JP2004243533A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク機器の省エネ化を可能とした画像形成装置を提供する。
【解決手段】MAC104には、通常、発振器101から125MHzのクロックが供給される。省エネ移行時、MCA104からのクロック停止信号106により、発振器101とMAC104との間に設けられるANDゲート105を制御して、発振器101から125MHzのクロックのMAC104への供給を停止する。また、MAC104は、PHY103、ネットワークコネクタ107を介してネットワークに接続され、ネットワーク上のハブ303を介して図示しないネットワーク機器に接続される。PHY103には、発振器102から25MHzのクロックが供給されている。MAC104は、MACが省エネモードに入るとき、PHY103のレジスタをリードして、接続先のハブやリピータの接続可能なモードにより、動作クロックを2.5 MHzに低下させ、あるいは、25MHzのままで動作する。
【選択図】 図1
【解決手段】MAC104には、通常、発振器101から125MHzのクロックが供給される。省エネ移行時、MCA104からのクロック停止信号106により、発振器101とMAC104との間に設けられるANDゲート105を制御して、発振器101から125MHzのクロックのMAC104への供給を停止する。また、MAC104は、PHY103、ネットワークコネクタ107を介してネットワークに接続され、ネットワーク上のハブ303を介して図示しないネットワーク機器に接続される。PHY103には、発振器102から25MHzのクロックが供給されている。MAC104は、MACが省エネモードに入るとき、PHY103のレジスタをリードして、接続先のハブやリピータの接続可能なモードにより、動作クロックを2.5 MHzに低下させ、あるいは、25MHzのままで動作する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、複写、ファックス、プリント、スキャン等の複数の機能が組み込まれ、イーサネット(登録商標)等のネットワークに接続された複合システムに使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写、ファックス、プリント、スキャン等の複数の機能が組み込まれた複合システムが多く使用されされるようになってきている。この種の複合システムは、通常、電源の投入後に、使用することなくある一定時間が経過すると、待機モード、予熱モード、低電力モード、スリープモードと順に高い省エネの状態に移行して待機するように制御されている。
【0003】
そして、前述の複合システムは、省エネ待機状態になった状態で、システムの利用のために、操作パネルに備えられる電源ボタンを押下するか、ADFに紙をセットするか、圧版を動作させると、システムの機能の全てが復帰するようにされている。
【0004】
なお、前述したように省エネ制御に関する従来技術として、例えば、特許文献1〜5に記載された技術が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−22481号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−191616号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2002−44309号公報
【0008】
【特許文献4】
特開2002−52784号公報
【0009】
【特許文献5】
特開平11−126000号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように従来技術による複合システムは、ネットワークに接続されて使用される場合に設けられるネットワーク機器に対する省エネ待機状態への移行に対する配慮がなされておらず、ネットワーク機器が常に通常に動作可能に制御されており、システムが省エネ待機状態となった場合にも、ネットワーク機器での電力消費が大きいという問題点を有している。
【0011】
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、ネットワーク機器の省エネ化を可能とした画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の第1の手段は、省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にギガビットイーサネット対応の機器に対する動作クロックを停止させる手段を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第2の手段は、省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にPHYにアクセスして動作周波数の低いモードを選択してクロックを供給する手段を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の第3の手段は、省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にギガビットイーサネット対応の機器に対する動作クロックを停止させる手段と、省エネ待機時にPHYにアクセスして動作周波数の低いモードを選択してクロックを供給する手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の第4の手段は、第1または第3の手段において、省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させる手段を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の第5の手段は、第2または第3の手段において、省エネ待機状態からの復帰時、PHYにアクセスしてオートネゴシエーションを行い最適なスピードでデータ送受信を可能とする手段を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の第6の手段は、第3の手段において、省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させる手段と、PHYにアクセスしてオートネゴシエーションを行い最適なスピードでデータ送受信を可能とする手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
前述した本発明の第1の手段によれば、省エネ待機時に、動作周波数の高いギガイーサネット用のクロックを停止することができるので、消費電力を抑えることができる。
【0019】
また、前述した本発明の第2の手段によれば、ギガイーサネット用のクロックの代わりに動作周波数の低いクロックを選択することができるので、消費電力を抑えることができる。
【0020】
また、前述した本発明の第3の手段によれば、省エネ待機時に、動作周波数の高いギガイーサネット用のクロックを停止すると共に、動作周波数の低いクロックを選択することができるので、第1及び第2の手段に比較してより多く消費電力を抑えることができる。
【0021】
また、前述した本発明の第4の手段によれば、第1または第3の手段での省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させることができるので、ネットワークを介して任意のときにシステムの復帰を図ることができる。
【0022】
また、前述した本発明の第5の手段によれば、第2または第3の手段での省エネ待機状態からの復帰時、PHYのオートネゴシエーションを行うことにより、本来の動作周波数として、システムの復帰を図ることができる。
【0023】
さらに、前述した本発明の第6の手段によれば、第3の手段での省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させることができると共に、PHYのオートネゴシエーションを行うことにより、本来の動作周波数として、システムの復帰を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図6は本発明での省エネ制御を実行する画像形成装置のハードウェアプラットホームの構成を示すブロック図であり、まず、これについて説明する。
【0025】
図6に示す画像形成装置は、コントローラ602とエンジン部603とをPCIで接続して構成され、さらに、パワーサプライユニット(PSU)610を備えて構成されている。コントローラ602は、画像形成装置全体の制御、描画、通信、操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部603は、スキャナ608とプロッタ609とを有している。プロッタ609は、白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタであり、スキャナ608は、スキャナ、ファックスユニット等である。このエンジン部603には、プロッタ609及びスキャナ608等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理を行う画像処理部622と及びPCI部623を含むASIC607と、CPU611とを有している。
【0026】
コントローラ602は、CPU605と、ノースブリッジ(NB)604と、システムメモリ(MEM−P)612と、サウスブリッジ(SB)621と、ローカルメモリ(MEM−C)619と、ASIC618と、操作部616と、複数のハードディスクドライブ(HDD)617と、ASIC620と、OPTION614、615と、ROM613とを有し、ノースブリッジ(NB)604とASIC618との間をAGP(Acce1erated Graphics Port)により接続して構成される。また、NB604とSB621との間はPCIにより接続されている。
【0027】
CPU605は、画像形成装置の全体の制御を行うものであり、NB604、MEM−P612、ASIC620、OPTION614、615、ROM613及びSB621からなるチップセットを有する。ここで、このCPU605のインターフェースは公開されておらず、チップセットを介して他の機器を接続するものとする。
【0028】
NB604は、CPU605とMEM−P612、SB621、AGPとを接続するためのブリッジであり、MEM−P612は、画像形成装置の描画用メモリ等として用いるシステムメモリである。SB621は、NB604とROM613、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。なお、OPTION614、615は、オプションとしてのPCIデバイス、周辺デバイスを接続するための空きスロットである。
【0029】
MEM−C619は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC618は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICであり、AGP、PCI、HDD617及びMEM−C619をそれぞれ接続するブリッジの役割も有する。
【0030】
操作部616は、ユーザからの入力操作の受け付け並びにユーザに向けた表示を行う操作部であり、HDD617は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
【0031】
ASIC618とNB604とを接続するAGPは、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、システムメモリ612に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
【0032】
このAGPは、本来、3D(三次元)画像をスムーズにディスプレイに表示する際に用いられるものであるが、図6に示す画像形成装置では、このAGPを介してNB604とASIC618とを接続している。
【0033】
すなわち、前述したように、CPU605のインターフェースが公開されていないので、ここではチップセットの一部であるNB604を介してASIC618を接続している。その際、PCIバスを用いて両者を接続したのではパフォーマンスが低下するため、ここでは、AGPを拡張利用している。
【0034】
ASIC118には、編集部、ビデオ出力部、合成部等が含まれており、画像データを所望の状態に編集してエンジン部603に出力するものであるが、これらの構成等は、本発明の要旨とするところではないので、その説明は省略する。
【0035】
また、ASIC620は、データ変換やネットワークとの間でのデータの授受等を行うMAC(Media Access Control)601を備えており、図示画像形成装置は、このMAC601を介して外部機器と接続される。
【0036】
前述したような画像形成装置は、使用されない時等に、エンジン部分の電源を落とす等何らかの省電力対策が施されているが、MAC601の省電力対策は施されていないのが一般的である。
【0037】
図1は前述で説明したMAC601に接続されるギガイーサネットの物理層、データリンク層での本発明の一実施形態の構成を示すブロック図、図2は省エネ移行時のクロック停止の処理動作を説明するフローチャート、図3はPHYのリンク先の構成例を示す図、図4は省エネ待機状態からの復帰時の処理動作を説明するフローチャート、図5はPHYのAuto−Negotiation Link Partner Ability レジスタの内容を説明する図である。
【0038】
図1に示すように、MAC104(図6で説明したMAC601と同一)には、通常、発振器101からギガイーサネットで使用する125MHzのクロックが供給されるが、本発明の実施形態は、発振器101とMAC104との間にANDゲート105を備え、MCA104からのクロック停止信号106によりANDゲート105を制御して、発振器101から125MHzのクロックのMAC104への供給を停止することが可能とされている。
【0039】
また、MAC104は、図3にも示しているように、MAC104とネットワークとの間での信号変換を行ってデータの受渡しを行う機能を有するPHY103、ネットワークコネクタ107を介してネットワークに接続されており、ネットワーク上に設置されているハブ303を介して図示しないネットワーク機器と接続することができる。そして、PHY103には、発振器102から25MHzのクロックが供給されている。
【0040】
通常、ネットワークコネクタ107を介して接続されるイーサネット等のネットワークでのデータ伝送は、10MHz、100MHz、1GHzのいずれかの速度で行われる。そして、PHY103は、その仕様によってクロックの供給方法が異なっているが、本発明の実施形態で使用するPHY103は、コネクタ107からのデータの受信が、10MHz、100MHz、1GHzのいずれの速度の場合でも、MAC104に2.5MHz、25MHz、125MHzのクロックを供給する。また、MAC104からの1GHzでの送信の場合だけ、MAC104に発振器101からの125MHzのクロックが供給される。さらに、10MHz、100MHzでの送信の場合、MAC104には、PHY103から2.5MHz、25MHzのクロックが供給される。
【0041】
前述したように、ギガイーサネットにおいて使用される動作クロックは125MHzである。しかし、周波数が高ければそれだけ消費電力が上がってしまい、システムの待機状態で省エネ待機状態のときに、125MHzのクロックを供給し続けてしまうと省エネ時に電力を余分に消費してしまう。本発明の実施形態は、従来、省エネ待機状態でも、MAC、PHYの動作周波数を変化させることがなかったのに対して、省エネ待機状態において、動作クロックを停止し、あるいは、低下させて、より省エネ化するようにしている。
【0042】
次に、図2に示すフローを参照して、省エネ移行時のクロック停止の処理動作を説明する。ここで停止するクロックは、図1に示す発振器101から供給されるクロックである。
【0043】
(1)MAC104は、MACが省エネモードに入るときにアサートされる信号である省エネ条件検出信号を検出すると、PHY103のレジスタをリードして、接続先のハブやリピータの接続可能なモードを読み込む。図3に接続先の構成を示しているように、PHY103には、ネットワークコネクタ (RJ−45)107を介して接続先のハブ303が接続されており、PHY103のレジスタによりハブ303の動作モードを確認することができる。図5にPHY103のAuto−Negotiation Link Partner Ability レジスタのリンク先のステータスを示す。MAC104は、PHY103のこのレジスタをリードすることによりハブ303の転送能力を知ることができる(ステップ201、202)。
【0044】
前述したPHYのレジスタには、図5に示すように、ステータス501〜505として、100BASE−T4、100BASE−TX Full Duplex、100BASE−TX、10BASE−T Full Duplex、10BASE−Tのステータスがアサート可能に格納されている。
【0045】
(2)MAC104は、読み込んだレジスタのステータスにより10BASEでの動作が可能であるか否かを判定する(ステップ203)。
【0046】
(3)ステップ203の判定で、レジスタ内のステータス501〜505の全てがアサートされていた場合、10BASEでの動作が可能であるから、動作モードを10BASEにして、動作クロックを2.5 MHzとして省エネモードとする(ステップ204)。
【0047】
(4)ステップ203の判定で、レジスタ内のアサートされているステータスがステータス501、502、503のいずれかのみであった場合、動作モードを100BASE にして、動作クロックを25MHzとして省エネモードとする(ステップ205)。
【0048】
(5)ステップ204またはステップ205の処理の後、MAC104は、クロック停止信号105を送信して、ANDゲート105を制御し、これにより、発振器101からの125MHz のクロックのMAC104への供給を停止し、さらに、省エネモード信号をアサートする。この省エネモード信号は、図1に示すクロック停止信号106と等価である(ステップ206、207)。
【0049】
前述の処理により、システムの省エネモード時に、ネットワークへの接続のための機能部についても、接続されているネットワーク機器の状況に応じた省エネを図ることができる。
【0050】
なお、本発明の実施形態は、前述した処理において、125MHz のクロックのMAC104への供給を停止するだけであっても、また、PHYのレジスタに格納されているステータスに従って、必要とする最低限のクロックを使用するようにするだけであってもよい。
【0051】
次に、図4に示すフローを参照して、省エネ待機状態からの復帰時の処理動作を説明する。
【0052】
(1)MAC104は、PHY103を介してフレームを受信すると、そのフレームが起動フレームであるか否かを判定し、起動フレームでないその他のフレームであった場合、ここまでの処理を繰り返す(ステップ401、402)。
【0053】
(2)ステップ402の判定で、受信したフレームが起動フレームであった場合、クロック停止信号106をディアサートしてギガイーサ用の125MHz のクロックを発振器101からMAC104に供給する(ステップ403)。
【0054】
(3)そして、MAC104は、PHY103のレジスタにアクセスし、オートネゴシエーション機能をONに設定して通常の送受信を可能とする(ステップ404)。
【0055】
前述の処理により、システムは、接続されているネットワーク機器からの起動フレームにより省エネ待機状態から復帰することができる。
【0056】
次に、前述した復帰処理の説明でのオートネゴシエーション機能と、起動フレームとについて説明する。
【0057】
※オートネゴシエーション機能
現在、イーサネットは、転送速度10BASE:10Mb/sec、100BASE:100Mb/sec、1000BASE:1000Mb/sec の3つの転送速度が混在して使用されている。その理由は、NIC(Network Interface Card) の性能や、リピータ、ハブの能力等によってサポートすることができる速度が変わってくるためである。さらに、全2重通信、半2重通信かの選択をも行う必要がある。全2重通信とは、送信者と受信者とが1対1の関係で通信を行うことにより送信と受信とを同時に扱うことができる通信方法である。また、半2重通信とは、伝送路をドメイン単位で供給するため、送信と受信とを同時に行うことができない通信方法である。前述した速度の選択は、通常、ユーザーが意識する必要なく、PHY103が自動的に最速な状態でアクセスできるように選択してくれる。この機能をオートネゴシエーション機能という。本来、PHYは、デフォルトでオートネゴシエーションが設定されているので、強制的に転送モードを落としたいときや、全2重通信のみ、半2重通信のみの設定にしたい場合などには、PHYのレジスタの設定を変える必要がある。
【0058】
※起動フレーム
ネットワークにおいて、機器が省エネモードとなっているとき、ある特定のフレームを送信することにより省エネ待機状態から復帰する機能がある。その特定のフレームを起動フレームと呼び、起動フレームをMACに登録しておくことにより、ユーザーから任意の時間にネットワーク等を介して機器を起動させることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク機器の省エネ化を可能とした画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MACに接続されるギガイーサネットの物理層、データリンク層での本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】省エネ移行時のクロック停止の処理動作を説明するフローチャートである。
【図3】図3はPHYのリンク先の構成例を示す図である。
【図4】省エネ待機状態からの復帰時の処理動作を説明するフローチャートである。
【図5】PHYのAuto−Negotiation Link Partner Ability レジスタの内容を説明する図である。
【図6】本発明での省エネ制御を実行する画像形成装置のハードウェアプラットホームの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101、102 発振器
103 PHY
104、601 MAC(Media Access Control)
105 ANDゲート
107 ネットワークゲート
303 ハブ
602 コントローラ
603 エンジン
607、620 ASIC
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係り、特に、複写、ファックス、プリント、スキャン等の複数の機能が組み込まれ、イーサネット(登録商標)等のネットワークに接続された複合システムに使用する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写、ファックス、プリント、スキャン等の複数の機能が組み込まれた複合システムが多く使用されされるようになってきている。この種の複合システムは、通常、電源の投入後に、使用することなくある一定時間が経過すると、待機モード、予熱モード、低電力モード、スリープモードと順に高い省エネの状態に移行して待機するように制御されている。
【0003】
そして、前述の複合システムは、省エネ待機状態になった状態で、システムの利用のために、操作パネルに備えられる電源ボタンを押下するか、ADFに紙をセットするか、圧版を動作させると、システムの機能の全てが復帰するようにされている。
【0004】
なお、前述したように省エネ制御に関する従来技術として、例えば、特許文献1〜5に記載された技術が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−22481号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−191616号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2002−44309号公報
【0008】
【特許文献4】
特開2002−52784号公報
【0009】
【特許文献5】
特開平11−126000号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように従来技術による複合システムは、ネットワークに接続されて使用される場合に設けられるネットワーク機器に対する省エネ待機状態への移行に対する配慮がなされておらず、ネットワーク機器が常に通常に動作可能に制御されており、システムが省エネ待機状態となった場合にも、ネットワーク機器での電力消費が大きいという問題点を有している。
【0011】
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、ネットワーク機器の省エネ化を可能とした画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の第1の手段は、省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にギガビットイーサネット対応の機器に対する動作クロックを停止させる手段を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第2の手段は、省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にPHYにアクセスして動作周波数の低いモードを選択してクロックを供給する手段を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の第3の手段は、省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にギガビットイーサネット対応の機器に対する動作クロックを停止させる手段と、省エネ待機時にPHYにアクセスして動作周波数の低いモードを選択してクロックを供給する手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の第4の手段は、第1または第3の手段において、省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させる手段を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の第5の手段は、第2または第3の手段において、省エネ待機状態からの復帰時、PHYにアクセスしてオートネゴシエーションを行い最適なスピードでデータ送受信を可能とする手段を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の第6の手段は、第3の手段において、省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させる手段と、PHYにアクセスしてオートネゴシエーションを行い最適なスピードでデータ送受信を可能とする手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
前述した本発明の第1の手段によれば、省エネ待機時に、動作周波数の高いギガイーサネット用のクロックを停止することができるので、消費電力を抑えることができる。
【0019】
また、前述した本発明の第2の手段によれば、ギガイーサネット用のクロックの代わりに動作周波数の低いクロックを選択することができるので、消費電力を抑えることができる。
【0020】
また、前述した本発明の第3の手段によれば、省エネ待機時に、動作周波数の高いギガイーサネット用のクロックを停止すると共に、動作周波数の低いクロックを選択することができるので、第1及び第2の手段に比較してより多く消費電力を抑えることができる。
【0021】
また、前述した本発明の第4の手段によれば、第1または第3の手段での省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させることができるので、ネットワークを介して任意のときにシステムの復帰を図ることができる。
【0022】
また、前述した本発明の第5の手段によれば、第2または第3の手段での省エネ待機状態からの復帰時、PHYのオートネゴシエーションを行うことにより、本来の動作周波数として、システムの復帰を図ることができる。
【0023】
さらに、前述した本発明の第6の手段によれば、第3の手段での省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させることができると共に、PHYのオートネゴシエーションを行うことにより、本来の動作周波数として、システムの復帰を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図6は本発明での省エネ制御を実行する画像形成装置のハードウェアプラットホームの構成を示すブロック図であり、まず、これについて説明する。
【0025】
図6に示す画像形成装置は、コントローラ602とエンジン部603とをPCIで接続して構成され、さらに、パワーサプライユニット(PSU)610を備えて構成されている。コントローラ602は、画像形成装置全体の制御、描画、通信、操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部603は、スキャナ608とプロッタ609とを有している。プロッタ609は、白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタであり、スキャナ608は、スキャナ、ファックスユニット等である。このエンジン部603には、プロッタ609及びスキャナ608等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理を行う画像処理部622と及びPCI部623を含むASIC607と、CPU611とを有している。
【0026】
コントローラ602は、CPU605と、ノースブリッジ(NB)604と、システムメモリ(MEM−P)612と、サウスブリッジ(SB)621と、ローカルメモリ(MEM−C)619と、ASIC618と、操作部616と、複数のハードディスクドライブ(HDD)617と、ASIC620と、OPTION614、615と、ROM613とを有し、ノースブリッジ(NB)604とASIC618との間をAGP(Acce1erated Graphics Port)により接続して構成される。また、NB604とSB621との間はPCIにより接続されている。
【0027】
CPU605は、画像形成装置の全体の制御を行うものであり、NB604、MEM−P612、ASIC620、OPTION614、615、ROM613及びSB621からなるチップセットを有する。ここで、このCPU605のインターフェースは公開されておらず、チップセットを介して他の機器を接続するものとする。
【0028】
NB604は、CPU605とMEM−P612、SB621、AGPとを接続するためのブリッジであり、MEM−P612は、画像形成装置の描画用メモリ等として用いるシステムメモリである。SB621は、NB604とROM613、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。なお、OPTION614、615は、オプションとしてのPCIデバイス、周辺デバイスを接続するための空きスロットである。
【0029】
MEM−C619は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC618は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICであり、AGP、PCI、HDD617及びMEM−C619をそれぞれ接続するブリッジの役割も有する。
【0030】
操作部616は、ユーザからの入力操作の受け付け並びにユーザに向けた表示を行う操作部であり、HDD617は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
【0031】
ASIC618とNB604とを接続するAGPは、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、システムメモリ612に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
【0032】
このAGPは、本来、3D(三次元)画像をスムーズにディスプレイに表示する際に用いられるものであるが、図6に示す画像形成装置では、このAGPを介してNB604とASIC618とを接続している。
【0033】
すなわち、前述したように、CPU605のインターフェースが公開されていないので、ここではチップセットの一部であるNB604を介してASIC618を接続している。その際、PCIバスを用いて両者を接続したのではパフォーマンスが低下するため、ここでは、AGPを拡張利用している。
【0034】
ASIC118には、編集部、ビデオ出力部、合成部等が含まれており、画像データを所望の状態に編集してエンジン部603に出力するものであるが、これらの構成等は、本発明の要旨とするところではないので、その説明は省略する。
【0035】
また、ASIC620は、データ変換やネットワークとの間でのデータの授受等を行うMAC(Media Access Control)601を備えており、図示画像形成装置は、このMAC601を介して外部機器と接続される。
【0036】
前述したような画像形成装置は、使用されない時等に、エンジン部分の電源を落とす等何らかの省電力対策が施されているが、MAC601の省電力対策は施されていないのが一般的である。
【0037】
図1は前述で説明したMAC601に接続されるギガイーサネットの物理層、データリンク層での本発明の一実施形態の構成を示すブロック図、図2は省エネ移行時のクロック停止の処理動作を説明するフローチャート、図3はPHYのリンク先の構成例を示す図、図4は省エネ待機状態からの復帰時の処理動作を説明するフローチャート、図5はPHYのAuto−Negotiation Link Partner Ability レジスタの内容を説明する図である。
【0038】
図1に示すように、MAC104(図6で説明したMAC601と同一)には、通常、発振器101からギガイーサネットで使用する125MHzのクロックが供給されるが、本発明の実施形態は、発振器101とMAC104との間にANDゲート105を備え、MCA104からのクロック停止信号106によりANDゲート105を制御して、発振器101から125MHzのクロックのMAC104への供給を停止することが可能とされている。
【0039】
また、MAC104は、図3にも示しているように、MAC104とネットワークとの間での信号変換を行ってデータの受渡しを行う機能を有するPHY103、ネットワークコネクタ107を介してネットワークに接続されており、ネットワーク上に設置されているハブ303を介して図示しないネットワーク機器と接続することができる。そして、PHY103には、発振器102から25MHzのクロックが供給されている。
【0040】
通常、ネットワークコネクタ107を介して接続されるイーサネット等のネットワークでのデータ伝送は、10MHz、100MHz、1GHzのいずれかの速度で行われる。そして、PHY103は、その仕様によってクロックの供給方法が異なっているが、本発明の実施形態で使用するPHY103は、コネクタ107からのデータの受信が、10MHz、100MHz、1GHzのいずれの速度の場合でも、MAC104に2.5MHz、25MHz、125MHzのクロックを供給する。また、MAC104からの1GHzでの送信の場合だけ、MAC104に発振器101からの125MHzのクロックが供給される。さらに、10MHz、100MHzでの送信の場合、MAC104には、PHY103から2.5MHz、25MHzのクロックが供給される。
【0041】
前述したように、ギガイーサネットにおいて使用される動作クロックは125MHzである。しかし、周波数が高ければそれだけ消費電力が上がってしまい、システムの待機状態で省エネ待機状態のときに、125MHzのクロックを供給し続けてしまうと省エネ時に電力を余分に消費してしまう。本発明の実施形態は、従来、省エネ待機状態でも、MAC、PHYの動作周波数を変化させることがなかったのに対して、省エネ待機状態において、動作クロックを停止し、あるいは、低下させて、より省エネ化するようにしている。
【0042】
次に、図2に示すフローを参照して、省エネ移行時のクロック停止の処理動作を説明する。ここで停止するクロックは、図1に示す発振器101から供給されるクロックである。
【0043】
(1)MAC104は、MACが省エネモードに入るときにアサートされる信号である省エネ条件検出信号を検出すると、PHY103のレジスタをリードして、接続先のハブやリピータの接続可能なモードを読み込む。図3に接続先の構成を示しているように、PHY103には、ネットワークコネクタ (RJ−45)107を介して接続先のハブ303が接続されており、PHY103のレジスタによりハブ303の動作モードを確認することができる。図5にPHY103のAuto−Negotiation Link Partner Ability レジスタのリンク先のステータスを示す。MAC104は、PHY103のこのレジスタをリードすることによりハブ303の転送能力を知ることができる(ステップ201、202)。
【0044】
前述したPHYのレジスタには、図5に示すように、ステータス501〜505として、100BASE−T4、100BASE−TX Full Duplex、100BASE−TX、10BASE−T Full Duplex、10BASE−Tのステータスがアサート可能に格納されている。
【0045】
(2)MAC104は、読み込んだレジスタのステータスにより10BASEでの動作が可能であるか否かを判定する(ステップ203)。
【0046】
(3)ステップ203の判定で、レジスタ内のステータス501〜505の全てがアサートされていた場合、10BASEでの動作が可能であるから、動作モードを10BASEにして、動作クロックを2.5 MHzとして省エネモードとする(ステップ204)。
【0047】
(4)ステップ203の判定で、レジスタ内のアサートされているステータスがステータス501、502、503のいずれかのみであった場合、動作モードを100BASE にして、動作クロックを25MHzとして省エネモードとする(ステップ205)。
【0048】
(5)ステップ204またはステップ205の処理の後、MAC104は、クロック停止信号105を送信して、ANDゲート105を制御し、これにより、発振器101からの125MHz のクロックのMAC104への供給を停止し、さらに、省エネモード信号をアサートする。この省エネモード信号は、図1に示すクロック停止信号106と等価である(ステップ206、207)。
【0049】
前述の処理により、システムの省エネモード時に、ネットワークへの接続のための機能部についても、接続されているネットワーク機器の状況に応じた省エネを図ることができる。
【0050】
なお、本発明の実施形態は、前述した処理において、125MHz のクロックのMAC104への供給を停止するだけであっても、また、PHYのレジスタに格納されているステータスに従って、必要とする最低限のクロックを使用するようにするだけであってもよい。
【0051】
次に、図4に示すフローを参照して、省エネ待機状態からの復帰時の処理動作を説明する。
【0052】
(1)MAC104は、PHY103を介してフレームを受信すると、そのフレームが起動フレームであるか否かを判定し、起動フレームでないその他のフレームであった場合、ここまでの処理を繰り返す(ステップ401、402)。
【0053】
(2)ステップ402の判定で、受信したフレームが起動フレームであった場合、クロック停止信号106をディアサートしてギガイーサ用の125MHz のクロックを発振器101からMAC104に供給する(ステップ403)。
【0054】
(3)そして、MAC104は、PHY103のレジスタにアクセスし、オートネゴシエーション機能をONに設定して通常の送受信を可能とする(ステップ404)。
【0055】
前述の処理により、システムは、接続されているネットワーク機器からの起動フレームにより省エネ待機状態から復帰することができる。
【0056】
次に、前述した復帰処理の説明でのオートネゴシエーション機能と、起動フレームとについて説明する。
【0057】
※オートネゴシエーション機能
現在、イーサネットは、転送速度10BASE:10Mb/sec、100BASE:100Mb/sec、1000BASE:1000Mb/sec の3つの転送速度が混在して使用されている。その理由は、NIC(Network Interface Card) の性能や、リピータ、ハブの能力等によってサポートすることができる速度が変わってくるためである。さらに、全2重通信、半2重通信かの選択をも行う必要がある。全2重通信とは、送信者と受信者とが1対1の関係で通信を行うことにより送信と受信とを同時に扱うことができる通信方法である。また、半2重通信とは、伝送路をドメイン単位で供給するため、送信と受信とを同時に行うことができない通信方法である。前述した速度の選択は、通常、ユーザーが意識する必要なく、PHY103が自動的に最速な状態でアクセスできるように選択してくれる。この機能をオートネゴシエーション機能という。本来、PHYは、デフォルトでオートネゴシエーションが設定されているので、強制的に転送モードを落としたいときや、全2重通信のみ、半2重通信のみの設定にしたい場合などには、PHYのレジスタの設定を変える必要がある。
【0058】
※起動フレーム
ネットワークにおいて、機器が省エネモードとなっているとき、ある特定のフレームを送信することにより省エネ待機状態から復帰する機能がある。その特定のフレームを起動フレームと呼び、起動フレームをMACに登録しておくことにより、ユーザーから任意の時間にネットワーク等を介して機器を起動させることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク機器の省エネ化を可能とした画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MACに接続されるギガイーサネットの物理層、データリンク層での本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】省エネ移行時のクロック停止の処理動作を説明するフローチャートである。
【図3】図3はPHYのリンク先の構成例を示す図である。
【図4】省エネ待機状態からの復帰時の処理動作を説明するフローチャートである。
【図5】PHYのAuto−Negotiation Link Partner Ability レジスタの内容を説明する図である。
【図6】本発明での省エネ制御を実行する画像形成装置のハードウェアプラットホームの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101、102 発振器
103 PHY
104、601 MAC(Media Access Control)
105 ANDゲート
107 ネットワークゲート
303 ハブ
602 コントローラ
603 エンジン
607、620 ASIC
Claims (6)
- 省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にギガビットイーサネット対応の機器に対する動作クロックを停止させる手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にPHYにアクセスして動作周波数の低いモードを選択してクロックを供給する手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 省エネ待機状態をとることが可能でネットワーク機能を搭載している画像形成装置において、省エネ待機時にギガビットイーサネット対応の機器に対する動作クロックを停止させる手段と、省エネ待機時にPHYにアクセスして動作周波数の低いモードを選択してクロックを供給する手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
- 省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させる手段を備えることを特徴とする請求項1または3記載の画像形成装置。
- 省エネ待機状態からの復帰時、PHYにアクセスしてオートネゴシエーションを行い最適なスピードでデータ送受信を可能とする手段を備えることを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
- 省エネ待機状態からの復帰時、データの前に付加されたネットワークの起動条件フレームの受信により、前記ネットワーク機能をギガイーサネットモードに復帰させる手段と、PHYにアクセスしてオートネゴシエーションを行い最適なスピードでデータ送受信を可能とする手段とを備えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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