JP2004137999A - Lubricating device of valve gear - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(エンジン)の吸気弁や排気弁と、カム軸との間で動力を伝達する動弁機構の潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンの弁腕室内の潤滑油及びオイルミストの流通を円滑に保つ技術は同出願人により提案され公知となっている(特許文献1参照。)。
また、一般に弁腕室内にはオイルミストが充満しており、主として該オイルミストにより弁腕室内の各所の潤滑を行っているが、常に十分な潤滑油が必要な個所、例えば弁腕のバルブ側とプッシュロッド側、つまり弁腕両端部と弁棒(バルブブリッジを有する場合はバルブブリッジ)上端並びにプッシュロッド上端との各連結部等である。これらの連結部には、弁腕の上面に弁腕中央部から弁腕両端部に至る油溝を形成し、弁腕軸内に形成された潤滑油路から溢れ出る潤滑油が前記油溝を伝って供給されるようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−140620号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来においては、弁腕軸内の潤滑油路を通って、弁腕上面にある潤滑油供給孔の出口から吐出された潤滑油は、該弁腕上面に形成された油溝を伝って弁腕両端部の各連結部へ供給されるのであるが、該潤滑油の全てが油溝を経て各連結部へ供給されることはなく、一部は弁腕短手方向両側等に流れ落ちていた。よって、その流れ落ちた分の潤滑油が無駄となり、また各連結部に十分な潤滑油が供給されず、潤滑性の低下を招くことがあった。
そこで、本発明は、弁腕に形成される油溝の形状、及び、バルブブリッジの形状、また、弁腕室内の注油構造を工夫することによって弁腕室内の注油必要個所への潤滑性を向上しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、エンジンのシリンダヘッドに横架した弁腕軸に、弁腕を回転自在に枢支し、該弁腕から潤滑油を供給する動弁機構の潤滑装置において、前記動弁機構の上部に、弁腕からの潤滑油をうける潤滑油溜りを形成し、該潤滑油溜りからバルブ等に潤滑油を供給するものである。
【0007】
請求項2においては、エンジンのシリンダヘッドに横架した弁腕軸に、弁腕を回転自在に枢支し、該弁腕から潤滑油を供給する動弁機構の潤滑装置において、前記弁腕上部に潤滑油供給孔の出口部を設けて、該出口部に潤滑油溜りを形成し、該潤滑油溜りを弁腕に形成した油溝とを連通したものである。
【0008】
請求項3においては、エンジンのシリンダヘッドに横架した弁腕軸に、弁腕を回転自在に枢支し、該弁腕から潤滑油を供給する動弁機構の潤滑装置において、前記弁腕の端部にバルブブリッジを配置し、該バルブブリッジの上面に潤滑油溜りを形成し、該潤滑油溜りと、該バルブブリッジとバルブガイドとの摺動部に潤滑油を供給する潤滑油孔とを連通したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明を適用したエンジンの部分断面側面図、図2は本発明に係る弁腕を示す平面図、図3は同じく側面図、図4は同じくA−A断面図、図5は同じくB−B断面図である。
図6は本発明を適用した動弁機構の一実施例を示す側面一部断面図、図7は本発明を適用した動弁機構の別実施例を示す側面一部断面図、図8は同じく平面図、図9は蓋体を示す平面図、図10は従来の弁腕を示す平面図、図11は同じく側面図、図12は同じくA’−A’断面図、図13は同じくB’−B’断面図。
【0010】
本発明に係るエンジンの動弁機構の構成について説明する。
なお、本実施例におけるエンジンは、例えば3気筒に構成されており、気筒毎に2つの吸気弁及び排気弁が設けられている、所謂4弁式のエンジンである。
図1は、本発明に係るエンジン1であり、シリンダヘッド2はシリンダブロック3の上面にボルト等により締結されており、前記シリンダヘッド2の上側には弁腕室カバー4を締結して覆うことにより弁腕室5を形成している。
前記弁腕室5内には前記シリンダヘッド2の上部に弁腕軸6を横架し、回転不能かつ軸方向移動不能に固定されている。
前記弁腕軸6には、弁腕8が揺動自在に支持されており、該弁腕8の一端部にプッシュロッド7の上端を挿通してアジャストねじ9により位置調整して固定されている。該弁腕8の他端部には上方から押圧する押圧部8aが形成され、該押圧部8aはバルブブリッジ10の上部略中央に形成された被押圧部15に当接させている。前記プッシュロッド7は、シリンダヘッド2に上下方向に形成したプッシュロッド挿通孔44を通って下方のクランクケース内へ延設され、タペット等を介してカム軸に連結している。
【0011】
図6に示すように、前記弁腕8の先端押圧部8aは、前記バルブブリッジ10の中央被押圧部15に上方から当接し、該バルブブリッジ10は、被押圧部15を頂部として山型(二等辺三角形状)に形成されており、該被押圧部15の鉛直方向下方には円柱状のバルブガイド13が挿入されるパイプ状のガイド部14が被押圧部15と一体的に形成されている。
前記バルブブリッジ10の一端部には、上下方向にねじ孔19が開口され、該ねじ孔19に弁棒11上端に形成した調節ねじ11aが螺合している。該調節ねじ11aはロックナット22により所定の突出位置で固定されている。前記弁棒11の下部には弁体(バルブ)が形成されている。また、該バルブブリッジ10の他端部には、ねじ孔24が形成され、弁棒11の上端に形成したねじ部11bが螺装固定している。
また、該バルブブリッジ10の調節ねじ11a側の上斜面部25には、後述する潤滑油溜り37が形成され、該潤滑油溜り37の底部から前記ガイド部14とバルブガイド13との摺動部へ連通された潤滑油孔26が形成されている。
【0012】
前記弁棒11の上部には、ばね受け座16が固定されるとともに筒状の受け具17が挿着されており、弁ばね18により前記弁棒11を上方に付勢することにより弁を閉じている。
【0013】
前記バルブガイド13は、断面視円形状のロッドで形成され、シリンダヘッド2に一体的に立設されるとともに、上部は前記バルブブリッジ10に設けられているガイド部14に軸方向に摺動自在に挿入されている。そして、該摺動部には前記潤滑油孔26から潤滑油が供給される。
【0014】
つまり、プッシュロッド7により前記弁腕8の他端部が押し上げられると、該弁腕8が弁腕軸6を中心としてシーソー状に揺動し、弁腕8の押圧部8aがバルブブリッジ10の被押圧部15を押し下げる。そして、この押し下げによりバルブブリッジ10が下降され、弁ばね18に抗して弁棒11・11が下降されて吸気弁(または排気弁)を開く構造となっている。このようにして、バルブブリッジ10はバルブガイド13の軸方向に沿って上下動する。
【0015】
次に潤滑油の供給経路について図1を用いて説明する。
弁腕室5内にはクランク室内で掻き上げられた潤滑油がオイルミストとして存在している。一方、オイルポンプ(図示せず)から圧送される潤滑油はシリンダブロック3内の潤滑油路を通ってシリンダヘッド2内の潤滑油路に供給され、軸支持脚31内の円錐形潤滑油路32で加圧された後、弁腕軸6内の潤滑油路33に供給される。
該潤滑油路33内の潤滑油の一部は該潤滑油路33下端に形成された連通孔を通って弁腕軸6と軸支持脚31との嵌合部分を潤滑し、残りの潤滑油は各気筒の弁腕8内に形成された潤滑油供給孔46に流入し、前記オイルポンプの吐出圧及び前記円錐形潤滑油路32による加圧により潤滑油供給孔46の出口部46aから吐出され、弁腕8上面に形成された油溝35を伝って、バルブ側及びプッシュロッド側の各連結部に供給される。
【0016】
図10乃至図13に示すように、従来の弁腕108においては、弁腕軸106に該弁腕軸106と同軸方向に形成された潤滑油路133を経由した潤滑油は、該弁腕108の略長手方向中央部に前記潤滑油路133と垂直上方向に形成された潤滑油供給孔146を通って該潤滑油供給孔146の上方の出口部146aから吐出し、弁腕108の上面に該弁腕108両端へ向けて形成された油溝135a・135bを伝って、各連結部へと供給される。しかし、前記潤滑油供給孔146から吐出された潤滑油は、前記出口部146aから前記油溝135a・135bに流入する間や、過剰に供給された潤滑油が油溝135a・135bから溢れる場合等、弁腕108短手方向両側等へ流れ落ちてしまい、その分の潤滑油が潤滑個所の潤滑に生かされず、潤滑効率がよくなかった。
【0017】
そこで、本実施例では、図2乃至図5に示すように、潤滑油供給孔46の出口部46aに平面視略円状の窪みである潤滑油溜り36を形成し、油溝35と連通させ、前記弁腕8の上面に、該潤滑油溜り36と油溝35とを連なった一つの溝として形成している。
このように潤滑油溜り36を形成し、油溝35と連通させたことによって、潤滑油供給孔46の出口部46aに吐出された潤滑油は、一旦該潤滑油溜り36に溜り、それから油溝35を伝って各連結部へ供給されるので、潤滑油が弁腕8の短手方向両側等に流れ落ちるのを防止でき、弁腕8の両端のバルブ側及びプッシュロッド側の各連結部の潤滑性が向上する。また、安定した潤滑油の注油量が確保できる。
【0018】
次に、本発明に係るバルブブリッジ10の一実施例について図6を用いて説明する。
バルブブリッジ10の調節ねじ11a側の斜面部25には、従来から該バルブブリッジ10のガイド部14とバルブガイド13との摺動面に潤滑油を供給するため、潤滑油孔26が穿設されている。しかし、該潤滑油孔26を形成する際、バルブブリッジ10の斜面部25から直接キリ加工を実施することになり、このような直接キリ加工を施しただけの潤滑油孔26では、弁腕8から流れてきた潤滑油は、前記斜面部25を伝って下方へ流れていく量の方が多くなり、前記摺動面への潤滑油の供給が不十分になることがあった。
【0019】
そこで、本実施例では、前記斜面部25に潤滑油溜り37として窪みを形成し、該潤滑油溜り37と潤滑油孔26とを連通させている。
このように、バルブブリッジ10の斜面部25に潤滑油溜り37を設けることにより、弁腕8から流れ落ちてきた潤滑油が、該斜面部25を伝わり、一旦潤滑油溜り37に貯溜され、それから、該潤滑油溜り37から溢れた潤滑油は下方の連結部へと供給され、潤滑油孔26へは常に一定量の潤滑油が供給されるので、バルブブリッジ10のガイド部14とバルブガイド13との摺動面の潤滑性が向上する。よって、該摺動面の焼付が防止でき、該摺動面に係る部品の耐久性の向上も図れる。
【0020】
続いて、本発明に係るバルブブリッジ10の別実施例として、バルブブリッジ10の形状を工夫することにより潤滑性を向上して、弁棒11の摺動部の摩耗を低減する構造について図7及び図8を用いて説明する。
前述のように、バルブブリッジ10の一側には調節ねじ11aが設けられ、該調節ねじ11a側のバルブブリッジ10の上面には、補強を兼ねてリブ部38が設けられているが、該リブ部38はバルブ側へ下がる傾斜面としている。つまり、弁腕8とバルブブリッジ10とは平面視で「く」字状に曲げて配設されるので、リブ部38からそのまま流れ落ちるとバルブから離れた側へ多く落ちてしまう。そこで、リブ部38の上面を「く」状の内側(囲まれた側)へ下がる斜面とすることで、弁腕8から流れ落ちてきた潤滑油は、バルブブリッジ10のリブ部38上面を伝って該バルブブリッジ10の調節ねじ11a側及びバルブガイド13側に流れるようになり、潤滑性が向上するのである。また、バルブガイド13に設けていたキリ孔を省くこともできるようになる。また、本実施例では、図8に示すように、該バルブブリッジ10のリブ部38を厚さ方向について強度上差し支えない程度に調節ねじ11a側に行くにつれ先細り形状にして、バルブ側で流れ落ち易くしている。
さらに、図7、図8に示すように、バルブブリッジ10に形成されている調節ねじ11aの軸心位置O1と、調節ねじ11aのボス部39の軸心位置O2とをバルブブリッジ10の長手方向に偏心させて構成している。こうして、ボス部39とリブ部38とのつなぎ部41において、傾斜または段差ができて、弁腕8から流れ落ちてきた潤滑油は、つなぎ部41よりバルブ側に分かれて落ちるようになり、潤滑性を向上することができる。
【0021】
バルブブリッジ10をこのような形状にすることにより、従来はバルブブリッジ10にドリル加工等で潤滑油孔を設けることによってバルブガイド13に潤滑油を供給していたが、このような油孔を設ける必要も無く、より多くの潤滑油をバルブブリッジ10の調節ねじ11a側へと供給することが可能となり、潤滑性が向上し、弁棒11の摩耗を低減することができる。
【0022】
また、図1に示すように、弁腕室5の上部には蓋体40が設けられている。
該蓋体40は弁腕室カバー4との間に空間を形成して、潤滑油通路と連通して潤滑油を弁体上方まで導くものであり、前記シリンダブロック3、シリンダヘッド2、弁腕室カバー4と上方にそれぞれ潤滑油路3a・29・42が連通して形成され、弁腕室カバー4に形成した潤滑油路42の上端の出口部42aは弁腕室5の上部に開口されている。そして、前記蓋体40の一端が前記出口部42a下方に固定され、該蓋体40の他端は弁腕室カバー4の上面の他端から弁腕室5内部側下方に突設した取付部4aにボルト47等により取り付けられ、該蓋体40と弁腕室カバー4の上壁との間に空間43を形成して、該空間43に前記出口部42aが臨むように配設されている。
そして、前記蓋体40は、図9に示すように、弁腕室カバー4の形状に合わせた平面視略長方形の板状部材であって、所定の位置に孔部40a・40a・・・が穿設されている。なお、該孔部40a・40a・・・の形状及び穿設される位置や数等は任意であり限定されるものではない。
【0023】
つまり、前記孔部40a・40a・・・は、潤滑油が必要な個所の上部に任意に設けられており、シリンダヘッド2内の潤滑油路29を上がってきた潤滑油は、弁腕室カバー4に形成された潤滑油路42にオイルポンプの圧力によって流入し、該潤滑油路42の出口部42aから吐出され、前記蓋体40と弁腕室カバー4の上壁との間の空間43に流れ落ち、前記各孔部40a・40a・・・から垂れて所定個所に注油する構造となっている。
【0024】
従来は弁腕軸6内に形成された潤滑油路を介して弁腕8上面から潤滑油を噴出させて飛ばしたり、油溝を介して垂らしたりしており、この場合、エンジンが低回転時は注油不足になり、各連結部において焼付きが生じ、部品の摩耗が大きくなっており、高回転時においては、逆に注油量が多くなり弁腕室5内のオイルミストが過剰になる等、注油量にムラが生じていた。
しかし、このように、前記蓋体40を設けることにより、エンジンが低回転運転時においても潤滑油が弁腕室カバー4に形成された潤滑油路42から上がってきて、前記蓋体40の孔部40a・40a・・・から垂れることによって安定して潤滑油を供給することができる。つまり、エンジンの回転数に関わらず、一定の注油量が確保できる構造となっている。
また、該蓋体40を弁腕室5の上部に設けることにより、該蓋体40が遮蔽板の役割を果たし、エンジン上面への放射音を低減でき、騒音防止効果も得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0026】
即ち、請求項1に示す如く、エンジンのシリンダヘッドに横架した弁腕軸に、弁腕を回転自在に枢支し、該弁腕から潤滑油を供給する動弁機構の潤滑装置において、前記動弁機構の上部に、弁腕からの潤滑油をうける潤滑油溜りを形成し、該潤滑油溜りからバルブ等に潤滑油を供給するので、潤滑油供給量の変動を抑制でき、動弁機構への安定した潤滑性を得ることができる。
【0027】
請求項2に示す如く、エンジンのシリンダヘッドに横架した弁腕軸に、弁腕を回転自在に枢支し、該弁腕から潤滑油を供給する動弁機構の潤滑装置において、前記弁腕上部に潤滑油供給孔の出口部を設けて、該出口部に潤滑油溜りを形成し、該潤滑油溜りを弁腕に形成した油溝とを連通したので、弁腕軸内に形成された潤滑油路から弁腕上面の潤滑油供給孔の出口部に吐出した潤滑油が弁腕上面に形成された油溝から流れ落ちるのを防止できる。また、バルブ側及びプッシュロッド側への効率よく潤滑油供給が可能となるので、潤滑性の向上が図れる。
【0028】
請求項3に示す如く、エンジンのシリンダヘッドに横架した弁腕軸に、弁腕を回転自在に枢支し、該弁腕から潤滑油を供給する動弁機構の潤滑装置において、前記弁腕の端部にバルブブリッジを配置し、該バルブブリッジの上面に潤滑油溜りを形成し、該潤滑油溜りと、該バルブブリッジとバルブガイドとの摺動部に潤滑油を供給する潤滑油孔とを連通したので、前記バルブガイドと前記バルブブリッジとの摺動面の潤滑性の向上が図れ、該バルブガイド及び該バルブブリッジの摺動面の摩耗及び焼付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンジンの部分断面側面図。
【図2】本発明に係る弁腕を示す平面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】同じくA−A断面図。
【図5】同じくB−B断面図。
【図6】本発明を適用した動弁機構の一実施例を示す側面一部断面図。
【図7】本発明を適用した動弁機構の別実施例を示す側面一部断面図。
【図8】同じく平面図。
【図9】蓋体を示す平面図。
【図10】従来の弁腕を示す平面図。
【図11】同じく側面図。
【図12】同じくA’−A’断面図。
【図13】同じくB’−B’断面図。
【符号の説明】
1 エンジン
2 シリンダヘッド
6 弁腕軸
8 弁腕
10 バルブブリッジ
13 バルブガイド
26 潤滑油孔
35 油溝
36 潤滑油溜り
37 潤滑油溜り
38 リブ部
46 潤滑油供給孔
46a 出口部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lubrication structure for a valve train that transmits power between an intake valve or an exhaust valve of an internal combustion engine and a camshaft.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique for maintaining a smooth flow of lubricating oil and oil mist in a valve arm chamber of an engine has been proposed and known by the present applicant (see Patent Document 1).
In general, the valve arm chamber is filled with oil mist, and the oil mist is used to lubricate various parts of the valve arm chamber. And the push rod side, that is, each connection portion between the both ends of the valve arm and the upper end of the valve rod (valve bridge if a valve bridge is provided), the upper end of the push rod, and the like. In these connection portions, an oil groove is formed on the upper surface of the valve arm from the center of the valve arm to both ends of the valve arm, and the lubricating oil overflowing from a lubricating oil passage formed in the valve arm shaft forms the oil groove. I am trying to be supplied.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-140620
[Problems to be solved by the invention]
However, in the related art, the lubricating oil discharged from the outlet of the lubricating oil supply hole in the upper surface of the valve arm passes through the lubricating oil passage in the valve arm shaft and travels through the oil groove formed in the upper surface of the valve arm. However, not all of the lubricating oil is supplied to each connecting part through the oil groove, and part of the lubricant flows down to both sides of the valve arm in the short direction. I was Therefore, the lubricating oil that has flowed down is wasted, and sufficient lubricating oil is not supplied to each connecting portion, which may cause a decrease in lubricity.
Therefore, the present invention improves the lubricating properties of the valve arm chamber where lubrication is required by devising the shape of the oil groove formed in the valve arm, the shape of the valve bridge, and the lubrication structure in the valve arm chamber. What you are trying to do.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0006]
That is, in the lubricating device of the valve mechanism, the valve arm is rotatably supported on a valve arm shaft transversely mounted on a cylinder head of the engine and lubricating oil is supplied from the valve arm. A lubricating oil reservoir for receiving lubricating oil from a valve arm is formed above the valve mechanism, and lubricating oil is supplied from the lubricating oil reservoir to a valve or the like.
[0007]
The lubricating device according to
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in a lubricating device for a valve operating mechanism for rotatably supporting a valve arm on a valve arm shaft transversely mounted on a cylinder head of an engine and supplying lubricating oil from the valve arm, A valve bridge is disposed at an end portion, a lubricating oil reservoir is formed on an upper surface of the valve bridge, and the lubricating oil reservoir and a lubricating oil hole for supplying lubricating oil to a sliding portion between the valve bridge and the valve guide are formed. It is a communication.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the invention will be described.
FIG. 1 is a partial cross-sectional side view of an engine to which the present invention is applied, FIG. 2 is a plan view showing a valve arm according to the present invention, FIG. 3 is a side view, FIG. It is BB sectional drawing.
FIG. 6 is a partial side sectional view showing an embodiment of a valve train to which the present invention is applied, FIG. 7 is a partial side sectional view showing another embodiment of a valve train to which the present invention is applied, and FIG. FIG. 9 is a plan view showing a lid body, FIG. 10 is a plan view showing a conventional valve arm, FIG. 11 is a side view thereof, FIG. 12 is a cross-sectional view of A′-A ′, and FIG. -B 'sectional drawing.
[0010]
The configuration of the valve train of the engine according to the present invention will be described.
Note that the engine in the present embodiment is a so-called four-valve engine in which, for example, three cylinders are provided, and two intake valves and two exhaust valves are provided for each cylinder.
FIG. 1 shows an
In the valve arm chamber 5, a
A
[0011]
As shown in FIG. 6, the distal
At one end of the
A lubricating
[0012]
A
[0013]
The
[0014]
That is, when the other end of the
[0015]
Next, the lubricating oil supply path will be described with reference to FIG.
The lubricating oil scooped up in the crank chamber exists in the valve arm chamber 5 as an oil mist. On the other hand, the lubricating oil pumped from an oil pump (not shown) is supplied to the lubricating oil passage in the
Part of the lubricating oil in the lubricating
[0016]
As shown in FIGS. 10 to 13, in the
[0017]
Therefore, in this embodiment, as shown in FIGS. 2 to 5, a lubricating
By forming the lubricating
[0018]
Next, an embodiment of the
A lubricating
[0019]
Therefore, in the present embodiment, a depression is formed as the lubricating
Thus, by providing the lubricating
[0020]
Next, as another embodiment of the
As described above, the
7 and 8, the axial position O1 of the adjusting
[0021]
By forming the
[0022]
Further, as shown in FIG. 1, a
The
As shown in FIG. 9, the
[0023]
That is, the
[0024]
Conventionally, the lubricating oil is ejected from the upper surface of the
However, by providing the
Further, by providing the
[0025]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
[0026]
That is, as set forth in
[0027]
3. A lubricating device for a valve operating mechanism for rotatably supporting a valve arm on a valve arm shaft transversely mounted on a cylinder head of an engine and supplying lubricating oil from the valve arm. An outlet portion of the lubricating oil supply hole was provided at the upper portion, a lubricating oil reservoir was formed at the outlet portion, and the lubricating oil reservoir was connected to an oil groove formed in the valve arm, so that the lubricating oil reservoir was formed in the valve arm shaft. The lubricating oil discharged from the lubricating oil passage to the outlet of the lubricating oil supply hole on the valve arm upper surface can be prevented from flowing down from the oil groove formed on the valve arm upper surface. In addition, since lubricating oil can be efficiently supplied to the valve side and the push rod side, lubricity can be improved.
[0028]
4. A lubricating device for a valve operating mechanism for rotatably supporting a valve arm on a valve arm shaft transversely mounted on a cylinder head of an engine and supplying lubricating oil from the valve arm. A valve bridge is disposed at an end of the valve bridge, a lubricating oil reservoir is formed on the upper surface of the valve bridge, and the lubricating oil reservoir and a lubricating oil hole for supplying lubricating oil to a sliding portion between the valve bridge and the valve guide. , The lubrication of the sliding surface between the valve guide and the valve bridge can be improved, and wear and seizure of the sliding surfaces of the valve guide and the valve bridge can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial sectional side view of an engine to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view showing a valve arm according to the present invention.
FIG. 3 is a side view of the same.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 5 is a sectional view taken along line BB of FIG.
FIG. 6 is a partial cross-sectional side view showing an embodiment of the valve train to which the present invention is applied.
FIG. 7 is a partial side sectional view showing another embodiment of the valve train to which the present invention is applied.
FIG. 8 is a plan view of the same.
FIG. 9 is a plan view showing a lid.
FIG. 10 is a plan view showing a conventional valve arm.
FIG. 11 is a side view of the same.
FIG. 12 is a sectional view taken along the line A′-A ′ of FIG.
FIG. 13 is a sectional view taken along the line B′-B ′.
[Explanation of symbols]
Claims (3)
Priority Applications (1)
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