JP2004205913A - スクリーンの端部連結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーシング内に回転自在に支持される巻き取り部材にスクリーン1の一端を連結し、かつ、スクリーン1の他端を板状部材8に連結し、板状部材8を保持させるための上端保持部材5の下端に、スクリーン1の他端が連結された板状部材8をそれの断面視における長辺がほぼ上下方向に沿う上下姿勢で上端保持部材5に挿入可能な開口部5Aを形成し、上端保持部材5内に挿入された板状部材8をそれの断面視における長辺が上下方向と交差する傾斜姿勢に保持させるための姿勢保持手段を備えさせた。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上端支持部材を手で持ち上げる、又は電動モータなどの電動力を用いて上昇させることにより、スクリーンを上方に向けて展張させたり、上端支持部材を下方へ手動又は電動力にて押し下げることにより展張させたスクリーンをケーシング内に巻き取り収納させることができるスクリーン装置において、前記ケーシング内に回転自在に支持される巻き取り部材にスクリーンの一端を連結し、かつ、該スクリーンの他端を断面形状がほぼ長方形状でスクリーン幅方向に沿ってスクリーンとほぼ同一の長さを有する板状部材に連結し、前記板状部材を上端保持部材に保持させるように構成してなるスクリーンの端部連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記スクリーンの一端が連結された板状部材を上端保持部材に連結する場合には、下端にスクリーンを通過させることができる開口が形成された内部中空型のスクリーン支持バー内に板状部材を挿入した後、スクリーン支持バーに板状部材をビスなどにより固定し、そのスクリーン支持バーをトップバー(本願で言う上端保持部材)内に挿入してから、トップバー内に配置されたスクリーン支持バーを押し上げボルトにて押し上げて固定するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−51403号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1によれば、スクリーン支持バー内に挿入した板状部材を一旦固定する作業と、そのスクリーン支持バーを上端保持部材に固定する作業の2つの煩わしい作業を必要とし、作業効率が低下するものであった。又、部品点数も多くなると共にスクリーンの支持構造全体が大型化してしまいコスト面及び取扱面において不利になるものであった。
【0005】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、部品点数の削減化及び組み立て作業の容易迅速化を図ることができるスクリーンの端部連結構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のスクリーンの端部連結構造は、前述の課題解決のために、ケーシング内に回転自在に支持される巻き取り部材にスクリーンの一端を連結し、かつ、該スクリーンの他端を断面形状がほぼ長方形状でスクリーン幅方向に沿って所定長さを有する板状部材に連結し、前記板状部材を上端保持部材の内部空間内に保持させ、前記上端保持部材を上方に位置させてスクリーンを展張させた使用姿勢と該上端保持部材を該ケーシング側へ移動させて該スクリーンを巻き取り収納させた収納姿勢とに該スクリーンを姿勢変更自在に構成してなるスクリーン装置において、前記上端保持部材の下端に、前記スクリーンの他端が連結された板状部材をそれの断面視における長辺がほぼ上下方向に沿う上下姿勢で該上端保持部材に挿入可能な開口部を形成し、前記上端保持部材内に挿入された板状部材をそれの断面視における長辺がほぼ水平となる水平姿勢又は上下方向と交差する傾斜姿勢に保持させるための姿勢保持手段を備えさせたことを特徴としている。
従って、スクリーンの他端が連結された板状部材をそれの断面視における長辺がほぼ上下方向に沿う上下姿勢で上端保持部材内にそれの開口部を通して挿入することによって、姿勢保持手段が板状部材を上端保持部材内に水平姿勢又は傾斜姿勢で姿勢保持させることができる。そして、前記上端保持部材を手動力又は電動力を用いて上下動させることによって、スクリーンをケーシング外に送り出して展張させた使用姿勢とケーシング内に巻き取った収納姿勢とにリンク機構を利用してスムーズに姿勢変更させることができる。
【0007】
前記スクリーンを復元力を有する材料から構成し、前記板状部材の表裏両面のうちの一方の面に前記スクリーンをそれの上端の裏面を当て付けた状態で取り付け、前記取り付けられたスクリーンを前記板状部材の他方の面側へ巻き付けて該板状部材を前記上端保持部材の開口部を通して挿入することにより、該スクリーンが該板状部材の他方の面から離れる側へ移動して該板状部材を該上端保持部材内に固定して、前記姿勢保持手段を構成している。
上記のように取り付けられたスクリーンを板状部材の他方の面側へ巻き付けた状態で板状部材を上端保持部材の開口部を通して挿入することによって、復元力によりスクリーンが板状部材の他方の面から離れる側へ移動する、つまり巻き付けられたスクリーンが広がって巻き付け解除状態になる。そして、開口部にスクリーンが押し付けられることで、板状部材を上端保持部材内に固定することができるのである。
【0008】
前記上端保持部材を構成する前後壁部のうちの後壁部又は前壁部の下部に、後方側ほど下方に位置する又は前方側ほど下方に位置する前記傾斜姿勢の板状部材の下端を係止する凹部を形成してもよい。
上記のように傾斜姿勢の板状部材の下端を凹部に係止させることによって、スクリーン装置の運搬時やハンドリング時に発生する振動などにより、上端保持部材内に配置されている板状部材が移動したり回転することを確実に阻止することができる。
【0009】
又、前記上端保持部材を構成する前後壁部の内面同士の間隔を前記板状部材の断面視における長辺寸法よりも小さく設定してもよい。
上記のように上端保持部材内に傾斜姿勢で保持されている板状部材が、スクリーン装置の運搬時やハンドリング時に発生する振動などにより、上端保持部材内で移動したり回転することを確実に阻止することができる。
【0010】
又、前記上端保持部材の左右両端に開口される開口部を閉じるためのキャップを設け、それらキャップのうちの少なくとも一方のキャップに、前記板状部材と上端保持部材との間に形成される隙間に入り込んで該板状部材の回転を接当阻止するための突出部を備えさせてもよい。
上記のようにキャップに備えさせた突出部により、上端保持部材内に水平姿勢又は傾斜姿勢で保持されている板状部材が、スクリーン装置の運搬時やハンドリング時に発生する振動などにより、上端保持部材内で移動したり回転することを確実に阻止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に、合成樹脂製のスクリーン(サイズ(大きさ)は図に示すもの以外でもよい)1を上方に立ち上げて展張させた使用姿勢となった自立式収納昇降スクリーン装置(以下、スクリーン装置と称する)2を示し、ケーシング3内に支持された巻き取り部材としての円筒状の巻き取りパイプ4に巻き取ることによって、持ち運び可能な軽量で小型(ハンディ型)のスクリーン装置2を構成しているが、大型のスクリーン装置であってもよい。尚、以下において、図1に示したスクリーン装置2を収納するためのケーシング3の長手方向(スクリーン左右幅方向)を左右方向とし、前記ケーシング3の長手方向(スクリーン左右幅方向)と直交する方向を前後方向として説明する。前記昇降スクリーン2は、前記スクリーン1を巻き取り収納するための前記ケーシング3と、前記スクリーン1の背(後)面側に配置され、かつ、該スクリーン1の上端が連結された金属製(木製や合成樹脂製などでもよい)の上端支持部材5の左右両端に上端が枢支連結された左右のリンク機構6,6とを備えている。ここでは、前記ケーシング3内に位置している前記上端保持部材5を上方に手で持ち上げることによりスクリーン1を使用姿勢にし、かつ、上方に位置させた上端保持部材5を下方へ手で押し下げることにより使用姿勢のスクリーン1を巻き取り収納させることができるように構成しているが、電動モータなどの電動力にて前記スクリーン1を姿勢変更することもできる。又、スクリーン装置2は、図に示される形状や大きさ等に限定されるものではなく、自由に変更することができる。前記リンク機構6,6を用いて上端保持部材5を上げ下げ(昇降)できるようにしているが、他の機構を用いて上端保持部材5を昇降させるようにしてもよい。
【0012】
図1及び図2に示すように、前記ケーシング3は、前述した上方開口部3Kが形成された断面形状がほぼコの字状で筒状のケース本体3Aと、このケース本体3Aの左右両端の開口部を閉じるための端部キャップ3B,3Bと、前記ケース本体3Aの下面のうちの左右の特定2箇所に回転自在に取り付けられた平面視においてほぼ長方形状の脚部3C,3Cとからなっているが、他の構成であってもよい。尚、前記ケース本体3Aの底部に、図2に示すように、前記リンク機構6,6の下端部を枢支連結するためのブラケット7,7を固定している。
【0013】
前記スクリーン1は、前述したように、ケーシング3内に支持された円筒状の巻き取りパイプ4に巻き取られており、その巻き取りパイプ4は、図示していないスプリング等の付勢手段により巻き取り付勢(一方向に回転付勢)されている。そして、前記スクリーン1の上端に取り付けた板状部材8を、該スクリーン1の左右幅とほぼ同一の左右寸法を有する前記上端支持部材5に係止することにより、スクリーン1の上端を上端支持部材5に連結できるようにしており、その連結構造について詳述すれば、図3〜図5に示すように、上端保持部材5を、それの断面形状がほぼ逆U字状の外形に形成すると共に内部の下方箇所にほぼ矩形状の内部空間5Kを形成し、かつ、下面(底面)に金属製(合成樹脂製や木製などでもよい)の板状部材8をそれの断面視において長辺方向が水平となる姿勢での挿入が不可能な大きさ、つまり長辺方向がほぼ上下方向に向いた姿勢での挿入が可能な大きさに形成された開口部5Aを備えたものから構成し、図6(a)に示すように、前記内部空間5Kを形成する3つの壁部、つまり前壁部5a、上壁部5b、後(背)壁部5cのうちの後(背)壁部5cの下側を後方に突出させることにより内部に後方に突出する凹部5Sを形成している。従って、前記開口部5Aを通してスクリーン1の上端が接着剤にて固定された(ビスなどにより固定してもよい)板状部材8を挿入し、この板状部材8の一端を凹部5Sに係止保持させることによって、スクリーン装置2の運搬中やハンドリング中の振動などにより、上端保持部材5内に挿入した板状部材8が不測に移動したり回転するようなことがなく、板状部材8が開口部5Aを通して外部に外れることを確実に阻止することができるようにしている。
【0014】
また、前記上端保持部材5の後(背)面の左右の2箇所それぞれに、ビスB1により固定されると共に後方に延出された板状の延出部材9と、この延出部材9の水平板部の下面前側にビスB2により固定された板状の補助部材10とで前記リンク機構6,6の上端部を枢支連結するための連結具11を構成している。尚、図1及び図2に示す5Aは、スクリーン1を持ち上げるために、前記上端支持部材5の左右方向ほぼ中央部にビス止めされた取っ手であるが、無くてもよい。又、前記上端保持部材5の左右両端は、開口されており、その開口部を閉じるために一方が開放された箱形の合成樹脂製(金属製や木製などでもよい)のキャップ12,12を上端保持部材5の左右両端にそれぞれ嵌合により装着されている。前記キャップ12,12を嵌合の他、ビス止めにより上端保持部材5の両側に固定してもよい。
【0015】
前記板状部材8は、図5及び図6(a),(b)に示すように、断面形状が長方形状であり、図1及び図2に示すスクリーン1の左右幅とほぼ同一の長さを有する長尺な寸法を有するものである。そして、前記板状部材8の表裏両面8A,8Bのうちの一方の面8Aにほぼ全面に渡って接着剤を用いてスクリーン1の上端の表面を接着固定し、図6(a)に示すように板状部材8の他方の面8Bへスクリーン1を接触するように巻き付け、その状態を指で維持したまま板状部材8の断面における長辺方向がほぼ上下方向に沿った状態で上方に移動させて前記開口部5Aを通して上端保持部材5の内部空間5K内へ挿入して手を離すことによって、図6(b)に示すように、板状部材8の裏面側に押し付けられていたスクリーン1が復元力にて離れる側へ移動することにより、板状部材8の下端が凹部5Sに係止すると共に上端保持部材5の内面や開口部5Aをスクリーン1の一部が押圧することで板状部材8が上下方向と交差する傾斜姿勢で固定される姿勢保持手段を構成している。このように凹部5Sに板状部材8の下端が係止することによって、この板状部材8の下端が上方へ移動して回転することが阻止されることから、開口部5Aから板状部材8が内部空間5K内から外部へ外れてしまうことがないようにしている。ここでは、板状部材8を上下方向に対して交差する斜め方向に維持させることにより、板状部材8を水平姿勢に維持させる場合に比べて上端保持部材5の前後幅を小さな寸法にすることができる利点があるが、板状部材8を水平姿勢に維持させて実施してもよい。又、前記姿勢保持手段を、スクリーン1の復元力と前記上端保持部材5に形成した凹部5Sとから構成することによって、スクリーン装置の運搬時やハンドリング時に発生する振動などにより、上端保持部材5内に配置されている板状部材8が移動したり回転することを確実に阻止することができる利点があるが、凹部5Sの無い上端保持部材5、つまりスクリーン1が復元力のみで上端保持部材5内に板状部材8を保持させる構成であってもよい。前記スクリーン1を復元力の大きな合成樹脂で構成する他、復元力を有するものであれば、布又は紙など、どのような材料であってもよい。
【0016】
図5及び図6(a),(b)では、凹部5Sに板状部材8の下端を係止することにより板状部材8と上端保持部材5との連結が解除されることを阻止することができるように構成したが、図7〜図9に示すように構成してもよい。
【0017】
図7では、内部空間5Kの前後方向の寸法、つまり前壁部5aの内面5Hと後壁部5cの内面5E同士の間隔L1を板状部材8が回転することができないように板状部材8の断面における長辺寸法(長辺の長さ)よりも小さくなるように設定することによって、板状部材8が不測に回転して内部空間5K内から開口部5Aを通して外部に外れることがないようにしている。このように上端保持部材5を構成することによって、上端保持部材5の前後方向の寸法(サイズ)を小さくすることができる利点がある。
【0018】
また、図8では、前壁部5aの内面の上下方向ほぼ中央に後方に突出する突起5Tを膨出させることにより、上壁部5bの下面と突起部5Tの上面と前壁部5aの後面とで凹部5Sが形成され、凹部5S内に前記内部空間5K内に挿入した板状部材8に固定されたスクリーン1の一部を入り込ませて係止させることによって、前方側ほど上方に位置する前上がり姿勢に板状部材8を維持させるようにしてもよい。尚、図8では、凹部5S内にスクリーン1の一部を入り込ませて係止させる場合を示しているが、板状部材8の断面視における長手方向一端部(図では上端部)も凹部5Sに入り込んで係止した状態であってもよい。
【0019】
また、図9(a),(b)では、前記キャップ12の内面に棒状の突出部13を一体的に(別体形成した突出部13をキャップ12に接着剤などにより備えさせてもよい)備えさせて、キャップ12を上端保持部材5の両側に装着することにより突出部13を板状部材8と上端保持部材5の前壁部5aの内面との隙間に挿入することにより、開口部5Aから上方に突出する隆起部5Zと突出部13とでほぼ水平姿勢になった板状部材8を水平保持することができるようにしている。尚、図9(a)では、突出部13を挿入し易いように突出部13と上端保持部材5の前壁部5aの内面との間に隙間がある状態を示しているが、例えば突出部13の直径を大きくして突出部13と上端保持部材5の前壁部5aの内面とが接触した状態に構成してもよい。又、図9(a),(b)では、板状部材8の断面における長辺方向一端(下端)側において板状部材8の下端面8Bの前側箇所に隆起部5Zが接当し、かつ、板状部材8の断面における長辺方向他端(上端)側において板状部材8の表面8Aに位置するスクリーン1の前後方向ほぼ中央箇所に突出部13が接当することにより、隆起部5Zと突出部13とで板状部材8を所定姿勢(ほぼ水平姿勢)で挟持保持できる構成にしているが、隆起部5Z及び突出部13が板状部材8に接当する位置及び板状部材8の姿勢は自由に変更することができる。図9(a),(b)で示したキャップ12を用いる場合には、板状部材8を水平方向で固定するように突出部13をキャップ12に備えさせることもできる。又、図9(a)では、スクリーン1の復元力を利用することで上端保持部材5内に固定できるようにする他、係止のみで上端保持部材5内に固定できるように構成することもできる。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、スクリーンの他端が連結された板状部材をそれの断面視における長辺がほぼ上下方向に沿う上下姿勢で上端保持部材内にそれの開口部を通して挿入するだけで、姿勢保持手段にて板状部材を上端保持部材内に水平姿勢又は傾斜姿勢で姿勢保持させることができるから、従来のようにスクリーン支持バーが不要になるだけでなく、組み立て作業も容易迅速に行うことができ、部品点数の削減化によるコストの低減及び組み立て作業の高効率化を同時に図ることができるスクリーンの端部連結構造を提供することができる。
【0021】
請求項2の発明によれば、スクリーンの持つ復元力を利用することによって、スクリーンの一端を取り付けた板状部材の他方の面側へスクリーンを巻き付けた状態で板状部材を上端保持部材の開口部を通して挿入するだけで、スクリーンが板状部材の他方の面から離れる側へ移動する、つまり巻き付けられたスクリーンが広がって巻き付け解除状態になり、上端保持部材の内面や開口部にスクリーンを押し付けることで、板状部材を上端保持部材内に固定することができ、上端保持部材や板状部材を何等改造することなく、スクリーンの端部を上端保持部材に固定することができ、コスト面及び組み立て面のいずれにおいても有利になる。
【0022】
請求項3の発明によれば、傾斜姿勢の板状部材の下端を凹部に係止させることによって、スクリーン装置の運搬時やハンドリング時に発生する振動などにより、上端保持部材内に配置されている板状部材が移動したり回転することを確実に阻止することができ、スクリーン装置の運搬中やハンドリング中にスクリーンの一端が外れるといったトラブル発生のない信頼性の高いものにすることができる。
【0023】
請求項4の発明によれば、上端保持部材を構成する前後壁部の内面同士の間隔を上端保持部材の長辺寸法よりも小さく設定することによって、上端保持部材そのものの小型化を図りながらも、請求項3と同様にスクリーン装置の運搬中やハンドリング中にスクリーンの一端が外れるといったトラブル発生のない信頼性の高いものにすることができる。
【0024】
請求項5の発明によれば、上端保持部材の左右両端に開口される開口部を閉じるために両端に装着されるキャップに、板状部材と上端保持部材との間に形成される隙間に入り込んで板状部材の回転を接当阻止するための突出部を備えさせて構成することによって、上端保持部材を何等改造することが不要になり、上端保持部材の設計の自由度を図ることができながらも、請求項3と同様にスクリーン装置の運搬中やハンドリング中にスクリーンの一端が外れるといったトラブル発生のない信頼性の高いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用姿勢のスクリーン装置の正面図である。
【図2】使用姿勢のスクリーン装置の一部を断面にした背面図である。
【図3】上端保持部材の一端側の一部を示す平面図である。
【図4】上端保持部材の一端側の一部を示す背面図である。
【図5】上端保持部材の縦断側面図である。
【図6】(a)は上端保持部材にスクリーンの上端を挿入する直前の状態を示す縦断面図であり、(b)は上端保持部材にスクリーンの上端を挿入を完了した直後の状態を示す縦断面図である。
【図7】姿勢保持手段の他の構成を示す上端保持部材の縦断面図である。
【図8】姿勢保持手段の他の構成を示す上端保持部材の縦断面図である。
【図9】姿勢保持手段の他の構成を示し、(a)は上端保持部材の縦断面図である。(b)はキャップの側面図である。
【符号の説明】
1 スクリーン 2 スクリーン装置
3 ケーシング 3A ケース本体
3C 脚部 3B 端部キャップ
3K 上方開口部 4 パイプ
5S 凹部 5A 開口部
5K 内部空間 5S 空間
5 上端保持部材 5b 上壁部
5a 前壁部 5T 突起
5c 壁部 5Z 隆起部
6 リンク機構 7 ブラケット
8 板状部材 8A,8B 面
9 延出部材 9K 空間
10 補助部材 11 連結具
12 キャップ 13 突出部
B1,B2 ビス L1 寸法
Claims (5)
- ケーシング内に回転自在に支持される巻き取り部材にスクリーンの一端を連結し、かつ、該スクリーンの他端を断面形状がほぼ長方形状でスクリーン幅方向に沿って所定長さを有する板状部材に連結し、前記板状部材を上端保持部材の内部空間内に保持させ、前記上端保持部材を上方に位置させてスクリーンを展張させた使用姿勢と該上端保持部材を該ケーシング側へ移動させて該スクリーンを巻き取り収納させた収納姿勢とに該スクリーンを姿勢変更自在に構成してなるスクリーン装置において、前記上端保持部材の下端に、前記スクリーンの他端が連結された板状部材をそれの断面視における長辺がほぼ上下方向に沿う上下姿勢で該上端保持部材に挿入可能な開口部を形成し、前記上端保持部材内に挿入された板状部材をそれの断面視における長辺がほぼ水平となる水平姿勢又は上下方向と交差する傾斜姿勢に保持させるための姿勢保持手段を備えさせたことを特徴とするスクリーンの端部連結構造。
- 前記スクリーンを復元力を有する材料から構成し、前記板状部材の表裏両面のうちの一方の面に前記スクリーンをそれの上端の裏面を当て付けた状態で取り付け、前記取り付けられたスクリーンを前記板状部材の他方の面側へ巻き付けて該板状部材を前記上端保持部材の開口部を通して挿入することにより、該スクリーンが該板状部材の他方の面から離れる側へ移動して該板状部材を該上端保持部材内に固定して、前記姿勢保持手段を構成してなる請求項1に記載のスクリーンの端部連結構造。
- 前記上端保持部材を構成する前後壁部のうちの後壁部又は前壁部の下部に、後方側ほど下方に位置する又は前方側ほど下方に位置する前記傾斜姿勢の板状部材の下端を係止する凹部を形成してなる請求項2記載のスクリーンの端部連結構造。
- 前記上端保持部材を構成する前後壁部の内面同士の間隔を前記板状部材の断面視における長辺寸法よりも小さく設定してなる請求項2記載のスクリーンの端部連結構造。
- 前記上端保持部材の左右両端に開口される開口部を閉じるためのキャップを設け、それらキャップのうちの少なくとも一方のキャップに、前記板状部材と上端保持部材との間に形成される隙間に入り込んで該板状部材の回転を接当阻止するための突出部を備えさせてなる請求項2記載のスクリーンの端部連結構造。
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