JP2004286875A - Method for dyeing plastic lens - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、従来の浸漬法及び気相法に比べて優れた均染性で高濃度に染色し得るとともに、染色後の処理が容易なプラスチックレンズの染色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラスチックレンズはガラスレンズの代わりに多方面で使用されているが、中でも視力矯正用に使用するコンタクトレンズや眼鏡用レンズはコスメティック効果等の目的からレンズを染色することが盛んに行われている。ガラスレンズがプラスチックレンズに置き換えられる理由として、プラスチックレンズの軽量性及び安全性の他に容易に染色できる可染性を挙げることができる。
【0003】
プラスチックレンズの染色に関しては、従来から浸漬法が用いられている。この方法は、プラスチックレンズに対して着色能を有する分散染料を水に溶解及び/又は懸濁させた染色液を加熱し、その中に染色すべきプラスチックレンズを所定の時間浸漬した後、プラスチックレンズを加熱して、レンズ内部に浸透した染料をさらに内部に拡散させて安定化する方法である。
【0004】
しかしながら、この方法では染色液中の分散染料の濃度、染色液の温度、及びプラスチックレンズの着色能等に依存して、着色レンズの色調が大きく変わりやすく、均一な色調を有する着色レンズを安定して得ることが困難である。また最近、高付加価値を求める市場ニーズに応えて、プラスチックレンズ素材の多様化が進んだ結果、浸漬法では染色が困難な素材が増えてきている。
【0005】
浸漬法では染色が困難であったプラスチックレンズを容易に染色できる方法として、気相法が提案されている。この方法としては、例えば昇華性染料を有する基体とプラスチックレンズとを一定の間隔をもって対向させ、昇華性染料を昇華させてプラスチックレンズを染色する方法[例えば特開平1−277814号、特開2000−329901号(特許文献1及び2)]が知られている。しかしこれらの方法では、着色レンズの染色ムラを防ぐために基体とレンズとの間に一定の間隔を設けて染色するので、着色レンズの染色濃度に限界がある。
【0006】
そこで本出願人は先に、紙等からなる中間媒体をプラスチックレンズ表面に設けた後、中間媒体に昇華性染料を含有させ、プラスチックレンズを加熱水蒸気雰囲気中で染色処理することにより、効率よく高濃度にプラスチックレンズを染色することを提案した(特願2002−198852号)。
【0007】
しかしながら紙からなる中間媒体を用いると、紙とプラスチックレンズとの密着性はそれほど高くないため、得られる着色レンズの染色濃度及び均染性はそれほど優れていない。またこの方法では、着色レンズから中間媒体を完全に除去するのが困難である。
【0008】
【特許文献1】
特開平1−277814号公報
【特許文献2】
特開2000−329901号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、従来の浸漬法及び気相法に比べて優れた均染性で高濃度に染色し得るとともに、染色後の処理が容易なプラスチックレンズの染色方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、昇華性染料を含有するとともに、プラスチックレンズに接触する水溶紙に少量の水を含ませると、水溶紙の柔軟性が増加して水溶紙がプラスチックレンズに密着するため、優れた均染性で高濃度にプラスチックレンズを染色でき、かつ染色後には着色レンズを多量の水に浸漬することで、プラスチックレンズから水溶紙を容易に除去できることを発見し、本発明に想到した。
【0011】
すなわち、本発明のプラスチックレンズの染色方法は、昇華性染料を含有する水溶紙をプラスチックレンズに密着させた状態で前記プラスチックレンズを加熱し、もってプラスチックレンズを染色することを特徴とする。
【0012】
本発明の第一の好ましい染色方法は、水溶紙に昇華性染料を含むインクを印刷し、水溶紙の昇華性染料側にプラスチックレンズを密着させた状態でプラスチックレンズを加熱する。
【0013】
本発明の第二の好ましい染色方法は、水溶紙をプラスチックレンズに密着させた状態で前記水溶紙に昇華性染料を含むインクを印刷した後、プラスチックレンズを加熱する。水溶紙に昇華性染料を印刷する方法としては、インクジェット法又は熱転写法を用いるのが好ましい。
【0014】
上記いずれの染色方法においても、加熱処理は水蒸気雰囲気中で行うのが好ましい。水溶紙は水によりプラスチックレンズから除去するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
[1] 水溶紙
本発明で用いる水溶紙は、プラスチックレンズと接触した状態で少量の水を含むと、水溶紙の柔軟性が増加してプラスチックレンズに密着する。水溶紙は昇華性染料を含むインクを印刷することができ、印刷された水溶紙がプラスチックレンズと密着した状態でプラスチックレンズを加熱(又は水蒸気雰囲気中で加熱)すると、昇華性染料が水溶紙からプラスチックレンズへ速やかに転写される。染色後には、多量の水により水溶紙を溶解してプラスチックレンズから除去するのが好ましい。
【0016】
上述した特性を有する水溶紙の具体例としては、MISHIMA DISSOLVE PAPER(三島製紙(株)製、30MDP、30MDP−S、60MDP、60MDP−S、120MDP、120MDP−S、30CD−2、60CD−2、120CD−2)等が挙げられる。
【0017】
[2] プラスチックレンズの素材
本発明の染色方法を適用するプラスチックレンズの素材には特に制限ないが、特に染色しにくい素材の場合に本発明の効果は顕著である。適用可能な素材としては、例えばメチルメタクリレート単独重合体、メチルメタクリレートと1種類以上の他のモノマーとの共重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート単独重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートと1種類以上の他のモノマーとの共重合体、イオウ含有共重合体、ハロゲン含有共重合体、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、不飽和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン等が挙げられる。
【0018】
[3] 昇華性染料
昇華性染料は加熱により昇華する性質を有するものであれば良く、特に制限はない。このような昇華性染料の例としては、カヤセットブルーN(日本化薬(株))、スミカロンイエローEG(住友化学工業(株))、カヤセットブルー906(日本化薬(株))、カヤセットブラウン939(日本化薬(株))等が挙げられる。また分散済みの昇華染料でもよく、このような例としてはHANAE II((株)サンリュウ)、インクジェットプリンタ用昇華インクカートリッジ((株)エルテックス)などが挙げられる。
【0019】
[4] プラスチックレンズの染色方法
本発明の好ましい染色方法について以下詳細に記載するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
(1) 第一の染色方法
第一の染色方法は、[1]に記載の水溶紙に昇華性染料を含むインクを印刷し、水溶紙の昇華性染料側をプラスチックレンズに接触させた状態で水溶紙に少量の水を含ませ、水溶紙の柔軟性を増加させて水溶紙をプラスチックレンズに密着させた後、プラスチックレンズを加熱(又は水蒸気雰囲気中で加熱)することにより、プラスチックレンズを染色する方法である。印刷方法は、インクジェット法及び熱転写法等を用いるのが好ましい。
【0021】
図1は本発明の第一の染色方法の概略図である。図1(a)に示すように、[1]に記載の水溶紙1にインクジェットプリンタのノズル2から昇華性染料を含むインク3を噴出し、昇華性染料の印刷層4を形成する。次いで図1(b)に示すように、水溶紙1の昇華性染料側をプラスチックレンズ5に接触させた状態で、噴霧器のノズル6から水7を噴出して水溶紙1に少量の水7を含ませ、水溶紙1をプラスチックレンズ5に密着させる。この時、必要に応じてプラスチックレンズ5を加熱して、プラスチックレンズ5上の水溶紙1を乾燥させても良い。このレンズ5を適当なレンズ保持部材(図示せず)に固定し、プラスチックレンズ5を加熱(又は水蒸気雰囲気中で加熱)するための装置内に載置する。
【0022】
図1(c)に示すように、プラスチックレンズ5を加熱(水蒸気雰囲気中で加熱)すると、昇華性染料の分子は昇華して水溶紙1からプラスチックレンズ5に転写され、さらにプラスチックレンズ5の内部に拡散する。染色後、図1(d)に示すように、水7を含む容器8にプラスチックレンズ5を浸漬し、プラスチックレンズ5から水溶紙1を除去すると、均染性及び染色濃度に優れた着色層9を有するプラスチックレンズ5が得られる。
【0023】
加熱処理は大気中で実施しても良いが、水蒸気雰囲気中で行うのが好ましい。水蒸気雰囲気中で加熱処理する場合、水蒸気雰囲気中の相対湿度は50〜100%であるのが好ましい。相対湿度が50%未満となると、染色効果が現れない。なお大気中で加熱処理する場合、電気炉等を使用できるが、水蒸気雰囲気中で染色する場合はオートクレーブやプレッシャークッカー等を使用する。
【0024】
加熱温度は所望の染色濃度に依存するが、通常80〜200℃程度でよい。加熱温度が80℃未満であると、十分な染色効果が得られず、また200℃超であると、プラスチックレンズの変色及び変形が起こる。より好ましい加熱温度は100〜150℃である。
【0025】
加熱時間は所望の染色濃度に依存するが、通常10〜120分程度でよい。加熱時間が10分未満であると、十分な染色効果が得られず、また加熱時間が120分超であると、プラスチックレンズの変色及び変形が起こる。
【0026】
(2) 第二の染色方法
第二の染色方法は、[1]に記載の水溶紙をプラスチックレンズに密着させた後、水溶紙に昇華性染料を含むインクをインクジェット印刷し、プラスチックレンズを加熱(又は水蒸気雰囲気中で加熱)することにより、プラスチックレンズを染色する方法である。
【0027】
図2は本発明の第二の染色方法の概略図である。図2(a)に示すように、水溶紙1をプラスチックレンズ5に接触させた状態で噴霧器のノズル6から水7を噴出し、水溶紙1に少量の水7を含ませ、水溶紙1をプラスチックレンズ5に密着させる。図2(b)に示すように、プラスチックレンズ5上の水溶紙1にインクジェットプリンタのノズル2から昇華性染料を含むインク3を噴出し、昇華性染料の印刷層4を形成する。このレンズ5を適当なレンズ保持部材(図示せず)に固定し、プラスチックレンズ5を加熱(又は水蒸気雰囲気中で加熱)するための装置内に載置し、図1(c)に示すように、プラスチックレンズ5を加熱(水蒸気雰囲気中で加熱)する。染色中及び染色後の条件は、(1)と同じでよい。
【0028】
【実施例】
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0029】
実施例1
図1(a)に示すように、水溶紙1(三島製紙(株)製、MISHIMA DISSOLVE PAPER 60CD−2)にインクジェット用昇華性分散染料(サンリュウ(株)製、HANAE−II)を含むインク3をインクジェットプリンタ(セイコーエプソン(株)製、PM−2200C)のノズル2から噴出し、水溶紙1に印刷層4を形成した。図1(b)に示すように、水溶紙1の昇華性染料側がチオウレタン系モノマー(三井化学(株)製、MR−8)からなるプラスチックレンズ5の表面に接する状態で、噴霧器のノズル6から水7を噴出して水溶紙1をプラスチックレンズ5に密着させた。
【0030】
水溶紙1が密着したレンズ5をオーブン中に載置し、プラスチックレンズ5を60℃に1時間加熱して水溶紙1を乾燥させた。次いで、図1(c)に示すように、オートクレーブ中に載置し、オートクレーブ内を相対湿度100%の水蒸気雰囲気として、プラスチックレンズ5を120℃に加熱して1時間乾燥させた。
【0031】
図1(d)に示すように、染色されたレンズ5を水7を含む容器8に浸漬すると、約50秒で水溶紙1が溶解してレンズ5表面から完全に除去された。得られたレンズの透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、20%であった。また目視で染色されたレンズ5の均染性及び着色濃度を調べたところ、インクジェットプリンタで出力したパターン通りに染色されているとともに、レンズ5全体が均一でムラがなく高濃度に染色されたことが確認された。
【0032】
実施例2
図2(a)に示すように、水溶紙1(三島製紙(株)製、MISHIMA DISSOLVE PAPER 30MDP)を実施例1と同じプラスチックレンズ5に接触させた状態で、噴霧器のノズル6から水7を噴出して水溶紙1をプラスチックレンズ5に密着させた。図2(b)に示すように、実施例1と同じ昇華性染料を含むインク3をインクジェットプリンタ(マスターマインド(株)製、MMP−900RT)のノズル2から噴出し、レンズ5上の水溶紙1に印刷した。このレンズ5をレンズ保持部材に固定し、電気炉中に載置した後、図1(c)に示すように、130℃に加熱して120分間染色処理を行った。
【0033】
図1(d)に示すように、水7を含む容器8に染色されたレンズ5を浸漬すると、約20秒で水溶紙1が溶解してレンズ5表面から完全に除去された。得られたレンズ5の透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、18%であった。また目視で染色されたレンズ5の均染性及び着色濃度を調べたところ、インクジェットプリンタで出力したパターン通りに染色されているとともに、レンズ5全体が均一でムラがなく高濃度に染色されたことが確認された。
【0034】
実施例3
図2(a)及び(b)に示すように、実施例2と同じ方法でプラスチックレンズ5に密着した水溶紙1に昇華性染料を含むインク3を印刷し、得られたレンズ5をレンズ保持部材に固定した後、プレッシャークッカー内に載置した。オートクレーブ内を相対湿度60%の水蒸気雰囲気として、レンズ5を120℃に加熱し、100分間染色処理を行った。
【0035】
図1(d)に示すように、染色されたレンズ5を水7を含む容器8に浸漬すると、約20秒で水溶紙1が溶解してレンズ5表面から完全に除去された。得られたレンズ5の透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、31%であった。また目視で染色されたレンズ5の均染性及び着色濃度を調べたところ、インクジェットプリンタで出力したパターン通りに染色されているとともに、レンズ5全体が均一でムラがなく高濃度に染色されたことが確認された。
【0036】
実施例4
実施例2と同じ水溶紙1に昇華転写プリンタ用インクリボン(三菱電機(株)、PK700L 昇華インクリボン)を用いた熱転写プリンタ(製造社名:三菱電機(株)、製品名:CP700DS)により印刷した。図1(b)に示すように、実施例1と同じ方法で水溶紙1をプラスチックレンズ5に密着させた後、オーブン中で水溶紙1を乾燥させた。図1(c)に示すように、実施例2と同じ方法でプラスチックレンズ5を染色した。
【0037】
図1(d)に示すように、染色されたレンズ5を水7を含む容器8に浸漬すると、約20秒で水溶紙1が溶解してレンズ5表面から完全に除去された。得られたレンズ5の透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、20%であった。また目視で染色されたレンズ5の均染性及び着色濃度を調べたところ、インクジェットプリンタで出力したパターン通りに染色されているとともに、レンズ5全体が均一でムラがなく高濃度に染色されたことが確認された。
【0038】
実施例5
図2(a)及び(b)に示すように、実施例4と同じ方法で昇華性染料を含むインク3を印刷した水溶紙1をプラスチックレンズ5に密着させた後、オーブン中で水溶紙1を乾燥させた。図1(b)に示すように、実施例3と同じ方法でプラスチックレンズ5を染色した。
【0039】
図1(d)に示すように、染色されたレンズ5を水7を含む容器8に浸漬すると、約20秒で水溶紙1が溶解してレンズ5表面から完全に除去された。得られたレンズ5の透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、29%であった。また目視で染色されたレンズ5の均染性及び着色濃度を調べたところ、インクジェットプリンタで出力したパターン通りに染色されているとともに、レンズ5全体が均一でムラがなく高濃度に染色されたことが確認された。
【0040】
比較例1
実施例1と同じ方法で昇華分散染料を含むインクを普通紙に印刷し、普通紙の昇華性染料側をプラスチックレンズに接触させた状態でレンズ保持部材に固定し、レンズを電気炉中に載置した後、プラスチックレンズを120℃に加熱して20分間染色処理を行った。
【0041】
得られた着色レンズの透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、90%であった。また目視で着色レンズの均染性及び着色濃度を調べたところ、水溶紙を用いて染色処理したものと比較して、レンズ全体にムラが多く、かつ染色濃度も低かった。
【0042】
比較例2
比較例1と同じ方法で、昇華性染料を印刷した普通紙をプラスチックレンズに接触させた状態でレンズ保持部材い固定し、レンズをオートクレーブ内に載置した。オートクレーブ内の相対湿度を100%の水蒸気雰囲気として、レンズを120℃に加熱し、20分間染色処理を行った。
【0043】
得られた着色レンズの透過率を波長550 nmの単色光で測定したところ、78%であった。また目視で着色レンズの均染性及び着色濃度を調べたところ、水溶紙を用いて染色処理したものと比較して、レンズ全体にムラが多く、かつ染色濃度も低かった。
【0044】
【発明の効果】
上記の通り、水溶紙を用いる本発明のプラスチックレンズの染色方法は、水溶紙がプラスチックレンズに密着するため、ムラなく高濃度にプラスチックレンズを染色することができる。また染色後には多量の水により水溶紙をプラスチックレンズから除去できるので、染色後の処理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラスチックレンズの染色方法を示す概略断面図であり、(a)は水溶紙に昇華性染料を含むインクをインクジェットプリンタにより印刷する様子を示し、(b)はプラスチックレンズ上の水溶紙に水を含ませて、水溶紙をプラスチックレンズに密着させる様子を示し、(c)は得られたプラスチックレンズを加熱(水蒸気雰囲気中で加熱)する様子を示し、(d)は染色後、水浴に浸漬することにより水溶紙をプラスチックレンズから除去する様子を示す。
【図2】本発明による別のプラスチックレンズの染色方法を示す概略断面図であり、(a)はプラスチックレンズ上の水溶紙に水を含ませて、水溶紙をプラスチックレンズに密着させる様子を示し、(b)はプラスチックレンズに密着した水溶紙に昇華性染料を含むインクをインクジェットプリンタにより印刷する様子を示す。
【符号の説明】
1・・・水溶紙
2・・・インクジェットプリンタのノズル
3・・・昇華性染料を含むインク
4・・・昇華性染料の印刷層
5・・・プラスチックレンズ
6・・・噴霧器のノズル
7・・・水
8・・・容器
9・・・プラスチックレンズの着色層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for dyeing a plastic lens, which can be dyed at a high level with superior leveling properties as compared with the conventional immersion method and gas phase method, and which can be easily treated after dyeing.
[0002]
[Prior art]
In recent years, plastic lenses have been used in various fields instead of glass lenses, and among them, contact lenses and eyeglass lenses used for vision correction have been actively dyed for the purpose of cosmetic effects and the like. I have. The reason why the glass lens is replaced by the plastic lens is that the plastic lens can be easily dyed in addition to its light weight and safety.
[0003]
With respect to dyeing of plastic lenses, an immersion method has conventionally been used. This method involves heating a dyeing solution in which a disperse dye having a coloring ability for a plastic lens is dissolved and / or suspended in water, immersing the plastic lens to be dyed therein for a predetermined time, Is heated to further diffuse the dye that has penetrated the inside of the lens and stabilize the dye.
[0004]
However, in this method, depending on the concentration of the disperse dye in the dyeing solution, the temperature of the dyeing solution, the coloring ability of the plastic lens, and the like, the color tone of the colored lens is easily changed, and a colored lens having a uniform color tone is stabilized. Difficult to obtain. In recent years, plastic lens materials have been diversified in response to market needs for high added value, and as a result, materials that are difficult to dye by the immersion method have been increasing.
[0005]
A gas phase method has been proposed as a method that can easily dye a plastic lens that has been difficult to dye by the immersion method. As this method, for example, a method of dyeing a plastic lens by sublimating a sublimable dye with a substrate having a sublimable dye and a plastic lens at a fixed interval [for example, JP-A-1-277814, JP-A-2000- No. 329901 (
[0006]
Therefore, the present applicant first provided an intermediate medium made of paper or the like on the surface of the plastic lens, then contained a sublimable dye in the intermediate medium, and dyed the plastic lens in a heated steam atmosphere to efficiently improve the efficiency. It has been proposed to dye a plastic lens to a concentration (Japanese Patent Application No. 2002-198852).
[0007]
However, when an intermediate medium made of paper is used, the adhesion between the paper and the plastic lens is not so high, and the coloring density and levelness of the obtained colored lens are not so excellent. Further, it is difficult to completely remove the intermediate medium from the tinted lens by this method.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-1-277814 [Patent Document 2]
JP 2000-329901 A
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a method for dyeing a plastic lens, which can be dyed at a high concentration with excellent leveling properties as compared with the conventional immersion method and gas phase method, and which can be easily processed after dyeing. .
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In light of the above objects, as a result of intensive studies, the present inventors have found that, while containing a sublimable dye and adding a small amount of water to water-soluble paper in contact with a plastic lens, the flexibility of the water-soluble paper increases, Adheres to the plastic lens, so that the plastic lens can be dyed at a high concentration with excellent leveling properties, and after dyeing, the water-soluble paper can be easily removed from the plastic lens by immersing the colored lens in a large amount of water. Discovered and conceived of the present invention.
[0011]
That is, the method for dyeing a plastic lens of the present invention is characterized in that the plastic lens is heated while the water-soluble paper containing a sublimable dye is in close contact with the plastic lens, thereby dyeing the plastic lens.
[0012]
In the first preferred dyeing method of the present invention, an ink containing a sublimable dye is printed on water-soluble paper, and the plastic lens is heated while the plastic lens is in close contact with the sublimable dye side of the water-soluble paper.
[0013]
In a second preferred dyeing method of the present invention, after the ink containing the sublimable dye is printed on the water-soluble paper while the water-soluble paper is in close contact with the plastic lens, the plastic lens is heated. As a method for printing a sublimable dye on water-soluble paper, it is preferable to use an ink jet method or a thermal transfer method.
[0014]
In any of the above dyeing methods, the heat treatment is preferably performed in a steam atmosphere. The water-soluble paper is preferably removed from the plastic lens with water.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[1] Water-soluble paper When the water-soluble paper used in the present invention contains a small amount of water in contact with the plastic lens, the flexibility of the water-soluble paper increases and the water-soluble paper adheres to the plastic lens. Water-soluble paper can be printed with an ink containing a sublimable dye. When the plastic lens is heated (or heated in a steam atmosphere) while the printed water-soluble paper is in close contact with the plastic lens, the sublimable dye is removed from the water-soluble paper. Immediately transferred to plastic lens. After dyeing, it is preferable to dissolve the water-soluble paper with a large amount of water and remove it from the plastic lens.
[0016]
Specific examples of the water-soluble paper having the above-mentioned characteristics include MISHIMA DISSOLVE PAPER (manufactured by Mishima Paper Co., Ltd., 30MDP, 30MDP-S, 60MDP, 60MDP-S, 120MDP, 120MDP-S, 30CD-2, 60CD-2, 120CD-2) and the like.
[0017]
[2] Material of Plastic Lens The material of the plastic lens to which the dyeing method of the present invention is applied is not particularly limited, but the effect of the present invention is remarkable particularly when the material is difficult to dye. Applicable materials include, for example, methyl methacrylate homopolymer, copolymer of methyl methacrylate and one or more other monomers, diethylene glycol bisallyl carbonate homopolymer, diethylene glycol bisallyl carbonate and one or more other monomers , A sulfur-containing copolymer, a halogen-containing copolymer, polycarbonate, polystyrene, polyvinyl chloride, unsaturated polyester, polyethylene terephthalate, polyurethane and the like.
[0018]
[3] Sublimable dye The sublimable dye is not particularly limited as long as it has a property of sublimating by heating. Examples of such sublimable dyes include Kayaset Blue N (Nippon Kayaku Co., Ltd.), Sumikaron Yellow EG (Sumitomo Chemical Co., Ltd.), Kayaset Blue 906 (Nippon Kayaku Co., Ltd.), Kayaset Brown 939 (Nippon Kayaku Co., Ltd.) and the like. A dispersed sublimation dye may be used. Examples of such a dye include HANAE II (Sanryu Co., Ltd.) and a sublimation ink cartridge for an ink jet printer (L-Tex Co., Ltd.).
[0019]
[4] Plastic Lens Dyeing Method The preferred dyeing method of the present invention will be described in detail below, but the present invention is not limited thereto.
[0020]
(1) First dyeing method In the first dyeing method, an ink containing a sublimable dye is printed on the water-soluble paper described in [1], and the sublimable dye side of the water-soluble paper is brought into contact with a plastic lens. After adding a small amount of water to the water-soluble paper to increase the flexibility of the water-soluble paper and bring the water-soluble paper into close contact with the plastic lens, the plastic lens is heated (or heated in a steam atmosphere) to dye the plastic lens. How to As a printing method, it is preferable to use an ink jet method, a thermal transfer method, or the like.
[0021]
FIG. 1 is a schematic diagram of the first staining method of the present invention. As shown in FIG. 1A, an
[0022]
As shown in FIG. 1C, when the
[0023]
The heat treatment may be performed in the air, but is preferably performed in a steam atmosphere. When performing the heat treatment in a steam atmosphere, the relative humidity in the steam atmosphere is preferably 50 to 100%. When the relative humidity is less than 50%, no dyeing effect is exhibited. In the case of performing the heat treatment in the atmosphere, an electric furnace or the like can be used, but in the case of dyeing in a steam atmosphere, an autoclave or a pressure cooker is used.
[0024]
The heating temperature depends on the desired dyeing concentration, but may usually be about 80 to 200 ° C. If the heating temperature is lower than 80 ° C., a sufficient dyeing effect cannot be obtained, and if it is higher than 200 ° C., discoloration and deformation of the plastic lens occur. A more preferred heating temperature is 100 to 150 ° C.
[0025]
The heating time depends on the desired dyeing concentration, but is usually about 10 to 120 minutes. If the heating time is less than 10 minutes, a sufficient dyeing effect cannot be obtained, and if the heating time is more than 120 minutes, discoloration and deformation of the plastic lens occur.
[0026]
(2) Second dyeing method In the second dyeing method, after the water-soluble paper described in [1] is brought into close contact with a plastic lens, an ink containing a sublimable dye is inkjet-printed on the water-soluble paper, and the plastic lens is heated. (Or heating in a steam atmosphere) to dye a plastic lens.
[0027]
FIG. 2 is a schematic diagram of the second staining method of the present invention. As shown in FIG. 2A,
[0028]
【Example】
The present invention will be described in more detail with reference to the following examples, but the present invention is not limited thereto.
[0029]
Example 1
As shown in FIG. 1A, an
[0030]
The
[0031]
As shown in FIG. 1D, when the dyed
[0032]
Example 2
As shown in FIG. 2A,
[0033]
As shown in FIG. 1D, when the dyed
[0034]
Example 3
As shown in FIGS. 2A and 2B, the
[0035]
As shown in FIG. 1D, when the dyed
[0036]
Example 4
Printing was carried out on the same water-
[0037]
As shown in FIG. 1D, when the dyed
[0038]
Example 5
As shown in FIGS. 2A and 2B, the water-
[0039]
As shown in FIG. 1D, when the dyed
[0040]
Comparative Example 1
An ink containing a sublimation disperse dye was printed on plain paper in the same manner as in Example 1, and the sublimable dye side of the plain paper was fixed to a lens holding member in contact with a plastic lens, and the lens was placed in an electric furnace. After placing, the plastic lens was heated to 120 ° C. and dyed for 20 minutes.
[0041]
The transmittance of the obtained colored lens was measured with monochromatic light having a wavelength of 550 nm, and was found to be 90%. Further, when the leveling property and the coloring density of the colored lens were visually inspected, the entire lens was more uneven and the dyeing density was lower than that of the dyed lens using water-soluble paper.
[0042]
Comparative Example 2
In the same manner as in Comparative Example 1, plain paper on which a sublimable dye was printed was fixed to a lens holding member in a state of being in contact with a plastic lens, and the lens was placed in an autoclave. The lens was heated to 120 ° C. in a steam atmosphere with a relative humidity of 100% in the autoclave, and dyed for 20 minutes.
[0043]
When the transmittance of the obtained colored lens was measured with monochromatic light having a wavelength of 550 nm, it was 78%. Further, when the leveling property and the coloring density of the colored lens were visually inspected, the entire lens was more uneven and the dyeing density was lower than that of the dyed lens using water-soluble paper.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, in the method for dyeing a plastic lens of the present invention using water-soluble paper, since the water-soluble paper adheres to the plastic lens, the plastic lens can be dyed at a high concentration without unevenness. Further, after dyeing, the water-soluble paper can be removed from the plastic lens by a large amount of water, so that the processing after dyeing is easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a method for dyeing a plastic lens according to the present invention. (C) shows how the obtained plastic lens is heated (heated in a water vapor atmosphere), and (d) shows dyeing. Thereafter, a state in which the water-soluble paper is removed from the plastic lens by immersing in a water bath is shown.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing another method for dyeing a plastic lens according to the present invention, wherein (a) shows a state in which water is contained in water-soluble paper on the plastic lens and the water-soluble paper is brought into close contact with the plastic lens. (B) shows a state in which ink containing a sublimable dye is printed on water-soluble paper adhered to a plastic lens by an ink jet printer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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