JP2004202656A - 研磨用ポリッシャのツルーイング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】磨き残しをなくして良好な形状精度が得られる研磨方法を提供する。
【解決手段】カップホイールCをワークテーブル1上に取り付けるときにワークテーブル1上にワークWが保持されたときのワークWの回転中心軸とカップホイールCの回転中心軸とを一致させるようにする。ここで、カップホイールCの回転中心軸上にポリッシャ7の下死点が位置するようにワークテーブル1をX軸方向に移動させる。この状態でカップホイールC及びポリッシャ7を各々回転させながらポリッシャ7をZ軸方向で下向きに移動させてポリッシャ7の加工部を開口したカップホイールCに切り込ませる。この状態を一定時間保持するとポリッシャ7は球面形状に成形される。このツルーイングを行うことにより、ワークWをポリッシャ7が走査した際にワークWの回転中心軸をポリッシャ7の加工部の中心が必ず通るようになる。
【選択図】 図1
【解決手段】カップホイールCをワークテーブル1上に取り付けるときにワークテーブル1上にワークWが保持されたときのワークWの回転中心軸とカップホイールCの回転中心軸とを一致させるようにする。ここで、カップホイールCの回転中心軸上にポリッシャ7の下死点が位置するようにワークテーブル1をX軸方向に移動させる。この状態でカップホイールC及びポリッシャ7を各々回転させながらポリッシャ7をZ軸方向で下向きに移動させてポリッシャ7の加工部を開口したカップホイールCに切り込ませる。この状態を一定時間保持するとポリッシャ7は球面形状に成形される。このツルーイングを行うことにより、ワークWをポリッシャ7が走査した際にワークWの回転中心軸をポリッシャ7の加工部の中心が必ず通るようになる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は研磨技術に関し、とりわけレンズ等の光学素子又は成形用金型の研磨において好適な研磨技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズ等の光学素子や成形用金型の表面を高精度に加工するための研磨方法として特許文献1に開示されたものがある。
この研磨方法を、図5を用いて説明する。
【0003】
図5に示す研磨機において、ワークテーブル101は同図に示すX軸方向に移動可能であって且つA軸方向に揺動可能である。ワークテーブル101の下方にはモータ102が接続されており、モータ102を動作させるとワークテーブル101が回転するように構成されている。ワークテーブル101はその上にワーク(被加工物)Wを保持させるものである。
【0004】
ワークテーブル101上に保持させたワークWの上方には、同図に示すZ軸方向に上下させることの可能なエアシリンダ103が配置されている。このエアシリンダ103には回転軸部104が取り付けられている。この回転軸部104の下方にはコレットチャック106が取り付けられており、これによりポリッシャ107を保持させることができる。一方、回転軸部104の上部にはモータ105が取り付けられており、コレットチャック106に保持させたポリッシャ107を回転させることができる。
【0005】
上述した構成の研磨機によって研磨加工を行う手順について説明する。
まず、ワークテーブル101にワークWを取り付けると共に、回転軸部104のコレットチャック106にポリッシャ107を取り付ける。
続いて、図示していないポリッシャステージを図5に示すX軸方向又はY軸方向(X軸方向及びZ軸方向の双方に対して垂直な方向)に移動させ、ポリッシャ107の加工部の中心がワークWの回転中心軸上に位置するように目視で調整を行う。
【0006】
この調整によってポリッシャ107の位置決めが完了したら研磨を開始する。まず、ワークテーブル101を同図に示すX軸方向に移動させながらA軸方向に揺動させてワークWを研磨開始位置に移動させる。ここでワークWに研磨剤を塗布し、ワークテーブル101及び球面形状のポリッシャ107を共に回転させる。そして、ポリッシャ107とワークWとが接触し、ワークWに一定の荷重が負荷される位置までエアシリンダ103を図5に示すZ軸の矢印の向きへ下げて研磨を開始する。
【0007】
研磨はワークテーブル101をX軸方向に移動させてワークWの外周部から中心部の方向へと行うようにする。また、このとき、研磨荷重がワークWの面に対して常に垂直に一定荷重がかかるようワークテーブル101をA軸に沿って揺動させながら研磨を行うようにする。
【0008】
特許文献1に開示されている研磨方法は以上のようにして行うというものであった。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−233952号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した研磨方法におけるポリッシャ107の位置調整では、目視によってポリッシャ107の加工部の中心をワークWの回転中心軸上に位置させていた。しかし、この目視による位置決めでポリッシャ107の加工部の中心をワークWの回転中心軸に完全に位置させることは難しい作業であり、この作業の回数をできるだけ減らすことが望ましい。
【0011】
また、研磨が繰り返し行われると、ポリッシャ107の加工部の磨耗によって球面形状を呈しているポリッシャ107の曲率半径Rが小さくなるため、ポリッシャ加工部107の中心とワークWの回転中心軸との間に位置ズレが生じるようになる。このズレは、X軸方向(ポリッシャ107の走査方向)のものであれば機械的に修正することが可能であるものの、Y軸方向(ポリッシャ107の走査方向と直交する方向)のものであると機械的に修正することができない。従って、再度、目視でポリッシャステージをY軸方向で調整する必要が生じてしまい、このための時間が費やされていた。
【0012】
また、繰り返し研磨加工を行ったことによりポリッシャ107の曲率半径Rが小さくなっていることに気づかずにその中心がずれたままで研磨を行ってしまうと、ポリッシャ107の加工部の中心がワークWの回転中心軸を通らずに加工がされてしまうため、ワークWの中心部に磨き残りである「へそ」が生じてしまう。
【0013】
ポリッシャ107がY軸方向にずれていた場合の加工について図6を用いて更に詳しく説明する。
図6(a)はワークWの研磨を上方から見た模式図であり、ワークW上をポリッシャ107が走査する軌跡を示したものである。また、図6(b)は平面形状のワークを研磨した時の加工前と加工後との各々の形状を表した模式図である。
【0014】
図6(a)に示すように、ワークWの研磨はポリッシャ107とワークWとのの双方を回転させながらワークWの外周部から中心部へと走査して行われる。このとき、ポリッシャ107の加工部の中心とワークWの回転中心軸とが同図におけるY軸方向にaだけずれていると、(a)に図示のようにポリッシャ107の加工部の中心がワークWの回転中心軸を通らずに研磨されてしまう。その結果、図6(b)の加工後のワークWの形状に示すようにその中心部の半径aの部分に磨き残しによる「へそ」が生じてしまう。
【0015】
以上の問題を鑑み、磨き残しをなくして良好な形状精度が得られる研磨方法を提供することが、本発明が解決しようとする課題である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、球面形状に加工されている研磨用ポリッシャと被加工物との双方を各々回転させた状態で該研磨用ポリッシャを該被加工物に押圧しながらこの両者を相対的に走査させることによって行われる研磨加工に用いられる該研磨用ポリッシャのツルーイング方法であって、研磨用ポリッシャを加工するためのカップホイール形状の研削工具の回転中心軸を、上述した研磨加工のために被加工物を回転させるときの回転中心軸に一致させるように該研削工具を配置し、研磨用ポリッシャの下死点が該研削工具の回転中心軸上に位置するように該研磨用ポリッシャを配置し、研削工具の回転中心軸を中心にして該研削工具を回転させると共に該研磨用ポリッシャの回転中心軸を中心にして該研磨用ポリッシャを回転させながら該研磨用ポリッシャを該研削工具のカップホイール形状における開口部分へ押圧することによって該研磨用ポリッシャをツルーイングすることによって前述した課題を解決する。
【0017】
こうすることにより、研磨用ポリッシャを所定の曲率の球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなく研磨用ポリッシャの加工部の中心を被加工物の回転中心軸上に位置させることができる。従って、元の通りに配置された被加工物に対し、この方法でツルーイングされた研磨用ポリッシャを用い、且つツルーイングされたままの配置で研磨加工を行えば、被加工物上を研磨用ポリッシャが走査した際に被加工物の回転中心軸を研磨用ポリッシャの加工部の中心が必ず通るので、被加工物の回転中心部分に磨き残しの生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1の実施に使用する研磨機の構成を示している。なお、この実施例ではフェノール樹脂製のポリッシャ7のツルーイングを行う。
【0019】
図1に示す研磨機において、ワークテーブル1は同図に示すX軸方向に移動可能であって且つA軸方向に揺動可能である。ワークテーブル1の下方にはモータ2が接続されており、モータ2を動作させるとワークテーブル1が回転するように構成されている。
【0020】
フェノール樹脂製のポリッシャ7のツルーイングを行うときにはワークテーブル1上には、ワークWの代わりに、ポリッシャ7のツルーイングを行うための研削工具であるメタルボンド製のカップホイールCが保持される。
図1に示した研磨機におけるカップホイールCの部分の拡大図を図2に示す。本実施例において、このカップホイールCは、図2に示すホイールの先端間隔D=3.68mm、先端丸みr=0.2mmに形成されている。
【0021】
図1の説明へ戻ると、ワークテーブル1上に保持させたカップホイールCの上方には、図1に示すZ軸方向に上下させることの可能なエアシリンダ3が配置されている。このエアシリンダ3には回転軸部4がZ軸方向に対して45°の傾斜角を有して取り付けられている。この回転軸部4の下方にはコレットチャック6が取り付けられており、これによりポリッシャ7を保持させることができる。一方、回転軸部4の上部にはモータ5が取り付けられており、コレットチャック6に保持させたポリッシャ7を回転させることができる。
【0022】
上述した構成の研磨機においてポリッシャ7のツルーイングを行う手順について説明する。
まず、カップホイールCを外周の振れが0.02mm以下になる精度でワークテーブル1上に取り付けてワークテーブル1上にワークWが保持されたときのワークWの回転中心軸とカップホイールCの回転中心軸とを一致させるようにし、次に、回転軸部4のコレットチャック6にポリッシャ7を取り付ける。
【0023】
ここで、カップホイールCの回転中心軸上にポリッシャ7の下死点が位置するようにワークテーブル1を図1におけるX軸方向に移動させる。そしてモータ2及び5を動作させてカップホイールCを600rpmで、またポリッシャ7を20rpmで各々回転させる。
【0024】
この状態でポリッシャ7を図1におけるZ軸方向で下向きに移動させてポリッシャ7の加工部を開口したカップホイールCに切り込ませる。この状態を一定時間保持することにより、ポリッシャ7は球面形状に成形される。この成形が終了したらポリッシャ7を図1におけるZ軸方向の上向きに移動させることでポリッシャ7のツルーイングは完了する。
【0025】
カップホイールCが前述した寸法に形成されているときには、このツルーイングによってポリッシャ7先端の加工部の曲率半径R(図2参照)を5mmに成形することができる。
なお、図1に示した構成の研磨機によってワークWの研磨加工を行う手順については前述した特許文献1に開示されている研磨方法の手順に従えばよいが、この手順のうちポリッシャ7とワークWとの位置関係の調整は不要である。
【0026】
以上のように、本実施例によれば、ポリッシャ7を所定の曲率半径Rの球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなくポリッシャ7の加工部の中心をワークWの回転中心軸上に位置させることができる。従って、この方法でツルーイングしたポリッシャ7を用いて研磨すれば、ワークW上をポリッシャ7が走査した際にワークWの回転中心軸をポリッシャ7の加工部の中心が必ず通るため、ワークW中心部に磨き残しが生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができる。
[実施例2]
図3は本発明の実施例2の実施に使用する研磨機の構成を示している。なお、この実施例では粒径が5μm以下のダイヤモンド砥粒を含有しているレジンボンドダイヤモンド砥石製のポリッシャ7’のツルーイングを行う。
【0027】
なお、同図において、図1に示したものと同一の構成要素には同一の符号を付している。
図3に示す研磨機において、ワークテーブル1は同図に示すX軸方向に移動可能であって且つA軸方向に揺動可能である。ワークテーブル1の下方にはモータ2が接続されており、モータ2を動作させるとワークテーブル1が回転するように構成されている。
【0028】
レジンボンドダイヤモンド製のポリッシャ7’のツルーイングを行うときにはワークテーブル1上には、ワークWの代わりにポリッシャ7’のツルーイングを行うための研削工具であるカップホイールC’が保持される。なお、このカップホイールC’は、ツルーイングを行うポリッシャ7’に使用するものよりも粒度の低い粗粒のダイヤモンド砥粒を含有しているレジンボンドダイヤモンドを用いて形成されている。
【0029】
図3に示した研磨機におけるカップホイールC’の部分の拡大図を図4に示す。本実施例において、このカップホイールC’は、図4に示すホイールの先端間隔D=2.6mm、先端丸みr=0.2mmに形成されている。
図3の説明へ戻ると、ワークテーブル1上に保持させたカップホイールC’の上方には、図3に示すZ軸方向に上下させることの可能なエアシリンダ3が配置されている。このエアシリンダ3には回転軸部4がX軸方向(水平方向)に対して60°の傾斜角(図4におけるθ=60°)を有して取り付けられている。この回転軸部4の下方にはコレットチャック6が取り付けられており、これによりポリッシャ7’を保持させることができる。一方、回転軸部4の上部にはモータ5が取り付けられており、コレットチャック6に保持させたポリッシャ7’を回転させることができる。
【0030】
上述した構成の研磨機においてポリッシャ7’のツルーイングを行う手順について説明する。
まず、カップホイールC’を外周の振れが0.02mm以下になる精度でワークテーブル1上に取り付けてワークテーブル1上にワークWが保持されたときのワークWの回転中心軸とカップホイールC’の回転中心軸とを一致させるようにし、次に、回転軸部4のコレットチャック6にポリッシャ7’を取り付ける。
【0031】
ここで、カップホイールC’の回転中心軸上にポリッシャ7’の下死点が位置するようにワークテーブル1を図3におけるX軸方向に移動させる。そしてモータ2及び5を動作させてカップホイールC’を600rpmで、またポリッシャ7’を20rpmで各々回転させる。
【0032】
この状態でポリッシャ7’を図3におけるZ軸方向で下向きに移動させてポリッシャ7’の加工部を開口したカップホイールC’に切り込ませる。この状態を一定時間保持することにより、ポリッシャ7’は球面形状に成形される。
その後、ポリッシャ7’として使用するレジンボンドダイヤモンド砥石の目立てを行う。そのためには、ポリッシャ7’とカップホイールC’の回転速度を上述した球面成形時のものよりも低速にし、ポリッシャ7’の加工部にGC(緑色炭化珪素素材)砥粒を希釈油で希釈したスラリ(研磨剤)を供給しながら目立てを行う。この目立てが終了したらポリッシャ7’をZ軸方向で上向きに移動させることでポリッシャ7’のツルーイングは完了する。
【0033】
カップホイールC’が前述した寸法に形成されているときには、ポリッシャ7’先端の加工部の曲率半径R(図4参照)を5mmに成形することができる。
なお、図3の示した構成の研磨機によってワークWの研磨加工を行う手順については、前述した特許文献1に開示されている研磨方法の手順に従えばよいが、この手順のうちポリッシャ7’とワークWとの位置関係の調整は不要である。
【0034】
以上のように、本実施例によれば、ポリッシャ7’を所定の曲率半径Rの球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなくポリッシャ7’の加工部の中心をワークWの回転中心軸に位置させることができる。従って、この方法でツルーイングしたポリッシャ7’を用いて研磨すれば、ワークW上をポリッシャ7’が走査した際にワークWの回転中心軸をポリッシャ7’の加工部の中心が必ず通るため、ワークW中心部に磨き残しが生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができる。
【0035】
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る研磨用ポリッシャのツルーイング方法によれば、研磨用ポリッシャを所定の曲率の球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなく研磨用ポリッシャの加工部の中心を被加工物の回転中心軸上に位置させることができる。
【0037】
従って、研磨用ポリッシャの取り付け時や研磨用ポリッシャで相当時間の研磨加工を行った後に本発明を実施することにより、被加工物上を研磨用ポリッシャが走査した際に被加工物の回転中心軸を研磨用ポリッシャの加工部の中心が必ず通るので、被加工物の回転中心部分に磨き残しの生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に使用する研磨機の構成を示す図である。
【図2】図1に示した研磨機におけるカップホイールCの部分の拡大図である。
【図3】本発明の実施例2に使用する研磨機の構成を示す図である。
【図4】図3に示した研磨機におけるカップホイールC’の部分の拡大図である。
【図5】従来の研磨方法の実施に使用される研磨機の構成を示す図である。
【図6】従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1、101 ワークテーブル
2、5、102、105 モータ
3、103 エアシリンダ
4、104 回転軸部
6、106 コレットチャック
7、7’、107 ポリッシャ
C、C’ カップホイール
W ワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は研磨技術に関し、とりわけレンズ等の光学素子又は成形用金型の研磨において好適な研磨技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズ等の光学素子や成形用金型の表面を高精度に加工するための研磨方法として特許文献1に開示されたものがある。
この研磨方法を、図5を用いて説明する。
【0003】
図5に示す研磨機において、ワークテーブル101は同図に示すX軸方向に移動可能であって且つA軸方向に揺動可能である。ワークテーブル101の下方にはモータ102が接続されており、モータ102を動作させるとワークテーブル101が回転するように構成されている。ワークテーブル101はその上にワーク(被加工物)Wを保持させるものである。
【0004】
ワークテーブル101上に保持させたワークWの上方には、同図に示すZ軸方向に上下させることの可能なエアシリンダ103が配置されている。このエアシリンダ103には回転軸部104が取り付けられている。この回転軸部104の下方にはコレットチャック106が取り付けられており、これによりポリッシャ107を保持させることができる。一方、回転軸部104の上部にはモータ105が取り付けられており、コレットチャック106に保持させたポリッシャ107を回転させることができる。
【0005】
上述した構成の研磨機によって研磨加工を行う手順について説明する。
まず、ワークテーブル101にワークWを取り付けると共に、回転軸部104のコレットチャック106にポリッシャ107を取り付ける。
続いて、図示していないポリッシャステージを図5に示すX軸方向又はY軸方向(X軸方向及びZ軸方向の双方に対して垂直な方向)に移動させ、ポリッシャ107の加工部の中心がワークWの回転中心軸上に位置するように目視で調整を行う。
【0006】
この調整によってポリッシャ107の位置決めが完了したら研磨を開始する。まず、ワークテーブル101を同図に示すX軸方向に移動させながらA軸方向に揺動させてワークWを研磨開始位置に移動させる。ここでワークWに研磨剤を塗布し、ワークテーブル101及び球面形状のポリッシャ107を共に回転させる。そして、ポリッシャ107とワークWとが接触し、ワークWに一定の荷重が負荷される位置までエアシリンダ103を図5に示すZ軸の矢印の向きへ下げて研磨を開始する。
【0007】
研磨はワークテーブル101をX軸方向に移動させてワークWの外周部から中心部の方向へと行うようにする。また、このとき、研磨荷重がワークWの面に対して常に垂直に一定荷重がかかるようワークテーブル101をA軸に沿って揺動させながら研磨を行うようにする。
【0008】
特許文献1に開示されている研磨方法は以上のようにして行うというものであった。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−233952号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した研磨方法におけるポリッシャ107の位置調整では、目視によってポリッシャ107の加工部の中心をワークWの回転中心軸上に位置させていた。しかし、この目視による位置決めでポリッシャ107の加工部の中心をワークWの回転中心軸に完全に位置させることは難しい作業であり、この作業の回数をできるだけ減らすことが望ましい。
【0011】
また、研磨が繰り返し行われると、ポリッシャ107の加工部の磨耗によって球面形状を呈しているポリッシャ107の曲率半径Rが小さくなるため、ポリッシャ加工部107の中心とワークWの回転中心軸との間に位置ズレが生じるようになる。このズレは、X軸方向(ポリッシャ107の走査方向)のものであれば機械的に修正することが可能であるものの、Y軸方向(ポリッシャ107の走査方向と直交する方向)のものであると機械的に修正することができない。従って、再度、目視でポリッシャステージをY軸方向で調整する必要が生じてしまい、このための時間が費やされていた。
【0012】
また、繰り返し研磨加工を行ったことによりポリッシャ107の曲率半径Rが小さくなっていることに気づかずにその中心がずれたままで研磨を行ってしまうと、ポリッシャ107の加工部の中心がワークWの回転中心軸を通らずに加工がされてしまうため、ワークWの中心部に磨き残りである「へそ」が生じてしまう。
【0013】
ポリッシャ107がY軸方向にずれていた場合の加工について図6を用いて更に詳しく説明する。
図6(a)はワークWの研磨を上方から見た模式図であり、ワークW上をポリッシャ107が走査する軌跡を示したものである。また、図6(b)は平面形状のワークを研磨した時の加工前と加工後との各々の形状を表した模式図である。
【0014】
図6(a)に示すように、ワークWの研磨はポリッシャ107とワークWとのの双方を回転させながらワークWの外周部から中心部へと走査して行われる。このとき、ポリッシャ107の加工部の中心とワークWの回転中心軸とが同図におけるY軸方向にaだけずれていると、(a)に図示のようにポリッシャ107の加工部の中心がワークWの回転中心軸を通らずに研磨されてしまう。その結果、図6(b)の加工後のワークWの形状に示すようにその中心部の半径aの部分に磨き残しによる「へそ」が生じてしまう。
【0015】
以上の問題を鑑み、磨き残しをなくして良好な形状精度が得られる研磨方法を提供することが、本発明が解決しようとする課題である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、球面形状に加工されている研磨用ポリッシャと被加工物との双方を各々回転させた状態で該研磨用ポリッシャを該被加工物に押圧しながらこの両者を相対的に走査させることによって行われる研磨加工に用いられる該研磨用ポリッシャのツルーイング方法であって、研磨用ポリッシャを加工するためのカップホイール形状の研削工具の回転中心軸を、上述した研磨加工のために被加工物を回転させるときの回転中心軸に一致させるように該研削工具を配置し、研磨用ポリッシャの下死点が該研削工具の回転中心軸上に位置するように該研磨用ポリッシャを配置し、研削工具の回転中心軸を中心にして該研削工具を回転させると共に該研磨用ポリッシャの回転中心軸を中心にして該研磨用ポリッシャを回転させながら該研磨用ポリッシャを該研削工具のカップホイール形状における開口部分へ押圧することによって該研磨用ポリッシャをツルーイングすることによって前述した課題を解決する。
【0017】
こうすることにより、研磨用ポリッシャを所定の曲率の球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなく研磨用ポリッシャの加工部の中心を被加工物の回転中心軸上に位置させることができる。従って、元の通りに配置された被加工物に対し、この方法でツルーイングされた研磨用ポリッシャを用い、且つツルーイングされたままの配置で研磨加工を行えば、被加工物上を研磨用ポリッシャが走査した際に被加工物の回転中心軸を研磨用ポリッシャの加工部の中心が必ず通るので、被加工物の回転中心部分に磨き残しの生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1の実施に使用する研磨機の構成を示している。なお、この実施例ではフェノール樹脂製のポリッシャ7のツルーイングを行う。
【0019】
図1に示す研磨機において、ワークテーブル1は同図に示すX軸方向に移動可能であって且つA軸方向に揺動可能である。ワークテーブル1の下方にはモータ2が接続されており、モータ2を動作させるとワークテーブル1が回転するように構成されている。
【0020】
フェノール樹脂製のポリッシャ7のツルーイングを行うときにはワークテーブル1上には、ワークWの代わりに、ポリッシャ7のツルーイングを行うための研削工具であるメタルボンド製のカップホイールCが保持される。
図1に示した研磨機におけるカップホイールCの部分の拡大図を図2に示す。本実施例において、このカップホイールCは、図2に示すホイールの先端間隔D=3.68mm、先端丸みr=0.2mmに形成されている。
【0021】
図1の説明へ戻ると、ワークテーブル1上に保持させたカップホイールCの上方には、図1に示すZ軸方向に上下させることの可能なエアシリンダ3が配置されている。このエアシリンダ3には回転軸部4がZ軸方向に対して45°の傾斜角を有して取り付けられている。この回転軸部4の下方にはコレットチャック6が取り付けられており、これによりポリッシャ7を保持させることができる。一方、回転軸部4の上部にはモータ5が取り付けられており、コレットチャック6に保持させたポリッシャ7を回転させることができる。
【0022】
上述した構成の研磨機においてポリッシャ7のツルーイングを行う手順について説明する。
まず、カップホイールCを外周の振れが0.02mm以下になる精度でワークテーブル1上に取り付けてワークテーブル1上にワークWが保持されたときのワークWの回転中心軸とカップホイールCの回転中心軸とを一致させるようにし、次に、回転軸部4のコレットチャック6にポリッシャ7を取り付ける。
【0023】
ここで、カップホイールCの回転中心軸上にポリッシャ7の下死点が位置するようにワークテーブル1を図1におけるX軸方向に移動させる。そしてモータ2及び5を動作させてカップホイールCを600rpmで、またポリッシャ7を20rpmで各々回転させる。
【0024】
この状態でポリッシャ7を図1におけるZ軸方向で下向きに移動させてポリッシャ7の加工部を開口したカップホイールCに切り込ませる。この状態を一定時間保持することにより、ポリッシャ7は球面形状に成形される。この成形が終了したらポリッシャ7を図1におけるZ軸方向の上向きに移動させることでポリッシャ7のツルーイングは完了する。
【0025】
カップホイールCが前述した寸法に形成されているときには、このツルーイングによってポリッシャ7先端の加工部の曲率半径R(図2参照)を5mmに成形することができる。
なお、図1に示した構成の研磨機によってワークWの研磨加工を行う手順については前述した特許文献1に開示されている研磨方法の手順に従えばよいが、この手順のうちポリッシャ7とワークWとの位置関係の調整は不要である。
【0026】
以上のように、本実施例によれば、ポリッシャ7を所定の曲率半径Rの球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなくポリッシャ7の加工部の中心をワークWの回転中心軸上に位置させることができる。従って、この方法でツルーイングしたポリッシャ7を用いて研磨すれば、ワークW上をポリッシャ7が走査した際にワークWの回転中心軸をポリッシャ7の加工部の中心が必ず通るため、ワークW中心部に磨き残しが生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができる。
[実施例2]
図3は本発明の実施例2の実施に使用する研磨機の構成を示している。なお、この実施例では粒径が5μm以下のダイヤモンド砥粒を含有しているレジンボンドダイヤモンド砥石製のポリッシャ7’のツルーイングを行う。
【0027】
なお、同図において、図1に示したものと同一の構成要素には同一の符号を付している。
図3に示す研磨機において、ワークテーブル1は同図に示すX軸方向に移動可能であって且つA軸方向に揺動可能である。ワークテーブル1の下方にはモータ2が接続されており、モータ2を動作させるとワークテーブル1が回転するように構成されている。
【0028】
レジンボンドダイヤモンド製のポリッシャ7’のツルーイングを行うときにはワークテーブル1上には、ワークWの代わりにポリッシャ7’のツルーイングを行うための研削工具であるカップホイールC’が保持される。なお、このカップホイールC’は、ツルーイングを行うポリッシャ7’に使用するものよりも粒度の低い粗粒のダイヤモンド砥粒を含有しているレジンボンドダイヤモンドを用いて形成されている。
【0029】
図3に示した研磨機におけるカップホイールC’の部分の拡大図を図4に示す。本実施例において、このカップホイールC’は、図4に示すホイールの先端間隔D=2.6mm、先端丸みr=0.2mmに形成されている。
図3の説明へ戻ると、ワークテーブル1上に保持させたカップホイールC’の上方には、図3に示すZ軸方向に上下させることの可能なエアシリンダ3が配置されている。このエアシリンダ3には回転軸部4がX軸方向(水平方向)に対して60°の傾斜角(図4におけるθ=60°)を有して取り付けられている。この回転軸部4の下方にはコレットチャック6が取り付けられており、これによりポリッシャ7’を保持させることができる。一方、回転軸部4の上部にはモータ5が取り付けられており、コレットチャック6に保持させたポリッシャ7’を回転させることができる。
【0030】
上述した構成の研磨機においてポリッシャ7’のツルーイングを行う手順について説明する。
まず、カップホイールC’を外周の振れが0.02mm以下になる精度でワークテーブル1上に取り付けてワークテーブル1上にワークWが保持されたときのワークWの回転中心軸とカップホイールC’の回転中心軸とを一致させるようにし、次に、回転軸部4のコレットチャック6にポリッシャ7’を取り付ける。
【0031】
ここで、カップホイールC’の回転中心軸上にポリッシャ7’の下死点が位置するようにワークテーブル1を図3におけるX軸方向に移動させる。そしてモータ2及び5を動作させてカップホイールC’を600rpmで、またポリッシャ7’を20rpmで各々回転させる。
【0032】
この状態でポリッシャ7’を図3におけるZ軸方向で下向きに移動させてポリッシャ7’の加工部を開口したカップホイールC’に切り込ませる。この状態を一定時間保持することにより、ポリッシャ7’は球面形状に成形される。
その後、ポリッシャ7’として使用するレジンボンドダイヤモンド砥石の目立てを行う。そのためには、ポリッシャ7’とカップホイールC’の回転速度を上述した球面成形時のものよりも低速にし、ポリッシャ7’の加工部にGC(緑色炭化珪素素材)砥粒を希釈油で希釈したスラリ(研磨剤)を供給しながら目立てを行う。この目立てが終了したらポリッシャ7’をZ軸方向で上向きに移動させることでポリッシャ7’のツルーイングは完了する。
【0033】
カップホイールC’が前述した寸法に形成されているときには、ポリッシャ7’先端の加工部の曲率半径R(図4参照)を5mmに成形することができる。
なお、図3の示した構成の研磨機によってワークWの研磨加工を行う手順については、前述した特許文献1に開示されている研磨方法の手順に従えばよいが、この手順のうちポリッシャ7’とワークWとの位置関係の調整は不要である。
【0034】
以上のように、本実施例によれば、ポリッシャ7’を所定の曲率半径Rの球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなくポリッシャ7’の加工部の中心をワークWの回転中心軸に位置させることができる。従って、この方法でツルーイングしたポリッシャ7’を用いて研磨すれば、ワークW上をポリッシャ7’が走査した際にワークWの回転中心軸をポリッシャ7’の加工部の中心が必ず通るため、ワークW中心部に磨き残しが生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができる。
【0035】
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る研磨用ポリッシャのツルーイング方法によれば、研磨用ポリッシャを所定の曲率の球面形状に成形することができ、なおかつ、難度の高い位置調整の作業を行うことなく研磨用ポリッシャの加工部の中心を被加工物の回転中心軸上に位置させることができる。
【0037】
従って、研磨用ポリッシャの取り付け時や研磨用ポリッシャで相当時間の研磨加工を行った後に本発明を実施することにより、被加工物上を研磨用ポリッシャが走査した際に被加工物の回転中心軸を研磨用ポリッシャの加工部の中心が必ず通るので、被加工物の回転中心部分に磨き残しの生じることがなくなり、良好な形状精度に仕上げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に使用する研磨機の構成を示す図である。
【図2】図1に示した研磨機におけるカップホイールCの部分の拡大図である。
【図3】本発明の実施例2に使用する研磨機の構成を示す図である。
【図4】図3に示した研磨機におけるカップホイールC’の部分の拡大図である。
【図5】従来の研磨方法の実施に使用される研磨機の構成を示す図である。
【図6】従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1、101 ワークテーブル
2、5、102、105 モータ
3、103 エアシリンダ
4、104 回転軸部
6、106 コレットチャック
7、7’、107 ポリッシャ
C、C’ カップホイール
W ワーク
Claims (1)
- 球面形状に加工されている研磨用ポリッシャと被加工物との双方を各々回転させた状態で該研磨用ポリッシャを該被加工物に押圧しながらこの両者を相対的に走査させることによって行われる研磨加工に用いられる該研磨用ポリッシャのツルーイング方法であって、
前記研磨用ポリッシャを加工するためのカップホイール形状の研削工具の回転中心軸を、前記研磨加工のために前記被加工物を回転させるときの回転中心軸に一致させるように該研削工具を配置し、
前記研磨用ポリッシャの下死点が前記研削工具の回転中心軸上に位置するように該研磨用ポリッシャを配置し、
前記研削工具の回転中心軸を中心にして該研削工具を回転させると共に前記研磨用ポリッシャの回転中心軸を中心にして該研磨用ポリッシャを回転させながら該研磨用ポリッシャを該研削工具のカップホイール形状における開口部分へ押圧することによって該研磨用ポリッシャをツルーイングする、
ことを特徴とする研磨用ポリッシャのツルーイング方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101191435B1 (ko) | 2010-10-05 | 2012-10-18 | (주)우성기계공업 | 사각 피가공물의 표면 광택처리장치 |
CN108161744A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-15 | 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 | 一种抛光工具修整系统及其修整方法 |
CN109176244A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-01-11 | 刘洋 | 一种航空航天用的新型模具加工装置 |
CN110303407A (zh) * | 2019-08-05 | 2019-10-08 | 四川欧曼机械有限公司 | 一种自动球型阀座研磨机 |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002377350A patent/JP2004202656A/ja active Pending
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