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JP2004206206A - Input device and electronic device - Google Patents

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JP2004206206A
JP2004206206A JP2002371589A JP2002371589A JP2004206206A JP 2004206206 A JP2004206206 A JP 2004206206A JP 2002371589 A JP2002371589 A JP 2002371589A JP 2002371589 A JP2002371589 A JP 2002371589A JP 2004206206 A JP2004206206 A JP 2004206206A
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JP
Japan
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key
pressing
display
sensing unit
input device
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Pending
Application number
JP2002371589A
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Japanese (ja)
Inventor
Morio Yamauchi
労雄 山内
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an input device with improved operationality by enhancing multi-functioning with simple device. <P>SOLUTION: This electronic equipment 1 comprises acceleration sensors 7-10 (detection means) for detecting the magnitude of an input operation force applied to a keyboard part 6 (input device), and a CPU 11 (event generation means) for generating an event corresponding to the magnitude of the input operation force detected by the detection means. A new event is generated in conformation to the magnitude of the input operation force, and such an event can be substituted for a single click event or double click event. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の電子機器に適用する入力装置に関する。詳しくは、たとえば、キーボードやランチャボタンなどの押しボタン式の入力装置、あるいは、タッチパッドやスティックタイプなどのポインティング式の入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
押しボタン式の入力装置、たとえば、キーボートは、アルファベットや仮名文字又は記号などを刻印した多数の押しボタン(キートップともいう)を基板上に所定の配列で並べて構成されている。各キートップと基板との間にはバネやゴム等の弾性体が挿入されており、各キートップは、通常、浮いた状態にある。このため、通常の状態(キー操作されていない状態)では各キートップの電極と基板電極とが離隔し、電極間はオフ状態にあるが、ユーザによって任意のキートップが押し下げ操作されると、そのキートップの電極と基板電極とが接触してオン状態となり、当該キートップに対応したキーコードが電子機器に送信されるようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
あるいは、ポインティング式の入力装置、たとえば、タッチパッドは、マトリクス状に配列された多数の接点を有する平面パネルで構成されており、ユーザによって平面パネルの任意位置がタッチされると、そのタッチ位置に最も近い一つないしは複数の接点がオン状態になり、当該接点のXY座標信号が電子機器に送信されるようになっている(たとえば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−73777号公報(第3頁、図1)
【特許文献2】
特開平11−353107号公報(第6−7頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の入力装置はいずれも接点のオンとオフの二つの状態しかとり得ないものであり、入力装置の多機能化の点で見た場合、改善すべき技術課題がある。
【0006】
キーボードを例にすると、従来のものは、各々のキートップの機能がそのキートップの刻印文字、たとえば、アルファベット大文字“A”のキートップであれば、当該アルファベットのコード発生機能しか有していない。しかし、当然ながら文章等の作成には小文字の“a”なども必要になるので、他のキー(シフトキー等)と組み合わて小文字のキーコードなどを発生するようにしているが、二つのキーを同時に操作しなければならないため、面倒さを否めないという欠点がある。
【0007】
また、タッチパッドの場合は、カーソル移動のためのポインティング操作に加えて、シングルクリックやダブルクリックなどの付随操作も必要になるが、タッチ接点のXY座標信号の変化からそれらの付随操作を見分けるのは困難であることから、一般にタッチパッドの傍らにクリックボタン(マウスの左右ボタンに相当するもの)を配置しているものの、機構の複雑化(したがってコストアップ)を否めず、また、クリックボタンの配置スペースを確保しなければならない等の欠点がある。
【0008】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、簡単な工夫で多機能化を図り、操作性を改善した入力装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る入力装置は、押しボタン式又はポインティング式の入力装置において、前記入力装置に対して行われる入力操作力の大きさを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された入力操作力の大きさに対応したイベントを発生するイベント発生手段とを備えたことを特徴とする。
この発明では、入力装置に対して行われる入力操作力の大きさに対応したイベントが発生する。したがって、従来からの入力装置の機能(キーコード発生機能など)に加えて、さらに、入力操作力の大きさに対応した新たなイベントを発生することができ、たとえば、それらのイベントをシングルクリックイベントやダブルクリックイベントなどの代わりに用いることにより、多機能化を図り、操作性を改善した入力装置を提供することができる。
また、本発明に係る電子機器は、表示部と、該表示部の縦辺に沿ってその長手方向を延在する矩形状押圧面を有すると共に該矩形状押圧面に対する押圧強度を検出する検出手段を有する第1の押圧感知部と、前記表示部の横辺に沿ってその長手方向を延在する矩形状押圧面を有すると共に該矩形状押圧面に対する押圧強度を検出する検出手段を有する第2の押圧感知部と、前記第1の押圧感知部と前記第2の押圧感知部とによって検出される様々な押圧操作パターンに対応して、前記表示部に対する制御を行う表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る電子機器の好ましい態様は、前記押圧操作パターンは、少なくとも、前記第1の押圧感知部及び前記第2の押圧感知部上で検出される小さな押圧強度のタップ操作や大きな押圧強度のタップ操作を含むことを特徴とする。
この発明では、単純なタップ操作(弱いタップ操作)はもちろんのこと、ダブルタップ(強いタップ操作)などの複雑な操作パターンも検出して、それぞれに対応した適切な処理を行わしめることができる。このため、ユーザインターフェース設計の自由度が増し、使い勝手の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、ポータブル型の電子機器への適用を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
【0011】
(1)第一の実施の形態
図1は、本実施の形態の電子機器1の外観図及びその内部ブロック図である。図1(a)において、電子機器1は持ち運び可能で、且つ、手持ち操作が可能な表示画面一体型の薄型形状を有している。機器本体2(筐体)の表面には、LCD(Liquid Crystal Display)またはELD(Electro Luminescence Display)などの平面ディスプレイパネル3が設けられていると共に、各種の操作ボタン4や上下左右のスクロールボタン5などを有するキーボード部6(入力装置)が設けられており、機器本体2の内部の所定位置(図では四隅)には、それぞれ機器本体2に加えられた“所定方向”の加速度を検出する加速度センサ7〜10が設けられている。
【0012】
ここで、“所定方向”とは、キーボード部6に対して行われるボタン操作時の操作力の強弱を検出可能な方向のことをいう。つまり、図示のキーボード部6は機器本体2の表面に設けられており、この場合、キーボード部6に対して行われるボタン操作力は、同表面に対する鉛直方向の力として加えられるため、かかる例示の場合においては、上記の各加速度センサ7〜10は、機器本体2の表面に加えられる鉛直方向の加速度を検出できるように、そのセンサの取り付け方向等が設定されていればよい。
【0013】
なお、図では、キーボード部6を機器本体2に実装した、いわゆるキーボード一体型の電子機器1を例にしているが、これに限定されない。キーボード外付け型の電子機器であってもよい。ただし、その外付けキーボードを手持ちして入力操作が行われる可能性が高い電子機器でなければならない。この場合、外付けキーボードのケースに上記の加速度センサ7〜10を内蔵し、外付けキーボードに対して行われるボタン操作力の強弱を加速度センサ7〜10で検出すればよい。
【0014】
図1(b)において、電子機器1の内部には、当該電子機器1の各処理動作を統括制御する中央処理部(以下「CPU」という。)11、各動作処理を実行するにあたりワークメモリとしての機能を果たす不揮発性記憶デバイス(以下「RAM」という。)12、CPU11で処理される各種ソフトウェアを保持したりユーザ固有の情報等を保持したりする不揮発性書き換え可能記憶デバイス(以下「PROM」という。)13、平面ディスプレイパネル3、キーボード部6、加速度センサ7〜10などがバス14を介して相互に接続されて設けられている。
【0015】
CPU11は、PROM13にあらかじめ書き込まれているソフトウェアリソース(基本プログラムや各種の応用プログラムなど)をRAM12にロードして実行することにより、平面ディスプレイパネル3の表示状態を制御したり、また、所定の周期でキーボード部6や加速度センサ7〜10からの信号を取り込んで、それらの信号に基づいて所要の入力イベント処理(キーコードサンプリング処理や加速度サンプリング処理など)を実行したりして、発明の要旨に記載のイベント発生手段や判定手段を実現する。
【0016】
図2(a)は、入力イベント処理の要部フローチャートを示す図である。一般にキーボード等の入力装置の状態変化は、定期的又は不定期(CPUの割り込み等)に検出される。図2(b)のTaは、たとえば、定期的に行われるキーサンプル期間を示している。このフローチャートでは、まず、キーサンプル期間Taに該当しているか否かを判定し(ステップS11)、キーサンプル期間Taに該当していない場合、つまり、キーサンプル期間Taの前や後の場合は、CPU11に他の処理を実行させるためにフローチャートを終了する。
【0017】
一方、キーサンプル期間Taに該当している場合は、キーボード部6からのキーコード取り込み処理(キーサンプリング処理)と、加速度センサ7〜10からの信号取り込み処理(加速度サンプリング処理)を実行(ステップS12)する。
【0018】
次に、たとえば、前回のキーコードサンプル値と今回のキーコードサンプル値とを比較してキー入力の有無を判定し(ステップS13)、キー入力がない場合(キーボード部6が操作されていない場合)はステップS11に復帰し、キー入力がある場合(キーボード部6が操作されている場合)は、そのキー操作力の強弱を判定(ステップS14)する。ここで、キー操作力の強弱は、加速度センサ7〜10によって検出された加速度の大小に基づいて行う。つまり、加速度センサ7〜10は、キーボード部6に対して行われるボタン操作力の強弱を検出可能な状態で機器本体2に内蔵されているため、それらの加速度センサ7〜10によって検出される加速度は、キーボード部6に対して行われるボタン操作力の強弱(大小)を直接的に表すからである。
【0019】
図2(b)において、加速度サンプル値は、キーサンプル期間Ta内で正負方向にスイングする。正方向の振幅はプラス加速度値Pzを表し、負方向の振幅はマイナス加速度値Nz(キー操作反力加速度)を表す。したがって、PzとNzを絶対値(|Pz|、|Nz|)で表し、所定のしきい値SLと|Pz|、|Nz|とを比較することにより、SL<|Pz|の場合又はSL<|Nz|の場合はキー操作力の“強”(大)を判定でき、そうでない場合(SL>|Pz|且つSL>|Nz|)はキー操作力の“弱”(小)を判定することができる。
【0020】
このように、キー操作力の強弱を判定した後、それらの判定結果に対応した適当なイベントを発生して、アプリケーション(応用ソフト)からの利用を可能とする。すなわち、キー操作力の“強”を判定した場合は、たとえば、「該当キーの強い入力」というイベントを発生(ステップS15)し、また、キー操作力の“弱”を判定した場合は、たとえば、「該当キーの弱い入力」というイベントを発生(ステップS16)することにより、キーコード発生という本来からの機能に加えて、上記の二つのイベント(該当キーの強い入力/該当キーの弱い入力)を発生するという新たな機能を付加することができ、それらのイベントをアプリケーションから利用できるようにすることにより、キーボード部6の多機能化を図ることができる。
【0021】
なお、上記の二つのイベント(該当キーの強い入力/該当キーの弱い入力)の用途は限定しない。アプリケーションから自由に利用できるようになっていればよい。たとえば、従来のダブルクリックイベントの代わりに「該当キーの強い入力」イベントを用いたり、あるいは、従来のシングルクリックイベントの代わりに「該当キーの弱い入力」イベントを用いたりしてもよい。
【0022】
又は、キーボード部6のアルファベットキーを押し下げ操作したときに、その操作力の強弱を判定して、強く操作されたときは大文字とする一方、弱く操作されたときは小文字とするようにしてもよい。又は、ローマ字変換による日本語入力中に、強く操作されたときは非変換モード(アルファベットをそのまま入力するモード)とする一方、弱く操作されたときは日本語変換モードとするようにしてもよい。
【0023】
又は、キーボード部6のカーソルキー(マウスカーソルを上下左右に移動させるためのキー;たとえば、上下左右の各矢印キーやジョグダイヤルタイプの機能キーなど。図1ではスクロールボタン5がそれに相当する。)に対する操作力を多段階に検出し、各段階毎にカーソル移動量の大小を制御してもよい。たとえば、スクロール制御を例にした場合、カーソルキーに対する操作力をn段階(N1:最小強度操作力、N2:次位強度操作力、・・・・、Nn:最大強度操作力)に分けて検出し、最小強度操作力(N1)であれば、最小カーソル移動量(1行又は1桁移動)とし、次位強度操作力(N2)であれば、次位カーソル移動量(2行又は2桁移動)とし、・・・・、最大強度操作力(Nn)であれば、最大カーソル移動量(ファイル先頭行やファイル最終行移動又は行頭や行末移動)としてもよい。
【0024】
図3は、カーソルキーに対する操作力をn段階に分けて検出する場合のプロパティ設定画面(ユーザ設定画面)を示す図である。このプロパティ設定画面14は、対象カーソルキー指定用のリストボックス15と、操作力の分割数(上記のn段階に相当)を指定するためのテキストボックス16と、イベント割り当て用のリストボックス17と、イベント−加速度相関特性調節用のグラフコントロール18とを有している。
図示の例の場合、リストボックス15には対象カーソルキーとして“右カーソル”がセットされており、テキストボックス16には分割数“8”がセットされている。また、リストボックス17にはイベント名“右スクロール”がセットされており、グラフコントロール18の特性は、加速度が小さい(キー操作力が弱い)領域でイベント量が小さく、且つ、加速度が大きい(キー操作力が強い)領域でイベント量が大きくなる特性がセットされている。
これによれば、右カーソルキーの操作力を8段階に分割して検出し、それぞれの操作力の強さ(N1〜N8)に応じて、カーソルの右スクロール量を上記の特性(グラフコントロール18の特性)のとおりに制御することができる。
【0025】
ところで、キー操作力の強弱は人(ユーザ)によって異なり、また、同じユーザであっても常に安定した強さでキー操作を行うとは限らない。このため、キー操作力の強弱を判定するためのしきい値はユーザ毎に設定することが望ましく、また、同一のユーザであっても操作力のバラツキを考慮したしきい値設定を行うようにすることが望ましい。
【0026】
図4は、この点に配慮したユーザ毎の設定値保存プログラムのフローチャートである。このフローチャートは、電子機器1を操作するユーザ毎に、その操作に先立って(たとえば、電子機器1を入手したとき等)少なくとも1回実行される。このフローチャートは、キーボード部6のすべてのキーについてループを繰り返す第一のステップ(ステップS21)と、その第一のステップで得られたデータ(平均化処理等を経た後の弱キー操作力/強キー操作力)をユーザ固有のデータとしてPROM13に保存する第二のステップ(ステップS22)とにより構成されている。
【0027】
第一のステップ(ステップS21)は、各々n回(たとえば、n=10)ずつ繰り返される二つのサブステップ(ステップS21a、ステップS21b)を含む。
【0028】
一方のサブステップ(ステップS21a)は、弱いキー操作力のデータを収集する。つまり、平面ディスプレイパネル3に「“KeyName”キーを弱く叩いてください。(“Count”回目)」などのメッセージを表示して、ユーザに指定キー(“KeyName”キー)を弱く叩くことを促した後、加速度センサ7〜10で検出された加速度値を“Count”回目の弱キー操作力としてRAM12のワークエリアに保存する。ここで、“KeyName”は任意のキー名(たとえば、A、B、C、・・・・)、“Count”はサブステップ(ステップS21a)の繰り返し回数(1〜n)である。サブステップ(ステップS21a)の最終繰り返し回数(n回)に到達すると、RAM12のワークエリアに保存されている1回目からn回目までの弱キー操作力を平均化処理等し、その処理結果を当該ユーザに固有の「弱キー操作力」とする。
【0029】
他方のサブステップ(ステップS21b)は、強いキー操作力のデータを収集する。つまり、平面ディスプレイパネル3に「“KeyName”キーを強く叩いてください。(“Count”回目)」などのメッセージを表示して、ユーザに指定キー(“KeyName”キー)を強く叩くことを促した後、加速度センサ7〜10で検出された加速度値を“Count”回目の強キー操作力としてRAM12のワークエリアに保存する。サブステップ(ステップS21b)の最終繰り返し回数(n回)に到達すると、RAM12のワークエリアに保存されている1回目からn回目までの強キー操作力を平均化処理等し、その処理結果を当該ユーザに固有の「強キー操作力」とする。
【0030】
このフローチャートによれば、キーボード部6のすべてのキーについて、n回の弱キー操作力の平均値等、及び、n回の強キー操作力の平均値等を求め、それらのデータをユーザ固有のデータとしてPROM13に保存するので、キー操作力の強弱を判定するためのしきい値をユーザ毎に設定することができるとともに、同一のユーザであっても操作力のバラツキを考慮した適切なしきい値設定を行うことができる。
【0031】
なお、上記の実施の形態では、機器本体2の四隅に全部で4個の加速度センサ7〜10を設けているが、これに限定されない。キーボード部6に対して行われるボタン操作力の強弱を検出するだけであれば、加速度センサの数をそれよりも少なく(3個乃至1個)してもよい。ただし、上記の実施の形態のように機器本体2の四隅に全部で4個の加速度センサ7〜10を設けた場合、以下にその詳細を説明するように、機器本体2に対して行われるタッチ操作の強弱判定と、そのタッチ場所の大まかな判定を行うことができ、それらの判定結果に対応した適当なイベントを発生することができる。
【0032】
図5は、機器本体2に対して行われるタッチ操作場所の大まかな判定を行うためのフローチャートを示す図である。このフローチャートでは、まず、キーサンプル期間Taに該当しているか否かを判定し(ステップS31)、キーサンプル期間Taに該当していない場合、つまり、キーサンプル期間Taの前や後の場合は、CPU11に他の処理を実行させるためにフローチャートを終了する。
【0033】
一方、キーサンプル期間Taに該当している場合は、加速度センサ7〜10からの信号取り込み処理(加速度サンプリング処理)を実行(ステップS32)する。そして、加速度検出の有無を判定(ステップS33)して、加速度を検出しない場合はステップS31に復帰し、加速度を検出した場合は、次の「タッチ操作場所判定ステップ」(ステップS34)を実行する。
【0034】
この「タッチ操作場所判定ステップ」(ステップS34)では、四つの加速度センサ7〜10の加速度検出値の組み合わせに応じて、機器本体2に対して行われたタッチ操作場所の大まかな判定を行う(ステップS34a)。
【0035】
<第一のケース>
四つの加速度センサ7〜10の加速度検出値のうち、一つの加速度検出値だけが突出して変化したときのケースである。たとえば、図6(a)に示すように、機器本体2の四隅の一つ(記号Paで示す場所)が強くタッチされたときのケースである。このケースでは、タッチ場所(Pa)が下向きに大きく動き、当該場所(Pa)に設けられている一つの加速度センサ(図示の例では加速度センサ10)の加速度検出値だけが突出して変化するので、その変化を検出することにより、それに応じた任意のイベントを発生することができる。
【0036】
<第二のケース>
四つの加速度センサ7〜10の加速度検出値のうち、二つの加速度検出値が同一の傾向で突出して変化したときのケースである。たとえば、図6(b)に示すように、機器本体2の一辺(記号Pbで示す場所)が強くタッチされたときのケースである。このケースでは、タッチ場所(Pb)が下向きに大きく動き、当該場所(Pb)の両側に設けられている二つ加速度センサ(図示の例では加速度センサ8、10)の加速度検出値が同一の傾向で突出して変化するので、その変化を検出することにより、それに応じた任意のイベントを発生することができる。
【0037】
以上のとおり、本実施の形態によれば、キーボード部6に対して行われるキー操作力の強弱を判定することができ、従来からの機能(キーコード発生機能)に加えて、キー操作力の強弱に対応した新たな機能(たとえば、弱操作力時にシングルクリックイベントを発生したり強操作力時にダブルクリックイベントを発生したり等)を付加することができ、入力装置の多機能化を図ることができる。
【0038】
また、ユーザ毎にキー操作力の強弱判定データを収集してそれをユーザ固有のデータとして保持するので、平均的な強さのキー操作を行うユーザはもちろんのこと、比較的強いキー操作を行う癖を持つユーザや、その逆に弱いキー操作を行う癖を持つユーザについても、キー操作力の強弱判定を正確に行うことができ、ユーザ個々のキー操作の“癖”に関わらず、常に適切なイベントを発生することができる。
【0039】
しかも、ユーザ毎のキー操作力の強弱判定データを収集する際に、同一のキー操作を複数回繰り返して、それぞれの加速度検出値の平均値等を求め、その平均値等を当該ユーザ固有のデータとするので、キー操作強弱のバラツキを考慮してデータ収集を行うことができ、キー操作力の強弱判定の信頼性を向上することができる。
【0040】
さらに、機器本体2の四隅に全部で四つの加速度センサ7〜10を設けた場合は、それらの加速度検出値の組み合わせから、機器本体2の四隅の一つに対するタッチ操作(前記の第一のケース)又は四辺の一つに対するタッチ操作(前記の第二のケース)を判定することができ、その判定結果に対応した任意のイベントを発生することができる。したがって、機器本体2それ自体を入力装置の一部として利用することができる。
【0041】
(2)第二の実施の形態
図7は、電子機器20は持ち運び可能で、ユーザが両手(HR、HL)で保持しながら閲覧可能な表示画面一体型の薄型の形状を模している。機器本体21の表面には、LCDまたはELDなどの平面ディスプレイパネル22(表示部)や各種の操作ボタン23〜27が配置されているほか、本実施の形態に特有の要素の一つである第1の押圧感知部28、第2の押圧感知部29が配置されている。第1の押圧感知部28、第2の押圧感知部29はそれぞれ、その表面に矩形状の押圧感知面(以下「矩形状押圧面281、291」という)を有している。
【0042】
第1の押圧感知部28の好ましいレイアウト位置は、ユーザによって機器本体21が両手持ちされた場合に、その押圧面(矩形状押圧面281)をユーザの右手HRの指(図示の持ち方では親指)で縦方向に操作しやすい位置である。すなわち、図示の例では、平面ディスプレイパネル22の右辺に沿ってその矩形状押圧面281の長手方向が延在する位置である。一方、第2の押圧感知部29の好ましいレイアウト位置は、ユーザによって機器本体21が両手持ちされた場合にその押圧面(矩形状押圧面291)をユーザの左手HLの指(図示の持ち方では親指)で横方向に操作しやすい位置である。すなわち、図示の例では、平面ディスプレイパネル22の下辺に沿ってその矩形状押圧面291の長手方向が延在する位置である。
【0043】
ユーザは、矩形状押圧面281、291を親指で押圧操作することができる。ここで、本実施の形態における押圧操作は、“弱い”押圧操作と“強い”押圧操作の二種類行うことができる。以下、便宜的に、弱い押圧操作のことをシングルタップ操作といい、強い押圧操作のことをダブルタップ操作ということにするが、“シングル”や“ダブル”に特段の意味はない。特に“ダブル”は2回のタッチを意味しない。後述するように、ダブルタップは“強い”押圧力でシングルタップを行うことを意味する。また、押圧したままのずらし操作のことをスライド操作、上記シングルタップやダブルタップの後に続けて行われるずらし操作のことをタップ+スライド操作ということにする。
【0044】
図8は、電子機器20の簡略的な内部ブロック構成図である。図において、30は当該電子機器20の各処理動作を制御するCPU、31は各動作処理を実行するにあたりワークメモリとしての機能を果たすRAM、32はCPU30で処理される各種ソフトウェアを記憶するROM、33は表示制御部(表示制御手段)、34は入出力インターフェース、35はバスである。
【0045】
CPU30は、ROM32にあらかじめ書き込まれているソフトウェアリソース(基本プログラムや各種の応用プログラムなど)をRAM31にロードして実行し、入出力インターフェース34を介して第1の押圧感知部28、第2の押圧処理部29、その他の入力装置36(各種の操作ボタン23〜27など)からの入力信号を取り込みながら、CPU30などのハードウェアリソースと上記のソフトウェアリソースとの結合によって様々な処理機能を実現し、その処理結果に従って、たとえば、表示制御部33を介して平面ディスプレイパネル22の表示態様を制御する。
【0046】
図9は、第1の押圧感知部28、または第2の押圧感知部29の一例を示す構造図である。第1の押圧感知部28は、電子回路として見た場合、(a)に示すように、ノーマリーオフ型のn個のスイッチ要素SW1、SW2、SW3、・・・・、SWnからなる回路と、それらのスイッチ要素と同程度の数の圧電素子Z1〜Znからなる回路とで表される。各々のスイッチ要素SW1〜SWnの一方のスイッチ切片はそれぞれ端子Pv1、Pv2、Pv3、・・・・、Pvnに個別に接続され、且つ、全てのスイッチ要素SW1〜SWnの他方のスイッチ切片は共通の端子Pvcomに接続されており、圧電素子Z1〜Znは端子Sv1、Sv2、・・・・、Svnに個別に接続されている。
【0047】
また、第2の押圧感知部29の場合についても同様にn個のスイッチ要素SW1、SW2、SW3、・・・・、SWnからなる回路と、それらのスイッチ要素と同程度の数の圧電素子Z1〜Znからなる回路とで表される。各々のスイッチ要素SW1〜SWnの一方のスイッチ切片はそれぞれ端子Ph1、Ph2、Ph3、・・・・、Phnに個別に接続され、且つ、全てのスイッチ要素SW1〜SWnの他方のスイッチ切片は共通の端子Phcomに接続されており、圧電素子Z1〜Znは端子Sh1、Sh2、・・・・、Shnに個別に接続されている。
【0048】
スイッチ要素SW1〜SWnの回路構成は、言うまでもなく様々な構造で実現することができる。たとえば、タクトスイッチの配列や静電誘導によるタッチスイッチであってもよく、あるいは(b)に示すような構造にしてもよい。すなわち、それぞれ絶縁体で構成された矩形状押圧面281(291)、28b(29b)の間に等間隔に圧電素子Z1〜Znと弾性体28c(29c)を挟み込み、隣接する弾性体28c(29c)の間に一対の接点28d(29d)を配設し、圧電素子Z1〜Znと弾性体28c(29c)の厚さLを定常時に接点28d(29d)が接触しない程度とし、且つ、ユーザによって押圧感知部281(291)が押し下げられたときにその厚さLを減じて接点28d(29d)が接触する程度とする。接点28d(29d)はそれぞれSW1、SW2、SW3、・・・・、SWnに相当し、その配列間隔Dは、ユーザの親指の大きさ程度である。
【0049】
この構造によれば、一方の絶縁体(図では上方の矩形状押圧面281(291))の任意位置をユーザの親指で押し下げたとき、その押し下げ部分に位置する一つないしは複数の接点28d(29d)がオン状態になる。したがって、たとえば、共通端子Pvcom(Phcom)に論理1に相当する所定電位を与えておけば、上記のオン状態にある接点28d(スイッチ要素SWi:iは1〜n)を介して端子Piから論理1を取り出すことができる。
しかも、その押し下げ部分に位置する一つないしは複数の圧電素子Z1〜Znが圧縮変形して、その押し下げ力の強弱に対応した電圧が端子Sv1〜Svn(Sh1〜Shn)から取り出される。したがって、押し下げ位置を示す信号と共に、その押し下げ強度を示す信号を取り出すことができる。
【0050】
図10は、ROM32のメモリマップ概念図である。ROM32はオペレーティングシステム(基本プログラムともいう)の格納領域32aやアプリケーションプログラム(応用プログラムともいう)の格納領域32bを有すると共に、さらに、本実施の形態に特有の処理を実現するための特有のプログラム(以下、便宜的に「状態管理プログラム」という)の格納領域32cを有する。
【0051】
「状態管理プログラム」は、第1の押圧感知部28、及び第2の押圧感知部29において“検出される可能性がある押圧操作パターン”の分類情報(図13(b)、図14及び図15参照)を記憶し、実際にユーザによって行われる押圧操作パターンがどの分類に属するかをこの分類情報に基づいて判定し、その判定結果に対応した指示信号を発生するという処理を担当する。たとえば、ドキュメント表示ソフトなどのアプリケーションプログラムなどの場合は、その指示信号を利用して様々な処理手続きを実行することができる。
【0052】
図11は、第1の押圧感知部28に対して「直感的に行われる可能性がある押圧操作パターン」の分類例を示す図である。
<スライド操作>
スライド操作とは、(a)及び(b)に示すように、指先Uで矩形状押圧面281を押圧したままその指先をずらす操作である。(a)は上方へのスライド操作、(b)は下方へのスライド操作である。なお、ここで言う“上下”とは平面ディスプレイパネル22の上辺側を「上」、下辺側を「下」とする方向である。また、図示していないが第2の押圧感知部29の場合についても同様で、スライド操作とは、指先Uで矩形状押圧面291を押圧したままその指先をずらす操作であり、右方向へのスライド操作、左方向へのスライド操作を含む。なお、ここで言う“右方向”、”左方向”とは平面ディスプレイパネル22の右辺側を「右」、左辺側を「左」とする方向である。
【0053】
<シングルタップ操作>
シングルタップ操作とは、(c)及び(d)に示すように、指先Uで矩形状押圧面281を“弱く”押圧する操作である。(c)は矩形状押圧面281の上部付近でのシングルタップ操作、(d)は矩形状押圧面281の下部付近でのシングルタップ操作である。なお、“付近”とは、たとえば、矩形状押圧面281を長手方向に3等分したときのその1/3に入る領域とし、上部付近は、矩形状押圧面281の上部1/3、下部付近は、矩形状押圧面281の下部1/3である。
【0054】
また、図示していないが第2の押圧感知部29の場合についても同様で、シングルタップ操作とは、指先Uで矩形状押圧面291を“弱く”押圧する操作であり、矩形状押圧面291の右側付近でのシングルタップ操作、矩形状押圧面291の左側付近でのシングルタップ操作を含む。なお、この場合についても“付近”とは、たとえば、矩形状押圧面291を長手方向に3等分したときのその1/3に入る領域とし、右側付近は、矩形状押圧面291の右側1/3、左側付近は、矩形状押圧面291の左側部1/3である。
【0055】
<ダブルタップ操作>
ダブルタップ操作とは、(e)、(f)及び(g)に示すように、指先Uで矩形状押圧面281を“強く”押圧する操作である。一般に“ダブルタップ”とは所定時間内にシングルタップを2回繰り返す操作のことをいうが、本実施の形態では、そのような意味に従わない。本明細書における「ダブルタップ操作」は、あくまでも“強い”押圧力でシングルタップを行うことを意味する。
【0056】
なお、(e)は矩形状押圧面281の上部付近へのダブルタップ操作、(f)は矩形状押圧面281の中央部付近へのダブルタップ操作、(g)は矩形状押圧面281の下部付近へのダブルタップ操作であり、上記シングルタップ操作と同様に“付近”とは、たとえば、第1の押圧感知部28の長手方向のタッチ面を3等分したときのその1/3に入る領域とすることができる。
【0057】
また、図示していないが第2の押圧感知部29の場合についても同様で、ダブルタップ操作とは、指先Uで矩形状押圧面291を“強く”押圧する操作であり、矩形状押圧面291の右側付近でのダブルタップ操作、矩形状押圧面291の左側付近でのダブルタップ操作を含む。なお、この場合についても“付近”とは、たとえば、矩形状押圧面291を長手方向に3等分したときのその1/3に入る領域とし、右側付近は、矩形状押圧面291の右側1/3、左側付近は、矩形状押圧面291の左側部1/3である。
【0058】
<シングルタップ操作+スライド操作>
シングルタップ操作+スライド操作とは、(h)及び(i)に示すように、指先Uで矩形状押圧面281を“弱く”押圧した後、ずらしを行う操作である。(h)及び(i)はタップの位置とずらしの方向が異なる。すなわち、(h)は矩形状押圧面281の上部付近でシングルタップを行った後、下方へのずらしを行う操作、(i)は矩形状押圧面281の下部付近でシングルタップを行った後、上方へのずらしを行う操作である。また、図示していないが第2の押圧感知部29の場合についても同様で、シングルタップ操作+スライド操作とは、指先Uで矩形状押圧面291を弱く押圧した後、ずらしを行う操作である。
【0059】
図12は、シングルタップ操作(弱い押圧操作)とダブルタップ操作(強い押圧操作)の概念図である。この図において、第1又は第2の押圧感知部28、29の矩形状押圧面281、291を弱い力で押圧した場合(a)、その押圧箇所に位置する圧電素子Ziは小さな信号Svi、Shiを発生し、一方、第1又は第2の押圧感知部28、29の矩形状押圧面281、291を強い力で押圧した場合(b)、その押圧箇所に位置する圧電素子Ziは大きな信号Svi、Shiを発生する。本実施の形態では、これらの信号変化を検出してシングルクリック操作とダブルクリック操作を判定する。
【0060】
図13(a)は、電子機器20で実行されるアプリケーションプログラムの一つとして実行されるドキュメント表示ソフトにおける状態図である。この図において、電子機器20は、電源投入直後、ユーザの所定の操作に基づいて本ドキュメント表示プログラムを読み込んでドキュメント選択モード(以下、選択モードと称す。)40を実行するものとし、以降、上記各操作パターン(図11(a)〜(i)参照)を利用して選択モード40からドキュメント表示・編集モード(以下、表示・編集モードと称す。)41へと状態を遷移させ、またはその逆へと状態を遷移させるものとする。
【0061】
図13(b)、図14及び図15は、上記各操作パターンの分類と、それらの操作パターンに対応づけられた動作定義の情報を示す図である。図示の情報(以下「動作定義情報」という)は、ROM32の状態管理プログラムの格納領域32cにあらかじめ書き込まれている。
【0062】
図13(b)において、左端の第1欄42aは第1の押圧感知部28での検出を定義し、第2欄42bは押圧操作パターンの識別番号(No.)格納フィールドである。第3欄42cは検出された押圧パターンの検出内容格納フィールドであり、第4欄42dは所望の操作パターンを選択モード40で検出した際の動作(処理プロセス)へのリンク情報格納フィールドであり、第5欄42fは所望の操作パターンを表示・編集モード41で検出した際の動作(処理プロセス)へのリンク情報格納フィールドである。
【0063】
この対応関係図によれば、No.1のスライド操作(上向き)の検出(図11(a)参照)は、選択モード40の「上のアイコン(項目)へ(最上部アイコンなら前のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「上スクロール処理」動作にリンクされており、No.2のスライド操作(下向き)の検出(図11(b)参照)は、選択モード40の「下のアイコン(項目)へ(最下部アイコンなら次のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「下スクロール処理」動作にリンクされている。なお、選択モード40における動作において、“項目”とは、例えば、メニューバーが表示されたときや、アイコン表示ではなくフォルダ名・ファイル名表示の状態のとき、所望の操作内容やフォルダ、ファイルを示すものである。
【0064】
また、No.3のシングルタップ操作(上部付近)の検出(図11(c)参照)は、選択モード40の「前のアイコン群ページへの移動処理」動作と表示・編集モード41の「ページ(行)UP処理」動作にリンクされており、No.4のシングルタップ処理(中央付近)の検出は、選択モード40の「メニューバー表示へ(選択モード)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「編集ツールバー表示へ」動作にリンクされている。No.5のシングルタップ処理(下部付近)の検出(図11(d)参照)は、選択モード40の「次のアイコン群表示ページへの移動処理」動作と表示・編集モード41の「ページDOWN(行)処理」動作にリンクされている。
【0065】
また、No.6のダブルタップ操作(上部付近)の検出(図11(e)参照)は、選択モード40の「上位フォルダへの移動処理」動作と表示・編集モード41の「ページTOPへの移動処理」動作にリンクされており、No.7のダブルタップ操作(中央付近)の検出(図11(g)参照)は、選択モードの「選択・表示・選択モードへの移行処理(フォルダアイコンの場合、下位フォルダへ)」動作と表示・編集モード41の「選択・解除(解除の場合、選択モードへ移行処理」動作にリンクしている。また、No.8のダブルタップ操作(下部付近)の検出(図11(f)参照)は、選択モード40の「ウインドウ切替処理」動作と表示・編集モード41の「ページENDへの移動処理」動作にリンクされている。
【0066】
また、No.9のシングルタップ操作(上部付近)+スライド操作(下向き)の検出(図11(h)参照)は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・編集モード41の「下スクロール反転表示処理(選択の場合)」とリンクされており、No.10のシングルタップ操作(下部付近)+スライド操作(上向き)の検出(図11(i)参照)は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・選択モード41の「上スクロール反転表示処理(選択の場合)」動作にリンクされている。
【0067】
また、図14において、左端の第1欄42fは第2の押圧感知部29での検出を定義し、第2欄42gは押圧操作パターンの識別番号(No.)格納フィールドである。第3欄42hは検出された押圧パターンの検出内容格納フィールドであり、第4欄42iは所望の操作パターンを選択モード40で検出した際の動作(処理プロセス)へのリンク情報格納フィールドであり、第5欄42jは所望の操作パターンを表示・編集モード41で検出した際の動作(処理プロセス)へのリンク情報格納フィールドである。
【0068】
この対応関係図によれば、No.11のスライド操作(右方向)の検出は、選択モード40の「右→下のアイコンへ(最下部アイコンなら次のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「右スクロール処理」動作にリンクされており、No.12のスライド操作(左方向)の検出は、選択モード40の「左→上のアイコンへ(最上部アイコンなら前のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「左スクロール処理」動作にリンクされている。
【0069】
また、No.13のシングルタップ操作(右側付近)の検出は、選択モード40の「右→下のアイコンへ(最下部アイコンなら次のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「カーソル右シフト処理」動作にリンクされており、No.14のシングルタップ処理(中央付近)の検出は、選択モード40の「メニューバー表示へ(選択モード)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「編集ツールバー表示へ」動作にリンクされている。No.15のシングルタップ処理(左側付近)の検出は、選択モード40の「左→上のアイコンへ(最上部アイコンなら前のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と表示・編集モード41の「カーソル左シフト処理」動作にリンクされている。
【0070】
また、No.16のダブルタップ操作(左側付近)の検出は、選択モード40の「上位フォルダへの移動処理」動作と表示・編集モード41の無処理(NOP)にリンクされており、No.17のダブルタップ操作(中央付近)の検出は、選択モードの「選択・表示・選択モードへの移行処理」動作と表示・編集モード41の「選択・解除(解除の場合、選択モードへ移行処理」動作にリンクしている。また、No.18のダブルタップ操作(右側付近)の検出は、選択モード40の「フォルダアイコンの場合、下位フォルダへの移動処理」動作と表示・編集モード41の無処理(NOP)にリンクされている。
【0071】
また、No.19のシングルタップ操作(右側付近)+スライド操作(左方向)の検出は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・編集モード41の「カーソル選択位置より反転表示(選択の場合)」とリンクされており、No.20のシングルタップ操作(左側付近)+スライド操作(右方向)の検出は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・選択モード41の「カーソル選択位置より反転表示(選択の場合)」動作にリンクされている。
【0072】
さらに、図15においては、第1の押圧感知部28と第2の押圧感知部29の同時検出を定義し、第1欄42kは押圧操作パターンの識別番号(No.)格納フィールドである。第2欄42lは検出された押圧パターンの検出内容格納フィールドであり、第3欄42mは所望の操作パターンを選択モード40で検出した際の動作(処理プロセス)へのリンク情報格納フィールドであり、第4欄42nは所望の操作パターンを表示・編集モード41で検出した際の動作(処理プロセス)へのリンク情報格納フィールドである。
【0073】
この対応関係図によれば、No.21のスライド操作(下向き)とスライド操作(右方向)の同時検出は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・編集モード41の「ズームUP処理」動作にリンクされており、No.22のスライド操作(上向き)とスライド操作(左方向)の同時検出は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・編集モード41の「ズームDOWN処理」動作にリンクされている。また、No.23のスライド操作(下向き)とスライド操作(左方向)の同時検出は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・編集モード41の「(表示画面を)時計回りに回転」動作にリンクされており、No.24のスライド操作(上向き)とスライド操作(右方向)の同時検出は、選択モード40の無処理(NOP)と表示・編集モード41の「(表示画面を)反時計回りに回転」動作にリンクされている。
【0074】
次に、上記の「動作定義情報」を用いた実際の操作例について説明する。
図16は、第1の押圧感知部28、第2の押圧感知部29を用いて行われる画面表示態様の操作概念図である。図16(a)において、電子機器20は現在、選択モード40で動作しているものとし、その平面ディスプレイパネル22には選択用画面が表示されているものとする。この選択画面は、一つの画面(ページという)にアイコンとしてn×m個のファイルアイコン43を一度に表示できるようになっており、表示可能なファイルアイコンの総数をx個とした場合は、xを(n×m)で除した値(ただし、その値が小数を含む場合はその正数値に1を加えた値)に相当する数のページ(選択画面)を表示できるようになっている。たとえば、n=4、m=3、x=43とした場合は、43/(4×3)=3.5833・・・・となり、少数を含むから、3.5833・・・・の正数値(3)に1を加えて、全部で4ページの選択画面を表示することができる。
【0075】
初期状態(選択モード40)では、選択画面の1ページ目が表示されており、且つ、そのうちの一つのファイルアイコン(たとえば、左上隅)がディフォルトの選択状態にある。図において、ハッチングで囲まれたファイルアイコン43は、現在、選択状態にあることを現しており、このハッチング図形はカーソル44に相当するものである。
【0076】
なお、図示の例では、ファイルアイコン43の中にファイルナンバー(二桁の数字)を表示しているが、これは図解の都合であり、一般的に行われているようにファイルアイコン43の下にファイル名を併記してもよい。または、任意のファイルアイコン43を選択状態としたときにそのファイルアイコン43の上にバルーンチップを表示してファイル名やドキュメント情報やプロパティデータなどを表示するようにしてもよい。
【0077】
今、たとえば、37番目のファイルアイコン43を選択目標とすると、37番目のファイルアイコン43は、図16(b)に示すように、4ページ目の左上隅に位置しているから、これを選択するためには、ページめくりの操作を3回(1ページ→2ページ→3ページ→4ページ)繰り返せばよい。かかるページめくりを意図したユーザの多くは、第1の押圧感知部28に対するスライド操作(下向き)か、またはシングルタップ操作(下部付近)、若しくは、第2の押圧感知部29に対する連続スライド操作(右方向)か、または連続シングルタップ操作(右側付近)を行うはずである。これは、操作するユーザに対し、スライド操作がファイルアイコンの選択移動を直感的にイメージさせ、また、シングルタップ操作はページめくりを直感的にイメージさせるからである。
【0078】
そして、それらのスクロール操作とシングルタップ操作は、第1の押圧感知部28の場合は、前記「動作定義情報」(図13(b)、図14及び図15参照)において、選択モード40の「下のアイコンへ(項目)へ(最下部アイコンなら次のアイコン群ページへ)の移動処理」動作と「次のアイコン群ページへの移動処理」動作にそれぞれリンクされているから、第1の押圧感知部28に対してスクロール操作(下向き)を行った場合は、選択ファイルアイコンが順次に移動して、ファイルアイコン群の最後になった場合に次のファイルアイコン群ページへと移動し、それを繰り返すことにより、最終的に目標とするファイルアイコン(4ページ目の左上隅のファイルアイコン43)を選択することができる。または、第1の押圧感知部28に対してシングルタップ操作(下部付近)を行った場合は、次のファイルアイコン群ページの表示を繰り返し、最終的に目標とするファイルアイコン(4ページ目の左上隅のファイルアイコン43)を選択することができる。
【0079】
そして、いずれの操作を検出した場合も、目標とするファイルアイコン43を選択した状態で、第1の押圧感知部28、若しくは第2の押圧感知部29の中央付近のダブルタップ操作(強いタップ操作)を検出することにより、選択モード40から表示・編集モード41へと動作モードを遷移させて、関連するアプリケーションプログラムを起動させるとともに、その選択したファイルアイコンに対応したファイル内容を平面ディスプレイパネル22に表示させることができる。
【0080】
図17は、表示画面を「拡大」する場合の説明図である。図において、平面ディスプレイパネル22の表示画面には、たとえば、アルファベットの“A”が表示されているものとする。今、ユーザが画面の一部(たとえば、“A”の右下部分)をズームUPしようとした場合、図15のNo.21に示される内容に従い、ユーザは第1の押圧感知部28のスライド操作(下向き)と、第2の押圧感知部29のスライド操作(右方向)とを同時に行う。また図示していないが、逆にズームDOWNしようとした場合、図15のNo.22に示される内容に従い、ユーザは第1の押圧感知部28のスライド操作(上向き)と、第2の押圧感知部29のスライド操作(左方向)とを同時に行う。
【0081】
なお、第1の押圧感知部28に対してスライド操作(下向き)を行いつつ、第2の感知部29に対してスライド操作(左方向)を行うと、図15のNo.23に示される内容に従い、表示画面はその制御態様としてスライド検出した分だけ表示画面を時計回りに回転させる。またこれとは逆に、第1の押圧感知部28に対してスライド操作(上向き)を行いつつ、第2の感知部29に対してスライド操作(右左方向)を行うと、図15のNo.24に示される内容に従い、表示画面はその制御態様としてスライド検出した分だけ表示画面を反時計回りに回転させる。こうすることにより、ユーザは表示画面の回転を直感的にイメージすることができる。
【0082】
以上のとおり、本実施の形態によれば、ユーザによって、第1の押圧感知部28、第2の押圧感知部29が操作されると、前記の「動作定義情報」(図13(b)、図14、図15参照)を参照して、どの操作パターン(シングルタップ、ダブルタップ、スライドまたはそれらの組み合わせ)の分類に該当するかが判定される。そして、その判定結果に従って、当該「動作定義情報」から対応する動作がピックアップされ、関連するアプリケーションプログラムで実行される。
【0083】
したがって、単純なタップ操作(弱いタップ操作)はもちろんのこと、ダブルタップ(強いタップ操作)やスライド操作さらにはそれらの組み合わせからなる複雑な操作パターンも検出して、それぞれに対応した適切な処理を行わしめることができる。このため、ユーザインターフェース設計の自由度が増し、使い勝手の向上を図ることができる。また、「動作定義情報」(図13(b)、図14、図15参照)を書き換えるだけで、様々な応用プログラムにも自由自在に適用することも可能である。
【0084】
【発明の効果】
本発明に係る入力装置によれば、従来からの入力装置の機能(キーコード発生機能など)に加えて、さらに、入力操作力の大きさに対応した新たなイベントを発生することができる。したがって、入力操作力の大きさを意識的に加減することにより、キーコード等の発生と同時に所定のイベントを発生することができ、たとえば、それらのイベントをシングルクリックイベントやダブルクリックイベントなどの代わりに用いることにより、多機能化を図り、操作性を改善した入力装置を提供することができる。
また、本発明に係る電子機器によれば、単純なタップ操作(弱いタップ操作)はもちろんのこと、ダブルタップ(強いタップ操作)などの複雑な操作パターンも検出して、それぞれに対応した適切な処理を行わしめることができる。このため、ユーザインターフェース設計の自由度が増し、使い勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態の電子機器1の外観図及びその内部ブロック図である。
【図2】入力イベント処理の要部フローチャートを示す図及びキーサンプル期間Taを含むタイミングチャートを示す図である。
【図3】カーソルキーに対する操作力をn段階に分けて検出する場合のプロパティ設定画面を示す図である。
【図4】ユーザ毎の設定値保存プログラムのフローチャートを示す図である。
【図5】機器本体2に対して行われるタッチ操作場所の大まかな判定を行うためのフローチャートを示す図である。
【図6】図5の判定ケース(第一のケース及び第二のケース)を示す図である。
【図7】第二の実施の形態の電子機器20の外観図及びその操作状態図である。
【図8】電子機器20の簡略的な内部ブロック構成図である。
【図9】第1の押圧感知部28または第2の押圧感知部29の一例を示す構造図である。
【図10】ROM32のメモリマップ概念図である。
【図11】第1の押圧感知部28に対して「直感的に行われる可能性がある押圧操作パターン」の分類例を示す図である。
【図12】シングルタップ操作(弱い押圧操作)とダブルタップ操作(強い押圧操作)の概念図である。
【図13】電子機器20で実行されるアプリケーションプログラムの一つとして実行されるドキュメント表示ソフトにおける状態図及び各操作パターンの分類とそれらの操作パターンに対応づけられた動作定義の情報を示す図である。
【図14】各操作パターンの分類とそれらの操作パターンに対応づけられた動作定義の情報を示す図である。
【図15】各操作パターンの分類とそれらの操作パターンに対応づけられた動作定義の情報を示す図である。
【図16】第1の押圧感知部28、第2の押圧感知部29を用いて行われる画面表示態様の操作概念図である。
【図17】表示画面を「拡大」する場合の説明図である。
【符号の説明】
2 機器本体(筐体)
6 キーボード部(入力装置)
7〜10 加速度センサ(検出手段)
11 CPU(イベント発生手段、判定手段)
20 電子機器
22 平面ディスプレイパネル(表示部)
28 第1の押圧感知部
29 第2の押圧感知部
33 表示制御部(表示制御手段)
281、291 矩形状押圧面
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an input device applied to an electronic device such as a personal computer. More specifically, the present invention relates to a push-button input device such as a keyboard or a launcher button, or a pointing input device such as a touch pad or a stick type.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A push button type input device, for example, a keyboard, is configured by arranging a large number of push buttons (also called key tops) engraved with alphabets, kana characters or symbols on a substrate in a predetermined arrangement. An elastic body such as a spring or rubber is inserted between each keytop and the substrate, and each keytop is normally in a floating state. For this reason, in a normal state (a state in which no key operation is performed), the electrode of each key top is separated from the substrate electrode, and the electrodes are in an off state. However, when an arbitrary key top is pressed down by the user, The electrode of the keytop and the substrate electrode come into contact with each other to be turned on, and a key code corresponding to the keytop is transmitted to the electronic device (for example, see Patent Document 1).
[0003]
Alternatively, a pointing-type input device, for example, a touch pad, is configured by a flat panel having a large number of contacts arranged in a matrix, and when an arbitrary position on the flat panel is touched by a user, the touch position is changed to the touch position. One or more closest contacts are turned on, and an XY coordinate signal of the contact is transmitted to the electronic device (for example, see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-7-73777 (page 3, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-11-353107 (page 6-7, FIG. 1)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, each of the above-mentioned conventional input devices can take only two states, that is, ON and OFF of a contact, and there is a technical problem to be improved in view of multifunction of the input device.
[0006]
Taking a keyboard as an example, the conventional one has only the code generation function of the alphabet if the function of each key top is the engraved character of the key top, for example, the key top of the uppercase alphabet "A". . However, as a matter of course, a lowercase letter "a" is also required to create a sentence or the like. Therefore, a lowercase key code or the like is generated in combination with another key (shift key or the like). Since they must be operated at the same time, there is a drawback that the trouble cannot be denied.
[0007]
In the case of a touch pad, in addition to a pointing operation for moving a cursor, an accompanying operation such as a single click or a double click is required. However, such an accompanying operation can be distinguished from a change in the XY coordinate signal of the touch contact. Although it is difficult to arrange the click buttons (equivalent to the left and right buttons of a mouse) generally beside the touch pad, it is unavoidable that the mechanism is complicated (hence, the cost is increased). There are drawbacks such as the need to secure a placement space.
[0008]
Therefore, an object to be solved by the present invention is to provide an input device which is multi-functionalized with a simple device and has improved operability.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
An input device according to the present invention is a push button type or pointing type input device, wherein a detecting means for detecting a magnitude of an input operating force applied to the input device, and an input operating force detected by the detecting means And an event generating means for generating an event corresponding to the size of.
According to the present invention, an event corresponding to the magnitude of the input operation force performed on the input device occurs. Therefore, in addition to the conventional functions of the input device (such as a key code generation function), it is possible to generate a new event corresponding to the magnitude of the input operation force. By using the input device instead of or a double-click event, it is possible to provide an input device with multi-functionality and improved operability.
Further, the electronic device according to the present invention has a display unit, a rectangular pressing surface extending in the longitudinal direction along a vertical side of the display unit, and a detecting unit for detecting a pressing strength against the rectangular pressing surface. A first pressure sensing portion having a rectangular pressing surface extending in the longitudinal direction along the lateral side of the display portion, and a detecting means for detecting a pressing intensity with respect to the rectangular pressing surface. And a display control means for controlling the display unit in accordance with various pressing operation patterns detected by the first pressing detecting unit and the second pressing detecting unit. It is characterized by the following.
Further, in a preferred aspect of the electronic device according to the present invention, the pressing operation pattern includes at least a tap operation with a small pressing strength and a large pressing force detected on the first pressing sensing unit and the second pressing sensing unit. It is characterized by including a strong tap operation.
According to the present invention, not only a simple tap operation (weak tap operation) but also a complicated operation pattern such as a double tap (strong tap operation) can be detected, and appropriate processing corresponding to each can be performed. Therefore, the degree of freedom in designing the user interface is increased, and the usability can be improved.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings, taking application to a portable electronic device as an example. In the following description, the specification or examples of various details and examples of numerical values, character strings, and other symbols are merely reference for clarifying the idea of the present invention, and all or some of them Obviously, the idea of the invention is not limited. In addition, well-known techniques, well-known procedures, well-known architectures, and well-known circuit configurations (hereinafter, “known matters”) will not be described in detail, but this is also for the purpose of simplifying the description, It does not intentionally exclude all or some of the matters. Such a well-known matter can be known to those skilled in the art at the time of filing the present invention, and is naturally included in the following description.
[0011]
(1) First embodiment
FIG. 1 is an external view of an electronic device 1 according to the present embodiment and an internal block diagram thereof. In FIG. 1A, the electronic device 1 is portable and has a thin shape integrated with a display screen that can be operated by hand. A flat display panel 3 such as an LCD (Liquid Crystal Display) or an ELD (Electro Luminescence Display) is provided on the surface of the device main body 2 (housing), and various operation buttons 4 and up, down, left and right scroll buttons 5 are provided. A keyboard unit 6 (input device) having a keyboard and the like is provided. At predetermined positions (four corners in the figure) inside the device main body 2, accelerations for detecting acceleration in a "predetermined direction" applied to the device main body 2 are respectively provided. Sensors 7 to 10 are provided.
[0012]
Here, the “predetermined direction” refers to a direction in which the strength of the operation force at the time of button operation performed on the keyboard unit 6 can be detected. That is, the illustrated keyboard unit 6 is provided on the surface of the device main body 2, and in this case, the button operation force performed on the keyboard unit 6 is applied as a vertical force on the same surface. In such a case, the mounting directions of the acceleration sensors 7 to 10 may be set so that the acceleration in the vertical direction applied to the surface of the device main body 2 can be detected.
[0013]
Although FIG. 1 shows an example of a so-called keyboard-integrated electronic device 1 in which the keyboard unit 6 is mounted on the device main body 2, the present invention is not limited to this. An electronic device external to a keyboard may be used. However, the electronic device must have a high possibility of performing an input operation while holding the external keyboard. In this case, the acceleration sensors 7 to 10 may be built in the case of the external keyboard, and the strength of the button operation force applied to the external keyboard may be detected by the acceleration sensors 7 to 10.
[0014]
In FIG. 1B, a central processing unit (hereinafter, referred to as a “CPU”) 11 for integrally controlling each processing operation of the electronic device 1 is provided inside the electronic device 1 as a work memory when executing each operation process. , A nonvolatile rewritable storage device (hereinafter, “PROM”) that holds various software processed by the CPU 11 and holds user-specific information and the like. 13, a flat display panel 3, a keyboard unit 6, acceleration sensors 7 to 10 and the like are connected to each other via a bus 14.
[0015]
The CPU 11 controls the display state of the flat display panel 3 by loading software resources (such as basic programs and various application programs) pre-written in the PROM 13 into the RAM 12 and executing the software resources. The present invention captures signals from the keyboard unit 6 and the acceleration sensors 7 to 10 and executes necessary input event processing (key code sampling processing, acceleration sampling processing, etc.) based on those signals. The described event generation means and determination means are realized.
[0016]
FIG. 2A is a flowchart showing a main part of the input event process. In general, a change in the state of an input device such as a keyboard is detected periodically or irregularly (eg, CPU interruption). Ta in FIG. 2B indicates, for example, a key sample period that is periodically performed. In this flowchart, first, it is determined whether or not the key sample period Ta is applicable (step S11). If the key sample period Ta is not applicable, that is, before or after the key sample period Ta, The flowchart ends to cause the CPU 11 to execute another process.
[0017]
On the other hand, if the key sampling period Ta is satisfied, a key code fetching process (key sampling process) from the keyboard unit 6 and a signal fetching process (acceleration sampling process) from the acceleration sensors 7 to 10 are executed (step S12). ).
[0018]
Next, for example, the presence / absence of key input is determined by comparing the previous key code sample value with the current key code sample value (step S13), and if there is no key input (keyboard unit 6 is not operated) ) Returns to step S11, and when there is a key input (when the keyboard unit 6 is operated), the strength of the key operation force is determined (step S14). Here, the magnitude of the key operation force is determined based on the magnitude of the acceleration detected by the acceleration sensors 7 to 10. That is, since the acceleration sensors 7 to 10 are incorporated in the device main body 2 in a state where the strength of the button operation force performed on the keyboard unit 6 can be detected, the accelerations detected by the acceleration sensors 7 to 10 are This is because the strength (large or small) of the button operation force performed on the keyboard unit 6 is directly represented.
[0019]
In FIG. 2B, the acceleration sample value swings in the positive and negative directions within the key sample period Ta. The amplitude in the positive direction indicates a positive acceleration value Pz, and the amplitude in the negative direction indicates a negative acceleration value Nz (key operation reaction force acceleration). Therefore, Pz and Nz are represented by absolute values (| Pz |, | Nz |), and a predetermined threshold value SL is compared with | Pz |, | Nz | to determine whether SL <| Pz | or SL. If <| Nz |, the key operation force can be determined to be “strong” (large), otherwise (SL> | Pz | and SL> | Nz |), the key operation force can be determined to be “weak” (small). can do.
[0020]
As described above, after determining the strength of the key operation force, an appropriate event corresponding to the determination result is generated, and the application (application software) can use the event. That is, if the key operation force is determined to be “strong”, for example, an event “a strong input of the corresponding key” is generated (step S15). If the key operation force is determined to be “weak”, for example, By generating an event "a weak key input" (step S16), in addition to the original function of generating a key code, the above two events (strong key input / weak key input) Can be added, and by making those events available to the application, the keyboard section 6 can be made multifunctional.
[0021]
The use of the above-mentioned two events (strong key input / weak key input) is not limited. It just needs to be freely available from the application. For example, a "strong key input" event may be used instead of the conventional double click event, or a "weak key input" event may be used instead of the conventional single click event.
[0022]
Alternatively, when the alphabet key of the keyboard unit 6 is pressed down, the strength of the operation force is determined, and when the operation is strongly performed, an uppercase letter is used, while when the operation is weakly performed, a lowercase letter is used. . Alternatively, during Japanese input by Roman character conversion, if a strong operation is performed, the non-conversion mode (mode for inputting the alphabet as it is) may be set, while if the operation is weak, a Japanese conversion mode may be set.
[0023]
Or, cursor keys of the keyboard unit 6 (keys for moving a mouse cursor up, down, left, and right; for example, up, down, left, and right arrow keys, jog dial type function keys, and the like, and the scroll button 5 corresponds to FIG. 1). The operating force may be detected in multiple stages, and the magnitude of the cursor movement amount may be controlled for each stage. For example, when scroll control is taken as an example, the operation force on the cursor key is detected in n stages (N1: minimum intensity operation force, N2: next-level intensity operation force,..., Nn: maximum intensity operation force). If the minimum strength operation force (N1), the minimum cursor movement amount (one line or one digit movement) is set, and if the next strength operation force (N2), the next cursor movement amount (two lines or two digits). If the maximum strength operation force (Nn) is used, the maximum cursor movement amount (the first line of the file, the last line of the file, or the beginning of the line or the end of the line) may be used.
[0024]
FIG. 3 is a diagram illustrating a property setting screen (user setting screen) in a case where the operation force on the cursor key is detected in n stages. The property setting screen 14 includes a list box 15 for specifying a target cursor key, a text box 16 for specifying the number of divisions of the operating force (corresponding to the above n stages), a list box 17 for event assignment, And a graph control 18 for adjusting the event-acceleration correlation characteristic.
In the illustrated example, “right cursor” is set as a target cursor key in the list box 15, and the number of divisions “8” is set in the text box 16. The event name “right scroll” is set in the list box 17, and the characteristics of the graph control 18 are such that the event amount is small and the acceleration is large (key is high) in a region where the acceleration is small (the key operation force is weak). A characteristic is set in which the event amount increases in a region where the operation force is strong.
According to this, the operation force of the right cursor key is divided into eight levels and detected, and the right scroll amount of the cursor is adjusted according to the strength of each operation force (N1 to N8) according to the above characteristic (graph control 18). Characteristic).
[0025]
By the way, the strength of the key operation force varies depending on the person (user), and even the same user does not always perform the key operation with a stable strength. For this reason, it is desirable to set the threshold value for determining the strength of the key operation force for each user, and to set the threshold value in consideration of the variation in the operation force even for the same user. It is desirable to do.
[0026]
FIG. 4 is a flowchart of a setting value storage program for each user in consideration of this point. This flowchart is executed at least once for each user who operates the electronic device 1 before the operation (for example, when the electronic device 1 is obtained). This flowchart includes a first step (step S21) of repeating a loop for all keys of the keyboard unit 6, and data obtained in the first step (weak key operation force / strong after averaging processing and the like). Key operation force) as data unique to the user in the PROM 13 (step S22).
[0027]
The first step (Step S21) includes two sub-steps (Step S21a and Step S21b) each repeated n times (for example, n = 10).
[0028]
One sub-step (step S21a) collects data of a weak key operation force. In other words, a message such as “Please tap the“ KeyName ”key lightly on the flat display panel 3 (“ Count ”times)” is displayed, and the user is prompted to tap the designated key (“KeyName” key) lightly. Thereafter, the acceleration values detected by the acceleration sensors 7 to 10 are stored in the work area of the RAM 12 as the "Count" weak key operation force. Here, “KeyName” is an arbitrary key name (for example, A, B, C,...), And “Count” is the number of repetitions (1 to n) of the sub-step (step S21a). When the final repetition number (n times) of the sub-step (step S21a) is reached, the weak key operation force from the first to the nth times stored in the work area of the RAM 12 is averaged, and the processing result is obtained. The “weak key operation force” is unique to the user.
[0029]
In the other sub-step (step S21b), data of strong key operation force is collected. In other words, a message such as "Strongly hit the" KeyName "key. (" Count "times)" is displayed on the flat display panel 3 to urge the user to strongly hit the designated key ("KeyName" key). Thereafter, the acceleration values detected by the acceleration sensors 7 to 10 are stored in the work area of the RAM 12 as the "Key" strong key operation force. When the final repetition number (n times) of the sub-step (step S21b) is reached, the strong key operation force from the first time to the n-th time stored in the work area of the RAM 12 is averaged, and the processing result is obtained. The “strong key operation force” unique to the user is used.
[0030]
According to this flowchart, an average value of n times of weak key operation force, an average value of n times of strong key operation force, and the like are obtained for all keys of the keyboard unit 6, and these data are unique to the user. Since the data is stored in the PROM 13, a threshold value for determining the strength of the key operation force can be set for each user, and an appropriate threshold value that takes into account the variation in the operation force even for the same user can be set. Settings can be made.
[0031]
In the above-described embodiment, a total of four acceleration sensors 7 to 10 are provided at the four corners of the device main body 2; however, the present invention is not limited to this. The number of acceleration sensors may be smaller (three to one) if only the strength of the button operation force performed on the keyboard unit 6 is detected. However, when a total of four acceleration sensors 7 to 10 are provided at the four corners of the device main body 2 as in the above embodiment, the touch performed on the device main body 2 will be described in detail below. It is possible to perform the strength determination of the operation and the rough determination of the touch location, and to generate an appropriate event corresponding to the determination result.
[0032]
FIG. 5 is a diagram illustrating a flowchart for roughly determining a touch operation place performed on the device main body 2. In this flowchart, first, it is determined whether or not the key sample period Ta is met (step S31). If the key sample period Ta is not met, that is, before or after the key sample period Ta, The flowchart ends to cause the CPU 11 to execute another process.
[0033]
On the other hand, if the time corresponds to the key sampling period Ta, a signal fetching process (acceleration sampling process) from the acceleration sensors 7 to 10 is executed (step S32). Then, it is determined whether or not acceleration has been detected (step S33). If acceleration is not detected, the process returns to step S31. If acceleration is detected, the next “touch operation location determination step” (step S34) is executed. .
[0034]
In this “touch operation location determination step” (step S34), rough determination of the touch operation location performed on the device main body 2 is performed according to the combination of the acceleration detection values of the four acceleration sensors 7 to 10 ( Step S34a).
[0035]
<First case>
This is a case where only one acceleration detection value among the acceleration detection values of the four acceleration sensors 7 to 10 protrudes and changes. For example, as shown in FIG. 6A, this is a case where one of the four corners of the device main body 2 (location indicated by the symbol Pa) is strongly touched. In this case, the touch location (Pa) largely moves downward, and only the acceleration detection value of one acceleration sensor (the acceleration sensor 10 in the illustrated example) provided at the location (Pa) protrudes and changes. By detecting the change, an arbitrary event corresponding to the change can be generated.
[0036]
<Second case>
This is a case where two of the acceleration detection values of the four acceleration sensors 7 to 10 protrude and change with the same tendency. For example, as shown in FIG. 6B, this is a case where one side of the device main body 2 (location indicated by the symbol Pb) is strongly touched. In this case, the touch location (Pb) largely moves downward, and the acceleration detection values of the two acceleration sensors (the acceleration sensors 8 and 10 in the illustrated example) provided on both sides of the location (Pb) have the same tendency. , The change occurs prominently, and by detecting the change, an arbitrary event corresponding to the change can be generated.
[0037]
As described above, according to the present embodiment, the strength of the key operation force performed on the keyboard unit 6 can be determined, and the key operation force can be determined in addition to the conventional function (key code generation function). A new function corresponding to the strength (for example, a single-click event can be generated at a weak operation force or a double-click event at a strong operation force) can be added, and the input device can be multifunctional. Can be.
[0038]
In addition, since key strength determination data is collected for each user and held as user-specific data, not only a user who performs key operations of average strength but also a relatively strong key operation is performed. Even if the user has a habit or has the habit of performing a weak key operation, the user can accurately determine the strength of the key operation force, and the user always has the appropriate key operation regardless of the “habit” of the key operation. Events can be generated.
[0039]
In addition, when collecting the strength determination data of the key operation force for each user, the same key operation is repeated a plurality of times to obtain an average value or the like of each acceleration detection value, and the average value or the like is used as data unique to the user. Therefore, data collection can be performed in consideration of variations in key operation strength, and reliability of key operation force strength determination can be improved.
[0040]
Further, when all four acceleration sensors 7 to 10 are provided at the four corners of the device main body 2, a touch operation on one of the four corners of the device main body 2 (the first case described above) is performed based on a combination of the detected acceleration values. ) Or a touch operation on one of the four sides (the above-described second case) can be determined, and an arbitrary event corresponding to the determination result can be generated. Therefore, the device main body 2 itself can be used as a part of the input device.
[0041]
(2) Second embodiment
FIG. 7 illustrates an electronic device 20 that is portable and can be viewed by a user while holding it with both hands (HR, HL). A flat display panel 22 (display unit) such as an LCD or an ELD and various operation buttons 23 to 27 are arranged on the surface of the device main body 21, and a first element which is one of the elements unique to the present embodiment. A first pressure sensing unit 28 and a second pressure sensing unit 29 are arranged. Each of the first pressure sensing unit 28 and the second pressure sensing unit 29 has a rectangular pressure sensing surface (hereinafter, referred to as “rectangular pressing surfaces 281 and 291”) on its surface.
[0042]
The preferred layout position of the first pressure sensing unit 28 is such that when the device body 21 is held by both hands by the user, the pressing surface (rectangular pressing surface 281) is held by the finger of the user's right hand HR (thumb in the illustrated holding method). ) Is a position that can be easily operated in the vertical direction. That is, in the illustrated example, it is a position where the longitudinal direction of the rectangular pressing surface 281 extends along the right side of the flat display panel 22. On the other hand, the preferred layout position of the second pressing sensing unit 29 is such that when the device body 21 is held by both hands by the user, the pressing surface (rectangular pressing surface 291) is held by the finger of the user's left hand HL (in the illustrated holding method). This is a position that can be easily operated in the lateral direction with the thumb). That is, in the illustrated example, it is a position where the longitudinal direction of the rectangular pressing surface 291 extends along the lower side of the flat display panel 22.
[0043]
The user can press the rectangular pressing surfaces 281 and 291 with the thumb. Here, the pressing operation in the present embodiment can be performed in two types, a “weak” pressing operation and a “strong” pressing operation. Hereinafter, for convenience, a weak pressing operation is referred to as a single tap operation, and a strong pressing operation is referred to as a double tap operation. However, "single" and "double" have no special meaning. In particular, "double" does not mean two touches. As will be described later, double tapping means performing single tapping with "strong" pressing force. A shift operation while being pressed is referred to as a slide operation, and a shift operation performed after the single tap or the double tap is referred to as a tap + slide operation.
[0044]
FIG. 8 is a simplified internal block diagram of the electronic device 20. In the figure, reference numeral 30 denotes a CPU that controls each processing operation of the electronic device 20, 31 denotes a RAM that functions as a work memory in executing each operation process, 32 denotes a ROM that stores various software processed by the CPU 30, 33 is a display control unit (display control means), 34 is an input / output interface, and 35 is a bus.
[0045]
The CPU 30 loads software resources (such as basic programs and various application programs) previously written in the ROM 32 into the RAM 31 and executes the software resources. The first pressure sensing unit 28 and the second pressure The processing unit 29 realizes various processing functions by combining hardware resources such as the CPU 30 and the above-mentioned software resources while taking in input signals from other input devices 36 (such as various operation buttons 23 to 27). According to the processing result, for example, the display mode of the flat display panel 22 is controlled via the display control unit 33.
[0046]
FIG. 9 is a structural diagram showing an example of the first pressure sensing unit 28 or the second pressure sensing unit 29. When viewed as an electronic circuit, the first pressure sensing unit 28 includes, as shown in (a), a circuit including normally-off type n switch elements SW1, SW2, SW3,. , And circuits composed of the same number of piezoelectric elements Z1 to Zn as those switch elements. One of the switch elements SW1 to SWn is individually connected to terminals Pv1, Pv2, Pv3,..., Pvn, and the other switch element of all switch elements SW1 to SWn is common. The piezoelectric elements Z1 to Zn are individually connected to terminals Sv1, Sv2,..., Svn.
[0047]
Similarly, in the case of the second pressure sensing unit 29, a circuit composed of n switch elements SW1, SW2, SW3,..., SWn, and the same number of piezoelectric elements Z1 as those switch elements To Zn circuit. One of the switch elements SW1 to SWn is individually connected to terminals Ph1, Ph2, Ph3,..., Phn, and the other switch element of all switch elements SW1 to SWn is common. Are connected to the terminal Phcom, and the piezoelectric elements Z1 to Zn are individually connected to the terminals Sh1, Sh2,..., Shn.
[0048]
Needless to say, the circuit configuration of the switch elements SW1 to SWn can be realized with various structures. For example, it may be an arrangement of tact switches or a touch switch by electrostatic induction, or a structure as shown in FIG. That is, the piezoelectric elements Z1 to Zn and the elastic body 28c (29c) are interposed at regular intervals between the rectangular pressing surfaces 281 (291) and 28b (29b) made of an insulator, and the adjacent elastic bodies 28c (29c ), A pair of contacts 28d (29d) are disposed, and the thickness L of the piezoelectric elements Z1 to Zn and the elastic body 28c (29c) is set to such a degree that the contacts 28d (29d) do not contact in a steady state, and When the pressure sensing unit 281 (291) is pushed down, its thickness L is reduced so that the contact 28d (29d) comes into contact. The contacts 28d (29d) correspond to SW1, SW2, SW3,..., SWn, respectively, and the arrangement interval D is about the size of the thumb of the user.
[0049]
According to this structure, when an arbitrary position of one of the insulators (the upper rectangular pressing surface 281 (291) in the figure) is pressed down by the thumb of the user, one or a plurality of contacts 28d located at the pressed down portion (29d) is turned on. Therefore, for example, if a predetermined potential corresponding to logic 1 is applied to the common terminal Pvcom (Phcom), the logic is applied from the terminal Pi via the contact 28d (switch element SWi: i is 1 to n) in the ON state. 1 can be taken out.
Moreover, one or a plurality of piezoelectric elements Z1 to Zn located in the depressed portion are compressed and deformed, and voltages corresponding to the strength of the depressing force are taken out from the terminals Sv1 to Svn (Sh1 to Shn). Therefore, it is possible to extract a signal indicating the pressing strength together with a signal indicating the pressing position.
[0050]
FIG. 10 is a conceptual diagram of a memory map of the ROM 32. The ROM 32 has a storage area 32a for an operating system (also referred to as a basic program) and a storage area 32b for an application program (also referred to as an application program). Hereinafter, for convenience, the storage area 32c includes a “state management program”.
[0051]
The “state management program” includes classification information of “a pressing operation pattern that may be detected” in the first pressing sensing unit 28 and the second pressing sensing unit 29 (FIG. 13B, FIG. 14 and FIG. 15), and determines which classification the pressing operation pattern actually performed by the user belongs to based on the classification information, and generates an instruction signal corresponding to the determination result. For example, in the case of an application program such as document display software, various processing procedures can be executed using the instruction signal.
[0052]
FIG. 11 is a diagram illustrating a classification example of “a pressing operation pattern that may be performed intuitively” for the first pressing sensing unit 28.
<Slide operation>
The slide operation is an operation of shifting the fingertip while pressing the rectangular pressing surface 281 with the fingertip U, as shown in FIGS. (A) is an upward sliding operation, and (b) is a downward sliding operation. Here, “up and down” means a direction in which the upper side of the flat display panel 22 is “up” and the lower side is “down”. Although not shown, the same applies to the case of the second pressure sensing unit 29. The slide operation is an operation of moving the fingertip U while pressing the rectangular pressing surface 291 with the fingertip U, and moving the fingertip rightward. Includes slide operation and slide operation to the left. Here, the “right direction” and “left direction” are directions in which the right side of the flat display panel 22 is “right” and the left side is “left”.
[0053]
<Single tap operation>
The single tap operation is an operation of pressing the rectangular pressing surface 281 "weakly" with the fingertip U as shown in (c) and (d). (C) shows a single tap operation near the upper portion of the rectangular pressing surface 281, and (d) shows a single tap operation near the lower portion of the rectangular pressing surface 281. The “near” is, for example, a region that falls into one-third of the rectangular pressing surface 281 when the rectangular pressing surface 281 is divided into three equal parts in the longitudinal direction. The vicinity is the lower third of the rectangular pressing surface 281.
[0054]
Although not shown, the same applies to the case of the second pressing sensing unit 29. The single tap operation is an operation of pressing the rectangular pressing surface 291 "weakly" with the fingertip U, and the rectangular pressing surface 291 And a single tap operation near the left side of the rectangular pressing surface 291. Also in this case, “near” means, for example, a region that falls into one third of the rectangular pressing surface 291 when the rectangular pressing surface 291 is divided into three equal parts in the longitudinal direction. / 3, near the left side is the left side 1/3 of the rectangular pressing surface 291.
[0055]
<Double tap operation>
The double tap operation is an operation of “strongly” pressing the rectangular pressing surface 281 with the fingertip U as shown in (e), (f), and (g). Generally, “double tap” means an operation of repeating a single tap twice within a predetermined time, but this embodiment does not follow such a meaning. The “double tap operation” in this specification means that a single tap is performed with “strong” pressing force.
[0056]
(E) is a double tap operation near the upper portion of the rectangular pressing surface 281, (f) is a double tap operation near the center of the rectangular pressing surface 281, and (g) is a lower portion of the rectangular pressing surface 281. This is a double tap operation to the vicinity, and “near” as in the case of the single tap operation is, for example, one-third of the length of the touch surface in the longitudinal direction of the first pressure sensing unit 28 when it is divided into three equal parts. It can be an area.
[0057]
Although not shown, the same applies to the case of the second pressing sensing unit 29, and the double tap operation is an operation of pressing the rectangular pressing surface 291 "strongly" with the fingertip U, and the rectangular pressing surface 291 And a double tap operation near the left side of the rectangular pressing surface 291. Also in this case, “near” means, for example, a region that falls into one third of the rectangular pressing surface 291 when the rectangular pressing surface 291 is divided into three equal parts in the longitudinal direction. / 3, near the left side is the left side 1/3 of the rectangular pressing surface 291.
[0058]
<Single tap operation + slide operation>
The single tap operation and the slide operation are operations in which the fingertip U “weakly” presses the rectangular pressing surface 281 and then shifts, as shown in (h) and (i). In (h) and (i), the position of the tap and the direction of the shift are different. That is, (h) performs a single tap near the upper portion of the rectangular pressing surface 281, and then performs a downward shift operation. (I) performs a single tap near the lower portion of the rectangular pressing surface 281, and This is an operation of shifting upward. Although not shown, the same applies to the case of the second pressing sensing unit 29, and the single tap operation + sliding operation is an operation of shifting the rectangular pressing surface 291 with the fingertip U after weakly pressing it. .
[0059]
FIG. 12 is a conceptual diagram of a single tap operation (a weak pressing operation) and a double tap operation (a strong pressing operation). In this figure, when the rectangular pressing surfaces 281 and 291 of the first or second pressing sensing portions 28 and 29 are pressed with a weak force (a), the piezoelectric elements Zi located at the pressed locations are small signals Svi and Shi. On the other hand, when the rectangular pressing surfaces 281 and 291 of the first or second pressing sensing portions 28 and 29 are pressed with a strong force (b), the piezoelectric element Zi located at the pressed portion generates a large signal Svi. , Shi. In the present embodiment, these signal changes are detected to determine a single click operation and a double click operation.
[0060]
FIG. 13A is a state diagram of document display software executed as one of the application programs executed on the electronic device 20. In this figure, immediately after the power is turned on, the electronic device 20 reads the present document display program based on a predetermined operation of the user and executes a document selection mode (hereinafter, referred to as a selection mode) 40. The state is changed from the selection mode 40 to the document display / edit mode (hereinafter referred to as display / edit mode) 41 using each operation pattern (see FIGS. 11A to 11I), or vice versa. The state is changed to.
[0061]
FIG. 13B, FIG. 14 and FIG. 15 are diagrams showing the classifications of the respective operation patterns and the information of the operation definition associated with the operation patterns. The illustrated information (hereinafter referred to as “operation definition information”) is written in advance in the storage area 32 c of the state management program in the ROM 32.
[0062]
In FIG. 13B, the first column 42a at the left end defines the detection by the first press sensing unit 28, and the second column 42b is a field for storing the identification number (No.) of the press operation pattern. The third column 42c is a field for storing the detected content of the detected pressing pattern, and the fourth column 42d is a field for storing link information to an operation (processing process) when a desired operation pattern is detected in the selection mode 40. The fifth column 42f is a link information storage field for an operation (processing process) when a desired operation pattern is detected in the display / edit mode 41.
[0063]
According to this correspondence relationship diagram, No. The detection of the first slide operation (upward) (see FIG. 11 (a)) is displayed as an operation of “moving to the upper icon (item) (or the previous icon group page if the uppermost icon)” in the selection mode 40. No. is linked to the “up scroll process” operation in the edit mode 41. The detection of the slide operation (downward) of No. 2 (see FIG. 11B) is displayed as the operation of “moving to the lower icon (item) (or the next icon group page if the lowermost icon)” in the selection mode 40. -It is linked to the "down scroll process" operation in the edit mode 41. In the operation in the selection mode 40, the “item” means, for example, when a menu bar is displayed, or when a folder name / file name is displayed instead of an icon display, a desired operation content, folder, or file is displayed. It is shown.
[0064]
No. The detection of the single tap operation (near the upper portion) of the third mode (see FIG. 11C) includes the operation of “moving to the previous icon group page” in the selection mode 40 and the “page (line) UP” in the display / edit mode 41. No. processing is linked. The detection of the single tap process (near the center) of No. 4 is linked to the operation of “moving to the menu bar display (selection mode)” in the selection mode 40 and the operation of “go to edit toolbar display” in the display / edit mode 41. . No. The detection of the single tap process (near the lower portion) of No. 5 (see FIG. 11D) includes the operation of “moving to the next icon group display page” in the selection mode 40 and the operation of “Page DOWN (line)” in the display / edit mode 41. ) Processing "action.
[0065]
No. The detection of the double tap operation (near the upper part) 6 (see FIG. 11E) includes the “move to upper folder” operation in the selection mode 40 and the “move to page TOP” operation in the display / edit mode 41. No. The detection of the double tap operation (near the center) of No. 7 (see FIG. 11 (g)) includes the operation of “selection / display / selection mode transition processing (in the case of a folder icon, to the lower folder)” in the selection mode. It is linked to the operation of “selection / cancellation (transition to selection mode in case of cancellation)” in the edit mode 41. The detection of the double tap operation (near the lower part) of No. 8 (see FIG. 11 (f)) The operation is linked to the “window switching process” operation in the selection mode 40 and the “move to page END” operation in the display / edit mode 41.
[0066]
No. The detection of the single tap operation (near the upper portion) + sliding operation (downward) of No. 9 (see FIG. 11H) includes no processing (NOP) in the selection mode 40 and “lower scroll reverse display processing ( No.) in the case of selection. The detection of the single tap operation (near the lower part) + sliding operation (upward) of the ten (see FIG. 11 (i)) includes no processing (NOP) in the selection mode 40 and “upside-down inverted display processing ( If selected) "action is linked.
[0067]
In FIG. 14, the first column 42f at the left end defines the detection by the second pressing sensor 29, and the second column 42g is a field for storing the identification number (No.) of the pressing operation pattern. The third column 42h is a detection content storage field for the detected pressing pattern, and the fourth column 42i is a link information storage field for an operation (processing process) when a desired operation pattern is detected in the selection mode 40. The fifth column 42j is a link information storage field for an operation (processing process) when a desired operation pattern is detected in the display / edit mode 41.
[0068]
According to this correspondence relationship diagram, No. The detection of the slide operation (rightward) of the eleventh operation is performed by selecting the “movement processing of right-to-lower icon (to the next icon group page if the lowermost icon)” operation in the selection mode 40 and “right scrolling” in the display / edit mode 41. No. processing is linked. The detection of the 12 slide operations (left direction) includes the operation of “movement processing from left to upper icon (or the uppermost icon to the previous icon group page)” in the selection mode 40 and the operation of “left scroll” in the display / edit mode 41. Linked to the "action" action.
[0069]
No. The detection of the single tap operation (near the right side) of the thirteenth is performed by the operation of “moving from right to the lower icon (if the lowermost icon is the next icon group page)” operation in the selection mode 40 and the operation of “cursor No. "right shift processing" operation. The detection of the 14 single tap process (near the center) is linked to the operation of “moving to the menu bar display (selection mode)” in the selection mode 40 and the operation of “go to edit toolbar display” in the display / edit mode 41. . No. The detection of the 15 single tap processing (near the left side) is performed by selecting the “movement processing from left to upper icon (if the uppermost icon is the previous icon group page)” operation in the selection mode 40 and “cursor” in the display / edit mode 41. Linked to the "shift left" operation.
[0070]
No. The detection of the double tap operation (near the left side) of No. 16 is linked to the “movement processing to the upper folder” operation of the selection mode 40 and the no processing (NOP) of the display / edit mode 41. The detection of the double tap operation 17 (near the center) is performed by the operation of the “selection / display / selection mode transition processing” operation of the selection mode and the “selection / cancellation of the display / edit mode 41 (in the case of cancellation, the transition processing to the selection mode In addition, the detection of the double tap operation (near the right side) of No. 18 is performed in the selection mode 40 of “the process of moving to a lower folder in the case of a folder icon” operation and the display / edit mode 41 of the selection mode 40. No processing (NOP) is linked.
[0071]
No. The detection of the 19 single tap operation (near the right side) + slide operation (left direction) is detected as no processing (NOP) in the selection mode 40 and "inverted display from the cursor selection position (in the case of selection)" in the display / edit mode 41. No. The detection of 20 single tap operations (near the left side) + slide operation (rightward) detects no processing (NOP) in the selection mode 40 and "reverse display from the cursor selection position (in the case of selection)" operation in the display / selection mode 41 Is linked to.
[0072]
Further, in FIG. 15, the simultaneous detection of the first pressure sensing unit 28 and the second pressure sensing unit 29 is defined, and the first column 42k is a field for storing the identification number (No.) of the pressing operation pattern. The second column 42l is a detection content storage field of the detected pressing pattern, and the third column 42m is a link information storage field for an operation (processing process) when a desired operation pattern is detected in the selection mode 40. The fourth column 42n is a link information storage field for an operation (processing process) when a desired operation pattern is detected in the display / edit mode 41.
[0073]
According to this correspondence relationship diagram, No. The simultaneous detection of the slide operation (downward) and the slide operation (rightward) of No. 21 is linked to the no processing (NOP) of the selection mode 40 and the “zoom UP processing” operation of the display / edit mode 41. The simultaneous detection of the slide operation (upward) and the slide operation (leftward) at 22 is linked to the no processing (NOP) of the selection mode 40 and the “zoom DOWN processing” operation of the display / edit mode 41. No. Simultaneous detection of the slide operation (downward) and the slide operation (leftward) of No. 23 is linked to the no processing (NOP) of the selection mode 40 and the “rotate (display screen) clockwise” operation of the display / edit mode 41. No. Simultaneous detection of the slide operation (upward) and the slide operation (rightward) of 24 is linked to the no processing (NOP) of the selection mode 40 and the “rotate (display screen) counterclockwise” operation of the display / edit mode 41. Have been.
[0074]
Next, an actual operation example using the above-mentioned “operation definition information” will be described.
FIG. 16 is an operation conceptual diagram of a screen display mode performed using the first press sensing unit 28 and the second press sensing unit 29. In FIG. 16A, it is assumed that the electronic device 20 is currently operating in the selection mode 40, and a selection screen is displayed on the flat display panel 22. This selection screen can display n × m file icons 43 as icons on one screen (called a page) at a time. When the total number of displayable file icons is x, x Is divided by (n × m) (however, if the value includes a decimal number, a page (selection screen) corresponding to a value obtained by adding 1 to the positive numerical value) can be displayed. For example, when n = 4, m = 3, and x = 43, 43 / (4 × 3) = 3.5833..., And a positive value of 3.5833. By adding 1 to (3), a selection screen of four pages in total can be displayed.
[0075]
In the initial state (selection mode 40), the first page of the selection screen is displayed, and one of the file icons (for example, the upper left corner) is in the default selection state. In the figure, a file icon 43 surrounded by hatching indicates that the file is currently selected, and the hatched figure corresponds to the cursor 44.
[0076]
In the illustrated example, the file number (two-digit number) is displayed in the file icon 43. However, this is for the sake of illustration. May be written together with the file name. Alternatively, when an arbitrary file icon 43 is selected, a balloon tip may be displayed on the file icon 43 to display a file name, document information, property data, and the like.
[0077]
For example, if the 37th file icon 43 is set as a selection target, the 37th file icon 43 is located at the upper left corner of the fourth page as shown in FIG. To do so, the page turning operation may be repeated three times (page 1 → page 2 → page 3 → page 4). Many of the users who intend to turn the page perform a slide operation (downward) on the first press sensing unit 28, a single tap operation (near the bottom), or a continuous slide operation (right on the second press sensing unit 29). Direction) or a continuous single tap operation (near the right). This is because the slide operation intuitively images the selection movement of the file icon, and the single tap operation intuitively images the page turning to the operating user.
[0078]
In the case of the first press sensing unit 28, the scroll operation and the single tap operation are performed in the “operation definition information” (see FIG. 13B, FIG. 14 and FIG. 15). Since the operation of moving to the lower icon (item) (or moving to the next icon group page if the lowermost icon) operation and the operation of moving to the next icon group page operation are respectively linked, the first pressing is performed. When a scroll operation (downward) is performed on the sensing unit 28, the selected file icon sequentially moves, and when the last of the file icon group is reached, the file icon group moves to the next file icon group page. By repeating, the target file icon (the file icon 43 in the upper left corner of the fourth page) can be finally selected. Alternatively, when a single tap operation (near the lower part) is performed on the first press sensing unit 28, the display of the next file icon group page is repeated, and finally the target file icon (the upper left corner of the fourth page) The file icon 43) in the corner can be selected.
[0079]
When any of the operations is detected, a double tap operation (a strong tap operation) near the center of the first press sensor 28 or the second press sensor 29 is performed with the target file icon 43 selected. ), The operation mode is changed from the selection mode 40 to the display / edit mode 41 to activate the related application program, and the file content corresponding to the selected file icon is displayed on the flat display panel 22. Can be displayed.
[0080]
FIG. 17 is an explanatory diagram when the display screen is “enlarged”. In the drawing, it is assumed that, for example, the alphabet “A” is displayed on the display screen of the flat display panel 22. Now, when the user attempts to zoom up a part of the screen (for example, the lower right part of “A”), as shown in FIG. According to the content indicated by 21, the user simultaneously performs the sliding operation (downward) of the first press sensing unit 28 and the sliding operation (rightward) of the second press sensing unit 29. Although not shown, when zoom DOWN is attempted, on the contrary, when zoom DOWN is performed as shown in FIG. According to the content shown in 22, the user simultaneously performs the sliding operation (upward) of the first pressure sensing unit 28 and the sliding operation (leftward) of the second pressure sensing unit 29.
[0081]
Note that when a slide operation (leftward) is performed on the second sensing unit 29 while performing a slide operation (downward) on the first press sensing unit 28, the No. 2 of FIG. According to the contents shown in 23, the display screen is rotated clockwise by the amount of the slide detection as its control mode. Conversely, when a slide operation (up and down) is performed on the first pressure sensing unit 28 and a slide operation (right and left) is performed on the second sensing unit 29, No. 1 in FIG. According to the contents shown in 24, the display screen is rotated counterclockwise by the amount of the slide detection as its control mode. This allows the user to intuitively image the rotation of the display screen.
[0082]
As described above, according to the present embodiment, when the first pressure sensing unit 28 and the second pressure sensing unit 29 are operated by the user, the “motion definition information” (FIG. 13B, With reference to FIGS. 14 and 15), it is determined which operation pattern (single tap, double tap, slide or combination thereof) falls under the classification. Then, according to the determination result, a corresponding operation is picked up from the “operation definition information” and executed by a related application program.
[0083]
Therefore, it detects not only simple tap operations (weak tap operations), but also double taps (strong tap operations), slide operations, and complex operation patterns consisting of combinations of these, and performs appropriate processing corresponding to each. Can be done. Therefore, the degree of freedom in designing the user interface is increased, and the usability can be improved. Further, by simply rewriting the “operation definition information” (see FIG. 13B, FIG. 14 and FIG. 15), it can be freely applied to various application programs.
[0084]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the input device which concerns on this invention, in addition to the function (key code generation function etc.) of the conventional input device, a new event corresponding to the magnitude of input operation force can be further generated. Therefore, by intentionally adjusting the magnitude of the input operation force, it is possible to generate a predetermined event simultaneously with the occurrence of a key code or the like. By using such an input device, it is possible to provide an input device with multi-functionality and improved operability.
According to the electronic device of the present invention, not only a simple tap operation (weak tap operation) but also a complex operation pattern such as a double tap (strong tap operation) is detected, and an appropriate corresponding pattern is detected. Processing can be performed. Therefore, the degree of freedom in designing the user interface is increased, and the usability can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view of an electronic device 1 according to a first embodiment and an internal block diagram thereof.
FIG. 2 is a diagram illustrating a main part flowchart of an input event process, and a diagram illustrating a timing chart including a key sampling period Ta.
FIG. 3 is a diagram illustrating a property setting screen in a case where an operation force on a cursor key is detected in n stages.
FIG. 4 is a diagram showing a flowchart of a setting value storage program for each user.
FIG. 5 is a diagram showing a flowchart for roughly determining a touch operation place performed on the device main body 2;
FIG. 6 is a diagram showing a determination case (a first case and a second case) of FIG. 5;
FIG. 7 is an external view of an electronic device 20 according to a second embodiment and an operation state diagram thereof.
8 is a simplified internal block diagram of the electronic device 20. FIG.
FIG. 9 is a structural diagram showing an example of a first pressure sensing unit 28 or a second pressure sensing unit 29.
FIG. 10 is a conceptual diagram of a memory map of a ROM 32.
FIG. 11 is a diagram illustrating a classification example of “a pressing operation pattern that may be performed intuitively” with respect to the first pressing sensing unit 28;
FIG. 12 is a conceptual diagram of a single tap operation (a weak pressing operation) and a double tap operation (a strong pressing operation).
FIG. 13 is a diagram showing a state diagram of document display software executed as one of the application programs executed by the electronic device 20, classification of each operation pattern, and operation definition information associated with the operation pattern. is there.
FIG. 14 is a diagram illustrating the classification of each operation pattern and information of an operation definition associated with each of the operation patterns.
FIG. 15 is a diagram illustrating the classification of each operation pattern and information of an operation definition associated with each of the operation patterns.
FIG. 16 is an operation conceptual diagram of a screen display mode performed by using a first pressure sensing unit and a second pressure sensing unit 29;
FIG. 17 is an explanatory diagram when the display screen is “enlarged”.
[Explanation of symbols]
2 Equipment body (housing)
6. Keyboard part (input device)
7-10 acceleration sensor (detection means)
11 CPU (event generation means, judgment means)
20 Electronic equipment
22 Flat display panel (display unit)
28 First Press Sensing Unit
29 Second pressure sensing unit
33 display control unit (display control means)
281, 291 Rectangular pressing surface

Claims (4)

押しボタン式又はポインティング式の入力装置において、
前記入力装置に対して行われる入力操作力の大きさを検出する検出手段と、
該検出手段によって検出された入力操作力の大きさに対応したイベントを発生するイベント発生手段と
を備えたことを特徴とする入力装置。
In a push button type or pointing type input device,
Detecting means for detecting the magnitude of an input operation force performed on the input device;
An input device comprising: an event generating means for generating an event corresponding to the magnitude of the input operation force detected by the detecting means.
前記検出手段は、前記入力装置の筐体内に設けられた複数の加速度センサであり、且つ、それら複数の加速度センサの加速度検出値の組み合わせに基づいて前記筐体のタッチ場所を判定する判定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の入力装置。The detection unit includes a plurality of acceleration sensors provided in a housing of the input device, and a determination unit that determines a touch location of the housing based on a combination of acceleration detection values of the plurality of acceleration sensors. The input device according to claim 1, further comprising: 表示部と、
該表示部の縦辺に沿ってその長手方向を延在する矩形状押圧面を有すると共に該矩形状押圧面に対する押圧強度を検出する検出手段を有する第1の押圧感知部と、
前記表示部の横辺に沿ってその長手方向を延在する矩形状押圧面を有すると共に該矩形状押圧面に対する押圧強度を検出する検出手段を有する第2の押圧感知部と、
前記第1の押圧感知部と前記第2の押圧感知部とによって検出される様々な押圧操作パターンに対応して、前記表示部に対する制御を行う表示制御手段と
を備えたことを特徴とする電子機器。
A display unit,
A first pressing sensing unit having a rectangular pressing surface extending in the longitudinal direction along the vertical side of the display unit and having a detecting unit for detecting a pressing intensity on the rectangular pressing surface;
A second pressing sensing unit having a rectangular pressing surface extending in the longitudinal direction along the lateral side of the display unit and having a detecting unit for detecting a pressing intensity on the rectangular pressing surface;
An electronic device comprising: display control means for controlling the display unit in accordance with various pressing operation patterns detected by the first press sensing unit and the second press sensing unit. machine.
前記押圧操作パターンは、少なくとも、前記第1の押圧感知部及び前記第2の押圧感知部上で検出される小さな押圧強度のタップ操作や大きな押圧強度のタップ操作を含むことを特徴とする請求項3記載の電子機器。The said press operation pattern contains at least the tap operation of a small press intensity detected on the said 1st press detection part and the said 2nd press detection part, and the tap operation of a large press intensity. 3. The electronic device according to 3.
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