JP2004204978A - ヒンジ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定開成角度からの自動開成力を強くしても、閉じる際の力を弱くし、かつ、閉成状態から所定開成角度まで開く際の力の小さいヒンジ装置を提供する。
【解決手段】第1の部材と第2の部材を開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体の一端部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられたスプリングガイドと、前記ケース体の外側で前記シャフトの自由端側に固定された外側に回わり止め手段を有し一端面にカム部を有する固定カムと、この固定カムのカム部と対向する側にカム部を有し前記シャフトを中心部軸方向へ摺動可能に挿通させて設けた前記ケース体に回転を拘束されたスライダーカムと、このスライダーカムと前記スプリング取付部材との間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成る。
【選択図】 図5
【解決手段】第1の部材と第2の部材を開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体の一端部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられたスプリングガイドと、前記ケース体の外側で前記シャフトの自由端側に固定された外側に回わり止め手段を有し一端面にカム部を有する固定カムと、この固定カムのカム部と対向する側にカム部を有し前記シャフトを中心部軸方向へ摺動可能に挿通させて設けた前記ケース体に回転を拘束されたスライダーカムと、このスライダーカムと前記スプリング取付部材との間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成る。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、とくに2つ折りタイプの携帯電話機に用いて好適なヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機の中には、第1の部材であるキーボード本体と第2の部材であるディスプレイ装置とを別体に構成し、両者をヒンジ装置を用いて相対的に開閉可能に連結した2つ折りタイプのものがある。
【0003】
かかるヒンジ装置として、次の特許文献に示されたものが公知である。
【0004】
【特許文献1】特開2000−337008号公開特許公報
【0005】
この特許文献1に記載されたものは、一端部に係止部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向に挿通させて係止部に係止された回り止め付きのケース体と、このケース体の開放端側に設けたキー溝に軸方向へ摺動可能に係止され一端面にカム部を有すると共に、中心部軸方向へ前記シャフトを挿通させたスライダーカムと、このスライダーカムのカム部と対向する端面にカム部を有しその中心部軸方向に前記シャフトを挿通させた固定カムと、前記シャフトの回りに還巻きされつつ前記ケース体内に収容され該ケース体と前記スライダーカムとの間に弾設されたコンプレッションスプリングとを有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に示されたものは、弾性手段がコンプレッションスプリングであったため、第2の部材であるディスプレイ装置を第1の部材であるキーボード本体に対して、所定開成角度から自動的に開成させる力を強くしようとすると、閉じる際の力も増大する上に、所定角度まで開く際の力も強く必要となるという操作フィーリング上の問題と耐久性の問題があった。
【0007】
この発明の目的は、弾性手段にコンプレッションスプリングとしての機能とトーションスプリングとしての機能の両方を併せ持つようにすることにより、所定開成角度からの自動開成力を強くしても、閉じる際の力を弱くし、かつ、閉成状態から所定開成角度まで開く際の力も弱くて良いというヒンジ装置を提供せんとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するためにこの発明は、第1の部材と第2の部材を互いに開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体の一端部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられたスプリングガイドと、前記ケース体の外側で前記シャフトの自由端側に固定された外側に回わり止め手段を有し一端面にカム部を有する固定カムと、この固定カムのカム部と対向する側にカム部を有し前記シャフトを中心部軸方向へ摺動可能に挿通させて設けた前記ケース体に回転を拘束されたスライダーカムと、このスライダーカムと前記スプリング取付部材との間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成り、この弾性手段をコンプレッションスプリングとトーションスプリングの各機能を併せ持つように設けたことを特徴とする。
【0009】
この発明はまた、第1の部材と第2の部材を互いに開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体内部の一側部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられた一端部にカム部を有する固定カムと、前記シャフトの自由端側に前記ケースの外部において取り付けられた外周に回り止め手段を有する固定部材と、前記シャフトを中心部軸方向へ挿通させ前記ケース体に回転を拘束されつつ軸方向へ摺動可能に設けられた前記固定カムと対向する側にカム部を有するスライダーカムと、このスライダーカムと前記固定部材の間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成り、前記弾性手段をコンプレッションスプリングとトーションスプリングの各機能を併せ持つように設けたことを特徴とする。
【0010】
上記いずれの場合にもこの発明は、前記ケース体を前記シャフトに軸受される側壁を有するものとし、この側壁の両側に、前記シャフトの鍔部と前記スプリングガイド又は固定カムとの間にスライドワッシャーを介在させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1において、指示記号1で示されたものは、2つ折りタイプの携帯電話機であり、指示記号2で示されたものはその第1の部材を構成するキーボード本体、指示記号3で示されたものは、その第2の部材を構成する例えば液晶表示装置から成るディスプレイ装置である。
【0012】
この発明に係るヒンジ装置A,Aは、この第1の部材であるキーボード本体2と第2の部材であるディスプレイ装置3とを相対的に開閉可能に連結するものであって、キーボード本体2の取付部2a,2aとディスプレイ装置3の取付部3a間に装着されている。図面ではヒンジ装置A,Aは一対用いられているが、1個の場合もあり得る。図1に示したヒンジ装置A,Aは、左右対称のもので構成は同じであるので、以下に一方のヒンジ装置Aの構成のみについて説明する。
【0013】
図2乃至図11において、指示記号5で示されたものはシャフトであり、このシャフト5は、一端部に鍔部5aを有し、この鍔部5aに変形部5bを有する大径部5cと、この大径部5cに続く小径部5dと、この小径部5dの一端部に設け半径方向に挿通孔5eを有する変形取付部5fを有するものである。指示記号6のものはケース体である。このケース体6は外周軸方向に一対の平坦部から成る回り止め手段6a,6aを有する断面太鼓状を呈した一端部開放のもので、その側壁6bに設けた軸受孔6cにシャフト5の大径部5cを軸挿させ、鍔部5aによって軸方向へ抜け出さないようにかつ回転可能に係止されている。鍔部5aと側壁6bとの間には、スライディングワッシャー4が介在させられている。
【0014】
ケース体6の開放端側には、シャフト5をその中心部軸方向に設けた挿通孔8aへ挿通させつつ、外周に平坦部から成る回り止め手段8bを有するスライダーカム8がケース体6に回転を拘束されて軸方向へ摺動可能に収納されている。このスライダーカム8とシャフト5の変形部5bに該シャフト5に回転を拘束された状態で取り付けられたスプリング取付部材9との間には、シャフト5に還巻きされてコンプレッションスプリングを兼ねるトーションスプリングから成る弾性手段10が配置されている。即ち、スプリング取付部材9の中心部軸方向に設けた変形取付孔9aに大径部5cに設けた変形部5bを挿通させることによって、スプリング取付部材9は、シャフト5に回転を拘束されており、弾性手段10の一端部10aはスプリング取付部材9に設けた係止孔9bへ挿入され、他端部10bはスライダーカム8に設けた係止孔8cへ係止されている。スプリング取付部材9と側壁6bの内側との間には、スライディングワッシャー7が介在させられている。
【0015】
ケース体6外でスライダーカム8と対向する位置には、その中心部軸方向に設けた変形挿通孔11aへシャフト5の変形取付部5fを挿通させて固定カム11が挿通孔5eを介して取り付けた取付ピン12によって取り付けられている。
【0016】
固定カム11の外周には、凸条部と平坦部から成る回り止め手段11bが設けられると共に、スライダーカム8と固定カム11との互いの対向面には、それぞれ凸部13aと凹部13b及び凸部14aから成るカム部13,14が設けられている。各カム部13,14の摺接部には図示してないがシリコンオイルのような粘性の潤滑油が塗布されている。
【0017】
したがって、とくに図1と図2及び図5に示したように、ヒンジ装置Aのケース体6の側をディスプレイ装置3の取付部3aに設けた変形取付孔3bへ挿入係合させ、固定カム11の側をキーボード本体2の取付部2aに設けた変形取付孔2bへ挿入固定させると、ヒンジ装置A,Aの組付は完了する。
【0018】
図5に示したように、第1の部材であるキーボード本体2に対し、第2の部材であるディスプレイ装置3を閉じた状態において、図13の(a)に示したように、固定カム11のカム部14の凸部14aは、スライダーカム8の凹部13bの途中まで落ち込んだ状態にある。この状態から第2の部材であるディスプレイ装置3を第1の部材であるキーボード本体2に対して開くと、ケース体6がディスプレイ装置3と共に回転し、最初はケース体6と共に回転するスライダーカム8のカム部13の凹部13bより、図13の(b)に示したように、固定カム11のカム部14の凸部14aが脱出する際の抵抗に遭遇するが、しかる後は、固定カム11のカム部14の凸部14aが、図13の(c)に示したように、スライダーカム8のなだらかな下り傾斜面13cに移動することと、弾性手段10による回転トルクとによりケース体6がディスプレイ装置3の開成方向へ回転附勢力を受けることから、図13の(d)に示したように、自動的に160°まで開かれる。
【0019】
開いたディスプレイ装置3を閉じる際には、図13に示したように、スライダーカム8のカム部13の傾斜面13cを固定カム11のカム部14の凸部14aを弾性手段のもう一つの機能である押圧力に抗して登る際の抵抗と、弾性手段10を巻き込む際の反撥力に抗してディスプレイ装置3は閉じられ、その閉成位置近く(大概10°前後)なると、固定カム11のカム部14の凸部14aがスライダーカム8のカム部13の傾斜面13cを登りきってその凸部13aより凹部13bへ落ち込む際に生ずる回転トルクによって、ディスプレイ装置3は自動的に吸い込まれるように閉じられ、その閉成状態でロックされるものである。
【0020】
図15はこの発明に係るヒンジ装置の他の実施の形態を示し、この実施の形態に係るヒンジ装置Bと先の実施の形態のものとの相違は、先の実施の形態では、固定カム11であった部材をスライダーカム15とし、先の実施の形態ではスライダーカム8であったものを固定カム16とし、シャフト5の自由端側に取付ピン17で固定部材18を取り付けた点にある。即ち、スライダーカム15はその両側部に平坦部から成る回り止め手段15aを有し、ケース体19に回転を拘束されつつ設けられ、その中心部軸方向に設けた挿通孔15bへシャフト5を挿通させることによってシャフト5の軸方向へ摺動可能である。固定カム16は、その中心部軸方向に設けた変形取付孔16aへシャフト5を挿通させ、このシャフト5の大径部5cに設けた変形部5bと係合させることにより、該シャフト5に回転を拘束されている。固定部材18の外周には先の実施の形態のもののように凸条部と平坦部から成る回り止め手段18aが設けられている。その他、シャフト5に鍔部5a、小径部5d、及び挿通孔5eを有する変形取付部5fが設けられていること、シャフト5の鍔部5aとケース体19の側壁19bの間、及び固定カム16と側壁19bの間にそれぞれワッシャー23,24がその中心部軸方向に設けた挿通孔23a,24aへシャフト5の大径部5cを挿通させつつ介在させてあること、ケース体19の外周には図示してないが、先の実施の形態のもののように、平坦部から成る回り止め手段が設けられている点も同じである。
【0021】
そして、スライダーカム15と固定部材18との間には、シャフト5の小径部5dに還巻きされつつコンプレッションスプリングとトーションスプリングの両機能を合わせ持つ弾性手段20が、その一端部20aをカムスライダー15に設けた係止孔15cに係止させ、他端部20bを固定部材18に設けた係止孔18bに係止させることによって設けられ、スライダーカム15を固定カム16方向へ押圧させつつ、かつスライダーカム15を一方向へ回動附勢させている。
【0022】
したがって、固定部材18を第1の部材であるキーボード本体2の取付部2aに設けた変形取付孔2bに挿入固定し、ケース体19を第2の部材であるディスプレイ装置3の取付部3aに設けた変形取付孔3bに挿入固定させると、ヒンジ装置の組み付けは完了する。
【0023】
そこで、図1に示した第1の部材であるディスプレイ装置3を第1の部材であるキーボード本体2に対して開閉操作を行うと、図15と図16に示したように、固定カム16はシャフト5に固定されているため回転しないが、ケース体19が共に回転し、このケース体19の回転動作に伴ってスライダーカム15のカム部21の凸部21aが、図16の(e)、(f)、(g)、及び(h)に示したように、固定カム16のカム部22の凸部22aと凹部22bの間を移動することによって、先の実施の形態のものと同じ作用効果を奏することができるものであり、各カム部21,22がケース体19の開放端側から見て内奥部に設けられているので、各カム部21,22の間とスライダーカム15とケース体19の間に塗布させる、図示してないシリコンオイルのような潤滑剤が、ケース体19外部へ漏れ出ることを可及的に防止することができるものである。
【0024】
尚、その他の実施の形態として、ケース体6,19を第1の部材であるキーボード本体2側の取付部2aに取り付けることができ、ケース体6,19の外側と内側及び固定カムと固定部材の外側、スライダーカムの外側に設ける各回り止め手段は、上述した実施の形態のものに限定されない。また、シャフトの鍔部は、上述した実施の形態のものと逆方向に設け、ケース体をEリングで係止するように構成しても良い。さらに、固定カム、固定部材の各シャフトの変形部、変形取付部、及び変形挿通孔の形状も実施の形態のものに限定されず、さまざまな公知形状のものとすることができる。そして、シャフト、ケース体、固定カム、固定部材、及びスライダーカムの材質についてもシャフトと固定カムとスライダーカムの材質は強度と耐摩耗性を必要とすることから、金属製の硬い材質のものが望ましいが、実施の形態のものに限定されない。
【0025】
スライダーワッシャーは摺動性を高めるために用いているが、これを同時にフリクションワッシャーとすることは任意である。シャフトと固定部材を固定する手段である取付ピンは、シャフトの側に鍔部を設けることによって省略できよう。
【0026】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏し得る。
【0027】
請求項1と2のように構成すると、コンプレッションスプリングとしての機能とトーションスプリングとしての機能を併せ持つ弾性手段によって、全体としてソフトな開閉操作フィーリングを得ることができる上に、第1の部材であるディスプレイ装置と第2の部材であるキーボード本体を互いに開閉操作する際に、大きな力を必要とすることなく、所定の開成角度から自動的に開くことができ、かつ、両者を閉じる際には所定の閉成角度から自動的に閉じさせ、その閉成状態で安定的にロックさせておくことができるという効果を奏し得る。
【0028】
また、請求項3と4のように構成すると、金属製材質のシャフトの鍔部及びスプリング取付部材や金属製材質の固定カムとの間で圧接状態で回転するケース耐の側壁が磨耗するのを可及的に防止し、耐久性を高めることができるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るヒンジ装置を使用した携帯電話機の第1の部材であるキーボード本体と第2の部材であるディスプレイ装置を開いて見た平面図である。
【図2】この発明に係るヒンジ装置の正面図である。
【図3】図2に示したヒンジ装置の右側面図である。
【図4】図2に示したヒンジ装置の左側面図である。
【図5】図2に示したヒンジ装置の正面断面図である。
【図6】図2に示したヒンジ装置のシャフトの正面図である。
【図7】図2に示したヒンジ装置の固定カムの平面図である。
【図8】図2に示したヒンジ装置の固定カムの左側面図である。
【図9】図2に示したヒンジ装置の固定カムのカム部の展開図である。
【図10】図2に示したヒンジ装置のスライダーカムの左側面図である。
【図11】図2に示したヒンジ装置のスライダーカムの右側面図である。
【図12】図2に示したヒンジ装置のスライダーカムのカム部の展開図である。
【図13】図2に示したヒンジ装置の固定カムのカム部に対するスライダーカムのカム部の動きを説明する説明図である。
【図14】図2と図5に示したヒンジ装置の動きを説明するための縦断面図である。
【図15】この発明に係るヒンジ装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【図16】図15に示したヒンジ装置の固定カムのカム部に対するスライダーカムのカム部の動きを説明する説明図である。
【符号の説明】
A ヒンジ装置
1 携帯電話機
2 キーボード本体
2a 取付部
2b 変形取付孔
3 ディスレイ装置
3a 取付部
3b 変形取付孔
4 スライディングワッシャー
5 シャフト
5a 鍔部
5b 変形部
5c 大径部
5d 小径部
5e 挿通孔
5f 変形取付部
6 ケース体
6a 回り止め手段
6b 側壁
6c 軸受孔
7 スライディングワッシャー
8 スライダーカム
8a 挿通孔
8b 係止孔
9 スプリング取付部材
9a 変形取付孔
10 弾性手段
11 固定カム
11a 変形挿通孔
11b 突条部
11c 平坦部
13 カム部
13a 凸部
13b 凹部
14 カム部
14a 凸部
【発明の属する技術分野】
この発明は、とくに2つ折りタイプの携帯電話機に用いて好適なヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機の中には、第1の部材であるキーボード本体と第2の部材であるディスプレイ装置とを別体に構成し、両者をヒンジ装置を用いて相対的に開閉可能に連結した2つ折りタイプのものがある。
【0003】
かかるヒンジ装置として、次の特許文献に示されたものが公知である。
【0004】
【特許文献1】特開2000−337008号公開特許公報
【0005】
この特許文献1に記載されたものは、一端部に係止部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向に挿通させて係止部に係止された回り止め付きのケース体と、このケース体の開放端側に設けたキー溝に軸方向へ摺動可能に係止され一端面にカム部を有すると共に、中心部軸方向へ前記シャフトを挿通させたスライダーカムと、このスライダーカムのカム部と対向する端面にカム部を有しその中心部軸方向に前記シャフトを挿通させた固定カムと、前記シャフトの回りに還巻きされつつ前記ケース体内に収容され該ケース体と前記スライダーカムとの間に弾設されたコンプレッションスプリングとを有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に示されたものは、弾性手段がコンプレッションスプリングであったため、第2の部材であるディスプレイ装置を第1の部材であるキーボード本体に対して、所定開成角度から自動的に開成させる力を強くしようとすると、閉じる際の力も増大する上に、所定角度まで開く際の力も強く必要となるという操作フィーリング上の問題と耐久性の問題があった。
【0007】
この発明の目的は、弾性手段にコンプレッションスプリングとしての機能とトーションスプリングとしての機能の両方を併せ持つようにすることにより、所定開成角度からの自動開成力を強くしても、閉じる際の力を弱くし、かつ、閉成状態から所定開成角度まで開く際の力も弱くて良いというヒンジ装置を提供せんとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するためにこの発明は、第1の部材と第2の部材を互いに開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体の一端部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられたスプリングガイドと、前記ケース体の外側で前記シャフトの自由端側に固定された外側に回わり止め手段を有し一端面にカム部を有する固定カムと、この固定カムのカム部と対向する側にカム部を有し前記シャフトを中心部軸方向へ摺動可能に挿通させて設けた前記ケース体に回転を拘束されたスライダーカムと、このスライダーカムと前記スプリング取付部材との間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成り、この弾性手段をコンプレッションスプリングとトーションスプリングの各機能を併せ持つように設けたことを特徴とする。
【0009】
この発明はまた、第1の部材と第2の部材を互いに開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体内部の一側部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられた一端部にカム部を有する固定カムと、前記シャフトの自由端側に前記ケースの外部において取り付けられた外周に回り止め手段を有する固定部材と、前記シャフトを中心部軸方向へ挿通させ前記ケース体に回転を拘束されつつ軸方向へ摺動可能に設けられた前記固定カムと対向する側にカム部を有するスライダーカムと、このスライダーカムと前記固定部材の間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成り、前記弾性手段をコンプレッションスプリングとトーションスプリングの各機能を併せ持つように設けたことを特徴とする。
【0010】
上記いずれの場合にもこの発明は、前記ケース体を前記シャフトに軸受される側壁を有するものとし、この側壁の両側に、前記シャフトの鍔部と前記スプリングガイド又は固定カムとの間にスライドワッシャーを介在させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1において、指示記号1で示されたものは、2つ折りタイプの携帯電話機であり、指示記号2で示されたものはその第1の部材を構成するキーボード本体、指示記号3で示されたものは、その第2の部材を構成する例えば液晶表示装置から成るディスプレイ装置である。
【0012】
この発明に係るヒンジ装置A,Aは、この第1の部材であるキーボード本体2と第2の部材であるディスプレイ装置3とを相対的に開閉可能に連結するものであって、キーボード本体2の取付部2a,2aとディスプレイ装置3の取付部3a間に装着されている。図面ではヒンジ装置A,Aは一対用いられているが、1個の場合もあり得る。図1に示したヒンジ装置A,Aは、左右対称のもので構成は同じであるので、以下に一方のヒンジ装置Aの構成のみについて説明する。
【0013】
図2乃至図11において、指示記号5で示されたものはシャフトであり、このシャフト5は、一端部に鍔部5aを有し、この鍔部5aに変形部5bを有する大径部5cと、この大径部5cに続く小径部5dと、この小径部5dの一端部に設け半径方向に挿通孔5eを有する変形取付部5fを有するものである。指示記号6のものはケース体である。このケース体6は外周軸方向に一対の平坦部から成る回り止め手段6a,6aを有する断面太鼓状を呈した一端部開放のもので、その側壁6bに設けた軸受孔6cにシャフト5の大径部5cを軸挿させ、鍔部5aによって軸方向へ抜け出さないようにかつ回転可能に係止されている。鍔部5aと側壁6bとの間には、スライディングワッシャー4が介在させられている。
【0014】
ケース体6の開放端側には、シャフト5をその中心部軸方向に設けた挿通孔8aへ挿通させつつ、外周に平坦部から成る回り止め手段8bを有するスライダーカム8がケース体6に回転を拘束されて軸方向へ摺動可能に収納されている。このスライダーカム8とシャフト5の変形部5bに該シャフト5に回転を拘束された状態で取り付けられたスプリング取付部材9との間には、シャフト5に還巻きされてコンプレッションスプリングを兼ねるトーションスプリングから成る弾性手段10が配置されている。即ち、スプリング取付部材9の中心部軸方向に設けた変形取付孔9aに大径部5cに設けた変形部5bを挿通させることによって、スプリング取付部材9は、シャフト5に回転を拘束されており、弾性手段10の一端部10aはスプリング取付部材9に設けた係止孔9bへ挿入され、他端部10bはスライダーカム8に設けた係止孔8cへ係止されている。スプリング取付部材9と側壁6bの内側との間には、スライディングワッシャー7が介在させられている。
【0015】
ケース体6外でスライダーカム8と対向する位置には、その中心部軸方向に設けた変形挿通孔11aへシャフト5の変形取付部5fを挿通させて固定カム11が挿通孔5eを介して取り付けた取付ピン12によって取り付けられている。
【0016】
固定カム11の外周には、凸条部と平坦部から成る回り止め手段11bが設けられると共に、スライダーカム8と固定カム11との互いの対向面には、それぞれ凸部13aと凹部13b及び凸部14aから成るカム部13,14が設けられている。各カム部13,14の摺接部には図示してないがシリコンオイルのような粘性の潤滑油が塗布されている。
【0017】
したがって、とくに図1と図2及び図5に示したように、ヒンジ装置Aのケース体6の側をディスプレイ装置3の取付部3aに設けた変形取付孔3bへ挿入係合させ、固定カム11の側をキーボード本体2の取付部2aに設けた変形取付孔2bへ挿入固定させると、ヒンジ装置A,Aの組付は完了する。
【0018】
図5に示したように、第1の部材であるキーボード本体2に対し、第2の部材であるディスプレイ装置3を閉じた状態において、図13の(a)に示したように、固定カム11のカム部14の凸部14aは、スライダーカム8の凹部13bの途中まで落ち込んだ状態にある。この状態から第2の部材であるディスプレイ装置3を第1の部材であるキーボード本体2に対して開くと、ケース体6がディスプレイ装置3と共に回転し、最初はケース体6と共に回転するスライダーカム8のカム部13の凹部13bより、図13の(b)に示したように、固定カム11のカム部14の凸部14aが脱出する際の抵抗に遭遇するが、しかる後は、固定カム11のカム部14の凸部14aが、図13の(c)に示したように、スライダーカム8のなだらかな下り傾斜面13cに移動することと、弾性手段10による回転トルクとによりケース体6がディスプレイ装置3の開成方向へ回転附勢力を受けることから、図13の(d)に示したように、自動的に160°まで開かれる。
【0019】
開いたディスプレイ装置3を閉じる際には、図13に示したように、スライダーカム8のカム部13の傾斜面13cを固定カム11のカム部14の凸部14aを弾性手段のもう一つの機能である押圧力に抗して登る際の抵抗と、弾性手段10を巻き込む際の反撥力に抗してディスプレイ装置3は閉じられ、その閉成位置近く(大概10°前後)なると、固定カム11のカム部14の凸部14aがスライダーカム8のカム部13の傾斜面13cを登りきってその凸部13aより凹部13bへ落ち込む際に生ずる回転トルクによって、ディスプレイ装置3は自動的に吸い込まれるように閉じられ、その閉成状態でロックされるものである。
【0020】
図15はこの発明に係るヒンジ装置の他の実施の形態を示し、この実施の形態に係るヒンジ装置Bと先の実施の形態のものとの相違は、先の実施の形態では、固定カム11であった部材をスライダーカム15とし、先の実施の形態ではスライダーカム8であったものを固定カム16とし、シャフト5の自由端側に取付ピン17で固定部材18を取り付けた点にある。即ち、スライダーカム15はその両側部に平坦部から成る回り止め手段15aを有し、ケース体19に回転を拘束されつつ設けられ、その中心部軸方向に設けた挿通孔15bへシャフト5を挿通させることによってシャフト5の軸方向へ摺動可能である。固定カム16は、その中心部軸方向に設けた変形取付孔16aへシャフト5を挿通させ、このシャフト5の大径部5cに設けた変形部5bと係合させることにより、該シャフト5に回転を拘束されている。固定部材18の外周には先の実施の形態のもののように凸条部と平坦部から成る回り止め手段18aが設けられている。その他、シャフト5に鍔部5a、小径部5d、及び挿通孔5eを有する変形取付部5fが設けられていること、シャフト5の鍔部5aとケース体19の側壁19bの間、及び固定カム16と側壁19bの間にそれぞれワッシャー23,24がその中心部軸方向に設けた挿通孔23a,24aへシャフト5の大径部5cを挿通させつつ介在させてあること、ケース体19の外周には図示してないが、先の実施の形態のもののように、平坦部から成る回り止め手段が設けられている点も同じである。
【0021】
そして、スライダーカム15と固定部材18との間には、シャフト5の小径部5dに還巻きされつつコンプレッションスプリングとトーションスプリングの両機能を合わせ持つ弾性手段20が、その一端部20aをカムスライダー15に設けた係止孔15cに係止させ、他端部20bを固定部材18に設けた係止孔18bに係止させることによって設けられ、スライダーカム15を固定カム16方向へ押圧させつつ、かつスライダーカム15を一方向へ回動附勢させている。
【0022】
したがって、固定部材18を第1の部材であるキーボード本体2の取付部2aに設けた変形取付孔2bに挿入固定し、ケース体19を第2の部材であるディスプレイ装置3の取付部3aに設けた変形取付孔3bに挿入固定させると、ヒンジ装置の組み付けは完了する。
【0023】
そこで、図1に示した第1の部材であるディスプレイ装置3を第1の部材であるキーボード本体2に対して開閉操作を行うと、図15と図16に示したように、固定カム16はシャフト5に固定されているため回転しないが、ケース体19が共に回転し、このケース体19の回転動作に伴ってスライダーカム15のカム部21の凸部21aが、図16の(e)、(f)、(g)、及び(h)に示したように、固定カム16のカム部22の凸部22aと凹部22bの間を移動することによって、先の実施の形態のものと同じ作用効果を奏することができるものであり、各カム部21,22がケース体19の開放端側から見て内奥部に設けられているので、各カム部21,22の間とスライダーカム15とケース体19の間に塗布させる、図示してないシリコンオイルのような潤滑剤が、ケース体19外部へ漏れ出ることを可及的に防止することができるものである。
【0024】
尚、その他の実施の形態として、ケース体6,19を第1の部材であるキーボード本体2側の取付部2aに取り付けることができ、ケース体6,19の外側と内側及び固定カムと固定部材の外側、スライダーカムの外側に設ける各回り止め手段は、上述した実施の形態のものに限定されない。また、シャフトの鍔部は、上述した実施の形態のものと逆方向に設け、ケース体をEリングで係止するように構成しても良い。さらに、固定カム、固定部材の各シャフトの変形部、変形取付部、及び変形挿通孔の形状も実施の形態のものに限定されず、さまざまな公知形状のものとすることができる。そして、シャフト、ケース体、固定カム、固定部材、及びスライダーカムの材質についてもシャフトと固定カムとスライダーカムの材質は強度と耐摩耗性を必要とすることから、金属製の硬い材質のものが望ましいが、実施の形態のものに限定されない。
【0025】
スライダーワッシャーは摺動性を高めるために用いているが、これを同時にフリクションワッシャーとすることは任意である。シャフトと固定部材を固定する手段である取付ピンは、シャフトの側に鍔部を設けることによって省略できよう。
【0026】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏し得る。
【0027】
請求項1と2のように構成すると、コンプレッションスプリングとしての機能とトーションスプリングとしての機能を併せ持つ弾性手段によって、全体としてソフトな開閉操作フィーリングを得ることができる上に、第1の部材であるディスプレイ装置と第2の部材であるキーボード本体を互いに開閉操作する際に、大きな力を必要とすることなく、所定の開成角度から自動的に開くことができ、かつ、両者を閉じる際には所定の閉成角度から自動的に閉じさせ、その閉成状態で安定的にロックさせておくことができるという効果を奏し得る。
【0028】
また、請求項3と4のように構成すると、金属製材質のシャフトの鍔部及びスプリング取付部材や金属製材質の固定カムとの間で圧接状態で回転するケース耐の側壁が磨耗するのを可及的に防止し、耐久性を高めることができるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るヒンジ装置を使用した携帯電話機の第1の部材であるキーボード本体と第2の部材であるディスプレイ装置を開いて見た平面図である。
【図2】この発明に係るヒンジ装置の正面図である。
【図3】図2に示したヒンジ装置の右側面図である。
【図4】図2に示したヒンジ装置の左側面図である。
【図5】図2に示したヒンジ装置の正面断面図である。
【図6】図2に示したヒンジ装置のシャフトの正面図である。
【図7】図2に示したヒンジ装置の固定カムの平面図である。
【図8】図2に示したヒンジ装置の固定カムの左側面図である。
【図9】図2に示したヒンジ装置の固定カムのカム部の展開図である。
【図10】図2に示したヒンジ装置のスライダーカムの左側面図である。
【図11】図2に示したヒンジ装置のスライダーカムの右側面図である。
【図12】図2に示したヒンジ装置のスライダーカムのカム部の展開図である。
【図13】図2に示したヒンジ装置の固定カムのカム部に対するスライダーカムのカム部の動きを説明する説明図である。
【図14】図2と図5に示したヒンジ装置の動きを説明するための縦断面図である。
【図15】この発明に係るヒンジ装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【図16】図15に示したヒンジ装置の固定カムのカム部に対するスライダーカムのカム部の動きを説明する説明図である。
【符号の説明】
A ヒンジ装置
1 携帯電話機
2 キーボード本体
2a 取付部
2b 変形取付孔
3 ディスレイ装置
3a 取付部
3b 変形取付孔
4 スライディングワッシャー
5 シャフト
5a 鍔部
5b 変形部
5c 大径部
5d 小径部
5e 挿通孔
5f 変形取付部
6 ケース体
6a 回り止め手段
6b 側壁
6c 軸受孔
7 スライディングワッシャー
8 スライダーカム
8a 挿通孔
8b 係止孔
9 スプリング取付部材
9a 変形取付孔
10 弾性手段
11 固定カム
11a 変形挿通孔
11b 突条部
11c 平坦部
13 カム部
13a 凸部
13b 凹部
14 カム部
14a 凸部
Claims (4)
- 第1の部材と第2の部材を互いに開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体の一端部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられたスプリングガイドと、前記ケース体の外側で前記シャフトの自由端側に固定された外側に回わり止め手段を有し一端面にカム部を有する固定カムと、この固定カムのカム部と対向する側にカム部を有し前記シャフトを中心部軸方向へ摺動可能に挿通させて設けた前記ケース体に回転を拘束されたスライダーカムと、このスライダーカムと前記スプリング取付部材との間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成り、この弾性手段をコンプレッションスプリングとトーションスプリングの各機能を併せ持つように設けたことを特徴とする、ヒンジ装置。
- 第1の部材と第2の部材を互いに開閉可能に連結するものであって、一端部に鍔部を有するシャフトと、このシャフトを中心部軸方向へ挿通させ該シャフトの一端部に係止されつつ回転可能に設けられたケース体と、このケース体内部の一側部側に前記シャフトに回転を拘束されて設けられた一端部にカム部を有する固定カムと、前記シャフトの自由端側に前記ケースの外部において取り付けられた外周に回り止め手段を有する固定部材と、前記シャフトを中心部軸方向へ挿通させ前記ケース体に回転を拘束されつつ軸方向へ摺動可能に設けられた前記固定カムと対向する側にカム部を有するスライダーカムと、このスライダーカムと前記固定部材の間に前記シャフトに還巻きされつつ弾設した弾性手段とから成り、前記弾性手段をコンプレッションスプリングとトーションスプリングの各機能を併せ持つように設けたことを特徴とする、ヒンジ装置。
- 前記ケース体は、前記シャフトに軸受される側壁を有し、この側壁の両側には、前記シャフトの鍔部と前記スプリングガイドとの間にスライドワッシャーが介在されていることを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ装置。
- 前記ケース体は、前記シャフトに軸受けされる側壁を有し、この側壁の両側には、前記シャフトの鍔部と前記固定カムの間にスライドワッシャーが介在されていることを特徴とする、請求項2に記載のヒンジ装置。
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2002
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