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JP2004256130A - Automatic paste injector and automatic paste injection method using the same - Google Patents

Automatic paste injector and automatic paste injection method using the same Download PDF

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JP2004256130A
JP2004256130A JP2003047273A JP2003047273A JP2004256130A JP 2004256130 A JP2004256130 A JP 2004256130A JP 2003047273 A JP2003047273 A JP 2003047273A JP 2003047273 A JP2003047273 A JP 2003047273A JP 2004256130 A JP2004256130 A JP 2004256130A
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JP
Japan
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paste
container
injection
agent
piston plate
Prior art date
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Application number
JP2003047273A
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Inventor
Kazuji Honda
一二 本田
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PARTS COMPONENT SYSTEM KK
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an automatic paste injector capable of injecting paste in a short time without mixing foreign matter, bubbles or the like in an injection container, and without soiling the hands of a worker, and an automatic paste injection method using the injector. <P>SOLUTION: In the automatic paste injector 10, a paste container 25 is stored in a case 15 in an airtight condition, and paste 40 is injected into an injection container 60 from the paste container 25. A piston plate 28 to press the paste 40 by the pressure of compressed air is slidably provided on the paste container 25, and a hole part 30a to slidably pass a paste transfer pipe 35 is formed in a piston plate 28. The paste container 25 is connected to the injection container 60 via the paste transfer pipe 35, and the paste 40 pressed by the piston plate 28 is moved in the paste transfer pipe 35 and automatically injected in the injection container 60. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ペースト剤を注入容器に自動注入することのできるペースト剤自動注入装置及びそれを用いたペースト剤自動注入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ペースト剤としての液剤を注入容器に注入する方法には、(1)手作業で注入する方法と、(2)液剤注入装置を用いて注入する方法とがある。(1)の手作業による方法では、図6(a)に示されるように、液剤容器から液剤70を少量ずつへら71等ですくい、バレル72等にこぼさないようにして注入される。液剤70が、低粘度で流動性を有する場合には、図6(b)に示されるように、円錐状の漏斗73をバレル72等に取り付けて、液剤70を少量ずつ流し込むことにより注入される。
【0003】
(2)の液剤注入装置による方法(例えば、特許文献1)は、図7に示される液剤注入装置75を用いて注入するものである。この液剤注入装置75は、液剤の粘度や流動性に影響なく、また、気泡を混入させることなく、バレル76に液剤を安定均一に注入することができるものであり、液剤タンク(図示せず)と、シリンダ77と、バレル76と、空気圧縮機(図示せず)と、制御装置(図示せず)と、各種のセンサ86a,86b,88a,88bとを備えたものである。
【0004】
液剤タンクから液剤が移されるサブタンクとしてのシリンダ77は、ピストン78により上下の区画室77a,77bに仕切られており、上部区画室77aはパイプ79aにより液剤タンクに接続され、下部区画室77bはパイプ79bにより空気圧縮機に接続されている。液剤は、上部区画室77aにパイプ79aを介して移送され、圧縮空気は、下部区画室77bにパイプ79bを介して移送され、ピストン78が圧縮空気によって押し上げられることで、液剤がバレル76に注入されるようになっている。上部区画室77aと液剤タンクとの間にはバルブ(図示せず)が設けられており、上部区画室77aに充満された液剤が液剤タンクに逆流することが防止されている。
【0005】
バレル76には、ロッド80a付きのプランジャ80が予め挿入されている。ロッド80aには、計量棒81が連結されていて、計量棒81には計量ドグ82を有するウエイト83が取り付けられている。ウエイト83の上方には、計量棒81を下降させるための駆動装置85が取り付けられている。バレル76は、保持具88により垂直に、横倒れしないように保持されている。
【0006】
計量ドグ82は、保持具88の上部に備わる一対のセンサ88a,88b間に位置し、下側のセンサ88bに接触することによりバレル76の有無が検知され、上側のセンサ88aに接触することによりバレル76に液剤が充満されたことが検知されるようになっている。駆動装置85は、磁気センサからなる上限センサ86aと下限センサ86bとを有しており、これらのセンサ86a,86bとシーケンサとの間で信号の送受信が行われて、逐次制御が行われるようになっている。
【0007】
制御装置は、下限センサ86bからの検知信号を受信し、電磁バルブ(図示せず)に信号を送信して、空気圧縮機からシリンダ77の下部区画室77bに圧縮空気を供給するためのシーケンサであり、これにより、バレル76内に液剤が自動注入されるようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開平4−31294号公報(第2−4頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の液剤注入方法には、解決すべき以下の問題点がある。
【0010】
(1)の手作業による注入方法では、液剤70の注入には時間がかかるという問題がある。注入容器が小容器のバレル72である場合は、液剤70を容易く注入することができず、液剤70が零れてバレル72が汚れたり、作業者の手に付着したりすることもある。
【0011】
また、注入時に塵埃等の異物や気泡が混入するという問題がある。異物や気泡が混入するのは、バレル72の注入口が開放された状態で液剤70が注入されるためである。気泡は、液剤70の粘度が高くなるほど混入しやすいが、液剤70が低粘度である場合にも、完全には混入を防止することはできない。バレル72に異物や気泡が混入すると、ノズルから吐出される液剤70の塗布量にばらつきを生じ、塗布量が多くなったり、少なくなったりして精度の高い塗布を行うことができないという問題もある。
【0012】
(2)の液剤注入装置75を用いて注入する方法は、液剤タンクからパイプ79aを介してシリンダ77に液剤を移送し、ピストン78で液剤を押し出し、バレル76の先端から液剤を注入するものであり、異物や気泡を混入させることなく、液剤を注入することできるものである。しかし、液剤タンクとバレル76との間には、サブタンクとしてのシリンダ77が必要となり、また、逆流防止用の逆止弁が必要となるため、液剤注入装置75の構造が複雑化・大型化するという問題がある。
【0013】
また、使い捨ての液剤容器から直接にバレル76に液剤を注入するものではなく、液剤容器から液剤タンクに液剤を一旦詰め替えなければならず、液剤の注入作業性が悪いという問題もある。さらに、液剤を詰め替えた際に、液剤容器に液剤が残ってしまうこともあり、高価な液剤が無駄になることもある。
【0014】
本発明は、上記した点に鑑み、注入容器に異物や気泡等を混入させることなく、また、作業者の手を汚すことなく、短時間で液剤(ペースト剤)を注入することができ、装置の複雑化・大型化を招くことなく、液剤注入作業性を向上することができるペースト剤自動注入装置及びそれを用いたペースト剤自動注入方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、気密状態となるケースに、ペースト剤容器を収容し、該ペースト剤容器からペースト剤を注入容器に注ぎ込むペースト剤自動注入装置であって、前記ペースト剤容器に、圧縮気体の圧力により前記ペースト剤を押し出すピストンプレートが摺動自在に設けられ、該ピストンプレートにペースト剤移送パイプを摺動自在に挿通させる孔部が設けられ、該ペースト剤容器と前記注入容器とが該ペースト剤移送パイプにより接続され、該ピストンプレートにより押し出された該ペースト剤が、該ペースト剤移送パイプ内を移動して該注入容器に注入されることを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、圧縮気体の圧力によりペースト剤容器のピストンプレートが摺動自在に押し下げられ、ペースト剤がピストンプレートによって押し出され、ピストンプレートの孔部を摺動自在に挿通するペースト剤移送パイプ内をペースト剤が上昇して注入容器に注入される。ペースト剤容器には、ピストンプレートが設けられているから、ペースト剤容器がシリンダとして機能し、従来例のように液剤タンクとシリンダの両方を備える必要がない。また、逆流防止用の逆止弁を設ける必要もない。
【0017】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の液剤自動注入装置において、前記ペースト剤容器が、交換可能な使い捨て容器であることを特徴とする。
上記構成によれば、ペースト剤容器が交換可能な使い捨て容器であるから、ペースト剤容器が空になると、新しいペースト剤容器に交換することで、注入容器にペースト剤が注入される。すなわち、ペースト剤を他の容器に詰め替える必要がなく、ペースト剤を注入容器に容易く注入することができる。
【0018】
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の液剤自動注入装置において、前記ペースト剤容器の開口部に被さる蓋に、気体供給孔と、パイプ挿通孔とが設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、蓋に気体供給孔が設けられているから、圧縮気体の圧力によって、ピストンプレートが偏りなく均一に加圧される。また、蓋にパイプ挿通孔が設けられているから、ペースト剤移送パイプをペースト剤容器の上端開口から引き出すことができ、ペースト剤容器に孔などを開けることなく、使い捨てタイプのペースト剤容器をそのまま使用することができる。
【0019】
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液剤自動注入装置において、前記注入容器が、先端に狭口を有し、後端に広口を有するバレルと、該バレル内を移動して前記ペースト剤を該狭口から吐出させるプランジャとを備えたペースト剤塗布用のシリンジであることを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、注入容器が、小物容器としてのシリンジであっても、ペースト剤容器とシリンジとをペースト剤移送パイプにより接続することで、手やシリンジなどを汚すことなく、ペースト剤を注入することができる。
【0021】
また、請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液剤自動注入装置において、前記ピストンプレートに、前記圧縮気体を該ピストンプレートの中央部に集中させるための凹みが形成されたことを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、圧縮気体がピストンプレートの凹みに集中するため、ペースト剤容器の内壁に圧縮気体が直接当たることが防止されて、ペースト剤容器が膨張することが防止される。
【0023】
また、請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置において、注入用ノズルを介して前記ペースト剤移送パイプと前記注入容器とが接続されることを特徴とする。
上記構成によれば、ペースト剤移送パイプと注入容器の取り付け/取り外しが容易となる。
【0024】
また、請求項7記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置において、前記ペースト剤移送パイプに接続するアタッチメントノズルを備え、該アタッチメントノズルの先端を前記注入容器の広口側から挿入することを特徴とする。
上記構成によれば、アタッチメントノズルを介して注入容器の広口側とペースト剤移送パイプとが繋がるから、ペースト剤を注入容器に容易く注入することができる。
【0025】
また、請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置を用いたペースト剤自動注入方法であって、前記注入容器の先端の注入口に、前記注入用ノズルを接続し、又は前記注入容器の後端の注入口に、前記アタッチメントノズルの先端を挿入し、前記圧縮気体を前記ケース内の前記ペースト剤容器に供給して前記ピストンプレートを押し下げ、該ピストンプレートによって押し出された前記ペースト剤を該ペースト剤移送パイプ内を移送させ、該注入容器内に挿入された前記プランジャ又は前記バレルを押し上げながら該注入容器に該ペースト剤を自動注入することを特徴とする。
【0026】
上記構成によれば、注入容器の先端の注入口がペースト剤移送パイプにより塞がれ、又は注入容器の後端の注入口がアタッチメントノズルにより塞がれるから、塵埃等の異物や気泡が注入口から注入容器に混入することが防止される。このため、注入容器から吐出されるペースト剤の塗布量のばらつきやノズル吐出口の詰まりが防止され、精度の高い塗布を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係るディスペンサ(ペースト剤自動注入装置)10の第1の実施形態を示すものである。
【0028】
ディスペンサ10は、ペースト剤40をシリンジ(注入容器)60に注入するための装置である。注入される液剤としては、ペースト剤40やグリスのように非流動性・高粘度の液剤が好適するが、アルコールや電解液、インクやオイル等の流動性・低粘度の液剤を注入することも可能である。ペースト剤40は、自動注入されるため、シリンジ60が汚れたり、手が汚れたり、また、手が気触れたりすることはなく、清潔な注入作業を行うことができる。
【0029】
本発明に係るディスペンサ10は、気密状態となるケース15に、ペースト剤容器25を収容し、ペースト剤容器25からペースト剤40をシリンジ60に注ぎ込む注入装置であって、ペースト剤容器25には、ペースト剤40を押し出す薄板状のピストンプレート28がペースト剤容器25内面に摺動自在に密接して設けられ、ピストンプレート28にペースト剤移送パイプ35を摺動自在に挿通させる孔部30aが設けられ、シリンジ60とペースト剤容器25とがペースト剤移送パイプ35により接続され、ピストンプレート28により押し出されたペースト剤40がペースト剤移送パイプ35内を移動して注入容器60に注入されることを特徴とするものである。
【0030】
このディスペンサ10によれば、コンプレッサ51やボンベから送り出された圧縮気体がペースト剤容器25に供給されることで、ペースト剤容器25の内圧が高められ、ペースト剤40がピストンプレート28の圧力でペースト剤移送パイプ35側に押し出され、ペースト剤40がシリンジ60に自動注入されるようになっている。圧縮気体としては、圧縮空気が好適に用いられるが、圧縮された窒素などを用いることもできる。
【0031】
このため、シリンジ60に塵埃等の異物や気泡などを混入させることなく、作業者の手を汚したり、手を気触れさせたりすることなく、短時間でペースト剤40を自動注入することができる。また、薄板状のピストンプレート28を有するペースト剤容器25から直接にペースト剤40をシリンジ60に注入することができ、装置の複雑化・大型化を招くことなく、ペースト剤40の注入を容易く行うことができる。
【0032】
以下に、ディスペンサ10の各構成部分について詳細に説明する。
図1に示されるように、ディスペンサ10は、ディスペンサ本体13と、気体供給手段50とから構成されている。ディスペンサ本体13は、ケース15と、ケース15の上端開口16を気密状態に塞ぐカバー20と、ケース15に収容されるペースト剤容器25と、ペースト剤容器25の上端開口(開口部)32に覆設される閉蓋(蓋)45と、容器25内面に摺動自在に密接して設けられてペースト剤40を押し出す薄板状のピストンプレート28と、ペースト剤40をペースト剤容器25からシリンジ60に移すためのペースト剤移送パイプ35とから構成されている。
【0033】
ケース15は、成形性のよい塩化ビニル樹脂材等からなり、円筒状を成している。ケース15の上下両端は開口形成されていて、上端開口16には、カバー20が覆設される。ケース15の内側空間は、ペースト剤容器25の収容空間になっている。ケース15の外径寸法は、直径φ130mm、高さ260mmであり、ペースト剤容器25をすっぽり収容することができる大きさに形成されている。重量は、1.5kg程度である。なお、ケース15のサイズは、ペースト剤容器25に対応する寸法に形成されており、サイズ変更可能である。
【0034】
ケース15の上端開口16側の内壁17には、ペースト剤容器25の鍔部26aに当接して、ペースト剤容器25を上下方向に位置決めする段状の棚部17aが設けられている。また、棚部17aには、シール用のOリング18が半径方向内側に突出するように填め込まれている。ケース15にペースト剤容器25を装着した際に、Oリング18にペースト剤容器25の外壁26が密着することにより、コンプレッサ51からケース15に供給された圧縮空気がケース15外に漏れ出さず、ケース15内の気密状態が維持されてペースト剤容器25の内圧が高まるようになっている。
【0035】
カバー20は、ケース15の上端開口16を気密状態に塞ぐ蓋であり、円盤状を成している。カバー20の中央部21には、ペースト剤移送パイプ35が挿通される挿通孔21aと、圧縮空気を圧送するための圧送パイプ54が挿通される挿通孔21bが互いに平行に孔設されている。双方の挿通孔21a,21bの内周面には、図示しない環状の溝が凹設されていて、溝にはシール用のOリングが填め込まれている。
【0036】
カバー20の裏面には、雄ねじが切られた環状の脚部22が下向きに突設されている。ケース15の内壁17には、脚部22の雄ねじと対応する位置に雌ねじが切られていて、雄ねじと雌ねじとが螺合することにより、ケース15にカバー20が隙間無く取り付けられるようになっている。
【0037】
ペースト剤容器25は、上端開口32を有するタンク状の使い捨てプラスチック容器であり、市販されているものである。容器25の大きさは、一例として、1000cmのペースト剤40が収容されるもので、直径φ105mm、高さ170mmである。
【0038】
ピストンプレート28は、円盤状に成型されたプラスチック製の部材である。ピストンプレート28の中心部には、ペースト剤移送パイプ35を摺動自在に挿通させる挿通孔(孔部)30aが形成されている。挿通孔30aの内周面には環状の溝が形成され、溝にはOリング33が填め込まれて、ピストンプレート28とペースト剤移送パイプ35とが隙間なく密着するようになっている。
【0039】
また、ピストンプレート28の表面(上面)には、凹み34が設けられている。すなわち、ピストンプレート28は、半径方向に階段状に形成されており、段部29を境にして、径方向内側に薄肉部30が、径方向外側に厚肉部31を有している。このようにピストンプレート28の表面を階段状に形成することで、ペースト剤容器25に供給された圧縮空気が薄肉部30と厚肉部31の境目である段部29の垂直壁に当たり跳ね返され、ペースト剤容器25の内壁に圧縮空気が直接当たることが防止され、圧縮空気がピストンプレート28の中央部に集中するようになっている。これにより、プラスチック製のペースト剤容器25が膨張することなく、ペースト剤容器25とピストンプレート28との間に隙間が生じず、圧縮空気の圧力によりペースト剤40が効率よくシリンジ60に注入されるようになっている。
【0040】
閉蓋45は、ペースト剤容器25の上端開口32を塞ぐプラスチック製の蓋であり、外縁には環状の縁部47が垂設されている。縁部47の内周面には複数のねじ山を有する雌ねじが切られている。ペースト剤容器25の上端開口32側の外周面には雄ねじが切られていて、閉蓋45の雌ねじとペースト剤容器25の雄ねじとが螺合することにより、閉蓋45がペースト剤容器25に取り付けられるようになっている。
【0041】
閉蓋45の平坦部46には、気体供給孔46aが開口形成されており、圧縮空気が気体供給孔46aからペースト剤容器25に供給されるようになっている。閉蓋45に複数の気体供給孔46aを円周方向に等間隔に開口形成することもできる。
【0042】
閉蓋45に気体供給孔46aを開口形成することによって、圧縮空気が気体供給孔46aからペースト剤容器25に供給され、薄板状のピストンプレート28が偏りなく均一に加圧される。このため、ペースト剤容器25とピストンプレート28の密閉性が維持され、ペースト剤40がピストンプレート28により確実に押し出されるようになっている。
【0043】
また、平坦部46には、ペースト剤移送パイプ35を挿通させる挿通孔(パイプ挿通孔)46bが設けられている。挿通孔46bを設けることで、ペースト剤移送パイプ35をペースト剤容器25の上端開口32から引き出すことができ、ペースト剤容器25に孔などを開けることなく、ペースト剤容器25をそのまま使用することができる。
【0044】
図2に示されるように、ペースト剤移送パイプ35は、パイプ本体36と、パイプ本体36の一方の端部(上端)に圧入されるブッシュ37とから構成されている。パイプ本体36は、耐食性に優れる金属材料、例えばアルミニウム合金材からなり、ブッシュ37は、加工性や耐薬品性に優れるエンジニアリングプラスチック、例えばポリアセタール(POM)からなっている。
【0045】
ブッシュ37をパイプ本体36に圧入したのは、薄肉のパイプ本体36に注入用ノズル42に形成された雄ねじ42aを螺合させる雌ねじを切るのが容易でないためである。したがって、ブッシュ37には、雌ねじ37aが切られており、注入用ノズル42の雄ねじ42aと螺合するようになっている。また、ブッシュ37のテーパ状の圧入部37bにはOリング38が填められており、ペースト剤40が滲み出さないようになっている。なお、ブッシュ37が接着性に優れる合成樹脂材からなる場合には、圧入の代わりに瞬間接着剤等により接着して取り付けてもよい。
【0046】
気体供給手段50は、コンプレッサ51と、圧力計52と、弁開閉部53と、圧送パイプ54とから構成されている。コンプレッサ51は、羽根車やロータの回転運動又はピストンの往復運動によって、圧縮後の空気を圧縮前の空気の2倍以上に圧縮する機械であり、ターボ圧縮機、ベーン圧縮機、往復圧縮機などが適用される。圧縮された空気は、図示しない空気圧フィルタを通り、水分や塵埃などが除去されて、ケース15に供給されるようになっている。コンプレッサ51は、弁開閉部53に組み合わせることもできる。なお、コンプレッサ51に代えてボンベを用いることも可能である。
【0047】
圧力計52には、弾性体の変位を利用する方式であるブルドン管式の圧力計が適用される。圧力計52が指示する圧力は、図示しない圧力調整弁などにより、ゲージ圧で0.1〜0.5MPaに調整される。
【0048】
弁開閉部53は、操作レバー53aと図示しない圧力制御弁とを備え、圧送パイプ54の端部側に直列に設けられている。操作レバー53aを回動することにより圧力制御弁が開かれ、圧縮空気がケース15に送られるようになっている。圧力制御弁には、ダイヤフラムを有する減圧弁が用いられている。
【0049】
次ぎに、ペースト剤が注入されるシリンジについて説明する。
図3に示されるように、シリンジ60は、バレル61と、プランジャ62と、図示しない吐出ノズルとから構成されている。バレル61は、ポリプロピレン等の高分子ポリマー樹脂材を成型材料とする注入容器であり、円筒状を成している。ポリプロピレン樹脂は、成型性が良く、強度が高く、耐薬品性に優れるため、バレル61の成型材料として好適な樹脂材料であるからである。バレル61の内面には、ペースト剤40に対する耐剥離性を高めるため、フッ素樹脂をコーティングすることも有効である。
【0050】
バレル61の先端には、吐出ノズルを保持する狭窄したスリーブ61aが一体的に形成され、バレル61の後端には、図示しないアダプタ等との気密性を保つフランジ61bが一体的に形成されている。バレル61の胴体部61cは、ペースト剤40の流動性が高まるように円筒面に形成されている。胴体部61c内側のペースト剤収容室の容積は、バレルサイズによって異なるものであるが、主に3〜55cm程度の容積に形成されている。一例として、バレル61の外径寸法及び長さ寸法は、容積55cmのバレルでそれぞれ26mm、173mmである。
【0051】
バレル61の両端はそれぞれ開口形成されていて、先端のスリーブ61aには狭口の開口が形成され、後端には広口の開口が形成されている。先端の狭口には、吐出ノズルが取り付けられ、ペースト剤40が吐出されるようになっている。後端の広口には、ピストンとしてのプランジャ62が取り付けられようになっている。
【0052】
プランジャ62は、バレル61の胴体部61c内面に密接し、ペースト剤40をバレル61に封じ込め、下方にスライドしてペースト剤40を押し出すためのピストンとして機能する。プランジャ62がスライドした際に、バレル61内面に傷が付かないようにするため、プランジャ62は軟質のポリエチレンを構成材料としている。プランジャ62には、種々の形状のものがあり、ペースト剤40の粘度などによって任意の形状のものが選択される。また、プランジャ62には、ロッド付きのものと、ロッド無しのものとがあり、ロッド付きのプランジャは手動吐出用であり、ロッド無しのプランジャ62は自動吐出用である。
【0053】
図示しない吐出ノズルは、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂材料、耐食性に優れるステンレス鋼などの金属材料を構成材料とし、バレル61のスリーブ61aに着脱自在に取り付けられるようになっている。吐出ノズルは、雄ねじと雌ねじとの螺合や圧入などにより、取り付けられるようになっている。
【0054】
吐出ノズルの形状には、種々のものがあり、用途に応じて任意に選択可能である。例えば、テーパノズルはペースト剤40等の中粘度〜高粘度の液剤の塗布に好適し、ニードルノズルはインクや塗料等の低粘度の液剤塗布に好適する。
【0055】
次ぎに、ディスペンサ10の組立方法について説明する。
ケース15にペースト剤容器25を収め、ペースト剤容器25にピストンプレート28を内嵌し、閉蓋45を覆設し、ケース15の上端開口16に円盤状のカバー20を被せる。続いて、ペースト剤移送パイプ35を、カバー20、閉蓋45、ピストンプレート28の各挿通孔21a,46b,30aに挿通させ、ペースト剤移送パイプ35の下端をペースト剤40に差し込む。そして、ペースト剤移送パイプ35の上端に圧入されたブッシュ37に注入用ノズル42を螺合させて、ペースト剤移送パイプ35とシリンジ60とを接続する。最後に、コンプレッサ51に接続された圧送パイプ54をカバー20の挿通孔21bに挿通させ、圧送パイプ54の先端をカバー20と閉蓋45の間に位置させて、閉蓋45の気体供給孔46aからペースト剤容器25に圧縮空気が満遍なく供給されるようにする。
【0056】
続いて、ディスペンサ10の作用について説明する。
圧送パイプ54に直列に設けられた弁開閉部53の操作レバー53aが開方向に回動されると、コンプレッサ51から所定のゲージ圧力の圧縮空気が気密状態のケース15内に供給され、圧縮空気が閉蓋45の気体供給孔46aからペースト剤容器25内に入り、圧縮空気の圧力でピストンプレート28が押し下がり、ピストンプレート28によって押し出されたペースト剤40がペースト剤移送パイプ35内を上昇し、バレル61内に挿入されたプランジャ62を押し上げながらバレル61にペースト剤40が自動注入される。
【0057】
これにより、バレル61には塵埃等の異物や気泡を混入させることなく、しかもシリンジ60や手を汚すことなく、ペースト剤40を短時間で注入することができる。このようにしてペースト剤40が注入されたシリンジ60を用いると、ペースト剤40の塗布量のばらつきやノズル先端の吐出口の詰まりが防止され、精密機械の摺動面等に精度の高い塗布を行うことが可能となる。
【0058】
図4及び図5は、本発明に係るディスペンサ10の第2の実施形態を示すものである。第1の実施形態と同一構成部分については、同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0059】
この実施形態と第1の実施形態の主な相違点は、アタッチメントノズル65を介してペースト剤移送パイプ35からシリンジ60にペースト剤40が注入される点と、バレル61の後ろ側からペースト剤40が注入される点である。
【0060】
アタッチメントノズル65は、透明のアクリル樹脂材からなる中空パイプであり、屈曲形成されている。屈曲形成したのは、真直に形成するとアタッチメントノズル65に対するシリンジ60の取付性が悪くなるためである。屈曲角度は任意であるが、θ=10°〜15°に設定されている。アタッチメントノズル65の外形寸法は、直径φ10〜20mm、長さL100〜180mmに設定されている。
【0061】
アタッチメントノズル65の後端には、雄ねじ65aが切られていて、この雄ねじ65aがペースト剤移送パイプ35(ブッシュ37)の雌ねじ37aと螺合するようになっている。アタッチメントノズル65の先端には、ポリアセタール樹脂材からなるテーパリング66が密着した状態に外嵌されている。テーパリング66の最大外径は、バレル61の内径より小径に形成されていて、バレル61内にテーパリング66がスムーズに挿入されるようになっている。テーパリング66の胴壁には、Oリング67が填め込まれているため、バレル61とテーパリング66とは摺動自在に密接し、バレル61内の気密状態が維持されている。
【0062】
テーパリング66は、バレル61後端の広口から深く挿入され、ペースト剤40がテーパリング66の孔68から押し出されてバレル61に注入されるようになっている。ペースト剤40が注入されると同時に、バレル61が斜め上方に動くことで、バレル61にペースト剤40が自動注入される。ペースト剤40注入時には、バレル61先端の狭口が塞がれているため、狭口からペースト剤40が漏れ出すことはない。ペースト剤40注入後は、アタッチメントノズル65からバレル61が外され、プランジャ62が挿入される。
【0063】
この実施形態によれば、ペースト剤40がバレル61後端の広口から注入されるため、非流動性・高粘度のペースト剤40を容易く注入することができる。また、バレル61先端の狭口からペースト剤40を注入する場合に比べて、ペースト剤40の注入時間がより一層短縮され、注入作業性が向上する。
【0064】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ケースに供給された圧縮気体の圧力によりペースト剤容器のピストンプレートが押し下げられ、ペースト剤容器内のペースト剤がピストンプレートによって押し出されて、ペースト剤がペースト剤移送パイプを上昇して注入容器に注入される。また、ペースト剤容器は、ピストンプレートを備えたシリンダとして機能して、注入容器にペースト剤を送り込む。したがって、注入容器に異物や気泡などを混入させたり、作業者の手を汚したりすることなく、短時間でペースト剤を自動注入することができる。また、装置の複雑化・大型化を招くこともなく、簡易な構造で小型のペースト剤自動注入装置を提供することができる。
【0065】
また、請求項2記載の発明によれば、ペースト剤容器が交換可能な使い捨て容器であるから、ペースト剤を他の容器に詰め替える必要がない。したがって、ペースト剤を注入容器に容易く注入することができ、ペースト剤の注入作業性が向上する。
【0066】
また、請求項3記載の発明によれば、ピストンプレートを偏りなく均一に加圧することができ、また、ペースト剤容器に孔などを開けることなく、使い捨てタイプのペースト剤容器をそのまま使用することができる。
【0067】
また、請求項4記載の発明によれば、ペースト剤容器とシリンジとが液剤移送パイプにより接続されるから、狭口の注入口を有するシリンジにも、零したりすることなく、しかも短時間でペースト剤を確実に注入することができる。
【0068】
また、請求項5記載の発明によれば、ピストンプレートに凹みが形成されているから、圧縮気体が凹みに集中してピストンプレート中央部の圧力が高められるとともに、ペースト剤容器の内壁に圧縮気体が直接当たることが防止される。したがって、ペースト剤容器の膨張が防止されてペースト剤容器とピストンプレートとの間に隙間が生じず、注入容器に効率よくペースト剤が注入される。
【0069】
また、請求項6記載の発明によれば、注入用ノズルを介してペースト剤移送パイプと注入容器とが接続されるから、ペースト剤移送パイプと注入容器の取り付け/取り外しが容易となり、注入容器の組付性が向上する。
【0070】
また、請求項7記載の発明によれば、アタッチメントノズルを介して注入容器の広口側とペースト剤移送パイプとが繋がるから、ペースト剤を注入容器に容易く注入することができ、ペースト剤の注入作業性を向上することができる。
【0071】
また、請求項8記載の発明によれば、注入容器の注入口が注入用ノズルやアタッチメントノズルにより塞がれるから、ペースト剤の塗布量のばらつきやノズル吐出口の詰まりを生じさせる異物や気泡が、注入口から注入容器に混入することが防止される。したがって、精度が高いペースト剤の塗布を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペースト剤自動注入装置の第1の実施形態を示す分解図である。
【図2】図1に示すペースト剤移送パイプを示す正面図である。
【図3】図1に示すペースト剤自動注入装置の組立図である。
【図4】本発明に係るペースト剤自動注入装置の第2の実施形態を示す組立図である。
【図5】図4に示すペースト剤移送パイプを示す正面図である。
【図6】従来の液剤注入方法の一例を示す図である。
【図7】従来の液剤自動注入方法に用いられる液剤注入装置を示す図である。
【符号の説明】
10 ディスペンサ(ペースト剤自動注入装置)
13 ディスペンサ本体
15 ケース
25 ペースト剤容器
28 ピストンプレート
32 上端開口(開口部)
34 凹み
35 ペースト剤移送パイプ
40 ペースト剤
45 閉蓋(蓋)
46a 気体供給孔
51 コンプレッサ
60 シリンジ(注入容器)
61 バレル
62 プランジャ
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a paste automatic injection device capable of automatically injecting a paste into an injection container and a paste automatic injection method using the same.
[0002]
[Prior art]
There are two methods for injecting a liquid agent as a paste into the injection container: (1) a method of manually injecting the liquid agent, and (2) a method of injecting the liquid agent using a liquid agent injection device. In the manual method (1), as shown in FIG. 6 (a), a small amount of liquid 70 is scooped from a liquid container with a spatula 71 or the like so as to prevent the liquid 70 from being spilled into the barrel 72 or the like. When the liquid material 70 has a low viscosity and fluidity, as shown in FIG. 6B, a conical funnel 73 is attached to the barrel 72 or the like, and the liquid material 70 is poured by being poured little by little. .
[0003]
In the method (2) using a liquid injection device (for example, Patent Document 1), the liquid is injected using a liquid injection device 75 shown in FIG. The liquid injector 75 is capable of stably and uniformly injecting the liquid into the barrel 76 without affecting the viscosity and fluidity of the liquid and without introducing bubbles, and a liquid tank (not shown). , A cylinder 77, a barrel 76, an air compressor (not shown), a control device (not shown), and various sensors 86a, 86b, 88a, 88b.
[0004]
The cylinder 77 as a sub-tank into which the liquid material is transferred from the liquid material tank is partitioned into upper and lower compartments 77a and 77b by a piston 78. The upper compartment 77a is connected to the liquid material tank by a pipe 79a, and the lower compartment 77b is a pipe. It is connected to the air compressor by 79b. The liquid is transferred to the upper compartment 77a via a pipe 79a, and the compressed air is transferred to the lower compartment 77b via a pipe 79b, and the piston 78 is pushed up by the compressed air to inject the liquid into the barrel 76. It is supposed to be. A valve (not shown) is provided between the upper compartment 77a and the solution tank to prevent the solution filled in the upper compartment 77a from flowing back into the solution tank.
[0005]
A plunger 80 with a rod 80a is inserted in the barrel 76 in advance. A measuring rod 81 is connected to the rod 80a, and a weight 83 having a measuring dog 82 is attached to the measuring rod 81. A driving device 85 for lowering the measuring rod 81 is attached above the weight 83. The barrel 76 is vertically held by a holder 88 so as not to fall down.
[0006]
The weighing dog 82 is located between the pair of sensors 88a and 88b provided at the upper part of the holder 88, and the presence or absence of the barrel 76 is detected by contacting the lower sensor 88b, and by contacting the upper sensor 88a. It is detected that the barrel 76 is filled with the liquid agent. The drive device 85 has an upper limit sensor 86a and a lower limit sensor 86b composed of magnetic sensors. Signals are transmitted and received between these sensors 86a and 86b and the sequencer so that sequential control is performed. Has become.
[0007]
The controller receives a detection signal from the lower limit sensor 86b, transmits a signal to an electromagnetic valve (not shown), and supplies a compressed air from the air compressor to the lower compartment 77b of the cylinder 77 with a sequencer. With this, the liquid agent is automatically injected into the barrel 76.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-4-31294 (pages 2-4, FIG. 1)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned conventional solution injection method has the following problems to be solved.
[0010]
In the manual injection method (1), there is a problem that it takes time to inject the liquid material 70. When the injection container is the barrel 72 of a small container, the liquid agent 70 cannot be easily injected, and the liquid agent 70 may spill and the barrel 72 may become dirty or adhere to the hands of the operator.
[0011]
There is also a problem that foreign matter such as dust and air bubbles are mixed during the injection. The foreign matter and bubbles are mixed in because the liquid agent 70 is injected in a state where the injection port of the barrel 72 is open. Bubbles are more likely to be mixed in as the viscosity of the liquid agent 70 increases, but even when the liquid agent 70 has a low viscosity, the mixing cannot be completely prevented. If foreign matter or air bubbles are mixed in the barrel 72, the applied amount of the liquid agent 70 discharged from the nozzle is varied, and the applied amount is increased or decreased, so that there is a problem that highly accurate application cannot be performed. .
[0012]
The method (2) of injecting using the liquid injector 75 transfers the liquid from the liquid tank to the cylinder 77 via the pipe 79a, pushes the liquid with the piston 78, and injects the liquid from the tip of the barrel 76. In addition, a liquid agent can be injected without mixing foreign matter or air bubbles. However, a cylinder 77 as a sub-tank is required between the liquid material tank and the barrel 76, and a check valve for preventing backflow is required, so that the structure of the liquid material injection device 75 becomes complicated and large. There is a problem.
[0013]
In addition, the liquid material is not directly injected into the barrel 76 from the disposable liquid material container, but the liquid material has to be once refilled from the liquid material container to the liquid material tank. Further, when the liquid agent is refilled, the liquid agent may remain in the liquid agent container, and an expensive liquid agent may be wasted.
[0014]
In view of the above, the present invention can inject a liquid agent (paste agent) in a short time without mixing foreign matter, bubbles, and the like into an injection container and without soiling the hands of an operator. It is an object of the present invention to provide a paste automatic injection device and a paste automatic injection method using the same, which can improve the liquid material injection workability without increasing the complexity and size of the paste.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 is an automatic paste dispensing apparatus for accommodating a paste dispenser in an airtight case and pouring the paste dispenser from the paste dispenser into a dispenser. A piston plate for slidably pushing out the paste by the pressure of the compressed gas, and a hole for slidably inserting a paste transfer pipe through the piston plate; An agent container and the injection container are connected by the paste agent transfer pipe, and the paste extruded by the piston plate moves in the paste agent transfer pipe and is injected into the injection container. I do.
[0016]
According to the above configuration, the paste plate is slidably pushed down by the pressure of the compressed gas, the paste is pushed out by the piston plate, and the paste transfer pipe is slidably inserted through the hole of the piston plate. The inside of the paste rises and is poured into the filling container. Since the paste agent container is provided with the piston plate, the paste agent container functions as a cylinder, and it is not necessary to provide both the liquid agent tank and the cylinder as in the conventional example. Also, there is no need to provide a check valve for preventing backflow.
[0017]
According to a second aspect of the present invention, in the liquid automatic injection device according to the first aspect, the paste agent container is a replaceable disposable container.
According to the above configuration, since the paste container is a replaceable disposable container, when the paste container is emptied, the paste is replaced by a new paste container, and the paste is injected into the injection container. That is, there is no need to refill the paste into another container, and the paste can be easily injected into the injection container.
[0018]
According to a third aspect of the present invention, in the automatic liquid medicine injection device according to the first or second aspect, a lid that covers an opening of the paste agent container is provided with a gas supply hole and a pipe insertion hole. Features.
According to the above configuration, since the gas supply hole is provided in the lid, the piston plate is uniformly pressed by the pressure of the compressed gas without bias. In addition, since the lid is provided with a pipe insertion hole, the paste transfer pipe can be pulled out from the upper end opening of the paste container, and the disposable paste container can be used as it is without opening a hole in the paste container. Can be used.
[0019]
According to a fourth aspect of the present invention, in the liquid medicine automatic injecting apparatus according to any one of the first to third aspects, the injection container has a narrow end at a front end and a wide end at a rear end. And a plunger for moving the inside of the barrel to discharge the paste from the narrow opening.
[0020]
According to the above configuration, even if the injection container is a syringe as a small container, the paste is injected without polluting the hands or the syringe by connecting the paste agent container and the syringe with the paste agent transfer pipe. can do.
[0021]
According to a fifth aspect of the present invention, in the liquid automatic injection device according to any one of the first to fourth aspects, a recess for concentrating the compressed gas on a central portion of the piston plate is provided in the piston plate. Is formed.
[0022]
According to the above configuration, since the compressed gas concentrates on the depression of the piston plate, the compressed gas is prevented from directly hitting the inner wall of the paste agent container, and the paste agent container is prevented from expanding.
[0023]
According to a sixth aspect of the present invention, in the paste automatic injection device according to any one of the first to fifth aspects, the paste transfer pipe and the injection container are connected via an injection nozzle. It is characterized by the following.
According to the above configuration, attachment / detachment of the paste agent transfer pipe and the injection container is facilitated.
[0024]
The invention according to claim 7 is the paste automatic injection device according to any one of claims 1 to 5, further comprising an attachment nozzle connected to the paste agent transfer pipe, and a tip of the attachment nozzle being It is characterized by being inserted from the wide mouth side of the injection container.
According to the above configuration, the wide mouth side of the injection container is connected to the paste transfer pipe via the attachment nozzle, so that the paste can be easily injected into the injection container.
[0025]
The invention according to claim 8 is an automatic paste injection method using the paste automatic injection device according to any one of claims 1 to 7, wherein the injection port at the tip of the injection container includes: Connect the injection nozzle, or insert the tip of the attachment nozzle into the injection port at the rear end of the injection container, supply the compressed gas to the paste agent container in the case, and push down the piston plate Transferring the paste extruded by the piston plate through the paste transfer pipe and automatically injecting the paste into the injection container while pushing up the plunger or the barrel inserted into the injection container. It is characterized.
[0026]
According to the above configuration, the injection port at the front end of the injection container is closed by the paste transfer pipe, or the injection port at the rear end of the injection container is closed by the attachment nozzle. From being mixed into the injection container. For this reason, variation in the application amount of the paste discharged from the injection container and clogging of the nozzle discharge port are prevented, and highly accurate coating can be performed.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, specific examples of the embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIGS. 1 and 2 show a first embodiment of a dispenser (paste agent automatic injection device) 10 according to the present invention.
[0028]
The dispenser 10 is a device for injecting the paste 40 into a syringe (injection container) 60. As the liquid to be injected, a non-fluid, high-viscosity liquid like the paste 40 or grease is preferable, but a liquid, low-viscosity liquid such as alcohol, an electrolytic solution, ink or oil may be injected. It is possible. Since the paste 40 is automatically injected, a clean injection operation can be performed without the syringe 60 becoming dirty, the hands being dirty, and the hands not being touched.
[0029]
The dispenser 10 according to the present invention is an injection device in which a paste agent container 25 is housed in a case 15 which is in an airtight state, and the paste agent 40 is poured into the syringe 60 from the paste agent container 25. A thin piston plate 28 for extruding the paste 40 is slidably and closely attached to the inner surface of the paste container 25, and a hole 30a is provided in the piston plate 28 for slidably inserting the paste transfer pipe 35. The syringe 60 and the paste agent container 25 are connected by the paste agent transfer pipe 35, and the paste 40 extruded by the piston plate 28 moves in the paste agent transfer pipe 35 and is injected into the injection container 60. It is assumed that.
[0030]
According to the dispenser 10, the compressed gas sent from the compressor 51 or the cylinder is supplied to the paste agent container 25, so that the internal pressure of the paste agent container 25 is increased, and the paste 40 is compressed by the pressure of the piston plate 28. The paste 40 is extruded toward the agent transfer pipe 35, and the paste 40 is automatically injected into the syringe 60. As the compressed gas, compressed air is preferably used, but compressed nitrogen or the like can also be used.
[0031]
For this reason, the paste 40 can be automatically injected in a short period of time without contaminating or touching the hands of the operator without mixing foreign matter such as dust or air bubbles into the syringe 60. . Further, the paste 40 can be directly injected from the paste container 25 having the thin piston plate 28 into the syringe 60, so that the paste 40 can be easily injected without increasing the complexity and size of the device. be able to.
[0032]
Hereinafter, each component of the dispenser 10 will be described in detail.
As shown in FIG. 1, the dispenser 10 includes a dispenser main body 13 and gas supply means 50. The dispenser main body 13 covers the case 15, a cover 20 for sealing the upper end opening 16 of the case 15 in an airtight state, a paste container 25 accommodated in the case 15, and an upper end opening (opening) 32 of the paste container 25. A closed lid (lid) 45 provided, a thin piston plate 28 that is slidably and closely attached to the inner surface of the container 25 and pushes out the paste 40, and the paste 40 is transferred from the paste container 25 to the syringe 60. And a paste agent transfer pipe 35 for transferring.
[0033]
The case 15 is made of a vinyl chloride resin material having good moldability and has a cylindrical shape. Upper and lower ends of the case 15 are formed with openings, and the upper end opening 16 is covered with a cover 20. The space inside the case 15 is a space for accommodating the paste agent container 25. The outer diameter of the case 15 is 130 mm in diameter and 260 mm in height, and is formed in a size that can completely accommodate the paste agent container 25. The weight is about 1.5 kg. The size of the case 15 is formed to a size corresponding to the paste agent container 25, and the size can be changed.
[0034]
On the inner wall 17 on the upper end opening 16 side of the case 15, there is provided a stepped shelf 17 a which abuts on the flange 26 a of the paste agent container 25 and positions the paste agent container 25 in the vertical direction. An O-ring 18 for sealing is fitted into the shelf 17a so as to protrude inward in the radial direction. When the paste agent container 25 is mounted on the case 15, the outer wall 26 of the paste agent container 25 comes into close contact with the O-ring 18, so that the compressed air supplied from the compressor 51 to the case 15 does not leak out of the case 15, The airtight state in the case 15 is maintained, and the internal pressure of the paste agent container 25 is increased.
[0035]
The cover 20 is a lid that closes the upper end opening 16 of the case 15 in an airtight state, and has a disk shape. In the central portion 21 of the cover 20, an insertion hole 21a through which the paste agent transfer pipe 35 is inserted and an insertion hole 21b through which a pressure feeding pipe 54 for feeding compressed air is inserted are formed in parallel with each other. Annular grooves (not shown) are formed in the inner peripheral surfaces of both the insertion holes 21a and 21b, and O-rings for sealing are inserted into the grooves.
[0036]
On the back surface of the cover 20, a male threaded annular leg portion 22 projects downward. A female screw is cut on the inner wall 17 of the case 15 at a position corresponding to the male screw of the leg portion 22, and the male screw and the female screw are screwed together so that the cover 20 can be attached to the case 15 without a gap. I have.
[0037]
The paste container 25 is a tank-shaped disposable plastic container having an upper end opening 32 and is commercially available. The size of the container 25 is, for example, 1000 cm. 3 And a diameter of 105 mm and a height of 170 mm.
[0038]
The piston plate 28 is a disk-shaped plastic member. In the center of the piston plate 28, an insertion hole (hole) 30a through which the paste agent transfer pipe 35 is slidably inserted is formed. An annular groove is formed in the inner peripheral surface of the insertion hole 30a, and an O-ring 33 is inserted into the groove so that the piston plate 28 and the paste agent transfer pipe 35 are in close contact with each other without a gap.
[0039]
Further, a recess 34 is provided on the surface (upper surface) of the piston plate 28. That is, the piston plate 28 is formed stepwise in the radial direction, and has a thin portion 30 on the radial inside and a thick portion 31 on the radial outside with the step portion 29 as a boundary. By forming the surface of the piston plate 28 in a step shape in this manner, the compressed air supplied to the paste agent container 25 hits the vertical wall of the step portion 29 which is a boundary between the thin portion 30 and the thick portion 31, and is rebounded. The compressed air is prevented from directly hitting the inner wall of the paste agent container 25, and the compressed air is concentrated on the central portion of the piston plate 28. Thereby, the paste material container 25 made of plastic does not expand, no gap is formed between the paste material container 25 and the piston plate 28, and the paste material 40 is efficiently injected into the syringe 60 by the pressure of the compressed air. It has become.
[0040]
The lid 45 is a plastic lid that closes the upper end opening 32 of the paste agent container 25, and an annular edge 47 is vertically provided on the outer edge. An internal thread having a plurality of threads is cut on the inner peripheral surface of the edge portion 47. An external thread is cut on the outer peripheral surface on the upper end opening 32 side of the paste agent container 25, and the female screw of the lid 45 and the male screw of the paste agent container 25 are screwed together, so that the lid 45 is attached to the paste agent container 25. It can be attached.
[0041]
A gas supply hole 46a is formed in the flat portion 46 of the lid 45 so that compressed air is supplied to the paste agent container 25 from the gas supply hole 46a. A plurality of gas supply holes 46a may be formed in the lid 45 at equal intervals in the circumferential direction.
[0042]
By forming the gas supply hole 46a in the lid 45, compressed air is supplied from the gas supply hole 46a to the paste agent container 25, and the thin piston plate 28 is uniformly pressed without bias. For this reason, the hermeticity of the paste agent container 25 and the piston plate 28 is maintained, and the paste agent 40 is reliably pushed out by the piston plate 28.
[0043]
Further, the flat portion 46 is provided with an insertion hole (pipe insertion hole) 46b through which the paste agent transfer pipe 35 is inserted. By providing the insertion hole 46b, the paste agent transfer pipe 35 can be pulled out from the upper end opening 32 of the paste agent container 25, and the paste agent container 25 can be used as it is without making a hole or the like in the paste agent container 25. it can.
[0044]
As shown in FIG. 2, the paste transfer pipe 35 includes a pipe body 36 and a bush 37 pressed into one end (upper end) of the pipe body 36. The pipe body 36 is made of a metal material having excellent corrosion resistance, for example, an aluminum alloy material, and the bush 37 is made of an engineering plastic having excellent workability and chemical resistance, for example, polyacetal (POM).
[0045]
The reason why the bush 37 is press-fitted into the pipe main body 36 is that it is not easy to cut the female screw for screwing the male screw 42a formed in the injection nozzle 42 into the thin pipe main body 36. Therefore, the bush 37 is provided with a female screw 37a, which is screwed with the male screw 42a of the injection nozzle 42. An O-ring 38 is fitted in the tapered press-fitting portion 37b of the bush 37 so that the paste 40 does not ooze out. When the bush 37 is made of a synthetic resin material having excellent adhesiveness, the bush 37 may be attached by using an instant adhesive instead of press-fitting.
[0046]
The gas supply means 50 includes a compressor 51, a pressure gauge 52, a valve opening / closing section 53, and a pressure feed pipe 54. The compressor 51 is a machine that compresses compressed air more than twice as much as uncompressed air by a rotating motion of an impeller or a rotor or a reciprocating motion of a piston, such as a turbo compressor, a vane compressor, and a reciprocating compressor. Is applied. The compressed air passes through a pneumatic filter (not shown) to remove moisture, dust, and the like, and is supplied to the case 15. The compressor 51 can be combined with the valve opening / closing section 53. Note that a cylinder can be used instead of the compressor 51.
[0047]
As the pressure gauge 52, a Bourdon tube type pressure gauge that uses a displacement of an elastic body is applied. The pressure indicated by the pressure gauge 52 is adjusted to a gauge pressure of 0.1 to 0.5 MPa by a pressure adjusting valve or the like (not shown).
[0048]
The valve opening / closing section 53 includes an operation lever 53 a and a pressure control valve (not shown), and is provided in series at an end of the pressure feed pipe 54. By rotating the operation lever 53a, the pressure control valve is opened, and compressed air is sent to the case 15. As the pressure control valve, a pressure reducing valve having a diaphragm is used.
[0049]
Next, the syringe into which the paste is injected will be described.
As shown in FIG. 3, the syringe 60 includes a barrel 61, a plunger 62, and a discharge nozzle (not shown). The barrel 61 is an injection container using a high-molecular polymer resin material such as polypropylene as a molding material, and has a cylindrical shape. This is because polypropylene resin is a resin material suitable as a molding material for the barrel 61 because it has good moldability, high strength, and excellent chemical resistance. It is also effective to coat the inner surface of the barrel 61 with a fluororesin in order to increase the peel resistance to the paste 40.
[0050]
A constricted sleeve 61a for holding the discharge nozzle is integrally formed at the front end of the barrel 61, and a flange 61b for maintaining airtightness with an adapter (not shown) is integrally formed at the rear end of the barrel 61. I have. The body 61c of the barrel 61 is formed in a cylindrical surface so that the fluidity of the paste 40 is enhanced. The volume of the paste storage chamber inside the body 61c varies depending on the barrel size, but is mainly 3 to 55 cm. 3 It is formed in a volume of about. As an example, the outer diameter and length of the barrel 61 are 55 cm in volume. 3 Are 26 mm and 173 mm, respectively.
[0051]
Both ends of the barrel 61 are formed with openings. A narrow opening is formed in the sleeve 61a at the front end, and a wide opening is formed at the rear end. A discharge nozzle is attached to the narrow end of the tip, and the paste 40 is discharged. A plunger 62 as a piston is attached to the wide end at the rear end.
[0052]
The plunger 62 is in close contact with the inner surface of the body 61 c of the barrel 61, seals the paste 40 in the barrel 61, and functions as a piston for sliding downward to push out the paste 40. The plunger 62 is made of soft polyethylene to prevent the inner surface of the barrel 61 from being damaged when the plunger 62 slides. The plunger 62 has various shapes, and an arbitrary shape is selected according to the viscosity of the paste 40 or the like. The plungers 62 include those with a rod and those without a rod. The plunger with a rod is for manual discharge, and the plunger 62 without a rod is for automatic discharge.
[0053]
The discharge nozzle (not shown) is made of a resin material such as polyethylene or polypropylene or a metal material such as stainless steel having excellent corrosion resistance, and is detachably attached to the sleeve 61 a of the barrel 61. The discharge nozzle is mounted by screwing a male screw and a female screw or press fitting.
[0054]
There are various shapes of the discharge nozzle, which can be arbitrarily selected according to the application. For example, the taper nozzle is suitable for applying a liquid material having a medium viscosity to a high viscosity such as the paste 40, and the needle nozzle is suitable for applying a liquid material having a low viscosity such as ink or paint.
[0055]
Next, a method of assembling the dispenser 10 will be described.
The paste agent container 25 is placed in the case 15, the piston plate 28 is fitted in the paste agent container 25, the cover 45 is covered, and the upper end opening 16 of the case 15 is covered with the disk-shaped cover 20. Subsequently, the paste transfer pipe 35 is inserted through the insertion holes 21 a, 46 b, and 30 a of the cover 20, the lid 45, and the piston plate 28, and the lower end of the paste transfer pipe 35 is inserted into the paste 40. Then, the injection nozzle 42 is screwed into the bush 37 pressed into the upper end of the paste transfer pipe 35 to connect the paste transfer pipe 35 and the syringe 60. Finally, the pressure feed pipe 54 connected to the compressor 51 is inserted into the insertion hole 21b of the cover 20, and the tip of the pressure feed pipe 54 is positioned between the cover 20 and the cover 45, and the gas supply hole 46a of the cover 45 is closed. Compressed air is supplied to the paste agent container 25 uniformly.
[0056]
Next, the operation of the dispenser 10 will be described.
When the operation lever 53a of the valve opening / closing section 53 provided in series with the pressure feed pipe 54 is rotated in the opening direction, compressed air of a predetermined gauge pressure is supplied from the compressor 51 into the airtight case 15 and compressed air is supplied. Enters the paste container 25 through the gas supply hole 46a of the lid 45, the piston plate 28 is pushed down by the pressure of the compressed air, and the paste 40 pushed out by the piston plate 28 rises inside the paste transfer pipe 35. The paste 40 is automatically injected into the barrel 61 while pushing up the plunger 62 inserted into the barrel 61.
[0057]
Thus, the paste 40 can be injected in a short time without mixing foreign matter such as dust or air bubbles into the barrel 61 and without soiling the syringe 60 or the hand. The use of the syringe 60 into which the paste 40 has been injected in this manner prevents variations in the amount of paste 40 to be applied and clogging of the discharge port at the tip of the nozzle. It is possible to do.
[0058]
4 and 5 show a second embodiment of the dispenser 10 according to the present invention. The same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
[0059]
The main differences between this embodiment and the first embodiment are that the paste 40 is injected into the syringe 60 from the paste transfer pipe 35 via the attachment nozzle 65 and that the paste 40 is injected from the rear side of the barrel 61. Is injected.
[0060]
The attachment nozzle 65 is a hollow pipe made of a transparent acrylic resin material and is bent. The reason why the bent portion is formed is that when formed straight, the attachment property of the syringe 60 to the attachment nozzle 65 is deteriorated. The bending angle is arbitrary, but is set to θ = 10 ° to 15 °. The outer dimensions of the attachment nozzle 65 are set to a diameter φ10 to 20 mm and a length L100 to 180 mm.
[0061]
At the rear end of the attachment nozzle 65, a male screw 65a is cut, and the male screw 65a is screwed with the female screw 37a of the paste transfer pipe 35 (the bush 37). At the tip of the attachment nozzle 65, a taper ring 66 made of a polyacetal resin material is externally fitted in close contact with the taper ring. The maximum outer diameter of the tapered ring 66 is smaller than the inner diameter of the barrel 61, so that the tapered ring 66 can be smoothly inserted into the barrel 61. Since the O-ring 67 is inserted into the body wall of the tapered ring 66, the barrel 61 and the tapered ring 66 are slidably in close contact with each other, and the airtight state in the barrel 61 is maintained.
[0062]
The tapered ring 66 is inserted deeply from the wide opening at the rear end of the barrel 61, and the paste 40 is pushed out from the hole 68 of the tapered ring 66 and injected into the barrel 61. At the same time as the paste 40 is injected, the barrel 61 moves obliquely upward, so that the paste 40 is automatically injected into the barrel 61. When the paste 40 is injected, the narrow opening at the tip of the barrel 61 is closed, so that the paste 40 does not leak from the narrow opening. After the paste 40 is injected, the barrel 61 is removed from the attachment nozzle 65, and the plunger 62 is inserted.
[0063]
According to this embodiment, since the paste 40 is injected from the wide opening at the rear end of the barrel 61, the non-fluid, high-viscosity paste 40 can be easily injected. Further, as compared with the case where the paste 40 is injected from the narrow opening at the tip of the barrel 61, the injection time of the paste 40 is further reduced, and the injection workability is improved.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the pressure of the compressed gas supplied to the case pushes down the piston plate of the paste container, and the paste in the paste container is pushed out by the piston plate, and the paste is pressed. The agent rises up the paste agent transfer pipe and is injected into the injection container. Further, the paste agent container functions as a cylinder having a piston plate and feeds the paste agent into the injection container. Therefore, it is possible to automatically inject the paste in a short time without mixing foreign matter, air bubbles, or the like into the infusion container or soiling the hands of the operator. Further, it is possible to provide a small-sized automatic paste-injection device with a simple structure without causing the device to be complicated and large.
[0065]
According to the second aspect of the present invention, since the paste container is a replaceable disposable container, there is no need to refill the paste into another container. Therefore, the paste can be easily injected into the injection container, and the workability of the injection of the paste is improved.
[0066]
According to the third aspect of the present invention, the piston plate can be uniformly pressurized without bias, and the disposable type paste container can be used as it is without making a hole or the like in the paste container. it can.
[0067]
According to the fourth aspect of the present invention, since the paste agent container and the syringe are connected by the liquid agent transfer pipe, the paste agent container can be connected to a syringe having a narrow inlet without spilling over a short time. The paste can be reliably injected.
[0068]
According to the fifth aspect of the present invention, since the recess is formed in the piston plate, the compressed gas is concentrated on the recess, the pressure in the center of the piston plate is increased, and the compressed gas is formed on the inner wall of the paste container. Is prevented from hitting directly. Therefore, the expansion of the paste agent container is prevented, and no gap is formed between the paste agent container and the piston plate, so that the paste agent is efficiently injected into the injection container.
[0069]
According to the sixth aspect of the present invention, since the paste transfer pipe and the injection container are connected via the injection nozzle, attachment / detachment of the paste transfer pipe and the injection container is facilitated, so that the injection container can be easily removed. The assemblability is improved.
[0070]
According to the seventh aspect of the present invention, since the wide opening side of the injection container and the paste transfer pipe are connected to each other through the attachment nozzle, the paste can be easily injected into the injection container, and the paste injection operation can be performed. Performance can be improved.
[0071]
Further, according to the invention of claim 8, since the injection port of the injection container is closed by the injection nozzle or the attachment nozzle, foreign matter or air bubbles that cause variation in the amount of paste applied and clogging of the nozzle discharge port are reduced. , From being mixed into the injection container from the injection port. Therefore, it is possible to apply the paste with high accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded view showing a first embodiment of an automatic paste dispenser according to the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the paste transfer pipe shown in FIG. 1;
FIG. 3 is an assembly view of the automatic paste dispenser shown in FIG. 1;
FIG. 4 is an assembly view showing a second embodiment of the automatic paste dispenser according to the present invention.
FIG. 5 is a front view showing the paste transfer pipe shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a diagram showing an example of a conventional liquid agent injection method.
FIG. 7 is a view showing a liquid material injection device used in a conventional liquid material automatic injection method.
[Explanation of symbols]
10. Dispenser (paste automatic injection device)
13 Dispenser body
15 cases
25 Paste container
28 piston plate
32 Top opening (opening)
34 dent
35 Paste transfer pipe
40 paste
45 Closed lid (lid)
46a Gas supply hole
51 Compressor
60 syringe (injection container)
61 barrels
62 plunger

Claims (8)

気密状態となるケースに、ペースト剤容器を収容し、該ペースト剤容器からペースト剤を注入容器に注ぎ込むペースト剤自動注入装置であって、
前記ペースト剤容器に、圧縮気体の圧力により前記ペースト剤を押し出すピストンプレートが摺動自在に設けられ、該ピストンプレートにペースト剤移送パイプを摺動自在に挿通させる孔部が設けられ、該ペースト剤容器と前記注入容器とが該ペースト剤移送パイプにより接続され、該ピストンプレートにより押し出された該ペースト剤が、該ペースト剤移送パイプ内を移動して該注入容器に注入されることを特徴とするペースト剤自動注入装置。
A paste agent automatic injecting device for accommodating a paste agent container in an airtight case and pouring a paste agent from the paste agent container into an injection container,
A piston plate for slidably extruding the paste by the pressure of the compressed gas in the paste container, and a hole for slidably inserting a paste transfer pipe through the piston plate; A container and the injection container are connected by the paste transfer pipe, and the paste extruded by the piston plate moves in the paste transfer pipe and is injected into the injection container. Automatic paste injection device.
前記ペースト剤容器が、交換可能な使い捨て容器であることを特徴とする請求項1記載のペースト剤自動注入装置。The paste agent automatic injection device according to claim 1, wherein the paste agent container is a replaceable disposable container. 前記ペースト剤容器の開口部に被さる蓋に、気体供給孔と、パイプ挿通孔とが設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のペースト剤自動注入装置。The paste agent automatic injection device according to claim 1 or 2, wherein a gas supply hole and a pipe insertion hole are provided in a lid covering an opening of the paste agent container. 前記注入容器が、先端に狭口を有し、後端に広口を有するバレルと、該バレル内を移動して前記ペースト剤を該狭口から吐出させるプランジャとを備えたペースト剤塗布用のシリンジであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置。A syringe for applying a paste agent, comprising: a barrel having a narrow mouth at a front end and a wide mouth at a rear end; and a plunger which moves in the barrel and discharges the paste from the narrow mouth. The paste automatic injection device according to any one of claims 1 to 3, wherein: 前記ピストンプレートに、前記圧縮気体を該ピストンプレートの中央部に集中させるための凹みが形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置。The paste agent automatic injection device according to any one of claims 1 to 4, wherein a recess is formed in the piston plate for concentrating the compressed gas at a central portion of the piston plate. 注入用ノズルを介して前記ペースト剤移送パイプと前記注入容器とが接続されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置。The paste agent automatic injection device according to any one of claims 1 to 5, wherein the paste agent transfer pipe and the injection container are connected via an injection nozzle. 前記ペースト剤移送パイプに接続するアタッチメントノズルを備え、該アタッチメントノズルの先端を前記注入容器の広口側から挿入することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置。The paste agent automatic injection according to any one of claims 1 to 5, further comprising an attachment nozzle connected to the paste agent transfer pipe, wherein a tip of the attachment nozzle is inserted from a wide-mouth side of the injection container. apparatus. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のペースト剤自動注入装置を用いたペースト剤自動注入方法であって、
前記注入容器の先端の注入口に、前記注入用ノズルを接続し、又は前記注入容器の後端の注入口に、前記アタッチメントノズルの先端を挿入し、前記圧縮気体を前記ケース内の前記ペースト剤容器に供給して前記ピストンプレートを押し下げ、該ピストンプレートによって押し出された前記ペースト剤を該ペースト剤移送パイプ内を移送させ、該注入容器内に挿入された前記プランジャ又は前記バレルを押し上げながら該注入容器に該ペースト剤を自動注入することを特徴とするペースト剤自動注入方法。
It is a paste agent automatic injection method using the paste agent automatic injection device according to any one of claims 1 to 7,
The injection nozzle is connected to the injection port at the tip of the injection container, or the tip of the attachment nozzle is inserted into the injection port at the rear end of the injection container, and the compressed gas is supplied to the paste agent in the case. The paste is supplied to a container, the piston plate is pressed down, the paste extruded by the piston plate is transferred through the paste transfer pipe, and the injection is performed while pushing up the plunger or the barrel inserted into the injection container. A method for automatically injecting a paste, wherein the paste is automatically injected into a container.
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