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JP2004254151A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法 Download PDF

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JP2004254151A
JP2004254151A JP2003043608A JP2003043608A JP2004254151A JP 2004254151 A JP2004254151 A JP 2004254151A JP 2003043608 A JP2003043608 A JP 2003043608A JP 2003043608 A JP2003043608 A JP 2003043608A JP 2004254151 A JP2004254151 A JP 2004254151A
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JP
Japan
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image signal
image
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determination
ratio
Prior art date
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Application number
JP2003043608A
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Inventor
Nobuo Suzuki
信雄 鈴木
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujifilm Microdevices Co Ltd, Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fujifilm Microdevices Co Ltd
Priority to JP2003043608A priority Critical patent/JP2004254151A/ja
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Abstract

【課題】良質で広いダイナミックレンジを持つ撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、大きい露光量と小さい露光量で被写体を撮像し、大きい露光量の撮像による第1の画像信号と、前記第1の画像信号と同一画素位置における小さい露光量の撮像による第2の画像信号を出力する撮像手段と、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に基づき、動いている被写体領域と前記第1の画像信号の飽和領域とを判定し判定信号を出力する判定手段と、前記判定信号に基づき、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との占める比率を変化させて画像合成を行う画像合成手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、特に広いダイナミックレンジの画像を得ることのできる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルスチルカメラやビデオカメラにおいては、異なる露光量で2回の撮像を行い、該2回の撮像から得られる2種類の画像信号を信号処理して、広いダイナミックレンジを有する画像を得ることが知られている。上記の異なる露光量の撮像とは、例えば、短い時間間隔で、長いシャッタ時間(ロングシャッタ)と短いシャッタ時間(ショートシャッタ)との2回の撮像を行うことである。シャッタ時間の切り替えは、例えば、電子シャッタ単独、あるいは、メカシャッタを併用して行われている。(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
【特許文献1】特開平11−75118号公報
図9は、従来の撮像装置51の構成例を示すブロック図である。撮像装置51は、説明の便宜上、白黒のエリアセンサを使用している。
【0004】
撮像装置51は、少なくとも、CCDイメージセンサ52、アナログデジタルコンバータ(ADC)53、スイッチ54、メモリ55、及び画像合成部56を含んで構成される。
【0005】
CCDイメージセンサ52は、ロングシャッタとショートシャッタによる撮像を順次行い、ロングシャッタによる画像信号Sとショートシャッタによる画像信号Sを、順番に出力する。
【0006】
ADC53は、CCDイメージセンサ52から出力されるアナログ形式の画像信号S及び画像信号Sを、デジタル形式の画像信号にそれぞれ変換する。デジタル形式に変換された画像信号S及び画像信号Sは、スイッチ54により、振り分けられる。先に撮像される画像信号Sは、メモリ55に一時的に記憶され、その後、メモリ55を介ささない画像信号Sと同時に、後段の画像合成部56に送られる。
【0007】
画像合成部56では、下記の式(A)に従い、入力される画像信号S及び画像信号Sを合成して、合成画像信号Sとして出力する。
【0008】
Figure 2004254151
ただし、S(x,y)は、画素位置(x,y)における合成画像信号S、S(x,y)は、画素位置(x,y)におけるロングシャッタの画像信号S、S(x,y)は、画素位置(x,y)におけるショートシャッタの画像信号S、SSATは、CCDイメージセンサ52の飽和信号レベル、Kは、ロングシャッタとショートシャッタの感度比(ロングシャッタ/ショートシャッタ)である。
【0009】
上記の式(A)から、明らかなように、ショートシャッタの画像信号Sは、感度比Kを乗算することにより、ロングシャッタの画像信号Sと同様の信号レベルにしている。
【0010】
この画像合成部56では、上記の式(A)により、画素位置(x,y)におけるロングシャッタの画像信号S(x,y)が、飽和信号レベルSSAT未満である時には、画素位置(x,y)における合成画像信号S(x,y)として、画像信号S(x,y)を用い、飽和信号レベルSSAT以上である時には、画像信号S(x,y)を用いている。すなわち、ロングシャッタの画像信号Sの飽和信号レベルSSATを境界にして、ロングシャッタの画像信号Sとショートシャッタの画像信号Sとを切り替えて用いるように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の撮像装置51では、被写体が動いている場合に、暗い部分と明るい部分の境界付近で、不自然な画像となる場合がある。これは、主に暗い部分を撮影するための大きい露光量(ロングシャッタ)のシャッタ期間と、主に明るい部分を撮影するための小さい露光量(ショートシャッタ)のシャッタ期間の時間がずれている為と考えられる。
【0012】
図10は、白いストライプをロングシャッタ、ショートシャッタの順で撮像した時の1水平ラインの画像信号を表す図である。図10(A)は、ロングシャッタの画像信号Sを表し、図10(B)は、ショートシャッタの画像信号Sを表し、図10(C)は、図10(A)と図10(B)の上述の式(A)を用いて画像信号を合成することにより得られる合成画像信号Sを表す。なお、図中、縦軸は、信号レベルを表し、横軸は、水平方向の画素位置を表す。
【0013】
ロングシャッタの画像信号Sは、シャッタ期間が長いので、移動する被写体を撮像する場合は、図に示すように、白いストライプと背景の境界線が、斜めになる。また、点線で示す飽和信号レベルSSAT以上の部分は、出力されないので、実線で示したような形となる。
【0014】
ショートシャッタは、ロングシャッタの後に撮像されるので、ショートシャッタの画像信号Sは、ロングシャッタの画像信号Sよりも、水平方向に移動する。これは、シャッタ期間開始時の時間差分だけ、白いストライプが横方向に移動しているからである。
【0015】
以上の、2つの画像信号S及び画像信号Sを上述の式(A)を用いて合成して得られる画像信号が、合成画像信号Sである。この時、上述したように、ロングシャッタの画像信号Sの飽和信号レベルSSATを境界にして、ロングシャッタの画像信号Sとショートシャッタの画像信号Sとを切り替えるので、図10(C)に示すように、本来の白いストライプから離れた場所に、濃く太い白線が現れる。これは、被写体が移動しているので、ロングシャッタの画像信号Sが飽和信号レベルSSATになる水平ライン上の位置とショートシャッタの画像信号Sの水平ライン上の最端部の位置にずれが生じるためである。
【0016】
本発明の目的は、良質で広いダイナミックレンジを持つ撮像装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、撮像装置は、大きい露光量と小さい露光量で被写体を撮像し、大きい露光量の撮像による第1の画像信号と、前記第1の画像信号と同一画素位置における小さい露光量の撮像による第2の画像信号を出力する撮像手段と、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に基づき、動いている被写体領域と前記第1の画像信号の飽和領域とを判定し判定信号を出力する判定手段と、前記判定信号に基づき、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との占める比率を変化させて画像合成を行う画像合成手段とを有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施例による撮像装置1の構成例を示すブロック図である。本実施例の撮像装置1は、白黒のエリアセンサを使用している。
【0019】
撮像装置1は、少なくとも、CCDイメージセンサ2、アナログデジタルコンバータ(ADC)3、スイッチ4、メモリ5、画像合成部6及び判定部7を含んで構成される。
【0020】
CCDイメージセンサ2は、例えば、水平(x)及び垂直(y)方向に配列される多数の光電変換素子(画素)及び垂直電荷転送路(VCCD)を含む受光領域、水平電荷転送路(HCCD)等を含んで構成されるCCD型固体撮像素子である。CCDイメージセンサ2は、大きい露光量(ロングシャッタ)と小さい露光量(ショートシャッタ)による撮像を順次行い、ロングシャッタによる1枚分(1フレーム分)の画像信号Sとショートシャッタによる1枚分(1フレーム分)の画像信号Sを、順番に出力する。
【0021】
ADC3は、CCDイメージセンサ2から出力されるアナログ形式の画像信号S及び画像信号Sを、デジタル形式の画像信号にそれぞれ変換する。デジタル形式に変換された画像信号S及び画像信号Sは、スイッチ4により、振り分けられる。先に撮像される画像信号Sは、メモリ5に一時的に記憶され、その後、メモリ5を介ささない画像信号Sと同時に、後段の画像合成部6に送られる。
【0022】
判定部7は、被写体の移動及び露光量の飽和を検出して、判定信号を画像合成部6に供給する。被写体の移動の検出は、画像信号Sと画像信号Sとの比Rと感度比Kを比較することにより行われる。
【0023】
画像合成部6は、判定部7から供給される判定信号に基づき、画像信号S及び画像信号Sを合成(若しくはいずれか一方を選択的に使用)して、合成画像信号Sを生成して出力する。なお、画像合成部6及び判定部7における処理の詳細は、図2及び図3を参照して後述する。
【0024】
図2は、本発明の実施例による固体撮像処理の撮像処理を表すフローチャートである。
【0025】
ステップSA1では、ユーザによる撮像処理の開始指示(例えば、シャッタ操作)により、撮像処理を開始する。
【0026】
ステップSA2では、図1のCCDセンサー2において、大きい露光量による撮像を行い、該大きい露光量による撮像で得られた画像信号Sを、ADC3に出力する。
【0027】
ステップSA3では、図1のADC3において、画像信号Sをアナログ形式の信号電荷から、デジタル形式の画像データに変換する。
【0028】
ステップSA4では、図1のスイッチ4をメモリ5側に切り替え、画像信号SをADC3から、メモリ5に転送して、一時的に記憶する。
【0029】
ステップSA5では、図1のCCDセンサー2において、小さい露光量による撮像を行い、該小さい露光量による撮像で得られた画像信号Sを、ADC3に出力する。
【0030】
ステップSA6では、図1のADC3において、画像信号Sをアナログ形式の信号電荷から、デジタル形式の画像データに変換する。
【0031】
ステップSA7では、スイッチ4を画像合成部6側に切り替え、画像信号Sを判定部7と画像合成部6に供給すると同時に、メモリ5に一時記憶された画像信号Sを判定部7と画像合成部6に供給する。
【0032】
ステップSA8では、後述する判定・合成処理を行う。判定・合成処理では、判定部7から供給される判定信号に基づき、画像信号S及び画像信号Sを合成(若しくはいずれか一方を選択的に使用)して、合成画像信号Sを生成して出力する。
【0033】
ステップSA9では、合成画像信号Sを出力して、ステップSA10で撮像処理を終了する。
【0034】
図3は、本発明の第1の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。判定・合成処理は、被写体の移動及び露光量の飽和を検出して、該検出結果に基づき、合成画像信号Sを生成する。なお、この判定・合成処理は、全ての画素位置の画像信号に対して行われる。
【0035】
ステップSB1では、判定・合成処理を開始する。
【0036】
ステップSB2では、画素位置(x,y)が飽和領域であるか否かを判定する。ここでは、以下の式(A−1)又は(A−2)のいずれかを満たす場合に、画像信号が飽和信号レベルを超えていると判定される。
【0037】
(x,y)≧SSAT …(A−1)
KS(x,y)≧SSAT …(A−2)
ただし、SSATは、CCDセンサー2の飽和信号レベル、Kは、大きい露光量(長いシャッタ時間)/小さい露光量(短いシャッタ時間)から求められる感度比である。なお、小さい露光量の画像信号S(x,y)を感度比Kで乗算するのは、大きい露光量の画像信号S(x,y)と信号レベルのスケールを合わせるためである。
【0038】
画素位置(x,y)の画像信号が飽和レベルを超えている場合は、画素位置(x,y)が飽和領域であると判定して、YESの矢印で示すステップSB5に進む。飽和信号レベルを超えていない場合は、飽和領域ではないと判定して、NOの矢印で示すステップSB3に進む。
【0039】
ステップSB3では、下記式(B)に基づき、画素位置(x,y)における画像信号S(x,y)及び画像信号S(x,y)の信号比R(x,y)を求める。
【0040】
R(x,y)=S(x,y)/S(x,y) …(B)
ステップSB4では、画素位置(x,y)が、移動被写体領域であるか否かを判定する。具体的には、ステップSB3で求めた信号比R(x,y)を下記式(C1)及び(C2)を用いて、予め設定される上限感度比KMAX及び下限感度比KMINと比較する。信号比R(x,y)が、上限感度比KMAXより大きい(式(C−1)を満たす)場合、若しくは、下限感度比KMINより小さい(式(C−2)を満たす)場合は、画素位置(x,y)が、移動被写体領域である(移動被写体である)と判定して、YESの矢印で示すステップSB5に進む。それ以外の場合は、移動被写体領域でない(移動被写体ではない)と判断して、NOの矢印で示すステップSB6に進む。
【0041】
R(x,y)>KMAX …(C−1)
R(x,y)<KMIN …(C−2)
上限感度比KMAX及び下限感度比KMINは、感度比Kに応じて、予め設定される値である。例えば、感度比Kが、「8」である場合は、上限感度比KMAXを「10」とし、下限感度比KMINを「6」と設定する等、感度比Kの上下に任意に設定できる。上限感度比KMAX及び下限感度比KMINを感度比Kに近い値に設定すれば、後述の図4に示す合成信号に現れる白線は、薄く、細い白線となり、より目立たなくなる。
【0042】
ステップSB5では、画素位置(x,y)の合成画像信号S(x,y)として、感度比Kで乗算した画素位置(x,y)の小さい露光量の画像信号KS(x,y)を採用する。その後、ステップSB7に進み、判定・合成処理を終了する。つまり、ステップSB2で画像信号の露光量が飽和に達したと判断された場合と、ステップSB4で、被写体が移動していると判断された場合は、小さい露光量の画像信号KSを採用する。こうすることにより、例えば、露光量は飽和していないものの、移動被写体領域では、即座に小さい露光量の画像信号KSに切り替えることができるので、大きい露光量の画像信号から小さい露光量の画像信号に切り替わる際の時間差による画像の破綻(例えば、明るい被写体と暗い被写体の境界部分に出る白線)を小さく(細く)することができる。
【0043】
ステップSB6では、画素位置(x,y)の合成画像信号S(x,y)として、画素位置(x,y)の大きい露光量の画像信号S(x,y)を採用する。その後、ステップSB7に進み、判定・合成処理を終了する。つまり、ステップSB2で画像信号の露光量が飽和に達していないと判断され、且つ、ステップSB4で、被写体が移動していない判断された場合は、小さい露光量の画像信号Sを採用する。このようにすることで、移動被写体領域及び飽和領域以外では、よりS/N比が高い大きい露光量の画像信号Sを用いて画像信号を生成することができる。
【0044】
以上のように、本発明の第1の実施例による判定・合成処理では、被写体の移動を検出して、大きい露光量の画像信号Sが飽和露光量に達するのを待たずに、小さい露光量の画像信号Sに切り替えることができる。よって、被写体が移動している場合でも、画像の破綻を抑えることができる。
【0045】
図4は、白いストライプを、本実施例による撮像装置1において、ロングシャッタ、ショートシャッタの順で撮像した時の1水平ラインの画像信号を表す図である。図4(A)は、ロングシャッタの画像信号Sを表し、図4(B)は、ショートシャッタの画像信号Sを表し、図4(C)は、図4(A)と図4(B)を、図3に示す判定・合成処理により合成することにより得られる合成画像信号Sを表す。なお、図中、縦軸は、信号レベルを表し、横軸は、水平(x)方向の画素位置を表す。
【0046】
ロングシャッタの画像信号Sは、シャッタ期間が長いので、移動する被写体を撮像する場合は、図に示すように、白いストライプと背景の境界線が、斜めになる。また、点線で示す飽和信号レベルSSAT以上の部分は、出力されないので、実線で示したような形となる。
【0047】
ショートシャッタは、ロングシャッタの後に撮像されるので、ショートシャッタの画像信号Sは、ロングシャッタの画像信号Sよりも、水平方向に移動する。これは、シャッタ期間開始時の時間差分だけ、白いストライプが横方向に移動しているからである。
【0048】
以上の、2つの画像信号S及び画像信号Sを、図3に示す判定・合成処理により合成することにより得られる画像信号が、図4(C)に示す合成画像信号Sである。本実施例による画像合成を行った場合には、図10(C)に示したような濃く太い白線ではなく、薄く細い白線となる。
【0049】
この薄く細い白線は、実際には動いている被写体であっても、上限感度比KMA 及び下限感度比KMINの設定(感度比Kから比較的遠い値に設定)により移動被写体ではないと判定され領域に現れるものであり、上限感度比KMAX及び下限感度比KMINを感度比Kに近づければ、さらに、薄く、細くなる。なお、上限感度比KMAX及び下限感度比KMINを感度比Kと同一値にすれば、この白線は現れなくなるが、その場合は、常に、露光量の小さい映像信号が使用されることになるので、好ましくは、上限感度比KMAX及び下限感度比KMINを感度比Kから少し離れた値に設定する。
【0050】
図5は、本発明の第2の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。この第2の実施例の撮像装置1のシステム構成及び撮像処理は、上述の第1の実施例と同様である。
【0051】
上述の第1の実施例では、大きい露光量の画像信号Sの飽和点で大きい露光量の画像信号Sから小さい露光量の画像信号Sに急峻に切り替わるため、この部分で合成画像に不自然な画像が現れることがある。例えば、感度比Kの設定値と実際の値とに差が生じた場合にこのような不自然な合成画像が発生する。この点につき第1の実施例を改良したものが、この第2の実施例である。
【0052】
ステップSC1からステップSC5までの処理は、図3に示す第1の実施例と同様なので、説明を省略する。
【0053】
ステップSC6では、画素位置(x,y)における大きい露光量の画像信号S(x,y)が、予め設定される定数Aよりも大きいか否かが判定される。画像信号S(x,y)が、定数Aよりも大きい場合は、YESの矢印で示すステップSC7に進み、画素位置(x,y)の合成画像信号S(x,y)として、画素位置(x,y)の大きい露光量の画像信号S(x,y)を採用する。その後、ステップSC10に進み、判定・合成処理を終了する。画像信号S(x,y)が、定数Aよりも小さい場合は、NOの矢印で示すステップSC8に進む。
【0054】
なお、定数Aは、大きい露光量の画像信号S(x,y)の飽和信号レベルSSATよりも小さい値に設定される。
【0055】
ステップSC8では、画素位置(x,y)の大きい露光量の画像信号S(x,y)と小さい露光量の画像信号S(x,y)の合成比率αを求める。合成比率αは、以下の式(D)により求められる。その後、ステップSC9に進む。
【0056】
α=(SSAT−S(x,y))/(SSAT−A) …(D)
なお、上記式(E)より、合成比率αは、S(x,y)=Aの時は、「1」であり、S(x,y)=SSATの時は、「0」であることが分かる。すなわち、予め設定する定数Aから飽和レベルSSATにかけて徐々に
ステップSC9では、ステップSC8で求めた合成比率αに基づき、大きい露光量の画像信号S(x,y)と小さい露光量の画像信号S(x,y)とを合成して画素位置(x,y)の合成画像信号Sを生成する(式(E)参照)。その後、ステップSC10に進み、判定・合成処理を終了する。
【0057】
(x,y)=αS(x,y)+(1−α)KS(x,y) …(E)
なお、上記式(E)より、合成比率αは、S(x,y)=Aの時は、「1」であり、S(x,y)=SSATの時は、「0」であることが分かる。よって、予め設定する定数Aから飽和レベルSSATにかけて徐々に大きい露光量の画像信号S(x,y)の合成比率が下がっていくことが分かる。
【0058】
以上のように、本発明の第2の実施例によれば、大きい露光量の画像信号S(x,y)が飽和レベルSSATに達する前の段階から、小さい露光量の画像信号S(x,y)との合成比率αを徐々に変えることで、飽和点付近の合成画像の繋がりを良くする事ができる。従って、飽和点付近での不自然な画像を抑制することができる。
【0059】
図6は、本発明の第3の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。この第3の実施例の撮像装置1のシステム構成及び撮像処理は、上述の第1の実施例と同様である。
【0060】
上述の第1の実施例では、実際には被写体が動いている場合でも、上限感度比KMAX及び下限感度比KMINの設定(感度比Kから比較的遠い値に設定)により移動被写体ではないと判定される場合がある。この場合、図4に示したように、薄く、細い白線が現れることがある。この点につき第1の実施例を改良したものが、この第3の実施例である。
【0061】
この第3の実施例では、被写体が動いていないと判定された領域では、合成画像信号Sが、小さい露光量の画像信号S×感度比Kの値にほぼ一致するように、小さい露光量の画像信号Sと大きい露光量の画像信号Sを、図6に示すフローチャートに従い加重加算する。このようにすると、実際には動いている被写体領域であるが、判定範囲(上限感度比KMAX及び下限感度比KMIN)の設定により、動いていないと判定された場合でも、合成画像信号Sが小さい露光量の画像信号S×感度比Kの値にほぼ一致する。よって、図4に示したような、薄く、細い白線を無くすことができる。
【0062】
ステップSD1からステップSD5までの処理は、図3に示す第1の実施例と同様なので、説明を省略する。
【0063】
ステップSD6では、ステップSD3で求める画素位置(x,y)における画像信号S(x,y)及び画像信号S(x,y)の信号比R(x,y)が、感度比K以上か否かを判定する。感度比K以上である場合は、YESの矢印で示すステップSD7に進み、感度比K以下である場合は、NOの矢印で示すステップSD8に進む。
【0064】
ステップSD7では、以下の式(F)に従い、R(x,y)≧Kの場合の、加重平均βを求める。その後、ステップSD9に進む。
【0065】
β=(KMAX−R(x,y))/(KMAX−K) …(F)
ステップSD8では、以下の式(G)に従い、R(x,y)<Kの場合の、加重平均βを求める。その後、ステップSD9に進む。
【0066】
β=(R(x,y)−KMIN)/(K−KMIN) …(G)
なお、上記のステップSD7及びステップSD8で求める加重平均βは、画像信号S(x,y)及び画像信号S(x,y)の合成比率を決定するために用いられる。
【0067】
ステップSD9では、ステップSD7又はステップSD8で求めた加重平均βを用いて、以下の式(H)に従い、合成画像信号Sを小さい露光量の画像信号S×感度比Kの値にほぼ一致させるための調整利得Gを求める。その後、ステップSD10に進む。
【0068】
G=1+β(S(x,y)/KS(x,y)−1) …(H)
ステップSD10では、ステップSD7又はステップSD8で求めた加重平均β及びステップSD9で求めた調整利得Gを用いて、以下の式(I)に従い、画素位置(x,y)の大きい露光量の画像信号S(x,y)と小さい露光量の画像信号S(x,y)とを合成して画素位置(x,y)の合成画像信号S(x,y)を生成する。その後、ステップSD11に進み、判定・合成処理を終了する。
【0069】
(x,y)=(βS(x,y)+(1−β)KS(x,y))/G …(I)
なお、信号比R(x,y)=感度比Kの場合は、加重平均β=1、調整利得G=1となり、上記式(I)により、大きい露光量の画像信号S(x,y)のみが、合成画像信号S(x,y)として用いられることがわかる。また、信号比R(x,y)=判定範囲(上限感度比KMAX及び下限感度比KMIN)である場合は、加重平均β=0、調整利得G=1となり、上記式(I)により、小さい露光量の画像信号S(x,y)のみが、合成画像信号S(x,y)として用いられることがわかる。
【0070】
以上のように、本発明の第3の実施例によれば、実際には動いている被写体領域であるが、判定範囲(上限感度比KMAX及び下限感度比KMIN)の設定により、動いていないと判定された場合でも、合成画像信号Sを小さい露光量の画像信号S×感度比Kの値にほぼ一致させて、細い白線を無くすことができる。
【0071】
図7は、本発明の第4の実施例による撮像装置11の構成例を示すブロック図である。
【0072】
撮像装置11のCCDイメージセンサ12、及びホワイトバランス部8以外の構成は、第1の実施例による撮像装置1の構成とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
【0073】
CCDイメージセンサ12は、単板カラーセンサであり、例えば、水平(x)及び垂直(y)方向に配列される多数の光電変換素子(画素)、画素上に赤(R)、緑(G)、青(B)のモザイク色フィルタ及び垂直電荷転送路(VCCD)を含む受光領域、水平電荷転送路(HCCD)等を含んで構成されるCCD型固体撮像素子である。CCDイメージセンサ2は、大きい露光量(ロングシャッタ)と小さい露光量(ショートシャッタ)による撮像を順次行い、ロングシャッタによる1枚分(1フレーム分)の画像信号Cとショートシャッタによる1枚分(1フレーム分)の画像信号Cを、順番に出力する。なお、画像信号Cと画像信号Cは、画素位置ごとに色が異なる。
【0074】
ホワイトバランス部8は、CCDイメージセンサ12から出力されるRGB各色の画像信号Cと画像信号Cがホワイトバランスを得られるように、信号レベルを調整する。
【0075】
この第4の実施例においても、上述の第1の実施例による撮像処理及び第1〜第3の実施例のいずれかによる判定・合成処理を行う。上述の第1〜第3の実施例との違いは、画像信号Sと画像信号Sの代わりに、ホワイトバランス部8から出力されるホワイトバランス後の画像信号Cと画像信号Cを用いることである。また、CCDセンサー2の飽和信号レベルSSATの代わりに、ホワイトバランス後のCCDセンサー12の飽和信号レベルCSATを用いる。その他の処理は、上述の第1〜第3の実施例と同様である。
【0076】
単板カラーセンサであるCCDセンサー12に、上述の第1〜第3の実施例を単に適用した第4の実施例では、各映像信号の色の違いにかかわらず、各画素単独で、判定・合成処理を行っている。そのため、例えば、緑色に近い被写体の場合、緑の画素に対応する画像信号Sは、飽和信号レベルCSATに達しているが、隣の赤の画素に対応する画像信号Sは、飽和信号レベルCSATに達していないことが考えられる。このように、各画素でその色信号から飽和判定や動いている被写体の判定を行うと、色相が狂う場合がある。この点につき第4の実施例を改良したものが、第5の実施例である。
【0077】
図8は、本発明の第5の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。この第5の実施例による判定・合成処理は、上述の第4の実施例と同様に、画像信号Sと画像信号Sの代わりに、ホワイトバランス部8から出力されるホワイトバランス後の画像信号Cと画像信号Cを用いるとともに、CCDセンサー2の飽和信号レベルSSATの代わりに、ホワイトバランス後のCCDセンサー12の飽和信号レベルCSATを用いる点で第1の実施例と異なる。また、上述の第1の実施例及び第4の実施例との相違点は、ステップSE2〜ステップSE4において、画素位置(x,y)の代わりに、判定画素位置(x,y)を含む複数の周辺画素位置(x’,y’)を用いる。それ以外の点については、第1の実施例による判定・合成処理と同様であるので、詳しい説明は省略する。なお、この第5の実施例の撮像装置11のシステム構成及び撮像処理は、上述の第4の実施例と同様である。
【0078】
なお、この第5の実施例も、第4の実施例と同様に、第2及び第3の実施例に適用することができる。その場合には、画像信号Sと画像信号Sの代わりに、ホワイトバランス部8から出力されるホワイトバランス後の画像信号Cと画像信号Cを用いるとともに、CCDセンサー2の飽和信号レベルSSATの代わりに、ホワイトバランス後のCCDセンサー12の飽和信号レベルCSATを用いることとし、図5のステップSC2〜ステップSC4又は図6のステップSD2〜ステップSD4の処理の代わりにステップSE2〜ステップSE4の処理を行うようにする。
【0079】
また、複数の周辺画素位置(x’,y’)は、判定画素位置(x,y)に近接する全ての色(例えば、赤、緑、青)に対応する画素を含むことが望ましい。
【0080】
以上のように、本発明の第5の実施例によれば、判定画素位置(x,y)を含む複数の周辺画素位置(x’,y’)を参照して、飽和判定や動いている被写体の判定を行うので、合成画像信号の色相の狂いを無くすことができる。
【0081】
なお、以上の第1〜第5の実施例では、リニアな画像信号で合成し、その後にガンマ補正等の処理を行うが、ガンマ補正後の画像信号に対しても、本発明を適用することができる。その場合は、ガンマ補正後の小さい露光量の画像信号Vと、ガンマ補正後の大きい露光量の画像信号Vは、感度比に一致しないため、予め感度比から計算した変換テーブル(V=LUT[V])を使用する。実際のV値と実際のV値のLUT換算値から飽和判定と移動体の判定を行い、この判定信号に基づき画像合成を行う。
【0082】
また、以上の第1〜第5の実施例では、大きい露光量の画像信号のみを一旦メモリに記憶し、小さい露光量の画像信号をCCDイメージセンサからリアルタイムに読み出すと同時に、大きい露光量の画像信号をメモリから読み出し、両方の画像信号を画像合成部と判定部に同時に供給しているが、小さい露光量の画像信号をメモリに記憶し、大きい露光量の画像信号をCCDイメージセンサからリアルタイムで読み出すようにしてもよい。また、両方の画像信号をメモリに記憶し、同時に読み出すようにしてもよい。
【0083】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、良質で広いダイナミックレンジを持つ撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による撮像装置1の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による固体撮像処理の撮像処理を表すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。
【図4】白いストライプを、本実施例による撮像装置1において、ロングシャッタ、ショートシャッタの順で撮像した時の1水平ラインの画像信号を表す図である。
【図5】本発明の第2の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例による撮像装置11の構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施例による判定・合成処理を表すフローチャートである。
【図9】従来の撮像装置51の構成例を示すブロック図である。
【図10】従来の撮像装置51において白いストライプをロングシャッタ、ショートシャッタの順で撮像した時の1水平ラインの画像信号を表す図である。
【符号の説明】
1、11、51…固体撮像装置、2、12、52…CCDイメージセンサ、3、53…ADC、4、54…スイッチ、5、55…メモリ、6、56…画像合成部、7…判定部、8…ホワイトバランス部

Claims (20)

  1. 大きい露光量と小さい露光量で被写体を撮像し、大きい露光量の撮像による第1の画像信号と、前記第1の画像信号と同一画素位置における小さい露光量の撮像による第2の画像信号を出力する撮像手段と、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に基づき、動いている被写体領域と前記第1の画像信号の飽和領域とを判定し判定信号を出力する判定手段と、
    前記判定信号に基づき、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との占める比率を変化させて画像合成を行う画像合成手段と
    を有する撮像装置。
  2. 前記画像合成手段は、前記判定手段に判定される前記飽和領域及び前記動いている被写体領域においては、前記第2の画像信号のみを用いて画像合成を行う請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記画像合成手段は、前記判定手段に判定される前記飽和領域及び前記動いている被写体領域以外においては、前記第1の画像信号のみを用いて画像合成を行う請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記画像合成手段は、前記判定手段に判定される前記飽和領域及び前記動いている被写体領域以外においては、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との占める比率を徐々に変化させて画像合成を行う請求項1又は2記載の撮像装置。
  5. 前記第1の画像信号の飽和レベルに近づくに従い、前記第2の画像信号の占める比率が増大する請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記画像合成手段は、さらに、前記合成した画像を前記第2の画像信号のレベルにほぼ一致させる請求項4又は5記載の撮像装置。
  7. 前記画像合成手段は、前記判定信号と前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との少なくとも一方とに基づき、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との合成比率を変化させて画像合成を行う請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記判定手段は、同一画素位置における前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の比が所定の範囲内にあることにより動いている被写体領域を判定し、同一画素位置における前記第1の画像信号と、前記第2の画像信号に前記大きい露光量と小さい露光量の比を乗算したものとに基づき、前記第1の画像信号の飽和領域を判定する請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記判定手段は、判定対象画素を含む複数の周辺画素に対して、該周辺画素における前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の比が所定の範囲内にあることにより動いている被写体領域を判定し、該周辺画素における前記第1の画像信号と、前記第2の画像信号に前記大きい露光量と小さい露光量の比を乗算したものとに基づき、前記第1の画像信号の飽和領域を判定する請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記所定の範囲は、前記前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に応じて変化する請求項8又は9記載の撮像装置。
  11. 大きい露光量と小さい露光量で被写体を撮像し、大きい露光量の撮像による第1の画像信号と、前記第1の画像信号と同一画素位置における小さい露光量の撮像による第2の画像信号を出力する撮像工程と、
    前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に基づき、動いている被写体領域と前記第1の画像信号の飽和領域とを判定し判定信号を出力する判定工程と、
    前記判定信号に基づき、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との占める比率を変化させて画像合成を行う画像合成工程と
    を有する撮像方法。
  12. 前記画像合成工程は、前記判定工程に判定される前記飽和領域及び前記動いている被写体領域においては、前記第2の画像信号のみを用いて画像合成を行う請求項11記載の撮像方法。
  13. 前記画像合成工程は、前記判定工程に判定される前記飽和領域及び前記動いている被写体領域以外においては、前記第1の画像信号のみを用いて画像合成を行う請求項11又は12記載の撮像方法。
  14. 前記画像合成工程は、前記判定工程に判定される前記飽和領域及び前記動いている被写体領域以外においては、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との占める比率を徐々に変化させて画像合成を行う請求項11又は12記載の撮像方法。
  15. 前記第1の画像信号の飽和レベルに近づくに従い、前記第2の画像信号の占める比率が増大する請求項14記載の撮像方法。
  16. 前記画像合成工程は、さらに、前記合成した画像を前記第2の画像信号のレベルにほぼ一致させる請求項14又は15記載の撮像方法。
  17. 前記画像合成工程は、前記判定信号と前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との少なくとも一方とに基づき、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との合成比率を変化させて画像合成を行う請求項11記載の撮像方法。
  18. 前記判定工程は、同一画素位置における前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の比が所定の範囲内にあることにより動いている被写体領域を判定し、同一画素位置における前記第1の画像信号と、前記第2の画像信号に前記大きい露光量と小さい露光量の比を乗算したものとに基づき、前記第1の画像信号の飽和領域を判定する請求項11〜17のいずれか1項に記載の撮像方法。
  19. 前記判定工程は、判定対象画素を含む複数の周辺画素に対して、該周辺画素における前記第1の画像信号と前記第2の画像信号の比が所定の範囲内にあることにより動いている被写体領域を判定し、該周辺画素における前記第1の画像信号と、前記第2の画像信号に前記大きい露光量と小さい露光量の比を乗算したものとに基づき、前記第1の画像信号の飽和領域を判定する請求項11〜17のいずれか1項に記載の撮像方法。
  20. 前記所定の範囲は、前記前記第1の画像信号と前記第2の画像信号に応じて変化する請求項18又は19記載の撮像方法。
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