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JP2004262032A - 罫線形成用メス罫 - Google Patents

罫線形成用メス罫 Download PDF

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JP2004262032A
JP2004262032A JP2003053461A JP2003053461A JP2004262032A JP 2004262032 A JP2004262032 A JP 2004262032A JP 2003053461 A JP2003053461 A JP 2003053461A JP 2003053461 A JP2003053461 A JP 2003053461A JP 2004262032 A JP2004262032 A JP 2004262032A
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JP
Japan
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crease
female
groove
corrugated paper
groove forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003053461A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Fukase
学 深瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAMURA KOKI KK
Original Assignee
TAMURA KOKI KK
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Publication date
Application filed by TAMURA KOKI KK filed Critical TAMURA KOKI KK
Priority to JP2003053461A priority Critical patent/JP2004262032A/ja
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Abstract

【課題】フラップが内側に折り曲げられる正折れ用の罫線は勿論、缶体等の被包装物を押し込み箱詰めする際にフラップが外側に折り曲げられる逆折れにおいても不規則になることなく正確且つ直線的に折れ曲がる逆折れ用の罫線をもオス罫による押圧により形成し得るように改良した段ボール紙等のシート材における罫線形成用メス罫を提供する。
【解決手段】凹溝1と、この凹溝1の両側において左右対称に配される溝形成エッジ2,3とを備え、オス罫Bによる押圧により段ボール紙Cの所要部に正折れ用の罫線を形成するメス罫Aにおいて、一方の溝形成エッジ2の高さLを、他方の溝形成エッジ3の高さL1よりも高く形成することで、腰の弱い逆折れ用の罫線5をも形成されるようにした。また、溝形成エッジ2の頂部平坦面2−1の幅L2を溝形成エッジ3の頂部平坦面3−1の幅L3よりも幅狭くしたことにある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール紙等のシート材に罫線を形成する罫線形成用メス罫に係り、詳しくは例えば段ボール紙に製函時における折れ目となる正確な罫線を、オス罫による押圧により形成するために使用されるメス罫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、オス罫による押圧により段ボール紙に正折れ用の罫線を形成するメス罫は知られている(特許文献1参照)。
ここで、正折れとは、罫線を折れ目としてフラップが内側に折り曲げられることを意味する。
【0003】
【特許文献1】
特許第2883882号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、缶ジュースや缶ビール等の缶体E複数を碁盤目状に整列させて段ボール箱に箱詰めする包装は、例えば図4に示すように、箱詰めラインFにおいて展開状態にある段ボール紙Cの第二面10の正折れ用の第2罫線11と第3罫線12とが自動製函機により90度に正折れされ、更に第二面C−1の両側フラップ13,14が逆折れされる。
そして、箱詰めラインFの進行方向(矢印方向)に少し進んだラインF側方において自動缶搬入機Gにより整列された複数缶体Eが押し込み搬入される側の前記一方のフラップ13が逆折れされ、このフラップ13側から第二面10上に複数缶体Eがプッシャ方式等により押し込み搬入される(図6の(a)から(b)の状態)。
その後、自動製函機により段ボール紙Cの第四面15が正折れされ、のりが吹き付けられたのり代16が第1罫線17から90度に正折れされた後に、前記第四面15が被されることによりのり代16と接着され、最後に、第二面10の逆折れされていた両側フラップ13,14と第四面15の両側フラップ18、19とが正折れされると共に、各フラップ13,18、14,19同士が夫々接着されることで、整列された複数缶体Eの箱詰めが完了する一連の箱詰め包装が行なわれるものである。
【0005】
しかし乍ら、前述した従来メス罫は、オス罫による押圧により段ボール紙が凹溝内に押し付けられて所要部に正折れ用の罫線を形成することはできるものの、逆折れ用の罫線を形成する工夫が備えられていないために、前述したように、整列された複数缶体が搬入される側のフラップが逆折れされた場合、第面との折れ目から正確に折られずに、凸凹を有する不揃いな蛇行状態で折られてしまい。その結果、図6に示すように、整列された複数缶体Eが缶自動搬入機Gにより押し込み搬入される時に、最前列の缶底が出っ張り部20に引っ掛かって倒れしまう等の搬入トラブルを引き起こす要因となっていた(図6(b)の状態)。
最前列の缶体が倒れた場合には缶自動搬入機による自動搬入が不可能となることから、箱詰めラインを一旦停止させ、倒れた管体等を取り除く必要があるため、缶体の箱詰めに時間が掛かり、効率よく箱詰めする上において改善すべき点が残されている。
特に、最近では缶底の円周縁形状は丸みに限らず、角に近い形状のものがあることから、前述のように、搬入トラブルが起り易い傾向にある。
【0006】
本発明はこの様な従来事情に鑑み、長年に亘り研究を重ねてきた結果、段ボール紙等のシート材の内側に設ける正折れ用の罫線に加えて、該罫線の形成幅範囲内におけるシート材の外側に逆折れ用の罫線を新に設けることで、フラップが外側に正確に折り曲げられることを発見し、本発明の完成に至ったものであり、その目的とする処は、フラップが内側に折り曲げられる正折れ用の罫線は勿論、缶体等の被包装物を押し込み箱詰めする際にフラップが外側に折り曲げられる逆折れにおいても不規則になることなく正確且つ直線的に折れ曲がる逆折れ用の罫線をもオス罫による押圧により形成し得るように改良した段ボール紙等のシート材における罫線形成用メス罫を提供することにある。
【0007】
【課題を達成するための手段】
課題を達成するために本発明の請求項1記載の発明は、凹溝と、この凹溝の両側において左右対称に配される溝形成エッジとを備え、オス罫による押圧により段ボール紙等のシート材の所要部に罫線を形成するメス罫において、前記左右いずれか一方の溝形成エッジの高さが、他方の溝形成エッジよりも高く形成されてなることを要旨とする。
上記一方の溝形成エッジの高さは特に限定されるものではない。例えばシート材の厚さ等に応じて、他方の溝形成エッジの高さにより高く適宜設定するものである。
また、上記一方の溝形成エッジの形状としては特に限定されるものではないが、頂部を平坦面とする断面略山形状であることが好適である。そして、前記頂部平坦面の幅を、他方の溝形成エッジにおける頂部平坦面の幅よりも幅狭く形成することが好適なものである(請求項2)。
【0008】
請求項1記載の構成によれば、メス罫の凹溝に向けて真上から降下するオス罫により、メス罫上に置かれた段ボール紙が押圧され、該段ボール紙が凹溝内に押し付けられて段ボール紙の内側所要部に正折れ用の罫線が形成されると同時に、メス罫の一方の溝形成エッジが段ボール紙の外側に、該段ボール紙を押し潰すように食い込む。これにより、当該外側所要部には段ボール紙の他の部分と比較して厚さが極端に薄く腰の弱い逆折れ用の罫線が形成される。
従って、フラップが逆折れされると、溝形成エッジの食い込みにより深く押し潰されて腰の弱い逆折れ用の罫線を折り目として、該罫線に沿ってフラップは確実且つ直線的に折り曲げられる。
【0009】
請求項2記載の構成によれば、オス罫の降下により段ボール紙が押圧されると、他方の溝形成エッジの高さより高く、同エッジの頂部平坦面の幅よりも幅狭い頂部平坦面を有する一方の溝形成エッジは、段ボール紙の外側を傷付けたり、切断することなく、該段ボール紙を押し潰し変形させながら他方の溝形成エッジよりも深く食い込み、当該外側所要部には線条に近い幅狭溝状で段ボール紙の他の部分と比較して厚さが極端に薄く腰の弱い逆折れ用の罫線が確実に形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の具体例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明メス罫Aを段ボール紙Cの加工テーブルD上に貼り付け等により設置した実施形態の一例を示し、メス罫Aは、凹溝1と、この凹溝1の両側において左右対称に配される溝形成エッジ2,3とを備える。
【0011】
図中Bは、メス罫Aの凹溝1の真上に昇降動可能に配されるオス罫であり、このオス罫Bが降下し、メス罫A上に置かれた段ボール紙Cが凹溝1内に押し付けられる押圧により、該段ボール紙Cの内側所要部に正折れ用の罫線4が形成されるようになっている。
【0012】
そして、メス罫Aの左右何れか一方の溝形成エッジ2の高さLが、他方の溝形成エッジ3の高さL1よりも高く形成されている。
【0013】
溝形成エッジ2は、フラップが逆折れされる時に折れ目の中心となるように上記罫線4を挟むフラップ側における段ボール紙Cの外側に、厚さが段ボール紙Cの他の部分に比べて極めて薄い腰の弱い逆折れ用の罫線5をオス罫Bの押圧により形成するものであり、凹溝1の溝底1−1からの高さLを上記溝形成エッジ3の高さL1よりも高く形成する。
この溝形成エッジ2の高さLは特に限定されるものではなく、例えば段ボール紙Cの厚さ等に応じて、溝形成エッジ3の高さL1よりも高く適宜設定するものである。
【0014】
また、溝形成エッジ2の形状としては特に限定されるものではないが、本例では頂部を平坦面2−1とする断面略山形状に形成すると共に、該平坦面2−1の幅L2を、溝形成エッジ3における頂部平坦面3−1の幅L3よりも幅狭く形成することで、段ボール紙Cの外ライナ(表ライナ)を傷付けたり、切断することなく、該外ライナ、中心紙を押し潰し変形させながら外ライナに、線条に近い幅狭溝状で深く食い込み、当該外側所要部に深溝で線条に近い幅狭溝状の逆折れ用罫線5が段ボール紙Cを傷めることなく確実に形成されるようにしてある。
【0015】
尚、図示を省略しているが、本例のメス罫Aは、従来メス罫の一方の溝形成エッジを切り除き、このエッジに替えて同切り口(フィルムの縁)に沿わせて前述構成の溝形成エッジ2を貼り付け等により加工テーブルD上に設置することで、簡単に製作することができる。換言すれば、既設のメス罫を無駄にすることなく、その一部(溝形成エッジ3)を利用することにより、低コストで簡単にメス罫Aを製作することができるものである。
【0016】
而して、以上の如く構成されたメス罫Aによれば、オス罫Bの降下により、メス罫A上に置かれた段ボール紙Cが押圧され、該段ボール紙Cが凹溝1内に押し付けられて段ボール紙Cの内側所要部に正折れ用の罫線4が形成されると共に、それと同時に、メス罫Aの一方の溝形成エッジ2が段ボール紙Cの外側に、該段ボール紙Cを押し潰すように食い込み、当該外側所要部には他の部分と比較して厚さが極端に薄い深溝で線条に近い幅狭溝状に押し潰された腰の弱い逆折れ用の罫線5が形成される。
【0017】
而して、図4に示すように、箱詰めラインFの自動製函機により、整列された複数缶体Eが搬入される側のフラップ13が逆折れされると、腰の弱い逆折れ用の罫線5を折れ目として該罫線5に沿って確実且つ直線的に折り曲げられる。
従って、図5に示すように、逆折れされたフラップ13の折れ目には従来のような出っ張り部等が生じることなく、缶体が搬入される段ボール紙の第二面10と缶体Eが移送される移送路と面一となることで、最前端の缶体が転倒して搬入トラブルを引き起こすことがなくなる。
【0018】
尚、実施例詳述においてはジュース缶やビール缶等の缶体を箱詰めする段ボール紙へ逆折れ用の罫線を形成する一例を挙げたが、缶体に限らず、決められた数量複数を整列させて箱詰めするビン類やその他の被収容物をも対称としていることは言うまでもないであろう。
【0019】
【発明の効果】
本発明のメス罫は叙上の如く構成してなることから下記の作用効果を奏する。
請求項1記載の構成によれば、オス罫による押圧により、段ボール紙がメス罫の凹溝内に押し付けられて該段ボール紙の内側所要部に正折れ用の罫線が形成されると共に、メス罫の一方の溝形成エッジが段ボール紙の外側に、該段ボール紙を押し潰すように食い込むようにしたことで、当該外側所要部には段ボール紙の他の部分と比較して厚さが極端に薄く腰の弱い逆折れ用の罫線が形成される。
従って、フラップが例えば缶体の箱詰めラインにおいて逆折れされると、溝形成エッジの食い込みにより深く押し潰されて腰の弱い逆折れ用の罫線を折り目として、該罫線に沿ってフラップは確実且つ直線的に折り曲げられる。このため、フラップが逆折れされても従来のような出っ張り部等が生じることなく、缶体が搬入される段ボール紙の第二面と缶体が移送される移送路と面一となることで、最前端の缶体が転倒して搬入トラブルを引き起こすことがなくなり、段ボール紙等による缶体の箱詰め作業を能率よく行なうことができる。
【0020】
請求項2記載の構成によれば、オス罫の降下により段ボール紙が押圧されると、他方の溝形成エッジの高さよりも高く、同エッジの頂部平坦面の幅よりも幅狭い頂部平坦面を有する一方の溝形成エッジは、段ボール紙の外側を傷付けたり、切断することなく、該段ボール紙を押し潰し変形させながら他方の溝形成エッジよりも深く食い込み、当該外側所要部には線条に近い幅狭溝状で段ボール紙の他の部分と比較して厚さが極端に薄く腰の弱い逆折れ用の罫線が確実に形成される。
従って、フラップが逆折れされると、該フラップは正折れ用の罫線幅よりも幅狭溝状に押し潰された腰の弱い逆折れ用の罫線から直線的に且つ同罫線に沿ってより正確に折れ曲げられることで、搬入トラブルを引き起こす出っ張り部等の発生をより一層確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明メス罫の実施形態の一例を示す斜視図で、長さを省略して示す
【図2】段ボール紙に正折れ用の罫線と、逆折れ用の罫線とを形成する状態を示す縦断面図で、(a)はメス罫上に段ボール紙が置かれた状態を示す、(b)は降下するオス罫により段ボール紙がメス罫の凹溝内に押し込まれた状態を示す
【図3】正折れ用の罫線と逆折れ用の罫線とが形成された段ボール紙の要部を示す斜視図
【図4】缶体の箱詰めラインの一部を示した概略平面図
【図5】図4のV−V線縦断拡大図で、(a)段ボール紙の逆折れされたフラップ側から整列された複数管体が段ボール紙の第二面上に押し込み搬入される状態を示す、最前列の管体が第二面上に搬入された状態を示す
【図6】従来段ボール紙のフラップを、箱詰めラインにて逆折れさせて整列された複数管体を段ボール紙の第二面上に押し込み搬入させる状態を示す縦断拡大図で、(a)は最前列の缶体が第二面上に搬入される直前の状態を示す、(b)はフラップの逆折れにより生じた出っ張り部に最前列の缶体が引っ掛かって転倒し、搬入トラブルを引き起こした状態を示す
【符号の説明】
A:メス罫 1:凹溝
2:一方の溝形成エッジ 2−1:平坦面
3:他方の溝形成エッジ 3−1:平坦面
4:正折れ用の罫線 5:逆折れ用の罫線
B:オス罫 C:段ボール紙
13,14,18,19:フラップ

Claims (2)

  1. 凹溝と、この凹溝の両側において左右対称に配される溝形成エッジとを備え、オス罫とにより段ボール紙等のシート材に罫線を形成するメス罫において、
    前記左右いずれか一方の溝形成エッジのエッジ高が、他方の溝形成エッジよりも高く形成されてなることを特徴とする罫線形成用メス罫。
  2. 請求項1記載の一方の溝形成エッジは、頂部平坦面の幅を他方の溝形成エッジにおける頂部平坦面の幅よりも幅狭く形成してなることを特徴とする罫線形成用メス罫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536726A (ja) * 2005-04-19 2008-09-11 テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム 板紙に折目を形成する方法および構造
JP2010284867A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Nippon Die Steel Kk 罫線形成用溝部材
JP2012201398A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Fuji Xerox Co Ltd 箱体組立用段ボール板及び段ボール箱

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