JP2004290226A - Glucose concentration measuring apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グルコース濃度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、糖尿病の判断のために血中グルコース濃度測定が行われており、特に糖尿病患者のインシュリン投与量を決定する血糖値を検査するために、グルコース濃度の測定が行われている。グルコース濃度の測定は、一般に、指や腕から採取した血液を直接分析することで行われている。患者の体内における血液中のグルコース濃度は、食事の前後や運動後などの測定条件によって変化するため、正確な血糖値を得るためには、頻繁な測定が必要である。
しかしながら、採血した血液を直接分析する上記方法では、グルコース濃度の測定の度に注射針等を刺して採血しなければならず、患者にかかる負担が大きいという問題がある。
【0003】
この問題を解決するために、指、腕、耳朶などの生体組織に対し、外部から近赤外光を照射して生体内で拡散させ、生体外に出射された光を検出する非侵襲的なグルコース濃度測定方法が提案されている(例えば下記特許文献1参照。)。この特許文献1の方法は、複数本の発光ファイバと複数本の受光ファイバとを束ねて構成した光ファイババンドルを用意し、この光ファイババンドルを構成する各光ファイバの先端面を生体表面に接触させた状態に配置する。そして、各発光ファイバの先端面から近赤外光を生体内に入射させ、さらには生体内で拡散されて生体表面から生体外に戻る光を各受光ファイバで受光するとともに、受光した光のスペクトルを分析することで、グルコース濃度を算出するものである。
【0004】
【特許文献1】
特願2000−131322号公報(図3等)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、生体内から戻って受光ファイバで受光される光には、グルコース濃度に寄与しない表皮組織等における拡散光も含まれるため、S/N比が低いという問題がある。
特許文献1に示される方法は、多数の発光ファイバ及び受光ファイバを使用することにより、照射光量及び検出光量を増加させ、検出されるグルコース濃度の情報量を増加させている。しかしながら、このような方法では、同時にノイズも増加するため、やはりS/N比が改善されないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、非侵襲的でかつ、測定精度が高いグルコース濃度測定装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1に記載のグルコース濃度測定装置は、生体表面に配置されて、近赤外光を生体内に照射する光照射部と、生体内で拡散あるいは透過した光を生体外部で検出する検出器と、該検出器により検出された受光信号に基づいて生体内のグルコース濃度を求める演算手段と、前記生体表面に負圧を与える吸引手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
上記請求項1に記載のグルコース濃度測定装置によれば、吸引手段を停止させた状態に比較して、吸引手段を起動させて生体表面に負圧を加えた状態では、生体内における吸引部分の血流量が増加する。また、吸引手段を起動させた状態でその吸引力を強弱させた場合にも、吸引力が弱いときに比較して強いときの方が、血流量が増加する。
したがって、光照射部から近赤外光を生体内に照射するとともに生体外に戻ってきた光を検出器で検出する際に、吸引手段で血流量を増加させたときの測定結果から、これよりも血流量が低いときの測定結果を差し引くことで、これらの差分を求めることができる。この差分は、生体内に近赤外光を照射することにより得られる全ての測定情報の中からノイズ成分を差し引いたものとなる。
【0009】
請求項2に記載のグルコース濃度測定装置は、請求項1に記載のグルコース濃度測定装置において、前記吸引手段により吸引された前記生体表面が入り込む凹所を有し、前記近赤外光の照射方向と前記検出器の受光方向とが前記凹所内で互いに斜めをなすように、前記光照射部及び前記検出器が傾斜配置されていることを特徴とする。
【0010】
上記請求項2に記載のグルコース濃度測定装置によれば、吸引手段によって吸引された生体表面は、凹所内を満たすように部分的に盛り上がった凸形状をなす。そして、この盛り上がった部分に対して、光照射部が近赤外光を照射するとともに検出器が光を受光することで、光照射部からの散乱を抑えることができる。したがって、散乱の影響を抑えて受光強度を高めることができる。
【0011】
請求項3に記載のグルコース濃度測定装置は、請求項2に記載のグルコース濃度測定装置において、前記近赤外光の照射方向と前記検出器の受光方向とを交差させていることを特徴とする。
【0012】
上記請求項3に記載のグルコース濃度測定装置によれば、光照射部から検出器にかけて、ほぼ「く」の字形状のライトパスが形成される。ライトパスの形状をこのようにすることで、近赤外光の照射方向と検出器の受光方向とを同一向きに平行にする場合に比較して、散乱を抑えられるので受光強度を高めることができる。
【0013】
請求項4に記載のグルコース濃度測定装置は、請求項1に記載のグルコース濃度測定装置において、前記生体表面を挟み込むとともに前記吸引手段に連通する凹所を有し、該凹所を間に挟むように前記光照射部及び前記検出器が配置されていることを特徴とする。
【0014】
上記請求項4に記載のグルコース濃度測定装置及によれば、凹所内に生体表面を挟み込み、この挟み込み部分に対して、光照射部が近赤外光を照射するとともに検出器が光を受光することで、光照射部からの散乱を抑えることができる。したがって、散乱の影響を抑えて受光強度を高めることができる。
【0015】
請求項5に記載のグルコース濃度測定装置は、請求項4に記載のグルコース濃度測定装置において、前記近赤外光の照射方向と前記検出器の受光方向とを正対向させていることを特徴とする。
【0016】
上記請求項5に記載のグルコース濃度測定装置によれば、光照射部から検出器にかけて、生体を透過する直線形状のライトパスが形成される。散乱を抑えられることにより、受光強度を高めることができる。
【0017】
請求項6に記載のグルコース濃度測定装置は、生体表面に配置されて、近赤外光を生体内に照射する光照射部と、生体内で拡散した光を生体外部で検出する検出器と、該検出器により検出された受光信号に基づいて生体内のグルコース濃度を求める演算手段と、前記生体表面に正圧を与える加圧手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】
上記請求項6に記載のグルコース濃度測定装置によれば、正圧が生体表面にかかっていない状態に比較して、加圧手段による正圧を加えた状態では、この加圧部分の血流量が減少する。また、この正圧を強弱させた場合にも、正圧が弱いときに比較して強いときの方が、血流量が減少する。
したがって、光照射部から近赤外光を生体内に照射するとともに生体外に戻ってきた光を検出器で検出する際に、正圧をかけていない測定結果から、正圧をかけて血流量を低下させたときの測定結果を差し引くことで、これらの差分を求めることができる。この差分は、生体内に近赤外光を照射することにより得られる全ての測定情報の中からノイズ成分を差し引いたものとなる。
【0019】
請求項7に記載のグルコース濃度測定装置は、請求項6に記載のグルコース濃度測定装置において、前記検出器が複数設けられ、これら検出器のうちの少なくとも一つが、他の検出器よりも突出した受光端を有し、該受光端が前記加圧手段をなしていることを特徴とする。
【0020】
上記請求項7に記載のグルコース濃度測定装置によれば、これを用いてグルコース濃度を測定するには、まず、光照射部及び各受光端を生体表面に対して押し当てる。この時、突出した受光端を有する検出器は、突出している分だけ、他の検出器よりも強く生体表面を圧迫する。これにより、圧迫部分の近傍部分における血液循環量が減少する。
したがって、光照射部から近赤外光を生体内に照射するとともに生体外に戻ってきた光を各検出器で検出する際に、突出した受光端による圧迫を加えて血流量を低下させた箇所における測定結果を他の測定結果から差し引くことで、これらの差分を求めることができる。この差分は、生体内に近赤外光を照射することにより得られる測定情報の中からノイズ成分を差し引いたものとなる。
【0021】
請求項8に記載のグルコース濃度測定装置は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載のグルコース濃度測定装置において、前記生体表面の温度を調整する温度コントローラを備えていることを特徴とする。
【0022】
上記請求項8に記載のグルコース濃度測定装置によれば、温度コントローラによって生体表面を加温または冷却することにより、測定部位の血行を促進または抑制することができる。すなわち、吸引手段による負圧を生体表面に加えて測定する構成を採用した場合には、負圧を加えた測定時に加温することで、測定部位の血行を促進させることができる。さらにこのとき、負圧をかけない測定時に冷却を行うことで、血行を抑制させることもできる。
一方、加圧手段による加圧を生体表面に加えて測定する構成を採用した場合には、正圧を加えない測定時に加温することで、測定部位の血行を促進させることができる。さらにこのとき、正圧を加える測定時に冷却を行うことで、血行を抑制させることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明のグルコース濃度測定装置の各実施形態についての説明を、図面を参照しながら以下に行うが、本発明がこれらに限定解釈されるものでないことは勿論である。まず、図1及び図2を用いて、本発明の第1実施形態についての説明を行う。
図1に示すように、本実施形態のグルコース濃度測定装置1は、測定ヘッド2と、この測定ヘッド2が先端に接続された測定器本体3とを備えて概略構成されている。
【0024】
測定ヘッド2は、グルコース濃度を測定する際に生体表面S1に対向配置されて近赤外光を生体S内に照射する光ファイバ5(光照射部)と、生体S内で拡散あるいは透過した光を生体Sの外部で検出するPbSセンサ6(検出器)と、これら光ファイバ5及びPbSセンサ6を収容するヘッド本体7とを備えている。
【0025】
図2に示すように、ヘッド本体7は、測定の際に生体表面S1に当てられる測定端面7aを有し、この測定端面7aの中央部に凹所7bが形成されている。さらに、この凹所7b内に連通する吸引路7cが、ヘッド本体7に形成されている。
光ファイバ5は、例えば直径1mmの円形横断面を有し、その先端面5aが、凹所7bの内壁面と面一になるように配置されている。また、光ファイバ5の外周面には、光を遮光するマスク5bが形成されている。このマスク5bにより、光ファイバ5の内部から外部に向かう光の漏れや、外部からの光が光ファイバ5の内部に入り込むのを防ぐことが可能となっている。したがって、光ファイバ5内を伝搬してきた光は、前記先端面5aのみから出射されるようになっている。
【0026】
PbSセンサ6は、例えば直径7mmの円形横断面を有する円筒形状に形成されており、その受光面6aが、凹所7bの内壁面に形成された貫通孔7a1を通して凹所7b内空間を向くように配置されている。
そして、これらPbSセンサ6及び光ファイバ5は、光ファイバ5から発せられる近赤外光L1の照射方向と、生体S内から生体外に戻ってくる光L2を受光するPbSセンサ6の受光方向とが、凹所7b内で互いに斜めをなして交差するように、これらPbSセンサ6及び光ファイバ5の相対配置が定められている。より具体的に言うと、測定ヘッド2を図2に示す断面で見た場合に、この断面上に光ファイバ5の先端部分とPbSセンサ6が配置され、なおかつ、近赤外光L1と光L2とで「く」の字状に曲がるライトパスを形成するようになっている。
【0027】
図1に示すように、前記測定器本体3は、例えばハロゲンランプ等の光源10と、該光源10から発せられた光をコリメートするコリメートレンズ11と、コリメートされた光を一定の偏光方向に偏光するポーラライザ12と、入力された超音波の周波数に応じて、ポーラライザ12で偏光された光を分光して特定波長の光(近赤外光)のみをさらに偏光して出射する音響光学可変波長フィルタ(AOTF:Acoust−Optical Tunable Filter)13と、該音響光学可変波長フィルタ13に超音波を供給して制御するフィルタ制御部14と、音響光学可変波長フィルタ13において偏光された特定波長の光のみを通過させるアナライザ15と、該アナライザ15を通過した光を集光して前記光ファイバ5に入射させる集光レンズ16と、前記PbSセンサ6からの出力信号を受けて増幅させるアンプ17と、該アンプ17で増幅された出力信号に基づいてグルコース濃度を算出する演算部18と、該演算部18に接続されてその演算結果を表示する表示部19と、前記吸引路7cを介して前記凹所7b内を吸引するポンプ20(吸引手段)と備えて構成されている。
【0028】
前記音響光学可変フィルタ13は、光源10から発せられた光が入射されると、入力される超音波の周波数に応じて、入射された光から特定周波数領域の光、すなわち、本実施形態においては近赤外領域の光を分光して出力するようになっている。
前記フィルタ制御部14は、音響光学可変波長フィルタ13に対して特定周波数の超音波を供給するのと同期して、その周波数に応じて音響光学可変波長フィルタ13から出射されている光の波長信号を演算部18に供給するようになっている。また、このフィルタ制御部14は、音響光学可変波長フィルタ13に供給する超音波の周波数を順次変更してスキャンさせることが可能となっている。
【0029】
前記演算部18は、アンプ17を介してPbSセンサ6から得た出力信号(受光信号)と、フィルタ制御部14から得た各出力信号に対応する波長信号とから得られる出力信号のスペクトル分布に基づいて、特定波長領域、例えば波長1.5μm近傍の領域における出力信号値からグルコース濃度を演算するようになっている。
前記表示部19は、演算部18に接続されたディスプレイであり、演算部18から出力されたグルコース濃度値を表示するようになっている。
【0030】
前記ポンプ20は、前記凹所7b内を吸引することによって生体表面S1に負圧を与え、この凹所7b内に生体表面S1を吸い込んで入り込ませるものとなっている。このポンプ20による吸引力のON/OFF、または強弱の操作は、手動で行うようにしても良いし、または、自動的に行わせるようにしても良い。なお、図示を省略するが、このポンプ20の動作状態(ON/OFF、または強弱)を示す信号が、前記演算部18にリアルタイムに取り込まれるようになっている。これにより、演算部18は、PbSセンサ6からの電気信号を受信した同時刻におけるポンプ20の動作状態を関連づけて把握することが可能となっている。なお、図1における符号20aは、ポンプ20及び吸引路7c間を接続する配管である。
【0031】
以上説明の構成を有する本実施形態のグルコース濃度測定装置1の動作について以下に説明する。
まず、測定ヘッド2の測定端面7aを生体S、例えば指先の表面に密着させる。この状態でポンプ20を起動させ、凹所7b内に負圧を発生させる。すると、生体表面S1が部分的に盛り上がって凹所7b内に吸い込まれる。この状態で光源10及び音響光学波長可変フィルタ13を作動させ、光源10から発せられた光より近赤外光を分光して光ファイバ5に入射させる。光ファイバ5に入射されて伝搬する近赤外光は、光ファイバ5の先端面5aから生体S内に入射される。
【0032】
生体S内に入射した近赤外光L1は、その入射方向に沿って生体S内を進行する間に、生体組織に衝突して拡散される。この時、通過する生体組織や体液の成分に応じて特定波長の光が吸収される。したがって、生体S内で拡散された後、生体S外に戻ってくる光は、通過した生体組織や体液に応じた特定波長領域の光量が低下している。そして、このようにして生体S外に出射された光をPbSセンサ6により検出し、このPbSセンサ6からの出力信号を演算部18に入力する。以下、この時の測定結果を測定結果Aと呼ぶ。
続いて、ポンプ20を停止またはその吸引力を弱めた状態で同様の測定を行い、PbSセンサ6からの出力信号を演算部18に取り込む。以下、この時の測定結果を測定結果Bと呼ぶ。
【0033】
以上のようにして、演算部18には、生体表面S1に吸引力(負圧)を加えた場合の測定結果Aと、この吸引力を停止または弱めた場合の測定結果Bとの両方が取り込まれる。演算部18では、測定結果Aから測定結果Bを差し引いてグルコース濃度値を求めることで、ノイズ成分の少ない測定結果を得ることが可能となる。
すなわち、測定結果Aの測定時は、測定結果Bの測定時に比較して生体表面S1に加える吸引力が強いため、生体S内における吸引部分の血流量が増加した状態となっている。
したがって、ポンプ20で血流量を増加させたときの測定結果Aから、これよりも血流量が低いときの測定結果Bを差し引くことで、これらの差分を求めることができる。この差分は、生体S内に近赤外光L1を照射することにより得られる全ての測定情報の中からノイズ成分を差し引いたものとなる。
このようにして求められたグルコース濃度値は、表示部19に表示される。
【0034】
以上説明の本実施形態のグルコース濃度測定装置1は、光ファイバ5とPbSセンサ6と演算部18とポンプ20とを備えて、非侵襲的にグルコース濃度を測定する構成を採用した。この構成によれば、グルコース濃度の測定に際し、ポンプ20による吸引力の上げ下げを行って測定結果A,Bの差分を求めることで、生体S内に近赤外光L1を照射して得られる全ての測定情報の中から、ノイズ成分を差し引いた差分を求めることができる。この差分は、純粋に血液のみを測定した場合の結果に近くなるので、測定精度が高いグルコース濃度の測定が可能となる。
【0035】
また、本実施形態のグルコース濃度測定装置1は、吸引された生体表面S1が入り込む凹所7bを有し、近赤外光L1の照射方向とPbSセンサ6の受光方向とが凹所7b内で交差する構成を採用した。この構成によれば、光ファイバ5からPbSセンサ6にかけてのライトパスを「く」の字形状にすることができる。ライトパスの形状をこのようにすることで、近赤外光L1の照射方向とPbSセンサ6の受光方向とを平行にする場合に比較して、散乱を抑えることができ、受光強度を高めることができる。したがって、PbSセンサ6で検出できる情報量を多くしてS/N比を向上させることが可能となっている。
【0036】
続いて、本発明の第2実施形態の説明を、図3を参照しながら以下に説明する。なお、本実施形態は、測定ヘッド2の先端部分の構造に特徴があるので、この特徴点を中心に説明し、その他については上記第1実施形態と同様であるとして説明を省略する。
【0037】
本実施形態の測定ヘッド2は、生体Sを部分的に挟みこむとともに吸引路7cに連通する凹所21を有するとともに、光ファイバ5から発せられる近赤外光L1の照射方向とPbSセンサ6の受光方向とが、凹所21内で正対向するように、光ファイバ5及びPbSセンサ6を配置させた点が特徴的となっている。さらに、本実施形態の測定ヘッド2は、挟み込んだ生体表面S1を加温するヒータ(温度コントローラ)22を凹所21内に装備した点も特徴的となっている。
【0038】
本実施形態の測定では、まず、凹所21内に生体Sを部分的に挟み込む。そして、ヒータ22をONにするとともに前記ポンプ20を起動させて凹所21内に吸引力を発生させた状態(以下、これを測定状態S1と称する。)と、ヒータ22をOFFにするとともにポンプ20を停止又は吸引力を弱めた状態(以下、これを測定状態S2と称する。)との2条件についての測定を行う。
これら測定状態S1,S2の何れの場合においても、生体Sの挟み込み部分に対して光ファイバ5が近赤外光L1を照射するとともにPbSセンサ6が光L2を受光することで、生体Sを透過する直線形状のライトパスが形成される。散乱を抑えることで、より受光強度を高めることができる。したがって、PbSセンサ6で検出できる情報量を多くしてS/N比を向上させることが可能となっている。
【0039】
また、測定状態S1では、ポンプ20による負圧が測定部位にかけられていることに加えて、同測定部位がヒータ22により加温されているため、測定状態S2のときよりも測定部位の血行が促進されるものとなっている。これにより、測定状態S1では、PbSセンサ6が検出する光L2における、血液情報量の割合が測定状態S2に比較して多くなる。したがって、測定時の血流量の差をより際だたせることができるため、グルコース濃度を求める際のS/N比をより高めることが可能となっている。
【0040】
なお、本実施形態では、生体Sの血行を促進させるためにヒータ22を用いるものとしたが、これに代えて、生体表面S1の加温及び冷却を切り替えて行える温度コントローラ(図示せず。)を備えるものとしても良い。
この場合、前記温度コントローラによって生体表面S1を加温または冷却することにより、測定部位の血行を促進または抑制させることができる。すなわち、負圧を加える測定状態S1において、温度コントローラで測定部位を加温することにより、前述したように測定部位の血行を促進させることができる。さらに、負圧をかけない測定状態S2において、温度コントローラで測定部位を冷却することで、血行を抑制させることもできる。このようにして、血流量が多い状態での測定結果と少ない状態の測定結果との差をより大きくすることができる。これにより、血液による情報量の割合を増やしてS/N比をより高めることが可能となる。
【0041】
続いて、本発明の第3実施形態の説明を、図4及び図5を参照しながら以下に説明する。
図4に示すように、本実施形態のグルコース濃度測定装置101は、測定ヘッド102と、この測定ヘッド102が先端に接続された測定器本体103とを備えて概略構成されている。
【0042】
測定ヘッド102は、グルコース濃度を測定する際に生体表面S1に対向配置されて近赤外光を生体S内に照射する光ファイバ105(光照射部)と、生体S内で拡散した光を取り込む複数本の光ファイバ106と、これら光ファイバ106のそれぞれに接続された各受光素子107と、これら光ファイバ105,106及び各受光素子107を収容するヘッド本体108とを備えている。
【0043】
図5(b)に示すように、ヘッド本体108は、測定の際に生体表面S1に当てられる平坦な測定端面108aを有している。
光ファイバ105は、例えば直径1mmの円形横断面を有し、その先端面105aが、前記測定端面108aと面一になるように配置されている。また、光ファイバ105の外周面には、光を遮光するマスクが形成されている。このマスクにより、光ファイバ105の内部から外部に向かう光の漏れや、外部からの光が光ファイバ105の内部に入り込むのを防ぐことが可能となっている。したがって、光ファイバ105内を伝搬してきた光は、前記先端面105aのみから出射されるようになっている。
【0044】
各光ファイバ106は、図5(a)に示すように、前記光ファイバ105を中心として環状配置され、また、図5(b)に示すように光ファイバ105の軸線を含む断面で見た場合に、この軸線に対して互いに平行をなすように配置されている。
そして、これら光ファイバ106は、その受光端である先端面106aが1個おきに突出したものとなっている。すなわち、測定ヘッド102の測定端面108aは、円形配置された各光ファイバ106の1箇所おきの各位置に対応した部分が、円筒状に突出した突起108a1を形成しており、これら突起108a1の先端と先端面106aとが面一をなすように各光ファイバ106が突出配置されている。そして、これら突起108a1は、測定時に生体表面S1に正圧を加える加圧手段をなしている。
【0045】
前記各受光素子107は、これに接続される光ファイバ106と組み合わされて一組の検出器を構成するので、実質的に、光ファイバ105の周囲に、測定端面108と面一をなす受光端(先端面106a)を有する検出器と、これらよりも突出した受光端(先端面106a)を有する検出器とを1個おきに環状配置させた構成をなすものとなっている。
【0046】
また、これら光ファイバ106の外周面には、光を遮光するマスクが形成されている。このマスクにより、光ファイバ106の内部から外部に向かう光の漏れや、外部からの光が光ファイバ106の内部に入り込むのを防ぐことが可能となっている。したがって、光ファイバ106内に取り込まれる光は、先端面106aのみからとなっている。
【0047】
図4に示すように、前記測定器本体103は、例えばハロゲンランプ等の光源110と、該光源110から発せられた光をコリメートするコリメートレンズ111と、コリメートされた光を一定の偏光方向に偏光するポーラライザ112と、入力された超音波の周波数に応じて、ポーラライザ112で偏光された光を分光して特定波長の光(近赤外光)のみをさらに偏光して出射する音響光学可変波長フィルタ(AOTF:Acoust−Optical Tunable Filter)113と、該音響光学可変波長フィルタ113に超音波を供給して制御するフィルタ制御部114と、音響光学可変波長フィルタ113において偏光された特定波長の光のみを通過させるアナライザ115と、該アナライザ115を通過した光を集光して前記光ファイバ105に入射させる集光レンズ116と、前記各受光素子107からの出力信号を受けて増幅させるアンプ117と、該アンプ117で増幅された出力信号に基づいてグルコース濃度を算出する演算部118と、該演算部118に接続されてその演算結果を表示する表示部119とを備えて構成されている。なお、図中の符号107bは、各受光素子107及びアンプ117間を接続する配線を示している。
【0048】
前記フィルタ制御部114は、音響光学可変波長フィルタ113に対して特定周波数の超音波を供給するのと同期して、その周波数に応じて音響光学可変波長フィルタ113から出射されている光の波長信号を演算部118に供給するようになっている。また、このフィルタ制御部114は、音響光学可変波長フィルタ113に供給する超音波の周波数を順次変更してスキャンさせることが可能となっている。
【0049】
前記演算部118は、アンプ117を介して各受光素子107から得た各出力信号(受光信号)と、フィルタ制御部114から得た各出力信号に対応する波長信号とから得られる出力信号のスペクトル分布に基づいて、特定波長領域、例えば波長1.5μm近傍の領域における出力信号値からグルコース濃度を演算するようになっている。すなわち、この演算部118は、各受光素子107に接続されている光ファイバ106の受光端が突出しているか否かを把握しており、測定端面108aに面一な受光端を介して受光する受光素子107の受光信号から、これよりも突出した受光端を介して受光する受光素子107の受光信号を差し引いた差分を求める。そして、この差分の周波数分析を行い、特定波長、例えば1.5μm近傍の領域の光量に応じてグルコース濃度を算出すものとなっている。
【0050】
以上説明の構成を有する本実施形態のグルコース濃度測定装置101の動作について以下に説明する。
まず、測定ヘッド102の測定端面108aを生体S、例えば指先の表面に対して押し当てる。すると、突出した受光端を有する光ファイバ106では、他の光ファイバ106に比較して生体表面S1を強く圧迫するため、その受光端近傍部分における血液循環量が減少する。一方、測定端面108aと面一の受光端部を有する他の光ファイバ106では、圧迫が少ないので通常の血液循環量が確保される。
この状態で光源110及び音響光学可変波長フィルタ113を作動させ、光源110から発せられた光より近赤外光を分光して光ファイバ105に入射させる。光ファイバ105に入射されて伝搬する近赤外光は、光ファイバ105の先端面105aから生体S内に入射される。
【0051】
生体S内に入射した近赤外光Laは、その入射方向に沿って生体S内を進行する間に、生体組織に衝突して拡散される。この時、通過する生体組織や体液の成分に応じて特定波長の光が吸収される。したがって、生体S内で拡散された後、生体S外に戻ってくる光は、通過した生体組織や体液に応じた特定波長領域の光量が低下している。そして、このようにして生体S外に出射された光を、各光ファイバ106を介して各受光素子107で検出する。この時、突出した受光端を有する光ファイバ106に接続された受光素子107は、測定端面108aに面一な受光端を有する光ファイバ106に接続された受光素子107に比較して血液循環量の少ない状態の受光信号を得るものとなっている。
【0052】
そして、各受光素子107から発せられた出力信号は、アンプ117において増幅された後、演算部118に入力される。
演算部118では、圧迫が少ない箇所の測定結果(突出していない受光端を有する光ファイバ106による測定結果)から、これよりも圧迫が強い箇所の測定結果(突出した受光端を有する光ファイバ106による測定結果)を差し引くことで、これらの差分を求めることができる。この差分は、生体内に近赤外光を照射することにより得られる測定情報の中からノイズ成分を差し引いたものとなる。
このようにして求められたグルコース濃度値は、表示部119に表示される。
【0053】
以上説明の本実施形態のグルコース濃度測定装置101によれば、グルコース濃度の測定に際し、通常血流量の測定結果から低い血流量の測定結果を差し引いた差分を求めることができる。この差分は、純粋に血液のみを測定した場合の結果に近くなるので、測定精度が高いグルコース濃度の測定が可能となる。
【0054】
なお、本実施形態では、受光端(先端面106a)を突起させる各光ファイバ106の1個ずつに突起108a1を設けるものとしたが、生体表面S1に対する部分的な圧迫を加えられれば良く、その他の突起形状を採用しても良い。
【0055】
例えば図6(a)〜(c)に示すものでは、測定端面108aを対向視した場合に光ファイバ105を中心とするリング状の環状突起108a2を採用している。そして、本例では、各光ファイバ106が、この環状突起108a2上に、その先端と面一をなすように環状配置されたものと、測定端面108aと面一をなすように環状配置されたものとに2分されている。したがって、測定端面108aを生体表面S1に押し当てて測定を行う際に、環状突起108a2が生体表面S1を圧迫してこの部分における血液循環量を減らすので、測定端面108aと面一な光ファイバ106の測定結果から、環状突起108a2上に配置された光ファイバ106の測定結果を差し引くことにより、上記第3実施形態で得たものと同様の差分を得ることができる。この差分は、生体S内に近赤外光を照射することにより得られる全ての測定情報の中からノイズ成分を差し引いたものとなり、純粋に血液のみを測定した場合の結果に近くなるので、測定精度が高いグルコース濃度の測定が可能となる。
【0056】
なお、上記第1実施形態及び第3実施形態のグルコース濃度測定装置に、上記第2実施形態において説明したヒータ22や前記温度コントローラを組み合わせて、血流量が多い状態での測定結果と少ない状態の測定結果との差をより大きくする構成も採用可能である。この場合においても、血液による情報量の割合を増やしてS/N比をより高めることが可能となる。
ただし、第3実施形態に前記温度コントローラを組み合わせて用いる場合には、正圧を加える突出受光端を備えた部分では加温して血行促進するとともに、その他の突出していない受光端を備えた部分では冷却して血行抑制するのが好ましい。
【0057】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載のグルコース濃度測定装置は、光照射部と検出器と演算手段と吸引手段とを備えて、非侵襲的にグルコース濃度を測定する構成を採用した。この構成によれば、グルコース濃度の測定に際し、吸引手段による吸引力の上げ下げを行って測定結果の差分を求めることで、生体内に近赤外光を照射して得られる全ての測定情報の中から、ノイズ成分を差し引いた差分を求めることができる。この差分は、純粋に血液のみを測定した場合の結果に近くなるので、測定精度が高いグルコース濃度の測定が可能となる。
【0058】
また、請求項2に記載のグルコース濃度測定装置は、吸引された生体表面が入り込む凹所を有し、近赤外光の照射方向と検出器の受光方向とが凹所内で非平行をなす構成を採用した。この構成によれば、近赤外光の照射経路と、生体内で拡散されて生体外に戻る光の経路とで形成されるライトパスの全長を、比較的短くでき、受光強度を高めることができるものとなっている。したがって、検出器で検出できる情報量を多くしてS/N比を向上させることが可能となる。
【0059】
また、請求項3に記載のグルコース濃度測定装置は、近赤外光の照射方向と検出器の受光方向とを交差させる構成を採用した。この構成によれば、ライトパスの全長をより短くして検出器の受光強度をさらに高めることができる。これにより、検出器で検出できる情報量を多くして更にS/N比を向上させることが可能となる。
【0060】
また、請求項4に記載のグルコース濃度測定装置は、生体表面を挟み込むとともに前記吸引手段に連通する凹所を有し、この凹所を間に挟むように前記光照射部及び前記検出器を配置する構成を採用した。この構成によれば、近赤外光の照射経路と、生体内で拡散されて生体外に戻る光の経路とで形成されるライトパスの全長を短くでき、受光強度を高めることができるものとなっている。したがって、検出器で検出できる情報量を多くしてS/N比を向上させることが可能となる。
【0061】
また、請求項5に記載のグルコース濃度測定装置は、近赤外光の照射方向と検出器の受光方向とを正対向させる構成を採用した。この構成によれば、ライトパスの全長を最短にして検出器の受光強度をさらに高めることができる。これにより、検出器で検出できる情報量を多くして更にS/N比を向上させることが可能となる。
【0062】
また、請求項6に記載のグルコース濃度測定装置は、光照射部と検出器と演算手段と加圧手段とを備えて、非侵襲的にグルコース濃度を測定する構成を採用した。この構成によれば、グルコース濃度の測定に際し、加圧手段による正圧の上げ下げを行って測定結果の差分を求めることで、生体内に近赤外光を照射して得られる全ての測定情報の中から、ノイズ成分を差し引いた差分を求めることができる。この差分は、純粋に血液のみを測定した場合の結果に近くなるので、測定精度が高いグルコース濃度の測定が可能となる。
【0063】
また、請求項7に記載のグルコース濃度測定装置は、前記検出器が複数設けられ、これら検出器のうちの少なくとも一つが、他の検出器よりも突出した受光端を有し、この受光端が前記加圧手段をなす構成を採用した。この構成によれば、グルコース濃度の測定に際し、測定精度が高いグルコース濃度を確実に測定することが可能となる。
【0064】
また、請求項8に記載のグルコース濃度測定装置は、生体表面の温度を調整する温度コントローラを備える構成を採用した。この構成によれば、測定構成に応じて生体表面を加温または冷却することにより、血流量が多い状態での測定結果と少ない状態の測定結果との差を大きくすることができる。これにより、血液による情報量の割合を増やしてS/N比をより高めることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグルコース濃度測定装置の第1実施形態を示す装置構成図である。
【図2】同グルコース濃度測定装置の要部を示す図であって、測定ヘッド先端部分の拡大断面図である。
【図3】本発明のグルコース濃度測定装置の第2実施形態を示す図であって、図2に相当する拡大断面図である。
【図4】本発明のグルコース濃度測定装置の第3実施形態を示す装置構成図である。
【図5】同グルコース濃度測定装置を示す図であって、(a)は測定ヘッドの先端部分の正面図、(b)の右側半分は(a)のA−A断面図、(b)の左側半分は(a)のB−B断面図である。
【図6】同グルコース濃度測定装置の変形例を示す図であって、(a)は測定ヘッドの先端部分の正面図、(b)は(a)のC−C断面図、(b)は(a)のD−D断面図である。
【符号の説明】
1,101・・・グルコース濃度測定装置
5,105・・・光ファイバ(光照射部)
6,106・・・PbSセンサ(検出器)
7,107・・・受光素子(検出器)
7b,7c・・・凹所
18,118・・・演算手段
20・・・吸引手段
22・・・ヒータ(温度コントローラ)
108a1・・・突起(加圧手段)
108a2・・・環状突起(加圧手段)
S・・・生体
S1・・・生体表面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a glucose concentration measuring device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, blood glucose concentration has been measured to determine diabetes, and glucose concentration has been measured particularly to test a blood sugar level that determines the insulin dose of a diabetic patient. The measurement of the glucose concentration is generally performed by directly analyzing blood collected from a finger or an arm. Since the glucose concentration in blood in the body of a patient changes depending on measurement conditions such as before and after a meal and after exercise, frequent measurements are required to obtain an accurate blood glucose level.
However, in the above method of directly analyzing the collected blood, blood must be collected by puncturing an injection needle or the like every time the glucose concentration is measured, and there is a problem that the burden on the patient is large.
[0003]
To solve this problem, fingers, arms, and earlobes are irradiated with near-infrared light from the outside and diffused in the living body to detect non-invasive light emitted outside the living body. A glucose concentration measuring method has been proposed (for example, see
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application No. 2000-131322 (FIG. 3, etc.)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, there is a problem that the S / N ratio is low because light returned from the living body and received by the light receiving fiber includes diffused light in the epidermal tissue or the like that does not contribute to the glucose concentration.
The method disclosed in
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a glucose concentration measuring device that is noninvasive and has high measurement accuracy.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve the above problems.
That is, the glucose concentration measuring device according to
[0008]
According to the glucose concentration measuring device according to the first aspect, in a state in which the suction means is activated and a negative pressure is applied to the surface of the living body as compared with a state in which the suction means is stopped, the suction portion in the living body is Blood flow increases. In addition, even when the suction force is increased or decreased while the suction means is activated, the blood flow increases when the suction force is strong as compared to when the suction force is weak.
Therefore, when irradiating the living body with near-infrared light from the light irradiating unit and detecting the light returning outside the living body with the detector, the measurement results when the blood flow rate was increased by the suction means, These differences can also be obtained by subtracting the measurement results when the blood flow is low. This difference is obtained by subtracting a noise component from all measurement information obtained by irradiating the living body with near-infrared light.
[0009]
The glucose concentration measuring device according to
[0010]
According to the glucose concentration measuring apparatus of the second aspect, the surface of the living body sucked by the suction means has a convex shape that is partially raised so as to fill the inside of the recess. The light irradiating section irradiates near-infrared light to the raised portion and the detector receives the light, so that scattering from the light irradiating section can be suppressed. Therefore, it is possible to increase the light receiving intensity while suppressing the influence of the scattering.
[0011]
A glucose concentration measuring device according to a third aspect is the glucose concentration measuring device according to the second aspect, wherein the irradiation direction of the near-infrared light and the light receiving direction of the detector intersect. .
[0012]
According to the glucose concentration measuring device according to the third aspect, a light path having a substantially “<” shape is formed from the light irradiation unit to the detector. By setting the shape of the light path in this way, scattering can be suppressed as compared with the case where the irradiation direction of near-infrared light and the light receiving direction of the detector are parallel in the same direction, so that the received light intensity can be increased. it can.
[0013]
A glucose concentration measuring device according to a fourth aspect is the glucose concentration measuring device according to the first aspect, wherein the glucose concentration measuring device has a recess that sandwiches the living body surface and communicates with the suction unit, and sandwiches the recess. Wherein the light irradiation section and the detector are arranged.
[0014]
According to the glucose concentration measuring device according to the fourth aspect, the living body surface is sandwiched in the recess, and the light irradiating section irradiates near-infrared light and the detector receives light to the sandwiched portion. Thereby, scattering from the light irradiation unit can be suppressed. Therefore, it is possible to increase the light receiving intensity while suppressing the influence of the scattering.
[0015]
The glucose concentration measuring device according to
[0016]
According to the glucose concentration measuring device according to the fifth aspect, a linear light path penetrating the living body is formed from the light irradiation unit to the detector. By suppressing the scattering, the received light intensity can be increased.
[0017]
The glucose concentration measurement device according to
[0018]
According to the glucose concentration measuring device according to the sixth aspect, compared to a state where a positive pressure is not applied to the surface of a living body, in a state where a positive pressure is applied by the pressurizing means, a blood flow rate of the pressurized portion is reduced. Decrease. Further, even when the positive pressure is increased or decreased, the blood flow decreases when the positive pressure is high as compared to when the positive pressure is low.
Therefore, when irradiating near-infrared light into the living body from the light irradiating unit and detecting the light returning outside the living body with the detector, the blood pressure is increased by applying the positive pressure based on the measurement result without applying the positive pressure. These differences can be obtained by subtracting the measurement result when the value is reduced. This difference is obtained by subtracting a noise component from all measurement information obtained by irradiating the living body with near-infrared light.
[0019]
The glucose concentration measuring device according to
[0020]
According to the glucose concentration measuring apparatus of the seventh aspect, in order to measure the glucose concentration using the glucose concentration measuring device, first, the light irradiation unit and each light receiving end are pressed against the surface of the living body. At this time, the detector having the protruding light receiving end presses the surface of the living body more strongly than the other detectors by the protruding amount. This reduces the amount of blood circulation in the vicinity of the compression part.
Therefore, when irradiating near-infrared light into the living body from the light irradiating unit and detecting light returning outside the living body with each detector, pressure is applied by the protruding light-receiving end to reduce blood flow. By subtracting the measurement result at the above from other measurement results, these differences can be obtained. This difference is obtained by subtracting a noise component from measurement information obtained by irradiating near-infrared light into a living body.
[0021]
The glucose concentration measuring device according to claim 8 is the glucose concentration measuring device according to any one of
[0022]
According to the glucose concentration measuring device of the eighth aspect, by heating or cooling the living body surface by the temperature controller, it is possible to promote or suppress blood circulation at the measurement site. That is, when a configuration is adopted in which the negative pressure by the suction means is applied to the surface of the living body for measurement, by heating at the time of the measurement with the negative pressure applied, blood circulation at the measurement site can be promoted. Further, at this time, by performing cooling at the time of measurement without applying a negative pressure, blood circulation can be suppressed.
On the other hand, when a configuration is adopted in which pressure is applied by the pressurizing means to the surface of a living body and measurement is performed, by heating at the time of measurement without applying a positive pressure, blood circulation at the measurement site can be promoted. Further, at this time, blood circulation can be suppressed by performing cooling at the time of measurement in which a positive pressure is applied.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Each embodiment of the glucose concentration measuring device of the present invention will be described below with reference to the drawings, but it is needless to say that the present invention is not limited to these. First, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the glucose
[0024]
The measuring
[0025]
As shown in FIG. 2, the head
The
[0026]
The
The
[0027]
As shown in FIG. 1, the measuring device main body 3 includes a
[0028]
When the light emitted from the
The
[0029]
The
The
[0030]
The
[0031]
The operation of the glucose
First, the
[0032]
The near-infrared light L1 that has entered the living body S collides with the living tissue and is diffused while traveling in the living body S along the incident direction. At this time, light of a specific wavelength is absorbed according to the components of the living tissue or body fluid passing through. Therefore, the amount of light that is diffused in the living body S and returns to the outside of the living body S has a reduced light amount in a specific wavelength region according to the passed biological tissue or body fluid. Then, the light emitted outside the living body S in this way is detected by the
Subsequently, the same measurement is performed in a state where the
[0033]
As described above, both the measurement result A when the suction force (negative pressure) is applied to the living body surface S1 and the measurement result B when the suction force is stopped or weakened are taken into the
That is, at the time of measuring the measurement result A, the suction force applied to the living body surface S1 is stronger than that at the time of measuring the measurement result B, so that the blood flow rate of the suction portion in the living body S is increased.
Therefore, the difference can be obtained by subtracting the measurement result B when the blood flow is lower than the measurement result A when the blood flow is increased by the
The glucose concentration value thus obtained is displayed on the
[0034]
The glucose
[0035]
Further, the glucose
[0036]
Subsequently, a description of a second embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. Note that the present embodiment is characterized by the structure of the distal end portion of the measuring
[0037]
The
[0038]
In the measurement of the present embodiment, first, the living body S is partially sandwiched in the
In any of these measurement states S1 and S2, the
[0039]
Further, in the measurement state S1, in addition to the fact that the negative pressure of the
[0040]
In the present embodiment, the
In this case, by heating or cooling the living body surface S1 by the temperature controller, blood circulation at the measurement site can be promoted or suppressed. That is, in the measurement state S1 in which the negative pressure is applied, by heating the measurement site by the temperature controller, blood circulation at the measurement site can be promoted as described above. Further, in the measurement state S2 in which no negative pressure is applied, blood circulation can be suppressed by cooling the measurement site with the temperature controller. In this way, it is possible to further increase the difference between the measurement result when the blood flow is high and the measurement result when the blood flow is low. This makes it possible to further increase the S / N ratio by increasing the ratio of the information amount due to blood.
[0041]
Subsequently, a description of a third embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
As shown in FIG. 4, the glucose
[0042]
The measuring
[0043]
As shown in FIG. 5B, the head
The
[0044]
Each
Each of the
[0045]
Since each of the
[0046]
Further, a mask for blocking light is formed on the outer peripheral surface of the
[0047]
As shown in FIG. 4, the measuring device
[0048]
The
[0049]
The
[0050]
The operation of the glucose
First, the
In this state, the
[0051]
The near-infrared light La that has entered the living body S collides with the living tissue and is diffused while traveling in the living body S along the incident direction. At this time, light of a specific wavelength is absorbed according to the components of the living tissue or body fluid passing through. Therefore, the amount of light that is diffused in the living body S and returns to the outside of the living body S has a reduced light amount in a specific wavelength region according to the passed biological tissue or body fluid. Then, the light emitted outside the living body S in this way is detected by each light receiving
[0052]
Then, the output signal emitted from each light receiving
The
The glucose concentration value thus obtained is displayed on the
[0053]
According to the glucose
[0054]
In the present embodiment, the projection 108a1 is provided on each of the
[0055]
For example, in FIGS. 6A to 6C, a ring-shaped annular projection 108a2 centered on the
[0056]
It should be noted that the glucose concentration measuring devices of the first and third embodiments are combined with the
However, when the temperature controller is used in combination with the third embodiment, a portion having a protruding light receiving end for applying a positive pressure is heated to promote blood circulation, and a portion having another non-protruding light receiving end. Then, it is preferable to suppress the blood circulation by cooling.
[0057]
【The invention's effect】
The glucose concentration measuring device according to
[0058]
Further, the glucose concentration measuring device according to
[0059]
Further, the glucose concentration measuring device according to claim 3 employs a configuration in which the irradiation direction of near-infrared light and the light receiving direction of the detector intersect. According to this configuration, the overall length of the light path can be made shorter, and the light receiving intensity of the detector can be further increased. This makes it possible to increase the amount of information that can be detected by the detector and further improve the S / N ratio.
[0060]
Further, the glucose concentration measuring device according to claim 4 has a recess that sandwiches the surface of the living body and communicates with the suction unit, and the light irradiation unit and the detector are arranged so as to sandwich this recess. Configuration was adopted. According to this configuration, it is possible to shorten the entire length of the light path formed by the irradiation path of the near-infrared light and the path of the light diffused in the living body and returned to the outside of the living body, thereby increasing the light receiving intensity. Has become. Therefore, it is possible to increase the amount of information that can be detected by the detector and improve the S / N ratio.
[0061]
Further, the glucose concentration measuring device according to
[0062]
Further, the glucose concentration measuring device according to
[0063]
Further, in the glucose concentration measuring device according to
[0064]
In addition, the glucose concentration measuring device according to claim 8 employs a configuration including a temperature controller that adjusts the temperature of the surface of the living body. According to this configuration, by heating or cooling the surface of the living body in accordance with the measurement configuration, it is possible to increase the difference between the measurement result when the blood flow is high and the measurement result when the blood flow is low. This makes it possible to increase the S / N ratio by increasing the ratio of the information amount due to blood.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a device configuration diagram showing a first embodiment of a glucose concentration measuring device of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a main part of the glucose concentration measuring device, and is an enlarged sectional view of a tip portion of a measuring head.
FIG. 3 is a view showing a second embodiment of the glucose concentration measuring device of the present invention, and is an enlarged sectional view corresponding to FIG. 2;
FIG. 4 is an apparatus configuration diagram showing a third embodiment of the glucose concentration measuring apparatus of the present invention.
5A and 5B are diagrams showing the same glucose concentration measuring device, wherein FIG. 5A is a front view of a tip portion of a measuring head, FIG. 5B is a right half of FIG. The left half is a sectional view taken along line BB of FIG.
6A and 6B are diagrams showing a modification of the glucose concentration measuring device, wherein FIG. 6A is a front view of a tip portion of a measuring head, FIG. 6B is a cross-sectional view taken along line CC of FIG. It is DD sectional drawing of (a).
[Explanation of symbols]
1,101 ... glucose concentration measuring device
5,105 ・ ・ ・ Optical fiber (light irradiation part)
6,106 ... PbS sensor (detector)
7, 107 ... light receiving element (detector)
7b, 7c ... recess
18, 118... Arithmetic means
20 ... suction means
22 ... heater (temperature controller)
108a1... Protrusion (pressing means)
108a2 ··· Annular protrusion (pressing means)
S: living body
S1: Body surface
Claims (8)
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。A light irradiator arranged on the surface of a living body and irradiating near-infrared light to the inside of the living body, a detector for detecting light diffused or transmitted in the living body outside the living body, and a light reception signal detected by the detector. An apparatus for measuring glucose concentration, comprising: means for calculating glucose concentration in a living body based on the information; and suction means for applying a negative pressure to the surface of the living body.
前記吸引手段により吸引された前記生体表面が入り込む凹所を有し、
前記近赤外光の照射方向と前記検出器の受光方向とが前記凹所内で互いに斜めをなすように、前記光照射部及び前記検出器が傾斜配置されている
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。The glucose concentration measuring device according to claim 1,
Having a recess into which the living body surface sucked by the suction means enters,
Glucose concentration measurement, wherein the light irradiating section and the detector are arranged obliquely such that the irradiation direction of the near-infrared light and the light receiving direction of the detector are oblique to each other in the recess. apparatus.
前記近赤外光の照射方向と前記検出器の受光方向とを交差させている
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。The glucose concentration measuring device according to claim 2,
A glucose concentration measuring device, wherein an irradiation direction of the near infrared light and a light receiving direction of the detector intersect.
前記生体表面を挟み込むとともに前記吸引手段に連通する凹所を有し、
該凹所を間に挟むように前記光照射部及び前記検出器が配置されている
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。The glucose concentration measuring device according to claim 1,
Having a recess that sandwiches the body surface and communicates with the suction means,
The glucose concentration measuring device, wherein the light irradiator and the detector are arranged so as to sandwich the recess.
前記近赤外光の照射方向と前記検出器の受光方向とを正対向させている
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。The glucose concentration measuring device according to claim 4,
A glucose concentration measuring device, wherein an irradiation direction of the near-infrared light and a light receiving direction of the detector are directly opposed.
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。A light irradiation unit that is arranged on the surface of the living body and irradiates the living body with near-infrared light, a detector that detects light diffused in the living body outside the living body, and a light reception signal detected by the detector. An apparatus for measuring glucose concentration, comprising: means for calculating glucose concentration in a living body; and pressurizing means for applying a positive pressure to the surface of the living body.
前記検出器が複数設けられ、
これら検出器のうちの少なくとも一つが、他の検出器よりも突出した受光端を有し、該受光端が前記加圧手段をなしている
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。The glucose concentration measuring device according to claim 6,
A plurality of the detectors are provided,
At least one of these detectors has a light receiving end protruding from other detectors, and the light receiving end forms the pressurizing means.
前記生体表面の温度を調整する温度コントローラを備えている
ことを特徴とするグルコース濃度測定装置。The glucose concentration measuring device according to any one of claims 1 to 7,
A glucose concentration measuring device comprising a temperature controller for adjusting the temperature of the living body surface.
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