【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプディスペンサは、容器体内の液状又はクリーム状の液体を吐出する手段として、シャンプー等を含む石鹸類や香料類、化粧品等の容器に用いられる。
ポンプディスペンサには、その用途等により異なる種々の種類のものがあり、特に、シャンプー等に使用されるいわゆるプッシュ式のものや、洗剤等を噴射するトリガー式のものがよく知られている。
【0003】
プッシュ式のポンプディスペンサは、ノズルヘッドを弾圧的に上下移動させることにより容器体内の液体を吐出するタイプのディスペンサである。
図9に、従来のプッシュ式ポンプディスペンサの構成例を断面図にて示す。
図において、Pはポンプディスペンサ、Cは液体Lが入った容器体である。
【0004】
ポンプディスペンサPは、主として、ノズルヘッドP1と、容器体Cの口部に螺着されたキャップP2と、ノズルヘッドP1のノズルヘッド筒部P11に嵌合されキャップP2に挿通されたピストンP3と、キャップP2の内側に嵌合されて容器体C内に垂下されたハウジングP4と、ハウジングP4内に装着された第1バルブP5と、ピストンP3及びハウジングP4の内側にそれぞれ係止しノズルヘッドP1やピストンP3を上方付勢するバネ体P6と、ピストンP3内に装着された第2バルブP7とよりなる。
【0005】
ノズルヘッドP1を弾圧的に下方に移動させると、第1バルブP5の先端部P52が下方から弁シール体P8を突き上げ、弁シール体P8が開放される(特許文献1参照)。
その後、ノズルヘッドP1を下方に押す力を緩めると、バネ体P6の弾発力でノズルヘッドP1及びピストンP3が上方に移動し始める。
すると、ハウジングP4内が負圧となり、第2バルブP7の弁体P71が閉じた状態で第1バルブP5の弁体P51が上方に移動して開き、容器体C内の液体LをハウジングP4内に引き入れる。
【0006】
ハウジングP4内への液体Lの導入はノズルヘッドP1が上死点に至るまで続き、ハウジングP4内が液体Lにより満たされる。
再度ノズルヘッドP1を弾圧的に下方に移動させると、今度は、ハウジングP4内が加圧状態となり、第1バルブP5の弁体P51が下方に押し付けられて閉じた状態で第2バルブP7の弁体P71が上方に移動して開く。
【0007】
ノズルヘッドP1をさらに下方に移動させると、液体LはピストンP3内を上昇し、ノズルヘッドP1の吐出口P12から吐出される。
このようにして、プッシュ式ポンプディスペンサを備えた容器体は、ノズルヘッドを弾圧的に下方移動させることにより、容器体内の液体を吐出させることができる。
【0008】
さて、バネ体P6は、良好な弾発力が得られる等の理由から、通常、金属製のコイルバネが用いられるが、このような構造のポンプディスペンサでは、バネ体P6は、ハウジングP4内を満たす液体Lに常に曝される状態に置かれる。
そのため、バネ体P6が錆び付いて、弾発力が低下したり、錆により液体Lに悪影響を及ぼしたりする可能性がある。
【0009】
また、近年、リサイクルの観点から資源ごみの分別収集が定着しつつあり、通常、プラスチックと金属とを分けた状態で回収することが求められる。
しかし、上記構造のポンプディスペンサPを、キャップP2やピストンP3、ハウジングP4等に分解してバネ体P6を取り出すのは面倒で、バネ体を取り出すことなくそのまま廃棄されるケースも多い。
金属が混入したプラスチックはそのままでは再資源化することはできず、改めて手間をかけて分別するか、或いは処理するしかない。
【0010】
こうした状況を改善するために、上記ピストンP3の周囲にプラスチック製の弾性ベローズを配した、いわゆるオールプラスチック製のポンプディスペンサが提案されている(特許文献2及び3参照)。
このポンプディスペンサでは、いわゆるドーナツ状の要素を順次重ねてベローズを形成することが困難であるため、側面をいわゆるねじ条形状としたベローズを採用する。
【0011】
しかし、弾性ベローズをねじ条形状とすると、成形の際の金型からの抜き取りが面倒で、ディスペンサに組み付ける際にも組み付けに手間が掛かるため、必ずしも生産性がよいものとは言い難い。
また、未使用であることを示し、搬送等の際にノズルヘッドが下方に押し下げられるのを防止するための、いわゆるバージンシールをピストンの周囲に取り付けることができないという問題もあった。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−233373号公報
【特許文献2】
特表平9−508581号公報
【特許文献3】
米国特許第5673824号明細書
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ピストンの周囲にプラスチック製の弾性ベローズを設けたポンプディスペンサは、リサイクル等の観点からは好ましいものであるが、生産性や、バージンシールを付け難い等の安全性の点で問題があった。
本発明は、かかる実状を背景に、上記の問題点を克服するためになされたものである。
【0014】
すなわち、本発明の目的は、効率的に製造でき生産性が良いプラスチック製のバネ体及びそれを用いたポンプディスペンサを提供することである。
また、バージンシールとしても機能可能なプラスチック製のバネ体及びそれを用いたポンプディスペンサを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、U字状の弾発部の両端に係止部を設けた簡単な構造の板バネを採用すれば、その製造が非常に効率的であり、ポンプディスペンサの外側からそのピストン等に両係止部を係止させて装着するだけで十分な弾発力を得ることができ、生産性も非常に良くなることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
【0016】
即ち、本発明は、(1)、ノズルヘッドを弾圧的に上下移動させることにより容器体内の液体を吐出するポンプディスペンサに対して取り付けられるバネ体であって、第1係止部と該第1係止部よりU字状弾発部を介して一体化されている第2係止部とからなり、ノズルヘッドと容器体との間に一方向から装着されるものであるバネ体に存する。
【0017】
そして、(2)、ノズルヘッドを弾圧的に上下移動させることにより容器体内の液体を吐出するポンプディスペンサに対して取り付けられるバネ体であって、第1係止部と該第1係止部よりU字状弾発部を介して一体化されている第2係止部とからなり、ノズルヘッドとキャップとの間に一方向から装着されるものであるバネ体に存する。
【0018】
そしてまた、(3)、ノズルヘッドを弾圧的に上下移動させることにより容器体内の液体を吐出するポンプディスペンサに対して取り付けられるバネ体であって、第1係止部と該第1係止部よりU字状弾発部を介して一体化されている第2係止部とからなり、ノズルヘッドと容器体との間に一方向から装着され、第2係止部をキャップと容器体とで締め付け固定されるものであるバネ体に存する。
【0019】
そしてまた、(4)、前記第1係止部は、二股状の舌辺部を有しており、該舌辺部によりノズルヘッド筒部及び/又はピストンを係止するものであるバネ体に存する。
【0020】
そしてまた、(5)、前記二股状の舌辺部が、更に逆止め係止爪を有するバネ体に存する。
【0021】
そしてまた、(6)、前記U字状弾発部は、その内側にバージンシールとして機能する切り取り壁を有するバネ体に存する。
【0022】
そしてまた、(7)、(1)乃至(6)のいずれかに記載のバネ体を取り付けたポンプディスペンサに存する。
【0023】
本発明はこの目的に沿ったものであれば、上記1〜7の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構成も当然採用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明のバネ体及びそれを用いたポンプディスペンサの好適な実施の形態について説明する。
【0025】
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明のバネ体の構成例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は第1係止部の平面図、(C)は第2係止部の平面図である。
本発明のバネ体Sは、第1係止部S1と、該第1係止部S1よりU字状弾発部S2を介して一体化されている第2係止部S3とからなる。
第1係止部S1は、U字状弾発部S2から略円弧状に延設された二股状の舌辺部S11、S11を有する。
【0026】
2つの舌辺部S11、S11の先端下部には、逆止め係止爪S12、S12が内向きに立設されている。
U字状弾発部S2は、後述するように、キャップP2を逃がすため、その外形に沿うように、下部の第2係止部S3付近が大きく上方に屈曲するように形成されている〔(A)参照〕。
【0027】
第2係止部S3は、第1係止部S1と同様に、U字状弾発部S2から略円弧状に延設された二股状の舌辺部S31、S31を有する。
また、2つの舌辺部S31、S31の先端上部には、逆止め係止爪S32、S32が内向きに立設されている。
【0028】
図2は、本発明のバネ体をポンプディスペンサに取り付けた状態を示す図である。
バネ体Sは、ポンプディスペンサPのノズルヘッドP1と容器体Cとの間に一方向(図2では右方)から装着する。
【0029】
具体的には、ポンプディスペンサPを組み立てて(尚、このポンプディスペンサPには図9で示したバネ体P6は当然組み込まれていない)、容器体Cの口部にキャップP2を螺着し、ポンプディスペンサPを容器体Cに固定する。
この状態で、バネ体S(図中の1点鎖線)の第1係止部S1の二股状の舌辺部S11、S11の間にノズルヘッドP1のノズルヘッド筒部P11を挟み込むようにして第1係止部S1を装着する。
【0030】
同様に、第2係止部S2の二股状の舌辺部S31、S31の間に、キャップP2のすぐ上側のピストンP3を挟み込むようにして第2係止部S2を装着する。
こうして、バネ体SをポンプディスペンサPのノズルヘッドP1とキャップP2との間に装着するのである。
先述したように、U字状弾発部S2の第2係止部S3に近い部分がキャップP2を逃がすように上方に屈曲しているため、バネ体SがキャップP2の外形に沿ってそれを受け入れることができる。
【0031】
本構成例の場合には、バネ体Sの第1係止部S1の舌辺部S11の先端に形成された逆止め係止爪S12が、ノズルヘッド筒部P11を抱き込むようにして舌辺部S11に密着させるため、一旦装着すると容易には離脱しない。
第2係止部S2についても、同様である。
因みに、第1係止部S1は,本構成例ではノズルヘッド筒部P11を挟み込むが、ノズルヘッド等の種類によってはノズルヘッドP1直下のピストンP3を挟み込む状態となることは言うまでもない。
【0032】
このように、本発明のバネ体Sは、一旦、ポンプディスペンサPを容器体Cに取り付けた後、第1係止部S1及び第2係止部S2を一方向から嵌め込むだけで確実にポンプディスペンサPに装着することができる。
ポンプディスペンサPを容器体Cに取り付けるのは、単にキャップP2を容器体Cの口部に螺着するだけだから、本発明のバネ体を用いれば、ポンプディスペンサ及びそれを備えた容器体の生産性が大きく向上することになる。
【0033】
また、図3に示すように、このように取り付けられたバネ体は、それに指(1点鎖線参照)を引掛け、ポンプディスペンサを備えた容器体を持ち運ぶための把手(取手)にもなり得る。
更に、第1係止部や第2係止部は、逆止め係止爪を有するためにノズルヘッド筒部やピストンを確実に把持する。
【0034】
そのため、逆止め係止爪を、装着するバネ体Sの第1係止部S1又は第2係止部S2にのみ形成し、他方には形成しなくとも、バネ体SはポンプディスペンサPから容易に脱落することはない。
また、図2に示す状態で、容器内の液と取り換える場合にも、キャップP2を摘んで回動させる際、全くバネ体Sは支障とならず行える。
【0035】
ここで、本発明のバネ体Sの材料としては、ポリプロピレンやポリアセタール等のプラスチック材料が挙げられ、特にポリアセタールは、後述するバネ体Sの弾発力が良好に発揮されるため、好ましく用いられる。
このように、バネ体Sをプラスチック製とすることで、バネ体、ポンプディスペンサ、及び容器体のすべてをプラスチック製(即ちオールプラスチック製)とすることができ、リサイクル化に適合したものとなる。
また、本発明のバネ体Sは、構造が比較的簡単であるため、複雑な金型等を必要とせず、効率的に製造することができるという利点もある。
【0036】
〔U字状弾発部の変形例〕
本発明のバネ体SのU字状弾発部S2(図2参照)は、バネ体Sの弾発力の源泉であり、具体的には、弾圧的に下降されたノズルヘッドを上死点まで押し戻す力を生み出す寄与部分である。
バネ体Sの弾発力を増すために、U字状弾発部S2を種々の構造に変形することが可能である。
【0037】
例えば、U字状弾発部S2の内側や外側にリブを一体成形することによってもバネ体Sの弾発力は相当程度アップする。
図4は、U字状弾発部の断面構造を種々に変えた場合のU字状弾発部の概略断面図である。
図4(A)〜(F)はそれぞれ図1(A)におけるU字状弾発部のX−X断面を上から見た状態を示し、(A)は上記構成例の場合、(B)〜(F)はその変形例の場合である。
【0038】
この変形例(B)〜(F)では、バネ体SのU字状弾発部S2の内側或いは外側に単数又は複数のリブRを立設させる場合を示している。
本発明のバネ体は、例えばこのように、U字状弾発部の断面構造を選択することにより弾圧力の変更が可能である。
例えば、容器体C内に貯蔵する液体Lの粘度等に合わせて、弾発力を自在に変えることができる。
【0039】
〔バージンシール〕
本発明のバネ体は、U字状弾発部の内側にバージンシールとして機能する離脱可能な切り取り壁を設けることができる。
図5は、バネ体のU字状弾発部の内側に切り取り壁を設けた構成例を示す図である。
【0040】
図5において、(A)は、切り取り壁Wを、バネ体SのU字状弾発部S2の内側の第1係止部S1と第2係止部S3の間付近にのみ設けた場合である。
切り取り壁Wがその上部で切り取り部W1を介してU字状弾発部S2とつながっており、この切り取り部W1から切り離せばよい。
いる場合を示す。
(B)は、切り取り壁Wを、バネ体SのU字状弾発部S2の内側全域に設けた場合で、切り取り壁Wがその上部で切り取り部W1を介してU字状弾発部S2とつながっている。
【0041】
(C)は、切り取り壁Wを、バネ体SのU字状弾発部S2の内側の第1係止部S1と第2係止部S3の間付近にのみ設けた場合で、切り取り壁Wがその下部で切り取り部W1を介して、U字状弾発部S2(第2係止部S3)とつながっている。
(D)は、切り取り壁Wを、バネ体SのU字状弾発部S2の内側全域に設けた場合で、切り取り壁Wがその側方の略円周部で切り取り部W1を介してU字状弾発部S2とつながっている。
【0042】
図5(A)〜(D)に例示されたように切り取り壁Wを設けると、ポンプディスペンサPのノズルヘッドP1を弾圧的に下降させようとしても、この切り取り壁Wにより下降が阻止されるが、切り取り部W1から切り離すことで切り取り部Wは離脱する。
即ち、切り取り壁Wは、バージンシールとしての機能を果たすのである。
【0043】
このように、本発明のバネ体は、その製造の際に容易に切り取り壁を一体成形でき、バージンシールとして機能させることができる。
また、図(A)又は(C)のように形成すれば、先述したように、バネ体Sに指を引掛けて、容器を簡単に持ち運ぶことが可能である。
【0044】
〔第2の実施の形態〕
上記第1の実施形態の構成例を変形させた構成とすることも可能である。
図6は、本発明のバネ体の変形例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は第1係止部の平面図、(C)は第2係止部の平面図である。
【0045】
この変形例のバネ体Saは、第1係止部Sa1と、該第1係止部Sa1よりU字状弾発部Sa2を介して一体化されている第2係止部Sa3とからなる点における前述したバネ体Sと同様である。
第1係止部Sa1の構造もバネ体Sの場合と同様であり、U字状弾発部Sa2から略円弧状に延設された二股状の舌辺部Sa11、Sa11を有し、2つの舌辺部Sa11、Sa11の先端下部には逆止め係止爪Sa12、Sa12が内向きに立設されている。
【0046】
U字状弾発部Sa2は、バネ体Sの場合のように上方に湾曲することなくまっすぐに延び、その先端に第2係止部Sa3が形成される。
第2係止部Sa3は、第1係止部Sa1と同様に、U字状弾発部Sa2から略円弧状に延設された二股状の舌辺部Sa31、Sa31を有する。
【0047】
しかし、後述するように、第2係止部Sa3は容器体Cの口部の周りに装着されるため、それと対応すべく、2つの舌辺部Sa31、Sa31間の円形状の空間が第1実施形態の第2係止部S3の場合と比較して大きく形成されている。
また、第2係止部Sa3は、キャップP2と容器体Cとで締め付け固定されるため、第1実施形態の第2係止部S3の場合のように2つの舌辺部Sa31、Sa31の先端には逆止め係止爪は設けられなくてもよい。
【0048】
図7は、図6のバネ体を、ポンプディスペンサに取り付けた状態を示す図である。
バネ体Saは、ポンプディスペンサPのノズルヘッドP1と容器体Cとの間に一方向(図7では右方)から装着する。
【0049】
具体的には、ポンプディスペンサPを組み立て(このポンプディスペンサPには図9で示したバネ体P6は当然組み込まれていない)、バネ体Saの第1係止部Sa1を、二股状の舌辺部Sa11、Sa11でノズルヘッドP1のノズルヘッド筒部P11を挟み込むようにして装着する。
次に、ポンプディスペンサPのハウジングP4(図9参照)を容器体Cの口部に差し込んだ状態で、バネ体Saの第2係止部Sa3を容器体Cの口部に装着し、キャップP2を該口部に螺着して、ポンプディスペンサPを容器体Cに固定すると同時に、第2係止部Sa3を、キャップP2と容器体Cとで締め付け固定する。
【0050】
このように、本変形例のバネ体Saは、第1係止部Sa1の逆止め係止爪Sa12がノズルヘッド筒部P11を抱き込むようにして舌辺部Sa11に密着させ、しかも第2係止部Sa3がキャップP2と容器体Cとで締め付け固定されているため、一旦装着すると容易には離脱しない。
また、本発明のバネ体Saを用いれば、上記バネ体Sの場合と同様に装着が簡単であり、ポンプディスペンサ及びそれを備えた容器体の生産性が飛躍的に良くなる。
【0051】
また、取り付けられたバネ体Saがフック(取手)にもなり得ること、プラスチック材料(特にポリアセタール)より製造することによりオールプラスチック製とすることができること、U字状弾発部S2を種々の構造に変形可能であること(図2参照)等は、第1実施形態のバネ体Sの場合と同様である。
【0052】
更に、バネ体SaがU字状弾発部Sa2の内側にバージンシールとして機能する切り取り壁Wを設けることができるができるのもバネ体Sの場合と同様である(図8参照)。
本変形例の場合、切り取り壁Wをバネ体Saの第1係止部Sa1とキャップP2の間に介在させるように形成することで、ポンプディスペンサPのノズルヘッドP1の下降が阻止されるのである。
【0053】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形例が可能であることは言うまでもない。
例えば、バネ体(S及びSa)はポンプディスペンサを備えた容器体を分解する際に比較的容易に取り外せるものであるから、プラスチック製でなくても、例えば金属製としてもごみの分別収集には手間が掛からず採用可能である。
【0054】
また、逆止め係止爪に代えて、ピストンやノズルヘッド筒部を把持する別の形態の把持手段を設けることも当然可能である。
更に、本明細書において、ポンプディスペンサPは、図9に示したように第1バルブP5の先端部P52及び弁シール体P8が形成されたものを示したが、これらの構造は本発明とは直接的な関係はなく、本発明は、それらの構造が設けられていないポンプディスペンサについても成り立つことは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、効率的に製造でき生産性が良いプラスチック製のバネ体及びそれを用いたポンプディスペンサを提供することができ、容易にリサイクルできるものとなる。
また、バネ体は、U字状弾発部の内側に切り取り壁を設けることで、バージンシールとしても機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のバネ体の構成例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は第1係止部の平面図、(C)は第2係止部の平面図である。
【図2】図2は、本発明のバネ体をポンプディスペンサに取り付けた状態を示す図である。
【図3】図3は、本発明のバネ体に指を引掛けた状態を示す図である。
【図4】図4は、U字状弾発部の構造を種々に変えた変形例のU字状弾発部の概略断面図である。
【図5】図5は、バネ体のU字状弾発部の内側に切り取り壁を設けた構成例を示す図である。
【図6】図6は、本発明のバネ体の変形例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は第1係止部の平面図、(C)は第2係止部の平面図である。
【図7】図7は、図6のバネ体を、ポンプディスペンサに取り付けた状態を示す図である。
【図8】図8は、図6のバネ体のU字状弾発部の内側に切り取り壁Wを設けた構成例を示す図である。
【図9】図9は、従来のプッシュ式ポンプディスペンサの構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
C…容器体
L…液体
P…ポンプディスペンサ
P1…ノズルヘッド
P11…ノズルヘッド筒部
P12…吐出口
P2…キャップ
P3…ピストン
P4…ハウジング
P5…第1バルブ
P51…弁体
P6…バネ体
P7…第2バルブ
P71…弁体
R…リブ
S…バネ体
S1…第1係止部
S11…舌辺部
S12…逆止め係止爪
S2…U字状弾発部
S3…第2係止部
S31…舌辺部
S32…逆止め係止爪
Sa…バネ体
Sa1…第1係止部
Sa11…舌辺部
Sa12…逆止め係止爪
Sa2…U字状弾発部
Sa3…第2係止部
Sa31…舌辺部
W…切り取り壁
W1…切り取り部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to:
[0002]
[Prior art]
The pump dispenser is used as a means for discharging a liquid or creamy liquid in a container, for a container for soaps, fragrances, cosmetics, etc., including shampoo and the like.
There are various types of pump dispensers that differ depending on the application and the like. In particular, a so-called push type used for shampoo and the like and a trigger type for injecting detergent and the like are well known.
[0003]
A push-type pump dispenser is a type of dispenser that discharges a liquid in a container body by elastically moving a nozzle head up and down.
FIG. 9 is a sectional view showing a configuration example of a conventional push-type pump dispenser.
In the figure, P is a pump dispenser, and C is a container containing liquid L.
[0004]
The pump dispenser P mainly includes a nozzle head P1, a cap P2 screwed to the mouth of the container C, a piston P3 fitted to the nozzle head cylinder P11 of the nozzle head P1 and inserted through the cap P2, A housing P4 fitted inside the cap P2 and hung down in the container C, a first valve P5 mounted in the housing P4, a piston P3 and a nozzle head P1 It comprises a spring body P6 for urging the piston P3 upward and a second valve P7 mounted in the piston P3.
[0005]
When the nozzle head P1 is elastically moved downward, the distal end portion P52 of the first valve P5 pushes up the valve seal P8 from below, and the valve seal P8 is opened (see Patent Document 1).
Thereafter, when the force for pushing the nozzle head P1 downward is reduced, the nozzle head P1 and the piston P3 start to move upward by the elastic force of the spring body P6.
Then, the pressure in the housing P4 becomes negative, and the valve P51 of the first valve P5 moves upward and opens in a state where the valve P71 of the second valve P7 is closed, and the liquid L in the container C is moved into the housing P4. Pull in.
[0006]
The introduction of the liquid L into the housing P4 continues until the nozzle head P1 reaches the top dead center, and the inside of the housing P4 is filled with the liquid L.
When the nozzle head P1 is resiliently moved downward again, the inside of the housing P4 is pressurized, and the valve body P51 of the first valve P5 is pressed downward to close the valve of the second valve P7. The body P71 moves upward and opens.
[0007]
When the nozzle head P1 is further moved downward, the liquid L rises in the piston P3 and is discharged from the discharge port P12 of the nozzle head P1.
In this manner, the container provided with the push-type pump dispenser can discharge the liquid in the container by resiliently moving the nozzle head downward.
[0008]
Now, as the spring body P6, a metal coil spring is usually used because, for example, a good resilient force can be obtained. In a pump dispenser having such a structure, the spring body P6 fills the inside of the housing P4. It is placed in a state of being constantly exposed to the liquid L.
Therefore, the spring body P6 may be rusted and the resilience may be reduced, or the rust may adversely affect the liquid L.
[0009]
In recent years, the separate collection of recyclable waste is becoming established from the viewpoint of recycling, and it is usually required to collect plastic and metal separately.
However, it is troublesome to disassemble the pump dispenser P having the above structure into the cap P2, the piston P3, the housing P4, and the like, and take out the spring body P6. In many cases, the spring body P6 is discarded without taking out the spring body.
Plastics mixed with metal cannot be recycled as they are, but must be separated and treated again with extra work.
[0010]
In order to improve such a situation, a so-called all plastic pump dispenser in which a plastic elastic bellows is arranged around the piston P3 has been proposed (see Patent Documents 2 and 3).
In this pump dispenser, it is difficult to form a bellows by sequentially stacking so-called donut-shaped elements, so a bellows having a so-called threaded side surface is employed.
[0011]
However, if the elastic bellows is formed in a thread shape, it is difficult to extract the elastic bellows from the mold at the time of molding, and it takes time and effort to assemble the dispenser with the dispenser.
Further, there is also a problem that a so-called virgin seal for indicating that the nozzle head is not used and for preventing the nozzle head from being pushed down during transportation or the like cannot be attached around the piston.
[0012]
[Patent Document 1]
JP 2001-233373 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Publication No. Hei 9-508581 [Patent Document 3]
US Pat. No. 5,673,824 [0013]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, a pump dispenser provided with a plastic elastic bellows around the piston is preferable from the viewpoint of recycling and the like, but has problems in terms of productivity and safety such as difficulty in attaching a virgin seal. there were.
The present invention has been made in order to overcome the above-mentioned problems against the background of the actual situation.
[0014]
That is, an object of the present invention is to provide a plastic spring body which can be efficiently manufactured and has high productivity, and a pump dispenser using the same.
Another object of the present invention is to provide a plastic spring body that can also function as a virgin seal and a pump dispenser using the same.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
Thus, the present inventor has conducted intensive studies on such a background of the problem, and as a result, if a leaf spring having a simple structure in which locking portions are provided at both ends of a U-shaped resilient portion is adopted, Its production is very efficient, and it is possible to obtain sufficient resilience simply by attaching and attaching both engagement portions to the piston or the like from the outside of the pump dispenser, and the productivity is also extremely improved. The inventors have found that the present invention has been completed based on this finding.
[0016]
That is, the present invention provides (1) a spring body attached to a pump dispenser that ejects liquid in a container body by resiliently moving a nozzle head up and down, wherein the first locking portion and the first A second locking portion is integrated from the locking portion via a U-shaped resilient portion, and is a spring body that is mounted between the nozzle head and the container from one direction.
[0017]
And (2) a spring body attached to a pump dispenser that ejects liquid in the container by resiliently moving the nozzle head up and down. A second locking portion integrated via a U-shaped resilient portion is provided in a spring body which is mounted between the nozzle head and the cap from one direction.
[0018]
And (3) a spring body attached to a pump dispenser for discharging a liquid in the container by resiliently moving the nozzle head up and down, wherein the first locking portion and the first locking portion are provided. A second locking portion integrated through a U-shaped resilient portion. The second locking portion is mounted between the nozzle head and the container from one direction. It is in the spring body which is fixed by tightening.
[0019]
Also, (4) the first locking portion has a forked tongue portion, and the tongue portion locks the nozzle head cylinder and / or the piston. Exist.
[0020]
(5) The bifurcated tongue side portion is present in a spring body further having a non-return locking claw.
[0021]
Also, (6) the U-shaped resilient portion is in a spring body having a cutout wall functioning as a virgin seal inside.
[0022]
Further, the present invention resides in a pump dispenser to which the spring body according to any one of (7) and (1) to (6) is attached.
[0023]
As long as the present invention meets this purpose, a configuration combining two or more selected from the above 1 to 7 can be naturally adopted.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a spring body of the present invention and a pump dispenser using the same will be described with reference to the drawings.
[0025]
[First Embodiment]
1A and 1B are diagrams showing a configuration example of a spring body of the present invention, wherein FIG. 1A is a front view, FIG. 1B is a plan view of a first locking portion, and FIG. 1C is a plan view of a second locking portion. It is.
The spring body S of the present invention includes a first locking portion S1 and a second locking portion S3 integrated with the first locking portion S1 via a U-shaped elastic portion S2.
The first locking portion S1 has bifurcated tongue portions S11 and S11 extending in a substantially arc shape from the U-shaped resilient portion S2.
[0026]
At the lower ends of the two tongue sides S11, S11, non-return locking claws S12, S12 are erected inward.
As described later, the U-shaped resilient portion S2 is formed so that the vicinity of the lower second locking portion S3 largely bends upward along the outer shape so as to allow the cap P2 to escape [(( A)].
[0027]
The second locking portion S3, like the first locking portion S1, has bifurcated tongue portions S31 and S31 extending in a substantially arc shape from the U-shaped resilient portion S2.
In addition, at the upper ends of the two tongue sides S31, S31, non-return locking claws S32, S32 are erected inward.
[0028]
FIG. 2 is a view showing a state where the spring body of the present invention is attached to a pump dispenser.
The spring body S is mounted between the nozzle head P1 of the pump dispenser P and the container body C from one direction (the right side in FIG. 2).
[0029]
Specifically, the pump dispenser P is assembled (the spring body P6 shown in FIG. 9 is not naturally incorporated in the pump dispenser P), and the cap P2 is screwed onto the opening of the container C, The pump dispenser P is fixed to the container C.
In this state, the nozzle head tube portion P11 of the nozzle head P1 is sandwiched between the forked side portions S11 and S11 of the first locking portion S1 of the spring body S (the chain line in the figure). 1 Attach the locking portion S1.
[0030]
Similarly, the second locking portion S2 is mounted between the forked side portions S31 and S31 of the second locking portion S2 so as to sandwich the piston P3 immediately above the cap P2.
Thus, the spring body S is mounted between the nozzle head P1 of the pump dispenser P and the cap P2.
As described above, since the portion of the U-shaped resilient portion S2 close to the second locking portion S3 is bent upward so as to allow the cap P2 to escape, the spring body S moves along the outer shape of the cap P2. Can be accepted.
[0031]
In the case of the present configuration example, the non-return locking claw S12 formed at the tip of the tongue side S11 of the first locking portion S1 of the spring body S holds the nozzle head tubular portion P11 so that the tongue side S11 is held. Once attached, it does not come off easily.
The same applies to the second locking portion S2.
Incidentally, although the first locking portion S1 sandwiches the nozzle head tube portion P11 in the present configuration example, it goes without saying that depending on the type of the nozzle head or the like, the first engagement portion S1 sandwiches the piston P3 immediately below the nozzle head P1.
[0032]
As described above, the spring body S of the present invention can be reliably mounted by simply fitting the first locking portion S1 and the second locking portion S2 from one direction after the pump dispenser P is once attached to the container body C. It can be attached to the dispenser P.
Since the pump dispenser P is attached to the container body C simply by screwing the cap P2 onto the mouth of the container body C, the use of the spring body of the present invention makes it possible to improve the productivity of the pump dispenser and the container body provided with the pump dispenser. Will be greatly improved.
[0033]
In addition, as shown in FIG. 3, the spring body thus attached can be a handle (handle) for hooking a finger (see a dashed line) on the spring body and carrying a container body provided with a pump dispenser. .
Further, since the first locking portion and the second locking portion have the non-return locking claw, the first locking portion and the second locking portion surely grip the nozzle head cylindrical portion and the piston.
[0034]
Therefore, the non-return locking claw is formed only on the first locking portion S1 or the second locking portion S2 of the spring body S to be mounted, and the spring body S can be easily displaced from the pump dispenser P without being formed on the other. Never fall off.
Also, in the state shown in FIG. 2, when the cap P2 is picked up and rotated even when replacing the liquid in the container, the spring body S can be performed without any trouble.
[0035]
Here, examples of the material of the spring body S of the present invention include plastic materials such as polypropylene and polyacetal. In particular, polyacetal is preferably used because the elasticity of the spring body S described later is favorably exhibited.
In this way, by making the spring body S made of plastic, all of the spring body, the pump dispenser, and the container body can be made of plastic (ie, all plastic), which is suitable for recycling.
Further, since the spring body S of the present invention has a relatively simple structure, it does not require a complicated mold or the like, and has an advantage that it can be manufactured efficiently.
[0036]
[Modification of U-shaped projecting part]
The U-shaped resilient portion S2 (see FIG. 2) of the spring body S of the present invention is the source of the resilient force of the spring body S. Specifically, the nozzle head which is resiliently lowered is moved to the top dead center. It is a contributing part that produces the force to push back up to.
In order to increase the resiliency of the spring body S, the U-shaped resilient portion S2 can be modified into various structures.
[0037]
For example, the resilience of the spring body S is considerably increased by integrally forming the ribs inside and outside the U-shaped resilient portion S2.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of the U-shaped elastic portion when the cross-sectional structure of the U-shaped elastic portion is variously changed.
4 (A) to 4 (F) each show a state in which the XX cross section of the U-shaped resilient portion in FIG. 1 (A) is viewed from above, and FIG. (F) is the case of the modified example.
[0038]
In the modified examples (B) to (F), a case is shown in which one or a plurality of ribs R are erected inside or outside the U-shaped resilient portion S2 of the spring body S.
In the spring body of the present invention, for example, the elastic pressure can be changed by selecting the cross-sectional structure of the U-shaped elastic portion as described above.
For example, the resilience can be freely changed in accordance with the viscosity of the liquid L stored in the container C.
[0039]
(Virgin seal)
In the spring body of the present invention, a detachable cut-off wall functioning as a virgin seal can be provided inside the U-shaped elastic portion.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example in which a cutout wall is provided inside a U-shaped elastic portion of a spring body.
[0040]
In FIG. 5, (A) shows a case where the cut-out wall W is provided only in the vicinity of between the first locking portion S1 and the second locking portion S3 inside the U-shaped resilient portion S2 of the spring body S. is there.
The cutout wall W is connected to the U-shaped resilient portion S2 via the cutout portion W1 at the upper portion thereof, and may be separated from the cutout portion W1.
Indicates that
(B) shows a case where the cut-out wall W is provided on the entire inner side of the U-shaped resilient portion S2 of the spring body S. It is connected with.
[0041]
(C) is a case where the cut wall W is provided only in the vicinity of the space between the first locking portion S1 and the second locking portion S3 inside the U-shaped elastic portion S2 of the spring body S. Is connected to a U-shaped resilient portion S2 (second locking portion S3) via a cutout portion W1 at a lower portion thereof.
(D) shows a case where the cutout wall W is provided on the entire inner side of the U-shaped resilient portion S2 of the spring body S. It is connected to the character-shaped projecting portion S2.
[0042]
When the cut-out wall W is provided as illustrated in FIGS. 5A to 5D, even if an attempt is made to resiliently lower the nozzle head P1 of the pump dispenser P, the cut-off wall W prevents the lowering. The cutting section W is separated from the cutting section W1.
That is, the cut wall W functions as a virgin seal.
[0043]
In this way, the spring body of the present invention can easily form the cut-out wall integrally at the time of its manufacture, and can function as a virgin seal.
In addition, if the container is formed as shown in FIG. 9A or FIG. 9C, the container can be easily carried by hooking a finger on the spring body S as described above.
[0044]
[Second embodiment]
It is also possible to adopt a configuration modified from the configuration example of the first embodiment.
Drawing 6 is a figure showing the modification of the spring object of the present invention, (A) is a front view, (B) is a top view of the 1st stop, and (C) is a plan view of the 2nd stop. It is.
[0045]
The spring body Sa of this modified example includes a first locking portion Sa1 and a second locking portion Sa3 integrated from the first locking portion Sa1 via a U-shaped elastic portion Sa2. Is the same as the spring body S described above.
The structure of the first locking portion Sa1 is also the same as that of the spring body S, and has bifurcated tongue portions Sa11 and Sa11 extending in a substantially arc shape from the U-shaped resilient portion Sa2. Non-return locking claws Sa12, Sa12 are provided to stand inward at the lower ends of the tongue sides Sa11, Sa11.
[0046]
The U-shaped resilient portion Sa2 extends straight without being curved upward as in the case of the spring body S, and has a second locking portion Sa3 formed at the tip thereof.
The second locking portion Sa3 has bifurcated tongue portions Sa31 and Sa31 extending in a substantially arc shape from the U-shaped resilient portion Sa2, like the first locking portion Sa1.
[0047]
However, as will be described later, since the second locking portion Sa3 is mounted around the mouth of the container C, the circular space between the two tongue portions Sa31 and Sa31 corresponds to the first locking portion. It is formed larger than the second locking portion S3 of the embodiment.
Further, since the second locking portion Sa3 is fastened and fixed by the cap P2 and the container C, the tip of the two tongue side portions Sa31 and Sa31 as in the case of the second locking portion S3 of the first embodiment. May not be provided with a non-return locking claw.
[0048]
FIG. 7 is a view showing a state where the spring body of FIG. 6 is attached to a pump dispenser.
The spring body Sa is mounted between the nozzle head P1 of the pump dispenser P and the container body C from one direction (the right side in FIG. 7).
[0049]
Specifically, the pump dispenser P is assembled (the spring body P6 shown in FIG. 9 is not naturally incorporated in the pump dispenser P), and the first locking portion Sa1 of the spring body Sa is connected to the bifurcated tongue side. The nozzle head tube portion P11 of the nozzle head P1 is sandwiched between the portions Sa11 and Sa11.
Next, with the housing P4 of the pump dispenser P (see FIG. 9) inserted into the mouth of the container C, the second locking portion Sa3 of the spring body Sa is attached to the mouth of the container C, and the cap P2 Is screwed into the opening to fix the pump dispenser P to the container C, and at the same time, the second locking portion Sa3 is fastened and fixed by the cap P2 and the container C.
[0050]
As described above, the spring body Sa of the present modification is brought into close contact with the tongue side portion Sa11 such that the non-return locking claw Sa12 of the first locking portion Sa1 embraces the nozzle head tube portion P11, and furthermore, the second locking portion Since Sa3 is fastened and fixed by the cap P2 and the container C, once it is attached, it does not easily come off.
Further, when the spring body Sa of the present invention is used, the mounting is simple as in the case of the spring body S, and the productivity of the pump dispenser and the container body having the same is dramatically improved.
[0051]
Further, the attached spring body Sa can also serve as a hook (handle), it can be made of all plastic by manufacturing from a plastic material (especially polyacetal), and the U-shaped resilient portion S2 has various structures. (See FIG. 2) is the same as that of the spring body S of the first embodiment.
[0052]
Further, a cut-out wall W functioning as a virgin seal can be provided inside the U-shaped elastic portion Sa2 of the spring body Sa, as in the case of the spring body S (see FIG. 8).
In the case of this modification, by forming the cut wall W so as to be interposed between the first locking portion Sa1 of the spring body Sa and the cap P2, the nozzle head P1 of the pump dispenser P is prevented from descending. .
[0053]
Although the present invention has been described above, the present invention is not limited to only the embodiment, and it goes without saying that various other modifications can be made without departing from the essence of the present invention.
For example, the spring bodies (S and Sa) can be removed relatively easily when disassembling the container body provided with the pump dispenser. Can be adopted without any hassle.
[0054]
In addition, it is naturally possible to provide another type of gripping means for gripping the piston or the nozzle head cylinder in place of the non-return locking claw.
Further, in the present specification, the pump dispenser P has a structure in which the distal end portion P52 of the first valve P5 and the valve seal body P8 are formed as shown in FIG. 9, but these structures are different from the present invention. There is no direct relationship, and it goes without saying that the present invention also holds for a pump dispenser not provided with such a structure.
[0055]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a plastic spring body and a pump dispenser using the same which are efficiently manufactured and have high productivity, and can be easily recycled.
The spring body can also function as a virgin seal by providing a cutout wall inside the U-shaped resilient portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a configuration example of a spring body of the present invention, wherein (A) is a front view, (B) is a plan view of a first locking portion, and (C) is a second locking portion. It is a top view of a part.
FIG. 2 is a view showing a state where a spring body of the present invention is attached to a pump dispenser.
FIG. 3 is a view showing a state where a finger is hooked on a spring body of the present invention.
FIG. 4 is a schematic sectional view of a U-shaped resilient portion of a modification in which the structure of the U-shaped resilient portion is variously changed.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example in which a cutout wall is provided inside a U-shaped resilient portion of a spring body.
FIGS. 6A and 6B are views showing a modification of the spring body of the present invention, wherein FIG. 6A is a front view, FIG. 6B is a plan view of a first locking portion, and FIG. It is a top view of a part.
FIG. 7 is a diagram showing a state where the spring body of FIG. 6 is attached to a pump dispenser.
8 is a diagram illustrating a configuration example in which a cutout wall W is provided inside a U-shaped elastic portion of the spring body of FIG. 6;
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a configuration example of a conventional push-type pump dispenser.
[Explanation of symbols]
C ... Container L ... Liquid P ... Pump dispenser P1 ... Nozzle head P11 ... Nozzle head cylinder P12 ... Discharge port P2 ... Cap P3 ... Piston P4 ... Housing P5 ... First valve P51 ... Valve P6 ... Spring body P7 ... No. 2 valve P71 ... valve element R ... rib S ... spring body S1 ... first locking part S11 ... tongue side part S12 ... reverse locking claw S2 ... U-shaped resilient part S3 ... second locking part S31 ... tongue Side part S32: Reverse locking claw Sa: Spring body Sa1: First locking part Sa11: Tongue side part Sa12: Reverse locking claw Sa2: U-shaped resilient part Sa3: Second locking part Sa31: Tongue Side W: Cut wall W1: Cut part