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JP2004250193A - エレベータ行先階登録装置及びこの装置を用いたエレベータ制御システム - Google Patents

エレベータ行先階登録装置及びこの装置を用いたエレベータ制御システム Download PDF

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JP2004250193A
JP2004250193A JP2003043194A JP2003043194A JP2004250193A JP 2004250193 A JP2004250193 A JP 2004250193A JP 2003043194 A JP2003043194 A JP 2003043194A JP 2003043194 A JP2003043194 A JP 2003043194A JP 2004250193 A JP2004250193 A JP 2004250193A
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JP
Japan
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destination floor
elevator
unit
floor registration
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP2003043194A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Izawa
裕孝 伊澤
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】乗客を視覚的に行先階に対応する号機に誘導することにある。
【解決手段】郡管理エレベータの分割運転に際し、例えばエレベータホール8などに分割表示付行先階登録装置5を設置し、分割表示付行先階登録装置には、群管理のために分割号機ごとに色分け表示する群管理分割色表示部51、分割号機ごとに色分け表示可能な各階用行先階登録ボタンで構成される行先階登録部52及び分割号機ごとに色分け表示する案内表示板で構成される各階案内表示部53を設け、さらにホールの各号機近傍のホームプランタンにも色分け表示することにより、乗客が行先階登録ボタンに表示される色を視覚的に認識し、同一色の群管理分割色表示部51及びホームプランタン等の色にそって所要とする目的階に行く号機を認識させ、乗客を誘導するエレベータ制御システムである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ利用者が行先階を容易に把握可能なエレベータ行先階登録装置及びこの装置を用いたエレベータ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、群管理エレベータの行先階登録は、ホール側に行先階登録ボタンが設置され、エレベータ利用者が行先階登録ボタンを操作し所要とする行先階登録を行うことにより、エレベータ制御装置ないし群管理制御装置がボタン操作階に到着する前に事前に行先階を判明し、群管理制御を行う際、判明された行先階に基づいて複数のエレベータを効率よく運転することが可能な技術が考えられている。
【0003】
また、従来の他の技術としては、行先階登録ボタンを設置したエレベータ群管理制御装置が提案されている(特許第3343075号)。
【0004】
このエレベータ群管理制御装置は、エレベータホールの所要階床に乗場行先階ボタン、この所要階床以外の階床にホール呼びボタンが設置され、乗場行先階ボタンが操作された場合、分散処理部は、乗場行先階ボタン設置階と呼び階との登録を行うと共に上方向または下方向のホール呼び信号を発生させると、群管理制御装置は、所定の号機制御装置に割り当てると共に前記分散処理部に登録された前記乗場行先階ボタンからの呼び階をかご呼びとして当該号機制御装置に転送する構成である。
【0005】
【特許文献】
特許第3343075号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のようなエレベータの行先階登録の場合、以下のような問題が指摘されている。
【0007】
すなわち、群管理エレベータを複数に分割して運転する場合、群管理エレベータの各号機が分割され、それに伴って各号機の行先サービス階が異なってくる。このとき、ホールの各号機に対応してホールランタンが設けられているが、これら号機のホールランタンだけでは、利用者が何れの号機に乗車したら自身が所要とする行先階に確実に行くのか分からない問題がある。
【0008】
また、例えばNO1号機やNO6号機など、いわゆる号機の番号名称により乗客を案内したとしても、エレベータ利用者はどの号機がNO1号機かNO6号機であるのか分からない問題がある。
【0009】
従って、以上のような問題を有する結果、利用者はエレベータホールで戸惑うことが多く、利用者に十分なサービスを提供できないだけでなく、分割運転を行うことにより、返って効率の悪い運転となってしまう。
【0010】
また、行先階登録ボタンを設けたエレベータ群管理制御装置では、複数の号機を分割運転する場合、各号機の行先サービス階が異なってくると、前述同様に利用者が何れの号機に乗車したら自身が所要とする行先階に確実に行くのか分からなくなってしまう。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、群管理エレベータの分割運転を実施した場合でも、利用者が視覚的に容易に行先階を把握でき、よって、利用者に最適なサービスを提供可能とし、また効率のよい群管理制御を実現するエレベータ行先階登録装置及びこの装置を用いたエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明に係るエレベータ行先階登録装置は、群管理エレベータの各号機を分割運転する場合、各号機用分割表示灯で構成され、分割号機ごとに色分け表示する群管理分割色表示部と、各階用行先階登録ボタンで構成され、所要とする行先階登録ボタンを操作したとき、前記分割号機の色分けに基づいて行先階登録ボタンを色表示する行先階登録部とを設けた構成である。
【0013】
この発明は以上のような構成とすることにより、各号機を分割運転する場合、群管理分割色表示部が分割号機ごとに色分け表示し、かつ、行先階登録ボタンを色表示するので、乗客は何れの号機が何れの階に行くかを視覚的に認識でき、ひいては乗客を所要の号機に誘導させることができる。
【0014】
なお、前記(1)の構成に新たに、前記行先階登録部の各階用行先階登録ボタンに対応して各階用案内表示板で構成され、各階の状況を前記分割号機の色分けに基づいて案内表示する各階案内表示部を設け、分割号機ごとに色分け表示するので、乗客が行こうとする行先階の色分けから案内を容易に見つけ出すことができる。
【0015】
さらに、予め乗客の行先階が決められている場合、エレベータを利用する乗客が所持する登録カードに登録される個人認証データを読取る個人認証読取部が設け、この個人認証読取部によって読み取った個人認証データを認証し、真性な乗客であれば該当する前記行先階登録ボタンの操作登録を可能とすれば、乗客に対するセキュリティを向上させることが可能である。
【0016】
(2) 本発明に係るエレベータ制御システムは、前記構成を有するエレベータ行先階登録装置と、予め分割号機の各号機と行先階との関係が規定され、前記行先階登録部の所要とする行先階登録ボタンから行先階登録を受けた場合、または前記個人認証データの認証のもとに行先階登録ボタンから行先階登録を受けた場合、前記分割号機の色分けに基づいて前記群管理分割色表示部の各号機用分割表示灯、前記行先階登録ボタン及び前記各階用案内表示板を色分け表示する前記群管理エレベータを制御可能な機能をもつエレベータ制御手段とを設けた構成である。
【0017】
このような構成とすることにより、行先階登録ボタンから行先階登録の操作に基づき、エレベータ制御手段は、群管理分割色表示部の各号機用分割表示灯、前記行先階登録ボタン及び前記各階用案内表示板を前記分割号機の色分けに基づいて色分け表示でき、分割号機に関し、乗客が視覚的に認識可能になり、乗客のサービス向上に大きく貢献可能である。
【0018】
また、エレベータホールの各号機ごとに設けられ、前記行先階登録ボタンから行先階登録を受けた場合、前記エレベータ制御手段からの指示に基づき、分割号機の色分けに従って行先階に行く号機であることを表示するホール分割色表示手段を設ければ、行先階登録ボタンの表示色と同一の色を該当号機に対応させて表示でき、当該色表示の号機に向かって移動すれば、行先階に行く号機が到着するので、乗客のサービス向上とともに、乗客の運行効率を上げることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明に係るエレベータ制御システムの一実施の形態を示す構成図である。
【0021】
このエレベータ制御システムは、群管理エレベータを制御可能な機能をもつエレベータ制御部1と、このエレベータ制御部1に接続され、当該エレベータ制御部1の運行制御に基づいてエレベータ昇降路を昇降する乗りかご2と、エレベータ制御部1にインターフェース部3を介して接続され、また乗りかご2側とも接続され、乗りかご側から送信されてくる個人認証データから乗客が行ける行先階を決定し、インターフェース部3を通してエレベータ制御部1に乗客が行ける行先階データを送信する個人認証制御部4と、分割表示付行先階登録装置5とが設けられている。
【0022】
エレベータ制御部1は、例えば乗りかご2上部などに設置され、各号機と分割運転時の行先サービス階とを関係付けた分割運転テーブル6が設けられている。また、エレベータ制御部1は、群管理エレベータを制御可能な機能をもっているが、また従来から知られている群管理制御装置(図示せず)と連携をとりながら各号機エレベータの乗りかご2を運行制御することも可能である。従って、エレベータ制御部1のみ、或いはは群管理制御装置を含めてエレベータ制御部1ないしエレベータ制御手段と呼ぶことにする。なお、分割運転テーブル6には、分割運転時の各号機に対応して色分けデータを関係付けて記憶してもよい。
【0023】
乗りかご2には、少なくともかご内乗客が乗りかご2を所要とする目的階まで運ぶように行先階登録制御を行うかご内行先階登録部21及びこのかご内行先階登録部21が行先階登録を行う時、乗客の操作による登録カードに登録される個人認証データを読み取って個人認証制御部4に送信するカードリーダなどのかご内個人認証読取部22が設けられている。
【0024】
この個人認証制御部4は、予め個人認証データと行先階との関係を規定する行先階設定記憶部7を有し、かご内個人認証読取部22から個人認証データを受け取ると、行先階設定記憶部7を参照し、登録カードを読み取らせた乗客が行ける行先階を決定し、インターフェース部3経由でエレベータ制御部1に送信する機能をもっている。
【0025】
従って、エレベータ制御部1は、個人認証制御部4から送信されてくる決定された行先階データに基づき、乗りかご2のかご内行先階登録部21に対し、乗客が行ける行先階のみ選択可能にし、乗客が行けない行先階については行先階登録できないように制御する。これにより、乗客に対するセキュリティを向上させることが可能となる。
【0026】
前記分割表示付行先階登録装置5は、群管理のために分割号機ごとに色別表示する群管理分割色表示部51、各階用行先階登録ボタンで構成される行先階登録部52及び各階案内表示部53及び個人認証読取部54が設けられている。
【0027】
また、エレベータ制御システムには、エレベータ制御部1に接続されエレベータホール8に設置されるホール分割色表示部9及び同じくエレベータ制御部1に接続される案内表示変更部10が設けられている。
【0028】
このホール分割色表示部9は、、分割運転時の各分割号機ごとに色分け表示するホールランタン等により構成することが可能である。
【0029】
案内表示変更部10は、各階案内表示部53の表示内容を変更する際、エレベータ制御部1を介して各階ごとに各階案内表示部53の表示内容を変更する機能をもっている。
【0030】
次に、分割表示付行先階登録装置5について、図2ないし図4を参照して具体的に説明する。なお、図2は群管理分割運転の一例を説明する図、図3は分割表示付行先階登録装置の一部の構成例を説明する図、図4は分割表示付行先階登録装置の一設置例を説明する図である。
【0031】
エレベータ制御部1は、図2に示すような群管理分割運転例に従って群管理エレベータを分割運転することが可能である。ここで、分割運転とは、例えばNO1,NO2号機101は、B1F〜3F、12F〜13Fを行先階とし、NO3,NO4号機102は、B1F〜3F、14F〜15Fを行先階とし、NO5,NO6号機103は、B1F〜3F、16F〜17Fを行先階とし、NO7,NO8号機104は、B1F〜3F、18F〜19Fを行先階とすることにより、4分割された群管理エレベータの分割運転となっている。つまり、各号機101〜104は、B1F〜3Fに関しては共通に着床するが、12F以上の階についてはNO1,NO2号機101、NO3,NO4号機102、NO5,NO6号機103、NO7,NO8号機104ごとに分割分けして着床する運転形態となっている。
【0032】
なお、この群管理分割運転例は一例であって、2分割,3分割、その他の分割例もあり、また乗客の利用状況を考慮し、行先階も任意に変更可能であることは言うまでもない。つまり、群管理エレベータを効率良く運行する場合、エレベータを利用する利用者の流れを配慮し、群管理分割運転を実施するものである。
【0033】
前記分割表示付行先階登録装置5は、前述するように群管理分割色表示部51、行先階登録部52、各階案内表示部53及び個人認証読取部54により構成されている。
【0034】
この分割表示付行先階登録装置5の群管理分割色表示部51は、図3に示すようにNO1号機用分割表示ランプ111、NO2号機用分割表示ランプ112、NO3号機用分割表示ランプ113、NO4号機用分割表示ランプ114、NO5号機用分割表示ランプ115、NO6号機用分割表示ランプ116、NO7号機用分割表示ランプ117、NO8号機用分割表示ランプ118により構成されている。
【0035】
これら各号機分割表示ランプ111〜118は、図2に示すように4分割された群管理エレベータの分割運転に対応するように4つの色に色分けされている。つまり、NO1,NO2号機用表示ランプ111,112は、図2から明らかなように同一階を行先階としているので何れも例えば黄色表示ランプとし、NO3,NO4号機用の表示ランプ113,114は、同一階を行先階としているので何れも例えばオレンジ色表示ランプとし、NO5,NO6号機用の表示ランプ115,116は、同様に何れも例えば青色表示ランプとし、NO7,NO8号機用の表示ランプ117,118は、同様に何れも例えば緑色表示ランプが用いられ、エレベータ制御部1による分割運転と連動して出力されるランプ制御信号に基づいて点灯、消灯、点滅する構成となっている。
【0036】
この群管理分割色表示部51の各号機分割表示ランプ111〜118は、エレベータホール8の各号機の配置とおなじ構成となるように配置されている。また、119は分割表示付行先階登録装置5の設置位置、乗客が立っている場所(現在地)を示しいる。
【0037】
なお、各号機分割表示ランプ(111,112)、(113,114)、(115,116)、(117,118)の色及び配置場所等については、図3に限定されることなく、ユーザの要求を取り入れて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0038】
また、分割表示付行先階登録装置5の行先階登録部52は、図3に示すようにB1F用行先階登録ボタン120、1F用行先階登録ボタン121、2F用行先階登録ボタン122、3F用行先階登録ボタン123、…、12F用行先階登録ボタン132、13F用行先階登録ボタン133、14F用行先階登録ボタン134、15F用行先階登録ボタン135、16F用行先階登録ボタン136、17F用行先階登録ボタン137、18F用行先階登録ボタン138、19F用行先階登録ボタン139により構成されている。
【0039】
この行先階登録部52を構成する各行先階登録ボタン120〜139は、エレベータ制御部1による分割運転と連動しており、B1F〜3F用行先階登録ボタン120〜123は各号機共通の行先階を表す赤色、12Fと13F用の行先階登録ボタン132,133はNO1,NO2号機に対応することから黄色、14Fと15F用の行先階登録ボタン134,135はNO3,NO4号機に対応することからオレンジ色、16Fと17F用の行先階登録ボタン136,137はNO5,NO6号機に対応することから青色、18Fと19F用の行先階登録ボタン138,139はNO7,NO8号機に対応することから緑色で点灯、消灯、点滅可能になっている。
【0040】
さらに、分割表示付行先階登録装置5の各階案内表示部53は、図3に示すように例えば各行先用登録ボタン120〜139に対応付けして、例えば会社、店舗等の名称を表示する各階用案内表示板140〜159が設けられ、エレベータ制御部1による分割運転と連動している。これら案内表示板140〜159のうち、B1F用〜3F用案内表示板140〜143は各号機共通の色であって、各行先階登録ボタン120〜139と同様に赤色、12Fと13F用の案内表示板152,153はNO1,NO2号機に対応することから黄色、14Fと15F用の案内表示板154,155はNO3,NO4号機に対応することからオレンジ色、16Fと17F用の案内表示板156,157はNO5,NO6号機に対応することから青色、18Fと19F用の案内表示板158,159はNO7,NO8号機に対応することから緑色で点灯、消灯する構成となっている。
【0041】
さらに、分割表示付行先階登録装置5の個人認証読取部54は、エレベータを利用する乗客が乗りかご2内ではなく、例えばエレベータホール8などに設置される分割表示付行先階登録装置5を用いて、乗客の操作による登録カードに登録される個人認証データを読み取らせる際に読み取って個人認証制御部4に送信するカードリーダなどで構成されてする。
【0042】
なお、分割表示付行先階登録装置5は、図4に示すように例えばエレベータホール8に入る手前に設置され、エレベータを利用する乗客が分割表示付行先階登録装置5を用いて、行先階登録後、表示内容を確認し、エレベータホール8に入る前に予め所要とする行先階の号機の方向に誘導可能にする役割をもっている。
【0043】
次に、エレベータ制御システムの動作について説明する。
【0044】
群管理エレベータが通常運転から分割運転に切替えられた時、エレベータ制御部1は、分割運転テーブル6に関係付けられた分割内容に基づき、図2に示すように各号機と行先階とを分割運転可能にする一方、対象号機に対して図3に示すように、群管理分割色表示部51、行先階登録部52及び各階案内表示部53を色分けし、エレベータを利用する乗客に対して、郡管理エレベータの運行状態を視覚的に誘導するように表示する。このとき、各号機の全てが停止している時、行先階登録部52を構成する全行先階登録ボタン120〜139が全て消灯している。
【0045】
この状態において乗客が郡管理エレベータを利用してB1Fから12Fに行こうとする場合、乗客の所持する登録カードを分割表示付行先階登録装置5の個人認証読取部54にセットし、当該登録カードに登録されている個人認証データを読み取らせる。この個人認証読取部54で読み取った個人認証データは個人認証制御部4に送信される。ここで、個人認証制御部4は、行先階設定記憶部7の設定内容を参照し、個人認証を実施し、乗客が行ける行先階を選定し、インターフェース部3経由でエレベータ制御部1に送信する。このエレベータ制御部1は、選定された乗客の行ける行先階のみ行先階登録部52の制御可能な状態を生成する。
【0046】
ここで、乗客が分割表示付行先階登録装置5の12F用行先階登録ボタン132に触れると、エレベータ制御部1は、分割運転テーブル6から各号機と分割運転時の行先サービス階との関係を参照し、予め分割運転にそって定められたNO1号機又はNO2号機をB1Fに割当てるとともに、消灯中の12F用行先階登録ボタン132を黄色に点灯する。また、群管理分割色表示部51のNO1、NO2号機用分割表示ランプ111、112を黄色に表示する。従って、乗客は黄色に表示されるNO1、NO2号機へ行けば、12Fに移動可能と視覚的に判断できるので、そのNO1、NO2号機に向かうことになる。
【0047】
一方、エレベータホール8の各号機に対応し、各号機近傍壁にはホール分割色表示部9を構成するNO1号機用ホームランタン91,NO2号機用ホームランタン92、NO3号機用ホームランタン93,NO4号機用ホームランタン94、NO5号機用ホームランタン95,NO6号機用ホームランタン96、NO7号機用ホームランタン97,NO8号機用ホームランタン98が設けられ、これらホームランタンはエレベータ制御部1の分割運転と連動し、NO1,NO2号機用ホームランタン91、92は黄色、NO3,NO4号機用ホームランタン93,94はオレンジ色、NO5,NO6号機用ホームランタン95,96は青色、NO7,NO8号機用ホームランタン97,98は緑色で点灯又は点滅している。
【0048】
そこで、乗客は、12F用行先階登録ボタン132の操作による行先階登録後、群管理分割色表示部51のNO1、NO2号機用分割表示ランプ111、112を黄色表示に基づき、各号機のホームランタンのうち、黄色に表示されているNO1,NO2号機用ホームランタン91、92に向かって移動する。つまり、乗客は、行先階登録ボタンを操作した後、分割表示ランプの表示色に従って同一色のホールランタンの前に誘導するものである。
【0049】
このとき、エレベータ制御部1は、NO1又はNO2号機の乗りかご2がB1Fに向かって移動させているので、例えばNO1号機の乗りかご2がB1Fに到着する直前にNO1号機のホームランタン91の一部の領域を赤色に点灯表示する。よって、乗客は、NO1号機の乗りかご2が到着したことを認識するので、NO1号機の前に誘導させることができる。
【0050】
NO1号機の乗りかご2がB1Fに到着後、乗客が当該乗りかご2に乗車すると、所要とする12Fに行くことができる。つまり、乗客は、行先階登録ボタンを操作した後、分割表示ランプの表示色に従って同一色のホールランタンの前に誘導すれば、目的階に確実に行くことが可能となる。
【0051】
そして、乗りかご2に乗客を乗せて12Fに移動したとき、エレベータ制御部1は、次の乗客が分割表示付行先階登録装置5の12F用行先階登録ボタン132から行先階登録できるように、分割表示付行先階登録装置5の12F用行先階登録ボタン132を消灯する。
【0052】
従って、乗客は、行先階登録ボタンを操作した後、分割表示ランプの表示色に従って同一色のホールランタンの前に誘導すれば、目的階に確実に行くことができるとともに、乗りかご2の乗車移動後、次の乗客が行先階登録を速やかに行うことができ、乗客を速やかに所要号機に誘導することができる。
【0053】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。上記実施の形態では、分割表示付行先階登録装置5をエレベータホール8側に設置したが、例えば建物の受付けなどに分割表示付行先階登録装置5を設置し、エレベータを利用する乗客(お客様)が受付けを通って例えば12Fに行きたいと申し出たとき、受付け案内係がお客様の所持する登録カードをお借りし、個人認証読取部54に読み取らせ、個人認証制御部4から選択された12Fに行く号機データをエレベータ制御部1に送信する一方、前述同様に受付け案内係が12F用行先階登録ボタン132に触れ、消灯中の12F用行先階登録ボタン132を黄色に点灯する。これにより、受付け案内係がお客様に対し、エレベータホール8の黄色の点灯する号機に行くよう指示すれば、スムーズにお客様の行きたい号機に誘導でき、お客様を効率的に所要の号機に案内し、目的階に移動させることができる。
【0054】
また、前記実施の形態は、登録カードを読み取らせて号機を決定するようにしたが、登録カードなしで行先階登録ボタン132に触れて、何れの号機が何れの行先階に行くかを色表示で確認し、エレベータホール8の同一色の点灯する号機に誘導する構成であってもよい。
【0055】
また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所要の場所に分割表示付行先階登録装置を設置することにより、乗客を視覚的に行先階に対応する号機に誘導することができ、効率の良い群管理エレベータの制御を実現できるエレベータ行先階登録装置及びこの装置を用いたエレベータ制御システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータ行先階登録装置を含むエレベータ制御システムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】郡管理の分割運転の一例を説明する図。
【図3】図1に示すエレベータ行先階登録装置の一具体例を説明する構成図。
【図4】エレベータ行先階登録装置の一設置例を説明する図。
【符号の説明】
1…エレベータ制御部、2…乗りかご、4…個人認証制御部、5…分割表示付行先階登録装置、6…分割運転テーブル、7…行先階設定記憶部、8…エレベータホール、9…ホール分割色表示部、10…案内表示変更部、21…かご内行先階登録部、22…かご内個人認証読取部、51…群管理分割色表示部、52…行先階登録部、53…各階案内表示部、54…個人認証読取部、91〜98…ホールランタン、111〜118…分割表示ランプ、120〜139…行先階登録ボタン、140〜159…各階用案内表示板。

Claims (9)

  1. 群管理エレベータの各号機を分割運転する場合、各号機用分割表示灯で構成され、分割号機ごとに色分け表示する群管理分割色表示部と、各階用行先階登録ボタンで構成され、所要とする行先階登録ボタンを操作したとき、前記分割号機の色分けに基づいて行先階登録ボタンを色表示する行先階登録部とを備えたことを特徴とするエレベータ行先階登録装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ行先階登録装置において、
    前記行先階登録部の各階用行先階登録ボタンに対応して各階用案内表示板で構成され、各階の状況を前記分割号機の色分けに基づいて案内表示する各階案内表示部を設けたことを特徴とするエレベータ行先階登録装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のエレベータ行先階登録装置において、
    予め乗客の行先階が決められている場合、エレベータを利用する乗客が所持する登録カードに登録される個人認証データを読取る個人認証読取部が設けられ、
    この個人認証読取部によって読み取った個人認証データを認証し、真性な乗客であれば該当する前記行先階登録ボタンの行先階登録を可能とするエレベータ行先階登録装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のエレベータ行先階登録装置において、
    当該エレベータ行先階登録装置は、エレベータホール又は受付け場所に設置することを特徴とするエレベータ行先階登録装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のエレベータ行先階登録装置において、
    前記行先階登録部及び各階案内表示部は、各号機とも行先階が共通である場合、該当する行先階登録ボタン及び各階用案内表示板を前記分割号機の色分け以外の色で表示することを特徴とするエレベータ行先階登録装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のエレベータ行先階登録装置において、
    前記群管理分割色表示部を構成する各号機用分割表示灯は、エレベータホールの各号機の配置とほぼ同じ構成に配置したことを特徴とするエレベータ行先階登録装置。
  7. 群管理エレベータの各号機を分割運転するエレベータ制御システムにおいて、
    前記請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のエレベータ行先階登録装置と、
    予め分割号機の各号機と行先階との関係が規定され、前記行先階登録部の所要とする行先階登録ボタンから行先階登録を受けた場合、または前記個人認証データの認証のもとに行先階登録ボタンから行先階登録を受けた場合、前記分割号機の色分けに基づいて前記群管理分割色表示部の各号機用分割表示灯、前記行先階登録ボタン及び前記各階用案内表示板を色分け表示する前記群管理エレベータを制御可能な機能をもつエレベータ制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  8. 請求項7に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    エレベータホールの各号機ごとに設けられ、前記行先階登録ボタンから行先階登録を受けた場合、前記エレベータ制御手段からの指示に基づき、前記分割号機の色分けに従って前記行先階に行く号機であることを表示するホール分割色表示手段を設けたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記エレベータ制御手段に設けられ、前記各階案内表示部を構成する各階用案内表示板の表示内容を各階選択的に変更する案内表示変更手段を設けたことを特徴とするエレベータ制御システム。
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