JP2004134322A - Light source device and linear light source device using it, surface light source device and liquid crystal display device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源装置、およびそれを用いた線光源装置、面光源装置、および液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)は、軽量かつ薄型という特長を有することから、ラップトップ型、ノート型等のパーソナルコンピュータ用のディスプレイや、携帯テレビ、電子手帳、携帯電話器等といったモバイル電子機器、など、様々な機器の表示装置として広く利用されている。近年、こうした液晶表示装置に対し、低消費電力化、小型・薄型化に対する要望がとみに強まっている。
【0003】
こうした液晶表示装置に用いられる光源装置の一つに、発光面である面状導光板の側面から光源の光を入射させる、いわゆるエッジライト型面光源装置がある。エッジライト型面光源装置では、光源が導光板の側面に設けられているため、面光源装置の厚さを導光板の厚さと同程度とすることができ、直下型面光源装置を用いる場合に比べて面光源装置全体を薄型化できる。こうした事情から、モバイル用LCD等LCDにおいては、このエッジライト型面光源装置を用いることが主流となってきている。
【0004】
エッジライト型面光源装置の光源としては冷陰極管等の管状ランプやLEDなどが用いられるが、長寿命、省電力、省スペースなどの観点から、LEDが広く用いられている。LEDを用いたエッジライト型面光源装置は、導光板への光源光の入射方法から、大きく二種類に分類される。これらについて、以下、図43および図44を参照して説明する。
【0005】
第一の種類として、光源装置からの光が導光板に直接入射されるタイプの面光源装置が提案されている(特許文献1)。図43は、光源装置からの光が導光板に直接入射されるタイプの面光源装置を示す図である。図43(a)はこの面光源装置の上面図であり、図43(b)は図43(a)のA−A’方向の断面図である。図43(a)に示すように、LED101は、面状導光板102の側面の光源設置部103に設けられる。
【0006】
LED101から出射した光は光源設置部103で集められ、このうちA−A’方向の指向性がよい光は光源設置部103から面状導光板102に入射する。また、LED101から出射した光のうち、A−A’方向の指向性が悪い光は、光源設置部103から面状導光板102に入射し、光源設置部103に設けられた反射部104にて反射した後、角度を変えて面状導光板102内を導光する。こうして面状導光板102内へ均一に光が導光するようになっている。
【0007】
図43(b)に示すように、面状導光板102の表面には溝や孔などの周期的な凹凸構造、もしくは光散乱部が形成された反射部105を形成している。面状導光板102に入射した光は、この反射部105で角度を変え面状導光板102から出射する。
【0008】
第二の種類として、光源装置からの光を線光源化した後、面状導光板に入射させる構成の面光源装置がある。図44は、このような構成の面光源装置を示す図である。図44(a)はこの面光源装置の上面図であり、図44(b)は図44(a)のA−A’方向の断面図であり、図44(c)は図44(a)のB−B’方向の断面図である。
【0009】
図44(a)に示すように、LED111から光が出射する方向に線状導光板112が配置され、この線状導光板112から光が出射する方向に面状導光板113が配置されている。線状導光板112の側面には、周期的な凹凸構造もしくは光散乱部が設けられた反射部114が形成されている。
【0010】
LED111から出射した光は、図44(a)のように、反射部114で反射し、線光源に変換された後、面状導光板113に入射する。面状導光板113には、周期的な凹凸構造もしくは光散乱部からなる反射部115が設けられており、面状導光板113に入射した光は、図44(c)中の矢印に示すように、導光板表面に設けられた反射部115で角度を変えることにより面状導光板113から出射し、面光源化される。
【0011】
ここで、LED101、111から出射した光の利用効率を向上させる要請から、図43に示す面光源装置の場合、図43(b)のように、面状導光板102の厚みをLED101の幅以上とすることが必要となる。また、図44に示す面光源装置の場合、図44(b)のように、線状導光板112の幅および厚みを、LED111の幅および厚み以上とすることが必要となる。こうした事情から、エッジライト型面光源装置の厚みはLEDのサイズに依存する。さらに、LEDの指向性が悪いと、図43(b)、図44(b)、図44(c)中に矢印で示すように、導光板から外部に漏れる光が多くなり、消費電力の増大を招く。また、導光板を薄型化する際に、線状導光板および面状導光板の厚み方向においてLEDの指向性が低いと、導光板からの出射光の均一性が低く、導光板の薄型化が困難となる。なぜなら、導光板が薄いほど、導光板の光源側で光が漏出してしまうからである。以上のことから、エッジライト型面光源装置に用いられるLEDは、小型でかつ高指向性を有することが望まれる。さらに、携帯機器用のLCD等、機器の小型化に対する要求が厳しい分野においては、導光板の薄型化が求められており、前述のように、導光板の薄型化のためには、光源の指向性の向上が必要である。したがって、このような用途においては、LEDの小型化、高指向性化が強く求められる。
【0012】
現在使われているLEDは、その実装形態から砲弾型と表面実装型の二種類に大別される(特許文献2)。
【0013】
図45は砲弾型LEDの典型構造を示す図である。発光部であるLEDチップ121が、導電性Agペースト122を塗布したマウントリード123のカップ部124にマウントされている。LEDチップ121とマウントリード123はAuワイヤ125で通電しており、凸レンズ状のモールド樹脂126で封止されている。マウントリード123内のカップ部124の内壁には反射面127が設けられており、LEDチップ121の側面から出射した光を反射させ集光することにより、発光効率を向上させる構成となっている。また、モールド樹脂126は、LEDチップ121からの光を高効率で平行光化するために、LEDチップ121を点光源とみなせる程度の大きさとなっている。典型的なサイズとしては、LEDチップ121の幅が0.3mm程度で、レンズ状のモールド樹脂126は、3〜5mmφ、高さ4〜7mmである。こうした砲弾型LEDは、比較的高指向性ではあるものの小型化が困難である。このため、エッジライト型面光源装置の光源として、表面実装型LEDが使われることが多い。
【0014】
図46は表面実装型LEDの典型的な構造を示す図である。表面実装型LEDでは、導電性Agペースト132を塗布した基板133の上にLEDチップ131がマウントされており、基板133の側面に電極134が形成されている。LEDチップ131と電極134の間はAuワイヤ135で通電しており、これらはレンズ状に成形されたモールド樹脂136で封止されている。典型的なサイズとしては、LEDチップ131の幅が0.3mm程度、モールド樹脂136の幅が2mm、高さが1mm程度である。
【0015】
表面実装型LEDは、砲弾型LEDに比べて小型なものとなる。しかしながら、表面実装型LEDの場合、レンズの焦点位置から出射した光は光軸(通常発光部の底面に垂直な方向。)と平行となるものの、その他の位置から出射した光は光軸と平行にならず、この結果、出射光の指向性が低くなる。このため、小型化および高指向性のいずれの要求をも満たすことは困難である。この結果、表面実装型LEDをLCDの光源等に適用した場合、導光板から外部に漏れる光が多くなり、省電力化の要求に応えることが困難となる。また、導光板の厚み方向において、指向性が低いため、導光板の薄型化が難しい。
【0016】
こうした表面実装型LEDの構成の例として、図47に示す構成が提案されている(特許文献3)。以下、この表面実装型LEDの構成について図47を参照して説明する。突台部148を有する基板143の上に、凹部を有する絶縁部材147が設けられている。突台部148の上にダイボンディングペースト142が塗布され、この上にLEDチップ141が設けられている。絶縁部材147の表面に、配線パターン144が設置されている。LEDチップ141は、その両脇の配線パターン144とボンディングワイヤ145により電気的に接続されている。LEDチップ141およびボンディングワイヤ145は、レンズ状に成形されたモールド樹脂146によって封止されている。
【0017】
ところが、図47に示すLEDは、LEDチップ141とその両脇の配線パターン144をボンディングワイヤ145により接続する構成となっているため、LEDチップ141の大きさに対して凹部の底部を広くとることが必要となる。また、この関係で、LEDチップ141からの出射光を集光するためには凹部の深さも深くすることが必要となる。こうしたことから、LEDのサイズが比較的大型なものとなる。
【0018】
また、特許文献3には、モールド樹脂146の表面に凸レンズを形成し、LEDチップ141から放射された光を所望の方向に配光することが記載されているが、このようにモールド樹脂146の表面をレンズ形状としても、レンズとLEDチップ141とが近接して配置された場合には、単純には配光されない。レンズを用いて出射光を配光できるのは、レンズの焦点位置にLEDチップ141を配置した場合、すなわち、LEDチップ141とレンズとの距離が十分に大きく、LEDチップ141を点光源とみなせる場合のみである。レンズとLEDチップ141とが近接して配置された場合、LEDチップ141を点光源とはみなせなくなるため、レンズの焦点位置から出射した光は光軸に平行となるが、その他の位置から出射した光は光軸と平行にはなりにくい。したがって、図47の光源装置の場合、図45の砲弾型LEDのようには配光されない。特許文献3には、レンズを形成し、LEDチップ141から放射された光を所望の方向に配光する旨記載されているが、出射光の指向性が実際にどの程度制御できているか記載されておらず、配光の効果も不明である。
【0019】
【特許文献1】
特開平6−51130号公報
【特許文献2】
特開2001−223389号公報
【特許文献3】
特開2002−94122号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、LCDにおいて、低消費電力化、小型・薄型化を実現するために、LCDに用いられる面光源装置の薄型化および高指向性化が求められていた。特にLCDに用いる面光源装置においては、導光板の厚みに起因する奥行き感を低減する観点からも導光板の薄型化が求められている。この関係で、光源装置を小型化することが強く望まれていた。しかしながら、従来、このような小型化と高指向性化の両方の要請を満足する光源装置は見いだされていなかった。
【0021】
こうした事情に鑑み、本発明の目的は、小型で指向性の高い光源装置を提供することにある。本発明の別の目的は、薄型で指向性の高い線光源装置および面光源装置を提供することにある。本発明のまた別の目的は、たとえばプロジェクターや液晶表示装置に光を供給する、薄型で省電力の面光源装置を提供することにある。本発明のさらにまた別の目的は、薄型で視認性が高く、かつ省電力な液晶表示装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、発光部と、前記発光部から出射された光を集光する集光部と、前記発光部と集光部との間に配置され、前記発光部から集光部に向かって広がった形状を有する反射ガイド部とを備え、前記発光部と前記集光部とは近接して配置されており、前記発光部は前記集光部からみて面状光源とみなせる大きさを持っており、前記反射ガイド部の前記発光部側の開口径または開口幅をw1、前記発光部の径または幅をw0としたときに、w1がw0の3.5倍以下であることを特徴とする光源装置が提供される。
【0023】
ここで、「近接」とは、発光部は集光部に対して点光源とみなせない程度まで、発光部と集光部とを近づけた状態をいう。前述のように、砲弾型LEDのように、発光部が集光部に対して点光源とみなせる大きさの光源装置では、発光部からの出射光の集光効率が高いが、表面実装型LEDのように、発光部が集光部に対して面状光源とみなせる大きさを有する光源装置では、発光部からの出射光が集光されにくい。本発明では、発光部と集光部との間に反射ガイド部を設けることにより、発光部からの出射光のうち直接前記集光部に入射することのできない光を前記集光部の方向に導くとともに、前記集光部にて集光可能な方向に反射させることによって、光源装置の指向性を高めている。
【0024】
また、本発明に係る光源装置において、発光部の底部中心を通り発光部底面と垂直な平面内における、反射ガイド部の発光部側の開口径または開口幅をw1と定義し、発光部の径または幅をw0と定義する。本発明に係る光源装置において、反射ガイド部の発光部側の開口径または開口幅w1および発光部の径または幅w1は、発光部の上面を含む平面内において、反射ガイド部の発光部側の開口が円形である場合に限らず、楕円、矩形、その他いずれの形状である場合をも含む。発光部の底面または反射ガイド部の発光部側の開口部が楕円形である場合、w0、w1はその最大径であるとし、またこれらが矩形である場合は、最大幅であるとする。
【0025】
本発明の光源装置では、発光部からの出射光を効率よく反射ガイド部の反射面で反射させることが重要であり、発光部と反射ガイド部とが離れすぎた場合、指向性の向上効果が低下する。さらに、光源装置が大型化する。このため、図7、図13を用いて後述するように、反射ガイド部の幅w1と発光部の幅w0には適当な値が存在し、この比w1/w0を3.5以下とした場合、30°以内の光束の出射強度が、光源のみの場合の7.5倍以上(あるいは12倍以上)となり、指向性の高い光源装置が得られる。しかも、この比w1/w0を3.5以下とした場合には、光源装置幅を小さくすることができるため、光源装置サイズの、実用的に十分な小型化が実現できる。
【0026】
本発明によれば、孔の設けられた基体と、前記孔の底面に設置された発光部と、前記孔の側面に形成された反射部を含み、前記発光部が発した光を反射して所定の方向に導く反射ガイド部と、前記反射ガイド部に近接して設けられ、前記反射ガイド部を通過した光を集光する集光部と、を含み、前記反射ガイド部が、前記発光部および前記集光部の間に設けられ、前記発光部から前記集光部に向かって拡大した形状を有する光源装置であって、前記発光部は前記集光部からみて面状光源とみなせる大きさを持っており、前記反射ガイド部の前記発光部側の開口径または開口幅をw1、前記発光部の径または幅をw0としたときに、w1がw0の3.5倍以下であることを特徴とする光源装置が提供される。
【0027】
本発明に係る光源装置において、発光部からの出射光は、反射ガイド部を通過し、集光部に効率よく導かれる。また、反射ガイド部と集光部が近接して設けられている。このため、光源装置サイズを小型化し、かつ出射光の指向性を高めることができる。また、基体に作り込まれた構成を有するため、光源装置全体を小型化できる上、生産性が良好である。さらに、発光部と電気的に接続する配線部材を比較的容易な工程で形成することができる。複数の発光部が平面内に並べられたアレイ構造の形成も本発明に係る構成を採用すれば容易となる。
【0028】
本発明の光源装置において、発光部が一対の電極を含み、発光部および一対の電極が、いずれも孔の底部に埋設された構成とすることができる。本発明に係る光源装置は、発光部が孔の底部に埋設されているため、発光部の底部中心と孔の底部中心との位置合わせが容易になる。したがって効率よく生産することができる。また、発光部の一対の電極が、いずれも孔の底部に埋設された構成であるため、発光部上部にワイヤなどの接続部材を接着し、発光部を電気的に接続する工程が不要となり、製造が容易となる。さらに、電極が発光部側面に埋設されることによって、ワイヤなどの接続部材を用いた場合の接続部材による光の散乱が生じない。したがって、このような構成とすることにより、発光部からの出射光の指向性を高め、より効率よく光源装置外部に出射させることができる。
【0029】
本発明の光源装置において、孔の深さをL1、発光部の高さをh0、発光部の上面を含む平面内における孔の径または幅をw3、としたときに、0≦L1−h0≦w3を満たす構成とすることができる。たこうすることにより、反射ガイド部から集光部に効率よく光を導くことができるので、出射光の指向性を高めることができる。またこのとき、従来の光源装置(図47)に比べ、孔の深さ、すなわち反射ガイド部の長さを小さくすることができるため、光源装置を小型化することができる。
【0030】
本発明の光源装置は、下記式(1)で示される30°指向性yが、y≧0.5を満たすものとすることが好ましい。
y=(光軸に対して30°以内の出射光強度の積分値)/(全出射光強度の積分値) (1)
【0031】
また、指向角が40°以下であることが好ましい。ここで「指向角が40°」とは、出射光強度が最大となる出射角度での光出力を100とした際の、光出力が50の時の出射角度が光軸に対して40°以内であるときをいう。本発明に係る光源装置では、発光部から出射した光が反射ガイド部、集光部をこの順に通過するため、集光部から出射する光の指向性を高めることができる。指向角を40°以下とすることによって、上述の30°指向性yを高めることができる。
【0032】
本発明の光源装置において、集光部が反射ガイド部に接した構成とすることができる。こうすることにより、光源装置を小型化し、かつ出射光の指向性をより向上させることができる。また、集光部が反射ガイド部と一体連続に形成された構成とすることができる。さらに、反射ガイド部が発光部に接した構成とすることができる。こうすることにより、反射ガイド部で反射した光をより一層効率よく集光部に入射させることができる。
【0033】
本発明の光源装置において、発光部は板状または柱状の形状を有するものとすることができる。たとえば、発光部を発光ダイオードまたは電界発光素子とすることができる。
【0034】
本発明の光源装置において、反射ガイド部が中空構造を有する構成とすることができる。また、反射ガイド部に透光性を有する封止材料が充填された構成とすることができる。こうすることによって、反射ガイド部屈折率を集光部の屈折率などに応じて自由に設定することができる。したがって、光源装置からの出射光の指向性をより一層高めることができる。
【0035】
本発明の光源装置において、集光部が、反射ガイド部との接点から光の出射方向に突出した形状とすることができる。また、このとき、反射ガイド部の発光部側の開口径または開口幅w1が、発光部の径または幅w0の1.7倍以上2.8倍以下である構成とすることができる。こうすることにより、光源装置をより一層小型し、かつ出射光の指向性を向上させることができる。
【0036】
本発明の光源装置において、集光部が、反射ガイド部との接点から発光部方向に突出した形状であって、集光部の屈折率n2と、反射ガイド部の屈折率n1とが、n1<n2を満たす構成とすることができる。こうすることにより、光源装置をさらに小型化するとともに、出射光の指向性を向上させることができる。このとき、反射ガイド部の発光部側の開口径または開口幅w1が、発光部の径または幅w0の1.4倍以上3.5倍以下であることができる。こうすれば、光源装置をより一層小型し、かつ出射光の指向性を向上させることができる。
【0037】
また、本発明の光源装置において、反射ガイド部および集光部は、いずれも、基体の法線方向の対称軸に対して回転対称な形状とすることができる。こうすることにより、集光部に入射した光の指向性をより一層向上させることができる。このような構成として、たとえば集光部を円錐形のプリズム、レンズなどとし、反射ガイド部を円錐台形とする。
【0038】
本発明によれば、光源装置と、外光源装置からの出射光を導光し、線光源化する導光板とを備えた線光源装置であって、上記光源装置を備えたことを特徴とする線光源装置が提供される。本発明の線光源装置を構成する光源装置は上記の構成となっているため、光源装置からの出射光の30°指向性が高い。したがって、光源装置から導光板への入射効率を向上させるとともに、導光板を薄型化することができる。また導光板からの出射光の指向性を高めることもできる。また、線状導光板側面や上面に溝やテーパーを形成することにより、線状導光板からの出射光効率をより高めることができる。
【0039】
本発明によれば、光源装置と、該光源装置からの出射光を導光し、線光源化する線光源装置と、線光源装置からの出射光を導光し、面光源化する導光板とを備えた面光源装置であって、上記線光源装置を備えたことを特徴とする面光源装置が提供される。
【0040】
また、本発明によれば、光源装置と、該光源装置からの出射光を導光し、面光源化する導光板とを備えた面光源装置であって、前記光源装置を備えたことを特徴とする面光源装置が提供される。
【0041】
本発明に係る面光源装置には、上述の光源装置が用いられる。このため、面光源装置の導光板の厚み方向に、30°指向性の高い光を入射させることができる。よって、導光板への光の入射効率を向上することができる。また、入射光の指向性が高いほど導光板を出射する光の指向性も高いため、導光効率も向上する。この結果、従来の光源装置では改善し得なかった高指向性を有し、薄型で省電力な面光源装置を得ることができる。
【0042】
本発明によれば、基体と、該基体上に複数個配列された光源装置とを含む面光源装置であって、光源装置が上記の光源装置であることを特徴とする面光源装置が提供される。本発明に係る面光源装置に用いられるそれぞれの光源装置は小型であり、かつ光源装置からの出射光の30°指向性が高い。したがって面光源装置からの出射光の指向性および強度が高くなる。よって、面光源装置の薄型化および省電力化が可能である。
【0043】
本発明によれば、一対の基板と、該基板に挟持された液晶と、を含む液晶パネルと、液晶パネルに光を供給するための面光源装置とを含む液晶表示装置であって、面光源装置を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。本発明の液晶表示装置を構成する面光源装置は、薄型で出射光の指向性が高い。したがって、このような構成とすることにより、液晶表示装置を薄型化することができる。また、液晶表示装置を省電力で視認性の高いものとすることができる。なお、本発明の液晶表示装置において、基板と面光源装置の導光板とが接合された構成とすることにより、液晶表示装置の奥行き感を低減することができる。
【0044】
本発明によれば、基板、面状導光板と、基板と面状導光板との間に挟持された液晶と、を含む液晶パネルを備えた液晶表示装置であって、面光源装置を備えたことを特徴とする液晶表示装置が提供される。本発明に係る液晶表示装置は、面光源装置の導光板が液晶パネルの基板をかねている。こうすることにより、液晶表示装置をさらに薄型化、小型化することができる。また、液晶表示装置の奥行き感を低減することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係る光源装置の一例を示す概略構成図である。図1は、発光部としてLEDを用いた光源装置の構成の一例を示す断面図である。図1の光源装置は、リードフレーム1421を備えた基板1422にカップ部1423が形成された構成を有する。カップ部1423の底面には、導電性Agペースト1424によりLEDチップ1425が設置されており、LEDチップ1425の上面に設けられた電極1426と、基板1422の上面とがAuワイヤ1427により接続されている。カップ部1423はモールド樹脂1428により封止され、モールド樹脂1428の上面に集光部が形成されている。
【0046】
図2は、図1の光源装置の発光部、反射ガイド部、および集光部の構成を示す概略図である。図1の光源装置におけるLEDチップ1425は、図2の光源装置における発光部1001に対応している。また、図1中のカップ部1423は、図2中の反射ガイド部1003に対応し、カップ部1423の側面は、図2中の反射面1004として機能する。さらに、モールド樹脂1428の、基板1422の上面より上部が図2における集光部1002に対応する。したがって、図2の光源装置においては、反射ガイド部1003側から光の出射方向に向かって突出した形状の集光部1002が形成されている。そして、図1、図2の光源装置は、反射ガイド部1003と集光部1002とがモールド樹脂1428により一体連続に形成されており、集光部1002および反射ガイド部1003の形状は、それぞれ円錐形、円錐台形である。
【0047】
ここで、「一体」とは、反射ガイド部1003と集光部1002とが密着した構成であることをいい、「連続」とは、一つの部材中に反射ガイド部1003と集光部1002とが設けられたことをいう。図1、図2の光源装置は、反射ガイド部1003と集光部1002とが一体連続に形成されているため、反射ガイド部1003を通過した光を効率よく集光部1002に導くことが可能な構成である。こうすることにより、光源装置からの出射光強度を高めることができる。なお、反射ガイド部1003と集光部1002とが一体連続に形成された構成として、たとえば他に、図3に示す構成を採用することもできる。図3は、面状の発光部1101の上面に、集光部1102と反射ガイド部1103との一体成形物が設置された例である。
【0048】
また、図1、図2の光源装置では、反射ガイド部1003は、発光部1001の占める領域を除いた孔全体に形成されているが、孔の一部に形成することもできる。また、集光部1002が発光部1001の方向に突出している場合、発光部1001および集光部1002の占める領域を除いた、孔全体を反射ガイド部1003とすることができる。また、図2の光源装置では、反射ガイド部1003中に発光部1001が配置されており、発光部1001は立方体の形状を有しているが、立方体以外の形状、たとえば直方体、円柱、平板状、などの構成を採用することも可能である。
【0049】
本実施形態において、以下、発光部の底面の幅をw0と、発光部の高さをh0、発光部の上面を含む平面内における孔の径または幅をw3、孔の深さをL1とする。孔の深さをL1は反射ガイド部の長さに対応するため、以下適宜L1を反射ガイド部の長さと呼ぶ。また、発光部の上面を含む平面内における孔の径または幅をw3とし、以下適宜これを発光部上面における反射ガイド部の幅w3と呼ぶ。さらに、反射ガイド部の入口幅をw1、反射ガイド部の出口幅をw1’、集光部の径または幅をw2とする。そして、光源装置の幅をw、光源装置の長さをLとする。また、反射ガイド部の側面と光軸(通常は孔の底面)とのなす角をbとし、以下bを適宜反射面角度と呼ぶ。さらに、集光部が錐体や三角プリズム等頂角を有する形状である場合、集光部の頂角をaとする。
【0050】
図1、図2の光源装置において、カップ部1423、すなわち反射ガイド部1003は、円錐台形であるが、他にたとえば角錐台形などの形状としてもよい。反射ガイド部1003は、発光部1001から集光部1002に向かって拡大する形状を有する。このため、発光部1001からの出射光は反射ガイド部1003の反射面1004にて反射し、効率よく集光部1002に導かれる。集光部1002は、この光を集光して平行化し、光源装置の外部に出射させる。図2の光源装置において、発光部1001の幅をw0、集光部1002の径をw2とした際のw2/w0の値を、好ましくは10以下、より好ましくは8以下とする。こうすることにより、発光部1001は集光部1002に対して面光源とみなせる大きさとなり、小型で指向性の高い光源装置を実現することができる。
【0051】
また、図2の光源装置において、孔の底面は、矩形とすることもできる。こうすることにより、孔が微小な場合でも、円形の孔に比べて加工が容易になる。また、発光部1001が矩形の底面を有する場合、発光部1001の底面中心と孔の底面中心との位置合わせが容易になる。したがって、光源装置をより安定的に効率よく生産し、高い歩留まりで供給することができる。
【0052】
図1、図2の光源装置において、集光部1002の屈折率n2および反射ガイド部1003の屈折率n1は任意に選択される。n2とn1とは等しくても異なっていてもよい。図1、図2の光源装置では、反射ガイド部1003側から光の出射方向に向かって突出した形状の集光部1002が形成されているため、図16を用いて後述するように、発光部1001からの出射光は、集光部1002のプリズム面から空気中に光が出射する際に平行光化されるからである。図1、図2の光源装置では、反射ガイド部1003にガラスや樹脂や充填された構成であり、充填剤を適宜選択することにより、反射ガイド部1003の屈折率n1を所望の値に設定することができる。またたとえば、反射ガイド部1003の屈折率n1=1とすることができ、これは、反射ガイド部1003を中空とすることによって形成される。この場合、中空の反射ガイド部1003上に、所定の形状に成型された集光部1002を設置すればよいため、製造が容易になる。
【0053】
また、たとえば後述の図11に示す光源装置のように、集光部1202は、発光部1201の方向に突出した形状とすることもできる。このようにした場合、光源装置をさらに小型化することができる。このとき、集光部1202の屈折率n2と、反射ガイド部1203の屈折率n1とがn1<n2を満たすようにすれば、集光部1202から光源装置外部に出射する光が平行化されやすいため、出射光の指向性をさらに高めることができる。
【0054】
図1、図2の光源装置の集光部1002は円錐形のプリズムであるが、光を屈折させることにより集光する機能を有するものであれば、これに限定されない。たとえば、三角プリズムや、三角柱、円錐、四角錐のプリズムや球面レンズ、非球面レンズなどを用いることができる。集光部1002を発光部1001の表面に垂直な方向の対称軸を有する面対称な構造とすることにより、出射光の指向性を一定の方向についてより一層高めることができる。このような構成として、たとえば三角プリズムやレンズなどを採用することができる。
【0055】
図37は、図1および図2に示した光源装置を用いた面光源装置の概略構成図である。図37における光源装置2001が、図1および図2に示した光源装置に相当する。光源装置2001から線状導光板2002へと入射した光は、線状導光板2002の側面に設けられた反射部2004で反射し、線光源化される。このとき、光源装置2001からの出射光は指向性が高められているため、反射部2004で反射した光も指向性が高められている。また、線状導光板2002からの出射光は、面状導光板2003の表面に設けられた反射部2005で反射し、面光源化される。このとき、線状導光板2002からの出射光は指向性が高められているため、反射部2005で全反射することができ、面状導光板2003からの出射光強度が向上される。このように、光源装置2001の指向性が高められているため、導光板を薄型化しても、導光板への光の入射効率を高く維持することができる。したがって、光源装置の消費電力を省力化することができる。
【0056】
以下、第1の実施形態〜第10の実施形態において、本発明に係る光源装置の好ましい態様をさらに詳細に説明する。これらの実施形態では、シミュレーションにより、上記式(1)で示される出射光の30°指向性yを、発光部のみの場合を1として、相対比較した。こうすることにより、光源装置の指向性を効果的に比較できる。本実施形態で用いる30°指向性yは、下記式(1)で示される。
y=(光軸に対して30°以内の出射光強度の積分値)/(全出射光強度の積分値) (1)
式(1)において、「光軸に対して30°以内の出射光」とは、基体表面の法線とのなす角が30°の直線の集合からなるコーン内に含まれる出射光のことをいう。
【0057】
以下、30°指向性を用いることが効果的である理由を説明する。LCDの視野角は、観察者の両目の間隔、および観察者とLCDとの距離によって決定される。通常、実際の視認には30°程度以内の光が使われる。また、光源装置の指向性が高いほど、その光源装置を用いた面光源装置の出射光強度が高まり、さらに、その面光源装置を用いたLCDの出射光強度が高くなる。すなわち、LCDからの出射光強度は、LCDを構成する光源装置の指向性に遡って依存する。このため、光源装置の評価指標として、30°指向性を用いることにより、LCDの実態を適切にふまえることができ、好ましい。そして、30°指向性が高い光源装置は、面光源装置、LCDに用いた際に、これらの面光源装置、LCDからの光の出射強度を高めることができる。
【0058】
なお、以下の実施形態においては、光学シュミレータとしてLight Tools(ORA社製、登録商標)を用い、モンテカルロ法を用いたノンシーケンシャル光線追跡を行った。光線本数は約100万本とした。
【0059】
また、装置サイズについても同時にシミュレーションを行った。その際、光源装置幅wを発光部の底面の幅w0に対する相対値で評価した。
光源装置幅=w(/w0)
【0060】
(第1の実施形態)
本実施形態に係る光源装置を図5に示す。この光源装置では、発光部1001、発光部1001から光の出射方向に拡大した円錐台形の反射ガイド部1003、および円錐形の集光部1002とが、同一対称軸上に形成されている。反射ガイド部1003の側面に、発光部1001から出射した光を反射するための反射面1004が設けられている。
【0061】
図5の光源装置において、発光部1001から出射した光を高効率で反射ガイド部1003に入射させるため、反射ガイド部1003の入口径w1は、発光部1001の幅w0以上であることが好ましい。また、発光部1001から出射した光を反射面1004にて反射させるため、反射ガイド部1003の長さL1が大きいことが望ましい。ただし、図5の光源装置においては、発光部1001が立方体であるため、発光部の高さをh0とした際の(L1−h0)を大きくすることにより、反射面1004での反射効率を向上させることができる。さらに、反射ガイド部1003から出射した光を高効率で集光部1002に入射させるために、集光部の径w2は、反射ガイド部1003の出口径w1’以上であることが好ましい。また、反射ガイド部1003の側面と光軸とのなす角bは、0°<bかつbが大きいことが好ましい。一方、光源装置全体を小型化するためには、w1、L1、w2、bともできるだけ小さいことが好ましい。また、n1およびn2は任意に選択される。
【0062】
そこで、図5の光源装置が小型でかつ高指向性となる条件を求めるために、光源装置の指向性と装置サイズについてのシミュレーションを行った。発光部1001はw0=h0のLEDチップとし、出射光は発光部の上面および側面の両方から生じるものとした。発光部1001からの出射光は180°の角度分布(ランダム)を有すると仮定した。また、集光部1002の屈折率n2および反射ガイド部1003の屈折率n1を、n1=n2=1.5とした。
【0063】
図6は、w1=21/2w0、w2=w1’、L1−h0=w3/2、a=120°、n1=n2=1.5、であって、bが10°以上80°以下の範囲で変化した際の、出射光の指向性および光源装置サイズを示した結果である。図6より、bが50°の場合に、出射光の30°指向性は極大となることが明らかになった。一方、光源装置幅はb>60°の範囲で急激に増加した。したがって、bを40°以上60°以下、特にb=50°とすることにより、出射光の指向性を高めるとともに、光源装置を小型化することができる。b=50°での30°指向性は、光源のみの場合の約7.6倍となり、30°指向性が顕著に向上した。一方、光源装置幅は、w0の約8.5倍となる。
【0064】
次に、反射ガイド部1003の入口幅w1の影響を調べた。a=120°、b=50°、L1−h0=0.5w3とし、w1をw0の21/2倍以上3×21/2倍以下の範囲で変化させた。21/2に対して変化させたのは、図5の光源装置において、孔の径が最小となる場合の上面図は、図4に示す構成となっているからである。すなわち、反射ガイド部1003の入口が直径w1の円形であるのに対し、発光部1001の底面が幅w0の正方形であるため、A−A’方向についてw1=21/2w0が成り立つからである。
【0065】
結果を図7に示す。図7より、出射光の30°指向性は、w1=1.5×21/2w0で極大となり、w1<1.5×21/2w0、w1>1.5×21/2w0では徐々に減少する。ここで、この比w1/w0を1×21/2〜2.5×21/2すなわち、1.4〜3.5とすることで30゜以内の光速の出射強度が光源のみの場合の7.5倍以上となる。また、w1が大きくなるとともに、光源装置サイズは大きくなることがわかる。このため、w1/w0は1.5×21/2〜2×21/2すなわち、2.1〜2.8であることが特に望ましい。したがって、図5の光源装置では、w1を1.5×21/2w0、すなわち2.1w0とすることにより、30°指向性の向上と光源装置の小型化の二つがともに達成できることが明らかになった。このとき、光源装置幅は、w0の約10倍となる。
【0066】
また、図8は、図5の光源装置について、w1=21/2w0、w2=w1’、a=120°、b=50°とした際の、(L1−h0)と出射光の指向性および光源装置サイズとの関係を示した結果である。ここで、(L1−h0)は、発光部上面における反射ガイド部1003の幅w3に対し、0.2倍以上2倍以下の範囲で変化させた。ただし、w1=21/2w0より、
w3=21/2w0+2h0tanb
である。図8より、(L1−h0)/w3>0.5の範囲で指向性は緩やかに高まり、(L1−h0)/w3>1でほぼ一定になることがわかる。また、(L1−h0)が大、すなわちL1が大きいほど光源装置サイズが大きくなることがわかる。したがって、本実施形態の光源装置においては、L1、w3、およびh0が、
L1−h0>w3
を満たす範囲で30°以内の出射光強度が一定値に達し、L1−h0=w3を臨界値とすることが見出された。一方、光源装置を小型化するためには、(L1−h0)は小さいことが好ましい。これより、L1−h0≦w3を満たす構成とすると、指向性が高く小型なものとなる。たとえば、L1−h0=0.5w3とすることができる。
【0067】
以上のシミュレーション結果より、たとえば、w1=21/2w0、L1−h0=0.5w3、w2=w1’、b=50°とすれば、光源装置の小型化および高指向化を実現できる。このとき、図6を用いて前述したように、光源装置の指向性は発光部1001のみの場合の7.6倍となり、指向性が顕著に向上する。また、このときの光源装置幅wは、w0の約8.5倍となる。一方、従来の光源装置では、通常、光源装置の幅はLEDの幅の10倍以上である。たとえば発光部を0.3mm角の立方体とすると、光源装置幅は2.5mmとなる。したがって、図5の光源装置は、従来の光源装置に比べて小型化されており、かつ高い指向性を有している。
【0068】
以上、本実施形態に係る光源装置について図5を参照して説明した。図5の光源装置は図2の光源装置と同様に、基板に設けられた孔にLEDを配置することによって得られる。そこで、図5の光源装置の製造方法について、図1を参照して説明する。
【0069】
まず、リードフレーム1421を備えた基板1422にカップ部1423を形成する。次いでカップ部1423の底面に、導電性Agペースト1424によりLEDチップ1425を設置した後、LEDチップ1425の上面に設けられた電極1426と、基板1422の上面とをAuワイヤ1427により接続する。最後に、カップ部1423をモールド樹脂1428により封止し、モールド樹脂1428の上面に集光部を形成する。以上のようにして図1に示す光源装置が完成する。図1の光源装置において、図5の光源装置の反射ガイド部1003がカップ部1423に対応し、反射面1004がカップ部1423の側面に対応する。また、集光部1002は、モールド樹脂1428の、基板1422の上面より上部に対応する。以下、上記各工程について詳述する。
【0070】
リードフレーム1421は、たとえば銅系の合金や、鉄系の合金からなる基板に、部分Agメッキを施すことによって作製する。リードフレーム1421に、ガラス入り樹脂をインサート成型することにより基板1422を作製する。そして、基板1422の表面に金型等を熱圧着することによって、基板1422にカップ部1423を形成する。あるいは、基板1422のインサート成型時に、金型等を用いてカップ部1423の同時成型を行うこともできる。
【0071】
なお、図5の光源装置のカップ部1423の底面は円形であるが、カップ部1423を、たとえば図9(a)および図9(b)に示すような底面が正方形あるいは長方形の角錐台形に形成することもできる。カップ部1423が小型である場合、底面を矩形とすることにより、底面形状の対称性の乱れが生じにくく、より安定的にカップ部1423を製造することができる。さらに、カップ部1423の底面の形状をLEDチップ1425の底面と略等しい形状となるよう形成することができる。こうすることにより、LEDチップ1425をマウントする工程において、LEDチップ1425とカップ部1423との位置合わせが容易となり、これらの底面中心同士のずれが減少する。したがって、光源装置の性能のばらつきを抑えることができ、製造安定性が向上し、製品の歩留まりを向上させることができる。
【0072】
次に、反射ガイド部1003への反射面1004の形成は、たとえば、カップ部1423の側面を金属の反射板で覆ったり、金属を蒸着することにより行う。このうち、金属を蒸着する方法を採用した場合、反射面1004が、カップ部1423の側面に密着して形成されるため、カップ部1423と反射面1004の境界部における光の損失を抑制することができる。
【0073】
次に、カップ部1423の底面に、たとえば導電性Agペースト1424を用いてLEDチップ1425をマウントする。LEDチップ1425としては前述したように様々なものを用いることができる。また、導電性Agペースト1424は、エポキシ樹脂の中にAgフレークを混合したものである。マウントされたLEDチップ1425の上面に電極1426を形成し、この電極と、リードフレームとをAuワイヤ1427を用いて接続させる。Auワイヤ1427は、たとえば太さが5μm以上50μm以下のものを用いる。
【0074】
そして、LEDチップ1425およびAuワイヤ1427の設けられたカップ部1423を、モールド樹脂1428で封止し、かつモールド樹脂1428の表面を集光部1002として機能するように成形する。本実施形態においては集光部1002の形状を円錐形のプリズムとしたが、球面、非球面レンズやフレネルレンズ等のレンズ状とすることもできる。モールド樹脂1428は、あらかじめ金型等でプリズム形状に成形されたものを用いてもよいし、液体を流して固化させてもよい。モールド樹脂1428は、屈折率が高く、熱膨張係数が小さく、ガラス転移点の高い樹脂を用いることが好ましい。こうすることにより、温度変化によるAuワイヤ1427の切断や、LEDチップ1425の剥離を抑制することができる。また、リードフレーム1421、基板1422、LEDチップ1425の温度変化に伴う密着性の低下や、それに伴う気泡の混入などを抑制することにも効果的である。熱膨張係数はガラス転移点を境に顕著に増大するため、ガラス転移点の高い材料を用いることが好ましい。このような材料として、モールド樹脂1428にはたとえば無機ガラス材料や、エポキシ樹脂などの有機材料を用いる。二液系のエポキシ樹脂を用いることにより、より容易に成型等を行うことができる。また、他に、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリノルボルネン樹脂等の樹脂を用いることもできる。モールド樹脂1428の成型方法は、たとえばポッティング方式、キャスティング方式、トランスファ方式などを用いる。液体原料を用いる場合はポッティング方式またはキャスティング方式により成形し、固体原料の場合は、トランスファ形式により成形する。
【0075】
このようにして得られた光源装置は、カップ部1423が反射ガイド部1003として機能し、モールド樹脂1428の上面が集光部1002として機能するため、小型でかつ出射光の指向性が高い。
【0076】
なお、図5の光源装置においては、発光部1001にLEDを用いた場合を例に説明した。LEDは光の出射強度が大きく、かつ発熱が少ないため、光源装置からの出射光強度を高めるとともに、光源装置をより安全で高寿命なものとすることができる。発光部1001にLEDを用いる場合、たとえば、GaP、GaAsP、GaAlAsなどの長波長可視光(赤)、GaN、ZnSe、ZnS、SiCなどの短波長可視光(青、緑)を用いることができる。また、第2の実施形態に記載のLEDを用いてもよい。また、発光部1001をLED以外の発光素子、たとえば有機電界発光素子(有機EL)などの電界発光素子(EL)とすることもできる。ELを用いた場合にも、小型で指向性の高い光源装置とすることができる。
【0077】
(第2の実施形態)
本実施形態に係る光源装置は、第1の実施形態に記載の光源装置(図5)において、発光部1001に高輝度品LED、たとえばInGaAlP系、InGaN系などが用いられたものである。これらのLEDチップはMOCVD法により製造され、それぞれ黄緑〜赤、緑〜青に発色する。また、これらのLEDチップは通常底面が0.3mm角で、厚みが0.1〜0.25mm程度の直方体である。
【0078】
本実施形態に係る光源装置について、図5の光源装置の場合と同様の仮定を用い、シミュレーションを行った。図10は、h0=w0/3、w1=21/2w0、w2=w1’、L1−h0=w3/2、a=120°、n1=n2=1.5、とし、bを10°以上80°以下の範囲で変化させた際の、光源装置からの出射光の指向性および光源装置サイズを示した結果である。図10に示すように、bが50°の場合に、出射光の30°指向性は極大となることがわかる。一方、光源装置幅はb>60°の範囲で急激に増加している。たとえば、b=50°とすると、30°指向性は、光源のみの場合の約6.1倍となる。このとき、光源装置幅wは、w0の約4.7倍となる。たとえば、w0=0.3mm、h0=0.1mmの場合、1.4mmとなる。したがって、本実施形態に係る光源装置において、たとえばb=50°とすることにより、出射光の指向性を高めるとともに、光源装置を小型化することができる。
【0079】
(第3の実施形態)
本実施形態に係る光源装置は、第1の実施形態に記載の光源装置において、集光部が発光部側に突出した構成のものである。本実施形態に係る光源装置を図11に示す。図11の光源装置では、立方体の発光部1201、発光部1201から光の出射方向に拡大した円錐台形の反射ガイド部1203、および頂角aの円錐形の集光部1202が、同一対称軸上に形成されている。反射ガイド部1203の側面は、発光部1201から出射した光を反射し、集光部1202へ導くための反射面1204となっている。
【0080】
発光部1201から出射した光を高効率で反射ガイド部1203に入射させるためには、反射ガイド部1203の入口径w1は発光部1201の幅w0より大きいことが好ましい。また、反射ガイド部1203から出射した光を高い効率で集光部1202に入射させるために、集光部の径w2は、反射ガイド部1203の出口径w1’と同程度以上であることが好ましい。また、反射ガイド部1203の側面と光の出射方向とのなす角bは、0°<bかつbが大きいことが好ましい。さらに、集光部1202の屈折率n2と反射ガイド部1203の屈折率n1とが、n1<n2を満たし、発光部1201と集光部1202との距離dとが、d≧w0/(2tan(a/2))
を満たす構成とすることが好ましい。こうすることにより発光部1201の端部からの出射光が効率よく平行光化するからである。詳細な理由は、第6の実施形態において、図19を用いて後述する。一方、光源装置全体を小型化するためには、w1、L1、w2、bともできるだけ小さいことが好ましい。
【0081】
図11の光源装置の指向性と装置サイズについて、シミュレーションを行った。発光部1201がLEDの場合、出射光は発光部の上面および側面の両方から生じることから、発光部1201を立方体すなわちw0=h0とし、発光部からの出射光は180°の角度分布(ランダム)を有すると仮定した。集光部1202の屈折率n2を1.5、反射ガイド部1203の屈折率n1を1.0とした。また、発光部1201からの出射光が反射ガイド部の底面を透過することを抑制するため、反射ガイド部1203には、底面および側面に反射面1204を備えるものとした。
【0082】
図12は、bが10°以上50°以下の範囲で変化した際の出射光の指向性および光源装置サイズを示した結果である。ただし、w1=21/2w0、w2=w1’、d=w3/(2tan(a/2))、a=120°、とした。図12より、b=50°において、出射光の指向性が約12倍に上昇することがわかる。一方で、光源装置サイズはb>40°で急激に増加する。したがって、たとえば、b=40°とすることにより、指向性が高く、かつ小型な光源装置が実現される。
【0083】
次に、図11の光源装置について、反射ガイド部の入口幅w1の影響を調べた。a=120°、b=50°、d=w3/(2tan(a/2))とし、第1の実施形態同様、w1をw0の21/2倍以上3×21/2倍以下の範囲で変化させた。結果を図13に示す。図13より、w1が大きくなるにつれ、出射光の30°指向性は徐々に増加し、w1=2×21/2w0程度で一定になることがわかる。また、w1が大きくなるにつれ光源装置サイズは大きくなることがわかる。反射ガイド部の幅w1と発光部の幅w0との比w1/w0には最適値が存在し、この比w1/w0を、21/2以上2.5×21/2以下、すなわち1.4以上3.5以下とした場合、30°以内の光束の出射強度が、光源のみの場合の12倍以上となり、指向性のある光源装置が得られる。たとえば、w1=2.8w0において、光源装置からの全出射光のうち、光軸となす角が30°以内の光が90%以上となる。しかも、この比w1/w0を3.5以下とした場合には、光源装置幅を小さくすることができるため、光源装置サイズの、実用的に十分な小型化が実現できる。
【0084】
これらのシミュレーション結果より、図11の光源装置において、指向性が高く小型の構成として、たとえば、w1=21/2w0、d=w3/(2tan(a/2))、w2=w1’、a=120°、b=40°とすることができる。このとき、図12を参照すると光源装置の指向性は発光部1201のみの場合の9.7倍となり、指向性が顕著に向上する。また、このときの光源装置幅wは、w0の約9倍となる。たとえば、w0=0.3mmの場合、2.6mmとなる。
【0085】
以上より、集光部1202が発光部1201の方向に突出した光源装置においても、反射ガイド部1203および集光部1202の設けられた構成とすることにより、発光部1201からの出射光の30°指向性を向上し、かつ装置を小型化することが可能である。
【0086】
なお、本実施形態および本発明に係る他の実施形態においても、第1の実施形態と同様、発光部1201にはLEDチップ以外にも、たとえば有機EL等を用いることができる。また、集光部1202の形状として、円錐形だけでなく、各種レンズ構造を用いることができる。
【0087】
(第4の実施形態)
本実施形態に係る光源装置は、第3の実施形態に記載の光源装置(図11)において、発光部1201を直方体としたものである。本実施形態に係る光源装置について、図11の光源装置の場合と同様の仮定を用い、シミュレーションを行った。図14は、h0=w0/3、w1=21/2w0、w2=w1’、d=w3/(2tan(a/2))、a=120°、n1=n2=1.5、とし、bを10°以上80°以下の範囲で変化させた際の出射光の指向性および光源装置サイズを示した結果である。図14より、b=40゜において、30°指向性は、光源のみの場合の約11倍となり、30°指向性が顕著に向上する。このとき、光源装置幅wは、w0の約5.5倍であり、たとえば、w0=0.1mmの場合、1.6mmとなる。したがって、b=40°とすることにより、指向性が高く、かつ小型な光源装置が実現される。
【0088】
(第5の実施形態)
本実施形態に係る光源装置を、図15に示す。図15の光源装置においては、面状の発光部1401の上面に、集光部である三角プリズム1402および光源から集光部に向かって広がった反射ガイド部1403が一体成型された光学部材が設けられている。反射ガイド部1403は、底面の形状が発光部1401の底面と同一形状の、角錐台形である(図9)。発光部1401、三角プリズム1402、および反射ガイド部1403は、光軸方向の同一対称面を有し、これに対して面対称な構成となっている。また、反射ガイド部1403の側面に反射面1404が設けられている。
【0089】
図15の光源装置において、反射ガイド部1403、および三角プリズム1402によって出射光の指向性の向上が図られる理由を、図16に示す。図16において、発光部1401から角度θで出射した光が、三角プリズム1402に直接入射する場合、集光部から出射した光の出射角度φはθに依存し、θが大きいと、三角プリズム1402によって平行光化されにくい。そこで、θの大きい光を、反射ガイド部1403の反射面1404で反射させた後、三角プリズム1402に入射させることにより、三角プリズム1402からの出射光を高効率で平行光化することが可能となる。
【0090】
図15の光源装置について、bを10°以上80°以下の範囲で変化させた際の出射光の30°指向性と、光源装置幅w/w0についてのシミュレーションを行った。ただし、発光部1401は、その上面の法線に対し60°以内の指向性を有するものとした。また、w1=w0、w1’=w2、L1=0.5w1とした。さらに、三角プリズム1402の頂角a=120°、屈折率n2=1.5であり、反射ガイド部1403の屈折率n1は、n1>1.0とした。
【0091】
シミュレーション結果を図17に示す。図17より、この光源装置では、b≧40°で30°以内の出射光強度が、発光部1401のみの場合に対して向上することがわかる。また、b>60°で光源装置幅が顕著に大きくなる。したがって、40°≦b≦60°とすることにより、指向性が高く装置サイズを小さくすることができる。たとえば、b=50°とした場合、30°以内の出射光強度は発光部1401のみの場合の1.1倍となる。このとき、光源装置幅wは、w0の約2.2倍であり、たとえば、w0=2mmの場合、4.4mmとなる。なお、0°≦b≦40°では、30°指向性が光源のみの場合よりも低くなっているが、これは、光源装置内部での損失などによるものである。aおよびn1、n2など他の因子との組み合わせを最適化することにより、さらに出射光の指向性を高めることが可能である。
【0092】
図15の光源装置、および後述する第6〜第10の実施形態のように、反射ガイド部1403と三角プリズム1402を一体成型された光学部品とした場合、図2の構成の光源装置を製造する場合に比べ、安定的な製造が容易となる。光学部品を製造し、これを発光部1401の上面に設置して用いればよいからである。したがって、市販の表面実装型LED等の指向性を簡便な方法で向上させることができる。また、図15の光源装置において、反射ガイド部1403は、その入口幅w1が発光部1401の幅と等しい正方形の底面を有する角錐台形状に成型されている。このような構成とすることによって、発光部1401の上面に設置する際の位置のずれを減少し、製造安定性を向上させることができる。また、発光部1401には、表面実装型LEDの他、有機ELその他の発光素子を用いることも可能である。
【0093】
(第6の実施形態)
本実施形態に係る光源装置は、第5の実施形態の光源装置において、集光部が発光部側に突出した形状を有するものである。本実施形態に係る光源装置を図18に示す。図18において、発光部1801、集光部である三角プリズム1802、および反射ガイド部1803は光軸方向に同一対称軸を有する面対称構造である。反射ガイド部1803は、底面の形状が発光部1801の底面と同一形状の角錐台形である。光源側に突出した三角プリズム1802の屈折率n2は1.5、頂角aは120°である。また、反射ガイド部1803の屈折率n1は1.0で、その側面には反射面1804が形成されている。反射ガイド部1803の入口幅w1と発光部1801の幅w0とは等しく、反射ガイド部1803の長さL1はw1の0.5倍である。さらに、集光部の幅w2は、反射ガイド部1803の出口幅w1’と等しい。
【0094】
図18の光源装置において、発光部1801からした光が進行する様子を示した図が図19である。図19(a)、図19(b)に示すように、発光部から角度θで出射した光が、三角プリズム1802に入射した場合、θがa/2以上の光の多くはプリズム面1805、1806に直接入射することができない。そこで、反射面1804を設け、θがa/2以上の光を反射させる。すると、反射した光が三角プリズム1802に入射し、平行光化の効率を高めることができる。また、好ましくは、反射面角度bが、b<a/2を満たす構成とする。こうすることにより、反射面1804において、反射ガイド部1803に入射した光のうち、θ>a/2以上の光を反射させることが可能となる。
【0095】
また、発光部1801の端部1807から出射した光は、図19(a)より、プリズム面1806に入射した場合に比べて、プリズム面1805に入射した場合に、より一層平行光化されやすいことがわかる。これは、プリズム面1805およびプリズム面1806の法線と、入射光とがなす角度の関係による。このため、図19(b)より、図18の光源装置において、発光部1201と三角プリズム1802との距離dについて、d≧w0/(2tan(a/2))を満たす構成とすることが好ましい。こうすることにより、プリズム面1805への入射効率を高めることができる。したがって、より平行光化されやすくなる。図18の光源装置は、以上の条件を満たすよう構成されており、発光部1801と三角プリズム1802の距離dは、w0の0.29倍である。
【0096】
次に、図18の光源装置について、bを10°以上80°以下の範囲で変化させた際の、出射光の30°指向性と、光源装置幅w/w0について、シミュレーションを行った。結果を図20に示す。ただし、発光部1801は、その上面の法線に対し60°以内の指向性を有するものとした。図20より、この光源装置では、b≧15°で30°以内の出射光強度が発光部1801のみの場合に比べて向上する。また、b>40°で光源装置幅が顕著に大きくなる。したがって、本実施形態の光源装置では、15°≦b≦40°とすることにより、指向性が高く装置サイズを小さくすることができる。たとえば、b=30°とした場合、30°以内の出射光強度は発光部1801のみの場合の1.3倍となる。このとき、光源装置幅wはw0の約2倍となる。たとえば、w0=2mmの場合、4mmとなる。なお、aおよびn1、n2など他の因子との組み合わせを最適化することにより、さらに出射光の指向性を高めることが可能である。
【0097】
(第7の実施形態)
本実施形態の光源装置は、第5の実施形態に記載の光源装置(図15)の反射ガイド部1403および三角プリズム1402を、光軸方向の同一対称軸に対して回転対称としたものである。したがって、反射ガイド部1403は円錐台形、三角プリズム1402は円錐形のプリズムとなり、発光部1401は、その底面幅が反射ガイド部1403の入口径に等しい円板形状を有する。
【0098】
本実施形態の光源装置について、w1=w0、w2=w1’、L1=0.5w1、a=120°とし、bの値を変化させ、出射光の角度分布および指向角についてシミュレーションを行った。それぞれの結果を図21(a)および図21(b)に示す。ただし図21(a)において、「LED」とは、発光部である表面実装型LEDのみの場合である。また、図21(b)において、指向角とは、出射光強度が最大となる出射角度での光出力を100とした際の、光出力が50の時の出射光が光軸に対してなす角度をいう。
【0099】
図21(a)より、従来の表面実装型LEDは出射光の角度分布がなだらかであり、指向性に乏しいことがわかる。一方、本実施形態の光源装置では、b>0°において、±30°〜40°以上の光の出射強度が顕著に減少している。これは、本実施形態の光源装置が30°指向性に優れたものであることを示す結果である。またこれより、光源装置をこのような構成とすることによって、出射光の30°指向性を顕著に高めることができる。
【0100】
また、図21(b)より、本実施形態の光源装置の指向角は、30°〜40°であることがわかる。一方、従来市販されている表面実装型LEDの指向角は通常約60°であり、砲弾型LEDの指向角は通常25°〜40°程度である。したがって、本実施形態の光源装置は、従来の表面実装型LEDに比べ、さらに小型化されているが、砲弾型LEDと同程度まで指向性が向上されたものであるといえる。
【0101】
なお、上述のように、30°指向性を高めるための設計指針として、たとえば、指向角を指標とすることができる。たとえば、図21(a)、図21(b)より、出射光の指向角が30°〜40°となるよう光源装置を設計することにより、30°指向性を高めることができる。
【0102】
また、図22は、bを10°以上80°以下の範囲で変化させた際の出射光の指向性および光源装置サイズを示した結果である。図22より、bが増大するにつれ、出射光の30°指向性が増すことがわかる。一方、光源装置幅はb>60°の範囲で急激に増加している。したがって、たとえばb=50°とすることにより、出射光の指向性を高めるとともに、光源装置を小型化することができる。このとき、30°指向性は発光部1401のみの場合の1.6倍である。また光源装置幅wは、たとえばw0=2mmの場合、4.4mmとなる。
【0103】
次に、反射ガイド部1403の入口幅w1の影響を調べた。a=120°、b=50°とし、w1をw0に対し、0.2倍〜3倍の範囲まで変化させた。また、L1=0.5w1とした。結果を図23に示す。図23より、出射光の30°指向性は、w1が1.5w0以上でほぼ一定となることがわかる。一方、w1が大きくなるとともに、光源装置サイズは大きくなる。よって、たとえば、w1=1.5w0とすることにより、30°指向性の向上と光源装置の小型化の二つがともに達成される。このとき、30°指向性は発光部1401のみの場合の2倍であり、光源装置幅wは、w0の約8倍となる。
【0104】
また、図24は、L1を、w1に対し、0.2倍以上2倍以下の範囲で変化させた際の、L1と、出射光の指向性および光源装置サイズとの関係を示した結果である。ただし、w1=w0、w2=w1’、a=120°、b=50°とした。図24より、L1がw1以上で、30°指向性はほぼ一定になる。また、L1が大きいほど光源装置サイズが大きくなる。これより、たとえば、L1=w1とすることにより、30°指向性の向上と光源装置の小型化の二つがともに達成できる。このとき、30°指向性は発光部1401のみの場合の2倍であり、光源装置幅wは、w0の約4.5倍となる。
【0105】
また、図25は、w2=w1’、L1=0.5w1、b=60°とし、三角プリズム1402の頂角aの値を変化させた際の、出射光の指向性と光源装置サイズを示した結果である。図25より、a=90°で指向性が極大となることが明らかになった。したがって、a=90°とすることにより、光源装置からの出射光を高めることができる。
【0106】
さらに、図26は、本実施形態に係る光源装置について、発光部1401の指向角と出射光の指向性との関係についてシミュレーションを行った結果である。図26(a)はb=20°、図26(b)はb=60°である。他のパラメータは、w1=w0、w2=w1’、L1=0.5w1とした。図16より、本実施形態の光源装置においては、発光部1401の指向角が大きい場合、すなわち発光部1401の指向性が低い場合にも、高い指向性を有する光を出射することが可能であることがわかる。たとえば一般に、LEDチップの指向角は60°程度であるが、このような場合でも本実施形態のように、反射ガイド部1403と三角プリズム1402が一体化された光学部材をLEDチップの表面に設置することにより、出射光の指向性を向上させることができる。
【0107】
なお、図17および図22より、本実施形態のように、反射ガイド部1403および三角プリズム1402を回転対称な形状とすることにより、出射光の指向性をより一層高めることができる。また指向性を、発光部の上面に対して垂直な全ての方向に関して、向上させることができる。あるいは、対称軸に対する断面内の形状を直交方向に変化させることにより、たとえば直行する二方向について、指向性を変化させることができる。こうすることにより、図15の光源装置をたとえば面光源装置に用いた際に、一定方向に関する指向性を選択的に向上させることも可能である。
【0108】
(第8の実施形態)
本実施形態の光源装置は、第6の実施形態に記載の光源装置(図18)の反射ガイド部1803および三角プリズム1802を、光軸方向の同一対称軸に対して回転対称としたものである。したがって、反射ガイド部1803は円錐台形、三角プリズム1802は円錐形のプリズムである。図27は、w1=w0、w2=w1’、L1=0.5w1、a=120°とし、bを10°以上50゜以下の範囲で変化させた際の出射光の指向性および光源装置サイズを示した結果である。図27より、たとえばb=30°とすることにより、出射光の指向性を高めるとともに、光源装置を小型化することができる。このとき、30°指向性は発光部1801のみの場合の2.2倍である。また光源装置幅wは、たとえばw0=2mmの表面実装型LEDに装着する場合、4.4mmとなる。
【0109】
また、図20および図27より、本実施形態においても第7の実施形態同様、光源装置の三角プリズム1802および反射ガイド部1803を回転対称な形状とすることにより、出射光の指向性をさらに高めることができることが明らかになった。
【0110】
(第9の実施形態)
本実施形態に係る光源装置は、第5の実施形態に記載の光源装置において、その集光部をレンズとしたものである。本実施形態に係る光源装置を図28に示す。図28の光源装置には、発光部1601と、レンズ1602と、反射ガイド部1603とが光軸方向の同一対称軸上に設けられ、これらは面対称な構成となっている。反射ガイド部1603は底面の形状が発光部1601の底面と同一形状の角錐台形であり、その側面には、反射面1604が備えられている。反射ガイド部1603の入口幅w1と発光部1601の幅w0とは等しく、反射ガイド部1603の長さL1はw1の0.5倍である。さらに、集光部の幅w2は、反射ガイド部1603の出口幅w1’と等しい。
【0111】
図28の光源装置について、bを10°以上80°以下の範囲で変化させ、出射光の30°指向性と、光源装置幅w/w0に関するシミュレーションを行った。ただし、発光部1601は、その上面の法線に対し60°以内の指向性を有するものとし、レンズ1602は曲率1の球面レンズとした。図29より、この光源装置では、b≧20°の条件で30°以内の出射光強度が発光部1601のみの場合に比べて向上することがわかる。また、b>60°で光源装置幅が顕著に大きくなる。これより、図28の光源装置では、20°≦b≦60°とすることにより、指向性が高く装置サイズを小さくすることができる。たとえば、b=50°とすることにより、出射光の指向性を高めるとともに、光源装置を小型化することができる。このとき、30°指向性は発光部1601のみの場合の1.4倍であり、光源装置幅wは、w0の約2.2倍となる。
【0112】
なお、図28の光源装置においては、レンズ1602を曲率1の球面レンズとしたが、非球面レンズを用いることもできる。また、レンズ1602の曲率が大きいほど、光が出射する際の全反射を防止することができるため、好ましい。また、n1、n2など他の因子との組み合わせを最適化することにより、さらに出射光の指向性を高めることが可能である。
【0113】
(第10の実施形態)
本実施形態に係る光源装置は、第6の実施形態に記載の光源装置において、三角プリズム1402をレンズとしたもの、つまり、図28に記載の光源装置を、光軸方向の対称軸に対し、回転対称な構成としたものである。本実施形態の光源装置において、w1=w0とし、bを10°以上80°以下の範囲で変化させた際の出射光の30°指向性と、光源装置幅w/w0についてシミュレーションを行った。ただし、発光部1601は、その上面の法線に対し60°以内の指向性を有するものとした。図30より、この光源装置では、b≧10°で30°以内の出射光強度が向上し、b=60°で極大となることがわかる。また、b>60°で光源装置幅が顕著に大きくなる。したがって、本実施形態において、10°≦b≦60°とすることにより、指向性を高め、かつ小型化することができる。たとえば、b=40°とする。このとき、30°指向性は発光部1401のみの場合の2.2倍であり、光源装置幅wは、w0の約1.9倍となる。なお、aおよびn1、n2など他の因子との組み合わせを最適化することにより、さらに出射光の指向性を高めることが可能である。
【0114】
また、図29および図30より、集光部がレンズ形状の場合にも、レンズ1602および反射ガイド部1603を回転対称な形状とすることにより、出射光の指向性をさらに高めることができることが明らかになった。
【0115】
以上、本発明に係る光源装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る光源装置の構成は、これらの実施形態以外にも、適宜選択することができる。以下、光源装置の変形例について説明する。
【0116】
図32のように、反射ガイド部の反射面は、曲面とすることもできる。反射ガイド部の反射面を曲面とすることにより、発光部の形状、および発光部の出射光の指向性にあわせた設計が可能となり、光源装置の指向性がさらに向上する。
【0117】
また、発光部に単色光LEDを用いる場合、図33(a)〜図33(c)に示す構成とすることにより、光源装置からの出射光を白色とすることができる。たとえば、青色LEDを用いる場合、LED周辺のモールド樹脂に、主にイットリウム−アルミニウム−ガーネット(YAG)系の蛍光体を含有させることにより、白色光の光源装置を得ることができる(図33(a))。また、発光部に紫外光LEDを用いる場合、LED周辺のモールド樹脂に、青、緑、赤色の蛍光体の混合物を含有させることにより、白色光の光源装置を得ることができる(図33(b))。この光源装置では、蛍光体の種類・量等を変えることにより、白色光のホワイトバランスを調節可能であるという利点がある。さらに、発光部に、赤・緑・青の三種類のLEDを並べることにより、白色光の光源装置を得てもよい(図33(c))。
【0118】
図34(a)、図34(b)は、接続部材とリードフレームの位置関係に関するバリエーションを示す図である。このようにリードフレームの形状を工夫することにより、発光部の上部電極に接続されたワイヤなどの接続部材の位置を変えることができる。このため、LEDから出射した光の散乱を低減することが可能となる。さらに、ワイヤなど接続部材の位置を変えることにより、光源装置に要求されるサイズなど、様々な物理的条件に対応可能となる。
【0119】
このような光源装置において、発光部に単色光LEDを用い、モールド樹脂に蛍光体を含有させる場合には、図34(c)、図34(d)に示すような構成とすることが可能である。
【0120】
また、発光部にLEDを用いる場合、基体と平行な方向に、活性層を含む半導体層が積層された構成とすることもできる。このような構成のLEDを、以下適宜サイド発光型LEDと呼ぶ。サイド発光型のLEDを用いた場合、発光部の側面の一部が基体底部に埋設された構成とすることもできるし、上面のみが露出するよう側面すべてが埋設された構成とすることもできる。図35(a)、図35(b)のように、上面のみが露出した構成とした場合、発光部からの出射光は、孔の底面のみから出射する。こうすることにより、孔の壁面がより有効に活用され、効率よく光を反射する。よって、光源装置を小型化し、かつ出射光の指向性を高めることができる。さらに、発光部の一対の電極が、いずれも孔の底部に埋設された構成とすることができる。こうすることにより、発光部上部にワイヤなどの接続部材を接着し、発光部を電気的に接続する工程が不要となる。したがって、光源装置の製造が容易になる。さらに、この構成においては、LED上部に、ワイヤなどの接続部材が存在しないため、接続部材による光の散乱が生じない。したがって、このような構成とすることにより、発光部からの出射光の指向性をより一層高め、効率よく光源装置外部に出射させることができる。
【0121】
このような光源装置は、図1の光源装置と同様の方法等によって作製することができる。たとえば、発光部を設置するための孔と、反射ガイド部となるカップ部とを成型するために、孔およびカップ部が一体となった形状の金型を用いる。これを基板に押しつけることによって、基板に孔およびカップ部を成型する。そして、たとえば図1の光源装置と同様にして、孔に発光部を設置することよって、発光部の上面のみが露出した構成の光源装置が得られる。以上に記載した光源装置において、発光部に単色光LEDを用い、モールド樹脂に蛍光体を含有させる場合には、図35(c)、(d)に示すような構成とすることが可能である。
【0122】
なお、サイド発光型LEDチップを用いた場合、図35(a)、図35(b)に示したように、発光部が平板状となるため、上記のシミュレーションにおいて発光部を平板状とした場合に対応している。また、サイド発光型LED以外のLEDを用いる以外にも、上面のみが露出するよう基板底部に埋設することによって、発光部が平板状である場合に対応する構成とすることができる。たとえば、いわゆる上面発光型LEDチップのように、基体と垂直な方向に、活性層を含む半導体層が積層された構成のLEDチップを用いることもできる。
【0123】
次に、上記の光源装置を用いた線光源装置および面光源装置について以下で説明する。
本実施形態に係る面光源装置の構成の例を図37および図38に示す。図37は、光源装置2001と、光源装置2001からの出射光を導光し、線光源化する線状導光板2002と、線状導光板2002からの出射光を導光し、面光源化する面状導光板2003とを備えた面光源装置である。また、図38は、光源装置2011と、光源装置2011からの出射光を導光し、面光源化する面状導光板2012とを備えた面光源装置である。
【0124】
図37、図38の面光源装置において、導光板として、線状導光板や面状導光板などを用いることができる。線状導光板を用いる場合には、必要に応じて、その側面、すなわち光の出射方向に平行な面にたとえば周期的な凹凸構造や光散乱部を設けることにより、光源装置からの光を効率よく線光源に変換することができる。たとえば図36は、光源装置2021からの光の出射方向に設けられた線状導光板2022の形状を工夫し、また線状導光板2022上に、溝状の周期的な凹凸構造を設けた例である。また、線状導光板2022上に、光散乱部を設ける場合、たとえば、表面に不規則で微細な凹凸構造を設ける構成や、線状導光板2022内の表面近傍に、光を散乱させるための微粒子などを混入することにより、表面近傍の屈折率と内部の屈折率と変える構成等を用いることができる。以下、導光板に設けられた周期的な凹凸構造や光散乱部を、反射部とよぶ。
【0125】
導光板の材料としては、各種透明樹脂、またはガラスなどの無機材料を用いることができる。樹脂を用いる場合、たとえばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー等)、フルオロオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂などを用いることができる。
【0126】
また、本実施形態に係る面光源装置は、基体表面に多数の孔を設け、それぞれに本発明の光源装置が備えられた構成とすることもできる。これらの光源装置は光源装置からの出射光の30°指向性が高い。したがって、面光源装置からの出射光の指向性および強度を高くすることができ、省電力化が可能である。また、光源装置が小型であるため、面光源装置を薄型化することができる。
【0127】
以下、第11の実施形態〜第14の実施形態において本実施形態に係る面光源装置をより詳細に説明する。
【0128】
(第11の実施形態)
本実施形態に係る面光源装置を図31に示す。図31(a)の面光源装置は、第1の実施の形態に記載の光源装置を、基板に複数個設けた構成の光源装置の斜視図である。また、図31(b)は、図31(a)の上面図である。図31の面光源装置においては、基板1701に複数の孔が設けられ、それぞれの孔の底部にLED1704が設置されている。孔は反射ガイド部1703として機能し、孔の上部に集光部1702が設けられている。
【0129】
図31の面光源装置においては、各孔に設けられたLED1704からの出射光の30°指向性が高い。この結果、小型で指向性が高く、出射光強度の高い面光源装置を得ることができる。このような面光源装置は、たとえば、プロジェクター用の面光源装置などとして用いることが可能である。
【0130】
なお、本実施の形態に記載の効果は、第1の実施の形態に記載の光源装置を用いた場合に限らず、第2〜第10の実施の形態等に記載の光源装置を用いた場合にも、同様の効果が得られる。
【0131】
(第12の実施形態)
本実施形態における面光源装置を、図37に示す。図37(a)、図37(c)に示すように、面光源装置は、光源装置2001と、その出射方向に存在する線状導光板2002、および、線状導光板2002の出射面方向に存在する面状導光板2003からなる。光源装置2001には、たとえば、第5の実施形態に記載の光源装置を用いる。線状導光板2002の側面には反射部2004が形成されている。また、面状導光板2003の上部には、反射部2005が形成されている。
【0132】
光源装置2001から出射した光は、線状導光板2002の側面に形成された反射部2004にて反射することにより、角度を変えて均一な線光源に変換される。図37(b)に示すように、線状導光板2002から面状導光板2003へと入射した光は、面状導光板2003の出射面に対向する面に形成された反射部2005にて反射し、面光源化される。また、光源装置2001から線状導光板2002および面状導光板2003へと入射した光は、導光板の厚み方向において指向性の向上が図られている。このため、図37(b)に示すように、線状導光板2002に入射した光はその内で全反射可能となり、導光効率が向上する。面状導光板2003への入射光についても同様である。また、光源装置2001から導光板へ入射した光は、導光板の厚み方向において指向性が高いため、導光板の薄型化が可能となる。したがって、本実施形態の面光源装置は、薄型で光源光の利用効率が高い。
【0133】
以上より、本実施形態の面光源装置は、高指向性を有し、薄型で省電力である。なお、以上に述べた効果は、第5の実施形態に記載の光源装置を用いた場合に限るものではなく、本実施形態に係るその他の形態の光源装置を用いた場合にも得ることができる。
【0134】
(第13の実施形態)
本実施形態に係る面光源装置は、第12の実施形態に記載の面光源装置において、第1の実施形態に記載の光源装置を用いるものである。第1の実施形態に記載の光源装置を用いることにより、導光板の面内方向においてより高い指向性を実現する面光源装置を得ることができる。すなわち、図37の光源装置において、光源装置2001に第1の実施形態に記載の光源装置を用いる。第1の実施形態に記載の光源装置を用いることにより、導光板の厚みおよび面内の両方向についての指向性の高い光が入射するため、線状導光板2002への入射効率がさらに向上する。また、入射光の指向性が高まることにより、面光源装置から出射する光の指向性も向上する。したがって、省電力で指向性の高い面光源装置を得ることが可能となる。
【0135】
以上に述べた効果は、第1の実施形態に記載の光源装置を用いた場合に限らず、たとえば第2〜第4の実施形態に記載の光源装置および本発明に係る他の回転対称な実施形態の光源装置を用いた場合においても、同様に得ることができる。
【0136】
(第14の実施形態)
本実施形態に係る面光源装置を、図38に示す。図38(a)の面光源装置は、第5の実施形態に記載の光源装置2011と、光源装置2011の出射面の出射方向に設けられた面状導光板2012とを含む。光源装置2011は、面状導光板2012に形成された光源設置部2013に備えられており、面状導光板2012には、光源装置2011からの入射光を反射させるための反射部2014、および面光源化するための反射部2015が形成されている。
【0137】
光源装置2011からの出射光は、面状導光板2012に入射し、面状導光板2012の出射面に対向する面に形成された光源設置部2013で反射し、さらに面状導光板2012上面に設けられた反射部2015にて反射することにより、角度を変えて出射し、面光源化される。したがって、第12の実施形態と同様に、第5の実施形態に記載の光源装置を用いることにより、薄型で省電力な面光源装置を得ることが可能となる。
【0138】
以上に述べた効果は、第5の実施形態に記載の光源装置を用いた場合に限るものではなく、第6、第8の実施形態に記載の光源装置、および本発明に係るその他の形態の光源装置を用いた場合でも同様の効果が得られる。さらに、第13の実施形態同様、本実施形態においても第1〜第4の実施形態に記載の光源装置および本発明に係る他の回転対称な実施形態の光源装置を用いた場合、さらに指向性が高く省電力な面光源装置を得ることができる。
【0139】
次に、上記の光源装置を用いた液晶表示装置について、第15の実施形態〜第18の実施形態によって説明する。
【0140】
(第15の実施形態)
本実施形態に係る液晶表示装置を図39に示す。図39の液晶表示装置は、第13の実施形態に記載の面光源装置2101と、この面光源装置2101から出射した光が入射する反射型LCD2102および、反射型LCD2102に接合された光学フィルム層2103とを含む。
【0141】
面光源装置2101から出射した光は、光学フィルム層2103を通過し、反射型LCD2102に入射する。そして、反射型LCD2102の裏面に形成された反射面2104にて反射する。その後、面光源装置2101の表面から出射し、観察者2105の目に入る。図39の液晶表示装置においては、面光源装置2101に、第13の実施形態に記載の面光源装置が用いられるため、面光源装置2101からの出射光の指向性が高く、かつ省電力である。したがって、図39の液晶表示装置は消費電力が低く、かつ薄型である。
【0142】
なお、図39の液晶表示装置において面光源装置2101は、第13の実施形態に記載の面光源装置に限るものではなく、第12および第14の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合にも得ることができる。
【0143】
(第16の実施形態)
本実施形態に係る液晶表示装置を図40に示す。図40の液晶表示装置は、第15の実施形態に係る液晶表示装置において、面光源装置の導光板と反射型LCDとの間に接着層が設けられたものである。図40の液晶表示装置は、第12の実施形態に記載の面光源装置2111と、面光源装置2111から出射した光が入射する反射型LCD2112と、反射型LCD2112と接合された光学フィルム層2113と、面光源装置2111を構成する面状導光板2117と光学フィルム層2113との間に設けられた接着層2116とを含む。
【0144】
面光源装置2111から出射した光は、接着層2116、光学フィルム層2113を通過し、反射型LCD2112に入射する。そして、反射型LCD2112の背面に形成された反射面2114にて反射する。その後、面光源装置2111の上面方向で、観察者2115の目に入る。接着層2116には、透明で光の吸収が少ない材料を用いる。たとえば、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂などを用いる。また、接着層2116の屈折率n3は、面状導光板2117の屈折率n4、光学フィルム層2113の屈折率n5よりも低い構成とする。
【0145】
面光源装置2111の面状導光板2117に入射した光は、全反射を繰り返しながら面状導光板2117内を通過する。従来の面光源装置においては、導光板の厚さ方向に指向性が絞られていないため、導光板の下に接着層が存在すると、全反射できる光量が減少するという課題を有していたが、本実施形態においては、第7の実施形態に記載の面光源装置を用いることにより、導光板の厚み方向の指向性が向上されている。このため、面光源装置2111の面状導光板2117の下に、接着層2116を設けた場合にも、面状導光板2117内を通過する光量の低下が抑制される。
【0146】
さらに、面状導光板2117と反射型LCD2112とを、接着層2116を用いて接着することにより、面光源装置の存在による奥行き感が低減された、薄型の液晶表示装置を得ることができる。以上の効果は、第13の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合に限るものではなく、第12および第14の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合にも得ることができる。
【0147】
(第17の実施形態)
本実施形態の液晶表示装置を図41に示す。図41の液晶表示装置は、第15の実施形態に記載の液晶表示装置において、第13の実施形態に記載の面光源装置に用いた面状導光板が、反射型LCDの上面基板をかねた構成の装置である。図41の液晶表示装置は、面光源装置2121と、面光源装置2121の面状導光板2127が上面基板をかねる反射型LCD2122と、面状導光板2127の下部に接着層2126を介して設けられた光学フィルム層2123とを含む。反射型LCD2122の底面には反射面2124が形成されている。面光源装置2121を出射した光は、反射面2124にて反射し、面光源装置2121の上面方向で、観察者2125の目に入る。面光源装置2121には、たとえば第13の実施形態に記載の面光源装置を用いる。
【0148】
図41の液晶表示装置において、面光源装置2121を構成する面状導光板2127が反射型LCD2122の上面基板をかねることにより、装置全体の厚さをさらに薄くすることができる。またこれにより、面光源装置の存在による奥行き感を、さらに低減することができる。なお、光学フィルム層2123は、面状導光板2127の下部、すなわち面状導光板2127の反射型LCD2122側に直接備えることもできる。また、以上の効果は、第13の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合に限るものではなく、第12および第14の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合にも得ることができる。
【0149】
(第18の実施形態)
本実施形態に係る液晶表示装置を図42に示す。図42の液晶表示装置は、第13の実施形態の面光源装置を用いた透過型液晶表示装置である。この透過型液晶表示装置は、面光源装置2131、面光源装置2131から出射した光が入射する透過型LCD2132、および透過型LCD2132に接合された光学フィルム層2133を含む。透過型LCD2132は、面光源装置2131の出射面の出射方向に設けられている。光学フィルム層2133は、透過型LCD2132の面光源装置2131からの光入射面と対向する面に接合されている。面光源装置2131からの出射光は、透過型LCD2132に入射した後、その入射面と対向する面から出射し、光学フィルム層2133を通過して観察者2135の目に入る。
【0150】
図42の液晶表示装置では、第13の実施形態に記載の面光源装置を用いているため、この面光源装置2131から出射した指向性のよい光が透過型LCD2132に入射する。このため、低消費電力で、観察者にとって視認性のよい薄型の液晶表示装置を得ることが可能となる。
【0151】
以上に述べた効果は、第13の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合に限るものではなく、第12および第14の実施形態に記載の面光源装置を用いた場合にも得ることができる。また、本実施形態においても、第15の実施形態、第16の実施形態のように、接着層を設けることができる。また、第16の実施形態のように、面状導光板が、反射型LCDの下面基板をかねることにより、さらに奥行き感の低減された液晶表示装置を得ることができる。
【0152】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発光部と、発光部から出射された光を集光する集光部と、発光部と集光部との間に配置され、発光部から集光部に向かって広がった形状を有する反射ガイド部と、を備え、発光部は集光部からみて面状光源とみなせる大きさを持っており、反射ガイド部の発光部側の開口径または開口幅をw1、としたときに、w1が発光部の径または幅w0の3.5倍以下とすることにより、小型で指向性の高い光源装置が実現する。
【0153】
また本発明の光源装置を用いることにより、薄型で指向性の高い線光源装置および面光源装置が実現される。また本発明の光源装置を用いることにより、たとえばプロジェクターや液晶表示装置に光を供給する、薄型で省電力の面光源装置が実現する。さらに本発明の光源装置を用いることにより、薄型で視認性が高く、かつ省電力な液晶表示装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る光源装置の構成の一例を説明するための上面図である。
【図5】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図6】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図7】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図8】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図9】本発明に係る光源装置の反射ガイド部の構成の一例を示す図である。
【図10】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図11】本発明の光源装置の構成の一例を示す図である。
【図12】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図13】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図14】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図15】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図16】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図17】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図18】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図19】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図20】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図21】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図22】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図23】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図24】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図25】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図26】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図27】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図28】本発明の光源装置の構成の一例を示す図である。
【図29】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図30】本発明に係る光源装置の効果を示す図である。
【図31】本発明に係る面光源装置の構成の一例を示す図である。
【図32】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図33】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図34】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図35】本発明に係る光源装置の構成の一例を示す図である。
【図36】本発明に係る線光源装置の構成の一例を示す図である。
【図37】本発明に係る面光源装置の構成の一例を示す図である。
【図38】本発明に係る面光源装置の構成の一例を示す図である。
【図39】本発明に係る反射型液晶表示装置の構成の一例を示す図である。
【図40】本発明に係る反射型液晶表示装置の構成の一例を示す図である。
【図41】本発明に係る反射型液晶表示装置の構成の一例を示す図である。
【図42】本発明に係る透過型液晶表示装置の構成の一例を示す図である。
【図43】従来の面光源装置の構造を示す図である。
【図44】従来の面光源装置の構造を示す図である。
【図45】従来の砲弾型LEDの構成を示す図である。
【図46】従来の表面実装型LEDの構成を示す図である。
【図47】従来の表面実装型LEDの構成を示す図である。
【符号の説明】
101、111、1704 LED
102、113、2003、2012、2117、2127 面状導光板
112、2002、2022 線状導光板
103、2013 光源設置部
104、105、114、115、2004、2005、2014、2015反射部
121、131、141、1425 LEDチップ
122、132、1424 導電性Agペースト
123 マウントリード
124、1423 カップ部
125、135、1427 Auワイヤ
126、136、146、1428 モールド樹脂
127、1004、1204、1404、1604、1804、2104、2114、2124 反射面
133、143、1422、1701 基板
134、1426 電極
142 ダイボンディングペースト
144 配線パターン
145 ボンディングワイヤ
147 絶縁部材
148 突台部
1001、1101、1201、1401、1601、1801 発光部
1002、1102、1202、1702 集光部
1003、1103、1203、1403、1603、1703、1803 反射ガイド部
1402、1802 三角プリズム
1421 リードフレーム
1602 レンズ
1805、1806 プリズム面
1807 端部
2001、2011、2021 光源装置
2101、2111、2121、2131 面光源装置
2102、2112、2122 反射型LCD
2103、2113、2123、2133 光学フィルム層
2105、2115、2125、2135 観察者
2116、2126 接着層
2132 透過型LCD[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a light source device, and a line light source device, a surface light source device, and a liquid crystal display device using the same.
[0002]
[Prior art]
A liquid crystal display (Liquid Crystal Display: LCD) has features of being lightweight and thin, and is therefore a display for a personal computer such as a laptop type or a notebook type, or a mobile electronic device such as a mobile TV, an electronic organizer, and a mobile phone. It is widely used as a display device of various devices such as devices. In recent years, there has been an increasing demand for such a liquid crystal display device to have low power consumption and to be small and thin.
[0003]
As one of the light source devices used in such a liquid crystal display device, there is a so-called edge light type surface light source device in which light from a light source is incident from a side surface of a planar light guide plate which is a light emitting surface. In the edge light type surface light source device, since the light source is provided on the side surface of the light guide plate, the thickness of the surface light source device can be approximately the same as the thickness of the light guide plate. In comparison, the entire surface light source device can be made thinner. Under such circumstances, the use of this edge light type surface light source device has become mainstream in LCDs such as mobile LCDs.
[0004]
As a light source of the edge light type surface light source device, a tubular lamp such as a cold cathode tube, an LED, or the like is used. From the viewpoints of long life, power saving, and space saving, the LED is widely used. Edge light type surface light source devices using LEDs are roughly classified into two types according to the method of inputting the light source light to the light guide plate. These will be described below with reference to FIGS. 43 and 44.
[0005]
As a first type, a surface light source device of a type in which light from a light source device is directly incident on a light guide plate has been proposed (Patent Document 1). FIG. 43 is a diagram illustrating a surface light source device of a type in which light from the light source device is directly incident on the light guide plate. FIG. 43 (a) is a top view of the surface light source device, and FIG. 43 (b) is a cross-sectional view taken along the line A-A 'of FIG. 43 (a). As shown in FIG. 43A, the
[0006]
Light emitted from the
[0007]
As shown in FIG. 43B, on the surface of the planar
[0008]
As a second type, there is a surface light source device having a configuration in which light from a light source device is converted into a linear light source and then incident on a planar light guide plate. FIG. 44 shows a surface light source device having such a configuration. FIG. 44A is a top view of the surface light source device, FIG. 44B is a cross-sectional view in the AA ′ direction of FIG. 44A, and FIG. 44C is FIG. 13 is a cross-sectional view taken along the line BB ′ of FIG.
[0009]
As shown in FIG. 44A, a linear
[0010]
The light emitted from the
[0011]
Here, in the case of the surface light source device shown in FIG. 43, the thickness of the planar
[0012]
Currently used LEDs are broadly classified into two types, a cannonball type and a surface mount type, according to their mounting forms (Patent Document 2).
[0013]
FIG. 45 is a diagram showing a typical structure of a bullet-type LED. An
[0014]
FIG. 46 is a diagram showing a typical structure of a surface mount type LED. In the surface mount LED, an
[0015]
The surface mount type LED is smaller than the shell type LED. However, in the case of the surface mount type LED, light emitted from the focal position of the lens is parallel to the optical axis (usually a direction perpendicular to the bottom surface of the light emitting unit), but light emitted from other positions is parallel to the optical axis. As a result, the directivity of the emitted light is reduced. For this reason, it is difficult to satisfy both requirements of miniaturization and high directivity. As a result, when the surface-mount type LED is applied to a light source of an LCD or the like, a large amount of light leaks from the light guide plate to the outside, and it is difficult to meet the demand for power saving. Further, since the directivity is low in the thickness direction of the light guide plate, it is difficult to reduce the thickness of the light guide plate.
[0016]
As an example of the configuration of such a surface mount LED, a configuration shown in FIG. 47 has been proposed (Patent Document 3). Hereinafter, the configuration of this surface mount LED will be described with reference to FIG. An insulating
[0017]
However, since the LED shown in FIG. 47 has a configuration in which the
[0018]
[0019]
[Patent Document 1]
JP-A-6-51130
[Patent Document 2]
JP 2001-223389 A
[Patent Document 3]
JP-A-2002-94122
[0020]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in order to achieve low power consumption and small size and thickness of the LCD, the surface light source device used for the LCD has been required to be thin and highly directional. In particular, in the surface light source device used for the LCD, the thickness of the light guide plate is required to be reduced from the viewpoint of reducing the sense of depth due to the thickness of the light guide plate. In this regard, it has been strongly desired to reduce the size of the light source device. However, hitherto, no light source device has been found that satisfies the demands for both miniaturization and high directivity.
[0021]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a light source device that is small and has high directivity. Another object of the present invention is to provide a thin and highly directional line light source device and a surface light source device. Still another object of the present invention is to provide a thin and power-saving surface light source device that supplies light to, for example, a projector or a liquid crystal display device. Still another object of the present invention is to provide a liquid crystal display device which is thin, has high visibility and consumes less power.
[0022]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a light-emitting unit, a light-collecting unit that collects light emitted from the light-emitting unit, and a light-emitting unit disposed between the light-emitting unit and the light-collecting unit, from the light-emitting unit toward the light-collecting unit. A reflection guide portion having a widened shape, wherein the light-emitting portion and the light-collecting portion are arranged close to each other, and the light-emitting portion has a size that can be regarded as a planar light source when viewed from the light-collecting portion. And the opening diameter or opening width of the reflection guide portion on the light emitting portion side is w.1, The diameter or width of the light emitting portion is w0And then, w1Is w0The light source device is not more than 3.5 times the light source device.
[0023]
Here, “close” refers to a state in which the light emitting unit and the light collecting unit are brought close to each other to such an extent that the light emitting unit cannot be regarded as a point light source. As described above, in a light source device having a size in which the light-emitting portion can be regarded as a point light source with respect to the light-collecting portion, such as a shell-type LED, the light-collecting efficiency of light emitted from the light-emitting portion is high. As described above, in the light source device having a size in which the light emitting unit can be regarded as a planar light source with respect to the light collecting unit, the light emitted from the light emitting unit is hardly collected. In the present invention, by providing the reflection guide portion between the light emitting portion and the light collecting portion, of the light emitted from the light emitting portion, light that cannot directly enter the light collecting portion is directed in the direction of the light collecting portion. The directivity of the light source device is enhanced by guiding the light and reflecting the light in a direction in which the light can be collected by the light collecting unit.
[0024]
In the light source device according to the present invention, the opening diameter or the opening width on the light emitting unit side of the reflection guide unit in a plane passing through the center of the bottom of the light emitting unit and perpendicular to the bottom surface of the light emitting unit is set to w.1And the diameter or width of the light emitting portion is w0Is defined. In the light source device according to the present invention, the opening diameter or the opening width w on the light emitting unit side of the reflection guide unit.1And the diameter or width w of the light emitting section1In the plane including the upper surface of the light emitting section, the opening on the light emitting section side of the reflection guide section is not limited to a circular shape, but also includes an elliptical shape, a rectangular shape, and any other shape. When the bottom surface of the light emitting unit or the opening on the light emitting unit side of the reflection guide unit is elliptical, w0, W1Is the maximum diameter, and if they are rectangular, it is the maximum width.
[0025]
In the light source device of the present invention, it is important that the light emitted from the light emitting unit is efficiently reflected by the reflection surface of the reflection guide unit. If the light emission unit and the reflection guide unit are too far apart, the directivity is improved. descend. Further, the size of the light source device increases. For this reason, as described later with reference to FIGS.1And the width w of the light emitting part0Has an appropriate value, and this ratio w1/ W0Is set to 3.5 or less, the emission intensity of the light beam within 30 ° becomes 7.5 times or more (or 12 times or more) that of the light source alone, and a light source device with high directivity can be obtained. Moreover, this ratio w1/ W0When the value is 3.5 or less, the width of the light source device can be reduced, so that the size of the light source device can be practically sufficiently reduced.
[0026]
According to the present invention, a base provided with a hole, a light emitting unit provided on a bottom surface of the hole, and a reflecting unit formed on a side surface of the hole, reflecting light emitted by the light emitting unit A reflection guide portion for guiding in a predetermined direction, and a light-collecting portion provided near the reflection guide portion and condensing light passing through the reflection guide portion, wherein the reflection guide portion includes the light-emitting portion. And a light source device provided between the light-collecting unit and having a shape enlarged from the light-emitting unit toward the light-collecting unit, wherein the light-emitting unit can be regarded as a planar light source when viewed from the light-collecting unit. And the opening diameter or opening width of the reflection guide section on the light emitting section side is w.1, The diameter or width of the light emitting portion is w0And then, w1Is w0The light source device is not more than 3.5 times the light source device.
[0027]
In the light source device according to the present invention, light emitted from the light emitting unit passes through the reflection guide unit and is efficiently guided to the light collecting unit. Further, the reflection guide section and the light collecting section are provided close to each other. Therefore, the size of the light source device can be reduced, and the directivity of emitted light can be increased. In addition, since the light source device has a configuration formed in the base, the entire light source device can be reduced in size, and the productivity is good. Further, a wiring member electrically connected to the light emitting portion can be formed by a relatively easy process. An array structure in which a plurality of light emitting units are arranged in a plane can be easily formed by employing the configuration according to the present invention.
[0028]
In the light source device of the present invention, the light emitting section may include a pair of electrodes, and both the light emitting section and the pair of electrodes may be embedded in the bottom of the hole. In the light source device according to the present invention, since the light emitting portion is embedded in the bottom of the hole, the alignment of the center of the bottom of the light emitting portion with the center of the bottom of the hole becomes easy. Therefore, it can be produced efficiently. In addition, since the pair of electrodes of the light emitting unit are both buried at the bottom of the hole, a step of bonding a connection member such as a wire on the light emitting unit and electrically connecting the light emitting unit is unnecessary, Manufacturing becomes easy. Further, since the electrode is embedded in the side surface of the light emitting unit, light is not scattered by the connecting member when a connecting member such as a wire is used. Therefore, with such a configuration, it is possible to enhance the directivity of the light emitted from the light emitting unit and more efficiently emit the light to the outside of the light source device.
[0029]
In the light source device of the present invention, the depth of the hole is L1, The height of the light emitting section is h0, The diameter or width of the hole in a plane including the upper surface of the light emitting portion is represented by w3, And 0 ≦ L1-H0≦ w3Can be adopted. By doing so, the light can be efficiently guided from the reflection guide section to the light collection section, so that the directivity of the emitted light can be enhanced. At this time, since the depth of the hole, that is, the length of the reflection guide portion can be reduced as compared with the conventional light source device (FIG. 47), the light source device can be downsized.
[0030]
In the light source device of the present invention, it is preferable that the 30 ° directivity y represented by the following expression (1) satisfies y ≧ 0.5.
y = (integral value of outgoing light intensity within 30 ° with respect to the optical axis) / (integral value of total outgoing light intensity) (1)
[0031]
Further, it is preferable that the directivity angle is 40 ° or less. Here, “the directivity angle is 40 °” means that, when the light output at the emission angle at which the emission light intensity is maximum is 100, the emission angle when the light output is 50 is within 40 ° with respect to the optical axis. It is when it is. In the light source device according to the present invention, since the light emitted from the light emitting unit passes through the reflection guide unit and the light collecting unit in this order, the directivity of the light emitted from the light collecting unit can be improved. By setting the directivity angle to 40 ° or less, the above-described 30 ° directivity y can be increased.
[0032]
In the light source device according to the aspect of the invention, the light collecting unit may be configured to be in contact with the reflection guide unit. By doing so, the size of the light source device can be reduced, and the directivity of emitted light can be further improved. In addition, a configuration may be adopted in which the light collecting unit is formed integrally and continuously with the reflection guide unit. Furthermore, a configuration can be employed in which the reflection guide section is in contact with the light emitting section. With this configuration, the light reflected by the reflection guide portion can be made to more efficiently enter the light collecting portion.
[0033]
In the light source device of the present invention, the light emitting section may have a plate shape or a column shape. For example, the light emitting unit can be a light emitting diode or an electroluminescent element.
[0034]
In the light source device of the present invention, the reflection guide portion may have a hollow structure. In addition, a configuration in which a light-transmitting sealing material is filled in the reflection guide portion can be employed. By doing so, the refractive index of the reflection guide portion can be set freely according to the refractive index of the light collecting portion. Therefore, the directivity of the light emitted from the light source device can be further improved.
[0035]
In the light source device according to the aspect of the invention, the condensing portion may have a shape protruding from the contact point with the reflection guide portion in the light emission direction. Further, at this time, the opening diameter or opening width w of the reflection guide section on the light emitting section side1Is the diameter or width w of the light emitting portion.01.7 times or more and 2.8 times or less. This makes it possible to further reduce the size of the light source device and to improve the directivity of the emitted light.
[0036]
In the light source device according to the present invention, the light-collecting portion has a shape protruding from the contact point with the reflection guide portion toward the light-emitting portion, and has a refractive index n of the light-collecting portion.2And the refractive index n of the reflection guide portion1And n1<N2Can be adopted. By doing so, the size of the light source device can be further reduced, and the directivity of the emitted light can be improved. At this time, the opening diameter or opening width w of the reflection guide section on the light emitting section side.1Is the diameter or width w of the light emitting portion.0Can be 1.4 times or more and 3.5 times or less. In this case, the size of the light source device can be further reduced, and the directivity of the emitted light can be improved.
[0037]
Further, in the light source device of the present invention, both the reflection guide portion and the light condensing portion can have a rotationally symmetric shape with respect to the axis of symmetry in the normal direction of the base. By doing so, it is possible to further improve the directivity of the light incident on the light collecting unit. In such a configuration, for example, the condensing portion is a conical prism, a lens, or the like, and the reflection guide portion is a truncated cone.
[0038]
According to the present invention, there is provided a linear light source device including a light source device and a light guide plate that guides outgoing light from the external light source device to be a linear light source, the light source device including the light source device. A line light source device is provided. Since the light source device constituting the linear light source device of the present invention has the above configuration, the directivity of light emitted from the light source device at 30 ° is high. Therefore, it is possible to improve the efficiency of incidence from the light source device to the light guide plate and to reduce the thickness of the light guide plate. In addition, the directivity of light emitted from the light guide plate can be increased. Further, by forming a groove or a taper on the side surface or the upper surface of the linear light guide plate, the efficiency of light emitted from the linear light guide plate can be further increased.
[0039]
According to the present invention, a light source device, a linear light source device that guides light emitted from the light source device and converts it to a linear light source, and a light guide plate that guides light emitted from the linear light source device and forms a surface light source. And a surface light source device provided with the line light source device.
[0040]
Further, according to the present invention, there is provided a surface light source device including a light source device, and a light guide plate that guides light emitted from the light source device and serves as a surface light source, including the light source device. Are provided.
[0041]
The above light source device is used for the surface light source device according to the present invention. Therefore, light with high directivity of 30 ° can be made incident on the light guide plate in the thickness direction of the surface light source device. Therefore, the efficiency of light incidence on the light guide plate can be improved. In addition, the higher the directivity of the incident light, the higher the directivity of the light exiting the light guide plate, so that the light guide efficiency is improved. As a result, it is possible to obtain a thin, power-saving surface light source device having high directivity, which could not be improved by the conventional light source device.
[0042]
According to the present invention, there is provided a surface light source device including a substrate and a plurality of light source devices arranged on the substrate, wherein the light source device is the above light source device. You. Each light source device used in the surface light source device according to the present invention is small, and has high 30 ° directivity of light emitted from the light source device. Therefore, the directivity and intensity of light emitted from the surface light source device are increased. Therefore, it is possible to reduce the thickness and power consumption of the surface light source device.
[0043]
According to the present invention, there is provided a liquid crystal display device including a liquid crystal panel including a pair of substrates, a liquid crystal sandwiched between the substrates, and a surface light source device for supplying light to the liquid crystal panel, the surface light source comprising: A liquid crystal display device comprising the device is provided. The surface light source device constituting the liquid crystal display device of the present invention is thin and has high directivity of emitted light. Therefore, with such a configuration, the thickness of the liquid crystal display device can be reduced. Further, the liquid crystal display device can have low power consumption and high visibility. Note that, in the liquid crystal display device of the present invention, a sense of depth of the liquid crystal display device can be reduced by employing a configuration in which the substrate and the light guide plate of the surface light source device are joined.
[0044]
According to the present invention, there is provided a liquid crystal display device including a liquid crystal panel including a substrate, a planar light guide plate, and liquid crystal sandwiched between the substrate and the planar light guide plate, including a surface light source device. A liquid crystal display device characterized by the above is provided. In the liquid crystal display device according to the present invention, the light guide plate of the surface light source device also serves as a substrate of the liquid crystal panel. This makes it possible to further reduce the thickness and size of the liquid crystal display device. Further, the sense of depth of the liquid crystal display device can be reduced.
[0045]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 and 2 are schematic configuration diagrams illustrating an example of a light source device according to the present invention. FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating an example of a configuration of a light source device using an LED as a light emitting unit. The light source device in FIG. 1 has a configuration in which a
[0046]
FIG. 2 is a schematic diagram illustrating a configuration of a light emitting unit, a reflection guide unit, and a light collecting unit of the light source device of FIG. The
[0047]
Here, “integral” means that the
[0048]
In addition, in the light source devices of FIGS. 1 and 2, the
[0049]
In the present embodiment, hereinafter, the width of the bottom surface of the light emitting unit is represented by w0And the height of the light emitting portion is h0, The diameter or width of the hole in a plane including the upper surface of the light emitting portion is represented by w3, Hole depth L1And Hole depth L1Since L corresponds to the length of the reflection guide portion,1Is called the length of the reflection guide portion. Further, the diameter or width of the hole in a plane including the upper surface of the light emitting portion is represented by w.3Hereinafter, this is appropriately changed to the width w of the reflection guide portion on the upper surface of the light emitting portion.3Call. Further, the width of the entrance of the reflection guide portion is set to w.1, The exit width of the reflection guide part is w1’, The diameter or width of the condensing part is w2And The width of the light source device is w and the length of the light source device is L. The angle formed between the side surface of the reflection guide portion and the optical axis (normally, the bottom surface of the hole) is represented by b, and b is hereinafter appropriately referred to as the reflection surface angle. Further, when the condensing portion has a shape having an apex angle such as a cone or a triangular prism, the apex angle of the condensing portion is set to a.
[0050]
In the light source device of FIGS. 1 and 2, the
[0051]
Further, in the light source device of FIG. 2, the bottom surface of the hole may be rectangular. By doing so, even if the hole is minute, processing becomes easier than a circular hole. When the
[0052]
1 and 2, the refractive index n of the
[0053]
Further, for example, as in a light source device shown in FIG. 11 described later, the
[0054]
1 and 2 is a conical prism, but is not limited to this as long as it has a function of condensing light by refracting the light. For example, a triangular prism, a prism having a triangular prism, a cone, a quadrangular pyramid, a spherical lens, an aspherical lens, or the like can be used. By forming the
[0055]
FIG. 37 is a schematic configuration diagram of a surface light source device using the light source device shown in FIGS. 1 and 2. The
[0056]
Hereinafter, preferred embodiments of the light source device according to the present invention will be described in more detail in the first to tenth embodiments. In these embodiments, the 30 ° directivity y of the emitted light represented by the above equation (1) was relatively compared by simulation, assuming that the case of only the light emitting unit was 1. By doing so, the directivity of the light source devices can be effectively compared. The 30 ° directivity y used in the present embodiment is represented by the following equation (1).
y = (integral value of outgoing light intensity within 30 ° with respect to the optical axis) / (integral value of total outgoing light intensity) (1)
In the formula (1), “the outgoing light within 30 ° with respect to the optical axis” refers to the outgoing light included in a cone made up of a set of straight lines having an angle of 30 ° with the normal to the substrate surface. Say.
[0057]
Hereinafter, the reason why it is effective to use the 30 ° directivity will be described. The viewing angle of the LCD is determined by the distance between the observer's eyes and the distance between the observer and the LCD. Usually, light within about 30 ° is used for actual visual recognition. Further, as the directivity of the light source device is higher, the intensity of the emitted light of the surface light source device using the light source device increases, and further, the intensity of the emitted light of the LCD using the surface light source device increases. That is, the intensity of the light emitted from the LCD depends on the directivity of the light source device constituting the LCD. For this reason, it is preferable to use the 30 ° directivity as an evaluation index of the light source device, because the actual state of the LCD can be appropriately considered. When the light source device having a high directivity of 30 ° is used for a surface light source device and an LCD, the light emission intensity of light from the surface light source device and the LCD can be increased.
[0058]
In the following embodiments, non-sequential ray tracing using the Monte Carlo method was performed using Light @ Tools (trade name, manufactured by ORA) as an optical simulator. The number of light beams was about 1 million.
[0059]
Simultaneously, a simulation was performed for the device size. At this time, the width w of the light source device is set to the width w of the bottom surface of the light emitting unit.0The relative value was evaluated.
Light source device width = w (/ w0)
[0060]
(1st Embodiment)
FIG. 5 shows a light source device according to the present embodiment. In this light source device, a
[0061]
In the light source device of FIG. 5, in order to make the light emitted from the
[0062]
Therefore, in order to obtain a condition under which the light source device of FIG. 5 is small and has high directivity, a simulation was performed on the directivity and the device size of the light source device. The
[0063]
FIG.1= 21/2w0, W2= W1’, L1-H0= W3/ 2, a = 120 °, n1= N2= 1.5, and is a result showing the directivity of emitted light and the size of the light source device when b changes in the range of 10 ° to 80 °. FIG. 6 reveals that when b is 50 °, the 30 ° directivity of the emitted light is maximized. On the other hand, the light source device width sharply increased in the range of b> 60 °. Therefore, by setting b to 40 ° or more and 60 ° or less, particularly b = 50 °, the directivity of the emitted light can be increased and the light source device can be downsized. The 30 ° directivity at b = 50 ° was about 7.6 times that of the light source alone, and the 30 ° directivity was significantly improved. On the other hand, the light source device width is w0It becomes about 8.5 times.
[0064]
Next, the entrance width w of the
[0065]
FIG. 7 shows the results. From FIG. 7, the 30 ° directivity of the emitted light is w1= 1.5 × 21/2w0It becomes a maximum and w1<1.5 × 21/2w0, W1> 1.5 × 21/2w0Then it gradually decreases. Here, this ratio w1/ W0Is 1 × 21/2~ 2.5 × 21/2That is, by setting it to be 1.4 to 3.5, the emission intensity at the speed of light within 30 ° becomes 7.5 times or more that in the case of using only the light source. Also, w1It can be understood that the size of the light source device increases with the increase in the size of the light source device. Therefore, w1/ W0Is 1.5 × 21/2~ 2 × 21/2That is, it is particularly desirable that the ratio be 2.1 to 2.8. Therefore, in the light source device of FIG.1Is 1.5 × 21/2w0Ie, 2.1w0Thus, it has been clarified that both improvement of the 30 ° directivity and downsizing of the light source device can be achieved. At this time, the light source device width is w0About 10 times as large as
[0066]
8 shows the light source device of FIG.1= 21/2w0, W2= W1′, A = 120 ° and b = 50 °, (L1-H04) shows the relationship between the directivity of emitted light and the size of the light source device. Here, (L1-H0) Indicates the width w of the
w3= 21/2w0+ 2h0tanb
It is. From FIG. 8, (L1-H0) / W3> 0.5, the directivity gradually increases, and (L1-H0) / W3It turns out that it becomes almost constant at> 1. Also, (L1-H0) Is large, that is, L1It is understood that the larger the light source device, the larger the light source device size. Therefore, in the light source device of the present embodiment, L1, W3, And h0But,
L1-H0> W3
When the intensity of the emitted light within 30 ° reaches a certain value within the range satisfying1-H0= W3Was found to be a critical value. On the other hand, to reduce the size of the light source device, (L1-H0) Is preferably small. From this, L1-H0≦ w3When the configuration is satisfied, the directivity is high and the device is small. For example, L1-H0= 0.5w3It can be.
[0067]
From the above simulation results, for example, w1= 21/2w0, L1-H0= 0.5w3, W2= W1′, B = 50 °, the light source device can be downsized and highly directional. At this time, as described above with reference to FIG. 6, the directivity of the light source device is 7.6 times that of the
[0068]
The light source device according to the present embodiment has been described with reference to FIG. The light source device of FIG. 5 is obtained by arranging LEDs in holes provided in the substrate, similarly to the light source device of FIG. Therefore, a method of manufacturing the light source device of FIG. 5 will be described with reference to FIG.
[0069]
First, a
[0070]
The
[0071]
Although the bottom surface of the
[0072]
Next, the formation of the
[0073]
Next, an
[0074]
Then, the
[0075]
The light source device thus obtained has a small size and high directivity of emitted light because the
[0076]
Note that, in the light source device of FIG. 5, a case where an LED is used for the
[0077]
(Second embodiment)
The light source device according to the present embodiment is a light source device according to the first embodiment (FIG. 5) in which a high-brightness LED, for example, an InGaAlP-based or InGaN-based LED is used for the
[0078]
With respect to the light source device according to the present embodiment, a simulation was performed using the same assumption as in the case of the light source device in FIG. FIG.0= W0/ 3, w1= 21/2w0, W2= W1’, L1-H0= W3/ 2, a = 120 °, n1= N2= 1.5, and shows the directivity of light emitted from the light source device and the size of the light source device when b is changed in the range of 10 ° or more and 80 ° or less. As shown in FIG. 10, it can be seen that when b is 50 °, the 30 ° directivity of the emitted light is maximized. On the other hand, the light source device width sharply increases in the range of b> 60 °. For example, if b = 50 °, the 30 ° directivity is about 6.1 times that of the light source alone. At this time, the light source device width w is w0About 4.7 times. For example, w0= 0.3mm, h0= 0.1 mm, it is 1.4 mm. Therefore, in the light source device according to the present embodiment, for example, by setting b = 50 °, the directivity of the emitted light can be increased and the size of the light source device can be reduced.
[0079]
(Third embodiment)
The light source device according to the present embodiment has a configuration in which the light-collecting unit protrudes toward the light-emitting unit in the light source device according to the first embodiment. FIG. 11 shows a light source device according to the present embodiment. In the light source device of FIG. 11, a cubic
[0080]
In order for the light emitted from the
It is preferable that the configuration satisfy the following. This is because the light emitted from the end of the
[0081]
A simulation was performed for the directivity and device size of the light source device of FIG. When the
[0082]
FIG. 12 is a result showing the directivity of emitted light and the size of the light source device when b changes in the range of 10 ° or more and 50 ° or less. Where w1= 21/2w0, W2= W1’, D = w3/ (2tan (a / 2)), a = 120 °. From FIG. 12, it can be seen that at b = 50 °, the directivity of the emitted light increases about 12 times. On the other hand, the size of the light source device rapidly increases when b> 40 °. Therefore, for example, by setting b = 40 °, a small light source device having high directivity is realized.
[0083]
Next, regarding the light source device of FIG.1The effect of was investigated. a = 120 °, b = 50 °, d = w3/ (2tan (a / 2)), and w is the same as in the first embodiment.1To w021/23
[0084]
From these simulation results, in the light source device of FIG.1= 21/2w0, D = w3/ (2tan (a / 2)), w2= W1′, A = 120 ° and b = 40 °. At this time, referring to FIG. 12, the directivity of the light source device is 9.7 times that of the case where only the
[0085]
As described above, even in the light source device in which the
[0086]
In this embodiment and other embodiments according to the present invention, similarly to the first embodiment, an organic EL or the like can be used for the
[0087]
(Fourth embodiment)
The light source device according to the present embodiment is the same as the light source device according to the third embodiment (FIG. 11), except that the
[0088]
(Fifth embodiment)
FIG. 15 shows a light source device according to the present embodiment. In the light source device of FIG. 15, an optical member in which a
[0089]
The reason why the directivity of the emitted light is improved by the
[0090]
For the light source device of FIG. 15, 30 ° directivity of emitted light when b is changed in the range of 10 ° or more and 80 ° or less, and the light source device width w / w.0Was simulated. However, the
[0091]
FIG. 17 shows the simulation result. FIG. 17 shows that in this light source device, the outgoing light intensity within 30 ° when b ≧ 40 ° is improved as compared with the case where only the
[0092]
In the case where the
[0093]
(Sixth embodiment)
The light source device according to the present embodiment is the light source device according to the fifth embodiment, in which the light-collecting portion has a shape protruding toward the light-emitting portion. FIG. 18 shows a light source device according to this embodiment. In FIG. 18, a
[0094]
FIG. 19 is a diagram illustrating a state in which light emitted from the
[0095]
Also, as shown in FIG. 19A, the light emitted from the
[0096]
Next, with respect to the light source device of FIG. 18, when b is changed in the range of 10 ° or more and 80 ° or less, the 30 ° directivity of the emitted light and the light source device width w / w0Was simulated. The results are shown in FIG. However, the
[0097]
(Seventh embodiment)
In the light source device of the present embodiment, the
[0098]
Regarding the light source device of the present embodiment, w1= W0, W2= W1’, L1= 0.5w1, A = 120 °, the value of b was changed, and a simulation was performed on the angle distribution and the directional angle of the emitted light. The respective results are shown in FIGS. 21 (a) and 21 (b). However, in FIG. 21A, “LED” refers to a case where only a surface-mounted LED that is a light emitting unit is used. In FIG. 21B, the directional angle is defined as the output light with respect to the optical axis when the light output is 50 when the light output at the output angle at which the output light intensity is maximized is 100. Refers to the angle.
[0099]
From FIG. 21A, it can be seen that the angle distribution of the emitted light is gentle and the directivity of the conventional surface mount type LED is poor. On the other hand, in the light source device of the present embodiment, when b> 0 °, the emission intensity of light of ± 30 ° to 40 ° or more is significantly reduced. This is a result showing that the light source device of the present embodiment has excellent 30 ° directivity. Further, with this configuration of the light source device, the 30 ° directivity of emitted light can be significantly increased.
[0100]
FIG. 21B shows that the directional angle of the light source device of the present embodiment is 30 ° to 40 °. On the other hand, the directional angle of a conventionally marketed surface mount LED is usually about 60 °, and the directional angle of a shell type LED is usually about 25 ° to 40 °. Therefore, it can be said that the light source device of the present embodiment is further downsized compared to the conventional surface mount type LED, but has improved directivity to the same degree as the shell type LED.
[0101]
As described above, for example, a directional angle can be used as an index as a design guideline for improving the 30 ° directivity. For example, as shown in FIGS. 21A and 21B, the directivity of 30 ° can be improved by designing the light source device so that the directional angle of the emitted light is 30 ° to 40 °.
[0102]
FIG. 22 is a result showing the directivity of emitted light and the size of the light source device when b is changed in the range of 10 ° or more and 80 ° or less. FIG. 22 shows that as b increases, the 30 ° directivity of the emitted light increases. On the other hand, the light source device width sharply increases in the range of b> 60 °. Therefore, for example, by setting b = 50 °, the directivity of emitted light can be increased and the light source device can be downsized. At this time, the 30 ° directivity is 1.6 times that of the case where only the
[0103]
Next, the entrance width w of the
[0104]
FIG.1, W1L when changed in the range of 0.2 times or more and 2 times or less15 shows the relationship between the directivity of emitted light and the size of the light source device. Where w1= W0, W2= W1′, A = 120 ° and b = 50 °. According to FIG.1Is w1As described above, the 30 ° directivity becomes substantially constant. Also, L1Is larger, the light source device size is larger. Thus, for example, L1= W1By doing so, both of the improvement of the 30 ° directivity and the miniaturization of the light source device can be achieved. At this time, the 30 ° directivity is twice as large as that of the
[0105]
FIG. 25 shows w2= W1’, L1= 0.5w1, B = 60 °, and the results showing the directivity of emitted light and the size of the light source device when the value of the apex angle a of the
[0106]
Further, FIG. 26 shows the result of a simulation performed on the relationship between the directivity angle of the
[0107]
17 and 22, the directivity of the emitted light can be further improved by forming the
[0108]
(Eighth embodiment)
The light source device of the present embodiment is such that the
[0109]
As shown in FIGS. 20 and 27, in the present embodiment, as in the seventh embodiment, the
[0110]
(Ninth embodiment)
The light source device according to the present embodiment is the same as the light source device according to the fifth embodiment, except that the condensing portion is a lens. FIG. 28 shows a light source device according to this embodiment. In the light source device of FIG. 28, a
[0111]
In the light source device of FIG. 28, b is changed in the range of 10 ° or more and 80 ° or less, and the directivity of the emitted light of 30 ° and the light source device width w / w0Simulation was performed. However, the
[0112]
In the light source device shown in FIG. 28, the
[0113]
(Tenth embodiment)
The light source device according to the present embodiment is the same as the light source device according to the sixth embodiment except that the
[0114]
Further, from FIGS. 29 and 30, it is clear that the directivity of the emitted light can be further improved by forming the
[0115]
As described above, the preferred embodiments of the light source device according to the present invention have been described, but the configuration of the light source device according to the present invention can be appropriately selected other than these embodiments. Hereinafter, modified examples of the light source device will be described.
[0116]
As shown in FIG. 32, the reflection surface of the reflection guide portion may be a curved surface. By making the reflection surface of the reflection guide portion a curved surface, it is possible to design the light emitting portion in accordance with the shape and the directivity of the emitted light from the light emitting portion, and the directivity of the light source device is further improved.
[0117]
When a monochromatic LED is used for the light emitting unit, the configuration shown in FIGS. 33 (a) to 33 (c) allows the light emitted from the light source device to be white. For example, in the case of using a blue LED, a white light source device can be obtained by mainly including an yttrium-aluminum-garnet (YAG) -based phosphor in a mold resin around the LED (see FIG. )). When an ultraviolet LED is used for the light emitting portion, a white light source device can be obtained by adding a mixture of blue, green, and red phosphors to the molding resin around the LED (see FIG. 33 (b) )). This light source device has an advantage that the white balance of white light can be adjusted by changing the type and amount of the phosphor. Further, a white light source device may be obtained by arranging three kinds of LEDs of red, green and blue in the light emitting section (FIG. 33 (c)).
[0118]
FIGS. 34A and 34B are views showing variations on the positional relationship between the connection member and the lead frame. By devising the shape of the lead frame in this manner, the position of a connection member such as a wire connected to the upper electrode of the light emitting unit can be changed. For this reason, it is possible to reduce scattering of light emitted from the LED. Further, by changing the position of the connection member such as a wire, it becomes possible to cope with various physical conditions such as a size required for the light source device.
[0119]
In such a light source device, when a monochromatic LED is used for the light emitting portion and a phosphor is contained in the mold resin, the configuration shown in FIGS. 34 (c) and 34 (d) can be adopted. is there.
[0120]
In the case where an LED is used for the light emitting portion, a structure in which semiconductor layers including an active layer are stacked in a direction parallel to the base may be employed. The LED having such a configuration is hereinafter appropriately referred to as a side emission LED. When a side emission type LED is used, a configuration in which a part of the side surface of the light emitting unit is buried in the bottom of the base body, or a configuration in which all the side surfaces are buried so that only the upper surface is exposed can be employed. . When the configuration is such that only the upper surface is exposed as shown in FIGS. 35A and 35B, the light emitted from the light emitting unit is emitted only from the bottom surface of the hole. By doing so, the wall surface of the hole is used more effectively, and light is efficiently reflected. Therefore, the size of the light source device can be reduced, and the directivity of emitted light can be increased. Further, the pair of electrodes of the light emitting section may be embedded in the bottom of the hole. This eliminates the need for a step of bonding a connection member such as a wire to the upper part of the light emitting unit and electrically connecting the light emitting unit. Therefore, the manufacture of the light source device is facilitated. Further, in this configuration, since there is no connecting member such as a wire above the LED, light is not scattered by the connecting member. Therefore, with such a configuration, it is possible to further enhance the directivity of light emitted from the light emitting unit and efficiently emit the light to the outside of the light source device.
[0121]
Such a light source device can be manufactured by the same method as the light source device in FIG. For example, in order to mold a hole for installing the light emitting portion and a cup portion serving as a reflection guide portion, a mold having a shape in which the hole and the cup portion are integrated is used. By pressing this against the substrate, a hole and a cup portion are formed in the substrate. Then, a light source device having a configuration in which only the upper surface of the light emitting unit is exposed can be obtained by installing the light emitting unit in the hole in the same manner as in the light source device of FIG. 1, for example. In the light source device described above, when a monochromatic LED is used for the light emitting portion and a fluorescent material is contained in the mold resin, the configuration shown in FIGS. 35 (c) and (d) can be adopted. .
[0122]
When the side emission type LED chip is used, as shown in FIGS. 35 (a) and 35 (b), the light emitting portion has a flat plate shape. It corresponds to. In addition to using an LED other than the side emission type LED, by embedding the LED in the bottom of the substrate so that only the upper surface is exposed, a configuration corresponding to a case where the light emitting portion has a flat plate shape can be obtained. For example, an LED chip having a structure in which a semiconductor layer including an active layer is stacked in a direction perpendicular to the base, such as a so-called top-emitting LED chip, may be used.
[0123]
Next, a line light source device and a surface light source device using the above light source device will be described below.
FIGS. 37 and 38 show examples of the configuration of the surface light source device according to the present embodiment. FIG. 37 shows a
[0124]
In the surface light source devices of FIGS. 37 and 38, a linear light guide plate, a planar light guide plate, or the like can be used as the light guide plate. When a linear light guide plate is used, the light from the light source device can be efficiently emitted by providing, for example, a periodic uneven structure or a light scattering portion on its side surface, that is, a surface parallel to the light emission direction, as necessary. Can be well converted to a linear light source. For example, FIG. 36 shows an example in which the shape of a linear
[0125]
As the material of the light guide plate, various transparent resins or inorganic materials such as glass can be used. When a resin is used, for example, an acrylic resin, a polycarbonate resin, a polyolefin resin (eg, polypropylene, cycloolefin polymer), a fluoroolefin resin, an epoxy resin, a polystyrene resin, or the like can be used.
[0126]
Further, the surface light source device according to the present embodiment may have a configuration in which a large number of holes are provided on the surface of the base, and the light source device of the present invention is provided in each of the holes. These light source devices have high directivity of 30 ° for light emitted from the light source device. Therefore, the directivity and intensity of light emitted from the surface light source device can be increased, and power can be saved. Further, since the light source device is small, the surface light source device can be made thin.
[0127]
Hereinafter, the surface light source device according to the present embodiment will be described in more detail in eleventh to fourteenth embodiments.
[0128]
(Eleventh embodiment)
FIG. 31 shows a surface light source device according to the present embodiment. The surface light source device of FIG. 31A is a perspective view of a light source device having a configuration in which a plurality of the light source devices described in the first embodiment are provided on a substrate. FIG. 31B is a top view of FIG. In the surface light source device of FIG. 31, a plurality of holes are provided in a
[0129]
In the surface light source device of FIG. 31, the directivity of light emitted from the
[0130]
Note that the effects described in the present embodiment are not limited to the case where the light source device described in the first embodiment is used, and the case where the light source device described in the second to tenth embodiments is used. The same effect can be obtained.
[0131]
(Twelfth embodiment)
FIG. 37 shows a surface light source device according to the present embodiment. As shown in FIGS. 37A and 37C, the surface light source device includes a
[0132]
Light emitted from the
[0133]
As described above, the surface light source device of the present embodiment has high directivity, is thin, and consumes less power. Note that the effects described above are not limited to the case where the light source device according to the fifth embodiment is used, and can also be obtained when another type of light source device according to the present embodiment is used. .
[0134]
(Thirteenth embodiment)
The surface light source device according to the present embodiment uses the light source device described in the first embodiment in the surface light source device described in the twelfth embodiment. By using the light source device described in the first embodiment, a surface light source device that achieves higher directivity in the in-plane direction of the light guide plate can be obtained. That is, in the light source device of FIG. 37, the light source device described in the first embodiment is used as the
[0135]
The effects described above are not limited to the case where the light source device described in the first embodiment is used. For example, the light source device described in the second to fourth embodiments and other rotationally symmetric implementations according to the present invention can be used. In the case where the light source device of the embodiment is used, the same can be obtained.
[0136]
(14th embodiment)
FIG. 38 shows a surface light source device according to the present embodiment. The surface light source device of FIG. 38A includes the
[0137]
Light emitted from the
[0138]
The effects described above are not limited to the case where the light source device according to the fifth embodiment is used, and the effects of the light source device according to the sixth and eighth embodiments, and other embodiments according to the present invention. Similar effects can be obtained even when a light source device is used. Further, similarly to the thirteenth embodiment, in the present embodiment, when the light source device according to the first to fourth embodiments and the light source device according to another rotationally symmetric embodiment according to the present invention are used, the directivity is further increased. And a power-saving surface light source device can be obtained.
[0139]
Next, a liquid crystal display device using the above light source device will be described with reference to fifteenth to eighteenth embodiments.
[0140]
(Fifteenth embodiment)
FIG. 39 shows a liquid crystal display device according to this embodiment. The liquid crystal display device in FIG. 39 includes a surface
[0141]
Light emitted from the surface
[0142]
Note that the surface
[0143]
(Sixteenth embodiment)
FIG. 40 shows a liquid crystal display device according to this embodiment. The liquid crystal display device of FIG. 40 is the same as the liquid crystal display device according to the fifteenth embodiment except that an adhesive layer is provided between the light guide plate of the surface light source device and the reflective LCD. The liquid crystal display device of FIG. 40 includes a surface
[0144]
Light emitted from the surface
[0145]
Light incident on the planar
[0146]
Further, by bonding the planar
[0147]
(Seventeenth embodiment)
FIG. 41 shows a liquid crystal display device of this embodiment. The liquid crystal display device of FIG. 41 is different from the liquid crystal display device of the fifteenth embodiment in that the planar light guide plate used for the surface light source device of the thirteenth embodiment also functions as the upper substrate of the reflective LCD. It is a device of the configuration. The liquid crystal display device in FIG. 41 is provided with a surface
[0148]
In the liquid crystal display device of FIG. 41, the planar
[0149]
(Eighteenth Embodiment)
FIG. 42 shows a liquid crystal display device according to this embodiment. The liquid crystal display device of FIG. 42 is a transmission type liquid crystal display device using the surface light source device of the thirteenth embodiment. This transmission type liquid crystal display device includes a surface
[0150]
In the liquid crystal display device of FIG. 42, since the surface light source device described in the thirteenth embodiment is used, light with good directivity emitted from the surface
[0151]
The effects described above are not limited to the case where the surface light source device according to the thirteenth embodiment is used, and can be obtained also when the surface light source device according to the twelfth and fourteenth embodiments is used. Can be. Also in this embodiment, an adhesive layer can be provided as in the fifteenth and sixteenth embodiments. Further, as in the sixteenth embodiment, the planar light guide plate also serves as the lower substrate of the reflective LCD, so that a liquid crystal display device with a further reduced sense of depth can be obtained.
[0152]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the light emitting unit, the light collecting unit that collects the light emitted from the light emitting unit, the light collecting unit that is disposed between the light emitting unit and the light collecting unit, A light guide section having a shape that can be regarded as a planar light source when viewed from the light collecting section, and an opening diameter or opening width of the light guide section side of the reflection guide section. To w1, And then, w1Is the diameter or width w of the light emitting part0By setting it to 3.5 times or less, a light source device that is small and has high directivity is realized.
[0153]
Further, by using the light source device of the present invention, a thin and highly directional line light source device and a surface light source device are realized. In addition, by using the light source device of the present invention, a thin and power-saving surface light source device that supplies light to, for example, a projector or a liquid crystal display device is realized. Further, by using the light source device of the present invention, a thin, high-visibility, and power-saving liquid crystal display device is realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 4 is a top view for explaining an example of the configuration of the light source device according to the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing an example of a configuration of a reflection guide section of the light source device according to the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 13 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 14 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 15 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 16 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 17 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 18 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 19 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 20 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 21 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 22 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 23 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 24 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 25 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 26 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 27 is a view showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 28 is a diagram illustrating an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 29 is a diagram showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 30 is a view showing an effect of the light source device according to the present invention.
FIG. 31 is a diagram showing an example of a configuration of a surface light source device according to the present invention.
FIG. 32 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 33 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 34 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 35 is a diagram showing an example of a configuration of a light source device according to the present invention.
FIG. 36 is a diagram showing an example of the configuration of a line light source device according to the present invention.
FIG. 37 is a diagram showing an example of a configuration of a surface light source device according to the present invention.
FIG. 38 is a diagram showing an example of the configuration of the surface light source device according to the present invention.
FIG. 39 is a diagram showing an example of the configuration of a reflective liquid crystal display device according to the present invention.
FIG. 40 is a diagram showing an example of the configuration of a reflective liquid crystal display device according to the present invention.
FIG. 41 is a diagram showing an example of the configuration of a reflective liquid crystal display device according to the present invention.
FIG. 42 is a diagram showing an example of the configuration of a transmission type liquid crystal display device according to the present invention.
FIG. 43 is a view showing the structure of a conventional surface light source device.
FIG. 44 is a view showing the structure of a conventional surface light source device.
FIG. 45 is a diagram showing a configuration of a conventional bullet-type LED.
FIG. 46 is a diagram showing a configuration of a conventional surface mount LED.
FIG. 47 is a diagram showing a configuration of a conventional surface mount LED.
[Explanation of symbols]
101, 111, 1704 LED
102, 113, 2003, 2012, 2117, 2127} planar light guide plate
112, 2002, 2022 linear light guide plate
103, 2013 Light source installation part
104, 105, 114, 115, 2004, 2005, 2014, 2015 reflector
121, 131, 141, 1425 LED chips
122, 132, 1424} conductive Ag paste
123 mount lead
124, 1423 cup part
125, 135, 1427 Au wire
126, 136, 146, 1428 Mold resin
127, 1004, 1204, 1404, 1604, 1804, 2104, 2114, 2124 {reflection surface
133, 143, 1422, 1701 substrate
134, 1426 electrode
142 die bonding paste
144 wiring pattern
145 bonding wire
147 insulation material
148 platform
1001, 1101, 1201, 1401, 1601, 1801} Light emitting unit
1002, 1102, 1202, 1702 Light collecting part
1003, 1103, 1203, 1403, 1603, 1703, 1803—Reflection guide section
1402, 1802 Triangular prism
1421 lead frame
1602 lens
1805, 1806 prism surface
1807 end
2001, 2011, 2021 Light source device
2101, 2111, 2121, 2131 surface light source device
2102, 2112, 2122 Reflective LCD
2103, 2113, 2123, 2133 Optical film layer
2105, 2115, 2125, 2135 ° Observer
2116, 2126 adhesive layer
2132 transmissive LCD
Claims (26)
前記発光部から出射された光を集光する集光部と、
前記発光部と集光部との間に配置され、前記発光部から集光部に向かって広がった形状を有する反射ガイド部と、
を備え、
前記発光部と前記集光部とは近接して配置されており、
前記発光部は前記集光部からみて面状光源とみなせる大きさを持っており、
前記反射ガイド部の前記発光部側の開口径または開口幅をw1、前記発光部の径または幅をw0としたときに、w1がw0の3.5倍以下であることを特徴とする光源装置。A light emitting unit,
A light-collecting unit that collects light emitted from the light-emitting unit,
A reflection guide portion disposed between the light emitting portion and the light collecting portion and having a shape expanding from the light emitting portion toward the light collecting portion;
With
The light emitting unit and the light collecting unit are arranged in close proximity,
The light emitting unit has a size that can be regarded as a planar light source when viewed from the light collecting unit,
Wherein the opening diameter or opening width of the light emitting portion side of the reflecting guide portion w 1, the diameter or width of the light emitting portion when the w 0, w 1 is less than 3.5 times the w 0 Light source device.
前記孔の底面に設置された発光部と、
前記孔の側面に形成された反射部を含み、前記発光部が発した光を反射して所定の方向に導く反射ガイド部と、
前記反射ガイド部に近接して設けられ、前記反射ガイド部を通過した光を集光する集光部と、
を備え、
前記反射ガイド部は、前記発光部および前記集光部の間に設けられ、前記発光部から前記集光部に向かって拡大した形状を有し、
前記発光部は前記集光部からみて面状光源とみなせる大きさを持っており、
前記反射ガイド部の前記発光部側の開口径または開口幅をw1、前記発光部の径または幅をw0としたときに、w1がw0の3.5倍以下であることを特徴とする光源装置。A base provided with holes,
A light emitting unit installed on the bottom surface of the hole,
Including a reflection portion formed on the side surface of the hole, a reflection guide portion that reflects light emitted by the light emitting portion and guides the light in a predetermined direction,
A light-collecting unit that is provided close to the reflection guide unit and collects light that has passed through the reflection guide unit;
With
The reflection guide section is provided between the light emitting section and the light collecting section, and has a shape enlarged from the light emitting section toward the light collecting section,
The light emitting unit has a size that can be regarded as a planar light source when viewed from the light collecting unit,
Wherein the opening diameter or opening width of the light emitting portion side of the reflecting guide portion w 1, the diameter or width of the light emitting portion when the w 0, w 1 is less than 3.5 times the w 0 Light source device.
0≦L1−h0≦w3
を満たすことを特徴とする光源装置。4. The light source device according to claim 2, wherein a depth of the hole is L 1 , a height of the light emitting unit is h 0 , and a diameter or a width of the hole in a plane including an upper surface of the light emitting unit is w 3. , And when
0 ≦ L 1 −h 0 ≦ w 3
A light source device characterized by satisfying the following.
w2≦10×w0
であることを特徴とする光源装置。5. The light source device according to claim 1, wherein a diameter or width of the light emitting unit is w 0 , and a diameter or width of the light collecting unit is w 2 .
w 2 ≦ 10 × w 0
A light source device, characterized in that:
下記式(1)で示される30°指向性yが、y≧0.5を満たす
ことを特徴とする光源装置。
y=(光軸に対して30°以内の出射光強度の積分値)/(全出射光強度の積分値) (1)The light source device according to any one of claims 1 to 5,
A light source device characterized in that 30 ° directivity y represented by the following equation (1) satisfies y ≧ 0.5.
y = (integral value of output light intensity within 30 ° with respect to the optical axis) / (integral value of total output light intensity) (1)
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Legal Events
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