JP2004205530A - パネルアライメント装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パネルのマーク間距離の寸法ばらつき、及び基準側パネルの水平線方向とXYθ調整手段10のX軸との角度ずれが充分小さく、かつ複数台の画像入力手段5のXY軸の角度ずれが小さい条件下において、図面寸法値入力手段11からの情報をもとにアライメント量計算手段12において、近似を行うことにより画像入力手段の視野位置を較正することなくアライメント量を計算可能とし、較正を行うための作業に多大な労力を必要とせず、合わせて検査精度を向上でき、高速で高精度なアライメント調整を可能とした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマ・ディスプレイ・パネル(以下、PDPという)、液晶パネル(以下、LCDという)等のフラット・ディスプレイ製造工程において、2枚のパネルを貼り合わせ工程のアライメント用マークを利用して位置合わせするパネルアライメント装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDPやLCDなどのフラット・ディスプレイにおいては、2枚のパネルを精度良く貼り合わせるパネルアライメント工程が製品特性を確保する上で、ますます重要となってきている。精度向上を目指し、マークは原理上必要な2個ではなく4個もしくはそれ以上とし、作業者の目視誤差を避けるため認識装置を用いて自動化するケースが増えている。
【0003】
例えば、特許文献1には、各パネルの位置合わせ用マークを3個以上設けて位置認識手段により、相対するパネルの位置決め前のデータを求め、対応する各マークを重ね合わせに必要な相対変位を、各マークの位置データから求め、各マーク間の誤差の自乗和が最小となる相対変位を決定して位置決めテーブルによりパネルに与えて位置合わせするパネル位置合わせ装置、また特許文献2には、上透明基板,下透明基板を固定し、上下透明基板のマークを検出して位置ズレ量を求め、下透明基板をX,Y,θ,Z軸方向に位置補正して、上もしくは下基板ロボットいずれかのテーブル搬送位置(教示位置)を上下透明基板の位置ズレ量分修正し制御する液晶表示セルの製造装置等の発明が記載されている。
【0004】
以下、従来のアライメント装置及び方法について、図11に示す標準的なアライメント装置を参照しながら説明する。図11において、1は基準側となる上側のパネル、2はアライメント調整される下側のパネル、3,4は各パネルに付与されたアライメント用のマーク、5はマークを撮像する画像入力手段、6は画像入力手段5により得られた画像からマーク位置を特定する認識処理手段、7は画像入力手段5の視野位置を教示するための視野位置教示手段、8は得られたマーク位置データと視野位置データをもとに調整すべきアライメント量を計算するアライメント量計算手段、9は計算されたアライメント量をもとに実際にモータを駆動するモータ制御手段、10は下側パネル2をXYθ方向に位置調整するXYθ調整手段である。
【0005】
以上のように構成されたアライメント装置を用いるアライメント方法としては、図11に示す例のように、4点のマークを用いてアライメントを行う場合、冗長度を持つため、合わせ方には種々の方法が考えられる。基本的には製品上のアライメントの目的と材料の特性により最適な方法が決定される。ここでは下記に示す合わせ方を例に説明する。
【0006】
XY方向については、各パネルの4個のマークの中心(重心)を合わせる。θ方向については左上と左下のマークの中点と右上と右下のマークの中点を結んだ線分を基準水平線とし、各々のパネルの基準水平線の角度を合わせる。
【0007】
以上のように定義された場合の従来のアライメント方法について、図12の各要素と名称を定義した模式図、図13のθ調整方法の説明図を用いて説明する。図12において、図11に示すXYθ調整手段10の原点位置におけるθ軸の回転中心を座標原点0、X軸,Y軸をX座標軸,Y座標軸とする絶対座標系を考える。
【0008】
いま、上側パネル1のマーク3の位置を各々図12のようにU1,U2,U3,U4とする。そして、U2とU3を結んだ線分の中点をUm、U1とU4を結んだ線分の中点をUnとする。さらに、UmとUnを結んだ線分の中点をUgとする。同様に下側パネル2のマーク4の位置をB1,B2,B3,B4として、B2とB3を結んだ線分の中点をBm、B1とB4を結んだ線分の中点をBn、BmとBnを結んだ線分の中点をBgとする。
【0009】
前述の定義からアライメントとは、このUg,Bgを一致させ、Um−UnとBm−Bnの角度を一致させることである。4台の画像入力手段5の各々の視野の原点の座標を0c1,0c2,0c3,0c4とする。ここであらかじめ画像入力手段5の正確な位置を求めておき(以下、この作業を較正という)視野位置教示手段7により0c1,0c2,0c3,0c4の座標データをアライメント量計算手段8に入力しておく。
【0010】
各マークを撮像した画像データは画像入力手段5から認識処理手段6に送られ、認識処理手段6により各マーク位置が特定される。その情報はアライメント量計算手段8に送られるが、送られる情報は、各マークの各々の画像入力手段5の視野の原点座標0c1,0c2,0c3,0c4からのXY方向の距離データである。アライメント量計算手段8では、この距離データとあらかじめ較正により求められた視野の原点座標データをもとに各々のマークの絶対座標系での座標位置を算出する。
【0011】
これらを各々U1(Xu1,Yu1),U2(Xu2,Yu2),U3(Xu3,Yu3),U4(Xu4,Yu4)、およびB1(Xb1,Yb1),B2(Xb2,Yb2),B3(Xb3,Yb3),B4(Xb4,Yb4)とする。
【0012】
次にアライメント量計算手段8は、このデータをもとに各軸のアライメント量X,Y,θを計算する。X,Y,θは純粋に幾何学上の問題として解かれる。この解法の一例を次に示す。
【0013】
まず、θ軸のアライメント量を求める。各短辺中央の座標は、(数1)
【0014】
【数1】
【0015】
また、各基準水平線のなす角θは、図13より(数2)
【0016】
【数2】
【0017】
となり、ここで、
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】
(数3),(数4)において、
a=Xu1−Xu2−Xu3+Xu4
b=Yu1−Yu2−Yu3+Yu4
c=Xb1−Xb2−Xb3+Xb4
d=Yb1−Yb2−Yb3+Yb4
とする。
【0021】
したがって、(数2)は、(数5)となる。
【0022】
【数5】
【0023】
下側パネル2をθだけ回転させると、重心BgがBg’ヘ移動する。
Bg’の座標値(Xbg’,Ybg’)は(数6)で与えられる。
【0024】
【数6】
【0025】
したがって、アライメント量XYは、(数7)である。
【0026】
【数7】
【0027】
また、cosθ,sinθは、(数8)に書き直すことができる。
【0028】
【数8】
【0029】
また、ここで、
e=Xu1+Xu2+Xu3+Xu4
f=Yu1+Yu2+Yu3+Yu4
g=Xb1+Xb2+Xb3+Xb4
h=Yb1+Yb2+Yb3+Yb4
とおくと、アライメント量XYは、(数9),(数10)となり、
【0030】
【数9】
【0031】
【数10】
【0032】
以上をまとめると、(数11)となる。
【0033】
【数11】
【0034】
このアライメント量X,Y,θがモータ制御手段9に送られ、実際にXYθ調整手段10が駆動され、下側パネル2が位置調整される。
【0035】
【特許文献1】
特開平7−78029号公報
【特許文献2】
特開2000−180810号公報
【0036】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のアライメント方法は、絶対座標系での計算であり、数学的には正しいが、図4に示す画像入力手段5の正確な位置が求められないと調整の収束性と調整後の判定方法およびその精度に問題が生じる。しかし実際には画像入力手段5の正確な位置を求めること、すなわち較正は困難である。通常、較正作業はマーク位置が既知のマスターを用いて行うが、パネルサイズが大きくなればなるほど高精度なマスターの製作が困難になるとともに、装置ともども室温の変動に大きく影響を受け、アライメント精度に悪影響を与えるという問題点を有していた。
【0037】
さらに、実際の機械ではさまざまな構造物がXYθ調整手段10と下側パネル2の間に介在したり、θ軸の構造上の問題からθ軸の回転中心を正確にひろうことが困難な場合が多く、その問題を回避するため設計上大きな制約条件を受けることとなり、またその較正作業は慎重に行う必要があるため、開発と調整に多大の時間を要するという問題点も有していた。
【0038】
また、仮に較正ができたとしてもその精度が充分得られないため、何度も調整を繰り返し、調整に時間がかかり生産性が上がらない。さらに調整後の検査も同じロジックを用いて、XYθのアライメント量が所定の範囲に入れば良品と判定するため、製品の精度保証の点でも問題点を有していた。これらの問題点は、従来例で説明した一例の合わせ方の定義によらず、他の合わせ方においても同様の問題点を有していた。
【0039】
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、設備設計と実行に多大な負荷を要する較正作業を必要とせず、したがって較正精度に依存しない検査精度を有し、また、マスターや他の計測器などの特別なツールを使用せず、θ軸の構造に特別な配慮することなく、通常のパネル生産中に得られる画像入力手段からの情報だけをもとに較正し、高速で動作可能なパネルアライメント装置及び方法を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係るパネルアライメント装置は、2枚のパネルに付与された各々2個以上のマークを撮像する画像入力手段と、画像入力手段からの入力画像を処理してマーク位置を特定する認識処理手段と、パネルに付与されたマーク間距離の図面寸法値を入力する図面寸法値入力手段と、認識処理手段により取得したマーク位置データと図面寸法値からアライメント量を算出するアライメント量計算手段と、算出されたアライメント量をもとに3個のモータを制御するモータ制御手段と、3個のモータを駆動源とするXYθ調整手段とを備え、アライメント量計算手段が、マーク間距離の寸法ばらつき、及び基準側パネルの水平線方向とXYθ調整手段のX軸の角度ずれが小さく、かつ複数台の画像入力手段のXY軸の角度ずれが小さい条件下において、近似を行うことにより画像入力手段の視野位置を較正することなく、アライメント量を計算することを特徴とする。
【0041】
また、図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値からθ調整後のマーク移動量の近似を行い推定するθ調整後マーク位置推定手段を備え、θ調整後のマーク移動量におけるXY調整のアライメント量を計算してXYθの同時調整を行うこと、さらに、図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値をもとにマーク移動量の推定を行った後、移動後のマークとの位置ずれ量のデータから画像入力手段の位置の較正を行う回転中心位置補正手段を備え、マークの推定値とのずれを検出し、ずれ量をもとに次の推定値の修正を行うことを特徴とする。
【0042】
また、本発明に係るパネルアライメント方法は、画像入力手段からの2枚のパネルに付与された各々2個以上のマークを撮像した入力画像を処理して認識処理手段によりマーク位置を特定し、図面寸法値入力手段からパネルに付与されたマーク間距離の図面寸法値を入力し、アライメント量計算手段によって、認識処理手段により取得したマーク位置データと図面寸法値からアライメント量を算出して、モータ制御手段が算出されたアライメント量をもとにXYθ調整手段の駆動源である3個のモータを制御することにより、マーク間距離の寸法ばらつき、及び基準側パネルの水平線方向とXYθ調整手段のX軸の角度ずれが小さく、かつ複数台の画像入力手段のXY軸の角度ずれが小さい条件下において、アライメント量計算手段が、近似を行って画像入力手段の視野位置を較正することなく、アライメント量を計算することを特徴とする。
【0043】
また、図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値からθ調整後マーク位置推定手段によりθ調整後のマーク移動量の近似を行い推定し、θ調整後のマーク移動量におけるXY調整のアライメント量を計算してXYθの同時調整を行うこと、さらに、図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値をもとに回転中心位置補正手段によってマーク移動量の推定を行った後、移動後のマークとの位置ずれ量のデータから画像入力手段の位置の較正を行い、マークの推定値から検出のずれ量をもとに次の推定値の修正を行うことを特徴とする。
【0044】
前記構成の装置及び方法によれば、マーク間距離の寸法誤差、及び基準側パネルの水平線方向とアライメント調整のX軸との角度ずれも充分小さいという実現が充分可能な条件下において近似を行うことにより、画像入力された視野位置の較正を行うことなく画面内の相対値データのみでアライメント調整を行うことができ、また、図面寸法値を用いて、θ調整後のマーク移動量を推定することにより、XYθの同時調整ができ、さらには、推定精度を上げるため、推定値と実際のずれ量を検出し、回転中心位置を修正することにより、画像入力手段の位置を較正し、高精度なアライメント調整ができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
【0046】
図1は本発明の実施の形態1におけるアライメント装置の概略構成を示す図である。ここで、前記従来例を示す図11において説明した構成部材に対応し実質的に同等の機能を有するものには同一の符号を付してこれを示し、以下の各図においても同様とする。
【0047】
本実施の形態1における図1において、アライメント装置の構成は、従来例とほぼ同じである。図11に示した従来例とは、視野位置教示手段7の代わりに図面寸法値入力手段11を有する点が異なる。その動作においても、画像入力手段5の各視野におけるマークの位置データが認識処理手段6からアライメント量計算手段12に送られるまでは同様である。ただし、本実施の形態1では、従来例のように各画像入力手段6の視野位置データを用いることなく、アライメント量を計算する。
【0048】
以下、図2〜図6を用いてそのアライメント方法を説明する。図2において各視野の位置は不明とする。ただし、前提条件として、視野のXY方向は絶対座標系のXY軸に一致しているとみなせるとする。したがって、アライメント量計算手段12が得られたデータは認識処理手段6から送られたデータをもとに得られる各視野における上下のマークの相対位置のみである。いま、その相対位置を上側パネル1を基準に(s1,t1)、(s2,t2)、(s3,t3)、(s4,t4)とする。本実施の形態1においては、まず基準水平線の角度を合わせる。図2においてUmとBmのY軸方向の差Sm、UnとBnのY軸方向の差Snは、(数12)で表される。
【0049】
【数12】
【0050】
ここでは角度だけを問題とするので、BmがUmに一致させた状態を考え、その状態を図3に示す。求めるべき角度方向のアライメント量をθ、マークの横方向の図面上のピッチをLとすると、近似的に(数13)が成り立つ。
【0051】
【数13】
【0052】
ただし、各パネルの基準水平線長さ、すなわちマーク間ピッチの寸法ばらつきα,βが図面上のマーク間距離Lに比べて充分小さく、基準となる上側パネル1の基準水平線方向と一致するXYθ調整手段10のX軸との角度ずれφが充分小さいことがが必要である。実際上これらの条件は充分に満足させられる。
【0053】
図4に示すように、実際の下側パネル2のマーク間ピッチがL+βとした場合のアライメント量推定誤差をΔθとする。なお、基準となる上側パネル1のマーク間ピッチ誤差αは影響しない。図4においてΔθは、(数14)のようになる。
【0054】
【数14】
【0055】
例えば、PDPの標準的なサイズである42インチでみてみると、L=944mmに対し、α,β<±0.015mm程度は充分確保される。このとき初期状態がSn−Sm=2mmとした場合、(数14)において
Δθ=1.929×10exp−6(degree)
となり、これはY軸方向換算で0.03μmにしか相当せず、通常1μm〜50μmのアライメント精度を要求される場合が多いため、無視できる。
【0056】
また、図5に示すように、XYθ調整手段10のX軸方向と基準となる上側パネル1の基準水平線の角度ずれをφとした場合、角度ずれがなかった場合のアライメント量をθ’、アライメント量推定誤差をΔθとすると、(数15)のようになる。
【0057】
【数15】
【0058】
実際の42インチパネルでは貼り合わせ工程において、パネル外形からのマーク位置ばらつきと設備側のパネル外形を利用したパネル位置決めばらつきを合わせて2mm以内におさえることはたやすい。
【0059】
例えば、L=944mm,Sn−Sm=2mm,L・sinφ=2mm、φ=0.1214degreeとすると、
Δθ=−5.45×10exp−7(degree)
となり、これはY軸方向で0.009μmにしか相当せず、無視できる。
すなわち、アライメント量θは、実用上(数16)で求められる。
【0060】
【数16】
【0061】
このアライメント量θがモータ制御手段9に送られ、実際にXYθ調整手段10のθ軸が駆動され、角度方向のアライメントが行われる。
【0062】
次に、重心を合わせることを考える。角度方向は上述の方法により調整済みとすると、図6において、アライメント量X,Yは(数17)で求められる。
【0063】
【数17】
【0064】
これは図6に示すような架空の座標系X’−0’−Y’で考えると分かりやすい。各々の重心位置は、(数18)に示すようになり、
【0065】
【数18】
【0066】
同様に(数19)のようになる。
【0067】
【数19】
【0068】
このアライメント量X,Yがモータ制御手段9に送られ、XYθ調整手段10のX,Y軸が駆動され、X,Y方向のアライメントが行われる。実際には認識誤差やXYθ調整手段10に位置決め誤差を含むため、前記動作を数回繰り返し、所定の範囲量に入れば調整完了とするケースが多い。
【0069】
以上のように本実施の形態1によれば、マーク間ピッチの寸法ばらつきが充分小さく、かつ基準側パネルの水平線方向と一致するXYθ調整手段のX軸との角度ずれが小さく、かつ複数台の画像入力手段のXY軸の角度ずれが小さい条件下において、近似を行うことにより画像入力手段の位置を較正することなくアライメント量を計算し、調整することができる。また、認識により比較的精度良く測定できる同一視野内の上下パネルのマーク位置の相対値と図面寸法値のみで、単純な計算式からアライメント量を求められるため、検査精度が従来に比べ飛躍的に向上する。
【0070】
図7は本発明の実施の形態2におけるアライメント装置の概略構成を示す図である。本実施の形態2は、前述の実施の形態1において、較正作業は必要ないものの、θ調整を行ってからXY調整を行うことになり、その分だけ調整時間がかかることになる。本実施の形態2ではXY調整を同時に行う方法を示す。
【0071】
以下、本実施の形態2について図7を参照しながら説明する。図7において、構成は図1の実施の形態1とほぼ同様である。実施の形態1の構成と異なるのはθ移動後のマーク位置を推定するθ調整後マーク位置推定手段13が追加され、これによりXYθ同時調整を可能としたことである。
【0072】
上記のように構成されたアライメント装置について、本実施の形態2特有のθ移動後のマーク位置推定方法を中心にその動作を説明する。同時調整を行うためには、下側パネル2をθだけ回転させたときの下側パネルのマークの移動量を推定する。このとき、画像入力手段5の視野位置データを用いずにパネルのマーク間距離の図面寸法値のみを用いて推定を行う。図8において、XYθ調整手段10の中心と下側パネル2の中心が一致している理想の状態におけるあるマークFをθだけ回転させ、F′に移動させたとする。マークFの回転半径をLf、X軸とのなす角をθfとすると、θ調整後のマークF’の座標値Xf’,Yf’は、(数20)で求められる。
【0073】
【数20】
【0074】
したがって、θ回転後のX,Y移動量ΔXf、ΔYfは(数21)となる。
【0075】
【数21】
【0076】
しかし、実際にはパネルの製作誤差、設備側の位置決め誤差があり、推定誤差を生じる。
【0077】
図8において実際のマークの位置をT,θだけ回転させたときの位置をT’とする。マークの回転半径をLt、X軸とのなす角をθtとするとθ調整後のマークTの座標値Xt’,Yt’は、(数22)で求められる。
【0078】
【数22】
【0079】
したがって、θ回転後の移動量△Xt,△Ytは、(数23)で求められる。
【0080】
【数23】
【0081】
マークの移動量推定誤差εX,εYは、(数24)で求められる。
【0082】
【数24】
【0083】
次に、前述の例と同様に42インチパネルのときの推定誤差を求める。製品図面寸法値よりXf=472mm,Yf=260.5mm、したがって、回転半径Lf=539.1143mm,θf=28.8946°、仮に回転中心に対し、マーク位置がXY方向に各々2mmずれていたとし、θ調整量を0.3°とする。なお、実際にはそれ以上ずれることはまずない。(数25)および、
【0084】
【数25】
【0085】
Lt=541.8323mm、θt=28.9776°から、εX=0.0106mm,εY=−0.0107mmとなる。
【0086】
すなわち、製品図面寸法をもとにθ調整時のマーク移動量を推定すると±10μm程度の誤差を生じることが分かる。
【0087】
したがって、要求アライメント精度が±50μm以上の場合は問題なく本実施の形態2が適用できる。また、より高精度が要求される場合も収束を前提に第1回目の粗調整と考えると充分実用的である。2回目の調整量は10μm程度となり、それに伴い、推定誤差も小さくなる。要求精度が1μm程度であれば2回で収束することになる。
【0088】
以上のようにマークの図面寸法値から、θ調整時のXY移動量を近似的に推定でき、特別な較正をすることなくXYθの同時調整が可能となる。なお、前述のθ調整後マーク位置の推定誤差は調整時に影響を与えるが、検査精度には影響を与えないことはいうまでもない。
【0089】
図9は本発明の実施の形態3におけるアライメント装置の概略構成を示す図である。本実施の形態3は、前述の実施の形態2において、より高精度でかつ高速なアライメント精度を要求される場合は積極的に画像入力手段5の視野位置データを使う必要が生じる。実施の形態2では視野に対して回転中心位置が±2mmずれた場合を想定したが、仮にこのずれが±0.05mmになったときのθ量推定誤差を計算すると、同様な計算によって、0.4μm程度となり、飛躍的に精度が向上し、その分高速に調整ができることになる。ただし、従来例の問題点でもあるように±0.05mmの精度で視野位置の較正を行うことは実際上困難を伴う。そこで特別な較正ツールを使用せず、高精度な較正を行う方法を本実施の形態3に示す。
【0090】
図9において構成は図7の実施の形態2に示すものとほぼ同一である。異なる点は回転中心位置補正手段15が追加されていることである。以下、この回転中心位置補正手段15の特異な働きを中心に説明する。
【0091】
前述の実施の形態2でみたように、製品図面寸法値を用いてθ移動量を推定しても、現実的にはそれほど大きな誤差を生じるわけではない。そこで、図面寸法値による推定値を初期値とし、推定値によりθ調整した後の実際のマーク位置を認識し、推定値とのずれを検出する。このずれ量をもとに次回の推定値の修正を行う。
【0092】
以下、その修正方法について説明する。図10に示すように、あるマークの初期位置をA(Xa,Ya)として、初期の回転中心の推定位置を01とする。θ軸をθだけ回転させたときの推定位置をB(Xb,Yb)、実際の移動位置をC(Xc,Yc)とする。このときの実際の回転中心位置03を求める。
【0093】
図10において、幾何学的な作図から、点A,Bを結ぶ直線とAを中心に直線ACを半径とする円の交点をDとする。D点を通り、直線01Bに平行な直線を引き、01Aとの交点を02(X02、Y02)とする。ABとACのなす角をηとし、A02をAを中心にηだけ回転させたときの02の移動先がすなわち真の回転中心位置03(X03,Y03)となる。与えられるデータは、A(Xa,Ya)、θ、C(Xc、Yc)であり、求めるデータは03(X03,Y03)である。
【0094】
まず、02(X02,Y02)を求める。△A02Dと△A01Bの相似から、(数26)に示すように、
【0095】
【数26】
【0096】
また、BはAを01を中心にしてθだけ回転して、(数27),(数28),(数29)
【0097】
【数27】
【0098】
【数28】
【0099】
【数29】
【0100】
及び(数30)より得られる。
【0101】
【数30】
【0102】
次に02→03=(p,q)を求める。いま、02Aをr,∠X01Aをαとおくと、(数31)から
【0103】
【数31】
【0104】
(数32)となる。
【0105】
【数32】
【0106】
以上のことから、画像入力手段の処理視野位置については特別な較正ツールは必要なく、マークの初期位置(Xa,Ya)と回転調整量θ、及び調整後のマークの位置(Xc,Yc)から較正可能である。このことは、調整後に検査することで自動的に較正を行う学習機能として働くことを意味する。
【0107】
なお、実施の形態3において、上側パネル1を基準側,下側パネル2を調整側としたが、逆でも良く、また、XY調整を下側パネルによって、θ調整を上側パネルにより行うというように分割しても良い。また、画像入力手段5は4個のマークに対応させ配置し、4個としたが、1個で順に撮像しても良い。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マーク間距離の寸法誤差、及び基準側パネルの水平線方向とアライメント調整のX軸との角度ずれも充分小さいという実現が充分可能な条件下において近似を行うことにより、画像入力された視野位置の較正を行うことなく画面内の相対値データのみでアライメント調整を行うことができ、かつ検査精度が飛躍的に向上する優れたパネルアライメント装置及び方法を提供することができ、また、図面寸法値を用いて、θ調整後のマーク移動量を推定することにより、XYθの同時調整することができ、さらには、推定精度を上げるため、推定値と実際のずれ量を検出し、回転中心位置を修正することにより、特別な較正ツールを用いることなく、画像入力手段の位置を較正し、より高速で高精度なアライメント調整を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるアライメント装置の概略構成を示す図
【図2】本実施の形態1のアライメント方法における各要素と名称を定義した模式図
【図3】本実施の形態1のアライメント方法における第1のθ調整を説明する図
【図4】本実施の形態1のアライメント方法における第2のθ調整を説明する図
【図5】本実施の形態1のアライメント方法における第3のθ調整を説明する図
【図6】本実施の形態1のアライメント方法におけるXY調整を説明する図
【図7】本発明の実施の形態2におけるアライメント装置の概略構成を示す図
【図8】本実施の形態2のアライメント方法におけるθ調整後のマーク位置推定を説明する図
【図9】本発明の実施の形態3におけるアライメント装置の概略構成を示す図
【図10】本実施の形態3のアライメント方法における回中心位置補正を説明する図
【図11】従来のアライメント装置の概略構成を示す図
【図12】従来のアライメント方法における各要素と名称を定義した模式図
【図13】従来のアライメント方法におけるθ調整の説明図
【符号の説明】
1 上側のパネル
2 下側のパネル
3 上側のマーク
4 下側のマーク
5 画像入力手段
6 認識処理手段
7 視野位置教示手段
8,12,14,16 アライメント量計算手段
9 モータ制御手段
10 XYθ調整手段
11 図面寸法値入力手段
13 θ調整後マーク位置推定手段
15 回転中心位置補正手段
Claims (6)
- 2枚のパネルに付与された各々2個以上のマークを撮像する画像入力手段と、前記画像入力手段からの入力画像を処理して前記マーク位置を特定する認識処理手段と、前記パネルに付与された前記マーク間距離の図面寸法値を入力する図面寸法値入力手段と、前記認識処理手段により取得したマーク位置データと前記図面寸法値からアライメント量を算出するアライメント量計算手段と、算出された前記アライメント量をもとに3個のモータを制御するモータ制御手段と、前記3個のモータを駆動源とするXYθ調整手段とを備え、
前記アライメント量計算手段が、マーク間距離の寸法ばらつき、及び基準側パネルの水平線方向とXYθ調整手段のX軸の角度ずれが小さく、かつ複数台の画像入力手段のXY軸の角度ずれが小さい条件下において、近似を行うことにより前記画像入力手段の視野位置を較正することなく、アライメント量を計算することを特徴とするパネルアライメント装置。 - 前記図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値からθ調整後のマーク移動量の近似を行い推定するθ調整後マーク位置推定手段を備え、θ調整後のマーク移動量におけるXY調整のアライメント量を計算してXYθの同時調整を行うことを特徴とする請求項1記載のパネルアライメント装置。
- 前記図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値をもとにマーク移動量の推定を行った後、移動後の前記マークとの位置ずれ量のデータから画像入力手段の位置の較正を行う回転中心位置補正手段を備え、
前記マークの推定値とのずれを検出し、前記ずれ量をもとに次の推定値の修正を行うことを特徴とする請求項2記載のパネルアライメント装置。 - 画像入力手段からの2枚のパネルに付与された各々2個以上のマークを撮像した入力画像を処理して認識処理手段により前記マーク位置を特定し、図面寸法値入力手段から前記パネルに付与された前記マーク間距離の図面寸法値を入力し、アライメント量計算手段によって、前記認識処理手段により取得したマーク位置データと前記図面寸法値からアライメント量を算出して、モータ制御手段が算出された前記アライメント量をもとにXYθ調整手段の駆動源である3個のモータを制御することにより、
マーク間距離の寸法ばらつき、及び基準側パネルの水平線方向とXYθ調整手段のX軸の角度ずれが小さく、かつ複数台の画像入力手段のXY軸の角度ずれが小さい条件下において、前記アライメント量計算手段が、近似を行って前記画像入力手段の視野位置を較正することなく、アライメント量を計算することを特徴とするパネルアライメント方法。 - 前記図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値からθ調整後マーク位置推定手段によりθ調整後のマーク移動量の近似を行い推定し、θ調整後のマーク移動量におけるXY調整のアライメント量を計算してXYθの同時調整を行うことを特徴とする請求項4記載のパネルアライメント方法。
- 前記図面寸法値入力手段より入力されたパネルの図面寸法値をもとに回転中心位置補正手段によってマーク移動量の推定を行った後、移動後の前記マークとの位置ずれ量のデータから画像入力手段の位置の較正を行い、前記マークの推定値から検出の前記ずれ量をもとに次の推定値の修正を行うことを特徴とする請求項5記載のパネルアライメント方法。
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