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JP2004287025A - 露光機及び露光方法 - Google Patents

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JP2004287025A JP2003078219A JP2003078219A JP2004287025A JP 2004287025 A JP2004287025 A JP 2004287025A JP 2003078219 A JP2003078219 A JP 2003078219A JP 2003078219 A JP2003078219 A JP 2003078219A JP 2004287025 A JP2004287025 A JP 2004287025A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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Abstract

【課題】複数の感光材付き基板に対して枚葉形式で露光を行う場合に生じる露光パターンの基板ごとのずれを最小限に抑えて、製品の歩留まりを向上させることができる露光機を提供する。
【解決手段】マスクステージ15には熱電対18が取り付けられている。このような熱電対18は制御装置29に接続されており、制御装置29において、照射光学系20から照射された露光光により露光の前処理としてマスク16を加熱し、かつ、熱電対18により検出されたマスク16の温度が所定の設定温度に達した時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するよう、露光機本体10の露光ステージ12及び照射光学系20を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーフィルタ等の製品を製造するために用いられる露光機に係り、とりわけ、複数の感光材付き基板に対して枚葉形式で露光を行う露光機及び露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような露光機において、感光材付き基板を所定の露光パターンで露光する場合には、まず、(1)感光材付き基板をロボットアーム等により露光機内へ供給して露光ステージ上に載置した後、(2)露光ステージを移動させて感光材付き基板の位置決めを行う。次に、(3)感光材付き基板へ向けて照射光学系によりマスクを介して露光光を照射することにより、感光材付き基板を所定の露光パターンで露光する。その後、(4)露光ステージを移動させて感光材付き基板を排出位置に位置付けた後、(5)露光後の基板をロボットアーム等により露光機外へ排出する。
【0003】
ところで、このような露光機においては、複数の感光材付き基板に対して枚葉形式で露光を行うことが可能であり、上記(1)〜(5)の各工程を一定のタクト間隔で繰り返し行うことにより、同一の露光パターンが形成された複数の基板を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既存の露光機において、上記(1)〜(5)の各工程を繰り返し行うことにより得られる複数の基板では、実際にはその露光パターンが同一とはならず、特に製造が開始されてから一定の時間が経過するまでの初期段階において、基板ごとに許容できないずれ(トータルピッチのずれ等)が生じてしまうという問題があった。
【0005】
この原因については従来、十分な究明がされていなかったが、本発明者らが鋭意研究を進めた結果、露光機で用いられているマスクの寸法の経時的な変化に主たる原因があり、照射光学系から照射された露光光の影響によりマスクの温度が上昇してその寸法が変化することに伴って、基板に形成された露光パターンにずれが生じていることが分かった。
【0006】
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであり、複数の感光材付き基板に対して枚葉形式で露光を行う場合に生じる露光パターンの基板ごとのずれを最小限に抑えて、製品の歩留まりを向上させることができる露光機及び露光方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の解決手段として、感光材付き基板を載置する露光ステージと、前記露光ステージ上に載置された感光材付き基板へ向けて露光光を照射する照射光学系と、前記露光ステージと前記照射光学系との間に配置されたマスクステージと、前記マスクステージに取り付けられ、前記照射光学系から照射された露光光を露光パターンに対応する所定のパターンで遮蔽するマスクと、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記マスクの温度が露光中の定常温度まで上昇した状態で感光材付き基板に対する露光を開始するよう、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御することを特徴とする露光機を提供する。
【0008】
なお、上述した第1の解決手段においては、前記マスクの温度を検出する検出装置をさらに備え、前記制御装置は、前記照射光学系から照射された露光光により露光の前処理として前記マスクを加熱し、かつ、前記検出装置により検出された前記マスクの温度が所定の設定温度に達した時点で感光材付き基板に対する露光を開始するよう、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御することが好ましい。また、前記マスクステージに対して前記マスクを取り付けるマスクローダと、前記マスクローダに保持されている前記マスクの温度を調節する温度調節機構とをさらに備えることが好ましい。
【0009】
また、上述した第1の解決手段においては、前記マスクステージに対して前記マスクを取り付けるマスクローダと、前記マスクローダに保持されている前記マスクの温度を所定の設定温度に保つ温度調節機構とをさらに備え、前記制御装置は、前記マスクローダにより前記マスクが前記マスクステージに取り付けられた時点で感光材付き基板に対する露光を開始するよう、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御することが好ましい。
【0010】
本発明は、第2の解決手段として、露光ステージ上に載置された感光材付き基板へ向けて照射光学系によりマスクを介して露光光を照射し、感光材付き基板を所定の露光パターンで露光する露光方法において、マスクを加熱するよう当該マスクに対して照射光学系から露光光を照射する工程と、前記マスクの温度が所定の設定温度に達した時点で、前記照射光学系から照射された露光光を前記マスクを介して露光ステージ上の感光材付き基板へ照射し、感光材付き基板に対する露光を開始する工程とを含むことを特徴とする露光方法を提供する。
【0011】
なお、上述した第2の解決手段において、前記マスクは前記露光ステージと前記照射光学系との間に配置されたマスクステージに取り付けられるものであり、前記マスクステージに取り付けられる前の前記マスクの温度を調節する工程と、温度が調節された前記マスクを前記マスクステージに対して取り付ける工程とをさらに含むことが好ましい。
【0012】
本発明は、第3の解決手段として、露光ステージ上に載置された感光材付き基板へ向けて照射光学系によりマスクを介して露光光を照射し、感光材付き基板を所定の露光パターンで露光する露光方法において、所定の設定温度に保たれたマスクを、露光ステージと照射光学系との間に配置されたマスクステージに対して取り付ける工程と、前記マスクが前記マスクステージに取り付けられた時点で、前記照射光学系から照射された露光光を前記マスクを介して前記露光ステージ上の感光材付き基板へ照射し、感光材付き基板に対する露光を開始する工程とを含むことを特徴とする露光方法を提供する。
【0013】
本発明によれば、露光機で用いられるマスクの温度が露光中の定常温度まで上昇した状態で感光材付き基板に対する露光を開始するようにしているので、感光材付き基板に対する露光が開始された後のマスクの寸法変化を最小限に抑えることができる。このため、複数の感光材付き基板に対して枚葉形式で露光を行う場合に生じる露光パターンの基板ごとのずれを最小限に抑えることができ、製品の歩留まりを向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
まず、図1により、本発明の一実施の形態に係る露光機の全体構成について説明する。
【0016】
図1に示すように、露光機1は、露光機本体10と、露光機本体10へ向けて露光光を照射する照射光学系20とを備えている。
【0017】
このうち、露光機本体10は、基台11と、基台11に設置された露光ステージ12とを有している。ここで、露光ステージ12は、露光対象となる感光材付き基板31を載置するものであり、感光材付き基板31を真空チャック方式で保持するチャックステージ13と、チャックステージ13を垂直方向及び水平面内で移動させることが可能な駆動ステージ14とを有している。
【0018】
また、このような露光機本体10において、露光ステージ12の上方には、マスク16が取り付けられるマスクステージ15が設けられている。ここで、マスク16は、露光ステージ12上に載置された感光材付き基板31へ向けて照射光学系20から照射された露光光を露光パターンに対応する所定のパターンで遮蔽するものである。
【0019】
一方、照射光学系20は、超高圧水銀灯21と、超高圧水銀灯21から出射された光を感光材付き基板31へ向けて導くための光学要素(パラボラミラー22、コールドミラー23、インテグレータレンズ24及び球面鏡25)とを有し、露光機本体10の露光ステージ12上に載置された感光材付き基板31へ向けて露光光(平行光)を照射することができるようになっている。なお、このような照射光学系20において、コールドミラー23とインテグレータレンズ24との間にはシャッタ26が設けられており、超高圧水銀灯21から出射された光を適宜遮蔽及び開放することができるようになっている。
【0020】
なお、露光機本体10の露光ステージ12及び照射光学系20(超高圧水銀灯21やシャッタ26)等には制御装置29が接続されており、露光ステージ12に対して感光材付き基板31を供給及び排出するロボットアーム(図示せず)等の動作に連動して露光機本体10の露光ステージ12及び照射光学系20を制御することにより、複数の感光材付き基板31に対して枚葉形式で順次露光を行うことができるようになっている。
【0021】
また、露光機本体10に隣接してマスクローダ27が設置されており、露光機本体10のマスクステージ15に対してマスク16が着脱自在に取り付けられるようになっている。なお、マスクローダ27の近傍に温度調節機構28を設け、マスクローダ27によりマスク16がマスクステージ15に取り付けられる前のマスク16を予熱してその温度を調節しておくようにしてもよい。
【0022】
図2はマスク16がマスクステージ15に取り付けられた状態を示す図である。図2に示すように、マスクステージ15の下面のうちマスク16の外周に対応する部位には真空吸引孔19が形成されており、マスク16を真空チャック方式で保持することができるようになっている。また、マスクステージ15には支持部材17を介して熱電対(検出装置)18が取り付けられており、マスク16の温度を接触式で検出することができるようになっている。ここで、熱電対18は、マスク16のうち露光光が照射されない露光領域外の外周部位の温度を検出することができるような位置関係で設置されている。なお、マスク16の温度を検出する検出装置としては、マスク16の温度を接触式で検出する熱電対18に限らず、マスク16の温度を非接触で検出する放射温度計等を用いることもできる。
【0023】
なお、このような熱電対18は制御装置29に接続されており、制御装置29において、照射光学系20から照射された露光光により露光の前処理としてマスク16を加熱し、かつ、熱電対18により検出されたマスク16の温度が所定の設定温度に達した時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するよう、露光機本体10の露光ステージ12及び照射光学系20を制御することができるようになっている。
【0024】
すなわち、図1及び図2に示す露光機1において、照射光学系20により露光光が照射されるマスク16の温度は、図4に示すように、露光を開始してから一定の時間の間は上昇し、当該一定の時間が経過した後はほぼ一定の温度で推移する。このため、このようなマスク16の温度変化特性を利用して、マスク16の温度が設定温度(一定の時間が経過した後に一定となる露光中の定常温度(図4の符号Ts))に達するまでは照射光学系20から照射された露光光によりマスク16を加熱し(空露光)、マスク16の温度が所定の設定温度(図4の符号Ts)に達した時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するようにする。
【0025】
次に、図3に示すフローチャートを参照して、図1及び図2に示す露光機1の動作について説明する。
【0026】
まず、マスクローダ27により露光機本体10のマスクステージ15に対してマスク16を取り付ける(ステップ101)。
【0027】
この状態で、制御装置29において、熱電対18により検出されたマスク16の温度が正常であるか否か(設定温度の近傍にあるか否か)を判断する(ステップ102)。
【0028】
ここで、ステップ102において、マスク16の温度が正常であると判断された場合には、ステップ106へ進み、制御装置29による制御の下で、製造ラインを稼働して露光機1による生産プロセス(複数の感光材付き基板31に対する枚葉形式での露光)を開始する。なお、この生産過程の詳細については後述する。
【0029】
一方、マスク16の温度が正常でない場合(設定温度から許容範囲を越えて高い又は低い場合)には、ステップ103へ進み、マスク16の温度が設定温度よりも高いか否かを判断する。
【0030】
ここで、マスク16の温度が設定温度よりも高い場合には、マスク16の温度が設定温度の近傍まで冷却されるのを持ち(ステップ104)、再度ステップ102へ進む。これに対し、マスク16の温度が設定温度よりも低い場合には、制御装置29において、照射光学系20から照射された露光光によりマスク16を加熱(空露光)するよう照射光学系20を制御する(ステップ105)。なおこのとき、露光機本体10の露光ステージ12上には感光材付き基板31が載置されていない。
【0031】
以上のようにして露光ステージ12上に感光材付き基板31が載置されていない状態で露光光を照射してマスク16を加熱する処理を続けると(ステップ102、103及び105)、マスク16の温度が図4に示すような温度曲線に従って上昇し、所定の設定温度(図4の符号Ts)に達する。
【0032】
このとき、制御装置29においては、マスク16の温度が正常であると判断して(ステップ102)、ステップ106へ進み、制御装置29による制御の下で、製造ラインを稼働して露光機1による生産プロセス(複数の感光材付き基板31に対する枚葉形式での露光)を開始する。
【0033】
具体的には、まず、ロボットアーム(図示せず)等を用いて感光材付き基板31を露光機1内へ供給し、露光機本体10の露光ステージ12(チャックステージ13)上に載置する。
【0034】
次に、露光ステージ12の駆動ステージ14によりチャックステージ13を移動させて感光材付き基板31とマスク16との間のアライメントを行った後、感光材付き基板31へ向けて照射光学系20によりマスク16を介して露光光を照射することにより、感光材付き基板31を所定の露光パターンで露光する。
【0035】
その後、このようにして感光材付き基板31を露光した後、露光ステージ12を移動させて感光材付き基板31を排出位置に位置付けた後、ロボットアーム(図示せず)等を用いて露光後の基板31を露光機1外へ排出する。
【0036】
そして、露光対象となる感光材付き基板31の枚数分だけ、上述した各工程を一定のタクト間隔で繰り返し行うことにより、同一の露光パターンが形成された複数の基板を得る。
【0037】
なお、以上のような生産プロセスの途中で、製造ラインの停止の有無を別途監視しておくとよく(ステップ107)、製造ラインが停止しない間はステップ106の生産プロセスを継続する。
【0038】
ここで、製造ラインが停止した場合には、運転が再開されたか否かを判断し(ステップ108)、運転が再開された場合には、ステップ102へ戻り、ステップ102乃至104の処理を経た上でステップ106の処理を行う。なお、ステップ108において、最終的に運転が再開されなかった場合には、全体の処理を終了する。
【0039】
このように本実施の形態によれば、露光機1で用いられるマスク16の温度が設定温度(一定の時間が経過した後に一定となる露光中の定常温度)に達するまでは照射光学系20から照射される露光光によりマスク16を加熱し、マスク16の温度が所定の設定温度に達した時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するようにしているので、感光材付き基板31に対する露光が開始された後のマスク16の寸法変化を最小限に抑えることができる。このため、複数の感光材付き基板31に対して枚葉形式で露光を行う場合に生じる露光パターンの基板ごとのずれを最小限に抑えることができ、製品の歩留まりを向上させることができる。
【0040】
なお、上述した実施の形態においては、露光機1の運転を開始するとき、及び露光機1が一旦停止して再度運転が再開されたときに、マスク16の温度が所定の設定温度に達したか否かを判断しているが、これに限らず、露光機1において、複数の感光材付き基板31のそれぞれに対する露光を開始する前に、マスク16の温度が所定の設定温度に達したか否かを判断するようにしてもよい。
【0041】
また、上述した実施の形態においては、制御装置29により、熱電対18により検出されたマスク16の温度が所定の設定温度に達した時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するよう制御しているが、マスク16の温度が露光中の定常温度まで上昇した状態で感光材付き基板31に対して露光を行うことができれば、これ以外の任意の方法を用いることも可能である。具体的には例えば、マスク16に対して露光光を照射し始めてからマスク16の温度が所定の設定温度に達するまでに要する時間をあらかじめ予測しておき、制御装置29により、マスク16への露光光の照射時間が所定の値に達した時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するよう制御してもよい。なおこのとき、マスク16への露光光の照射時間が所定の値に達するまでは、露光機本体10の露光ステージ12上には感光材付き基板31が載置されていない。
【0042】
さらに、上述した実施の形態においては、マスク16の温度を所定の設定温度まで上昇させるため、照射光学系20から照射された露光光によりマスク16を加熱しているが、これに限らず、マスクステージ15に取り付けられる前のマスク16の温度を、マスクステージ27の近傍に設けられた温度調節機構28により所定の設定温度に保っておき、このようにして所定の設定温度に保たれたマスク16をマスクステージ15に対してマスクローダ27により取り付けるようにしてもよい。なお、この場合には、制御装置29においては、マスクローダ27によりマスク16がマスクステージ15に取り付けられた時点で感光材付き基板31に対する露光を開始するよう制御する。
【0043】
なお、上述した実施の形態において、露光光の照射によりマスク16を加熱(空露光)する際には、露光ステージ12のチャックステージ13上に露光光が照射されないよう駆動ステージ14によりチャックステージ13を退避させておくとよい。これにより、マスク16を加熱(空露光)する際にチャックステージ13の温度が上昇してしまうことを防止して、チャックステージ13の温度上昇に起因した感光材付き基板31の寸法変化を最小限に抑えることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の感光材付き基板に対して枚葉形式で露光を行う場合に生じる露光パターンの基板ごとのずれを最小限に抑えることができ、製品の歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る露光機の全体構成を示す図。
【図2】図1のII部の詳細を示す拡大図。
【図3】図1及び図2に示す露光機の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1及び図2に示す露光機におけるマスクの温度変化を示す概念図。
【符号の説明】
1 露光機
10 露光機本体
11 基台
12 露光ステージ
13 チャックステージ
14 駆動ステージ
15 マスクステージ
16 マスク
17 支持部材
18 熱電対
19 真空吸引孔
20 照射光学系
21 超高圧水銀灯
22 パラボラミラー
23 コールドミラー
24 インテグレータレンズ
25 球面鏡
26 シャッタ
27 マスクローダ
28 温度調節機構
29 制御装置
31 感光材付き基板

Claims (7)

  1. 感光材付き基板を載置する露光ステージと、
    前記露光ステージ上に載置された感光材付き基板へ向けて露光光を照射する照射光学系と、
    前記露光ステージと前記照射光学系との間に配置されたマスクステージと、
    前記マスクステージに取り付けられ、前記照射光学系から照射された露光光を露光パターンに対応する所定のパターンで遮蔽するマスクと、
    前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記マスクの温度が露光中の定常温度まで上昇した状態で感光材付き基板に対する露光を開始するよう、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御することを特徴とする露光機。
  2. 前記マスクの温度を検出する検出装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記照射光学系から照射された露光光により露光の前処理として前記マスクを加熱し、かつ、前記検出装置により検出された前記マスクの温度が所定の設定温度に達した時点で感光材付き基板に対する露光を開始するよう、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御することを特徴とする、請求項1に記載の露光機。
  3. 前記マスクステージに対して前記マスクを取り付けるマスクローダと、
    前記マスクローダに保持されている前記マスクの温度を調節する温度調節機構とをさらに備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の露光機。
  4. 前記マスクステージに対して前記マスクを取り付けるマスクローダと、
    前記マスクローダに保持されている前記マスクの温度を所定の設定温度に保つ温度調節機構とをさらに備え、
    前記制御装置は、前記マスクローダにより前記マスクが前記マスクステージに取り付けられた時点で感光材付き基板に対する露光を開始するよう、前記露光ステージ及び前記照射光学系を制御することを特徴とする、請求項1に記載の露光機。
  5. 露光ステージ上に載置された感光材付き基板へ向けて照射光学系によりマスクを介して露光光を照射し、感光材付き基板を所定の露光パターンで露光する露光方法において、
    マスクを加熱するよう当該マスクに対して照射光学系から露光光を照射する工程と、
    前記マスクの温度が所定の設定温度に達した時点で、前記照射光学系から照射された露光光を前記マスクを介して露光ステージ上の感光材付き基板へ照射し、感光材付き基板に対する露光を開始する工程とを含むことを特徴とする露光方法。
  6. 前記マスクは前記露光ステージと前記照射光学系との間に配置されたマスクステージに取り付けられるものであり、
    前記マスクステージに取り付けられる前の前記マスクの温度を調節する工程と、
    温度が調節された前記マスクを前記マスクステージに対して取り付ける工程とをさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の露光方法。
  7. 露光ステージ上に載置された感光材付き基板へ向けて照射光学系によりマスクを介して露光光を照射し、感光材付き基板を所定の露光パターンで露光する露光方法において、
    所定の設定温度に保たれたマスクを、露光ステージと照射光学系との間に配置されたマスクステージに対して取り付ける工程と、
    前記マスクが前記マスクステージに取り付けられた時点で、前記照射光学系から照射された露光光を前記マスクを介して前記露光ステージ上の感光材付き基板へ照射し、感光材付き基板に対する露光を開始する工程とを含むことを特徴とする露光方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011082549A (ja) * 2005-09-29 2011-04-21 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、デバイス製造方法およびそれによって製造されたデバイス
JP2012083535A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Toppan Printing Co Ltd 露光装置及び露光方法

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