JP2004296607A - Manufacturing method of semiconductor device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
LSI(Large Scale Integrated Circuit)などの半導体集積回路装置は、高集積化、高速化および高性能化が推進されており、それに伴い半導体素子が形成されているウエハの上の段差が増大の一途をたどっていることにより、その平坦化技術がLSIなどの半導体集積回路装置の製造歩留りおよび信頼度などを高めるための必須な技術となっている。
【0003】
すなわち、半導体素子が形成された半導体基板の上に層間絶縁膜を形成した後、平坦化能力が高いCMP(Chemical Mechanical Polishing 、化学的機械研磨)法を使用して層間絶縁膜を研磨して層間絶縁膜の平坦化を行っている場合が多くなってきている。また、通常のドライエッチング法ではエッチングし難い金属についても、CMP法が使用されている(非特許文献1、特許文献1参照)。
【0004】
以下CMP法を用いた従来の配線形成技術を図8〜図10を参照して説明する。
【0005】
まず、アスペクト比の大きい接続孔の内部を高融点金属膜、一般的にはW(タングステン)で埋め込んでプラグを形成するいわゆるメタルプラグ形成の従来技術について以下図面を参照して説明する。図8(a)〜(d)は従来のメタルプラグ形成方法を用いた半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。図8において101は半導体基板、102は層間絶縁膜、103は下層配線、104は接続孔、105はW膜、106は上層配線である。従来のメタルプラグ形成方法は、半導体素子及び下層配線103が形成された半導体基板101の上に層間絶縁膜102を形成した後CMPにより層間絶縁膜102の平坦化を行い、図8(a)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて接続孔104を下層配線103に開口する。次に、図8(b)に示すように、ブランケットCVD法により、まず接続孔104が完全に埋め込まれ、かつ層間絶縁膜102の表面が完全に覆われるように高融点金属膜(ブランケット金属膜)105を全面堆積させる。
【0006】
次に、図8(c)に示すように、このブランケット金属膜を層間絶縁膜102の表面が露出するまでCMP法により、エッチバックし、この後、上層配線金属膜106をスパッタ法により堆積させた後、図8(d)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて上層配線106を形成する。
【0007】
次に、従来技術におけるCu配線の形成方法を説明する。はじめに従来におけるシングルダマシン配線形成方法について以下図面を参照して説明する。図9(a)〜(f)は従来のシングルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
【0008】
図9において101は半導体基板、102は層間絶縁膜、103は下層配線、104は接続孔、105はW膜、107は第2の層間絶縁膜、108は、上層の配線溝109はCu上層配線層である。
【0009】
従来のシングルダマシン配線形成方法は半導体素子及び下層配線103が形成された半導体基板101の上に層間絶縁膜102を形成した後CMPにより層間絶縁膜102の平坦化を行い、図9(a)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて接続孔104を下層配線103に開口する。次に図9(b)に示すように、ブランケットCVD法により、まず接続孔104が完全に埋め込まれ、かつ層間絶縁膜102の表面が完全に覆われるように高融点金属膜(ブランケット金属膜)105を全面堆積させる。次に、このブランケット金属膜105を層間絶縁膜102の表面が露出するまでCMP法により、エッチバックする。
【0010】
その後、図9(c)に示すように、層間絶縁膜105をドライエッチング技術を用いて、エッチバックすることによりWが埋められた接続孔104を層間絶縁膜102より上方に露出させる。次に、第2の層間絶縁膜107を堆積し、図9(d)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて上層の配線溝108を形成する。この後、バリアメタル、シードCuをスパッタ法により上層の配線溝108に順次形成した後、図9(e)に示すように、Cu上層配線層109を電解めっきにより形成する。次に、第2の層間絶縁膜107表面上に堆積したCuを図9(f)に示すように、CMPにより除去しシングルダマシン配線が形成される。
【0011】
次に、従来におけるデュアルダマシン配線形成方法を以下について図面を参照して説明する。図10(a)〜(e)は従来のデュアルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。図10において101は半導体基板、102は層間絶縁膜、104は接続孔、107は第2の層間絶縁膜、108は上層の配線溝、109はCu上層配線層、110はCu下層配線、111はシリコン窒化膜である。従来のデュアルダマシン配線形成方法は、半導体素子が形成された半導体基板101の上に層間絶縁膜102を形成した後、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて層間絶縁膜102中に下層配線用溝部を形成する。次に、バリアメタル層及びシードCu層をスパッタリングで堆積した後、その上に銅配線層を電解めっきで形成し、下層絶縁層102表面上に堆積したCuをCMPにより除去し、図10(a)に示すようにCu下層配線110を形成する。次に、シリコン窒化膜111および第2の層間絶縁膜107を順次形成し、第2の層間絶縁膜107をCMP法を用いて平坦化した後、図10(b)に示すように、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて層間配線層接続用のビア孔104を形成する。
【0012】
次に、フォトリソグラフィー技術を用いて、配線パターンを形成するとともに、ビア孔104をレジストなどにより埋め戻した後、図10(c)に示すように、ドライエッチング技術を用いて上層配線用溝108を形成し、ドライエッチング技術を用いてエッチバックによりビア孔104底部のシリコン窒化膜111を除去する。次に、ビア孔104、上層配線用溝108内及び第2の層間絶縁膜107上にバリアメタル層及びシードCu層をスパッタリングで堆積した後、図10(d)に示すように、その上に銅配線層109を電解めっきで形成する。次に、図10(e)に示すように、第2の層間絶縁膜107上に堆積したCuをCMPにより除去し、上層のCu配線を形成し、デュアルダマシン配線が形成される。
【0013】
【非特許文献1】
詳説 半導体CMP技術 土肥俊郎 編著
工業調査会 2001年1月10日初版第1刷発行
P.284〜P.306
【特許文献1】
特開平10−64997号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CMP法を用いて層間絶縁膜を平坦化する際、研磨痕が生じる。また、接続孔あるいは配線溝に埋め込まれた金属膜を層間絶縁膜の表面が露出するまで除去する際、金属屑が生じる。前記研磨痕及び金属屑がウエハ上に存在することにより薄片状の残渣が形成され、隣接する配線間のショート不良が発生するという課題があった。
【0015】
したがって、この発明の目的は、CMP法などの研磨法により、金属膜を平坦化する際に問題となる配線間のショートを防止できる半導体装置の製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明の請求項1記載の半導体装置の製造方法は、半導体素子と下層の配線が形成されている基板上に層間絶縁膜を形成し、化学的機械研磨により平坦化する工程と、前記層間絶縁膜に前記下層の配線への接続孔を形成する工程と、前記接続孔内および前記層間絶縁膜上に金属膜を堆積し、化学的機械研磨により前記接続孔からはみ出した金属膜を除去する工程と、前記接続孔内に埋め込まれた金属膜上に上層の配線を形成する工程とを含み、前記上層の配線を形成する際に、前記金属膜の化学的機械研磨により前記層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去する。
【0017】
このように、上層の配線を形成する際に、金属膜の化学的機械研磨により層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去するので、配線間に存在する金属薄片を配線および層間絶縁膜を過剰に損なうことなく、有効に除去することができる。これにより、同一層内の配線間の短絡を極めて効果的に防止することができる。
【0018】
請求項2記載の半導体装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記金属薄片の除去は、上層の配線をドライエッチングにより形成する際に、フッ素を含むガスを添加してエッチングすることにより行う。このように、金属薄片の除去は、上層の配線をドライエッチングにより形成する際に、フッ素を含むガスを添加してエッチングすることにより行うので、上層の配線の形成時に金属薄片をエッチングにより除去できる。これはフッ素を含むガスを添加することで、上層の配線の金属薄片に対するエッチング速度の選択比が下がることによる。
【0019】
請求項3記載の半導体装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記金属薄片の除去は、上層の配線をドライエッチングにより形成するときに用いるフォトレジストをアッシングする際に、フッ素を含むガスを添加してエッチングすることにより行う。このように、金属薄片の除去は、上層の配線をドライエッチングにより形成するときに用いるフォトレジストをアッシングする際に、フッ素を含むガスを添加してエッチングすることにより行うので、フォトレジストのアッシングと共に金属薄片をエッチングし除去することができる。この場合、上層の配線をエッチングする条件を自由に設定できる利点がある。
【0020】
請求項4記載の半導体装置の製造方法は、半導体素子と下層の配線が形成されている基板上に層間絶縁膜を形成し、化学的機械研磨により平坦化する工程と、前記層間絶縁膜に前記下層の配線への接続孔を形成する工程と、前記接続孔内および前記層間絶縁膜上に金属膜を堆積し、化学的機械研磨により前記接続孔からはみ出した金属膜を除去する工程と、前記接続孔内に埋め込まれた金属膜を、前記層間絶縁膜をドライエッチングにより除去し上方に露出させる工程と、前記ドライエッチングにより後退した層間絶縁膜および前記接続孔に埋め込まれた金属膜上に第2の層間絶縁膜を形成し、上層の配線を形成するための配線溝を形成する工程とを含み、前記接続孔に埋め込まれた金属膜の上方を露出させる際に、前記金属膜の化学的機械研磨により前記層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去する。
【0021】
このように、シングルダマシン配線形成工程において、接続孔に埋め込まれた金属膜の上方を露出させる際に、金属膜の化学的機械研磨により層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去するので、請求項1と同様に配線間に存在する金属薄片を配線および層間絶縁膜を過剰に損なうことなく、有効に除去することができ、配線間の短絡を極めて効果的に防止することができる。
【0022】
請求項5記載の半導体装置の製造方法は、請求項4記載の半導体装置の製造方法において、前記接続孔に埋め込まれた金属膜の上方を露出させる工程において、ドライエッチングガスにCl2を添加して金属薄片と層間絶縁膜をともにエッチングする。このように、接続孔に埋め込まれた金属膜の上方を露出させる工程において、ドライエッチングガスにCl2を添加して金属薄片と層間絶縁膜をともにエッチングするので、金属薄片をより除去することがきる。
【0023】
請求項6記載の半導体装置の製造方法は、半導体素子が形成されている基板上に層間絶縁膜および下層の配線を形成する工程と、前記層間絶縁膜に第2の層間絶縁膜を形成し、前記下層の配線との接続孔および上層の配線を形成するための配線溝を形成する工程と、前記接続孔内、前記配線溝および前記第2の層間絶縁膜上に金属膜を堆積し、化学的機械研磨により除去する工程と、前記金属膜の化学的機械研磨により前記第2の層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去する工程とを含む。
【0024】
このように、デュアルダマシン配線形成工程において、金属膜の化学的機械研磨により第2の層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去する工程とを含むので、請求項1と同様に配線間に存在する金属薄片を配線および層間絶縁膜を過剰に損なうことなく、有効に除去することができ、配線間の短絡を極めて効果的に防止することができる。
【0025】
請求項7記載の半導体装置の製造方法は、請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記金属薄片を除去する工程は、金属薄片をアッシングにより酸化し、前記金属薄片の酸化物をウエットエッチングする工程である。このように、金属薄片を除去する工程は、金属薄片をアッシングにより酸化し、金属薄片の酸化物をウエットエッチングする工程であるので、金属薄片の酸化物を洗浄により選択的に除去することができる。この際、アッシング時の基板温度を調節することにより酸化量をコントロールすることができる。
【0026】
請求項8記載の半導体装置の製造方法は、請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記金属薄片を除去する工程は、金属膜のアニールにO2ガスを添加して行うことにより金属薄片を酸化し、前記金属薄片の酸化物をウエットエッチングする工程である。このように、金属薄片を除去する工程は、金属膜のアニールにO2ガスを添加して行うことにより金属薄片を酸化し、金属薄片の酸化物をウエットエッチングする工程であるので、金属薄片の酸化物を洗浄により選択的に除去することができる。この場合、金属膜のアニールと共に金属薄片を酸化させることができる。
【0027】
請求項9記載の半導体装置の製造方法は、請求項1又は4記載の半導体装置の製造方法において、前記金属膜は、Wである。これにより、接続孔にWを埋め込んでメタルプラグを形成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。図1は、この発明の第1の実施形態に係る配線の形成工程を用いた半導体装置の製造方法の工程順を示す断面図である。図1において11は半導体基板、12は下層配線、13は層間絶縁膜、14は研磨痕、15は接続孔、16はW膜、17は金属薄片、18は上層のAl配線層である。なお、以下の実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、重複説明は省略する。
【0029】
まず、半導体素子(図示せず)が形成された半導体基板11の上に下層配線12及び層間絶縁膜13を形成した後、図1(a)に示すようにCMPにより層間絶縁膜13の平坦化を行う。この時、図1(b)に示すように、研磨痕14が層間絶縁膜13上に残る(以降図示しない)。次にフォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて接続孔15を下層配線12に開口する。次に、図1(c)に示すように、ブランケットCVD法により、まず接続孔15が完全に埋め込まれ、かつ層間絶縁膜13の表面が完全に覆われるように高融点金属膜であるW(タングステン)膜16を全面堆積させる。次に、このブランケットW16を層間絶縁膜13の表面が露出するまでCMP法により接続孔15からはみ出したW膜16を研磨除去する。この時、前記研磨痕14あるいはWの屑がウエハ上に存在することにより図1(d)に示すように、薄片状の残渣(金属薄片)17が形成されている。その後、図1(e)に示すように、接続孔15内に埋め込まれたW膜16上に上層の配線層となる金属膜18を成膜する。その後、レジストマスクを用いてドライエッチングにより配線を形成する。ここで、配線形成のドライエッチング時に合わせて金属薄片17の除去を行う。具体的には、金属薄片17の除去は、上層の配線18をドライエッチングにより形成する際に、フッ素を含むガスを添加して金属薄片17をエッチングすることにより行う。
【0030】
例えばスパッタリング法を用いてTiN/Ti/Al−Cu/TiN/Tiからなる積層膜を形成する。膜厚としては例えば50/5/450/20/20nm成膜する。次に、フォトリソグラフィー技術を用いて配線パターンを形成し、図1(f)に示すように、ドライエッチング技術を用いて転写する。この時、例えば誘導結合型プラズマエッチング装置を用い、BCl3/Cl2=50/50sccm、チャンバ圧力:10mT、ソースパワー:1000W、バイアスパワー:200W、stage温度:50℃の条件でエッチングを行う。この時、前記条件のエッチングガスにCF4を添加してエッチングを行う。例えば総流量に対して5%の濃度で添加する。本実施形態の場合、総流量が100sccmであるので5sccm添加する。エッチングは例えば20%のオーバーエッチングを行う。これにより薄片状の残渣17をエッチングにより除去できる。
【0031】
以下前記CF4を添加した条件で前記薄片状の残渣17が減少する理由を述べる。図2(a)にCF4添加量に対するWのエッチング速度のAlのエッチング速度に対する選択比依存性を示す。添加しない場合選択比は10程度であるが5%以上添加することにより選択比は3程度まで下がる。次に図2(b)CF4添加量に対する配線のショート不良率を示す。CF4を添加しない場合は不良率が20%程度であるが5%以上添加することにより不良率が5%程度に下がる。なおAlドライエッチング条件の全般にCF4を添加したが、オーバーエッチング時のみに添加しても同様の効果が得られる。この場合はメインエッチング時のガス条件を自由に設定できるため、形状及び寸法の制御が容易であるという特徴がある。なお添加ガスとしてCF4を用いたがフッ素を含む他のガス例えばCHF3、CH2F2,C2F6等でも同様の効果が得られる。本実施の形態により上層の配線18間の層間絶縁膜13上に残留する薄片状の残渣17を除去することにより、隣接する配線18間のショート不良の発生を防止できる。
【0032】
(第2の実施形態)
この発明の第2の実施の形態を図3に基づいて説明する。図3は、この発明の第2の実施形態に係る配線の形成工程を用いた半導体装置の製造方法の工程順を示す断面図である。図3において11は半導体基板、12は下層配線、13は層間絶縁膜、14は研磨痕、15は接続孔、16はW膜、17は金属薄片、18は上層のAl配線層である。
【0033】
まず、半導体素子が形成された半導体基盤11の上に下層配線12及び層間絶縁膜13を形成した後、図3(a)に示すようにCMPにより層間絶縁膜13の平坦化を行う。この時、図3(b)に示すように、研磨痕14が層間絶縁膜13上に残る(以降図示しない)。次にフォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて接続孔15を下層配線13に開口し、図3(c)に示すように、ブランケットCVD法により、まず接続孔15が完全に埋め込まれ、かつ層間絶縁膜13の表面が完全に覆われるように高融点金属膜であるW16を全面堆積させる。次に、このブランケットW16を層間絶縁膜13の表面が露出するまでCMP法により、エッチバックする。この時、前記研磨痕14あるいはWの屑がウエハ上に存在することにより図3(d)に示すように薄片状の残渣(金属薄片)17が形成されている。その後、接続孔15内に埋め込まれたW膜16上に上層の配線層となる例えばAlからなる金属膜18を成膜する。金属薄片17の除去は、上層の配線18をドライエッチングにより形成するときに用いるフォトレジスト25をアッシングする際に、フッ素を含むガスを添加して金属薄片17をエッチングすることにより行う。
【0034】
この場合、フォトリソグラフィー技術を用いて配線パターンを形成し、次にドライエッチング技術を用いて、図3(e)に示すように上層のAl配線18を形成する。例えば誘導結合型プラズマエッチング装置を用い、BCl3/Cl2=50/50sccm、チャンバ圧力:10mT、ソースパワー:1000W、バイアスパワー:200W、stage温度:50℃の条件でエッチングする。この後、例えば、マイクロ波プラズマアッシング装置を用いて、例えばマイクロ波パワー:1000W、O2:1000sccm、基板温度:200℃、圧力:100Pa、処理時間:1min.の条件によりアッシングを行う。この時、CF4を添加してアッシングを行い、図3(f)に示すように、レジスト25のアッシングと共に前記薄片状の残渣17をエッチングし除去する。本実施の形態により上層の配線18間の層間絶縁膜13上に残留するCu残渣17を除去することにより、隣接する配線18間のショート不良の発生を防止できる。また、前記第1の実施の形態に比べAlをエッチングする条件を自由に設定できる特徴がある。
【0035】
(第3の実施形態)
この発明の第3の実施の形態を図4に基づいて説明する。図4は、この発明の第3の実施形態に係るシングルダマシン配線形成工程を用いた半導体装置の製造方法の工程順を示す断面図である。図4において11は半導体基板、12は下層配線、13は層間絶縁膜、14は研磨痕、15は接続孔、16はW膜、17は金属薄片、19は第2の層間絶縁膜、20はCu配線層である。
【0036】
半導体素子が形成された半導体基板11の上に下層配線12及び層間絶縁膜13を形成した後、図4(a)に示すようにCMPにより層間絶縁膜13の平坦化を行う。この時、図4(b)に示すように、研磨痕14が層間絶縁膜13上に残る(以降図示しない)。次に、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて下層配線12への接続孔15を開口した後、図4(c)に示すように、ブランケットCVD法により、まず接続孔15が完全に埋め込まれ、かつ層間絶縁膜13の表面が完全に覆われるようにW(タングステン)膜16を全面堆積させる。次に、このブランケットW16を層間絶縁膜13の表面が露出するまでCMP法により、エッチバックする。この時、図4(d)に示すように、接続孔15に埋め込まれたWはディッシングにより層間絶縁膜13より下方にある。またこの時、前記研磨痕14あるいはWの屑がウエハ上に存在することにより図4(d)に示すように、薄片状の残渣(金属薄片)17が形成されている。その後、層間絶縁膜13の表面部分をドライエッチング技術を用いて部分的に除去することにより図4(e)に示すように、W16を層間絶縁膜13より上方に露出させる。この工程でドライエッチングガスにCl2を添加して金属薄片17と層間絶縁膜13をともにエッチングする。
【0037】
この場合、層間絶縁膜13のエッチバックは例えば、並行平板型プラズマエッチング装置を用い、CF4/Ar/O2=30/500/10sccm、チャンバ圧力:100mT、ソースパワー:500W、バイアスパワー:200W、stage温度:40℃の条件でエッチングを行う。この時、前記エッチング条件に例えばCl2ガスを総流量の5%添加してエッチングを行なうことにより図4(e)に示すように、前記薄片状の残渣17を層間絶縁膜13と共にエッチングすることが出来る。次に、第2の層間絶縁膜19を堆積し、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて上層の配線溝を形成する。この後、バリアメタル、シードCuをスパッタ法により上層の配線溝に順次形成した後、図4(f)に示すようにCu配線層20を電解めっきにより形成する。次に、図4(g)に示すように、第2の層間絶縁膜表面上に堆積したCuをCMPにより除去しシングルダマシン配線が形成される。本実施の形態により上層の配線20間の層間絶縁膜13上に残留する薄片状の残渣17を除去することにより、隣接する配線20間のショート不良の発生を防止できる。
【0038】
(第4の実施形態)
この発明の第4の実施の形態を図5および図6に基づいて説明する。図5は、この発明の第4の実施形態に係るデュアルダマシン配線形成工程を用いた半導体装置の製造方法の工程順を示す断面図である。図5において11は半導体基板、13は層間絶縁膜、17はCu金属薄片、19は第2の層間絶縁膜、20はCu上層配線層、21はCu下層配線、22はシリコン窒化膜、23はビア孔である。
【0039】
まず、半導体素子を形成したシリコン基板11上に層間絶縁膜13及びCuからなる下層配線21が形成されている。次に例えばCVD法により図5(a)に示すようにシリコン窒化膜22及び第2の層間絶縁膜19を順次形成する。次にフォトリソグラフィー技術および選択エッチング技術を用いて下層配線21とのビア孔23を形成する。次に、フォトリソグラフィー技術および選択エッチング技術を用いて上層の配線溝を形成し、全面エッチバックによりビア孔23底部のシリコン窒化膜22を除去する。次に、バリアメタル及びシードCu層をスパッタ法により順次形成し、電解めっき法により、図5(b)に示すようにビア孔23および配線溝の内部を満たし、かつ全面にCu層(金属膜)20を形成する。次に図5(c)に示すように、CMP法により第2の層間絶縁膜19の表面が露出するまで平坦化し、上層Cu配線20を形成する。この時、第2の層間絶縁膜19の表面に生じる研磨痕14あるいはCuの屑が存在することにより図5(c)に示すように、薄片状の残渣(金属薄片)17が形成されている。この後、金属薄片17をアッシングにより酸化し、金属薄片17の酸化物をウエットエッチングすることにより金属薄片17を除去する工程を行う。
【0040】
この場合、マイクロ波プラズマアッシング装置を用いて、例えばマイクロ波パワー:1000W、O2:1000sccm、基板温度:150℃、圧力:35Pa、処理時間:1min.の条件によりアッシングを行う。この時、第2の層間絶縁膜19の表面にできた薄片状の残渣17が完全に酸化される。次にCuの酸化物を例えばフッ化アンモニウムとトリエチルアミンを主成分とするCu酸化物剥離液により洗浄して図5(d)に示すように、除去する。前記Cu酸化物剥離液では、Cuの酸化膜のエッチングレート/Cuのエッチングレートは薬液温度35℃では70以上でありCuの酸化膜のみを選択的に除去できる。
【0041】
以下に薄片状の残渣が完全に酸化出来る理由を説明する。図6はアッシング時の基板温度とCuの酸化量の関係を示す。基板温度を50℃〜250℃までにすることによりCuの酸化量を5nm〜80nmの範囲でコントロールすることが出来る。本実施の形態によりデュアルダマシン法により形成したCu配線20間の第2の層間絶縁膜19上に残留したCu残渣17をアッシングにより酸化し、Cu酸化物を洗浄により選択的に除去することにより、隣接するCu配線20間のショート不良の発生を防止できる。
【0042】
(第5の実施形態)
この発明の第5の実施の形態を図7に基づいて説明する。図7は、この発明の第5の実施形態に係るデュアルダマシン配線形成工程を用いた半導体装置の製造方法の工程順を示す断面図である。図7において11は半導体基板、13は層間絶縁膜、17はCu金属薄片、19は第2の層間絶縁膜、20はCu上層配線層、21はCu下層配線、22はシリコン窒化膜、23はビア孔である。
【0043】
まず、半導体素子を形成したシリコン基板11上に層間絶縁膜13及びCuからなる下層配線21が形成されている。次に例えばCVD法により図7(a)に示すようにシリコン窒化膜22及び第2の層間絶縁膜19を順次形成する。次にフォトリソグラフィー技術および選択エッチング技術を用いて下層配線21とのビア孔23を形成する。次に、フォトリソグラフィー技術および選択エッチング技術を用いて上層の配線溝を形成し、全面エッチバックによりビア孔23底部のシリコン窒化膜22を除去する。次に、バリアメタル及びシードCu層をスパッタ法により順次形成し、電解めっき法により、図7(b)に示すようにビア孔23および配線溝の内部を満たし、かつ全面にCu層(金属膜)20を形成する。次に図7(c)に示すように、CMP法により第2の層間絶縁膜19の表面が露出するまで平坦化し、上層Cu配線20を形成する。この時、第2の層間絶縁膜19の表面に生じる研磨痕14あるいはCuの屑が存在することにより図7(c)に示すように、薄片状の残渣(金属薄片)17が形成されている。この後、Cu配線20のアニールにO2ガスを添加して行うことにより金属薄片17を酸化し、金属薄片17の酸化物をウエットエッチングすることにより金属薄片17を除去する工程を行う。
【0044】
例えば縦型酸化炉を用いて、N2流量:12l/min、基板温度:150℃、10minの条件によりアニールを行う。またこの時、アニールガスに酸素を例えば総流量の1%添加することにより、Cuのアニールと共に薄片状の残渣17を酸化させることが出来る。次にCuの酸化物を例えばフッ化アンモニウムとトリエチルアミンを主成分とするCu酸化物剥離液により洗浄して図7(d)に示すように、除去する。本実施の形態によりデュアルダマシン法により形成したCu配線20間の第2の層間絶縁膜19上に残留したCu残渣17をO2を添加したアニールにより酸化させ、Cu酸化物を洗浄により選択的に除去することにより、隣接するCu配線20間のショート不良の発生を防止できる。
【0045】
【発明の効果】
この発明の請求項1記載の半導体装置の製造方法によれば、上層の配線を形成する際に、金属膜の化学的機械研磨により層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去するので、配線間に存在する金属薄片を配線および層間絶縁膜を過剰に損なうことなく、有効に除去することができる。これにより、同一層内の配線間の短絡を極めて効果的に防止することができる。したがって、半導体装置の微細化、高集積化、高性能化、歩留り向上を図る上で極めて有効である。
【0046】
請求項2では、金属薄片の除去は、上層の配線をドライエッチングにより形成する際に、フッ素を含むガスを添加してエッチングすることにより行うので、上層の配線の形成時に金属薄片をエッチングにより除去できる。これはフッ素を含むガスを添加することで、上層の配線の金属薄片に対するエッチング速度の選択比が下がることによる。
【0047】
請求項3では、金属薄片の除去は、上層の配線をドライエッチングにより形成するときに用いるフォトレジストをアッシングする際に、フッ素を含むガスを添加してエッチングすることにより行うので、フォトレジストのアッシングと共に金属薄片をエッチングし除去することができる。この場合、上層の配線をエッチングする条件を自由に設定できる利点がある。
【0048】
この発明の請求項4記載の半導体装置の製造方法によれば、シングルダマシン配線形成工程において、接続孔に埋め込まれた金属膜の上方を露出させる際に、金属膜の化学的機械研磨により層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去するので、請求項1と同様に配線間に存在する金属薄片を配線および層間絶縁膜を過剰に損なうことなく、有効に除去することができ、配線間の短絡を極めて効果的に防止することができる。
【0049】
請求項5では、接続孔に埋め込まれた金属膜の上方を露出させる工程で、ドライエッチングガスにCl2を添加して金属薄片と層間絶縁膜をともにエッチングするので、金属薄片をより除去することがきる。
【0050】
この発明の請求項6記載の半導体装置の製造方法によれば、デュアルダマシン配線形成工程において、金属膜の化学的機械研磨により第2の層間絶縁膜上に発生する金属薄片を除去する工程とを含むので、請求項1と同様に配線間に存在する金属薄片を配線および層間絶縁膜を過剰に損なうことなく、有効に除去することができ、配線間の短絡を極めて効果的に防止することができる。
【0051】
請求項7では、金属薄片を除去する工程は、金属薄片をアッシングにより酸化し、金属薄片の酸化物をウエットエッチングする工程であるので、金属薄片の酸化物を洗浄により選択的に除去することができる。この際、アッシング時の基板温度を調節することにより酸化量をコントロールすることができる。
【0052】
請求項8では、金属薄片を除去する工程は、金属膜のアニールにO2ガスを添加して行うことにより金属薄片を酸化し、金属薄片の酸化物をウエットエッチングする工程であるので、金属薄片の酸化物を洗浄により選択的に除去することができる。この場合、金属膜のアニールと共に金属薄片を酸化させることができる。
【0053】
請求項9では、金属膜は、Wであるので、接続孔にWを埋め込んでメタルプラグを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は本発明の第1の実施形態に係るWプラグ配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図2】(a),(b)はAl配線のエッチングに用いるガス中のCF4の濃度変化に対するAlのWに対するエッチング速度の選択比及び不良率をそれぞれ示すグラフである。
【図3】(a)〜(f)は本発明の第2の実施形態に係るWプラグ配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図4】(a)〜(g)は本発明の第3の実施形態に係るシングルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の第4の実施形態に係るデュアルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図6】アッシングにおける基板温度の変化に対するCuの酸化量を示すグラフである。
【図7】(a)〜(d)は本発明の第5の実施形態に係るデュアルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図8】従来のWプラグ配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図9】従来のシングルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【図10】従来のデュアルダマシン配線形成方法を用いた半導体装置の製造方法を示す工程順断面図である。
【符号の説明】
11 半導体基板
12 下層配線
13 層間絶縁膜
14 研磨痕
15 接続孔
16 W膜
17 金属薄片
18 上層のAl配線層
19 第2の層間絶縁膜
20 Cu配線層
21 Cu下層配線
22 シリコン窒化膜
23 ビア孔[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductor device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In semiconductor integrated circuit devices such as LSIs (Large Scale Integrated Circuits), high integration, high speed, and high performance are being promoted, and accordingly, steps on a wafer on which semiconductor elements are formed are increasing. As a result, the flattening technique is an essential technique for improving the manufacturing yield and reliability of semiconductor integrated circuit devices such as LSIs.
[0003]
That is, after an interlayer insulating film is formed on a semiconductor substrate on which a semiconductor element is formed, the interlayer insulating film is polished by using a CMP (Chemical Mechanical Polishing) method having a high planarization ability to form an interlayer insulating film. In many cases, the insulating film is planarized. The CMP method is also used for metals that are difficult to be etched by a normal dry etching method (see Non-Patent
[0004]
Hereinafter, a conventional wiring forming technique using the CMP method will be described with reference to FIGS.
[0005]
First, a conventional technique of forming a plug by burying the inside of a connection hole having a large aspect ratio with a high melting point metal film, generally, W (tungsten) to form a plug will be described with reference to the drawings. 8A to 8D show cross-sectional configurations in the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a conventional metal plug forming method. In FIG. 8, 101 is a semiconductor substrate, 102 is an interlayer insulating film, 103 is a lower wiring, 104 is a connection hole, 105 is a W film, and 106 is an upper wiring. In the conventional method of forming a metal plug, an interlayer
[0006]
Next, as shown in FIG. 8C, the blanket metal film is etched back by the CMP method until the surface of the
[0007]
Next, a conventional method for forming a Cu wiring will be described. First, a conventional single damascene wiring forming method will be described with reference to the drawings. FIGS. 9A to 9F show cross-sectional configurations in the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a conventional single damascene wiring forming method.
[0008]
9, 101 is a semiconductor substrate, 102 is an interlayer insulating film, 103 is a lower wiring, 104 is a connection hole, 105 is a W film, 107 is a second interlayer insulating film, 108 is an
[0009]
In the conventional single damascene wiring forming method, an interlayer
[0010]
Thereafter, as shown in FIG. 9C, the
[0011]
Next, a conventional dual damascene wiring forming method will be described below with reference to the drawings. 10A to 10E show cross-sectional configurations in the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a conventional dual damascene wiring forming method. 10, 101 is a semiconductor substrate, 102 is an interlayer insulating film, 104 is a connection hole, 107 is a second interlayer insulating film, 108 is an upper wiring groove, 109 is a Cu upper wiring layer, 110 is a Cu lower wiring, and 111 is a Cu lower wiring. It is a silicon nitride film. In a conventional dual damascene wiring forming method, after an
[0012]
Next, a wiring pattern is formed by using a photolithography technique, and the
[0013]
[Non-patent document 1]
Detailed semiconductor CMP technology Toshiro Doi Compilation
First edition of the first edition of the Industrial Research Committee issued on January 10, 2001
P. 284-P. 306
[Patent Document 1]
JP-A-10-64997
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the interlayer insulating film is planarized by using the CMP method, polishing marks are generated. Further, when the metal film embedded in the connection hole or the wiring groove is removed until the surface of the interlayer insulating film is exposed, metal dust is generated. There is a problem that a flaky residue is formed due to the presence of the polishing mark and the metal dust on the wafer, and a short circuit between adjacent wirings occurs.
[0015]
Therefore, an object of the present invention is to provide a method of manufacturing a semiconductor device which can prevent a short circuit between wirings which is a problem when a metal film is planarized by a polishing method such as a CMP method.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a method of manufacturing a semiconductor device, comprising: forming an interlayer insulating film on a substrate on which a semiconductor element and an underlying wiring are formed; Forming a connection hole to the lower wiring in the interlayer insulating film, depositing a metal film in the connection hole and on the interlayer insulating film, and protruding from the connection hole by chemical mechanical polishing. Removing the metal film that has been removed, and forming an upper wiring on the metal film embedded in the connection hole, and forming the upper wiring by chemical mechanical polishing of the metal film. This removes metal flakes generated on the interlayer insulating film.
[0017]
As described above, when forming the upper layer wiring, since the metal flakes generated on the interlayer insulating film are removed by chemical mechanical polishing of the metal film, the metal flakes existing between the wirings are excessively used for the wiring and the interlayer insulating film. It can be effectively removed without damaging it. Thereby, a short circuit between the wirings in the same layer can be prevented very effectively.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the first aspect, the removing of the metal flakes is performed by adding a gas containing fluorine when forming an upper wiring by dry etching. This is performed by etching. As described above, since the removal of the metal flakes is performed by adding and etching a gas containing fluorine when forming the upper wiring by dry etching, the metal flakes can be removed by etching when forming the upper wiring. . This is because the selectivity of the etching rate with respect to the metal flake of the wiring in the upper layer is lowered by adding the gas containing fluorine.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the first aspect, the removal of the metal flakes is performed by ashing a photoresist used when forming an upper wiring by dry etching. The etching is performed by adding a gas containing fluorine. As described above, the removal of the metal flakes is performed by adding a fluorine-containing gas and etching when ashing a photoresist used when forming an upper layer wiring by dry etching. The metal flakes can be etched and removed. In this case, there is an advantage that the conditions for etching the upper wiring can be freely set.
[0020]
5. The method for manufacturing a semiconductor device according to
[0021]
As described above, in the single damascene wiring forming step, when exposing the upper part of the metal film embedded in the connection hole, the metal flake generated on the interlayer insulating film by chemical mechanical polishing of the metal film is removed. As in the
[0022]
According to a fifth aspect of the present invention, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the fourth aspect, the step of exposing the upper portion of the metal film buried in the connection hole includes forming a dry etching gas containing Cl. 2 Is added to etch both the metal flake and the interlayer insulating film. Thus, in the step of exposing the upper part of the metal film buried in the connection hole, Cl is added to the dry etching gas. 2 Is added to etch both the metal flake and the interlayer insulating film, so that the metal flake can be further removed.
[0023]
7. A method for manufacturing a semiconductor device according to claim 6, further comprising: forming an interlayer insulating film and a lower wiring on a substrate on which the semiconductor element is formed; and forming a second interlayer insulating film on the interlayer insulating film; Forming a connection hole with the lower wiring and a wiring groove for forming an upper wiring; and depositing a metal film in the connection hole, on the wiring groove and on the second interlayer insulating film, Removing the metal flakes generated on the second interlayer insulating film by chemical mechanical polishing of the metal film.
[0024]
As described above, the step of forming the dual damascene wiring includes the step of removing metal flakes generated on the second interlayer insulating film by chemical mechanical polishing of the metal film. The metal flakes to be removed can be effectively removed without excessively damaging the wiring and the interlayer insulating film, and a short circuit between the wirings can be extremely effectively prevented.
[0025]
According to a seventh aspect of the present invention, in the method of the sixth aspect, the step of removing the metal flakes includes oxidizing the metal flakes by ashing and wet-etching the oxide of the metal flakes. This is the step of doing. As described above, the step of removing the metal flakes is a step of oxidizing the metal flakes by ashing and wet-etching the oxides of the metal flakes, so that the oxides of the metal flakes can be selectively removed by washing. . At this time, the amount of oxidation can be controlled by adjusting the substrate temperature during ashing.
[0026]
In the method of manufacturing a semiconductor device according to
[0027]
According to a ninth aspect of the present invention, in the method of manufacturing a semiconductor device according to the first or fourth aspect, the metal film is W. Thereby, the metal plug can be formed by embedding W in the connection hole.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a cross-sectional view showing the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a wiring forming step according to the first embodiment of the present invention. In FIG. 1,
[0029]
First, a
[0030]
For example, a laminated film made of TiN / Ti / Al-Cu / TiN / Ti is formed by using a sputtering method. The film thickness is, for example, 50/5/450/20/20 nm. Next, a wiring pattern is formed using a photolithography technique, and is transferred using a dry etching technique, as shown in FIG. At this time, for example, using an inductively coupled plasma etching apparatus, 3 / Cl 2 = 50/50 sccm, chamber pressure: 10 mT, source power: 1000 W, bias power: 200 W, stage temperature: 50 ° C. At this time, CF gas is used as the etching gas under the above conditions. 4 Is added to perform etching. For example, it is added at a concentration of 5% with respect to the total flow rate. In the case of this embodiment, since the total flow rate is 100 sccm, 5 sccm is added. Etching is performed, for example, by 20% over-etching. Thus, the
[0031]
The following CF 4 The reason why the
[0032]
(Second embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view showing the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a wiring forming step according to the second embodiment of the present invention. 3,
[0033]
First, after forming a
[0034]
In this case, a wiring pattern is formed by using a photolithography technique, and then an
[0035]
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a sectional view showing the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a single damascene wiring forming step according to the third embodiment of the present invention. 4,
[0036]
After the
[0037]
In this case, the etch back of the
[0038]
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a sectional view showing the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a dual damascene wiring forming step according to the fourth embodiment of the present invention. 5,
[0039]
First, an
[0040]
In this case, using a microwave plasma ashing apparatus, for example, microwave power: 1000 W, O 2 : 1000 sccm, substrate temperature: 150 ° C, pressure: 35 Pa, processing time: 1 min. Ashing is performed under the following conditions. At this time, the
[0041]
The reason why the flaky residue can be completely oxidized will be described below. FIG. 6 shows the relationship between the substrate temperature during ashing and the amount of oxidation of Cu. The oxidation amount of Cu can be controlled in the range of 5 nm to 80 nm by setting the substrate temperature to 50 ° C. to 250 ° C.
[0042]
(Fifth embodiment)
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a sectional view showing the order of steps of a method for manufacturing a semiconductor device using a dual damascene wiring forming step according to the fifth embodiment of the present invention. 7,
[0043]
First, an
[0044]
For example, using a vertical oxidation furnace, 2 Annealing is performed under the conditions of a flow rate of 12 l / min and a substrate temperature of 150 ° C. for 10 minutes. At this time, by adding oxygen to the annealing gas, for example, at 1% of the total flow rate, the
[0045]
【The invention's effect】
According to the method of manufacturing a semiconductor device according to the first aspect of the present invention, when forming the upper layer wiring, metal flakes generated on the interlayer insulating film are removed by chemical mechanical polishing of the metal film. Can be effectively removed without excessively damaging the wiring and the interlayer insulating film. Thereby, a short circuit between the wirings in the same layer can be prevented very effectively. Therefore, it is extremely effective for miniaturization, high integration, high performance, and improvement in yield of a semiconductor device.
[0046]
According to the second aspect, the removal of the metal flakes is performed by adding a gas containing fluorine when etching the upper layer wiring by dry etching, so that the metal flakes are removed by etching when forming the upper layer wiring. it can. This is because the selectivity of the etching rate with respect to the metal flake of the wiring in the upper layer is lowered by adding the gas containing fluorine.
[0047]
According to the third aspect of the present invention, the metal flakes are removed by adding a fluorine-containing gas and etching the photoresist used when forming the upper wiring by dry etching. At the same time, the metal flakes can be removed by etching. In this case, there is an advantage that the conditions for etching the upper wiring can be freely set.
[0048]
According to the method of manufacturing a semiconductor device according to the fourth aspect of the present invention, in the single damascene wiring forming step, when exposing the upper part of the metal film embedded in the connection hole, the interlayer insulation is performed by chemical mechanical polishing of the metal film. Since the metal flakes generated on the film are removed, the metal flakes existing between the wirings can be effectively removed without excessively damaging the wirings and the interlayer insulating film in the same manner as in
[0049]
In a fifth aspect, in the step of exposing the upper part of the metal film buried in the connection hole, Cl is added to the dry etching gas. 2 Is added to etch both the metal flake and the interlayer insulating film, so that the metal flake can be further removed.
[0050]
According to the method of manufacturing a semiconductor device of the present invention, in the dual damascene wiring forming step, the step of removing metal flakes generated on the second interlayer insulating film by chemical mechanical polishing of the metal film is included. Therefore, the metal flakes existing between the wirings can be effectively removed without excessively damaging the wirings and the interlayer insulating film as in the first aspect, and the short circuit between the wirings can be extremely effectively prevented. it can.
[0051]
According to the seventh aspect, the step of removing the metal flakes is a step of oxidizing the metal flakes by ashing and wet-etching the oxide of the metal flakes, so that the oxide of the metal flakes can be selectively removed by washing. it can. At this time, the amount of oxidation can be controlled by adjusting the substrate temperature during ashing.
[0052]
According to
[0053]
In the ninth aspect, since the metal film is W, the metal plug can be formed by embedding W in the connection hole.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A to 1F are cross-sectional views in the order of steps showing a method for manufacturing a semiconductor device using a method for forming a W plug wiring according to a first embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B show CF in a gas used for etching an Al wiring; 4 5 is a graph showing a selection ratio of an etching rate of Al to W and a defective rate with respect to a change in the concentration of Al.
FIGS. 3A to 3F are cross-sectional views illustrating a method of manufacturing a semiconductor device using a method of forming a W plug wiring according to a second embodiment of the present invention.
FIGS. 4A to 4G are cross-sectional views illustrating a method of manufacturing a semiconductor device using a single damascene wiring forming method according to a third embodiment of the present invention.
FIGS. 5A to 5D are cross-sectional views illustrating a method of manufacturing a semiconductor device using a dual damascene wiring forming method according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a graph showing the amount of oxidation of Cu with respect to a change in substrate temperature during ashing.
FIGS. 7A to 7D are cross-sectional views illustrating a method of manufacturing a semiconductor device using a dual damascene wiring forming method according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a process sectional view showing a method for manufacturing a semiconductor device using a conventional W plug wiring forming method.
FIG. 9 is a cross-sectional view illustrating a method of manufacturing a semiconductor device using a conventional method of forming a single damascene wiring, in the order of steps.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a method of manufacturing a semiconductor device using a conventional dual damascene wiring forming method, in the order of steps.
[Explanation of symbols]
11 Semiconductor substrate
12 Lower layer wiring
13 Interlayer insulation film
14 Polishing marks
15 Connection hole
16 W film
17 Metal flakes
18 Upper Al Wiring Layer
19 Second interlayer insulating film
20 Cu wiring layer
21 Cu lower layer wiring
22 Silicon nitride film
23 Via hole
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