JP2004132521A - Dynamic pressure bearing device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体動圧軸受を保持する袋状の中空部材からなる軸受ホルダー内に潤滑流体を注入して流体動圧軸受の軸受面まで潤滑流体を満たすように構成した動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種回転駆動装置に用いられているモータなどにおいて、潤滑流体の動圧を利用した動圧軸受装置が採用されつつある。例えば図7に示されているCD−ROM駆動用のスピンドルモータにおいては、固定フレーム1に貫通形成された取付孔1aに、軸方向の一端側が開口し他端側が閉塞された略円筒状の袋状中空部材からなる軸受ホルダー2が固定されているとともに、その軸受ホルダー2の中空内部に、流体動圧軸受としての軸受スリーブ3が軸方向に挿通された状態で保持されている。
【0003】
また、上記軸受スリーブ3の内周面には、動圧発生用の軸受面が形成されており、その動圧面に沿って回転軸4が回転自在に挿通されているとともに、上記軸受ホルダー2の袋状をなす中空内部には、オイル等の適宜の潤滑流体が注入されている。この軸受ホルダー2内の潤滑流体は、少なくとも上述した軸受スリーブ3の軸受面を満たす程度まで充填されている。一方、上記軸受スリーブ3の軸受面には、ヘリングボーン形状の溝などからなる動圧発生手段が形成されており、その動圧発生手段のポンピング作用によって上記潤滑流体に動圧を発生させ、それにより得られた動圧力によって上記回転軸4を非接触で支承する構成になされている。
【0004】
ところで、このような動圧軸受装置においては、動圧力により潤滑流体を適宜に循環移動させることによって良好な軸受特性や潤滑流体の長寿命化を図るようにした構造のものが従来から知られている。具体的には、上述した軸受スリーブ3の外周壁面に、流体循環案内溝5が軸方向に沿って延在するように凹設された構造になされていて、上記軸受スリーブ3の軸受内部側から排出された潤滑流体を、その流体循環案内溝5を通して軸方向に循環移動させ、それにより上記軸受スリーブ3の軸方向端面3aまで送り込んだ潤滑流体を、上記軸受スリーブ3の軸受内部側に再び流入させるようにしている。なお、上述した流体循環案内溝5を、軸受ホルダー2の内周壁面側に形成するようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような袋状の中空部材からなる軸受ホルダー2内に潤滑流体を蓄える構成になされた動圧軸受装置では、軸受ホルダー2内に潤滑流体を注入した後に回転軸4を軸受スリーブ3内に挿入することとなるが、その回転軸4の挿入時に、当該回転軸4の挿入前から軸受スリーブ3内に存在していた空気が、回転軸4の挿入によって同方向に押されていき、軸受スリーブ3の外方に押し出されてしまうことがある。その軸受スリーブ3から押し出された空気は、軸受ホルダー2に蓄えられていた潤滑流体内で気泡状となって、軸受ホルダー2の開口側に向かって潤滑流体を押し上げていき、軸受ホルダー2と軸受スリーブ3との隙間や、上述した流体循環案内溝5、あるいは軸受隙間などを通して、潤滑流体を外方に飛散させてしまうことがある。
【0006】
また、回転軸4を挿入した後においても、潤滑流体内に残留している空気が回転駆動によって発生する熱で膨張してしまい、その膨張した空気によって軸受ホルダー2内の潤滑流体を外方に飛散させてしまうこともある。そのようにして外部飛散した潤滑流体は、回転軸4等の回転側部材に一旦付着することとなるが、回転時の遠心力によって更に半径方向外方に飛ばされていき、その結果、モータの駆動系や回転側部材を汚染して致命的な問題を生じさせる場合もある。
【0007】
また、一旦、軸受ホルダー2の外方側に飛散した潤滑流体は、軸受スリーブ3の軸受部内に再び戻ることはないことから、潤滑流体の量が早期に不足状態になりやすく、軸受寿命を短縮化させてしまうこともある。潤滑流体の外部飛散を防止するためには、潤滑流体の注入量を減少させる対策も考えられるが、その場合には、軸受寿命が元々短縮化されたものとなってしまう上に、十分な動圧力が得られなくなるおそれもある。
【0008】
なお、従来から、例えば特開2000−337383号公報に記載された動圧軸受装置のように、軸受部材の外端部分にシール板を張り出すように配置したものも提案されているが、それら従来のものでは、シール板が軸受部材の軸方向端面に接触するように配置されている。つまり、そのような構造のシール板を設けた場合には、潤滑流体の円滑な循環移動が妨げられしまうとともに、潤滑流体の循環移動の流れ内に多量の空気を巻き込んで気泡が発生しやすくなり、軸受特性の低下や潤滑流体の外部漏れ促進させてしまうなどの問題がある。さらに、装置全体の姿勢によっては、潤滑流体の外部漏れを生じることもある。
【0009】
そこで本発明は、簡易な構成によって、潤滑流体の循環移動を良好に行わせつつ潤滑流体の外部漏れを好適に防止することができるようにした動圧軸受装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1にかかる動圧軸受装置では、流体動圧軸受の外周壁面に、当該流体動圧軸受の外周壁面から軸方向端面に向かって潤滑流体を循環移動させる流体循環案内溝が形成された動圧軸受装置において、上記流体動圧軸受の軸方向端面に対して軸方向に適宜の距離を隔てて対面する流体循環案内部材が設けられ、その流体循環案内部材と前記流体動圧軸受の軸方向端面との間に、前記潤滑流体の循環移動を許容する流体循環空間が画成されている。
このような構成を有する請求項1にかかる動圧軸受装置によれば、回転軸の挿入等によって軸受ホルダーの開口側から潤滑流体が外部に飛散しようとしても、その潤滑流体は、流体動圧軸受に対面するように配置された流体循環案内部材に受けられることによって外部飛散が防止される。
一方、上記流体動圧軸受の流体循環案内溝から軸方向端面を通って循環移動しようとする潤滑流体は、その流体動圧軸受の軸方向端面と、流体循環案内部材との間の流体循環空間内を良好に流動することとなり、円滑な循環移動が確保されるようになっている。
【0011】
また、本発明の請求項2にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における流体循環案内部材の最内周部が、流体動圧軸受の外周壁面及び前記流体循環案内溝の溝底面より半径方向内側に配置されている。
このような構成を有する請求項2にかかる動圧軸受装置によれば、軸受ホルダーと流体動圧軸受との隙間の開口部を流体循環案内部材が完全に覆うこととなるため、そこから外部飛散しようとする潤滑流体が流体循環案内部材によって確実に受けられるようになっている。
【0012】
さらに、本発明の請求項3にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における流体循環案内部材の最外周部が、軸受ホルダーの開口部を画成している内周壁面に沿って挿通されることにより固定されている。
このような構成を有する請求項3にかかる動圧軸受装置によれば、流体循環案内部材に、軸受ホルダーの半径方向外方に張り出す部分が設けられていないこととなり、従って、その流体循環案内部材が軸受ホルダーの半径方向内方側にのみ配置されることによって、当該流体循環案内部材を伝わって外方に漏れ出すような潤滑流体の発生が良好に防止されるようになっている。
【0013】
さらにまた、本発明の請求項4にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における流体循環案内部材が固定された軸受ホルダーの開口部を画成している内周壁面が、流体動圧軸受を保持している内周壁面の内径よりも拡大された内径を有している。
このような構成を有する請求項4にかかる動圧軸受装置によれば、軸受ホルダーの開口部が拡大されている分だけ、流体循環空間の大きさも拡大されることとなり、小型化された装置であっても、十分な量の潤滑流体を循環させることが可能となる。
【0014】
また、本発明の請求項5にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における流体循環案内部材の最内周部が、回転軸又はその回転軸と一体回転する回転側部材に対して半径方向に対向するように配置され、それら流体循環案内部材の最内周部と回転側部材との間に形成された対向隙間が、潤滑流体に対して毛細管力を発生させない寸法に設定されている。
このような構成を有する請求項5にかかる動圧軸受装置によれば、流体動圧軸受の軸受部から外部飛散しようとする潤滑流体が、流体循環案内部材と回転側部材との隙間を通して外部漏れすることがなくなる。
【0015】
さらに、本発明の請求項6にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における流体循環空間が、流体動圧軸受の中空内部空間において回転軸の挿入部分が占めている容積の1/4より大きい容積を備えるように形成されている。
このような構成を有する請求項6にかかる動圧軸受装置によれば、回転軸を動圧軸受部内に挿入した際に外部漏れしようとする潤滑流体の全量が、流体循環空間内に確実に蓄えられることが実際に確認されており、潤滑流体の外部飛散が確実に防止されるようになっている。
【0016】
さらにまた、本発明の請求項7にかかる動圧軸受装置では、上記請求項1における流体循環案内部材が、回転軸及びその回転軸と一体回転する回転側部材を磁気作用によって軸方向に吸引する吸引マグネットにより兼用されている。
このような構成を有する請求項7にかかる動圧軸受装置によれば、部品点数の増大が防止され、低コスト化が図られるようになっている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明を適用したモータを備えたCD−ROM又はDVD用ドライブユニットの全体構造を説明すると、図1に示されたCD−ROMドライブユニット10のメカシャーシ11には、記録ディスク12を回転駆動するスピンドルモータ部13、及び上記記録ディスク12に対してレーザ光を照射して情報の書き込み又は読み出しを行う光ピックアップ装置14が装架されている。
【0018】
上記記録ディスク12は、前記スピンドルモータ部13の回転軸に取り付けられた回転ディスクテーブル(図2中の符号T参照)上に装着されている一方、前記光ピックアップ装置14は、前記メカシャーシ11に取り付けられた一対の平行ガイドシャフト15,15に対して往復移動可能に装架されており、図示を省略したレーザ光源から発せられる光束を、対物レンズ16を通して上記記録ディスク12に照射するとともに、その記録ディスク12からの反射光を検出する構成を有している。
【0019】
また、前記スピンドルモータ部13においては、図2に示されているように、本体フレーム131に対して、略垂直に立ち上がるように取り付けられた中空円筒状の軸受ホルダー132が取り付けられており、その軸受ホルダー132の図示上端側の開口部から、当該軸受ホルダー132の中空内部側に流体軸受部材としての軸受スリーブ133が圧入や焼き嵌め等の固定手段によって接合されている。この軸受スリーブ133は、加工を容易化するためにリン青銅などの銅系材料から形成されており、軸方向に貫通するようにして中心孔が形成されている。
【0020】
また、上記軸受ホルダー132の外周壁面には、ステータコア134の円環状基部が挿通されることにより固定されている。このステータコア134に設けられた複数の突極部には、駆動コイル135がそれぞれ巻回されており、上記各突極部の突出先端部分に周方向に張り出すように設けられたティース部が周方向に列状をなすように配列されている。
【0021】
一方、上述した軸受ホルダー132の図示下端側の開口部には、図示下方に向かって内径が拡大するように段差部132aが設けられており、その段差部132aに対して、円盤状の軸受支持板132bが密着するように取り付けられている。そして、その軸受支持板132bにより、上記軸受ホルダー132の図示下端側の開口部が気密状に閉塞されており、それによって上述した軸受ホルダー132の中空内部空間が袋状の空間をなすように形成されている。このような軸受ホルダー132の袋状の空間内には、潤滑性オイル等からなる潤滑流体が適宜の量だけ注入されている。
【0022】
さらに、上述した軸受スリーブ133の中心孔内には、ロータ組の一部を構成する回転軸136が回転自在に挿入されている。本実施形態における回転軸136は、ステンレス鋼から形成されており、その回転軸136の外周壁面、及び上記軸受スリーブ133の内周面には動圧軸受面が各々形成されている。これら回転軸136側の動圧軸受面と、軸受スリーブ133側の動圧軸受面とは、半径方向に微少隙間を介して対向するように配置されており、その微少隙間部分に一対のラジアル動圧軸受部RB,RBが構成されている。より詳細には、上記ラジアル動圧軸受部RBにおける軸受スリーブ133側の動圧軸受面と回転軸136側の動圧軸受面とは、数μmのラジアルギャップを介して対向配置されており、そのラジアルギャップからなる軸受空間内には、上述した軸受ホルダー132内に注入された潤滑流体が、動圧軸受面を完全に満たすように充填されている。
【0023】
さらにまた、上記軸受スリーブ133及び回転軸136の両動圧軸受面の少なくとも一方側には、図示を省略した例えばヘリングボーン形状のラジアル動圧発生用溝が、軸方向に2ブロックに分かれて凹設されており、上述した回転軸136の回転時に、当該ラジアル動圧発生用溝のポンピング作用によって潤滑流体が加圧されて動圧力を生じ、その潤滑流体の動圧力によって上記回転軸136、及びその回転軸136に固着された回転ディスクテーブルT(後述)が回転自在に支持される構成になされている。
【0024】
一方、上述した軸受スリーブ133の外周壁面には、軸方向に向かって延在する複数本の流体循環案内溝133aが凹設されている。この流体循環案内溝133aは、潤滑流体を循環移動させるためのものであって、上記軸受スリーブ133の軸受内部側から軸受外部側に排出された潤滑流体が、その流体循環案内溝133a内を通って軸方向に循環移動していき、さらに上記軸受スリーブ133の軸方向端面133b上を半径方向内側に向かって循環移動して、その軸方向端面133bから軸受内部側に再び流入するように構成されている。
【0025】
また、上述した軸受支持板132bの内部側(図示上部側)には、スラスト軸受板132cが装着されているとともに、そのスラスト軸受板132cの図示上面側には、上述した回転軸136の図示下端側部分に球体の一部をなすように形成されたピボット部136aが略点状に接触するように配置されており、それによってスラスト軸受部SBが形成されている。
【0026】
一方、前記回転軸136が軸受ホルダー132から図示上方側に突出している部分には、略中空円筒状に形成された略カップ状のロータケース137の中心ボス部137aが、上記回転軸136に対して圧入などにより固定されている。このロータケース137の外周部分に設けられた円環状周壁部137bの内周面側には、周方向に一定間隔でNS交互に着磁が施された円筒状のロータマグネット137cが固定されている。このロータマグネット137cの内周面は、上述したステータコア134の各突極部に対して、半径方向外方側から近接するように配置されている。
【0027】
また、上記軸受ホルダー132の外周側壁面における図示上端部分には、吸引マグネット138が外嵌されている。この吸引マグネット138は、上記ロータケース137の図示下面側の内側面に近接するように配置されており、当該吸引マグネット138の磁気的作用によって上記ロータケース137を軸方向に吸引して上述したロータ組の全体を軸方向に引き付け、ロータ組が軸方向に脱落しないようにしている。
【0028】
さらに、上記回転軸136の図示上方側の突出部分には、略円盤状の樹脂材(PC)から形成された回転ディスクテーブル(ターンテーブル)Tが取り付けられている。この回転ディスクテーブルTは、中央部に形成された回転軸圧入孔を前記回転軸136に圧入することによって固定されており、その固定部分から図示上方側に向かって凸状に形成された略円錐状の位置決め突起Taによって、上記ディスクテーブルT上に装着された記録ディスク(図1中の符号12参照)が、所定位置に位置決めされた状態で保持されるようになっている。また、上記位置決め突起Taの頂部には、チャッキングマグネット取り付け用のヨーク板Tbが配置されている。
【0029】
ここで、前述した軸受ホルダー132の図示上端側の開口部を画成している内周壁面132dは、上述した軸受スリーブ133が挿通されている部位の内周壁面132eよりも内径が拡大されており、その内径が拡大された開口部をなす内周壁面132dに対して、流体循環案内部材139の外周側基板139aが、圧入等により挿通されて固定されている。
【0030】
すなわち、この流体循環案内部材139は、横断面略L字状をなすリング状部材から形成されており、上記外周側基板139aから半径方向内方側に向かって庇状に突出する主仕切板139bを有している。この主仕切板139bは、前述した軸受スリーブ133における図示上端側の軸方向端面133bに対面するように配置されていて、上記軸受スリーブ133の軸方向端面133bから軸方向(図示上方向)に適宜の距離を隔てて配置されている。つまり、この流体循環案内部材139の主仕切板139bと、前記軸受スリーブ133の軸方向端面133bとの間には、潤滑流体の循環移動を許容するための流体循環空間FSが画成されている。
【0031】
本実施形態では、上述した流体循環案内部材139の主仕切板139bと、軸受スリーブ133の軸方向端面133bとの間の距離が0.5mm以上となるように設定されており、それらの間に画成された流体循環空間FSの全容積が、上述した軸受スリーブ133の中空内部空間において前記回転軸136の挿入部分が占めている容積に対して、1/4より大きい容積を備えるように形成されている。
【0032】
また、上記流体循環案内部材139における主仕切板139bの最内周端縁139cは、上記軸受スリーブ133の外周壁面、及び前述した流体循環案内溝133aの溝底面よりも、半径方向の中心側(内方側)に向かって、例えば1.5mm以上突出するように配置されていて、その流体循環案内部材139の最内周端縁139cが、前述したロータケース137の中心ボス部137aの外周壁面に対して、半径方向に対向するように配置されている。そして、これら流体循環案内部材139における主仕切板139bの最内周端縁139cと、上記ロータケース137の中心ボス部137aの外周壁面との間の対向隙間は、前述した潤滑流体に対して毛細管力による吸上力を発生させない程度の隙間寸法、例えば、0.5mm以上の隙間寸法となるように設定されている。
【0033】
このような構成を有する本実施形態によれば、軸受スリーブ133内に回転軸136を挿入することなどによって、軸受ホルダー132の開口側から潤滑流体が外部飛散しようとしても、その潤滑流体は、軸受スリーブ133の軸方向端面133bに対面するように配置された流体循環案内部材139に受けられることとなり、潤滑流体の外部飛散が防止される。具体的には、回転軸136を軸受スリーブ133内に挿入した際に、軸受スリーブ133の内外周壁面が潤滑流体で完全に満たされる最大量まで潤滑流体を補油することが可能となり、その場合において、動圧軸受装置がいかなる姿勢になっても潤滑流体の外部漏れは防止される。
【0034】
一方、軸受スリーブ133の軸方向端面133bを通って循環移動しようとする潤滑流体は、その軸受スリーブ133の軸方向端面133bと、流体循環案内部材139との間の流体循環空間FS内を良好に流動することとなり、円滑な循環移動が維持されるようになっている。
【0035】
また、本実施形態では、流体循環案内部材139の最内周端縁139cが、軸受スリーブ133の外周壁面及び流体循環案内溝133aの底面より半径方向内側に突出するように配置されていることから、軸受ホルダー132と軸受スリーブ133との隙間の開口部を流体循環案内部材139が完全に覆うこととなるため、そこから外部飛散しようとする潤滑流体が流体循環案内部材139によって確実に受けられるようになっている。
【0036】
さらに、本実施形態では、流体循環案内部材139が軸受ホルダー132の開口部の内周壁面に沿って挿通されるように取り付けられていることから、その流体循環案内部材139には、軸受ホルダー132の半径方向外方に張り出す部分が設けられていないこととなり、従って、軸受ホルダー132の半径方向内方側にのみ流体循環案内部材139が配置されることによって、当該流体循環案内部材139を伝わって外方に漏れ出すような潤滑流体の発生が良好に防止されるようになっている。
【0037】
さらにまた、本実施形態では、流体循環案内部材139が取り付けられた軸受ホルダー132の開口部の内周壁面132dは、軸受スリーブ133が挿通されている内周壁面132eよりも内径が拡大されていることから、軸受ホルダー132の開口部が拡大されている分だけ、流体循環空間FSの大きさも拡大されることとなり、小型化された装置であっても、十分な量の潤滑流体を循環させることを可能としている。
【0038】
また、本実施形態では、流体循環案内部材139の最内周端縁139cが、回転軸136と一体回転するロータケース137の中心ボス部137aの外周壁面と対向するように配置され、それら流体循環案内部材139の最内周端縁139cとロータケース137の中心ボス部137aとの間の対向隙間が、潤滑流体に対して毛細管力による吸上力を発生させない隙間寸法に設定されていることから、軸受スリーブ133の軸受部側から外部飛散しようとする潤滑流体が、流体循環案内部材139とロータケース137の中心ボス部137aとの隙間を通して外部漏れすることはなくなる。
【0039】
さらに、本実施形態では、流体循環空間FSの容積が、軸受スリーブ133の中空内部空間において回転軸136の挿入部分が占めている容積の1/4より大きい容積を備えるように形成されていることから、回転軸136を軸受スリーブ133内に挿入した際に外部漏れしようとする潤滑流体の全量が、流体循環空間SF内に確実に蓄えられることが実際に確認されており、潤滑流体の外部飛散が確実に防止されるようになっている。
【0040】
一方、上述した実施形態に対応する部材を同一の符号で表した図3にかかる実施形態では、上述した実施形態と同様な機能を有する吸引マグネット149によって、流体循環案内部材139の機能を兼用させている。この吸引マグネット149は、軸受ホルダー132の図示上端側に設けられた拡大開口部分の内周壁面に沿って挿通するように取り付けられており、当該吸引マグネット149と、上記軸受スリーブ133の図示上端側の軸方向端面133bとの間には、軸方向に適宜の距離だけ離すことによって潤滑流体の循環移動を許容する流体循環空間FSが画成されている。
【0041】
また、上記吸引マグネット149の最内周端縁149aは、上記軸受スリーブ133の外周壁面、及び流体循環案内溝133aの溝底面よりも半径方向中心側に突出するように配置されている。さらに、その吸引マグネット149の最内周端縁149aが、ロータケース137の中心ボス部137aの外周壁面に対して半径方向に対向するように配置されており、そのロータケース137の中心ボス部137aの外周壁面に対して、潤滑流体への毛細管力を発生させない程度の隙間を形成するように配置されている。
【0042】
このような第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態にかかる作用・効果に加えて、部品点数の低下が図られることとなり、低コスト化が実現されるようになっている。
【0043】
また、このような第2の実施形態において、上記吸引マグネット149の表面に、例えばエポキシ樹脂系などの潤滑流体を吸収しない塗料でコーティングを施しておけば、潤滑流体が吸引マグネット149内に染み込まなくすることが可能となるとともに、吸引マグネット149の割れを防止することが可能となり、例えば回転軸136を挿入する際に回転軸136が吸引マグネット149に接触した場合であっても、マグネットの破片が潤滑流体内に混入することを防止することができる。
【0044】
さらに、その吸引マグネット149に対する塗料のコーティング層の上から撥油材を塗布しておけば、潤滑流体が吸引マグネット149の表面を伝わって外部漏れすることが良好に防止される。
【0045】
また、図4に示されている実施形態のように、流体循環案内部材139(149)から軸受スリーブ133までの間において、軸受ホルダー132の内周壁面を半径方向外方に向かって拡大しておけば、潤滑流体を貯留可能な空間が拡大されることとなり、その分、流体循環案内部材139を、軸受スリーブ133の軸方向端面133b側に近づけることができ、動圧軸受装置の高さを低減することが可能となる。
【0046】
さらに、図5に示されている実施形態では、軸受ホルダー132の図示上端側に形成されている開口部分に、半径方向内方側に突出するフランジ部132fが設けられており、そのフランジ部132fによって前述した流体循環案内部材を兼用させている。このようにしても、部品点数の増加を防止することができるという効果が得られる。
【0047】
さらにまた、図6に示されている実施形態では、ロータケース137を含むロータ組の全体を軸方向に引き付ける吸引マグネット138が、ロータケース137の中心側部分に取り付けられているとともに、その吸引マグネット138と軸方向に対向するようにして磁性板138aが、軸受ホルダー132の図示上端面に取り付けられており、その磁性板138aによって前述した流体循環案内部材を兼用させている。このようにしても、部品点数の増加が防止されるという効果が得られる。
【0048】
以上、本発明者によってなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0049】
例えば、上述した各実施形態では、流体循環案内溝を軸受スリーブ(流体動圧軸受)側に設けているが、軸受ホルダー側に設けるようにした装置に対しても、本発明は同様に適用することができる。
【0050】
また、本発明は、上述した各実施形態のようなCD−ROMドライブユニット以外に用いられる各種回転駆動装置の動圧軸受装置に対しても同様に適用することができるものである。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明にかかる動圧軸受装置は、流体動圧軸受の軸方向端面に対して軸方向に適宜の距離を隔てて対面する流体循環案内部材を設け、回転軸の挿入等によって軸受ホルダーの開口側から外部に飛散しようとする潤滑流体を上記流体循環案内部材で受けることによって、潤滑流体の外部飛散を防止するとともに、流体循環案内部材と流体動圧軸受の軸方向端面との間に潤滑流体の循環移動を許容する流体循環空間を画成することにより、流体動圧軸受の外周壁面から軸方向端面に向かって潤滑流体を循環移動させて円滑な循環移動を確保させるようにしたものであるから、簡易な構成によって、潤滑流体の循環移動を良好に行わせつつ潤滑流体の外部漏れを好適に防止することができ、動圧軸受装置の信頼性を向上させることができる。
【0052】
また、本発明の請求項2にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における流体循環案内部材の最内周部を、流体動圧軸受の外周壁面及び前記流体循環案内溝の溝底面より半径方向内側に配置して、軸受ホルダーと流体動圧軸受との隙間の開口部を流体循環案内部材で完全に覆うこととし、そこから外部飛散しようとする潤滑流体を流体循環案内部材によって確実に受けるようにしたものであるから、上述した効果を確実に得ることができる。
【0053】
さらに、本発明の請求項3にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における流体循環案内部材の最外周部を、軸受ホルダーの開口部を画成している内周壁面に沿って挿通することにより固定し、軸受ホルダーの半径方向外方に張り出す部分を流体循環案内部材に設けないようにしたことによって、流体循環案内部材を伝わって漏れ出す潤滑流体の発生を防止したものであるから、上述した効果を更に高めることができる。
【0054】
さらにまた、本発明の請求項4にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における流体循環案内部材を固定した軸受ホルダーの開口部を画成している内周壁面を、流体動圧軸受を保持している内周壁面の内径よりも拡大した内径として、軸受ホルダーの開口部を拡大した分だけ流体循環空間の大きさを拡大し、小型化した装置であっても十分な量の潤滑流体を循環させることを可能としたものであるから、動圧軸受装置の小型化を図りつつ、上述した効果を確実に得ることができる。
【0055】
また、本発明の請求項5にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における流体循環案内部材の最内周部を、回転軸又はその回転軸と一体回転する回転側部材に対して半径方向に対向するように配置し、それら流体循環案内部材の最内周部と回転側部材との間に形成した対向隙間を毛細管力を発生させない寸法に設定したことによって、流体動圧軸受の軸受部から外部飛散しようとする潤滑流体の外部漏れを防止するようにしたものであるから、上述した効果を一層確実に得ることができる。
【0056】
さらに、本発明の請求項6にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における流体循環空間を、流体動圧軸受の中空内部空間において回転軸の挿入部分が占めている容積の1/4より大きい容積を備えるように形成して、回転軸を動圧軸受部内に挿入した際に外部漏れしようとする潤滑流体の全量を流体循環空間内に確実に蓄えることを確実化し、潤滑流体の外部飛散を確実に防止するようにしたものであるから、上述した効果を更に確実に得ることができる。
【0057】
さらにまた、本発明の請求項7にかかる動圧軸受装置は、上記請求項1における流体循環案内部材を、回転軸及びその回転軸と一体回転する回転側部材を磁気作用によって軸方向に吸引する吸引マグネットにより兼用して、部品点数の増大を防止し低コスト化を図るようにしたものであるから、上述した効果を安価な装置で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した装置の一例としてのCD−ROM又はDVDドライブユニットを表した外観斜視説明図である。
【図2】図1に示されたCD−ROM又はDVDドライブユニットに採用されている動圧軸受装置を備えたモータの一実施形態を表した縦断面説明図である。
【図3】本発明の他の実施形態にかかる動圧軸受装置を備えたモータの構造を表した縦断面説明図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態にかかる動圧軸受装置の概略構造を表した模式的縦断面説明図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態にかかる動圧軸受装置の概略構造を表した模式的縦断面説明図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態にかかる動圧軸受装置の概略構造を表した模式的縦断面説明図である。
【図7】従来構造の動圧軸受装置を備えたモータの一例構造を表した縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 CD−ROMドライブユニット
13 記録ディスク
13 スピンドルモータ部
T 回転ディスクテーブル
131 本体フレーム
132 軸受ホルダー
132b 軸受支持板
132d,132e 内周壁面
RB ラジアル動圧軸受部
SB スラスト軸受部
133 軸受スリーブ(流体軸受部材)
133a 流体循環案内溝
133b 軸方向端面
134 ステータコア
135 駆動コイル
136 回転軸
137 ロータケース
137a 中心ボス部
137b 円環状周壁部
137c ロータマグネット
138,149 吸引マグネット
139 流体循環案内部材
139a 外周側基板
139b 主仕切板
FS 流体循環空間[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a dynamic pressure bearing device configured to inject a lubricating fluid into a bearing holder formed of a bag-shaped hollow member holding a fluid dynamic pressure bearing and to fill the lubricating fluid up to the bearing surface of the fluid dynamic pressure bearing.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, a dynamic pressure bearing device using the dynamic pressure of a lubricating fluid has been employed in motors and the like used in various rotary drive devices. For example, in a spindle motor for driving a CD-ROM shown in FIG. 7, a substantially cylindrical bag whose one end in the axial direction is open and the other end is closed is provided in a
[0003]
A bearing surface for generating dynamic pressure is formed on the inner peripheral surface of the bearing sleeve 3, and the rotating shaft 4 is rotatably inserted along the dynamic pressure surface. An appropriate lubricating fluid such as oil is injected into the hollow inside of the bag. The lubricating fluid in the bearing holder 2 is filled at least to such an extent that the bearing surface of the bearing sleeve 3 is filled. On the other hand, a dynamic pressure generating means including a herringbone-shaped groove is formed on the bearing surface of the bearing sleeve 3, and a dynamic pressure is generated in the lubricating fluid by the pumping action of the dynamic pressure generating means. The rotary shaft 4 is supported in a non-contact manner by the dynamic pressure obtained by the above.
[0004]
By the way, in such a dynamic pressure bearing device, there is conventionally known a structure in which a lubricating fluid is appropriately circulated and moved by a dynamic pressure so as to achieve good bearing characteristics and a long life of the lubricating fluid. I have. Specifically, the fluid
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the dynamic pressure bearing device configured to store the lubricating fluid in the bearing holder 2 made of such a bag-shaped hollow member, the lubricating fluid is injected into the bearing holder 2 and then the rotating shaft 4 is moved into the bearing sleeve 3. When the rotary shaft 4 is inserted, the air existing in the bearing sleeve 3 before the rotary shaft 4 is inserted is pushed in the same direction by the insertion of the rotary shaft 4, It may be pushed out of the bearing sleeve 3. The air extruded from the bearing sleeve 3 becomes bubbles in the lubricating fluid stored in the bearing holder 2, and pushes up the lubricating fluid toward the opening side of the bearing holder 2. Lubricating fluid may be scattered outward through the gap with the sleeve 3, the above-described fluid
[0006]
Further, even after the rotary shaft 4 is inserted, the air remaining in the lubricating fluid expands due to the heat generated by the rotation drive, and the expanded air causes the lubricating fluid in the bearing holder 2 to move outward. It may be scattered. The lubricating fluid scattered outside in this manner once adheres to the rotating member such as the rotating shaft 4, but is further scattered radially outward by centrifugal force during rotation, and as a result, the motor In some cases, a fatal problem may occur by contaminating the drive system and the rotating side member.
[0007]
Further, since the lubricating fluid once scattered outside the bearing holder 2 does not return to the inside of the bearing portion of the bearing sleeve 3, the amount of the lubricating fluid tends to be insufficient at an early stage, and the bearing life is shortened. It can also be converted. In order to prevent the lubricating fluid from scattering to the outside, measures to reduce the amount of lubricating fluid injected are conceivable, but in this case, the bearing life is shortened originally and sufficient dynamic Pressure may not be obtained.
[0008]
Heretofore, for example, a device in which a seal plate is disposed so as to protrude at an outer end portion of a bearing member, such as a dynamic pressure bearing device described in JP-A-2000-337383, has been proposed. In the prior art, the seal plate is arranged so as to contact the axial end surface of the bearing member. In other words, when a seal plate having such a structure is provided, the smooth circulation movement of the lubricating fluid is hindered, and a large amount of air is entrained in the flow of the circulation movement of the lubricating fluid, so that bubbles are easily generated. However, there are problems such as deterioration of bearing characteristics and promotion of external leakage of lubricating fluid. Further, depending on the attitude of the entire apparatus, external leakage of the lubricating fluid may occur.
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a dynamic pressure bearing device capable of appropriately preventing the external leakage of a lubricating fluid while favorably circulating the lubricating fluid with a simple configuration.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the hydrodynamic bearing device according to claim 1 of the present invention, the lubricating fluid is circulated on the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing from the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing toward the axial end surface. In the hydrodynamic bearing device in which the fluid circulation guide groove to be formed is formed, a fluid circulation guide member facing the axial end surface of the fluid dynamic pressure bearing at an appropriate distance in the axial direction is provided, and the fluid circulation guide is provided. A fluid circulation space that allows the lubricating fluid to circulate is defined between the member and the axial end face of the fluid dynamic bearing.
According to the hydrodynamic bearing device having such a configuration, even if the lubricating fluid attempts to scatter outside from the opening side of the bearing holder due to insertion of the rotating shaft or the like, the lubricating fluid is applied to the hydrodynamic bearing. By being received by the fluid circulation guide member arranged so as to face the outside, external scattering is prevented.
On the other hand, the lubricating fluid circulating from the fluid circulation guide groove of the fluid dynamic pressure bearing through the axial end face flows into the fluid circulation space between the axial end face of the fluid dynamic pressure bearing and the fluid circulation guide member. It flows well inside, and smooth circulation is ensured.
[0011]
In the hydrodynamic bearing device according to a second aspect of the present invention, the innermost peripheral portion of the fluid circulation guide member in the first aspect has a radius greater than the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing and the groove bottom surface of the fluid circulation guide groove. It is arranged inside the direction.
According to the hydrodynamic bearing device according to claim 2 having such a configuration, since the fluid circulation guide member completely covers the opening of the gap between the bearing holder and the fluid dynamic pressure bearing, the external scatter from there. The lubricating fluid to be intended is reliably received by the fluid circulation guide member.
[0012]
Further, in the dynamic pressure bearing device according to claim 3 of the present invention, the outermost peripheral portion of the fluid circulation guide member according to claim 1 is inserted along the inner peripheral wall surface defining the opening of the bearing holder. It is fixed by that.
According to the hydrodynamic bearing device according to claim 3 having such a configuration, the fluid circulation guide member is not provided with a portion that protrudes outward in the radial direction of the bearing holder. By disposing the member only on the radially inner side of the bearing holder, the generation of the lubricating fluid that leaks outward through the fluid circulation guide member can be effectively prevented.
[0013]
Furthermore, in the hydrodynamic bearing device according to claim 4 of the present invention, the inner peripheral wall surface defining the opening of the bearing holder to which the fluid circulation guide member according to claim 1 is fixed is a fluid dynamic bearing. Has an inner diameter that is larger than the inner diameter of the inner peripheral wall surface that holds.
According to the dynamic pressure bearing device according to claim 4 having such a configuration, the size of the fluid circulation space is also increased by an amount corresponding to the enlargement of the opening of the bearing holder. Even so, a sufficient amount of lubricating fluid can be circulated.
[0014]
Further, in the dynamic bearing device according to
According to the hydrodynamic bearing device having such a configuration, the lubricating fluid that is scattered outside from the bearing portion of the fluid dynamic pressure bearing leaks through the gap between the fluid circulation guide member and the rotation side member. Will not be done.
[0015]
Further, in the fluid dynamic bearing device according to claim 6 of the present invention, the fluid circulation space in claim 1 is larger than 1/4 of the volume occupied by the insertion portion of the rotary shaft in the hollow internal space of the fluid dynamic pressure bearing. It is formed to have a large volume.
According to the dynamic pressure bearing device according to the sixth aspect having such a configuration, when the rotary shaft is inserted into the dynamic pressure bearing portion, the entire amount of the lubricating fluid that tends to leak to the outside is reliably stored in the fluid circulation space. It is actually confirmed that the lubricating fluid is scattered to the outside.
[0016]
Furthermore, in the dynamic pressure bearing device according to claim 7 of the present invention, the fluid circulation guide member according to claim 1 attracts the rotating shaft and the rotating member integrally rotating with the rotating shaft in the axial direction by magnetic action. It is also used by a suction magnet.
According to the hydrodynamic bearing device having such a configuration, an increase in the number of components is prevented, and cost reduction is achieved.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
First, the overall structure of a drive unit for a CD-ROM or DVD equipped with a motor to which the present invention is applied will be described. A
[0018]
The
[0019]
As shown in FIG. 2, a hollow
[0020]
The annular base of the
[0021]
On the other hand, a
[0022]
Further, a
[0023]
Further, on at least one side of both the dynamic pressure bearing surfaces of the
[0024]
On the other hand, a plurality of fluid
[0025]
A
[0026]
On the other hand, a
[0027]
An
[0028]
Further, a rotating disk table (turntable) T formed of a substantially disc-shaped resin material (PC) is attached to a protruding portion of the
[0029]
Here, the inner peripheral wall surface 132d that defines the opening at the upper end in the drawing of the
[0030]
That is, the fluid
[0031]
In the present embodiment, the distance between the
[0032]
In addition, the innermost
[0033]
According to the present embodiment having such a configuration, even if the lubricating fluid tries to scatter outside from the opening side of the
[0034]
On the other hand, the lubricating fluid that is going to circulate through the
[0035]
In the present embodiment, the innermost
[0036]
Further, in this embodiment, since the fluid
[0037]
Further, in the present embodiment, the inner peripheral wall surface 132d of the opening of the
[0038]
Further, in the present embodiment, the innermost
[0039]
Further, in this embodiment, the volume of the fluid circulation space FS is formed so as to have a volume larger than 1 / of the volume occupied by the insertion portion of the
[0040]
On the other hand, in the embodiment according to FIG. 3 in which members corresponding to the above-described embodiment are represented by the same reference numerals, the
[0041]
The innermost
[0042]
According to the second embodiment, in addition to the operation and effect according to the first embodiment, the number of components is reduced, and the cost is reduced. .
[0043]
In the second embodiment, if the surface of the
[0044]
Further, if an oil-repellent material is applied from above the coating layer of the paint to the
[0045]
Also, as in the embodiment shown in FIG. 4, the inner peripheral wall surface of the
[0046]
Further, in the embodiment shown in FIG. 5, a flange portion 132f projecting inward in the radial direction is provided at an opening formed at the upper end in the drawing of the
[0047]
Furthermore, in the embodiment shown in FIG. 6, a
[0048]
As mentioned above, although the embodiment of the invention made by the inventor has been specifically described, the present invention is not limited to the above embodiment, and it can be said that various modifications can be made without departing from the gist thereof. Not even.
[0049]
For example, in each of the embodiments described above, the fluid circulation guide groove is provided on the bearing sleeve (fluid dynamic pressure bearing) side, but the present invention is similarly applied to a device provided on the bearing holder side. be able to.
[0050]
Further, the present invention can be similarly applied to a dynamic pressure bearing device of various rotary drive devices used other than the CD-ROM drive unit as in the above-described embodiments.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, the hydrodynamic bearing device according to the first aspect of the present invention is provided with a fluid circulation guide member facing the axial end surface of the fluid dynamic bearing at an appropriate distance in the axial direction. By receiving the lubricating fluid, which tends to scatter outside from the opening side of the bearing holder by the insertion of the lubricating fluid, by the fluid circulation guide member, the lubrication fluid is prevented from being scattered outside, and the fluid circulation guide member and the shaft of the fluid dynamic pressure bearing are prevented. By defining a fluid circulation space that allows the lubricating fluid to circulate and move between the lubricating fluid and the axial end face, the lubricating fluid circulates from the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing toward the axial end face to achieve smooth circulation movement. Since the lubricating fluid is circulated and moved satisfactorily, it is possible to prevent external leakage of the lubricating fluid with a simple structure, thereby improving the reliability of the hydrodynamic bearing device. It can be.
[0052]
Further, in the hydrodynamic bearing device according to a second aspect of the present invention, the innermost peripheral portion of the fluid circulation guide member in the first aspect is radiused from the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing and the groove bottom surface of the fluid circulation guide groove. The fluid circulation guide member completely covers the opening of the gap between the bearing holder and the fluid dynamic pressure bearing, and the fluid circulation guide member surely receives the lubricating fluid to be scattered outside from there. With this configuration, the above-described effects can be reliably obtained.
[0053]
Further, in the dynamic pressure bearing device according to claim 3 of the present invention, the outermost peripheral portion of the fluid circulation guide member according to claim 1 is inserted along the inner peripheral wall surface that defines the opening of the bearing holder. This prevents the generation of the lubricating fluid that leaks through the fluid circulation guide member by not fixing the portion that protrudes radially outward of the bearing holder to the fluid circulation guide member. Thus, the above-described effects can be further enhanced.
[0054]
Still further, according to a fourth aspect of the present invention, there is provided a hydrodynamic bearing device, wherein the inner peripheral wall defining the opening of the bearing holder to which the fluid circulation guide member is fixed is provided with a fluid dynamic pressure bearing. As the inner diameter is larger than the inner diameter of the inner peripheral wall that is held, the size of the fluid circulation space is enlarged by the size of the opening of the bearing holder, and a sufficient amount of lubrication Therefore, it is possible to reliably obtain the above-described effects while reducing the size of the hydrodynamic bearing device.
[0055]
According to a fifth aspect of the present invention, in the fluid dynamic bearing device, the innermost peripheral portion of the fluid circulation guide member according to the first aspect is arranged in a radial direction with respect to the rotating shaft or a rotating member integrally rotating with the rotating shaft. And the opposed gap formed between the innermost peripheral portion of the fluid circulation guide member and the rotation side member is set to a dimension that does not generate capillary force, so that the bearing portion of the fluid dynamic pressure bearing is This prevents the lubricating fluid from splattering from the outside from leaking outside, so that the above-described effects can be more reliably obtained.
[0056]
Further, in the dynamic pressure bearing device according to claim 6 of the present invention, the fluid circulating space in claim 1 is set to be smaller than 1/4 of the volume occupied by the insertion portion of the rotating shaft in the hollow internal space of the fluid dynamic pressure bearing. Formed to have a large volume, ensure that the entire amount of lubricating fluid that leaks out when the rotating shaft is inserted into the dynamic pressure bearing part is reliably stored in the fluid circulation space, and the lubricating fluid scatters outside. Is surely prevented, so that the above-described effects can be more reliably obtained.
[0057]
According to a seventh aspect of the present invention, in the fluid dynamic bearing device, the fluid circulation guide member according to the first aspect is axially attracted to the rotating shaft and the rotating member integrally rotating with the rotating shaft by magnetic action. Since the suction magnet is also used to prevent an increase in the number of parts and reduce the cost, the above-described effects can be obtained with an inexpensive device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective explanatory view showing a CD-ROM or DVD drive unit as an example of a device to which the present invention is applied.
FIG. 2 is an explanatory longitudinal sectional view showing an embodiment of a motor including a dynamic pressure bearing device employed in the CD-ROM or DVD drive unit shown in FIG.
FIG. 3 is an explanatory longitudinal sectional view showing a structure of a motor including a hydrodynamic bearing device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic longitudinal sectional view showing a schematic structure of a dynamic pressure bearing device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic longitudinal sectional view illustrating a schematic structure of a dynamic pressure bearing device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a schematic longitudinal sectional view showing a schematic structure of a hydrodynamic bearing device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory longitudinal sectional view showing an example of a structure of a motor provided with a hydrodynamic bearing device having a conventional structure.
[Explanation of symbols]
10 CD-ROM drive unit
13 Recording disk
13 Spindle motor section
T rotating disk table
131 Body frame
132 Bearing holder
132b Bearing support plate
132d, 132e inner wall surface
RB Radial dynamic pressure bearing
SB thrust bearing
133 Bearing sleeve (fluid bearing member)
133a Fluid circulation guide groove
133b axial end face
134 Stator core
135 drive coil
136 rotation axis
137 Rotor case
137a Center boss
137b annular peripheral wall
137c rotor magnet
138,149 Suction magnet
139 Fluid circulation guide member
139a Outer side substrate
139b Main partition
FS fluid circulation space
Claims (7)
上記軸受ホルダーの中空内部に注入された潤滑流体が、少なくとも前記流体動圧軸受の軸受面を満たすように充填されているとともに、
上記流体動圧軸受の軸受面に設けられた動圧発生手段により前記潤滑流体に動圧を発生させることによって前記回転軸を非接触で支承するように構成されたものであって、
上記流体動圧軸受の外周壁面又は軸受ホルダーの内周壁面に、これら流体動圧軸受の外周壁面又は軸受ホルダーの内周壁面から流体動圧軸受の軸方向端面に向かって上記潤滑流体を循環移動させる流体循環案内溝が形成された動圧軸受装置において、
上記流体動圧軸受の軸方向端面に対して軸方向に適宜の距離を隔てて対面する流体循環案内部材が設けられ、
その流体循環案内部材と前記流体動圧軸受の軸方向端面との間に、前記潤滑流体の循環移動を許容する流体循環空間が画成されていることを特徴とする動圧軸受装置。A bearing holder made of a substantially cylindrical bag-shaped hollow member having one end opened in the axial direction and the other end closed, a fluid dynamic pressure bearing held inside the hollow of the bearing holder, and a fluid dynamic pressure bearing. A rotating shaft rotatably inserted along a bearing surface formed on the peripheral surface,
Lubricating fluid injected into the hollow interior of the bearing holder is filled so as to at least fill the bearing surface of the fluid dynamic bearing,
The fluid dynamic pressure bearing is configured to support the rotating shaft in a non-contact manner by generating dynamic pressure in the lubricating fluid by dynamic pressure generating means provided on a bearing surface of the bearing,
The lubricating fluid circulates from the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing or the inner peripheral wall surface of the bearing holder to the outer peripheral wall surface of the fluid dynamic pressure bearing or the inner peripheral wall surface of the bearing holder toward the axial end surface of the fluid dynamic pressure bearing. In the hydrodynamic bearing device in which the fluid circulation guide groove to be formed is formed,
A fluid circulation guide member facing the axial end surface of the fluid dynamic pressure bearing at an appropriate distance in the axial direction is provided,
A hydrodynamic bearing device, wherein a fluid circulating space that allows the lubricating fluid to circulate is defined between the fluid circulation guide member and an axial end face of the fluid dynamic pressure bearing.
それら流体循環案内部材の最内周部と回転側部材との間に形成された対向隙間が、前記潤滑流体に対して毛細管力を発生させない寸法に設定されていることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受装置。The innermost peripheral portion of the fluid circulation guide member is disposed so as to radially oppose the rotating shaft or a rotating member that rotates integrally with the rotating shaft,
The opposed gap formed between the innermost peripheral portion of the fluid circulation guide member and the rotation side member is set to a size that does not generate a capillary force with respect to the lubricating fluid. The dynamic pressure bearing device according to the above.
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012043575A1 (en) * | 2010-09-28 | 2012-04-05 | Ntn株式会社 | Fluid dynamic bearing device and assembly method thereof |
-
2002
- 2002-10-15 JP JP2002299904A patent/JP2004132521A/en active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |