JP2004281216A - 金属蒸気放電ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】相関色温度3500K〜5000Kの白色光を有し、平均演色評価数Raは90以上であり、同時に赤色の特殊演色評価数R9も90程度を有し、かつ高効率なランプを提供することを目的とする。
【解決手段】両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀および緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなり、前記金属ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率を55モル%〜75モル%とする。
【選択図】 図1
【解決手段】両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀および緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなり、前記金属ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率を55モル%〜75モル%とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は透光性セラミックスを発光管に用いた金属蒸気放電ランプの演色性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
透光性セラミックスを発光管に用いた金属蒸気放電ランプは、旧来の、石英ガラスを発光管に用いた金属蒸気放電ランプに比べ、発光管材料と封入物質である金属ハロゲン化物との反応が少ないため、長寿命であり、かつ安定した色特性を得ることができる。また、透光性セラミックス製の発光管では、発光管材料と封入物質である金属ハロゲン化物との反応が少なく、耐熱性もあるため、発光管の壁面負荷(W/cm2)および最冷部温度を上げることができ、石英ガラス製の発光管より動作温度を上げることが出来る。すなわち、封入物質であるハロゲン化ナトリウムの特性を利用し、高演色性および高いランプ効率を得ることができる。
【0003】
この種の金属蒸気放電ランプは、既に屋内の商業スペース用照明として実用化されていて、相関色温度3500K〜5000Kの白色光タイプでは9000時間の長寿命、90lm/Wの高いランプ効率と平均演色評価数Ra90以上を有することが知られている。
また、ランプの長寿命化のためにランプの波高率を制限し、ヨウ化カルシウムを30モル%〜50モル%を有する事が記載されている先行技術がある(例えば特許文献1参照)。しかし、この範囲では赤色の特殊演色評価数R9の改善が十分には効果的でないことが分かった。
【0004】
【特許文献1】
国際公開98−45872号公報(4頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この金属蒸気放電ランプにおいては、赤色の特殊演色評価数R9が40〜80程度であり、屋内の商業スペース用照明としては十分とはいえない。
本発明はこのような問題点を解決する為になされたもので、相関色温度3500K〜5000Kの白色光を有し、平均演色評価数Raは90以上であり、同時に赤色の特殊演色評価数R9も90程度を有し、かつ高効率なランプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の金属蒸気放電ランプは、両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀および緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなり、前記金属ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率が55モル%〜75モル%であることを特徴とする。
【0007】
これによってハロゲン化カルシウムの成分による赤色のスペクトル領域における発光により、高効率、演色評価数Raを90以上に維持し、かつ赤色演色評価数R9を90程度に改善することができる。
【0008】
前記希土類系ハロゲン化物は、ハロゲン化ディスプロシウム、ハロゲン化ホルミウム、ハロゲン化ツリウムのうち少なくとも1つであるとすることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1乃至図3を用いて説明する。
図1に示す本発明の150W金属蒸気放電ランプは、外管2内に透光性セラミックスからなる発光管1を有し金属支柱3で接続された構成を有している。ここで、4はステム、5は口金であり、外管2内は真空に排気されている。
【0010】
発光管1内には所定量の水銀とアルゴンガス、そして、金属ハロゲン化物としてヨウ化ディスプロシウム(DyI3)、ヨウ化タリウム(TlI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)およびヨウ化カルシウム(CaI2)が封入されている。ここでアルゴンガスは緩衝ガスとして用いられる。
【0011】
図2に示す透光性セラミックスからなる発光管1は、円筒形状の放電容器11と、外径が放電容器外径10mmのほぼ1/3であり、かつ、内径を1mm、肉厚を1mmとした細管部12a,12bが、放電容器の中心穴においてディスクを介して一体的に焼結されている。ここで、細管部12a、12bはディスク外面からの突き出し長を14mmとし構成した。また、この細管部12a、12bの内部には、先端にタングステンからなる電極を有する電流導入体13a、13bがシール材14a、14bによって封着されている。
【0012】
表1に、封入金属ハロゲン化物総量10mgの内、ヨウ化カルシウム(CaI2)を60.0モル%添加した本実施形態の金属蒸気放電ランプ(以下、本発明品という)と、本発明品と同様の構造を有し、ヨウ化カルシウム(CaI2)を添加していない封入物を用いた従来ランプ(比較ランプ品1)と、本発明と同様の構造を有し、ヨウ化カルシウム(CaI2)を45モル%添加した封入物を用いた従来ランプ(比較ランプ品2)との初期特性を示す。
【0013】
【表1】
【0014】
一般的に演色評価数Raとランプ効率は反比例の関係になっている。そのため演色評価数Raを上げれば、必然的にランプ効率は下がってしまう。しかし表1のように、ヨウ化カルシウム(CaI2)を60モル%添加した封入物を用いた本発明品は、平均演色評価数Raおよび赤色の特殊演色評価数R9とも90以上と高く、ランプ効率90lm/W以上を保つ。また、色温度4130Kの白色光を持ち、非常に良好なランプ特性を示した。
【0015】
一方、ヨウ化カルシウム(CaI2)を添加していないか、添加していても45モル%では、ランプ効率90lm/W以上で、色温度4300K〜4600Kの白色光を持ち、平均演色評価数Raも90以上と高いが、赤色の特殊演色評価数R9は50〜80程度であり、90程度に改善することはできない。
【0016】
図3に、ヨウ化ディスプロシウム(DyI3):ヨウ化タリウム(TlI):ヨウ化ナトリウム(NaI)の添加組成比(モル%)を保ったまま、封入金属ハロゲン化物総量に対するヨウ化カルシウム(CaI2)の組成比(モル%)を変化させたときの平均演色評価数Raの変化(点線)、赤色の特殊演色評価数R9(実線)の変化およびランプ効率(一点鎖線)の変化を示す。ここに示すように、ヨウ化カルシウム(CaI2)の組成比が55モル%を超えるとR9が90程度に達する。しかし、ヨウ化カルシウム(CaI2)の組成比が75モル%を超えると演色評価数Raが90未満に低下し、更にランプ効率も低下してしまう。
【0017】
そこで、発光管1に封入する金属ハロゲン化物の総量に対するハロゲン化カルシウム添加量の比率を55モル%〜75モル%にすることで、ハロゲン化カルシウムの成分による赤色のスペクトル領域における発光により、高効率で、90以上の演色評価数Raを持ち、かつR9が90程度を有する演色性に非常に優れたランプを実現できた。
【0018】
その他の実施例として、封入金属ハロゲン化物総量15mgの内、ヨウ化カルシウム(CaI2)を55モル%添加した、本発明の定格電力250Wの金属蒸気放電ランプの初期特性は、色温度4040Kの白色を有し、ランプ効率は95lm/Wであり、Raは91であり、R9は90であった。
【0019】
なお、上記実施例では、希土類系ハロゲン化物にヨウ化ディスプロシウム(DyI3)を用いたが、ヨウ化ホルミウム(HoI3)やヨウ化ツリウム(TmI3)等のヨウ化ディスプロシウム(DyI3)以外の希土類系ハロゲン化物や、これらの混合物を用いてもよい。また、ヨウ化物以外の臭化物や塩化物等の金属ハロゲン化物やこれらを混合して用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀および緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなり、前記金属ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率が55モル%〜75モル%である構成を有することによって、屋内の商業スペース用照明に適した相関色温度3500K〜5000Kの白色光を有し、平均演色評価数Raは90以上であり、同時に赤色の演色評価数R9も90程度を有し、かつ高効率なランプを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である金属蒸気放電ランプの外観図。
【図2】本発明の実施の形態である発光管の断面図。
【図3】封入金属ハロゲン化物総量に対するヨウ化カルシウムCaI2の組成比(モル%)とランプ効率(lm/W)、平均演色評価数Ra、赤色の演色評価数R9の関係を示す図。
【符号の説明】
1 発光管
2 外管
3 金属支柱
4 ステム
5 口金
11 放電容器
12a,12b 細管部
13a,13b 電流導入体
14a,14b シール材
【発明の属する技術分野】
本発明は透光性セラミックスを発光管に用いた金属蒸気放電ランプの演色性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
透光性セラミックスを発光管に用いた金属蒸気放電ランプは、旧来の、石英ガラスを発光管に用いた金属蒸気放電ランプに比べ、発光管材料と封入物質である金属ハロゲン化物との反応が少ないため、長寿命であり、かつ安定した色特性を得ることができる。また、透光性セラミックス製の発光管では、発光管材料と封入物質である金属ハロゲン化物との反応が少なく、耐熱性もあるため、発光管の壁面負荷(W/cm2)および最冷部温度を上げることができ、石英ガラス製の発光管より動作温度を上げることが出来る。すなわち、封入物質であるハロゲン化ナトリウムの特性を利用し、高演色性および高いランプ効率を得ることができる。
【0003】
この種の金属蒸気放電ランプは、既に屋内の商業スペース用照明として実用化されていて、相関色温度3500K〜5000Kの白色光タイプでは9000時間の長寿命、90lm/Wの高いランプ効率と平均演色評価数Ra90以上を有することが知られている。
また、ランプの長寿命化のためにランプの波高率を制限し、ヨウ化カルシウムを30モル%〜50モル%を有する事が記載されている先行技術がある(例えば特許文献1参照)。しかし、この範囲では赤色の特殊演色評価数R9の改善が十分には効果的でないことが分かった。
【0004】
【特許文献1】
国際公開98−45872号公報(4頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この金属蒸気放電ランプにおいては、赤色の特殊演色評価数R9が40〜80程度であり、屋内の商業スペース用照明としては十分とはいえない。
本発明はこのような問題点を解決する為になされたもので、相関色温度3500K〜5000Kの白色光を有し、平均演色評価数Raは90以上であり、同時に赤色の特殊演色評価数R9も90程度を有し、かつ高効率なランプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の金属蒸気放電ランプは、両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀および緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなり、前記金属ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率が55モル%〜75モル%であることを特徴とする。
【0007】
これによってハロゲン化カルシウムの成分による赤色のスペクトル領域における発光により、高効率、演色評価数Raを90以上に維持し、かつ赤色演色評価数R9を90程度に改善することができる。
【0008】
前記希土類系ハロゲン化物は、ハロゲン化ディスプロシウム、ハロゲン化ホルミウム、ハロゲン化ツリウムのうち少なくとも1つであるとすることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1乃至図3を用いて説明する。
図1に示す本発明の150W金属蒸気放電ランプは、外管2内に透光性セラミックスからなる発光管1を有し金属支柱3で接続された構成を有している。ここで、4はステム、5は口金であり、外管2内は真空に排気されている。
【0010】
発光管1内には所定量の水銀とアルゴンガス、そして、金属ハロゲン化物としてヨウ化ディスプロシウム(DyI3)、ヨウ化タリウム(TlI)、ヨウ化ナトリウム(NaI)およびヨウ化カルシウム(CaI2)が封入されている。ここでアルゴンガスは緩衝ガスとして用いられる。
【0011】
図2に示す透光性セラミックスからなる発光管1は、円筒形状の放電容器11と、外径が放電容器外径10mmのほぼ1/3であり、かつ、内径を1mm、肉厚を1mmとした細管部12a,12bが、放電容器の中心穴においてディスクを介して一体的に焼結されている。ここで、細管部12a、12bはディスク外面からの突き出し長を14mmとし構成した。また、この細管部12a、12bの内部には、先端にタングステンからなる電極を有する電流導入体13a、13bがシール材14a、14bによって封着されている。
【0012】
表1に、封入金属ハロゲン化物総量10mgの内、ヨウ化カルシウム(CaI2)を60.0モル%添加した本実施形態の金属蒸気放電ランプ(以下、本発明品という)と、本発明品と同様の構造を有し、ヨウ化カルシウム(CaI2)を添加していない封入物を用いた従来ランプ(比較ランプ品1)と、本発明と同様の構造を有し、ヨウ化カルシウム(CaI2)を45モル%添加した封入物を用いた従来ランプ(比較ランプ品2)との初期特性を示す。
【0013】
【表1】
【0014】
一般的に演色評価数Raとランプ効率は反比例の関係になっている。そのため演色評価数Raを上げれば、必然的にランプ効率は下がってしまう。しかし表1のように、ヨウ化カルシウム(CaI2)を60モル%添加した封入物を用いた本発明品は、平均演色評価数Raおよび赤色の特殊演色評価数R9とも90以上と高く、ランプ効率90lm/W以上を保つ。また、色温度4130Kの白色光を持ち、非常に良好なランプ特性を示した。
【0015】
一方、ヨウ化カルシウム(CaI2)を添加していないか、添加していても45モル%では、ランプ効率90lm/W以上で、色温度4300K〜4600Kの白色光を持ち、平均演色評価数Raも90以上と高いが、赤色の特殊演色評価数R9は50〜80程度であり、90程度に改善することはできない。
【0016】
図3に、ヨウ化ディスプロシウム(DyI3):ヨウ化タリウム(TlI):ヨウ化ナトリウム(NaI)の添加組成比(モル%)を保ったまま、封入金属ハロゲン化物総量に対するヨウ化カルシウム(CaI2)の組成比(モル%)を変化させたときの平均演色評価数Raの変化(点線)、赤色の特殊演色評価数R9(実線)の変化およびランプ効率(一点鎖線)の変化を示す。ここに示すように、ヨウ化カルシウム(CaI2)の組成比が55モル%を超えるとR9が90程度に達する。しかし、ヨウ化カルシウム(CaI2)の組成比が75モル%を超えると演色評価数Raが90未満に低下し、更にランプ効率も低下してしまう。
【0017】
そこで、発光管1に封入する金属ハロゲン化物の総量に対するハロゲン化カルシウム添加量の比率を55モル%〜75モル%にすることで、ハロゲン化カルシウムの成分による赤色のスペクトル領域における発光により、高効率で、90以上の演色評価数Raを持ち、かつR9が90程度を有する演色性に非常に優れたランプを実現できた。
【0018】
その他の実施例として、封入金属ハロゲン化物総量15mgの内、ヨウ化カルシウム(CaI2)を55モル%添加した、本発明の定格電力250Wの金属蒸気放電ランプの初期特性は、色温度4040Kの白色を有し、ランプ効率は95lm/Wであり、Raは91であり、R9は90であった。
【0019】
なお、上記実施例では、希土類系ハロゲン化物にヨウ化ディスプロシウム(DyI3)を用いたが、ヨウ化ホルミウム(HoI3)やヨウ化ツリウム(TmI3)等のヨウ化ディスプロシウム(DyI3)以外の希土類系ハロゲン化物や、これらの混合物を用いてもよい。また、ヨウ化物以外の臭化物や塩化物等の金属ハロゲン化物やこれらを混合して用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀および緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなり、前記金属ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率が55モル%〜75モル%である構成を有することによって、屋内の商業スペース用照明に適した相関色温度3500K〜5000Kの白色光を有し、平均演色評価数Raは90以上であり、同時に赤色の演色評価数R9も90程度を有し、かつ高効率なランプを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である金属蒸気放電ランプの外観図。
【図2】本発明の実施の形態である発光管の断面図。
【図3】封入金属ハロゲン化物総量に対するヨウ化カルシウムCaI2の組成比(モル%)とランプ効率(lm/W)、平均演色評価数Ra、赤色の演色評価数R9の関係を示す図。
【符号の説明】
1 発光管
2 外管
3 金属支柱
4 ステム
5 口金
11 放電容器
12a,12b 細管部
13a,13b 電流導入体
14a,14b シール材
Claims (2)
- 両端部に一対の電極を有し、かつ内部に金属ハロゲン化物、水銀及び緩衝ガスが封入された透光性セラミックスからなる発光管と、前記発光管を内蔵した外管を備え、前記金属ハロゲン化物は少なくともハロゲン化ナトリウム、ハロゲン化タリウム、ハロゲン化カルシウムおよび少なくとも1種類の希土類系ハロゲン化物からなる金属蒸気放電ランプにおいて、前記ハロゲン化物の総量に対する前記ハロゲン化カルシウムの比率が55モル%〜75モル%であることを特徴とする金属蒸気放電ランプ。
- 前記希土類系ハロゲン化物は、ハロゲン化ディスプロシウム、ハロゲン化ホルミウム、ハロゲン化ツリウムのうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の金属蒸気放電ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003070576A JP2004281216A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | 金属蒸気放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003070576A JP2004281216A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | 金属蒸気放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004281216A true JP2004281216A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33287288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003070576A Pending JP2004281216A (ja) | 2003-03-14 | 2003-03-14 | 金属蒸気放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004281216A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7714512B2 (en) | 2005-10-19 | 2010-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | High red color rendition metal halide lamp |
-
2003
- 2003-03-14 JP JP2003070576A patent/JP2004281216A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7714512B2 (en) | 2005-10-19 | 2010-05-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | High red color rendition metal halide lamp |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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