JP2004293593A - Control device for automatic transmission - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させるように制御する自動変速機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の自動変速機は、エンジンの動力をトルクコンバータを介して変速機構の入力軸に伝達し、この変速機構で変速して出力軸に伝達し、駆動輪を回転駆動するようにしている。最も一般的な変速機構は、入力軸と出力軸との間に複数の歯車を配列して、入力軸と出力軸との間に変速比の異なる複数の動力伝達経路を構成し、各動力伝達経路中にクラッチやブレーキ等の摩擦係合要素を設けて、変速指令に応じて各摩擦係合要素に作用させる油圧を個別に制御することで、各摩擦係合要素の係合と解放を選択的に切り換えて、入・出力軸間の動力伝達経路を切り換えて変速比を切り換えるようにしている。
【0003】
ところで、このような自動変速機においては、各摩擦係合要素に作用させる油圧は、車両の走行状態を示す複数のパラメータ(自動変速機の入力軸回転速度、出力軸回転速度等)に応じて制御されるが、部品の品質ばらつきや経時変化によるパラメータの変化までは補償できない。そのため、部品の品質ばらつきや経時変化によるパラメータの変化によって変速性能が悪化したり、或は、この変速性能の悪化を少なくするために、部品の公差を非常に厳しくする必要があり、コスト的に不利であるという問題があった。
【0004】
そこで、特許文献1(特開平7−54986号公報)に示すように、変速過程の初めに生じる制御偏差(実際値と目標値との偏差)を考慮する適応制御を行い、不揮発性メモリにパラメータ(タービン回転速度の変化速度、タービン回転変化時間)と実際値と目標値とを記憶してこれらの関係を学習し、所定数の実際値を平均化した値を用いることで、部品の品質ばらつきや経時変化の影響を補償するようにしたものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−54986号公報(第2頁〜第4頁等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1の技術では、学習に使われるパラメータが変速挙動の一部分であるため、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させることができないという欠点がある。つまり、上記特許文献1の技術では、変速ショックを小さくすると、変速スピードが遅くなり、反対に、変速スピードを速くすると、変速ショックが大きくなるという欠点がある。
【0007】
また、学習に使われるパラメータが1個の場合、他のパラメータへの影響が分からないため、そのパラメータに対する補正量を大きくすると、変速ショックが大きくなる懸念がある。そのため、補正量を小さくする必要があり、変速状態を安定させるのに必要な学習回数が増加するという欠点がある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させると共に、学習速度を速めることができる自動変速機の制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明の請求項1の自動変速機の制御装置は、変速の状態を表す複数のパラメータをパラメータ算出手段により算出すると共に、前記複数のパラメータとそれぞれの目標値との偏差に基づいて複数の補正値を補正値算出手段により算出し、前記複数のパラメータの状態及び/又は前記複数の補正値の状態に基づいて油圧補正制御量に反映する最終的な補正値を最終補正値決定手段により決定するようにしたものである。このように、複数のパラメータの状態及び/又は複数の補正値の状態に基づいて油圧補正制御量に反映する最終的な補正値を決定すれば、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させることが可能な最終的な補正値を求めることができ、変速応答性を向上させながら変速ショックを低減することができる。しかも、変速ショックが問題とならない範囲内で最終的な補正値を大きめに設定できるため、最終的な補正値を反映した油圧補正制御量を学習する際に、その学習速度を速めることができる。
【0010】
この場合、請求項2のように、複数のパラメータの状態に基づいて前記複数の補正値を油圧補正制御量に反映させるパターンを決定するようにしたり、或は、請求項3のように、複数の補正値の大きさに基づいて当該複数の補正値の中から油圧補正制御量に反映する最終的な補正値を決定するようにしても良い。いずれの場合でも、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させることが可能な最終的な補正値を求めることができる。
【0011】
また、請求項4のように、複数の補正値が同じ油圧変化方向に作用する補正値のときには、当該複数の補正値の中から大きい方のいずれか1個の補正値を最終的な補正値として用いるようにしたり、或は、請求項5のように、複数の補正値が互いに反対の油圧変化方向に作用する補正値のときには、複数の補正値を全て最終的な補正値として用いるようにしたり、或は、請求項6のように、複数のパラメータとそれぞれの目標値との偏差に基づいて油圧補正制御量に反映する最終的な補正値を決定するようにしても良い。いずれの場合でも、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させることが可能な最終的な補正値を求めることができる。各請求項2〜6に係る発明は、適宜組み合わせて実施するようにしても良く、それによって、制御特性の更なる向上を期待できる。
【0012】
また、請求項7のように、最終的な補正値を反映した油圧補正制御量を条件毎に学習するようにしても良い。このようにすれば、学習精度を向上させることができる。
【0013】
また、請求項8のように、変速パターン毎に、パラメータの数、補正値の数及び反映する最終的な補正値の数を変更するようにしても良い。このようにすれば、変速パターン毎に、最適な制御特性を実現することができる。
【0014】
また、請求項9のように、変速制御中に運転条件が変化したときに、油圧補正制御量に反映する最終的な補正値を変化させるようにしても良い。このようにすれば、変速制御中に運転条件が変化したときでも、変速応答性を維持しながら変速ショックを抑制することができる。
【0015】
また、請求項10のように、パラメータに対する目標値は、幅のある値に設定すると良い。このようにすれば、目標値付近の制御特性を安定させることができる。
【0016】
また、請求項11のように、パラメータに対する目標値は、運転条件毎に設定するようにしても良い。このようにすれば、制御特性を更に向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
《実施形態(1)》
以下、本発明の実施形態(1)を図1乃至図14に基づいて説明する。
【0018】
まず、図1及び図2に基づいて自動変速機11の概略構成を説明する。図2に示すように、エンジン(図示せず)の出力軸には、トルクコンバータ12の入力軸13が連結され、このトルクコンバータ12の出力軸14に、油圧駆動式の変速歯車機構15(変速機構)が連結されている。トルクコンバータ12の内部には、流体継手を構成するポンプインペラ31とタービンランナ32が対向して設けられ、ポンプインペラ31とタービンランナ32との間には、オイルの流れを整流するステータ33が設けられている。ポンプインペラ31は、トルクコンバータ12の入力軸13に連結され、タービンランナ32は、トルクコンバータ12の出力軸14に連結されている。
【0019】
また、トルクコンバータ12には、入力軸13側と出力軸14側との間を係合又は切り離しするためのロックアップクラッチ16が設けられている。エンジンの出力トルクは、トルクコンバータ12を介して変速歯車機構15に伝達され、変速歯車機構15の複数のギヤ(遊星歯車等)で変速されて、車両の駆動輪(前輪又は後輪)に伝達される。
【0020】
変速歯車機構15には、複数の変速段を切り換えるための摩擦係合要素である複数のクラッチC0,C1,C2とブレーキB0,B1が設けられ、図3に示すように、これら各クラッチC0,C1,C2と各ブレーキB0,B1の係合/解放を油圧で切り換えて、動力を伝達するギヤの組み合わせを切り換えることによって変速比を切り換えるようになっている。尚、図3は4速自動変速機のクラッチC0,C1,C2とブレーキB0,B1の係合の組合せを示すもので、○印はその変速段で係合状態(トルク伝達状態)に保持されるクラッチとブレーキを示し、無印は解放状態を示している。例えば、3速から2速にダウンシフトする場合は、3速で係合状態に保持されていた2つのクラッチC0,C2のうちの片方のクラッチC2を解放し、その代わりに、ブレーキB1を係合することで、2速にダウンシフトする。また、3速から4速にアップシフトする場合は、3速で係合状態に保持されていた2つのクラッチC0,C2のうちの片方のクラッチC0を解放し、その代わりに、ブレーキB1を係合することで、4速にアップシフトする。
【0021】
図1に示すように、変速歯車機構15には、エンジン動力で駆動される油圧ポンプ18が設けられ、作動油(オイル)を貯溜するオイルパン(図示せず)内には、油圧制御回路17が設けられている。この油圧制御回路17は、ライン圧制御回路19、自動変速制御回路20、ロックアップ制御回路21、手動切換弁26等から構成され、オイルパンから油圧ポンプ18で汲み上げられた作動油がライン圧制御回路19を介して自動変速制御回路20とロックアップ制御回路21に供給される。ライン圧制御回路19には、油圧ポンプ18からの油圧を所定のライン圧に制御するライン圧制御用の油圧制御弁(図示せず)が設けられ、自動変速制御回路20には、変速歯車機構15の各クラッチC0,C1,C2と各ブレーキB0,B1に供給する油圧を制御する複数の変速用の油圧制御弁(図示せず)が設けられている。また、ロックアップ制御回路21には、ロックアップクラッチ16に供給する油圧を制御するロックアップ制御用の油圧制御弁(図示せず)が設けられている。
【0022】
また、ライン圧制御回路19と自動変速制御回路20との間には、シフトレバー25の操作に連動して切り換えられる手動切換弁26が設けられている。シフトレバー25がニュートラルレンジ(Nレンジ)又はパーキングレンジ(Pレンジ)に操作されているときには、自動変速制御回路20の油圧制御弁への通電が停止(OFF)された状態になっていても、手動切換弁26によって変速歯車機構15に供給する油圧が変速歯車機構15をニュートラル状態とするように切り換えられる。
【0023】
一方、エンジンには、エンジン回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ27が設けられ、変速歯車機構15には、変速歯車機構15の入力軸回転速度(タービン回転速度)Ntを検出する入力軸回転速度センサ28と、変速歯車機構15の出力軸回転速度Noを検出する出力軸回転速度センサ29が設けられている。
【0024】
これら各種センサの出力信号は、自動変速機電子制御回路(以下「AT−ECU」と表記する)30に入力される。このAT−ECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された変速制御プログラムを実行することで、予め設定した図4の変速パターンに従って変速歯車機構15の変速が行われるように、シフトレバー25の操作位置や運転条件(スロットル開度、車速等)に応じて自動変速制御回路20の各油圧制御弁への通電率(デューティ)を制御して、変速歯車機構15の各クラッチC0,C1,C2と各ブレーキB0,B1に作用させる油圧を制御することによって、図3に示すように、各クラッチC0,C1,C2と各ブレーキB0,B1の係合/解放を切り換えて、動力を伝達するギヤの組み合わせを切り換えることで、変速歯車機構15の変速比を切り換える。
【0025】
この際、AT−ECU30は、ROMに記憶された図5の油圧学習制御プログラムを実行することで、変速の状態を表す複数のパラメータ(本実施形態ではラグ時間とタービン回転速度Ntの変化速度)を算出し、これら複数のパラメータとそれぞれの目標値との偏差に基づいて複数の補正値を算出した後、複数のパラメータの状態(変速状態)に基づいて上記複数の補正値の中から補正制御デューティA,B(油圧補正制御量)に反映する最終的な補正値(最終補正値a,b)を決定するようにしている。
【0026】
図5の油圧学習制御プログラムは、NレンジからDレンジに変速する時(N→D変速時)に実行され、図6に示す補正制御デューティA,Bを学習制御する。ここで、補正制御デューティAは、係合側のクラッチに作動油を充填した後の待機油圧を補正するための補正制御デューティである。待機油圧の制御デューティは、変速状態に応じて設定された基本制御デューティAbaseに補正制御デューティAを加算したデューティに設定される。また、補正制御デューティBは、待機油圧保持期間から油圧上昇期間(実際に変速が進行する期間)に移行するときの補正制御デューティ(変速ショック低減と変速応答性向上とを両立させるように補正された補正制御デューティ)であり、油圧上昇開始時の制御デューティCは待機油圧の制御デューティ(Abase+A)に補正制御デューティB(図6の例ではBはマイナス値)を加算したデューティに設定される。尚、補正制御デューティA,Bは、油圧制御弁の性能等でプラスとマイナスが反転することがある。
【0027】
図5の油圧学習制御プログラムが起動されると、まずステップ101で、第1のパラメータであるラグ時間による補正値算出実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、ラグ時間による補正値算出実行条件は、クラッチの油圧や運転状態が安定していることであり、例えば、油温、スロットル開度、イグニッションスイッチ(図示せず)のONからの変速回数等に基づいてクラッチの油圧や運転状態が安定しているか否か(補正値算出実行条件が成立しているか否か)を判定すれば良い。
【0028】
上記ステップ101で、ラグ時間による補正値算出実行条件が成立していると判定されれば、ステップ102に進み、ラグ時間を算出する。このラグ時間は、図7に示すように、変速指令がNレンジからDレンジへ切り換ってから係合側のクラッチが係合力を発生し始めるまでの時間であり、具体的には、変速指令がNレンジからDレンジへ切り換ってからタービン回転速度Ntが低下し始めるまでの時間である。
【0029】
ラグ時間の算出後、ステップ103に進み、図8の補正値LRN1マップを用いて、その時点のラグ時間に応じた補正値LRN1を算出する。図8の補正値LRN1マップの特性は、ラグ時間が目標値の範囲内であるときには補正値LRN1が0となり、ラグ時間が目標値よりも短くなるほど、補正値LRN1が低圧側(マイナス値側)に変化し、ラグ時間が目標値よりも長くなるほど、補正値LRN1が高圧側(プラス値側)に変化するように設定されている。ラグ時間に対する目標値は、幅のある値に設定されている。また、図8の補正値LRN1マップは、油温、エンジン回転速度、スロットル開度等の運転条件毎に設定して、運転条件に応じたマップを選択して補正値LRN1を算出するようにすることが好ましい。
【0030】
補正値LRN1の算出後、ステップ104に進み、第2のパラメータであるタービン回転速度Ntの変化速度(以下「Nt変化速度」と表記する)による補正値算出実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、Nt変化速度による補正値算出実行条件は、クラッチの油圧や運転状態が安定していることであり、例えば、油温、スロットル開度、イグニッションスイッチ(図示せず)のONからの変速回数等に基づいてクラッチの油圧や運転状態が安定しているか否か(補正値算出実行条件が成立しているか否か)を判定すれば良い。尚、ステップ101で「No」と判定された場合には、ステップ102、103を飛び越してステップ104に進む。
【0031】
上記ステップ104で、Nt変化速度による補正値算出実行条件が成立していると判定されれば、ステップ105に進み、Nt変化速度を算出する。このNt変化速度は、図10に示すように、タービン回転速度Ntが低下し始めてから変速が終了するまでのタービン回転速度Ntの変化速度である。上記ステップ102、105の処理は、特許請求の範囲でいうパラメータ算出手段としての役割を果たす。
【0032】
Nt変化速度の算出後、ステップ106に進み、図10の補正値LRN2マップを用いて、その時点のNt変化速度に応じた補正値LRN2を算出する。図10の補正値LRN2マップの特性は、Nt変化速度が目標値の範囲内であるときには補正値LRN2が0となり、Nt変化速度が目標値よりも遅くなるほど、補正値LRN2が高圧側(プラス値側)に変化し、Nt変化速度が目標値よりも速くなるほど、補正値LRN2が低圧側(マイナス値側)に変化するように設定されている。Nt変化速度に対する目標値は、幅のある値に設定されている。また、図10の補正値LRN2マップは、油温、エンジン回転速度、スロットル開度等の運転条件毎に設定して、運転条件に応じたマップを選択して補正値LRN2を算出するようにすることが好ましい。上記ステップ103、106の処理は、特許請求の範囲でいう補正値算出手段としての役割を果たす。
【0033】
補正値LRN2の算出後、図11の最終補正値決定プログラムを実行して、2つのパラメータ(ラグ時間とNt変化速度)の状態に応じて最終補正値a,bを次のようにして算出する(この機能が特許請求の範囲でいう最終補正値決定手段に相当する)。まず、ステップ111で、図12のパラメータ状態の判定マップを用いて、今回のラグ時間とNt変化速度の状態(変速状態)が9個の状態▲1▼〜状態▲9▼のうちのいずれに該当するかを判定する。
【0034】
その結果、状態▲1▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値より短い状態)と判定された場合には、ステップ112からステップ120に進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにラグ時間の補正値LRN1(マイナス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bにNt変化速度の補正値LRN2(マイナス値)をセットする。
【0035】
状態▲2▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)と判定された場合には、ステップ112→113→121へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aを0とし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bにNt変化速度の補正値LRN2(マイナス値)をセットする。
【0036】
状態▲3▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値より長い状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→122へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにラグ時間の補正値LRN1(プラス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bにNt変化速度の補正値LRN2(マイナス値)をセットする。
【0037】
状態▲4▼(Nt変化速度が目標値の範囲内で且つラグ時間が目標値より短い状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→123へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにラグ時間の補正値LRN1(マイナス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを0とする。
【0038】
状態▲5▼(Nt変化速度が目標値の範囲内で且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→124へと進み、2つの補正制御デューティA,Bに反映する最終補正値a,bを共に0とする。
【0039】
状態▲6▼(Nt変化速度が目標値の範囲内で且つラグ時間が目標値より長い状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→117→125へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにラグ時間の補正値LRN1(プラス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを0とする。
【0040】
状態▲7▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値より短い状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→117→118→126へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにラグ時間の補正値LRN1(マイナス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bにNt変化速度の補正値LRN2(プラス値)をセットする。
【0041】
状態▲8▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→117→118→119→127へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aを0とし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bにNt変化速度の補正値LRN2(プラス値)をセットする。
【0042】
状態▲9▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値より長い状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→117→118→119→128へと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにラグ時間の補正値LRN1(プラス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bにNt変化速度の補正値LRN2(プラス値)をセットする。
尚、補正制御デューティA,Bは、油圧制御弁の性能等でプラスとマイナスが反転することがある。
【0043】
以上のようにして、図11の最終補正値決定プログラムによって最終補正値a,bを決定した後、図5のステップ108に進み、今回の補正制御デューティA,Bを次のようにして算出する。まず、AT−ECU30のバックアップRAM(図示せず)に油温、スロットル開度等の条件毎に記憶されている補正制御デューティ学習値のマップ(図14参照)を検索して、今回の条件に該当する補正制御デューティ学習値Aold ,Bold を読み出し、各補正制御デューティ学習値Aold ,Bold にそれぞれ最終補正値a,bを加算して今回の補正制御デューティA,Bを求める。
【0044】
この後、ステップ109に進み、上記ステップ108で算出した今回の補正制御デューティA,Bを油温、スロットル開度等の条件毎に学習する(今回の条件に該当する学習領域に記憶されている補正制御デューティ学習値Aold ,Bold を今回の補正制御デューティA,Bで書き換える)。このステップ109の処理が特許請求の範囲でいう学習手段としての役割を果たす。
【0045】
この場合、各補正制御デューティ学習値Aold ,Bold に最終補正値a,bを加算して今回の補正制御デューティA,Bを求めることで、今回の補正制御デューティA,Bは、最終補正値a,bによって図13に示すように補正される。
【0046】
状態▲1▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値より短い状態)の場合には、補正制御デューティAを補正する最終補正値a(=ラグ時間の補正値LRN1)がマイナス値であるために、補正制御デューティAは低圧側に補正され、補正制御デューティBを補正する最終補正値b(=Nt変化速度の補正値LRN2)がマイナス値であるために、補正制御デューティBは低圧側に補正される。
【0047】
状態▲2▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)の場合には、最終補正値aが0であるために、補正制御デューティAは補正されず、今回の補正制御デューティA=補正制御デューティ学習値(=前回の補正制御デューティAold )となり、最終補正値bがマイナス値であるために、補正制御デューティBは低圧側に補正される。
【0048】
状態▲3▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値より長い状態)の場合には、最終補正値aがプラス値であるために、補正制御デューティAは高圧側に補正され、最終補正値bがマイナス値であるために、補正制御デューティBは低圧側に補正される。
【0049】
状態▲4▼(Nt変化速度が目標値の範囲内で且つラグ時間が目標値より短い状態)の場合には、最終補正値aがマイナス値であるために、補正制御デューティAは低圧側に補正され、最終補正値bが0であるために、補正制御デューティBは補正されず、今回の補正制御デューティB=補正制御デューティ学習値(=前回の補正制御デューティBold )となる。
【0050】
状態▲5▼(Nt変化速度が目標値の範囲内で且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)の場合には、2つの最終補正値a,bが共に0であるために、2つの補正制御デューティA,Bは共に補正されない。
【0051】
状態▲6▼(Nt変化速度が目標値の範囲内で且つラグ時間が目標値より長い状態)の場合には、最終補正値aがプラス値であるために、補正制御デューティAは高圧側に補正され、一方、最終補正値bが0であるために、補正制御デューティBは補正されない。
【0052】
状態▲7▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値より短い状態)の場合には、最終補正値aがマイナス値であるために、補正制御デューティAは低圧側に補正され、最終補正値bがプラス値であるために、補正制御デューティBは高圧側に補正される。
【0053】
状態▲8▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)と判定された場合には、最終補正値aが0であるために、補正制御デューティAは補正されず、最終補正値bがプラス値であるために、補正制御デューティBは高圧側に補正される。
【0054】
状態▲9▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値より長い状態)の場合には、2つの最終補正値a,bが共にプラス値であるために、2つの補正制御デューティA,Bは共に高圧側に補正される。
【0055】
以上説明した本実施形態(1)では、変速の状態を表す2つのパラメータ(ラグ時間とNt変化速度)を算出し、これら2つのパラメータとそれぞれの目標値との偏差に基づいて2つの補正値LRN1,LRN2を算出した後、2つのパラメータの状態(変速状態)に基づいて2つの補正値LRN1,LRN2の中から補正制御デューティA,B(油圧補正制御量)に反映する最終補正値a,bを決定するようにしたので、変速応答性向上と変速ショック低減とを両立させることが可能な最終補正値a,bを求めることができ、変速応答性を向上させながら変速ショックを低減することができる。しかも、変速ショックが問題とならない範囲内で最終補正値a,bを大きめに設定できるため、最終補正値a,bを反映した補正制御デューティA,Bを学習する際に、その学習速度を速めることができる。
【0056】
《実施形態(2)》
上記実施形態(1)では、補正制御デューティA,Bに反映する最終補正値a,bを決定する際に、最終補正値aをラグ時間の補正値LRN1又は0に決定し、最終補正値bをNt変化速度の補正値LRN2又は0に決定するようにしたが、図15及び図16に示す本発明の実施形態(2)では、2つのパラメータ(ラグ時間とNt変化速度)の状態に基づいて、最終補正値aをラグ時間の補正値LRN1、Nt変化速度の補正値LRN2、0のいずれかに決定し、最終補正値bも、ラグ時間の補正値LRN1、Nt変化速度の補正値LRN2、0のいずれかに決定するようにしている。
【0057】
本実施形態(2)においても、前記実施形態(1)と同じく、2つのパラメータ(ラグ時間とNt変化速度)の状態を9個の状態▲1▼〜状態▲9▼に区分する(ステップ111)。状態▲3▼〜状態▲7▼の場合は、前記実施形態(1)と同じ方法で最終補正値a,bを決定し(ステップ122〜126)、状態▲1▼、状態▲2▼、状態▲8▼、状態▲9▼については、前記実施形態(1)と異なる方法で最終補正値a,bを決定する。
【0058】
具体的には、状態▲1▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値より短い状態)と判定された場合には、ステップ112からステップ120aに進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aとして、ラグ時間の補正値LRN1とNt変化速度の補正値LRN2のうちの絶対値が大きい方を選択し、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを0とする。この場合、2つの補正値LRN1,LRN2が共にマイナス値である(つまり2つの補正値LRN1,LRN2が同じ油圧変化方向に作用する補正値である)ため、2つの補正値LRN1,LRN2のうちの絶対値が大きい方を選択して最終補正値aとし、他の最終補正値bを0とするものである。状態▲1▼では、最終補正値a(補正値LRN1,LRN2のうちの絶対値が大きい方)がマイナス値であるために、補正制御デューティAは低圧側に補正され、最終補正値bが0であるために、補正制御デューティBは補正されない。
【0059】
状態▲2▼(Nt変化速度が目標値より速く且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)と判定された場合には、ステップ112→113→121aへと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにNt変化速度の補正値LRN2(マイナス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを0とする。この場合、最終補正値aがマイナス値であるために、補正制御デューティAは低圧側に補正され、最終補正値bが0であるために、補正制御デューティBは補正されない。
【0060】
状態▲8▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値の範囲内の状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→117→118→119→127aへと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aにNt変化速度の補正値LRN2(プラス値)をセットし、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを0とする。この場合、最終補正値aがプラス値であるために、補正制御デューティAは高圧側に補正され、最終補正値bが0であるために、補正制御デューティBは補正されない。
【0061】
状態▲9▼(Nt変化速度が目標値より遅く且つラグ時間が目標値より長い状態)と判定された場合には、ステップ112→113→114→115→116→117→118→119→128aへと進み、補正制御デューティAに反映する最終補正値aとして、2つの補正値LRN1,LRN2のうちの絶対値が大きい方を選択し、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを0とする。この場合、2つの補正値LRN1,LRN2が共にプラス値である(つまり2つの補正値LRN1,LRN2が同じ油圧変化方向に作用する補正値である)ため、2つの補正値LRN1,LRN2のうちの絶対値が大きい方を選択して最終補正値aとし、他の最終補正値bを0とするものである。状態▲9▼では、最終補正値a(補正値LRN1,LRN2のうちの絶対値が大きい方)がプラス値であるために、補正制御デューティAは高圧側に補正され、最終補正値bが0であるために、補正制御デューティBは補正されない。
【0062】
以上説明した本実施形態(2)では、前記実施形態(1)よりも更に変速応答性や変速ショック抑制効果を向上させることが期待できる。
【0063】
《実施形態(3)》
前記実施形態(1)、(2)では、パラメータ状態(変速状態)を9個の状態▲1▼〜状態▲9▼に区分するようにしたが、パラメータ状態の区分数は、8個以下又は10個以上であっても良い。
【0064】
図17に示す本発明の実施形態(3)は、パラメータ状態の区分数を25個にした例である。前記実施形態(1)、(2)では、パラメータと目標値との大小関係のみで9個の状態▲1▼〜状態▲9▼に区分したが、本実施形態(3)では、パラメータと目標値との偏差の大小によってパラメータ状態を25区分(状態1〜状態25)に細分化して、より精度を向上させるようにしている。
【0065】
この場合、各状態1〜25毎に、補正制御デューティA,Bに反映する最終補正値a,bを補正値LRN1,LRN2のいずれか一方又は0に決定したり、或は、(LRN1+LRN2)/2、LRN1/2、LRN1/3、LRN1/4、LRN2/2、LRN2/3、LRN2/4等、補正値LRN1,LRN2の一部を最終補正値a,bとするようにしても良い。この点は、前記実施形態(1)、(2)においても同様である。
【0066】
《実施形態(4)》
前記実施形態(1)〜(3)は、NレンジからDレンジへ変速するときの制御例であり、補正値算出のために使用するパラメータは、ラグ時間とNt変化速度のみであったが、シフトアップ時やシフトダウン時には、図18、図19に示すように、タービン回転速度Ntが吹き上がる現象が発生し、この吹き量が大きくなると、変速ショックが発生する。
【0067】
そこで、本発明の実施形態(4)では、シフトアップ時には、図18に示すように、補正値算出のためのパラメータとして、ラグ時間とNt変化速度の他に、吹き開始までの時間と吹き量も算出し、これら4個のパラメータについてそれぞれ補正値をマップ等により算出する。シフトダウン時には、図19に示すように、補正値算出のためのパラメータとして、ラグ時間とNt変化速度の他に、吹き量を算出し、これら3個のパラメータについてそれぞれ補正値をマップ等により算出する。そして、これら4個又は3個のパラメータと目標値との大小関係(又は各パラメータと目標値との偏差の大小)によってパラメータ状態(変速状態)を所定数の状態に区分し、各状態毎に、4個又は3個の補正値の中から補正制御デューティに反映する最終補正値を決定する。
【0068】
このようにすれば、シフトアップ時やシフトダウン時の変速制御に対しても本発明を適用して実施することができる。この場合、変速パターン毎に、パラメータの数、補正値の数及び最終補正値の数を変更するようにしても良い。このようにすれば、変速パターン毎に、最適な制御特性を実現することができる。
【0069】
尚、前記実施形態(1)〜(3)においても、3個以上のパラメータを算出して、3個以上の補正値を算出して補正制御デューティに反映する最終補正値を決定するようにしても良い。
【0070】
《実施形態(5)》
本発明の実施形態(5)を図20を用いて説明する。
変速制御中にスロットル開度等の運転条件が変化すると、図20に点線で示すように、タービン回転速度Ntがエンジン回転速度Neの変動に追従して変動するため、変速ショックが発生する可能性がある。
【0071】
そこで、本実施形態(5)では、変速制御中にスロットル開度等の運転条件が変化した場合は、その後の補正制御デューティ(油圧補正制御量)に反映する最終補正値を変化させる。図20の例では、待機油圧保持期間中にスロットル開度が変化したため、補正制御デューティBに反映する最終補正値bを変化させる。このようにすれば、変速制御中に運転条件が変化したときでも、変速応答性を維持しながら変速ショックを抑制することができる。
【0072】
《その他の実施形態》
補正制御デューティの学習を行っていく過程で、パラメータに優先順位をつけて目標値に入れていくようにしても良い。例えば、ラグ時間を目標値に入れた後、NT変化速度を目標値に入れても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)における自動変速機全体の概略構成を示す図
【図2】自動変速機の機械的構成を模式的に示す図
【図3】各変速段毎のクラッチC0〜C2とブレーキB0,B1の係合/解放の組み合わせを示す図
【図4】変速パターンの一例を示す図
【図5】実施形態(1)の油圧学習制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図6】実施形態(1)のNレンジからDレンジに変速するときの制御例を示すタイムチャート
【図7】ラグ時間を説明するためのタイムチャート
【図8】ラグ時間による補正値LRN1マップを概念的に示す図
【図9】Nt変化速度を説明するためのタイムチャート
【図10】Nt変化速度による補正値LRN2マップを概念的に示す図
【図11】実施形態(1)の最終補正値決定プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図12】実施形態(1)のパラメータ状態の判定マップを概念的に示す図
【図13】実施形態(1)の補正制御デューティA,Bの補正パターンを説明する図
【図14】補正制御デューティ学習値マップを概念的に示す図
【図15】実施形態(2)の最終補正値決定プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図16】実施形態(2)の補正制御デューティA,Bの補正パターンを説明する図
【図17】実施形態(3)のパラメータ状態の判定マップを概念的に示す図
【図18】実施形態(4)のシフトアップ時のパラメータの種類を説明するタイムチャート
【図19】実施形態(4)のシフトダウン時のパラメータの種類を説明するタイムチャート
【図20】実施形態(5)の制御例を説明するタイムチャート
【符号の説明】
11…自動変速機、12…トルクコンバータ、13…変速歯車機構(変速機構)、16…ロックアップクラッチ、17…油圧制御回路、18…油圧ポンプ、19…ライン圧制御回路、20…自動変速制御回路、21…ロックアップ制御回路、26…手動切換弁、27…エンジン回転速度センサ、30…AT−ECU(パラメータ算出手段,補正値算出手段,最終補正値決定手段,学習手段)、C0〜C2…クラッチ(摩擦係合要素)、B0,B1…ブレーキ(摩擦係合要素)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a control device for an automatic transmission that performs control so as to achieve both speed change response improvement and speed change shock reduction.
[0002]
[Prior art]
An automatic transmission for an automobile transmits engine power to an input shaft of a speed change mechanism via a torque converter, shifts the speed by the speed change mechanism and transmits it to an output shaft, and rotates a drive wheel. The most common speed change mechanism has a plurality of gears arranged between an input shaft and an output shaft to form a plurality of power transmission paths having different speed ratios between the input shaft and the output shaft. Friction engagement elements such as clutches and brakes are provided in the path, and the engagement and release of each friction engagement element is selected by individually controlling the hydraulic pressure applied to each friction engagement element in response to a shift command. The transmission ratio is switched by switching the power transmission path between the input and output shafts.
[0003]
By the way, in such an automatic transmission, the hydraulic pressure applied to each friction engagement element depends on a plurality of parameters (input shaft rotational speed, output shaft rotational speed, etc. of the automatic transmission) indicating the running state of the vehicle. Although it is controlled, it cannot compensate for changes in parameters due to component quality variations or changes over time. Therefore, it is necessary to make the tolerances of parts very strict, in order to reduce the deterioration of the speed change performance due to variations in the quality of the parts and changes in parameters due to changes over time. There was a problem of being disadvantageous.
[0004]
Therefore, as shown in Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 7-54986), adaptive control is performed in consideration of a control deviation (deviation between an actual value and a target value) that occurs at the beginning of the shift process, and a parameter is stored in the nonvolatile memory. (Variation speed of turbine rotation speed, turbine rotation change time), actual value and target value are stored, the relationship between these is learned, and the average value of a predetermined number of actual values is used. Some of them are designed to compensate for the effects of changes over time.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-54986 (
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the technique disclosed in
[0007]
In addition, when only one parameter is used for learning, the influence on other parameters is not known. Therefore, if the correction amount for the parameter is increased, the shift shock may be increased. For this reason, it is necessary to reduce the correction amount, and there is a disadvantage that the number of learnings necessary for stabilizing the shift state increases.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a control device for an automatic transmission that can achieve both speed change response improvement and speed change shock reduction, and can increase the learning speed.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, an automatic transmission control apparatus according to
[0010]
In this case, a pattern for reflecting the plurality of correction values in the hydraulic pressure correction control amount is determined based on the states of a plurality of parameters as in
[0011]
Further, as in the fourth aspect, when the plurality of correction values are correction values that act in the same hydraulic pressure change direction, one of the plurality of correction values, whichever is larger, is used as the final correction value. Or, as in
[0012]
Further, as in the seventh aspect, the hydraulic pressure correction control amount reflecting the final correction value may be learned for each condition. In this way, learning accuracy can be improved.
[0013]
Further, as in
[0014]
Further, as in
[0015]
Further, as in
[0016]
Further, the target value for the parameter may be set for each operating condition. In this way, the control characteristics can be further improved.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
<< Embodiment (1) >>
Hereinafter, an embodiment (1) of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0018]
First, a schematic configuration of the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown in FIG. 1, the
[0022]
A
[0023]
On the other hand, the engine is provided with an engine
[0024]
Output signals of these various sensors are input to an automatic transmission electronic control circuit (hereinafter referred to as “AT-ECU”) 30. The AT-
[0025]
At this time, the AT-
[0026]
The oil pressure learning control program of FIG. 5 is executed when shifting from the N range to the D range (N → D shifting), and performs learning control of the correction control duties A and B shown in FIG. Here, the correction control duty A is a correction control duty for correcting the standby hydraulic pressure after the engagement side clutch is filled with the hydraulic oil. The control duty of the standby hydraulic pressure is set to a duty obtained by adding the correction control duty A to the basic control duty Abase set according to the shift state. The correction control duty B is corrected so as to achieve both correction shock duty (shift shock reduction and shift response improvement) when shifting from the standby hydraulic pressure holding period to the hydraulic pressure increase period (period in which the shift actually proceeds). The control duty C at the start of the hydraulic pressure rise is set to a duty obtained by adding the correction control duty B (B is a negative value in the example of FIG. 6) to the control duty (Abase + A) of the standby hydraulic pressure. The correction control duties A and B may be reversed between plus and minus depending on the performance of the hydraulic control valve.
[0027]
When the oil pressure learning control program of FIG. 5 is started, first, in
[0028]
If it is determined in
[0029]
After calculating the lag time, the process proceeds to step 103, and the correction value LRN1 corresponding to the lag time at that time is calculated using the correction value LRN1 map of FIG. The characteristic of the correction value LRN1 map of FIG. 8 is that the correction value LRN1 becomes 0 when the lag time is within the target value range, and the correction value LRN1 becomes the lower pressure side (minus value side) as the lag time becomes shorter than the target value. The correction value LRN1 is set to change to the high pressure side (plus value side) as the lag time becomes longer than the target value. The target value for the lag time is set to a wide value. Further, the correction value LRN1 map of FIG. 8 is set for each operation condition such as oil temperature, engine speed, throttle opening, etc., and a correction value LRN1 is calculated by selecting a map according to the operation condition. It is preferable.
[0030]
After calculating the correction value LRN1, the process proceeds to step 104, where it is determined whether or not a correction value calculation execution condition based on the second parameter turbine speed Nt change speed (hereinafter referred to as “Nt change speed”) is satisfied. judge. Here, the correction value calculation execution condition based on the Nt change speed is that the hydraulic pressure of the clutch and the operation state are stable. For example, the oil temperature, the throttle opening, and the shift from ON of the ignition switch (not shown). Based on the number of times and the like, it may be determined whether or not the clutch hydraulic pressure and the operating state are stable (whether or not the correction value calculation execution condition is satisfied). If “No” is determined in
[0031]
If it is determined in
[0032]
After calculating the Nt change rate, the process proceeds to step 106, and the correction value LRN2 corresponding to the Nt change rate at that time is calculated using the correction value LRN2 map of FIG. The characteristic of the correction value LRN2 map of FIG. 10 is that the correction value LRN2 becomes 0 when the Nt change speed is within the target value range, and the correction value LRN2 becomes higher (plus value) as the Nt change speed becomes slower than the target value. The correction value LRN2 is set to change to the low pressure side (minus value side) as the Nt change rate becomes faster than the target value. The target value for the Nt change speed is set to a wide value. Further, the correction value LRN2 map of FIG. 10 is set for each operating condition such as oil temperature, engine speed, throttle opening, etc., and the correction value LRN2 is calculated by selecting a map according to the operating condition. It is preferable. The processes in
[0033]
After calculating the correction value LRN2, the final correction value determination program shown in FIG. 11 is executed, and the final correction values a and b are calculated as follows according to the states of the two parameters (lag time and Nt change speed). (This function corresponds to the final correction value determining means in the claims). First, in
[0034]
As a result, when it is determined that the state {circle around (1)} (the state where the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is shorter than the target value), the process proceeds from
[0035]
When it is determined that the state {circle around (2)} (the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is within the target value range), the process proceeds from
[0036]
If it is determined that the state {circle around (3)} (the state where the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is longer than the target value), the process proceeds from
[0037]
When it is determined that the state {circle around (4)} (the state where the Nt change speed is within the target value range and the lag time is shorter than the target value), the routine proceeds from
[0038]
If it is determined that the state {circle around (5)} (the Nt change speed is within the target value range and the lag time is within the target value range), the process proceeds from
[0039]
If it is determined that the state {circle around (6)} (the Nt change speed is within the target value range and the lag time is longer than the target value), the process proceeds to step 112 → 113 → 114 → 115 → 116 → 117 → 125. The lag time correction value LRN1 (plus value) is set to the final correction value a reflected in the correction control duty A, and the final correction value b reflected in the correction control duty B is set to zero.
[0040]
If it is determined that the state {circle around (7)} (Nt change speed is slower than the target value and the lag time is shorter than the target value), the process proceeds to step 112 → 113 → 114 → 115 → 116 → 117 → 118 → 126. The lag time correction value LRN1 (minus value) is set in the final correction value a reflected in the correction control duty A, and the Nt change speed correction value LRN2 (plus value) in the final correction value b reflected in the correction control duty B. Set.
[0041]
If it is determined that the state {circle over (8)} (Nt change speed is slower than the target value and the lag time is within the target value range),
[0042]
If it is determined that the state {circle around (9)} (Nt change speed is slower than the target value and the lag time is longer than the target value), go to
The correction control duties A and B may be reversed between plus and minus depending on the performance of the hydraulic control valve.
[0043]
As described above, after the final correction values a and b are determined by the final correction value determination program of FIG. 11, the process proceeds to step 108 of FIG. 5, and the current correction control duties A and B are calculated as follows. . First, a map of correction control duty learning values (see FIG. 14) stored for each condition such as oil temperature, throttle opening, etc., in a backup RAM (not shown) of the AT-
[0044]
Thereafter, the routine proceeds to step 109 where the current correction control duties A and B calculated in
[0045]
In this case, the current correction control duties A and B are obtained by adding the final correction values a and b to the correction control duty learning values Aold and Bold to obtain the current correction control duties A and B. , B are corrected as shown in FIG.
[0046]
In the state {circle around (1)} (the state where the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is shorter than the target value), the final correction value a (= the correction value LRN1 of the lag time) for correcting the correction control duty A is negative. Therefore, the correction control duty A is corrected to the low pressure side, and the final correction value b (= Nt change speed correction value LRN2) for correcting the correction control duty B is a negative value. Is corrected to the low pressure side.
[0047]
In the state {circle around (2)} (the state where the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is within the target value range), since the final correction value a is 0, the correction control duty A is not corrected, The current correction control duty A = the correction control duty learning value (= the previous correction control duty Aold), and the final correction value b is a negative value. Therefore, the correction control duty B is corrected to the low pressure side.
[0048]
In the state {circle around (3)} (the state where the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is longer than the target value), the final correction value a is a positive value, so the correction control duty A is corrected to the high pressure side. Since the final correction value b is a negative value, the correction control duty B is corrected to the low pressure side.
[0049]
In the state {circle around (4)} (the state where the Nt change speed is within the target value range and the lag time is shorter than the target value), the final correction value a is a negative value. Since the correction is made and the final correction value b is 0, the correction control duty B is not corrected and the current correction control duty B = the correction control duty learning value (= the previous correction control duty Bold).
[0050]
In the state {circle around (5)} (when the Nt change speed is within the target value range and the lag time is within the target value range), since the two final correction values a and b are both 0, The correction control duties A and B are not corrected.
[0051]
In the state {circle around (6)} (the state where the Nt change speed is within the target value range and the lag time is longer than the target value), the final correction value a is a positive value. On the other hand, since the final correction value b is 0, the correction control duty B is not corrected.
[0052]
In the state (7) (the state where the Nt change speed is slower than the target value and the lag time is shorter than the target value), the correction control duty A is corrected to the low pressure side because the final correction value a is a negative value. Since the final correction value b is a positive value, the correction control duty B is corrected to the high pressure side.
[0053]
When it is determined that the state (8) (the state where the Nt change speed is slower than the target value and the lag time is within the target value range) is determined, the final correction value a is 0, so the correction control duty A is corrected. However, since the final correction value b is a positive value, the correction control duty B is corrected to the high pressure side.
[0054]
In the case of the state {circle around (9)} (the state where the Nt change speed is slower than the target value and the lag time is longer than the target value), the two final correction values a and b are both positive values. Both A and B are corrected to the high pressure side.
[0055]
In the present embodiment (1) described above, two parameters (lag time and Nt change speed) representing the shift state are calculated, and two correction values are calculated based on the deviation between these two parameters and the respective target values. After calculating LRN1 and LRN2, final correction values a and B reflected on the correction control duties A and B (hydraulic pressure correction control amount) from the two correction values LRN1 and LRN2 based on the state (shift state) of the two parameters. Since b is determined, it is possible to obtain final correction values a and b capable of achieving both speed change response improvement and speed change shock reduction, and to reduce speed change shock while improving speed change response. Can do. Moreover, since the final correction values a and b can be set larger within a range where shift shock does not cause a problem, the learning speed is increased when learning the correction control duties A and B reflecting the final correction values a and b. be able to.
[0056]
<< Embodiment (2) >>
In the embodiment (1), when determining the final correction values a and b to be reflected in the correction control duties A and B, the final correction value a is determined as the lag time correction value LRN1 or 0, and the final correction value b is determined. Is determined to be the correction value LRN2 or 0 of the Nt change rate, but in the embodiment (2) of the present invention shown in FIGS. 15 and 16, it is based on the state of two parameters (lag time and Nt change rate). Thus, the final correction value a is determined to be one of the lag time correction value LRN1 and the Nt change speed correction value LRN2, 0, and the final correction value b is also the lag time correction value LRN1 and the Nt change speed correction value LRN2. , 0 is determined.
[0057]
Also in the present embodiment (2), the state of the two parameters (lag time and Nt change speed) is divided into nine states {circle around (1)} to {circle around (9)} as in the first embodiment (step 111). ). In the case of the state (3) to the state (7), the final correction values a and b are determined by the same method as in the embodiment (1) (
[0058]
Specifically, if it is determined that the state {circle around (1)} (the state where the Nt change speed is faster than the target value and the lag time is shorter than the target value), the process proceeds from
[0059]
When it is determined that the state {circle around (2)} (Nt change speed is faster than the target value and the lag time is within the target value range), the process proceeds from
[0060]
If it is determined that the state {circle over (8)} (Nt change speed is slower than the target value and the lag time is within the target value range),
[0061]
If it is determined that the state {circle around (9)} (Nt change speed is slower than the target value and the lag time is longer than the target value), go to
[0062]
In the present embodiment (2) described above, it is expected that the shift response and the shift shock suppression effect are further improved as compared with the first embodiment (1).
[0063]
<< Embodiment (3) >>
In the embodiments (1) and (2), the parameter state (shift state) is divided into nine states {circle around (1)} to {circle over (9)}. Ten or more may be sufficient.
[0064]
The embodiment (3) of the present invention shown in FIG. 17 is an example in which the number of parameter state divisions is 25. In the above embodiments (1) and (2), the state is divided into nine states {circle around (1)} to {circle around (9)} only by the magnitude relationship between the parameter and the target value, but in this embodiment (3), the parameter and the target The parameter state is subdivided into 25 sections (
[0065]
In this case, the final correction values a and b reflected in the correction control duties A and B are determined to be one of the correction values LRN1 and LRN2 or 0 for each
[0066]
<< Embodiment (4) >>
The embodiments (1) to (3) are control examples when shifting from the N range to the D range, and the parameters used for calculating the correction value are only the lag time and the Nt change speed. When shifting up or down, as shown in FIGS. 18 and 19, a phenomenon occurs in which the turbine rotation speed Nt increases, and when this amount increases, a shift shock occurs.
[0067]
Therefore, in the embodiment (4) of the present invention, at the time of shifting up, as shown in FIG. 18, as a parameter for correction value calculation, in addition to the lag time and the Nt change speed, the time until the start of blowing and the blowing amount The correction values for these four parameters are calculated using a map or the like. At the time of downshifting, as shown in FIG. 19, in addition to the lag time and the Nt change speed, the blowing amount is calculated as a parameter for calculating the correction value, and the correction value is calculated for each of these three parameters using a map or the like. To do. The parameter state (shift state) is divided into a predetermined number of states according to the magnitude relationship between these four or three parameters and the target value (or the magnitude of deviation between each parameter and the target value). A final correction value to be reflected in the correction control duty is determined from the four or three correction values.
[0068]
In this way, the present invention can be applied to shift control at the time of upshifting or downshifting. In this case, the number of parameters, the number of correction values, and the number of final correction values may be changed for each shift pattern. In this way, optimal control characteristics can be realized for each shift pattern.
[0069]
In the above embodiments (1) to (3), three or more parameters are calculated, three or more correction values are calculated, and a final correction value reflected in the correction control duty is determined. Also good.
[0070]
<< Embodiment (5) >>
An embodiment (5) of the present invention will be described with reference to FIG.
If the operating conditions such as the throttle opening change during the shift control, the turbine rotational speed Nt varies following the variation of the engine rotational speed Ne as shown by the dotted line in FIG. There is.
[0071]
Therefore, in the present embodiment (5), when the operating conditions such as the throttle opening change during the shift control, the final correction value reflected in the subsequent correction control duty (hydraulic pressure correction control amount) is changed. In the example of FIG. 20, since the throttle opening changes during the standby hydraulic pressure holding period, the final correction value b reflected in the correction control duty B is changed. In this way, even when the driving condition changes during the shift control, the shift shock can be suppressed while maintaining the shift response.
[0072]
<< Other Embodiments >>
In the process of learning the correction control duty, the parameters may be prioritized and put into the target values. For example, after the lag time is set to the target value, the NT change speed may be set to the target value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of an entire automatic transmission according to an embodiment (1) of the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically showing a mechanical configuration of an automatic transmission.
FIG. 3 is a diagram showing a combination of engagement / release of clutches C0 to C2 and brakes B0 and B1 for each gear position;
FIG. 4 is a diagram showing an example of a shift pattern
FIG. 5 is a flowchart showing the flow of processing of a hydraulic pressure learning control program according to the embodiment (1).
FIG. 6 is a time chart showing an example of control when shifting from the N range to the D range in the embodiment (1).
FIG. 7 is a time chart for explaining lag time.
FIG. 8 is a diagram conceptually showing a correction value LRN1 map based on lag time.
FIG. 9 is a time chart for explaining the Nt change rate.
FIG. 10 is a diagram conceptually showing a correction value LRN2 map based on an Nt change rate.
FIG. 11 is a flowchart showing a process flow of a final correction value determination program according to the embodiment (1).
FIG. 12 is a diagram conceptually illustrating a parameter state determination map according to the embodiment (1).
FIG. 13 is a view for explaining correction patterns of correction control duties A and B according to the embodiment (1).
FIG. 14 is a diagram conceptually showing a correction control duty learning value map.
FIG. 15 is a flowchart showing a process flow of a final correction value determination program according to the embodiment (2).
FIG. 16 is a diagram for explaining correction patterns of correction control duties A and B according to the embodiment (2).
FIG. 17 is a diagram conceptually illustrating a parameter state determination map according to the embodiment (3).
FIG. 18 is a time chart for explaining types of parameters when shifting up according to the embodiment (4).
FIG. 19 is a time chart for explaining types of parameters when shifting down according to the embodiment (4).
FIG. 20 is a time chart for explaining a control example of the embodiment (5).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (11)
変速の状態を表す複数のパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
前記複数のパラメータとそれぞれの目標値との偏差に基づいて複数の補正値を算出する補正値算出手段と、
前記複数のパラメータの状態及び/又は前記複数の補正値の状態に基づいて油圧補正制御量に反映する最終的な補正値を決定する最終補正値決定手段と
を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。An input shaft to which rotational force is transmitted from the drive source, a transmission mechanism that shifts the rotation of the input shaft and transmits it to the output shaft, and a plurality of friction engagement elements provided at a plurality of shift stages of the transmission mechanism; Each of the friction engagement elements is selectively controlled according to a shift command, thereby selectively switching between engagement and disengagement of each friction engagement element. In an automatic transmission control device that switches between
Parameter calculating means for calculating a plurality of parameters representing a shift state;
Correction value calculation means for calculating a plurality of correction values based on deviations between the plurality of parameters and respective target values;
And a final correction value determining means for determining a final correction value to be reflected in the hydraulic pressure correction control amount based on the state of the plurality of parameters and / or the state of the plurality of correction values. Transmission control device.
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