted by the arrangement position of the launching ball guide path constituted by the outer band, and it is difficult to expand the game area.
[0006]
Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, without being restricted by the arrangement position of the launch ball guide path for guiding the game ball launched from the launch device to the game region, the game area It is an object of the present invention to provide a ball game machine which can be expanded as much as possible in a game machine frame.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the ball game machine of the present invention is provided at a lower position of the ball game machine, and a ball storage section for storing game balls for use in games, a ball game, A launching device provided at a lower position of the machine and for launching a game ball stored in the hitting ball storage section into a game area formed on the front side of a game board attached to the game machine frame. In ball game machines,
A game ball supply path for supplying game balls stored in the hit ball storage unit to a launch position of game balls in the launch device,
A launch ball guiding path for guiding a game ball launched from the launch device to the game area,
The launching ball guide path has a first guide path section located above the firing position, and a game ball moving upward in the first guide path section is disposed at a lateral upper position in the game area. A second guide path portion leading to the outlet,
It is characterized in that the first taxiway section is arranged on the rear side of the game board.
According to this feature, the game ball launched from the launching device provided at the lower position of the ball game machine moves upward on the rear side of the game board by the first guide path portion, and then moves to the second guide. The game area is expanded as much as possible within the gaming machine frame without being restricted by the placement position of the launch ball guide path, because it is guided to the front side through the road part and flows out from the outlet to the game area. Can be done.
[0008]
It is preferable that the launch ball guide path member constituting the launch ball guide path of the ball game machine of the present invention is attached to the gaming machine frame.
In this way, since the stability of the launch ball guide path member is improved by being attached to the high-strength gaming machine frame for attaching the game board, the launch ball launched from the launch device is reliably placed in the game area. Not only can it be guided, but it is not necessary to replace the launching ball guide path member with the replacement of the game board, so that the cost can be reduced.
[0009]
It is preferable that the launching ball guideway member constituting the launching ball guideway of the ball game machine of the present invention is attached to the game board.
In this way, since the launch ball guide path can be provided close to the rear surface of the game board, not only can the launch ball guide path be provided compactly, but also maintenance work such as cleaning can be performed for replacement of the game board. It can be done with it.
[0010]
In the ball game machine of the present invention, it is preferable that the second guide path portion is formed to penetrate the game board in the front-rear direction.
In this way, the game ball that has moved on the first guide path on the rear side of the game board can be launched into the front-side game area without any unnaturalness in appearance.
[0011]
The ball game machine of the present invention is provided with a foul ball passage for collecting game balls that are fired from the firing device and have not reached the game area as foul balls,
It is preferable that at least a part of the foul ball passage is arranged on a rear side of the game board.
With this configuration, at least a part of the foul ball path is arranged on the rear side of the game board, so that the game area is expanded as much as possible in the gaming machine frame without being restricted by the arrangement position of the foul ball path. Not only can it do so, but when the ball-and-ball game machines are juxtaposed, the foul ball passage does not become an obstacle.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
The
[0014]
Inside the gaming island where the
[0015]
The
[0016]
As shown in FIG. 4, on the lower front surface of the
[0017]
In the vicinity of the hit ball operation handle 205, effect
[0018]
More specifically, the effect device is, for example, a movable member (for example, an accessory that is configured using a title character of a pachinko machine as a motif) movably provided at a predetermined position of a
[0019]
Since these
[0020]
As shown in FIG. 4, the
[0021]
As shown in FIGS. 3 and 6, a
[0022]
Also, as shown in FIG. 3, the inside of the
[0023]
As shown in FIGS. 4 and 10, the pachinko balls stored in the hit
[0024]
A
[0025]
Although not shown in detail, the
[0026]
Here, the rectifying device 400 and the
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
The pachinko ball hit upward by the rotation of the firing arm 502 passes through an opening formed on the upper surface of the outer case of the
[0030]
Next, a detailed configuration of the above-described launch ball guide
[0031]
As shown in FIGS. 7A to 7C, the
[0032]
The
[0033]
As shown in FIG. 6, the
[0034]
A
[0035]
Further, a
[0036]
In the present embodiment, as described later, since the pachinko ball hit from the
[0037]
In the present embodiment, the configuration is such that the firing status is notified by lighting of the firing
[0038]
As shown in FIG. 6, the
[0039]
On the inner front surface of the
[0040]
At the upper end of the
[0041]
In this embodiment, the
[0042]
As shown in FIGS. 8 and 9, the
[0043]
As shown in FIGS. 6 and 8, the pachinko balls fired from the
[0044]
Accordingly, as shown in FIG. 11, the pachinko ball that has been launched upward from the
[0045]
Further, the pachinko ball that is launched from the
[0046]
More specifically, as shown in FIG. 7, the left side of the
[0047]
As described above, the pachinko ball that has been launched from the
[0048]
Next, the configuration of the
[0049]
As shown in FIG. 3, in the vicinity of the upper center of the
[0050]
The
[0051]
Below the
[0052]
On the side of the
[0053]
The
[0054]
Below the
[0055]
A variable winning
[0056]
In addition, at the lower center position of the
[0057]
Further, the
[0058]
Also, as shown in FIG. 1, two
[0059]
A hit ball fired from the
[0060]
In addition, when a hit ball is won in the
[0061]
When the display result after the variable display operation of the
[0062]
When a pachinko ball wins in the
[0063]
When any one of the hit balls flowing into the upper surface of the
[0064]
When the big hit state occurs in this way, the open /
[0065]
Also, when the special symbols of the nine areas variably displayed on the
[0066]
Once a probability change big hit occurs during the normal game state, the probability change state is, for example, the probability change state until at least a predetermined number of times of the probability change continuation (for example, once or twice) big hit occurs. Is continuously controlled. Further, if a probability change big hit occurs during the probability change state, the probability change continuation number is counted again after the probability change big hit, and thereafter, the probability change state continues until at least the probability change continuation number of the big hit occurs. Then, if the jackpot that has reached the number of times of the probability change continuation is caused by a non-probability change symbol other than the probability change symbol, the game returns to the normal game state in which the probability variation does not occur.
[0067]
In the
[0068]
The reach state is a display state at the time when the display control of the
[0069]
Opening and closing of the
[0070]
Next, the structure of the back of the
[0071]
In addition,
[0072]
A
[0073]
At the downstream end of the
[0074]
In the path of the
[0075]
A
[0076]
Although not shown in detail, the
[0077]
In the
[0078]
At a downstream position of the
[0079]
The configuration on the inner surface side of the
[0080]
Therefore, the winning ball discharged from the
[0081]
Further, the
[0082]
However, the out ball taken in from the
[0083]
As shown in FIG. 2, a power
[0084]
Further, the power supply unit board is used to back up (hold) the storage contents of the RAM provided on each board while the drive power is not supplied to each CPU of the
[0085]
On the back side of the power
[0086]
Here, an example of a circuit configuration of the
[0087]
In addition, the
[0088]
The
[0089]
Further, the
[0090]
The
[0091]
The hitting
[0092]
In addition, display control command data and an interrupt signal as a strobe signal (hereinafter referred to as a display control signal) are transmitted from the
[0093]
From the
[0094]
From the
[0095]
Further, the
[0096]
Specifically, for the winning prize which has won the large winning opening of the variable winning
[0097]
In order to control the payout of the two types of prize balls, the
[0098]
When the detection signal from the
[0099]
A second information
[0100]
The prize
[0101]
The
[0102]
Next, the
[0103]
The structure of the
[0104]
As described above, each of these
[0105]
The prepaid card inserted into the card insertion slot 312 is provided with identification information (ID) capable of identifying each prepaid card, and is recorded in the management computer. The card is registered in association with the corresponding frequency, and based on the identification information (ID) recorded on the prepaid card, the frequency usable by the prepaid card is specified by the management computer. By being notified to the
[0106]
The control state of the lending process will be described with reference to FIG. 15. First, the prize
[0107]
When the
[0108]
Next, when detecting the BRQ in a state where the BRDY output from the
[0109]
The
[0110]
The
[0111]
The
[0112]
As described above, based on the number of times the BRQ is output from the
[0113]
Next, the structure and operation of the
[0114]
As shown in FIG. 6, the
[0115]
A frame-shaped
[0116]
In this embodiment, since the
[0117]
As shown in FIGS. 6 and 8, the
[0118]
As shown in FIG. 8, the
[0119]
Therefore, the
[0120]
In addition, a part of the launching ball guide
[0121]
Since the
[0122]
Further, since the
[0123]
Further, the
[0124]
When the
[0125]
In the present embodiment, as shown in FIG. 8, the entire
[0126]
In addition, since the
[0127]
Further, since the foul
[0128]
In the present embodiment, the foul
[0129]
FIG. 16 is an exploded perspective view showing the structure of a pachinko machine 2 'as a modification of the present invention. In this modification, parts having the same configuration and function as those of the
[0130]
Hereinafter, the
[0131]
As described above, in the present invention, if the launching ball guide
[0132]
In this way, since the launching ball guide
[0133]
Each element in the above embodiment corresponds to the present invention as follows.
[0134]
Claim 1 of the present invention is a hitting ball storage unit (hitting ball supply) provided at a lower position of a ball game machine (
A launch ball supply path (420a) for supplying game balls stored in the hit ball storage section to a launch position (500a) of game balls in the launch device;
A launch ball guiding path (600) for guiding a game ball launched from the launch device to the game area,
The launch ball guide path includes a first guide path section (first guide path 601) located above the firing position, and a game ball moving upward in the first guide path section within the game area. A second guideway section (second guideway 602) for guiding to an outlet (618) arranged at a lateral upper position,
The first taxiway is disposed on the rear surface (200b) of the game board.
[0135]
[0136]
According to a third aspect of the present invention, the launch ball guide path members (the
[0137]
According to a fourth aspect of the present invention, the second taxiway section (the second taxiway 602) is formed to penetrate the game board (206) in the front-rear direction.
[0138]
According to a fifth aspect of the present invention, a foul ball path (a foul ball flow) for collecting game balls (pachinko balls) fired from the firing device (500) and not reaching the game area (207) as foul balls. Road 295 (inside the second passage member 605)).
At least a part of the foul ball passage is arranged on the rear surface (206b) side of the game board (206).
[0139]
As described above, the embodiments of the present invention have been described in the above embodiments with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to each of the embodiments, and may be modified or added without departing from the gist of the present invention. Needless to say, this is also included in the present invention.
[0140]
For example, the
[0141]
Further, in the above embodiment, the launch
[0142]
Further, in the above-described embodiment, the
[0143]
Further, in the above embodiment, the
[0144]
Further, in the above embodiment, the
[0145]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects.
[0146]
(A) According to the first aspect of the present invention, a game ball launched from a firing device provided at a lower position of a ball game machine moves upward on a rear surface side of the game board by a first guide path portion. After that, it is guided to the front side through the second taxiway portion and flows out from the outlet into the game area, so that the game area can be divided into the game machine frame without being restricted by the arrangement position of the launch ball guideway. Inside as much as possible.
[0147]
(B) According to the second aspect of the present invention, since the stability of the launch ball guideway member is improved by being attached to the game machine frame having a high strength for attaching the game board, the launch ball launched from the launch device Not only can be surely guided to the game area, but also it is not necessary to replace the launching ball guide path member together with the replacement of the game board, so that the cost can be reduced.
[0148]
(C) According to the third aspect of the present invention, since the launching ball guideway can be provided close to the rear surface of the game board, the launching ball guideway can be compactly provided, and maintenance work such as cleaning can be performed. Can be performed with the exchange of the game board.
[0149]
(D) According to the invention of
[0150]
(E) According to the fifth aspect of the present invention, at least a part of the foul ball passage is arranged on the rear side of the game board, so that the gaming area can be placed in the gaming machine without being restricted by the arrangement position of the foul ball passage. Not only can it be expanded as much as possible within the frame, but also the foul ball passage does not become an obstacle when arranging ball and ball game machines.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a ball game machine and a card unit as an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear view showing the ball game machine and the card unit of FIG. 1;
FIG. 3 is a view showing an open state of a glass door frame in the ball game machine of FIG. 1;
FIG. 4 is an enlarged view showing a configuration of a lower portion of a front surface in the ball game machine of FIG. 1;
FIG. 5 is a view showing a pachinko ball channel formed by a mechanism plate in the ball and ball game machine of FIG. 1;
FIG. 6 is an exploded perspective view showing the structure of the ball game machine of FIG.
7A is a sectional view taken along line AA of FIG. 3, FIG. 7B is an enlarged plan view of a main part of FIG. 3A, and FIG. 7C is a sectional view taken along line CC of FIG. .
FIG. 8 is a sectional view taken along the line BB of FIG. 3;
9A is an enlarged sectional view of a main part of FIG. 8, FIG. 9B is an EE sectional view of FIG. 9A, and FIG. 9C is a DD sectional view of FIG.
10A is a diagram showing an internal structure of a hitting ball supply tray, and FIG. 10B is a schematic diagram showing a structure of a launching device and a rectifying device.
FIG. 11 is a diagram showing a flow of a game ball in a normal state.
FIG. 12 is a diagram showing a flow of a foul ball.
FIG. 13 is a block diagram illustrating a configuration of a ball game machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a block diagram showing a connection state between the ball game machine and the card unit and a configuration of the card unit in the embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a diagram illustrating an output state of each signal output from the prize ball control board and the card unit of the ball game machine according to the embodiment of the present invention.
FIG. 16 is an exploded perspective view showing the structure of a ball game machine as a modification of the present invention.
[Explanation of symbols]
2 Pachinko machines (ball game machines)
200 Front door frame
203 hitting plate (upper plate)
206 game board
206b Rear
207 Gaming Area
295 Foul ball channel
420a Launch ball supply path
500 launcher
600 Launch Ball Taxiway
601 First Taxiway
602 Second taxiway
604 first passage member
605 second passage member
606 Third passage member
618 Outlet
Claims (5)
前記打球貯留部に貯留されている遊技球を前記発射装置における遊技球の発射位置に供給するための遊技球供給路と、
前記発射装置から打ち出された遊技球を前記遊技領域に導くための発射球誘導路と、を備え、
前記発射球誘導路は、前記発射位置の上方に位置する第1誘導路部と、該第1誘導路部内を上方に向けて移動する遊技球を前記遊技領域内の側方上部位置に配置した流出口に導く第2誘導路部と、を備え、
前記第1誘導路部を前記遊技盤の後面側に配置したことを特徴とする弾球遊技機。A hit ball storage unit provided at a lower position of a ball game machine for storing game balls for use in games, and a game provided at a lower position of the ball game machine and stored in the hit ball storage unit A launching device for launching a ball into a gaming area formed on the front side of a gaming board attached to a gaming machine frame,
A game ball supply path for supplying game balls stored in the hit ball storage unit to a launch position of game balls in the launch device,
A launch ball guiding path for guiding a game ball launched from the launch device to the game area,
The launching ball guide path has a first guide path section located above the firing position, and a game ball moving upward in the first guide path section is disposed at a lateral upper position in the game area. A second guide path portion leading to the outlet,
A ball game machine, wherein the first taxiway is disposed on the rear side of the game board.
該ファール球通路の少なくとも一部が、前記遊技盤の後面側に配置されている請求項1〜4のいずれかに記載の弾球遊技機。A foul ball path for collecting game balls fired from the firing device and not reaching the game area as foul balls,
The ball game machine according to any one of claims 1 to 4, wherein at least a part of the foul ball passage is arranged on a rear surface side of the game board.
Priority Applications (1)
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051121 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080908 |