JP2004271617A - 立体映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】視差のある2つの映像を表示する液晶表示器(10)の斜めに並ぶ画素(10p)に対応する開口を有するバリアによって光の進路を規制して立体映像を提供する立体映像表示装置における、液晶表示器に印加する駆動電圧の極性のフレームごとの反転に起因するちらつきを防止する。
【解決手段】液晶表示器に印加する駆動電圧の極性を、横方向については1画素ごとに、縦方向については複数画素ごとに逆にして、斜め方向について所定数の画素ごとに逆にする。
【選択図】 図8
【解決手段】液晶表示器に印加する駆動電圧の極性を、横方向については1画素ごとに、縦方向については複数画素ごとに逆にして、斜め方向について所定数の画素ごとに逆にする。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体的な映像を提供する立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
視差のある2つの映像を表示して、一方の映像光を左眼に導き他方の映像光を右眼に導くことにより、立体的な映像を提供する立体映像表示装置が提案されている。立体映像を提供するためには、左眼用の映像光が左眼のみに入射し、右眼用の映像光が右眼のみに入射するようにする必要があり、その一法として、光の進路を規制するバリアを用いることが行われている。左眼用の映像と右眼用の映像を並べて表示し、大きなバリアでそれらの映像光の進路を規制することもできるが、そのようにすると左眼用の映像光と右眼用の映像光の進行方向に過大な角度差が生じて、自然な立体映像を提供することは難しい。
【0003】
そこで、左眼用の映像と右眼用の映像を一部分ずつ交互に並べて表示し、両映像の各部分に対応する複数の開口を有するバリアを用いるパララックスバリア方式の立体映像表示装置が知られている。このような立体映像表示装置の構成を図1の断面図に模式的に示す。
【0004】
図1(a)の立体映像表示装置は、液晶表示器10、バリア20、および照明器30より成る。液晶表示器10は、多数の画素10pを有し、左右方向に並ぶ1画素ごとに、左眼用の映像Lと右眼用の映像Rを交互に表示する。バリア20は、表示器10の画素10pと同程度の幅の開口20aを2つの画素10pごとに有し、液晶表示器10からの映像光のうち開口20aに入射するもの以外を遮断する。照明器30(バックライト)は液晶表示器10を背面から照射する照明光を発し、液晶表示器10は、表示した映像によって照明光を変調して映像を表す映像光とする。
【0005】
バリア20の開口20aに対する左眼用の映像Lと右眼用の映像Rの位置には差があり、これにより、開口20a通過後の左眼用の映像Lの映像光の進行方向と右眼用の映像Rの映像光の進行方向に差が生じて、観察者の左眼には左眼用の映像Lの映像光のみが入射し、右眼には右眼用の映像Rの映像光のみが入射する。
【0006】
図1(b)に示すように、バリア20を液晶表示器10と照明器30の間に配置することも可能である。照明器30からの光はバリア20によって進路を規制され、左眼用の映像Lに入射する照明光と右眼用の映像Rに入射する照明光の進行方向には角度差が生じる。この角度差は映像光となった後も保たれ、観察者の左眼には左眼用の映像Lの映像光のみが入射し、右眼には右眼用の映像Rの映像光のみが入射する。
【0007】
バリア20としては開口20aを有する金属板を用いることができる。また、液晶表示器を用いて、バリア20を表示することもできる。すなわち、液晶表示器の一部分を光を透過させる配向として開口20aとし、他の部分を光を遮断する配向として、バリア20を現出する。液晶表示器を用いると、その全体で光を透過させる配向にしてバリア20として機能しない設定とすることも可能であり、立体映像を提供することと、非立体的な通常の映像を提供することを、切り替えることができる。
【0008】
バリア20の正面図を図2(a)に模式的に示す。一般に、開口20aは、バリア20の上端から下端に達する長いストライプ状とされる(例えば、特開2000−78617号)。図2(b)に示すように、液晶表示器10の略1画素分の大きさの開口20bとして、斜め方向に並ぶ画素に対応して階段状に配列することも行われている。なお、この例では、開口20bは、左右方向については4画素に1つの割合で設けられている。
【0009】
液晶表示器は、表示する映像のフレームの切り替え速度を高めるために、通常、1フレームごとに極性が反転する電圧を印加されて駆動される。また、左右方向、上下方向ともに1画素ごとに、極性の異なる駆動電圧を印加される。液晶表示器の駆動電圧の極性を図3に示す。図3において、(a)はnフレーム目の駆動電圧、(b)は(n+1)フレーム目の駆動電圧である。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−78617号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、液晶表示器に駆動電圧を印加する駆動部として特に高性能のものを用いなければ、駆動電圧の大きさが、極性によって、すなわち正であるか負であるかによって、相違する傾向にある。駆動電圧の大きさに差が生じた例を図4に模式的に示す。この例では、正の駆動電圧Vpが負の駆動電圧Vnよりも大きい。駆動電圧の大きさに差があると、直線偏光の偏光面を回転させる画素の能力に変動が生じて、映像光の光量も変動する。
【0012】
このような駆動電圧であっても、図2(a)に示す長いストライプ状の開口20aを有するバリア20を使用するときは、ちらつきのない立体映像を提供することができる。図3に示す駆動電圧の極性と、図2(a)のバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図5に示す。これは、バリア20を液晶表示器10に対して左方に半画素分ずらしたときのものである。後に示す同様の図も、バリアを液晶表示器に対して左方にずらした場合のものである。
【0013】
図5より判るように、左眼にも右眼にも常に、正に印加された画素と負に印加された画素からの光が入射する。したがって、正の駆動電圧を印加された画素と負の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量が平均化され、フレームごとに映像光の光量が変動することがなく、ちらつきが生じない。
【0014】
しかしながら、図2(b)に示した斜め方向に並ぶ開口20bを有するバリア20を使用するときは、ちらつきが生じる。図3に示す駆動電圧の極性と、図2(b)のバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図6に示す。図6(a)より判るように、nフレーム目では、左眼には正の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射し、右眼には負の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射する。一方、図6(b)より判るように、(n+1)フレーム目では逆に、左眼には負の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射し、右眼には正の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射する。したがって、フレームが変わるごとに、左眼に入射する映像光の光量と右眼に入射する映像光の光量が変動し、ちらつきが生じる。
【0015】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、液晶表示器の駆動部を特に高性能にしなくても、斜めに並ぶ開口を有するバリアを用いて、ちらつきのない立体映像を提供することが可能な立体映像表示装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、縦横に配列された複数の画素を有し、視差のある複数の映像を横方向に交互に並べて表示する液晶表示器と、液晶表示器の画素に駆動電圧を印加してフレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動部と、液晶表示器の斜め方向に並ぶ画素に対応して斜め方向に並ぶ複数の開口を有し、開口以外の部分で光を遮断するバリアを備え、バリアによって液晶表示器からの映像光の進路を規制して複数の映像光の進行方向を相違させ、左右の眼に異なる映像の映像光を導いて、立体的な映像を提供する立体映像表示装置において、駆動部が、液晶表示器の斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに正の駆動電圧と負の駆動電圧を交互に印加し、フレームごとに印加する駆動電圧の極性を反転させるものとする。
【0017】
本発明ではまた、縦横に配列された複数の画素を有し、視差のある複数の映像を横方向に交互に並べて表示し、与えられる照明光を表示した映像によって映像光とする液晶表示器と、液晶表示器の画素に駆動電圧を印加してフレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動部と、液晶表示器に照明光を与える照明器と、液晶表示器の斜め方向に並ぶ画素に対応して斜め方向に並ぶ複数の開口を有し、開口以外の部分で光を遮断するバリアを備え、バリアによって照明器からの照明光の進路を規制して複数の映像を照明する照明光の進行方向を相違させることにより、左右の眼に異なる映像の映像光を導いて、立体的な映像を提供する立体映像表示装置において、駆動部が、液晶表示器の斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに正の駆動電圧と負の駆動電圧を交互に印加し、フレームごとに印加する駆動電圧の極性を反転させるものとする。
【0018】
上記のいずれの立体映像表示装置においても、斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに極性の異なる駆動電圧を印加するため、画素に対して斜め方向に並ぶバリアの開口を介して、観察者の左眼と右眼にはそれぞれ、正の駆動電圧を印加された画素からの映像光と、負の駆動電圧を印加された画素からの映像光が入射し、映像光の光量が常に平均化されて、ちらつきが生じない。駆動電圧の極性を逆にする画素の所定数は、1としてもよいし、2以上としてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図7に本実施形態の立体映像表示装置1の回路構成を模式的に示す。立体映像表示装置1は、光の進路を規制するためのバリアを液晶表示器によって現出する方法を採用しており、映像表示用の液晶表示器10、バリア表示用の液晶表示器40、装置全体の動作を制御する制御部50、映像表示用の液晶表示器10に駆動電圧を印加する駆動部60、およびバリア表示用の液晶表示器40に駆動電圧を印加する駆動部70を備える。なお、立体映像表示装置1は、液晶表示器40が表示したバリアによって映像光の進路を規制する図1(a)の構成と、液晶表示器40が表示したバリアによって照明光の進路を規制する図1(b)の構成の、いずれにも適用可能である。
【0020】
制御部50は、提供する映像を表す映像信号を駆動部60に与え、駆動部60は、その映像信号に応じて液晶表示器10に駆動電圧を印加する。制御部50は、立体的な映像を提供するときは、視差のある左眼用の映像と右眼用の映像を表す映像信号を駆動部60に与えるとともに、図2(b)に示す斜め方向に並ぶ開口20bを含むバリア20を表す映像信号を駆動部70に与える。また、非立体的な通常の映像を提供するときは、単一の映像を表す映像信号を駆動部60に与えるとともに、バリアを表さない(光を全て透過させる)映像信号を駆動部70に与える。
【0021】
駆動部60、70は、液晶表示器10、40の画素に、液晶表示器10が表示する映像の1フレームごとに極性が反転する駆動電圧を印加する。駆動部60が映像表示用の液晶表示器10の各画素10pに印加する駆動電圧の極性を図8に示す。図8において、(a)はnフレーム目の駆動電圧を表し、(b)は(n+1)フレーム目の駆動電圧を表す。図8に示すように、駆動部60が液晶表示器10に印加する駆動電圧の極性は、横方向については1画素ごとに反転し、縦方向については2画素ごとに反転し、バリア20の開口20bの列に対応する斜め方向については2画素ごとに反転する。
【0022】
図8に示す液晶表示器10の駆動電圧の極性と、液晶表示器40が表示するバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図9に示す。図9において、(a)はnフレーム目のものであり、(b)は(n+1)フレーム目のものである。なお、前述のように、バリア20は、液晶表示器10に対して左方にずらして配置されている。
【0023】
図9(a)より判るように、nフレーム目では、左眼には正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。図9(b)より判るように、(n+1)フレーム目も同様に、左眼には正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。
【0024】
したがって、駆動部60からの駆動電圧に極性による差があったとしても、正の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量と負の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量は、常に平均化されることになり、フレームが変わるごとに映像光の光量が変動するという事態は発生せず、ちらつきは生じない。
【0025】
駆動部60が映像表示用の液晶表示器10の各画素10pに印加する他の駆動電圧の極性を図10に示す。図10において、(a)はnフレーム目の駆動電圧を表し、(b)は(n+1)フレーム目の駆動電圧を表す。図10に示すように、駆動部60が液晶表示器10に印加する駆動電圧の極性は、横方向については1画素または2画素ごとに反転し、縦方向については4画素ごとに反転し、バリア20の開口20bの列に対応する斜め方向については1画素ごとに反転する。
【0026】
図10に示す液晶表示器10の駆動電圧の極性と、液晶表示器40が表示するバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図11に示す。図11において、(a)はnフレーム目のものであり、(b)は(n+1)フレーム目のものである。
【0027】
図11(a)より判るように、nフレーム目では、左眼には正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。図11(b)より判るように、(n+1)フレーム目も同様に、左眼には正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。
【0028】
したがって、駆動部60からの駆動電圧に極性による差があったとしても、正の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量と負の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量は、常に平均化されることになり、フレームが変わるごとに映像光の光量が変動するという事態は発生せず、ちらつきは生じない。この駆動電圧の極性では、図8に示す駆動電圧の極性よりも、各フレームにおける映像の微小な部分ごとの映像光の光量差も軽減され、一層高品位の立体映像を提供することができる。
【0029】
なお、斜め方向に並ぶ画素の駆動電圧の極性を何画素ごとに反転させるかは、バリア20の開口20bを横方向について何画素に1開口の割合で現出するかに応じて定めればよい。また、本実施形態では、立体映像の提供と非立体的な通常の映像の提供を切り替え得るようにするために、液晶表示器40によってバリア20を現出するようにしたが、本発明は、例えば開口20bを有する金属板をバリア20として用いて常に立体映像を提供する立体映像表示装置にも有用である。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、液晶表示器に極性の反転する駆動電圧を印加する駆動部を特に高性能としなくても、ちらつきのない立体映像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バリアによって光の進路を規制する立体映像表示装置の一般的な構成を模式的に示す断面図。
【図2】立体映像表示装置に用いられるバリアを模式的に示す正面図。
【図3】液晶表示器に印加される従来の駆動電圧の極性を示す図。
【図4】極性によって大きさに差が生じた駆動電圧の例を模式的に示す図。
【図5】図3の駆動電圧の極性と、図2(a)のバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【図6】図3の駆動電圧の極性と、図2(b)のバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【図7】本発明の一実施形態である立体映像表示装置の回路構成を模式的に示す図。
【図8】上記立体映像表示装置の駆動部が映像表示用の液晶表示器の各画素に印加する駆動電圧の極性を示す図。
【図9】図8の駆動電圧の極性と、バリア表示用の液晶表示器が表示するバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【図10】上記立体映像表示装置の駆動部が映像表示用の液晶表示器の各画素に印加する他の駆動電圧の極性を示す図。
【図11】図10の駆動電圧の極性と、バリア表示用の液晶表示器が表示するバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【符号の説明】
1 立体映像表示装置
10 映像表示用液晶表示器
10p 画素
20 バリア
20a 開口
30 照明器
40 バリア表示用液晶表示器
50 制御部
60 映像表示用駆動部
70 バリア表示用駆動部
【発明の属する技術分野】
本発明は、立体的な映像を提供する立体映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
視差のある2つの映像を表示して、一方の映像光を左眼に導き他方の映像光を右眼に導くことにより、立体的な映像を提供する立体映像表示装置が提案されている。立体映像を提供するためには、左眼用の映像光が左眼のみに入射し、右眼用の映像光が右眼のみに入射するようにする必要があり、その一法として、光の進路を規制するバリアを用いることが行われている。左眼用の映像と右眼用の映像を並べて表示し、大きなバリアでそれらの映像光の進路を規制することもできるが、そのようにすると左眼用の映像光と右眼用の映像光の進行方向に過大な角度差が生じて、自然な立体映像を提供することは難しい。
【0003】
そこで、左眼用の映像と右眼用の映像を一部分ずつ交互に並べて表示し、両映像の各部分に対応する複数の開口を有するバリアを用いるパララックスバリア方式の立体映像表示装置が知られている。このような立体映像表示装置の構成を図1の断面図に模式的に示す。
【0004】
図1(a)の立体映像表示装置は、液晶表示器10、バリア20、および照明器30より成る。液晶表示器10は、多数の画素10pを有し、左右方向に並ぶ1画素ごとに、左眼用の映像Lと右眼用の映像Rを交互に表示する。バリア20は、表示器10の画素10pと同程度の幅の開口20aを2つの画素10pごとに有し、液晶表示器10からの映像光のうち開口20aに入射するもの以外を遮断する。照明器30(バックライト)は液晶表示器10を背面から照射する照明光を発し、液晶表示器10は、表示した映像によって照明光を変調して映像を表す映像光とする。
【0005】
バリア20の開口20aに対する左眼用の映像Lと右眼用の映像Rの位置には差があり、これにより、開口20a通過後の左眼用の映像Lの映像光の進行方向と右眼用の映像Rの映像光の進行方向に差が生じて、観察者の左眼には左眼用の映像Lの映像光のみが入射し、右眼には右眼用の映像Rの映像光のみが入射する。
【0006】
図1(b)に示すように、バリア20を液晶表示器10と照明器30の間に配置することも可能である。照明器30からの光はバリア20によって進路を規制され、左眼用の映像Lに入射する照明光と右眼用の映像Rに入射する照明光の進行方向には角度差が生じる。この角度差は映像光となった後も保たれ、観察者の左眼には左眼用の映像Lの映像光のみが入射し、右眼には右眼用の映像Rの映像光のみが入射する。
【0007】
バリア20としては開口20aを有する金属板を用いることができる。また、液晶表示器を用いて、バリア20を表示することもできる。すなわち、液晶表示器の一部分を光を透過させる配向として開口20aとし、他の部分を光を遮断する配向として、バリア20を現出する。液晶表示器を用いると、その全体で光を透過させる配向にしてバリア20として機能しない設定とすることも可能であり、立体映像を提供することと、非立体的な通常の映像を提供することを、切り替えることができる。
【0008】
バリア20の正面図を図2(a)に模式的に示す。一般に、開口20aは、バリア20の上端から下端に達する長いストライプ状とされる(例えば、特開2000−78617号)。図2(b)に示すように、液晶表示器10の略1画素分の大きさの開口20bとして、斜め方向に並ぶ画素に対応して階段状に配列することも行われている。なお、この例では、開口20bは、左右方向については4画素に1つの割合で設けられている。
【0009】
液晶表示器は、表示する映像のフレームの切り替え速度を高めるために、通常、1フレームごとに極性が反転する電圧を印加されて駆動される。また、左右方向、上下方向ともに1画素ごとに、極性の異なる駆動電圧を印加される。液晶表示器の駆動電圧の極性を図3に示す。図3において、(a)はnフレーム目の駆動電圧、(b)は(n+1)フレーム目の駆動電圧である。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−78617号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、液晶表示器に駆動電圧を印加する駆動部として特に高性能のものを用いなければ、駆動電圧の大きさが、極性によって、すなわち正であるか負であるかによって、相違する傾向にある。駆動電圧の大きさに差が生じた例を図4に模式的に示す。この例では、正の駆動電圧Vpが負の駆動電圧Vnよりも大きい。駆動電圧の大きさに差があると、直線偏光の偏光面を回転させる画素の能力に変動が生じて、映像光の光量も変動する。
【0012】
このような駆動電圧であっても、図2(a)に示す長いストライプ状の開口20aを有するバリア20を使用するときは、ちらつきのない立体映像を提供することができる。図3に示す駆動電圧の極性と、図2(a)のバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図5に示す。これは、バリア20を液晶表示器10に対して左方に半画素分ずらしたときのものである。後に示す同様の図も、バリアを液晶表示器に対して左方にずらした場合のものである。
【0013】
図5より判るように、左眼にも右眼にも常に、正に印加された画素と負に印加された画素からの光が入射する。したがって、正の駆動電圧を印加された画素と負の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量が平均化され、フレームごとに映像光の光量が変動することがなく、ちらつきが生じない。
【0014】
しかしながら、図2(b)に示した斜め方向に並ぶ開口20bを有するバリア20を使用するときは、ちらつきが生じる。図3に示す駆動電圧の極性と、図2(b)のバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図6に示す。図6(a)より判るように、nフレーム目では、左眼には正の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射し、右眼には負の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射する。一方、図6(b)より判るように、(n+1)フレーム目では逆に、左眼には負の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射し、右眼には正の駆動電圧を印加された画素からの映像光のみが入射する。したがって、フレームが変わるごとに、左眼に入射する映像光の光量と右眼に入射する映像光の光量が変動し、ちらつきが生じる。
【0015】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、液晶表示器の駆動部を特に高性能にしなくても、斜めに並ぶ開口を有するバリアを用いて、ちらつきのない立体映像を提供することが可能な立体映像表示装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、縦横に配列された複数の画素を有し、視差のある複数の映像を横方向に交互に並べて表示する液晶表示器と、液晶表示器の画素に駆動電圧を印加してフレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動部と、液晶表示器の斜め方向に並ぶ画素に対応して斜め方向に並ぶ複数の開口を有し、開口以外の部分で光を遮断するバリアを備え、バリアによって液晶表示器からの映像光の進路を規制して複数の映像光の進行方向を相違させ、左右の眼に異なる映像の映像光を導いて、立体的な映像を提供する立体映像表示装置において、駆動部が、液晶表示器の斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに正の駆動電圧と負の駆動電圧を交互に印加し、フレームごとに印加する駆動電圧の極性を反転させるものとする。
【0017】
本発明ではまた、縦横に配列された複数の画素を有し、視差のある複数の映像を横方向に交互に並べて表示し、与えられる照明光を表示した映像によって映像光とする液晶表示器と、液晶表示器の画素に駆動電圧を印加してフレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動部と、液晶表示器に照明光を与える照明器と、液晶表示器の斜め方向に並ぶ画素に対応して斜め方向に並ぶ複数の開口を有し、開口以外の部分で光を遮断するバリアを備え、バリアによって照明器からの照明光の進路を規制して複数の映像を照明する照明光の進行方向を相違させることにより、左右の眼に異なる映像の映像光を導いて、立体的な映像を提供する立体映像表示装置において、駆動部が、液晶表示器の斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに正の駆動電圧と負の駆動電圧を交互に印加し、フレームごとに印加する駆動電圧の極性を反転させるものとする。
【0018】
上記のいずれの立体映像表示装置においても、斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに極性の異なる駆動電圧を印加するため、画素に対して斜め方向に並ぶバリアの開口を介して、観察者の左眼と右眼にはそれぞれ、正の駆動電圧を印加された画素からの映像光と、負の駆動電圧を印加された画素からの映像光が入射し、映像光の光量が常に平均化されて、ちらつきが生じない。駆動電圧の極性を逆にする画素の所定数は、1としてもよいし、2以上としてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図7に本実施形態の立体映像表示装置1の回路構成を模式的に示す。立体映像表示装置1は、光の進路を規制するためのバリアを液晶表示器によって現出する方法を採用しており、映像表示用の液晶表示器10、バリア表示用の液晶表示器40、装置全体の動作を制御する制御部50、映像表示用の液晶表示器10に駆動電圧を印加する駆動部60、およびバリア表示用の液晶表示器40に駆動電圧を印加する駆動部70を備える。なお、立体映像表示装置1は、液晶表示器40が表示したバリアによって映像光の進路を規制する図1(a)の構成と、液晶表示器40が表示したバリアによって照明光の進路を規制する図1(b)の構成の、いずれにも適用可能である。
【0020】
制御部50は、提供する映像を表す映像信号を駆動部60に与え、駆動部60は、その映像信号に応じて液晶表示器10に駆動電圧を印加する。制御部50は、立体的な映像を提供するときは、視差のある左眼用の映像と右眼用の映像を表す映像信号を駆動部60に与えるとともに、図2(b)に示す斜め方向に並ぶ開口20bを含むバリア20を表す映像信号を駆動部70に与える。また、非立体的な通常の映像を提供するときは、単一の映像を表す映像信号を駆動部60に与えるとともに、バリアを表さない(光を全て透過させる)映像信号を駆動部70に与える。
【0021】
駆動部60、70は、液晶表示器10、40の画素に、液晶表示器10が表示する映像の1フレームごとに極性が反転する駆動電圧を印加する。駆動部60が映像表示用の液晶表示器10の各画素10pに印加する駆動電圧の極性を図8に示す。図8において、(a)はnフレーム目の駆動電圧を表し、(b)は(n+1)フレーム目の駆動電圧を表す。図8に示すように、駆動部60が液晶表示器10に印加する駆動電圧の極性は、横方向については1画素ごとに反転し、縦方向については2画素ごとに反転し、バリア20の開口20bの列に対応する斜め方向については2画素ごとに反転する。
【0022】
図8に示す液晶表示器10の駆動電圧の極性と、液晶表示器40が表示するバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図9に示す。図9において、(a)はnフレーム目のものであり、(b)は(n+1)フレーム目のものである。なお、前述のように、バリア20は、液晶表示器10に対して左方にずらして配置されている。
【0023】
図9(a)より判るように、nフレーム目では、左眼には正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。図9(b)より判るように、(n+1)フレーム目も同様に、左眼には正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された2画素と負の駆動電圧を印加された2画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。
【0024】
したがって、駆動部60からの駆動電圧に極性による差があったとしても、正の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量と負の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量は、常に平均化されることになり、フレームが変わるごとに映像光の光量が変動するという事態は発生せず、ちらつきは生じない。
【0025】
駆動部60が映像表示用の液晶表示器10の各画素10pに印加する他の駆動電圧の極性を図10に示す。図10において、(a)はnフレーム目の駆動電圧を表し、(b)は(n+1)フレーム目の駆動電圧を表す。図10に示すように、駆動部60が液晶表示器10に印加する駆動電圧の極性は、横方向については1画素または2画素ごとに反転し、縦方向については4画素ごとに反転し、バリア20の開口20bの列に対応する斜め方向については1画素ごとに反転する。
【0026】
図10に示す液晶表示器10の駆動電圧の極性と、液晶表示器40が表示するバリア20を介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を図11に示す。図11において、(a)はnフレーム目のものであり、(b)は(n+1)フレーム目のものである。
【0027】
図11(a)より判るように、nフレーム目では、左眼には正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。図11(b)より判るように、(n+1)フレーム目も同様に、左眼には正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射し、右眼にも正の駆動電圧を印加された1画素と負の駆動電圧を印加された1画素とが交互に並ぶ画素の列からの光が入射する。
【0028】
したがって、駆動部60からの駆動電圧に極性による差があったとしても、正の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量と負の駆動電圧を印加された画素からの映像光の光量は、常に平均化されることになり、フレームが変わるごとに映像光の光量が変動するという事態は発生せず、ちらつきは生じない。この駆動電圧の極性では、図8に示す駆動電圧の極性よりも、各フレームにおける映像の微小な部分ごとの映像光の光量差も軽減され、一層高品位の立体映像を提供することができる。
【0029】
なお、斜め方向に並ぶ画素の駆動電圧の極性を何画素ごとに反転させるかは、バリア20の開口20bを横方向について何画素に1開口の割合で現出するかに応じて定めればよい。また、本実施形態では、立体映像の提供と非立体的な通常の映像の提供を切り替え得るようにするために、液晶表示器40によってバリア20を現出するようにしたが、本発明は、例えば開口20bを有する金属板をバリア20として用いて常に立体映像を提供する立体映像表示装置にも有用である。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、液晶表示器に極性の反転する駆動電圧を印加する駆動部を特に高性能としなくても、ちらつきのない立体映像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バリアによって光の進路を規制する立体映像表示装置の一般的な構成を模式的に示す断面図。
【図2】立体映像表示装置に用いられるバリアを模式的に示す正面図。
【図3】液晶表示器に印加される従来の駆動電圧の極性を示す図。
【図4】極性によって大きさに差が生じた駆動電圧の例を模式的に示す図。
【図5】図3の駆動電圧の極性と、図2(a)のバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【図6】図3の駆動電圧の極性と、図2(b)のバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【図7】本発明の一実施形態である立体映像表示装置の回路構成を模式的に示す図。
【図8】上記立体映像表示装置の駆動部が映像表示用の液晶表示器の各画素に印加する駆動電圧の極性を示す図。
【図9】図8の駆動電圧の極性と、バリア表示用の液晶表示器が表示するバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【図10】上記立体映像表示装置の駆動部が映像表示用の液晶表示器の各画素に印加する他の駆動電圧の極性を示す図。
【図11】図10の駆動電圧の極性と、バリア表示用の液晶表示器が表示するバリアを介して左右の眼に入射する映像光を生成する画素の関係を示す図。
【符号の説明】
1 立体映像表示装置
10 映像表示用液晶表示器
10p 画素
20 バリア
20a 開口
30 照明器
40 バリア表示用液晶表示器
50 制御部
60 映像表示用駆動部
70 バリア表示用駆動部
Claims (2)
- 縦横に配列された複数の画素を有し、視差のある複数の映像を横方向に交互に並べて表示する液晶表示器と、液晶表示器の画素に駆動電圧を印加してフレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動部と、液晶表示器の斜め方向に並ぶ画素に対応して斜め方向に並ぶ複数の開口を有し、開口以外の部分で光を遮断するバリアを備え、バリアによって液晶表示器からの映像光の進路を規制して複数の映像光の進行方向を相違させ、左右の眼に異なる映像の映像光を導いて、立体的な映像を提供する立体映像表示装置において、
駆動部が、液晶表示器の斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに正の駆動電圧と負の駆動電圧を交互に印加し、フレームごとに印加する駆動電圧の極性を反転させることを特徴とする立体映像表示装置。 - 縦横に配列された複数の画素を有し、視差のある複数の映像を横方向に交互に並べて表示し、与えられる照明光を表示した映像によって映像光とする液晶表示器と、液晶表示器の画素に駆動電圧を印加してフレームごとに駆動電圧の極性を反転させる駆動部と、液晶表示器に照明光を与える照明器と、液晶表示器の斜め方向に並ぶ画素に対応して斜め方向に並ぶ複数の開口を有し、開口以外の部分で光を遮断するバリアを備え、バリアによって照明器からの照明光の進路を規制して複数の映像を照明する照明光の進行方向を相違させることにより、左右の眼に異なる映像の映像光を導いて、立体的な映像を提供する立体映像表示装置において、
駆動部が、液晶表示器の斜め方向に並ぶ所定数の画素ごとに正の駆動電圧と負の駆動電圧を交互に印加し、フレームごとに印加する駆動電圧の極性を反転させることを特徴とする立体映像表示装置。
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