JP2004204659A - 配管ヘッダー部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に流体通路が形成され、かつ流体を複数に分岐配分する分岐口を備え、前記流体通路の一端にパイプ状接続部を形成し、他端にパイプ状接続部と嵌合するO−リング及びパイプ保持リングを内蔵したワンプッシュ型継手部からなる配管ヘッダー部材であって、パイプ状接続部の外周に有底保護筒が嵌め込まれ、好ましくは、分岐口を、パイプの先端に嵌め込まれるサポートスリーブを継手部内に内包した状態でキャップをもって封止した配管ヘッダー部材。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は流体を流す配管経路の中で用いられる配管ヘッダー部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
戸建て住宅や集合住宅の台所、浴室、洗面所、洗濯機等の水廻り機器への給水・給湯は、給水源或いは給湯ボイラーから給水管・給湯管にて行われるが、それらの給水・給湯配管経路中に配管分岐ヘッダーが多用され、これによって各水廻り機器へ給水・給湯が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1に示すように、従来の配管分岐へッダーの内、分岐管接続口を備えた分岐ヘッダー部材を複数連結し、必要な数の分岐管接続口を構成しその前後に端部ヘッダー部材を連結して構成されるものがある。各ヘッダーの連結は接続凸部と接続凹部をねじ込み嵌合させて接続するのが主である。
【0004】
【特許文献1】特開2002−39484号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、各ヘッダー部材の接続にあっては、ねじ込み式であるが故にかなり広い作業スペースを必要とし、全ての分岐管接続口が所定の方向を向かせることは難しいものであった。又、各ヘッダー部材の連結の際に、漏水の危険性もあり、これを防ぐことが課題となっていた。
【0006】
又、ヘッダー部材内に異物が入ってしまっては全く使用に供されなくなるもので、これに対しても対策をとる必要があるが、これまでは対策は殆ど取られていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内部に流体通路が形成され、かつ流体を複数に分岐配分する一個又は複数の分岐口を備え、前記流体通路の一端にパイプ状接続部を形成し、他端にO−リング及びパイプ保持リングを内蔵したワンプッシュ型継手部からなる配管ヘッダー部材であって、パイプ状接続部の外周に好ましくは有底の保護筒が嵌め込まれて保管・運搬に供せられるものであり、更に好ましくは、分岐口を、パイプの先端に嵌め込まれるサポ−トスリ−ブを継手内に内包した状態でキャップをもって封止した配管ヘッダ−部材である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、主として合成樹脂製の配管ヘッダー部材にかかるもので、傷を付けることは許されないパイプ状接続部には好ましくは有底の保護筒を嵌め込み、又、継手部の流体通路内に異物が入らないために継手部をキャップをもって覆うのがよく、更には、パイプの先端に嵌め込まれるサポートスリーブを継手部内に内包した状態でキャップするものである。このように、本発明の特徴はパイプ状接続部の外表面が保護されるとともに、流体通路内部にも異物が入らないようにしたものである。そして、分岐口にパイプ接続部の内側に嵌め込まれるサポートスリーブを内包してキャップしておけば、パイプ状接続部にサポートスリーブの嵌め忘れはなくなり、漏水の対策にもなる。
【0009】
尚、分岐口にはO一リング及びパイプ保持リングを内蔵したワンプッシュ型継手部であり、この分岐口に他の配管ヘッダ−部材のパイプ接続部を差し込んで分岐管を連結するものである。即ち、本発明をもって得られる配管ヘッダ−は、一つの配管ヘッダー部材のパイプ状接続部を次の配管ヘッダー部材のワンプッシュ型継手部内に嵌合したもので、単にこれらを嵌め込むのみで連結が可能となり、所望の分岐口を有する配管ヘッダーとなったものである。そして、この配管ヘッダー部材は夫々が回転自在となるため、分岐口を一定の向きにしたり、場合によってはその一部の向きを変えることも可能としたものである。更に言えば、連結は単に嵌め込むだけで行われるため、その連結のためのスペースは比較的狭いものでよく、例えば、床下の狭い空間でも作業が容易となるものである。勿論、前記したようにパイプ状接続部の外周表面を保護筒にて覆ったことにより、保管・運搬その他の工程での傷は着かなくなり、配管ヘッダ−を構成する際にこの部位からの漏水は極めて低減されることとなったものである。
【0010】
【実施例】
以下、好ましい実施例をもって更に詳細に説明すると、図1は本発明の配管ヘッダ−部材の断面図であり、図2は有底保護筒とキャップを配管ヘッダ−部材に装着した際の断面図である。そして、図3はこの配管ヘッダ−部材を接続して構成された配管ヘッダ−の側面図であり、図4はその部分断面図である。
【0011】
配管ヘッダー部材は流体通路4の一端にパイプ状接続部5と、他端にワンプッシュ型継手部6が備えられている。ワンプッシュ型継手部6にあっては、流体通路4の第1段部4a内にO−リング7、パイプ保持リング8を内蔵したもので、パイプ状接続部5が差し込まれた際に、O−リング7がパイプ状接続部5の表面に接して漏水を防ぎ、パイプ保持リング8に備えられた爪80 がパイプ状接続部5の表面に食い込んで完全に連結されるものである。パイプ状接続部5を差し込む際には、サポートスリーブ9を内挿するのがよく、これによってパイプ状接続部5が内側より支持され、パイプ保持リング8の爪80 の食い込みを確実にするようにしたものである。第2段部4bはパイプ状接続部5の差し込み量又は分岐パイプ10の差し込み量を規制するものである。
【0012】
更に、分岐口3にもO−リング7、パイプ保持リング8を内蔵したもので、分岐パイプ10が差し込まれて分岐管を構成するものである。分岐パイプ10の先端にも勿論サポートスリーブ9が内挿されており、これによってパイプ10が内側より支持され、パイプ保持リング8の爪80 の食い込みを確実にする。尚、13は配管ヘッダー部材2、2a、2bに螺合され、O−リング等を外側より抑えるソケットである。
【0013】
本発明の配管ヘッダー部材を用いて得られた配管ヘッダー1は、配管ヘッダー部材2を連結し、その両端にヘッダー端部部材2a、2bが連結されている。配管ヘッダー部材2には夫々一つの分岐口3が備えられており、全ての分岐口3が同一方向に向いた例である。勿論、各配管ヘッダー部材2は回転可能に連結されているため、分岐口3は必要に応じていずれの方向にも向かせることができる。尚、ヘッダー端部部材2a、2bは、ヘッダー部材2の流体通路4に栓を施したものであってもよい。尚、各ヘッダー部材2、2a、2bはこの例では全て合成樹脂製である。
【0014】
さて、図示するように配管ヘッダー部材2のパイプ状接続部5には、合成樹脂製の有底保護筒11が嵌められてパイプ状接続部5の表面が保護され、勿論内部には異物の侵入は阻止される。一方、好ましくは、ワンプッシュ型継手部6及び分岐口3にはこの部位に差し込まれるパイプ状接続部5及び分岐パイプ10の先端に内挿されるサポートスリーブ9が逆向きで入れられ、合成樹脂製のキャップ12が嵌め込まれる。このキャップ12は好ましくはその中央が内側に凹み120 が形成されており、この凹み120 をサポートスリープ9の端部に嵌め込んだ状態でキャップ12が嵌め込まれる。
【0015】
配管ヘッダ−1にあって、ヘッダ−端部部材2a、2bは任意のものが使用できるが、2aは全体を一体型に成形したもの、2bは端部を封止栓14にて塞いだ形状のものである。
【0016】
尚、配管ヘッダ−2のワンプッシュ型2のワンプッシュ型継手部6の構造は上記したものに限定されないことは勿論であり、図5は配管ヘッダー部材2のワンプッシュ型継手部の別例を示す断面図であり、これにキャップ12を施したものである。部材として既に説明したものは省略するが、パイプ保持リング8の外表面には傾斜面81 が形成されている。ソケット13はヘッダー部材2に螺着されており、その内表面には前記傾斜面81 と対向して傾斜面131 が形成されている。これらは図示しない樹脂パイプが挿入され、その後に接触してパイプ保持リング8の爪がパイプの表面に食い込むことになる。勿論、サポートスリーブが内蔵された状態でキャップ12が嵌め込まれる。
【0017】
図6は配管ヘッダー部材2の更に別例を示す断面図であり、これにキャップ12を施したものである。この例では、パイプ保持リング8は段部4a内に内蔵されたコレット収納部材20における内向きのフランジ22に係止される。尚、このコレット収納部材20は先端に形成された外向きのフランジ21にてヘッダー部材2の先端に掛け止めされる。尚、ヘッダー部材2が樹脂製の場合、コレット収納部材20はそのまま一体として形成される場合もある。サポートスリーブ9が内蔵された状態でキャップ12が嵌め込まれるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、配管ヘッダ−を構成する各配管ヘッダー部材の連続部に傷を着けることなく保管・運搬が可能となったものであり、これを連結することにより簡単に任意数の分岐口を備えた配管ヘッダーが容易に得ることが可能となり、配管ヘッダー部材は筒体及びキャップによって塞がれているため、異物の侵入がなく、しかもサポートスリープの挿入忘れもなくなり、漏水の発生も著しく低滅されたものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の配管ヘッダー部材の一部切断側面図である。
【図2】図2は図1の配管ヘッダ−部材に保護筒及びキャップを装着した際の断面図である。
【図3】図3は各部材を接続した際の配管ヘッダ−の側面図である。
【図4】図4は図3の部分拡大断面図である。
【図5】図5は配管ヘッダー部材2の別例を示す断面図である。
【図6】図6は配管ヘッダー部材2の更に別例を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥配管ヘッダー、
2‥配管ヘッダー部材、
2a、2b、2c‥ヘッダー端部部材、
3‥分岐ロ、
4‥流体通路、
4a、4b‥流体通路の段部、
5‥パイプ状接続部、
6‥ワンプッシュ型継手部、
7‥O−リング、
8‥パイプ保持リング、
80 ‥パイプ保持リングの爪、
9‥サポートスリーブ、
10‥分岐パイプ、
11‥有底保護筒、
12‥キャップ、
120 ‥キャップの凹み、
13‥ソケット、
14‥封止栓。
Claims (3)
- 内部に流体通路が形成され、かつ流体を複数に分岐配分する一個又は複数の分岐口を備え、前記流体通路の一端にパイプ状接続部を形成し、他端にパイプ状接続部と嵌合するO−リング及びパイプ保持リングを内蔵したワンプッシュ型継手部からなる配管ヘッダー部材であって、パイプ状接続部の外周に保護筒が嵌め込まれて保管・運搬に供せられることを特徴とする配管ヘッダー部材。
- 保護筒が有底である請求項1記載の配管ヘッダ−部材。
- 分岐口を、パイプの先端に嵌め込まれるサポ−トスリ−ブを継手内に内包した状態でキャップをもって封止した請求項1又は2記載の配管ヘッダ−部材。
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2003
- 2003-01-22 JP JP2003013516A patent/JP2004204659A/ja active Pending
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