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JP2004268151A - ロボット制御装置および制御方法 - Google Patents

ロボット制御装置および制御方法 Download PDF

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博幸 半田
Kazuhiko Yokoyama
和彦 横山
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Abstract

【課題】誤認識によってロボットが誤動作しない安全性の高いロボットを提供する。
【解決手段】使用者の音声を入力する音声入力部11と、入力した音声を音声コマンドとして認識する音声認識部12とを有したロボット制御装置において、ロボットの状態に依存することなく発行できるコマンドを記憶した許可コマンド記憶部15と、ロボットの状態に応じて発行できるコマンドを記憶した動作コマンド記憶部16と、ロボットの状態情報をもとに音声認識するコマンドを制御する認識コマンド制御部13とを有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声を利用してロボットを操作する装置に関する。特に音声の誤認識に対する安全性と作業効率を両立させるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の音声によって制御される制御装置について、図を用いて説明する。図8は、従来のロボット制御装置の構成を示した図である。図8において、810は送信機、820はクレーン制御部を示している。送信機810はマイク811および送信部812を含んで構成されており、マイク811は送信部812に接続され、送信部812には送信アンテナ812aが取り付けられている。クレーン制御部820は受信部821、音声認識部822、信号処理部823および油圧変換部824を含んで構成されている。受信部821は音声認識部822に接続されており、音声認識部822は信号処理部823に接続され、信号処理部823は油圧変換部824に接続されて、油圧変換部824はクレーン駆動部に接続されている。受信部821には受信アンテナ821aが取り付けられており、信号処理部823には現在動作に対する禁止動作が記憶された記憶手段823aが内設されている。
【0003】
図8は、従来のロボット制御装置の信号処理部823における処理を示したフローチャートである。信号処理部823では、図9において、ステップ91で音声指示入力があるかどうか判断され、音声指示入力がなければ音声指示入力が送信されてくるまで待機する。音声指示入力があればステップ92に進み、図8の記憶手段823aに記憶されている情報が読み出され、禁止動作であるかどうか判断される。ステップ92での判断の結果、前記音声指示入力が前記禁止動作でなければ、ステップ93に移って前記音声指示入力に従った動作をするように図8の油圧変換部824に制御信号を送り、ステップ91に戻る。一方、前記音声指示入力が前記禁止動作であれば、ステップ94に進んでクレーンの動作を一時停止させるように油圧変換部824に制御信号を送り、ステップ91に戻る。信号処理部823から上記制御信号を受信した油圧変換部824は、該信号に従って図示しないクレーン駆動部を駆動し、クレーンを動作させる(例えば、特許文献1)。
このように従来のロボット制御装置は、予め記憶した現在の動作に対する禁止動作が音声指示された場合にロボット(クレーン)を一旦停止させることができるので安全性を確保することができるものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−32587号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マイクから入力される音声は使用者が意図して発話した音声のみではなく、周囲の騒音も入力される。音声認識部では、使用者が意図して発話した音声なのか、それとも周囲の騒音なのかを判断することはできないので、周囲の騒音を発話音声と間違えて音声指示として認識(誤認識)することがある。従来のロボット制御装置は、このように周囲の騒音を音声認識部822にて音声認識した結果、偶然、音声指示入力として認識する恐れを有している。この場合ロボットは使用者が意図しないような動作を行うことになり、安全性の面で問題があった。
一般に音声認識は、周囲騒音が大きければ大きいほど認識率が低くなる、すなわち誤認識率が高くなる傾向にある。図7は周囲騒音が40dB、75dB、80dBの場合の音声認識率を実験によって示した図である。図7のように周囲騒音が大きくなるとともに認識率が低下し本実験では85dB以上の騒音下では正確に音声認識できなかった。
このような背景により、従来のロボット制御装置を騒音下で使用した場合、誤認識によってロボットは使用者の意図した動作ではない誤動作あるいは停止動作を繰り返すため安全性および作業性の両面で問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
本発明の請求項1記載のロボット制御装置は、使用者の音声を入力する音声入力部と、入力した音声を音声コマンドとして認識する音声認識部と、認識した前記コマンドをロボットに送信したり、ロボットの状態情報を受信する通信部を有したロボット制御装置において、ロボットの状態に依存することなく発行できるコマンドを記憶した許可コマンド記憶部と、ロボットの状態に応じて発行できるコマンドを記憶した動作コマンド記憶部と、ロボットの状態情報をもとに音声認識するコマンドを制御する認識コマンド制御部とを有することを特徴とするものである。
本発明の請求項2記載のロボット制御装置は、前記許可コマンド記憶部は、ロボットの動作を停止するコマンドを記憶したことを特徴とするものである。
本発明の請求項3記載のロボット制御装置は、前記許可コマンド記憶部は、ロボットの状態情報を送信要求するコマンドを記憶したことを特徴とするものである。
このようになっているため、ロボットがどのような状態であっても発行できる許可コマンドとロボットの動作状態に依存したコマンドしか発行できない動作コマンドを分離することで、許可コマンドには停止命令やロボットの状態情報の送信要求コマンドを記憶することができ、ロボットの動作に依存することなく停止命令を発行したり、ロボットの状態情報を要求することができる。
【0007】
また、本発明の請求項4記載のロボット制御装置は、前記許可コマンド記憶部は、予め決められた1つのコマンドとロボットの動作を停止するコマンド以外のコマンドを音声認識しないようにする音声認識不許可コマンドを記憶したことを特徴とするものである。
このようになっているため、音声でロボットを操作する必要のない場合に前記音声認識できないようにするコマンドを発行しておけば、ロボットが停止中あるいは自動運転中においても誤認識によってロボットが誤動作がなくなる。
【0008】
また、本発明の請求項5記載のロボット制御装置は、前記予め決められた1つのコマンドは、前記音声認識不許可コマンドによる音声認識不許可になった状態を解除するコマンドであることを特徴とするものである。
このようになっているため、音声認識できないようにするコマンドが発行された状態を解除することができるため、再度音声を用いてロボットを操作することができる。
【0009】
また、本発明の請求項6記載のロボット制御装置は、前記動作コマンド記憶部は、ロボットの動作パターンや動作速度を制御可能なコマンドと、ロボットが具備したツールの動作を制御するコマンドとを記憶したことを特徴とするものである。
このようになっているため、ロボットが有している機能を動作コマンドとして記憶することができ、音声操作のみでロボットの全ての動作を機能させることができる。
【0010】
また、本発明の請求項7記載のロボット制御装置は、前記ロボットは、ロボットの一連の動作パターンや動作速度およびロボットが具備しているツールの動作パターンを記述した情報を少なくとも一つ記憶しており、前記動作コマンド記憶部は、前記ロボットが記憶した動作パターンなどの情報を特定するコマンドを記憶したことを特徴とするものである。
このようになっているため、少ない音声入力でロボットに記憶した一連の動作パターンを実行することができるようになり、作業効率を向上させることができる。
【0011】
また、本発明の請求項8記載のロボット制御装置は、前記認識コマンド制御部は、前記ロボットの状態情報から前記ロボットやツールの動作状態を判断するロボット状態判断部と、前記ロボットの状態がコマンド待ちの場合に前記動作コマンド記憶部から次の動作コマンドを選択して前記音声認識部に認識対象を登録するコマンド抽出部とを有することを特徴とするとするものである。
このようになっているため、ロボットの状態がコマンド待ちの場合以外には音声認識部が認識するコマンドは許可コマンドのみなので騒音などによるロボットの誤動作を防ぐことができ、安全性を向上することができる。
【0012】
また、本発明の請求項9記載のロボット制御装置は、前記認識コマンド制御部は、音声認識状態やロボットの状態を音及び光の少なくとも一つで使用者に通知する状態呈示部を備えたことを特徴とするものである。
このようになっているため、使用者はロボットの状態を音あるいは光によって速やかに判断することができ、安全性を向上することができる。
【0013】
また、本発明の請求項10記載のロボット制御装置は、前記状態呈示部は、音声認識処理中と、音声認識処理完了時と、ロボットへのコマンド送信時と、ロボットの状態情報受信時と、音声誤認識時と、音声認識不許可時のうち少なくとも一つの場合に、少なくとも一つの状態信号を使用者へ通知することを特徴とするものである。
このようになっているため、使用者は発話後の内部処理状態を音または光で知ることができ、使用者による誤操作を低減することができる。
また、本発明の請求項11のロボット制御方法は、使用者の音声に基づいてロボットを制御するロボットの制御方法において、前記音声を入力し、前記入力された音声を認識し、前記認識された音声に基づいて前記ロボットの動作許可を判断し、前記認識された音声がロボットの動作を許可する場合には、前記認識された音声をコマンドに変換してロボットを動作させることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明のロボット制御装置のブロック図である。図において、11は使用者の音声を入力する音声入力部、12は入力した音声を認識する音声認識部、13は前記音声認識部12が認識した認識コマンドを制御する認識コマンド制御部、14はロボットへコマンドを送信したりロボットの状態情報を受信する通信部1、15はロボットのコントローラに内蔵されており、コマンドを受信したりロボットの状態情報を送信する通信部2、16は前記通信部2が受信したコマンドに従って動作を実行するロボット、17はロボットがどのような動作状態においても音声認識を経てロボットへコマンドを送信可能な許可コマンドを記憶した許可コマンド記憶部、18はロボットの動作中は前記認識コマンド制御部13によって音声認識対象コマンド候補にならず、ロボットが動作を終了し通信部2および通信部1を介してコマンドを要求するようなステータスが送られてきた場合にのみ音声認識対象コマンドの候補になる動作コマンドを記憶した動作コマンド記憶部である。
【0015】
前記許可コマンド記憶部17には図2に示すようなロボットの動作を停止することができる「動作停止」や「動作ストップ」、「危ない」など緊急時に使用者が発声しやすい音声コマンドや、使用者がロボットの動作状態や故障診断などを知りたいときに発声する「ロボットステータス」などの音声コマンドが登録されており、これらのコマンドはロボットが動作中においても直ちに通信部1および通信部2を介してロボットへ送信される。このとき、ロボットへ送信されるコマンドは音声コマンドと一対一に登録されたROBOT_MOV_STOPやROBOT_STATUS_REQといったロボットコマンドであり、音声コマンドからロボットコマンドへの変換は前記認識コマンド制御部13によって行われる。
【0016】
また、前記許可コマンド記憶部には図3に示すようなロボットの動作を停止することができる「動作停止」や「動作ストップ」、「危ない」などや使用者がロボットの動作状態や故障診断などを知りたいときに発声する「ロボットステータス」などの音声コマンドの他にロボットが動作停止の状態でコマンドを要求するステータスが送られてきた状態においても許可コマンド以外の音声認識コマンド以外は認識対象とならないようにすることができる「音声入力停止」コマンドと、「音声入力停止」の状態を解除し、ロボットからコマンド要求ステータスが送られてきた場合に動作コマンドの認識を再開する「音声入力開始」コマンドを許可コマンドとして記憶してもよい。「音声入力停止」コマンドが発行されると、前記認識コマンド制御部13は前記動作コマンド記憶部18から音声認識部12に前記動作コマンド記憶部18が記憶している動作コマンドを音声認識対象コマンドとして音声認識部12に発行することを停止することで前記許可コマンド記憶部17が記憶した許可コマンド以外のコマンドを認識しないように制御している。この「音声入力停止」の状態において、許可コマンドである「音声入力開始」コマンドを発行すると前記認識コマンド制御部13はロボットのステータスがコマンド要求時のみ動作コマンドを音声認識対象コマンドとして音声認識部12に登録する。
【0017】
図4は、前記動作コマンド記憶部18に記憶した動作コマンドの一例である。この場合、使用者が「作業開始」を発話すると前記認識コマンド制御部13によってロボットコマンド「ROBOT_JOB_BGN」に変換され、通信部1および通信部2を介してロボットへ送信される。ロボットがこのコマンドを受信すると、例えばサーボONの後、初期姿勢へ移動するといった動作を行う。次に「アプローチ」を発話するとロボットには「ROBOT_JOB_APRCH」が送信され、作業対象物へ接近するといった動作を行う。対象物へ接近した後に使用者が「把持」と発話するとロボットに「ROBOT_JOB_GRASP」が送信され、作業対象物を把持する。
この接近や把持する場合には予め決められた位置および姿勢に移動したり、視覚センサや力センサなどのセンサ情報を用いて周囲の環境に適応して動作するものである。
【0018】
更に、ロボットが作業対象物を把持した後、「運搬」を発話するとロボットには「ROBOT_JOB_CARRY」コマンドが送信され、予め決められた場所へ作業対象物を運び初期姿勢へ移動する。
その後、使用者は再度「作業開始」を発話するとロボットは上記の動作を繰り返し、「作業終了」を発話するとロボットには「ROBOT_JOB_END」コマンドが送信され、ロボットは終了位置へ移動後サーボOFFして動作を終了する。
【0019】
(第2実施例)
図5は第2実施例の構成を示すブロック図である。図5において、11は使用者の音声を入力する音声入力部、12は入力した音声を認識する音声認識部、13は前記音声認識部12が認識した認識コマンドを制御する認識コマンド制御部、14はロボットへコマンドを送信したりロボットの状態情報を受信する通信部1、15はロボットのコントローラに内蔵されており、コマンドを受信したりロボットの状態情報を送信する通信部2、16は前記通信部2が受信したコマンドに従って動作を実行するロボット、17はロボットがどのような動作状態においても音声認識を経てロボットへコマンドを送信可能な許可コマンドを記憶した許可コマンド記憶部、18はロボットの動作中は前記認識コマンド制御部13によって音声認識対象コマンド候補にならず、ロボットが動作を終了し通信部2および通信部1を介してコマンドを要求するようなステータスが送られてきた場合にのみ音声認識対象コマンドの候補になる動作コマンドを記憶した動作コマンド記憶部である。19はロボット16から通信部2および通信部1を介して送られるロボットの状態情報を元にロボットが動作中であるかどうかやロボットの異常がないかを判断するロボット状態判断部、20はロボット状態判断部19が動作中でなく異常を生じていない場合に前記動作コマンド記憶部18から次の動作コマンドを抽出するコマンド抽出部、21は音声認識部12が認識処理中や処理終了時、認識処理が正常に認識した場合や認識に失敗あるいは誤認識した場合、前記通信部1がロボット側通信部2にコマンドを送信したり前記通信部2からロボット状態情報を受信した場合、前記認識コマンド制御部13が「音声入力停止」の場合にそれぞれの状態がわかるように異なった音を使用者に発声する状態呈示部である。
【0020】
図6はこの動作を示したフローチャートである。Step601で使用者は前記音声入力部11にて音声を発話し、Step602にて前記音声認識部12は入力した音声を音声認識する。ここで装置の使用開始時に音声認識対象として登録されるコマンドは図2または図3に例示した許可コマンドと図4で例示した「作業開始」といった動作コマンドの中の先頭にあるコマンドのみである。Step601において使用者が「作業開始」と発話した場合、前記音声認識部12は音声コマンドの「作業開始」と認識するとともに前記認識コマンド制御部13にてロボットコマンド「ROBOT_JOB_BGN」に変換される。これがStep604における認識OKの場合であり、正常に認識したため“正認識音”を前記状態呈示部21にて発声する。“正認識音”とは具体的には音声合成を利用して音声コマンド「作業開始」を復唱する音声合成音である。Step604にて音声認識に失敗あるいは誤認識した場合には、“誤認識音”を前記状態呈示部21にて発声するとともに音声認識対象の音声コマンドを保持したままStep602へ移り使用者が発話する音声を音声認識する。
【0021】
“正認識音”発生後、前記ロボット状態判断部19にてロボットがコマンド待ちであるかどうかを判断する。(Step605)
ロボットがコマンド待ちではない場合や異常を生じた場合には、Step605では前記状態呈示部21にて“動作中音”を表す「ロボット動作中」やロボットに異常が生じたことを表す「異常発生」といった言葉を音声合成を利用して使用者にわかりやすく発声するとともに、Step603へ移り同一の音声コマンドを前記コマンド抽出部20にて抽出する。
ここでStep605においてロボットがコマンド待ちか否かといった情報は前記通信部1および前記通信部2を介してロボットの状態情報を受信するようになっている。
Step605にてコマンド待ちと判断された場合に、Step606では前記通信部1を用いてロボットへコマンドを送信するとともに“送信音”を前記状態呈示部21にて発声する。更にStep606では前記通信部1がロボットへ送信したコマンドを前記通信部2にて受信することでロボットは動作を開始するとともに前記通信部2はロボットが動作を開始したという情報(ステータス)を前記通信部1へ送信する。前記通信部1は、ロボットからのステータスを受信すると“受信音”を発声するとともに、Step603へ移り次の動作コマンドである「アプローチ」を前記前記コマンド抽出部20にて抽出する。
【0022】
ここで、上述した“誤認識音”、“正認識音”、“動作中音”、“送信音”、“受信音”は使用者が区別できるようにそれぞれ互いに異なった音色を有していることが望ましい。
また、本実施例では使用者への状態呈示を音を利用して説明したが、光を利用してもよい。この場合、前記認識コマンド制御部13と前記状態呈示部21を分離して、分離した状態呈示部21を使用者が容易に視認できる場所に設置することが望ましい。
【0023】
このようにロボットがどのような状態であっても発行できる許可コマンドとロボットの動作状態に依存したコマンドしか発行できない動作コマンドを分離することで、許可コマンドには停止命令やロボットの状態情報の送信要求コマンドを記憶することができ、ロボットの動作に依存することなく停止命令を発行したり、ロボットの状態情報を要求することができる。また、音声でロボットを操作する必要のない場合に前記音声認識できないようにするコマンドを発行しておけば、ロボットが停止中あるいは自動運転中においても誤認識によるロボットの誤動作がなくなり安全性が向上する。更に、音声認識できないようにするコマンドが発行された状態を解除することができるため、再度音声を用いてロボットを操作することができる。
また、ロボットの状態がコマンド待ちの場合以外には音声認識部が認識するコマンドは許可コマンドのみなので騒音などによるロボットの誤動作を防ぐことができるとともに、使用者はロボットの状態を音や光によって速やかに判断することが可能となり、安全性が著しく向上する。
また、本発明は、音声入力部11と音声認識部12と認識コマンド制御部13とは、ロボット制御装置とは別体として、通信部14、通信部15を備える構成で説明したが、ロボットの内部に、音声入力部11と音声認識部12及び認識コマンド制御部13を包含する構成とすれば、通信部を介さず、制御することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のロボット制御装置によれば、ロボットがどのような状態であっても発行できる許可コマンドとロボットの動作状態に依存したコマンドしか発行できない動作コマンドを分離することで、許可コマンドには停止命令やロボットの状態情報の送信要求コマンドを記憶することができ、ロボットの動作に依存することなく停止命令を発行したり、ロボットの状態情報を要求することができるという効果がある。
また、請求項4に記載のロボット制御装置によれば、音声でロボットを操作する必要のない場合に前記音声認識できないようにするコマンドを発行しておけば、ロボットが停止中あるいは自動運転中においても誤認識によってロボットが誤動作がなくなり安全性が向上するといった効果がある。
また、請求項5に記載のロボット制御装置によれば、音声認識できないようにするコマンドが発行された状態を解除することができるため、再度音声を用いてロボットを操作することができるようになり、作業性を阻害しないといった効果がある。
また、請求項6に記載のロボット制御装置によれば、ロボットが有している機能を動作コマンドとして記憶することができ、音声操作のみでロボットの全ての動作を機能させることができるため、作業効率が向上するといった効果がある。
また、請求項7に記載のロボット制御装置によれば、少ない音声入力でロボットに記憶した一連の動作パターンを実行することができるようになり、作業効率を向上させるという効果がある。
また、請求項8に記載のロボット制御装置によれば、ロボットの状態がコマンド待ちの場合以外には音声認識部が認識するコマンドは許可コマンドのみなので騒音などによるロボットの誤動作を防ぐことができ、安全性を著しく向上することができるという効果がある。
また、請求項9に記載のロボット制御装置によれば、使用者はロボットの状態を音あるいは光によって速やかに判断することができ、安全性を向上するという効果がある。
また、請求項10に記載のロボット制御装置によれば、使用者は発話後の内部処理状態を音で知ることができ、使用者による誤操作を低減することができるようになるため、安全性が向上するといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すロボット制御装置のブロック図
【図2】本発明の許可コマンド記憶部に記憶するコマンドリスト例1
【図3】本発明の許可コマンド記憶部に記憶するコマンドリスト例2
【図4】本発明の動作コマンド記憶部に記憶するコマンドリスト例
【図5】本発明の第2実施例を示すロボット制御装置のブロック図
【図6】本発明のロボット装置の動作を示すフローチャート
【図7】騒音化における音声認識率の変化(実験結果)
【図8】従来例を表すブロック図
【図9】従来例の動作を表すフローチャート
【符号の説明】
11:音声入力部
12:音声認識部
13:認識コマンド制御部
14:ロボット
15:許可コマンド記憶部
16:動作コマンド記憶部

Claims (11)

  1. 使用者の音声を入力する音声入力部と、入力した音声を音声コマンドとして認識する音声認識部とを有したロボット制御装置において、
    ロボットの状態に依存することなく発行できるコマンドを記憶した許可コマンド記憶部と、
    ロボットの状態に応じて発行できるコマンドを記憶した動作コマンド記憶部と、
    ロボットの状態情報をもとに音声認識するコマンドを制御する認識コマンド制御部とを有することを特徴とするロボット制御装置。
  2. 前記許可コマンド記憶部は、ロボットの動作を停止するコマンドを記憶したことを特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  3. 前記許可コマンド記憶部は、ロボットの状態情報を送信要求するコマンドを記憶したことを特徴とする請求項1乃至2記載のロボット制御装置。
  4. 前記許可コマンド記憶部は、予め決められた1つのコマンドとロボットの動作を停止するコマンド以外のコマンドを音声認識しないようにする音声認識不許可コマンドを記憶したことを特徴とする請求項1乃至3記載のロボット制御装置。
  5. 前記予め決められた1つのコマンドは、前記音声認識不許可コマンドによる音声認識不許可になった状態を解除するコマンドであることを特徴とする請求項4記載のロボット制御装置。
  6. 前記動作コマンド記憶部は、ロボットの動作パターンや動作速度を制御可能なコマンドと、
    ロボットが具備したツールの動作を制御するコマンドとを記憶したことを特徴とする請求項1乃至5記載のロボット制御装置。
  7. 前記ロボットは、ロボットの一連の動作パターンや動作速度およびロボットが具備しているツールの動作パターンを記述した情報を少なくとも一つ記憶しており、前記動作コマンド記憶部は、前記ロボットが記憶した動作パターンなどの情報を特定するコマンドを記憶したことを特徴とする請求項1乃至6記載のロボット制御装置。
  8. 前記認識コマンド制御部は、前記ロボットの状態情報から前記ロボットやツールの動作状態を判断するロボット状態判断部と、
    前記ロボットの状態がコマンド待ちの場合に前記動作コマンド記憶部から次の動作コマンドを選択して前記音声認識部に認識対象を登録するコマンド抽出部とを有することを特徴とする請求項1乃至7記載のロボット制御装置。
  9. 前記認識コマンド制御部は、音声認識状態やロボットの状態を音及び光の少なくとも一つで使用者に通知する状態呈示部を備えたことを特徴とする請求項1乃至8記載のロボット制御装置。
  10. 前記状態呈示部は、音声認識処理中と、音声認識処理完了時と、ロボットへのコマンド送信時と、ロボットの状態情報受信時と、音声誤認識時と、音声認識不許可時のうち少なくとも一つの場合に、少なくとも一つの状態信号を使用者へ通知することを特徴とする請求項9記載のロボット制御装置
  11. 使用者の音声に基づいてロボットを制御するロボットの制御方法において、
    前記音声を入力し、
    前記入力された音声を認識し、
    前記認識された音声に基づいて前記ロボットの動作許可を判断し、
    前記認識された音声がロボットの動作を許可する場合には、前記認識された音声をコマンドに変換してロボットを動作させることを特徴とするロボット制御方法。
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