JP2004254478A - Connection structure of shield connector for instrument - Google Patents
Connection structure of shield connector for instrument Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004254478A JP2004254478A JP2003044772A JP2003044772A JP2004254478A JP 2004254478 A JP2004254478 A JP 2004254478A JP 2003044772 A JP2003044772 A JP 2003044772A JP 2003044772 A JP2003044772 A JP 2003044772A JP 2004254478 A JP2004254478 A JP 2004254478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield
- shield case
- bracket
- housing
- shield shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器用シールドコネクタの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、機器用シールドコネクタとしては、複数本の非シールドタイプの電線の端末部に夫々電線側端子を固着し、電線の端末部をハウジングに保持させ、複数本の電線を一括して筒状のシールド部材で包囲し、そのシールド部材の端末部を筒状のシールドシェルに固着した構造のものがある。一方、かかる機器用シールドコネクタの接続相手である機器は、導電性のシールドケース内に機器本体と機器本体に設けた複数の機器側端子を収容し、シールドケースに取付孔を形成した構造になる。
【0003】
機器用シールドコネクタを機器に接続する際には、取付孔にハウジングを嵌合することにより各電線側端子を機器側端子に対応させてボルト締めにより固定するとともに、シールドシェルをシールドケースの外面に当接させて固定するようになっている。そして、シールドシェルをシールドケースに導通可能に接続させることにより、電線による導電経路のうちシールド部材によってシールドされる領域とシールドケースによってシールドされる領域とを隙間を空けずに連続させるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−281654公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の機器用シールドコネクタの接続構造では、ハウジングをシールドケースの内部に収容し、シールドケースに対してハウジングを固定しない形態となっているのであるが、ハウジングをシールドケースに対して固定する構造にした場合、その固定手段としては、ハウジングの外周から板状のブラケットを突出させ、そのブラケットを、ボルト締めによってシールドケースの外壁面に固定する方法が考えられる。
【0006】
しかし、このようにハウジングの外周から突出させたブラケットをシールドケースの外面に固定する構造とした場合、ブラケットの厚さ寸法分だけシールドシェルがシールドケースから離間することになり、双方のシールド領域の間に隙間が空き、シールド機能の低下が懸念される。
尚、シールドシェルとシールドケースとの間に隙間が空くのを回避する手段としては、シールドシェルをブラケットが包囲されるように大径化させることが考えられるが、そうすると、シールドシェルが大型化するだけでなく、シールドケースの外壁面におけるシールドシェルの取付け用面積も大きく確保しなければならず、機器の大型化を来たす虞がある。
【0007】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、ハウジングの外周に突成したブラケットをシールドケースの外壁面に固定するものにおいて、複数の電線を一括して包囲するシールド部材の端末に固着したシールドシェルをシールドケースに対して隙間を空けずに導電可能に接続できるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、導電性のシールドケース内に複数の機器側端子を収容するとともに前記シールドケースに取付孔を形成した形態の機器に対して機器用シールドコネクタを接続するためのものであって、前記機器用シールドコネクタは、複数本の電線の端末部に固着された電線側端子と、前記電線の端末部を保持するハウジングと、前記ハウジングの外周から突出するブラケットと、前記複数本の電線を一括して包囲する筒状のシールド部材と、前記シールド部材の端末部に固着された筒状のシールドシェルとを備えてなり、前記取付孔に差し込んだ前記電線側端子を前記機器側端子に接続し、前記ブラケットを前記シールドケースの外壁面に固定するとともに、前記シールドシェルを前記シールドケースの外壁面に固定するようになっているものにおいて、前記シールドシェルと前記シールドケースの外壁面との間に、弾性を有し、且つ導電性を有する接続手段を設けた構成とした。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記接続手段が、弾性部材の外周を金属細線からなる編組線で包囲した形態である構成とした。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記接続手段が、導電性を有するとともに弾性変形可能な複数の接触片を並べて設けた形態とされている構成とした。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記接続手段が、一方の端部を前記シールドシェルに接続した導電性の筒状シート部材と、前記シールドシェルに弾性接触することで前記筒状シート部材の他方の端部を前記シールドケースの外壁面に当接させる弾性部材とから構成されている構成とした。
【0010】
【発明の作用及び効果】
[請求項1〜請求項4の発明]
シールドケースの外壁面に固定されたブラケットがシールドシェルの外周側へ突出する形態となる場合、シールドシェルの端面はシールドケースの外壁面に対してブラケットの厚さ分の距離を空けて固定されることになるが、このシールドシェルとシールドケースとの隙間は導電性を有する接続手段によって埋められるので、シールドシェルとシールドケースとは接続手段を介して隙間なく導通可能に接続され、シールド部材によるシールド領域とシールドケース内のシールド領域とが途切れずに済む。
【0011】
また、シールドシェルとシールドケースの外壁面との隙間に比べて、シールドシェルとブラケットとの隙間が小さくても、ブラケットとの接触部分では弾性部材の弾性潰れ量が大きくなることにより、双方の隙間の不均一が吸収されるので、シールドシェルとシールドケースとの間に隙間が空くことはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明する。
【0013】
本実施形態の機器10について説明すると、金属製のシールドケース11の内部には機器本体12が収容され、その機器本体12には複数(本実施形態では3つ)の機器側端子13が水平(左右)に並列して設けられている。つまり、3つの機器側端子13はシールドケース11内に収容されている。また、シールドケース11の側壁には、各機器側端子13と対応して左右に並ぶように3つの円形の取付孔14が貫通して形成されている。また、シールドケース11の外壁面には、各取付孔14と対応するように(各取付孔14の上方に位置するように)3つのブラケット用雌ネジ孔15がシールドケース11の内面側に貫通しない袋小路状に形成されている。さらに、シールドケース11の外壁面には、3つのブラケット用雌ネジ孔15とほぼ同じ高さであって、3つのブラケット用雌ネジ孔15のほぼ中間に位置する2つのシールドシェル用雌ネジ孔(図示せず)がシールドケース11の内面側に貫通しない袋小路状に形成されている。
【0014】
次に、機器用シールドコネクタ20について説明する。
機器用シールドコネクタ20は、機器側端子13と同数(本実施形態では3本)の電線21の前端部(端末部)に、夫々、固着された電線側端子22と、各電線21の端末部を保持するハウジング23と、ハウジング23の外周から突出するブラケット24と、3本の電線を一括して包囲する筒状のシールド部材25と、シールド部材25の端末部に固着された筒状のシールドシェル26とを備えて構成されている。
【0015】
電線21は、導体21aの外周を絶縁性被覆で包囲したもであって、この電線21自身はシールド機能を備えていない。電線21の端末部(前端部)においては、絶縁被覆21bが剥き取られて導体21aの前端部が露出した状態となっている。
電線側端子22は、略前半部分は平板状の機器接続部22aとされ、略後半部分がオープンバレル状の電線圧着部22bとされている。機器接続部22aの前端部にはボルト孔22cが上下に貫通している。電線圧着部22bには電線21の露出された導体21aが圧着により導通可能に固着されている。
【0016】
ハウジング23は、合成樹脂製であって、モールド成形により電線側端子22及び電線21と一体化され、ハウジング23の内部には、電線側端子22の電線圧着部22b、機器接続部22aの後端部、電線21における電線圧着部22bとの固着部、電線21における絶縁被覆21bの前端部が埋め込まれた状態となっている。つまり、ハウジング23の前端からは電線側端子22のうちの機器接続部22aの前端側部分が突出され、ハウジング23の後端面からは絶縁被覆21bで覆われた電線21が導出されている。
【0017】
ハウジング23は全体としては概ね円形をなし、略前半部分は前方に向かって縮径するテーパ状をなし、略後半部分は取付孔14に対して径方向に大きくガタ付きを生じることなく嵌合される嵌合部23aとなっている。嵌合部23aの外周における後端側の位置には周方向の取付け溝23bが形成されている。また、嵌合部23aの外周における取付け溝23bよりも前方の領域には周方向のシール溝23cが形成されており、このシール溝23cにはシールリング27が装着されている。
【0018】
ブラケット24は、合成樹脂製又は金属製であって、電線21及びハウジング23の軸線と直角な板材からなり、全体として卵型をなしている。ブラケット24のうち比較的径の大きい下端部には、下面側に開口する円形の切欠部24aが形成されており、ブラケット24の上端部には前後方向に貫通するボルト孔24bが形成されている。このブラケット24は、その切欠部24aを取付け溝23bに嵌合させることにより、ハウジング23に対してその外周から径方向外向きに突出する形態で取り付けられている。
【0019】
シールド部材25は、金属細線をメッシュ状に編み込んだ編組線からなるものであって、筒状をなしている。このシールド部材25は、3本の電線21を一括して包囲しており、このシールド部材25により電線21のうちハウジング23の後方に配索されている導電経路がシールドされている。
このシールド部材25の前端部には、金属製のシールドシェル26が固着されている。シールドシェル26は、全体として横長の略長円形(若しくは、略楕円形)をなしており、前後方向に貫通する筒部26aと、この筒部26aの前端側の開口縁に沿って径方向外向きに張り出すフランジ26bと、このフランジ26bの上縁側から上方に突出する左右一対の板状の固定部26cとを一体形成したものである。
【0020】
筒部26aの外周にはシールド部材25の前端部が外嵌されているとともに、そのシールド部材25の外周にはカシメ筒28が外嵌されており、このカシメ筒28とシールドシェル26とが縮径状にカシメ付けられている。このカシメ付けにより、シールド部材25の前端部がシールドシェル26に対して導通可能に固着されている。
また、左右一対の固定部26cは、フランジ26bに対して前方(機器10への接続状態ではシールドケース11側)へオフセットされているが、このオフセット量は、ハウジング23のブラケット24をシールドケース11の外壁面に密着させて固定した状態において、ブラケット24の板厚分に、後述する接続手段の非弾性状態における前後方向の厚さを加えた寸法よりも少し小さい寸法に設定されている。また、各固定部26cの上端部には、夫々、前後方向に貫通するボルト孔26dが形成されている。
【0021】
接続部材29(本発明の構成要件である接続手段)は、フランジ26b(筒部26aの開口縁)に沿った略長円形若しくは略楕円形のリング状をなすゴム製の弾性部材29aと、この弾性部材29aの外周を、シールド部材25と同様の金属細線をメッシュ状に編み込んだ細長い筒状の編組線29bで全周に亘って包囲した構成になる。尚、弾性部材29aの断面形状は円形をなすが、楕円形や長円形、方形など円形以外の形状としてもよい。かかる接続部材29は、導電性のテープ又は接着剤(図示せず)により、シールドシェル26のフランジ26bの前面に全周に亘って連続するように接着されている。これにより、接続部材29とシールドシェル26とが導通可能に接続されている。
【0022】
次に、本実施形態の作用を説明する。
機器用シールドコネクタ20を機器10に接続する際には、シールドケース11の外から各電線側端子22を取付孔14に挿入するとともに、ハウジング23を取付孔14に嵌合させ、ブラケット24をシールドケース11の外壁面に当接させる。すると、各電線側端子22の機器接続部22aが機器側端子13の上に重なり、双方のボルト孔13a,22c同士が整合するから、両ボルト孔13a,22cに差し込んだボルト16にナット17を螺合して締め付けることにより、両端子13,22を導通可能に接続する。
【0023】
また、シールドケース11の外においては、各ブラケット24のボルト孔24bをブラケット用雌ネジ孔15に整合させ、ボルト孔24bに差し込んだボルト18をブラケット用雌ネジ孔15に螺合して締め付ける。これにより、ブラケット24がシールドケース11の外壁面に対して面接触状態で固定され、このブラケット24と一体のハウジング23もシールドケース11に対して遊動規制された状態に固定される。固定されたハウジング23と取付孔14との隙間はシールリング27によってシールされ、取付孔14とハウジング23との隙間における外部からの浸水やシールドケース11内の油の漏出が規制される。
【0024】
ブラケット24を固定した後、シールドシェル26の固定部26cをシールドケース11の外壁面に当接させて、固定部26cのボルト孔26dをシールドシェル用雌ネジ孔に整合させる。このとき、各ブラケット24はフランジ26bの上縁部よりも上方へ突出するため、各固定部26cは、左右方向においてブラケット24のほぼ中間の位置することになる。そして、ボルト孔26dに差し込んだボルト19をシールドシェル用雌ネジ孔に螺合して締め付けると、シールドシェル26が、そのフランジ26bの前面をシールドケース11の外壁面に対して所定の距離を空けた状態で固定される。
【0025】
以上により、機器10に対する機器用シールドコネクタ20の接続作業が完了する。
接続完了状態では、シールドケース11の外壁面に固定されたブラケット24がシールドシェル26の外周側へ突出するため、シールドシェル26の前端面はシールドケース11の外壁面に対してブラケット24の厚さ分の距離を空けて固定されることになる。しかし、このシールドシェル26とシールドケース11との隙間は、フランジ26bの前面に全周に亘って接着された導電性の接続部材29によって埋められている。つまり、シールドシェル26とシールドケース11とは、ブラケット24との対応部分を除いた広範囲に亘り、接続部材29を介して隙間なく導通可能に接続される。これにより、シールド部材25によるシールド領域とシールドケース11内のシールド領域とが途切れずに済んでいる。
【0026】
また、フランジ26bの前面とシールドケース11の外壁面との隙間に比べると、フランジ26bの前面とブラケット24の後面との隙間は小さいのであるが、ブラケット24との接触部分では接続部材29の弾性潰れ量が大きくなることにより、双方の隙間の不均一が吸収されるので、シールドシェル26とシールドケース11との間に隙間が空くことはない。
また、接続部材29の弾性部材29aはフランジ26bとシールドケース11の外壁面との間で潰されて弾性変形するので、その弾性復元力により接続部材29の編組線29bとフランジ26bとの間、及び編組線29bとシールドケース11との間には所定の接触圧が確保される。
【0027】
[実施形態2]
次に、本発明を具体化した実施形態2を図5を参照して説明する。
本実施形態2は、接続部材30(本発明の構成要件である接続手段)を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
上記実施形態1の接続部材29はゴム製の弾性部材29aを編組線29bで包囲したものであるが、本実施形態2の接続部材30は方形断面のスポンジ製の弾性部材30aを編組線30bで包囲したものである。
【0028】
[実施形態3]
次に、本発明を具体化した実施形態3を図6及び図7を参照して説明する。
本実施形態3は、接続部材31(本発明の構成要件である接続手段)を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。機器10及び機器用シールドコネクタ20の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態3の接続部材31は、金属製(例えば、銅製)の薄板材を曲げ加工してなり、フランジ26bの前面に沿ったリング状の基板31aと、この基板31aにおける外周側の縁部から前方へ延出しさらに内周側へ折り返された形態、即ち略V字形をなす弾性変形可能な接触片31bを、殆ど隙間なく複数片並べたものであり、基板31aが導電性のテープ又は接着剤によってフランジ26bの前面に接着されている。機器用シールドコネクタ20を機器10に接続した状態では、接触片31bが、その前端の屈曲部をシールドケース11の外壁面又はブラケット24の後面に当接させることによって弾性変形し、その接触片31bの弾性復元力によって接続部材31がシールドケース26に対して所定の接触圧をもって導通可能に接続されている。尚、ブラケットに当接する接触片31bは、シールドケース11に当接する接触片31bに比べると弾性変形量は大きくなっている。
【0029】
[実施形態4]
次に、本発明を具体化した実施形態4を図8を参照して説明する。
本実施形態4は、接続部材32(本発明の構成要件である接続手段)を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。機器10及び機器用シールドコネクタ20の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本実施形態4の接続部材32は、導電性の筒状シート部材32aとリング状の弾性部材32bとからなる。筒状シート部材32aは、例えばアルミ箔からなり、その内周面には導電性を有するホットメルト(図示せず)が塗布されている。この筒状シート部材32aは、一方の端部(後端部)をシールドシェル26の外周にカシメ付けられている導電性のカシメ筒28の外周面に対してホットメルトにより導通可能に接着されている。尚、筒状シート部材32aをカシメ筒28に接着する手段としては導電性のテープ又は接着剤を用いることもできる。
【0030】
弾性部材32bはゴム製であり、この弾性部材32bは筒状シート部材32aの他方の端部(前端部)の内周面にホットメルトにより接着されている。また、筒状シート部材32aの前端部は、フランジ26bよりも前方において、弾性部材32bを巻き込むように内側へ曲げられており、巻き込まれた弾性部材32bの後面が、接着剤やテープ(図示せず)によってフランジ26bの前面に接着されている。尚、筒状シート部材32aの前端部のうちブラケット24と対応する部分は切欠されている。
【0031】
機器用シールドコネクタ20を機器10に接続した状態では、弾性部材32bがフランジ26bとシールドケース11との間で弾性的に潰されるとともに、この弾性部材32bとシールドケース11との間に筒状シート部材32aの前端部が挟み付けられている。この弾性部材32bの弾性復元力により、筒状シート部材32aの前端部がシールドケース11の外壁面に対して導通可能に接続される。また、シールドシェル26の前端(フランジ26b)とシールドケース11の外壁面との隙間は、筒状シート部材32aによって塞がれる。
【0032】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では1本の電線を1つのハウジングで保持したが、本発明は、1つのハウジングで複数本の電線を保持する構造にも適用できる。
【0033】
(2)上記実施形態では電線側端子をハウジングで保持したが、本発明は、電線側端子をハウジングで保持しない構造にも適用できる。
(3)上記実施形態では電線側端子を樹脂モールドによってハウジングと一体化したが、本発明によれば、成形済みのハウジングに対して電線側端子を組み付ける構造にも適用できる。
(4)上記実施形態ではブラケットをハウジングとは別体部品としたが、本発明によれば、ブラケットをハウジングと一体に形成してもよい。
【0034】
(5)上記実施形態では接続手段をブラケットとの対応領域の含めて全周に亘って連続する形態としたが、本発明によれば、ブラケットとの対応部分を除いた領域のみに接続手段を配してもよい。
(6)接続手段として上記実施形態に示したものに限らず、導電性ゴムや、中空スポンジパイプの外周に筒状の編組線を巻きつけたものをシールドシェルとシールドケースとの間に介在させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の機器用シールドコネクタの斜視図
【図2】機器用シールドコネクタを機器に接続した状態の縦断面図
【図3】機器用シールドコネクタを機器に接続した状態の水平断面図
【図4】ハウジングのブラケットとシールドシェルとの位置関係をあらわす一部切欠正面図
【図5】実施形態2の機器用シールドコネクタを機器に接続した状態の縦断面図
【図6】実施形態3の機器用シールドコネクタを機器に接続した状態の縦断面図
【図7】実施形態3の接続手段の斜視図
【図8】実施形態4の機器用シールドコネクタを機器に接続した状態の縦断面図
【符号の説明】
10…機器
11…シールドケース
13…機器側端子
14…取付孔
20…機器用シールドコネクタ
21…電線
22…電線側端子
23…ハウジング
24…ブラケット
25…シールド部材
26…シールドシェル
29…接続部材(接続手段)
29a…弾性部材
29b…編組線
30…接続部材(接続手段)
30a…弾性部材
30b…編組線
31…接続部材(接続手段)
31b…接触片
32…接続部材(接続手段)
32a…筒状シート部材
32b…弾性部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a connection structure of a shield connector for equipment.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a shield connector for equipment, a wire side terminal is fixed to each end of a plurality of unshielded type wires, the ends of the wires are held in a housing, and a plurality of wires are collectively formed into a cylindrical shape. There is a structure in which a shield member is surrounded and a terminal portion of the shield member is fixed to a cylindrical shield shell. On the other hand, a device to be connected to such a device shield connector has a structure in which a device body and a plurality of device-side terminals provided on the device body are housed in a conductive shield case, and mounting holes are formed in the shield case. .
[0003]
When connecting the equipment shield connector to the equipment, fit the housing in the mounting hole to fix each wire side terminal to the equipment side terminal by bolting, and attach the shield shell to the outer surface of the shield case. The abutment is fixed. Then, by connecting the shield shell to the shield case in a conductive manner, the region shielded by the shield member and the region shielded by the shield case in the conductive path of the electric wire are continued without leaving a gap. (For example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-281654 A
[Problems to be solved by the invention]
In the connection structure of the conventional shield connector for equipment described above, the housing is housed inside the shield case, and the housing is not fixed to the shield case. In this case, as the fixing means, a method in which a plate-shaped bracket is projected from the outer periphery of the housing and the bracket is fixed to the outer wall surface of the shield case by bolting is considered.
[0006]
However, if the bracket protruding from the outer periphery of the housing is fixed to the outer surface of the shield case, the shield shell will be separated from the shield case by the thickness of the bracket, and both shield areas There is a gap between them, and there is a concern that the shielding function may be deteriorated.
As a means for avoiding a gap between the shield shell and the shield case, it is conceivable to increase the diameter of the shield shell so that the bracket is surrounded by the shield shell. However, doing so increases the size of the shield shell. In addition, a large area for mounting the shield shell on the outer wall surface of the shield case must be ensured, which may lead to an increase in the size of the device.
[0007]
The invention of the present application has been devised in view of the above circumstances, and in which a bracket protruding on the outer periphery of a housing is fixed to an outer wall surface of a shield case, a shield shell fixed to an end of a shield member enclosing a plurality of electric wires collectively. It is an object of the present invention to enable conductive connection to a shield case without leaving a gap.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is for connecting a device shield connector to a device in which a plurality of device-side terminals are accommodated in a conductive shield case and a mounting hole is formed in the shield case. The device shield connector includes a wire-side terminal fixed to end portions of a plurality of wires, a housing for holding the end portions of the wires, a bracket protruding from an outer periphery of the housing, and the plurality of wires. A cylindrical shield member for enclosing the electric wires in a lump, and a cylindrical shield shell fixed to a terminal portion of the shield member, wherein the electric wire side terminal inserted into the mounting hole is the device side terminal. And the bracket is fixed to the outer wall surface of the shield case, and the shield shell is fixed to the outer wall surface of the shield case. In shall, between the outer surface of the shield shell and the shield case has elasticity, and a and structure provided with connecting means having conductivity.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the connecting means has a configuration in which the outer periphery of the elastic member is surrounded by a braided wire made of a thin metal wire.
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the connecting means has a configuration in which a plurality of conductive and elastically deformable contact pieces are arranged.
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the connection means elastically contacts the shield shell with a conductive tubular sheet member having one end connected to the shield shell. And an elastic member that makes the other end of the sheet member abut against the outer wall surface of the shield case.
[0010]
Function and effect of the present invention
[Inventions of Claims 1 to 4]
When the bracket fixed to the outer wall surface of the shield case projects to the outer peripheral side of the shield shell, the end surface of the shield shell is fixed to the outer wall surface of the shield case with a distance corresponding to the thickness of the bracket. However, since the gap between the shield shell and the shield case is filled with a connecting means having conductivity, the shield shell and the shield case are connected through the connecting means so as to be able to conduct without a gap, and the shield by the shield member is used. The region and the shield region in the shield case do not need to be interrupted.
[0011]
Even if the gap between the shield shell and the bracket is smaller than the gap between the shield shell and the outer wall surface of the shield case, the elastic crushing amount of the elastic member at the contact portion with the bracket is increased, so that the gap between the shield shell and the bracket is increased. Therefore, there is no gap between the shield shell and the shield case.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Embodiment 1]
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0013]
The
[0014]
Next, the
The
[0015]
The
The electric
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
A
[0020]
The front end of the
The pair of left and right fixing
[0021]
The connection member 29 (connection means, which is a constituent element of the present invention) includes a rubber
[0022]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
When connecting the
[0023]
Outside the
[0024]
After the
[0025]
Thus, the operation of connecting the
In the connection completed state, the
[0026]
Although the gap between the front surface of the
Further, since the
[0027]
[Embodiment 2]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In the second embodiment, the connecting member 30 (the connecting means, which is a component of the present invention) has a different configuration from the first embodiment. Other configurations are the same as those in the first embodiment, and thus the same configurations are denoted by the same reference numerals, and description of the structures, operations, and effects will be omitted.
The
[0028]
[Embodiment 3]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
In the third embodiment, the connecting member 31 (the connecting means, which is a component of the present invention) has a different configuration from the first embodiment. Since the configurations of the
The
[0029]
[Embodiment 4]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
In the fourth embodiment, the connecting member 32 (the connecting means, which is a component of the present invention) has a different configuration from the first embodiment. Since the configurations of the
The
[0030]
The elastic member 32b is made of rubber, and the elastic member 32b is bonded to the inner peripheral surface of the other end (front end) of the
[0031]
When the
[0032]
[Other embodiments]
The present invention is not limited to the embodiments described above with reference to the drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention. Can be implemented with various modifications.
(1) In the above embodiment, one electric wire is held by one housing, but the present invention can also be applied to a structure in which one housing holds a plurality of electric wires.
[0033]
(2) In the above embodiment, the electric wire side terminal is held by the housing. However, the present invention can be applied to a structure in which the electric wire side terminal is not held by the housing.
(3) In the above embodiment, the electric wire side terminals are integrated with the housing by resin molding. However, according to the present invention, the present invention can also be applied to a structure in which the electric wire side terminals are assembled to a molded housing.
(4) In the above embodiment, the bracket is a separate component from the housing. However, according to the present invention, the bracket may be formed integrally with the housing.
[0034]
(5) In the above embodiment, the connection means is continuous over the entire circumference including the area corresponding to the bracket. However, according to the present invention, the connection means is provided only in the area excluding the area corresponding to the bracket. May be arranged.
(6) The connecting means is not limited to the one shown in the above embodiment, and a conductive rubber or a hollow sponge pipe with a tubular braided wire wound around the outer periphery of the hollow sponge pipe may be interposed between the shield shell and the shield case. You may.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a shielded connector for a device according to a first embodiment. FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a state where the shielded connector for a device is connected to a device. FIG. FIG. 4 is a partially cutaway front view showing a positional relationship between a bracket of a housing and a shield shell. FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing a state where a device shield connector of the second embodiment is connected to a device. FIG. 7 is a vertical cross-sectional view showing a state where the device shield connector of the third embodiment is connected to the device. FIG. 7 is a perspective view of the connection means of the third embodiment. FIG. Figure [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
29a ...
30a elastic member 30b braided
31b ...
32a: tubular sheet member 32b: elastic member
Claims (4)
前記機器用シールドコネクタは、
複数本の電線の端末部に固着された電線側端子と、前記電線の端末部を保持するハウジングと、前記ハウジングの外周から突出するブラケットと、前記複数本の電線を一括して包囲する筒状のシールド部材と、前記シールド部材の端末部に固着された筒状のシールドシェルとを備えてなり、
前記取付孔に差し込んだ前記電線側端子を前記機器側端子に接続し、前記ブラケットを前記シールドケースの外壁面に固定するとともに、前記シールドシェルを前記シールドケースの外壁面に固定するようになっているものにおいて、
前記シールドシェルと前記シールドケースの外壁面との間に、弾性を有し、且つ導電性を有する接続手段を設けたことを特徴とする機器用シールドコネクタの接続構造。For accommodating a plurality of device-side terminals in a conductive shield case and for connecting a device shield connector to a device having a mounting hole formed in the shield case,
The device shield connector,
A wire side terminal fixed to the ends of the plurality of wires, a housing for holding the ends of the wires, a bracket protruding from the outer periphery of the housing, and a tubular shape enclosing the plurality of wires collectively. Comprising a shield member and a tubular shield shell fixed to a terminal portion of the shield member,
The wire side terminal inserted into the mounting hole is connected to the device side terminal, and the bracket is fixed to the outer wall surface of the shield case, and the shield shell is fixed to the outer wall surface of the shield case. In what
A connection structure for a shield connector for equipment, wherein connection means having elasticity and conductivity is provided between the shield shell and an outer wall surface of the shield case.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044772A JP2004254478A (en) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | Connection structure of shield connector for instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044772A JP2004254478A (en) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | Connection structure of shield connector for instrument |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004254478A true JP2004254478A (en) | 2004-09-09 |
Family
ID=33027372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003044772A Pending JP2004254478A (en) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | Connection structure of shield connector for instrument |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004254478A (en) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006164703A (en) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Hitachi Cable Ltd | Shield wire, box connected to the same, method of connecting the shield wire and the box, and shield wire unit |
JP2006164702A (en) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Hitachi Cable Ltd | Shield wire |
JP2006310127A (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | Shielded conductive path |
JP2007080622A (en) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | Shield conductor |
JP2008042531A (en) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Audio Technica Corp | Gooseneck microphone apparatus |
JP2008519409A (en) * | 2004-11-08 | 2008-06-05 | エアバス フランス | Aircraft connector assembly |
JP2009021254A (en) * | 2008-08-01 | 2009-01-29 | Hitachi Cable Ltd | Shield wire |
JP2017152088A (en) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 住電機器システム株式会社 | Cable with disconnection sensing function |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044772A patent/JP2004254478A/en active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008519409A (en) * | 2004-11-08 | 2008-06-05 | エアバス フランス | Aircraft connector assembly |
JP2006164703A (en) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Hitachi Cable Ltd | Shield wire, box connected to the same, method of connecting the shield wire and the box, and shield wire unit |
JP2006164702A (en) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Hitachi Cable Ltd | Shield wire |
JP4720168B2 (en) * | 2004-12-06 | 2011-07-13 | 日立電線株式会社 | Shielded wire |
JP4720169B2 (en) * | 2004-12-06 | 2011-07-13 | 日立電線株式会社 | Shielded wire, connection method of casing connected to it, and shielded wire unit |
JP2006310127A (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | Shielded conductive path |
JP2007080622A (en) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | Shield conductor |
JP2008042531A (en) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Audio Technica Corp | Gooseneck microphone apparatus |
JP2009021254A (en) * | 2008-08-01 | 2009-01-29 | Hitachi Cable Ltd | Shield wire |
JP2017152088A (en) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 住電機器システム株式会社 | Cable with disconnection sensing function |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3713528B2 (en) | Wire harness for equipment installation | |
JP5637412B2 (en) | connector | |
US9099815B2 (en) | Device connector with heat-radiating rubber heat bridge between heat generating component and connector housing | |
JP6130722B2 (en) | Terminal connection structure | |
EP2670005B1 (en) | Connector and method of manufacturing it | |
JP6047446B2 (en) | Electric wire terminal connection structure | |
US9592775B2 (en) | Wiring harness protector fixing structure | |
JP2003264040A (en) | Shield electric wire | |
US20120024599A1 (en) | Oil-cooled equipment harness | |
WO2017006622A1 (en) | Waterproof connector assembly | |
JP2009043704A (en) | Shielded connector structure | |
JP5585106B2 (en) | Connector device | |
JP2004172009A (en) | Connector for instrument | |
US7347730B2 (en) | Grommet | |
JP2004254478A (en) | Connection structure of shield connector for instrument | |
JP2010118328A (en) | Connector | |
JP2016081984A (en) | Shield case | |
JP2003272729A (en) | Connector | |
JP3230970B2 (en) | Connector shield structure | |
JP2011060452A (en) | Shield connector | |
JP2005026110A (en) | Conductive line | |
JP2002373730A (en) | Mold connector | |
JP2015018743A (en) | Connector and shield connector | |
JPH11126657A (en) | Shielding structure of shielded connector for directly connecting to appliance | |
JP2022151015A (en) | connector |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050905 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070427 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080327 |