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JP2004298991A - Repair inspection system for structure surface - Google Patents

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JP2004298991A JP2003094394A JP2003094394A JP2004298991A JP 2004298991 A JP2004298991 A JP 2004298991A JP 2003094394 A JP2003094394 A JP 2003094394A JP 2003094394 A JP2003094394 A JP 2003094394A JP 2004298991 A JP2004298991 A JP 2004298991A
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  • Manipulator (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a repair inspection system for a structure surface capable of working in a repair target structure, concretely an outer surface of an in-furnace structure, for example, a narrow place or environment in a shroud outer peripheral side wherein a jet pump is disposed. <P>SOLUTION: In the repair system 20 for the structure surface, a supporting structure 29 and a winding device 25 are installed in a working area 22. A working robot 28 is connected to a cable 26 paid out from the winding device 25, through a supporting device 27 movable along a repair target structure 21 surface. The working robot 28 is structured to move along the repair target structure 21 surface by a suction mechanism and a telescopic mechanism. On the other hand, a hoist 30 is installed in the supporting structure 29 of the working area 22, and the working robot 28 is suspended from a wire or rope 32 paid out from the hoist 30 through the supporting device 27. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は構造物の表面を検査し、欠陥部の存在状況に応じて補修を可能とした構造物表面の補修検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
構造物の表面を検査し、補修するシステムとして利用できる技術に構造物の表面に沿って移動する装置がある。
【0003】
従来の構造物の表面で移動する装置では、特許第3175052号公報に記載された表面に沿って移動可能な装置が代表的である。
【0004】
図12は従来の構造物の表面に沿って移動可能な補修検査装置を示す平面図であり、図13は図12で示す構造物の表面に沿って移動可能な補修検査装置に備えられる吸着ユニットの断面図である。
【0005】
従来の構造物の表面に沿って移動可能な補修検査装置1は2個の吸着ユニット3をシリンダ機構2等の伸縮可能な連結手段で連結した構成である。各吸着ユニット3はそれぞれ逆皿状をなす吸盤状フランジを備えた円筒形部材4、連通管5およびシリンダ機構6を締結した本体7で構成される。連通管5は真空ポンプやエゼクタ等の減圧源に接続され、空気等の流体を吸引することにより、円筒形部材4は構造物表面8との間に負圧空間9を形成する。また、シリンダ機構6の負圧空間9に突き出した作動ロッド部位には車輪やボールキャスタ等の走行手段10が連結される。
【0006】
次に従来の構造物の表面に沿って移動可能な補修検査装置1の移動方法について説明する。
【0007】
シリンダ機構2が収縮された状態で真空ポンプやエゼクタ等の減圧源を作動させ、円筒形部材4と構造物表面8との間に負圧空間9を形成させる。このとき走行手段10はシリンダ機構6を収縮させることにより、構造物表面8から後退して隔離される。これにより各吸着ユニット3の円筒形部材4は構造物表面8に吸着され。すなわち各吸着ユニット3は不動の固着状態となる。
【0008】
次に、一方の吸着ユニット3の減圧源を解放させシリンダ機構6により走行手段10を押し出して構造物表面8に密接させる。これにより、円筒形部材4と構造物表面8との吸着面積が減少し、摩擦力が低減させられるため、一方の吸着ユニット3が走行可能状態になる。この走行可能状態でシリンダ機構2を伸長させることにより走行手段10が構造物表面8に接触し、走行可能状態となった側の吸着ユニット3は移動する。
【0009】
また、走行可能状態となった側の吸着ユニット3のシリンダ機構6を収縮させ、走行手段10を構造物表面8から後退させて隔離させる。さらに真空ポンプやエゼクタ等の減圧源により円筒形部材4と構造物表面8との間に負圧空間9を形成させ、吸着ユニット3を構造物表面8に密着させ、固着される。
【0010】
次に、移動してない側の吸着ユニット3の走行手段10をシリンダ機構6により押し出すことにより構造物表面8に密接させ走行可能状態にする。走行可能状態となった側の吸着ユニット3はシリンダ機構2を収縮することにより移動する。これらの動作を繰り返すことにより、両吸着ユニット3、3は交互に間欠的に移動し、構造物の表面に沿って移動可能な装置1全体はシリンダ機構2の伸縮方向に移動することができる。
【0011】
また、対をなすシリンダ機構2の伸縮ストローク量に差をつければ伸縮方向の移動みならず旋回移動をすることができ、任意の方向への移動が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
補修対象構造物表面の検査、補修例として、原子炉内構造物であるシュラウドの溶接部近傍で発生する応力腐食割れを検査し、レーザ溶接による補修を施工するような溶接機がある。
【0013】
従来、この溶接機では原子炉上部に移動式の台車を設置し、この台車からワイヤ等の吊設手段で溶接機を吊り下げて台車の移動によって施工部へ接近させて補修工事をしていた。
【0014】
しかし、この補修方法ではシュラウド外面の様にジェットポンプが全周に配置された狭隘な場所や、特に溶接機を吊り降ろした後、前後左右への移動が必要な入り組んだ場所への接近ができないという問題があった。
【0015】
そこで、構造物の表面に沿って移動可能な作業ロボット装置を利用することが考えられるが、次の問題がある。
【0016】
シュラウド外周面側にジェットポンプが全周に複数個配置された狭隘な場所や屈曲部の補修検査では、作業ロボットを吊り降ろしただけではシュラウド外周面上に作業ロボットを配置できない。すなわち、補修対象構造物表面が不連続であるため、作業ロボットが検査補修箇所まで移動できない。
【0017】
作業ロボットをワイヤ等の吊設手段で吊り降ろし補修対象構造物表面に配置できたとしても作業ロボットの移動によりワイヤが弛み補修対象構造物と干渉する恐れがある。このため、移動範囲が制限される。
【0018】
作業ロボットが移動中に補修対象構造物表面から脱落した場合や狭隘部に入り込んだ場合に作業ロボットの回収が不可能となる。
【0019】
作業ロボットの走行性、操作性あるいは狭隘部への接近性等が不十分であると作業性が悪く、作業時間が長くなり工期の増加につながる。特に原子炉内環境では作業環境が悪く、作業時間が長くなると、作業者の被爆量が増加する恐れがあり、人体に悪影響を及ぼす。
【0020】
本発明は上述した従来の事情に対処するためになされたものであり、補修対象構造物、具体的には炉内構造物の外表面、例えばジェットポンプが配置されたシュラウド外周面側の狭隘な場所、環境での作業を可能とする構造物表面の補修検査システムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、作業エリアには支持構造物と巻取装置とが設置され、この巻取装置から繰り出されるケーブルには、補修対象構造物表面に沿って移動可能な支援装置を介して作業ロボットが接続され、この作業ロボットは吸着機構と伸縮機構により補修対象構造物表面に沿って移動可能に構成される一方、前記作業エリアの支持構造物にはホイストが設置され、ホイストから繰り出されるワイヤあるいはロープが前記支援装置を介して前記作業ロボットを吊設する構成としたことを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、前記作業ロボットに流体中で遊泳のための推進力を発生させるエゼクタ等の推進機構を具備したことを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、前記作業ロボットの吸着機構に旋回機能を設けた旋回吸着機構を具備したことを特徴とするものである。
【0024】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、前記作業ロボットに傾斜角検出器が具備され、前記作業ロボットの伸縮機構に伸縮量を検知するセンサが具備され、ホースおよび前記ケーブルを利用することにより前記作業ロボットの吸着タイミングを制御するタイミング発生機能と、前記傾斜角検出器の出力により前記作業ロボットの傾斜を制御する機能と、前記伸縮機構を伸縮させる機能をもたせた制御盤を備えたことを特徴とするものである。
【0025】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、前記支援装置に流体中で推進力を発生させるエゼクタ等の推進機構を具備したことを特徴とするものである。
【0026】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、作業エリアの吊降し具で前記作業ロボットと支援装置を流体内部に吊り降ろし、前記作業ロボットと支援装置が具備する流体内において推進力を発生させる推進機構により補修対象構造物表面に接近し、前記作業ロボットと支援装置が具備する吸着機構により補修対象構造物表面に吸着し、その後に吊降し具を解放し、前記作業ロボットと支援装置を同時に移動させるように構成したことを特徴とするものである。
【0027】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、前記作業エリアに配置された巻取装置で繰り出されたケーブルあるいはひも状の物体を、吸着機構と伸縮機構で補修対象構造物表面を移動可能な前記支援装置により補修対象構造物表面の任意の位置に保持することにより、前記ケーブルあるいはひも状の物体の前記補修対象構造物付近への送り込みを作業エリアで行うように構成したことを特徴とするものである。
【0028】
また、本発明に係る構造物表面の補修検査システムは、上述の目的を達成するために、請求項8に記載したように、前記作業ロボットおよび前記支援装置の少なくとも一方に補修手段あるいは検査手段を設けたことを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明に係る構造物表面の補修検査システムの実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0030】
図1は、本発明に係る構造物表面の補修検査システムの実施の形態を示す構成図である。
【0031】
この構造物表面の補修検査システム20は補修対象構造物として、例えば原子炉内構造物であるシュラウド21の外表面側を補修検査する装置に適用した例を示す。
【0032】
作業エリアである原子炉建屋内のオペレーションフロア22上には制御盤23、液圧ポンプ24およびテンション式巻取装置25が設置される。テンション式巻取装置25からホースおよびケーブル26が一定の張力で繰り出され、ホースおよびケーブル26の先には自走支援装置27を介して検査補修機である作業ロボットとしての補修検査ロボット28が接続される。また、制御盤23ではホースおよびケーブル26を利用して自走支援装置27と補修検査ロボット28の移動量、移動方向および傾斜を遠隔操作により制御できる。
【0033】
一方、オペレーションフロア22上には支持構造物である移動可能な燃料交換機29が設けられ、この燃料交換機29にはホイスト30が設置される。ホイスト30には落下防止装置31が設けられており、この落下防止装置31を介してワイヤ32が繰り出される。ワイヤ32の先もホースおよびケーブル26と同様に自走支援装置27を介して補修検査ロボット28に接続される。落下防止装置31は補修検査ロボット28と自走支援装置27を下降させた際、荷重を検知してワイヤ32をロックさせる機能を有する。
【0034】
原子炉圧力容器33の内部には円筒状のシュラウド21が設置され流体である炉水34で満たされる。またシュラウド21は上部胴35と中間部胴36と図示しない下部胴とを備え、シュラウド21外周側に、シュラウド21と原子炉圧力容器33の間にアニュラス部37が形成される。アニュラス部37にはジェットポンプ38が周方向に複数台設置されるが、原子炉方位0度と180度の部分には設置されていない。
【0035】
シュラウド21と原子炉圧力容器33の間のアニュラス部37に沿ってジェットポンプ38が設置される一方、これらジェットポンプ38が設置されていない部分に自走支援装置27と補修検査ロボット28が設置される。自走支援装置27と補修検査ロボット28は燃料交換機29に設置されたホイスト30およびワイヤ32にて吊り降ろされる。シュラウド21の上部胴35の外径は中間部胴36の外径より大きいので、燃料交換機29に設置されたホイスト30およびワイヤ32にて吊り降ろしただけでは補修検査ロボット28を中間部胴36付近に沿って移動させること困難である。
【0036】
補修検査ロボット28には炉水34を吸引して、ジェット水として排出し炉水34中で推進力を得る推進機能とシュラウド21の外表面に吸着する機能を有する。これら両機能により炉水34を利用して発生した推進力にて補修検査ロボット28を中間部胴36に接近させ、吸着機能により中間部胴36の表面に吸着させる。自走支援装置27も同様の手段で中間部胴36に吸着させる。
【0037】
このようにしてアニュラス部34のシュラウド21の中間部胴36表面に吸着した補修検査ロボット28を補修検査を実施する箇所、例えば、中間部胴36の水平溶接線部分に沿って移動させ溶接等の補修作業を実施する。
【0038】
図2は図1に示す自走支援装置27と補修検査ロボット28の構成を示す平面図であり、図3は図2に示す補修検査ロボット28の側面図である。
【0039】
ワイヤ32とホースおよびケーブル26の先には、自走支援装置27を経由して補修検査ロボット28が接続される。ボディ40の長手方向両側の側面のワイヤ32接続側とワイヤ32と非接続側の4箇所には伸縮機能および吸着機能を有する吸着脚41が配置される。またボディ40の中央にも、吸着脚41取付用の孔があり、この取付孔に吸着脚41が設けられる。
【0040】
さらに、ボディ40の自走支援装置27側には吊り耳42が、ボディ40の例えばほぼ中央には傾斜角検出器43が、またボディ40の別の部位にはシュラウド21の外表面を補修する補修手段としてのレーザ溶接機44と、シュラウド21の外表面を検査する検査手段としての水中カメラ45が配置される。また、吊り耳42には対をなすアクチュエータとしての作動シリンダ47で構成した遠隔吊具46が着脱自在に装着される。
【0041】
ワイヤ32は、この遠隔吊具46に接続される。また、遠隔吊具46が具備する作動シリンダ47を遠隔作動させることでワイヤ32を吊り耳42に着脱させることができる。
【0042】
補修検査ロボット28は吸着脚41の吸着機能と伸縮機能によりシュラウド21の外表面に吸着され、かつシュラウド21の外表面に沿って移動することができる。さらに、レーザ溶接機44と水中カメラ45により検査および補修作業を実施することができる。また、ワイヤ32とホースおよびケーブル26は弛まないよう自走支援装置27により定位置に保持される。
【0043】
図4は補修検査ロボット28に備えられる吸着脚41の平面図であり、図5は図4に示す吸着脚41の断面図である。
【0044】
吸着脚41は、液圧シリンダ50と吸引機構51が作動ロッド52の片端に固定された取付金具53で接続された構成である。作動ロッド52は液圧シリンダ50の作動により往復ストロークされる例えばピストンロッドで構成される。
【0045】
ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41では、液圧シリンダ50の伸縮方向がボディ幅方向、例えば図4および図5において左右方向になる向きで、液圧シリンダ50は、補修検査ロボット28に取り付けられる。ボディ40の中央の吸着脚41はワイヤ32接続側が吸引機構51、非接続側が液圧シリンダ50となる向きで、補修検査ロボット28の取付孔に接続される。ボディ40の中央の吸着脚41の向きは、逆であっても、あるいは吸着脚41を並設したものでもよい。
【0046】
また吸引機構51には吸着力調整機構54が接続される。吸引機構51は吸着盤としての逆皿状、吸盤状の吸着パッド55とこの吸着パッド55に吸着力を発生させる吸引手段としてのエゼクタ56で構成される。このエゼクタ56で吸引力を発生することによりシュラウド外表面57と吸着パッド55との間に負圧空間58が形成される。この負圧空間58の負圧力により吸着パッド55をシュラウド外表面57に吸着させることができる。すなわち吸着脚41をシュラウド外表面57上に固定し、不動の固着状態とすることができる。また、吸引機構51は吸着パッド55の内面を経由して炉水34が通過するよう配管経路を具備する。さらに、エゼクタ56は吸着パッド55が吸着する面と直角方向に設置された排気口からジェット水を噴出し推進力を得る推進機能を有する。
【0047】
吸着力を調整する吸着力調整機構54は、吸着パッド55の中央凸側に配置された作動シリンダ59と、作動シリンダ59から吸着パッド55の中央内を貫通させたロッド60を具備する。ロッド60先端には軸押さえ61が接続され、軸押さえ61にはローラ62を回転自在に軸支した支軸63が支持される。吸着パッド55がシュラウド外表面57に吸着するときは、作動シリンダ59は動作ストロークの上限収納位置側にされ、ローラ62は吸着パッド55の接触面とほぼ同一位置にある。これはローラ62が吸着パッド55を押し上げて吸着力を低下させないようにするためである。また、作動シリンダ59を伸長させてローラ62を押し出すことによりシュラウド外表面57と吸着パッド55との摩擦力を減少させ吸着脚41をシュラウド外表面57上で走行可能状態とすることができる。
【0048】
また、液圧シリンダ50にはリニアゲージ64が具備され、伸縮量を制御する際に利用される。
【0049】
次に、補修検査ロボット28の制御方法について、図1乃至図5を用いて説明する。
【0050】
図4および図5に示す液圧シリンダ50のリニアゲージ64により吸着脚41の動作量を図1に示す制御盤23にて確認、調整することができる。また、吸着脚41の吸着タイミングを図1に示す制御盤23にてプログラマブルコントローラ等によるタイミング発生機能で制御することができる。さらに図2に示す補修検査ロボット28に具備された傾斜角検出器43により傾斜量を電圧変換させることができる。この出力を図1に示す制御盤23にて一定値に制御することで姿勢制御ができる。
【0051】
図6は図2に示す自走支援装置27の平面図であり、図7は図6に示す自走支援装置27の側面図である。
【0052】
自走支援装置27は、補修検査ロボット28の走行移動をアシストするアシスト機である。
【0053】
自走支援装置27は、吸着力調整機構70を設けた2個の吸着機構71を対をなす2つの伸縮機構72により連結した構成である。吸着機構71は吸着パッド73と吸引手段としてのエゼクタ74で構成される。
【0054】
さらに吸着パッド73には取付座75が設けられる。伸縮機構72は作動シリンダ76の両端に球面付きロッド77の球面側を接続した構成である。一方、球面付きロッド77の固定側は吸着パッド73の取付座75に接続される。
【0055】
また、対をなす2つの伸縮機構72には支軸78が設けられる。支軸78には軸受け79で回転自在に支持された案内ガイド80が設けられる。さらに支軸78にはフレーム81が固定される。このフレーム81には支軸82で回転自在に支持された押えローラ83が設けられる。この案内ガイド80と押えローラ83の間にホースおよびケーブル26とワイヤ32が挟持される。
【0056】
自走支援装置27は、吸着力調整機構70と吸着機構71により補修検査ロボット28と同様にシュラウド21の外表面に吸着し、走行可能状態あるいは不動の固着状態とすることができる。また、伸縮機構72によりシュラウド外表面57に沿って移動することが可能である。さらにシュラウド外表面57以外では、エゼクタ74が炉水34中で発生する推進力により原子炉圧力容器の炉水34内を遊泳しつつ移動することができる。
【0057】
次に補修検査ロボット28の移動方法ついて説明する。
【0058】
まず、アニュラス部37のジェットポンプ38が設置されていない部分に自走支援装置27と補修検査ロボット28が吊設される。次にエゼクタ74が発生する推進力により自走支援装置27がシュラウド21の中間部胴36に接近し吸着機構71により補修目的となる位置より上部のシュラウド21の外表面に吸着する。そして、補修検査ロボット28が自走支援装置27と同様な手段で自走支援装置27よりも下部の補修検査すべき位置付近に吸着する。このとき全ての吸着脚41の液圧シリンダ50は収縮した状態にしておく。
【0059】
次に補修検査ロボット28は吸着脚41により、シュラウド外表面57に沿って補修検査すべき位置に移動させる。補修検査ロボット28のシュラウド外表面57に沿った移動方法について説明する。
【0060】
補修検査ロボット28をシュラウド外表面57の円周方向、例えばボディ40の幅方向に移動する場合は、まず、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41のうち移動方向側の2つの吸着脚41とボディ40の中央の吸着脚41の走行手段である5つのローラ62を押し出すことにより、走行可能状態になるまで吸着力を低下させる。そして、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41に備えられる液圧シリンダ50を伸張させ移動方向側とボディ40の中央の3つの吸着脚41を走行移動させる。その後、移動方向側とボディ40の中央の3つの吸着脚41のローラ62を引き上げて、吸着脚41とシュラウド外表面57とで囲まれる空間を負圧にし、吸着脚41が固定され不動の固着状態になるまで吸着力を増加させる。
【0061】
次に、移動方向と反対側の吸着脚41のローラ62を押し出すことにより、走行可能状態になるまで吸着力を低下させる。そして、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41に備えられる液圧シリンダ50を収縮させ移動方向と反対側の吸着脚41を走行移動させる。その後、移動方向と反対側の吸着脚41のローラ62を引き上げて、吸着脚41とシュラウド外表面57とで囲まれる空間を負圧にし、吸着脚41が固定され不動の固着状態になるまで吸着力を増加させる。
【0062】
この動作を繰り返すことによりシュラウド外表面57の円周方向に補修検査ロボット28を間欠的に走行移動させることができる。
【0063】
補修検査ロボット28をシュラウド外表面57の下方に移動させる場合は、まず、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41の走行手段としての、4箇所のローラ62が走行可能状態になるまで押し出し、シュラウド外表面57に接触させる。
【0064】
そして、ボディ40の中央の吸着脚41に備えられる液圧シリンダ50を作動させて伸張させ、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41をシュラウド外表面57の下方へ走行移動させる。その後、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41のローラ62を引き上げることにより、吸着脚41をシュラウド外表面57に吸着、固定させ不動の固着状態にする。
【0065】
次に、ボディ40の中央の吸着脚41のローラ62を押し出すことにより、走行可能状態になるまで吸着力を低下させる。そして、ボディ40の中央の吸着脚41に備えた液圧シリンダ50を収縮させボディ40の中央の吸着脚41を走行移動させる。その後、ボディ40の中央の吸着脚41のローラ62を引き上げることにより、補修検査ロボット28は下方位置に固着され、不動の固着状態になる。
【0066】
この動作を繰り返すことによりシュラウド外表面57の下方向に補修検査ロボット28を間欠的に走行移動させることができる。
【0067】
補修検査ロボット28をシュラウド外表面57の上方向に移動する場合は、例えば、まず、ボディ40の中央の吸着脚41のローラ62を押し出すことにより、走行可能状態になるまで吸着力を低下させ、ローラ62を走行可能にセットする。そして、ボディ40の中央の吸着脚41に備えられた液圧シリンダ50を伸張させボディ40の中央の吸着脚41を走行移動させる。その後、ボディ40の中央の吸着脚41のローラ62を引き上げることにより、不動の固着状態になるまで吸着力を増加させる。
【0068】
次に、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41のローラ62を押し出すことにより、走行可能状態になるまで吸着力を低下させ、各ローラを走行可能にセットする。そして、ボディ40の中央の吸着脚41に備えられた液圧シリンダ50を収縮させ、各ローラ62を転動させ、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41を走行移動させる。その後、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41のローラ62を引き上げることにより、不動の固着状態になるまで吸着力を増加させる。
【0069】
この動作を繰り返すことによりシュラウド外表面57の上方向に補修検査ロボット28を間欠的に走行移動させることができる。
【0070】
また、ボディ40の長手方向側面の4つの吸着脚41に備えられた液圧シリンダ50の伸縮ストロークを変化させることで斜め方向への移動あるいは補修検査ロボット28の向きを変化させることも可能である。
【0071】
次に補修検査ロボット28の補修検査方法ついて説明する。
【0072】
補修検査ロボット28を補修検査すべき位置に移動させた後、補修検査ロボット28に設けられた水中カメラ45により、補修検査部を検査する。検査の結果補修が必要である場合、補修検査ロボット28に設けられたレーザ溶接機44で溶接を実施し補修作業を行う。
【0073】
補修作業が終了すると、さらに水中カメラ45により、補修後の部位を検査し施工状況を確認する。補修後の補修部位の検査が終了すると次に補修検査すべき位置に補修検査ロボット28は移動せしめられる。
【0074】
このように、補修検査ロボット28は移動と補修検査を繰り返すことによりシュラウド21の外表面の必要な補修検査作業を実施することができる。
【0075】
図8は自走支援装置27と補修検査ロボット28の変形例を示す平面図であり、図9は図8の補修検査ロボット28の側面図である。
【0076】
補修検査ロボット28には、ボディ40の中央とボディ40の長手方向側面のワイヤ32接続側に2つの吸着脚41が配置される。さらに、ボディ40の長手方向側面のワイヤ32と非接続側に、旋回吸着機構として旋回吸着脚90が2つ配置される。その他は図2および図3と同様にボディ40の例えばほぼ中央に傾斜角検出器43、自走支援装置27側に吊り耳42が配置される。また、吊り耳42には対をなす作動シリンダ47で構成した遠隔吊具46が着脱自在に装着される。この遠隔吊具46に自走支援装置27を経由してホースおよびケーブル26とワイヤ32が接続されることにより補修検査ロボット28が吊設される。
【0077】
この変形例では任意に旋回吸着脚90を旋回させることにより、吸着脚41で走行移動する場合よりも少ない動作で斜め方向への走行移動や旋回移動することができる。
【0078】
図10は図8に示す旋回吸着脚90の平面図であり、図11は図10に示す旋回吸着脚90の側面図である。
【0079】
旋回吸着脚90は吸着脚41の構成部品である液圧シリンダ50に旋回駆動機構91を接続した構成である。旋回駆動機構91は補修検査ロボット28に取り付けられる。旋回駆動機構91は、モータ92を配置した凹型のボディー93にフレーム94の凸部が勘合された構成である。フレーム94は吸着脚41の液圧シリンダ50の固定側に接続される。モータ92の出力軸にはギア95が接続され、このギア95と噛み合うように、フレーム94の凸部には支軸96でギア97が回転自在に支持される。
【0080】
旋回駆動機構91は、そのモータ92の回転力をギア97により伝達し吸着脚41を旋回させることができる。
【0081】
また、図8および図9において、旋回吸着脚90を補修検査ロボット28のボディ40の長手方向側面のワイヤ32接続側に装備すれば、吸着脚41が装備された場合よりさらに少ない動作で斜め方向への走行移動や旋回移動ができるのみならず、旋回吸着脚90を旋回させ補修検査ロボット28のワイヤ32接続側とワイヤ32と非接続側に移動すれば、補修検査ロボット28の幅を狭くすることができる。このため、狭隘部の接近性が向上するばかりでなく吸着時の姿勢を安定したものにでき、施工部の状態を至近距離から検査し補修工事を行うことができる。
【0082】
【発明の効果】
本発明に係る構造物表面の補修検査システムにおいては、補修対象構造物、具体的には炉内構造物の外表面、例えばジェットポンプが配置されたシュラウド外周面側の狭隘な場所でも、補修検査作業を実施する補修検査ロボットを吸着機構と伸縮機構により補修対象構造物表面に沿って移動させることが可能であるため、補修対象構造物の補修検査作業が可能である。
【0083】
また、ワイヤ、ロープ等の吊設手段による補修検査ロボットの吊り降ろしだけでは直接接近できないような屈曲部位、狭隘部位であっても、水等の液体中であればワイヤ、ロープの可動範囲に制限されること無く補修検査ロボット内蔵のエゼクタにより発生する排水ジェット推進力によって補修対象構造物の表面に接近することができる。
【0084】
また、補修検査ロボットの旋回吸着脚により吸着させた状態で壁面上を旋回移動することが可能であるばかりでなく、任意に吸着脚を旋回させることにより少ない動作でストローク走行することができる。
【0085】
また、補修検査ロボットの吸着脚は液圧シリンダに具備されたリニアゲージにより動作量を制御盤にて確認、調整することができ、吸着タイミングをプログラマブルコントローラ等によるタイミング発生機能で制御することができる。このほか補修検査ロボットには姿勢を検知する傾斜角検出器が具備され、傾斜量を電圧変換させることができる。この出力を一定値に制御することで任意の位置決め精度が向上する。さらに旋回軸を有した旋回吸着脚を制御すれば補修検査ロボットの素早い姿勢制御が可能となる。
【0086】
また、自走支援装置が、補修検査ロボットと併走して構造物表面に静止した状態を維持することにより、補修検査ロボットが移動中に構造物表面から離れ下降した場合でも、ホイストと落下防止装置により瞬時に停止させることができる。更に狭隘部に入り込んでも回収が可能となる。自走支援装置は起動性がすぐれ支援機としての機能もあるため補修検査ロボットの起動性が向上する。
【0087】
また、自走支援装置から繰り出されるワイヤ、ケーブル及びホースは、一定の張力で弛むことがないため補修対象あるいは他の構造物に干渉せず安定走行できる。このため、狭隘部への接近性が向上し、補修検査ロボットに搭載した水中カメラ等の検査手段やレーザ溶接機等の補修手段のみを駆動させて補修検査作業を行うことが可能となる。これは作業時間の短縮にもつながる。
【0088】
また、装置にTVカメラ等の検査手段を具備により、至近距離から施工部の目視確認が作業エリア内で可能となるため、レーザ溶接等の補修前後に補修作業の施工の要否、施工条件の決定を行うことができる。このため、工期短縮が可能である。
【0089】
また、作業時間が短縮されると、電磁波が発生する原子炉内のような場所での作業では作業員の作業時間が短縮され、被爆低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造物表面の補修検査システムの実施の形態を示す構成図。
【図2】図1に示す自走支援装置と補修検査ロボットの構成を示す平面図。
【図3】図2に示す補修検査ロボットの側面図。
【図4】補修検査ロボットに備えられる吸着脚の平面図。
【図5】図4に示す吸着脚の断面図。
【図6】図2に示す自走支援装置の平面図。
【図7】図6に示す自走支援装置の側面図。
【図8】自走支援装置と補修検査ロボットの変形例を示す平面図。
【図9】図8の補修検査ロボットの側面図。
【図10】図8に示す旋回吸着脚の平面図。
【図11】図10に示す旋回吸着脚の側面図。
【図12】従来の構造物の表面に沿って移動可能な補修検査装置を示す平面図。
【図13】図12で示す構造物の表面に沿って移動可能な補修検査装置に備えられる吸着ユニットの断面図。
【符号の説明】
20 構造物表面の補修検査システム
21 シュラウド
22 オペレーションフロア
23 制御盤
24 液圧ポンプ
25 テンション式巻取装置
26 ホースおよびケーブル
27 自走支援装置
28 補修検査ロボット
29 燃料交換機
30 ホイスト
31 落下防止装置
32 ワイヤ
33 原子炉圧力容器
34 炉水
35 中間部胴
36 上部胴
37 アニュラス部
38 ジェットポンプ
40 ボディ
41 吸着脚
42 吊り耳
43 傾斜角検出器
44 レーザ溶接機
45 水中カメラ
46 遠隔吊具
47 作動シリンダ
50 液圧シリンダ
51 吸引機構
52 作動ロッド
53 取付金具
54 吸着力調整機構
55 吸着パッド
56 エゼクタ
57 シュラウド外表面
58 負圧空間
59 作動シリンダ
60 ロッド
61 軸押さえ
62 ローラ
63 支軸
64 リニアゲージ
70 吸着力調整機構
71 吸着機構
72 伸縮機構
73 吸着パッド
74 エゼクタ
75 取付座
76 作動シリンダ
77 球面付きロッド
78 支軸
79 軸受け
80 案内ガイド
81 フレーム
82 支軸
83 ローラ
90 旋回吸着脚
91 旋回駆動機構
92 モータ
93 ボディー
94 フレーム
95 ギア
96 支軸
97 ギア
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a repair inspection system for a surface of a structure that inspects the surface of the structure and enables repair according to the presence of a defect.
[0002]
[Prior art]
A technique that can be used as a system for inspecting and repairing the surface of a structure includes a device that moves along the surface of the structure.
[0003]
As a conventional device that moves on the surface of a structure, a device that can move along the surface described in Japanese Patent No. 3175052 is representative.
[0004]
FIG. 12 is a plan view showing a conventional repair / inspection apparatus movable along the surface of a structure, and FIG. 13 is a suction unit provided in the repair / inspection apparatus movable along the surface of the structure shown in FIG. FIG.
[0005]
The conventional repair / inspection apparatus 1 movable along the surface of a structure has a configuration in which two suction units 3 are connected by an extendable connection means such as a cylinder mechanism 2. Each suction unit 3 is composed of a cylindrical member 4 having a suction cup-shaped flange having an inverted dish shape, a communication pipe 5 and a main body 7 to which a cylinder mechanism 6 is fastened. The communication pipe 5 is connected to a decompression source such as a vacuum pump or an ejector, and sucks a fluid such as air to form a negative pressure space 9 between the cylindrical member 4 and the structure surface 8. A running means 10 such as a wheel or a ball caster is connected to an operating rod portion of the cylinder mechanism 6 protruding into the negative pressure space 9.
[0006]
Next, a description will be given of a conventional method of moving the repair / inspection apparatus 1 movable along the surface of a structure.
[0007]
A vacuum source such as a vacuum pump or an ejector is operated while the cylinder mechanism 2 is contracted to form a negative pressure space 9 between the cylindrical member 4 and the structure surface 8. At this time, the traveling means 10 is retracted and isolated from the structure surface 8 by contracting the cylinder mechanism 6. Thereby, the cylindrical member 4 of each suction unit 3 is sucked on the structure surface 8. That is, each suction unit 3 is in an immobile fixed state.
[0008]
Next, the decompression source of one of the adsorption units 3 is released, and the traveling means 10 is pushed out by the cylinder mechanism 6 to be brought into close contact with the structure surface 8. As a result, the suction area between the cylindrical member 4 and the structure surface 8 is reduced, and the frictional force is reduced, so that one of the suction units 3 can run. By extending the cylinder mechanism 2 in this traveling state, the traveling means 10 comes into contact with the surface 8 of the structure, and the suction unit 3 on the side in the traveling state moves.
[0009]
In addition, the cylinder mechanism 6 of the suction unit 3 on the side where the traveling is possible is contracted, and the traveling means 10 is retracted from the structure surface 8 to be isolated. Further, a negative pressure space 9 is formed between the cylindrical member 4 and the structure surface 8 by a decompression source such as a vacuum pump or an ejector, and the suction unit 3 is adhered to and fixed to the structure surface 8.
[0010]
Next, the traveling means 10 of the suction unit 3 on the non-moving side is pushed out by the cylinder mechanism 6 so as to be brought into close contact with the surface 8 of the structure so as to be able to travel. The suction unit 3 on the side in which the traveling is possible moves by contracting the cylinder mechanism 2. By repeating these operations, the suction units 3 and 3 move alternately and intermittently, and the entire device 1 that can move along the surface of the structure can move in the direction of expansion and contraction of the cylinder mechanism 2.
[0011]
Further, if a difference is made in the amount of expansion / contraction stroke of the pair of cylinder mechanisms 2, it is possible to perform not only the movement in the expansion / contraction direction but also the turning movement, and the movement in any direction is possible.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
As an example of inspection and repair of the surface of a structure to be repaired, there is a welding machine that inspects stress corrosion cracks generated near a welded portion of a shroud, which is a reactor internal structure, and performs repair by laser welding.
[0013]
Conventionally, in this welding machine, a mobile trolley was installed at the upper part of the reactor, and the welding machine was hung from this trolley with hanging means such as wires, and the trolley moved to approach the work area and repair work was performed .
[0014]
However, this repair method does not allow access to narrow places where the jet pump is arranged all around, such as the outer surface of the shroud, or intricate places that need to be moved back and forth and left and right, especially after suspending the welding machine. There was a problem.
[0015]
Therefore, it is conceivable to use a work robot device that can move along the surface of the structure, but there is the following problem.
[0016]
In a repair inspection of a narrow place or a bent portion where a plurality of jet pumps are arranged on the outer peripheral side of the shroud on the entire circumference, it is not possible to arrange the work robot on the outer peripheral surface of the shroud only by hanging down the work robot. That is, the work robot cannot move to the inspection and repair location because the surface of the repair target structure is discontinuous.
[0017]
Even if the work robot can be hung down by a suspending means such as a wire and placed on the surface of the repair target structure, there is a possibility that the wire will loosen due to the movement of the work robot and interfere with the repair target structure. For this reason, the movement range is limited.
[0018]
If the work robot falls off the surface of the structure to be repaired while moving or enters a narrow part, it becomes impossible to collect the work robot.
[0019]
Insufficient operability, operability, accessibility to a narrow part, or the like of the work robot results in poor workability, which increases the work time and leads to an increase in the construction period. Particularly in the environment inside a nuclear reactor, the working environment is poor, and if the working time is prolonged, there is a possibility that the amount of exposure of the worker may increase, which has a bad influence on the human body.
[0020]
The present invention has been made in order to cope with the above-described conventional circumstances, and has a narrow structure on the outer surface of a structure to be repaired, specifically, an outer surface of a furnace internal structure, for example, a shroud outer surface side on which a jet pump is arranged. It is an object of the present invention to provide a repair inspection system for a surface of a structure that enables work in a place and an environment.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a repair inspection system for a structure surface according to the present invention is provided with a support structure and a winding device in a work area as described in claim 1. A working robot is connected to the cable fed out from the device via a support device that can move along the surface of the structure to be repaired, and this work robot can move along the surface of the structure to be repaired by a suction mechanism and a telescopic mechanism On the other hand, a hoist is installed on the support structure in the work area, and a wire or a rope fed from the hoist is configured to suspend the work robot via the support device. It is.
[0022]
According to another aspect of the present invention, there is provided a system for repairing and inspecting a surface of a structure according to the present invention. And the like.
[0023]
In addition, in order to achieve the above object, the repair inspection system for a structure surface according to the present invention includes, as described in claim 3, a turning suction mechanism provided with a turning function in the suction mechanism of the work robot. It is characterized by having done.
[0024]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a repair inspection system for a structure surface according to the present invention, wherein the work robot is provided with a tilt angle detector, and the work robot expands and contracts. The mechanism is provided with a sensor for detecting the amount of expansion and contraction, a timing generation function for controlling the suction timing of the work robot by using a hose and the cable, and the inclination of the work robot is controlled by the output of the inclination angle detector. And a control panel having a function of expanding and contracting the expansion and contraction mechanism.
[0025]
In addition, in order to achieve the above object, a repair inspection system for a structure surface according to the present invention has a propulsion mechanism such as an ejector for generating a propulsion force in a fluid in the support device as described in claim 5. It is characterized by having.
[0026]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a repair inspection system for a structure surface according to the present invention. The work robot and the support device approach the surface of the structure to be repaired by a propulsion mechanism that generates a propulsive force in a fluid provided by the support device, and the surface of the structure to be repaired by the suction mechanism provided by the work robot and the support device. Then, the hanging tool is released, and the work robot and the support device are moved at the same time.
[0027]
In addition, in order to achieve the above object, a repair inspection system for a structure surface according to the present invention provides, as described in claim 7, a cable or a cord unreeled by a winding device arranged in the work area. The object to be repaired of the cable or the string-like object is held at an arbitrary position on the surface of the structure to be repaired by the support device capable of moving the surface of the structure to be repaired by the suction mechanism and the expansion and contraction mechanism. It is characterized in that feeding into the vicinity of a structure is performed in a work area.
[0028]
In addition, in order to achieve the above object, a repair inspection system for a structure surface according to the present invention includes a repair unit or an inspection unit in at least one of the work robot and the support device. It is characterized by having been provided.
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of a repair inspection system for a structure surface according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0030]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of a repair inspection system for a structure surface according to the present invention.
[0031]
The repair inspection system 20 for the surface of a structure shows an example in which the repair target structure is applied to a device for repairing the outer surface side of a shroud 21 which is a reactor internal structure, for example.
[0032]
A control panel 23, a hydraulic pump 24, and a tension type winding device 25 are installed on an operation floor 22 in a reactor building, which is a work area. A hose and a cable 26 are fed out from the tension type winding device 25 with a constant tension, and a repair / inspection robot 28 as a work robot serving as an inspection / repair machine is connected to the end of the hose and the cable 26 via a self-propelled support device 27. Is done. Further, the control panel 23 can remotely control the moving amount, moving direction, and inclination of the self-propelled support device 27 and the repair inspection robot 28 using the hose and the cable 26.
[0033]
On the other hand, a movable refueling machine 29 as a support structure is provided on the operation floor 22, and a hoist 30 is installed on the refueling machine 29. The hoist 30 is provided with a fall prevention device 31 through which the wire 32 is fed. The tip of the wire 32 is also connected to the repair inspection robot 28 via the self-propelled support device 27 in the same manner as the hose and the cable 26. The fall prevention device 31 has a function of detecting a load and locking the wire 32 when the repair inspection robot 28 and the self-propelled support device 27 are lowered.
[0034]
A cylindrical shroud 21 is provided inside the reactor pressure vessel 33 and is filled with reactor water 34 as a fluid. The shroud 21 includes an upper shell 35, an intermediate shell 36, and a lower shell (not shown). An annulus 37 is formed between the shroud 21 and the reactor pressure vessel 33 on the outer periphery of the shroud 21. A plurality of jet pumps 38 are installed in the annulus portion 37 in the circumferential direction, but are not installed in the portions where the reactor azimuths are 0 ° and 180 °.
[0035]
While a jet pump 38 is installed along the annulus 37 between the shroud 21 and the reactor pressure vessel 33, the self-propelled support device 27 and the repair inspection robot 28 are installed in a portion where the jet pump 38 is not installed. You. The self-propelled support device 27 and the repair inspection robot 28 are suspended by a hoist 30 and a wire 32 installed in a fuel exchanger 29. Since the outer diameter of the upper body 35 of the shroud 21 is larger than the outer diameter of the intermediate body 36, the repair inspection robot 28 can be moved to the vicinity of the intermediate body 36 only by hanging down with the hoist 30 and the wire 32 installed in the refueling machine 29. It is difficult to move along.
[0036]
The repair inspection robot 28 has a function of sucking the furnace water 34 and discharging it as jet water to obtain a propulsive force in the furnace water 34 and a function of adsorbing the outer surface of the shroud 21. The repair inspection robot 28 is caused to approach the intermediate body 36 by the propulsive force generated by using the reactor water 34 by these two functions, and is adsorbed on the surface of the intermediate body 36 by the suction function. The self-propelling support device 27 is also attracted to the intermediate body 36 by the same means.
[0037]
In this way, the repair inspection robot 28 adsorbed on the surface of the intermediate portion body 36 of the shroud 21 of the annulus portion 34 is moved along a portion where repair inspection is performed, for example, along a horizontal welding line portion of the intermediate portion body 36 to perform welding or the like. Perform repair work.
[0038]
FIG. 2 is a plan view showing the configuration of the self-propelled support device 27 and the repair inspection robot 28 shown in FIG. 1, and FIG. 3 is a side view of the repair inspection robot 28 shown in FIG.
[0039]
A repair inspection robot 28 is connected to the end of the wire 32, the hose and the cable 26 via a self-propelled support device 27. Adsorption legs 41 having an expansion / contraction function and an adsorption function are arranged at four locations on both sides of the body 40 in the longitudinal direction, on the side where the wire 32 is connected and on the side where the wire 32 is not connected. Further, a hole for attaching the suction leg 41 is also provided at the center of the body 40, and the suction leg 41 is provided in this mounting hole.
[0040]
Further, a hanging ear 42 is provided on the self-propelling support device 27 side of the body 40, a tilt angle detector 43 is provided at, for example, substantially the center of the body 40, and an outer surface of the shroud 21 is repaired at another portion of the body 40. A laser welding machine 44 as repair means and an underwater camera 45 as inspection means for inspecting the outer surface of the shroud 21 are arranged. Further, a remote hanging tool 46 constituted by a working cylinder 47 as a pair of actuators is detachably attached to the hanging ear 42.
[0041]
The wire 32 is connected to this remote hanging tool 46. The wire 32 can be attached to and detached from the hanging ear 42 by remotely operating the operating cylinder 47 provided in the remote hanging tool 46.
[0042]
The repair inspection robot 28 is sucked on the outer surface of the shroud 21 by the suction function and the expansion and contraction function of the suction leg 41 and can move along the outer surface of the shroud 21. Further, inspection and repair work can be performed by the laser welding machine 44 and the underwater camera 45. Further, the wire 32, the hose and the cable 26 are held at a fixed position by the self-propelling support device 27 so as not to be loosened.
[0043]
FIG. 4 is a plan view of the suction leg 41 provided in the repair inspection robot 28, and FIG. 5 is a sectional view of the suction leg 41 shown in FIG.
[0044]
The suction leg 41 has a configuration in which a hydraulic cylinder 50 and a suction mechanism 51 are connected by a mounting bracket 53 fixed to one end of an operation rod 52. The operating rod 52 is constituted by, for example, a piston rod which is reciprocated by the operation of the hydraulic cylinder 50.
[0045]
In the four suction legs 41 on the longitudinal side surface of the body 40, the direction of expansion and contraction of the hydraulic cylinder 50 is in the body width direction, for example, the horizontal direction in FIGS. 4 and 5, and the hydraulic cylinder 50 is Attached to. The suction leg 41 at the center of the body 40 is connected to the mounting hole of the repair / inspection robot 28 in such a direction that the wire 32 connection side is the suction mechanism 51 and the non-connection side is the hydraulic cylinder 50. The direction of the suction legs 41 at the center of the body 40 may be reversed, or the suction legs 41 may be arranged side by side.
[0046]
The suction force adjusting mechanism 54 is connected to the suction mechanism 51. The suction mechanism 51 includes an inverted dish-shaped suction cup 55 serving as a suction disk, and an ejector 56 serving as suction means for generating a suction force on the suction pad 55. By generating a suction force by the ejector 56, a negative pressure space 58 is formed between the outer surface 57 of the shroud and the suction pad 55. The suction pad 55 can be suctioned to the outer surface 57 of the shroud by the negative pressure in the negative pressure space 58. That is, the suction leg 41 can be fixed on the outer surface 57 of the shroud, and can be in a fixed fixed state. Further, the suction mechanism 51 has a piping path so that the reactor water 34 passes through the inner surface of the suction pad 55. Further, the ejector 56 has a propulsion function of jetting jet water from an exhaust port provided in a direction perpendicular to a surface on which the suction pad 55 is suctioned to obtain a propulsion force.
[0047]
The suction force adjusting mechanism 54 for adjusting the suction force includes an operating cylinder 59 disposed on the central convex side of the suction pad 55, and a rod 60 penetrating from the operating cylinder 59 through the center of the suction pad 55. A shaft retainer 61 is connected to the tip of the rod 60, and the shaft retainer 61 supports a support shaft 63 that rotatably supports a roller 62. When the suction pad 55 is attracted to the outer surface 57 of the shroud, the working cylinder 59 is located at the uppermost storage position side of the operation stroke, and the roller 62 is located substantially at the same position as the contact surface of the suction pad 55. This is to prevent the roller 62 from pushing up the suction pad 55 to lower the suction force. In addition, by extending the working cylinder 59 and pushing out the roller 62, the frictional force between the outer surface 57 of the shroud and the suction pad 55 is reduced, and the suction leg 41 can be made to run on the outer surface 57 of the shroud.
[0048]
The hydraulic cylinder 50 is provided with a linear gauge 64, which is used when controlling the amount of expansion and contraction.
[0049]
Next, a control method of the repair inspection robot 28 will be described with reference to FIGS.
[0050]
The operation amount of the suction leg 41 can be confirmed and adjusted by the control panel 23 shown in FIG. 1 by the linear gauge 64 of the hydraulic cylinder 50 shown in FIGS. 4 and 5. The suction timing of the suction leg 41 can be controlled by the control panel 23 shown in FIG. 1 using a timing generation function of a programmable controller or the like. Further, the inclination amount can be converted into a voltage by the inclination angle detector 43 provided in the repair inspection robot 28 shown in FIG. By controlling this output to a constant value by the control panel 23 shown in FIG. 1, attitude control can be performed.
[0051]
FIG. 6 is a plan view of the self-propelled support device 27 shown in FIG. 2, and FIG. 7 is a side view of the self-propelled support device 27 shown in FIG.
[0052]
The self-propelling support device 27 is an assist device that assists the traveling movement of the repair inspection robot 28.
[0053]
The self-propelled support device 27 has a configuration in which two suction mechanisms 71 provided with a suction force adjustment mechanism 70 are connected by two expansion / contraction mechanisms 72 forming a pair. The suction mechanism 71 includes a suction pad 73 and an ejector 74 as suction means.
[0054]
Further, a mounting seat 75 is provided on the suction pad 73. The expansion / contraction mechanism 72 has a configuration in which a spherical surface of a rod 77 with a spherical surface is connected to both ends of an operation cylinder 76. On the other hand, the fixed side of the rod 77 with a spherical surface is connected to the mounting seat 75 of the suction pad 73.
[0055]
In addition, a support shaft 78 is provided for the two telescopic mechanisms 72 forming a pair. The support shaft 78 is provided with a guide 80 rotatably supported by a bearing 79. Further, a frame 81 is fixed to the support shaft 78. A holding roller 83 rotatably supported by a support shaft 82 is provided on the frame 81. The hose, the cable 26 and the wire 32 are sandwiched between the guide 80 and the pressing roller 83.
[0056]
The self-propelling support device 27 can be adsorbed on the outer surface of the shroud 21 by the attraction force adjusting mechanism 70 and the attraction mechanism 71 in the same manner as the repair inspection robot 28, and can be brought into a movable state or an immovable fixed state. Further, it is possible to move along the shroud outer surface 57 by the expansion and contraction mechanism 72. In addition to the outer surface 57 of the shroud, the ejector 74 can move while swimming in the reactor water 34 of the reactor pressure vessel by the propulsive force generated in the reactor water 34.
[0057]
Next, a method of moving the repair inspection robot 28 will be described.
[0058]
First, the self-propelled support device 27 and the repair inspection robot 28 are suspended from a portion of the annulus portion 37 where the jet pump 38 is not installed. Next, the self-propelling support device 27 approaches the intermediate body 36 of the shroud 21 by the propulsive force generated by the ejector 74, and is adsorbed on the outer surface of the shroud 21 above the position to be repaired by the adsorption mechanism 71. Then, the repair inspection robot 28 is sucked by a means similar to the self-propelled support device 27 to a position below the self-propelled support device 27 near a position where repair inspection is to be performed. At this time, the hydraulic cylinders 50 of all the suction legs 41 are kept in a contracted state.
[0059]
Next, the repair inspection robot 28 is moved by the suction leg 41 along the outer surface 57 of the shroud to a position where repair inspection is to be performed. A method of moving the repair inspection robot 28 along the outer surface 57 of the shroud will be described.
[0060]
When the repair / inspection robot 28 is moved in the circumferential direction of the outer surface 57 of the shroud, for example, in the width direction of the body 40, first, of the four suction legs 41 on the side surface in the longitudinal direction of the body 40, two suction legs on the movement direction side are used. By extruding the five rollers 62, which are running means of the suction leg 41 at the center of the body 41 and the suction leg 41, the suction force is reduced until the vehicle is ready to run. Then, the hydraulic cylinders 50 provided on the four suction legs 41 on the side surface in the longitudinal direction of the body 40 are extended, and the three suction legs 41 on the movement direction side and the center of the body 40 are moved. Thereafter, the rollers 62 of the three suction legs 41 on the moving direction side and the center of the body 40 are pulled up to make the space surrounded by the suction legs 41 and the shroud outer surface 57 a negative pressure, and the suction legs 41 are fixed and immovably fixed. Increase the suction force until the condition is reached.
[0061]
Next, by pushing out the roller 62 of the suction leg 41 on the side opposite to the moving direction, the suction force is reduced until the vehicle can be driven. Then, the hydraulic cylinders 50 provided on the four suction legs 41 on the longitudinal side surface of the body 40 are contracted, and the suction legs 41 on the side opposite to the moving direction are moved. Thereafter, the roller 62 of the suction leg 41 on the side opposite to the moving direction is pulled up, and the space surrounded by the suction leg 41 and the outer surface 57 of the shroud is set to a negative pressure, and suction is performed until the suction leg 41 is fixed and immovably fixed. Increase power.
[0062]
By repeating this operation, the repair inspection robot 28 can be intermittently moved in the circumferential direction of the shroud outer surface 57.
[0063]
When the repair / inspection robot 28 is moved below the outer surface 57 of the shroud, first, four rollers 62 as running means of the four suction legs 41 on the longitudinal side surface of the body 40 are pushed out until the running state becomes possible. , Contact the outer surface of the shroud 57.
[0064]
Then, the hydraulic cylinder 50 provided on the suction leg 41 at the center of the body 40 is operated to be extended, and the four suction legs 41 on the side surface in the longitudinal direction of the body 40 are moved under the outer surface 57 of the shroud. Thereafter, by pulling up the rollers 62 of the four suction legs 41 on the side surface in the longitudinal direction of the body 40, the suction legs 41 are sucked and fixed to the outer surface 57 of the shroud so as to be in an immobile fixed state.
[0065]
Next, the roller 62 of the suction leg 41 at the center of the body 40 is pushed out, so that the suction force is reduced until the vehicle 40 becomes ready to run. Then, the hydraulic cylinder 50 provided on the suction leg 41 at the center of the body 40 is contracted to move the suction leg 41 at the center of the body 40. Thereafter, by pulling up the roller 62 of the suction leg 41 at the center of the body 40, the repair / inspection robot 28 is fixed at a lower position, and is in an immobile fixed state.
[0066]
By repeating this operation, the repair / inspection robot 28 can be intermittently moved to travel below the shroud outer surface 57.
[0067]
When the repair inspection robot 28 is moved in the upward direction of the outer surface 57 of the shroud, for example, by first pushing out the roller 62 of the suction leg 41 at the center of the body 40, the suction force is reduced until the vehicle becomes ready to run. The roller 62 is set to be able to run. Then, the hydraulic cylinder 50 provided on the suction leg 41 at the center of the body 40 is extended to move the suction leg 41 at the center of the body 40. Thereafter, by pulling up the roller 62 of the suction leg 41 at the center of the body 40, the suction force is increased until a stationary state is achieved.
[0068]
Next, by pushing out the rollers 62 of the four suction legs 41 on the longitudinal side surface of the body 40, the suction force is reduced until the vehicle is ready to run, and each roller is set to run. Then, the hydraulic cylinder 50 provided on the suction leg 41 at the center of the body 40 is contracted, each roller 62 is rolled, and the four suction legs 41 on the side surface in the longitudinal direction of the body 40 are moved. Thereafter, by pulling up the rollers 62 of the four suction legs 41 on the side surface in the longitudinal direction of the body 40, the suction force is increased until a stationary state is attained.
[0069]
By repeating this operation, the repair / inspection robot 28 can be intermittently moved in the upward direction of the outer surface 57 of the shroud.
[0070]
Further, it is also possible to change the diagonal movement or the direction of the repair inspection robot 28 by changing the expansion / contraction stroke of the hydraulic cylinder 50 provided on the four suction legs 41 on the longitudinal side surface of the body 40. .
[0071]
Next, a repair inspection method of the repair inspection robot 28 will be described.
[0072]
After the repair inspection robot 28 is moved to a position where repair inspection is to be performed, the repair inspection unit is inspected by the underwater camera 45 provided in the repair inspection robot 28. When repair is necessary as a result of the inspection, welding is performed by a laser welding machine 44 provided in the repair inspection robot 28 to perform repair work.
[0073]
When the repair work is completed, the repaired part is further inspected by the underwater camera 45 to confirm the construction status. When the inspection of the repaired part after the repair is completed, the repair inspection robot 28 is moved to the next position where the repair inspection is to be performed.
[0074]
Thus, the repair inspection robot 28 can perform necessary repair inspection work on the outer surface of the shroud 21 by repeating the movement and the repair inspection.
[0075]
FIG. 8 is a plan view showing a modification of the self-propelled support device 27 and the repair inspection robot 28, and FIG. 9 is a side view of the repair inspection robot 28 of FIG.
[0076]
In the repair / inspection robot 28, two suction legs 41 are arranged at the center of the body 40 and on the side of the longitudinal direction of the body 40 where the wire 32 is connected. Further, on the side of the body 40 in the longitudinal side that is not connected to the wire 32, two swing suction legs 90 are arranged as a swing suction mechanism. In other respects, as in FIGS. 2 and 3, an inclination angle detector 43 is arranged at, for example, substantially the center of the body 40, and a hanging ear 42 is arranged on the self-propelling support device 27 side. Further, a remote hanging member 46 constituted by a pair of operating cylinders 47 is detachably attached to the hanging ears 42. The hose 32, the cable 26, and the wire 32 are connected to the remote hanging device 46 via the self-propelled support device 27, so that the repair inspection robot 28 is suspended.
[0077]
In this modified example, by arbitrarily turning the swing suction leg 90, it is possible to perform a traveling movement or a turning movement in an oblique direction with a smaller number of operations than in the case of traveling by the suction leg 41.
[0078]
FIG. 10 is a plan view of the swing suction leg 90 shown in FIG. 8, and FIG. 11 is a side view of the swing suction leg 90 shown in FIG.
[0079]
The swing suction leg 90 has a configuration in which a swing drive mechanism 91 is connected to a hydraulic cylinder 50 which is a component of the suction leg 41. The turning drive mechanism 91 is attached to the repair inspection robot 28. The turning drive mechanism 91 has a configuration in which a convex portion of a frame 94 is fitted into a concave body 93 in which a motor 92 is disposed. The frame 94 is connected to the fixed side of the hydraulic cylinder 50 of the suction leg 41. A gear 95 is connected to the output shaft of the motor 92, and a gear 97 is rotatably supported by a support shaft 96 on the projection of the frame 94 so as to mesh with the gear 95.
[0080]
The turning drive mechanism 91 can turn the suction leg 41 by transmitting the torque of the motor 92 by the gear 97.
[0081]
8 and 9, if the turning suction leg 90 is provided on the longitudinal side surface of the body 40 of the repair / inspection robot 28 on the connection side of the wire 32, the operation in the oblique direction can be performed with less operation than when the suction leg 41 is provided. In addition to being able to travel and turn, the repair inspection robot 28 can be narrowed by turning the swing suction leg 90 and moving it to the side where the wire 32 is connected to the repair inspection robot 28 and to the side not connected to the wire 32. be able to. For this reason, not only the accessibility of the narrow part is improved, but also the posture at the time of suction can be stabilized, and the state of the construction part can be inspected from a short distance to perform repair work.
[0082]
【The invention's effect】
In the repair inspection system for the surface of a structure according to the present invention, the repair inspection is performed even on the outer surface of the structure to be repaired, specifically, the outer surface of the furnace internal structure, for example, a narrow place on the outer peripheral surface side of the shroud where the jet pump is arranged. Since the repair / inspection robot that performs the work can be moved along the surface of the repair target structure by the suction mechanism and the expansion / contraction mechanism, the repair / inspection work of the repair target structure is possible.
[0083]
In addition, even if it is a bent part or a narrow part that cannot be directly accessed only by hanging down the repair inspection robot by hanging means such as wires and ropes, it is limited to the movable range of the wire and rope if it is in a liquid such as water. It is possible to approach the surface of the repair target structure by the drain jet propulsion generated by the ejector built in the repair inspection robot without being performed.
[0084]
In addition, not only can the swivel leg of the repair / inspection robot be swiveled on the wall surface while being sucked by the swivel suction leg, but the stroke travel can be performed with a small number of operations by turning the suction leg arbitrarily.
[0085]
The operation amount of the suction leg of the repair inspection robot can be confirmed and adjusted by the control panel using the linear gauge provided in the hydraulic cylinder, and the suction timing can be controlled by the timing generation function of a programmable controller or the like. . In addition, the repair inspection robot is provided with a tilt angle detector for detecting a posture, and can convert the tilt amount into a voltage. By controlling this output to a constant value, arbitrary positioning accuracy is improved. Further, by controlling a swing suction leg having a swing axis, quick attitude control of the repair / inspection robot can be performed.
[0086]
In addition, the self-propelled support device runs alongside the repair inspection robot and maintains a state of rest on the surface of the structure, so that even when the repair inspection robot moves away from the surface of the structure and descends, the hoist and the fall prevention device can be used. Can be stopped instantaneously. Furthermore, even if it enters a narrow part, it can be collected. Since the self-propelled support device has excellent startability and also has a function as a support device, the startability of the repair / inspection robot is improved.
[0087]
In addition, the wires, cables, and hoses fed from the self-propelled support device do not loosen at a constant tension, so that they can run stably without interfering with the object to be repaired or other structures. For this reason, the accessibility to the narrow portion is improved, and the repair inspection work can be performed by driving only the inspection means such as an underwater camera mounted on the repair inspection robot or the repair means such as a laser welding machine. This leads to a reduction in working time.
[0088]
In addition, since the device is equipped with inspection means such as a TV camera, it is possible to visually check the construction part from within a short distance in the work area. A decision can be made. For this reason, the construction period can be shortened.
[0089]
Further, when the working time is shortened, the working time of the worker is shortened when working in a place such as a nuclear reactor where electromagnetic waves are generated, which leads to a reduction in exposure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of a repair inspection system for a structure surface according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a configuration of a self-propelled support device and a repair inspection robot shown in FIG.
FIG. 3 is a side view of the repair / inspection robot shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a plan view of a suction leg provided in the repair inspection robot.
FIG. 5 is a sectional view of the suction leg shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a plan view of the self-propelled support device shown in FIG. 2;
FIG. 7 is a side view of the self-propelled support device shown in FIG. 6;
FIG. 8 is a plan view showing a modification of the self-propelled support device and the repair inspection robot.
FIG. 9 is a side view of the repair / inspection robot shown in FIG. 8;
FIG. 10 is a plan view of the swing suction leg shown in FIG. 8;
FIG. 11 is a side view of the swing suction leg shown in FIG. 10;
FIG. 12 is a plan view showing a conventional repair inspection device movable along the surface of a structure.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a suction unit provided in the repair / inspection apparatus movable along the surface of the structure shown in FIG.
[Explanation of symbols]
20 Structural surface repair inspection system
21 Shroud
22 Operation floor
23 Control panel
24 hydraulic pump
25 tension type winding device
26 Hose and cable
27 Self-propelled support device
28 Repair inspection robot
29 Refueling machine
30 Hoist
31 Fall prevention device
32 wires
33 reactor pressure vessel
34 Reactor water
35 Middle trunk
36 Upper torso
37 Annulus
38 jet pump
40 body
41 Suction legs
42 Hanging ears
43 Tilt angle detector
44 Laser welding machine
45 Underwater Camera
46 Remote hanging equipment
47 Working cylinder
50 hydraulic cylinder
51 Suction mechanism
52 Operating rod
53 Mounting bracket
54 Suction force adjustment mechanism
55 suction pads
56 Ejector
57 Shroud outer surface
58 Negative pressure space
59 Working cylinder
60 rod
61 Shaft holding
62 rollers
63 spindle
64 linear gauge
70 Suction force adjustment mechanism
71 Suction mechanism
72 Telescopic mechanism
73 Suction pad
74 Ejector
75 Mounting seat
76 Working cylinder
77 Spherical rod
78 spindle
79 bearing
80 Information Guide
81 frames
82 spindle
83 rollers
90 Swivel suction legs
91 Swing drive mechanism
92 motor
93 body
94 frames
95 gear
96 spindle
97 gears

Claims (8)

作業エリアには支持構造物と巻取装置とが設置され、この巻取装置から繰り出されるケーブルには、補修対象構造物表面に沿って移動可能な支援装置を介して作業ロボットが接続され、この作業ロボットは吸着機構と伸縮機構により補修対象構造物表面に沿って移動可能に構成される一方、前記作業エリアの支持構造物にはホイストが設置され、ホイストから繰り出されるワイヤあるいはロープが前記支援装置を介して前記作業ロボットを吊設する構成としたことを特徴とする構造物表面の補修検査システム。In the work area, a support structure and a winding device are installed, and a cable fed from the winding device is connected to a work robot via a support device that can move along the surface of the structure to be repaired. The work robot is configured to be movable along the surface of the repair target structure by a suction mechanism and a telescopic mechanism, while a hoist is installed on the support structure in the work area, and a wire or a rope pulled out from the hoist is connected to the support device. A repair inspection system for a surface of a structure, wherein the work robot is suspended from the system. 前記作業ロボットに流体中で遊泳のための推進力を発生させるエゼクタ等の推進機構を具備したことを特徴とする請求項1記載の構造物表面の補修検査システム。2. The system for repairing and inspecting a surface of a structure according to claim 1, wherein the work robot is provided with a propulsion mechanism such as an ejector for generating a propulsion force for swimming in the fluid. 前記作業ロボットの吸着機構に旋回機能を設けた旋回吸着機構を具備したことを特徴とする請求項1記載の構造物表面の補修検査システム。2. The repair inspection system for a surface of a structure according to claim 1, wherein the suction mechanism of the work robot includes a swing suction mechanism having a swing function. 前記作業ロボットに傾斜角検出器が具備され、前記作業ロボットの伸縮機構に伸縮量を検知するセンサが具備され、ホースおよび前記ケーブルを利用することにより前記作業ロボットの吸着タイミングを制御するタイミング発生機能と、前記傾斜角検出器の出力により前記作業ロボットの傾斜を制御する機能と、前記伸縮機構を伸縮させる機能をもたせた制御盤を備えたことを特徴とする請求項1記載の構造物表面の補修検査システム。The work robot is provided with a tilt angle detector, the telescopic mechanism of the work robot is provided with a sensor for detecting the amount of expansion and contraction, and a timing generation function for controlling suction timing of the work robot by using a hose and the cable. 2. The structure surface according to claim 1, further comprising a control panel having a function of controlling the inclination of the work robot by an output of the inclination angle detector and a function of extending and retracting the extension mechanism. Repair inspection system. 前記支援装置に流体中で推進力を発生させるエゼクタ等の推進機構を具備したことを特徴とする請求項1記載の構造物表面の補修検査システム。2. The repair and inspection system for a surface of a structure according to claim 1, wherein the support device includes a propulsion mechanism such as an ejector for generating a propulsion force in a fluid. 作業エリアの吊降し具で前記作業ロボットと支援装置を流体内部に吊り降ろし、前記作業ロボットと支援装置が具備する流体内において推進力を発生させる推進機構により補修対象構造物表面に接近し、前記作業ロボットと支援装置が具備する吸着機構により補修対象構造物表面に吸着し、その後に吊降し具を解放し、前記作業ロボットと支援装置を同時に移動させるように構成したことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の構造物表面の補修検査システム。The work robot and the support device are suspended inside the fluid by the suspension tool in the work area, and the propulsion mechanism that generates a propulsion force in the fluid provided by the work robot and the support device approaches the surface of the structure to be repaired, The work robot and the support device are attached to a surface of the structure to be repaired by a suction mechanism, and then the hanging tool is released to move the work robot and the support device at the same time. A repair inspection system for a structure surface according to any one of claims 2 to 5. 前記作業エリアに配置された巻取装置で繰り出されたケーブルあるいはひも状の物体を、吸着機構と伸縮機構で補修対象構造物表面を移動可能な前記支援装置により補修対象構造物表面の任意の位置に保持することにより、前記ケーブルあるいはひも状の物体の前記補修対象構造物付近への送り込みを作業エリアで行うように構成したことを特徴とする請求項5記載の構造物表面の補修検査システム。The cable or the cord-like object fed out by the winding device arranged in the work area can be moved at any position on the surface of the structure to be repaired by the support device capable of moving the surface of the structure to be repaired by a suction mechanism and a telescopic mechanism. The repair inspection system for a structure surface according to claim 5, wherein the cable or the string-like object is sent near the repair target structure in a work area by holding the cable or the string-like object. 前記作業ロボットおよび前記支援装置の少なくとも一方に補修手段あるいは検査手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の構造物表面の補修検査システム。2. A repair inspection system for a structure surface according to claim 1, wherein a repair unit or an inspection unit is provided in at least one of the work robot and the support device.
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